下腿鋭的外傷で出血性ショックを呈した 1 例 札幌徳洲会病院整形外科加藤康寛 工藤道子 森利光 放射線科渡邉尚史 片田竜司 症例は 48 歳女性 仕事中に鋭利なキッチンばさみが左下腿後面に刺さり受傷 近医へ救急搬送され 外来処置を行い入院となる 入院後 疼痛が増強し左下腿の著明な腫脹を認めた 血圧が

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1 指尖部損傷サルベージ手術の 1 例 函館五稜郭病院整形外科佐藤攻 症例 31 歳男性 左中指指尖部損傷 作業中パンを切る機械で左中指切断 他 医で骨接合 ( ピンニング ) と皮膚縫合を受けた 手術後 18 時間以上経過してか ら紹介受診となった 切断レベルは Ishikawa Zone 2であった 治療経過 当日再手術を施行 末節骨と爪床はそのまま Compo site raft gとし て利用 指腹部は切除して前進皮弁で末節骨掌側を被覆した 爪甲は切除 爪床 を温存する目的で Brent 変法を行い指尖部を母指球に埋没した 17 日後母指球か ら指尖部を引き出した際には爪床から出血があったが部分的な壊死を認めた そ の後 7 週間 Wetdessi ng にて完全な上皮化 創治癒した 術後 10 週の時点でふっく らとした指腹部と良好な爪甲の形成を認めた 考察 成人の指尖部損傷で Composite graf t 法について坪らは Ishik awa まで適応であると述べており Hirase らは小児で冷却法を追加して良好な成績を 報告している 一方土田らは Hirase の方法を追試して小児例で Comps osite graf t+ 冷却法を行ったが全例壊死したと報告している Brent は指尖部損傷を血 管吻合せず皮下に埋没する方法を発表し良好な成績を発表している 本症例に関 しては温阻血で長時間経過していたため再接着も困難と思われ 保存的に加療す るとしても爪半月より近位ではアルミホイル法の治療成績はかぎ爪変形必発であ り良好な成績とは言えない 本症例のように Zone 2 の指尖部損傷は静脈の吻合が 困難であると思われるが再接着にトライするか Brent 法を行うべきであったと思 われるが長時間温阻血であったため再接着が難しく Compo site graft Brent 法も Zone 2 生着が期待薄であったためサルベージ手術として前進皮弁と Composite graft, Bren t 変法を施行して比較的良好な成績を得た

2 下腿鋭的外傷で出血性ショックを呈した 1 例 札幌徳洲会病院整形外科加藤康寛 工藤道子 森利光 放射線科渡邉尚史 片田竜司 症例は 48 歳女性 仕事中に鋭利なキッチンばさみが左下腿後面に刺さり受傷 近医へ救急搬送され 外来処置を行い入院となる 入院後 疼痛が増強し左下腿の著明な腫脹を認めた 血圧が 60 台まで低下し 紹介受診となる 当院到着後 造影 CT をした所 左腓骨動脈の分枝の小動脈に extrava sation を 認め ただちに血管造影を施行 同部位に動静脈瘻を伴った仮性動脈瘤を認め coil 塞栓にて止血しえた 第 8 病日に創縫合を行い 第 16 病日に松葉杖歩行で退院となった 下肢の動脈損傷を伴う鋭的損傷に対し 血管内手術と外科的修復につき文献的 考察を加え報告する

3 胸郭出口症候群を呈した鎖骨骨折の一症例 札幌徳洲会病院整形外科工藤道子森利光 黒崎整形外科武田研 鎖骨骨折後に胸郭出口症候群を呈した1 症例を経験したので報告する 症例は 70 代男性 トラックの荷台より転落し右鎖骨骨折を受傷 早期復職のため内固定を施行した 術後 7 日目に再骨折をきたし その後右上肢の変色 腫脹 知覚鈍麻 筋力の低下がみられたため 鎖骨骨折による胸郭出口症候群の診断にて再手術を施行した 整復して Plate で固定を行い術後症状は消失し MMT も改善を認め復職可能となった 胸郭出口症候群を呈する鎖骨骨折はまれだと言われおり Dela によると 1% と言われている Hill らは鎖骨骨折のなかでも中 1/3 で 20mm 以上短縮があるものについては 29% という報告をしている 本症例も中 1/3 の骨折であり 短縮は再骨折時 33mm であった

