"GIFT" フォーマットのインポート

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1 Moodle 1.9 のテストの質問を XML ファイルのアップロードにより作成する 目 次 1 アプリケーションについて 2 2 ファイルの形式 2 3 ファイル変換の実行 3 4 ファイルの書式 正誤問題 多肢選択問題 ( 単一解答 ) 多肢選択複数解答問題 記述式問題 組み合わせ ( マッチング ) 問題 数値問題 穴埋め式記述問題 穴埋め式選択問題 穴埋め式数値問題 複数の設問を含む穴埋め式問題 作文問題 説明 最終行 17 5 記入上のヒント 文字飾りの指定 問題名について 18 1

2 Moodle 1.9 の小テスト用質問一括変換ユーティリティ - Flash 版 Moodle では テストで使用する質問が含まれる XML ファイルをインポートすることができます 本ユーティリティは 表計算シートに問題文や正誤答などを記述し CSV 形式で保存したファイルを読み込んで XML ファイルに変換します 正誤 多肢選択 多肢選択複数解答 組み合わせ 記述 数値 穴埋め選択 穴埋め記述 穴埋め数値 作文および説明に対応しています 1 アプリケーションについて Action Script を利用して開発されたアプリケーションで Windows PC Mac 及び Linux 環境のいずれでも動作します 実行には Flash Player 10 以降が必要です Web サーバ環境だけでなく ローカル PC でも利用することができます 2 ファイルの形式 表計算ソフトウェアを利用して次のような表を作成し CSV 形式で保存します 図 1.1 XML 形式に変換するためのファイルを作成する際のフォーマットの例 書式の詳細については 4 章を参照してください 2

3 3 ファイル変換の実行 1. 下記の URL にアクセスして Web アプリケーションを起動します ( 富山大学 ) 各自のサーバ環境で利用される場合は それぞれ適切な URL を指定してください ローカル PC で利用する場合は html ファイルまたは swf ファイルのアイコンをダブルクリ ックして起動します 2. [CSV ファイル読み込み ] ボタンをクリックします 3. ファイル選択ウィンドウが表示されます 保存した CSV ファイルを指定します 3

4 4. ウィンドウに 変換された XML 形式のデータが表示されます 必要があればこの段階でテキストを修正することも可能です 5. [ ファイル保存 ] ボタンをクリックします 6. ファイル選択ウィンドウが表示されます 保存する場所を選択し 必要であればファイル 名を変更して保存します 4

5 4 ファイルの形式 1 行目利用者のための注釈行です 入力は必須です 2 行目利用者のための注釈行です 入力は必須です 3 行目カテゴリー 問題名などを設定します 空欄でもかまいませんが必須です カテゴリー問題名基幹問題開始番号マルチメディアファイルの所在複数受験インタラクティブ Moodle 1.9 ファイルのリンク先 空白でない場合 質問をインポートする Moodle の問題バンクのカテゴリーを指定します 親カテゴリーと子カテゴリーの間は / で区切ります B3 の問題名基幹のセルが空白でない場合 C3 のセルの問題開始番号の情報と併せて 問題名を連番で自動的に設定します 問題を記述した行に記入されている問題名は置換されます Moodle 内で使用する question 番号の開始値を設定します また 問題名基幹を指定した場合は 連番で与えられる問題番号の開始値を設定します 空欄の場合は 1 とみなします AIR 版では使用しません Moodle 1.9 では使用しません 画像や音声ファイルへのリンクを利用して画像や音声を含む問題の一括作成を行う場合に コースファイルのリンク先を指定します 記入上の注意 4 行目以降で 左端のセルの先頭が # の行は注釈行として読み飛ばされます 注釈行は必ずしも入力する必要はありません 正誤問題の正誤を示す場合以外は True と Yes および False と No はそれぞれ同義と解釈されます また 例えば True は TRUE, T あるいは t などとしてもかまいません 数式と解釈される文を記述する場合は セルの書式の表示形式を 文字列 としてください 5

