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1 土地条件調査解説書 函館地区 七飯 赤川 函館 五稜郭 平成 22 年 月 0

2 地形の概要 調査地域は渡島半島の南東部に位置し 函館湾の東岸に面しています ( 図 -1~ 参照 ) 海岸線は西端の北斗市上磯から中央部の函館市にかけて半円形に湾入し 陸繋島 ( 函館山 ) が形成されています 函館山より西側では単調な海岸線が見られますが 東端では段丘が海岸に迫り 比高 ~0m の海食崖が形成されています 函館湾 調査地域 図 -1 北海道南西部の地形 ( 日本の地形 2 に加筆 原図は北海道地図 ( 株 ) の mde より野上道男作成 ) 図 -2 調査地域付近の地形区分 ( 日本の地質 1 より ) 調査地域 調査地域の西部には三角形の形状を示す函館平野があります 平野の東西両側には河成 海成段丘が発達し 河川沿いには扇状地が形成されています 平野西端には逆向き低崖や撓曲崖を伴い 南北方向の走向を持つ函館平野西縁断層があることが想定されていましたが 平成 8~9 年度にかけて各種の物理探査やボーリング調査 トレンチ調査などが実施され 活断層の存在が確認されました 調査地域の東部を占める亀田山地には渡島駒ヶ岳や横津火山群 恵山などの火山が北西から南東方向に並んでいます 横津火山群は四つの中型成層火山からなっていて 第四紀に活動した火山ですが 大規模な地すべりや斜面崩壊が発生していて山体の侵食が進行しています 1

3 調査地域に分布する地質は 山地では新第三系の堆積岩や火砕岩と 横津岳の溶岩流や火砕物からなる第四系が分布しています 平野部 ~ 丘陵地には平野や段丘を構成する粘土 砂 礫などの未固結堆積物や 汐泊川河口付近が噴出源とされている銭亀火山灰などの火砕物からなる第四系が分布しています 図 - 地域概念図 (1/0,000 地勢図 ) 2

4 0 5 km 凡 例 山地斜面等更新世段丘完新世段丘扇状地氾濫平野 谷底平野海岸平野 三角州 自然堤防 砂州 砂堆旧河道水域埋め立て地地すべり地形 図 - 地形概念図

5 亀田山地 函館平野 久 大 根 野 別 川 川 亀 台地 段丘 田 松 上磯山地 川 倉 川 汐 泊 川 函館山 0 5 km 凡 例 山地 丘陵台地 段丘扇状地 低地水部埋め立て地地形地域境界 図 -5 地形地域区分図

6 山地 丘陵調査地域の東北部を占める亀田山地は 北西 - 南東の方向に連なっています 本図幅の範囲では 横津岳や袴腰岳の南斜面に形成された大規模な地すべり地形が見られます 山麓部には段丘や侵食されて段丘化した扇状地があります また 調査地域西端部は上磯山地末端の河成段丘などが分布する丘陵地となっています 函館山は周囲が波食により形成された急崖に囲まれていますが 頂部には溶岩流からなる火山原面が残されています 亀田山地 亀田山地は横津岳 ( 標高 1m) や袴腰岳 ( 標高 m) から南東端の恵山に至る亀田半島を構成する山地で 調査地域では 00m~800m 程の急峻な斜面からなっています 稜線には火山原面と見られる小起伏面も残存しますが 急斜面上には大規模な地すべり地形や崩壊地が見られ 山体の侵食が進んでいます ( 図 - 参照 ) 斜面は南西方向に標高を減じ 函館平野に接しています 山地は主に林地となっています 写真 -1 亀田山地の遠景函館平野 ( 北斗市千代田付近 ) から撮影 小さなピークは庄司山です 上磯山地調査地域西部には上磯山地があり 末端の山地が調査地域に一部含まれます 調査地域にかかる範囲は 標高 0m~0m の低山地となっています 函館山 函館山は 最高点の標高が 2m の陸繋島で 東 西 南側の三方を海に囲まれています 海に面する範囲には高さ 0m ほどの海食崖が形成されています 南部の稜線には南に傾斜した緩傾斜面があり 更新統の石英安山岩溶岩が分布する火山原面と考えられます 写真 -2 函館山遠景函館平野東側の段丘面上 ( 函館市桔梗町付近 ) から撮影 函館山はその形から臥牛山とも呼ばれています 5

