Ⅰ 世界の農産物需給の将来予測 ( 食料需給見通し ) 1. 中長期的に見た食料需給見通し (215 年 3 月公表 ) ( 今後 1 年間 世界の食料需給は 穀物等の需要が供給を若干上回る状態が継続し 穀物等の価格は横ばいに近く緩やかな伸びで推移 ) 近年の国際的な食料需給の背景には 中国やイ 図

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1 第 Ⅴ 章世界の農産物需給の将来予測 -13-

2 Ⅰ 世界の農産物需給の将来予測 ( 食料需給見通し ) 1. 中長期的に見た食料需給見通し (215 年 3 月公表 ) ( 今後 1 年間 世界の食料需給は 穀物等の需要が供給を若干上回る状態が継続し 穀物等の価格は横ばいに近く緩やかな伸びで推移 ) 近年の国際的な食料需給の背景には 中国やイ 図 Ⅴ-1 世界の総人口と 1 人当たり実質 GDP ンド等の新興国 途上国の経済発展による食料需 1 人当たりGDP ( 右目盛り ) $9,945 ( ドル / 人 ) 要の増加と総人口の増加 世界的なバイオ燃料の 14 $7,74 (22 百ドル増 ) 1, $6,598 (11 百ドル増 ) 12 7,5 原料作物としての穀物 油糧種子需要による下支 1 ( 億人 ) 5, 人口 ( 左目盛り ) (9.2 億人増 ) 2,5 え 世界各地における天候不良の影響といった今 8 (9.5 億人増 ) 79.7 億人 7.5 億人 61. 億人 6 後とも継続する構造的な要因があるものと考えら -2, 途上国 -5, れる 2-7,5 こうした中 農林水産省農林水産政策研究所に 先進国 -1, よる 224 年における世界の食料需給の見通し (215 年 3 月公表 ) の予測結果では 今後もコメを除き 穀物等の需要が供給を若干上回る状態 年 年 224 年資料 : 世界銀行 World Development Indicators 214 国連 World Population Prospects:The 212 Revision から試算 : 注 : 図中の 年 年はそれぞれが継続し 26 年以前の水準には戻らないが 穀 3 か年平均の数値 ( 本節中 以下同じ ) 物等の価格は横ばいに近く緩やかな伸びで推移す ると見られる この予測は 212 年を基準年 ( 年の平 (%) 図 Ⅴ-2 主要国の経済成長率の見通し 均 ) として 224 年の食料需給を見通したもので 15. 中国 あり その前提となる総人口は アジア アフリ 1 カなどの新興国及び途上国を中心に増加し ブラジル インド 年には 79.7 億人に達し 1 人当たり実質 GDPも 米国 9,945ドルと28.5% 増加する見通しである また EU 日本 世界の経済成長はまばらであり 一部の先進国や -5. ロシア新興国が減速して緩慢だが 中期的には今後も緩 -1 やかに成長すると見込まれることから 引き続き 1999 年 23 年 27 年 211 年 215 年 219 年 223 年 新興国 途上国等の人口増加や経済発展が食料需 資料 :IMF World Economic Outlook 214 から試算 要に影響を与えていくことが伺える ( 図 Ⅴ-1 図 Ⅴ-2) -14-

3 予測結果では 今後 農産物需要の伸びは鈍化 しつつも 総人口の継続的な増加 所得水準の向上等に伴う新興国および途上国を中心とした食用 飼料用需要の増加に加え 緩やかな増加にとどまるバイオ燃料原料用需要の下支えもあり 世界の穀物の消費量は 27.4 億トンに達する見通しである 特に 肉類消費量の増加などから飼料用の穀物消費量は 23% と食用等に比べて高い伸び率を示している ( 図 Ⅴ-3 図 Ⅴ-4) この穀物需要の増加に対して 穀物生産は 収穫延べ面積の増加は多くないものの 主に単収の増加で生産量を増加させることが見込まれる 224 年におけるとうもろこしの地域別需給を見ると 基本的に生産量および消費量は すべての地域で増加する見通しで 特に アジアおよびアフリカにおける純輸入量の増加を 米国に牽引される北米およびブラジルに牽引される南米による純輸出量の増加がまかなう見通しとなる ( 図 Ⅴ-5) また 大豆の地域別需給を見ると 大豆の生産量の伸びはアジアと欧州で相対的に低く 中南米 北米の生産量の伸びが高くなる一方で 消費量はアジアを中心に増加する見通しとなる アジア ( 特に 中国 ) および欧州における純輸入量の増加を ブラジル アルゼンチンが牽引する中南米による純輸出量の増加でまかなう見通しとなり 世界の地域的な食料の偏在化の傾向は継続する見通しである ( 図 Ⅴ-6) 図 Ⅴ-3 穀物消費量と 1 人当たり年間肉類消費量 図 Ⅴ-5 とうもろこしの地域別貿易量 ( 純輸出入量 ) 図 Ⅴ-6 大豆の地域別貿易量 ( 純輸出入量 ) 4, ( 百万トン ) 3, 2, 1, 1 ) 人当たり年間肉類消費量 ( 右目盛り (kg/ 人 / 年 ) (4kg 増 ) (5kg 増 ) (4.3 億トン増 ) 27.4 億トン飼(4.8 億トン増 ) 料23.1 億トン用3 穀物消費量 ( 左目盛り ) (23% 増 ) 億トン 82 2 食用68 (18% 増 ) 等15 ハ イオエタノール (17% 増 ) 1,597 (18% 増 ) 1,364 原料用 1 1, (1% 増 ) 年 年 224 年 資料 : 農林水産政策研究所 224 年における世界の食料需給見通し を基に農林水産省で作成 ( 百万トン ) 3, 2, 1, 図 Ⅴ-4 穀物生産量 1,834 2,322 2, 年 年 224 年 資料 : 農林水産政策研究所 224 年における世界の食料 需給見通し ( 以下 世界の食料需給見通し と表記 ) ( 百万トン ) 北米中南米 年 年 年 27 1 ( 純輸入量 ) 5 ( 百万トン ) 北米中南米 ( 純輸入量 ) オセアニア ( 純輸出量 ) オセアニア 年 224 年 年 アジア中東欧州 アジア中東欧州 ( 純輸出量 ) アフリカ アフリカ 資料 : 以上すべて 農林水産政策研究所 世界の食料需給見通し -15-

