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1 海綿動物の特徴 発達した器官や組織を欠く 細胞間の協調性に乏しい 細胞の機能分化が乏しい 側生動物と呼ばれることもある 同一種でも形態は多様 炭酸カルシウムや珪酸からなる骨片をもつ 形態は アスコン型 サイコン型 ロイコン型に大別される 石灰海綿 普通海綿 六方海綿に分類される 1

2 刺胞動物の特徴 刺胞を有する ( ミノウミウシは盗刺胞として利用 ) ニ胚葉動物 腔腸が発達 放射相称 ポリプ型とクラゲ型をもつ 神経系が出現 水管系が発達 群体形成 ( イシサンゴ ) 発生段階でプラヌラ幼生を経る 2

3 軟体動物の特徴 外套膜で包まれる ( 貝殻 ) 歯舌を有する ( 二枚貝綱は例外 ) トコロフォラ幼生 ベリジャー幼生を経る ( 頭足綱は例外 ) 腹足綱 二枚貝綱 頭足綱などに分類される 血色素としてヘモシアニンを持つものが多い ( 例外アカガイなど ) 3

4 節足動物の特徴 明瞭な体節構造 付属肢が発達 ( 関節構造を示して機能的 移動力増大 ) 発達したクチクラ層からなる外骨格をもつ ( 体の保護および支持 成長過程で脱皮が必要 ) 有用種はすべて甲殻亜門の軟甲綱 軟甲亜綱 十脚目 ( 根鰓亜目と抱卵亜目 ) 頭部 胸部 腹部 尾部からなる ( 頭部と胸部は融合して頭胸部となる場合がある ) 開放血管系 ヘモシアニン ノープリウス幼生を経る キチン キトサンの産業利用 4

5 棘皮動物の特徴 五放射相称 水管系 ( 管足 ) が発達 内骨格を有する 淡水には生息しない 主な種は ヒトデ綱 ナマコ綱 ウニ綱 ウニの口器は アリストテレスの提灯 と呼ばれる ナマコは呼吸樹をもつ 放射卵割 ( 後口動物 ) 発生はデュプリューリラ幼生を経る 5

6 脊索動物の特徴 生涯を通じて あるいは発生の一時期 脊索をもつ 単体性と群体性のものがある 脊椎動物を除いて海産 尾索亜門 頭索亜門 脊椎動物亜門に分類 ホヤの仲間にはバナジウムを蓄積するものがある 6

7 主要な生態系 潮間帯 ( 磯 干潟 ) 河口域 藻場 ( 海中林 アマモ場 ガラモ場 ) 砂浜 サンゴ礁 マングローブ林 深海 ( 熱水 冷水噴出域 ) 南極海 7

8 岩礁 ( 磯 ) 生態系の特徴 動植物の帯状分布 激しい環境変化 : 栄養成分 日光 ( 温度 乾燥 紫外線 ) 降水 蒸散 波浪 潮だまり : 干潮時に海水が残る部分を指し 重要な生活の場 潮間帯は環境変動大なので 生息生物は温度 塩分 乾燥に対する耐性をもつ 磯には表在動物 表在植物が高密度に生息 生息場所の競争大 鉛直的分布 生息域の上限は生理的耐性で 下限は捕食 競争で決まる 年間一次生産量は約 100 gc/m 2 8

9 干潟生態系の特徴 遠浅の海岸で潮が引くと干出する砂 砂泥 泥質の場所 環境省の定義は 干出幅 100m 以上 干出面積が 1ha 以上 移動しやすい基底 ( 砂, 礫, 砂泥, 泥 ) からなるものー粒度分布ー透水性に影響 河川によって運ばれた土砂が堆積してできたもの 各種幼生の集積 着底場所 陸上由来有機物 付着珪藻など有機物が多い 大型生物が来遊せず 底生性生物の初期発生に重要 渡り鳥の中継地としての意義 潮汐作用や生物群による水質浄化作用 最近では 防災機能 親水機能も重視 珪藻 ヒトエグサ アナアオサ ( 緑藻 ) スサビノリ アサクサノ 9 リ ( 紅藻 ) が繁殖

10 河口域生態系の特徴 部分的に汽水が占める閉鎖水域を形成 陸起源有機物の滞留による高い一次生産ー植物プランクトンブルーム デトリタス 潮汐作用による撹拌 河川流量 水深 地形 循環様式 気候帯 潮位差など多様 塩性湿地帯 藻場を伴うことが多い 干潟や砂堆を伴うことが多い 人間活動の影響を受けやすい 動物の生息密度が高く 高い生産性を示すが 塩分濃度の変動に対応できる種が限られており 種の多様性は低い 10

