180 要 約 1. 研 究 の 目 的 ( 問 題 の 所 在 ) BEPS とは Base Erosion and Profit Shifting の 頭 文 字 による 略 語 であ り 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 の 訳 語 があてがわれているものである その 概 念 や 射 程 と

Size: px
Start display at page:

Download "180 要 約 1. 研 究 の 目 的 ( 問 題 の 所 在 ) BEPS とは Base Erosion and Profit Shifting の 頭 文 字 による 略 語 であ り 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 の 訳 語 があてがわれているものである その 概 念 や 射 程 と"

Transcription

1 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 (BEPS)に 係 る 我 が 国 の 対 応 に 関 する 考 察 (Ⅰ) 居 波 邦 泰 税 務 大 学 校 研 究 部 教 育 官

2 180 要 約 1. 研 究 の 目 的 ( 問 題 の 所 在 ) BEPS とは Base Erosion and Profit Shifting の 頭 文 字 による 略 語 であ り 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 の 訳 語 があてがわれているものである その 概 念 や 射 程 としては 国 際 的 にも 国 内 的 にも 明 確 な 定 義 が 置 かれてい るわけではないものの 一 般 的 に 多 国 籍 企 業 等 が グループ 関 連 者 間 にお ける 国 際 取 引 により その 所 得 を 高 課 税 の 法 的 管 轄 から 無 税 又 は 低 課 税 の 法 的 管 轄 に 移 転 させることで 国 際 的 二 重 非 課 税 を 生 じさせるもの と 言 える のではないかと 考 える もともと BEPS は 2012 年 6 月 の OECD 租 税 委 員 会 本 会 合 において 米 国 から 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 が 法 人 税 収 を 著 しく 喪 失 させている 点 を 憂 慮 し ているとの 問 題 提 起 がなされたことから OECD においてワーキング パー ティとは 別 に BEPS プロジェクト として 開 始 されたものであると 聞 く BEPS プロジェクトは 経 済 実 態 と 課 税 実 態 の 乖 離 を 防 止 する 方 策 を 戦 略 的 かつ 分 野 横 断 的 に 検 討 し 国 際 的 に 協 調 された 対 応 を 促 すものとして 発 足 したものであり わずか 半 年 後 の 2013 年 2 月 には 税 源 浸 食 に 対 する 対 応 の 方 向 性 を 示 した OECD 報 告 書 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 への 対 応 (Addressing Base Erosion and Profit Shifting) ( 以 下 BEPS 報 告 書 という )が 公 表 されたところである このBEPS 報 告 書 で OECD は BEPS の 多 くは 軽 課 税 国 への 無 形 資 産 の 移 転 ハイブリッド ミスマッチの 利 用 等 を 組 み 合 わせ 税 率 の 低 い 国 地 域 に 利 益 を 移 転 することで 生 じている と 分 析 し 多 くの BEPS の 手 法 は 合 法 であり 国 際 課 税 原 則 を 見 直 す 必 要 性 がある としている 多 国 籍 企 業 の 具 体 的 な 税 源 浸 食 (BEPS)スキームとしては 米 国 や 英 国 の 議 会 公 聴 会 で 聴 取 されたものとして Google の ダブルアイリッシュ&ダッチサンド ウイッチ 等 が 挙 げられている この 多 国 籍 企 業 の BEPS に 対 して 効 果 的 な 歯 止 めをかけるために 2013

3 181 年 6 月 の OECD 租 税 委 員 会 本 会 合 において 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 に 係 る 行 動 計 画 (Action Plan on Base Erosion and Profit Shifting) ( 以 下 BEPS 行 動 計 画 という )が 承 認 され このなかで 15 のアクションプランが 提 言 されたところである 我 が 国 においても 多 国 籍 企 業 による 所 得 の 創 出 活 動 の 行 われる 法 的 管 轄 との 不 整 合 を 生 じさせる 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 については 現 行 の 国 際 課 税 原 則 に 変 更 を 加 えることも 視 野 に 入 れての 検 討 が 進 められていくものと 思 慮 さ れ 以 下 に 今 後 の BEPS の 検 討 に 関 して 必 要 と 思 われる 事 項 についての 考 察 を 行 うものである 2. 研 究 の 概 要 (1) BEPS 行 動 計 画 の 15 のアクションプラン イ BEPS 行 動 計 画 における 基 本 的 スタンス 数 多 くの 状 況 において 国 境 を 越 える 利 益 への 課 税 を 規 律 している 既 存 の 国 内 法 及 び 条 約 ルールは 適 切 な 結 果 を 生 じさせており BEPS を 引 き 起 こしてはいない これらのアクションは 直 接 的 には 国 境 を 越 える 所 得 の 課 税 権 の 配 分 に 関 して 既 存 の 国 際 基 準 を 変 更 するこ とを 目 的 としない このアクションプランは 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 を 防 止 し 対 処 するこ とを 意 図 した 濫 用 防 止 規 定 を 含 め 最 近 のメカニズムの 根 本 的 な 変 更 と 新 しいコンセンサスベースのアプローチの 採 用 を 要 請 する 新 しい 国 際 基 準 が 法 人 所 得 税 制 の 一 貫 性 を 国 際 レベルで 確 保 する よう 立 案 されなくてはならない 政 府 の 間 には 利 益 に 係 る 定 式 配 分 方 式 システム への 移 行 は 実 行 可 能 な 方 法 ではないとのコンセンサスがある ロ BEPS 行 動 計 画 の 承 認 公 表 上 記 のとおり 2013 年 6 月 に OECD の 租 税 委 員 会 の 本 会 合 で BEPS 行 動 計 画 が 承 認 され 7 月 の G20 蔵 相 会 合 で 公 表 された これにより

4 に 及 ぶ BEPS のアクションプランが 打 ち 出 された (2)BEPS に 係 る 検 討 の 前 提 として 必 要 とされるべき 事 項 最 初 に OECD の BEPS のアクションプランに 対 しての 検 討 を 行 う 前 に 以 下 のような その 前 提 としての 認 識 並 びに あることが 望 まし いコンセンサス の 必 要 性 を 考 える イ BEPS に 係 る 検 討 の 前 提 として 認 識 しておくべき 事 項 (イ) 国 際 的 課 税 権 の 確 保 に 対 する 諸 外 国 の 非 対 称 性 課 税 権 の 確 保 に 対 する 諸 外 国 のスタンスは その 国 の 置 かれたポジ ション 等 ( 国 の 規 模 や 経 済 的 政 治 的 社 会 的 な 立 場 等 )によって 大 きく 異 なるものである 無 形 資 産 による 所 得 の 国 外 流 出 の 取 扱 いがその 一 例 になるが 先 進 国 新 興 国 (BRICs) 途 上 国 そしてタックス ヘイブンの 国 地 域 で そのスタンスは 大 きく 異 なるわけであり パテントボックス 制 度 の 存 否 等 をみても 先 進 国 の 間 でも 米 国 ドイツと 英 国 フランス オランダなどで 大 きく 異 なっている 加 えて 国 際 的 に 影 響 力 の 大 きい 先 進 国 の 行 動 を 認 識 する 際 には その 国 の 中 においても 政 党 や 経 済 主 体 等 により 方 向 が 全 く 異 なるこ とに 留 意 しなければならない(ex. 米 国 の 共 和 党 と 民 主 党 など) した がって 一 つの 国 が 必 ずしも 一 つの 方 向 に 向 かっているわけではない ことを 十 分 に 認 識 すべきである (ロ) タックス ヘイブンの 国 地 域 への 認 識 タックス ヘイブンの 国 地 域 については 形 式 的 にタックス ヘ イブンであることが 明 確 であるピュア タックス ヘイブンよりも OECD や EU の 加 盟 国 でタックス ヘイブンの 特 徴 を 有 している 国 々 により 注 意 すべきである これらの 国 は BEPS への 対 応 策 への 強 い 協 力 を 宣 言 しながら 実 態 として 自 身 は BEPS となる 行 動 を 取 り 続 け ることが 想 定 される

5 183 (ハ) 国 際 協 調 性 の 必 要 性 BEPS 報 告 書 では 一 部 の 国 が 協 調 せずに 基 準 を 満 たさない 場 合 負 の 外 部 効 果 や 底 辺 への 競 争 を 生 じさせる と 述 べており BEPS の 効 果 的 な 対 応 のためには 国 際 的 な 協 調 が 一 部 の 抜 け 駆 けを 認 めること なく 必 要 であるとしている ロ BEPS に 係 る 検 討 の 前 提 として コンセンサスがあることが 望 ましい 事 項 (イ) 低 課 税 国 の 数 %の 実 効 税 率 との 差 と 国 際 的 二 重 非 課 税 BEPS に 係 る 国 際 的 二 重 非 課 税 として 国 外 流 出 した 所 得 について その 流 出 先 の 国 地 域 の 税 率 がゼロであり 事 実 上 課 税 がなされない 場 合 が 該 当 することには 一 般 に 異 論 はないであろうが これに 対 し 低 課 税 国 の 実 効 税 率 が 例 えば 1~2%である 場 合 には BEPS における 対 応 策 の 対 象 にしないということであれば BEPS への 対 応 策 の 実 効 性 はほとんど 失 われてしまうことが 十 分 に 予 想 される 低 課 税 国 における 優 遇 税 制 の 適 用 後 の 数 %の 実 効 税 率 との 差 に 対 し て これも 国 際 的 二 重 非 課 税 として BEPS の 取 扱 いを 適 用 するかに ついては 今 後 先 進 諸 国 間 においても 大 きく 意 見 が 分 かれるのでは ないかと 思 慮 される (ロ) 法 的 管 轄 への 所 得 帰 属 の 在 り 方 1 - 法 的 所 有 権 と 経 済 的 所 有 権 BEPS における 法 的 管 轄 への 所 得 帰 属 の 基 本 的 な 考 え 方 としては BEPS 行 動 計 画 のなかで 以 下 のような 指 摘 が 数 度 なされており 所 得 の 帰 属 については 所 得 を 生 み 出 す 経 済 的 な 活 動 に 対 し より 緊 密 な 関 係 を 有 すること が 必 要 と 考 える 既 存 の 国 内 的 及 び 国 際 的 な 課 税 ルールは 所 得 を 生 み 出 す 経 済 的 な 活 動 と 所 得 の 配 分 とがより 緊 密 な 関 係 に 調 整 されるために 修 正 され るべきである: Existing domestic and international tax rules should be modified in order to more closely align the allocation of income

6 184 with the economic activity that generates that income: (ハ) 法 的 管 轄 への 所 得 帰 属 の 在 り 方 2 - リスク 及 び 機 能 への 所 得 の 帰 属 このことについては 後 述 の 無 形 資 産 修 正 ドラフトにおいても リ スク 及 び 機 能 を 独 立 企 業 の 第 三 者 が 提 供 した 場 合 に 収 受 する 対 価 又 は 補 償 の 額 を 限 度 として 所 得 の 移 転 を 認 めることとすべきである とする 見 直 しが 示 されているところである (ニ) ベネフィシャル オーナーの 概 念 及 び 究 極 的 オーナーの 概 念 ベネフィシャル オーナーの 概 念 について BEPS への 取 組 みに 関 して 一 定 の 国 際 的 コンセンサスが 得 られるのであれば 所 得 の 本 来 帰 属 すべき 法 的 管 轄 の 判 定 において 有 効 に 活 用 できるものと 考 えられ る 加 えて ベネフィシャル オーナーの 概 念 と 重 なるものと 思 われる が 帰 属 の 明 確 化 を 図 る 観 点 で 多 国 籍 企 業 においてグループ 全 体 を 最 終 的 に 統 括 している 企 業 を 多 国 籍 企 業 グループの 究 極 的 オーナ ー として この 真 のグループ 統 括 企 業 に 対 してグループの 超 過 利 益 を 帰 属 させることも 所 得 の 本 来 帰 属 すべき 法 的 管 轄 の 判 定 における 一 つの 考 え 方 であると 思 われる (3)BEPS 行 動 計 画 に 係 る OECD のディスカッション ドラフトへの 考 察 OECD は BEPS 行 動 計 画 に 関 して 2014 年 9 月 が 期 限 のものについて 以 下 のディスカッション ドラフトを 公 表 した これらについては コメ ントを 収 集 してパブリック コンサルテーションを 開 催 し そこで 修 正 さ れたものを 正 式 案 として 同 6 月 の 租 税 委 員 会 本 会 合 の 承 認 を 得 て これ らについて 同 9 月 に BEPS への 取 組 みの 関 係 各 国 へ 勧 告 等 を 行 うこととし ている

7 185 公 表 日 No ディスカッション ドラフトのタイトル AP 8 無 形 資 産 の 移 転 価 格 に 関 する 修 正 ディスカッショ ン ドラフト AP13 移 転 価 格 文 書 化 と CbC Reporting に 関 するディス カッション ドラフト AP 6 不 適 切 な 状 況 における 租 税 条 約 の 特 典 付 与 の 防 止 AP 2 ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントの 効 果 の 無 効 化 AP 1 デジタル 経 済 に 係 る 課 税 上 の 課 題 への 対 応 イ AP 8 移 転 価 格 - 無 形 資 産 の 取 扱 い (イ) 無 形 資 産 の 移 転 価 格 に 関 する 修 正 ディスカッション ドラフト の 内 容 無 形 資 産 の 移 転 価 格 に 関 する 修 正 ディスカッション ドラフト ( 以 下 無 形 資 産 修 正 ドラフト という )では OECD 移 転 価 格 ガ イドライン 第 6 章 の 全 面 改 訂 を 予 定 しており そのなかでは 1 無 形 資 産 の 特 定 については その 概 念 を 示 すに 留 め 2 無 形 資 産 に 関 連 するリターン の 関 連 者 間 での 配 分 については その 法 的 所 有 ではな く 経 済 的 実 質 に 重 点 を 置 いて 無 形 資 産 の 開 発 改 良 維 持 及 び 保 護 が 最 終 的 なリターンの 配 分 への 重 要 な 要 因 になることとし 3 無 形 資 産 に 係 る 移 転 価 格 算 定 方 法 としては 会 計 上 の 評 価 方 法 である DCF 法 の 利 用 に 十 分 な 配 慮 をした 上 で 道 を 開 くものとされた 無 形 資 産 修 正 ドラフトでは その 取 扱 いを 明 確 化 するための 27 事 例 が 用 意 されているが これらはタイトルも 図 もなく 文 書 だけである ので これらにタイトルを 付 けて 図 解 したものの 作 成 を 行 った (ロ) 無 形 資 産 修 正 ドラフトへの 考 察 本 ドラフトは BEPS の 取 組 み 以 前 の 2012 年 6 月 6 日 に 公 表 され た OECD 移 転 価 格 ガイドライン 第 6 章 に 関 するディスカッション

8 186 ドラフト を 踏 まえて 1 年 以 上 の 検 討 を 重 ねて 発 出 されたものであ り 上 記 1~3の 取 扱 いが 正 式 にガイドライン 第 6 章 に 採 用 されるも のと 思 慮 され 個 人 的 にもこれは 妥 当 な 取 扱 いであると 強 く 認 識 をす るところである 今 後 9 月 の 勧 告 による 制 度 改 正 ( 新 文 書 化 及 び CbC Reporting を 含 む)を 踏 まえて 国 際 的 事 業 再 編 等 に 移 転 価 格 税 制 を 的 確 に 適 用 す るための 執 行 体 制 や 通 達 (ガイドライン) 等 を 検 討 することが 必 要 に なるものと 考 える ロ AP13 移 転 価 格 - 文 書 化 と CbC Reporting (イ) 移 転 価 格 文 書 化 と CbC Reporting に 関 するディスカッション ド ラフト の 内 容 移 転 価 格 文 書 化 と CbC Reporting に 関 するディスカッション ド ラフト ( 以 下 文 書 化 と CbC Reporting ドラフト という )では OECD 移 転 価 格 ガイドライン 第 5 章 の 全 面 改 訂 を 予 定 しており 移 転 価 格 文 書 化 で 税 務 当 局 に 開 示 する 文 書 について マスターファイル を 究 極 の 親 会 社 (ultimate parent) が 提 出 し ローカルファイル を 各 国 の 関 連 事 業 体 が 提 出 することとされた また CbC Reporting については マスターファイルの 一 部 とし て 究 極 の 親 会 社 が 代 表 して 提 出 することとされた (ロ) 文 書 化 と CbC Reporting ドラフトへの 考 察 我 が 国 は 移 転 価 格 文 書 化 について 間 接 的 にしか 法 的 義 務 を 課 してい ない 上 記 のマスターファイルやローカルファイルは そのようなこ れまでの 文 書 化 の 延 長 線 上 での 対 応 も 考 えられるが CbC Reporting については 直 接 的 な 法 的 義 務 を 新 設 しなければ 多 国 籍 企 業 から 提 出 さ せることは 困 難 であると 思 慮 する なお 我 が 国 のビジネス 界 は 現 状 において CbC Reporting に 対 し て 経 団 連 から OECD に 提 出 された 意 見 書 をみるに 拒 絶 的 な 反 応 を 極 めて 強 く 示 している 最 終 的 にどのような CbC Reporting の 様 式

9 187 になり 我 が 国 でどのように 導 入 されるのかについて 十 分 に 留 意 する 必 要 がある ハ AP 6 租 税 条 約 濫 用 の 防 止 (イ) 不 適 切 な 状 況 における 租 税 条 約 の 特 典 付 与 の 防 止 の 内 容 不 適 切 な 状 況 における 租 税 条 約 の 特 典 付 与 の 防 止 ( 以 下 租 税 条 約 濫 用 防 止 ドラフト という )では トリーティ ショッピング( 条 約 漁 り)に 関 して 租 税 条 約 自 体 の 対 応 として 特 典 制 限 条 項 (Limitation-on-benefit Provision) 及 び 主 要 目 的 テスト(Main Purpose Test) を OECD モデル 租 税 条 約 に 導 入 し 前 者 には 能 動 的 事 業 活 動 基 準 及 び 権 限 ある 当 局 による 認 定 を 盛 り 込 むことが 提 案 された また 国 内 税 法 に 関 する 対 応 としては OECD モデル 租 税 条 約 1 条 3 項 で セービング クローズ を 導 入 することが 提 案 された (ロ) 租 税 条 約 濫 用 防 止 ドラフトへの 考 察 トリーティ ショッピング 等 の 租 税 条 約 濫 用 に 対 する BEPS の 取 組 みとして 本 ドラフトは 既 に 米 国 モデル 租 税 条 約 等 で 導 入 がなされ ている LOB 条 項 主 要 目 的 テスト セービング クローズ 等 を OECD モデル 租 税 条 約 に 導 入 することを 提 案 したものであり BEPS へのより 具 体 的 かつ 効 果 的 な 対 応 は その 他 の BEPS 行 動 計 画 AP2 AP3 AP7 AP8 AP9 AP10 等 で 行 うことがより 妥 当 であるとの 認 識 が 覗 われるものであると 思 慮 する( 租 税 条 約 での BEPS の 防 止 は 大 枠 の 取 扱 いかと 考 えられ これで 率 先 して 防 止 を 図 るものとの 認 識 は 薄 いのではないかと 思 慮 する ) ただし BEPS に より 効 果 的 な LOB 条 項 としては 制 限 的 LOB 条 項 ではなく 軽 減 税 率 も 対 象 となる 包 括 的 LOB 条 項 がより 望 ましいものと 考 える また 経 済 的 実 質 の 捉 え 方 としては 取 引 ではなく 事 業 体 自 体 にその 収 益 を 得 る 実 体 がなければ 租 税 特 典 を 認 めないことが BEPS へのより 効 果 的 な 対 応 ではないかと 考 える

