東京湾盤洲沿岸での夏季 1 潮汐間におけるアサリ幼生の鉛 直分布の特徴 誌名 日本水産學會誌 ISSN 著者 巻 / 号 鳥羽, 光晴山川, 紘庄司, 紀彦小林, 豊 79 巻 3 号 掲載ページ p 発行年月 2013 年 5 月 農林水産省農林水産技術会議事務

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1 東京湾盤洲沿岸での夏季 潮汐間におけるアサリ幼生の鉛 直分布の特徴 誌名 日本水産學會誌 ISSN 2392 著者 巻 / 号 鳥羽, 光晴山川, 紘庄司, 紀彦小林, 豊 79 巻 3 号 掲載ページ 3-37 発行年月 23 年 月 農林水産省農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター Tkb B-A C S C, A, y R C S

2

3 3 6 鳥羽 山川 圧司 小林 サリ稚貝発生には対応があることが推測される O 一方 個々の着底場を見た場合には その着底場への 幼生の来遊量と着底量の関係が重要になる ところが 沿岸の潮間帯が底生個体の生息場となっている二枚貝で は 着底場付近の沖側潮下帯への浮遊期幼生の来遊量と 潮間帯にある着底場での着底量は必ずしも一致しな い 7 8)アサリにおいても 着底場付近への幼生の来遊 量と着底場での稚貝発生量が対応する場合 9)と対応 し ない場合がある 2) アサリの主な生息場は干潟を中心とした砂泥域であ り 幼生の供給場となる親貝の産卵場および定着場とな る稚貝の着底場はいずれも潮間帯であることが多い と ころが 上にあげた研究を含めてこれまでのアサリ幼生 3-2 の季節動態あるいは空間動態に関する研究のほとんどは 潮下帯を研究対象域としている これらの研究では 産 卵後 日以上を経過した D状期以降の幼生から着底能 力を備えた着底期幼生までについて 産卵場近くの潮下 帯から着底場近くの潮下帯における分布を取り扱ってい N32 4 ' る k L ーーーーーーー アサリ幼生が干潟域に着底する際には 着底能力を備 えた大型幼生が冠水時に干潟域に来遊することが必要で ある すなわち 着底場への幼生供給を評価する際に は 産卵場から着底場近傍への幼生の動態だけでなく 着底場近傍の潮下帯での幼生の分布およびその潮間帯へ の輸送機構の理解が重要である しかし 干潟域とその E39 2 ' L M v Bz TkyB y N (AI )w 巴N w [MLWS( ww v )= J v y 近傍での潮汐に対応したアサリ幼生の空間動態に関する 研究は少なく 2-23)特に幼生の大きさによる分布の差異 とその分布の潮汐の干満に伴う変化 さらにそれらの分 布と水温 塩分などの水質条件の関係を評価した研究は 見当たらない 著者らはアサリの生息場である干潟域とその近傍にお けるアサリ幼生の分布およびその潮汐の干満にともなう 変化を把握するために 他のアサリ主要生産海域と比べ 7 24)の盤 ても幼生が比較的高い密度で出現する東京湾 6 洲沿岸を調査対象域に選定し 大潮時および小潮時にそ れぞれ一定時間間隔で 2時間の幼生の密度調査を行っ た 本報告では その結果明らかとなった大潮時と小潮 時および幼生の大きさによる分布の差異 さらにそれら 幼生の分布左同時観測した水質条件との関係について議 論する 方 法 調査場所調査場所は東京湾中部東岸に位置する盤洲 ) 盤洲干潟は汀線 干潟とその前面海域である ( 方向約 2k 岸沖方向約 ~ k 地盤高 +8 ~::I:: O (大潮時の平均干潮面 =O)の干潟域である 盤洲での潮差は最大で約 2 であり 大潮の干潮時に は沖合い約2kまでが空中に露出する 盤洲干潟は D T! S b!! H G E D C B A O O 2 S v v T w v 巴 宜 [ A 7 2 ; w 9 (ML WS= ) J x y S w v ( b ) b y V b w v b ) y ( v I v y v 巴 w by 巴 b w by b

