Transcription

1 みどりのたより 64 号 平 成 27 年 12 月 15 日 ) CONTENTS 新 年 あいさつ 1 Ⅰ. 行 政 情 報 1. 農 薬 による 蜜 蜂 の 危 害 を 防 止 するための 我 が 国 の 取 組 5 2. 水 道 水 中 における 農 薬 類 の 目 標 値 見 直 しに 関 する 意 見 の 募 集 について 8 3. 航 空 法 の 一 部 改 正 に 伴 う 農 薬 散 布 等 の 無 人 航 空 機 の 利 用 について 平 成 26 年 度 食 品 からのタ イオキシン 類 一 日 摂 取 量 調 査 等 の 調 査 結 果 農 薬 を 使 用 することができる 作 物 群 登 録 について ゴルフ 場 で 使 用 される 農 薬 に 係 る 平 成 26 年 度 水 質 調 査 結 果 18 Ⅱ. 緑 の 安 全 管 理 士 会 1. 平 成 27 年 度 緑 の 安 全 管 理 士 会 支 部 大 会 開 催 事 務 局 からの 連 絡 とお 願 い 19 Ⅲ. 緑 の 安 全 推 進 協 会 1. 更 新 研 修 会 資 格 認 定 研 修 会 特 別 研 修 会 講 師 派 遣 農 薬 電 話 相 談 室 グリーン 農 薬 総 覧 2015 年 総 合 版 のご 案 内 農 薬 の 適 正 使 用 等 についての リーフレット 緑 の 安 全 管 理 士 連 絡 先 等 変 更 届 出 書 緑 の 安 全 管 理 士 認 定 証 書 及 び 認 定 証 紛 失 等 再 発 行 願 い など 24 Ⅳ. 平 成 27 年 度 植 物 防 疫 地 区 協 議 会 資 料 [ 抜 粋 (1~72 頁 )] 会 議 資 料 & 資 料 編 目 次 26 公 益 社 団 法 人 緑 の 安 全 推 進 協 会

2

3 新 年 の ご 挨 拶 ( 公 社 ) 緑 の 安 全 推 進 協 会 会 長 齊 藤 登 新 年 を 迎 え 年 頭 のご 挨 拶 を 申 し 上 げます 緑 の 安 全 推 進 協 会 は 昨 年 社 団 法 人 としての 発 足 以 来 20 年 の 節 目 を 迎 え 農 薬 を 正 しく 理 解 し 安 全 適 切 な 使 用 を 推 進 し 確 保 するというそ の 社 会 的 な 使 命 に 対 する 期 待 はますます 大 きくなっているものと 感 じてお ります 当 協 会 は 平 成 7 年 に 社 団 法 人 として 農 林 水 産 省 の 認 定 を 受 け 農 薬 の 適 正 使 用 の 推 進 と 正 しい 知 識 の 普 及 啓 発 を 活 動 の 柱 として 歩 みを 進 めてまいりました 平 成 25 年 度 からは 新 法 人 制 度 の 下 で 公 益 社 団 法 人 として 新 たなスタートを 切 り 現 在 に 至 っています 市 場 に 出 回 る 農 薬 は 農 薬 取 締 法 に 基 づく 登 録 制 度 により 厳 格 な 検 査 の 上 でその 安 全 性 が 科 学 的 に 担 保 されております そこでは 農 薬 使 用 に 当 たって 農 薬 のラベルに 記 載 された 使 用 法 や 注 意 事 項 を 守 ることが 農 産 物 の 消 費 者 や 農 薬 の 使 用 者 さらには 周 辺 環 境 への 安 全 を 確 保 する 前 提 となっています ところが 現 場 で 農 薬 を 使 用 する 場 面 では 農 薬 について 十 分 な 知 識 を 持 たない 人 が 適 正 な 使 用 方 法 を 徹 底 できない 場 合 が 懸 念 されます したがって この 