10 188 ニ AP 2 ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントの 効 果 の 無 効 化 (イ) 不 適 切 な 状 況 における 租 税 条 約 の 特 典 付 与 の 防 止 の 内 容 ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントの 効 果 の 無 効 化 ( 以 下 ハイブリッド ミスマッチ ドラフト という )では その 勧 告 案 をで 示 した 一 覧 表 にまとめている これによれば ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントは 1 ハイブリッド 金 融 商 品 及 び 譲 渡 2ハイブリッド 事 業 体 支 払 3リバ ース ハイブリッド 及 びインポーテッド ミスマッチに 類 型 化 され これらの 分 類 ごとに 国 内 法 の 改 正 に 係 る 勧 告 と リンキング ル ールに 係 る 勧 告 が 提 案 された リンキング ルールでは 第 一 義 的 対 応 と 防 御 的 対 応 により 国 際 的 二 重 課 税 が 排 除 されるよう 配 慮 がなされた (ロ) ハイブリッド ミスマッチ ドラフトへの 考 察 ハイブリッド ミスマッチ ドラフトでは ハイブリッド ミスマッ チ アレンジメントを 上 記 のように 類 型 化 し その 分 類 ごとに 取 扱 い を 勧 告 するというものになっている これについて 1すべてのハイブリッド ミスマッチ アレンジメ ントが 上 記 に 分 類 されるものであるか 2 解 釈 で 分 類 が 国 によって 異 なることは 生 じないのか 等 の 疑 問 を 感 じるところである AP8 の 移 転 価 格 における 無 形 資 産 に 関 しては そのようなことが 生 じないよう 無 形 資 産 の 定 義 を 置 くことを 避 けたのであるが これについては 将 来 的 な 見 直 しの 必 要 性 を 感 じるところである 個 人 的 には ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントについて 経 済 的 実 体 から 判 定 して 所 得 の 帰 属 について 以 下 の 取 扱 いが 望 ましい のではないかと 思 慮 する

11 189 低 課 税 国 の 数 %の 実 効 税 率 との 差 についても 国 際 的 二 重 非 課 税 と 認 識 すること 居 住 地 国 及 び 源 泉 地 国 への 所 得 の 帰 属 を 経 済 実 質 的 に 判 定 し て 源 泉 地 国 への 帰 属 が 明 確 な 所 得 については タイブレイク ルールにおいて 源 泉 地 国 に 課 税 の 優 先 権 を 与 えること ホ AP 1 電 子 商 取 引 課 税 (イ) デジタル 経 済 に 係 る 課 税 上 の 課 題 への 対 応 の 内 容 デジタル 経 済 に 係 る 課 税 上 の 課 題 への 対 応 ( 以 下 電 子 商 取 引 課 税 ドラフト という )については 2014 年 9 月 に 勧 告 ではなく 報 告 書 が 公 表 されることが 予 定 されているものである 本 ドラフ トでは 課 税 国 境 を 越 えるデジタル 経 済 の 背 景 並 びに 法 人 税 及 び 消 費 税 の 在 り 方 についての 研 究 分 析 がなされ 現 状 での 潜 在 的 結 論 (オ プション)が 提 示 されているものである 本 ドラフトでは 実 物 経 済 とデジタル 経 済 で 同 様 の 状 態 の 取 引 に ついては 同 レベルでの 課 税 がなされるべきであるとして そのため に 仮 想 PE の 創 設 デジタル 経 済 対 象 の 源 泉 税 の 創 設 VAT に おける 外 国 事 業 者 の 登 録 制 度 を 実 施 すること 等 が 選 択 肢 として 述 べ られている (ロ) 電 子 商 取 引 課 税 ドラフトへの 考 察 我 が 国 の 消 費 税 法 では デジタル 財 の 販 売 を 行 う 国 内 事 業 者 と 国 外 事 業 者 との 競 争 条 件 の 歪 みを 是 正 するため 登 録 制 度 を 導 入 した 上 で 国 外 事 業 者 に 我 が 国 の 消 費 税 の 納 税 義 務 を 課 すなどの 制 度 改 正 がなさ れるところであり 一 定 の 方 向 性 が 示 されたところである 法 人 税 法 では タックス ヘイブン 等 の 低 課 税 国 を 含 む 国 地 域 に サーバ 等 を 設 置 するだけで 容 易 に BEPS を 構 築 できるわけであり こ のような 経 済 的 実 体 のない 所 得 の 帰 属 に 対 して 本 ドラフトのいう 同 様 の 状 態 の 取 引 については 同 レベルでの 課 税 がなされるべき との

12 190 考 えに 基 づき 将 来 的 には 仮 想 PE 課 税 の 議 論 や 新 たな 源 泉 税 の 創 設 等 が 必 要 であるほか 定 式 配 分 コンセプトによる 所 得 配 分 の 理 論 も 必 要 になるのではないかと 思 慮 する へ AP 3 外 国 子 会 社 合 算 税 制 (CFC 税 制 )の 強 化 への 考 察 外 国 子 会 社 合 算 税 制 の 強 化 については 2015 年 9 月 が 期 限 の 取 組 み であり まだディスカッション ドラフトの 公 表 等 はなされていないが これを BEPS の 観 点 から 強 化 をするのであれば 以 下 のことを 検 討 する 必 要 があるのではないかと 思 慮 する 1 我 が 国 の 外 国 子 会 社 合 算 税 制 の 適 用 除 外 基 準 は 実 際 に BEPSの 防 止 に 関 してどのように 機 能 しているか 2 外 国 子 会 社 配 当 益 金 不 算 入 制 度 の 導 入 時 に 新 たに 規 定 した 統 括 会 社 や 資 産 性 所 得 は BEPS に 対 してどのような 効 果 を 与 えているか 3 外 国 子 会 社 配 当 益 金 不 算 入 制 度 について BEPS の 観 点 から 制 度 改 正 をする 必 要 はないか (4) 将 来 的 な BEPS への 検 討 - 定 式 配 分 方 式 の 利 用 可 能 性 最 後 に 将 来 的 な BEPS への 検 討 として 定 式 配 分 方 式 の 利 用 可 能 性 に ついて 検 討 しておきたい 世 界 的 な 定 式 配 分 方 式 の 導 入 の 可 否 については 今 後 とも 困 難 と 考 える が 定 式 配 分 方 式 に 係 るコンセプト つまり 法 的 管 轄 の 資 産 人 件 費 売 上 等 の 多 国 籍 企 業 グループ 全 体 に 対 する 比 率 から 少 なく 見 積 もってもこれだけの 所 得 はこの 法 的 管 轄 に 存 在 するというコンセプトを BEPS の 観 点 から 有 効 利 用 できないかについては 多 国 間 APA 相 互 協 議 仲 裁 制 度 への 活 用 という 点 から 以 下 のように 考 える 1 定 式 配 分 コンセプトを 取 り 込 んだ 多 国 間 APA の 導 入 多 国 籍 企 業 の APA において 定 式 配 分 コンセプトに 基 づいた 多 国 間

13 191 APA はどうであろうか すべての 多 国 籍 企 業 を 対 象 とした 一 様 な 世 界 的 な 定 式 配 分 方 式 の 導 入 は 困 難 を 極 めるかと 思 われるが 一 つの 多 国 籍 企 業 において そのなかのある 取 引 について 関 係 する 国 地 域 に 限 定 して 多 国 籍 企 業 の 要 望 により 行 う 多 国 間 APA であれば 世 界 的 な 定 式 配 分 方 式 が 成 立 する 可 能 性 はあるのではないかと 思 慮 する 2 定 式 配 分 コンセプトを 取 り 込 んだ 相 互 協 議 相 互 協 議 では 二 国 間 の 権 限 ある 当 局 (Competent Authority:CA) による 国 際 租 税 調 整 がなされるわけであるが その 調 整 がうまく 機 能 し ないことも 多 いと 聞 くところであり その 場 合 に 最 終 的 な 手 段 として 定 式 配 分 コンセプトに 基 づいた 国 際 租 税 調 整 の 可 能 性 がないであろうか と 考 えるところである 3 定 式 配 分 コンセプトを 取 り 込 んだ 相 互 協 議 の 仲 裁 制 度 さらに 相 互 協 議 が 長 期 化 したことで 仲 裁 制 度 が 利 用 されるに 至 った 場 合 には その 手 続 で 組 織 される 3 人 の 仲 裁 パネルが OECD モデル 条 約 コメンタリーや 移 転 価 格 事 案 の 場 合 には OECD 移 転 価 格 ガイドライ ンに 配 意 して 判 断 を 行 うこととされているが この 判 断 の 段 階 で 定 式 配 分 コンセプトに 基 づいた 判 断 を 取 り 入 れることができないかと 考 える 具 体 的 には 仲 裁 手 続 において 利 用 できる 複 数 の 定 式 配 分 コンセプ ト モデル を OECD が 用 意 しておき それらから 作 成 される 複 数 の 配 分 パターンを 3 人 の 仲 裁 人 の 検 討 の 対 象 に 含 めることができること にしてはどうかと 考 えるものである 3. 結 論 OECD の BEPS の 取 組 みについては この 6 月 の 租 税 委 員 会 本 会 合 で 前 述 の 5 つの 取 組 み(AP1 電 子 商 取 引 課 税 AP2 ハイブリッド ミスマッ チ アレンジメントの 効 果 の 無 効 化 AP 6 租 税 条 約 濫 用 の 防 止 AP 8 移 転 価 格 - 無 形 資 産 の 取 扱 い 及 び AP13 移 転 価 格 - 文 書 化 と CbC Reporting )について 承 認 を 受 け 9 月 には 勧 告 等 が 発 出 されるわけである

14 192 この 勧 告 を 受 けて 我 が 国 を 含 む 関 係 各 国 の 具 体 的 な 制 度 改 正 及 び 執 行 体 制 等 の 見 直 しが 始 まるわけであり BEPS の 国 別 での 取 組 みはいま 正 に 緒 に 着 くところである 加 えて 来 年 の 9 月 には 残 りの 行 動 計 画 から 次 の 勧 告 が 発 出 されることが 予 定 されており そのための 新 たなドラフトの 作 成 が 進 められることにもなるわけである したがって BEPS の 取 組 みについては 引 き 続 き 検 討 が 必 要 な 分 野 であり そのための 研 究 を 継 続 していきたいと 考 えている

15 193 目 次 はじめに 208 ダブルアイリッシュ&ダッチサンドイッチの 特 徴 209 ダブルアイリッシュ&ダッチサンドイッチにおける 取 引 内 容 209 ダブルアイリッシュ&ダッチサンドイッチのスキーム 図 211 第 1 章 OECD の BEPS 行 動 計 画 及 び EU の 取 組 み 213 第 1 節 OECD の BEPS 報 告 書 の 認 識 とその 方 向 性 BEPS 報 告 書 の 構 成 第 4 章 及 び 第 5 章 の 内 容 214 (1) 第 4 章 キーとなる 租 税 原 則 及 び 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 の 機 会 214 (2) 第 5 章 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 に 係 る 懸 念 への 対 応 225 鍵 となる 重 要 エリア 226 BEPS への 対 応 のポイント 227 BEPS を 取 り 扱 うためのグローバルなアクションプランの 策 定 228 第 2 節 OECD の BEPS 行 動 計 画 の 15 のアクションプラン OECD の BEPS 行 動 計 画 に 係 る 基 本 的 スタンス BEPS 行 動 計 画 の 15 のアクションプラン 231 AP 1 電 子 商 取 引 課 税 232 AP 2 ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントの 効 果 の 否 認 232 AP 3 外 国 子 会 社 合 算 税 制 (CFC 税 制 )の 強 化 233 AP 4 利 子 等 の 損 金 算 入 を 通 じた 税 源 浸 食 の 制 限 233 AP 5 有 害 税 制 への 対 抗 233 AP 6 租 税 条 約 濫 用 の 防 止 233 AP 7 恒 久 的 施 設 (PE) 認 定 の 人 為 的 回 避 の 防 止 234 AP 8 移 転 価 格 税 制 1 無 形 資 産 234

16 194 AP 9 移 転 価 格 税 制 2リスクと 資 本 234 AP 10 移 転 価 格 税 制 3 他 の 租 税 回 避 の 可 能 性 が 高 い 取 引 234 AP 11 BEPS の 規 模 や 経 済 的 効 果 の 指 標 の 集 約 分 析 235 AP 12 タックス プランニングの 報 告 義 務 235 AP 13 移 転 価 格 関 連 の 文 書 化 の 再 検 討 235 AP 14 相 互 協 議 の 効 果 的 実 施 235 AP 15 多 国 間 協 定 の 開 発 235 第 3 節 IFA コペンハーゲン 大 会 での BEPS 行 動 計 画 の 説 明 見 解 等 議 長 及 び 討 論 者 等 BEPS に 関 する 経 緯 等 の 説 明 238 英 国 238 米 国 239 オーストラリア G20 に 承 認 された OECD の BEPS 行 動 計 画 の 説 明 及 び 意 見 239 (1)デジタル 経 済 に 係 る 検 討 課 題 への 取 組 み 240 (2)(BEPS への 課 税 に 係 る) 国 際 的 な 統 一 性 の 確 立 240 (3) 国 際 的 課 税 基 準 の 見 直 し 243 (4) 透 明 性 と 実 施 手 法 まとめ 247 第 4 節 EU の 租 税 不 正 及 び 脱 税 に 対 する 34 のアクションプラン 248 EU の 租 税 不 正 と 脱 税 に 対 する 34 のアクションプラン 一 覧 BEPS への 対 応 に 有 効 と 思 われるアクションプラン 251 (1) Ⅱ- 7. 第 3 国 にグッド ガバナンスの 最 小 基 準 を 適 用 する 奨 励 措 置 の 勧 告 251 (2) Ⅱ- 10. 有 害 な 企 業 課 税 と 関 連 領 域 の 改 善 252 (3) Ⅲ1-14. 親 会 社 子 会 社 指 令 (2011/96/ EU)の 修 正 253 (4) Ⅲ1-15. EU 法 令 の 濫 用 防 止 規 定 の 見 直 し 253 (5) Ⅲ1-20. VAT の 執 行 協 力 の 第 3 国 との 交 渉 の 欧 州 評 議 会

17 195 承 認 の 取 得 254 (6) Ⅲ3-34. すべての 租 税 の 執 行 協 力 のための 単 一 の 法 的 手 段 の 策 定 アグレッシブな 租 税 回 避 スキームへのアクションプラン 254 (1) Ⅰ- 2. 貯 蓄 税 制 ループホールの 閉 鎖 254 (2) Ⅰ- 3. ドラフトの 租 税 回 避 防 止 及 び 税 務 協 力 協 定 255 (3) Ⅰ- 4. VAT 不 正 に 対 してのクイック リサーチ メカニズム 255 (4) Ⅰ- 5. VAT リバース チャージ メカニズムの 選 択 適 用 255 (5) Ⅱ- 8. アグレッシブ タックス プランニングに 係 る 勧 告 256 (6) Ⅲ1-19. 税 務 調 査 のために 同 時 管 理 の 利 用 と 外 国 職 員 の 立 合 の 推 進 257 (7) Ⅲ2-24. マネーフローを 追 跡 するガイドライン 257 (8) Ⅲ3-32. 熟 練 調 査 官 の 専 門 チームによる 合 同 調 査 のための 方 法 論 加 盟 国 間 の 情 報 交 換 や 執 行 協 力 を 向 上 させるためのアクション プラン 258 (1) Ⅱ- 12. 税 制 分 野 の 情 報 交 換 のための 標 準 様 式 258 (2) Ⅲ1-16. 自 動 的 情 報 交 換 の 基 準 と EU の IT ツールの 推 進 258 (3) Ⅲ2-21. 自 動 的 情 報 交 換 のためのフォーマットの 策 定 259 (4) Ⅲ2-26. 直 接 課 税 への EUROFISC の 拡 張 259 (5) Ⅲ3-33. 国 内 データベースへの 相 互 直 接 アクセスの 開 発 執 行 の 効 率 性 を 向 上 させるツール 等 の 開 発 改 善 に 係 るアクション プラン 259 (1) Ⅱ- 11. 欧 州 ポータル 納 税 者 番 号 (TIN on EUROPA) 259 (2) Ⅲ2-22. EU 納 税 者 識 別 番 号 (TIN)の 利 用 260

18 196 (3) Ⅲ2-23. IT 手 段 の 合 理 化 261 (4) Ⅲ2-27. ワンストップショップ アプローチの 創 設 261 (5) Ⅲ2-29. 租 税 ウェブポータルの 開 発 納 税 者 のタックスコンプライアンスを 向 上 させるためのアクション プラン 262 (1) Ⅲ1-17. 欧 州 納 税 者 規 約 262 (2) Ⅲ2-25. コンプライアンス リスクマネージメントの 強 化 262 (3) Ⅲ2-28. 自 発 的 ディスクロージャーのインセンティブの 開 発 263 (4) Ⅲ2-31. EU 標 準 税 務 調 査 ファイルの 開 発 その 他 のアクションプラン 263 (1) Ⅱ- 9. 租 税 グッド ガバナンスためのプラットホームの 創 設 263 (2) Ⅲ2-30. 行 政 罰 と 刑 事 罰 の 調 整 の 提 言 264 EU の 34 のアクションプランに 係 る 考 察 264 第 2 章 BEPS への 取 組 みに 対 する 基 本 的 認 識 及 びコンセンサス 268 第 1 節 BEPS に 対 する 課 税 権 の 確 保 に 係 る 基 本 的 な 考 え 方 課 税 権 の 確 保 に 対 する 諸 外 国 の 非 対 称 性 268 (1) 課 税 権 の 確 保 に 対 する 諸 外 国 のスタンスの 相 違 268 (2)タックス ヘイブンへの 認 識 270 (3)BEPS への 取 組 みでの 国 際 的 協 調 の 必 要 性 BEPS により 侵 害 を 受 けた 課 税 権 への 居 住 地 国 と 源 泉 地 国 の 主 張 の 在 り 方 BEPS に 関 わる 法 的 管 轄 間 における 課 税 権 の 回 復 の 在 り 方 現 行 の 国 際 課 税 原 則 の 見 直 しに 対 する 実 現 可 能 性 現 在 進 行 中 である 執 行 ベースでの 施 策 との 整 合 性 274 第 2 節 BEPS への 取 組 みのための 国 際 課 税 原 則 の 見 直 しに 係 る

19 197 コンセンサスの 醸 成 低 課 税 国 の 実 効 税 率 との 差 に 対 する 国 際 的 二 重 非 課 税 の 認 識 法 的 管 轄 への 所 得 帰 属 1 - 法 的 所 有 権 と 経 済 的 所 有 権 法 的 管 轄 への 所 得 帰 属 2 - リスク 及 び 機 能 への 所 得 の 帰 属 ベネフィシャル オーナーの 概 念 の 活 用 及 び 究 極 的 オーナー 概 念 BEPS への 取 組 みと 独 立 企 業 原 則 との 関 係 租 税 裁 定 を 利 用 した 人 為 的 な 国 際 的 二 重 非 課 税 の 否 定 タックス ヘイブンの 再 定 義 による 新 たなブラックリストの 策 定 多 国 籍 企 業 に 対 する 国 際 課 税 における 連 結 会 計 方 式 の 利 用 282 第 3 節 BEPS への 取 組 みを 効 果 的 かつ 効 率 的 に 推 進 させるために 必 要 な 執 行 上 の 対 応 BEPS に 係 る 自 動 的 情 報 交 換 の 基 準 と IT 化 されたフォーマットの 策 定 国 際 的 に 共 通 利 用 できる 納 税 者 番 号 制 度 の 創 設 BEPS に 係 る 多 国 籍 企 業 と 税 務 当 局 のウェブポータルの 開 発 将 来 的 な 国 際 的 合 同 調 査 のための 方 法 論 の 検 討 年 3 月 までに 公 表 されたディスカッション ドラフト 一 覧 284 第 3 章 ハイブリッド ミスマッチ アレンジメ ントの 無 効 化 286 第 1 節 ハイブリッド ミスマッチ ドラフトの 概 要 ハイブリッド ミスマッチ ルールの 策 定 ハイブリッド ミスマッチ ルールに 対 して 策 定 される 勧 告 案 287 (1)ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントの 類 型 287 (a)ハイブリッド 金 融 商 品 及 び 譲 渡 (Hybrid financial instruments & Transfers) 287 (b)ハイブリッド 事 業 体 支 払 (Hybrid entity payments) 287 (c)リバース ハイブリッド 及 びインポーテッド ミスマッチ 288

