目 次 第 1 章 はじめに 社 会 的 基 盤 としての 通 信 インフラ 東 日 本 大 震 災 で 生 じた 主 な 事 象 本 検 討 会 の 開 催 等... 5 第 2 章 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方...

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1 別 紙 1 大 規 模 災 害 等 緊 急 事 態 における 通 信 確 保 の 在 り 方 について 最 終 取 りまとめ 2011 年 12 月 27 日 大 規 模 災 害 等 緊 急 事 態 における 通 信 確 保 の 在 り 方 に 関 する 検 討 会

2 目 次 第 1 章 はじめに 社 会 的 基 盤 としての 通 信 インフラ 東 日 本 大 震 災 で 生 じた 主 な 事 象 本 検 討 会 の 開 催 等... 5 第 2 章 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 音 声 通 話 の 確 保 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 の 充 実 改 善 災 害 時 の 通 信 手 段 に 関 する 利 用 者 等 への 情 報 提 供 輻 輳 に 強 いネットワークの 実 現 第 3 章 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 被 災 した 通 信 設 備 の 応 急 復 旧 対 応 被 災 地 や 避 難 場 所 等 における 通 信 手 段 の 確 保 提 供 等 電 源 の 安 定 的 な 確 保 緊 急 情 報 や 被 災 状 況 等 の 情 報 提 供 第 4 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワークインフラの 在 り 方 ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 災 害 に 即 応 できる 体 制 整 備 第 5 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 利 用 の 在 り 方 インターネット 接 続 機 能 の 確 保 インターネットの 効 果 的 な 活 用 クラウドサービスの 活 用 災 害 発 生 時 に 備 えた 通 信 事 業 者 の 協 力 体 制 の 構 築 第 6 章 アクションプラン 国 等 が 中 心 となり 取 り 組 むべき 事 項 国 電 気 通 信 事 業 者 等 が 連 携 協 力 しながら 取 り 組 むべき 事 項 電 気 通 信 事 業 者 等 が 中 心 となり 取 り 組 むべき 事 項... 53

3 第 1 章 はじめに 1. 社 会 的 基 盤 としての 通 信 インフラ 固 定 通 信 網 や 移 動 体 通 信 網 などの 通 信 インフラは 固 定 電 話 や 携 帯 電 話 などに 代 表 されるように 遠 隔 地 間 において 即 時 に 情 報 のやりとりを 可 能 とするもので あり 国 民 の 日 常 生 活 や 企 業 の 経 済 活 動 に 必 要 不 可 欠 な 社 会 インフラとして 重 要 な 役 割 を 果 たしている 特 に 近 年 は 技 術 の 進 展 に 伴 い ブロードバンドやインターネットの 利 便 性 重 要 性 も 飛 躍 的 に 向 上 しているところであり 通 信 インフラは 伝 統 的 な 通 話 機 能 の 提 供 のみならず 行 政 企 業 等 が 提 供 する 多 様 な 情 報 やサービス 等 を 享 受 する ための 基 盤 として その 重 要 性 を 更 に 増 しているところである 利 用 者 数 (2011 年 9 月 末 時 点 )に 着 目 して 見 ると 固 定 電 話 は 約 3,700 万 契 約 1 を 有 し 引 き 続 き 基 礎 的 な 通 話 手 段 として 重 要 な 役 割 を 担 うほか 1 億 2,728 万 契 約 に 達 する 携 帯 電 話 PHSは ほぼ 一 人 一 台 に 普 及 した 生 活 必 需 品 として 国 民 にとって 最 も 身 近 な 通 信 手 段 となっている また 増 加 傾 向 の 続 くブロードバン ドサービスは 3,625.9 万 契 約 に 達 し 光 化 ( 高 速 大 容 量 化 )が 進 展 しており これに 伴 い 0AB~JIP 電 話 についても 利 用 番 号 数 は1,942 万 に 達 している ブロードバンドについては 固 定 通 信 分 野 におけるサービス 提 供 が 先 行 したが 近 年 モバイル 分 野 でも 急 速 に 高 速 ブロードバンド 化 が 進 展 しており 昨 年 12 月 に FTTH 並 みの 通 信 速 度 を 実 現 するLTEのサービス 提 供 が 開 始 されるなど 固 定 通 信 分 野 と 遜 色 のないブロードバンド 環 境 が 整 備 されてきたところである このような 中 インターネット 上 において ソーシャルメディアサービス 2 動 画 配 信 サービス 動 画 投 稿 サイト クラウドサービス 等 といった 多 彩 なサービス アプリケ ーションが 次 々に 登 場 し 国 民 生 活 の 利 便 性 向 上 や 企 業 経 済 活 動 における 効 率 性 信 頼 性 向 上 に 大 きく 貢 献 している さらに このような 平 時 における 役 割 機 能 だけでなく 通 信 インフラは 大 規 模 災 害 などの 緊 急 時 には 緊 急 通 報 災 害 時 優 先 電 話 をはじめ 安 否 確 認 等 のため の 通 信 手 段 を 提 供 するとともに 警 察 防 災 通 信 など 基 本 的 な 行 政 機 能 の 維 持 に 必 要 な 通 信 手 段 を 提 供 するなど 国 民 の 生 命 身 体 の 安 全 確 保 や 国 家 機 能 の 維 持 等 を 担 う 基 盤 として 機 能 することになる 個 別 の 例 を 挙 げれば 首 都 直 下 型 地 震 においては 600 万 人 以 上 の 帰 宅 困 難 者 の 発 生 が 想 定 されているが そのような 場 合 には 帰 宅 困 難 者 が 無 理 に 帰 宅 を 1 加 入 電 話 (NTT 東 西 加 入 電 話 (ISDNを 含 む) 直 収 電 話 ( 直 加 入 新 型 直 収 直 収 ISDNの 合 計 ) CATV 電 話 )の 契 約 数 個 人 などの 利 用 者 が 発 信 するテキスト 映 像 等 のコンテンツをコミュニティに 参 加 する 他 の 利 用 者 に 伝 えることにより 多 数 の 利 用 者 が 双 方 向 に 参 加 するメディア ツイッターやフェイスブック ミクシィ 等 2 1

4 試 みることにより 道 路 が 閉 塞 し 災 害 応 急 活 動 に 支 障 を 来 すのみならず 徒 歩 帰 宅 者 による 思 わぬ 事 故 の 発 生 が 危 惧 されるところ 帰 宅 困 難 者 が 安 心 して 居 所 に 留 まり 又 は 安 全 な 徒 歩 帰 宅 を 可 能 とするためにも 安 否 確 認 等 のための 通 信 手 段 の 確 保 が 重 要 となっている このように 通 信 インフラは 国 民 生 活 や 企 業 経 済 活 動 さらに 国 民 の 生 命 身 体 の 安 全 確 保 や 国 家 機 能 の 維 持 等 に 必 要 不 可 欠 な 基 盤 であるため 大 規 模 災 害 時 等 においても その 安 定 的 な 提 供 を 確 保 することが 必 要 となるものである 2. 東 日 本 大 震 災 で 生 じた 主 な 事 象 (1) 輻 輳 の 発 生 今 回 の 震 災 では 利 用 者 からの 音 声 の 発 信 が 急 増 し 3 輻 輳 状 態 が 発 生 したため 固 定 電 話 では 最 大 80%~90% 携 帯 電 話 では 最 大 70%~95%の 規 制 が 実 施 された 4 特 に 固 定 電 話 (NTT 東 日 本 )の 通 信 規 制 は 比 較 的 短 時 間 で 解 除 されたもの の 携 帯 電 話 の 通 信 規 制 は 断 続 的 に 数 日 間 にわたり 実 施 されたことが 大 きな 特 徴 である この 要 因 としては 過 去 の 大 震 災 時 と 比 べても 携 帯 電 話 の 利 用 者 が 大 幅 に 増 加 したこと 5 と 安 否 確 認 等 を 行 う 手 段 としての 携 帯 電 話 の 利 用 が 多 かったことが 考 えられる 他 方 携 帯 電 話 におけるメールなどのパケット 通 信 では 通 信 規 制 が 行 われな かったか 又 は 通 信 規 制 を 実 施 した 事 業 者 (NTTドコモ)であっても その 割 合 は 最 大 30%かつ 一 時 的 であり 音 声 通 話 に 比 べて 繋 がりやすい 状 況 にあった 6 携 帯 事 業 者 によっては 音 声 通 話 とパケット 通 信 を 独 立 して 制 御 するなど 災 害 時 等 におけるパケット 通 信 の 疎 通 を 向 上 できる 機 能 を 導 入 している 今 回 の 震 災 においても 各 事 業 者 において この 機 能 が 活 かされ 最 大 95% 程 度 の 発 信 規 制 がなされた 音 声 通 話 と 比 べると メール 等 パケット 通 信 の 方 が 疎 通 しやすい 結 果 となった 3 NTTドコモでは 通 常 時 の 約 50~60 倍 のトラフィックが 発 生 4 総 務 省 が2011 年 9 月 に 委 託 して 実 施 した 東 日 本 大 震 災 発 生 後 の 通 信 状 況 に 関 するアンケート 調 査 ( 東 日 本 大 震 災 発 生 直 後 からおおむね3 月 14 日 までの 間 に 東 京 都 神 奈 川 県 千 葉 県 埼 玉 県 茨 城 県 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 又 は 福 島 県 宛 てに 電 話 やメール 等 を 利 用 して 連 絡 を 取 ろうとした 全 国 の16 歳 以 上 の 男 女 1,650 人 を 対 象 に Web アンケート 調 査 により 実 施 以 下 通 信 状 況 に 関 す るアンケート 調 査 という content/ pdf 参 照 )によれば 被 災 4 県 ( 岩 手 宮 城 福 島 茨 城 )においては 約 55%が 関 東 ( 東 京 神 奈 川 埼 玉 千 葉 茨 城 群 馬 栃 木 )においては 約 41%が 電 話 がまったくつながらなかった と 回 答 している 5 携 帯 電 話 の 契 約 数 については 阪 神 淡 路 大 震 災 の 時 は433 万 (1995 年 3 月 時 点 ) 東 日 本 大 震 災 の 時 は11,823 万 (2011 年 2 月 時 点 ) 6 通 信 状 況 に 関 するアンケート 調 査 によれば メールの 送 受 信 がまったく 利 用 できなかった と 回 答 した 人 の 割 合 は 被 災 4 県 においては 約 29% 関 東 においては 約 17%となっている 2

5 ただし 送 信 したメールの 到 達 時 間 に 着 目 すると メールサーバの 輻 輳 により 通 常 よりも 時 間 を 要 する 結 果 となった 7 (2) 通 信 インフラ 等 の 被 災 今 回 の 震 災 では 大 規 模 な 地 震 とともに 太 平 洋 沿 岸 を 中 心 に 高 い 津 波 が 発 生 し 東 日 本 全 域 に 甚 大 な 被 害 が 及 んだ 通 信 インフラについても 地 震 及 び 津 波 の 影 響 により 広 範 囲 にわたり 通 信 ビル 内 の 設 備 の 倒 壊 水 没 流 失 地 下 ケ ーブルや 管 路 等 の 断 裂 損 壊 電 柱 の 倒 壊 架 空 ケーブルの 損 壊 携 帯 電 話 基 地 局 の 倒 壊 流 失 など これまでに 類 を 見 ない 被 害 が 発 生 した さらに 今 回 の 震 災 においては 長 時 間 にわたる 停 電 が 生 じたことから 地 震 や 津 波 による 直 接 の 被 害 がなく サービス 提 供 が 可 能 な 設 備 であっても バッテリ ーや 自 家 用 発 電 機 の 燃 料 等 の 枯 渇 により 機 能 が 停 止 する 事 態 となった 8 具 体 的 な 被 害 としては 固 定 通 信 網 については NTT 東 日 本 で 385ビルが 機 能 停 止 し 架 空 ケーブルが6,300km( 沿 岸 部 ) 流 出 損 傷 し 中 継 伝 送 路 が90 ルート 切 断 されるとともに 電 柱 が6.5 万 本 ( 沿 岸 部 ) 流 出 折 損 した この 結 果 アクセス 回 線 では 約 190 万 回 線 (うち KDDI ソフトバンクテレコム 分 が 約 40 万 回 線 )が 被 災 した また 携 帯 電 話 PHS 基 地 局 については 基 地 局 と 交 換 機 の 間 の 伝 送 路 (エント ランス 回 線 )にNTT 東 日 本 の 伝 送 路 を 用 いており 当 該 伝 送 路 の 被 災 の 影 響 を 受 けたこと また 長 時 間 の 停 電 によりバッテリー 等 が 枯 渇 したことにより 合 計 約 2 万 9 千 局 が 機 能 停 止 した 以 上 のように 今 回 の 震 災 における 通 信 インフラの 被 害 は 過 去 の 震 災 9 と 比 較 し ても 大 規 模 なものであったが 各 事 業 者 等 による 迅 速 な 復 旧 作 業 により 4 月 末 までには 一 部 のエリアを 除 き 復 旧 されたところである このほか 陸 前 高 田 市 消 防 本 部 が 津 波 による 被 災 のため 機 能 を 停 止 したことを 受 け 同 市 エリアの119 呼 を 他 の 消 防 本 部 に 迂 回 着 信 させるという 事 前 に 想 定 されていなかった 措 置 がとられる 等 重 要 拠 点 の 被 災 に 伴 う 通 信 確 保 の 問 題 も 生 じたところである 7 通 信 状 況 に 関 するアンケート 調 査 によれば 普 段 よりメールの 送 受 信 にかなり 時 間 がかかった (ように 感 じた) 又 は 普 段 よりメールの 送 受 信 に 少 し 時 間 がかかった(ように 感 じた) と 回 答 した 人 の 割 合 は 被 災 4 県 においては 約 60% 関 東 においては 約 66%となっている 8 NTT 東 日 本 では 機 能 停 止 した 通 信 ビルの 約 80% NTTドコモでは サービス 停 止 局 の85%は 停 電 による 電 源 枯 渇 が 原 因 年 1 月 に 発 生 した 阪 神 淡 路 大 震 災 では 30 万 を 超 える 固 定 電 話 が 不 通 となり 145 局 の 基 地 局 が 停 止 2004 年 10 月 に 発 生 した 新 潟 県 中 越 地 震 では 4,450の 固 定 電 話 (NTT 東 日 本 )が 不 通 となり 189 局 (NTTドコモ:61 局 au:37 局 ボーダフォン:91 局 )の 基 地 局 が 停 止 3

6 (3)インターネットの 利 用 近 年 の 通 信 インフラ ネットワークの 発 展 により インターネットを 利 用 した 多 彩 な サービス アプリケーション(ソーシャルメディアサービス 動 画 配 信 サービス 動 画 投 稿 サイト クラウドサービス 等 )が 登 場 しており 今 回 の 震 災 においては イ ンターネットを 利 用 した 安 否 確 認 情 報 共 有 等 の 新 たな 取 組 が 見 られた 10 例 えば ソーシャルメディアサービスについては 震 災 直 後 の 音 声 通 話 メール 等 が 繋 がりにくい 状 況 において 安 否 確 認 を 行 う 手 段 の 一 つとして 個 人 に 利 用 さ れるとともに 登 録 者 がリアルタイムに 情 報 発 信 するものであることから 震 災 に 関 する 情 報 発 信 収 集 のための 手 段 として 個 人 や 公 共 機 関 等 11 に 利 用 され そ の 有 効 性 が 示 された 12 また 各 自 治 体 から 発 表 されている 避 難 者 名 簿 等 の 情 報 を 集 約 し 検 索 可 能 とす るサイト 道 路 情 報 と 地 図 情 報 を 組 み 合 わせるなどインターネット 上 の 様 々な 情 報 を 組 み 合 わせたサービス ボランティアや 支 援 物 資 の 送 り 手 と 受 け 手 のニー ズを 引 き 合 わせるマッチングサイトなどインターネットを 利 用 した 付 加 価 値 のある 各 種 サービスが 提 供 された さらに 被 災 した 自 治 体 等 に 対 してホームページ メールサービスの 提 供 や 避 難 所 の 運 営 支 援 ツールをクラウド 上 で 提 供 することも 行 われ 業 務 運 営 の 確 保 や 情 報 の 保 全 にクラウドサービスが 活 用 された その 他 放 送 事 業 者 が 動 画 配 信 サイトに 震 災 関 連 ニュースを 提 供 し インターネ ット 上 で 配 信 した 事 例 や 個 人 が 動 画 中 継 サイト 上 で 被 災 地 の 様 子 をリアルタイム で 配 信 した 事 例 も 見 られた このようなインターネットの 効 果 的 な 利 用 の 一 方 で 今 回 の 震 災 では インターネ ット 上 で 震 災 に 関 する 様 々な 情 報 が 大 量 に 流 通 したことによる 情 報 の 取 捨 選 択 の 必 要 や 情 報 リテラシーの 有 無 による 情 報 格 差 の 発 生 などの 課 題 も 生 じたとこ ろである このため インターネットの 活 用 事 例 の 収 集 共 有 に 当 たっては イン 10 三 菱 総 合 研 究 所 災 害 時 における 情 報 通 信 の 在 り 方 に 関 する 調 査 研 究 中 間 とりまとめ ( 総 務 省 委 託 )( 岩 手 県 宮 古 市 宮 城 県 仙 台 市 気 仙 沼 市 石 巻 市 名 取 市 福 島 県 南 相 馬 市 で 被 災 し 又 は ボランティア 等 の 活 動 を 行 っている116 人 ( 自 治 体 職 員 を 含 む ICTに 一 定 の 知 識 がある 人 リーダ ー 的 地 位 にある 人 等 を 優 先 して 選 定 )を 対 象 に インタビュー 調 査 により 実 施 以 下 情 報 通 信 の 在 り 方 に 関 する 調 査 研 究 という content/ pdf 参 照 )にお いては ADSLのルータ 電 源 がダウンし つかえなくなった 復 旧 には2 週 間 以 上 かかった ( 男 性 2 0 代 ) 等 の 回 答 があり 被 災 地 において 長 期 間 にわたってインターネットが 利 用 できない 状 態 に 置 か れた 地 域 が 生 じたという 点 にも 留 意 が 必 要 である この 点 を 踏 まえ 第 5 章 1.インターネット 接 続 機 能 の 確 保 において 大 規 模 災 害 時 等 におけるインターネット 接 続 機 能 の 確 保 の 在 り 方 について 整 理 を 行 っている 11 行 政 機 関 のツイッターアカウント 数 は 4 月 4 日 現 在 において148 件 (3 月 の 震 災 前 比 +27) 経 済 産 業 省 調 べ 12 例 えば SNS 大 手 のミクシーでは 2011 年 3 月 の 月 間 ログインユーザ 数 は1,537 万 ( 前 月 比 +8 2 万 ) 総 コミュニケーション 投 稿 数 は7 億 超 ( 前 月 比 + 約 1 億 )に 増 加 4

7 ターネット 利 用 に 関 する 課 題 についても 併 せて 共 有 できるようにすることが 望 まし い 3. 本 検 討 会 の 開 催 等 本 検 討 会 は 今 回 の 震 災 において 災 害 時 に 重 要 な 役 割 を 担 う 通 信 インフラに 広 範 囲 にわたる 輻 輳 や 通 信 途 絶 等 の 状 態 が 生 じたこと 等 を 踏 まえ 震 災 からの 速 やかな 復 旧 復 興 を 図 るとともに 今 後 の 大 規 模 災 害 等 に 対 応 できるよう 緊 急 事 態 におけるICTを 巡 る 様 々な 課 題 のうち 通 信 手 段 の 確 保 に 焦 点 を 当 て その 在 り 方 を 対 象 として 検 討 を 行 うものである 13 具 体 的 には 1 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 2 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 3 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 の ネットワークインフラの 在 り 方 4 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 利 用 の 在 り 方 について 検 討 を 行 っている 本 最 終 取 りまとめは 第 1 回 会 合 (2011 年 4 月 8 日 )から 第 5 回 会 合 ( 同 年 7 月 日 )までの 本 検 討 会 における 議 論 を 踏 まえて 行 った 中 間 取 りまとめを 基 に そ の 後 の 第 6 回 会 合 (2011 年 10 月 13 日 ) 及 び 第 7 回 会 合 ( 同 年 11 月 28 日 ) 等 に おける 議 論 や 各 主 体 における 取 組 を 踏 まえて 取 りまとめたものであり 最 終 章 に おいて アクションプラン として 今 後 取 り 組 むべき 事 項 を 整 理 している 本 最 終 取 りまとめが 今 後 同 様 の 大 規 模 災 害 等 の 発 生 に 備 えた 取 組 等 に 有 効 に 活 用 されることを 期 待 するものである 13 災 害 時 におけるICT 全 般 に 関 する 課 題 を 整 理 したものとしては 例 えば 知 識 情 報 社 会 の 実 現 に 向 けた 情 報 通 信 政 策 の 在 り 方 についての 情 報 通 信 審 議 会 中 間 答 申 (2011 年 7 月 25 日 )がある 14 検 討 会 の 下 に ネットワークインフラWG 及 び インターネット 利 用 WG を 設 置 - ネットワークインフラWG では 1 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 2 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 3 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワ ークインフラの 在 り 方 を 議 論 ( 第 1 回 (6/1)~ 第 9 回 (11/21)) - インターネット 利 用 WG では 4 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 利 用 の 在 り 方 を 議 論 ( 第 1 回 (6/3)~ 第 9 回 (11/21)) 5

8 第 2 章 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 電 話 網 ( 携 帯 電 話 網 も 含 む )による 音 声 通 話 は 誰 でも 利 用 しやすく かつ 同 時 双 方 向 で 通 信 ができる 点 で 災 害 時 の 安 否 確 認 や 情 報 伝 達 等 の 重 要 な 手 段 である しかしながら 今 回 の 震 災 では 利 用 者 からの 発 信 が 急 増 し 輻 輳 状 態 が 発 生 したた め 固 定 電 話 では 最 大 80%~90% 15 携 帯 電 話 では 最 大 70%~95% 16 の 規 制 が 実 施 され 音 声 通 話 の 利 用 が 著 しく 困 難 な 事 態 が 生 じた 音 声 通 話 は 緊 急 時 の 通 信 手 段 として 重 要 な 役 割 を 有 し その 利 用 を 最 大 限 確 保 することが 必 要 であるため 輻 輳 対 策 17 として 交 換 機 の 設 計 容 量 の 見 直 し 基 地 局 の 増 強 等 アクセス 系 を 含 めたネットワーク 全 体 としての 疎 通 能 力 を 向 上 させる 取 組 が 求 められる また 音 声 通 話 の 利 用 を 確 保 するための 直 接 的 な 取 組 だけでなく 音 声 通 話 に 利 用 が 集 中 しないように 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 を 充 実 改 善 するための 取 組 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 の 利 用 を 促 進 するための 適 時 適 切 な 情 報 提 供 さらには 輻 輳 に 強 いネットワークの 実 現 に 向 けた 研 究 開 発 など 各 種 の 施 策 を 総 合 的 に 推 進 する ことが 必 要 である 1. 音 声 通 話 の 確 保 (1) 交 換 機 等 の 設 計 容 量 の 見 直 し 等 による 疎 通 能 力 の 向 上 今 回 の 震 災 では 音 声 通 話 に 関 して 最 大 70%~95%の 通 信 規 制 が 実 施 され たが これは 交 換 機 の 設 計 容 量 を 大 幅 に 超 えるトラフィック(NTTドコモ: 通 常 時 18 の 約 50~60 倍 )が 発 生 したことを 理 由 とするものである 災 害 時 に 急 増 するトラフィックの 全 てに 対 応 可 能 となるように 交 換 機 や 呼 制 御 サ ーバの 設 計 容 量 を 見 直 すことは コスト 面 等 から 困 難 であるが 各 事 業 者 は 緊 急 時 の 通 信 手 段 としての 音 声 通 話 の 重 要 性 に 鑑 み できる 限 り 疎 通 能 力 の 向 上 を 図 るように 設 計 容 量 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むことが 必 要 である この 点 一 部 の 携 帯 事 業 者 においては ネットワークのIP 化 に 伴 い 交 換 機 を 複 数 台 まとめて 一 つのグループとし 配 下 の 無 線 制 御 装 置 と 総 メッシュで 接 続 する 構 成 への 変 更 を 進 めているほか 他 の 携 帯 事 業 者 においても LTEの 導 入 によ 15 NTT 東 日 本 KDDIで90% ソフトバンクテレコムで85% 16 NTTドコモで90% KDDIで95% ソフトバンクモバイルで70% なお イー モバイルは 非 規 制 17 輻 輳 対 策 としては 通 信 規 制 の 実 施 を 可 能 な 限 り 回 避 することのほか 通 信 規 制 を 実 施 した 場 合 で あっても 早 期 に 解 除 可 能 とすることも 重 要 である 18 地 震 直 前 の13 時 と15 時 の 呼 数 比 率 と 発 信 規 制 率 から 換 算 し 東 北 地 方 では 発 信 で 約 60 倍 着 信 で 約 40 倍 東 京 23 区 内 では 発 信 で 約 50 倍 着 信 で 約 20 倍 のトラフィックが 発 生 したと 想 定 6