7 台地 段丘 調査地域では 函館平野周辺部に海成段丘や河成段丘が分布します これらの段丘地形については 更新世段丘と完新世段丘に分類しました 函館平野東側函館平野東側には山麓に沿って更新世段丘が広がっています 更新世段丘は概ね標高 1m 以下に広く分布していますが 標高 0m 以上にも断片的に段丘面が見られ それらも更新世段丘としました 松倉川や汐泊川などの河川沿いには 比高の小さな完新世段丘が分布しています 地質学的には 亀田川を境にしてその堆積物の違いに注目し 東側を段丘堆積物 西側を扇状地堆積物としています ( 図 -6 参照 ) 亀田川 図 -6 函館平野周辺の第四系の地質図 ( 日本の地質 Ⅰ より編図 亀田川の位置を加筆 ) しかしながら 亀田川より西の扇状地の一部は 亀田川左岸の赤川段丘鈴蘭ヶ丘面 ( 図 -6 参照 ) に相当する段丘面と高さがほぼ対応していること 侵食が進行して段丘化が顕著であることから 両岸とも更新世段丘と表現するのが適切と判断しました ( 図 - 5 参照 ) 両岸の段丘面と扇状地面の写真を それぞれ写真 - に示します 扇状地堆積物は安山岩礫を含む火山灰質粘土で 段丘堆積物は 硬質な礫を含む礫層からなっています ( 写真 -5 6 参照 ) 図 -6の赤川段丘が関東地方の多摩段丘に 日吉町段丘が下末吉段丘に対比されています( 日本の地質 Ⅰ) 段丘面上は畑地 宅地などとして利用されています 6

8 五稜郭の南側には標高 m 程度の段丘面が見られます これは後期更新世末に形成された更新世段丘で 礫や砂層を主体とする段丘堆積物が分布しています 周囲には比較的明瞭な段丘崖の痕跡が見られます ( 写真 - 参照 ) 写真 - 亀田川右岸の段丘面 ( 函館市桔梗町 写真 - 亀田川左岸の段丘面 ( 函館市陣川町 標高 190m 付近 ) 段丘化が進行した扇状地で 下 標高 0m 付近 ) 段丘面にはやや凹凸が見られます 流側への傾斜が明瞭です 写真 -5 亀田川右岸の扇状地堆積物 写真 -6 亀田川左岸の更新世段丘堆積物 ( 函館市桔梗町 ) 堆積物に含まれる最大 φ1m 程 ( 函館市陣川町 ) 茶褐色を示し 硬質な円礫を の安山岩の岩塊です 含みます 写真 - 函館段丘の段丘崖の痕跡 ( 函館市中島町付近 ) 左側が段丘面になります

9 函館平野西側函館平野西側には標高 0m 程度の更新世段丘が分布しています また 先に記述したように渡島大野断層 富川断層など いわゆる 函館平野西縁断層帯 が位置し 段丘が変位していることが確認されています この範囲の段丘については 都市圏活断層図 ( 国土地理院 00) に準拠することとしました ( 図 - 参照 ) 凡 例 0 1,000 2,000,000m 図 - 函館平野西縁断層帯 ( 都市圏活断層図 函館 より ) 8