20 198 (2) 類 型 ごとに 策 定 された 勧 告 案 の 概 要 (Summary of Recommendations) 288 Table 1. Summary of Recommendations( 勧 告 の 概 要 ) ハイブリッド 金 融 商 品 及 び 譲 渡 の 無 効 化 に 係 る 勧 告 案 の 概 要 291 (1) ハイブリッド 金 融 商 品 及 び 譲 渡 の 定 義 291 (2)ハイブリッド 金 融 商 品 等 に 係 るミスマッチ ルールの 勧 告 案 の 概 要 292 (3)ハイブリッド 金 融 商 品 等 に 係 るミスマッチ ルールの 対 象 範 囲 ハイブリッド 事 業 体 支 払 の 無 効 化 に 係 る 勧 告 案 296 (1)ハイブリッド 支 払 無 視 される 支 払 及 び 二 重 益 金 算 入 所 得 の 意 味 296 (2) 二 重 所 得 控 除 を 生 じさせる 支 払 への 勧 告 案 297 (3) 所 得 控 除 + 益 金 不 算 入 を 生 じさせる 支 払 への 勧 告 案 リバース ハイブリッド 及 びインポーテッド ミスマッチ の 無 効 化 に 係 る 勧 告 案 298 第 2 節 ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントの 無 効 化 に 係 る パブリック コメント 298 第 3 節 諸 外 国 におけるハイブリッド ミスマッチ アレンジメントに 係 る 取 組 状 況 302 米 国 302 英 国 303 ドイツ 304 フランス 304 オランダ 304 アイルランド 304 EU 305 スイス 306

21 199 シンガポール 306 中 国 307 インド 307 ブラジル 307 第 4 節 ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントの 無 効 化 に 係 る 取 組 みへの 考 察 307 第 4 章 租 税 条 約 濫 用 の 防 止 312 第 1 節 租 税 条 約 濫 用 防 止 ドラフトの 概 要 租 税 条 約 濫 用 防 止 ドラフトの 構 成 312 租 税 条 約 濫 用 防 止 ドラフトの 目 次 A. 不 適 切 な 状 況 における 租 税 条 約 の 特 典 の 付 与 を 防 止 するための 対 応 314 (1) 租 税 条 約 自 体 により 規 定 された 制 限 の 回 避 に 係 る 対 応 314 イ トリーティ ショッピングに 係 る 対 策 案 314 ロ その 他 の 特 典 制 限 の 回 避 を 意 図 した 状 況 への 対 策 案 320 (2) 条 約 特 典 を 利 用 した 国 内 税 法 の 濫 用 に 係 る 対 応 B. 租 税 条 約 が 国 際 的 二 重 非 課 税 を 意 図 しないことの 明 確 化 C. 一 般 的 に 租 税 条 約 の 締 結 を 決 定 する 前 に 考 慮 すべきタックス ポリシーの 特 定 325 第 2 節 租 税 条 約 濫 用 の 防 止 に 係 るパブリック コメント BIAC の BEPS への 欧 米 ビジネス コメント で 提 出 された 意 見 日 本 の 経 済 団 体 から OECD に 提 出 された 意 見 327 (1) 経 団 連 からの 意 見 327 (2) 日 本 貿 易 会 からの 意 見 328 第 3 節 諸 外 国 における 租 税 条 約 濫 用 の 防 止 に 係 る 取 組 状 況 332 米 国 332 英 国 333

22 200 ドイツ 334 フランス 335 オランダ 337 アイルランド 337 スイス 337 シンガポール 338 中 国 338 インド 339 ブラジル 339 第 4 節 租 税 条 約 濫 用 の 防 止 に 係 る 取 組 みへの 考 察 340 第 5 章 移 転 価 格 - 無 形 資 産 の 取 扱 い 343 第 1 節 無 形 資 産 修 正 ドラフトの 概 要 移 転 価 格 ガイドライン 第 1 章 から 第 3 章 に 対 する 修 正 の 提 案 第 6 章 無 形 資 産 に 対 する 特 別 の 配 慮 A. 無 形 資 産 の 特 定 B. 無 形 資 産 の 所 有 及 び 無 形 資 産 の 開 発 改 良 維 持 と 保 護 に 関 する 取 引 347 (1) 無 形 資 産 の 法 的 所 有 と 最 終 的 なリターン 配 分 の 関 係 348 (2) 無 形 資 産 の 開 発 改 良 維 持 及 び 保 護 と 最 終 的 なリターン 配 分 の 関 係 D. 無 形 資 産 が 関 わる 事 例 に 係 る 独 立 企 業 間 条 件 の 決 定 における 補 足 ガイダンス 349 (1) 無 形 資 産 に 係 る 移 転 価 格 算 定 方 法 349 (2) 評 価 テクニックの 使 用 350 (3) 予 測 キャッシュフローの 割 引 価 値 に 基 づく 方 法 を 適 用 する 際 の 問 題 点 351 (4) 納 税 者 の 非 協 力 により 予 測 が 困 難 である 場 合 付 属 文 書 無 形 資 産 に 対 する 特 別 の 配 慮 に 関 する 指 針 を 説 明 する

23 201 事 例 (27 事 例 ) 352 (1) 無 形 資 産 に 対 する 特 別 の 配 慮 に 関 する 指 針 を 説 明 する 事 例 の 図 解 352 事 例 1 無 形 資 産 の 法 的 所 有 事 例 2 無 形 資 産 の 法 的 所 有 2 - 定 期 的 なロイヤルティの 支 払 355 事 例 3 無 形 資 産 の 法 的 所 有 3 - 売 却 処 分 からのリターンの 配 分 356 事 例 4 無 形 資 産 に 関 連 するリスク(パラ 233~236) 356 事 例 5 販 売 用 無 形 資 産 - マーケティング 戦 略 事 例 6 販 売 用 無 形 資 産 - マーケティング 戦 略 事 例 7 販 売 用 無 形 資 産 - マーケティング 戦 略 事 例 8 販 売 用 無 形 資 産 - マーケティング 戦 略 事 例 9 販 売 用 無 形 資 産 - 商 標 へのロイヤルティの 支 払 359 事 例 10 製 造 用 無 形 資 産 - 商 標 加 工 に 係 るロイヤルティ 支 払 360 事 例 11 研 究 開 発 - 多 国 籍 企 業 の 研 究 開 発 の 分 担 事 例 12 研 究 開 発 - 多 国 籍 企 業 の 研 究 開 発 の 分 担 事 例 13 研 究 開 発 - 研 究 開 発 無 形 資 産 の 一 括 譲 渡 363 事 例 14 研 究 開 発 - 製 薬 会 社 の 研 究 開 発 無 形 資 産 の 譲 渡 364 事 例 15 製 造 特 許 等 の 使 用 許 諾 契 約 365 事 例 16 国 際 的 事 業 再 編 時 における 無 形 資 産 の 再 配 分 366 事 例 17 販 売 統 括 会 社 への 無 形 資 産 からの 所 得 の 帰 属 367 事 例 18 研 究 開 発 会 社 を 取 得 した 場 合 の 国 際 的 事 業 再 編 368 事 例 19 関 連 会 社 へのソフトウェア 開 発 支 援 369 事 例 20 関 連 会 社 への 訴 訟 支 援 369 事 例 21 企 業 買 収 により 取 得 した 無 形 資 産 の 関 連 会 社 への 付 与 370

24 202 事 例 22 国 際 的 事 業 再 編 - グループ 間 における 特 許 の 集 約 371 事 例 23 国 際 的 事 業 再 編 - 委 託 製 造 業 者 への 転 換 と 無 形 資 産 の 移 転 372 事 例 24 国 際 的 事 業 再 編 - 具 体 的 な 設 例 による 比 較 検 討 373 事 例 25 後 知 恵 の 不 適 切 な 使 用 378 事 例 26 予 期 せぬ 事 象 による 正 当 な 移 転 価 格 の 変 更 379 事 例 27 価 格 調 整 条 項 380 (2) 無 形 資 産 に 係 る 27 事 例 に 係 る BEPS の 観 点 からの 考 察 381 第 2 節 移 転 価 格 における 無 形 資 産 の 取 扱 いに 係 るパブリック コメント 382 第 3 節 諸 外 国 における 移 転 価 格 における 無 形 資 産 の 取 扱 いに 係 る 取 組 状 況 384 米 国 384 英 国 385 ドイツ 386 フランス 387 オランダ 388 アイルランド 390 EU 390 スイス 390 シンガポール 391 中 国 392 インド 392 ブラジル 393 第 4 節 BEPS に 関 する 移 転 価 格 における 無 形 資 産 に 係 る 取 組 みへの 考 察 394 第 6 章 移 転 価 格 - 文 書 化 と CbC Reporting 398 第 1 節 文 書 化 と CbC Reporting ドラフトの 概 要 399

25 203 1.B. 移 転 価 格 文 書 化 の 目 的 と D.コンプライアンスに 関 する 論 点 400 (1) 移 転 価 格 文 書 化 の 目 的 400 (2)コンプライアンスに 関 する 論 点 C. 移 転 価 格 文 書 化 の 二 層 構 造 アプローチ 402 (1)マスターファイル( 本 体 ) 402 (2)ローカルファイル 404 (3)CbC Reporting 406 第 2 節 文 書 化 と CbC Reporting に 係 るパブリック コメント BIAC の BEPS への 欧 米 ビジネス コメント で 提 出 された 意 見 日 本 経 済 団 体 連 合 会 から 提 出 された 意 見 410 第 3 節 諸 外 国 における 文 書 化 と CbC Reporting に 係 る 取 組 状 況 413 米 国 413 英 国 413 ドイツ 413 フランス 414 オランダ 415 アイルランド 416 EU 416 スイス 416 シンガポール 417 中 国 417 インド 417 ブラジル 418 第 4 節 文 書 化 と CbC Reporting に 係 る 取 組 みへの 考 察 419 モデル テンプレートで 要 請 される 情 報 について 419 第 7 章 電 子 商 取 引 課 税 422 第 1 節 電 子 商 取 引 課 税 ドラフトの 概 要 422

26 電 子 商 取 引 課 税 ドラフトの 構 成 422 電 子 商 取 引 課 税 ドラフトの 目 次 各 章 の 概 要 第 7 章 デジタル 経 済 の 広 範 な 課 税 問 題 への 対 処 のための 可 能 性 の あるオプション 425 (1)オプションを 評 価 するためのフレームワーク 中 立 性 効 率 性 確 実 性 及 び 簡 便 性 効 果 性 及 び 公 正 性 柔 軟 性 426 (2)タスク フォースに 提 示 されるオプション 426 イ PE 認 定 から 除 外 される 対 象 の 見 直 し 427 ロ 重 要 なデジタル プレゼンスをベースとした 新 たな ネクサスの 創 設 427 ハ 仮 想 PE の 創 設 428 ニ 電 子 商 取 引 に 対 する 源 泉 徴 収 税 の 創 設 429 ホ 消 費 税 に 係 るオプション 430 第 2 節 電 子 商 取 引 課 税 に 係 るパブリック コメント BIAC の BEPS への 欧 米 ビジネス コメント で 提 出 された 意 見 経 団 連 から OECD に 提 出 された 意 見 433 第 3 節 諸 外 国 における 電 子 商 取 引 に 係 る 取 組 状 況 434 米 国 434 英 国 435 ドイツ 435 フランス 435 オランダ 436

27 205 アイルランド 436 EU 436 スイス 437 シンガポール 437 中 国 438 インド 438 ブラジル 438 第 4 節 電 子 商 取 引 に 係 る 取 組 みへの 考 察 438 第 8 章 外 国 子 会 社 合 算 税 制 (CFC 税 制 ) 443 第 1 節 BEPS 行 動 計 画 の 行 動 3 外 国 子 会 社 合 算 税 制 (CFC 税 制 )の 強 化 の 内 容 行 動 3 外 国 子 会 社 合 算 税 制 (CFC 税 制 )の 強 化 の 指 摘 事 項 の 仮 訳 行 動 3 外 国 子 会 社 合 算 税 制 (CFC 税 制 )の 強 化 の 指 摘 事 項 への 考 察 446 第 2 節 CFC 税 制 の 強 化 に 係 るパブリック コメント 446 第 3 節 諸 外 国 における CFC 税 制 の 強 化 に 係 る 取 組 状 況 448 米 国 449 英 国 450 ドイツ 453 フランス 454 EU 455 中 国 455 インド 455 ブラジル 456 第 4 節 CFC 税 制 の 強 化 に 係 る 取 組 みへの 考 察 456 第 9 章 定 式 配 分 方 式 に 係 る 考 察 460 第 1 節 定 式 配 分 方 式 の 国 際 的 利 用 可 能 性 への 検 討 461

28 世 界 的 な 定 式 配 分 方 式 の 導 入 の 可 否 多 国 籍 企 業 に 対 する 定 式 配 分 方 式 のコンセプト の 利 用 可 能 性 多 国 籍 企 業 のみを 対 象 とした BEPS 最 低 租 税 負 担 制 度 の 創 設 の 検 討 464 BEPS 最 低 租 税 負 担 制 度 のコンセプト 466 BEPS 最 低 租 税 負 担 制 度 のコンセプト 図 定 式 配 分 コンセプトを 取 り 込 んだ BEPS への APA 相 互 協 議 に おける 対 応 策 定 式 配 分 コンセプトに 基 づいた 多 国 間 APA の 活 用 定 式 配 分 コンセプトを 取 り 込 んだ 相 互 協 議 定 式 配 分 コンセプトを 取 り 込 んだ 相 互 協 議 の 仲 裁 制 度 469 第 10 章 今 後 の BEPS への 取 組 みの 方 向 性 471 第 1 節 BEPS への 取 組 みに 対 する 関 係 諸 国 の 方 向 性 米 国 や 英 国 等 の 税 源 浸 食 が 生 じているとされる 大 国 である 先 進 国 472 (1) 米 国 の 方 向 性 472 (2) 英 国 の 方 向 性 先 進 国 だが 小 国 でありタックス ヘイブンの 傾 向 がある 国 地 域 インドや 中 国 等 の BRICS 等 の 新 興 国 ケイマン 諸 島 やバージン 諸 島 等 の 本 来 的 なタックス ヘイブンの 国 地 域 税 源 浸 食 がされていると 主 張 する 発 展 途 上 国 478 第 2 節 多 国 籍 企 業 からの BEPS への 取 組 みに 対 する 要 望 事 項 478 第 3 節 BEPS への 取 組 みのポイントと 我 が 国 の 対 応 に 係 る 考 察 BEPS への 取 組 みのポイント 居 住 地 国 と 源 泉 地 国 の 国 際 的 な 課 税 権 の 配 分 について 実 効 税 率 が 非 常 に 低 い 法 的 管 轄 の 課 税 での BEPS の 解 消 に ついて 480

29 207 3 新 興 国 等 の 源 泉 地 国 の 課 税 権 確 保 に 係 る 強 硬 な 主 張 に ついて 我 が 国 の BEPS への 対 応 に 係 る 考 察 481 結 びに 代 えて 482

30 208 はじめに BEPS とは Base Erosion and Profit Shifting の 頭 文 字 による 略 語 であり 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 の 訳 語 があてがわれているものである その 概 念 や 射 程 としては 国 際 的 にも 国 内 的 にも 明 確 な 定 義 が 置 かれているわけではないも のの 一 般 的 に 多 国 籍 企 業 等 が グループ 関 連 者 間 における 国 際 取 引 により その 所 得 を 高 課 税 の 法 的 管 轄 から 無 税 又 は 低 課 税 の 法 的 管 轄 に 移 転 させること で 国 際 的 二 重 非 課 税 を 生 じさせるもの と 言 えるのではないかと 考 える もともと BEPS は 2012 年 6 月 の OECD 租 税 委 員 会 本 会 合 において 米 国 から 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 が 法 人 税 収 を 著 しく 喪 失 させている 点 を 憂 慮 してい るとの 問 題 提 起 がなされたことから OECD においてワーキング パーティと は 別 に BEPS プロジェクト として 開 始 されたものであると 聞 く BEPS プロジェクトは 経 済 実 態 と 課 税 実 態 の 乖 離 を 防 止 する 方 策 を 戦 略 的 かつ 分 野 横 断 的 に 検 討 し 国 際 的 に 協 調 された 対 応 を 促 すものとして 発 足 し たものであり わずか 半 年 後 の 2013 年 2 月 には 税 源 浸 食 に 対 する 対 応 の 方 向 性 を 示 した OECD 報 告 書 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 への 対 応 (Addressing Base Erosion and Profit Shifting) ( 以 下 BEPS 報 告 書 という )が 公 表 された ところである このBEPS 報 告 書 で OECD は BEPS の 多 くは 軽 課 税 国 への 無 形 資 産 の 移 転 ハイブリッド ミスマッチの 利 用 等 を 組 み 合 わせ 税 率 の 低 い 国 地 域 に 利 益 を 移 転 することで 生 じている と 分 析 し 多 くの BEPS の 手 法 は 合 法 であり 国 際 課 税 原 則 を 見 直 す 必 要 性 がある としている また BEPS への 効 果 的 な 対 応 のためには 国 際 的 に 協 調 された 行 動 を 取 ることが 重 要 であ る とし 一 部 の 国 が 協 調 せずに 基 準 を 満 たさない 場 合 負 の 外 部 効 果 や 底 辺 への 競 争 を 生 じさせる としている 多 国 籍 企 業 の 具 体 的 な 税 源 浸 食 (BEPS)スキームとしては 米 国 及 び 英 国 の 議 会 公 聴 会 で これまでに Microsoft Hewlett-Packard 及 び Apple の 3 社 ( 米 国 ) 並 びに Starbucks Amazon 及 び Google の 3 社 ( 英 国 )の 計 6 社

31 209 が 招 致 され 合 法 的 だが 巨 額 なこれら 租 税 回 避 スキームについて 報 告 がなされ ている 合 法 的 だが 巨 額 な 租 税 回 避 スキームの 例 としては 英 国 の 議 会 公 聴 会 で 説 明 がなされた Google の ダブルアイリッシュ&ダッチサンドイッチ のスキー ムが 著 名 なものとしてあげられる このスキームに 係 る 特 徴 取 引 内 容 及 びス キーム 図 を 示 すと 以 下 のようになる ダブルアイリッシュ&ダッチサンドイッチの 特 徴 米 国 とアイルランドで 法 人 の 居 住 地 の 判 定 基 準 が 異 なっていること EU 加 盟 国 同 士 の 租 税 条 約 においてはロイヤルティ 支 払 に 源 泉 税 が 徴 収 されないこと オランダは 国 内 税 法 でロイヤルティ 支 払 に 源 泉 税 を 徴 収 しないこと 米 国 のチェック ザ ボックス 規 則 を 利 用 すれば CFC 税 制 に 抵 触 しな いこと 米 国 の Google とアイルランドの Google Ireland Holdings とのコスト シェアリング 契 約 等 の 取 引 については IRS との APA が 成 立 している こと ダブルアイリッシュ&ダッチサンドイッチにおける 取 引 内 容 (1) 1 米 国 のグループ 本 社 の Google は 海 外 事 業 に 関 する 権 利 に 係 るライセ ンスを アイルランドの Google Ireland Holdings に 付 与 する (コスト シェアリング 契 約 を 締 結 ) 米 国 において Google Ireland Holdings は 米 国 税 制 上 は 登 記 上 の 所 在 地 で 法 人 の 居 住 非 居 住 の 判 定 がなされる ので アイルランド 企 業 とみなされる 2 Google Ireland Holdings の 管 理 を バミューダ 諸 島 の 管 理 会 社 が 行 う (1) 三 村 琢 磨 グーグルの 租 税 回 避 に 関 する 報 道 について(1) JAS( )より 作 成