4 大腿骨頚部 / 転子部骨折に対する Hansson Twin Hook System の使用経験 (preliminary report) 東北海道病院整形外科 池田清豪 石崎仁英, 我満佳子 薄井正道 目的 今回われわれは 大腿骨転子部骨折に対して sliding hip screw に代わる内固定材として開発された Hansson Twin Hook System ( 以下 HTHS) を大腿骨頚部 / 転子部骨折に使用し始めたので HTHS の特徴と手術手技上の注意点などを報告する 対象 2006 年 9 月から 2007 年 1 月までに大腿骨頚部 / 転子部骨折に対して HTHS を用いて骨接合術を行った 20 例 ( 平均年齢 83.2 歳 男性 4 例 女性 16 例 ) 内訳は頚部骨折 2 例 (Garden stage II:2 例 ) 転子部骨折 18 例で AO 分類の骨折型は 31-A1:12 例 31-A2.:6 例である 方法 手術は全例で牽引手術台を使用して整復後に至適位置への刺入角度に応じて HTHS の の2 穴 3 穴のツバ無しプレートで固定した 結果 Twin Hook のサイドプレートは 130 の3 穴プレートが8 例 135 の2 穴プレートが 10 例 3 穴プレートが2 例であった 全例とも Twin Hook の刺入位置はⅩ 線像で正面 側面ともに大腿骨頭中央であった 考察 HTHS は従来の CHS の lag screw を Twin Hook に変更した内固定材である その利点として (1)CHS の threads 間の骨梁破壊に比し骨頭海綿骨の破壊が少ないため粗鬆骨における固定力の維持に有利 (2) 回転操作を行わないため術中整復位の破綻が起こりにくい などがある 欠点としては (1) 骨頭径の小さい症例では側面 Ⅹ 線像で骨頭頚部中心軸上に Twin Hook を正確に入れる事が必須 (2) 整復位保持にガイドピンを要する症例では Twin Hook との入れ換え時に整復位の破綻を起こす場合がある などである 以上から HTHS は正確な整復と側面像での正確な固定を行えば 高齢者の大腿骨頚部 / 転子部骨折に対する有効な内固定材となると考える

5 初期研修医にどのように外傷治療を教育するか 札幌徳洲会病院 整形外科森利光 35 年ぶりの卒後臨床研修改革であった新臨床研修制度が施行され 3 年になろうとしている 当院は1983 年よりスーハ ーローテーションを行っており1992 年より整形外科のローテーションを必須にしている 演者はこの 5 年間当院の研修委員長として初期研修医の教育にかかわってきた 新制度に賛成の立場である しかしながら問題点は多々ある 整形外科医がどのように初期研修にかかわるべきか特に外傷教育について述べる

6 血行再建を要した橈尺骨遠位粉砕骨折の 1 症例 市立根室病院整形外科田中雅仁西岡健吾 血管外科内田恒 前腕部には橈骨動脈 尺骨動脈および前骨間動脈と3つの動脈が存在し そのうちの一つないしは二つの動脈が損傷したとしても損傷部位より遠位が阻血状態におちいることは比較的まれである 我々は橈尺骨遠位粉砕骨折において血行再建術を必要とした一症例を経験したので報告する < 症例 > 50 歳男性 漁師 船上での作業中 右手から前腕をローラーに巻かれ右手関節の過屈曲を強制され受傷 来院時 右手関節部の変形著明 右手は全体に蒼白で右手関節背側にピンホールの開放創を認めた X 線写真にて尺骨頭の粉砕 橈骨遠位端関節内骨折 橈骨遠位骨幹端骨折を認め 橈骨遠位骨片は骨幹部の掌側に変位していた 全身麻酔下にて徒手整復を試みたが不可能であったため 背側の開放創部から皮切を延長し骨折部を確認したところ 引き抜かれた伸筋群が骨折部に挟まり込んでおりこれが整復阻害因子となっていた これらを除去し骨折部を整復後 背側よりプレートをあて固定した 術直後 橈骨動脈の拍動は触知可能であった 3 時間後 手関節付近での橈骨動脈の拍動は触知されていたが右手は蒼白のままで疼痛も持続し 高度の血行障害を疑い指尖部を穿刺したが出血が認めなかった そのため上腕動脈から血管造影を施行したところ 橈骨動脈 尺骨動脈ともに前腕中央部で閉塞し 手部に血行を全く認めなかった 直ちに右橈骨動脈の再建術をおこなった 術中所見では橈骨動脈は手関節部で完全に断裂していたが sunffbox 部位に血栓はなく わずかな back flow を認めたためバイパス可能と判断した 前腕中央部から sunffbox 部位への橈骨動脈バイパスを橈側皮静脈を用いて行った 術後 右手は血色となり疼痛も軽減した < 考察 > 橈尺骨遠位端骨折にて 血行再建を要する症例は比較的まれである 本症例に文献的考察を加え報告する