10 低地 調査地域では 函館平野の扇状地と氾濫平野 海岸平野 海岸沿いの砂州 砂堆 砂丘が分布し 亀田山地から流下する松倉川 汐泊川などの河川沿いに細い谷底平野が形成されています 函館平野函館平野は 東側の亀田山地 西側の上磯山地に囲まれたほぼ三角形の範囲で 地質的には黒松内低地帯の延長部と考えられています ( 図 -2 参照 ) 平野部には 山麓部の扇状地 久根別川に沿う氾濫平野 海岸線に沿う砂州 砂堆 砂丘などが見られます (1) 扇状地扇状地は河川や渓流の平野への出口に形成されていて 河川から供給された礫や砂などを主体とするやや淘汰の悪い土質から構成されています ( 柱状図 No.1~ 8) 亀田山地側の扇状地は勾配が急なのに対し 上磯山地側に形成されているものは緩勾配をなす特徴があります 亀田山地側の鳴川 ~ 亀田川の扇状地は概ね~6 程度の勾配を示し 先端部は日吉町段丘を覆っています ( 図 -6 写真-8 参照 ) また 現在の河川の流路沿いでは明瞭な段差が生じています ( 写真 -9 参照 ) 亀田山地側の扇状地は後期更新世初期の日吉町段丘を覆っていることから 日吉町段丘堆積物の堆積後に形成され ( 日本の地質 Ⅰ) 現在は侵食され段丘化が進行しつつある扇状地と考えられます 写真 -8 亀田山地側扇状地の扇端部 写真 -9 亀田川中流部右岸 ( 函館市赤川町付 ( 七飯町鳴川付近 ) 手前が日吉町段丘です 近 ) 扇状地 ( 奥 ) と谷底平野 ( 手前 ) の境界部に高 さ m 程の段差が見られます 一方 上磯山地の大野川や文月川 戸切地川の扇状地は概ね2 以下と緩勾配をなしていて 地形的には扇端部はやや不明瞭となっています ( 写真 - 参照 ) これらは 大野川など上磯山地側の河川からの土砂の供給が現在も続いており 河川沿いの土砂の堆積が続いていることを示すと考えられます つまり上磯山地側の扇状地は亀田山地と比較すると相対的に新しい扇状地であると考えられます 写真 - 文月川の扇状地 ( 北斗市文月付近 ) 亀田山地側の扇状地より勾配が緩くなっています 9

11 (2) 氾濫平野調査地域では 平野奥部の北斗市大野付近でも海成層が確認されている ( 函館市史 ) ことから 海岸平野形成後 砂丘に閉塞された湿地に大野川などの河川の埋積が進んで現在の氾濫平野が形成されたと考えられます 氾濫平野の表層部をなす河成堆積物は 緩い粘土 砂 礫などからなりますが 相対的に扇状地堆積物より粒度は細かく やや淘汰の良い粘土 ~シルトなど細粒分が多くなっています ( 柱状図 No.~) No. などでは未分解の植物の遺体を多く含む高有機質土が分布し が著しく低い 泥炭性軟弱地盤を形成しています これらは 排水の悪い後背湿地のような環境と冷涼な気候の元で 植物の遺体が分解されずに蓄積して形成されたと考えられています しかし このような泥炭地は 開拓の進行とともに農地などに生まれ変わり 現在は地表で泥炭地としての特徴が認められる箇所はありません 上磯町押上地区には 周囲より 50cm から 1m ほど低い後背低地がみられ 湿潤な環境から水田として利用されています また 大野川などの河川沿いには旧河道が見られます 写真 -11 氾濫平野の状況 ( 七飯町飯田町写真 -12 軟弱層分布域での調査 ( 北斗市付近 ) 久根別川と周辺の氾濫平野の状況です 千代田付近 ) 検土杖による調査状況です ここでは主にシルト混じり細砂が分布していました () 海岸平野氾濫平野の海側 現在の標高で 5m 付近までは海進の影響を受けていると考えられ 米軍写真などでは海岸線に平行な模様が見られることから この範囲を海岸平野としています 海岸平野は海成の均質な細粒 ~ 中粒砂を主体としますが 砂丘や砂州の後背地では 表層は粘土 ~シルトなど細粒分の多い堆積物からなっています ( 柱状図 No.1) () 砂州 砂堆 砂丘砂州 砂堆 砂丘は 海成の均質な細粒 ~ 中粒砂からなっています ( 柱状図 No.1 21) 旧版地形図によると北斗市七重浜付近の海岸沿いには かつて比高 5m 程度の砂丘があり 函館市の大森海岸付近には高さ m 以上の砂丘があったことが読みとれます ( 図 -8,9 参照 ) 砂丘は 海から吹き寄せる風が砂を運んで形成されたと考えられますが これらの砂丘は人工改変のため切土され 現在ではわずかな起伏が見られるのみで その痕跡はほとんど確認できなくなっています ( 写真 -1 参照 ) 米軍写真からは 七重浜付近では 列の砂丘があったことが判読できます 函館湾を西から東に向かい 函館山を回り込んで大森海岸に達する沿岸流が函館山と本土との間に砂州を発達させ 函館山を陸繋島としました ( 函館市史 ) 函館市街地はこの砂州上に発達しています 函館市役所付近の地質調査によると 表層部の盛土の下部には海草の混じる砂層が出現することが分かっています ( 函館市史 )