11 藻場生態系の特徴 海中の様々な生物に隠れ場所 産卵場所などを提供する 海藻 ( ホンダワラ ) 海草 ( アマモ ) 微細藻類は有機物 ( 窒素 リン ) 吸収 重金属濃縮など浄化機能をもつ 光合成による酸素供給 約 3-8.3kg( 乾重 )/m 2 / 年と 純生産量が多い ( 総バイオマス量は陸上植物に劣るが ) 海底地盤の安定化に寄与 亜寒帯の下干潮帯の岩場にはケルプからなる海中林が発達 ケルプはもっとも成長が早い植物で 年間当りの生産量が 3000 gc/m 2 に達する これらの直接の摂食はわずかで ほとんどは腐食連鎖に入る ウニが優先種 11

12 砂浜生態系の特徴 基質である砂が固定しておらず 風や波によって変化する上 塩分 乾燥などの条件もあり 生物には暮しにくい環境 石英砂粒 貝殻 有孔虫 デトリタスからなる 透水性高い ( 貧酸素になりにくい ) 埋在性生物 砂中産卵場として機能 供給土砂量不足により砂浜浸食が多発 砂浜は一次生産者として底生性の珪藻 渦鞭毛藻類 藍藻 ( シアノバクテリア ) と 埋在性メイオベントスが優先 年間一次生産量は 15 gc/m 2 以下 栄養源を周辺域からの流入デトリタスに依存 12

13 サンゴ礁生態系の特徴 (1) 造礁サンゴの繁殖に適している海は ほどの高水温 ( 等水温線 20 ) 3-4% ほどの高い塩分濃度 深くても水深 30m ほどの光が透過する浅くて澄んだ海域に形成 サンゴ虫 ( 刺胞動物門 花虫綱 共生藻との相利共生 ) の骨格 ( 炭酸カルシウム ) を中心に形成 一次生産者 : 底生付着藻類 植物プランクトン 共生褐虫藻類 インドー太平洋に多く (500 種 ) 大西洋に少ない (60 種 ) 固着性生物の付着の場や小型魚類の隠れ場所 ( 多様な微小環境 ) サンゴ礁を形成する造礁サンゴには褐虫藻が体内に共生している これらの共生藻は光合成を行い サンゴにブドウ糖やアミノ酸などの栄養物を供給している サンゴは最大 全エネルギー要求量の 70% を褐虫藻の光合成に依存する 残りは 動物プランクトンの捕食や溶存有機物の吸収による 13

14 サンゴ礁生態系の特徴 (2) サンゴ礁の一次生産者は少量の植物プランクトンと共生藻類で その年間生産量は gc/m 2 栄養物の新規加入はきわめて少ない 生産性のみならず生物多様性がきわめて高いことがサンゴ礁の特徴 サンゴの成長は年間 10 cm 以下 酸性化や天候など物理現象の影響を受けやすい 上方への成長は年間数 mm-3 cm 程度 14

15 マングローブ林生態系の特徴 熱帯 亜熱帯沿岸の 60-75% を占める 堡礁で守られた岸辺に多い 耐塩性をもつヒルギ ヒルギダマシ オヒルギ ( 気根 胎生種子など陸生顕花植物が繁茂し 土砂流出を防止 塩分 水温 潮汐の変動が大きい 栄養塩 有機物の流入 流出が活発 マングローブ林とその複雑な根により 流れが抑えられ 静穏な環境 粘土粒子による濁り多く 底泥は低酸素ー無酸素状態 小型甲殻類を餌とする魚類の仔稚魚の生育場所として重要 植物プランクトンは少なくが ヒルギ等を餌とする植物食性の小型甲殻類が多い マングローブの根は動物の付着基質や支持基質となる 落葉は腐食連鎖の起点物質となり その生産量は g/m 2 15

16 深海 ( 熱冷水噴出口 ) 生態系の特徴 植物プランクトンに依存しない短命な生態系 熱 冷水噴出孔付近にイオウ メタン アンモニア細菌 ( 一次生産者 ) に依存した特異な生態系が形成 これらの生態系はバイオマスは大きい (30 kg/m 2 ) は 固有種が優先するため 多様性に乏しい 南極海生態系の特徴 南極点を中心に南緯 66 度 33 分までの地域を南極圏と定義 栄養塩類は豊富だが 植物プランクトンは少ない ナンキョクオキアミなどの動物プランクトン ( 二次生産者 ) が豊富 16

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