目次 第 1 章個人所得税... 3 (1) 個人の所得課税 給与所得控除額の縮小 雑損控除の計算方法の見直し... 4 (2) 金融証券税制 NISA( 少額投資非課税制度 ) 口座変更 廃止の柔軟化 同族会社の社債に係るの利子分離課税の見直

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1 平成 26 年度 税制改正の概要 日時 : 平成 26 年 5 月 28 日 ( 水 )13:30~16:00 会場 : ウインクあいち愛知労働センター 13 階会議室 1303

2 目次 第 1 章個人所得税... 3 (1) 個人の所得課税 給与所得控除額の縮小 雑損控除の計算方法の見直し... 4 (2) 金融証券税制 NISA( 少額投資非課税制度 ) 口座変更 廃止の柔軟化 同族会社の社債に係るの利子分離課税の見直し... 6 (3) 土地住宅税制 中古住宅取得後に耐震改修工事をした場合の住宅ローン減税の適用 居住用財産の買換え等の場合の課税の特例の見直しと適用期限の延長 相続財産に係る譲渡所得の課税の特例の見直し... 9 第 2 章資産課税 (1) 相続税 贈与税 住宅取得等資金贈与特例の拡充 非嫡出子の最高裁判決に対する相続税の取扱い 農地等に係る相続税 贈与税の納税猶予制度の見直し (2) 車体課税 自動車重量税の見直し 自動車取得税の見直し 自動車税の見直し 軽自動車税の引き上げ 第 3 章法人課税 (1) 所得 雇用拡大税制の拡充 所得拡大促進税制の要件緩和と期限の延長 雇用者数の増加に伴う法人税の特別控除制度の期限の延長 (2) 交際費課税 接待飲食費の 50% 損金算入制度の創設 ( 全法人が対象 ) 中小法人の交際費課税の延長等 (3) 民間投資活性化税制 生産性向上設備投資促進税制の創設 研究開発税制の拡充 延長 耐震基準適合建物等の特別償却制度の創設 特定事業再編投資損失準備金制度の創設 企業のベンチャー投資促進税制の創設 / 37

3 (4) 中小企業課税 中小企業の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例の適用期限の延長 30 2 中小企業投資促進税制の拡充 延長 (5) その他 復興特別法人税の前倒し廃止 第 4 章消費課税 (1) 消費税 地方消費税の税率引上げ (2) 消費税の簡易課税制度の見直し 第 5 章国際課税 (1) 課税原則の見直し 外国法人等に対する課税の見直し 内国法人等に対する外国税額控除 (2) その他 ( 移転価格税制の見直し ) / 37

4 平成 26 年度税制改正の概要 平成 26 年度税制改正は 安倍内閣の 日本経済の再興 を目的とした 好循環実現のための税制改正 という大きなテーマを目標としたものです また 社会保障 税の一体改革の着実な実施 に向けた 消費税の引上げ による景気変動を抑えるべく 合理化 適正化 安定化に景気回復の実現を意識した 多岐多様にわたる税制改正となります 第 1 章個人所得税 概要 給与所得控除額が引き下げられます NISAの利便性 手続の簡素化が図られます 中古住宅の取得後に耐震改修を行ったものについて住宅ローン控除が行えるようになります (1) 個人の所得課税 1 給与所得控除額の縮小 改正の内容 給与所得控除額 の上限が平成 27 年分までは年収 1,500 万円超で 245 万円ですが これが平成 28 年分では年収 1,200 万円超で 230 万円 平成 29 年以降は年収 1,000 万円超で 220 万円に引き下げられます 通用年項目上限額が適用される給与収入給与所得控除の上限額 改正前 改正後 平成 27 年分までの平成 29 年分以後の平成 28 年分の所得税所得税所得税 1,500 万円 1,200 万円 1,000 万円 245 万円 230 万円 220 万円 適用時期 平成 28 年分以後の所得税について適用されます 3 / 37

5 2 雑損控除の計算方法の見直し 雑損控除とは雑損控除とは災害や盗難 横領によって住宅や家財などに損害を受けた場合に 所得税の負担を軽減することができる措置です 適用要件次のいずれかの者 (1) 納税者資産の所有者 (2) 納税者と生計を一にする配偶者やその他の親族で その年の総所得金額が 38 万円以下の者対象資産生活に通常必要な住宅 家具 衣類等の資産であること次のいずれかの場合 (1) 震災 風水害などの自然現象の異変による災害 (2) 火災 火薬類の爆発など人為による異常な災害損害の原因 (3) 害虫などの生物による異常な災害 (4) 盗難 (5) 横領 改正の内容 雑損控除の対象となる資産の損失金額について 新たにその資産の取得価額に基づく 価額を基礎として計算する方法が加えられます 改正前 改正後 損失金額の 算定方法 時価べ一ス 時価ベース取得価額ベース ( 取得価額 - 減価償却費累積額相当額 ) 選択 雑損控除額の計算方法 ( イ ) 損失金額 ( 注 1)- 総所得金額 10% どちらか多いほうの金額 ( ロ ) 災害関連支出金額 -5 万円 ( 注 1) 損失金額 = 損害金額 ( 注 2)+ 災害関連支出金額 - 保険金などで補填される金額 ( 注 2) 損害金額 = 損失発生直前の資産の時価 - 損失発生直後の資産の時価 適用時期 平成 26 年分の所得税から適用されます 4 / 37