4 図 Ⅴ-7 小麦の地域別貿易量 ( 純輸出入量 ) ( 百万トン ) 北米中南米 年 年 224 年 ( 純輸入量 ) オセアニアアジア ( 純輸出量 ) 中東 欧州 アフリカ 資料 : 以上すべて 農林水産政策研究所 世界の食料需給見通し 小麦の地域別需給をみると 消費量に比べて生産量の水準が相対的に低いアフリカ 中東などの途上国を中心に純輸入量が増加 欧州 ( ロシアを含む ) とともにオセアニアでも純輸出量が増加し 米国の純輸出量は若干減少する見通し ( 図 Ⅴ-7) さらに 米の地域別需給をみると 米の世界の生産量および消費量はアジアが9 割程度を占め アジア中心の品目であることが明白で 今後も需給は拡大するが それ以外の地域では 特にアフリカ 中東で消費量が増加する傾向を示す見通し アフリカ 中東で人口増により純輸入量が増加し アジアのインド ベトナム タイを中心に 純輸出量を増やし アジアからアフリカ 中東への貿易が拡大する見通し ( 図 Ⅴ-8) そして 肉類の地域別需給をみると 肉類の中でも 鶏肉の世界全体の生産量および消費量が牛肉を超え 豚肉はアジアを中心に生産量および消費量が増加し 牛肉の生産量および消費量の増加は相対的に低い見通し 中東 アフリカにおいても純輸入量が増加する見通しだが 特にアジアの純輸入量の伸びが大きい これらの純輸入量の増加を ブラジルを含む中南米および米国を含む北米を中心とする純輸出量の増加でまかなう見通し ( 図 Ⅴ-9) 図 Ⅴ-8 米の地域別貿易量 ( 純輸出入量 ) 図 Ⅴ-9 肉類の地域別貿易量 ( 純輸出入量 ) 3 2 ( 純輸入量 ) ( 百万トン ) 北米中南米オセアニア ( 純輸出量 ) 年 2 ( 純輸入量 ) 1 ( 百万トン ) 北米中南米オセアニア 年 年 年 3 アジア アジア ( 純輸出量 ) 中東 年 224 年 中東 欧州 1 欧州 アフリカ アフリカ 資料 : 以上すべて 農林水産政策研究所 世界の食料需給見通し -16-

5 穀物及び大豆の価格は 需要が穀物等の供給を僅かに上回る状態で 価格の伸びは緩やかに推移し 基準年の 年に比べて名目で 27~35% 米を除き実質で 2~5% で上昇する ( 米は実質で-.1% の横ばい )( 図 Ⅴ-1) また 肉類の価格は名目で 35~4% 実質で 3~1% 上昇する見通しとなり 鶏肉の伸びが肉類の中で一番高く 牛肉の伸びが最も低い見通しである 図 Ⅴ-1 主要穀類及び大豆の国際価格 ( ドル / トン ) 8 (- 実線 : 名目価格 点線 : 実質価格 ) 米 小麦 大豆 2 1 とうもろこし 資料 : 以上すべて 農林水産政策研究所 世界の食料需給見通し 注 : 小麦 とうもろこし 大豆の将来の名目価格は 米国の消費者物価指数 (CPI) を用いて算定し 米はタイの CPI を基に算定している -17-

6 世界食料需給モデルによる予測結果 224 年における世界の食料需給見通し について (215 年 3 月公表 ) 1 世界食料需給モデルの性格 世界食料需給モデル は 将来にわたる人口増加率や経済成長率について一定の前提を置き 価格を媒介として各品目の需要と供給を世界全体で毎年一致させる 同時方程式体系需給均衡モデル であり 約 6 千本の方程式体系から構成されている 2 世界食料需給モデルによる試算の前提条件本予測は 日本を含め各国政策の変更や今後の気象変動などを配慮していない自然体の予測 ( ベースライン予測 ) として試算を行った結果である 具体的な前提条件は 以下のとおりである 人口は 国連の予測 World Population Prospects : the 212 Revision に基づいている 実質 GDP は 世界銀行 World Development Indicators 214 実質経済成長率は IMF World Economic Outlook 214 に基づき推計している 耕種作物の単収は 近年 (5~1 年程度 ) の実績による傾向値に基づいており 単収の伸びが継続することを前提としている 作付面積 ( 延べ面積 ) の拡大には 特段の制約がないことを前提としている とうもろこしのバイオエタノール原料用の需要及び大豆油 その他植物油のバイオディーゼル原料用の需要については その需給関数をモデルに内生化したことで 原油 とうもろこし 大豆油 その他植物油の価格などにより需要が決定する仕組みとしているが 米国のバイオエタノール優遇税制は 211 年末に失効したものの 米国 ブラジル等のバイオ燃料の目標使用量が今後も継続することを前提としている ( 参考 ) 世界食料需給モデルのシミュレーションの流れ ( 農林水産政策研究所古橋元主任研究官作成 ) エネルギー等価格 バイオ燃料需要 バイオ燃料生産の純収益 とうもろこし 大豆 その他油糧種子に適用 人口 GDP 当該品目需要量食用需要工業用等需要飼料用需要 当期の畜産物生産量 消費者価格 全地域の各品目需給ギャップ計測 ( 純輸出入量 ) 各国の各品目供給 国内 地域中間価格 各品目の均衡価格の予測 生産要因 ( 収穫面積 畜産頭数等 ) 生産者価格 国際価格 単収 1 頭当たり生産量 収穫面積 在庫量の増減 -18-

7 2. 超長期的にみた食料需給見通し (212 年 6 月公表 ) (25 年には 92 億人を養うために 食料生産全体を 1.6 倍引き上げる必要がある このうち 穀物は 1.7 倍の生産増加が必要となる ) 国際的な食料需給は 途上国の経済発展 バイオ燃料用需要の増大 地球規模の気候変動の影響等の構造的な要因を背景として 28 年以来 ひっ迫傾向に転じている こうした中 長期的には農地 水資源 エネルギー資源 地球温暖化 家畜伝染病 農業技術 人口増加 経済成長等の様々な自然 社会環境等の要素が食料需給をひっ迫させる可能性がある こうしたことから 農林水産省では 政策の長期的な方向性の検討等のため 3 年後 5 年後といった超長期的な世界の食料需給動向を予測し 我が国の食料安全保障に資する必要があることから 世界の超長期食料需給予測システム の研究 開発及びこれを用いた25 年の食料需給の姿を描くベースライン予測を行った 食料生産と需要 予測によれば 25 年の世界の総人口は 2 年に比べ 32 億人 (1.5 倍 ) 増加し 92 億人に達する ( 開発途上国 1.94 倍 中間国 1.4 倍 先進国 1.4 倍 ) 25 年の世界の GDP 総額は 2 年に比べ 82 兆ドル (3.8 倍 ) 増加し 111 兆ドルに達する 特に 開発途上国 中間国の経済成長が著しく それぞれ 15.1 倍 9.1 倍となり 先進国の 2. 倍を大きく上回る急速な成長の見通し ( 図 Ⅴ-11 Ⅴ-12) 図 Ⅴ-11 所得階層別の将来人口の変化 図 Ⅴ-12 所得階層別の GDP の変化 ( 億人 ) 年 25 年 先進国 中間国 開発途上国 ( 兆ドル ) 年 25 年 先進国 中間国 開発途上国 資料 : 農林水産省 25 年における世界の食料需給見通し ベースライン予測結果 ( 本節中 以下同じ ) 注 : 図中の所得階層区分は 2 年の世銀データを基に 1 人あたり GNI を基準に 開発途上国 (755 ドル以下 ) 中間国 (756-9,255 ドル以下 ) 先進国(9,256 ドル以上 ) とした また 2 年の数値は 年の 3 か年平均である 25 年に 92 億人を養うためには 食料生産を 1.6 倍引き上げる必要がある このうち 穀物生産は 29.3 億トンとなり 2 年に比べ 11.5 億トン (1.7 倍 ) の生産の増加が必要となる ( 図 Ⅴ-13) 図 Ⅴ-13 世界全体の食料生産量の変化 年 25 年 穀物 油糧種子 その他農産物 畜産物 -19-

