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6 2 過去からのカキ礁の変遷の把握と変化要因の考察 1 過去からのカキ礁の変遷の把握 図 5 に示す航空写真の変遷を参考に 過去に今津干潟を漁場として利用していた福岡市 漁業協同組合浜崎今津支所の漁業従事者を対象として カキ礁の分布範囲の経年的な変 化をヒアリングした 表 2 に示すヒアリング結果より 今津干潟におけるカキ礁の変遷を整理すると 以下の とおりとなる 昭和 30 年代頃は カキは生息しておらず アマモやニラモ コアマモ が群生して いた 昭和 40 年代頃に 今津干潟でカキが発生し始めた この頃は干潟内に広く点在する 程度であった 昭和 50 年代になると 今津干潟のみお筋の右岸 横浜団地側 でカキ礁が形成され 始め 特に干潟湾口部の今津橋付近で顕著であった 昭和 60 年代から平成の初めころには みお筋の右岸のカキ礁が干潟奥部へと広がり 始め みお筋の左岸 浜崎山側 でもカキ礁が形成され始めた 平成 10 年代になると みお筋の右岸 左岸のカキ礁がさらに干潟奥部へと広がった 図4 カキ礁の変遷 4

7 表 2 カキ礁の変遷のヒアリング結果 日時 : 平成 24 年 1 月 25 日 ( 水 ) 場所 : 福岡市漁業協同組合浜崎今津支所 ヒアリング対象者 : 進藤会長, 浜崎今津支所組合員 (3 名 ) 合計 4 名 結果 年代昭和 20 年代昭和 30 年代昭和 40 年代昭和 50 年代昭和 60 年代 ~ 平成の初め平成 10 年代 ~ 現在 今津干潟内のカキ礁の状況など カキはみられなかった この頃は今津橋も木造で, 毘沙門から今山へ黒岩を運ぶケーブルカーがあった ケーブルカーの鉄柱跡が現在も今津干潟に残っている 瑞梅寺川の大洪水( 昭和 28 年 ) に水深が浅くなったが, 大洪水直後はカキはみられなかった 現在の今津橋が完成したが, 橋の架替により海水の流れが悪くなった印象はない 田尻側の前面にアマモが広く生えており, 四所神社前の前面ではニラモ ( コアマモ ) が生えて, そこにはウナギやエビなどが生息し, 多くのカモが採餌していた 昭和 30 年代から 40 年代にし尿処理場ができて, 降雨時に今津干潟へ流れるようになった頃から, カキがみられ始めた この頃は, し尿処理場だけでなく, かなりの生活排水が瑞梅寺川に流れていた時期だったと思う この頃は, 局所的にカキが大量発生している状況はみられていない 干潟全体に点在している状況であった 今のようなカキ礁がなかったため, 干潟内でまだノリ養殖をやっていた この頃のノリ養殖は現在の浮き流しではなく, 竹ひびによるもので, 水深が浅くてもノリ養殖が可能であった また, カキ礁がないため, 竹が干潟に挿せた 瑞梅寺ダムが完成し( 昭和 48 年 ), 河川水が流れなくなる一方で, 横浜団地が造成され, 団地から生活排水が流れ込んでいた この時期に, 今津干潟のみお筋の右岸 ( 横浜団地側 ) でカキが増えて, カキ礁が形成され始めた 特に今津橋付近ではカキの増加が顕著であった この頃は, みお筋の左岸 ( 浜崎山側 ) では, カキ礁は形成されていなかった みお筋の右岸のカキ礁は, 今津橋付近から徐々に瑞梅寺川へと広がり, 左岸でもカキ礁が形成され始めた みお筋の両岸にカキ礁が広がり始め, みお筋の幅が狭まると, 海水が入りにくくなった カキ礁の広がりが速くなった 右岸のカキ礁は形成され始めた時期が左岸よりも早いため, 現在では右岸のカキ礁の厚さは 1m 以上積み上がっているかもしれない 近年では豊前方面などから業者が夜中にカキを採っていた時期もあったが, 通報されると来なくなった 現在では今津橋よりも外側の導流堤にもカキ礁が形成されている 5

8 6 図 5 航空写真の変遷

9 2) カキ礁の変化要因の考察 < 他海域におけるカキ礁の変化要因 > 他海域におけるカキ礁の変化要因は, 表 3 に示すとおりであり, カキ礁が拡大する要因には, 海水の停滞( 潮流の減少 ), 陸域由来の負荷の増加, 底質の泥化 が挙げられる 一方, カキ礁が減少する要因は, 埋立 や 漁獲圧 など人為的な影響が大きい 表 3 他海域におけるカキ礁の変化要因干潟名変化要因カキ礁が拡大している海域三番瀬 1 埋め立てによって潮の流れがなくなったことにより, 海水の停滞が発生 ( 東京湾 ) 下水道処理水の放流, 河川の生活排水のポンプアップなどによる生活排水由来負荷の増加 底質の泥状に変化 蒲生干潟 2, 3 ( 仙台湾 ) 椹野川 4 ( 山口湾 ) 海水交換が良くなり, 外海水が流入しやすくなったことに伴う塩分の上昇 浮泥の流入 生活排水対策の遅れや人口増加による生活排水由来負荷の増加 カキ礁が減少している海域 有明海 5 埋立( 干拓 ) ナルトビエイの食害など チェサピーク湾 アメリカ合衆国メリーランド州 バージニア州 過剰な漁獲圧 生息域の消失 水質汚染 など 1 三番瀬研究所ホームページ 2 蒲生干潟自然再生協議会 蒲生干潟自然再生全体構想 3 環境省自然局生物多様センター 第 7 回自然環境保全基礎調査浅海域生態系調査 ( 干潟調査 ) 報告書 4 椹野川河口域 干潟自然再生協議会 椹野川河口域 干潟自然再生全体構想 5 水産庁西海区水産研究所ホームページ 7