32 210 Google Ireland Holdings はアイルランドで 設 立 登 記 された 企 業 である が その 管 理 支 配 はバミューダ 諸 島 の 管 理 会 社 が 行 っている アイルラン ド 税 制 上 は 管 理 支 配 基 準 で 居 住 非 居 住 が 判 定 される ので これは アイルランドの 非 居 住 者 (バミューダ 企 業 の 支 店 )となる したがって Google Ireland Holdings は その 国 外 所 得 にアイルランド の 法 人 税 は 課 されない 3 Google Ireland Holdings は アイルランドに 設 立 した Google Ireland Ltd.に 対 して サブライセンスを 付 与 する ダブルアイリッシュ Google Ireland Ltd.には このサブライセンスにより Google グループ の 米 国 外 事 業 収 益 のほとんどが 計 上 されることになる( 例 ; 英 国 子 会 社 か らのロイヤルティ 支 払 など) 4 Google Ireland Ltd.は Google Ireland Holdings からのサブライセン スに 対 してライセンスフィーを 支 払 うのであるが このライセンスフィー を 直 接 に 支 払 わず オランダに 設 立 した Google Netherlands Holdings BV に 支 払 う ダッチサンドイッチ これは アイルランド(Google Ireland Ltd.)からバミューダ(Google Ireland Holdings)に 直 接 にライセンスフィー(ロイヤルティ)を 支 払 う と アイルランドから 多 額 の 源 泉 税 が 徴 収 されることになるが アイルラ ンド-オランダ 租 税 条 約 を 利 用 すれば アイルランド(Google Ireland Ltd.)からオランダ(Google Netherlands Holdings BV)へのライセンス フィー(ロイヤルティ)の 支 払 には 源 泉 税 が 徴 収 されないからである なお 米 国 のチェック ザ ボックス 規 則 上 においては Google Ireland Holdings と Google Ireland Ltd.とを 一 体 とみなして パススルー( 法 人 格 がない) 事 業 体 を 選 択 することができることから Google Ireland Ltd. から Google Ireland Holdings へのライセンスフィー(ロイヤルティ) 支 払 は 本 支 店 間 取 引 として 認 識 されず 米 国 の CFC 税 制 にも 抵 触 しない 5 オランダの Google Netherlands Holdings BV から アイルランドに 所

33 211 在 するバミューダ 企 業 の 支 店 (PE)である Google Ireland Holdings にラ イセンスフィー(ロイヤルティ)が 支 払 われる オランダの 国 内 税 法 でもロイヤルティに 対 する 源 泉 税 は 無 税 のため オ ランダからバミューダ 企 業 の 支 店 へのロイヤルティ 支 払 に 関 しても 源 泉 税 は 徴 収 されない Google Ireland Holdings は 2006 年 に 無 限 責 任 会 社 (unlimited liability company)へと 法 的 形 態 を 変 更 しており 無 限 責 任 会 社 はアイル ランド 法 上 で 財 務 諸 表 の 開 示 義 務 が 無 いため この 取 引 の 実 態 把 握 は 困 難 であるとされる ( 下 記 のスキーム 図 の 番 号 と 対 応 ) ダブルアイリッシュ&ダッチサンドイッチのスキーム 図 Google の スキーム 図 Google 米 国 1 米 国 税 制 上 アイルランド 企 業 アイルランド 税 制 上 アイルランドに 所 在 する バミューダ 企 業 の 支 店 バミューダ 諸 島 の 管 理 会 社 バミューダ 2 管 理 Google Ireland Holdings アイルランド IP 5 Google Netherlands Holdings BV オランダ 3 Google UK 英 国 販 売 3 Google Ireland Ltd. アイルランド Sublicens アイルランド 4 ダブルアイリッシュ& ダッチサンドイッチ (2012 年 開 催 の 英 国 議 会 公 聴 会 の 内 容 をベースに 作 成 )

34 212 Google は このようなスキームを 組 み 合 わせることにより 合 法 的 に 国 際 的 二 重 非 課 税 を 形 成 することを 可 能 にしてきたわけであり これにより 米 国 から の 所 得 の 国 外 流 出 ( 税 源 浸 食 )を 完 成 させてきたといえる なお このスキー ムの 組 成 には バミューダ アイルランド オランダといったタックス ヘイ ブンの 存 在 が 重 要 ポイントとなる このスキームからは 現 行 の 国 際 課 税 基 準 に 基 づいた 租 税 制 度 とタックス ヘイブンを 組 み 合 せることで 税 源 浸 食 を 合 法 的 に 行 うことが 可 能 になること が 認 められるわけである このような 多 国 籍 企 業 のBEPS 行 動 に 対 して 効 果 的 な 歯 止 めをかけるために 2013 年 6 月 の OECD 租 税 委 員 会 本 会 合 において 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 に 係 る 行 動 計 画 (Action Plan on Base Erosion and Profit Shifting) ( 以 下 BEPS 行 動 計 画 という )が 承 認 され このなかで 15 のアクションプランが 提 言 さ れたわけである わが 国 においても 所 得 の 創 出 活 動 の 行 われる 法 的 管 轄 との 不 整 合 を 生 じさ せる 多 国 籍 企 業 による 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 については 現 行 の 国 際 課 税 原 則 に 変 更 を 加 えることも 視 野 に 入 れての 検 討 が 進 められていくものと 思 慮 され 以 下 に 今 後 の BEPSの 検 討 に 関 して 必 要 と 思 われる 事 項 についての 考 察 を 行 う

35 213 第 1 章 OECD の BEPS 行 動 計 画 及 び EU の 取 組 み 第 1 節 OECD の BEPS 報 告 書 (2) の 認 識 とその 方 向 性 BEPS は 2012 年 6 月 の OECD 租 税 委 員 会 本 会 合 において 米 国 から 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 が 法 人 税 収 を 著 しく 喪 失 させている 点 を 憂 慮 しているとの 問 題 提 起 がなされたことから OECD においてワーキング パーティとは 別 に BEPS プロジェクト として 開 始 されたものである BEPS プロジェクトは 経 済 実 態 と 課 税 実 態 の 乖 離 を 防 止 する 方 策 を 戦 略 的 かつ 分 野 横 断 的 に 検 討 し 国 際 的 に 協 調 された 対 応 を 促 すものとして 発 足 し たものであり わずか 半 年 後 の 2013 年 2 月 12 日 に BEPS 報 告 書 が 公 表 され た このBEPS 報 告 書 は 冒 頭 で 税 源 を 浸 食 する 方 法 により 利 益 を 移 転 させ ることを 目 的 としたプランニングのために 政 府 が 相 当 の 法 人 税 収 を 失 ってい るという 認 識 が 広 まっている とし 国 境 を 越 える 利 益 への 課 税 に 係 る 国 内 的 及 び 国 際 的 なルールが 今 や 崩 壊 しており(the domestic and international rules on the taxation of cross-border profits are now broken) そして 租 税 はただ 愚 直 な 者 によって 支 払 われるだけであるという 認 識 を 助 長 した との 認 識 を 示 している 加 えて 本 報 告 書 は 最 近 の 国 際 的 な 課 税 基 準 が グローバルビジネス 慣 行 における 変 化 に 対 してペースを 合 わせられてこられなかった (3) ことを 示 す 特 に 無 形 資 産 のエリア 及 びデジタル 経 済 の 展 開 に 対 してである との 指 摘 をし ている (2) BEPS 報 告 書 の 仮 訳 については 居 波 邦 泰 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 への 対 応 ( 仮 訳 ) 日 本 租 税 研 究 協 会 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 (BEPS) 行 動 計 画 ( )を 参 照 され たい (3) 例 としては 今 日 その 国 での 又 は 利 益 に 課 税 をする 他 方 の 国 での 課 税 プレゼンス なしに 他 方 の 国 の 経 済 生 活 に 深 く 関 与 することは 例 えば インターネットを 経 由 してその 国 に 居 る 顧 客 とビジネスをすることによって 可 能 であることの 指 摘 がなさ れている

36 214 1.BEPS 報 告 書 の 構 成 BEPS 報 告 書 の 本 体 は エグゼクティブ サマリーと 以 下 の 5 章 で 構 成 さ れている 第 1 章 イントロダクション 第 2 章 BEPS はどれぐらい 大 きな 問 題 であるのか 利 用 可 能 なデータ の 概 要 第 3 章 グローバル 事 業 モデル 競 争 力 コーポレート ガバナンスと 税 制 第 4 章 キーとなる 租 税 原 則 及 び 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 の 機 会 第 5 章 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 に 係 る 懸 念 への 対 応 これに 以 下 の A~D の 4 つの 添 付 資 料 が 付 けられた 添 付 資 料 A. GDP の 割 合 としての 法 人 税 収 に 係 るデータ 添 付 資 料 B. BEPS に 関 連 する 最 近 の 研 究 のレビュー 添 付 資 料 C. 多 国 籍 企 業 のタックスプランニング ストラクチャーの 事 例 添 付 資 料 D. 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 に 関 連 する 現 在 及 び 過 去 の OECD の 作 業 以 下 に このなかの 第 4 章 及 び 第 5 章 の 内 容 を 確 認 することで 本 報 告 書 の BEPS への 認 識 と 方 向 性 についてみてみる 2. 第 4 章 及 び 第 5 章 の 内 容 (1) 第 4 章 キーとなる 租 税 原 則 及 び 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 の 機 会 第 4 章 では 国 境 を 越 える 活 動 からの 利 益 への 課 税 の 基 礎 となるいくつ かの 重 要 な 国 際 課 税 原 則 の 概 要 を 述 べ これらの 原 則 が 創 出 するかもしれ ない BEPS の 機 会 を 含 むものとなっている その 理 論 的 なフレームワーク において よく 知 られている 法 人 税 の 構 造 のいくつかの 分 析 を 通 して 実

37 215 際 にどのように 解 釈 されるかが 示 されている それは 最 近 のルールが より 多 くの 利 益 に 対 して 法 的 な 概 念 や 無 形 資 産 の 権 利 義 務 に 関 連 づける ための 機 会 を 提 供 しており 実 質 的 な 経 営 と 関 連 づけて 利 益 のシェアを 減 らすことの 結 果 として 法 的 にリスクをイントラグループに 移 転 するため の 機 会 を 提 供 していると 結 論 づけている 国 境 を 越 える 活 動 の 税 務 上 の 取 扱 いに 影 響 を 与 える 一 連 のルールは 主 に 国 内 税 法 のルールによって 構 成 され 同 様 に 二 国 間 租 税 条 約 及 び 欧 州 連 合 の 適 用 可 能 な 法 律 文 書 (EU 規 則 EU 指 令 など)のようなその 他 の 国 際 的 法 律 文 書 によっても 構 成 される BEPS に 関 連 する 問 題 を 検 証 する とき 重 要 な 関 連 性 を 仮 定 したこれらのルールに 含 まれる 多 くの 原 則 を 認 識 することは 可 能 である これらの 重 要 な 原 則 には 課 税 に 係 る 法 的 管 轄 移 転 価 格 借 入 金 での 資 金 調 達 及 び 租 税 回 避 否 認 の 4 つが 含 ま れる 多 国 籍 企 業 間 の 目 標 はさまざまである 一 方 で 特 に 異 なる 法 的 管 轄 に 本 部 を 持 つ 企 業 に 関 しては 概 括 的 に 言 って BEPS は 低 課 税 がなされる とろに 利 益 を 移 転 させることに 焦 点 をあて そして 高 税 率 を 和 らげられ るところで 費 用 とする 特 定 の 戦 略 が 税 額 控 除 損 失 繰 越 等 のような 既 存 の 租 税 属 性 を 利 用 するために 適 所 に 設 定 されるであろう これ らの 一 般 的 な 目 標 は 多 くの 場 合 グループの 資 金 操 作 の 全 体 的 なマネー ジメントの 調 整 を 達 成 することである 例 えば 資 金 繰 り 外 国 為 替 リス クのマネージメント 及 び 効 率 的 な 本 国 送 金 戦 略 に 関 してである 上 記 の 4 つの 重 要 な 原 則 とその 相 互 作 用 によって 創 出 される 典 型 的 な BEPS の 機 会 及 び BEPS に 係 る 法 人 税 の 構 造 分 析 に 関 しては 以 下 の ような 説 明 がなされている 課 税 に 係 る 法 的 管 轄 (Jurisdiction to tax) それぞれの 法 的 管 轄 が 法 人 税 システムをそれが 選 択 するように 組 成 することは 自 由 である 一 方 で 国 家 は 必 要 であるとみなす 歳 出 を 支 払 うための 歳 入 を 引 き 上 げる 課 税 手 段 を 実 行 するための 主 権 を 有 してい

38 216 る 重 要 な 課 題 は 課 税 が 国 境 を 越 えた 貿 易 及 び 投 資 へ 意 図 しないそし て 歪 曲 させる 影 響 を 生 じさせないこと 及 びそれぞれの 国 内 において 国 内 の 事 業 者 を 不 利 にすることによって 競 争 と 投 資 を 歪 めることがない ことを 保 証 することの 必 要 性 に 関 連 している 経 済 がますます 統 合 されるグローバル 化 された 世 界 では ( 国 際 的 に) 隔 離 されて 考 案 された 国 内 税 制 は しばしばお 互 いに 調 整 されないため ミスマッチの 余 地 が 生 じることになる これらのミスマッチは 二 重 課 税 をもたらすかもしれないが 同 様 に 二 重 非 課 税 をもたらすかもしれな い 換 言 すれば これらのミスマッチは 結 果 において 租 税 目 的 での 所 得 を 見 えなくさせるかもしれない このことは すべての 関 係 者 全 体 によって 支 払 われた 全 体 的 な 租 税 の 縮 小 に 導 く 関 係 する 国 々どちらが 税 収 を 失 ったのかを 判 断 することは 大 抵 の 場 合 困 難 であるけれども 関 係 する 国 をひとまとめにすれば 税 収 が 失 われていることは 明 らかで ある さらに 国 境 を 越 えた 活 動 をしてかつ 巧 みな 租 税 の 専 門 的 知 識 へ のアクセスを 有 するようないくつかの 事 業 者 が これらの 機 会 から 利 益 を 得 ており そして それが 国 内 レベルでおおかた 活 動 する 中 小 企 業 の ようなその 他 の 企 業 と 比 べて 意 図 しない 競 争 上 の 優 位 性 を 有 するとき には 競 争 を 阻 害 するであろう したがって 税 制 がどのようにお 互 いに 影 響 し 合 うかを 考 えることは 国 境 を 越 えた 貿 易 及 び 投 資 への 障 害 を 排 除 することだけではなく 意 図 しない 非 課 税 のへの 余 地 を 制 限 するために 適 切 なことである さらに それぞれの 国 の 課 税 権 の 行 使 を 調 整 するために 国 々が 用 いる 二 国 間 の ツールである 二 重 租 税 条 約 は 同 様 に 納 税 者 が 源 泉 地 で 及 び/ 又 は 納 税 者 の 居 住 地 で より 低 い 課 税 又 は 非 課 税 の 形 で 租 税 からの 利 得 を 得 る 機 会 を 創 出 するかもしれない 受 領 者 の 段 階 で 低 課 税 又 は 非 課 税 を 達 成 する 最 も 直 接 的 な 方 法 は 低 課 税 の 法 的 管 轄 にある 事 業 体 へ 所 得 を 移 転 させることであるが 同 じ 結 果 を 高 課 税 の 法 的 管 轄 の 間 において その 他 の 数 多 くの 方 法 で 達 成 す

39 217 ることができるであろう これらの 代 替 案 は いっそう 複 雑 なものであ るが しばしば 追 加 的 な 税 制 上 の 優 遇 措 置 を 必 要 とする 例 えば 支 払 者 の 段 階 において 完 全 な 控 除 を 要 求 することに 関 しての 源 泉 地 におけ る( 源 泉 徴 収 ) 課 税 の 潜 在 的 な 縮 小 又 は 排 除 源 泉 地 国 又 は 居 住 地 国 で の 租 税 回 避 否 認 規 定 の 非 適 用 である( 例 えば これらのルールは 低 課 税 の 法 的 管 轄 を 利 用 しての 戦 略 をターゲットにしていることから) 以 下 は 主 として 資 金 調 達 に 関 して 低 課 税 又 は 非 課 税 を 達 成 するた めに 現 在 のルールを 適 用 することができる 方 法 について 説 明 をする: 外 国 会 社 の 低 課 税 の 支 店 会 社 が 表 向 き 高 課 税 の 法 的 管 轄 に 設 立 されるとしても しかし 低 課 税 制 度 の 適 用 を 受 ける 外 国 支 店 を 通 して ローン(ライセンス 又 は サービス)の 提 供 を 受 けることによって 所 得 への 低 い 実 効 税 率 を 達 成 することができる 一 般 に このことは 本 社 が 設 立 された 国 で 国 内 法 又 は 二 重 租 税 条 約 の 下 で 外 国 支 店 の 控 除 システムを 操 作 する ことを 要 する 支 店 における 低 課 税 は さまざまな 方 法 で 達 成 することができる: 1 支 店 のある 国 が 所 得 に 低 税 率 又 はゼロ 税 率 を 課 す;2 本 社 のある 国 と 異 なり 支 店 のある 国 は 外 国 会 社 の 課 税 プレゼンスを 創 出 する ことのような 大 きな 意 味 はないとして その 国 内 で 遂 行 された( 支 店 の) 経 済 活 動 を 尊 重 する;3 本 社 のある 国 と 異 なり 支 店 のある 国 は 支 店 の 資 本 にみなし 利 子 控 除 を 与 える ハイブリッド エンティティ 高 課 税 国 で 純 然 たる 営 業 をする 金 融 ( 又 は IP) 会 社 の 段 階 での 低 課 税 は ハイブリッド エンティティを 用 いることによって 目 的 を 達 す ることができる ハイブリッド エンティティは ある 国 で 課 税 対 象 者 として 取 り 扱 われる 事 業 体 であるが しかし 他 方 の 国 で 透 明 で ある として 取 り 扱 われる(すなわち もうひとつの 国 で 事 業 体 の 利 益 又 は 損 失 は メンバーの 段 階 において 課 税 / 控 除 される )

40 218 例 えば B 国 で 設 立 された 事 業 体 が A 国 のその 親 会 社 からローン を 受 けると 仮 定 する B 国 のその 事 業 体 は A 国 で 透 明 であるとして 取 り 扱 われる 一 方 で B 国 では 透 明 でないとして 取 り 扱 われる この 取 扱 いのミスマッチが グループに A 国 において(その 国 が 受 領 者 の 段 階 において 所 得 はないとみなすので) 課 税 されない 支 払 について B 国 で 控 除 を 主 張 することを 可 能 にする もし 事 業 体 の 取 扱 いが 2 つ の 国 で 逆 にされたのなら この 状 況 では 二 重 課 税 が 生 じたということ が 念 頭 に 置 かれるべきである ハイブリッド 金 融 商 品 及 びその 他 の 金 融 取 引 類 似 した 結 果 を ハイブリッド 商 品 の 利 用 によって 達 成 することが できる これらは 概 して 負 債 に 関 わる 特 徴 を 示 す 金 融 商 品 であるが しかし 同 様 に 概 して 株 式 に 関 わる 特 徴 をも 示 すものである A 国 の 企 業 が B 国 の 企 業 によって 発 行 された 金 融 商 品 を 購 入 すると 仮 定 す る A 国 の 税 法 の 下 で その 金 融 商 品 は 株 式 として 取 り 扱 われるのに 対 して B 国 の 課 税 目 的 でその 金 融 商 品 は 債 務 証 券 としてみなされ る その 金 融 商 品 の 下 での 支 払 は B 国 の 税 法 で 企 業 にとって 控 除 可 能 な 利 子 費 用 とみなされるが 一 方 で 対 応 する 受 領 額 は A 国 の 課 税 目 的 で 配 当 として 取 り 扱 われ それゆえに 免 税 となる キャプティ ブ 保 険 又 はデリバティブに 関 するその 他 の 金 融 取 引 は ある 国 で 控 除 可 能 である 支 払 が 他 方 の 国 で 課 税 されないことで 類 似 した 結 果 を 引 き 起 こすことができる 導 管 会 社 所 得 を 産 み 出 す 資 産 ( 例 えば ファンド 又 は IP)の 所 有 者 が 低 課 税 の 法 的 管 轄 に 置 かれているという 事 実 は 所 得 が 他 の 国 々から 生 じて いるケースのほとんどにおいて 源 泉 地 国 の 課 税 権 は 二 重 租 税 条 約 に よって 制 限 されないであろうことを 意 味 している 源 泉 地 国 との 条 約 を 有 する 国 に 置 かれる 導 管 会 社 の 介 在 は このように 納 税 者 に 源 泉 地 の 課 税 を 縮 小 又 は 排 除 することで 条 約 の 特 典 を 主 張 することを