6 (2) 金融証券税制 1 NISA( 少額投資非課税制度 ) 口座変更 廃止の柔軟化 改正の内容 1 同一の勘定設定期間内 において複数口座の開設が可能となります 2 同一の勘定設定期間内において廃止した口座を再開設することも可能となります 区分 改正前 改正後 口座開設金融機関の 1 年 ( 暦年 ) 単位で変更 ( 最長 4 年間 ) ができない変更の可否変更できる口座を廃止した場合の翌年から再開設ができない再開設の可否再開設できる 勘定設定期間とは 1 つのNISA 口座を開設 設定できる期間であり 以下の 3 期間となります (1) 平成 26 年 1 月 1 日 ~29 年 12 月 31 日 (2) 平成 30 年 1 月 1 日 ~33 年 12 月 31 日 (3) 平成 34 年 1 月 1 日 ~35 年 12 月 31 日 適用時期 ( 出典 : 財務省資料 ) 平成 27 年 1 月 1 日以後に変更届出書又は廃止届出書を提出する場合に適用されます 5 / 37

7 2 同族会社の社債に係る利子の分離課税の見直し 改正の内容同族会社が発行した社債の利子で その同族会社の役員が支払いを受けるものについては 平成 27 年 12 月 31 日以前に発行された社債の利子であっても 平成 28 年 1 月 1 日以後に支払いを受ける社債の利子については総合課税の対象となります 改正前 所得 年 ~ 平成 27 年 平成 27 年以前発行分 平成 28 年 ~ 平成 28 年以後発行分 利子所得 20.42% 源泉分離課税 20.42% 申告分離課税 ( 申告不要も可 ) 総合課税 ( 注 1) 譲渡所得 非課税 20.42% 申告分離課税 ( 特定公社債 ) 20.42% 申告分離課税 ( 一般公社債 ) 改正後 所得 年 ~ 平成 27 年 平成 28 年 ~ 利子所得 20.42% 源泉分離課税総合課税 ( 注 2) 譲渡所得 非課税 20.42% 申告分離課税 ( 一般公社債 ) ( 注 1) 公社債を発行した同族会社の役員等でない者が支払いを受けるものは 20.42% の源泉分離課税 ( 注 2) 同族会社が発行した社債であっても公募発行されているなど特定公社債に該当するものは 利子所得及び譲渡所得ともに 20.42% の申告分離課税 ( 損益通算の対象 ) となります 特定公社債国債 地方債 外国国債 外国地方債 公募公社債 上場公社債等 一般公社債特定公社債以外の公社債 証券投資信託以外の私募投資信託の受益権等 適用時期平成 28 年 1 月 1 日以後に支払を受ける利子から適用されます 6 / 37

8 (3) 土地住宅税制 1 中古住宅取得後に耐震改修工事をした場合の住宅ローン減税の適用 改正の内容居住者が耐震基準に適合しない既存住宅を取得した場合 一定の基準を満たす場合は耐震基準適合住宅とみなして住宅ローン控除の適用が受けられることになります 適用要件 当該既存住宅の取得日までに耐震改修工事の申請等をしていること その者の居住する日までに耐震改修を完了していること 取得の日 居住の用に 供する日 中古住宅 1 耐震改修工事の申請等 2 耐震改修工事の完了 1 耐震改修工事の申請等について以下のいずれかの申請を行うこととなります ⅰ. 建築物の耐震改修の計画の認定申請 ⅱ. 耐震基準適合証明の申請 ⅲ. 建設住宅性能評価の申請 ⅳ. 既存住宅売買瑕疵担保責任保険契約の申込み 2 耐震改修工事の完了後 次のいずれかの証明を受けることとなります ⅰ.1のⅰまたはⅱの申請を行った場合 : 耐震基準適合証明書 ( 建築士 指定確認検査機関 登録住宅性能評価機関又は住宅瑕疵担保責任保険法人が証明を行ったもの ) ⅱ.1のⅲの申請を行った場合 : 建設住宅性能評価書 ( 耐震等級が等級 1 から等級 3 であるものに限る ) ⅲ.1のⅳの申請を行った場合 : 既存住宅売買瑕疵担保責任に保険契約付保証明書 適用時期 平成 26 年 4 月 1 日以後に既存住宅を取得し 自己の居住の用に供する場合について適用 されます 7 / 37

9 2 居住用財産の買換え等の場合の課税の特例の見直しと適用期限の延長 改正の内容特定の居住用財産 1 の買換えおよび交換の場合の長期譲渡所得の課税の特例 2 について 次の改正が行われます 1 譲渡資産について 譲渡対価の上限が 1.5 億円から 1 億円に引き下げられます 2 適用期限が 2 年間延長され 平成 27 年 12 月 31 日までの譲渡が対象とされます 1 特定の居住用財産特定の居住用財産とは次の家屋または土地等で 居住の用に供されなくなった日から 3 年後の年末までに譲渡されたものをいいます 1 居住している家屋で国内にあるもの 2 1の家屋で居住の用に供されなくなったもの 3 1 及び2とその敷地 ( 借地権を含む ) 4 災害により滅失した1の敷地 2 買換え及び交換の場合の長期譲渡所得の課税の特例特定の居住用財産を譲渡した場合に 一定の要件を満たす場合には買換え等の特例により 譲渡益に係る課税を将来に繰り延べることができる制度です 8 / 37

10 3 相続財産に係る譲渡所得の課税の特例の見直し 改正の内容 1 相続財産である土地等を譲渡した場合の特例である 取得費加算 の金額の縮小が図られます 2 相続財産の譲渡に係る確定申告書の提出期限後に 当該相続財産の取得の基因となった相続に係る相続税額が確定した場合 ( 相続税の期限内申告に限る ) には 当該相続税の期限内申告書を提出した日の翌日から 2 カ月以内に限り 更正の請求により本特例の適用を受けることができることになります 改正前 譲渡した土地 A 改正後 譲渡した土地 A 各土地等に対応する相続税額 a b c 土地 A 土地 B 土地 C 譲渡所得金額 譲渡費用等 取得費加算額 a+b+c 取得費 譲渡収入額 譲渡した土地等に対応する相続税額 a b c 土地 A 土地 B 土地 C 譲渡所得金額譲渡費用等取得費加算額 a 取得費 譲渡収入額 適用期限 平成 27 年 1 月 1 日以後に開始する相続又は遺贈により取得した資産を譲渡する場合にお いて適用します 9 / 37