12 図 -8 旧版地形図に見られる砂丘列 ( 大正 6 年発行の 1/25,000 地形図 函館 図幅の一部 ) 図 -9 函館市の南側海岸線に見られる砂丘 ( 大正 6 年発行の 1/25,000 地形図 函館 および昭和 2 年発行の 1/25,000 地形図 五稜郭 図幅の一部 ) 現在は切土され その痕跡は全く確認できません 写真 -1 砂丘の痕跡 ( 函館市昭和町付近 ) 車より遠方がわずかに低くなっていて 砂丘間低地と推定されます 11

13 松倉川 汐泊川流域亀田山地を流下する松倉川や汐泊川沿いには狭い谷底平野が見られます 一般的に 谷底平野はシルトや砂層など未固結の堆積物からなっています これらの流域は市街化による人工改変があまり進んでいないため 小規模ですが完新世段丘や旧河道などの地形が比較的良く残されています ( 写真 -1 参照 ) 松倉川では 河口付近の湯川町から中流部の上湯川町付近かけて 汐泊川では河口の古川町から中流部の米原町付近にかけて 完新世段丘や旧河道が分布しています 写真 -1 松倉川下流部の完新世段丘 写真 - 汐泊川中流部の旧河道 ( 函館市米 ( 函館市湯ノ川温泉付近 ) 完新世段丘の段丘崖 原町付近 ) 中央部分と周囲との比高は約 50cm で とみられる段差 奥に駐車している車付近が段 中央部の低い部分が旧河道です 丘面です 12

14 函館地域の災害履歴風水害 調査地域を含む北海道函館市 北斗市 七飯町は 渡島半島の南東部に位置し 函館湾の東岸に面した地域です 調査地域の気候は 函館市での年平均気温は 8.8 降水量は 10.mm( 平年値 ) となっています 函館平野の内陸部の北斗市大野でも年平均気温は 8. 降水量は.5mm と函館市と大きな違いはありません 函館市では 12 月から 2 月の月平均気温が零下となり 11 月から 月までは積雪を見ますが 最大積雪深は約 5cm となっています 降水量は少ないものの 大雨や台風による被害の記録はあり 海に面していることから高波や地震津波などの被害の記録もあります また 調査地域には含まれませんが 活発な活動を続けている北海道駒ヶ岳に近く 昭和 1 年の噴火の際は函館市内でも降灰が観測されました 近年は短時間に集中的な豪雨が発生する事が多くなってきていて 降雨や台風などによる自然災害には依然として注意を払う必要があります ( 表 -1) 地震災害調査地域では 昭和 年 5 月の十勝沖地震で負傷者 名を数え 函館大学の校舎が倒壊するなど多くの被害を受けましたが これ以外には大きな地震被害を被った記録がありません 三方を海に囲まれた地形的特徴から 昭和 5 年にはチリ地震津波により広い範囲に浸水被害が発生した記録があります 地震被害については津波を含めてとりまとめました ( 表 -2) 地震被害は多くありませんが 函館平野西縁断層の調査結果によると 渡島大野断層 富川断層という二つの活断層が確認され 過去の活動履歴や地震活動の間隔 規模などが推定されています 1