7 橈骨遠位端骨折の診断と治療の傾向 同門アンケートから 豊岡中央病院整形外科 浜口英寿 辻 宗啓 後藤英司 猪川輪哉 寺西 正 恒川博巳 旭川医大整形外科同 門の皆様 はじめに 橈骨遠位端骨折は我々が遭遇する骨折の中でもとりわけ頻度が高く どの施設 どの年代の医師でも治療の機会がある骨折である それ故その整復操作の方法 麻酔の有無 手術と保存の適応 保存での固定方法と範囲と期間 手術の固定法 患者さん背景 担当医師の考え 指導医の考えなど組み合わせるとそのバリエーションは膨大なものとなる 本発表は旭川医大整形外科同門へ向け行った本骨折の診断と治療法のアンケート調査の結果をまとめたものである 方法 対象 平成 18 年 5 月に第 2 回旭川医大整形外科外傷勉強会にて橈骨遠位端骨折を取り上げた それに先立ち本骨折を扱う可能性のある同門 127 名にアンケートを送付した 主な質問事項を以下にあげる 分類 安定型か不安定型かの判断 徒手整復時の麻酔の有無 整復後の固定法と肢位と期間 ギプスのトラブルの有無 手術の判断時期 転位の許容範囲 手術方法 ( プレートの種類 ピンの刺入位置 創外固定の種類 ) 尺骨茎状突起骨折の処置 DRUJ 不安定性の評価と対処法 移植骨の扱い CRPS(RSD) の経験と予防対策 などである 結果 アンケート送付 127 人中 回答は 36 人 回収率 28.3% 個別の結果は書ききれないが 特に麻酔とその後の固定法 期間につき記す 麻酔しない 56% 局麻 30% 局麻か腕神経叢ブロック 14% 保存治療としての外固定法は 肘下シーネ 42% 肘下ギプス 8% 肘上シーネ( シュガートング含む ) 50% その固定肢位 掌屈 尺屈 回内 52% 中間位 32% 途中で固定肢位をかえるか? に対し 変えない 40% 2~3 週で中間位 36% 1 週以内に中間位 12% 3~4 週で中間位 12% ポイント 特に以下の事に焦点をあて会場のご意見をお聞きしたい 麻酔の要不要とその効果 固定肢位と固定範囲とその意味

8 橈骨遠位端骨折術後の X 線計測の検討 三和会札幌南整形外科病院 工藤未来小林大時早川満片井学石井圭史高橋延勝大和田修 はじめに 近年 橈骨遠位端骨折に対して掌側プレート固定が広く行われている 術 後の良好な成績を得るためには 解剖学的整復位を保つことが重要であるとの報告 が散見される 今回我々は 当院においてピンニングとプレートで治療した症例の X 線計測の推移を検討した 対象と方法 2004~2006 年に橈骨遠位端骨折にて当院で手術し 骨癒合時まで経 過観察が可能であった 72 症例 但し 成人のコーレス骨折を対象とした 男性 13 例 女性 59 例 平均年齢 61.9 歳 AO 分類は A2 15 例 A3 28 例 B3 18 例 C1 11 例 C2 3 例であった 手術方法は 径皮ピンニングが 49 例 掌側プレートが 23 例で あった これらの症例について 受傷時 術直後 骨癒合時にそれぞれの volartil t,radial incli nation shortning を計測した 結果 ピンニング群 プレート群ともに骨癒合時の計測では良好な結果が得られてい た 術直後 骨癒合時の計測では両群間に有意差は見られなかったが 矯正損失では 有意差が見られた 考察 個々の症例を検討すると 矯正の不十分な例や矯正損失の大きい例がみら れ 骨折型 年齢を考慮した術式選択が必要であると考える