11 第 2 章資産課税 概要 < 相続 贈与 > 住宅取得等資金の贈与の特例の拡充が行われます 最高裁判所の判決を受け 非嫡出子の相続分について嫡出子と非嫡出子の相続分が同等となります 農地等の相続税 贈与税の納税猶予が見直されます < 車体課税 > エコカーや環境負担の少ない自動車に対する減税が行われ 一方で環境負担の大きい自動車に対する増税が行われます (1) 相続税 贈与税 1 住宅取得等資金の贈与特例の拡充 改正の内容直系尊属から住宅取得等の資金贈与を受けた場合の贈与税の非課税措置の適用対象となる既存住宅用家屋の範囲が拡充されます 耐震基準に適合しない住宅を取得した場合において 当該既存住宅の取得の日までに耐震改修工事を完了していること等の一定の要件を満たす既存住宅用家屋が加わります 適用要件 当該既存住宅の取得日までに耐震改修工事の申請等をしていること その者の居住する日までに耐震改修を完了していること 適用を受けるまでのスケジュール 住宅 2 既存住宅用 4 居住開始日家屋の取得 耐震改修工事の申請等 3 耐震改修工事の完了 10 / 37

12 1 2 の内容は以下の通りです 1 耐震改修工事の申請等について以下のいずれかの申請を行うこととなります ⅰ. 建築物の耐震改修の計画の認定申請 ⅱ. 耐震基準適合証明の申請 ⅲ. 建設住宅性能評価の申請 ⅳ. 既存住宅売買瑕疵担保責任保険契約の申込み 2 耐震改修工事の完了後 次のいずれかの証明を受けることとなります ⅰ.1のⅰまたはⅱの申請を行った場合 : 耐震基準適合証明書 ( 建築士 指定確認検査機関 登録住宅性能評価機関又は住宅瑕疵担保責任保険法人が証明を行ったもの ) ⅱ.1のⅲの申請を行った場合 : 建設住宅性能評価書 ( 耐震等級が等級 1 から等級 3 であるものに限る ) ⅲ.1のⅳの申請を行った場合 : 既存住宅売買瑕疵担保責任に保険契約付保証明書 2 非嫡出子の最高裁判決に対する相続税の取扱い 改正の内容平成 25 年 9 月 4 日の最高裁の違憲判決を受けて 非嫡出子の相続分を嫡出子の相続分の 2 分の 1 と定めた部分が民法から削除され 嫡出子と非嫡出子の相続分が同等とされます 相続開始日 取扱い 平成 13 年 6 月 30 日以前嫡出子の法定相続分は嫡出子の 1/2 平成 13 年 7 月 1 日から 平成 25 年 9 月 4 日まで 遺産分割完了 裁判終了の時期平成 25 年 9 月 4 日以前平成 25 年 9 月 5 日以後非嫡出子の法定相続分は 非嫡出子の法定相続分と嫡嫡出子の 1/2 出子の法定相続分は同等 平成 25 年 9 月 5 日以後 非嫡出子の法定相続分と嫡出子の法定相続分は同等 11 / 37

13 3 農地等に係る相続税 贈与税の納税猶予制度の見直し 改正の内容 平成 26 年 4 月 1 日から平成 33 年 3 月 31 日までの間に納税猶予を受けた農地を収用等 で譲渡した場合には 利子税の全額が免除されることとなります 利子税の免除 改正前 改正後 1/2 全額 (2) 車体課税 消費税率引き上げの影響による自動車需要の減少を緩和し さらに環境性能に優れた自動車の普及促進を図るため 排出ガス性能や燃費性能に優れた環境負荷の小さい自動車に対する減税が行われます 改正の内容従来は エコカーの自動車重量税は 新車登録時だけ自動車重量税が免除されましたが 改正後は最初の継続検査時も免除されます また 経年車 ( 新車新規登録から 13 年を経過したもの ) に対する自動車重量税については段階的に増税が行われます 1 自動車重量税の見直し (1) 自動車重量税の免除 改正前 改正後 新規検査 ( 購入時 ) 最初の継続検査 ( 購入後最初の車検 ) 新規検査 ( 購入時 ) 最初の継続検査 ( 購入後最初の車検 ) 免除 50% 軽減 免除 免除 (2) 経年車に対する課税の引上げ 1 現行の自動車重量税新車登録時か新車登録時から新車登録時から種類区分ら 13 年未満 13 年超 18 年未満 18 年超経過 0.5tごと乗用車 4,100 円 5,000 円 5,700 円 1 年あたり 12 / 37

14 バストラック (2.5t 超 ) トラック (2.5t 以下 ) 1tごと 1 年あたり 1tごと 1 年あたり 1tごと 1 年あたり 4,100 円 5,000 円 5,700 円 4,100 円 5,000 円 5,700 円 3,300 円 3,800 円 4,400 円 2 改正後の自動車重量税 ( 新車登録時から 13 年超 18 年未満が対象 ) 改正前 改正後 平成 26 年平成 26 年種類区分 4 月 1 日 ~ 平成 28 年 3 月 31 日平成 28 年 4 月 1 日以降まで 3 月 31 日 乗用車 0.5tごと 1 年あたり 5,000 円 5,400 円 5,700 円 バス 1tごと 1 年あたり 5,000 円 5,400 円 5,700 円 トラック 1tごと (2.5t 超 ) 1 年あたり 5,000 円 5,400 円 5,700 円 トラック 1tごと (2.5t 以下 ) 1 年あたり 3,800 円 3,900 円 4,100 円 適用時期 平成 26 年 4 月 1 日以後に新車に係る新規検査を受けた検査自動車について適用されます 13 / 37