9 るデータ 通 信 手 段 の 高 度 化 等 により トラフィックの 負 荷 分 散 を 図 ること 等 を 計 画 しているところであり 引 き 続 きこのような 取 組 を 進 めることにより 疎 通 能 力 の 向 上 を 図 るべきである また 設 計 容 量 の 在 り 方 については 情 報 通 信 審 議 会 情 報 通 信 技 術 分 科 会 IPネ ットワーク 設 備 委 員 会 ( 以 下 IPネットワーク 設 備 委 員 会 という )において 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 すべきで ある (2) 災 害 時 優 先 電 話 の 安 定 的 な 利 用 確 保 災 害 時 優 先 電 話 は 災 害 等 の 非 常 時 に 発 信 呼 に 重 要 通 信 の 識 別 信 号 を 付 す こと 等 により 通 信 規 制 の 対 象 外 となって 優 先 的 に 取 り 扱 われるものである 緊 急 通 報 と 同 様 緊 急 時 の 通 信 手 段 として 重 要 な 位 置 付 けを 有 するものである 19 しかしながら 今 回 の 震 災 では 多 くの 事 業 者 に 災 害 時 優 先 電 話 がつながりにく かったとの 意 見 が 寄 せられたところである この 原 因 としては 発 信 側 で 優 先 的 に 取 り 扱 われても 着 信 側 の 基 地 局 等 が 被 災 していたり 着 信 相 手 が 不 在 であったり 電 話 中 であった 可 能 性 などが 考 えら れる また 災 害 時 優 先 電 話 の 発 信 呼 を 優 先 的 に 取 り 扱 う 場 合 の 手 法 は 事 業 者 によっ て 異 なっており 携 帯 事 業 者 の 事 例 では 端 末 と 基 地 局 間 のリソースの 留 保 を 行 っている 場 合 とそうでない 場 合 がある 等 疎 通 能 力 に 差 異 が 生 じている 可 能 性 が 認 められる このため 一 般 通 話 に 対 する 規 制 を 必 要 最 小 限 に 抑 えつつ 災 害 時 優 先 電 話 の 安 定 的 な 利 用 を 確 保 するには 災 害 時 優 先 電 話 に 係 る 完 了 呼 率 等 のデータを 収 集 分 析 した 上 で 対 策 を 講 じる 必 要 があるが 一 部 の 事 業 者 においてはこのよう なデータの 取 得 や 保 存 がなされていない 状 況 にある このような 問 題 を 踏 まえ 現 在 IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 検 討 を 行 ってい るところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 すべきである また 優 先 的 取 扱 いの 対 象 機 関 等 については 必 要 に 応 じて 見 直 しが 行 われる べきであるが 対 象 機 関 等 の 増 加 は 災 害 時 優 先 電 話 用 の 留 保 リソース 拡 大 に よる 輻 輳 状 況 の 悪 化 や 一 般 通 話 に 対 する 通 信 規 制 の 強 化 につながる 可 能 性 が あることから 事 業 者 による 設 計 容 量 の 見 直 しなどを 踏 まえ 慎 重 に 検 討 する 必 要 がある 年 6 月 に 事 業 用 電 気 通 信 設 備 規 則 等 が 改 正 され 0AB~J 番 号 を 用 いる 電 話 及 び 携 帯 電 話 については 緊 急 通 報 及 び 災 害 時 優 先 電 話 が 要 件 化 された 2008 年 度 末 時 点 で 災 害 時 優 先 電 話 は 固 定 電 話 で 約 27 万 件 ( 全 加 入 数 の 約 0.6%) 携 帯 電 話 で 約 9 万 件 ( 全 加 入 数 の 約 0.08%) 7

10 (3) 音 声 通 話 の 利 用 をより 多 く 確 保 するための 新 たな 提 供 形 態 の 検 討 1) 通 話 時 間 制 限 の 導 入 上 記 交 換 機 等 の 設 計 容 量 の 見 直 しは 交 換 機 で 処 理 できる 単 位 時 間 当 た りの 呼 数 を 増 やすことにより 輻 輳 状 態 の 緩 和 を 図 ろうとするものである ネットワークのトラフィックは 単 位 時 間 当 たりの 呼 数 平 均 保 留 時 間 によ り 決 定 されるため 輻 輳 対 策 としては 平 均 保 留 時 間 を 減 少 させることも 重 要 となる この 点 通 話 時 間 制 限 は 災 害 時 の 通 話 を 一 定 時 間 に 制 限 し 平 均 保 留 時 間 を 減 少 させることにより より 多 くの 者 による 通 話 を 確 保 しようとするも のであり 輻 輳 対 策 として 一 定 の 効 果 を 期 待 できると 考 えられる 他 方 通 話 時 間 制 限 は 通 話 中 に 通 信 が 途 絶 することになり 利 用 者 の 混 乱 を 招 来 する 可 能 性 があるため その 導 入 に 当 たっては 制 限 する 通 話 時 間 や 利 用 者 への 通 知 方 法 などについて 社 会 的 コンセンサスが 必 要 となる また 輻 輳 の 原 因 は 平 均 保 留 時 間 ではなく 交 換 機 や 呼 制 御 サーバが 処 理 できる 単 位 時 間 当 たりの 呼 数 の 場 合 もあることから 通 話 時 間 制 限 が 有 効 に 機 能 するためには 交 換 機 等 の 処 理 能 力 の 見 直 しが 必 要 な 場 合 も ある このため 通 話 時 間 制 限 については 今 回 の 輻 輳 の 実 態 等 を 踏 まえ IPネッ トワーク 設 備 委 員 会 において 引 き 続 き 検 討 を 行 っていくべきである 2) 通 話 品 質 を 一 定 程 度 低 下 させた 電 話 の 提 供 上 記 通 話 時 間 規 制 は 平 均 保 留 時 間 を 減 少 させるものであり 換 言 すれ ば 伝 送 容 量 に 係 る 負 荷 の 軽 減 により 通 話 機 会 の 確 保 を 図 ろうとするもの である これと 同 様 に 伝 送 容 量 に 係 る 負 荷 を 軽 減 する 手 法 としては 通 話 品 質 を 一 定 程 度 低 下 させた 電 話 の 提 供 が 考 えられる 通 話 品 質 を 一 定 程 度 低 下 させた 電 話 は 輻 輳 対 策 として 一 定 の 効 果 が 期 待 できると 考 えられるが その 導 入 の 際 には 許 容 される 品 質 の 程 度 や 利 用 者 に 対 する 周 知 方 法 等 が 課 題 となる また 輻 輳 は 伝 送 容 量 だけでなく 交 換 機 等 の 処 理 能 力 にも 起 因 し その 導 入 の 際 には 交 換 機 等 の 処 理 能 力 との 関 係 も 考 慮 が 必 要 となる さらに 通 話 品 質 を 一 定 程 度 低 下 させた 電 話 は 回 線 交 換 網 では 品 質 の 柔 軟 な 制 御 ができず その 提 供 が 技 術 上 困 難 であるため NGNやLTE 等 のI P 網 での 実 現 について 検 討 を 行 うことが 適 当 である これらを 踏 まえ 通 話 品 質 を 一 定 程 度 低 下 させた 電 話 について IPネットワー ク 設 備 委 員 会 において 引 き 続 き 検 討 を 行 っていくべきである 8

11 2. 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 の 充 実 改 善 電 話 網 による 音 声 通 話 は 交 換 機 の 処 理 能 力 等 の 関 係 上 緊 急 時 に 利 用 者 からの 発 信 が 急 増 した 場 合 輻 輳 が 生 じることは 不 可 避 である 他 方 今 回 の 震 災 では メールなどのパケット 通 信 は 通 信 規 制 が 行 われなかった か 又 は 通 信 規 制 をした 事 業 者 (NTTドコモ)であっても その 割 合 は 最 大 30% 20 か つ 一 時 的 であり 音 声 通 話 に 比 べて 繋 がりやすい 状 況 にあった 音 声 通 話 の 輻 輳 を 軽 減 する 観 点 からは メール インターネット 災 害 時 の 蓄 積 型 メ ディアなど 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 への 負 荷 分 散 を 図 ることが 有 効 であるため 緊 急 時 の 通 信 手 段 の 充 実 改 善 及 びその 利 用 促 進 を 図 ることが 必 要 である (1) 災 害 用 伝 言 サービスの 高 度 化 災 害 用 伝 言 サービスには 現 在 音 声 による 災 害 用 伝 言 ダイヤル Webによる 災 害 用 伝 言 板 携 帯 電 話 による 災 害 用 伝 言 板 の3 種 類 が 存 在 している 2122 これら3 種 類 の 災 害 用 伝 言 サービスは 相 互 に 連 携 していないため 登 録 情 報 の 横 断 的 な 検 索 ができず 安 否 確 認 を 迅 速 的 確 に 行 う 上 で 支 障 となっている 23 今 回 の 震 災 を 踏 まえ 関 係 事 業 者 からも サービス 間 連 携 が 必 要 との 意 見 が 示 されており 関 係 事 業 者 においては サービス 横 断 的 な 検 索 が 可 能 となるように 災 害 用 伝 言 サービス 間 の 連 携 に 取 り 組 むことが 適 当 であり 具 体 的 には 次 の ような 取 組 を 進 めるべきである 1Webによる 災 害 用 伝 言 板 と 携 帯 電 話 による 災 害 用 伝 言 板 の 連 携 ( 社 ) 電 気 通 信 事 業 者 協 会 (TCA)の 安 全 信 頼 性 協 議 会 において 横 断 的 な 検 索 の 実 現 に 向 け サービス 間 の 具 体 的 な 連 携 方 策 について 検 討 が 行 わ れており 当 該 検 討 の 結 果 を 踏 まえ 早 期 に 実 現 すべきである 2 災 害 用 伝 言 板 (Web 携 帯 電 話 )と 音 声 による 災 害 用 伝 言 ダイヤルの 連 携 災 害 用 伝 言 板 と 災 害 用 伝 言 ダイヤルの 連 携 には 音 声 とテキストの 相 互 変 20 NTTドコモのデータ 通 信 網 については 地 震 直 前 と 比 較 すると 東 北 地 方 では 発 着 信 ともに 約 3~ 4 倍 東 京 23 区 内 では 発 着 信 ともに 約 2~3 倍 のトラフィックが 発 生 したと 想 定 21 災 害 用 伝 言 ダイヤル(NTT 東 日 本 )は 利 用 数 約 333 万 件 Webによる 災 害 用 伝 言 板 (NTT 東 日 本 )は 利 用 数 約 23 万 件 携 帯 電 話 による 災 害 用 伝 言 板 (NTTドコモ KDDI ソフトバンクモバイル イー アクセス ウィルコム)は 登 録 数 約 350 万 件 確 認 数 約 580 万 件 (2011 年 5 月 末 の 利 用 実 績 ) 22 通 信 状 況 に 関 するアンケート 調 査 によれば 災 害 用 伝 言 サービスを 利 用 しなかった 人 は 全 体 の 約 91% 災 害 用 伝 言 サービスを 知 らなかった 人 は 全 体 の 約 21%となっている 23 携 帯 電 話 による 災 害 用 伝 言 板 に 関 しては 2010 年 3 月 より 登 録 されている 安 否 情 報 について 事 業 者 横 断 的 に 検 索 可 能 な 全 社 一 括 検 索 のサービスが 提 供 されている 9

12 換 が 必 要 となるなど 解 決 すべき 技 術 的 課 題 があるが 関 係 事 業 者 において は 上 記 1と 併 せて 当 該 連 携 の 実 現 に 向 けた 検 討 が 進 められており 可 能 な 限 り 早 期 の 実 現 に 向 け 引 き 続 き 取 り 組 むべきである (2) 電 話 網 以 外 での 音 声 サービス 等 の 提 供 NTTドコモは 電 話 網 の 輻 輳 対 策 として 音 声 メッセージを 端 末 でファイル 化 して データ 通 信 網 で 送 信 するサービスを2011 年 度 に 提 供 する 予 定 としている また KDDIにおいても 2012 年 春 以 降 に 提 供 予 定 としているほか 他 の 携 帯 事 業 者 も 同 様 のサービスの 提 供 を 検 討 しているところである 複 数 事 業 者 が 当 該 サービスを 提 供 する 場 合 利 用 者 利 便 を 考 えると 異 なる 事 業 者 のユーザ 間 でも ファイル 化 した 音 声 メッセージを 送 受 信 できるようにするこ とが 適 当 である このため 各 事 業 者 によるサービス 提 供 の 際 には 他 社 サービスとの 連 携 を 図 ることが 重 要 となることから 関 係 事 業 者 においては TCAの 安 全 信 頼 性 協 議 会 において 本 年 10 月 に 事 業 者 間 の 相 互 接 続 を 可 能 とするためのガイドライン を 策 定 したところであり( 本 年 11 月 に 公 表 ) 技 術 仕 様 についても 年 内 に 第 1 版 を 年 度 内 に 第 2 版 をまとめる 予 定 となっている 各 事 業 者 においては 同 ガイドライン 及 び 技 術 仕 様 に 基 づき 他 社 サービスとの 連 携 が 可 能 な 音 声 ファイル 化 送 信 サービスの 早 期 提 供 に 向 けて 取 り 組 むことが 望 ましい また 上 記 サービス 以 外 にも 電 話 網 以 外 での 音 声 サービス 等 を 充 実 改 善 し そ の 利 用 促 進 を 図 ることが トラフィックの 負 荷 分 散 に 繋 がるため IP 電 話 の 利 用 促 進 ( 電 話 網 からIP 網 (NGN LTE 等 ) 24 への 自 発 的 移 行 の 促 進 や050 番 号 を 用 い 25 た 携 帯 IP 電 話 等 の 普 及 促 進 ) 無 線 LANの 整 備 緊 急 時 におけるSMS 2627 のデ 28 ータ 通 信 網 での 送 信 などに 取 り 組 むべきである 24 IP 電 話 は 音 声 をパケット 化 してIP 網 (データ 通 信 網 )で 送 信 するものであるため 輻 輳 が 起 きにくい とされている ただし0AB~JIP 電 話 については 呼 制 御 サーバの 容 量 が 輻 輳 の 原 因 となり 得 るほか IP 電 話 が 電 話 網 を 経 由 して 固 定 電 話 携 帯 電 話 に 着 信 する 場 合 には 電 話 網 の 輻 輳 の 影 響 を 受 け ることに 留 意 が 必 要 である 25 各 携 帯 事 業 者 においては スマートフォンの 普 及 等 に 伴 う 携 帯 電 話 網 の 逼 迫 に 対 応 し 公 衆 無 線 L ANへのオフロードを 図 るため 公 衆 無 線 LANのアクセスポイントの 拡 大 に 取 り 組 んでいる 例 えば ソフトバンクモバイルは 本 年 9 月 時 点 で10 万 箇 所 を 達 成 したほか KDDIは2011 年 度 末 までに10 万 箇 所 に 拡 大 予 定 としている また NTTドコモは 2012 年 度 上 期 中 を 目 途 に30,000 箇 所 程 度 に 拡 大 を 進 めるとともに 将 来 的 には 利 用 者 のニーズを 見 ながら10 万 箇 所 程 度 へ 拡 大 を 目 指 す 予 定 と している 26 Short Message Service 携 帯 電 話 番 号 を 宛 先 にしてメールの 送 受 信 ができるサービス 年 7 月 より NTTドコモ KDDI ソフトバンクモバイル イー アクセスは SMSの 事 業 者 間 接 続 を 開 始 している 28 SMSの 送 信 について 現 在 NTTドコモでは 音 声 輻 輳 時 に 音 声 網 からデータ 通 信 網 への 切 替 え 済 みとなっているほか KDDIでは 旧 式 の 端 末 等 を 除 き 通 常 時 よりデータ 通 信 網 での 送 信 を 行 っ 10

13 (3) 携 帯 電 話 のメール 遅 延 への 対 応 携 帯 電 話 では メールは 通 信 規 制 が 不 実 施 又 は 実 施 しても 一 時 的 かつ 低 い 割 合 であったため 通 信 規 制 の 状 況 で 判 断 すると 音 声 通 話 に 比 べると 繋 がり やすい 状 況 にあったと 言 える しかしながら 送 信 したメールの 到 達 時 間 に 着 目 すると NTTドコモでは 震 災 の 1 週 間 前 は 約 90%のメールが 即 時 到 達 (iモードサーバと 受 信 者 間 )したのに 対 し 今 回 の 震 災 直 後 は 即 時 到 達 したメールは 約 15%に 過 ぎなかったところ である これは メールが 送 信 者 の 端 末 からメールサーバ(iモードサーバ)までは 通 常 と 同 様 の 時 間 で 届 いても メールサーバで 輻 輳 が 生 じたため メールサーバから 受 信 者 までは 通 常 よりも 時 間 を 要 する 結 果 となったものである このため 同 社 においては メールサーバの 更 改 を 行 なっており 東 日 本 大 震 災 時 と 同 様 のトラフィック 集 中 では 当 面 サーバでの 遅 延 が 発 生 しなくなる 見 込 み であるとしている 他 方 KDDIやソフトバンクモバイルにおいては メールサーバ 自 体 に 問 題 があ ったものではなく 音 声 網 を 利 用 するメール 受 信 通 知 の 配 信 が 遅 延 したところで ある このため KDDIでは 2012 年 12 月 開 始 予 定 のLTEでは メール 送 受 信 に 既 存 方 式 に 依 存 しないSIP 方 式 を 採 用 することで 改 善 を 図 るとしているほか ソフト バンクモバイルは 音 声 サービス 系 の 設 備 のマイグレーションのタイミング 及 び 新 技 術 の 導 入 に 併 せた 改 善 が 考 えられるとしている メールの 場 合 送 信 者 は 受 信 者 にいつ 到 達 したかが 分 からず その 著 しい 遅 延 は 通 信 手 段 としてのメールの 有 効 性 を 失 わせるおそれがある 関 係 事 業 者 においては 携 帯 電 話 のメール 遅 延 への 対 応 に 向 けて 引 き 続 き 上 記 のような 取 組 を 進 めていくべきである (4) 高 齢 者 等 向 け 簡 易 端 末 の 提 供 電 話 網 を 用 いた 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 は 輻 輳 対 策 として 有 効 であるものの その 利 用 方 法 が 複 雑 であると これら 通 信 手 段 に 不 慣 れな 高 齢 者 等 の 利 用 が 進 まないおそれがある 29 このため 各 事 業 者 においては 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 に 不 慣 れな 者 も 含 め ている 29 通 信 状 況 に 関 するアンケート 調 査 によれば 普 段 電 話 よりもメールを 多 く 利 用 すると 回 答 した 人 の 割 合 は 29 歳 以 下 では 約 68%となっているのに 対 し 60 歳 以 上 では 約 36%となっている 11

14 誰 もが 多 様 な 通 信 手 段 を 利 用 できるようにする 観 点 から 簡 易 で 使 いやすい 端 末 の 開 発 提 供 等 に 努 めている 30 ところであり 引 き 続 き 取 組 を 進 めていくことが 適 当 である 3. 災 害 時 の 通 信 手 段 に 関 する 利 用 者 等 への 情 報 提 供 一 般 的 な 利 用 者 は 災 害 時 にどの 通 信 手 段 が 有 効 か 分 からない 状 況 にあるため 結 果 として 日 常 的 に 利 用 している 固 定 電 話 携 帯 電 話 の 音 声 通 話 又 はメールに 利 用 が 集 中 し 輻 輳 状 態 を 生 み 出 す 原 因 となっている 輻 輳 状 態 の 緩 和 の 観 点 からは 災 害 時 の 通 信 手 段 の 充 実 改 善 を 図 ることに 加 え て 災 害 時 に どの 通 信 手 段 を 控 えて どの 通 信 手 段 を 使 うことが 有 効 であるか 等 に ついて 緊 急 時 には 適 時 適 切 な 情 報 提 供 を 行 うとともに 平 時 からも 周 知 啓 発 を 行 う ことが 必 要 である (1) 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メールや 放 送 メディアの 活 用 等 による 効 果 的 な 情 報 提 供 今 回 の 震 災 を 踏 まえると 輻 輳 対 策 としては 輻 輳 の 状 況 や 不 要 不 急 の 電 話 を 控 えること 通 話 時 間 をできるだけ 短 くすることを 広 く 国 民 に 周 知 要 請 するとと もに 電 話 網 による 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 (メールや 災 害 用 伝 言 サービス 等 ) への 誘 導 を 積 極 的 に 行 うことが 重 要 である 一 部 の 事 業 者 においては 輻 輳 時 に 音 声 ガイダンスにより 災 害 用 伝 言 板 への 誘 導 を 行 っているところであり 他 事 業 者 においても 音 声 通 話 の 利 用 者 に 対 し 同 様 の 誘 導 を 行 うこと 等 により 輻 輳 の 軽 減 に 努 めることが 適 当 である また 音 声 通 話 の 利 用 者 に 対 し 災 害 用 伝 言 板 など その 時 点 で 有 効 な 通 信 手 段 に 誘 導 するために 個 別 にガイダンスで 誘 導 するだけでなく 多 数 の 国 民 に 対 し 一 斉 に 必 要 な 情 報 提 供 をすることが 輻 輳 軽 減 により 効 果 的 と 考 えられる 多 数 の 国 民 への 一 斉 同 報 手 段 としては 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メールやテレビ ラジオ 等 の 活 用 が 有 効 と 考 えられるため これらの 手 段 の 活 用 に 積 極 的 に 取 り 組 むことが 適 当 である 特 に テレビ ラジオ 等 の 活 用 については 一 部 の 事 業 者 においては 災 害 時 に 放 送 機 関 等 に 対 して 輻 輳 の 状 況 を 緊 急 告 知 する 取 組 を 行 っているとともに CM の 提 供 を 含 めて 速 やかに 周 知 を 行 うことができるよう 体 制 を 整 えた 事 業 者 も 存 在 する 31 今 後 とも 各 事 業 者 においてこれらの 取 組 を 引 き 続 き 進 めていくことが 望 30 例 えば 簡 単 で 使 いやすいスマートフォンの 開 発 提 供 が 進 められているほか ケーブルテレビ 経 由 で 情 報 の 入 手 が 簡 便 にできるタブレット 型 のリモコンの 開 発 等 について 検 討 が 行 われている 31 このほか J:COMにおいては コミュニティ 放 送 やケーブルテレビでの 双 方 向 情 報 サービスを 活 用 した 周 知 について 具 体 的 方 法 を 検 討 中 としている 12

15 ましい (2) 国 や 事 業 者 間 連 携 による 輻 輳 状 況 や 通 信 規 制 状 況 の 共 有 提 供 災 害 時 の 輻 輳 状 況 や 通 信 規 制 の 状 況 は 固 定 通 信 移 動 通 信 の 別 音 声 通 話 データ 通 信 の 別 事 業 者 の 別 によって 異 なり また 発 災 後 の 時 間 的 経 過 によっ ても 異 なると 考 えられる したがって 災 害 時 に 安 否 確 認 等 を 行 う 利 用 者 にとっては どの 時 点 で どの 通 信 手 段 を 用 いることが 最 も 有 効 であるかについて 発 災 後 の 時 間 的 経 過 に 応 じ て 一 元 的 に 把 握 できることが 便 利 であり かつ 輻 輳 軽 減 に 資 することになる このため 輻 輳 状 況 や 通 信 規 制 の 状 況 を 共 有 するとともに 共 有 した 情 報 を 国 民 に 対 し 効 果 的 に 提 供 できるよう 情 報 を 二 次 利 用 可 能 な 形 で 公 開 することについ て 別 に 電 気 通 信 事 業 者 を 中 心 とする 検 討 の 場 を 設 け 輻 輳 状 況 や 通 信 規 制 の 状 況 の 情 報 提 供 に 関 する 統 一 的 ルール( 情 報 の 内 容 や 形 式 等 )を 検 討 すること が 適 当 である (3) 平 時 からの 災 害 時 の 通 信 手 段 に 関 する 周 知 啓 発 災 害 時 には 日 常 的 に 利 用 又 は 認 識 している 通 信 手 段 を 利 用 する 傾 向 にあり 災 害 時 に 周 知 誘 導 される 通 信 手 段 が 身 近 なものでない 場 合 その 利 用 が 進 ま ないおそれがある このため 例 えば 以 下 の 事 項 について 広 く 国 民 利 用 者 に 対 し 平 時 から 周 知 要 請 することが 適 当 である - 災 害 時 は 音 声 通 話 に 利 用 が 集 中 し 輻 輳 状 態 が 発 生 するため 不 要 不 急 の 電 話 は 控 え 通 話 時 間 をできるだけ 短 くすること 32 - 音 声 通 話 以 外 の 有 効 な 通 信 手 段 の 内 容 や 具 体 的 な 利 用 方 法 (また 災 害 時 に 当 該 通 信 手 段 を 有 効 利 用 することが 輻 輳 状 態 の 軽 減 の 観 点 からも 望 ま しいこと) 等 総 務 省 においては 災 害 用 伝 言 サービスの 積 極 的 活 用 等 について 本 年 8 月 に 報 道 発 表 33 や 政 府 広 報 のラジオ 番 組 における 広 報 を 実 施 したほか 11 月 には 政 府 広 報 の 一 環 として 視 覚 障 害 者 向 け 音 声 広 報 CDを 発 行 したところであり 今 後 とも 積 極 的 な 周 知 啓 発 を 図 っていくべきである 32 通 信 状 況 に 関 するアンケート 調 査 によれば リダイヤルを 避 けたり 通 話 を 短 くするように 意 識 し たりしたかという 点 について 心 がけたと 回 答 した 人 の 割 合 は 約 51% 特 に 意 識 しなかったと 回 答 し た 人 の 割 合 は 約 49%となっている 33 災 害 時 には 災 害 用 伝 言 サービス やメールを 御 活 用 ください (2011 年 8 月 24 日 総 務 省 報 道 発 表 ) 参 照 news/s-news/01kiban html 13