8 需要面では 人口増加や経済発展を背景に 25 年に 開発途上国では 2.1 倍に増大 中間国でも 1.5 倍の増加となる 特に 中国 インドは世界の食料需給に大きな影響を与える存在となる ( 図 Ⅴ-14) 図 Ⅴ-14 所得階層別の需用量の変化 穀物の地域別需給見通し 1 25 年の穀物生産量 需要量は 各地域ともに増加の見通し 特に 生産量では アジアが世界の 4 割の生産を支え 需要量では 人口増加や経済発展が著しいアフリカでの伸びが生産量の伸びを大きく上回る見通し 図 Ⅴ-15 穀物の地域別貿易量 ( 純輸出入量 ) 2 このような需給の動きにより アフリカ アジアは純輸入量が拡大 特にアフリカの純輸入量は 2 年に比べて 3.1 倍に拡大する 一方 北米は純輸出量が拡大し 中南米は 輸出超過に転じる ( 図 Ⅴ-15) 主要穀物等の需給見通し 1 小麦 25 年の世界の生産量は 2 年に比べて 1.6 倍に達し 9 億 2,4 万トンとなる 地域別には アジアと欧州で大幅に増加し 需要量では アフリカで約 2 倍の伸びとなる見通し 2 米 25 年の世界の生産量は 2 年に比べて 1.5 倍に達し 6 億 1,6 万トンとなる 生産量 需要量ともに アジアが世界の約 9 割を占める アフリカで需要量の伸びが高く 約 2.4 倍に達し 輸入超過が拡大する 3 とうもろこし 25 年の世界の生産量は 2 年に比べて 1.8 倍に達し 1 億 6,4 万トンとなる 生産量の伸びが大きいのは中南米で 2.3 倍に達し 輸出供給基地となる アジア アフリカで純輸入量が大幅に増加する 4 大豆 25 年の世界の生産量は 2 年に比べて 1.7 倍に達し 2 億 8, 万トンとなる 中南米の生産の伸びが大きく 北米を抜いて世界一の供給基地となる 需要では アジアで伸びが高く 世界の需要量の約 4 割を占め 輸入超過が拡大する -11-

9 畜産物の見通し 25 年の世界の生産量は 2 年に比べて 1.5 倍に達し 11 億 9,5 万トンとなる 生産は地域別には変わらないものの アジアで需要に生産が追いつかず 輸入が拡大するとみられる ( 詳細は 参考 1 P113~P126 を参照 ) 世界の超長期食料需給予測システムによる 25 年における世界の食料需給見通し について 1. 世界の超長期食料需給予測システムの性格本予測は 将来にわたる人口や経済成長率 気候シナリオについて一定の前提を置き 農業生産者や消費者の経済活動をミクロ経済理論 市場価格メカニズムに基づく定式化を行った上で価格を媒介として各品目の需要と供給を世界全体で一致させる 部分均衡分析モデル をベースとしており 5 万 4 千本の方程式から構成されている 2. 世界の超長期食料需給予測システムによる試算の前提条件予測期間中 対象国 地域において現行の経済政策 農業政策がすべての国 地域において継続し 農業生産面においても現状の生産性の向上や技術進歩が予測期間中も継続することを前提とした予測 ( ベースライン予測 ) であり 具体的な前提条件は以下のとおりである ( 供給 ) 気候変動 ( 人口 経済シナリオ ) は IPCC( 気候変動に関する政府間パネル ) 第 4 次報告 (AR4) で提示された SRES シナリオに沿って計算された気候モデル (MIROC B1 シナリオ ) による結果を利用 単収の増加は 作物ごとに 197 年から 28 年の単収の推移を基に ベースライン予測における生産性の伸び率を決定 収穫面積の動向は 生産者が想定する収入は前期の価格に基づくものであり 総収穫面積の中で利潤が最大化されるように各作物の収穫面積を決定 ( 需要 ) 世界の人口 経済成長 ( 人口 経済シナリオ ) は IPCC( 気候変動に関する政府間パネル ) 第 4 次報告 (AR4) で提示された SRES B2 シナリオを利用 バイオ燃料のシナリオは 22 年までのバイオ燃料需要は OECD-FAO(211) の Agricultural Outlook の見通しを採用 22 年以降の増分については第二世代のバイオ燃料が賄うこととして設定 -111-

10 Ⅱ 世界の農産物需給の将来予測 ( 参考資料 ) 参考 1 25 年における世界食料需給見通し ( ベースライン予測結果 ) の概要 1 世界人口及び GDP の見通し 世界の農産物単収の見通し 世界の食料需給見通し 地域別需給見通し 1 穀物合計 小麦 米 118 4とうもろこし 大豆 12 6 畜産物 中国の需給見通し インドの需給見通し バイオ燃料の見通し 124 ( 食料モデル需給モデルの概況 ) 世界の超長期食料需給予測システムの概要 125 ベースライン予測の前提条件 126 参考 2 食料需給予測モデルの比較(213 年と 25 年 ) 年予測と 25 年における人口 GDP 一人当たり GDP の比較 年予測と 25 年予測おける生産量 消費量の比較 年予測と 25 年予測における純輸出量の比較 132 利用上の注意 134 一人当たりの実質 GDP( 所得指標 ) の対前年増減率 135 参考 3 FAO World Agriculture Towards 23/25 (25 年までの世界の食料需給見通し ) 136 参考 4 OECD-FAO Agricultural Outlook ( 農業アウトルック ) 138 参考 5 USDA Agricultural Projections to 224 ( 米国農務省 224 年穀物等中長期的な農産物需給予測の概要 )

11 参考 1 25 年における世界食料需給見通し ( ベースライン予測結果 ) の概要 1. 世界人口及びGDPの見通し 世界の総人口は 2 年比 1.5 倍の92 億人に達する (2 年から54% 増加 ) 世界のGDPは 2 年比 3.8 倍の111 兆ドルに達する ( 開発途上国 :16. 倍 中間国 :9.1 倍 先進国 :2. 倍 ) ( 億人 ) 開発途上国 中間国 先進国 得階層別国ごとの将来人口の推移 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 ( 兆 USドル ) 開発途上国 中間国 先進国 得所得階層別国ごとの GDP の推移 開発途上国は 16. 倍の伸び! 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 注 : 所得階層区分は 2 年の世銀データを基に 1 人あたり GNI で 開発途上国 (755 ドル以下 ) 中間国 (756-9,255 ドル ) 先進国 (9,266 ドル以上 ) とした -113-