41 219 可 能 にするであろう さらに もし 導 管 会 社 のある 国 でその 国 内 法 の 下 で ある 特 定 の アウトバウンドの 支 払 に 源 泉 徴 収 税 が 適 用 されないか 又 は その 国 自 身 で 源 泉 地 の 源 泉 徴 収 税 の 排 除 を 規 定 している 所 得 を 産 み 出 す 資 産 の 所 有 者 の 国 との 条 約 を 有 しているのであれば 所 得 は 源 泉 地 の どのような 課 税 もなしで 所 得 を 産 み 出 す 資 産 の 所 有 者 の 元 に 送 金 する ことができる 所 得 は 低 課 税 の 法 的 管 轄 において 所 得 を 産 み 出 す 資 産 の 所 有 者 への 支 払 に 対 応 する 控 除 によって 相 殺 されるであろうから 導 管 会 社 のある 国 でのファンド 又 は IP からの 所 得 への 課 税 は 生 じない デリバティブ ある 特 定 のデリバティブのツールが 国 境 を 越 えた 支 払 についての 源 泉 徴 収 税 を 縮 小 又 は 排 除 するために 利 用 されるかもしれない 例 えば フォワード 又 は 利 子 率 スワップのようなデリバティブの 契 約 のための 手 数 料 が 経 済 的 に 利 子 の 支 払 に 置 き 換 えられることで 該 当 する 国 内 の 法 律 がこれらの 支 払 を 源 泉 地 の 課 税 の 対 象 としないことから 又 は 該 当 する 二 重 租 税 条 約 が 源 泉 地 で 所 得 に 課 税 することを 妨 げるで あろうことから これによって 源 泉 地 の 源 泉 徴 収 税 が 回 避 されるであ ろう 移 転 価 格 (Transfer pricing) 独 立 企 業 原 則 の 基 礎 をなしている 仮 定 のひとつは 取 引 の 関 係 者 のひ とつの 機 能 / 資 産 /リスクの 規 模 がより 大 きければ 大 きいほど それだ けその 予 想 される 報 酬 もより 大 きいであろう そしてその 逆 もまた 同 様 であるということである したがって このことは それらのリターン がより 都 合 良 く 課 税 されるところに 機 能 / 資 産 /リスクを 移 転 する 誘 因 を 創 出 する 基 礎 となっている 機 能 を 移 転 することは 困 難 と 思 われる 一 方 で リスク 並 びに 有 形 資 産 及 び 無 形 資 産 の 所 有 権 は まさにそれら の 性 質 から 移 転 することはより 容 易 であるだろう 多 くの 企 業 の 租 税

42 220 構 造 は 重 要 なリスク 及 び 評 価 しにくい 無 形 資 産 を それらのリターン が 好 都 合 の 課 税 制 度 から 利 益 を 受 けるであろう 低 課 税 の 法 的 管 轄 に 配 置 することに 焦 点 を 当 てている そのような 取 扱 いが BEPS をもたら す 又 は 要 因 となっているのであろう リスク 及 び 無 形 資 産 の 契 約 上 の 配 分 と 関 係 がある 移 転 価 格 の 取 決 め を 通 しての 所 得 の 移 転 は しばしば 困 難 な 問 題 を 伴 う 基 本 的 な 問 題 の ひとつは 納 税 者 の 特 定 のリスク 配 分 が 受 け 入 れられるべきであるとい う 実 情 を 含 むものである 独 立 企 業 基 準 の 下 で 移 転 価 格 は 一 般 的 に 関 連 者 によって 採 用 されたリスク 配 分 を 尊 重 する それらから 当 然 に 生 じると 主 張 されるそのようなリスク 配 分 と 所 得 配 分 の 結 果 は 論 争 の 原 因 になるものであろう リスクの 評 価 は 実 際 に 低 課 税 の 無 形 資 産 の 譲 受 人 が 多 国 籍 企 業 グループのために 商 業 上 の 経 営 での 無 形 資 産 の 開 発 と 使 用 に 関 連 した 重 要 なリスクを 負 っていると 取 り 扱 われるべき であるかどうかに 関 して しばしば 議 論 を 伴 う そのような 議 論 は そ のような 取 決 めの 実 質 を 検 証 して そしてそのような 取 決 めの 結 果 が それらを 全 体 で 見 て 政 策 基 準 (すなわち 税 源 浸 食 の 回 避 )と 矛 盾 し ないかどうかを 判 断 するために 税 務 当 局 の 能 力 にストレスを 与 え る グループの 中 でのリスクと 資 産 の 帰 属 に 関 わる 移 転 価 格 ルールが 事 業 体 ごとをベースに 適 用 されており このようにグループの 特 定 のメン バーの 段 階 におけるリスクの 分 離 に 基 づいて 計 画 を 立 てることを 容 易 にしている 関 連 グループのメンバーの 間 で 独 立 企 業 原 則 の 下 で 執 り 行 うことができるリスク 配 分 については 多 くの 事 例 がある( 例 えば 低 リスクの 製 造 と 販 売 研 究 開 発 の 契 約 及 びキャプティブ 保 険 ) これらのそれぞれのモデルの 下 では 本 人 / 保 険 会 社 は 低 課 税 の 法 的 管 轄 に 置 かれ そしてサービスプロバイダ/ 被 保 険 者 は 高 課 税 の 法 的 管 轄 に 置 かれることになる 重 要 な 課 題 は そのような 取 決 めが 税 源 浸 食 に 寄 与 する 結 果 をもたらす 状 況 及 び 税 源 浸 食 を 取 り 扱 う 原 則 を 判 断 す ることである

43 221 リスクの 移 転 に 関 連 した 取 決 めは 数 多 くの 困 難 な 移 転 価 格 問 題 を 提 起 する 基 本 的 な 段 階 において それらは リスクが 実 際 どのように 多 国 籍 企 業 グループのメンバーに 分 配 されるのか そして 移 転 価 格 ルール が 容 易 にリスク 契 約 の 配 分 を 受 け 入 れるべきであるかどうかの 問 題 の 提 起 をしている さらに それらは リスクの 契 約 上 の 配 分 を 尊 重 する ために 必 要 とされる 経 済 実 質 のレベルと 関 連 する 問 題 を 提 起 しており リスクを 管 理 する 経 営 上 の 能 力 及 びリスクを 負 担 する 金 融 の 能 力 に 関 わる 問 題 が 含 まれている 最 後 に リスクがグループメンバーの 間 で 移 転 されたときに 補 償 支 払 がなされるべきであるかの 問 題 が 生 じている 要 約 すると 移 転 価 格 ガイドラインは BEPS の 要 因 となるかもしれ ない 経 済 的 に 統 合 されたグループの 基 礎 となる 現 実 性 よりむしろ 法 的 な 構 造 ( 例 えば 契 約 上 のリスク 配 分 を 反 映 した)にあまりに 多 くの 強 調 をいくらか 置 き 過 ぎているものとみなされる 借 入 金 での 資 金 調 達 (Leverage) 現 状 のルールは 企 業 に 株 式 よりむしろ 負 債 で 自 身 の 資 金 調 達 をす ることを 促 進 している 実 際 に 国 内 及 び 国 境 を 越 えて 双 方 についての 負 債 と 株 式 の 差 別 的 な 取 扱 いは 負 債 金 融 を 求 める 誘 因 を 引 き 起 こ す 親 会 社 とその 子 会 社 が 例 えば それらが 異 なった 法 的 管 轄 に 置 か れたことから 異 なった 課 税 ルールの 適 用 を 受 けるとき 親 会 社 が 子 会 社 に 提 供 する 株 式 の 額 は グループによって 負 担 される 全 体 の 租 税 負 担 に 影 響 を 与 える このことが 負 債 金 融 についての 明 白 な 偏 見 を 引 き 起 こしており 特 に このことが 受 領 者 の 段 階 において 低 課 税 と 組 み 合 わせられるときであ る 典 型 的 なケースは 低 課 税 国 で( 又 は 統 合 的 に 同 じ 結 果 を 達 成 する 方 法 で 上 記 のハイブリッド ミスマッチに 関 する 場 合 を 参 照 せよ ) 他 のグループ 会 社 の 活 動 に 資 金 を 供 給 するために 金 融 業 者 を 設 立 する ことを 含 む それゆえに 受 領 者 の 段 階 においては 都 合 良 く 課 税 される か 又 はまったく 課 税 されない 一 方 で 支 払 は 高 課 税 される 営 業 会 社 の 課

44 222 税 対 象 利 益 から 控 除 されることになり したがって トータルの 租 税 負 担 を 縮 小 させることを 可 能 にしている イントラグループの 負 債 につい て 高 課 税 のグループ 会 社 の 借 入 金 で 資 金 調 達 することは グループレベ ルにおいて 節 税 を 達 成 する 非 常 に 単 純 で そして 簡 単 な 方 法 である 租 税 回 避 否 認 (Anti-avoidance) 租 税 回 避 否 認 の 基 準 は 特 定 のプランニングに 携 わること 及 び/ 又 は ある 特 定 の 結 果 を 得 ることを 禁 止 する 基 本 政 策 である 国 内 税 制 で 最 も 重 要 な 租 税 回 避 否 認 ルールとしては 以 下 のものが 含 まれるとしている 一 般 的 租 税 回 避 否 認 規 定 (General anti-avoidance rules:gaar) これは 例 えば 取 引 が 経 済 的 実 質 に 欠 けている 又 は 課 税 外 の 事 業 目 的 に 欠 ける 状 況 で 過 度 の 課 税 上 の 利 益 の 利 用 可 能 性 を 制 限 又 は 否 定 する CFC ルール この 制 度 の 下 では 非 居 住 者 の 関 連 事 業 体 によって 生 じた 税 源 浸 食 された 又 は 傷 つけられた 特 定 の 所 得 が 国 内 の 株 主 に 帰 属 する として その 所 得 が 当 該 株 主 に 送 り 返 されたかどうかにかかわらず その 時 点 で 課 税 がなされる 過 少 資 本 と 利 子 控 除 を 制 限 するその 他 のルール これらは 例 えば 債 務 者 の 負 債 資 本 比 率 が 過 度 であるとみなさ れたときに 特 定 の 利 子 費 用 の 控 除 を 否 認 する ハイブリッド 否 認 ルール これは 国 内 の 税 務 上 の 取 扱 いを 外 国 の 税 務 上 の 取 扱 いとリンクし て ミスマッチの 可 能 性 を 排 除 する 税 源 浸 食 否 認 ルール これは ある 特 定 の 支 払 に 対 してより 高 い 源 泉 税 を 課 す 又 はある 特 定 の 支 払 の 控 除 可 能 性 を 否 定 する( 例 えば ある 特 定 の 法 的 管 轄 に 存 在 する 事 業 体 にされた 支 払 ) ルールは 明 らかに 国 ごとに 異 なっており その 相 違 の 多 くが 異 なっ

45 223 た 法 的 な 慣 例 税 制 の 精 巧 さのレベル 及 び 税 法 の 解 釈 への 国 内 裁 判 所 のアプローチによって 説 明 することができるものである アグレッシ ブなものとそうでないものとの 間 の 境 界 線 を 正 確 に 認 識 することの 困 難 性 を 考 えるに 国 内 及 び 条 約 ベースの 租 税 回 避 否 認 規 定 は ある 戦 略 が( 納 税 者 の 見 地 から) 実 施 されるべきであるか それとも ( 歳 入 当 局 の 見 地 から) 正 当 性 を 疑 われるべきものであるかを 判 断 するベン チマークを 構 成 する さらに 既 存 のルールの 下 で 取 り 組 むことはで きないが 歳 入 組 織 レベルにおいてまだ 懸 念 が 生 じる 状 況 においては 現 在 のルールの 変 更 を 導 入 することが 必 要 かどうかを 判 断 するために 租 税 政 策 の 当 局 者 の 注 意 (attention)が 呼 び 起 こされるべきである さらに 実 際 には 租 税 回 避 否 認 ルールの 適 用 を 逃 れるため した がって 全 体 的 な 低 課 税 の 負 担 を 確 保 するために 用 いられるさまざま な 戦 略 がある これらの 戦 略 は それ 自 身 ルールに 依 存 して 明 らかに 異 なっており そして 長 い 間 に 進 展 もしている 例 えば 過 少 資 本 規 則 のようなルールは 特 に 適 切 なルールが 関 連 者 のみに 適 用 される ときには 独 立 した 第 三 者 を 通 した 資 金 調 達 に 向 けられることによっ て 避 けられるであろう しかし 追 加 株 式 を 注 入 することは 取 引 の 魅 力 をひどく 損 なうかもしれないコストを 有 している さらに 過 少 資 本 規 則 は デリバティブの 利 用 によって 避 けられるかもしれない 同 様 に 国 々は CFC ルールの 利 用 を 回 避 するためのいくつかの 戦 略 に 遭 遇 してきた これらはインヴァージョンを 含 む すなわち CFC 制 度 がない( 低 課 税 又 は 非 課 税 の) 法 的 管 轄 に 典 型 的 に 置 かれた 非 居 住 者 会 社 と グループトップの 既 存 の 親 会 社 を 置 き 換 えるような 多 国 籍 企 業 の 会 社 組 織 を 変 更 する 取 引 である 同 様 の 道 筋 に 沿 って ハ イブリッド エンティティの 利 用 は 最 終 的 な 親 会 社 の 国 において 所 得 を 課 税 目 的 で 見 えなく させるであろう このようにして 適 切 な CFC ルールの 適 用 を 避 けるわけである

46 224 法 人 税 の 構 造 分 析 (Analysis of corporate tax structures) 法 人 税 の 構 造 に 係 るどのような 分 析 における 重 要 な 意 見 は 大 抵 の 場 合 BEPS を 起 こすことを 可 能 にするのは 様 々な 原 則 と 慣 行 の 相 互 作 用 であるということである ある 国 での 源 泉 徴 収 税 ルール 他 方 の 国 で の 領 土 課 税 システム 及 び 第 三 国 の 事 業 体 の 性 格 付 けルールの 相 互 作 用 は ある 特 定 の 取 引 が 当 期 の 税 額 を 増 加 させず そして 様 々な 理 由 で 課 税 がない 法 的 管 轄 への 移 転 所 得 の 効 果 を 得 ることを 可 能 にするた めに 結 びつくであろう 大 抵 の 場 合 BEPS の 機 会 を 創 出 するのは 特 定 の 国 の 課 税 ルールではなく どちらかと 言 えば いくつかの 国 々ル ールが 相 互 に 影 響 し 合 う 方 法 によるものである 実 際 はどのようなストラクチャーでも 多 くの 組 み 合 わされた 戦 略 を 取 り 入 れる 必 要 があり 大 抵 の 場 合 それらは 4 つの 要 素 に 分 類 する ことができるであろう: 1 取 引 構 造 を 通 しての 総 利 益 の 移 転 又 は 支 払 者 の 段 階 における 控 除 額 の 最 大 化 による 純 利 益 の 減 額 によっての 外 国 の 営 業 国 又 は 源 泉 地 国 (しばしば 中 課 税 から 高 課 税 の 法 的 管 轄 )での 課 税 の 最 小 化 2 源 泉 地 での 低 課 税 又 は 非 課 税 の 源 泉 徴 収 税 3イント ラ グループ アレンジメントを 通 してしばしば 構 築 された 実 体 的 な 非 ルーティン 利 益 への 権 利 を 有 している 受 領 者 の 段 階 での( 低 課 税 の 法 的 管 轄 優 遇 制 度 又 はハイブリッド ミスマッチ アレンジメントを 通 し て 達 成 することができる) 低 課 税 又 は 非 課 税 及 び 4 最 終 的 な 親 会 社 の 段 階 における( 最 初 の 3 つのステップを 通 して 達 成 される) 低 課 税 の 利 益 への 現 行 税 制 の 不 存 在 さらに 効 果 的 な 現 金 の 本 国 送 還 戦 略 は 例 えば 配 当 が 資 金 の 供 給 を 必 要 とする 場 合 に 行 われるであろう もちろん 低 課 税 の 現 金 の 永 久 の 外 国 再 投 資 ( permanent foreign reinvestment)は BEPS 目 的 のために 特 定 の 税 率 のブッキングを 可 能 にするために 重 要 であろう したがって BEPS のどのような 分 析 も これらの 要 素 とそれらの 総 合 的 なドライバーの 相 互 関 係 について 認 識 をする 必 要 がある BEPS を

47 225 目 的 としたストラクチャーの 分 析 から 以 下 のことが 提 示 される それらの 全 体 的 な 効 果 は 実 質 的 な 経 営 と 関 連 した 利 益 のシェア を 減 らす 結 果 で イントラグループにリスクを 法 的 に 移 転 させるた めに より 多 くの 利 益 を 法 的 な 概 念 と 無 形 資 産 の 権 利 及 び 義 務 と 関 連 づける 傾 向 がある これらの 傾 向 は 長 い 間 に 経 済 が 従 来 のレ ンガとモルタルをベースとしたビジネスから より 可 動 的 な 情 報 技 術 と 無 形 資 産 をベースとしたビジネスに 進 化 してきたことから いっそう 顕 著 になってきている これらの 企 業 のタックス プランニング 戦 略 が 技 術 的 に 合 法 的 であり かつ 慎 重 に 計 画 された 様 々な 課 税 ルール 及 び 原 則 の 相 互 作 用 を 当 てにしたものである 一 方 で このタイプのタックス プラ ンニングの 全 体 的 な 効 果 は 国 内 政 策 によって 意 図 されない 方 法 で 多 くの 国 々の 法 人 税 ベースを 浸 食 することにある このことは BEPS がホーム 国 とホスト 国 によって 適 切 に 設 定 された 税 制 の 特 徴 の 組 合 せを 利 用 しているという 事 実 を 反 映 している また このこ とは 一 国 で 行 動 している どのようなひとつの 国 でも BEPS 行 動 と 効 果 的 に 戦 うことが 非 常 に 難 しいであろうということを 意 味 す る (2) 第 5 章 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 に 係 る 懸 念 への 対 応 第 5 章 では 税 源 浸 食 を 取 り 扱 うための 対 応 策 について 述 べられており BEPS への 対 応 については 以 下 のような 基 本 的 なスタンスが 示 されてい る BEPS には これまで 以 上 の 作 業 が 必 要 とされるものの BEPS が 本 当 に 起 きていることは 多 くの 指 標 から 明 白 であり そしてそれは 課 税 主 権 及 び 租 税 収 入 に 関 する 脅 威 となっている これらの 問 題 は 先 進 国 だ けのものではなく 新 興 国 や 途 上 国 にとっても 重 要 である より 重 要 な 政 策 問 題 が 存 在 しており 租 税 管 轄 を 分 配 するための 国 家 の 経 験 から 引 き 出 された 国 際 的 な 共 通 原 則 は 変 化 するビジネス 環 境 と 歩 調 を 合 わせ