16 また 関 係 事 業 者 においても 自 治 体 における 防 災 訓 練 の 際 に 災 害 用 伝 言 サー ビスの 体 験 版 の 提 供 等 を 実 施 しているところである 34 災 害 時 の 通 信 手 段 が 多 様 化 することで 輻 輳 状 態 が 緩 和 されることは サービスの 安 定 的 な 供 給 にも 寄 与 す るものであることを 踏 まえ 関 係 事 業 者 においても より 積 極 的 に 周 知 啓 発 に 取 り 組 むべきである 4. 輻 輳 に 強 いネットワークの 実 現 災 害 時 に 音 声 通 話 の 利 用 が 急 増 することは 不 可 避 であるが 将 来 想 定 される 大 規 模 な 災 害 時 にできる 限 り 多 くの 音 声 通 話 を 確 保 するためには 通 信 設 備 の 疎 通 能 力 の 向 上 に 加 え 輻 輳 に 強 いネットワークを 実 現 するための 研 究 開 発 を 国 等 が 早 急 に 行 うことが 必 要 である このため 輻 輳 時 に 通 信 の 確 保 が 必 要 なサービスやエリアに 対 し ネットワークの 処 理 リソースを 柔 軟 に 割 当 可 能 な 技 術 移 動 通 信 網 固 定 通 信 網 データ 通 信 網 インターネット 網 など 利 用 可 能 なあらゆる 通 信 網 を 総 動 員 して 通 信 の 疎 通 を 確 保 する 技 術 や 大 規 模 なデータ 蓄 積 技 術 など 耐 輻 輳 性 を 重 視 した 新 技 術 の 開 発 や 検 証 に 中 長 期 的 に 取 り 組 むことが 適 当 である これらを 踏 まえ 総 務 省 においては 次 の 事 項 について 研 究 開 発 に 取 り 組 むこと としている 平 成 23 年 度 第 3 次 補 正 予 算 - 情 報 通 信 ネットワークの 耐 災 害 性 強 化 のための 研 究 開 発 ( 災 害 時 の 携 帯 電 話 等 の 通 信 の 輻 輳 を 軽 減 する 技 術 の 研 究 開 発 ) 災 害 発 生 時 に 携 帯 電 話 等 の 公 衆 網 に 輻 輳 が 発 生 した 場 合 でも 回 線 容 量 を 柔 軟 に 設 定 変 更 することで 通 信 を 確 保 するための 技 術 の 研 究 開 発 平 成 24 年 度 予 算 案 - 災 害 時 の 情 報 伝 達 基 盤 技 術 に 関 する 研 究 開 発 ( 災 害 時 に 被 災 地 の 通 信 処 理 能 力 を 緊 急 増 強 する 技 術 の 研 究 開 発 ) 災 害 時 に 被 災 地 内 での 安 否 確 認 需 要 の 急 増 により 爆 発 的 な 通 信 混 雑 が 発 生 した 場 合 に 移 動 式 の 通 信 処 理 機 能 を 緊 急 投 入 する 技 術 通 信 混 雑 状 況 のわかりやすい 情 報 提 供 技 術 や 広 域 から 余 力 のある 通 信 処 理 機 能 を 総 動 員 する 技 術 の 研 究 開 発 総 務 省 においては これら 研 究 開 発 を 着 実 に 推 進 するとともに その 成 果 の 普 及 に 努 めることが 求 められる 34 NTTドコモは 防 災 週 間 を 中 心 に 体 験 サービスを 実 施 した 際 に 更 なる 認 知 度 向 上 を 目 的 として メ ッセージ 配 信 サービスにより 体 験 サービスを 周 知 するといった 取 組 を 行 った 結 果 前 年 同 期 間 と 比 べ て 利 用 件 数 が 約 4 倍 に 増 加 したとしている 14

17 第 3 章 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 今 回 の 震 災 のように 基 地 局 収 容 局 や 伝 送 路 に 多 大 な 被 害 が 生 じた 場 合 におい ては 被 災 した 通 信 インフラの 迅 速 な 復 旧 を 図 るとともに 発 災 後 の 時 間 的 経 過 を 踏 まえ 被 災 地 や 避 難 場 所 等 のニーズに 即 した 通 信 手 段 や 緊 急 情 報 復 旧 状 況 等 の 迅 速 な 提 供 を 行 うことが 発 災 直 後 の 救 急 対 応 や 被 災 者 等 の 安 否 確 認 情 報 収 集 等 に 不 可 欠 となる したがって 今 後 同 様 の 大 規 模 災 害 等 が 発 生 した 場 合 において これらの 措 置 を 迅 速 に 行 うことが 可 能 となるよう 取 り 組 むことが 必 要 である 1. 被 災 した 通 信 設 備 の 応 急 復 旧 対 応 通 信 インフラは 災 害 時 の 救 急 活 動 や 安 否 確 認 自 治 体 の 災 害 対 策 本 部 での 業 務 運 営 などに 用 いられるため 発 災 後 の 通 信 手 段 の 確 保 は 極 めて 重 要 であり 通 信 設 備 が 被 災 した 場 合 には 速 やかにその 応 急 復 旧 対 応 を 行 うことが 必 要 である (1) 基 地 局 収 容 局 等 の 応 急 復 旧 の 在 り 方 35 今 回 の 震 災 では 携 帯 電 話 PHSの 基 地 局 は 合 計 約 2 万 9 千 局 が 機 能 停 止 し 通 信 ビル(NTT 東 日 本 )は 385ビルが 機 能 停 止 したところである 基 地 局 等 の 応 急 復 旧 対 応 として - 携 帯 事 業 者 は 既 存 基 地 局 の 大 ゾーン 化 移 動 基 地 局 や 小 型 基 地 局 (フェム トセル)の 設 置 等 を 実 施 し -NTT 東 日 本 は 屋 外 設 置 型 回 線 収 容 装 置 の 設 置 や 隣 接 ビルからの 他 局 収 容 ( 他 エリアからのケーブル 敷 設 やネットワーク 設 備 の 張 出 し) 等 を 実 施 したと ころである 関 係 事 業 者 においては 今 回 の 取 組 のうち 上 記 のような 取 組 をベストプラクティ スとして 共 有 するとともに 即 時 性 機 動 性 に 優 れた 移 動 基 地 局 等 の 更 なる 配 備 応 急 復 旧 体 制 に 係 る 情 報 提 供 ( 移 動 電 源 車 や 移 動 基 地 局 の 保 有 台 数 等 )などを 行 っているところであり 今 後 ともこれらの 取 組 を 進 めていくことが 必 要 である また 応 急 復 旧 に 要 する 機 材 の 設 置 配 備 を 含 む 安 全 信 頼 性 対 策 については 現 在 IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 すべきである 35 NTTドコモ6,720 局 KDDI3,680 局 ソフトバンクモバイル3,786 局 イー モバイル704 局 ウィ ルコム13,760 局 15

18 (2) 伝 送 路 の 応 急 復 旧 の 在 り 方 今 回 の 震 災 において NTT 東 日 本 では 架 空 ケーブルが6,300km( 沿 岸 部 ) 流 出 損 傷 し 中 継 伝 送 路 が90ルート 切 断 されるとともに 電 柱 が6.5 万 本 ( 沿 岸 部 ) 流 出 折 損 した この 結 果 アクセス 回 線 では 約 190 万 回 線 (うち KDDI ソフト バンクテレコム 分 が 約 40 万 回 線 )が 被 災 し サービス 断 が 生 じたところである NTT 東 日 本 の 伝 送 路 は 携 帯 事 業 者 等 の 基 地 局 と 交 換 機 の 間 の 伝 送 路 (エント ランス 回 線 )としても 使 用 されているため その 被 災 は 携 帯 事 業 者 等 の 伝 送 路 の 被 災 サービス 断 を 招 来 することにもなる NTT 東 日 本 は 瓦 礫 の 撤 去 電 柱 建 設 ケーブルの 敷 設 等 により 応 急 復 旧 を 行 ったほか 携 帯 事 業 者 は 衛 星 回 線 や 固 定 マイクロ 回 線 等 の 利 用 によりエントラ ンス 回 線 の 確 保 を 図 ったところである 関 係 事 業 者 においては 今 回 の 取 組 のうち 上 記 のような 取 組 をベストプラクティ スとして 共 有 するとともに 衛 星 エントランス 搭 載 移 動 基 地 局 車 や 可 搬 型 衛 星 基 3637 地 局 キットの 配 備 等 災 害 時 の 伝 送 路 確 保 に 有 効 な 衛 星 回 線 の 活 用 や 応 急 復 旧 体 制 に 係 る 情 報 提 供 などを 行 っているところであり 今 後 ともこれらの 取 組 を 進 めていくことが 必 要 である また 応 急 復 旧 に 要 する 機 材 の 設 置 配 備 を 含 む 安 全 信 頼 性 対 策 については 現 在 IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 すべきである (3) 緊 急 時 における 事 業 者 間 のネットワーク 共 用 連 携 の 在 り 方 携 帯 事 業 者 は 有 限 希 少 な 電 波 の 割 当 を 受 けてサービス 提 供 を 行 う 者 であるこ とから 自 ら 設 備 を 構 築 してサービス 提 供 することが 原 則 であるため 携 帯 事 業 者 が 自 ら 設 備 を 構 築 せずに ローミング 等 により 他 の 携 帯 事 業 者 のネットワー クを 利 用 してエリア 展 開 することは 適 当 でないとされている この 点 大 規 模 災 害 等 の 緊 急 時 において 通 信 設 備 が 被 災 した 場 合 は 移 動 基 地 局 の 数 にも 限 りがあり その 配 備 にも 一 定 の 時 間 を 要 することを 考 えると 携 帯 事 業 者 間 のローミング 制 度 を 整 備 することが 迅 速 に 通 信 手 段 を 確 保 する 観 点 から 必 要 との 意 見 を 示 している 事 業 者 もいる これに 対 し 各 事 業 者 が 平 時 から 災 害 に 強 いネットワークを 構 築 し 被 災 した 場 36 スカパーJSATによると 今 回 の 震 災 では 携 帯 事 業 者 防 衛 省 警 察 庁 放 送 事 業 者 電 力 会 社 鉄 道 会 社 等 から 自 社 の 衛 星 に 対 して 合 計 で 約 500MHzの 追 加 割 当 要 求 があった( 平 時 の 利 用 帯 域 は 約 2,000MHz) 37 UQコミュニケーションズは アクセス 回 線 に 衛 星 通 信 を 利 用 可 能 なWiMAX 基 地 局 の 開 発 を 検 討 中 としている 16

19 合 にはその 復 旧 にできる 限 り 早 期 に 取 り 組 むことが 適 当 であり また 災 害 時 に 応 急 復 旧 したネットワークでは 処 理 できる 通 信 量 が 少 ないため 他 事 業 者 との ローミングには 容 量 面 での 課 題 がある 等 の 意 見 が 示 されているところである このように 緊 急 時 における 携 帯 事 業 者 間 のローミングについては 被 災 者 等 の 通 信 手 段 確 保 といった 公 益 的 見 地 からの 有 効 性 は 否 定 されないが 他 方 その 実 現 には 課 題 があるとの 意 見 もあることから 当 事 者 間 の 協 議 を 通 じ これら 課 題 の 解 決 が 図 られるものであるかどうかを 注 視 すべきである 38 また 緊 急 通 報 (110 番 119 番 等 )に 限 定 したローミングについて 当 該 ローミ ングは 国 民 の 生 命 身 体 に 危 険 が 生 じた 場 合 の 最 低 限 の 通 信 手 段 を 確 保 する 観 点 から 有 効 と 考 えられ EUのほとんどの 国 でも 実 施 されている 状 況 にあるが 他 方 法 令 上 緊 急 機 関 から 発 信 者 に 呼 び 返 しできる 仕 組 み 等 が 必 須 である 39 等 の 課 題 がある このため 平 時 を 含 む 緊 急 通 報 に 限 定 したローミングの 早 期 の 実 現 に 向 けて 課 題 の 解 決 等 を 図 るため 電 気 通 信 事 業 者 を 中 心 とする 協 議 のための 場 を 早 急 に 設 け 検 討 を 行 うことが 適 当 である 40 (4) 関 係 行 政 機 関 やインフラ 機 関 との 情 報 共 有 連 携 今 回 の 震 災 では 被 災 した 通 信 設 備 の 応 急 復 旧 に 必 要 な 資 材 燃 料 や 人 員 等 が 確 保 できても 道 路 の 途 絶 や 交 通 規 制 等 により 輸 送 手 段 ルートが 確 保 できず 迅 速 な 応 急 復 旧 作 業 に 支 障 が 生 じたとの 意 見 が 多 数 の 事 業 者 から 示 された 輸 送 手 段 ルートの 確 保 については 国 自 治 体 等 の 関 係 行 政 機 関 やインフラ 機 関 において 災 害 時 における 通 信 インフラの 重 要 性 に 関 する 認 識 を 深 めるととも に これらの 機 関 と 関 係 事 業 者 の 間 で 平 時 も 含 めた 情 報 共 有 連 携 を 図 ること が 重 要 である 情 報 共 有 連 携 を 行 うことが 必 要 な 関 係 者 としては 内 閣 府 総 務 省 経 済 産 業 省 ( 資 源 エネルギー 庁 ) 国 土 交 通 省 警 察 庁 消 防 庁 自 衛 隊 自 治 体 等 が 考 えられる また 共 有 すべき 情 報 としては 避 難 場 所 自 治 体 緊 急 機 関 の 連 絡 窓 口 移 転 先 道 路 の 被 害 状 況 通 行 規 制 の 状 況 給 油 可 能 箇 所 必 要 な 物 資 等 に 関 する 情 報 が 考 えられ 国 や 自 治 体 から これらの 情 報 を 積 極 的 迅 速 に 提 38 情 報 通 信 審 議 会 の ブロードバンド 普 及 促 進 のための 環 境 整 備 の 在 り 方 についての 答 申 (2011 年 12 月 20 日 )においても 大 規 模 災 害 時 等 の 緊 急 時 におけるローミングについては ( 略 ) 現 時 点 においてその 義 務 化 を 行 うことは 適 当 ではなく 当 事 者 間 の 協 議 を 通 じ このような 課 題 の 解 決 が 図 られるものであるかどうかを 注 視 すべきである とされている 39 事 業 用 電 気 通 信 設 備 規 則 ( 昭 和 60 年 郵 政 省 令 30 号 ) 第 35 条 の20 第 2 項 において 携 帯 事 業 者 は 緊 急 通 報 を 受 信 した 端 末 設 備 から 通 信 の 終 了 を 表 す 信 号 が 送 出 されない 限 りその 通 話 を 継 続 する 機 能 又 は 警 察 機 関 等 に 送 信 した 電 気 通 信 番 号 による 呼 び 返 し 若 しくはこれに 準 ずる 機 能 を 有 すること が 義 務 付 けられている 40 上 記 の 情 報 通 信 審 議 会 答 申 においても 110 番 119 番 等 の 緊 急 通 報 に 限 定 したローミングの 早 期 の 実 現 に 向 け 接 続 ルール 答 申 に 掲 げられた 課 題 も 含 めて 検 討 を 行 う 場 を 早 急 に 設 けることが 適 当 である とされている 17

20 供 することが 望 ましい また 電 気 通 信 事 業 者 であれば 優 先 的 に 輸 送 手 段 が 確 保 可 能 な 仕 組 みの 構 築 等 についても 政 府 全 体 の 災 害 対 策 の 検 討 等 の 中 で 議 論 を 進 めることが 望 まし い このほか 関 係 事 業 者 より 次 のような 行 政 手 続 の 柔 軟 化 等 を 求 める 意 見 が 示 されているところである - 燃 料 搬 送 上 危 険 物 に 関 する 有 資 格 取 得 者 が 必 要 であるが 人 員 確 保 が 困 難 であったため 緊 急 時 の 燃 料 輸 送 に 関 して 緩 和 措 置 を 設 けるべき - 一 般 車 両 が 通 行 止 めの 場 合 であっても 道 路 通 行 が 可 能 となる 緊 急 通 行 車 両 の 制 度 は 物 資 の 迅 速 な 輸 送 に 有 効 であったが 手 続 に 時 間 を 要 する 等 の 課 題 があったため 緊 急 通 行 車 両 確 認 証 明 書 の 発 行 に 関 する 手 続 について 申 請 の 省 略 化 柔 軟 化 を 図 るべき - 通 行 禁 止 道 路 許 可 証 の 早 期 発 行 を 可 能 とすべき 総 務 省 は これらの 考 え 方 や 意 見 について 内 閣 府 や 制 度 所 管 省 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 今 後 防 災 関 係 法 令 の 改 正 が 見 込 まれていること 等 を 踏 まえ 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 への 反 映 等 その 実 現 に 向 けた 働 き かけを 積 極 的 に 行 っていくことが 求 められる 2. 被 災 地 や 避 難 場 所 等 における 通 信 手 段 の 確 保 提 供 等 (1) 発 災 後 の 時 間 的 経 過 を 踏 まえた 通 信 手 段 の 確 保 提 供 等 今 回 の 震 災 では 各 事 業 者 は 携 帯 電 話 端 末 衛 星 携 帯 端 末 の 無 償 貸 与 MC A 無 線 機 の 無 償 貸 与 特 設 公 衆 電 話 の 設 置 避 難 所 等 におけるインターネット 接 続 環 境 の 無 償 提 供 公 衆 無 線 LANエリアの 無 償 開 放 など 被 災 地 や 避 難 場 所 等 における 通 信 手 段 の 確 保 提 供 を 積 極 的 に 行 ったところである 発 災 直 後 は 安 否 確 認 や 復 旧 作 業 等 のために 衛 星 携 帯 電 話 等 の 音 声 通 話 手 段 のニーズが 高 かったが その 後 は 避 難 所 等 での 情 報 収 集 や 自 治 体 機 能 の 回 復 等 のために インターネット 接 続 環 境 のニーズが 高 くなった 41 このように 時 間 的 経 過 に 伴 い 求 められる 通 信 手 段 が 変 化 すること 等 を 踏 まえ て 通 信 手 段 の 確 保 提 供 を 迅 速 に 行 う 体 制 の 整 備 が 必 要 である この 点 につき 総 務 省 においては 平 成 23 年 度 第 1 次 補 正 予 算 等 により 衛 星 携 帯 電 話 (300 台 ) 等 を 調 達 し 被 災 自 治 体 等 への 無 償 貸 与 を 実 施 している また 紀 伊 半 島 を 中 心 に 甚 大 な 被 害 が 発 生 した 台 風 12 号 の 経 験 も 踏 まえ 希 望 する 41 情 報 通 信 の 在 り 方 に 関 する 調 査 研 究 によれば 情 報 収 集 手 段 として 発 災 直 後 から 津 波 情 報 の 収 集 時 には 放 送 型 の 手 段 の 利 用 率 が 高 く 避 難 後 には インターネットや 口 コミ 目 視 など 収 集 情 報 をユーザ 自 らが 選 択 でき 地 域 の 情 報 を 収 集 発 信 することが 可 能 なツールの 利 用 が 増 えている 18

21 自 治 体 等 への 速 やかな 貸 与 に 向 け これまでに 備 蓄 拠 点 の 拡 充 等 を 図 るととも に 当 該 自 治 体 等 への 搬 送 の 更 なる 迅 速 化 に 向 けた 関 係 機 関 との 検 討 調 整 を 行 っている 具 体 的 には 災 害 時 にも 高 い 物 資 輸 送 能 力 を 有 する 政 府 の 関 係 機 関 との 連 携 を 強 化 し その 被 災 地 への 派 遣 等 に 際 しては 当 該 地 方 の 総 合 通 信 局 がこれと 緊 密 に 連 携 することなどにより 衛 星 携 帯 電 話 の 被 災 地 への 迅 速 な 搬 送 等 を 目 指 しているところであり その 実 現 により 今 後 は 自 治 体 等 における 災 害 時 の 通 信 手 段 のニーズへの 速 やかな 対 応 を 図 っていくべきある 各 事 業 者 においては 今 回 の 取 組 をベストプラクティスとして 共 有 しつつ 衛 星 携 帯 電 話 の 配 備 避 難 所 への 特 設 公 衆 電 話 やインターネット 環 境 の 設 置 等 の 取 組 を 行 っており 今 後 ともこのような 取 組 を 進 めていくべきである さらに 東 日 本 大 震 災 においては 被 災 地 等 のニーズを 適 時 適 切 に 把 握 できな かったため 提 供 可 能 な 通 信 手 段 があっても 迅 速 に 提 供 できなかったとの 意 見 も 示 されたことから 被 災 地 の 需 要 と 事 業 者 側 の 供 給 が 適 切 にマッチングできる ように 国 や 関 係 自 治 体 等 との 情 報 共 有 連 携 を 行 う 体 制 の 整 備 も 必 要 である (2) 避 難 場 所 等 における 有 効 な 通 信 手 段 の 事 前 配 備 災 害 時 に 被 災 地 等 で 早 期 に 通 信 手 段 を 確 保 するためには 発 災 後 に 必 要 な 通 信 手 段 を 提 供 するだけでなく 避 難 場 所 として 想 定 される 場 所 や 重 要 拠 点 ( 自 治 体 施 設 等 )には あらかじめ 必 要 な 通 信 手 段 を 整 備 することも 重 要 である この 点 今 回 の 震 災 では 公 衆 電 話 無 線 LAN 衛 星 端 末 等 が 有 効 な 通 信 手 段 として 機 能 したと 考 えられる 特 に 公 衆 電 話 は 全 数 が 災 害 時 優 先 電 話 として 扱 われており 今 回 の 震 災 にお いて 首 都 圏 で 生 じた 帰 宅 困 難 者 の 通 信 手 段 としても 重 要 な 役 割 を 果 たしたこと 等 を 踏 まえ 現 在 情 報 通 信 審 議 会 電 気 通 信 事 業 政 策 部 会 において 災 害 等 緊 急 時 における 有 効 な 通 信 手 段 としての 公 衆 電 話 の 在 り 方 についての 検 討 を 行 って いるところであり 関 係 主 体 においてはその 検 討 結 果 を 踏 まえ 必 要 な 取 組 を 進 めていくべきである また 震 災 時 に 有 効 に 機 能 した 無 線 LANについては 避 難 情 報 を 含 む 地 域 情 報 等 の 通 信 手 段 として 重 要 であることから 国 等 がこうした 災 害 に 強 い 無 線 システ ムをはじめとする 情 報 通 信 ネットワークを 地 域 の 特 性 に 応 じて 整 備 展 開 した 地 域 づくりを 支 援 することが 適 当 である この 点 につき 総 務 省 では 平 成 24 年 度 予 算 案 において ICTを 活 用 した 新 た な 街 づくり 実 現 のための 環 境 整 備 42 を 計 画 しており これにより 災 害 に 強 い 無 42 安 全 快 適 で 環 境 にやさしい 新 しい 街 づくりに 寄 与 するICT(センサーネットワーク 技 術 クラウドサ ービス 技 術 ワイヤレスネットワーク 技 術 等 )を 組 み 合 わせて 新 しい 街 づくりに 最 適 なICTシステムの 開 発 及 び 実 証 を 行 うもの 19