15 2 自動車取得税の見直し 改正の内容 一定の燃費基準を満たした自動車に対する税率の引下げ及びエコカー減税の拡充が行わ れます (1) 自動車取得税の税率の引下げ種類 改正前 改正後 自家用の自動車 ( 軽自動車を除く ) 5% 3% 営業用の自動車 軽自動車 3% 2% (2) 自動車取得税の軽減割合の拡充種類 改正前 改正後 税率を 75% 軽減するもの ( 平成 27 年度燃費基準 +10% 達成 ) 75% 軽減 80% 軽減 税率を 50% 軽減するもの ( 平成 27 年度燃費基準達成 ) 50% 軽減 60% 軽減 適用時期 平成 26 年 4 月 1 日以後に取得される自動車等について適用されます 3 自動車税の見直し 改正の内容 排出ガス性能および機能性の優れた環境負担の小さい自動車は減税が行われ 環境負担 の大きい自動車は増税が行われます 14 / 37

16 (1) 自動車税の税率の軽減 改正前 電気自動車等 平成 27 年度燃費基準 +20% 達成おおむね 平成 27 年度燃費基準 50% 軽減 +20% 達成 平成 27 年度燃費基準 +10% 達成 平成 27 年度燃費基準おおむね達成 25% 軽減 この区分は軽減措置から外れる 改正後 電気自動車等 平成 27 年度燃費基準 +20% 達成 ( 平成 32 年度燃費基準達成 ) 平成 27 年度燃費基準 +20% 達成 ( 平成 32 年度燃費基準未達成 ) 平成 27 年度燃費基準 +10% 達成 平成 27 年度燃費基準達成 おおむね 75% 軽減おおむね 50% 軽減廃止 (2) 自動車税の税率の重課新車新規登録から種類 改正前 改正後 の経過年数おおむねバス トラックおおむねディーゼル自動車 11 年 10% 増以外 15% 増ガソリン自動車 おおむねバス トラックおおむね 13 年 LPG 自動車 10% 増以外 15% 増 バス トラックについては 現行の重課割合 ( おおむね 10% 増 ) のまま据え置き 適用税率 (1) については平成 26 年 4 月 1 日以後に新車新規登録される自動車について適用されます (2) については平成 26 年度分以後の自動車税から適用されます 15 / 37

17 4 軽自動車税の引き上げ 改正の内容 (1) 四輪以上及び三輪の軽自動車に係る税率を自家用車にあっては 1.5 倍に その他の車両については約 1.25 倍に引き上げます (2) 最初の新規検査から 13 年を経過した四輪以上及び三輪の軽自動車に係る税率を約 20% 重課します (3) 原動機付き自転車及び二輪車係る税率を約 1.5 倍に引き上げます (1) 新車に対する税率の引上げ種類 改正前 改正後 1 四輪以上 乗用自家用 7,200 円 10,800 円営業用 5,500 円 6,900 円貨物用自家用 4,000 円 5,000 円営業用 3,000 円 3,800 円 2 三輪 3,100 円 3,900 円 (2) 経年車に対する重課種類乗用 1 四輪以上貨物用 2 三輪 自家用営業用自家用営業用 改正後 12,900 円 8,200 円 6,000 円 4,500 円 4,600 円 (3) 原動機付自転車等に対する税率の引上げ種類 改正前 改正後 50cc 以下 1,000 円 2,000 円 1 原動機付自転車 50cc 超 90cc 以下 1,200 円 2,000 円 90cc 超 125cc 以下 1,600 円 2,400 円 ミニカー 2,500 円 3,700 円 2 二輪の軽自動車 (125cc 超 250cc 以下 ) 2,400 円 3,600 円 3 二輪の小型自動車 (250cc 超 ) 4,000 円 6,000 円 16 / 37

18 適用税率 (1) については平成 27 年 4 月 1 日以後に新機取得される新車から適用されます (2) については平成 28 年度分以後の軽自動車税について適用されます (3) については平成 27 年度分以後の軽自動車税について適用されます 17 / 37

19 第 3 章法人課税 概要 雇用 所得の拡大のため 所得拡大促進税制の要件が緩和され 雇用促進税制の適用期限が延長されます 消費の拡大を通じた経済の活性化を図る観点から 交際費課税の特例措置の拡充が行われます 企業の投資行動を加速させる観点から 生産性向上設備やベンチャー投資の促進 事業再編などの税制措置の創設 拡充が行われます (1) 所得 雇用拡大税制の拡充 1 所得拡大促進税制の要件緩和と期限の延長 改正の内容 1 所得拡大促進税制の 3 つの適用要件のうち 2 つの適用要件について変更となります 給与等支給増加割合要件の緩和 平均給与等支給額要件の改正 2 適用期限が平成 28 年 3 月 31 日から平成 30 年 3 月 31 日までに変更となります 18 / 37