4 (2 年 ) には放流個体と合わせて全域平均で 4~ 6~63) ~I) を配置した ( 調査地点のうち岸寄りの 4 点 (A~D) は干潟域, 中聞 の 3 点 (E~G) は前置斜面域, 沖寄りの 2 点 (H, A~D ( 干潟域 ) では海底面上 3 である ~I および海底面上 とし, 水深の深い G~I では中 44~7μ の中型幼生, 鉛直層数は ~I でそれぞれ 2, の殻長はそれぞれ約 μ および 2~22μ であ 近い 2 C では約 ~8 日間と推定される 29) 解析に当 り, 採取した海水量は ~2 地点 (~I) の幼生採集水深を表層, 中層, 底層に 3 ために, 採集地点を干潟域 (A~D), 前置斜面域 (, ~ 中側平坦域 (H,

5 このとき, 鉛直区分の比較は潮下帯 (~ I) のみにつ また, 岸沖区分の比較に当たっては, 干潟域の A~D ~ 関係を評価するために, 潮下帯 (~ I) において各幼 2 年 8 月 7 日の天気は曇り, 気温は 23~27, 風向は北東 ~ 東, 風速は ~2 - で穏やかな天 3 日の天気は曇り時々晴れで, 気温は 223~288C, ~3 - で同じく穏やかな天候であった (44~7μ), 大型幼生 (> 分布は 3~μ と 76~83μ にピークを持つ二 ~I の 表層から中層で 33~68 個体 頻度分布は 3~μ に大きなピークのある単峰性 度 ~ 最高密度は, それぞれ ~228, ~484, ~46 個

6 十ゾ ~

7 2 年 8 月 7 日に干潟域の A~ D の全ての地点で採 ~ 9 3~8

8 盤洲でのアサリ幼生の 潮汐聞の鉛直分布 2 7A ) μ 3 4 L< S ( N z )S ( ロT ロ b S 小型 中型 大型幼生の最低密度 最高密度はそれぞれ ~96 ~ 74 ~78 個体 L-であ った 小型幼 密度は小型 中型 大型幼生ともに鉛直区分および採 集時刻によ って強い有意差が認められ(<) 小 型幼生と中型幼生では岸沖区分間で有意差が認められた ) また 小型 中型 大型幼生 の ) (Tb < ( ι豆 bbcω 口 }ω 旬 [ I--DD (τz)目 3 たる 6:~2 :は前置斜面域の密度が高かった 小潮時の幼生密度 2年 8月 3日に採集された 生 中型幼生 大型幼生 ともに 6:と 7:3の密 度は低く 9:以降に密度が増加した (8) ) μ ( N z )M b ( 2 いずれでも鉛直区分と採集時刻の聞に交互作用が認めら れた(<) 小型幼生は 6:~8 :の全ての採集で表層左中 ) 7:3~9 : 8 層で高い密度で採集された ( 2 および :~8 :の採集では表層 中層 あるい は表 中層と底層の聞に有意差が検出され(<) 特に各採集密度が増加した :~8 :では 底層 3 3 ) μ 6 7 > ( N z )L ( ) 中型幼生 9 と表 中層の密度差が大きかった ( は比較的高密度の幼生が採集さ れた 9:と : ~8 :では表 中層あるいは中層の密 度が底層に比 2 べて有意に高かったが(<) それ以外の時刻では 採集密度が低く有意差は認めら れなか った (8b 2 9b) 大型幼生はいずれの採集でも密度が低く 表層 ) 個体 与 中層 底層の各平均密度は最高で 3 ( ) 大型幼生 8 9 前後かそれ以下であ った ( L- 6: 7:39: :3 2: 3:3 : 6:3 8: v y 7 C v 巴 )A7 自 b ( w 巴 ) T ( 2 w 巴 :3 は表 中層あるいは中層での密度がやや高く 9: ~3 :3では有意差が認められた(<) 8 月 3 日に干潟域の A ~ D 全てで採集が行えたのは 9:~3 :3の 4回であった 小型幼生と中型幼生 は 干潟域での採集が行えなかった時刻を含めて前置斜 目 面域で高密度で採集されることが多かったが いずれの b) 大 採集でも有意差は認められなか った ( b) 満潮から干潮に当たる 6:~9 :の採集で ) 8 型幼生はいずれの時刻でも採集密度が低く ( ) 岸沖区分間の差異は明確でなかった ( は前置斜面域と沖側平坦域での密度が干潟域に比べて高 ) 干潮から満潮に当たる 6:3と かったが(< 大潮時の水温 塩分 DO 2年 8月 7 日に観測 された水温は 226~244C 塩分は 33~329 DOは 8:には干潟沖側に当たる Dでの採集密度が高くな 2~6 4 O2L-の範囲にあり 各採集地点ともに上 って 3区分間に有意差はなか った (7b) 前置斜面 層 に お い て 高 水 温 低 塩 分 高 DOの 傾 向 で あ っ た ) 前置斜面と沖側平坦域では 24C を越える水 ( 域と沖側平坦域を比較すると 全ての採集時刻で両者に 差はないか前置斜面域の密度が高かった 大型幼生は 中型幼生に比べてさらに前置斜面域の中 底層で高密度に採集される傾 向が強か った ( ) 大型幼生は中型幼生と同様に 満潮から干潮に当 温および 3以下の塩分は干潟上の海水が干潮時に沖側 に流出した 9:~2 :を中心に表面付近で一時的 に観測 されたものであり それ以外の時刻の水温と塩分 はそれぞれ 228~24C 32~326 の範囲にあった たる 6: ~ 9 :の採集では前置斜面域と沖側平坦 水温 塩分 DOはともに鉛直区分間と採集時刻間で 域での密度が干潟域に比べて高かったが 干潮から満潮 に当たる 6:3と8:には干潟沖側に当たる D で 強い有意差 が認められ(<) 水温と塩分は岸沖 ) ) (Tb2 区分間でも有意差が認められた(戸< の密度が高く 3区分間の差はなかった (7) 前 また 水温 塩分 DOともに鉛直区分と採集時刻の聞 ) 水温と DO の交互作用に有意差が認められ(< 置斜面域と沖側平坦域を比較すると 満潮か ら干潮に当