12 2. 世界の農産物単収の見通し 主要穀物の単収は 気候変動の影響を踏まえ 生産性の向上や農業投資の増加によって 2 年に比べて約 1.5 倍 油糧種子やその他農産物は約 1.3 倍の増加 所得階層別に見ると 開発途上国で単収の増加率が高く 先進国では 単収の伸びはあまり望めない見込み 地域別に見ると アジア アフリカで単収が大きく増加する 農産物の単収の伸び (2 年比 ) 小麦米とうもろこし大麦ソルガムキャッサバ大豆菜種パームヒマワリサトウキビテンサイ 所得階層別の主要作物の単収の伸び (2 年比 ) 小麦 2.34 米とうもろこし大豆 開発途上国中間国先進国 地域別の主要作物の単収の伸び (2 年比 ) 小麦 米 とうもろこし 大豆 アフリカ 北米 中南米 アジア 欧州 中東 オセアニア -114-

13 3. 世界の食料需給見通し 92 億人を養うためには 食料生産全体を 1.55 倍引き上げる必要がある このうち 穀物は 29.3 億トンとなり 1.65 倍の生産増加が必要となる 開発途上国の食料需要は 人口増加や経済発展を背景に 2.6 倍に増大 中間国も 1.46 倍に増加する 億トン (17.7%) 2.4 億トン (5.3%) 世界全体の生産量変化 畜産物その他農産物油糧種子穀物 億トン 16.6 億トン (37.2%) 17.8 億トン (39.8%) 11.9 億トン (17.2%) (1.51 倍 ) 24.1 億トン (34.8%) (1.45 倍 ) 29.3 億トン (42.2%) (1.65 倍 ) 穀物は 11.5 億トンの生産 2 年 増加が必要 25 年 69.3 億トン (1.55 倍 ) 4. 億トン (5.7%) (1.67 倍 ) 億トン (23.1%) 所得階層別の需要量の変化 開発途上国中間国先進国 需要増加がめざましい開発途上国 44.7 億トン 22.8 億トン (5.9%) 11.6 億トン (26.%) 21.3 億トン (3.8%) (2.6 倍 ) 33.2 億トン (47.9%) (1.46 倍 ) 14.8 億トン (21.3%) (1.27 倍 ) 2 年 25 年 69.3 億トン (1.55 倍 ) ( 参考 )FAO(29) によると 91 億人を養うには 食料生産全体を1.7 倍引き上げる必要があるとしている ( How to Feed the World 25) ただし 本ベースライン予測とFAOでは対象品目が異なっており 厳密には比較できない -115-

14 4. 地域別需給見通し 1 穀物合計 穀物生産量 需要量は各地域とも増加 特に 生産量では アジアが世界の約 4 割の生産を支え 需要量では 人口増加や経済発展が著しいアフリカの伸びが生産量の伸びを大きく上回る これにより アフリカ アジアは純輸入量が拡大し 北米は純輸出量を拡大し 中南米は 輸出エリアに転じる 地域別生産量と需要量の変化 地域別純輸出入量の変化 ( 百万トン ) ( 百万トン ) ( 生産量 ) アフリカ ( 消費量 ) アフリカ 北米 倍に拡大 3.1 倍に拡大 北米 年 年 264 中南米 年 19 中南米 27 1, アジア 789 1, アジア 欧州 ( 純輸入量 ) 25 年 欧州 ( 純輸出量 ) 中東 中東 オセアニア オセアニア

15 2 小麦 世界の生産量は 1.6 倍に達する 生産は アジアと欧州で大幅に増加 一方 需要は アフリカで 2 倍の増加となる 北米 オセアニアは 輸出余力が拡大 25 年も 2 大食料供給基地を維持 中東 2 年 25 年 欧州 2 年 25 年 アフリカ 年 25 年 需要量 生産量 アジア 2 年 25 年 純輸出量 純輸入量 オセアニア 2 年 25 年 北米とオセアニアが 25 年も 2 大供給基地 北米 2 年 25 年中南米 2 年 25 年 -117-

16 3 米 世界の生産量は 1.5 倍に達する 生産量 需要量ともに アジアが世界の約 9% を占める アフリカの需要の伸びが大きく 2.4 倍に達し 輸入超過が拡大する 年 25 年 中東 欧州 2 年 25 年 需要急増! アジアが供給する構造へ アフリカ 年 25 年 需要量 生産量 純輸出量 純輸入量 アジア 2 年 25 年 オセアニア 2 年 25 年 北米 2 年 25 年中南米 2 年 25 年

17 4 とうもろこし 世界の生産量は 1.8 倍に達する 生産の伸びが大きいのは中南米で 2.3 倍に達し 加えて 輸出供給基地へ 需要は 人口増加が著しいアフリカ (2.2 倍 ) とアジア (2. 倍 ) の増加率が高く 純輸入量も増加する 中東 欧州 2 年 25 年 2 年 25 年 アフリカ 2 年 25 年 需要量 生産量 アジア 純輸出量 純輸入量 2 年 25 年 オセアニア 2 年 25 年 大供給基地へ 北米 2 年 25 年中南米 2 年 25 年 -119-

18 5 大豆 世界の生産量は 1.7 倍に達する 生産の伸びが大きいのは中南米で 2.3 倍に達し 輸出余力も拡大し 北米を抜いて世界一の供給基地となる アジアの需要は 2.4 倍に達し 全体の需要量の 39% を占め 輸入超過が拡大する 年 25 年 中東 2 年 25 年 欧州 アフリカ 年 25 年 需要量 生産量 アジア 純輸出量 純輸入量 2 年 25 年 -12- アジアの輸入超過構造は拡大 オセアニア 2 年 25 年 北米 2 年 25 年 中南米 2 年 25 年 -1.5 北米を抜いて世界一の供給基地へ

19 6 畜産物 世界の生産量は 1.5 倍に達する 地域別に見ても 生産量の伸びは変わらないものの 需要は アフリカ アジアが高くなっている アジアは 需要に生産が追いつかず輸入の拡大が見られる 一方 欧州は 輸出が拡大 欧州 2 年 25 年 中東 2 年 25 年 欧州の供給がアジアの需要を支える アフリカ 需要量 生産量 2 年 25 年 アジア 純輸出量 純輸入量 2 年 25 年 オセアニア 2 年 25 年 北米 2 年 25 年中南米 2 年 25 年

20 5. 中国の需給見通し 人口増加と急激な経済発展で食料需要が増加する とうもろこし 大豆は輸入量が増加する 豚肉を中心に肉類の消費量が拡大し 輸入量も大幅な増加が見込まれる ( 百万人 ) 1,6 1,5 1,4 1,3 1,2 1,1 人口 1, % 増 1,283 2 年 25 年 GDP は 14.7 倍まで拡大 2, 15, 1, 5, GDP 総額及び一人あたりGDP 額 12,331 15, 1, 998 5, 18,779-5, 1,28-1, -15, 2 年 25 年 GDP 総額 一人あたり GDP 額 肉類需要の見通し ( 万トン ) 4 とうもろこし 2 年 25 年 ( 百万トン ) 15 1 牛肉豚肉鶏肉 2 年 25 年 2 年 25 年 2 年 25 年 生産量純輸入量消費量純輸出量 生産量純輸入量消費量純輸出量 ( 万トン ) 大豆 2 年 25 年 生産量純輸入量消費量純輸出量 需要の増加 (3 倍 ) から輸入量が急増