段 階 でいかにラベルの 内 容 を 守 って 適 正 使 用 を 徹 底 するかが 農 薬 使 用 における 安 全 確 保 にとって 重 要 な 責 務 となります 当 協 会 は まさにこの 責 務 をいかに 果 たすかを 中 心 に 活 動 を 展 開 してい ます 特 に 力 を 入 れているのが 農 薬 に 関 する 専 門 的 知 識 を 持 ち 農 薬 使 用 の 第 一 線 で 実 践 的 な 指 導 監 督 を 行 いうる 専 門 家 として 緑 の 安 全 管 理 士 を 養 成 し 資 格 を 認 定 する 事 業 で 一 貫 して 協 会 の 主 要 な 柱 の 一 つとしてきました 農 薬 をめぐる 技 術 は 日 進 月 歩 で 資 格 を 認 定 された 緑 の 安 全 管 理 士 といえども 常 に 新 しい 知 識 を 吸 収 し 資 質 の 向 上 に 努 め 1

4 なければ 専 門 家 としての 社 会 的 期 待 に 応 えられません そのため 日 常 的 な 技 術 情 報 の 提 供 と 併 せ 5 年 ごとの 資 格 の 更 新 と その 間 の 地 方 支 部 大 会 を 兼 ねた 更 新 研 修 に 参 加 することを 義 務 付 け レベルの 維 持 向 上 を 図 っています 現 在 全 国 で 2,880 名 あまりの 管 理 士 が 活 躍 しておられますが 管 理 士 個 人 の 自 覚 と 責 任 感 に 基 づく 活 動 に 多 々 依 存 している 現 状 にあり 管 理 士 としての 組 織 的 活 動 への 支 援 の 在 り 方 が 重 要 と 考 えています 欧 米 先 進 諸 国 においては 農 薬 使 用 者 の 研 修 資 格 制 度 が 一 層 充 実 されつつあるところであり 我 が 国 においてもその 充 実 が 求 められていると ころです 当 協 会 としては 緑 の 安 全 管 理 士 制 度 の 真 の 定 着 を 実 現 するため 昨 年 の20 周 年 を 機 に 社 会 の 期 待 に 応 えるべく 緑 の 安 全 管 理 士 各 位 の 積 極 的 な 参 画 を 得 つつ さらに 一 層 地 域 活 動 の 強 化 と 活 動 の 組 織 化 活 性 化 を 図 るため 役 職 員 一 同 気 持 ちを 一 つにして 鋭 意 努 力 して まいる 所 存 です 会 員 各 位 のご 支 援 を 心 からお 願 い 申 し 上 げる 次 第 です 2

5 Ⅰ. 行 政 情 報 ハイライト 1. 農 薬 による 蜜 蜂 の 危 害 を 防 止 するための 我 が 国 の 取 組 ( 月 改 訂 9 月 9 日 ) 農 林 水 産 省 は 2015 年 6 月 に 公 表 した 平 成 26 年 度 蜜 蜂 被 害 事 例 調 査 の 結 果 と 今 後 の 対 策 について ( 平 成 25~27 年 度 事 業 )の 内 容 を 追 加 し Q&A の 改 訂 を 行 った (1) Q&A は 全 9 問 で 追 加 はない (2) Q1,4,5,6,7 は 変 更 なし Q8 は 本 文 変 更 なし 表 形 式 の 記 載 農 薬 (5 農 薬 )を 追 加 Q9 は 2013 及 び 2014 年 度 水 稲 の 開 花 期 及 びその 前 後 ( 開 花 直 前 から 開 花 期 後 2 週 間 程 度 ) (アンダーライン: 追 加 文 言 )の 変 更 程 度 Q2,3 は 修 正 された (3)Q2 は 2013 及 び 2014 年 度 水 稲 の 開 花 期 及 びその 前 後 ( 開 