15 表 -1 函館市付近に発生した過去の風水害の主な履歴 発生年月日 ( 和暦 ) 災害事項被害の概要 9.8.9( 明治 12 年 ) 大雨 山背泊町山くずれ 圧死 鶴岡町水あふれ 洪水 ( 大正 9 年 ) 暴風雨 海岸低地家屋浸水 0 流失 2 破損 22 戸 最大風速は西南西の風 26.メートル ( 大正 1 年 ) 暴風雨 家屋全壊 50 戸 床上浸水 2 戸 汽船座礁 1 最大風速は西南西の風.メートル ( 大正 年 ) 暴風雨 ( 大正 年 ) 大雨 床上浸水 5 戸 床下浸水 2,2 戸 倒壊 6 戸 がけ崩れ 0 最大風速は東の風. メートル 雨量 ミリ 床上浸水 2 戸 床下浸水 2,22 戸 全壊 1 戸 半壊 1 戸 激甚地 谷地頭 新川 千代ケ岱町方面 雨量 6 ミリ ( 昭和 年 ) 台風 家屋浸水 2 戸 流失破壊 5 戸 道路決壊 2 畑浸水流失 8ヘクタール 最大風速は北西の風 1.5メートル 雨量 2ミリ 19..( 昭和 8 年 ) 台風 家屋浸水 9 戸 半壊 6 戸 船舶沈没 1 隻 破損 6 隻 その他 最大風速は北々西の風.9メートル ( 昭和 1 年 ) 大雨 雷を伴う 住家床上浸水 1,022 戸 床下 6,880 戸 がけ崩れ 雨量 ミリ 1 時間雨量 6ミリ ( 昭和 1 年 ) 大雨 家屋半壊 19 戸 流失 戸 床上浸水 6 戸 床下浸水 2, 戸 堤防決壊 22 破損 122 道路埋没 2 橋流失 破損 6 雨量 ミリ ( 昭和 2 年 ) 暴風雪 死者 負傷者 家屋倒壊 5 戸 船舶被害 11 隻 最大風速は南々西の風 2.8メートル ( 昭和 2 年 ) 大雨 負傷者 5 家屋流失 5 戸 床上浸水 26 戸 床下浸水 8 戸 雨量 111ミリ ( 昭和 29 年 ) 洞爺丸台風 青函連絡船洞爺丸ほか 隻沈没 最大風速は南の風 25.8メートル ( 昭和 0 年 ) 暴風雨 死者 2 家屋倒壊 戸 浸水 211 戸 最大風速は南々西の風 22.2メートル ( 昭和 年 ) 大雨 死者 家屋の浸水,0 戸 損壊 2 戸 田畑冠水 95 町 道南一帯被害大 雨量 219ミリ ( 昭和 0 年 ) 大雨 気層の不安定による局地豪雨 短時間降水のため増水はげしく 死者 1 負傷 5 床上浸水 1, 戸 床下浸水 2,11 戸 総雨量 1ミリ ( 昭和 1) 大雨 前線活動による大雨 市内の床上浸水 戸 床下浸水 128 戸 河川決壊 雨量 ミリ ( 昭和 2 年 ) 大雨 前線活動による大雨 市内の床上浸水 8 戸 床下浸水 01 戸 雨量 12ミリ ( 昭和 年 ) 大雨東北地方北部を横断した低気圧による 床上浸水 2 戸 床下浸水 29 戸 道路決壊 雨量 ミリ ( 昭和 5 年 ) 大雨 台湾坊主による大雨 冬の雨としては明治 2 年 1 月 1 日の 88.6 ミリを更新し 90.0 ミリを記録した 市内の床上浸水 250 戸 床下浸水 66 戸 罹災者 800 人 ( 昭和 年 ) 豪雨 死者 1 負傷者 家屋の全壊 1 戸 半壊 戸 一部損壊 22 床上浸水 561 戸 床下浸水 1260 戸 農作物被害 5ha 他 ( 災害救助法適用 ) ( 昭和 8 年 ) 暴風雨 負傷者 1 床上浸水 59 戸 床下浸水 256 戸 農作物被害 ha 土木被害 59ケ所 水産物被害 9 件他 19..1( 昭和 52 年 ) 融雪による出水 道路 河川被害 5カ所 市の河管河川 5 箇所 道路の損壊 1 箇所 土砂崩壊 1 箇所他 ( 昭和 56 年 ) 台風 ( 昭和 56 年 ) 暴風雨 家屋半壊 5 戸 一部損壊 22 戸 床上浸水 1 戸 床下浸水 62 戸 非住家家屋の損壊 戸 道路 52 カ所 農地 農作物被害 22.8ha 道河川 カ所 市河川 カ所他 一部損壊 戸 床上浸水 戸 床下浸水 戸 土砂崩れ カ所 道路 2 カ所 農地 農作物被害 1,006.ha 市河川 カ所 橋梁 2 他 ~( 昭和 61 年 ) ~9.1( 昭和 62 年 ) 大雨 暴風雨 高潮 床上浸水 19 戸 床下浸水 89 戸 土砂崩れ カ所 道路 11 カ所 農地 農作物被害 2.52ha 道河川 12 カ所他 軽傷 1 家屋の一部損壊 21 戸 道路 2 カ所 農地 農作物被害 96ha 農業用施設被害 8 件 港湾施設 6 件 水産施設 2 件他 ( 平成 年 ) 台風軽傷 家屋の一部損壊 66 戸 非住家被害 2 戸 街路樹 1 本 港湾施設被害 件他 ~( 平成 年 ) 大雨家屋の一部損壊 1 戸 床上浸水 戸 床下浸水 1 戸 土木被害 60 件 農作物被害 9.1ha 他 ~28( 平成 年 ) 大雨 死者 2 重傷 1 家屋全壊 2 戸 一部損壊 1 戸 床上浸水 60 戸 床下浸水 6 戸 非住家被害 戸 農作物被害 1.ha 水産被害 件 商工業被害 件他 ( 平成 11 年 ) 台風 0.9.8( 平成 年 ) 台風 軽傷 1 家屋の一部損壊 戸 非住家被害 戸 農地 農作物被害 1.5ha 農業用施設被害 件 土木被害 1 件 商工業被害 21 件他 軽傷 家屋の全壊 1 戸 半壊 戸 一部損壊 6 非住家被害 22 戸 港湾被害 5 件 水産施設 2 カ所 公立文教施設 件 病院 2 件 船舶被害 28 件他 06..8( 平成 年 ) 暴風 波浪土木被害 件 水産被害 5 件 函館市史 函館市地域防災計画書災害資料による 1