48 226 られてきていないであろう 国 際 課 税 のための 国 内 ルール 及 び 国 際 的 に 同 意 された 基 準 は バリュ ードライバーとして 増 加 する 知 的 財 産 の 重 要 性 及 び 情 報 と 通 信 テクノロ ジーの 絶 え 間 がない 開 発 によって 特 徴 づけられる 今 日 のグローバルな 納 税 者 の 環 境 というよりむしろ いまだ より 低 い 程 度 の 国 境 を 越 えた 経 済 統 合 によって 特 徴 づけられる 経 済 環 境 に 基 礎 を 置 いている 国 際 課 税 ルールとそれらが 基 礎 となっている 政 策 は 他 方 の 国 が 課 税 をしているのであれば ある 国 は 課 税 を 控 えるであろうという 仮 定 の 上 に 構 築 されたものである 現 代 のグローバル 経 済 では どこにおいても 利 益 が 課 税 されないという 結 果 をもたらすかもしれないので この 仮 定 は 常 に 正 しいというわけではない そのうえで BEPS への 対 応 について 鍵 となる 重 要 エリア(Key pressure areas) に 次 のものが 含 まれるとしており また 以 下 のこと がポイントになるとしている 鍵 となる 重 要 エリア ハイブリッド ミスマッチ アレンジメントと 裁 定 取 引 を 含 む 事 業 体 及 び 組 織 の 性 格 づけに 係 る 国 際 的 なミスマッチ デジタル 商 品 及 びサービスの 提 供 から 生 じる 利 益 への 条 約 概 念 の 適 用 関 連 者 の 負 債 金 融 キャプティブ 保 険 及 びその 他 のイントラグルー プ 金 融 取 引 に 係 る 税 務 上 の 取 扱 い 移 転 価 格 特 に リスク 及 び 無 形 資 産 の 移 転 に 関 するもの グルー プの 中 の 法 的 主 体 の 間 の 資 産 の 所 有 権 の 人 為 的 な 分 割 及 び 独 立 企 業 間 ではほとんど 起 きないであろうそのような 法 的 主 体 間 の 取 引 租 税 回 避 否 認 手 段 の 有 効 性 特 に GAAR CFC 制 度 過 少 資 本 規 則 及 び 租 税 条 約 の 濫 用 を 防 ぐための 規 則 有 害 な 優 遇 措 置 の 利 用 可 能 性

49 227 BEPS への 対 応 のポイント BEPS 問 題 への 対 処 で 協 調 し 合 わないことは 課 税 管 轄 を 明 確 にし ていまも 存 在 する 二 重 課 税 に 対 処 するための 合 意 ベースのフレーム ワークを 毀 損 するという 危 険 を 冒 す 単 独 行 動 をもたらすことになろ う その 結 果 は ミスマッチの 可 能 性 の 増 加 追 加 的 な 係 争 事 業 の 不 確 実 性 の 増 加 租 税 回 避 否 認 と 称 される 手 段 を 通 しての 課 税 所 得 を 把 握 するための 初 期 の 論 争 又 は 法 人 所 得 税 に 係 る 底 辺 への 競 争 の 観 点 からの 損 害 を 与 えることになるであろう 何 年 もの 間 OECD は (i) 租 税 に 係 る 透 明 性 (ii) 租 税 条 約 (iii) 移 転 価 格 (iv) アグレッシブ タックス プランニング (v) 有 害 な 税 の 慣 行 (vi) 租 税 政 策 分 析 と 統 計 (vii) 税 務 管 理 及 び(viii) 租 税 と 開 発 の 作 業 において 租 税 問 題 に 関 して 政 府 間 における 対 話 と 協 力 を 奨 励 してきた 多 くの 指 標 が いくつかの 多 国 籍 企 業 の 租 税 行 為 が 重 大 なコンプ ライアンス 及 び 公 正 性 の 問 題 を 引 き 起 こしながら 長 い 間 によりアグ レッシブになったことを 示 している アグレッシブ タックス プラ ンニングスキームの 登 録 を 含 め アグレッシブ タックス プランニ ングに 係 る OECD の 作 業 は 数 カ 国 からの 政 府 関 係 者 によって 利 用 されている 最 近 の 国 際 的 な 課 税 基 準 が グローバルビジネス 慣 行 における 変 化 に 対 して 歩 調 を 合 わせられてこられなかったことを 示 す 特 に 無 形 資 産 のエリア 及 びデジタル 経 済 の 展 開 に 対 してである 例 としては 今 日 その 国 での 又 は 利 益 に 課 税 をする 他 方 の 国 での 課 税 プレゼンス なしに 他 方 の 国 の 経 済 生 活 に 深 く 関 与 することは 例 えば インタ ーネットを 経 由 してその 国 に 居 る 顧 客 とビジネスをすることによっ て 可 能 である 非 居 住 者 の 納 税 者 が 他 方 の 国 に 存 する 顧 客 との 取 引 から 実 質 的 な 利 益 を 得 ることができる 時 代 には 最 新 の 規 則 が 目 的 に 沿 って 適 当 で

50 228 あるかどうかという 問 題 が 提 起 されてきている さらに 事 業 が 国 境 を 越 えてますます 統 合 され そして 課 税 ルールが 大 抵 の 場 合 に 調 整 さ れないままであるときは 国 内 及 び 国 際 的 な 課 税 ルールの 不 均 衡 を 利 用 する 法 技 術 的 な 多 くのストラクチャーが 存 在 している 危 機 的 な 状 況 は 法 人 所 得 税 が 機 能 不 全 になることである 国 境 を 越 えた 活 動 をしてかつ 巧 みな 租 税 の 専 門 的 知 識 へのアクセスを 有 す るようないくつかの 事 業 者 が BEPS の 機 会 から 利 益 を 得 ており そ して それが 国 内 レベルでおおかた 活 動 する 企 業 と 比 べて 意 図 しない 競 争 上 の 優 位 性 を 有 するであろうときには 対 応 を 取 らないことがさ らに 競 争 を 阻 害 するであろう 多 くのBEPS 戦 略 が さまざまな 国 の 課 税 ルール 間 のインタフェー スを 利 用 しており 一 つの 国 が 単 独 で 行 動 することで この 問 題 に 対 して 十 分 に 取 り 組 むことは 困 難 であろう さらに 孤 立 した 対 応 をとる 国 によるユニラテラルで 協 調 性 のない 行 動 は 事 業 者 に 対 し 二 重 課 税 -おそらく 多 重 課 税 のリスクをもたら すことになるであろう このことは 投 資 に そして 世 界 的 規 模 での 成 長 と 雇 用 に 対 して 負 の 影 響 を 有 するであろう BEPS を 取 り 扱 うためのグローバルなアクションプランの 策 定 本 報 告 書 では 最 終 的 に 基 本 的 に 膨 大 な 相 互 作 用 要 因 が 原 因 となって いる 税 源 浸 食 と 利 益 移 転 を 取 り 扱 うために 包 括 的 なアクションプランが 迅 速 に 策 定 されるべきである として 2013 年 6 月 の 公 表 で BEPS を 取 り 扱 うためのグローバルなアクションプラン( 行 動 計 画 ) を 策 定 するこ とが 述 べられている 実 質 的 に アクションプランの 策 定 は さまざまな 重 要 エリアの 間 の 関 連 性 を 考 慮 した 包 括 的 な 対 応 を 提 供 すべきであり さらに これには BEPS に 関 するもっと 良 い 情 報 とデータが 求 められるであろうとして アクショ ンプランのさまざまな 構 成 要 素 は 以 下 の 策 定 すべき 提 案 を 含 むであろう としている

51 229 ハイブリッド ミスマッチ アレンジメント 及 び 裁 定 取 引 の 効 力 を 終 わらせる 又 は 無 力 にする 手 段 最 近 のルールが 政 策 的 な 見 地 から 望 ましくない 結 果 を 生 み 出 して いる 特 定 エリアを 取 り 扱 うための 移 転 価 格 ルールの 改 善 又 は 明 確 化 重 要 な 特 定 エリアである 無 形 資 産 の 最 近 の 作 業 には 移 転 価 格 ル ールのより 広 範 囲 な 反 映 が 含 められる 課 税 に 係 る 法 的 管 轄 に 関 連 する 問 題 についてのアップデートされ た 解 決 策 特 に デジタル 商 品 及 びサービスのエリア これらの 解 決 策 は 租 税 条 約 の 条 項 の 改 正 を 含 む より 効 果 的 な 租 税 回 避 否 認 の 手 段 租 税 回 避 否 認 の 手 段 は 国 内 法 に 含 める 又 は 国 際 的 な 手 段 に 含 めることができる これらの 手 段 の 例 としては 一 般 的 租 税 回 避 否 認 規 定 CFC ルール LOB 条 項 及 びそ の 他 の 租 税 条 約 濫 用 防 止 規 定 がある 支 払 控 除 可 能 性 と 源 泉 徴 収 制 度 の 適 用 に 関 連 するイントラグルー プ 金 融 取 引 の 取 扱 ルール 透 明 性 と 経 済 的 実 質 のような 要 因 を 考 慮 に 入 れることで より 効 果 的 に 有 害 な 制 度 に 対 処 する 解 決 策 そのうえで 最 後 に さらに アクションプランは 政 府 が 合 意 するこ とができる 手 段 を タイムリーな 仕 方 で 実 行 するための 最 も 良 い 方 法 を 考 慮 に 入 れるであろう もし 条 約 の 改 正 が 必 要 とされるのであれば これ らの 改 正 の 迅 速 な 実 行 のための 解 決 策 が 検 討 され 同 様 に 提 案 がなされる べきである OECD は 二 重 課 税 を 排 除 するための 基 準 を 策 定 してきており そして この 目 標 の 達 成 は 保 証 されるべきであり 一 方 で 同 様 に 二 重 非 課 税 を 防 止 するための 取 組 みが 展 開 される この 点 において 包 括 的 なア プローチは 二 重 課 税 を 排 除 するための 可 能 な 改 善 も 相 互 協 議 手 続 及 び 仲 裁 規 定 の 効 率 性 の 進 展 のように 考 慮 すべきである ことが 述 べられて おり 2013 年 2 月 に 公 表 された 本 報 告 書 からわずか 4 か 月 後 の 同 年 6 月 に BEPS を 取 り 扱 うためのグローバルなアクションプラン の 策 定 に 係

第4回税制調査会 総4-1

第4回税制調査会 総4-1 平 成 25 年 12 月 国 際 課 税 原 則 の 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 見 直 し 税 制 調 査 会 国 際 課 税 ディスカッショングループ 国 際 課 税 原 則 の 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 見 直 し 1. 見 直 しの 背 景 意 義 外 国 法 人 及 び 非 居 住 者 ( 以 下 外 国 法 人 等 という )に 対 する 課 税 原

More information

法 人 等 に 対 する 課 税 際 課 税 原 則 の 帰 属 主 義 への 見 直 しのポイント 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 移 行 法 人 及 び 非 居 住 者 ( 法 人 等 )に 対 する 課 税 原 則 について 従 来 のいわゆる 総 合 主 義 を 改 め OECD

法 人 等 に 対 する 課 税 際 課 税 原 則 の 帰 属 主 義 への 見 直 しのポイント 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 移 行 法 人 及 び 非 居 住 者 ( 法 人 等 )に 対 する 課 税 原 則 について 従 来 のいわゆる 総 合 主 義 を 改 め OECD 平 成 26 年 度 改 正 関 係 参 考 資 料 ( 際 課 税 関 係 ) 法 人 等 に 対 する 課 税 際 課 税 原 則 の 帰 属 主 義 への 見 直 しのポイント 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 移 行 法 人 及 び 非 居 住 者 ( 法 人 等 )に 対 する 課 税 原 則 について 従 来 のいわゆる 総 合 主 義 を 改 め OECDモデル 租 税 条

More information

弁護士報酬規定(抜粋)

弁護士報酬規定(抜粋) はなみずき 法 律 事 務 所 弁 護 士 報 酬 規 定 ( 抜 粋 ) 2008 年 10 月 改 訂 2014 年 4 月 * 以 下 の 弁 護 士 報 酬 は いずれも 税 込 です ただし D E L の2の 表 に 基 づき 算 出 さ れた 金 額 については 消 費 税 を 上 乗 せした 額 を 弁 護 士 報 酬 とします 目 次 A 法 律 相 談 料 B 顧 問 料 C 手

More information

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene.

https://www.takara-dic-net.jp/xeditor_ne/xeditor_web/html_gene. 平 成 23 年 3 月 期 第 1 四 半 期 決 算 短 信 日 本 基 準 ( 連 結 ) 平 成 22 年 8 月 11 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コ ー ド 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 ( 役 職

More information

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等 私 立 大 学 等 研 究 設 備 整 備 費 等 補 助 金 ( 私 立 大 学 等 研 究 設 備 等 整 備 費 ) 交 付 要 綱 目 次 第 1 章 通 則 ( 第 1 条 - 第 4 条 ) 第 2 章 私 立 大 学 等 ( 第 5 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 専 修 学 校 ( 第 16 条 - 第 25 条 ) 第 4 章 補 助 金 の 返 還 ( 第 26 条 ) 第

More information

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親 第 265 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (3) 2013 年 5 月 29 日 プロジェクト 項 目 企 業 結 合 (ステップ2) 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 I. 検 討 の 経 緯 1. 平 成 25 年 1 月 に 企 業 会 計 基 準 公 開 草 案 第 49 号 企 業 結 合 に 関 する 会 計 基 準 (

More information

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし 3 会 計 基 準 の 見 直 しの 主 な 内 容 (1) 借 入 金 借 入 金 制 度 を 廃 止 し 建 設 又 は 改 良 に 要 する 資 金 に 充 てるための 企 業 債 及 び 一 般 会 計 又 は 他 の 特 別 会 計 からの 長 期 借 入 金 は に 計 上 することとなりまし た に 計 上 するに 当 たり 建 設 又 は 改 良 等 に 充 てられた 企 業 債 及

More information

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一 貸 借 対 照 表 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 内 訳 金 額 科 目 内 訳 金 額 流 動 資 産 千 円 千 円 流 動 負 債 千 円 千 円 預 金 5,145,515 預 り 金 240, 有 価 証 券 2,000,000 未 払 金 274, 前 払 費 用 61,184 未 払 収 益 分 配 金 789 未 収 入 金 未

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6 様 式 租 税 特 別 措 置 等 に 係 る 政 策 の 事 前 評 価 書 1 政 策 評 価 の 対 象 とした 産 業 活 力 の 再 生 及 び 産 業 活 動 の 革 新 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づく 登 録 免 租 税 特 別 措 置 等 の 名 称 許 税 の 特 例 措 置 の 延 長 ( 国 税 32)( 登 録 免 許 税 : 外 ) 2 要 望 の 内 容

More information

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 例 規 整 備 * 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 例 規 整 備 公 布 年 月 日 番 号 平 成 24 年

More information

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務 職 場 積 立 NISAに 関 するガイドライン 第 1 章 総 則 1. 制 定 の 趣 旨 NISA 推 進 連 絡 協 議 会 は NISA 推 進 連 絡 協 議 会 に 参 加 する 業 界 団 体 等 に 属 する 金 融 商 品 取 引 業 者 及 び 金 融 機 関 等 ( 以 下 NISA 取 扱 業 者 という )が 取 り 扱 う 職 場 積 立 NISAについて 適 正 かつ

More information

しかし 主 に 欧 州 の 一 部 の 回 答 者 は 受 託 責 任 について 資 源 配 分 の 意 思 決 定 の 有 用 性 とは 独 立 の 財 務 報 告 の 目 的 とすべきであると 回 答 した 本 ED に 対 する ASBJ のコメント レターにおける 意 見 経 営 者 の 受

しかし 主 に 欧 州 の 一 部 の 回 答 者 は 受 託 責 任 について 資 源 配 分 の 意 思 決 定 の 有 用 性 とは 独 立 の 財 務 報 告 の 目 的 とすべきであると 回 答 した 本 ED に 対 する ASBJ のコメント レターにおける 意 見 経 営 者 の 受 第 337 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 (2)-3 2016 年 5 月 31 日 プロジェクト 項 目 概 念 フレームワーク 概 念 フレームワークの 見 直 しに 関 する IASB における 議 論 の 状 況 Ⅰ. 本 資 料 の 目 的 1. 2016 年 5 月 の 国 際 会 計 基 準 審 議 会 (IASB)ボード 会 議 では 公 開

More information

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則 第 323 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (5)-4 2015 年 11 月 6 日 プロジェクト 項 目 税 効 果 会 計 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 - 合 理 的 な 説 明 に 関 する 取 扱 い 本 資 料 の 目 的 1. 本 資 料 は 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 公 開 草 案 第 54 号 繰

More information

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 Ⅱ 国 地 方 公 共 団 体 公 共 公 益 法 人 等 の 消 費 税 Q&A ( 問 1) 免 税 期 間 における 起 債 の 償 還 元 金 に 充 てるための 補 助 金 等 の 使 途 の 特 定 Q 地 方 公 共 団 体 の 特 別 会 計 が 消 費 税 の 納 税 義 務 が 免 除 される 課 税 期 間

More information

40 総 論 41 法 人 課 税 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 02 税 制 の 動 向 ( 4002 ) 91 事 例 研 究 ( 4091 ) 99 その 他 ( 4099 ) 01 法 人 税 ( 4101 ) 3. 税 務 官 庁 の 組 織 4. 不 服 申 立 て 税 務

40 総 論 41 法 人 課 税 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 02 税 制 の 動 向 ( 4002 ) 91 事 例 研 究 ( 4091 ) 99 その 他 ( 4099 ) 01 法 人 税 ( 4101 ) 3. 税 務 官 庁 の 組 織 4. 不 服 申 立 て 税 務 平 成 28 年 度 版 CPE カリキュラム 一 覧 表 4. 税 務 40 総 論 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 租 税 法 入 門 税 法 総 論 1. 租 税 の 意 義 種 類 とその 役 割 2. 租 税 法 の 法 体 系 及 び 仕 組 み 3. 憲 法 との 関 係 国 家 と 税 制 1. 財 政 法 2. 会 計 法 3. 国 家 と 税 の 仕 組 み 4. 国

More information

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 論 点 と 意 見 について ( 概 要 ) 神 奈 川 県 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 検 討 会 議 について 1 テーマ 地 方 公 務 員 制 度 改 革 ( 総 務 省 地 方 公 務 員 の 労 使 関 係 制 度 に 係 る 基 本 的 な 考 え 方 )の 課 題 の 整

More information

添 付 資 料 の 目 次 1. 当 四 半 期 決 算 に 関 する 定 性 的 情 報 2 (1) 経 営 成 績 に 関 する 説 明 2 (2) 財 政 状 態 に 関 する 説 明 2 (3) 連 結 業 績 予 想 などの 将 来 予 測 情 報 に 関 する 説 明 2 2.サマリー 情 報 ( 注 記 事 項 )に 関 する 事 項 3 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間

More information

添 付 資 料 の 目 次 1. 当 四 半 期 決 算 に 関 する 定 性 的 情 報 2 (1) 経 営 成 績 に 関 する 説 明 2 (2) 財 政 状 態 に 関 する 説 明 2 (3) 連 結 業 績 予 想 などの 将 来 予 測 情 報 に 関 する 説 明 2 2.サマリー 情 報 ( 注 記 事 項 )に 関 する 事 項 3 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間

More information

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税 項 目 : 153. 不 動 産 取 得 税 岩 手 県 ( 商 工 労 働 観 光 部 企 業 立 地 推 進 課 ) 被 災 地 域 の 企 業 が 投 資 する 再 生 可 能 エネルギー 設 備 に 対 する 課 税 免 除 大 震 災 津 波 において 被 災 地 域 では 電 気 水 道 ガスなどのインフラ 機 能 が 喪 失 し 工 場 では 稼 働 再 開 まで 長 期 間 を 要

More information

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

Microsoft Word )40期決算公開用.doc 貸 借 対 照 表 [ 株 式 会 社 ニラク] ( 平 成 21 年 3 月 31 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 現 金 及 び 預 金 売 掛 金 有 価 証 券 商 品 貯 蔵 品 前 払 費 用 短 期 貸 付 金 未 収 入 金 繰 延 税 金 資 産 貸 倒 引 当 金 固 定

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 金 融 資 産 性 所 得 に 対 する 個 人 住 民 税 の 課 税 時 期 と 課 税 団 体 について 目 次 1 年 の 途 中 で 出 国 した 者 のキャピタルゲインに 対 する 個 人 住 民 税 の 課 税 のあり 方 について 2 配 当 割 株 式 等 譲 渡 所 得 割 のあり 方 について 1 13 1 年 の 途 中 で 出 国 した 者 のキャピタルゲインに 対 する

More information

 

  第 4 経 理 の 状 況 1. 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 方 法 について 当 社 の 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 は 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 用 語 様 式 及 び 作 成 方 法 に 関 する 規 則 ( 平 成 19 年 内 閣 府 令 第 64 号 )に 基 づいて 作 成 しております 2. 監 査 証 明 について 当 社 は 金 融 商

More information

1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合

1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合 決 済 WG 7-1 論 点 の 整 理 1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合 紙 ICチップ 等 の 有 体 物 にその 価 値 が 記

More information

連結計算書

連結計算書 第 54 期 決 算 公 告 貸 借 対 照 表 ( 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 728,213 流 動 負 債 527,973 現 金 及 び 預 金 22,917 短 期 借 入 金 398,450 営 業 貸 付 金 714,350 1 年 内 返

More information

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m2 4 50.40m2 昭 和 43 年 36.50m2 3 50.90m2 昭 和 44 年 36.