花 直 前 から 開 花 期 後 2 週 間 程 度 ) の 変 更 第 1 項 目 ラベル 注 意 事 項 に 係 る 2015 年 7 月 よりの 農 薬 製 造 者 販 売 者 への 要 請 事 項 を 追 加 第 2 項 目 末 尾 水 稲 カメムシ 防 除 に 多 く 使 われる 無 人 ヘリの 実 施 計 画 に 関 する 情 報 提 供 を 追 加 新 項 目 蜜 蜂 の 被 害 を 減 らすため 各 地 域 がさまざまな 対 策 をとっています を 追 加 された (4)Q3 は 第 2 項 目 2013 年 度 被 害 報 告 に 2014 年 度 ( 平 成 26 年 度 ) 被 害 報 告 を 追 加 し 本 文 修 正 2014 年 度 の 知 見 ( 水 稲 開 花 期 以 外 の 事 例 周 辺 に 水 稲 が 栽 培 されていな い 地 域 の 事 例 ) および 関 係 者 への 対 応 について 記 載 された ( 本 文 5 頁 へ ) 2. 水 道 水 中 における 農 薬 類 の 目 標 値 見 直 しに 関 する 意 見 の 募 集 について 厚 生 労 働 省 は 水 道 水 質 管 理 に 係 る 農 薬 類 の 目 標 値 (6 農 薬 ) 見 直 し 等 について 9 月 11 日 から 10 月 13 日 の 間 意 見 の 募 集 (パブリックコメント)を 行 った これは 生 活 環 境 水 道 部 会 ( 平 成 27 年 2 月 5 日 開 催 )の 審 議 結 果 を 踏 まえ 厚 生 労 働 省 健 康 局 長 通 知 ( 健 発 第 号 平 成 15 年 10 月 10 日 )の 別 添 2 目 標 値 を 改 正 するもの 施 行 は 平 成 28 年 4 月 1 日 を 予 定 改 正 案 農 薬 類 ( 水 質 管 理 目 標 設 定 項 目 ) アシュラム 目 標 値 0.2mg/L ( 現 ) 0.9mg/L ( 案 ) ジクロベニル 目 標 値 0.01mg/L ( 現 ) 0.03mg/L ( 案 ) ダイアジノン 目 標 値 0.005mg/L ( 現 ) 0.003mg/L ( 案 ) トリシクラゾール 目 標 値 0.08mg/L ( 現 ) 0.1mg/L ( 案 ) フェニトロチオン 目 標 値 0.003mg/L ( 現 ) 0.01mg/L ( 案 ) マラチオン 目 標 値 0.05mg/L ( 現 ) 0.7mg/L ( 案 ) ( 本 文 8 頁 へ ) 3. 病 害 虫 防 除 農 薬 登 録 推 進 中 央 協 議 会 の 設 置 ( 平 成 27 年 9 月 28 日 消 費 安 全 局 長 通 知 ) 農 林 水 産 省 は 以 下 の 重 要 な 政 策 課 題 の 着 実 な 推 進 を 図 るため 病 害 虫 防 除 体 系 の 確 立 や 農 薬 登 録 の 推 進 が 重 要 とし 円 滑 かつ 迅 速 に 対 応 することを 目 的 として 同 中 央 協 議 会 を 設 置 した 同 協 議 会 は 都 道 府 県 等 から 要 望 や 情 報 を 収 集 し 関 係 者 で 共 有 するとともに 課 題 の 解 決 に 向 けた 技 術 的 な 対 応 の 検 討 や 都 道 府 県 等 への 情 報 提 供 等 を 行 う (1) 薬 用 作 物 等 の 地 域 特 産 作 物 の 生 産 拡 大 (2) 無 人 航 空 機 を 活 用 した 安 全 適 正 な 農 薬 散 布 の 推 進 (3) 短 期 暴 露 評 価 への 対 応 (4) 薬 剤 耐 性 病 害 虫 への 対 応 (5)その 他 ( 中 央 協 議 会 の 構 成 員 が 必 要 と 認 める 課 題 ) 3