9 J~ ー ~

10 236~24C, 228~233C の範囲にあり, 表層と底層 2) 同じく平均塩分は表層と底層でそれぞれ 3 4~ 均水温はそれぞれ 237~24C, 234~237C, 23 ~ 236 C, 平均塩分はそれぞれ 38 ~ 3, 32~32, 32 ~ 326 であった ( 32 4 ~3 28 で両者の最大差は 4 された水温は 232 C, 塩分は 236~33, DO は 6 ~

11 232~2C, 3 2~33 の範囲にあって空間的な差は 3~8 に 6~2 ~8

12 24 4 ~ 263C, 232~237C, 平均塩分はそれぞれ 3 3 ~ 3 8, 326~329 であった (

13 = ü ~ 4 であった 8 月 3 日の採集では, =9~44 であった 一方, 殻長 44~7μ の中型幼生と殻長 76μ 平均水温はそれぞれ 247~266C, 24~24TC, ~24TC, 平均塩分はそれぞれ 24~29, 3 8~32, 3 9~326 であり, 干潟域が最も高水温, 低塩分であ

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16 ~2C, ~2C, ~3C) および塩分 2 区分 (2 ~3, ~ ~3C および 2 ~3 の広い水温 塩分範囲

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19 ~8 小潮時ともに表 中層に継続して分布したが, 中型 (44~ 982~29 年の神奈川県沿岸のマダイ遊漁釣獲量を推定 936~27 年の網走湖産シラウオの漁獲量変動を調べた トンに達し, その後は 672~49 トンで 推移した 一方, 漁 うになった 漁獲量は ~94 トンの聞で変動した その変動 獲量は 962 年以前に 7~93 トンであったが, 増加に転じ 3~6 トンで推移したが, 3~487, 9 周波数を検討するため, 尾叉長 7~29 8~2kHz 662~ 687~

Nippon Suisan Gakkaishi 79(3), (2013) 東京湾盤洲沿岸での夏季 1 潮汐間におけるアサリ幼生の鉛直分布の特徴 鳥羽光晴, 1 山川紘, 2a 庄司紀彦, 1b 小林豊 1 (2012 年 8 月 16 日受付,2013 年 1 月 7 日受理 ) 1

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