20 改正概要 適用期間 :4 年間 ( 平成 30 年度 3 月 31 日まで ) 要件緩和は平成 25 年度当初にさかのぼって適用現行制度 要件 1 給与等支給額の総額 :24 年度から 5% 以上増加 要件 2 給与等支給額の総額 : 前の事業年度以上 < 給与等支給額 > 算定の基準となるのは 国内の雇用者への支払給与 役員給与は含まず パート アルバイトへの給与を含む 通常の賃金のほか 残業手当 賞与を含む 退職手当は含まない 給与等支給額 24 年度からの増加額 10% の税額控除 ( 法人税額の 10% ( 中小企業は 20%) を限度 ) 24 年度からの増加額 平均給与等支給額 平均給与等支給額 平均給与等支給額 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 要件 3 給与等支給額の平均 : 前の事業年度以上 具体的な見直し内容 見直し内容 総額 5% 増加要件を 以下のとおり改めるとともに 適用期限を 2 年間延長する ( 平成 29 年度末まで ) H25( 注 ) H26 H27 H28 改正前 5% 5% 5% - 改正後 2% 2% 3% 5% H29-5% 2 年間延長 見直し内容 高齢者の退職と若年者の採用による平均給与減少といった事情を考慮するため 給与等支給額 平均 の比較対象を 継続雇用者に対する給与等 に見直す (= 退職者 再雇用者 新卒採用者を除いて比較する ) また 前の事業年度以上 を前の事業年度を上回る に変更 ( 注 ) 上記の 2 つの要件緩和は 平成 25 年度当初にさかのぼって適用 ( 既に決算を終えている企業については 平成 26 年度に税額控除額を上乗せ ) ( 出典 : 経済産業省資料 ) 19 / 37

21 2 雇用者数の増加に伴う法人税の特別控除制度の期限の延長 改正の内容青色申告法人が平成 23 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度において 当期末の雇用者数が前期末の雇用者数と比べて 5 人以上かつ 10% 以上増加していることが証明されるなど 一定の要件を満たす場合に 増加雇用者数 1 人あたり 40 万円を限度として 法人税額を控除できることとなります 対象法人青色申告法人 1 前期及び当期に事業主の都合による離職者がいないこと 2 基準雇用者数が5 人以上 ( 中小企業者等は 2 人以上 ) であること基準雇用者数 = 当期末の雇用者数 - 前期末の雇用者数 適用要件 3 基準雇用者割合が 10% 以上であること基準雇用者割合 = 基準雇用者数 前期末の雇用者の数 ( 注 ) 基準雇用者数からは 当期末の高年齢雇用者を除きます 4 給与等支給額が比較給与等支給額以上であること給与等支給額 比較給与等支給額 給与等支給額 とは 当期の所得の金額の計算上 損金の額に算入される給与等 ( 雇用者に対して支給するものに限られます ) の支給額のことです 5 雇用保険法第 5 条第 1 項に規定する適用事業 ( 一定の事業を除きます ) を行 っていること 必要手続 1 事業年度開始後 2 カ月以内に 雇用促進計画をハローワークに提出 2 雇用促進計画書を法人税の確定申告書に添付 税額控除 限度額 税額控除限度額 = 基準雇用者の数 40 万円 当期の法人税額の 10%( 中小企業は 20%) 相当額を限度とします 適用時期 改正前 平成 26 年 3 月 31 日まで 改正後 平成 28 年 3 月 31 日まで 20 / 37

22 (2) 交際費課税 1 接待飲食費の 50% 損金算入制度の創設 ( 全法人が対象 ) 改正の内容 交際費等の額のうち 接待飲食費 の額の 50% に相当する金額は損金の額に算入するこ ととなります 接待飲食費の要件 (1) 交際費等のうち飲食その他これに類する行為のために要する費用 (2) 法人の役員 従業員 その親族の接待のためにするものを除く (3) 帳簿への記載事項 1 飲食のあった年月日 2 参加した得意先 仕入先等の氏名 名称 関係 3 飲食費の額 店名 所在地 4 飲食費であることを明らかにするための必要事項 接待飲食費 接待飲食費以外 支出交際費等 改正前 50% 全額損金不算入 改正後 損金算入 ( 接待飲食費 50%) 損金不算入 適用時期 平成 26 年 4 月 1 日以後に開始する適用年度について適用します 21 / 37

23 2 中小法人の交際費課税の延長等 改正の内容 1 現行の 800 万円の定額控除額までの損金算入を認める制度の適用期限が 2 年延長されます 2 接待飲食費の 50% 相当額の損金算入制度と定額控除限度額までの損金算入の選択適用ができることになります 中小法人 : 事業年度の終了の日における資本金の額又は出資金の額が 1 億円以下の法人を いう ( 接待飲食費の額の 50% 相当額の損金算入と定額控除限度額までの損金算入との比較 ) (1) 接待交際費の額が年 1,600 万円を超える場合 ( 損金算入額 : A > B ) 接待飲食費 接待飲食費以外 50% 支出交際費等 A 接待飲食費の額の 50% 相当額の損金算入 損金算入 ( 接待飲食費 50%) 損金不算入 B 定額控除限度額までの損金算入 損金算入 ( 年 800 万円 ) 損金不算入 ( 接待飲食費の額の 50% 相当額の損金算入と定額控除限度額までの損金算入との比較 ) (2) 接待交際費の額が年 1,600 万円以下の場合 ( 損金算入額 : A B ) 接待飲食費 接待飲食費以外 50% 支出交際費等 A 接待飲食費の額の 50% 相 当 額 の 損 金 算 入 損金算入 ( 接待飲食費 50%) 損金不算入 B 定額控除限度額までの損金算入 損金算入 ( 年 800 万円 ) 損金不算入 22 / 37