6 HTML のタグは 必要に応じて利用者が記入してください なお <p></p> タグなしでテキスト全体を記述した場合は Moodle で読み込む際に テキストの前後に <p></p> タグが自動的に挿入されます セル内での ALT+Enter による改行は 変換時に削除されます 4.1 正誤問題 1. 左端のセルに TF と記入します 4. 6 番目のセルに問題文を記入します 5. 7 番目のセルに 問題文の記述が正しい場合は True 間違っている場合は False と記入します (TRUE, FALSE, T, F, t, f などと指定することも可能です ) b. フィードバック等を指定する行 1. 通常 正誤問題ではペナルティは使用しません 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 3. 3 番目のセルに の解答に対するフィードバックを記入します 4. 5 番目のセルに の解答に対するフィードバックを記入します 4.2 多肢選択問題 ( 単一解答 ) 1. 左端のセルに MC と記入します 6

7 4. 4 番目のセルに選択肢のシャッフルの有無 True または False を記入します 空欄の場合は True とみなします 5. 5 番目のセルに 選択肢の番号付けのパターンを指定する記号を入力します 記号番号付けのパターン 123 1,2,3 abc a,b,c ABCD ABCD None なしセルに入力規則が設定されている場合は ドロップダウンリストから番号付けのパターンを選択することができます 6. 6 番目のセルに問題文を記入します 7. 7 番目のセルに正しい選択肢の番号を記入します 8. 8 番目以降のセルに選択肢を記入します 選択肢の数は2つ以上必要です b. フィードバック等を指定する行 1. 左端のセルにペナルティの値を記入します 小数または % 値で指定します 空欄の場合は とみなします ペナルティの値を 0 に設定する場合は 0 または 0% と入力してください 入力規則が設定されている場合はリストの一覧から選択することができます アダプティブモード または 複数受験インタラクティブ を使用してテストを実行する場合 不正解の後に学生が再度解答する場合の問題評点の減点の割合を示します 多肢選択単一解答問題の場合 通常選択肢の数を N とすると ペナルティは 1/(N-1) と設定します 例えば 四択問題の場合のペナルティは % となります 問題の評点が 3 点でペナルティを % とした場合 学生が最初の機械に正解することで 3 点を取得します 最初の受験が不正解で 2 回目の受験で正解した場合 学生は評点の 3 点にペナルティ % を掛けた分の 1 点減点され 2 点を取得します 3 回目の受験で正解した場合 学生はさらに 1 点減点され 1 点を取得します 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 3. 3 番目のセルに 正答に対する総合フィードバック を記入します 4. 5 番目のセルに 不正解に対する総合フィードバック を記入します (3~5 番目のフィードバックは 回答者がそれぞれの選択肢を選択した際に表示されるフィードバックとは別に表示されます ) 5. 選択肢の下のセルに それぞれの選択肢に対するフィードバックを記入します 7

8 4.3 多肢選択複数解答問題 1. 左端のセルに MA と記入します 4 番目のセルにシャッフルの有無 True または False を記入します 空欄の場合は True となります 4. 5 番目のセルに選択肢の番号付けのパターンを指定する記号を入力します 記号番号付けのパターン 123 1,2,3 abc a,b,c ABCD ABCD None なし セルに入力規則が設定されている場合は ドロップダウンリストから番号付けのパターンを選択することができます 5. 6 番目のセルに問題文を記入します 6. 7 番目のセルに最初の選択肢のテキストを記入します 7. この選択肢に対する配点の割合を記入します 満点は 100 です 空欄は 0 とみなします ( 負の評点を設定することもできます ) 8. 選択肢を追加するには 6 7 の記述を繰り返します 選択肢の数は 2 つ以上必要です ( このツールでの選択肢の数の上限は 9 です ) 8