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m2 4 50.40m2 昭 和 43 年 36.50m2 3 50.90m2 昭 和 44 年 36. 市 営 住 宅 建 替 えPFI 等 導 入 可 能 性 調 査 業 務 委 託 仕 様 書 1. 適 用 範 囲 本 仕 様 書 は 十 和 田 市 ( 以 下 発 注 者 という )が 実 施 する 市 営 住 宅 建 替 えPFI 等 導 入 可 能 性 調 査 業 務 委 託 ( 以 下 本 業 務 委 託 という )に 適 用 するものとする 2. 業 務 目 的 十 和 田 市 営 住

More information

●電力自由化推進法案

●電力自由化推進法案 第 一 八 五 回 参 第 二 号 電 力 自 由 化 推 進 法 案 目 次 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 三 条 ) 第 二 章 電 力 自 由 化 の 基 本 方 針 ( 第 四 条 - 第 九 条 ) 第 三 章 電 力 自 由 化 推 進 本 部 ( 第 十 条 - 第 十 九 条 ) 附 則 第 一 章 総 則 ( 目 的 ) 第 一 条 この 法 律 は 平 成 二 十

More information

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf 奨 学 金 相 談 Q&A 1 奨 学 金 制 度 の 何 が 問 題 か 1 金 融 事 業 に 変 質 した 奨 学 金 制 度 日 本 育 英 会 が2004 年 に 廃 止 されて 独 立 行 政 法 人 日 本 学 生 支 援 機 構 に 移 行 してから 金 融 事 業 として 位 置 づけられ 返 還 金 の 回 収 強 化 が 進 められてきました 2010 年 4 月 から 返 済

More information

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63> 平 成 18 年 7 月 独 立 行 政 法 人 国 立 大 学 財 務 経 営 センター 国 立 大 学 法 人 等 による 国 立 大 学 財 務 経 営 センターへの 土 地 譲 渡 収 入 の 一 部 納 付 の 仕 組 みについて 国 立 大 学 法 人 等 が 国 から 出 資 された 土 地 を 譲 渡 した 場 合 文 部 科 学 大 臣 が 定 める 基 準 に より 算 定 した

More information

< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず(

< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず( 別 紙 2 会 社 役 員 賠 償 責 任 保 険 (D&O 保 険 )の 実 務 上 の 検 討 ポイント 第 1 会 社 役 員 賠 償 責 任 保 険 (D&O 保 険 )の 概 要 会 社 役 員 賠 償 責 任 保 険 ( 以 下 D&O 保 険 ) とは 保 険 契 約 者 である 会 社 と 保 険 者 である 保 険 会 社 の 契 約 により 被 保 険 者 とされている 役 員

More information

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378> 平 成 27 年 度 施 策 評 価 調 書 施 策 の 名 称 等 整 理 番 号 22 評 価 担 当 課 営 業 戦 略 課 職 氏 名 施 策 名 ( 基 本 事 業 ) 商 業 の 活 性 化 総 合 計 画 の 位 置 づけ 基 本 目 主 要 施 策 4 想 像 力 と 活 力 にあふれたまちづくり 商 業 の 振 興 2 施 策 の 現 状 分 析 と 意 図 施 策 の 対 象 意

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1 独 立 行 政 法 人 統 計 センター( 法 人 番 号 7011105002089)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 52 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づき

More information

<5461726F2D8740919D93878376838D837C815B8355838B8EC08E7B97768D80>

<5461726F2D8740919D93878376838D837C815B8355838B8EC08E7B97768D80> 飛 騨 市 立 増 島 保 育 園 調 理 室 改 修 設 計 施 工 プロポーザル( 公 募 型 ) 実 施 要 項 平 成 23 年 8 月 飛 騨 市 -1- 1 目 的 飛 騨 市 立 増 島 保 育 園 は 平 成 24 年 度 より 指 定 管 理 者 制 度 を 導 入 する 予 定 です 給 食 については 現 在 3 歳 未 満 児 ( 以 下 未 満 児 という )を 含 め 外

More information

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可 ミスミグループ コーポレートガバナンス 基 本 方 針 本 基 本 方 針 は ミスミグループ( 以 下 当 社 グループ という)のコーポレートガバナン スに 関 する 基 本 的 な 考 え 方 を 定 めるものである 1. コーポレートガバナンスの 原 則 (1) 当 社 グループのコーポレートガバナンスは 当 社 グループの 持 続 的 な 成 長 と 中 長 期 的 な 企 業 価 値 の

More information

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 の 法 令 等 に 準 拠 Up Newsletter 養 老 保 険 の 減 額 逓 増 定 期 保 険 の 取 扱 い 変 更 介 護 費 用 保 険 の 導 入 企 業 の 保 険 のポイント http://www.up-firm.com 1 養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者

More information

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63> 平 成 22 年 11 月 9 日 高 校 等 の 授 業 料 無 償 化 の 拡 大 検 討 案 以 下 は 大 阪 府 の 検 討 案 の 概 要 であり 最 終 的 には 平 成 23 年 2 月 議 会 での 予 算 の 議 決 を 経 て 方 針 を 確 定 する 予 定 です Ⅰ. 検 討 案 の 骨 子 平 成 23 年 度 から 大 阪 の 子 どもたちが 中 学 校 卒 業 時 の

More information

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 3 月 31 日 現 在 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 85,772 流 動 負 債 22,025 現 金 及 び 預 金 49,232 営 業 未 払 金 1,392 営 業 未 収 入 金 6,597 未 払 金 1,173 前 払 費 用 313 未

More information

添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.

添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用. 平 成 26 年 3 月 期 第 3 四 半 期 決 算 短 信 日 本 基 準 ( 連 結 ) 平 成 26 年 1 月 29 日 会 社 名 SMBC 日 興 証 券 株 式 会 社 (URL http://www.smbcnikko.co.jp/ ) 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 久 保 哲 也 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 ) 経 理 部

More information

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情 資 料 2-1 公 的 年 金 制 度 の 持 続 可 能 性 の 向 上 を 図 るための 国 民 年 金 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 の 概 要 厚 生 労 働 省 年 金 局 平 成 28 年 4 月 21 日 公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可

More information

資    料 (法人課税)

資    料 (法人課税) 平 成 23 年 度 改 正 関 係 参 考 資 料 ( 国 際 課 税 関 係 ) 1 外 国 税 額 控 除 制 度 の 適 正 化 外 国 税 額 控 除 制 度 は 国 際 的 二 重 課 税 を 排 除 するために 外 国 で 納 付 した 外 国 税 額 を 国 外 所 得 に 対 しわが 国 で 納 付 すべき 法 人 の 税 額 ( 控 除 限 度 額 )の 範 囲 内 で 控 除

More information

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形 第 44 期 計 算 書 類 ( 自 平 成 25 年 12 月 1 日 至 平 成 26 年 11 月 30 日 ) (1) 貸 借 対 照 表 (2) 損 益 計 算 書 (3) 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 (4) 個 別 注 記 表 株 式 会 社 アクタス 東 京 都 新 宿 区 新 宿 2 丁 目 19 番 1 号 1 (1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月

More information

TOBに 応 じた 株 主 の 会 計 税 務 処 理 1.みなし 配 当 の 課 税 関 係 上 場 会 社 が 株 式 公 開 買 付 で 自 己 株 式 を 取 得 する 場 合 は 市 場 取 引 で 取 得 するケースと 相 違 して 原 則 として 株 主 にみなし 配 当 課 税 と

TOBに 応 じた 株 主 の 会 計 税 務 処 理 1.みなし 配 当 の 課 税 関 係 上 場 会 社 が 株 式 公 開 買 付 で 自 己 株 式 を 取 得 する 場 合 は 市 場 取 引 で 取 得 するケースと 相 違 して 原 則 として 株 主 にみなし 配 当 課 税 と 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 の 法 令 等 に 準 拠 UP!Consulting Up Newsletter TOBに 応 じた 株 主 の 会 計 税 務 処 理 企 業 買 収 ストラクチャーの 有 利 選 択 ( 法 人 株 主 と 個 人 株 主 の 財 務 戦 略 ) http://www.up-firm.com 1 TOBに 応 じた 株 主 の 会 計 税 務 処 理

More information

文化政策情報システムの運用等

文化政策情報システムの運用等 名 開 始 終 了 ( 予 定 ) 年 度 番 号 0406 平 成 25 年 行 政 レビューシート ( 文 部 科 学 省 ) 文 化 政 策 情 報 システム 運 用 等 担 当 部 局 庁 文 化 庁 作 成 責 任 者 平 成 8 年 度 なし 担 当 課 室 長 官 官 房 政 策 課 政 策 課 長 清 水 明 会 計 区 分 一 般 会 計 政 策 施 策 名 根 拠 法 令 ( 具

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 株 式 会 社 化 に 伴 う から 特 定 の 員 への 株 式 譲 渡 に 係 る 課 税 関 係 と 手 続 きについて 平 成 20 年 2 月 商 工 中 金 当 資 料 は 貴 において 本 件 取 引 に 関 する 検 討 をされるに 際 して ご 参 考 のための 情 報 提 供 のみを 目 的 として 国 税 庁 の 確 認 を 受 けた 内 容 に 基 づき 商 工 中 金 が

More information

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63> 社 会 保 険 加 入 状 況 等 の 実 態 調 査 結 果 平 成 27 年 6 月 18 日 一 般 社 団 法 人 日 本 電 設 工 業 協 会 社 会 保 険 加 入 状 況 等 の 実 態 調 査 結 果 について 1. 調 査 の 目 的 社 会 保 険 加 入 促 進 計 画 の 計 画 期 間 (H24 年 度 ~H28 年 度 までの5 年 間 )の 中 間 時 点 として 1

More information

所令要綱

所令要綱 租 税 特 別 措 置 法 施 行 規 則 等 の 一 部 を 改 正 する 省 令 要 旨 一 租 税 特 別 措 置 法 施 行 規 則 の 一 部 改 正 ( 第 1 条 関 係 ) 1 個 人 所 得 課 税 ⑴ 次 に 掲 げる 書 類 等 については それぞれ 次 に 定 める 個 人 番 号 の 記 載 を 要 しな いこととする ( 租 税 特 別 措 置 法 施 行 規 則 第 3

More information

1

1 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 改 正 に 向 けての 考 え 方 ( 案 ) 平 成 27 年 4 月 精 華 町 0 1 目 次 1 個 人 情 報 保 護 に 関 する 法 体 系 と 番 号 法 における 特 定 個 人 情 報 の 保 護 措 置... 1 2 番 号 法 と 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 における 個 人 情 報 の 定 義 上 の 差 異...

More information

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j2014220_\217C\220\263\201j.doc)

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j2014220_\217C\220\263\201j.doc) 平 成 26 年 2 月 20 日 日 本 医 師 従 業 員 国 民 年 金 基 金 年 金 資 産 運 用 の 基 本 方 針 日 本 医 師 従 業 員 国 民 年 金 基 金 ( 以 下 当 基 金 という)は 年 金 給 付 等 積 立 金 ( 以 下 年 金 資 産 という)の 運 用 にあたり 以 下 の 基 本 方 針 を 定 める 当 基 金 から 年 金 資 産 の 管 理 又

More information

Microsoft PowerPoint - 基金制度

Microsoft PowerPoint - 基金制度 基 金 制 度 の 創 設 ( 医 療 法 施 行 規 則 第 30 条 の37 第 30 条 の38) 医 療 法 人 の 非 営 利 性 の 徹 底 に 伴 い 持 分 の 定 めのない 社 団 医 療 法 人 の 活 動 の 原 資 となる 資 金 の 調 達 手 段 として 定 款 の 定 めるところにより 基 金 の 制 度 を 採 用 することができるものとする ( 社 会 医 療 法

More information

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について 平 成 25 年 度 独 立 行 政 法 日 本 学 生 支 援 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 日 本 学 生 支 援 機 構 は 奨 学 金 貸 与 事 業 留 学 生 支 援

More information

任意整理について | 多重債務Q&A | 公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会

任意整理について | 多重債務Q&A | 公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会 第 5 章 任 意 整 理 について Q25 任 意 整 理 のポイント 任 意 整 理 とはどういうことですか そのポイントを 教 えてください 1. 任 意 整 理 とは 任 意 整 理 とは 支 払 能 力 を 超 える 債 務 を 負 っている 債 務 者 について 支 払 能 力 に 応 じた 返 済 計 画 を 立 て その 返 済 計 画 にしたがって 個 々の 債 権 者 との 間

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2081698F4390B3816A91E6398D8681758A948EE58E91967B939995CF93AE8C768E5A8F9182C98AD682B782E989EF8C768AEE8F8082CC934B97708E77906A81762E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2081698F4390B3816A91E6398D8681758A948EE58E91967B939995CF93AE8C768E5A8F9182C98AD682B782E989EF8C768AEE8F8082CC934B97708E77906A81762E646F63> 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 第 9 号 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 に 関 する 会 計 基 準 の 適 用 指 針 平 成 17 年 12 月 27 日 改 正 平 成 22 年 6 月 30 日 最 終 改 正 平 成 25 年 9 月 13 日 企 業 会 計 基 準 委 員 会 本 適 用 指 針 は 平 成 26 年 11 月 18 日 に 公 表 された 企 業

More information

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について 参 考 資 料 7 災 害 時 の 賃 貸 住 宅 居 住 者 の 居 住 の 安 定 確 保 について 平 成 24 年 11 月 国 土 交 通 省 住 宅 局 1. 東 日 本 大 震 災 で 住 居 を 失 われた 方 への 居 住 の 安 定 の 確 保 震 災 発 生 復 旧 期 復 興 期 東 日 本 大 震 災 住 宅 が 滅 失 避 難 所 等 2012.3.11 17:00 時

More information

の 基 礎 の 欄 にも 記 載 します ア 法 人 税 の 中 間 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場 合 は 中 間 イ 法 人 税 の 確 定 申 告 書 ( 退 職 年 金 等 積 立 金 に 係 るものを 除 きます ) 又 は 連 結 確 定 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場

の 基 礎 の 欄 にも 記 載 します ア 法 人 税 の 中 間 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場 合 は 中 間 イ 法 人 税 の 確 定 申 告 書 ( 退 職 年 金 等 積 立 金 に 係 るものを 除 きます ) 又 は 連 結 確 定 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場 第 20 号 様 式 記 載 の 手 引 1 この 申 告 書 の 用 途 等 (1) この 申 告 書 は 仮 決 算 に 基 づく 中 間 申 告 ( 連 結 法 人 以 外 の 法 人 が 行 う 中 間 申 告 に 限 ります ) 確 定 した 決 算 に 基 づく 確 定 申 告 及 びこれらに 係 る 修 正 申 告 をする 場 合 に 使 用 します (2) この 申 告 書 は 千

More information

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル は じ め に 合 格 (うかる) 勉 強 とは 1 試 験 に 合 格 するのに 絶 対 的 に 必 要 なことは 問 いに 正 しく 答 えることである このあたりまえのことを 考 えたこと 有 りますか 2 試 験 問 題 の 出 題 (= 作 問 )の 仕 方 から 勉 強 方 法 を 考 える 択 一 試 験 では 必 ず 正 誤 が 問 われるのでついつい 思 考 が 二 者 択 一 的

More information

スライド 1

スライド 1 835.0 840.0 810.0 900.0 800.0 700.0 706.4 751.5 722.2 739.8 771.2 766.8 784.3 774.3 754.8 739.5 731.3 732.8 736.3 653.7 600.0 556.0 602.2 500.0 400.0 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15

More information

企業結合ステップ2に関連するJICPA実務指針等の改正について③・資本連結実務指針(その2)

企業結合ステップ2に関連するJICPA実務指針等の改正について③・資本連結実務指針(その2) 会 計 監 査 企 業 結 合 ステップ2に 関 連 するJICPA 実 務 指 針 等 の 改 正 について3 資 本 連 結 実 務 指 針 (その2) 公 認 会 計 士 長 ながぬま 沼 ようすけ 洋 佑 1.はじめに 平 成 26 年 2 月 24 日 日 本 公 認 会 計 士 協 会 (JICPA)は 企 業 会 計 基 準 委 員 会 (ASBJ)によ り 平 成 25 年 9 月

More information

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 申 告 について 埼 玉 県 県 税 事 務 所 平 成 28 年 4 月 凡 例 法 地 方 税 法 政 令 地 方 税 法 施 行 令 規 則 地 方 税 法 施 行 規 則 通 ( 県 ) 地 方 税 法 の 施 行 に 関 する 取 扱 いについて( 道 府 県 関 係 ) 1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の

More information

【労働保険事務組合事務処理規約】

【労働保険事務組合事務処理規約】 労 働 保 険 事 務 組 合 事 務 処 理 規 約 第 1 章 総 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 約 は 熊 本 商 工 会 議 所 ( 以 下 本 所 という )の 定 款 第 7 条 第 18 項 の 規 定 により 本 所 が 労 働 保 険 の 保 険 料 の 徴 収 等 に 関 する 法 律 ( 以 下 法 という ) 第 4 章 及 び 石 綿 による 健 康 被 害 の

More information

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾 付 議 第 3 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 に 係 る 意 見 聴 取 に 関 する 議 案 平 成 26 年 2 月 高 知 県 議 会 定 例 会 提 出 予 定 の 条 例 議 案 に 係 る 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 ( 昭 和 31 年 法 律 第 162 号 )

More information

001-00 セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

001-00 セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用) 平 成 28 年 度 地 方 税 制 改 正 ( 税 負 担 軽 減 措 置 等 ) 要 望 事 項 ( 新 設 拡 充 延 長 その 他 ) No 1 府 省 庁 名 厚 生 労 働 省 対 象 税 目 個 人 住 民 税 法 人 住 民 税 事 業 税 不 動 産 取 得 税 固 定 資 産 税 事 業 所 税 その 他 ( ) 要 望 項 目 名 要 望 内 容 ( 概 要 ) セルフメディケーション