22 線 システムを 整 備 展 開 した 街 づくり 携 帯 電 話 が 使 えなくても 災 害 情 報 等 を 迅 速 確 実 に 受 信 できる 街 づくり 等 を 目 指 すこととしている このほか 災 害 時 における 避 難 所 等 としての 役 割 を 果 たしている 多 くの 学 校 施 設 において 平 時 に 授 業 で 使 うICT 環 境 を 災 害 時 には 緊 急 避 難 的 対 応 の 代 替 方 策 として 設 定 変 更 等 必 要 な 作 業 があるものの 安 否 確 認 をはじめとした 情 報 収 集 等 に 活 用 することが 可 能 と 考 えられる この 点 につき 総 務 省 においては 平 成 22 年 度 より 教 育 分 野 におけるICTの 効 果 的 な 利 活 用 を 促 進 するため フューチャースクール 推 進 事 業 を 実 施 してい る 同 事 業 の 中 で 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえ 学 校 施 設 に 整 備 されたICT 環 境 の 災 害 時 における 効 果 的 な 利 活 用 方 法 や その 実 現 に 向 けて 対 策 が 求 められる 課 題 等 についても 検 討 を 行 う 予 定 となっている 衛 星 携 帯 電 話 については 前 述 の 総 務 省 における 取 組 のほか 内 閣 府 において 平 成 23 年 度 予 算 等 により 自 治 体 が 衛 星 携 帯 電 話 を 購 入 する 際 に 支 援 を 行 う 地 域 防 災 力 向 上 支 援 事 業 43 を 実 施 している これら 国 等 による 取 組 のほか 電 気 通 信 事 業 者 においても 避 難 所 への 特 設 公 衆 電 話 やインターネット 環 境 の 設 置 コンビニ 店 舗 における 事 前 の 非 常 用 電 話 の 設 置 等 の 取 組 を 実 施 しているところである また 衛 星 通 信 ネットワークの 強 化 44 のため 総 務 省 では 平 成 24 年 度 予 算 案 に おいて ニーズに 応 じた 衛 星 通 信 の 回 線 確 保 を 円 滑 に 図 るため 地 球 局 が 衛 星 を 選 ばず どの 衛 星 とも 通 信 可 能 とするための 災 害 時 に 有 効 な 衛 星 通 信 ネット ワークの 研 究 開 発 を 計 画 している 衛 星 通 信 事 業 者 においても 衛 星 回 線 の 管 理 を 行 う 管 制 センターの 設 備 増 強 やバックアップ 設 備 の 拡 充 等 の 対 応 を 実 施 し ている このように 防 災 拠 点 におけるICT 環 境 の 一 体 的 整 備 衛 星 携 帯 電 話 の 配 備 促 45 進 国 等 による 迅 速 な 衛 星 端 末 等 の 貸 与 衛 星 通 信 ネットワークの 強 化 などを 引 き 続 き 進 めていくことが 求 められる さらに 避 難 場 所 として 想 定 される 場 所 等 には 停 電 時 でも 通 信 手 段 の 利 用 に 必 要 な 電 源 が 確 保 できるように 商 用 電 源 とは 別 の 電 源 を 確 保 することが 重 要 と なる この 点 については 内 閣 府 の 地 域 防 災 力 向 上 支 援 事 業 において 衛 星 携 帯 電 話 本 体 に 加 え 衛 星 携 帯 電 話 のバッテリーを 充 電 する 非 常 用 発 電 機 を 自 治 体 43 補 助 率 は1/2であり 国 費 175 千 円 を 上 限 としている 44 衛 星 通 信 ネットワークについては 例 えば 後 述 の 非 常 通 信 協 議 会 の 見 直 しにおいても 国 - 県 - 市 町 村 等 の 間 の 非 常 通 信 ルート の 一 つとして 衛 星 携 帯 電 話 や 衛 星 回 線 等 の 確 保 等 の 取 組 の 推 進 等 が 挙 げられているところであり このような 現 行 の 技 術 による 取 組 の 一 層 の 推 進 や 衛 星 の 更 なる 有 効 活 用 の 在 り 方 についての 議 論 を 深 めることも 重 要 である 45 衛 星 携 帯 電 話 の 配 備 促 進 に 向 け 新 たな 衛 星 携 帯 電 話 サービスの 技 術 基 準 の 整 備 などを 行 うこと も 重 要 である 20

23 が 購 入 する 際 に 支 援 を 行 うものとなっており このような 施 策 を 通 じ 避 難 場 所 等 における 電 源 の 確 保 が 図 られることが 望 ましい 3. 電 源 の 安 定 的 な 確 保 (1) 通 信 設 備 の 種 類 規 模 等 に 応 じた 非 常 用 電 源 確 保 ( 燃 料 確 保 を 含 む)の 在 り 方 現 在 通 信 設 備 ( 事 業 用 電 気 通 信 回 線 設 備 )については 停 電 対 策 として 自 家 用 発 電 機 又 はバッテリー( 交 換 機 にあっては 自 家 用 発 電 機 及 びバッテリー)の 設 置 が 義 務 付 けられている( 事 業 用 電 気 通 信 設 備 規 則 第 11 条 ) 当 該 バッテリー 等 の 設 置 義 務 には 持 続 時 間 の 定 めはないが 今 回 の 震 災 では 停 電 が 長 時 間 広 範 囲 に 及 んだため 被 災 を 免 れた 通 信 設 備 も バッテリーや 自 家 用 発 電 機 の 燃 料 の 枯 渇 により 電 力 供 給 が 困 難 となり サービス 提 供 を 停 止 した 46 今 回 の 震 災 を 踏 まえると バッテリー 等 が 一 定 の 長 さの 停 電 にも 耐 えうるように 設 置 することが 求 められるところであるが 他 方 全 ての 通 信 設 備 が どのような 長 時 間 の 停 電 にも 耐 えうるようにバッテリー 等 を 設 置 することは 費 用 負 担 等 の 面 から 現 実 的 ではない この 点 各 事 業 者 は 今 回 の 震 災 を 踏 まえ 自 家 用 発 電 機 の 設 置 による 基 地 局 の 無 停 電 化 やバッテリーの 長 時 間 化 を 推 進 又 は 検 討 予 定 としている(NTTドコモ KDDI ソフトバンクモバイルとも それぞれ 全 国 で2,000カ 所 程 度 の 携 帯 基 地 局 で24 時 間 以 上 稼 働 が 可 能 なバッテリー 等 を 配 備 予 定 )ことから 各 事 業 者 に おいてこれら 取 組 を 進 めることが 望 ましい 総 務 省 においても 停 電 対 策 を 含 む 安 全 信 頼 性 対 策 については 現 在 IPネッ トワーク 設 備 委 員 会 において 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 すべきである また 今 回 の 震 災 では 軽 油 重 油 ガソリン エンジンオイルといった 自 家 用 発 電 機 等 の 燃 料 確 保 輸 送 が 課 題 となったため 今 後 の 同 様 の 災 害 に 備 えた 体 制 整 備 が 必 要 である この 点 につき 民 - 民 間 の 連 携 として 各 電 気 通 信 事 業 者 と 石 油 会 社 との 間 の 優 先 給 油 契 約 等 の 締 結 等 の 連 携 強 化 を 進 めていくことが 望 ましい 同 時 に 燃 料 確 保 輸 送 に 関 する 行 政 機 関 との 連 携 については 次 のような 取 組 を 求 める 意 見 が 示 されたところである - 緊 急 時 の 燃 料 の 確 保 輸 送 に 関 するルール 体 制 の 確 立 - 国 家 レベルでの 燃 料 確 保 と 業 界 への 割 当 て - 通 行 禁 止 道 路 通 行 許 可 証 所 有 車 両 等 の 復 旧 に 係 る 車 両 への 優 先 給 油 や 当 46 NTTドコモでは サービス 停 止 局 の85% NTT 東 日 本 では 機 能 停 止 した 通 信 ビルの 約 80%は 停 電 による 電 源 枯 渇 が 原 因 21

24 該 給 油 を 行 う 場 所 の 事 前 の 公 開 - 発 電 発 動 設 備 の 電 気 事 業 法 の 非 常 用 予 備 電 源 としての 取 扱 い - 関 係 行 政 機 関 への 情 報 伝 達 の 効 率 化 - 自 治 体 と 石 油 業 界 団 体 との 間 における 供 給 協 定 の 締 結 これらの 意 見 について 内 閣 府 や 制 度 所 管 省 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 今 後 防 災 関 係 法 令 の 改 正 が 見 込 まれていること 等 を 踏 まえ 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 への 反 映 等 その 実 現 に 向 けた 働 きかけを 積 極 的 に 行 っていくことが 求 められる 加 えて 今 回 の 震 災 と 同 様 に 停 電 が 長 時 間 化 する 場 合 には バッテリーや 自 家 用 発 電 機 の 燃 料 の 枯 渇 は 避 けられないことから 国 においては 今 回 の 震 災 を 踏 まえて 移 動 電 源 車 を 新 たに10 台 配 備 47 することとしているとともに 各 事 業 者 においても 移 動 電 源 車 数 の 増 加 に 努 めているところであり このような 取 組 を 引 き 続 き 進 めていくべきである (2) 固 定 電 話 端 末 の 停 電 時 の 利 用 可 否 に 関 する 利 用 者 周 知 バッテリー 内 蔵 端 末 の 普 及 促 進 メタル 回 線 で 単 機 能 固 定 電 話 端 末 では 可 能 であった 局 給 電 48 による 通 話 が アク セス 回 線 の 光 化 の 進 展 や 多 機 能 固 定 電 話 端 末 の 普 及 によって 停 電 時 に 不 可 能 となる 場 合 がある 現 在 電 気 通 信 事 業 者 は 緊 急 通 報 が 停 電 時 に 不 可 能 となることがある 場 合 に は 契 約 時 に その 旨 を 利 用 者 に 説 明 することが 必 要 とされている( 電 気 通 信 事 業 法 の 消 費 者 保 護 ルールに 関 するガイドライン)が 利 用 者 は 家 庭 等 に 設 置 さ れている 自 分 の 端 末 が 停 電 時 に 局 給 電 による 通 話 が 可 能 のものかについて 必 ずしも 把 握 していない 状 況 にある 49 このため 電 気 通 信 事 業 者 メーカー 等 においては 関 係 機 関 と 連 携 し 利 用 者 が 自 ら 購 入 設 置 した 固 定 電 話 端 末 が 局 給 電 による 通 話 が 可 能 であるものか 否 かを 確 認 できるように 分 かりやすく 周 知 するなどの 所 要 の 措 置 を 速 やかに 講 じ ることが 適 当 である また 局 給 電 による 通 話 が 可 能 でない 端 末 については 停 電 時 にも 一 定 時 間 通 話 が 可 能 となるように バッテリー 内 蔵 型 端 末 やバックアップ 電 源 等 の 普 及 促 進 に 努 めることが 適 当 である 47 平 成 23 年 度 第 1 次 補 正 予 算 で 措 置 48 局 給 電 とは 電 話 局 の 加 入 者 交 換 機 から 電 話 回 線 を 通 じ 電 話 機 が 動 作 するための 電 力 を 供 給 す る 機 能 である この 機 能 により 停 電 時 においても 通 話 を 行 うことが 可 能 となる 49 通 信 状 況 に 関 するアンケート 調 査 によれば 停 電 時 に 家 庭 用 固 定 電 話 機 等 が 利 用 できなくなる のを 知 っていたかという 点 について 震 災 前 から 知 っていたと 回 答 した 人 の 割 合 は 約 56% 震 災 後 に 知 ったと 回 答 した 人 の 割 合 は 約 14%となっている 22

25 これらの 点 につき 一 般 社 団 法 人 情 報 通 信 ネットワーク 産 業 協 会 (CIAJ) TCA 及 び 一 部 の 電 気 通 信 事 業 者 メーカ 等 においては 既 に 停 電 時 に 使 用 できない 端 末 についての 周 知 や 停 電 時 に 使 用 可 能 とする 方 法 としてバックアップ 電 源 の 設 置 があることについての 周 知 を 行 っているところである このほか CIAJの 停 電 対 応 検 討 WGでは TCA 等 関 係 機 関 の 協 力 を 得 ながら 各 種 通 信 端 末 の 消 費 電 力 停 電 対 策 に 関 する 調 査 を 実 施 しているところである この 取 組 において 整 理 される 停 電 時 の 対 応 方 策 等 も 参 考 にしつつ 関 係 事 業 者 が 連 携 して 取 組 を 進 めていくべきである (3)メーカー 等 における 設 備 端 末 の 省 電 力 化 バッテリーの 軽 量 化 長 寿 命 化 等 大 規 模 災 害 時 等 には 長 時 間 にわたり 停 電 が 続 くことがあるため バッテリーや 自 家 用 発 電 機 の 燃 料 が 枯 渇 することが 不 可 避 であるが その 場 合 でも バッテリ ー 等 が 枯 渇 する 事 態 が 生 じることをできる 限 り 回 避 することが 必 要 である このため メーカー 等 においては 通 信 設 備 端 末 の 省 電 力 化 やバッテリーの 軽 量 化 長 寿 命 化 等 に 取 り 組 むことが 適 当 である この 点 につき NTTドコモは エコ 発 電 の 活 用 ピーク 電 力 の 削 減 等 を 内 容 とす る 次 世 代 グリーン 基 地 局 構 想 に2012 年 度 より 取 り 組 むこととしている また K DDIは 太 陽 光 パネルで 発 電 された 電 力 深 夜 電 力 により 蓄 電 池 に 充 電 された 電 力 商 用 電 力 の3つを 制 御 して 利 用 するトライブリッド 基 地 局 などの 推 進 を 含 めて 検 討 していくこととしているほか イー アクセスは 太 陽 光 発 電 を 用 いた 自 然 エネルギーでの 電 源 確 保 実 現 に 向 けて 実 証 実 験 を 進 めていくこととしている さらに 前 述 のとおりCIAJの 停 電 対 応 検 討 WGにおいては 通 信 端 末 の 省 電 力 化 やバッテリーの 軽 量 化 長 寿 命 化 についても 検 討 を 行 っている これらを 踏 まえつつ 引 き 続 き 関 係 事 業 者 において 取 組 を 進 めていくべきであ る 4. 緊 急 情 報 や 被 災 状 況 等 の 情 報 提 供 (1) 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メールの 有 効 活 用 災 害 時 には 緊 急 情 報 ( 地 震 津 波 等 ) 各 種 ライフライン( 電 力 ガス 水 道 等 )の 停 止 復 旧 状 況 生 活 情 報 など 多 種 多 様 な 情 報 の 適 時 適 切 な 提 供 が 必 要 とな る 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メールは 一 斉 同 報 機 能 を 有 し 災 害 時 の 情 報 提 供 手 段 と して 効 果 的 であり 利 用 者 からも 緊 急 地 震 速 報 以 外 の 情 報 の 提 供 充 実 など その 有 効 活 用 が 求 められているところである 23

26 緊 急 速 報 メールの 有 効 活 用 としては 提 供 事 業 者 数 の 増 加 と 提 供 内 容 の 多 様 化 が 考 えられる この 点 現 在 緊 急 地 震 速 報 以 外 の 緊 急 速 報 メールを 提 供 可 能 であるのは NT Tドコモのみであるが KDDI ソフトバンクともに 2012 年 春 の 導 入 を 予 定 して いるため 提 供 事 業 者 数 の 増 加 が 見 込 まれるところである 複 数 事 業 者 が 緊 急 速 報 メールを 提 供 する 場 合 自 治 体 等 が 事 業 者 ごとに 情 報 提 供 が 必 要 となると 繁 忙 を 極 める 緊 急 時 には 煩 瑣 であり 結 果 として 利 用 者 への 迅 速 な 情 報 提 供 に 支 障 が 生 じることとなる このため 1 回 の 入 力 作 業 で 複 数 の 事 業 者 に 情 報 提 供 が 可 能 となるように 関 係 事 業 者 においては 公 共 情 報 コモンズ 50 の 利 用 などを 含 め 関 係 者 間 の 連 携 を 図 ることが 適 当 であり 現 在 事 業 者 間 においてインタフェースの 共 通 化 に 向 けた 協 議 が 行 われている また 提 供 内 容 の 多 様 化 については NTTドコモは 気 象 庁 から 配 信 される 津 波 警 報 大 津 波 警 報 の 追 加 51 や 更 に 自 治 体 の 要 望 を 踏 まえた 項 目 ( 大 規 模 な 突 発 的 な 停 電 情 報 救 援 活 動 の 情 報 帰 宅 困 難 者 向 けの 情 報 伝 達 救 援 物 資 配 給 に 関 する 配 備 情 報 災 害 発 生 で 被 災 した 電 気 水 道 等 の 復 旧 及 び 復 旧 予 定 情 報 )の 追 加 を 行 うこととしている 5253 各 事 業 者 においては 緊 急 速 報 メールの 有 効 性 に 鑑 み 自 治 体 等 の 要 望 を 踏 ま えつつ 提 供 内 容 の 多 様 化 に 取 り 組 むことが 適 当 である この 点 につき 総 務 省 では 平 成 23 年 度 第 3 次 補 正 予 算 及 び 平 成 24 年 度 予 算 案 において 被 災 地 域 情 報 化 推 進 事 業 に 取 り 組 むこととしており これにより 住 民 に 提 供 すべき 情 報 が 携 帯 電 話 やコミュニティFM 緊 急 速 報 メール 等 の 多 様 な 情 報 通 信 手 段 を 通 じて 一 括 して 地 域 住 民 に 確 実 に 伝 達 されるような 防 災 情 報 伝 達 システムを 確 立 することとしている (2) 復 旧 エリアマップの 充 実 改 善 50 災 害 などの 住 民 の 安 心 安 全 に 関 わる 情 報 を 迅 速 かつ 効 率 的 に 伝 達 することを 目 的 とした 情 報 流 通 基 盤 ( 財 団 法 人 マルチメディア 振 興 センターが 運 営 ) 緊 急 性 の 高 い 情 報 も 公 共 情 報 コモンズへ の1 回 の 入 力 作 業 で 様 々なメディアに 対 して 配 信 可 能 であり 迅 速 かつ 確 実 な 情 報 伝 達 が 可 能 51 津 波 注 意 報 津 波 警 報 大 津 波 警 報 は 従 来 からも 自 治 体 からの 要 望 があれば 配 信 可 能 今 回 検 討 している 津 波 警 報 大 津 波 警 報 の 追 加 は 自 治 体 の 要 望 にかかわらず 気 象 庁 からの 配 信 が あれば 該 当 地 域 に 当 該 警 報 を 配 信 しようとするもの 52 従 来 の 配 信 可 能 項 目 は 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 警 戒 区 域 情 報 津 波 注 意 報 津 波 警 報 大 津 波 警 報 噴 火 警 報 指 定 河 川 洪 水 警 報 土 砂 災 害 警 報 情 報 東 海 地 震 予 知 情 報 弾 道 ミ サイル 情 報 航 空 攻 撃 情 報 ゲリラ/ 特 殊 部 隊 攻 撃 情 報 大 規 模 テロ 情 報 の15 項 目 上 記 の 自 治 体 からの 要 望 を 踏 まえた 項 目 については 避 難 準 備 情 報 に 含 まれる 情 報 として 運 用 することとしてい る 53 このほか NTTドコモにおいては 本 年 7 月 より 国 自 治 体 が 災 害 避 難 情 報 を 緊 急 速 報 メールで 配 信 する 際 の 料 金 を 無 料 としている 24

27 今 回 の 震 災 では 通 信 設 備 の 被 災 等 によるサービスの 中 断 と 復 旧 状 況 等 につ いて 各 事 業 者 は Web 上 の 復 旧 エリアマップで 公 開 提 供 をしたところである 復 旧 エリアマップは NTTドコモでは 開 始 10 日 間 で 約 20 万 アクセスがあったよ うに 利 用 者 ニーズが 高 いと 考 えられることから 各 事 業 者 においては 今 後 の 震 災 に 備 えて 発 災 後 の 立 上 げ 期 間 の 短 縮 化 提 供 情 報 の 多 様 化 視 認 性 更 改 頻 度 の 向 上 など その 充 実 改 善 に 取 り 組 むことが 適 当 である この 点 につき 各 電 気 通 信 事 業 者 において 復 旧 エリアマップをはじめとする 災 害 用 コンテンツの 速 やかな 掲 載 を 可 能 とする 体 制 の 整 備 コンテンツの 充 実 やそ の 検 討 が 行 われており 引 き 続 きこのような 取 組 を 進 めていくべきである (3) 安 否 確 認 サービス 等 の 高 度 化 ( 携 帯 電 話 の 位 置 情 報 等 の 活 用 等 ) 今 回 の 震 災 では 1 万 人 を 超 える 行 方 不 明 者 が 生 じたところであり 安 否 確 認 手 段 の 高 度 化 等 を 図 る 観 点 から 通 信 インフラの 活 用 も 求 められるところである この 点 携 帯 電 話 は ほぼ1 人 1 台 普 及 した 生 活 必 需 品 であり 所 有 者 が 携 帯 し ていることが 常 であると 考 えられ 携 帯 電 話 を 所 持 する 者 の 位 置 情 報 発 信 者 の 位 置 を 示 す 情 報 ( 基 地 局 情 報 GPS 情 報 等 により 把 握 されるもの 以 下 位 置 情 報 等 という )を 活 用 すれば 所 有 者 の 位 置 を 把 握 できる 可 能 性 があり 安 否 確 認 の 迅 速 化 等 が 図 られることが 期 待 される このため 携 帯 電 話 の 位 置 情 報 等 を 安 否 確 認 等 に 活 用 することは 有 効 と 考 えら れるが 他 方 所 有 者 の 位 置 情 報 等 は 通 信 の 秘 密 に 属 する 事 項 や 個 人 情 報 に 該 当 し 得 るものであるため 安 否 確 認 等 への 活 用 に 際 しては 所 有 者 のこれらの 権 利 を 尊 重 することが 必 要 となる したがって 携 帯 電 話 の 位 置 情 報 等 の 安 否 確 認 等 への 活 用 については 通 信 の 秘 密 個 人 情 報 プライバシー 等 を 十 分 尊 重 するとともに 既 に 実 用 化 されてい る 位 置 情 報 サービスの 活 用 を 視 野 に 入 れて 関 係 事 業 者 間 で 具 体 的 なサービス 内 容 について 検 討 を 行 うことが 必 要 である また 関 係 事 業 者 が 具 体 的 サー ビス 内 容 の 検 討 を 進 める 際 には 国 は 関 係 事 業 者 を 積 極 的 に 支 援 することが 必 要 である この 点 につき 一 部 の 携 帯 事 業 者 は 既 に 実 用 化 されている 位 置 情 報 サービス の 普 及 等 による 対 応 を 検 討 した 結 果 災 害 時 にも 利 用 し 得 ると 判 断 し 当 該 位 置 情 報 サービスの 災 害 時 における 利 用 に 関 する 普 及 啓 発 等 を 進 めている また 当 該 事 業 者 は 利 用 者 を 識 別 できないように 携 帯 電 話 の 位 置 情 報 等 を 処 理 して 作 成 した 人 口 統 計 を 防 災 計 画 等 に 活 用 する 取 組 を 行 っており その 更 なる 展 開 を 検 討 中 である なお 前 述 した 災 害 用 伝 言 サービス 間 の 相 互 連 携 は 輻 輳 対 策 だけでなく 横 断 的 一 括 検 索 が 可 能 となることによって 安 否 確 認 の 迅 速 化 が 期 待 できることから 25

28 当 該 観 点 からも TCAの 安 全 信 頼 性 協 議 会 における 検 討 の 結 果 を 踏 まえ 早 期 に 実 現 することが 適 当 である (4) 高 齢 者 等 向 けの 簡 易 端 末 など 情 報 リテラシーやアクセシビリティに 配 慮 した 情 報 提 供 の 在 り 方 被 災 地 や 避 難 場 所 の 高 齢 者 や 障 害 者 等 には 普 及 している 通 信 サービス 機 器 の 使 用 に 不 慣 れな 者 や 使 用 が 困 難 な 者 もいると 考 えられることから 緊 急 時 に 必 要 な 情 報 の 提 供 を 誰 もが 的 確 に 受 けられるようにするため 簡 易 で 使 いやす い 端 末 の 開 発 提 供 等 に 努 めることが 適 当 である また 災 害 時 には 多 様 な 通 信 手 段 を 活 用 して 自 ら 必 要 な 情 報 を 入 手 できるこ とが 望 ましいことから 災 害 時 に 有 効 な 通 信 手 段 については 平 時 から 個 々 人 によって 情 報 リテラシーやアクセシビリティに 差 異 があることにも 留 意 して 周 知 啓 発 を 行 うとともに 利 用 者 に 対 し 情 報 リテラシーの 涵 養 に 努 めるよう 促 す ことが 適 当 である この 点 につき 前 述 のとおり 総 務 省 においては 災 害 用 伝 言 サービスやメール の 積 極 的 活 用 等 について 本 年 8 月 に 報 道 発 表 や 政 府 広 報 のラジオ 番 組 におけ る 広 報 を 実 施 したほか 11 月 には 政 府 広 報 の 一 環 として 視 覚 障 害 者 向 け 音 声 広 報 CDを 発 行 したところである 関 係 事 業 者 においても 使 いやすい 端 末 の 開 発 提 供 等 災 害 用 伝 言 サービス の 周 知 啓 発 等 に 取 り 組 んでおり 引 き 続 き 積 極 的 に 取 り 組 むべきである 26