9 b. フィードバック等を指定する行 1. 左端のセルにペナルティの値を記入します 小数または % 値で指定します 空欄の場合は とみなします ペナルティの値を 0 に設定する場合は 0 または 0% と入力してください セルに入力規則が設定されている場合はリストの一覧から選択することができます アダプティブモード または 複数受験インタラクティブ を使用してテストを実行する際に 学生が不正解の後に再度解答する場合の問題評点の減点の割合を示します 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 3. 3 番目のセルに 正答に対する総合フィードバック を記入します 4. 4 番目のセルに 部分的に正しい解答に対する総合フィードバック を記入します 5. 5 番目のセルに 不正解に対する総合フィードバック を記入します (3~5 番目のフィードバックは それぞれの選択肢を選択した際に表示されるフィードバックとは別に表示されます ) 6. それぞれの選択肢の下のセルに 対応するフィードバックを記入します 4.4 記述式問題 1. 左端のセルに SR と記入します 9

10 4. 英文字の大文字と小文字の区別をする場合は 4 番目のセルに Yes と記入します 5. 6 番目のセルに問題文を記入します 6. 7 番目のセルに最初の正答の候補を記入します 7. 右隣のセルに配点の割合を記入します 満点は 100 です 空欄は 0 とみなします 8. 正答とみなすものが更にある場合は 6, 7 を繰り返します b. フィードバック等を指定する行 1. 左端のセルにペナルティの値を記入します 小数または % 値で指定します 空欄の場合は とみなします ペナルティの値を 0 に設定する場合は 0 または0% と入力してください セルに入力規則が設定されている場合はリストの一覧から選択することができます 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 3. 正答の下のセルに それぞれ対応するフィードバックを記入します 4.5 組合わせ ( マッチング ) 問題 1. 左端のセルに MAT と記入します 4. 4 番目のセルに 組み合わせの左側のテキストを表示する際のシャッフルの有無を指定するため True または False を記入します 空欄の場合は True となります 5. 解答終了後に正答の数を表示する場合は 5 番目のセルに Yes と記入します 6. 6 番目のセルに問題文を記入します 7. 7 番目のセルに最初の組み合わせの左側のテキストを記入します 8. 8 番目のセルに正しい組み合わせの相手のテキストを記入します 9. 以下 奇数列のセルに組み合わせの左側のテキストを記入し 偶数数列のセルに正しい組み合わせの相手のテキストを記入します ( このツールでの組み合わせの数の上限は 9 です ) 10

11 b. フィードバック等を指定する行 1. 左端のセルにペナルティの値を記入します 小数または % 値で指定します 空欄の場合は とみなします ペナルティの値を 0 に設定する場合は 0 または 0% と入力してください セルに入力規則が設定されている場合はリストの一覧から選択することができます 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 3. 3 番目のセルに 正答に対する総合フィードバック を記入します 4. 4 番目のセルに 部分的に正しい解答に対する総合フィードバック を記入します 5. 5 番目のセルに 不正解に対する総合フィードバック を記入します 4.6 数値問題 1. 左端のセルに NUM と記入します 4. 6 番目のセルに問題文を記入します 5. 7 番目のセルに正答の値を記入します 6. 8 番目のセルに正答の許容範囲を記入します 7. 9 番目のセルに配点の割合を記入します 満点は 100 です 空欄は 0 とみなします 8. 以下 別な正答に対して 正答 正答の許容範囲 配点の割合の順で記入します ( このツールでの正答の数の上限は 6 です ) 11

12 b. フィードバック等を指定する行 1. 左端のセルにペナルティの値を記入します 小数または % 値で指定します 空欄の場合は とみなします ペナルティの値を 0 に設定する場合は 0 または 0% と入力してください セルに入力規則が設定されている場合は リストの一覧から選択することができます 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 3. 正答の下のセルにフィードバックを記入します 4.7 穴埋め式記述問題 1. 左端のセルに FIB と記入します 4. 6 番目のセルに問題文を記入します で示します 5. 7 番目のセルに正答を記入します 6. 右隣のセルに配点の割合を記入します 満点は 100 です 空欄は 0 とみなします 7. 正答とみなすものが更にある場合は 5 6 を繰り返します 正解以外のすべての解答を指定するには 正答欄に! 誤答! と記入します b. フィードバック等を指定する行 1. 左端のセルにペナルティの値を記入します 小数または % 値で指定します 空欄の場合は とみなします ペナルティの値を 0 に設定する場合は 0 または0% と入力してください セルに入力規則が設定されている場合は リストの一覧から選択することができます 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 3. 正答の下のセルにフィードバックを記入します 12