6 4. 航 空 法 の 一 部 改 正 に 伴 う 農 薬 散 布 等 の 無 人 航 空 機 の 利 用 について 航 空 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 が 成 立 公 布 (9/11)され 無 人 航 空 機 についても 規 制 の 対 象 とすることとされた このことにより 法 律 の 施 行 (12/10) 後 は 産 業 用 無 人 ヘリコプタ ーやドローン 等 の 無 人 航 空 機 を 利 用 して 農 薬 肥 料 の 散 布 や 播 種 等 を 行 う 場 合 事 前 に 申 請 し 国 土 交 通 大 臣 の 許 可 承 認 を 受 けることが 必 要 になった 農 林 水 産 省 と 国 土 交 通 省 は 空 中 散 布 等 を 目 的 とした 無 人 航 空 機 の 飛 行 に 関 する 許 可 承 認 が 円 滑 かつ 迅 速 に 実 施 できるよう 空 中 散 布 等 を 目 的 とした 無 人 航 空 機 の 飛 行 に 関 す る 許 可 承 認 の 取 扱 い ( 平 成 27 年 12 月 3 日 )を 定 め 関 係 者 に 周 知 した 併 せて 農 林 水 産 省 は 農 薬 の 空 中 散 布 等 による 蜜 蜂 被 害 の 軽 減 を 図 るための 情 報 の 活 用 について ( 平 成 27 年 12 月 3 日 )を 発 出 し 新 たに 定 めた 空 中 散 布 等 における 無 人 航 空 機 利 用 技 術 指 導 指 針 ( 平 成 27 年 12 月 3 日 )に 基 づき 都 道 府 県 の 植 物 防 疫 担 当 農 薬 指 導 担 当 畜 産 担 当 及 び 個 々の 養 蜂 家 の 間 で 空 中 散 布 等 事 業 計 画 の 情 報 が 共 有 される よう 通 知 した 航 空 法 施 行 規 則 の 一 部 を 改 正 する 省 令 国 土 交 通 省 は 改 正 航 空 法 において 無 人 航 空 機 の 具 体 的 な 禁 止 空 域 等 の 詳 細 を 定 める 航 空 法 施 行 規 則 を 改 正 するパブリックコメント(9/16~10/15)を 実 施 し 11 月 17 日 公 布 12 月 10 日 施 行 した ( 本 文 10 頁 へ ) 5. 平 成 26 年 度 食 品 からのダイオキシン 類 一 日 摂 取 量 調 査 等 の 調 査 結 果 ( 平 成 27 年 10 月 5 日 公 表 ) 厚 生 労 働 省 は 我 が 国 の 平 均 的 な 食 生 活 における 食 品 からのダイオキシン 類 の 摂 取 量 の 推 定 と 摂 取 の 寄 与 が 大 きい 個 別 食 品 等 の 調 査 を 行 い 公 表 した 概 要 (1) 食 品 からのダイオキシン 類 の 国 民 平 均 一 日 摂 取 量 は 0.69pg TEQ/kg bw/ 日 と 推 定 される 摂 取 量 推 定 値 の 最 大 値 (2.02pg)の 場 合 でも 日 本 における 耐 容 一 日 摂 取 量 (TDI) 4pg TEQ/kg bw/ 日 より 低 く その 半 分 程 度 (2) 一 部 の 魚 介 類 等 からは 依 然 として 比 較 的 高 い 濃 度 が 検 出 されている ( 本 文 16 頁 へ ) 6. 