29 第 4 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワークインフラの 在 り 方 1.ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 今 回 の 震 災 では 被 災 エリアが 広 範 囲 に 及 ぶとともに 津 波 による 局 舎 の 流 出 損 壊 や 長 時 間 の 停 電 によるサービス 停 止 など 従 来 の 想 定 を 超 えた 被 害 が 発 生 した 今 後 同 様 の 大 規 模 災 害 の 発 生 等 を 想 定 すると 今 回 の 震 災 を 踏 まえたネットワー クの 耐 災 害 性 の 向 上 が 必 要 である (1)ネットワークの 安 全 信 頼 性 確 保 の 在 り 方 現 行 の 事 業 用 電 気 通 信 設 備 規 則 においては 耐 震 対 策 や 防 火 対 策 など ネット ワークの 安 全 信 頼 性 確 保 に 関 する 一 定 の 技 術 基 準 が 定 められている しかし 今 回 の 震 災 では 津 波 や 長 時 間 停 電 など 従 来 の 想 定 を 超 えた 事 象 が 発 生 したため 基 地 局 収 容 局 や 伝 送 路 に 多 大 な 被 害 が 生 じたところである 災 害 時 において 通 信 インフラが 重 要 な 役 割 を 期 待 される 中 で 今 後 の 大 規 模 災 害 等 の 発 生 を 想 定 すると 通 信 手 段 の 安 定 的 な 提 供 を 確 保 する 観 点 から ネ ットワークの 耐 災 害 性 を 高 めることが 必 要 である この 点 今 回 の 震 災 を 踏 まえ 大 ゾーン 基 地 局 の 全 国 設 置 や 伝 送 路 の 多 ルート 化 など 各 事 業 者 は ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 のための 取 組 を 予 定 又 は 検 討 しているところである このような 事 業 者 の 動 向 等 を 踏 まえつつ ネットワークの 安 全 性 信 頼 性 確 保 の 在 り 方 について 上 記 技 術 基 準 の 在 り 方 を 含 め 現 在 IPネットワーク 設 備 委 員 会 に おいて 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 すべきである (2) 自 治 体 電 線 共 同 溝 等 の 導 入 促 進 今 回 の 震 災 では 津 波 により 多 数 の 架 空 ケーブルや 電 柱 等 が 被 災 し 通 信 サ ービスの 途 絶 の 原 因 となったことから ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 を 図 る 観 点 からは 津 波 対 策 も 重 要 な 視 点 となる この 点 今 回 の 震 災 では 地 中 化 された 伝 送 路 は それ 以 外 の 伝 送 路 よりも 津 波 による 被 害 が 少 なかったことから 伝 送 路 の 地 中 化 は 津 波 対 策 の 観 点 から 有 効 な 手 段 と 考 えられる また 今 回 の 震 災 において 関 東 地 方 から 東 北 地 方 にわたる 広 範 囲 で 発 生 した 液 状 化 や 阪 神 淡 路 大 震 災 において 被 害 を 甚 大 なものとした 火 災 への 対 策 という 27

30 観 点 からも 伝 送 路 の 地 中 化 は 有 効 であると 考 えられる このため 伝 送 路 の 地 中 化 を 図 り ネットワークの 耐 災 害 性 を 強 化 する 観 点 から 自 治 体 電 線 共 同 溝 等 の 導 入 を 促 進 すべきである この 点 につき 国 土 交 通 省 の 無 電 柱 化 に 係 るガイドライン (2010 年 2 月 )にお いては 電 線 類 の 地 中 化 等 の 無 電 柱 化 を 進 める 54 に 当 たり 全 国 10ブロックごと の 道 路 管 理 者 電 線 管 理 者 地 方 公 共 団 体 等 の 関 係 者 で 構 成 される 地 方 ブロッ ク 無 電 柱 化 協 議 会 において 構 成 員 の 意 見 を 十 分 反 映 した 協 議 により 実 施 予 定 箇 所 の 計 画 を 取 りまとめ 円 滑 に 進 めることとされており 総 務 省 において 同 協 議 会 への 働 きかけを 進 めていくことが 望 ましい (3) 被 災 地 の 復 興 計 画 に 合 わせたインフラ 整 備 ネットワークの 耐 災 害 性 を 高 める 観 点 からは 電 話 網 や 携 帯 電 話 網 等 の 冗 長 化 を 図 るとともに 衛 星 回 線 や 無 線 LANなど 多 様 なネットワークを 用 意 しておくこ とが 必 要 である このため 被 災 地 における 復 興 計 画 に 合 わせて 耐 災 害 性 のある 通 信 インフラを 多 様 な 形 で 確 保 するような 拠 点 整 備 を 推 進 することが 必 要 である 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 における 復 興 計 画 ( 案 段 階 のものを 含 む )の 中 で 岩 手 県 宮 城 県 及 び 福 島 県 と これら3 県 の 多 数 の 市 町 村 において 災 害 に 強 い 情 報 通 信 ネットワークの 構 築 等 について 記 載 しているところである 総 務 省 では 平 成 23 年 度 第 3 次 補 正 予 算 及 び 平 成 24 年 度 予 算 案 において 東 日 本 大 震 災 で 被 災 した 地 方 公 共 団 体 が 抱 える 課 題 について 当 該 地 方 公 共 団 体 がICTを 活 用 して 効 率 的 効 果 的 に 解 決 する 取 組 に 対 して 補 助 金 を 交 付 する ことによる 支 援 を 行 う 被 災 地 域 情 報 化 推 進 事 業 を 計 画 中 であり これら 支 援 策 により 被 災 地 における 災 害 時 の 対 応 を 念 頭 に 置 いた 災 害 に 強 いICT 利 活 用 基 盤 の 整 備 等 を 推 進 することが 求 められる (4)ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 のための 研 究 開 発 今 回 の 震 災 を 踏 まえると 地 震 津 波 等 の 大 規 模 災 害 やそれに 伴 う 長 時 間 停 電 等 が 生 じても ネットワークの 継 続 的 な 稼 働 が 確 保 できるように ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 のための 研 究 開 発 を 行 うことが 必 要 である 具 体 的 には 以 下 のような 事 項 に 取 り 組 むことが 適 当 である - 災 害 により 通 信 インフラが 損 壊 した 場 合 に 可 搬 型 高 機 能 無 線 局 等 が 直 ちに ネットワークを 構 成 し 被 災 地 や 自 治 体 庁 舎 避 難 所 病 院 等 でのサービスを 54 電 線 類 の 地 中 化 に 関 する 国 の 支 援 策 としては 国 土 交 通 省 の 社 会 資 本 整 備 総 合 交 付 金 等 が 存 在 する 28

31 迅 速 に 確 保 する 技 術 の 開 発 を 行 うこと -また 携 帯 電 話 無 線 LAN 等 の 無 線 システムを 活 用 して 被 災 地 において 確 実 な 緊 急 警 報 ( 津 波 等 )の 伝 達 を 可 能 とするシステムの 開 発 を 行 い 余 震 高 波 等 の 新 たな 災 害 の 可 能 性 を 視 野 に 入 れながら 被 災 地 で 実 証 運 用 すること -さらに 災 害 によって 商 用 電 源 の 断 が 生 じても 通 信 インフラの 継 続 的 な 稼 働 を 可 能 とするための 電 源 制 御 システムの 開 発 を 行 うこと これらを 踏 まえ 総 務 省 においては 次 の 事 項 について 研 究 開 発 等 に 取 り 組 むこ ととしている 平 成 23 年 度 第 3 次 補 正 予 算 - 情 報 通 信 ネットワークの 耐 災 害 性 強 化 のための 研 究 開 発 ( 通 信 インフラ 等 が 地 震 余 震 津 波 等 で 損 壊 した 場 合 でも 直 ちに 自 律 的 にネットワークを 構 成 し 通 信 を 確 保 する 技 術 の 研 究 開 発 ) 通 信 インフラ 等 が 災 害 で 倒 壊 水 没 等 によって 損 壊 した 場 合 でも 市 町 村 や 病 院 自 治 会 等 の 自 営 通 信 網 として 使 用 できるようにするための 無 線 技 術 の 研 究 開 発 - 広 域 災 害 対 応 型 情 報 通 信 技 術 の 研 究 開 発 実 証 ( 広 域 災 害 対 応 型 クラウド 基 盤 構 築 に 向 けた 研 究 開 発 ) 広 域 災 害 発 生 時 において 被 災 地 のクラウドから 遠 隔 地 の 安 全 なクラウド に 重 要 データを 迅 速 に 退 避 させ 業 務 処 理 を 継 続 する 高 信 頼 かつ 大 幅 に 省 電 力 なクラウド 間 連 携 基 盤 の 構 築 に 向 けた 研 究 開 発 - 災 害 に 強 い 情 報 連 携 システムの 構 築 ICTを 活 用 し 災 害 関 連 情 報 を 一 元 的 に 管 理 して 情 報 の 共 有 化 を 図 るた めの 機 能 ( 情 報 集 約 機 能 )や 防 災 警 報 等 の 自 治 体 から 住 民 に 提 供 すべき 情 報 を 多 様 なメディアで 一 括 して 配 信 する 機 能 ( 情 報 配 信 機 能 )を 有 するシ ステム 構 築 に 対 する 支 援 や 公 衆 通 信 網 の 状 況 に 影 響 されずに 災 害 関 連 情 報 の 取 得 及 び 配 信 を 可 能 とする 災 害 に 強 い 重 層 的 なワイヤレスネットワ ークの 整 備 に 対 する 支 援 総 務 省 においては これら 研 究 開 発 等 を 着 実 に 推 進 するとともに その 成 果 の 普 及 に 努 めることが 求 められる 2. 災 害 に 即 応 できる 体 制 整 備 今 回 の 震 災 では 各 事 業 者 において 通 信 設 備 の 応 急 復 旧 作 業 や 電 源 確 保 等 に 迅 速 に 取 り 組 んだところであるが 従 来 の 想 定 を 超 えた 被 害 が 発 生 したため 改 めて 今 回 の 震 災 を 踏 まえて 国 や 関 係 事 業 者 において 災 害 に 即 応 できる 体 制 整 備 に 取 り 組 むことが 必 要 である 29

32 (1) 関 係 事 業 者 における 災 害 対 応 体 制 の 検 証 見 直 し 関 係 事 業 者 においては 今 回 の 震 災 における 輻 輳 状 況 被 災 状 況 やその 発 生 原 因 等 を 踏 まえ 自 社 の 災 害 対 応 体 制 ( 事 業 継 続 計 画 災 害 対 応 マニュアル 等 )の 検 証 を 行 い 必 要 に 応 じて 見 直 しを 行 うことが 適 当 である (2) 国 関 係 事 業 者 及 び 自 治 体 間 の 情 報 共 有 伝 達 体 制 等 災 害 時 には 国 関 係 事 業 者 及 び 自 治 体 が 保 有 する 情 報 の 集 約 共 有 伝 達 等 を 適 切 に 行 うことが 輻 輳 対 応 や 迅 速 な 応 急 復 旧 対 応 に 不 可 欠 であるため この 観 点 から 国 関 係 事 業 者 及 び 自 治 体 間 の 情 報 共 有 伝 達 体 制 等 の 在 り 方 につい て 見 直 しを 行 うことが 必 要 である その 際 非 常 時 における 重 要 な 通 信 の 円 滑 な 55 確 保 を 目 的 とする 非 常 通 信 協 議 会 の 在 り 方 も 見 直 しが 必 要 である この 点 につき 中 央 非 常 通 信 協 議 会 幹 事 会 における 議 論 を 経 て 次 のとおり 非 常 通 信 協 議 会 の 見 直 しを 行 うこととしており その 着 実 な 実 施 が 求 められる 1) 協 議 会 構 成 等 の 拡 充 現 在 協 議 会 に 参 加 していない 鉄 道 道 路 交 通 燃 料 供 給 関 係 等 の 重 要 イン フラ 関 係 機 関 を 含 めて 協 議 会 への 積 極 参 加 を 呼 びかけ 重 要 インフラ 機 関 にお ける 緊 急 対 応 等 のための 通 信 確 保 についても 取 り 組 む 2) 活 動 内 容 の 強 化 見 直 し 1 情 報 共 有 伝 達 体 制 の 整 備 被 災 地 域 の 自 治 体 や 重 要 インフラ 機 関 における 通 信 インフラの 状 況 等 に 係 る 情 報 集 約 連 絡 調 整 相 互 支 援 等 を 迅 速 に 進 めるとともに 電 気 通 信 事 業 者 と 国 自 治 体 防 災 関 係 機 関 等 との 間 で 通 信 インフラの 輻 輳 被 災 状 況 等 の 情 報 の 集 約 共 有 伝 達 等 を 適 切 に 行 うため 情 報 共 有 システム 等 を 活 用 しつ つ 情 報 共 有 伝 達 体 制 を 確 立 する 2 情 報 共 有 等 に 基 づく 相 互 支 援 災 害 時 には 上 記 情 報 共 有 システムを 活 用 して 国 や 周 辺 の 自 治 体 電 気 通 信 事 業 者 民 間 企 業 等 構 成 員 間 での 支 援 体 制 を 円 滑 に 確 保 するとともに 平 時 から 相 互 支 援 のための 情 報 共 有 体 制 構 築 を 図 る 3 非 常 通 信 ルートの 見 直 し 55 地 震 台 風 洪 水 雪 害 火 災 暴 動 その 他 の 非 常 事 態 が 発 生 した 場 合 に 人 命 救 助 災 害 の 救 援 交 通 通 信 の 確 保 又 は 秩 序 の 維 持 のために 必 要 な 非 常 通 信 の 円 滑 な 運 用 を 図 ることを 目 的 に 昭 和 2 6 年 に 設 立 昭 和 40 年 の 電 波 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 131 号 ) 改 正 により 総 務 省 が 中 心 となり 国 地 方 公 共 団 体 電 気 通 信 事 業 者 等 の 約 2,000 機 関 の 防 災 関 係 機 関 で 構 成 する 協 議 機 関 として 活 動 主 に 平 常 時 使 用 の 通 信 網 途 絶 等 を 想 定 した 非 常 通 信 ルート 体 制 の 検 討 訓 練 のほか 非 常 時 に おける 円 滑 な 通 信 を 確 保 するための 無 線 局 設 備 運 用 体 制 等 の 総 点 検 等 を 定 期 的 に 実 施 30

33 従 来 非 常 通 信 協 議 会 では 国 - 県 - 市 町 村 等 の 間 の 通 信 について 通 常 の 通 信 ルートが 使 用 できない 場 合 を 想 定 し 近 隣 の 防 災 関 係 機 関 等 の 自 営 通 信 システムを 利 用 する 非 常 通 信 ルート を 設 定 しているが 非 常 通 信 ルート としての 役 割 を 果 たす 余 力 がない 可 能 性 があることを 踏 まえ できる 限 り 柔 軟 に 複 数 のルートを 検 証 設 定 する 取 組 や 比 較 的 簡 易 な 無 線 設 備 等 による 地 域 の 無 線 ネットワークを 積 極 活 用 する 取 組 衛 星 携 帯 電 話 や 衛 星 回 線 等 の 災 害 に 強 い 一 定 の 通 信 ルートの 確 保 等 の 取 組 を 推 進 する 4 防 災 行 政 無 線 の 耐 災 害 性 向 上 新 たな 防 災 ICTの 活 用 等 非 常 用 電 源 の 確 保 や 耐 震 性 耐 浸 水 性 対 策 等 の 防 災 行 政 無 線 のシステム 改 善 携 帯 メールやデジタル 放 送 等 と 組 み 合 わせた 防 災 情 報 伝 達 システムの 構 築 等 について 総 務 省 において 標 準 仕 様 やガイドライン 等 を 検 討 するととも に 公 共 ブロードバンド 移 動 通 信 システム 等 の 新 たな 防 災 ICTについて 非 常 通 信 協 議 会 への 情 報 提 供 整 備 活 用 を 推 進 する また 東 日 本 大 震 災 において 消 防 本 部 の 庁 舎 が 津 波 等 による 被 災 のため 機 能 を 停 止 したことを 受 け 当 該 消 防 本 部 の 管 轄 エリアの119 呼 を 他 の 消 防 本 部 に 迂 回 着 信 させるという 措 置 がとられたところである このような 事 例 を 踏 まえ 消 防 本 部 が 被 災 した 場 合 の 緊 急 通 報 の 迂 回 等 の 対 策 について あらかじめ 消 防 本 部 において 体 制 を 整 備 することを 促 すことが 必 要 である 31

34 第 5 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 利 用 の 在 り 方 1.インターネット 接 続 機 能 の 確 保 東 日 本 大 震 災 においては 利 用 者 からの 発 信 が 急 増 し 輻 輳 状 態 が 発 生 したため 音 声 通 話 は 固 定 電 話 で 最 大 80%~90% 携 帯 電 話 で 最 大 70%~95%の 通 信 規 制 を 実 施 した 一 方 インターネットについては 一 部 行 政 機 関 や 電 力 会 社 等 インフラ 機 関 のホームページにアクセスが 集 中 し 閲 覧 が 困 難 になった 事 象 があったものの 固 定 系 移 動 系 ともに 比 較 的 安 定 的 に 利 用 可 能 であった 今 回 の 震 災 においては ソーシャルメディアサービスの 利 用 によるリアルタイムでの 情 報 共 有 により 安 否 確 認 等 が 行 われたほか 避 難 所 検 索 や 地 図 情 報 と 組 み 合 わせ た 道 路 通 行 情 報 の 提 供 などインターネット 上 の 様 々な 情 報 を 組 み 合 わせることによる 付 加 価 値 のある 情 報 提 供 が 行 われた また クラウドサービスを 活 用 した 避 難 所 運 営 支 援 ツールなどが 提 供 された インターネットの 利 用 により このような 安 否 確 認 必 要 な 支 援 物 資 の 要 請 道 路 や 鉄 道 の 運 行 情 報 等 のインフラ 情 報 の 共 有 等 が 効 率 的 に 行 えることから 緊 急 時 にお いてもインターネットの 接 続 機 能 を 確 保 するための 取 組 が 必 要 である 特 に 携 帯 電 話 は 国 民 にとって 最 も 身 近 な 通 信 手 段 であることから 携 帯 電 話 のメ ールについては 輻 輳 状 態 になりやすい 音 声 通 話 の 代 替 手 段 としての 期 待 が 高 いこ とに 留 意 すべきである (1)インターネット 接 続 機 能 の 確 保 1) 回 線 容 量 等 の 増 強 によるインターネット 接 続 性 の 確 保 今 回 の 震 災 では 物 理 的 な 障 害 が 発 生 した 被 災 地 を 除 きインターネットの 利 用 に 大 きな 支 障 は 生 じなかったものの 今 後 の 大 規 模 災 害 を 想 定 した 回 線 容 量 の 確 保 等 について 通 信 事 業 者 においては 今 後 インターネットトラフィ ックの 増 加 が 見 込 まれていることを 踏 まえ インターネットの 回 線 容 量 の 増 強 など その 対 応 が 課 題 となる この 点 一 部 の 通 信 事 業 者 においては 震 災 前 の 回 線 容 量 と 比 較 して 約 4 0% 増 とする 増 強 工 事 やコアネットワークの 複 数 ルート 化 によるバックアップ ルートの 確 保 を 進 めているほか 広 域 障 害 を 想 定 した 伝 送 路 冗 長 の 強 化 等 の 検 討 を 進 めているところであり 引 き 続 きこのような 取 組 を 進 めることにより 回 線 容 量 の 増 強 等 を 図 るべきである 今 回 の 震 災 では 携 帯 電 話 のメールについて メールサーバ 等 の 容 量 制 約 により 一 部 に 遅 延 が 生 じた 携 帯 電 話 のメールは 輻 輳 状 態 になりやすい 音 32

35 声 通 話 の 代 替 手 段 としての 期 待 が 大 きく 第 2 章 2.(3)で 述 べたとおり 関 係 事 業 者 における 取 組 を 引 き 続 き 進 めていくべきである 通 信 事 業 者 が 回 線 容 量 等 の 増 強 に 努 めた 場 合 であっても 動 画 ストリーミン グなどリッチコンテンツへのアクセス 増 等 により 全 てのトラフィックの 円 滑 な 流 通 に 困 難 が 生 じる 可 能 性 がある 今 回 の 震 災 においても 動 画 ニュースの 膨 大 なトラフィックの 合 間 を 縫 って 公 的 機 関 の 情 報 が 流 通 していたとの 報 告 も ある このような 事 態 を 想 定 したトラフィック 逼 迫 対 策 を 検 討 することが 必 要 で ある 具 体 的 には 災 害 時 にヘビートラフィック 等 が 発 生 した 場 合 通 信 全 体 の 疎 通 性 を 確 保 するためのトラフィック 制 御 について 検 討 すべきである 平 時 のヘ ビーユーザ 等 による 帯 域 の 占 有 から 生 じる 支 障 に 対 しては 帯 域 制 御 の 運 用 基 準 に 関 するガイドライン が 電 気 通 信 事 業 関 連 団 体 ( 帯 域 制 御 の 運 用 基 準 に 関 するガイドライン 検 討 協 議 会 以 下 帯 域 制 御 ガイドライン 協 議 会 と いう )において 策 定 されている 災 害 時 についても 通 信 全 体 の 疎 通 性 を 確 保 する 必 要 から 帯 域 制 御 ガイドライン 協 議 会 において 総 務 省 による 通 信 の 秘 密 の 保 護 との 関 係 の 整 理 などトラフィック 制 御 と 通 信 の 秘 密 に 関 連 する 課 題 を 踏 まえた 検 討 が 行 われた 56 その 結 果 災 害 時 にはネットワーク 全 体 の 逼 迫 を 防 止 する 観 点 から 利 用 者 に 対 し 利 用 できる 帯 域 を 一 時 的 に 一 律 に 制 限 するトラフィック 制 御 を 実 施 す る 可 能 性 があり 当 該 制 御 は 通 信 の 秘 密 の 保 護 との 関 係 上 通 信 の 秘 密 の 侵 害 に 当 たらないか 通 信 の 秘 密 の 侵 害 に 当 たる 場 合 でも 正 当 業 務 行 為 等 として 違 法 性 が 阻 却 されうるとの 整 理 を 行 うとともに ガイドライン 化 するこ とを 決 定 した 今 後 帯 域 制 御 ガイドライン 協 議 会 において 平 成 23 年 度 内 を 目 途 に 本 ガイドラインの 見 直 しを 行 うこととなった 2)インターネット 接 続 サービスにおける 耐 災 害 性 強 化 現 在 電 気 通 信 回 線 設 備 を 設 置 する 事 業 者 に 対 しては その 事 業 用 電 気 通 信 設 備 について 耐 震 対 策 や 防 火 対 策 などネットワークの 安 全 信 頼 性 に 関 する 一 定 の 技 術 基 準 が 定 められているところである( 事 業 用 電 気 通 信 設 備 規 則 ) しかしながら インターネット 接 続 サービス 事 業 者 (ISP)がインターネット 接 続 サービスに 使 用 するサーバやルータなどの 機 器 は 電 気 通 信 回 線 設 備 に 該 当 せず 回 線 設 備 を 設 置 しないISPは 上 記 の 安 全 性 信 頼 性 に 係 る 技 術 基 準 適 合 義 務 の 対 象 とはなっていない 56 特 定 の 通 信 を 優 先 させるためのトラフィック 制 御 についても 検 討 が 行 われたが 当 該 制 御 について は インターネットは 複 数 の 事 業 者 を 経 由 する 通 信 であることから 現 状 技 術 的 に 困 難 であり また こうした 技 術 的 な 問 題 に 関 わらず 通 信 事 業 者 においてどのような 種 類 の 通 信 を 優 先 すべきかの 判 断 を 行 うことも 困 難 であるとされた 33