More information

< F2D E633368D86816A89EF8C768E9696B18EE688B5>

< F2D E633368D86816A89EF8C768E9696B18EE688B5> 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 会 計 事 務 取 扱 規 則 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 規 則 第 36 号 制 定 平 成 16 年 4 月 1 日 一 部 改 正 平 成 17 年 2 月 23 日 一 部 改 正 平 成 18 年 2 月 28 日 一 部 改 正 平 成 19 年 3 月 30 日 一 部 改 正 平 成

More information

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり 平 成 21 年 3 月 期 第 3 四 半 期 決 算 短 信 平 成 21 年 2 月 10 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 )

More information

定款  変更

定款  変更 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 第 1 章 総 則 ( 名 称 ) 第 1 条 この 法 人 は 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 ( 以 下 公 社 という )と 称 する ( 事 務 所 ) 第 2 条 公

More information

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定 資 料 10 減 損 損 失 及 び 資 本 金 の 変 動 に 関 する 調 査 記 載 上 の 注 意 事 項 当 調 査 は 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 資 本 金 の の 変 動 等 を 把 握 するために 調 査 する ものである 調 査 対 象 は 地 方 公 営 企 業 状 況 調 査 の 対 象 となっている 法 適 用 企 業 とする Ⅰ 提 出 物 について

More information

スライド 1

スライド 1 平 成 28 年 度 市 県 民 税 の 計 算 方 法 ( 鳥 取 市 ) まず 計 算 の 全 体 の 流 れを 示 すと 以 下 のようになります 総 所 得 金 - 所 得 控 除 = ( 千 円 未 満 切 り 捨 て ) 課 税 標 準 所 得 割 の 税 率 6% 所 得 割 の 税 率 4% 算 出 調 整 税 控 均 等 割 所 得 割 - - + 控 除 除 = 算 出 調 整

More information

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に 契 約 書 ( 案 ) 独 立 行 政 法 人 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 契 約 担 当 役 石 井 信 芳 ( 以 下 甲 という) と ( 以 下 乙 という)の 間 に 医 療 情 報 データベースに 関 するデータマッピング 業 務 ( 千 葉 大 学 医 学 部 附 属 病 院 )( 以 下 業 務 という)について 下 記 条 項 により 請 負 契 約 を 締 結 する

More information

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 ( 平 成 27 年 12 月 期 第 1 四 半 期 決 算 短 信 日 本 基 準 ( 連 結 ) 平 成 27 年 5 月 13 日 上 場 会 社 名 KLab 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コ ー ド 番 号 3656 URL http://www.klab.com/jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 代 表 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 真 田 哲 弥 問 合 せ 先 責

More information

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考 共 済 年 金 職 域 部 分 と 退 職 給 付 に 関 する 有 識 者 会 議 報 告 書 概 要 1. 民 間 の 企 業 年 金 及 び 退 職 金 に 関 する 人 事 院 調 査 結 果 結 果 民 間 :2547.7 万 円 公 務 2950.3 万 円 ( 差 額 402.6 万 円 ) 人 事 院 の 見 解 官 民 均 衡 の 観 点 から 民 間 との 較 差 を 埋 める

More information

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc 諮 問 庁 : 国 税 庁 長 官 諮 問 日 : 平 成 19 年 9 月 6 日 ( 平 成 19 年 ( 行 個 ) 諮 問 第 86 号 ) 答 申 日 : 平 成 20 年 1 月 30 日 ( 平 成 19 年 度 ( 行 個 ) 答 申 第 94 号 ) 事 件 名 : 本 人 に 係 る 公 的 年 金 等 の 源 泉 徴 収 票 の 不 開 示 決 定 ( 存 否 応 答 拒 否

More information

個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平 個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 1 消 費 税 率 10%の 引 上 げ 時 期 が 平 成 29 年 4 月 1 日 へ 変 更 されたことに 伴 い 消 費 税 率 の 引 上 げによる 住 宅 投 資 への 影 響 の 平 準 化 及 び 緩 和 の 推 進 のため 次 に 掲 げる 住 宅 取 得 等 に 係 る 措 置 について 適

More information

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑 等 の 当 初 見 直 し 案 の 検 討 状 況 について 資 料 1-1 項 目 名 検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 都 道 府 県 担 当 者 との 意 見 交 換 では 結 果 精 度 の 低 下 に 伴 い 結 果 が 活 用 されなくなった 場 合 の 員 のモチベーション 低 下 の 可 能 性 や 員 の 配 置 換 え 等 についての 考 慮 が 必 要 との 意

More information

慶應義塾利益相反対処規程

慶應義塾利益相反対処規程 慶 應 義 塾 利 益 相 反 マネジメント 内 規 平 成 17 年 12 月 6 日 制 定 平 成 23 年 4 月 1 日 施 行 平 成 26 年 4 月 1 日 改 正 平 成 27 年 10 月 30 日 改 正 ( 目 的 ) 第 1 条 慶 應 義 塾 利 益 相 反 マネジメント 内 規 ( 以 下 本 内 規 という )は, 慶 應 義 塾 利 益 相 反 マネジメント ポリシー(

More information

控 除 を 受 けるための 要 件 と 必 要 な 添 付 書 類 (マイホームの 新 築 や 購 入 増 改 築 等 をして 平 成 28 年 中 に 居 住 の 用 に 供 した 場 合 ) 1 新 築 住 宅 2 中 古 住 宅 増 改 築 等 要 件 イ 住 宅 取 得 後 6か 月 以 内 に 入 居 し 引 き 続 き 居 住 していること ロ 家 屋 の 床 面 積 ( 登 記 面 積

More information

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の 地 域 づくり 一 括 交 付 金 の 交 付 に 関 する 要 綱 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 要 綱 は 川 西 市 地 域 分 権 の 推 進 に 関 する 条 例 ( 平 成 26 年 川 西 市 条 例 第 10 号 以 下 条 例 という ) 第 14 条 の 規 定 に 基 づく 地 域 づくり 一 括 交 付 金 ( 以 下 交 付 金 という )の 交 付 に 関 し 必 要

More information

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議 第 6 回 税 理 士 試 験 固 定 資 産 税 はじめに 第 一 問 については 個 別 理 論 題 の 出 題 であった 1については 固 定 資 産 評 価 員 及 び 固 定 資 産 評 価 補 助 員 に 関 する 出 題 であったが 個 別 理 論 での 出 題 であり 判 断 に 迷 う 点 もなく 高 得 点 を 取 ることが 可 能 な 問 題 であった については 区 分 所

More information

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A> 平 成 25 年 度 国 土 交 通 省 税 制 改 正 事 項 ( 住 宅 関 係 抜 粋 ) 平 成 25 年 5 月 国 土 交 通 省 住 宅 局 平 成 25 年 度 住 宅 関 連 税 制 の 改 正 概 要 ( 主 要 事 項 目 次 ) 1. 消 費 税 率 引 上 げを 踏 まえた 住 宅 取 得 対 策 P2 1 住 宅 ローン 減 税 P2 2 投 資 型 減 税 ( 現 金

More information

Microsoft Word - H20中小会計指針新旧対照表080502.doc

Microsoft Word - H20中小会計指針新旧対照表080502.doc 中 小 企 業 の 会 計 に 関 する 指 針 ( 平 成 20 年 版 ) と 旧 指 針 との 新 旧 対 照 表 平 成 20 年 5 月 1 日 総 論 改 正 指 針 ( 平 成 20 年 5 月 1 日 ) 旧 指 針 ( 平 成 19 年 4 月 27 日 ) 対 象 要 点 対 象 要 点 本 指 針 の 適 用 対 象 は 以 下 を 除 く 株 式 会 社 とする (1) 金

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378>

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378> 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 交 付 要 綱 ( 通 則 ) 第 1 条 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 ( 以 下 助 成 金 という )の 交 付 については 山 梨 県 補 助 金 等 交 付 規 則 ( 昭 和 36 年 山 梨 県 規 則 第 25 号 以 下 規 則 という )に 定 め るところによるほか この 要 綱 に 定 めるところによる ( 目

More information

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有 平 成 22 年 3 月 期 第 3 四 半 期 決 算 短 信 平 成 22 年 2 月 10 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 )

More information

https://www.online3.tdnet.info/onre/jsp/tdzz.download?uji.verb=

https://www.online3.tdnet.info/onre/jsp/tdzz.download?uji.verb= 平 成 21 年 3 月 期 平 成 20 年 7 月 31 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 ) 管 理 本 部 経 理 部 長 (

More information

1 書 誌 作 成 機 能 (NACSIS-CAT)の 軽 量 化 合 理 化 電 子 情 報 資 源 への 適 切 な 対 応 のための 資 源 ( 人 的 資 源,システム 資 源, 経 費 を 含 む) の 確 保 のために, 書 誌 作 成 と 書 誌 管 理 作 業 の 軽 量 化 を 図

1 書 誌 作 成 機 能 (NACSIS-CAT)の 軽 量 化 合 理 化 電 子 情 報 資 源 への 適 切 な 対 応 のための 資 源 ( 人 的 資 源,システム 資 源, 経 費 を 含 む) の 確 保 のために, 書 誌 作 成 と 書 誌 管 理 作 業 の 軽 量 化 を 図 平 成 2 8 年 3 月 25 日 NACSIS-CAT 検 討 作 業 部 会 NACSIS-CAT/ILL の 軽 量 化 合 理 化 について( 基 本 方 針 )( 案 ) これからの 学 術 情 報 システム 構 築 検 討 委 員 会 ( 以 下, これから 委 員 会 ) は これか らの 学 術 情 報 システムの 在 り 方 について ( 平 成 27 年 5 月 29 日 )

More information

第316回取締役会議案

第316回取締役会議案 貸 借 対 照 表 ( 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 30,235,443 流 動 負 債 25,122,730 現 金 及 び 預 金 501,956 支 払 手 形 2,652,233 受 取 手 形 839,303 買 掛 金 20,067,598 売 掛 金 20,810,262

More information

ような 厚 生 年 金 基 金 関 係 の 法 改 正 がなされており (2)については 平 成 16 年 10 月 1 日 から (1) 及 び(3)については 平 成 17 年 4 月 1 日 から 施 行 されている (1) 免 除 保 険 料 率 の 凍 結 解 除 ( 母 体 企 業 (

ような 厚 生 年 金 基 金 関 係 の 法 改 正 がなされており (2)については 平 成 16 年 10 月 1 日 から (1) 及 び(3)については 平 成 17 年 4 月 1 日 から 施 行 されている (1) 免 除 保 険 料 率 の 凍 結 解 除 ( 母 体 企 業 ( 実 務 対 応 報 告 第 22 号 厚 生 年 金 基 金 に 係 る 交 付 金 の 会 計 処 理 に 関 する 当 面 の 取 扱 い 平 成 18 年 10 月 27 日 企 業 会 計 基 準 委 員 会 本 実 務 対 応 報 告 は 平 成 24 年 5 月 17 日 までに 公 表 された 次 の 会 計 基 準 等 による 修 正 が 反 映 されている 企 業 会 計 基 準

More information

Microsoft Word - 101 第1章 定款.doc

Microsoft Word - 101 第1章 定款.doc 第 1 章 定 款 規 約 山 梨 県 土 地 改 良 事 業 団 体 連 合 会 定 款 昭 和 33 年 8 月 1 日 制 定 昭 和 33 年 10 月 9 日 認 可 第 1 章 総 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 会 は 土 地 改 良 事 業 を 行 う 者 ( 国 県 及 び 土 地 改 良 法 第 95 条 第 1 項 の 規 定 により 土 地 改 良 事 業 を 行 う

More information

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の 3 月 1 日 ( 火 )HP 公 表 基 本 関 係 社 会 保 険 等 未 加 入 対 策 に 関 する 想 定 問 答 問 1 社 会 保 険 等 とは 何 か 社 会 保 険 ( 健 康 保 険 及 び 厚 生 年 金 保 険 )と 労 働 保 険 ( 雇 用 保 険 )を 指 します 問 2 どのような 場 合 でも 元 請 と 未 加 入 業 者 との 一 次 下 請 契 約 が 禁 止

More information

J J.フロント リテイリング 株 式 会 社 内 部 統 制 システム 構 築 の 基 本 方 針 制 定 平 成 19 年 09 月 03 日 改 定 平 成 19 年 11 月 26 日 改 定 平 成 21 年 05 月 26 日 改 定 平 成 22 年 03 月 01 日 改 定 平 成 25 年 04 月 01 日 改 定 平 成 26 年 03 月 01 日 改 定 平 成 27 年 05

More information

[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 ( 相 談 ~ 改 正 に 伴 い 改 めて 整 理 しておきたい~ 法 人 税 における 繰 越 欠 損 金 制 度 米 澤 潤 平 部 東 京 室 平 成 27 年 度 および28 年 度 の 税 制 改 正 による 法 人 税 率 引 き 下 げに 伴 う 課 税 ベース 拡 大 の 一 環 として 繰 越 欠 損 金 制 度 についても 大 改 正 が 行 われました 今 回 は 繰 越 欠 損

More information

(2) 実 務 上 の 取 扱 い 減 価 償 却 の 方 法 は 会 計 方 針 にあたるため その 変 更 は 本 来 会 計 方 針 の 変 更 として 遡 及 適 用 の 対 象 と なります しかしながら 減 価 償 却 方 法 の 変 更 については 会 計 方 針 の 変 更 を 会

(2) 実 務 上 の 取 扱 い 減 価 償 却 の 方 法 は 会 計 方 針 にあたるため その 変 更 は 本 来 会 計 方 針 の 変 更 として 遡 及 適 用 の 対 象 と なります しかしながら 減 価 償 却 方 法 の 変 更 については 会 計 方 針 の 変 更 を 会 平 成 24 年 3 月 期 から 会 計 上 の 変 更 及 び 誤 謬 の 訂 正 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 過 年 度 遡 及 会 計 基 準 ) ( 企 業 会 計 基 準 第 24 号 平 成 21 年 12 月 4 日 )が 新 たに 適 用 されます また 平 成 23 年 3 月 期 から 導 入 された 資 産 除 去 債 務 に 関 する 会 計 基 準 ( 企

More information

Taro-契約条項(全部)

Taro-契約条項(全部) 糧 食 品 売 買 契 約 条 項 ( 総 則 ) 第 1 条 甲 及 び 乙 は 契 約 書 記 載 の 糧 食 品 売 買 契 約 に 関 し 契 約 書 及 び こ の 契 約 条 項 に 基 づ き 乙 は 甲 の 示 し た 規 格 仕 様 又 は 見 本 品 同 等 の 糧 食 品 ( 以 下 契 約 物 品 と い う ) を 納 入 期 限 ( 以 下 納 期 と い う ) ま で

More information

第一部【証券情報】

第一部【証券情報】 (5) 課 税 上 の 取 扱 い 本 書 の 日 付 現 在 日 本 の 居 住 者 又 は 日 本 法 人 である 投 資 主 及 び 投 資 法 人 に 関 する 課 税 上 の 一 般 的 な 取 扱 い( 本 投 資 法 人 が 上 場 することを 前 提 とします )は 以 下 のとおりです なお 税 法 等 の 改 正 税 務 当 局 等 による 解 釈 運 用 の 変 更 により 以

More information

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ 求 償 権 の 管 理 回 収 に 関 する 事 例 研 究 (その2) - 平 成 23 年 度 求 償 権 管 理 回 収 等 事 務 研 修 会 から- 農 業 第 二 部 前 号 に 引 き 続 き 昨 年 9 月 に 開 催 された 求 償 権 管 理 回 収 等 事 務 研 修 会 で 求 償 権 の 管 理 回 収 事 例 研 究 として 掲 げられたテーマから4つの 事 例 について

More information

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770>

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770> な る ほ ど! 貸 借 取 引 のしくみ Japan Securities Finance Co.,Ltd 1 目 次 1. 貸 借 取 引 について 2. 貸 借 取 引 における 株 式 調 達 について 3. 品 貸 料 の 決 定 方 法 について 4. 制 限 措 置 を 含 む 貸 借 取 引 情 報 について 5.よくある 質 問 Japan Securities Finance Co.,Ltd

More information

中国会社法の改正が外商投資企業に与える影響(2)

中国会社法の改正が外商投資企業に与える影響(2) 中 国 ビジネス ローの 最 新 実 務 Q&A 第 74 回 中 国 会 社 法 の 改 正 が 外 商 投 資 企 業 に 与 える 影 響 (2) 黒 田 法 律 事 務 所 萱 野 純 子 藤 田 大 樹 前 稿 から2006 年 1 月 1 日 より 施 行 されている 中 国 の 改 正 会 社 法 ( 以 下 新 会 社 法 とい う)について 検 討 している 2 回 目 となる 今

More information

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 9 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 ( 資 産 の 部 ) ( 負 債 の 部 ) 流 動 資 産 2,014,876 流 動 負 債 487,803 現 金 及 び 預 金 1,351,485 短 期 借 入 金 400,000 営 業 投 資 有 価 証 券 422,517 一 年 内 返 済 予 定

More information

10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める

10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める 第 20 号 様 式 記 載 の 手 引 1 この 申 告 書 の 用 途 等 この 申 告 書 は 仮 決 算 に 基 づく 中 間 申 告 ( 連 結 法 人 以 外 の 法 人 が 行 う 中 間 申 告 に 限 ります ) 確 定 した 決 算 に 基 づく 確 定 申 告 及 びこれらに 係 る 修 正 申 告 をする 場 合 に 使 用 します この 申 告 書 は 事 務 所 又 は

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2095BD90AC3232944E937890C590A789FC90B38FDA8DD72E747874>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2095BD90AC3232944E937890C590A789FC90B38FDA8DD72E747874> 平 成 22 年 度 税 制 改 正 [ 詳 細 ] 法 人 税 関 連 の 改 正 グループ 内 取 引 等 に 係 る 税 制 対 象 となる 100%グループ 内 法 人 とは 完 全 支 配 関 係 ( 原 則 として 発 行 済 株 式 の 全 部 を 直 接 又 は 間 接 に 保 有 する 関 係 )のある 法 人 をいいます (1)100%グループ 内 の 法 人 間 の 資 産 の

More information

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越 平 成 25 事 業 年 度 財 務 諸 表 の 概 要 1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越 欠 損 金 792 億 円 : 利 益 剰

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D20313431323235817988C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B8343836883898343839381698A4F8D91906C8DDE8A889770816A>

<4D6963726F736F667420576F7264202D20313431323235817988C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B8343836883898343839381698A4F8D91906C8DDE8A889770816A> 外 国 人 建 設 就 労 者 受 入 事 業 に 関 する 下 請 指 導 ガイドライン 第 1 趣 旨 復 興 事 業 の 更 なる 加 速 を 図 りつつ 2020 年 オリンピック パラリンピック 東 京 大 会 の 関 連 施 設 整 備 等 による 一 時 的 な 建 設 需 要 の 増 大 に 対 応 するため 2020 年 度 までの 緊 急 かつ 時 限 的 な 措 置 として 国

More information

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有 平 成 22 年 3 月 期 第 2 四 半 期 決 算 短 信 平 成 21 年 11 月 11 日 上 場 会 社 名 松 井 建 設 株 式 会 社 上 場 取 引 所 東 コード 番 号 1810 URL http://www.matsui-ken.co.jp/ 代 表 者 ( 役 職 名 ) 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 松 井 隆 弘 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 )

More information

Taro13-01_表紙目次.jtd

Taro13-01_表紙目次.jtd 209 210 1 2 4 3 ab c a 211 b c 212 1 3 50,000 30,000 20,000 2 10 100,000 1 10,000 10 =100,000 3 10 1,000,000 1 100,000 10 =1,000,000 23 1,200,000 1 40,000 5 400,000 2 10 5 10,000 3 1 500,000 1 100,000

More information