24 (3) 民間投資活性化税制 1 生産性向上設備投資促進税制の創設 改正の内容青色申告法人が平成 26 年 1 月 20 日から平成 29 年 3 月 31 日までの間に 生産等設備を構成する機械装置 工具 器具備品 建物 建物付属設備 構築物およびソフトウェアで一定の要件 規模を満たすものを取得し 国内にあるその法人の事業の用に供した場合には 特別償却または税額控除を選択して適用することができます 類型 対象設備 先端設備 機械装置 及び一定の 工具 器具備品 建物 建物付属設備 ソフトウェア のうち 下記要件をすべて満たすもの 生産ラインやオペレーションの改善に資する設備 機械装置 工具 器具備品 建物 建物付属設備 構築物 ソフトウェア のうち 下記要件をすべて満たすもの 1 最新モデル 1 投資計画における投資利益率が 要件 2 生産性向上 ( 年平均 1% 以上 ) 1 年平均 15% 以上 ( 中小企業は 5%) 2 3 最低取得価額以上 2 最低取得価額以上 確認者 工業会等 経済産業省 確認方法 申請者が作成する簡素な設備投資計画工業会等がメーカーから申請を受けを 税理士等がチェックし 経済産業大て確認臣が確認 税制措置 H26.1~H : 即時償却 (100% ただし 建物 構築物は 50%) 選択制税額控除 (5% ただし 建物 構築物は 3%) H28.4~H29.3: 特別償却 (50% ただし 建物 構築物は 25%) 選択制税額控除 (4% ただし 建物 構築物は 2%) 23 / 37

25 1 生産性 : 単位時間当たりの生産量 精度 エネルギー効率 等 メーカーの提案を基に各工業会がその設備の性能を評価する指標として妥当と認めるもの 営業利益 + 減価償却費 ( 注 1) の増加額( 注 2) 2 投資利益率 : 設備投資額 ( 注 3) ( 注 1) 会計上の減価償却費 ( 注 2) 設備の取得をする年度の翌年度以降 3 年度の平均額 ( 注 3) 設備の取得をする年度におけるその取得をする設備の取得額の合計額 3 平成 26 年 3 月 31 日決算企業の特例平成 26 年 1 月 20 日から平成 26 年 3 月 31 日までに取得した 1 月 ~3 月決算法人については 平成 27 年度決算で適用が行えます 減価償却資産の種類 取得価額要件 最新モデル要件 生産性向上要件 機械装置 一台の取得価額が 160 万円以上 10 年以内に販売されたもの 工具器具備品 一台の取得価額が 120 万円以上 4 年以内に販売されたもの 6 年以内に販売されたもの 生産性が年平均 1% 以上 建物 (LED 証明等 ) 建物付属設備 取得価額が 120 万円以上 14 年以内に販売されたもの ソフトウェア 取得価額が 70 万円以上 5 年以内に販売されたもの ( なし ) 適用時期 平成 26 年 1 月 20 日から平成 29 年 3 月 31 日までに 取得した生産等設備について適 用されます 24 / 37

26 2 研究開発税制の拡充 延長 制度の概要青色申告法人が試験研究を行った場合に適用できる制度で 総額型 ( 恒久的措置 ) 試験研究費の増加額に対する税額控除 増加型 平均売上金額の 10% を超える試験研究費に係る税額控除 高水準型 ( 両者とも時限的特例措置 ) の 3 種類があります 総額型 と 増加型 もしくは 高水準型 の 2 種類を併用することができます 改正の内容研究開発税制について 下記の改正があります 1 増加型又は高水準型について 制度の適用期限が3 年間延長されます 2 税額控除額が増加試験研究費の額 増加割合 ( 最大 30%) に拡充されます なお 税額控除限度超過額については 1 年間の繰越控除が可能です 選択 < 控除上限 > 法人税額の 10% 高水準型 増加型 現行制度 税額控除額 = 税額控除額 = 売上高の10% を超える試験研究費の額 控除率 ( ) 試験研究費の増加額 5% ( 試験研究費割合 -10%) 法人税額の20% 総額型 25 年度改正で 税額控除額 = 試験研究費の総額 8~10% 30% に拡充中小企業 特別試験研究費 ( 共同研究等 ) は 一律 12% (26 年度末まで ) [ 控除限度額を超過した場合 超過部分については 翌年度まで繰越可能 ] 本体 ( 恒久措置 ) 改正後の仕組み 30% 改正 控除率 5% 現行 5% 30% 研究開発費増加率 ( 出典 : 経済産業省資料 ) 25 / 37

27 3 耐震基準適合建物等の特別償却制度の創設 改正の内容耐震基準適合建物等の特別償却制度の創設は 防災 防火対策や耐震対策など国民の安心 安全のための設備投資を推進する必要性から創設されます 耐震改修促進法の耐震診 1 断結果の報告を行った事業者が 耐震改修を行った場合に 取得価額の 25% を特別償却できる制度です 対象法人青色申告法人 1 不特定多数が利用する大規模な建築物 ( 病院 旅館など ) 2 地方公共団体が耐震改修促進計画で指定した避難路に敷地が接する建築対象建築物物 2 3 都道府県が耐震改修促進計画で指定した防災拠点となる建築物 1 平成 27 年 3 月 31 日までに耐震改修促進法の規定による耐震診断結果の適用要件報告を行うこと 2 報告を行った日から 5 年以内に耐震改修の投資を行うこと償却限度額耐震基準適合建物等の取得価額 25% 1 耐震改修 : 地震に対する安全性の向上を目的とした増築 改築 修繕又は模様替えであって その耐震改修対象建築物に係る耐震基準に適合することとなるものとして次の者による証明がされたものいいます 1 地方公共団体の長 2 指定確認検査機関 3 建築士 2 耐震改修促進計画 : 各地方公共団体が地震による建築物の被害及びこれに起因する人命や財産の損失を未然に防ぐために 住宅 建築物の耐震化目標や目標を達成するための施策を定めたものをいいます 適用期限 平成 26 年 4 月 1 日以後に取得又は建設をする建築物について適用します 26 / 37