9 橈骨遠位端骨折に対する経皮ピンニング ( Kapandji 法 ) の成績 市立札幌病院整形外科平地一彦本間信吾佐久間隆奥村潤一郎東裕隆西田恭博松井裕帝須田亮有賀玲子 目的 最近 2 年間に行なった橈骨遠位端骨折に対する経皮ピンニング ( Kapandji 法 ) の治療成績を報告し 利点と欠点を再評価する. 当科での工夫は1 先端ネジ付きワイヤーを用い逸脱を予防する 2 伸筋腱は鈍的に避け 指運動を妨げない 3 掌側転位には掌側ワイヤーを追加し安定性を高める 4 多少の矯正損失には眼をつぶり 安静を避け手指 ROM の拡大を重視する 方法 Kapandji 法の適応は徒手整復が可能であるが 背側皮質骨の粉砕などがあり 保存的治療では整復位を保てない症例とした. 上記治療を行い術後 3 ヵ月以上の経過観察が可能であった 16 手を調査対象とした. 女性 15 例 男性 1 例で 年齢は平均 61.2 歳 ( 歳 ) であった. 骨折型は Frykman 分類で I : 2 II : 1 III : 1 V : 5 VI : 2 VII : 3 VIII : 2 であった. 使用した K ワイヤーは1~ 4 本 ( 平均 3.3 本 ) であった. 術後は 3-6 週間 ( 平均 5.3 週 ) 肘下 ~ 手指 MP 関節のギプス固定を併用し 4 ~ 7 週間で外来にて K ワイヤーを抜去した. 術直後から日常生活指導を行い 通院リハビリは行なわなかった. 斉藤の評価基準で総合評価した. 経過観察期間は平均 5.3 ヶ月 ( 3 ~ 14 ヵ月 ) であった. 結果 ROM は背屈 62 掌屈 71 回内 75 回外 82 であった. 握力は健側比 68 % であった. X 線評価では Volar tilt(vt) は受傷時 術直後 7.7 K ワイヤー抜去時 9.3 最終観察時 8.5 Radial Inclination(RI) が Ulnar Variance(UV) が mm であった. 総合評価は Excellent 1 2 例 Good 4 例であった. 合併症はワイヤー感染 1 例 橈骨神経浅枝領域の軽度しびれ 1 例 K ワイヤーの迷入 1 例 術後 3 週で転倒による骨折再転位が 1 例に生じた. 手指拘縮 CRPS などは生じなかった. 結論 臨床成績は概ね良好であった. 利点は低侵襲で cost performance に優れている. 欠点は金属抜去とギプスが必要で 不安定型骨折では橈骨の短縮転位は避けられない. これらの特徴を理解して選択すべく治療方法である.