16 表 -2 函館市付近に被害を及ぼした地震 発生年月日 ( 和暦 ) 災害事項被害の概要 68.8.( 明治元年 ) 津波 旧暦 6 月 26 日津波が来襲した 時 0 分にはじまり 時まで続く 分間の水位差 メートル 震源地南アメリカのチリ.5.11( 明治 年 ) 津波 時 0 分ころからはじまり 1 時 0 分には平日より 2 メートル前後高水位となる 震源地南アメリカ ( 昭和 6 年 ) 地震震度 発震時 12 時 9 分 壁はく落 煉瓦 ( れんが ) 煙突 塀 ( へい ) 倒壊 亀裂 ( 昭和 5 年 ) 津波チリ地震津波 最高水位 時 0 分 平均潮位上 21 センチメートル 床上浸水 1, 戸 ( 昭和 年 ) 地震 地震十勝沖地震 発震 9 時 9 分 震度 5( 強震 ) 負傷 家屋全壊 0 戸 半壊 55 一部損壊 812 戸 河川被害 2 件 道路被害 2 件 橋梁 件 港湾施設 21 件他 ( 平成 5 年 ) 北海道南西沖地震 軽傷 1 家屋の一部損壊 50 戸 非住家被害 8 戸 道路被害 6 カ所 港湾 6 件 下水道 件 水道 52 件 病院 6 件 商業被害 1 件 工業被害 件 公立文教施設 2 件他 函館市史 函館市地域防災計画書災害資料による