農 薬 を 使 用 することができる 作 物 群 登 録 について ( 平 成 27 年 10 月 23 日 ) 農 林 水 産 省 は 同 省 HP 農 薬 コーナー に 今 後 検 討 を 深 める 作 物 群 登 録 の 拡 大 に 向 け 作 物 群 登 録 する 場 合 の 基 本 的 考 え 方 ( 代 表 作 物 の 選 定 等 ) 必 要 な 科 学 的 データ ( 作 残 データ 等 )の 3 案 を 公 表 した 併 せて 近 日 中 にパブリックコメントを 実 施 する 意 向 を 公 表 している ( 本 文 17 頁 へ ) 7. ゴルフ 場 で 使 用 される 農 薬 に 係 る 平 成 26 年 度 水 質 調 査 結 果 ( 平 成 27 年 10 月 23 日 公 表 ) 環 境 省 は ゴルフ 場 で 使 用 される 農 薬 について 平 成 26 年 度 に 地 方 自 治 体 及 び 環 境 省 地 方 環 境 事 務 所 が 実 施 したゴルフ 場 排 出 水 等 の 水 質 調 査 の 結 果 を 取 りまとめ 公 表 した 調 査 概 要 ゴルフ 場 数 :511 ゴルフ 場 総 検 体 数 : 延 べ 17,328 検 体 (サンプル 数 調 査 成 分 数 ) 検 出 状 況 : 指 針 値 の 超 過 なし ( 本 文 18 頁 へ ) 4

7 1. 農 薬 による 蜜 蜂 の 危 害 を 防 止 するための 我 が 国 の 取 組 ( 月 改 訂 9 月 9 日 ) 農 水 省 HP: Q2 は 2013 及 び 2014 年 度 水 稲 の 開 花 期 及 びその 前 後 ( 開 花 直 前 から 開 花 期 後 2 週 間 程 度 ) の 変 更 第 1 項 目 ラベル 注 意 事 項 に 係 る 2015 年 7 月 よ りの 農 薬 製 造 者 販 売 者 への 要 請 事 項 を 追 加 第 2 項 目 末 尾 水 稲 カ メ ム シ 防 除 に 多 く 使 われる 無 人 ヘリの 実 施 計 画 に 関 する 情 報 提 供 を 追 加 新 項 目 蜜 蜂 の 被 害 を 減 らすため 各 地 域 がさまざまな 対 策 をと っ て い ま す を 追 加 さ れ た Q2. 農 薬 による 蜜 蜂 の 被 害 を 防 ぐため 日 本 ではどのような 対 策 がと られているのでしょうか 蜜 蜂 に 対 する 影 響 試 験 の 結 果 に 基 づき 農 薬 を 使 用 する 際 に 注 意 すべき 事 項 をラベル に 記 載 することが 定 められています 農 林 水 産 省 は 農 薬 登 録 の 前 に 農 薬 の 成 分 を 蜜 蜂 の 体 に 塗 布 したり 砂 糖 水 に 混 ぜて 蜜 蜂 に 与 えたりして 蜜 蜂 に 対 する 影 響 を 試 験 して その 結 果 を 登 録 申 請 の 際 に 提 出 するよう 農 薬 の 開 発 者 に 求 めています 試 験 の 結 果 その 農 薬 成 分 の 蜜 蜂 に 対 する 毒 性 が 比 較 的 強 い( 例 えばその 成 分 を 20% 含 む 薬 剤 を 1000 倍 に 薄 めた 散 布 液 が 1 匹 あたり 1 滴 分 ( 約 0.05 ml) 付 着 しただけでも 試 験 に 供 した 蜜 蜂 の 半 数 が 死 んでしまう 程 度 )ことが 判 明 すれば 1) 散 布 の 際 に 巣 箱 及 びその 周 辺 にかからないようにする 2) 養 蜂 が 行 われている 地 区 では 周 辺 への 飛 散 に 注 意 する 等 ミツバチの 危 害 防 止 に 努 める などの 注 意 事 項 を その 農 薬 のラベルに 表 示 しなければなりません 2015 年 7 月 より 農 薬 