28 4 特定事業再編投資損失準備金制度の創設 改正の内容グローバル競争で勝ち抜く企業を創出し 新事業の拡大を後押しするため 事業の切り出し 統合を行う企業に対して 出融資額の 7 割を限度として損失準備金を積み立て 損金算入できる制度が創設されます 対象法人 青色申告法人 1 平成 26 年 1 月 20 日から平成 29 年 3 月 31 日までの間に産業競争力 強化法の特定事業再編計画 の認定を受けた者 適用要件 2 積立期間 内の日を含む事業年度において 特定事業再編に係る特 定会社の特定株式等を取得すること 3 特定株式等 をその取得事業年度終了の日まで引き続き所有し か つ その特定株式等の取得価額の 70% 以下の金額を特定事業再編投 資損失準備金として積み立てたとき 特定事業再編計画 : 事業の全部または一部の構造の変化を行うもの ( 吸収合併や新設分割など ) で 国内外における新たな需要を相当程度開拓するもの 積立期間 : 積立期間とは その法人がその特定事業再編計画について認定を受けた日から同日以後 10 年を経過する日までの期間をいいます 特定株式等 : 特定株式等とは 特定会社の設立若しくは資本金の額等の増加に伴う金銭払込み 合併等に伴い取得する株式 出資又は特定会社に対する貸付金に係る債権をいいます 27 / 37

29 統合会社の解散等の場合 2 出資会社 益金算入 損金算入 当初出資 融資 増資 一括取り崩し 積立期間 (10 年 ) 33 期連続利益 積立期間 (10 年 ) 内に 統合会社に 3 期連続で営業利益が出た場合 積立期間 (10 年 ) 終了事業年度の翌事業年度から 5 年間均等取崩し 4 益金参入 5 年間で均等に取崩し 1 出資額 ( 限度 7 割 ) を準備金として積立 ( 経済産業省税制改正資料参照 ) 適用時期 平成 26 年 4 月 1 日以後に終了する事業年度分の法人税について適用されます 5 企業のベンチャー投資促進税制の創設 改正の内容事業拡張期にあるベンチャー企業への投資を活性化するため ベンチャーファンドに対して出資する企業が 出資額の 8 割を限度として損失準備金を積み立てた場合 その準備金相当額を損金算入できる制度が創設されます 28 / 37

30 対象法人 適用要件 青色申告法人 1 平成 26 年 1 月から平成 29 年 3 月 31 日までの間に経済産業大臣に認定されたベンチャーファンドを通じて新事業開拓事業者 の株式等を取得 2 取得した株式の価格低落による損失に備えるため 帳簿価額の合計額の 80% 以下の金額を新事業開拓事業者投資損失準備金として積み立てる 新事業開拓事業者 : 新商品の開発または生産等のように 新たな事業活動を行うことにより 新たな事業の開拓を行う事業者であって その事業の将来における成長発展を図るために外部からの投資を受けることが特に必要なものをいいます 新事業開拓事業者投資損失準備金制度の概要 1 ベンチャーファンドに対して出資する企業が 出資額の 8 割相当額を損失準備金として積み立て その積立額を損金に算入 2 各期ごとに新たに投資又は売却した分を調整し 損金又は益金に算入 ( 洗替え ) 益 金 ベンチャー企業への出資金額の一定割合 (80%) を準備金として積み立て 損金算入 損 金 ベンチャー企業の株式売却による資金回収に併せて準備金を取り崩し 益金算入 ファンドの存続期間 (10 年 ) 適用時期 平成 26 年 4 月 1 日以後に終了する事業年度について適用されます 29 / 37

31 (4) 中小企業課税 1 中小企業の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例の適用期限の延長 改正の内容 中小企業におけるパソコン 経理事務ソフトウェアなど少額減価償却資産の投資の促進 を図るため 平成 25 年度末とされていた適用期限を 2 年間に延長します ( 出典 : 経済産業省資料 ) 2 中小企業投資促進税制の拡充 延長 現行制度の概要 中小企業者等 ( 資本金 1 億円以下の法人 ) が特定機械装置等 1 の取得等をした場合に 取得価額の 30% の特別償却又は 7% の税額控除 2 ができる制度です 1 特定機械装置等 対象設備 1 機械 装置すべて (1 台 160 万円以上 ) 2 器具 備品電子計算機 ( 複数台計 120 万円以上 ) デジタル複合機 (1 台 120 万円以上 ) 試験又は測定機器 ( 複数台計 120 万円以上 ) 3 工具測定工具及び検査工具 ( 複数台 120 万円以上 ) 4 ソフトウェア 5 貨物自動車 6 内航船舶 複数基計 70 万円以上 車両総重量 3.5t 以上 内航海運業の用に供される船舶 2 税額控除については資本金 3,000 万円以下の法人のみ適用ができる 30 / 37

32 改正の内容中小企業の投資の活性化を図る観点から現行制度の適用期限が 3 年間延長されます また 特定機械装置等のうち生産性向上につながる設備等の取得又は製作をした場合には 即時償却又は 7% 税額控除 ( 資本金 3,000 万円以下の法人は 10% 税額控除 ) ができます 上記の特定機械装置等のうち 1~4 の特定機械装置等が 生産性向上設備投資促進税制の 対象設備である場合に以下の特別償却又は税額控除ができます ( 第 3 章 (2)1 参照 ) 資本金 改正前 改正後 3000 万円超 1 億円以下 3000 万円以下 30% 特別償却 ( 税額控除なし ) 30% 特別償却又は 7% 税額控除 即時償却又は 7% 税額控除即時償却又は 10% 税額控除 (5) その他 1 復興特別法人税の前倒し廃止 改正の内容 足元の経済成長を賃金上昇につなげるために 復興特別法人税を 1 年前倒しで廃止する ことになります 対象税率 改正前 改正後 法人税率 28.05% 25.5% 中小企業の軽減税率 16.5% 15% 適用時期 平成 26 年 4 月 1 日以後開始する事業年度において廃止されます 31 / 37