10 不安定型橈骨遠位端骨折に対する non-bridge 型創外固定 (Techno FIX) の治療成績 手稲前田整形外科病院整形外科 畑中渉 [ はじめに ] non-bridge 型創外固定 (Techno FIX フツロ社) は重量 26g と小型軽量で 遠位クランプがアーチ型のため自由な部位から 1.6mm の遠位ピンを多数刺入できるという特徴がある 不安定型橈骨遠位端骨折に対する小型 non-bridge 型創外固定の治療成績を 経皮鋼線固定と比較し検討する [ 対象と方法 ] 2003 年 12 月より 2006 年 6 月までの間に 演者が手術治療を行った 50 歳以上の不安定型橈骨遠位端骨折 31 例のうち non-bridge 型創外固定 ( 以下 NB 群 ) を行った 9 例と 経皮鋼線刺入固定 ( 以下 P 群 ) を行った 9 例である 男 1 例 女 17 例 平均年齢 67.8 歳 (55 ~84 歳 ) 利き手 7 例 非利き手 11 例であった 骨折型は AO 分類で A2 が 1 例 A3 が 8 例 B3 が 1 例 C1 が 6 例 C2 が 2 例であった 平均経過観察期間は NB 群が 45.3 週 P 群が 27.1 週であった [ 結果 ] NB 群の装着期間は平均 42.3 日 P 群の抜釘までの期間は平均 62.0 日で 骨癒合は全例で得られた 感染 神経損傷はなかった 斉藤の基準による治療成績は NB 群では Excellent が 4 例 Good が 5 例 P 群では Excellent が 3 例 Good が 6 例であった 掌背屈および回内外可動域の対健側比は NB 群がそれぞれ 96.0% 97.0% で P 群がそれぞれ 87.5% 94.9% であった X 線学的には Volar tilt Ulnar variance および Radial inclination を計測した結果 Volar tilt で NB 群と P 群の間に有意差を認めた [ まとめ ] 小型 non-bridge 型創外固定法は閉鎖的整復と固定が低侵襲下に可能であり 早期手関節使用が可能なため 患者の満足度も高かった 遠位クランプが当初 X 線非透過性のため 装着期間中は X 線評価が困難という欠点もあったが X 線透過性が改良され 不安定型橈骨遠位端骨折に対する有用な治療法の一つになりうるといえる

11 新しい創外固定器 " スネーク を用いた橈骨遠位端骨折の治療成績帯広厚生病院整形外科木村長三 石田直樹 海老原響 田辺明彦 河村太介 新井隆太 後藤礼大北海道大学整形外科末永直樹開西病院整形外科細川吉博北新病院整形外科松川悟 目的 橈骨遠位端骨折に対する transulnar pinning は橈骨神経浅枝損傷がなく 固定性が良好で早期の手関節運動が可能であるものの一時的な回内 外制限をきたすことが欠点と指摘されてきた " スネーク はその欠点を補い 尺骨を通さずに尺側より刺入したピンを固定することで固定性を維持しながら回内外運動を可能にした新しい創外固定器である 本研究の目的は橈骨遠位端骨折に対する本創外固定器の有用性を検討することである 対象と方法 2005 年より volar tilt-10 以下 または 20 以上の橈骨遠位端骨折を手術適応とし 術後 3 か月以上経過観察可能であった 20 例 20 手を対象とした 男 4 例 女 16 例 年齢は 23~83 歳 ( 平均 62 歳 ) 経過観察期間は 3~16 か月 ( 平均 6.8 か月 ) であった 骨折型は AO 分類で A2:1 A3:14 C2:5 手であった 創外固定装着期間は平均 5.3 週 術後外固定は平均 8 日であった 結果 X 線評価では radial inclination が受傷時 12.0 創外固定装着直後 25.3 最終観察時 25.4 volar tilt が ulnar variance が mm であった 創外固定装着直後と最終観察時では ulnar variance のみ統計上有意差を認めた 可動域は平均で手関節背屈 69 掌屈 71 前腕回内 77 回外 84 であった 感染 神経損傷等の合併症は認めなかった 考察 ulnar variance に術後矯正損失が認められたもののスネーク創外固定器の固定性は良好であった 小侵襲で手技は簡便であり 患者は回内外運動ができるため創外固定装着中もよく手を使用し ADL 障害は少なかった スネーク創外固定器は橈骨遠位端骨折に対する有用な治療法の一つと考えられた