を 使 用 する 農 家 と 養 蜂 家 の 間 での 情 報 交 換 をより 頻 繁 に 実 施 するた め 農 林 水 産 省 は 蜜 蜂 に 対 する 注 意 事 項 のうち 上 記 2)の 注 意 事 項 の 記 載 を 以 下 の 内 容 に 見 直 すよう 農 薬 製 造 者 販 売 者 に 要 請 しています 関 係 機 関 ( 都 道 府 県 の 農 薬 指 導 部 局 や 地 域 の 農 業 団 体 等 )に 周 辺 で 養 蜂 が 行 われているかを 確 認 し 養 蜂 が 行 われている 場 合 は 関 係 機 関 へ 農 薬 の 散 布 時 期 などの 情 報 を 提 供 し ミツバチの 危 害 防 止 に 努 める 現 在 我 が 国 で 農 作 物 に 広 く 使 用 されている 有 機 リン 系 ピレスロイド 系 ネオニコチノイド 系 などの 殺 虫 剤 の 場 合 散 布 液 が 0.001~ ml(1 滴 の 数 十 分 の 1~ 数 百 分 の1) 付 着 しただ けでも 蜜 蜂 が 死 ぬ 可 能 性 があるので 上 記 の 注 意 事 項 を 守 って 使 用 するよう 都 道 府 県 を 通 じて 農 家 を 指 導 しています 蜜 蜂 に 農 薬 がかかるのを 防 ぐため 農 家 と 養 蜂 家 との 間 の 連 絡 を 密 にするように 指 導 しています 養 蜂 家 の 方 が 季 節 によって 花 のある 地 域 へと 巣 箱 を 移 動 させることがあるので 農 家 が 農 薬 を 使 用 する ときに 蜜 蜂 の 巣 箱 が 近 くにある 場 合 もない 場 合 もあります そこで 農 林 水 産 省 は 都 道 府 県 を 通 じて 農 薬 を 使 用 する 農 家 と 養 蜂 家 との 間 で 巣 箱 の 位 置 及 び 設 置 時 期 や 農 薬 の 散 布 時 期 などの 情 報 を 交 換 し 巣 箱 を 退 避 するなどの 対 策 を 講 じるよう 指 導 しています この 指 導 に 基 づき 養 蜂 の 盛 んな 地 域 を 中 心 に 各 地 で 以 下 のような 取 組 が 行 われています 養 蜂 組 合 等 が 巣 箱 マップや 養 蜂 家 の 連 絡 先 などを 周 辺 農 家 や 市 町 村 農 協 無 人 ヘリコプターに よる 防 除 を 実 施 する 者 などに 提 供 する 農 薬 の 散 布 前 には 農 家 が 周 辺 の 養 蜂 家 に 連 絡 する 普 及 指 導 センターや 農 協 が 当 該 地 域 の 農 薬 の 使 用 時 期 や 無 人 ヘリコプターによる 防 除 の 計 画 を 養 蜂 組 合 等 を 通 じて あらかじめ 養 蜂 家 へ 提 供 する 普 及 指 導 センターや 農 協 が 農 薬 危 被 害 防 止 の 目 的 で 定 期 的 に 開 催 する 協 議 会 等 に 養 蜂 組 合 等 が 参 加 5

8 し 養 蜂 家 からの 情 報 を 積 極 的 に 伝 達 する 2013 及 び 2014 年 度 に 養 蜂 の 被 害 があったと 農 林 水 産 省 に 報 告 された 事 例 の 中 には 現 場 レベルでの 指 導 が 徹 底 しておらず 農 家 と 養 蜂 家 との 間 で 巣 箱 の 設 置 場 所 や 農 薬 の 使 用 時 期 などの 情 報 共 有 がなされ ていないものも 少 なからずありました このため 都 道 府 県 の 養 蜂 担 当 部 局 が 養 蜂 組 合 の 協 力 を 得 て 巣 箱 の 設 置 される 可 能 性 のある 場 所 の 情 報 を 