10 < 今津干潟の状況の変化 > 今津干潟の変遷をみると, 図 6 に示すように, カキ礁が発達しやすい泥分 ( シルト分と粘土分の合計 ) が多い干潟であり, 瑞梅寺ダムや今山北側の造成頃以降, 横浜団地前 (St-3) や四所神社前 (St-5) では泥分が増加している 図 7 に示すように, 昭和 28 年の水害により, 干潟内の水深が浅くなったことに加え, 昭和 48 年の瑞梅寺川ダム建設後には, 上水取水などに伴い, 河川水量が低下したことにより, 潮の流れが低下したと推測される また, 昭和 40 年代までは図 8 に示すように, 干潟内においてノリ養殖が営まれ, 漁業活動が行われていたが, 昭和 50 年代になると, 干潟内での漁業活動は行われていない 図 9 に示すように, 瑞梅寺川ダムが建設され, 今山北側の住宅地が造成された昭和 48 年を過ぎた頃より, 陸域からの人為由来の有機物が増加している 西暦 ( 年 ) 2000 St-3,St-5 では泥分 (%) 泥分が増加 (S48) ごろ瑞梅寺ダム 今山北側造成 -1953(S28) 水害 -1941(S16) 今津橋完成 St-1 St-2 St-3 St-4 St-5 - 明治時代遊水池 ( 現在の今津運動公園周辺 ) の干拓 St-1,St-2,St-4 では昔から泥分が多い - 江戸時代現在の田尻 元岡地区の干拓 注 ) 左図の縦軸の年代は, 泥分を測定した採取層の深さと堆積速度より, 以下に示す式より求めた 年代 =2006( 採取した年 ) - 採取層の深さ / 堆積速度 1600 出典 泥分: 平成 17 年度今津干潟保全対策調査委託報告書 福岡市環境局堆積速度 : 平成 17 年度今津干潟保全対策調査 ( 底泥の堆積速度等分析 ) 委託報告書 福岡市環境局 図 6 今津干潟の泥質性状の変遷 8

11 図の出典 今津干潟懇話会資料 1 今津干潟懇話会における検討経緯 平成 19 年 4 月 図 7 昭和 28 年の水害による干潟地形の変化 出典 福岡湾の漁業 昭和 47 年 3 月福岡市水産資源連絡協議会 図 8 昭和 40 年代のノリ漁場の分布 9

12 データの出典 δ13c,δ15n: 平成 17 年度今津干潟保全対策調査 ( 底泥の堆積速度等分析 ) 委託 福岡市環境局軟 X 線写真 : 平成 18 年度今津干潟保全対策調査委託 福岡市環境局断面写真 : 平成 17 年度今津干潟保全対策調査委託 福岡市環境局 図 9 有機物起源の変化 10

13 < 今津干潟おけるカキ礁の変化要因の考察 > 物理環境による変化 - 昭和 28 年の大水害により干潟全体において水深が浅くなったことに加え, 昭和 48 年の瑞梅寺ダムの建設以降, 河川水量が低下したことにより, 今津干潟全体の流れが遅くなった カキは流速が 5~7cm/s 以上となると, 浮遊幼生が底泥へ定着できないといわれており 6, 図 10 に示すシミュレーション結果をみても, カキ礁が最初に発達し始めた今津橋付近では粒径が小さい粒子が沈降しやすい場所となっていることから, 流速の低下がカキの定着を促進させたと考えられる - 加えて, カキ礁が形成されると, カキ礁が海水の流速の低下を助長させたため, カキの定着場所が徐々に干潟奥部へ拡大したと考えられる -カキ礁が減少している有明海やチェサピーク湾のように, カキの漁獲圧がなくなったことや, 昭和 40 年代までは営まれていた干潟内での漁業活動が無くなったことによる底質の撹乱の低下がカキを定着させる要因の一つとなっている可能性がある 陸域からの負荷による変化 - 図 9 に示したように, 陸域からの人為由来の栄養の増加に伴い, カキの生長を助長させたと考えられる 以上のように, 今津干潟におけるカキ礁の分布の変化は, 干潟の浅海化と河川水量の低下に伴い, 海水の流速が低下したことにより, 底質の粒径が小さい粒子が堆積しやすい今津橋付近において, カキの定着が促進されたことに加え, 陸域からの人為由来の栄養の増加がカキ礁の形成を助長させたと考えられる さらに, カキ礁の発達とともに, 海水の流速低下を促され, カキ礁が今津橋付近より湾奥部側へと拡大したと考えられる 粒径が小さい粒子が沈降しやすい 最多粒径分布の出典 平成 16 年度今津干潟保全対策調査委託報告書 福岡市環境局 図 10 最多沈降成分の分布とカキ礁の分布状況 6 社団法人日本水産資源保護協会 水生生物生態資料 昭和 56 年 3 月 11

14 撮影年月日 : 平成 23 年 9 月 12 日 12 12

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