33 第 4 章消費課税 (1) 消費税 地方消費税の税率引上げ 改正の内容平成 24 年度の税制改正で改正されたものですが 消費税 地方消費税が 平成 26 年 4 月 1 日から 8% に引き上げられました 今後 平成 27 年 10 月 1 日から 10% に引き上げられることが予定されています 適用期間区分 ~ 平成 26 年 3 月 31 日 平成 26 年 4 月 1 日 ~ 平成 27 年 10 月 1 日 ~ 消費税率 4% 6.3% 7.8% 地方消費税率 1% 1.7% 2.2% 合計 5% 8% 10% 平成 27 年 10 月 1 日からの消費税及び地方消費税の税率の引き上げについては 経済財 政等の急変にも柔軟に対応する観点から 税率引上げ前の経済財政状況等を総合的に勘案し て 税率の引き上げ停止等の措置が講じられることとされています (2) 消費税の簡易課税制度の見直し 制度の概要基準期間の課税売上高が 5,000 万円以下である中小企業の課税事業者が消費税の納付額を簡単に求めることができる計算方法です 簡易課税制度では実際の仕入税額を計算する必要はなく 課税売上に係る消費税額に事業区分ごとに定められた一定の みなし仕入れ率 を乗じて求めた仕入税額相当額を 課税売上に係る消費税額から 控除して求めることになっています 改正の内容 消費税の簡易課税制度の みなし仕入れ率 及び 事業区分 の見直しが行われました 32 / 37

34 改正前 改正後 事業区分 業種 みなしみなし事業区分業種仕入率仕入率 第一種事業 卸売業 90% 第一種事業 卸売業 90% 第二種事業 小売業 80% 第二種事業 小売業 80% 第三種事業 製造業等 70% 第三種事業 製造業等 70% その他の事業 60% 第四種事業その他の事業 60% 第四種事業金融業 保険業 60% サービス業 50% 第五種事業サービス業 50% 金融業 保険業 50% 第五種事業不動産業 50% 第六種事業不動産業 40% 33 / 37

35 第 5 章国際課税 概要 < 外国法人等 > 1 租税条約と国内法に二元化されていた国際課税原則が OECD モデル租税条約に沿った 帰属主義 へ見直され 国際的に調和のとれた税制に近づきます < 内国法人等 > 2 上記 外国法人等に対する 帰属主義 の見直しに伴い 国外に恒久的施設を有する内国法人等に対する外国税額控除の定義づけがなされます <その他 > 3 移転価格税制の取引の範囲に 役務提供取引等が加えられます (1) 課税原則の見直し 1 外国法人等に対する課税の見直し 外国法人等に対する課税原則について 総合主義 に基づく従来の国内法を 2010 年改定後のOECDモデル租税条約に沿った 帰属主義 に見直すことにより 国内にある恒久的施設 (PE ) に帰属する所得の位置づけなど所要の改正が行われました 改正の内容 外国法人等の支店(PE) が得る所得については PEが本店から分離 独立した企業であったとした場合に得られる所得とするとともに 本店とPEとの間の内部取引を認識します PEが第三国で得る所得について 日本と第三国の両方から課税されて二重課税が生じる場合 その二重課税を排除するために新たにPEのための外国税額控除制度が創設されます PE 恒久的施設 (Permanent Establishment) の略称で 支店や工場等の一定の場所をいいます 適用時期 平成 28 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度の法人税及び平成 29 年以後の所得税から適 用されます 34 / 37

36 総合主義 ( わが国国内法 ) ( すべての国内源泉所得を申告課税 ) 帰属主義 ( 諸外国の典型例 我が国の条約 ) ( 支店 PE) が得る所得を申告課税 ( 出典 : 財務省資料 ) PE 帰属所得の算定方法 1PE 帰属所得 内部取引 PE 帰属所得については AOA に基づき そのPEが本店等から分離 独立した企業であると擬制した場合に得られる所得とします PE 帰属所得の算定においては AOA に基づき そのPEが本店等との内部取引については移転価格税制と同様 独立企業間価格による取引が行われたものと擬制して 内部取引損益を認識します PEから本店に対する寄付金は損金不算入となります 本店からPEへの支店開設資金の供与やPEから本店への利益送金等については 資本等取引として認識します AOA(Authorised OECD Approach) とは OECD モデル租税条約新 7 条の考え方といい 具体的には PE の果たす機能及び事実関係に基づいて 外部取引 資産 リスク 資本を PE に帰属させ PE と本店等との内部取引を認識し その内部取引が独立企業間価格で行われたものとして PE 帰属所得を算定するアプローチのことをいいます 2PEの支払利子控除制限 PEに帰せられるべき資本 (PE 帰属資本 ) を算定し自己資本を超える場合 P Eにおける支払利子総額のうち その超える部分に対応する金額をPE 帰属所得の計算上 損金に算入することを制限します 3その他内部取引に関する文書の作成が必要となります 35 / 37

37 ( 出典 : 財務省資料 ) 2 内国法人等に対する外国税額控除 改正の内容外国法人等に対する課税原則が 総合主義 から 帰属主義 に則した国内法の規定に改められたことにより 外国法人についてPEが得る所得を算定するのと同様に 内国法人等の国外支店 (PE) が得る所得 ( 国外 PE 帰属所得 ) を国外源泉所得として認識し その国外源泉所得については外国税額控除の対象となります 適用時期平成 28 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度分の法人税から適用されます ( 出典 : 財務省資料 ) 36 / 37

38 (2) その他 ( 移転価格税制の見直し ) 国外関連者との役務取引 ( サービス ) においては 非関連者を介在させることで移転価格税制の適用を回避することが可能とされていました 改正の内容移転価格税制の対象となる国外関連者との取引の範囲に 保険や信用の保証といった役務提供取引等が追加されます 適用時期 平成 26 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度分の法人税について適用されます 現状 改正後 ( 出典 : 財務省資料 ) 37 / 37

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