農 薬 使 用 指 導 部 局 農 業 団 体 に 伝 えていただき 養 蜂 家 と 水 稲 農 家 の 情 報 の 共 有 が 徹 底 されるよう あらためて 都 道 府 県 に 指 導 しました また 2013 及 び 2014 年 度 に 農 林 水 産 省 に 報 告 があった 被 害 事 例 のうち 大 半 が 水 稲 のカメムシ 防 除 の 時 期 に 水 田 の 周 辺 で 発 生 していました このため 以 下 についても 併 せて 都 道 府 県 に 指 導 しました 水 稲 の 開 花 期 及 びその 前 後 ( 開 花 期 直 前 及 び 開 花 期 後 2 週 間 程 度 )のカメムシ 防 除 の 時 期 に 水 田 周 辺 に 置 かれた 巣 箱 の 蜜 蜂 が 水 田 に 飛 来 すること その 際 にカメムシ 防 除 のために 水 田 に 散 布 する 殺 虫 剤 を 浴 びると 蜜 蜂 の 被 害 が 生 じることを 水 稲 農 家 養 蜂 家 都 道 府 県 の 養 蜂 担 当 部 局 や 農 薬 使 用 指 導 部 局 に 広 く 知 っていただくこと 水 田 に 囲 まれた 場 所 や 周 辺 に 水 稲 以 外 の 花 粉 源 が 少 ない 場 所 では 蜜 蜂 が 水 田 に 飛 来 しやすくカメ ムシ 防 除 の 際 に 散 布 される 殺 虫 剤 を 浴 びる 確 率 が 高 くなるため 養 蜂 家 に 被 害 発 生 の 低 減 のた めにはこのような 場 所 にはできるだけ 巣 箱 を 置 かないようにするか 水 稲 の 開 花 期 に 巣 箱 を 退 避 して もらうこと 水 稲 農 家 に 蜜 蜂 の 活 動 が 盛 んな 時 間 帯 (8 ~ 12 時 )の 農 薬 散 布 を 避 け できるだけ 早 朝 または 夕 刻 に 散 布 したり 蜜 蜂 が 浴 びにくい 形 の 殺 虫 剤 ( 粒 剤 の 田 面 散 布 )を 使 用 するなどの 対 策 を 実 施 し てもらうこと 水 稲 のカメムシ 防 除 の 多 くは 無 人 ヘリコプターを 用 いて 行 われています 農 林 水 産 省 は 2015 年 度 より さらなる 情 報 共 有 を 図 るため 無 人 ヘリコプターで 農 薬 を 散 布 す る 者 が 提 出 した 実 施 計 画 に 基 づき そ の 情 報 を 都 道 府 県 の 農 薬 使 用 指 導 部 局 から 養 蜂 担 当 部 局 を 通 じ 養 蜂 組 合 等 に 提 供 するよう 都 道 府 県 を 指 導 しています 蜜 蜂 の 被 害 を 減 らすため 各 地 域 がさ まざ まな 対 策 をとっています 2013 年 度 に 比 べて 2014 年 度 に 蜜 蜂 の 被 害 件 数 が 減 少 した 都 道 府 県 の 取 組 を 調 査 したところ 以 下 の ような 事 例 がありました 農 薬 使 用 者 が 水 稲 のカメムシ 防 除 に 使 用 する 農 薬 を 粉 剤 から 蜜 蜂 が 浴 びにくい 形 の 粒 剤 に 変 更 した 農 薬 使 用 者 が 蜜 蜂 の 活 動 が 盛 んな 時 間 帯 (8 ~12 時 )を 避 けて 農 薬 を 散 布 する 配 慮 を 行 った 養 蜂 家 が 2013 年 度 に 被 害 のあった 場 所 から 被 害 が 少 ないと 考 えられる 別 の 場 所 に 巣 箱 を 移 動 し 被 害 を 回 避 した 農 薬 使 用 者 と 養 蜂 家 が 農 薬 散 布 時 間 の 情 報 共 有 を 行 い 農 薬 使 用 者 は 蜜 蜂 の 活 動 が 盛 