36 今 回 の 震 災 でも 果 たしたインターネットの 重 要 性 に 鑑 みれば インターネット の 接 続 性 は 可 能 な 限 り 確 保 されるべきである このため インターネット 接 続 機 能 の 確 保 の 観 点 から ISPの 耐 災 害 性 強 化 ( 電 気 通 信 設 備 の 耐 震 性 強 化 電 源 設 備 確 保 など)の 在 り 方 を 検 討 することが 必 要 である 回 線 設 備 の 設 置 の 有 無 に 関 わらず 情 報 通 信 ネットワーク 全 般 に 関 する 安 全 信 頼 性 対 策 の 基 本 的 かつ 総 括 的 な 指 標 (ガイドライン)として 情 報 通 信 ネットワーク 安 全 信 頼 性 基 準 ( 昭 和 62 年 郵 政 省 告 示 第 73 号 )が 定 められ ているが 同 基 準 について 今 回 の 震 災 における 教 訓 を 踏 まえ その 内 容 に ついて 検 討 を 行 う 必 要 がある この 点 につき IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 事 業 用 電 気 通 信 設 備 の 技 術 基 準 等 の 検 討 が 進 められている 当 該 検 討 を 踏 まえ 総 務 省 において ISPの 耐 災 害 性 強 化 を 図 る 観 点 から 情 報 通 信 ネットワーク 安 全 信 頼 性 基 準 の 見 直 しについて 検 討 を 行 うべきである 今 回 の 震 災 では 停 電 の 長 期 化 により 通 信 事 業 者 は 非 常 用 電 源 装 置 を 駆 動 することを 余 儀 なくされた また 地 域 のISPでは 顧 客 対 応 のため 顧 客 の 所 在 地 への 移 動 が 必 要 となったところである しかしながら これらに 不 可 欠 な 燃 料 の 調 達 が 困 難 であったため 今 後 の 同 様 の 災 害 に 備 えた 体 制 整 備 が 必 要 である 具 体 的 には 第 3 章 1.(4) 及 び3.(1)で 述 べたとおり 民 - 民 間 の 連 携 とし て 各 通 信 事 業 者 と 石 油 会 社 との 間 の 優 先 給 油 契 約 等 の 締 結 等 の 連 携 強 化 を 進 めていくとともに 行 政 機 関 との 連 携 に 関 する 意 見 を 内 閣 府 や 制 度 所 管 省 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 への 反 映 等 その 実 現 に 向 けた 働 きかけを 積 極 的 に 行 うことが 望 ましい 3) 避 難 所 等 におけるインターネット 利 用 の 確 保 今 回 の 震 災 においては 避 難 所 等 における 避 難 者 名 簿 の 作 成 に 際 して パ ソコン 等 の 欠 如 から 紙 ベースでの 名 簿 作 成 が 行 われ 自 治 体 の 災 害 対 策 本 部 との 間 でも 避 難 所 情 報 ( 避 難 所 の 運 営 状 況 避 難 者 名 簿 必 要 な 物 資 の 品 目 数 量 等 )の 共 有 が 電 話 による 音 声 や 紙 ベースで 行 われており 避 難 所 情 報 の 集 約 活 用 に 支 障 が 生 じた また クラウドサービスを 活 用 した 避 難 所 運 営 の 支 援 ツールや 避 難 所 が 必 要 とする 物 資 と 提 供 可 能 な 物 資 のニーズを 引 き 合 わせるマッチングサイトなど も 立 ち 上 がった しかしながら ほとんどの 避 難 所 等 においては インターネ ットを 利 用 できる 環 境 にはなかったため これらのサイトを 十 分 に 利 用 するこ とができなかった このような 事 態 を 回 避 するため 指 定 避 難 所 等 には 平 時 からインターネットア クセス 環 境 を 整 備 することが 必 要 である 34

37 この 点 につき 総 務 省 においては 平 成 23 年 度 第 3 次 補 正 予 算 において 被 災 地 域 情 報 化 推 進 事 業 に 取 り 組 むこととしており これにより 無 線 LAN 等 のワイヤレス 環 境 を 整 備 することによって 災 害 に 強 い 重 層 的 なワイヤレスネ ットワーク 整 備 を 目 指 すこととしている 加 えて 平 成 22 年 度 より 教 育 分 野 におけるICTの 効 果 的 な 利 活 用 を 促 進 する フューチャースクール 推 進 事 業 を 実 施 しており その 中 で 避 難 所 等 とし ての 役 割 を 果 たす 学 校 施 設 に 整 備 されたICT 環 境 の 災 害 時 における 効 果 的 な 利 活 用 方 法 等 について 検 証 を 行 うこととしている また 災 害 発 生 直 後 は 音 声 通 話 のニーズが 高 く 音 声 通 話 の 早 急 な 復 旧 が 重 要 であるが インターネットの 有 効 性 を 考 えれば 一 定 期 間 経 過 後 は 音 声 とインターネット 接 続 いずれも 重 要 と 考 えられる NTT 東 日 本 においては 設 備 の 被 災 状 況 によっては 復 旧 期 間 に 差 が 生 じたところがあったものの 音 声 通 話 とインターネット 接 続 とで 復 旧 の 優 先 順 位 に 差 を 設 けておらず 原 則 音 声 とインターネット 接 続 とを 併 せて 復 旧 させてきたところである 避 難 所 等 へ の 音 声 回 線 の 復 旧 に 際 しては 引 き 続 き インターネット 接 続 機 能 も 可 能 な 限 り 併 せて 復 旧 させることが 望 ましい 一 方 で 被 災 地 等 のニーズを 適 時 適 切 に 把 握 することは 困 難 であるため 提 供 可 能 な 通 信 手 段 があっても 迅 速 に 提 供 できなかったとの 意 見 も 示 され た 今 後 は 被 災 地 の 需 要 と 事 業 者 側 の 供 給 が 適 切 にマッチングできるよう に 国 や 関 係 自 治 体 等 との 情 報 共 有 連 携 を 行 う 体 制 整 備 が 必 要 である 今 回 の 震 災 においては あらゆる 通 信 手 段 が 何 らかの 損 傷 を 受 け 絶 対 安 全 な 通 信 手 段 は 存 在 しなかった この 点 通 信 事 業 者 においては 移 動 基 地 局 の 活 用 や 衛 星 回 線 の 利 用 による 応 急 復 旧 の 対 応 を 行 ったところである さ らに 通 信 事 業 者 においては 移 動 基 地 局 の 増 強 や 可 搬 型 衛 星 基 地 局 キッ ト 衛 星 無 線 エントランスの 双 方 を 搭 載 可 能 なキット 型 可 搬 基 地 局 の 配 備 等 を 行 っているところであり 今 後 ともこれらの 取 組 を 進 めることにより 単 一 の アクセス 手 段 に 依 存 するのではなく 無 線 LANや 衛 星 インターネットを 含 め インターネットへのアクセス 手 段 の 更 なる 充 実 を 図 っていくことが 適 当 であ る 4) 情 報 リテラシーの 涵 養 今 回 の 震 災 においては 避 難 所 等 の 運 営 関 係 者 ( 自 治 体 職 員 やボランティア 団 体 関 係 者 など)が インターネットでのマッチングサイトの 効 果 などを 十 分 に 認 識 していないことやそもそも 平 時 からインターネット 等 に 親 しんでいないな どのために 避 難 所 等 でのインターネット 接 続 環 境 が 回 復 しても 十 分 にイン ターネットが 利 用 されていなかった この 点 については 平 時 から e ラーニングも 組 み 合 わせた 自 治 体 職 員 の 人 35

38 材 育 成 を 継 続 的 に 行 っていくこと 避 難 所 等 の 運 営 関 係 者 に 必 要 な 情 報 リテ ラシーの 整 理 (ICTを 利 用 することによって 何 を 行 う 必 要 があるのか)を 行 うこ とに 加 え 地 域 のNPOや 地 元 大 学 と 連 携 したサポート 体 制 を 構 築 することや 自 治 体 間 でICT 担 当 者 のネットワークを 構 築 すること 事 前 訓 練 等 によりあら かじめ 連 携 しておくことなどが 必 要 である 従 前 から 総 務 省 においては 地 域 からの 要 請 に 基 づき 地 域 情 報 化 アドバ イザー を 派 遣 するなど 地 域 の 情 報 化 を 支 援 してきた 平 成 24 年 度 予 算 案 においては ICTを 利 活 用 した 事 業 を 検 討 する 自 治 体 に 対 して 中 長 期 にわた り 助 言 を 行 う ICT 地 域 マネージャー の 派 遣 等 を 通 じて 地 域 情 報 化 を 推 進 することとしている また ( 財 ) 全 国 地 域 情 報 化 推 進 協 会 (APPLIC)においても 自 治 体 情 報 化 地 域 情 報 化 などに 総 合 的 に 対 応 できる 人 材 の 育 成 を 目 指 し 自 治 体 CIO 育 成 研 修 の 実 施 全 国 地 域 情 報 化 推 進 セミナーの 開 催 専 門 家 の 派 遣 等 の 取 組 を 行 っている さらに ( 財 ) 地 方 自 治 情 報 センター(LASDEC)においても 行 政 や 地 域 の 情 報 化 を 進 める 自 治 体 職 員 の 人 材 育 成 を 支 援 するため 各 種 研 修 セミナーや 情 報 化 アシスト 研 修 を 開 催 するとともに インターネットを 活 用 した e ラーニング 研 修 を 実 施 するほか 研 修 教 材 の 一 部 をホームページで 提 供 する 取 組 を 行 っている 平 時 から 自 治 体 職 員 や 避 難 所 運 営 関 係 者 の 情 報 リテラシーの 涵 養 を 図 る ため 国 や 事 業 者 団 体 等 においては 上 述 の 取 組 を 引 き 続 き 進 めていくととも に 情 報 リテラシーの 涵 養 に 関 するベストプラクティスを 収 集 し 共 有 を 図 って いくこと 等 により 自 治 体 の 取 組 を 支 援 していくことが 必 要 である (2)インターネットのネットワーク 構 築 の 在 り 方 インターネットの 相 互 接 続 ポイント 57 やデータセンタは 首 都 圏 に 集 中 している 仮 に 首 都 圏 において 大 規 模 災 害 等 が 発 生 した 際 にも インターネットが 機 能 する よう 災 害 に 強 いインターネットのネットワーク 構 築 の 在 り 方 について 検 討 するこ とが 必 要 である この 点 ( 社 ) 日 本 インターネットプロバイダー 協 会 (JAIPA)を 中 心 に ISPやIX 事 業 者 等 が 検 討 する 場 が 新 たに 設 けられ インターネットの 相 互 接 続 ポイント データセンタの 地 域 分 散 などネットワークの 冗 長 性 を 確 保 する 方 策 について 検 討 が 進 められており 当 該 検 討 の 結 果 を 踏 まえ 可 能 な 限 り 早 期 に 実 現 することが 57 ISP 等 間 のトラフィックの 交 換 は ISP 等 間 で 直 接 行 われるものと IX(インターネットエクスチェンジ) と 呼 ばれる ISP 等 同 士 を 相 互 接 続 するポイントで 行 うものがある 現 在 多 くの ISP 等 が 利 用 する IX の 運 営 主 体 としては JPIX(Japan Internet exchange) JPNAP(Japan Network Access Point) BBIX 等 があるが これらの 主 要 IX は 東 京 大 阪 にあるところ また ISP 等 間 で 直 接 行 われるトラフ ィック 交 換 は 主 に 東 京 に 集 中 していると 言 われている 36

39 望 ましい なお 前 述 のとおり 回 線 容 量 等 の 増 強 については 通 信 事 業 者 における 取 組 が 進 められているところであるが 首 都 圏 に 集 中 したインターネットの 相 互 接 続 ポイ ントやデータセンタの 地 域 分 散 化 などの 取 組 も 併 せて 行 うことは ISPにとっては 設 備 投 資 や 事 業 運 営 に 必 要 な 資 金 の 確 保 等 が 困 難 になることが 考 えられる 関 係 事 業 者 における 検 討 取 組 を 基 本 として それらの 状 況 を 注 視 しつつも 現 下 のインターネットをめぐる 環 境 変 化 やISPの 置 かれている 状 況 等 も 踏 まえながら 国 において 所 要 の 方 策 や 支 援 策 を 検 討 することが 必 要 である また P2P 58 はトラフィック 分 散 に 有 効 な 技 術 であり 仮 に 首 都 圏 での 被 災 があっ た 場 合 でも トラフィック 分 散 によりインターネット 全 体 での 疎 通 性 を 確 保 すること は 重 要 であるため P2Pの 有 効 活 用 策 についても 検 討 することが 望 ましい 2.インターネットの 効 果 的 な 活 用 東 日 本 大 震 災 では インターネットにより 様 々な 災 害 関 連 情 報 の 共 有 が 行 われた これは 広 範 に 情 報 提 供 が 行 われたことに 加 え ソーシャルメディアサービスにおい ては リアルタイムで 情 報 交 換 が 行 われ 音 声 通 話 の 代 替 機 能 を 果 たしたとも 言 える また 道 路 通 行 情 報 と 地 図 の 組 み 合 わせなど ネットワーク 上 の 様 々な 情 報 を 組 み 合 わせることにより 様 々な 付 加 価 値 のある 情 報 提 供 が 行 われた (1)インターネットによる 情 報 共 有 今 回 の 震 災 では インターネットによる 避 難 所 検 索 道 路 通 行 情 報 鉄 道 運 行 情 報 電 力 使 用 状 況 など 様 々なサービスが 提 供 され 情 報 の 周 知 共 有 に 有 効 に 活 用 された この 点 インターネットによる 様 々な 情 報 提 供 は 有 効 であったものの 災 害 関 連 情 報 を 提 供 する Yahoo!JAPAN Google 等 のポータルサイトの 運 営 事 業 者 等 にお いては 以 下 の 課 題 に 直 面 したところである - 避 難 者 名 簿 など 安 否 情 報 が 避 難 所 ごとに 作 成 されており その 情 報 項 目 書 式 が 避 難 所 を 管 理 する 自 治 体 毎 に 区 々であった このため 横 断 的 な 避 難 所 名 簿 検 索 サービスを 提 供 する 場 合 自 治 体 ごとのファイルを 読 み 取 り 氏 名 住 所 等 項 目 を 揃 えた 上 でデータベース 化 する 必 要 があり 検 索 サービ スの 提 供 に 時 間 を 要 した - 行 政 機 関 等 から 提 供 された 情 報 の 多 くがPDF 等 の 形 式 であり 加 工 が 困 難 であったため 横 断 的 な 避 難 所 検 索 サービスなど 二 次 利 用 に 当 たっては 行 政 機 関 等 により 提 供 された 情 報 を 手 入 力 により 変 換 するなど その 処 理 58 Peer to Peer: ネットワーク 上 の 端 末 同 士 が 直 接 データを 送 受 信 する 通 信 方 式 37

40 に 時 間 を 要 することとなった - 避 難 所 情 報 等 については その 公 開 の 是 非 範 囲 等 が 自 治 体 に 任 されてお り 各 ポータルサイト 運 営 事 業 者 等 が 行 政 機 関 等 に 個 別 に 情 報 提 供 を 要 請 したため 非 効 率 であると 同 時 に 公 開 までに 時 間 を 要 した -ポータルサイト 運 営 事 業 者 は サイトのユーザからの 情 報 により 各 種 災 害 関 連 サービスの 内 容 を 充 実 させることが 可 能 であるが ユーザからの 情 報 は 断 片 的 であり ユーザからの 情 報 のみに 基 づいては 網 羅 的 な 情 報 提 供 は 困 難 であった 行 政 機 関 等 による 情 報 提 供 については 上 述 のように 個 別 に 提 供 されており こ れら 行 政 機 関 等 による 情 報 提 供 に 基 づきポータルサイト 等 の 運 営 事 業 者 が 提 供 する 情 報 も 様 々であった インターネットサイト 上 で 震 災 関 係 の 情 報 が 広 範 かつ 速 やかに 提 供 されるよう ポータルサイト 等 の 運 営 事 業 者 間 で 情 報 共 有 が 行 わ れることが 望 ましい 併 せて 行 政 機 関 等 として 最 低 限 集 約 提 供 すべき 情 報 の 項 目 を 整 理 するなど 情 報 集 約 の 在 り 方 について 検 討 することが 必 要 である この 点 について まず ポータルサイト 等 の 運 営 事 業 者 間 でリンクを 活 用 した 情 報 共 有 の 取 組 等 を 引 き 続 き 進 めていくとともに 行 政 機 関 等 とポータルサイト 等 の 運 営 事 業 者 との 間 であらかじめ 緊 急 時 や 災 害 発 生 時 の 対 応 について 協 定 を 締 結 し どのような 手 順 で 情 報 提 供 をしていくのかという 点 について 共 有 しておく こと 行 政 機 関 等 とポータルサイト 等 の 運 営 事 業 者 との 間 で 訓 練 を 実 施 しておく ことが 望 ましい 次 に 行 政 機 関 等 により 提 供 される 情 報 のファイル 形 式 の 課 題 に 対 しては 既 に 59 関 係 機 関 から 提 供 する 情 報 のファイル 形 式 についての 文 書 が 発 出 されている ところであり 行 政 機 関 等 において 当 該 文 書 に 基 づく 対 応 が 徹 底 されることが 望 まれるが 今 後 安 否 情 報 等 一 定 の 重 要 情 報 については 情 報 項 目 や 書 式 の 標 準 化 など 行 政 機 関 等 による 情 報 提 供 の 在 り 方 が 課 題 となる 特 に 自 治 体 による 被 災 者 情 報 等 の 提 供 の 在 り 方 については 各 自 治 体 における 個 人 情 報 保 護 条 例 との 関 係 にも 留 意 しつつ 提 供 すべき 情 報 の 項 目 書 式 等 に ついて 検 討 が 必 要 である このうち 災 害 時 に 行 政 機 関 等 からの 提 供 が 求 められる 情 報 項 目 については 災 害 の 状 況 や 時 間 の 経 過 によっても 異 なるが まずは 安 否 情 報 や 道 路 水 道 電 気 等 のライフラインに 関 する 被 害 情 報 及 び 復 旧 情 報 交 通 関 係 の 情 報 などが 59 今 般 の 震 災 においては 国 民 へ 発 信 する 重 要 情 報 のファイル 形 式 について (3 月 18 日 付 け: 財 団 法 人 地 方 自 治 情 報 センターより 自 治 体 ) 震 災 関 連 情 報 の 提 供 に 係 る 協 力 依 頼 (3 月 22 日 付 け: 内 閣 広 報 官 より 各 府 省 ) 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 等 に 係 る 情 報 提 供 のファイル 形 式 について (3 月 29 日 総 務 省 より 各 府 省 ) 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 に 係 る 情 報 発 信 のデータ 形 式 について (3 月 30 日 経 済 産 業 省 より 各 府 省 )の 文 書 が 発 出 されている それぞれの 文 書 においては 情 報 の 加 工 の 容 易 さやデータ 容 量 の 観 点 から 情 報 はPDFのみならずHTML 形 式 で 公 開 することや 公 開 API (Application Program Interface)を 利 用 すること 等 についての 周 知 が 行 われたところ 38

41 考 えられる また 行 政 機 関 等 から 提 供 される 書 式 についても 可 能 な 限 り 日 頃 から 緊 急 時 と 同 じ 書 式 にすること 機 械 処 理 ( 二 次 利 用 )を 前 提 としてXML 等 の 標 準 化 された タグをつけておくこと 緊 急 時 の 情 報 提 供 のための 訓 練 を 実 施 しておくことなどが 必 要 である 自 治 体 における 個 人 情 報 の 取 扱 いについては 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 平 成 15 年 法 律 第 57 号 以 下 個 人 情 報 保 護 法 という ) 第 11 条 60 に 基 づき 各 自 治 体 はその 保 有 する 個 人 情 報 の 適 正 な 取 扱 いが 確 保 されるよう 必 要 な 措 置 を 講 ずることに 努 めることが 求 められており 各 自 治 体 における 個 人 情 報 の 取 扱 いについては 条 例 等 に 基 づいて 行 われる 今 回 の 震 災 において 被 災 した 一 部 の 自 治 体 においては 当 該 自 治 体 における 個 人 情 報 保 護 条 例 の 適 用 除 外 事 項 61 を 解 釈 して 避 難 者 に 関 する 情 報 ( 氏 名 年 齢 住 所 の 一 部 ( 市 町 村 名 + 大 字 程 度 ) 性 別 最 初 の 避 難 所 名 )をポータルサ イト 運 営 事 業 者 等 に 提 供 したところである また 今 回 の 震 災 において 被 災 した 別 の 自 治 体 においては 避 難 所 マニュアル に 沿 って 避 難 所 において 避 難 者 カードの 記 入 を 依 頼 する 際 に 同 意 のあった 避 難 者 の 名 簿 をホームページで 公 表 等 したところである その 際 手 続 や 正 確 さの 面 では 評 価 されるものの 速 さの 面 で 課 題 があったとして 今 後 は 正 確 さと 速 さを 兼 ね 備 えた 対 応 策 の 検 討 が 必 要 であるとの 見 解 が 示 された さらに 自 治 体 の 対 応 力 は 規 摸 により 差 があることから 都 道 府 県 単 位 等 広 域 的 な 取 組 が 必 要 で あるとの 意 見 も 示 された 各 自 治 体 においては 当 該 自 治 体 の 個 人 情 報 保 護 条 例 において 個 人 情 報 の 取 扱 いが 異 なる 中 これらを 踏 まえ 平 時 から 大 規 模 災 害 等 緊 急 時 における 安 否 情 報 等 重 要 情 報 の 情 報 提 供 の 必 要 性 と 個 人 情 報 保 護 の 要 請 の 関 係 について 検 討 を 進 めておき 必 要 に 応 じて 個 人 情 報 保 護 条 例 の 改 正 等 ( 緊 急 時 における 個 人 情 報 の 取 扱 いに 係 る 例 外 規 定 の 明 確 化 など)を 図 ることが 望 ましい 個 人 情 報 保 護 法 第 11 条 第 1 項 において 地 方 公 共 団 体 は その 保 有 する 個 人 情 報 の 性 質 当 該 個 人 情 報 を 保 有 する 目 的 等 を 勘 案 し その 保 有 する 個 人 情 報 の 適 正 な 取 扱 いが 確 保 されるよう 必 要 な 措 置 を 講 ずることに 努 めなければならない と 規 定 されている 61 当 該 自 治 体 の 個 人 情 報 保 護 条 例 において 1 本 人 の 同 意 があるとき 又 は 本 人 に 提 供 するとき 2 法 令 等 の 規 定 に 基 づくとき 3 出 版 報 道 等 により 公 にされている 場 合 において 個 人 の 権 利 利 益 を 不 当 に 侵 害 するおそれがないと 認 めるとき 4 個 人 の 生 命 身 体 又 は 財 産 を 保 護 するため 緊 急 かつやむを 得 ないと 認 めるとき 5 実 施 機 関 の 内 部 で 利 用 し 又 は 他 の 実 施 機 関 に 提 供 する 場 合 で 事 務 の 執 行 上 やむを 得 ず かつ 個 人 の 権 利 利 益 を 不 当 に 侵 害 するおそれがないと 認 められるとき 等 に 該 当 する 場 合 は 個 人 情 報 の 第 三 者 提 供 を 認 めている 62 情 報 通 信 の 在 り 方 に 関 する 調 査 研 究 においては 行 政 の 対 応 例 として 一 時 期 行 政 のホーム ページで 安 否 情 報 を 公 開 ( 氏 名 カタカナ 住 所 は 字 まで)していたが 個 人 情 報 保 護 の 観 点 から 中 止 し 問 合 せがあった 場 合 本 人 の 承 諾 を 得 てから 照 会 元 に 通 知 するようにした ( 男 性 40 代 )との 回 答 や 親 戚 で 携 帯 を 持 っていない 人 がいたので 安 否 を 市 に 問 い 合 わせたが 個 人 情 報 等 の 関 係 もあ ったのか 教 えてもらえなかった ( 男 性 50 代 )との 回 答 があった 39

42 なお どのような 場 合 であれば 大 規 模 災 害 等 緊 急 時 における 個 人 情 報 の 第 三 者 提 供 については 個 人 情 報 保 護 法 上 の 本 人 同 意 原 則 の 例 外 に 該 当 63 しうるの か 否 かの 明 確 化 を 図 って 欲 しいという 意 見 も 示 された このように 今 回 の 震 災 においては インターネットにより 様 々な 災 害 関 連 情 報 の 共 有 検 索 を 可 能 とするサービス 提 供 がなされたことに 伴 い 大 規 模 災 害 時 にお ける 個 人 情 報 の 取 扱 いが 新 たな 検 討 課 題 として 明 らかになったとも 考 えられる したがって 大 規 模 災 害 等 緊 急 時 における 個 人 情 報 の 取 扱 いについては 各 自 治 体 における 検 討 を 進 めるとともに 各 自 治 体 の 取 組 を 支 援 するためにも 平 時 においてあらかじめ 関 係 省 庁 において 検 討 を 行 い 個 人 情 報 保 護 法 の 解 釈 の 一 層 の 明 確 化 を 図 ること 等 に 向 けた 働 きかけを 行 うことが 重 要 である また 各 地 域 においても 関 係 自 治 体 関 係 事 業 者 団 体 等 が 連 携 して 検 討 が 進 められるこ とが 望 ましい (2)ソーシャルメディアサービスの 活 用 ソーシャルメディアサービスは - 自 分 の 近 況 等 リアルタイムの 情 報 を 友 人 等 に 知 らせることが 可 能 -GPS 機 能 と 連 動 して 自 分 の 居 場 所 を 発 信 することが 可 能 - 共 通 のテーマについて 情 報 交 換 を 可 能 とするコミュニティ 機 能 がある などの 特 性 を 備 えており インターネットや 携 帯 電 話 のアクセスが 可 能 であった 地 域 においては 安 否 確 認 や 震 災 関 連 情 報 の 共 有 に 有 効 であった このため 行 政 機 関 等 が 個 々のサービスの 特 長 を 活 かす 形 でソーシャルメディア サービスを 活 用 して 情 報 発 信 することにより 情 報 の 周 知 共 有 がより 効 果 的 に 可 能 となると 考 えられる このため 行 政 機 関 においては ソーシャルメディアサ ービスの 積 極 的 な 活 用 を 検 討 することが 重 要 である この 点 につき 今 回 の 震 災 において 被 災 した 一 部 の 自 治 体 においては 震 災 前 からソーシャルメディアサービスを 活 用 しており 震 災 直 後 に 効 果 を 発 揮 したこと を 受 け 非 常 時 に 備 えて 多 様 な 情 報 発 信 手 段 を 持 つこと 情 報 を 受 信 する 側 に おいても 普 段 から 使 い 慣 れておくことが 必 要 であるとの 見 解 が 示 された ソーシャルメディアサービスの 活 用 を 効 果 的 なものとするためには ソーシャルメ ディアサービスの 活 用 を 平 時 から 行 政 機 関 等 の 通 常 業 務 の 一 部 として 位 置 付 け 業 務 マニュアルの 見 直 しを 行 うことや 日 頃 からの 活 用 によってフォロワー 数 を 増 やしておくことなどが 望 ましい 一 方 ソーシャルメディアサービスは 誰 でもアカウントを 開 設 することが 可 能 で あるため 成 りすまし 等 の 懸 念 が 指 摘 されている この 点 については 本 年 4 月 63 個 人 情 報 保 護 法 第 23 条 第 1 項 第 2 号 において 人 の 生 命 身 体 又 は 財 産 の 保 護 のために 必 要 が ある 場 合 であって 本 人 の 同 意 を 得 ることが 困 難 であるとき と 規 定 されている 40