21 6. インドの需給見通し 人口増加と経済発展に伴って 穀物を中心に食料需要は増加する 米 とうもろこしは需給均衡から 輸入超過へ ( 百万人 ) 2, 1,5 1, 5 人口 52.2% 増 1,533 1,7 2 年 25 年 25 年には 人口世界一に! (1 億 USドル ) 8, GDP 総額及び一人あたり GDP 額 ,174 6, 419 4, 2, 年 25 年 (US ドル / 人 ) GDP 総額 一人あたり GDP 額 主要穀物及び大豆の需要量 主要穀物及び大豆の純輸出入量 ( 百万トン ) 4 穀物 :1.8 億トン 3.4 億トン大豆 :6 百万トン 1 百万トン ( 百万トン ) 大豆とうもろこし米小麦 米 とうもろこしは輸入超過へ 大豆とうもろこし米小麦 2 年 25 年 年 25 年

22 7. バイオ燃料の見通し 世界のバイオ燃料需要量は 1,894 万 kl( 2 年 ) から 61,833 万 kl (25 年 ) まで 33 倍増加する バイオエタノールの需要量は 1,876 万 kl から 54,886 万 kl に増加する バイオディーゼルの需要量は 18 万 kl から 6,947 万 kl に増加する バイオエタノールではサトウキビ バイオディーゼルでは大豆の需要量が大幅に増加し それぞれ 25 年に 7.1 億トン 6,6 万トンの需要が発生する ( 万 kl) 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 1,894.2 バイオ燃料需要量の変化 61, , , , , ,947.4 ( 万 kl) 8, 年 25 年 27 年 2 年 25 年 27 年 2 年 25 年 27 年 ( 参考 ) ( 参考 ) ( 参考 ) バイオ燃料計 ( 左軸 ) バイオエタノール ( 左軸 ) バイオディーゼル ( 右軸 ) 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, バイオ燃料需要量の変化 ( 単位 : 万トン ) バイオエタノール バイオディーゼル 2 25 小麦 米 とうもろこし 1, ,42.19 大麦 ソルガム キャッサバ サトウキビ 18,54 7, テンサイ , 大豆 6,56.4 菜種 パーム ヒマワリ 世界のバイオ燃料生産は 22 年までは従来型 ( 第一世代 ) の食用作物からの生産が主流であるが 技術革新に伴って 22 年以降の需要量の増分は第二世代の非食用のセルロース系原料からの生産によって賄われると設定 2.26 年 ~28 年において バイオエタノール バイオディーゼルの生産量の世界の上位 8% となる国を対象とした -124-

23 < 世界の超長期食料需給予測システムの概要 > 1. 対象品目 ( 合計 16 品目 ) 1 穀物 5 品目 : 小麦 米 とうもろこし 大麦 ソルガム 2 いも 1 品目 : キャッサバ 3 砂糖 2 品目 : サトウキビ テンサイ 4 油糧種子 4 品目 : 大豆 菜種 パーム ヒマワリ 5 畜産物 4 品目 : 牛肉 豚肉 鶏肉 牛乳 2. 基準年次 目標年次 1 基準年次 :2 年 (1999 年 ~21 年の 3 年平均 ) FAOSTAT データ 2 目標年次 :25 年 3. 予測項目 1 品目別 地域別 ( 世界 国別 地域別 ) の生産量 消費量 貿易量及び摂取カロリー 4. 対象地域及び地域分類等 1 対象範囲 : 全世界を対象とし データがカバーする国は 14 カ国 2 地域分類等 : 予測に用いるデータの分類は 3 所得階層別 地理的基準による 7 地域区分 国別に分類 -125-

24 < ベースライン予測の前提条件 > 本予測は 以下の前提条件に基づき 予測期間中 対象国 地域において現行の経済政策 農業政策がすべての国 地域において継続するとともに 農業生産面においても現状の生産性の向上や技術進歩が予測期間中も継続することを前提とした予測 ( ベースライン予測 ) 需要 世界の人口 経済成長 ( 人口 経済シナリオ ) IPCC( 気候変動に関する政府間パネル ) 第 4 次報告 (AR4) で提示された SRES B2 シナリオ バイオ燃料のシナリオ 22 年までのバイオ燃料需要は OECD-FAO(211) の Agricultural Outlook の見通しを採用 22 年以降の増分については第二世代のバイオ燃料が賄うこととして設定 価格を媒介として各品目の需要と供給を世界全体で毎年一致させる 部分均衡分析モデル であり 5 万 4 千本の方程式体系から構成 供給 気候変動 ( 人口 経済シナリオ ) IPCC( 気候変動に関する政府間パネル ) 第 4 次報告 (AR4) で提示された SRES シナリオに沿って計算された気候モデル (MIROC B1 シナリオ ) による結果を利用 単収の増加作物ごとに 197 年から 28 年の単収推移を基に ベースライン予測における生産性の伸び率を決定 収穫面積の動向生産者が想定する収入は前期の価格に基づくものであり 総収穫面積の中で利潤が最大化されるように各作物の収穫面積を決定 -126-

25 参考 2 食料需給予測モデルの比較 (223 年と 25 年 ) 食料需給予測結果の比較に際し 予測モデルごとの 需要 と 供給 ( ただし 品目別の世界合計 ) の範囲を整理すると以下のとおり 一般的な需給 ( 供給量は需要量と一致 ) を FAO の食料需給表作成の手引きに準拠し 以下の 1 のように表現 供給量 = 期首在庫量 + 生産量 + 輸入量 需要量 = 消費量 + 輸出量 + 期末在庫量 1 また 純輸出量 ( 輸出量 - 輸入量 ) を用いて 2 のように表現 供給量 = 期首在庫量 + 生産量 需要量 = 消費量 + 期末在庫量 + 純輸出量 年食料需給予測モデル は世界全体の輸出量と輸入量の一致が前提であるため 以下の 3 のように表現 供給量 = 期首在庫量 + 生産量 需要量 = 消費量 + 期末在庫量 3 25 年食料需給予測モデル では 在庫量を予測対象としていないため 以下の 4 のように表現 供給量 = 生産量 需要量 = 消費量 4 需給の一般的な範囲 1 期首在庫量 国内の生産量 輸入量 国内の消費量 輸出量 期末在庫量 2 期首在庫量 国内の生産量 一致 国内の消費量 期末在庫量 + 純輸出量 純輸出量 = 輸出量 - 輸入量 3 食料需給予測モデル (223 年予測及び 25 年予測 ) における需給の範囲 223 年食料需給予測モデル 供給 ( 期首在庫 + 生産量 ) 一致一致 需要 ( 消費量 + 期末在庫 ) 純輸出量 = ゼロ 25 年食料需給予測モデル ( 在庫は予測の対象外 ) 4 供給 ( 生産量 ) 一致 需要 ( 消費量 ) 純輸出量 = ゼロ -127-