12 当科における橈骨遠位端骨折にたいする volar fixed-angle plating 症例の検討医療法人社団刀圭会協立病院津村敬 佐藤幸宏 伊林克也 長谷川敏はじめに橈骨遠位端骨折の治療は日進月歩である そのなかで volar fixed-angle plating は骨質が不良な高齢者の骨折や骨幹端部の粉砕を伴う不安定な骨折に対して特に有効な手術方法であると認められている そこで若干の症例数ではあるが 当院における本法施行例について検討し その利点 問題点 注意点 今後の課題について考察した 症例本法の適応は 他の方法で整復位の保持が困難と思われる粉砕の強い橈骨遠位端骨折で日常生活における活動性の高い症例とした 術後 6ヶ月以上経過した症例は5 例で年齢は57 歳から83 歳 男性 1 名 女性 4 名であった 展開は Henry s approach とし 全例に Synthes 社製の掌側用 distal radius plate を用いた 本法と同時に尺骨茎状突起骨折の ORIF と尺骨骨幹端部骨折の経皮 pinning を1 例ずつ実施した 術後外固定は2 週まで volar splint 4 週まで night splint とした 検討項目は手関節可動域 握力 tilting inclination variance とした 結果可動域は掌屈と回内にやや制限を認めるものの概ね良好 握力も最終的には健側に近いレベルにまで回復していた X 線的には若干の短縮が認められたものの 橈骨の alignment は骨癒合まで概ね保持されていた しかし受傷時に DRUJ が破綻していた例では経過と共に DRUJ の開大が目出ってきた 合併症として遷延骨癒合を経験した 原因は過矯正により fracture void が大きくなったことと 固定が rigid すぎたことと推察した SAFHS を使用し 術後 8ヶ月で癒合した 考察本法は次に示す利点を有する 1 粉砕した骨折部背側を展開しない 2 angle stability を利用して骨折部を間接的に整復できる 3 angle stability により 骨質が不良でも整復位を保持できる 4 peg や screw の径が細く 小さな関節内骨片の整復 保持が可能である今回の経験からも volar fixed-angle plating の固定性は信頼に足るものであり 橈骨骨折の固定性だけに関していえば早期の可動域訓練に耐えうると思われた 但し粉砕した骨折部背側を展開しないことによる defect の遺残 強固過ぎる固定が仇となって 遷延骨癒合を生じうるため 過矯正は避けるべきと考えられた また DRUJ の不安定性による臨床症状は生じなかったものの X 線上はその開大が目立つ症例が多かった X

13 線像を治すことに固執して 侵襲を増やすべきではないと考えるが 今後 DRUJ の評 価 治療方法 術後の外固定期間に関する検討が必要と考えた

14 高齢者の橈骨遠位端骨折に対する掌側ロッキングプレートの成績北見日赤病院整形外科 森井北斗菅原修高橋滋松尾卓見林真佐々木祐介北見小林病院整形外科佐藤達也 はじめに 橈骨遠位端骨折は高齢者に多く発生する骨折の一つである 75 才以上の高齢者は老年後期といわれ それ以前とくらべ介護の必要性が増加してくる年代であり 橈骨遠位端骨折によりさらなるADLの低下が懸念される 今回われわれは75 才以上の患者の橈骨遠位端骨折に対し 掌側ロッキングプレートを用いてORIFを行った14 例について 症例を検討し報告する 対象と方法 症例は75 歳以上 ( 平均年齢 78.8 歳 ) の橈骨遠位端骨折の患者 14 例 14 手 ( 全例女性 ) を対象とした AO 分類でA2:5 例 A3:1 例 B2:1 例 C 1:4 例 C2:2 例 C3:1 例であった 全例掌側アプローチによるORIFを行い Synthes Distal Radius Plate 掌側用を 8 例に Synthes Locking Distal Radius System2.4 掌側用を6 例に用いた 尺骨茎状突起骨折を伴ったものは 5 例あったが 今回の症例に対しては内固定は行わなかった 術後は全例 2 週間以内に自他動可動域訓練を行った 臨床評価は最終経過観察時でのDASH 機能スコア 斉藤の評価基準を調査 両側の握力も計測した 画像は受傷時 手術直後 最終経過観察時での手関節正面 側面単純レントゲンにおける Radial inclination : RI Volar tilt : VT Ulna variance : UV を計測し比較した 結果 最終経過観察期間は8ヶ月から2 年 6ヶ月 ( 平均 14.6ヶ月 ) 全例骨癒合が得られた 術後合併症は3 例に手指のしびれ 1 例に手指の拘縮を認めた DASH 機能スコアは平均 15.2 点 斉藤の評価基準では Excellent 7 例 Good 6 例 Fair 1 例であった 握力は健側比の平均が81.5% だった 単純レントゲンは受傷時と手術直後の比較ではRI VT UV いずれも改善しており, 手術直後と最終経過観察時との比較では平均で RI :-1.5 VT:-3.1 UV:+0.9mm の矯正損失を認めた 考察 老年後期にあたる75 歳以上の高齢者に対する掌側ロッキングプレートを用いたORIFは有効な治療法であると考えられた