13 4.8 穴埋め式選択問題 1. 左端のセルに FMD と記入します 4. 6 番目のセルに問題文を記入します で示します 5. 7 番目のセルに最初の選択肢を記入します 6. 8 番目のセルに配点の割合を記入します 満点は 100 です 空欄は 0 とみなします を選択肢の数だけ繰り返します b. フィードバック等を指定する行 1. 左端のセルにペナルティの値を記入します 小数または % 値で指定します 空欄の場合は とみなします ペナルティの値を 0 に設定する場合は 0 または0% と入力してください セルに入力規則が設定されている場合はリストの一覧から選択することができます 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 3. 選択肢の下のセルに それぞれの選択肢に対するフィードバックを記入します 13

14 4.9 穴埋め式数値問題 1. 左端のセルに FNUM と記入します 4. 6 番目のセルに問題文を記入します で示します 5. 7 番目のセルに正答の値を記入します 6. 8 番目のセルに正答の許容範囲を記入します 7. 9 番目のセルに配点を記入します 満点は 100 です 空欄は 0 とみなします 8. 以下 別な正答に対して 正答 正答の許容範囲 配点の順で記入します ( このツールでの正答の数の上限は 6 です ) b. フィードバック等を指定する行 1. 左端のセルにペナルティの値を記入します 小数または % 値で指定します 空欄の場合は とみなします ペナルティの値を 0 に設定する場合は 0 または 0% と入力してください セルに入力規則が設定されている場合は リストの一覧から選択することができます 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 3. 正答の下のセルに それぞれの正答に対するフィードバックを記入します 14

15 4.10 複数の設問を含む穴埋め式問題 1. 最初の設問の種類に合わせて 問題文の行とフィードバック等を指定する行を記述します 問題文中の複数の設問に対応する空欄の位置をそれぞれ で指定します 2. 2 番目以降の設問の種類に合わせて 問題文の行とフィードバック等を指定する行を記述します ただし 問題名 問題文 ペナルティ 全般に対するフィードバック は意味を持ちません 穴埋め式問題の記入上の注意点 Moodle Docs の記述では 正解に { } # ~ / " を含んでいる場合 それぞれの文字の前に を付けてエスケープする必要があります となっています しかし 実際は正解中の } # ~ とフィードバック中の } ~ をエスケープすれば支障は無いようです 15

16 4.11 作文問題 1. 左端のセルに ESS と記入します 4. 6 番目のセルに問題文を記入します b. フィードバック等を指定する行 1. 左端のセルにペナルティの値を入力します 小数または % 値で指定します 空欄の場合は とみなします ペナルティの値を 0 に設定する場合は 0 または 0% と入力してください セルに入力規則が設定されている場合は リストの一覧から選択することができます 2. 隣のセルに 全般に対するフィードバック を記入します 4.12 説明 1. 左端のセルに DS と記入します 3. 6 番目のセルに説明のテキストを記入します 16

17 b. フィードバック等を指定する行 1. 2 番目のセルに 全体に対するフィードバック を記入します ( 必要がなければ空欄でかま いません ) 4.13 最終行 左端のセルに END と記入します 17

18 5 記入上のヒント 5.1 文字飾りの指定 セルにテキストを記入する際に 次のような HTML のタグを使用すると Moodle 内で文字飾りを 表現することができます 下付き  上付き  斜体 <em> </em> 太字 <strong>b</strong> 下線 <span style="text-decoration: underline;">u</span> 取り消し線 <span style="text-decoration: line-through;"> </span> 文字の色 <span style="color: #ff0000;"> </span> 文字の背景色 <span style="background-color: #00ffff;"> </span> 5.2 問題名について XML ファイルを Moodle にアップロードする際に 問題名が空白の場合は 問題文全体が問題名として使われます この時 問題名が非常に長くなる場合はインポート時にエラーが発生することがあります その場合は 問題名を記入するかまたは B3 と C3 のセルを利用して問題名を連番で自動的に設定する機能を利用してください 18