26 223 年予測と 25 年予測における人口 GDP 一人当たり GDP の比較 人口は 両予測とも地域ではアフリカ 中東 国別にはインド 豪州の増加率が大きい GDP は 25 年予測においてアフリカ地域の増加率が大きく 国別でも BRICs 諸国の増加率が大きい 一人当たり GDP は BRICs 諸国において 25 年予測の増加率が大きい 赤線 :25 年予測青線 :223 年予測 単位 :%(1 年当たりの平均増減率 ) 人口 GDP 1 人当たり GDP アフリカ 欧州 世界計 北米 中南米 アフリカ 欧州 世界計 北米 中南米 アフリカ 欧州 世界計 北米 中南米 中東 オセアニア 中東 オセアニア 中東 オセアニア アジア アジア アジア ロシア 豪州 日本 米国 中国 ロシア 豪州 日本 米国 中国 ロシア 豪州 日本 米国 中国 インド ブラジル インド ブラジル インド ブラジル

27 223 年予測と 25 年予測における生産量 消費量の比較 小麦は 生産量で 223 年予測におけるロシア ブラジルの年平均増加率が大きく 消費量ではブラジル等で 223 年予測の増加率が大きい とうもろこしは 223 年予測において 生産量ではブラジル ロシア インドの年平均増加率が大きく 消費量ではブラジルの増加率が大きい 小麦 とうもろこし 単位 :%(1 年当たりの平均増減率 ) 生産量 消費量 223 年予測 生産量 消費量 223 年予測 年予測 年予測 2. 生産量消費量 生産量消費量

28 223 年予測と 25 年予測における生産量 消費量の比較 米は 223 年予測において 生産量ではインド ブラジル等の年平均増加率が大きく 消費量ではアフリカ等での増加率が大きい 大豆の生産量は 米国 中国等では 223 年予測の年平均増加率が大きく インド等では 25 年予測の増加率が大きい また 消費量は 米国 ブラジル等では 223 年予測の平均増加率が大きく ロシア等では 25 年予測の増加率が大きい 米 生産量 消費量 大豆 年予測 223 年予測 単位 :%(1 年当たりの平均増減率 ) 生産量 消費量 生産量 消費量 25 年予測 年予測 生産量 消費量 -13-

29 223 年予測と 25 年予測における生産量 消費量の比較 肉類は 生産量では 223 年予測におけるインド ブラジル 中国 アフリカ等の年平均増加率が大きく 消費量についてはインド ブラジル アフリカ等で 223 年予測における増加率が大きく 中国等で 25 年予測における年平均増加率が大きい 肉類 年予測 単位 :%(1 年当たりの平均増減率 ) 生産量 消費量 年予測の 肉類 は 牛肉 豚肉 羊肉 家禽肉の合計である 生産量 消費量 25 年予測 年予測の肉類は 牛肉 豚肉 鶏肉のほか 牛乳を含んだ合計である

30 223 年予測と 25 年予測における純輸出量の比較 純輸出量は 輸出量から輸入量を差し引いたもの 小麦は 中国及びインドにおいて 25 年予測では年平均増加率が大きいが 223 年予測では中国が減少に転じ インドは 25 年予測に比べ増加率が半減している とうもろこしは 25 年予測においてインドが減少し ブラジルが増加しているが 223 年予測では両国とも大きな増減は生じない 米は BRICs 諸国において 223 年予測の増加率が大きい 小麦 赤線は 25 年予測青線は 223 年予測 とうもろこし 米 単位 :%(1 年当たりの平均増減率 ) アフリカ 北米 中南米 アフリカ 北米 1 1 中南米 アフリカ 北米 中南米 欧州 8 オセアニア 欧州 2 オセアニア 欧州 4 オセアニア 中東 アジア 中東 アジア 中東 アジア 豪州 日本 7 2 米国 豪州 日本 1 米国 豪州 日本 4 2 米国 ロシア 8 中国 ロシア 2 中国 ロシア 4 中国 インド ブラジル インド ブラジル インド ブラジル -132-

31 223 年予測と 25 年予測における純輸出量の比較 純輸出量は 輸出量から輸入量を差し引いたもの 大豆は 25 年予測において インドの年平均増加率が大きい 肉類は 223 年予測において 欧州 インドで増加率が増大する一方 中国は 両予測において減少する 赤線は 25 年予測青線は 223 年予測 単位 :%(1 年当たりの平均増減率 ) 大豆 肉類 北米 1 北米 1 アフリカ 5 中南米 アフリカ 5 5 中南米 5 1 欧州 中東 アジア オセアニア 欧州 中東 アジア オセアニア 213 年予測の 肉類 は 牛肉 豚肉 羊肉 家禽肉の合計である 日本 1 日本 1 豪州 5 米国 豪州 5 5 米国 5 1 ロシア 中国 ロシア 中国 インド ブラジル インド ブラジル 25 年予測の肉類は 牛肉 豚肉 鶏肉のほか 牛乳を含んだ合計である

32 利用上の注意 増減率の正負比率算出の際 比率がプラス値であっても実質的にマイナス 例えば 2 年に -1. から 223 年に -2. となる場合の比率 (223 年 /2 年 ) は +2. となるが 実質的には減少 (-1) このような場合は -2. に置き換え 逆に 比率がマイナス値であっても実質的にプラス 例えば 2 年に -1. から 223 年に 2. となる場合の比率は (223 年 /2 年 ) は -2. となるが 実質的には増加 (+3) このような場合は +2. に置き換え 等として算出されるが このよう場合 実質的な正負に基づき 比率の正負記号を置き換えた 1 年当たりの平均増減率 (%) は 以下によった 223 年予測 : 1 年当たりの平均増減率 =((223 年予測値 211 年予測値 ) 1-1) 12 年 25 年予測 : 1 年当たりの平均増減率 =((25 年予測値 2 年予測値 ) 1-1) 5 年 予測の基準年 223 年予測と 25 年予測では それぞれ基準とする年が異なっており 223 年予測は 211 年 25 年予測は 2 年である 予測結果両予測は 予測モデル 対象品目 基準年及び予測の目標年次 地域分類 予測の前提 ( 人口増加率 経済成長率等 ) などが異なっているため 利用に際しては留意願いたい また 詳細はそれぞれの公表資料を参照されたい ( 参考資料 ) BRICs 諸国 ( フ ラシ ル ロシア イント 中国 ) における 一人当たり実質 GDP( 所得指標 ) の対前年増減率 (199 年 ~216 年 ) のグラフを付した -134-