17 参考文献 瀬川秀良 (19): 日本地形誌北海道地方. 朝倉書店瀬川秀良 (1980): 函館市の段丘地形と地下構造. 西村嘉助先生退官記念地理学論文集,p66-0 太田陽子 佐藤賢 渡島半島活断層研究グループ (199): 函館平野とその周辺の地形 - 特に西縁の活断層に関連して - 第四紀研究,(),p2-259 小池一之 町田洋編 (01): 日本の海成段丘アトラス ( 図面 解説書 ). 東京大学出版会 5p 小疇尚 野上道男 小野有五 平川一臣編 (0): 日本の地形 2 北海道. 東京大学出版会,59p 鈴木守 (196): 函館山 そのおいたちと変遷. 北海道立地下資源調査所函館市 北海道立地下資源調査所 (196): 函館市の地質北海道立地下資源調査所 (1966):5 万分の 1 地質図幅 大沼公園 北海道立地下資源調査所 (1965):5 万分の 1 地質図幅 函館 北海道立地下資源調査所 (1969):5 万分の 1 地質図幅 東海 北海道立地下資源調査所 (196):5 万分の 1 地質図幅 五稜郭 活断層研究会編 (1991): 新編 日本の活断層 分布図と資料. 東京大学出版会,p9-9 日本の地質 北海道地方 編集委員会 (1990): 日本の地質 1, 北海道地方. 共立出版株式会社, p 鴈澤好博 紀藤典夫編 貞方昇 (1995): 北海道南西沖地震による渡島半島西岸の津波被害状況と住民の避難行動 -. 地球科学 9 巻,9-90 鴈澤好博 貞方昇 紀藤典夫編 (1996): 西南北海道の地震 火山災害.1995 年度北海道教育大学学内教育研究特別経費研究報告函館市 (1998): 函館市における想定地震等およびその被害予測業務報告書,p-2 田近淳 大津直 岡崎紀俊 鈴木隆広 平川一臣 伏島祐一郎 (1999): 北海道活断層図 No.2 函館平野西縁断層帯 活断層図とその解説. 北海道国土地理院 (00):1:25,000 都市圏活断層図 函館 函館市ホームページ : 函館市史デジタル版, 年 月 日現在 ) 函館海洋気象台ホームページ : 道南地域の気候. 年 月 日現在 )

18 柱状図調査地域の地質状況を把握するために 建物や道路等の建設時に実施されたボーリング調査の資料を収集し 柱状図を整理しました 各柱状図の位置は下の図のとおりです km 凡例 1~21 ボーリング位置 番号 ボーリング柱状図の位置図 1