43 に 国 地 方 公 共 団 体 等 公 共 機 関 における 民 間 ソーシャルメディアを 活 用 した 情 報 発 信 についての 指 針 ( 内 閣 官 房 情 報 セキュリティセンター 内 閣 官 房 IT 担 当 室 総 務 省 経 済 産 業 省 ) 64 が 発 出 されている ソーシャルメディアサービスの 活 用 に 際 しては 上 記 指 針 で 示 された サービス 提 供 機 関 による 発 信 者 認 証 の 取 得 などの 留 意 点 を 踏 まえるとともに 行 政 機 関 等 による 取 組 を 促 進 するため 国 や 事 業 者 団 体 等 において ソーシャルメディア サービスの 効 果 的 な 活 用 事 例 を 収 集 し 共 有 を 図 っていくことが 必 要 である (3)ミラーサイト 65 の 活 用 被 災 地 域 の 自 治 体 や 電 力 会 社 等 のホームページにアクセスが 集 中 し 閲 覧 等 が 不 能 困 難 となり ミラーサイトを 設 置 することでホームページの 閲 覧 が 可 能 とな った 事 例 が 多 数 報 告 されている 一 方 ミラーサイトの 利 用 に 当 たっては サイトの 運 営 主 体 が 知 的 財 産 や 個 人 情 報 を 第 三 者 へ 委 ねることの 懸 念 から ホームページへのアクセスが 集 中 してい る 状 況 下 においても ミラーサイトの 設 置 を 承 諾 しない 事 例 も 報 告 された 正 確 な 情 報 を 広 く 伝 達 するためにはホームページが 有 効 であり 災 害 時 でも 稼 働 し 続 けるホームページの 構 築 は 重 要 である このため アクセス 集 中 により 情 報 提 供 できない 事 態 を 回 避 するため 災 害 発 生 時 における 行 政 機 関 等 によるミ ラーサイトの 活 用 を 検 討 することが 必 要 である この 点 について 平 時 から 行 政 機 関 等 がミラーサイトを 許 諾 する 場 合 の 情 報 の 範 囲 ( 自 らのホームページのどの 情 報 をミラーサイト 上 に 載 せるのかなど) ミラ ーサイトの 場 所 ( 国 内 に 限 るのか 海 外 も 許 容 するのかなど) ミラーサイトの 運 営 期 間 などについて あらかじめ 検 討 しておくとともに ミラーサイト 提 供 事 業 者 との 間 で 協 定 を 締 結 しておくことや 都 道 府 県 毎 に 事 業 者 と 共 同 で 研 修 訓 練 を 行 うこ と 地 域 防 災 計 画 等 に 対 応 方 法 を 盛 り 込 むなどにより 災 害 時 でのミラーサイト の 立 ち 上 げが 迅 速 に 行 われると 考 える 行 政 機 関 等 におけるミラーサイトの 活 用 については 各 自 治 体 等 による 取 組 を 促 進 するため 国 や 事 業 者 団 体 等 において 効 果 的 な 活 用 事 例 を 収 集 し 共 有 を 図 っていくこと 等 が 必 要 である (4) 情 報 格 差 への 配 慮 64 本 指 針 においては 行 政 機 関 による 情 報 発 信 に 当 たっては 成 りすまし 等 の 防 止 のため ソーシャ ルメディアサービスの 提 供 する 認 証 アカウントを 取 得 することや 行 政 機 関 が 自 身 で 管 理 するホーム ページに 利 用 するソーシャルメディアサービスのサービス 名 とアカウント 名 を 記 載 することなどの 留 意 点 を 示 している 65 元 となる Web サイトの 全 部 又 は 一 部 分 と 同 一 の 内 容 を 持 つ Web サイトのことであり アクセスが 集 中 する Web サイトの 負 荷 を 軽 減 分 散 等 するために 設 置 される 41

44 情 報 リテラシーには 大 きな 差 があり ソーシャルメディアサービスを 使 いこなす 者 がある 一 方 携 帯 電 話 メールの 利 用 が 容 易 でない 者 もある このため 今 後 イン ターネットの 利 用 が 更 に 浸 透 していくと 情 報 リテラシーの 差 により 結 果 として 受 けられる 情 報 や 支 援 に 差 が 生 じる 懸 念 がある また 今 回 の 震 災 では 停 電 等 の 影 響 もあり 復 旧 までの 間 携 帯 電 話 等 が 使 用 できなくなった 地 域 があったこと 等 も 踏 まえ 情 報 リテラシーやアクセシビリティに 配 慮 して 多 様 な 手 段 による 情 報 提 供 がなされることが 望 ましい また 被 災 者 や 避 難 所 に 関 する 詳 細 な 情 報 など マスメディア 等 では 情 報 提 供 さ れないような 地 域 情 報 に 対 するニーズが 高 く コミュニティFMが 有 効 であった こ のため インターネットを 活 用 した 地 域 密 着 型 の 情 報 提 供 を 行 うことが 可 能 な 仕 組 みの 構 築 が 求 められる 例 えば 自 治 体 と 連 携 し 地 域 情 報 を 携 帯 電 話 にメー ル 配 信 する 方 法 などが 考 えられる この 点 につき 総 務 省 では 平 成 23 年 度 第 3 次 補 正 予 算 及 び 平 成 24 年 度 予 算 案 において 被 災 地 域 情 報 化 推 進 事 業 に 取 り 組 むこととしており これにより 住 民 に 提 供 すべき 情 報 が 携 帯 電 話 やコミュニティFM 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メール 等 の 多 様 な 情 報 通 信 手 段 を 通 じて 一 括 して 地 域 住 民 に 確 実 に 情 報 伝 達 されるよ うな 防 災 情 報 伝 達 システムを 確 立 することとしている 情 報 リテラシーを 踏 まえた 情 報 提 供 を 効 果 的 なものとするためには 平 時 から NPOと 自 治 体 との 協 働 による 地 域 コミュニティの 活 性 化 当 該 コミュニティにおけ るICTリーダーの 育 成 などが 必 要 である この 点 につき 被 災 地 域 の 一 部 の 自 治 体 においては 今 回 の 震 災 においてICT の 有 用 性 地 域 からの 情 報 発 信 の 重 要 性 が 再 認 識 されたとして 平 時 からの 継 続 的 なICTの 利 活 用 を 促 進 するため ICT 利 活 用 支 援 拠 点 の 整 備 と 利 活 用 人 材 の 発 掘 育 成 ネットワーク 化 によるICTの 支 援 体 制 の 構 築 について 県 内 のNPO 等 に 委 託 する 計 画 を 進 めることとしており このような 取 組 が 着 実 に 進 められるこ とが 望 ましい なお 住 民 の 入 手 したい 情 報 は 時 間 経 過 とともに 変 化 することも 考 慮 する 必 要 がある 震 災 直 後 は 安 否 情 報 や 道 路 水 道 電 気 等 のライフラインに 関 する 被 害 情 報 及 び 復 旧 情 報 ガソリン 食 料 等 の 生 活 情 報 が 主 であるが ある 程 度 時 間 が 経 過 すると 市 町 村 窓 口 の 開 設 や 罹 災 証 明 書 仮 設 住 宅 の 建 設 等 に 関 す る 行 政 情 報 に 関 心 が 移 っていく こうした 状 況 を 踏 まえ 情 報 提 供 に 当 たっては 上 述 した 防 災 情 報 伝 達 システム の 高 度 化 等 による 多 様 な 手 段 による 情 報 提 供 を 進 めるとともに 各 自 治 体 にお いて 情 報 提 供 ツールの 特 長 や 住 民 の 利 用 状 況 提 供 する 情 報 の 内 容 等 を 勘 案 しつつ 実 施 されることが 望 ましい 42

45 (5)インターネットの 効 果 的 な 活 用 今 回 の 震 災 では 以 下 のように インターネット 上 では 様 々なサービスが 提 供 さ れた -ソーシャルメディアサービスを 活 用 したリアルタイムの 安 否 確 認 - 個 別 に 提 供 されていた 避 難 所 情 報 を 統 合 した 避 難 所 検 索 サービス - 鉄 道 など 各 種 インフラの 利 用 可 能 情 報 の 提 供 - 自 動 車 メーカー 等 が 収 集 したプローブ 情 報 ( 自 動 車 の 速 度 位 置 等 の 情 報 ) を 集 約 化 した 自 動 車 の 通 行 実 績 情 報 の 提 供 -ボランティアや 支 援 物 資 の 送 り 手 と 受 け 手 のニーズを 引 き 合 わせるマッチ ングサイト 一 方 今 回 の 震 災 にあっては インターネット 利 用 によりこのような 効 果 を 享 受 で きることが 認 識 されていないため 避 難 所 等 被 災 地 でのインターネット 利 用 がな されなかった 側 面 もある このため 今 後 インターネットが 効 果 的 に 活 用 された 事 例 を 収 集 公 表 し 広 く 共 有 することが 望 ましい この 点 JAIPAにおいては セミナーの 開 催 や 関 係 事 業 者 への 働 きかけ 等 を 通 じて 効 果 的 な 活 用 事 例 を 収 集 しているところである 引 き 続 きこれらの 取 組 を 進 めるとともに 当 該 活 用 事 例 の 公 表 を 通 じて 広 く 共 有 していくことが 必 要 である こうした インターネットの 効 果 的 な 活 用 の 一 方 今 回 の 震 災 では インターネット 上 で 震 災 に 関 する 様 々な 情 報 が 大 量 に 流 通 したことによる 情 報 の 取 捨 選 択 の 必 要 や 情 報 リテラシーの 有 無 による 情 報 格 差 の 発 生 などの 課 題 も 生 じたところであ る このため インターネットの 活 用 事 例 の 収 集 共 有 に 当 たっては インターネッ ト 利 用 に 関 する 課 題 についても 併 せて 共 有 できるようにすることが 望 ましい この 点 総 務 省 においてもインターネットの 効 果 的 な 活 用 事 例 とともに インター ネット 利 用 に 関 する 課 題 についても 併 せて 共 有 できるよう 活 用 事 例 集 の 作 成 に 取 り 組 んでいるところであり 当 該 活 用 事 例 集 の 速 やかな 作 成 公 表 とともに e- ネットキャラバン 66 等 の 取 組 と 併 せて 普 及 啓 発 活 動 を 行 うことが 求 められる 3.クラウドサービスの 活 用 東 日 本 大 震 災 においては - 被 災 した 自 治 体 などに 対 してホームページの 開 設 やメールサービスなどの 提 供 - 被 災 した 自 治 体 や 救 援 活 動 を 行 うNPO 等 を 対 象 として 避 難 所 での 避 難 者 管 理 ボランティアの 管 理 救 援 物 資 等 の 管 理 を 支 援 するためのサービス 年 4 月 より 総 務 省 文 部 科 学 省 及 び 情 報 通 信 関 係 団 体 等 が 連 携 し 子 どもたちのインター ネットの 安 心 安 全 利 用 に 向 けて 保 護 者 教 職 員 及 び 児 童 生 徒 を 対 象 とした 講 座 を 全 国 規 摸 で 開 催 ( 開 催 実 績 :4,400 件 超 (2011 年 10 月 末 )) 43

46 などの 業 務 運 営 を 支 援 するクラウドサービスが 提 供 されたほか - 都 道 府 県 等 とネットワークシステムが 構 築 されていた 住 民 関 連 データなどにつ いては バックアップデータの 活 用 により 迅 速 な 復 元 や 円 滑 な 事 業 継 続 が 可 能 であった - 一 方 津 波 により 流 出 した 被 災 者 等 に 関 する 情 報 に 関 し ハードディスクが 損 傷 したものや 紙 ベースで 保 管 されていたものについては その 復 元 に 時 間 と 費 用 がかかった との 事 例 があり 自 治 体 等 における 重 要 な 情 報 保 全 の 在 り 方 及 び 業 務 運 営 の 確 保 の 観 点 から クラウドサービスの 利 用 を 推 進 していくことが 望 まれる 67 (1)クラウドサービスの 積 極 的 活 用 総 務 省 においては 自 治 体 クラウド 推 進 本 部 を 設 置 し 自 治 体 クラウドの 全 国 展 開 を 推 進 してきたところである 自 治 体 業 務 へのクラウドの 導 入 に 当 たっては ク ラウド 導 入 の 効 果 や アプリケーションソフトウェアのカスタマイズの 制 約 による 影 響 の 有 無 クラウド 間 の 相 互 運 用 性 の 確 保 (データ 形 式 の 標 準 化 等 )などの 課 題 について 検 討 し 本 年 6 月 自 治 体 クラウド 推 進 本 部 有 識 者 懇 談 会 とりまとめ を 策 定 したところである 総 務 省 においては 本 とりまとめを 踏 まえ 自 治 体 がク ラウド 事 業 者 を 自 由 に 選 択 できるようにするための 取 組 等 を 実 施 することにより 自 治 体 におけるクラウドへの 移 行 を 支 援 することとしている 住 民 情 報 の 喪 失 防 止 や 行 政 機 能 の 迅 速 な 回 復 など 耐 災 害 性 の 強 化 の 観 点 から 安 全 信 頼 性 を 確 保 しつつ 引 き 続 き 自 治 体 クラウドを 一 層 推 進 するための 取 組 を 行 うことが 求 められる 今 回 の 震 災 においては 自 治 体 や 企 業 の 情 報 システムが 損 壊 喪 失 するなど 甚 大 な 被 害 が 生 じたところであるが クラウドサービスによれば 損 壊 した 情 報 シス テムの 回 復 を 迅 速 かつ 低 廉 に 行 うことが 可 能 となる また クラウドサービスの 活 用 により サービスの 継 続 性 の 確 保 や クラウド 内 に 蓄 積 された 多 様 な 情 報 を 連 携 させることにより 新 たな 付 加 価 値 を 生 み 出 すことも 可 能 である 総 務 省 においては 2010 年 5 月 スマートクラウド 戦 略 を 策 定 し 安 心 安 全 にクラウドサービスを 利 用 するための 環 境 整 備 などクラウドサービスの 普 及 に 向 けた 施 策 に 取 り 組 んでいるところである また 諸 外 国 とクラウド 政 策 対 話 等 を 実 施 することにより 震 災 でのクラウドサービスの 活 用 事 例 等 について 紹 介 するな ど 国 際 間 での 情 報 共 有 を 推 進 している また 産 学 官 が 連 携 してクラウドを 推 進 するため ( 社 ) 日 本 経 済 団 体 連 合 会 を 中 心 に 設 立 されたジャパン クラウド コンソーシアム(JCC)においては 農 業 健 67 直 ちにクラウドへの 移 行 が 難 しい 場 合 でも 隣 接 地 域 等 へのバックアップサーバの 設 置 など 重 要 な 情 報 の 多 重 化 による 情 報 保 全 を 行 う 等 の 方 策 も 考 えられる 44

47 康 医 療 教 育 等 の 様 々な 分 野 におけるクラウドサービスの 具 体 的 なサービスモ デルの 検 討 等 が 民 間 主 導 で 行 われているところである この 点 健 康 医 療 クラウドWGでは 独 居 老 人 や 高 齢 者 世 帯 に 対 する 健 康 維 持 介 護 予 防 のサービスモデルを 検 討 中 である 具 体 的 には タブレットやセンサ を 活 用 し 見 守 りや 運 動 器 機 能 低 下 予 防 指 導 を 提 供 すること 等 を 検 討 しており これらは 被 災 地 を 含 め 広 く 応 用 が 可 能 である また 教 育 WGでは 教 育 分 野 におけるクラウドサービスの 利 活 用 促 進 に 向 け 電 子 教 科 書 教 材 フォーマットの 高 度 化 教 室 内 のICT 環 境 の 整 備 要 件 等 につい て 検 討 を 行 っている さらには 被 災 時 には 学 校 が 避 難 場 所 や 仮 設 庁 舎 としての 機 能 を 果 たすことが 想 定 されるため 学 校 におけるICT 環 境 を 大 規 模 災 害 発 生 時 に 効 果 的 に 利 活 用 する 方 策 を 含 め 検 討 を 行 うこととしている 震 災 からの 復 興 に 当 たっては クラウドサービスが 有 効 であり 引 き 続 き 官 民 が 連 携 しつつ 事 業 継 続 性 公 共 サービス 等 の 付 加 価 値 等 を 高 めるクラウドサ ービスの 一 層 の 普 及 促 進 に 取 り 組 んでいくことが 必 要 である (2)クラウドサービス 事 業 者 間 の 協 力 クラウドサービスを 利 用 する 自 治 体 においては 利 用 するクラウドサービスの 耐 災 害 性 について 明 確 に 認 識 した 上 で サービスを 利 用 することが 不 可 欠 である このため クラウド 事 業 者 において クラウドサービスの 耐 災 害 性 にかかる 品 質 について 情 報 開 示 することが 望 ましい このため クラウドサービス 事 業 者 間 で 共 通 の 耐 災 害 性 に 係 る 情 報 開 示 項 目 などを 定 めるなど 情 報 開 示 の 在 り 方 を 検 討 することが 必 要 である この 際 国 はクラウドサービス 事 業 者 の 取 組 を 支 援 す ることが 求 められる この 点 ASP SaaS クラウドコンソーシアム(ASPIC)において クラウドサービ スの 安 全 信 頼 性 に 係 る 情 報 開 示 指 針 を 改 定 するための 検 討 が 進 められてお り 可 能 な 限 り 早 期 の 実 現 に 向 け 国 においても ASPICにおける 指 針 改 定 の 取 組 を 支 援 することが 望 まれる 今 回 の 震 災 においては クラウドサービスは 災 害 時 の 業 務 運 営 の 確 保 や 情 報 保 全 に 有 効 なサービスであることが 確 認 された しかしながら データセンタが 被 災 する 可 能 性 もあり そのような 場 合 には 利 用 者 がサービスを 受 けられなくな るおそれがある 特 に 今 後 社 会 の 基 幹 システムにクラウドサービスが 利 用 さ れるようになる 場 合 クラウドサービス 事 業 者 の 被 災 による 社 会 的 影 響 は 甚 大 な ものとなる このため クラウドサービスでの 障 害 発 生 時 に 複 数 クラウド 間 で 動 的 自 律 的 に 資 源 を 融 通 できるようにするなど クラウドサービスの 信 頼 性 向 上 のための 研 究 開 発 を 行 うことが 望 ましいと 考 えられる 45

48 この 点 総 務 省 では 平 成 23 年 度 第 3 次 補 正 予 算 において 広 域 災 害 対 応 型 情 報 通 信 技 術 等 の 研 究 開 発 実 証 に 取 り 組 むこととしており これにより 広 域 災 害 発 生 時 において 被 災 地 のクラウドから 遠 隔 地 の 安 全 なクラウドに 重 要 データ を 迅 速 に 退 避 させ 業 務 処 理 を 継 続 する 高 信 頼 かつ 大 幅 に 省 電 力 可 能 なクラウ ド 間 連 携 技 術 を 実 現 することとしている 総 務 省 においては 本 研 究 開 発 を 着 実 に 推 進 するとともに その 成 果 の 普 及 に 努 めることが 求 められる また このような 研 究 開 発 の 成 果 展 開 等 に 向 けては クラウドサービス 事 業 者 を 含 む 関 係 者 間 での 連 携 が 必 要 となる この 点 については クラウドサービス 事 業 者 等 を 中 心 にグローバルクラウド 基 盤 連 携 技 術 フォーラム(GICTF)が 設 立 され クラウドシステム 間 の 連 携 インタフェースの 標 準 化 等 を 推 進 しており 総 務 省 にお いては 引 き 続 き このような 枠 組 み 等 を 活 用 しつつ クラウドサービスの 高 信 頼 化 に 向 けた 取 組 を 進 めることが 重 要 である 4. 災 害 発 生 時 に 備 えた 通 信 事 業 者 の 協 力 体 制 の 構 築 東 日 本 大 震 災 においては 海 外 回 線 が 切 断 されたため 一 部 海 外 回 線 に 輻 輳 が 生 じた 現 実 には 各 ISP 同 士 の 情 報 共 有 により 輻 輳 の 増 大 は 回 避 されたものの その 際 各 ISPが 独 自 に 入 手 した 情 報 に 基 づき 各 々が 輻 輳 回 避 行 動 を 取 った 場 合 輻 輳 を 起 こしていない 回 線 にトラフィックが 集 中 し かえって 輻 輳 を 増 大 させる 可 能 性 が あった このため 災 害 発 生 時 に 備 えた 通 信 事 業 者 の 協 力 体 制 を 構 築 することが 必 要 であ る (1) 災 害 発 生 時 の 通 信 疎 通 のための 事 業 者 間 協 力 災 害 時 におけるインターネット 全 体 の 通 信 疎 通 性 を 向 上 させるため ISP 等 通 信 事 業 者 間 の 協 力 の 在 り 方 を 検 討 すべきである 具 体 的 には 平 時 から 災 害 時 等 の 緊 急 事 態 が 発 生 した 場 合 に 備 えて 情 報 共 有 や 協 力 の 窓 口 を 整 備 し 関 係 者 間 で 共 有 するなどの 連 絡 体 制 の 整 備 が 必 要 である この 点 JAIPAを 中 心 にISPやIX 事 業 者 等 が 検 討 する 場 を 新 たに 設 け 連 絡 体 制 を 整 備 したところである 災 害 時 に 当 該 連 絡 体 制 が 有 効 に 機 能 するものとなる よう 平 時 からの 訓 練 等 を 通 じ 継 続 的 に 検 証 見 直 しを 行 っていくことが 適 当 で ある インターネットは 固 定 電 話 や 携 帯 電 話 と 比 較 すると その 利 用 に 際 して 長 時 間 にわたる 大 きな 問 題 はなかったが 今 後 インターネットトラフィックの 更 なる 増 加 が 見 込 まれており ISPの 輻 輳 回 避 に 資 する 効 率 的 な 情 報 共 有 だけでは 特 46

49 定 の 通 信 サービスへの 負 荷 集 中 や 中 継 網 の 切 断 等 によって 生 じる 災 害 時 の 通 信 需 要 の 急 激 な 変 動 に 即 時 に 対 応 できない 可 能 性 がある より 安 定 的 な 通 信 サービスを 確 保 するため 通 信 サービスの 需 要 に 応 じて 異 な る 通 信 サービス 間 で 効 率 的 かつ 即 時 に 通 信 リソースを 融 通 するための 研 究 開 発 を 行 うべきである この 点 を 踏 まえ 総 務 省 においては 次 の 事 項 について 研 究 開 発 に 取 り 組 むこと としている 平 成 23 年 度 第 3 次 補 正 予 算 - 情 報 通 信 ネットワークの 耐 災 害 性 強 化 のための 研 究 開 発 災 害 時 に 携 帯 電 話 等 の 公 衆 網 に 輻 輳 が 発 生 した 場 合 でも 回 線 容 量 を 柔 軟 に 設 定 変 更 することで 通 信 を 確 保 するための 技 術 の 研 究 開 発 平 成 24 年 度 予 算 案 - 災 害 時 の 情 報 伝 達 基 盤 技 術 に 関 する 研 究 開 発 災 害 時 に 被 災 地 内 での 安 否 確 認 需 要 の 急 増 により 爆 発 的 な 通 信 混 雑 が 発 生 した 場 合 に 移 動 式 の 通 信 処 理 機 能 を 緊 急 投 入 する 技 術 通 信 混 雑 状 況 の 分 かりやすい 情 報 提 供 技 術 や 広 域 から 余 力 のある 通 信 処 理 機 能 を 総 動 員 する 技 術 の 研 究 開 発 総 務 省 においては これらの 研 究 開 発 を 着 実 に 推 進 するとともに その 成 果 の 普 及 に 努 めることが 求 められる (2) 災 害 用 伝 言 板 等 における 連 携 第 2 章 2.(1)に 記 載 したように 音 声 による 災 害 用 伝 言 ダイヤル Web による 災 害 用 伝 言 板 携 帯 電 話 による 災 害 用 伝 言 板 について サービス 横 断 的 な 検 索 が 可 能 となるように 関 係 事 業 者 においては 災 害 用 伝 言 サービス 間 の 連 携 に 取 り 組 むことが 適 当 である 47