33 一人当たり実質 GDP( 所得指標 ) の対前年増減率 予測の基準年 (223 年予測は 211 年 25 年予測は 2 年 ) における一人当たり実質 GDP の対前年増減率を見ると BRICs 諸国は 25 年予測の基準年である 2 年当時に大きく増加 ( 増減率 :%) 4 BRICs 諸国における一人当たり実質 GDP の対前年増減率の推移 (% IMF:215 年 1 月現在 ) 年予測基準年 ロシア インド 223 年予測基準年 1 5. 中国 ブラジル

34 参考 3 FAO World Agriculture Towards 23/25 (25 年までの世界の食料需給見通し ) FAO は 212 年 26 年に公表した食料需給見通しの改訂版を公表 本見通しは 専門家の意見を集約したものであり 概要は以下のとおり 食料生産量 消費量の増加 25 年と 25~27 年平均を比較すると 世界全体で人口は 39% 増加し 所得 ( 一人当たり GDP) も 45% 増加 これに伴い 農産物の生産量 ( 消費量 ) も増加 食料消費の変化 一人 1 日当たり摂取量 (Kg) は世界 途上国とも増加し 品目別には肉類 植物油が世界 ( それぞれ 26% 33% 増加 ) 途上国 16, 14, 12, 1, 8, 6, 4, 2, ( ともに5% 増加 ) ともに 大きく増加 また 一人 1 日当たり摂取カロリーを見ると 先進国の増加は4% と緩やかであるものの 途上国は15% 増加 世界の食料生産 消費量 (1 万トン ) 肉類サトウキヒ テンサイ ( 粗糖換算 ) 世油糧種子 その油 ( 油換算 ) 界計途上食穀物 ( 右軸 ) 人口 (1 万人 ) 及び一人当たり GDP( 米ドル :25/7 基準 ) 国世一口 食用用非界計途上国人当たりGDP( 年 ) 人 ( 年 ) 3,6 3,4 3,2 3, 2,8 2,6 2,4 2,2 2, 食料に占める主要品目の変化 ( 一人 1 日当たりキログラム ) 牛乳 乳製品肉類植物油類砂糖類食用穀物 49 肉類 / /7 25 世界計途上国一人 1 日当たり食料消費カロリー (kcal) 世界計途上国先進国 25/ 植物油類 15 ( 年 ) ( 年 )

35 穀物の単収 25 年と 25~27 年平均を比較すると 世界平均 途上国平均ともに増加 ( 穀物全体では それぞれ 34% 45% 増加 ) するものの それ以前の期間 (1961/63~25/7 年 ) の増加率 ( 同 128% 154% 増加 ) に比べると 緩やか 一人当たり耕地面積 25 年と 25 年の一人当たり耕地面積を比べると 世界 途上国ともに 25% 減少 バイオ燃料向け作物の消費 25 年のバイオ燃料用作物 ( 穀物 植物油類 砂糖類 キャッサバ ) の消費量は 3 億トンと 25/7 年平均の 3 倍 食料増産が必要となる一方 将来的な生産量や食用農産物の確保も課題 穀物の単収の推移 ( トン /ha) 一人当たりの耕地面積 ( ヘクタール ) 小麦 米 とうもろこし 穀物計 世界平均 米 穀物計 /63 25/7 25 ( 年 ) 途上国 先進国 世界平均 ( 年 ) 穀物の単収の推移 ( トン /ha) 小麦 米 とうもろこし 穀物計 5.28 途上国平均 とうもろこし 小麦 /63 25/7 25 ( 年 ) バイオ燃料用向けの作物消費量 (1 万トン ) キャッサバ 砂糖類 植物油類 穀物 /7 25 ( 年 )

36 参考 4 OECD-FAO Agricultural Outlook ( 農業アウトルック ) OECDと FAO は 214 年 7 月 11 日 Agricultural Outlook を公表 概要は以下のとおり (%) 主要農産物における実質価格の見通し 25 (24 年 ~213 年平均に対する214 年 ~223 年平均の増減率 (%)) 農産物価格は大幅に低い水準で安定 農産物価格は 高騰した 28 年以前の水準よりは高いものの 最近の最高値水準よりは大幅に低い水準で安定 なお 食肉 乳製品の価格は上昇する 穀物については 期末在庫率が大幅に増加し 価格が不安定になる懸念は緩和される 農産物の生産は 主食用から飼料やバイオ燃料等向けへシフト 今後 1 年間 畜産物とバイオ燃料の生産量は 作物生産量を上回るペースで増加する見込み これに伴い 小麦や米等の主食用作物から 食料 飼料 バイオ燃料向け需要を満たす粗粒穀物や油糧種子へ相対的にシフトする なお 生産量は 生産コスト 農地の拡大 環境問題 政策等による制約が最も少ない地域で増加する (1 万トン ) 主要農産物における生産量の増加 ( 年平均と 223 年との比較 ) 15 (1 億リットル ) 開発途上国 世界全体の生産量先進国増加率 ( 右軸 ) バイオ燃料の生産量 (213 年と 223 年の比較 ) 増加率 5.7% 増加率 53.6% (%) バイオエタノール バイオディーゼル -138-

37 特集 : インド 本見通しでは 世界第 2 位の人口を抱え 世界最多の農家を擁するとともに 食料不安を抱える人口も世界最大のインドについて特集 農業補助金が農業生産に寄与肥料 農薬 種子 水 電気 信用取引の利用拡大を奨励する補助金と市場価格支持が この 1 年間の農業生産額の伸びに寄与してきた これらの制度により 今後も生産の伸びが促進され 一人当たりの供給量を拡大することが可能 ただし 資源の制約により生産の伸び率は低下する見込み 食生活は多様化依然 菜食中心ではあるものの 食生活は多様化する 穀物消費量は増加するが 牛乳 乳製品 豆類 果物 野菜の消費が拡大し 食物栄養素の摂取が改善する ただし 食肉消費量は 大幅に改善するものの 消費量は世界で最も少ないままとなる 新たな 国家食料保障安全法 の実施が課題新たな 国家食料安全保障法 は 食料への権利を定めたものとしては 過去最大規模の法律 8 億人以上の国民に 補助金の対象となっている穀物を小売価格の1 割で配給する この法律の施行は インドにとって主要課題 -139-