19 柱状図 X1~X X1 X2 X X X5 X6 X (GL.-m) 0m Pt-s -g -g G V/V -v G V/-v G /28 -s 9 G G 50/ 50/2 50/ G-m /Pt Pt C-s Pt C-s C-m Pt -m G -c -o G -g -m m Pt-m -m Pt-m -g -m -s G 6 -s 9 G G /19 50/29 50/2 50 G G 50/29 50/29 50/29 50/ /5 0/50 0/50 0/50 1/50 1/5 1/ O 50/ /50 0/50 /2 6 0/50 1/50 0/50 2/50 2/50 2/ 1/50 1/50 1/0 1/ 1/5 2/5 11 8/1 2/29 1 0m G 0 50/2 50/ 土質記号 -g G -s G X2 X2 0 0 N 値 ボーリング No. 柱状図 表土 高有機質土 (Pt) 有機質土 (O) 粘土 (C) シルト () 砂 () 礫 (G) 砂礫 (G) 火山灰 (V) 軽石 (Pm) 土質記号 凝灰角礫岩 (Tb) 粘土砂互層 (C/) シルト火山灰互層 (/V) シルト高有機質土互層 (/Pt) 有機質 (O) 粘土質 (C) シルト質 () 砂質 () とは打撃 観入ボーリングにより 6.5kg のハンマーを 5cm の落差から打撃し鋼管を 0.m 貫入させるのに要する打撃回数を とする この方法は試料採取ができ さらに貫入抵抗から 地盤の成層状態 圧密層の有無 地層の透水性のデータを得 併せて地盤の硬軟 締まり具合を明らかにできる あくまでも一つの目安であり強度定数ではない 礫質 (G) 火山灰質 (V) 有機質混り (-o) 粘土混り (-c) シルト混り (-m) 砂混り (-s) 礫混り (-g) 火山灰混り (-v)

20 柱状図 X8~X1 X8 X9 X X11 X12 X1 X1 (GL.-m) 0m O G 0 G -s -c -s G-c G-m G G-c 50/29 50/21 50/11 50/ G G G /5 -g 8 1 G 2/ /1 28 -g 50/ 50/2 C -g G G -g / / / 5/ G G 50/2 50/ g 2/ G V-g G 22 /5 5/ /1 5/1 2 50/25 O -g -m -g / g G -g -m G -m m / /1 9 5/5 2/ /2 0 土質記号 -g G -s G X2 X2 0 0 N 値 ボーリング No. 柱状図 表土 高有機質土 (Pt) 有機質土 (O) 粘土 (C) シルト () 砂 () 礫 (G) 砂礫 (G) 火山灰 (V) 軽石 (Pm) 土質記号 凝灰角礫岩 (Tb) 粘土砂互層 (C/) シルト火山灰互層 (/V) シルト高有機質土互層 (/Pt) 有機質 (O) 粘土質 (C) シルト質 () 砂質 () とは打撃 観入ボーリングにより 6.5kg のハンマーを 5cm の落差から打撃し鋼管を 0.m 貫入させるのに要する打撃回数を とする この方法は試料採取ができ さらに貫入抵抗から 地盤の成層状態 圧密層の有無 地層の透水性のデータを得 併せて地盤の硬軟 締まり具合を明らかにできる あくまでも一つの目安であり強度定数ではない 礫質 (G) 火山灰質 (V) 有機質混り (-o) 粘土混り (-c) シルト混り (-m) 砂混り (-s) 礫混り (-g) 火山灰混り (-v) 19

21 柱状図 X~X21 X X X1 X X19 X X21 (GL.-m) 0m Pt G -m g V-g 2 Tb G O -m -s G /5 2/ /2 2 2/1 6 6/ 2/ / / /1 50/19 50/ 50/ m G 28 0 土質記号 -g G -s G X2 X ボーリング No. 柱状図 表土高有機質土 (Pt) 有機質土 (O) 粘土 (C) シルト () 砂 () 礫 (G) 砂礫 (G) 火山灰 (V) 土質記号軽石 (Pm) 凝灰角礫岩 (Tb) 粘土砂互層 (C/) シルト火山灰互層 (/V) シルト高有機質土互層 (/Pt) 有機質 (O) 粘土質 (C) シルト質 () 砂質 () 礫質 (G) 火山灰質 (V) 有機質混り (-o) 粘土混り (-c) シルト混り (-m) 砂混り (-s) 礫混り (-g) 火山灰混り (-v) とは打撃 観入ボーリングにより 6.5kg のハンマーを 5cm の落差から打撃し鋼管を 0.m 貫入させるのに要する打撃回数を とする この方法は試料採取ができ さらに貫入抵抗から 地盤の成層状態 圧密層の有無 地層の透水性のデータを得 併せて地盤の硬軟 締まり具合を明らかにできる あくまでも一つの目安であり強度定数ではない

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