15 橈骨遠位端骨折への DRP 掌側プレートの使用経験 問題例 反省例を中心として 市立函館病院整形外科 中島菊雄 徳谷聡 和田誠之 菅原卓 粉砕や転位の強い橈骨遠位端骨折に対する掌側 plate の有用性は以前から言われており 各社からいろいろな特徴のあるものが販売されている それぞれ 成績が良好であったとする報告は数多いが 問題点はなかなか目に触れない われわれは 平成 15 年以降 Synthes 社の DRP 掌側 plate を 24 例に使用した この製品についての特徴を述べるとともに われわれの経験した問題例 反省例について供覧する 内訳は plate の位置不良による plate の隆起 整復の不足 過矯正など主に手技によると思われるもの plate の切断や bending 時の screw hole の変形によりバットレスピンの locking が不能となるものや 骨片同士の固定に使用した wire screw によってさえぎられ バットレスピンが刺入できなくなるなど plate の特徴と手技によるもの plate の折損や変形など plate の強度 あるいは plate の選択におけるものであった また われわれは経験していないが 文献によれば screw 先端や plate 断端での腱断裂が報告されている 今後の 機種選択 掌側 plate 固定手術時の参考にしていただければ幸いである

16 3-column yに基づく橈骨遠位端骨折の治療小経験 theor 札幌医科大学付属病院高度救命救急センター 入船秀仁 橋本功二 土田芳彦札幌医科大学整形外科学講座塩崎彰 阿久津裕子 谷代恵太 宮川健 小林拓馬 河村秀仁 瀧村浩介 緒言 近年 橈骨遠位端骨折は内固定材料の発展により 積極的に観血的内 固定を行うことが多くなってきている さらに locking plat eの出現により 掌側 platin gのみにてその多くは対処可能とされているが 関節内粉砕骨折の 場合にはこれだけでは不十分なことがある AOgrou pが推奨する治療法は橈尺 骨遠位端を 3-colum nに分けて考え 各骨片をそれぞれ強固に固定することで 良好な成績が得られるとされている 今回我々は AO23-C3 症例に対し Synthe s 社 locking distal radius plat e system を用いて 3-column yに基づ theor いた治療を行い 短期ではあるが 比較的良好な結果を得たので 報告する 症例 症例 1 61 歳 男性 高所より転落し受傷 両橈尺骨遠位端骨折 ( 右 AO 3-A3 2 左 AO 3-C3) 2 右は尺骨遠位端の開放骨折 (Gustillo ) であったた 2 め 即日両側創外固定施行し 受傷後 7 日目に内固定施行 右は掌側 plat e 左は 3-colu mすべてを修復し plat e 固定した 術後 8ヶ月経過時の手関節可 動域は伸展右 60 左 60 屈曲右 60 左 50 で 握力は右 14kg 左 23kg であり 日常特に不自由無く両手を使用しており X 線上骨癒合は得られてい た 症例 2 33 歳 男性 高所より転落し受傷 多発外傷の部分損傷として右橈骨 遠位端骨折 (AO 3-C3) 2を認めた 全身状態安定化した受傷後 14 日目に掌側 背側より内固定を施行 術後 4 ヶ月経過時の手関節可動域は伸展 40 屈曲 35 握力は 11kg ( 健側 34.5kg ) で 日常生活レベルでは特に問題なく手を使用して 得おり X 線上骨癒合は得られていた 結語 橈尺骨遠位端を 3-colum nでとらえて それぞれの骨片を強固に固定 することで 治療に難渋することが多い AO 3-C3 2 症例で 短期ではあるが比 較的良好な結果を得ることができた 本法は橈骨遠位端骨折の内固定を行う際 に有用な概念 方法であると考えられた

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