38 USDA Agricultural Projections to 224 ( 米国農務省 224 年中期的な農産物需給予測 ) -215 年 2 月 11 日公表 - 概要 とうもろこし < 世界の貿易 > 世界における主なとうもろこし輸出国は 米国 ブラジル 旧ソ連諸国 旧ソ連諸国の輸出は 飼料需要の増加に伴い 224/25 年度までに 21% 増加する これは ほとんどがウクライナによるもので 恵まれた資源 経済的な開放の進展 ハイブリッド種子の広範な利用 これまで以上の農業投資により生産が刺激され 輸出が競合するブラジル等と同程度増加する < 米国の需要 > エタノール生産への需要は ガソリン消費量の減少に伴い 横ばい 飼料用は 食肉需要の増加等により増加する 輸出は 干ばつ等の影響で 211/12 年度 212/13 年度に大きく減少したため 国際的な市場シェアが低下 このシェアは世界的な飼料需要の増加に伴い回復する 小麦 < 世界の貿易 > 開発途上国での所得及び人口の増加に伴い 世界の貿易量は 224/24 年度には 215/16 年度に比べ 16% 増加 旧ソ連諸国での輸出増加により 世界の5 大輸出国 ( 米国 オーストラリア EU アルゼンチン カナダ) の世界シェアは 1 年間の 7% から 62% に低下する Global corn exports 世界のとうもろこし輸出 (1 万トン ) Million metric tons / Former Soviet Union. U.S. corn: Feed and residual use, ethanol, and exports 米国のとうもろこし輸出 (1 億フ ッシェル ) Billion bushels United States Feed and residual use Ethanol Exports Global wheat exports 世界の小麦輸出 (1 万トン ) Million metric tons 米国 1/ Former Soviet Union and Other Europe; prior to 1999, includes Czech Republic, Estonia, Hungary, Latvia, Lithuania, Malta, Poland, Slovakia, and Slovenia. FSU 旧ソ連諸国 1/ ブラジル Brazil Argentina アルゼンチン EU 中国 China その他 Other 年 飼料等 エタノール その他 Other 年 輸出 Australia United States 年 旧ソ連諸国等 FSU & OE 1/ EU 豪州 アルゼンチン Argentina カナダ Canada 米国 < 米国の輸出 > 国内での需要は低迷 作付面積は 198 年代以降の減少傾向が継続する 世界輸出は わずかながら増加するものの 旧ソ連諸国 EU 等と競合 世界シェアは 215/16 年度の 17.8% から 224/25 年度には 16.1% に低下する U.S. wheat: Domestic use and exports 米国の小麦輸出 (1 億フ ッシェル ) Billion bushels 国内利用 Domestic use Exports 輸出 年 -14-

39 < 世界の輸入 > 開発途上国の多くの国において 人口が増加する一方 資源等の制約により国内供給が不足することから 輸入が緩やかに増加 インドネシア ベトナム等のアジア諸国では 所得の向上により インスタント麺 ベーカリー製品の需要が増加する 大豆 < 世界の需要 > 開発途上国における 所得の向上 都市化 食の多様化 人口増加に伴い 食用植物油及び飼料用ミール需要が増加 世界的にも バイオディーゼル用植物油の需要が増加する Global wheat imports 世界の小麦輸入 (1 万トン ) Million metric tons 2 その他 Other 東南アジア Southeast Asia 15 中東 Middle East Other Africa 1/ 1 エジプト Egypt NAFTA 5 中南米 Lat Am EU, FSU, & OE 2/ 東アジア East Asia / Africa, excluding Egypt. 2/ European Union, former Soviet Union, and Other Europe. Includes intra-fsu trade. 注 :(1) エジプトを除く (2) 旧ソ連域内貿易を含む Global soybean exports 世界の大豆輸出 (1 万トン ) Million metric tons Other その他 Brazil ブラジル Argentina アルゼンチン その他南米 Other South America 米国 United States アフリカ (1) 欧州諸国 (2) 年 4 < 世界の輸出 > 主要輸出国であるアルゼンチン ブラジル及び米国は 現在 大豆 大豆ミール 大豆油について世界シェアの 85% を占めるが 224/25 年度には更に 87% に上昇 ブラジルは 他の大豆輸出国に比べ 栽培面積の拡大 単収向上が進み 大豆 大豆製品の輸出量は 現在の 33% から 224/25 年には 37% に上昇する 世界の大豆 大豆油 大豆ミールの輸出 (1 万トン ) (1 万トン ) 大豆 大豆油 ( 右目盛り ) 年 大豆油 (1 万トン ) < 米国の輸出 > 米国の大豆 大豆製品輸出の世界シェアは 現在の 31% から 224/25 年度までに 26% に低下する < 世界の輸入 > 中国は 国内の搾油能力を今後も増強し 輸入により国内の供給不足分を継続的に確保 北アフリカ 中東 東南アジア等においても 飼料需要の増加 搾油用大豆の需要増加に伴い 輸入が増加する 大豆ミール Global soybean imports 世界の大豆輸入 (1 万トン ) Million metric tons 16 中国 China その他 Other 北 中東アフリカ N. Africa & Middle East 中南米 Latin America (1) 1/ 東アジア East Asia EU / Includes Mexico. 注 :(1) メキシコを含む 年 年 -141-

40 米国の農場価格 近年の穀物及び油糧種子価格の高騰により 世界の供給量が増加するとともに とうもろこし 小麦及び大豆価格は低下 世界の人口増加 一人あたり所得の向上 ドル安 世界的なバイオ燃料生産の増加等により価格は穏やかに上昇し 27 年以前の水準に比べ高値で推移する コメ < 世界の貿易 > 世界の貿易量は 224/25 年度には 4,95 万トンに ( 年平均 1.8%) 増加する 世界の総消費量に占める貿易量の割合は 199 年代が 4% 現在が 8.6% に対し 224/25 年度までには 9.5% となる 主な増加要因は 開発途上国における人口増加及び所得の向上 輸出量のほとんどをアジア諸国が占める U.S. farm-level prices: Corn, wheat, and soybeans 米国の農場価格 ( 米ト ル / フ ッシェル ) Dollars per bushel 大豆 Soybeans 8 6 小麦 Wheat 4 2 Corn Global rice exports 世界のコメ輸出 (1 万トン ) Million metric tons とうもろこし その他 5 Other Burma & Cambodia インド India 中国 China タイ Thailand ベトナム Vietnam パキスタン Pakistan 1 米国 United States 南米 South America ミャンマー カンホ シ ア 年 年 < 世界の輸出 > タイ ベトナムは最大の輸出国であり 世界貿易量の約 45% を占めるとともに 215/16 年度から 224/25 年度における世界貿易の増加量のうち 6% を占める なお 両国における一人当たりコメ消費量は 所得の向上に伴い 食肉消費量の増加等多様化し 両国で減少 インドの輸出量は 輸出規制等の政策及び変動する在庫量により 不安定で推移する U.S. rice: Domestic and residual use and exports 米国のコメ輸出 ( 億ポンド ) Million hundredweight 16 Domestic and 国内利用 residual use Exports 輸出 年 < 米国の輸出 > 引き続き 中南米への輸出が増加 世界輸出量に占める米国の割合は 約 8% で推移する < 世界の輸入 > アフリカ及び中東では 急速な人口増加及び所得向上により 輸入が増加 中国は 一大輸入国であるが 徐々に減少傾向となる Global rice imports 世界のコメ輸入 (1 万トン ) Million metric tons Other 5 サフ サハラ Sub-Saharan アフリカ Africa 4 3 他アシ ア オセアニア Other Asia & Oceania 中国 China インドネシア Indonesia 2 1 北アフリカ 中東 N. Africa & M. East 欧州諸国 EU, FSU, & OE 1/ Latin America 2/ / European Union, former Soviet Union, and Other Europe. 2/ Includes Mexico. その他 中南米 ( 含メキシコ ) 年 -142-

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