50 第 6 章 アクションプラン 本 章 は 第 2 章 から 第 5 章 までの 内 容 について 各 主 体 において 今 後 取 り 組 むべき 事 項 を 整 理 し アクションプランとしてまとめたものである 各 主 体 においては 本 アクションプランを 踏 まえ 大 規 模 災 害 等 緊 急 事 態 における 通 信 の 確 保 に 向 けて 一 層 の 取 組 を 迅 速 に 進 めていくことが 期 待 される また 総 務 省 においては 一 定 の 期 間 をおいて 必 要 なフォローアップを 行 うことが 求 められる 1. 国 等 が 中 心 となり 取 り 組 むべき 事 項 第 2 章 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 関 係 交 換 機 等 の 設 計 容 量 の 在 り 方 については IPネットワーク 設 備 委 員 会 にお いて 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 や かに 反 映 する 災 害 時 優 先 電 話 の 安 定 的 な 利 用 の 確 保 については IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 する 通 話 時 間 制 限 は 制 限 する 通 話 時 間 等 について 社 会 的 コンセンサスが 必 要 となり また 有 効 に 機 能 するためには 交 換 機 等 の 処 理 能 力 の 見 直 しが 必 要 な 場 合 もあることから 今 回 の 輻 輳 の 実 態 等 を 踏 まえ IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 引 き 続 き 検 討 を 進 める 通 話 品 質 を 低 下 させた 電 話 は 許 容 される 品 質 の 程 度 等 が 課 題 となり ま た 交 換 機 等 の 処 理 能 力 との 関 係 も 考 慮 が 必 要 となることから 今 回 の 輻 輳 の 実 態 等 を 踏 まえ NGNやLTE 等 のIP 網 での 実 現 について IPネットワ ーク 設 備 委 員 会 において 引 き 続 き 検 討 を 進 める 輻 輳 時 に 通 信 の 確 保 が 必 要 なサービスやエリアに 対 し ネットワークの 処 理 リソースを 柔 軟 に 割 当 可 能 な 技 術 データ 通 信 網 インターネット 網 など 利 用 可 能 なあらゆる 通 信 回 線 を 利 用 して 通 信 の 疎 通 を 確 保 する 技 術 や 大 規 模 データ 蓄 積 技 術 など 耐 輻 輳 性 を 重 視 した 新 技 術 の 開 発 や 検 証 を 進 め る 第 3 章 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 関 係 応 急 復 旧 に 要 する 機 材 の 設 置 配 備 については IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 する 迅 速 な 応 急 復 旧 作 業 に 必 要 な 資 材 燃 料 や 人 員 等 の 輸 送 手 段 ルートの 確 48

51 保 については 関 係 事 業 者 の 意 見 等 を 内 閣 府 や 制 度 所 管 官 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 への 反 映 等 そ の 実 現 に 向 けた 働 きかけを 積 極 的 に 行 う 自 治 体 等 への 衛 星 携 帯 電 話 等 の 速 やかな 貸 与 について 災 害 時 にも 高 い 物 資 輸 送 能 力 を 有 する 政 府 の 関 係 機 関 との 連 携 強 化 により 衛 星 携 帯 電 話 の 被 災 地 への 迅 速 な 搬 送 等 を 実 現 し 自 治 体 等 における 災 害 時 の 通 信 手 段 に 係 るニーズへの 迅 速 な 対 応 を 図 る 震 災 時 に 有 効 に 機 能 し 避 難 情 報 を 含 む 地 域 情 報 等 の 通 信 手 段 として 重 要 な 無 線 システムをはじめとする 情 報 通 信 ネットワークを 整 備 展 開 した 地 域 づくりを 支 援 する 学 校 施 設 に 整 備 されたICT 環 境 の 災 害 時 における 効 果 的 な 利 活 用 方 法 や 対 策 が 求 められる 課 題 等 について 検 討 を 行 う 補 助 制 度 等 を 活 用 した 自 治 体 による 衛 星 携 帯 電 話 及 び 非 常 用 発 電 機 の 配 備 を 促 進 する 地 上 通 信 インフラの 被 災 時 にニーズに 応 じた 衛 星 通 信 の 回 線 確 保 を 円 滑 に 図 るための 研 究 開 発 に 取 り 組 む 非 常 用 電 源 確 保 の 在 り 方 については IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 する 燃 料 確 保 輸 送 に 関 する 行 政 機 関 との 連 携 について 関 係 事 業 者 の 意 見 等 を 内 閣 府 や 制 度 所 管 官 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 への 反 映 等 その 実 現 に 向 けた 働 きかけを 積 極 的 に 行 う 第 4 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワークインフラの 在 り 方 関 係 ネットワークの 安 全 性 信 頼 性 確 保 の 在 り 方 については IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 検 討 を 行 っているところであるが その 検 討 結 果 を 技 術 基 準 等 に 速 やかに 反 映 する 伝 送 路 の 地 中 化 は 津 波 対 策 等 の 観 点 から 有 効 な 手 段 と 考 えられることか ら 自 治 体 電 線 共 同 溝 等 の 導 入 促 進 に 向 けて 地 方 ブロック 無 電 柱 化 協 議 会 への 働 きかけを 進 める 被 災 地 における 復 興 計 画 に 合 わせて 耐 災 害 性 のある 通 信 インフラを 多 様 な 形 で 確 保 するような 拠 点 整 備 を 促 進 するための 支 援 を 行 う ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 のための 以 下 のような 研 究 開 発 に 取 り 組 む - 災 害 により 通 信 インフラが 損 壊 した 場 合 に 可 搬 型 高 機 能 無 線 局 等 が 直 ちにネットワークを 構 成 し 被 災 地 や 自 治 体 庁 舎 避 難 所 病 院 等 での 49

52 サービスを 迅 速 に 確 保 する 技 術 の 開 発 - 携 帯 電 話 無 線 LAN 等 の 無 線 システムを 活 用 して 被 災 地 において 確 実 な 緊 急 警 報 ( 津 波 等 )の 伝 達 を 可 能 とするシステムの 開 発 を 行 い 余 震 高 波 等 の 新 たな 災 害 の 可 能 性 を 視 野 に 入 れながら 被 災 地 で 実 証 運 用 - 災 害 によって 商 用 電 源 の 断 が 生 じても 通 信 インフラの 継 続 的 な 稼 働 を 可 能 とするための 電 源 制 御 システムの 開 発 消 防 本 部 が 被 災 した 場 合 の 緊 急 通 報 の 迂 回 等 の 対 策 について あらかじめ 消 防 本 部 において 体 制 を 整 備 することを 促 す 第 5 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 利 用 の 在 り 方 関 係 IPネットワーク 設 備 委 員 会 における 事 業 用 電 気 通 信 設 備 の 技 術 基 準 等 の 検 討 を 踏 まえ 情 報 通 信 ネットワーク 安 全 信 頼 性 基 準 の 見 直 しについて 検 討 を 行 う 燃 料 確 保 輸 送 に 関 する 行 政 機 関 との 連 携 について 関 係 事 業 者 の 意 見 等 を 内 閣 府 や 制 度 所 管 官 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 への 反 映 等 その 実 現 に 向 けた 働 きかけを 積 極 的 に 行 う 震 災 時 に 有 効 に 機 能 し 避 難 情 報 を 含 む 地 域 情 報 等 の 通 信 手 段 として 重 要 な 無 線 システムをはじめとする 情 報 通 信 ネットワークを 整 備 展 開 した 地 域 づくりを 支 援 する 学 校 施 設 に 整 備 されたICT 環 境 の 災 害 時 における 効 果 的 な 利 活 用 方 法 や 対 策 が 求 められる 課 題 等 について 検 討 を 行 う インターネットの 相 互 接 続 ポイント 等 の 円 滑 な 地 域 分 散 化 のための 方 策 や 所 要 の 支 援 策 について 検 討 を 行 う 自 治 体 による 被 災 者 情 報 等 の 提 供 の 在 り 方 について 各 自 治 体 における 個 人 情 報 保 護 条 例 との 関 係 にも 留 意 しつつ 提 供 すべき 情 報 の 項 目 形 式 等 について 検 討 を 行 う 行 政 機 関 等 から 提 供 する 情 報 のファイル 形 式 に 関 する 文 書 に 基 づく 対 応 を 徹 底 する 行 政 機 関 等 から 提 供 する 書 式 を 可 能 な 限 り 日 頃 から 緊 急 時 と 同 じ 書 式 にし ておくこと 等 に 加 え 緊 急 時 の 情 報 提 供 のための 訓 練 を 実 施 する 各 自 治 体 において 大 規 模 災 害 等 緊 急 時 における 安 否 情 報 等 重 要 情 報 の 情 報 提 供 の 必 要 性 と 個 人 情 報 保 護 の 要 請 の 関 係 について 検 討 を 進 め 必 要 に 応 じて 個 人 情 報 保 護 条 例 の 改 正 等 を 図 る 大 規 模 災 害 等 緊 急 時 における 個 人 情 報 の 取 扱 いについて 平 時 において あらかじめ 関 係 省 庁 において 検 討 を 行 い 個 人 情 報 保 護 法 の 解 釈 の 一 層 50

53 の 明 確 化 を 図 ること 等 に 向 けた 働 きかけを 行 う ソーシャルメディアサービスの 活 用 を 平 時 から 行 政 機 関 等 の 通 常 業 務 の 一 部 として 位 置 付 け 業 務 マニュアルの 見 直 し 等 を 行 う 行 政 機 関 等 がミラーサイトを 許 諾 する 場 合 の 情 報 の 範 囲 ミラーサイトの 場 所 運 営 期 間 などについてあらかじめ 検 討 を 行 う 携 帯 電 話 やコミュニティFM 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メール 等 のあらゆる 通 信 放 送 手 段 を 連 携 させ 地 域 住 民 に 確 実 に 情 報 が 伝 達 されるような 多 層 的 なマルチメディア 型 防 災 情 報 システムを 確 立 し 多 様 な 手 段 による 情 報 提 供 を 行 う ICT 利 活 用 人 材 の 発 掘 育 成 ネットワーク 化 等 の 取 組 を 推 進 する 情 報 提 供 ツールの 特 長 や 住 民 の 利 用 状 況 提 供 する 情 報 の 内 容 等 を 勘 案 した 情 報 提 供 を 行 う 自 治 体 クラウド 推 進 本 部 有 識 者 懇 談 会 とりまとめ を 踏 まえ 自 治 体 クラウ ドへの 移 行 を 支 援 する 複 数 クラウド 間 でのリソース 融 通 などクラウドサービスの 信 頼 性 向 上 のため の 研 究 開 発 を 行 う 通 信 サービスの 需 要 に 応 じて 異 なる 通 信 サービス 間 で 効 率 的 かつ 即 時 に 通 信 リソースを 融 通 するための 研 究 開 発 を 行 う 2. 国 電 気 通 信 事 業 者 等 が 連 携 協 力 しながら 取 り 組 むべき 事 項 第 2 章 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 関 係 災 害 用 伝 言 サービス 間 の 横 断 的 な 検 索 が 可 能 となるように TCAの 安 全 信 頼 性 協 議 会 における 検 討 の 結 果 を 踏 まえ 早 期 に 実 現 する 音 声 メッセージを 端 末 でファイル 化 してデータ 通 信 網 で 送 信 するサービスに ついて 異 なる 事 業 者 間 でファイル 化 したメッセージを 送 受 信 できるように TCAの 安 全 信 頼 性 協 議 会 において 策 定 されるガイドライン 等 に 基 づき 早 期 提 供 に 向 けて 取 り 組 む 災 害 時 には 不 要 不 急 の 電 話 を 控 え 通 話 時 間 をできるだけ 短 くすることや 音 声 通 話 以 外 の 有 効 な 通 信 手 段 の 内 容 や 具 体 的 な 利 用 方 法 等 について 平 時 からの 周 知 要 請 を 行 う 輻 輳 状 況 の 情 報 提 供 や 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 への 誘 導 等 を 効 果 的 に 行 うため 災 害 時 における 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メールやテレビ ラジオ 等 の 積 極 的 な 活 用 を 行 う 輻 輳 状 況 や 通 信 規 制 の 状 況 を 共 有 するとともに 共 用 した 情 報 を 国 民 に 対 し 効 果 的 に 提 供 できるように 情 報 を 二 次 利 用 可 能 な 形 で 公 開 することにつ 51

54 いて 電 気 通 信 事 業 者 を 中 心 とする 検 討 の 場 を 設 け 統 一 的 ルールを 検 討 する 第 3 章 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 関 係 緊 急 時 における 携 帯 事 業 者 間 のローミングについて 当 事 者 間 の 協 議 を 通 じ 課 題 の 解 決 が 図 られるものであるかどうかを 注 視 するとともに 平 時 を 含 む 緊 急 通 報 (110 番 119 番 等 )に 限 定 したローミングの 早 期 実 現 に 向 けて 電 気 通 信 事 業 者 を 中 心 とする 協 議 のための 場 を 早 急 に 設 け 検 討 を 行 う 災 害 時 等 における 通 信 手 段 として 重 要 な 公 衆 電 話 について 情 報 通 信 審 議 会 電 気 通 信 事 業 政 策 部 会 での 検 討 結 果 を 踏 まえ 関 係 主 体 において 必 要 な 取 組 を 進 める 携 帯 電 話 の 位 置 情 報 等 の 安 否 確 認 等 への 活 用 について 既 に 実 用 化 され ている 位 置 情 報 サービスの 活 用 を 検 討 した 結 果 を 踏 まえ 当 該 サービスの 安 否 確 認 等 への 活 用 に 関 する 周 知 啓 発 等 に 取 り 組 む(その 際 国 は 関 係 事 業 者 を 積 極 的 に 支 援 する ) 災 害 時 において 多 様 な 通 信 手 段 を 活 用 して 自 ら 必 要 な 情 報 を 入 手 でき るように 個 々 人 によって 情 報 リテラシーやアクセシビリティに 差 異 があるこ とにも 留 意 した 災 害 時 に 有 効 な 通 信 手 段 に 関 する 周 知 啓 発 等 に 取 り 組 む 第 4 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワークインフラの 在 り 方 関 係 災 害 時 の 輻 輳 対 応 や 迅 速 な 応 急 復 旧 対 応 を 図 る 観 点 から 国 関 係 事 業 者 及 び 自 治 体 間 の 情 報 共 有 伝 達 体 制 等 に 関 し 非 常 通 信 協 議 会 の 見 直 し ( 協 議 会 構 成 等 の 拡 充 情 報 共 有 伝 達 体 制 の 整 備 非 常 通 信 ルートの 見 直 し 等 )を 行 う 第 5 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 利 用 の 在 り 方 関 係 災 害 時 にヘビートラフィックが 発 生 した 場 合 における 通 信 全 体 の 疎 通 性 の 確 保 のため 帯 域 制 御 の 運 用 基 準 に 関 するガイドライン 検 討 協 議 会 におい て 平 成 23 年 度 内 を 目 途 にガイドラインの 見 直 しを 行 う e ラーニングも 組 み 合 わせた 自 治 体 職 員 の 人 材 育 成 避 難 所 等 の 運 営 関 係 者 に 必 要 な 情 報 リテラシーの 整 理 地 域 のNPOや 地 元 大 学 と 連 携 したサポ ート 体 制 の 構 築 事 前 訓 練 等 による 避 難 所 等 の 運 営 関 係 者 の 情 報 リテラシ ーの 涵 養 を 図 る 自 治 体 の 取 組 を 支 援 するため 国 や 事 業 者 団 体 等 において 情 報 リテラシ ーの 涵 養 に 関 するベストプラクティスを 収 集 し 共 有 を 図 る 52

55 首 都 圏 における 大 規 模 災 害 発 生 時 にもインターネットが 機 能 するよう ネット ワークの 冗 長 性 を 確 保 する 方 策 (インターネットの 相 互 接 続 ポイント データ センタの 地 域 分 散 等 )の 検 討 を 行 う 行 政 機 関 等 とポータルサイト 等 の 運 営 事 業 者 との 間 であらかじめ 緊 急 時 や 災 害 発 生 時 の 対 応 について 協 定 を 締 結 し 情 報 提 供 の 具 体 的 手 順 を 共 有 した 上 で 訓 練 を 実 施 する 行 政 機 関 等 によるソーシャルメディアサービスの 効 果 的 な 活 用 事 例 を 収 集 し 共 有 を 図 る 行 政 機 関 等 とミラーサイト 提 供 事 業 者 との 間 の 協 定 の 締 結 訓 練 の 実 施 を する 等 とともに 国 や 事 業 者 団 体 等 においてミラーサイトの 活 用 に 関 する 効 果 的 な 活 用 事 例 を 収 集 し 共 有 を 図 る NPOと 自 治 体 との 協 働 による 地 域 コミュニティの 活 性 化 当 該 コミュニティに おけるICTリーダーの 育 成 をする 取 組 を 進 める 今 回 の 震 災 でのインターネットの 効 果 的 な 活 用 事 例 等 を 収 集 公 表 する 官 民 が 連 携 しつつ 事 業 継 続 性 公 共 サービス 等 の 付 加 価 値 等 を 高 めるク ラウドサービスの 一 層 の 普 及 促 進 に 取 り 組 む クラウドサービスの 安 全 信 頼 性 に 係 る 情 報 開 示 指 針 を 改 定 する 緊 急 事 態 が 発 生 した 場 合 に 備 えた 連 絡 体 制 の 整 備 訓 練 等 を 通 じた 継 続 的 な 検 証 見 直 しを 行 う 災 害 用 伝 言 サービス 間 の 横 断 的 な 検 索 が 可 能 となるように TCAの 安 全 信 頼 性 協 議 会 における 検 討 の 結 果 を 踏 まえ 早 期 に 実 現 する 3. 電 気 通 信 事 業 者 等 が 中 心 となり 取 り 組 むべき 事 項 第 2 章 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 関 係 できる 限 り 疎 通 能 力 の 向 上 を 図 る 観 点 から 交 換 機 等 の 設 計 容 量 の 向 上 等 を 進 める トラフィックの 負 荷 分 散 を 図 るため IP 電 話 の 利 用 促 進 ( 電 話 網 からIP 網 (NG N LTE 等 )への 自 発 的 な 移 行 促 進 や 携 帯 IP 電 話 (050 番 号 ) 等 の 普 及 促 進 ) 無 線 LAN 整 備 緊 急 時 におけるSMSのデータ 通 信 網 での 送 信 等 の 取 組 を 進 める 携 帯 メールの 遅 延 防 止 を 図 る 観 点 から メールサーバ 等 の 容 量 の 増 強 等 疎 通 能 力 に 向 けた 取 組 を 進 める 音 声 通 話 以 外 の 通 信 手 段 に 不 慣 れな 者 を 含 めて 誰 もが 多 様 な 通 信 手 段 を 利 用 できるようにする 観 点 から 簡 易 で 使 いやすい 端 末 の 開 発 提 供 等 を 53

56 進 める 輻 輳 時 に その 軽 減 を 図 る 観 点 から 音 声 ガイダンスによる 災 害 用 伝 言 板 等 への 誘 導 等 に 取 り 組 む 第 3 章 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 関 係 被 災 した 通 信 設 備 の 復 旧 について 今 回 の 取 組 のうち 有 効 な 取 組 をベスト プラクティスとして 共 有 しつつ 移 動 基 地 局 の 更 なる 配 備 や 衛 星 回 線 の 活 用 など 今 回 の 対 応 を 踏 まえた 応 急 復 旧 対 応 に 関 する 取 組 を 進 める 被 災 地 や 避 難 場 所 等 における 通 信 手 段 確 保 について 今 回 の 取 組 ( 携 帯 電 話 端 末 衛 星 携 帯 端 末 の 無 償 貸 与 MCA 無 線 機 の 無 償 貸 与 特 設 公 衆 電 話 の 設 置 避 難 所 等 におけるインターネット 接 続 環 境 の 無 償 提 供 公 衆 無 線 LANエリアの 無 償 開 放 等 )をベストプラクティスとして 共 有 しつつ 避 難 所 への 特 設 公 衆 電 話 やインターネット 環 境 の 設 置 事 前 の 非 常 用 電 話 の 設 置 衛 星 通 信 ネットワークの 強 化 等 の 取 組 を 引 き 続 き 推 進 する 電 源 の 安 定 的 確 保 を 図 る 観 点 から 基 地 局 の 無 停 電 化 やバッテリーの 長 時 間 化 の 推 進 移 動 電 源 車 数 の 増 加 に 取 り 組 む 燃 料 の 確 保 のため 石 油 会 社 との 間 の 優 先 給 油 契 約 の 締 結 等 の 連 携 強 化 を 進 める 局 給 電 による 通 話 が 可 能 な 固 定 電 話 端 末 か 否 かを 利 用 者 が 確 認 できるよう に 分 かりやすく 周 知 する 等 の 措 置 やバッテリー 内 蔵 型 端 末 バックアップ 電 源 等 の 普 及 促 進 に 取 り 組 む CIAJの 停 電 対 応 検 討 WGにおいて 取 りまとめられる 停 電 時 の 対 応 方 策 等 も 参 考 にしつつ 取 組 を 進 める 通 信 設 備 端 末 の 省 電 力 化 やバッテリーの 軽 量 化 長 寿 命 化 に 取 り 組 む 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メールについて その 有 効 活 用 を 図 る 観 点 から 関 係 者 間 の 連 携 ( 公 共 コモンズの 利 用 等 )を 図 るとともに 自 治 体 等 の 要 望 を 踏 まえた 提 供 内 容 の 多 様 化 に 取 り 組 む 復 旧 エリアマップについて 発 災 後 の 立 上 期 間 の 短 縮 提 供 情 報 の 多 様 化 視 認 性 更 改 頻 度 の 向 上 など その 充 実 改 善 に 取 り 組 む 緊 急 時 に 必 要 な 情 報 の 提 供 を 誰 もが 的 確 に 受 けられるようにするため 簡 易 で 使 いやすい 端 末 の 開 発 提 供 等 に 努 める 第 4 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワークインフラの 在 り 方 関 係 自 社 の 災 害 対 応 体 制 ( 事 業 継 続 計 画 災 害 対 応 マニュアル 等 )の 検 証 を 行 い 必 要 に 応 じ 見 直 しを 行 う 54

57 第 5 章 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 利 用 の 在 り 方 関 係 今 後 の 大 規 模 災 害 を 想 定 したインターネットの 回 線 容 量 の 確 保 について 今 後 のトラフィック 増 加 を 踏 まえ 回 線 容 量 の 増 強 等 に 取 り 組 む 携 帯 メールの 遅 延 防 止 を 図 る 観 点 から メールサーバ 等 の 容 量 の 増 強 等 疎 通 能 力 の 向 上 に 向 けた 取 組 を 進 める 燃 料 の 確 保 のため 石 油 会 社 との 間 の 優 先 給 油 契 約 の 締 結 等 の 連 携 強 化 を 進 める インターネットのアクセス 手 段 の 更 なる 充 実 に 向 けて 移 動 基 地 局 や 衛 星 回 線 の 増 強 等 を 進 める インターネット 上 で 震 災 関 係 の 情 報 が 広 範 かつ 速 やかに 提 供 されるよう ポ ータルサイト 等 の 運 営 事 業 者 間 で 情 報 共 有 を 行 う 55

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60 に 反 映 する 燃 料 確 保 輸 送 に 関 する 行 政 機 関 との 連 携 につ いて 関 係 事 業 者 の 意 見 等 を 内 閣 府 や 制 度 所 管 官 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 への 反 映 等 その 実 現 に 向 けた 働 きかけを 積 極 的 に 行 う を 踏 まえた 提 供 内 容 の 多 様 化 に 取 り 組 む 復 旧 エリアマップについて 発 災 後 の 立 上 期 間 の 短 縮 提 供 情 報 の 多 様 化 視 認 性 更 改 頻 度 の 向 上 など その 充 実 改 善 に 取 り 組 む 緊 急 時 に 必 要 な 情 報 の 提 供 を 誰 もが 的 確 に 受 け られるようにするため 簡 易 で 使 いやすい 端 末 の 開 発 提 供 等 に 努 める 58

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