んでない 早 朝 又 は 夕 方 に 農 薬 散 布 を 実 施 養 蜂 家 は 農 薬 の 散 布 される 時 間 に 蜜 蜂 が 外 に 出 ないよう 巣 門 ( 巣 箱 の 入 り 口 )の 一 時 閉 鎖 を 実 施 した 養 蜂 家 同 士 が 共 同 で 避 難 場 所 を 確 保 し 避 難 した 農 林 水 産 省 は 2014 年 度 に 被 害 件 数 の 多 かった 都 道 府 県 と 意 見 交 換 を 行 い これらの 優 良 な 取 組 事 例 を 参 考 に 地 域 の 実 態 に 合 わせた 取 組 を 今 後 推 進 するよう 助 言 指 導 を 行 いました 蜜 蜂 の 被 害 を 減 らすための 対 策 を 今 後 も 引 き 続 き 検 討 していきます 蜜 蜂 の 被 害 があったときには 養 蜂 家 から 都 道 府 県 に 届 け 出 てもらい まず 都 道 府 県 の 養 蜂 を 担 当 する 部 局 が 被 害 の 状 況 ダニ ウイルスへの 感 染 の 有 無 などを 調 査 しています その 結 果 農 薬 が 原 因 である 可 能 性 がある 場 合 は 都 道 府 県 の 農 薬 使 用 の 指 導 を 担 当 する 部 局 が 周 辺 農 地 の 農 薬 の 使 用 状 況 を 調 査 し 調 査 結 果 を 農 林 水 産 省 に 報 告 します また 農 地 の 周 辺 で 蜜 蜂 が 農 薬 を 浴 びたり 取 り 込 んだりしているの かを 明 らかにする 試 験 研 究 を 農 林 水 産 省 が 実 施 しています 2013 及 び 2014 年 度 に 農 林 水 産 省 に 報 告 された 被 害 事 例 を 解 析 した 結 果 蜜 蜂 の 被 害 は 水 稲 の 開 花 期 と その 前 後 ( 開 花 期 直 前 から 開 花 期 後 2 週 間 程 度 )に 多 く 水 田 に 飛 来 した 蜜 蜂 がカメムシ 防 除 に 使 用 した いろいろな 殺 虫 剤 を 浴 びたことが 原 因 である 可 能 性 が 高 いことがわかりました また 試 験 研 究 機 関 が 行 った 現 地 調 査 では 水 田 周 辺 に 設 置 した 蜜 蜂 の 巣 箱 からイネの 花 粉 が 収 集 され 蜜 蜂 が 水 稲 の 開 花 期 に 水 6

9 田 に 飛 来 することが 裏 付 けられています 被 害 調 査 は 2015 年 度 も 引 き 続 き 実 施 し 収 集 された 事 例 を 詳 細 に 解 析 していく 予 定 です 試 験 研 究 で は 蜜 蜂 が 水 田 で 殺 虫 剤 の 散 布 液 を 直 接 浴 びる 以 外 に 殺 虫 剤 にどの 程 度 触 れたり 摂 取 したりする 可 能 性 があるかを 知 るため イネ 花 粉 や 水 田 の 田 面 水 中 の 殺 虫 剤 の 濃 度 などを 調 べます これらの 調 査 や 試 験 研 究 から 農 薬 の 使 用 によって 蜜 蜂 に 被 害 が 発 生 すること 及 びその 仕 組 みについて 新 しい 知 見 が 得 られれば 直 ちに 被 害 を 減 らすためのより 効 果 的 な 対 策 を 検 討 し 実 施 します なお ダニや 病 気 も 群 内 の 蜜 蜂 の 数 が 減 少 する 原 因 となることが 知 られています これらによる 悪 影 響 を 防 ぐため 2011 年 3 月 に 養 蜂 家 向 けに 刊 行 された 養 蜂 マニュアル ( )( は 蜜 蜂 の 衛 生 管 理 対 策 をとるように 勧 めています 平 成 22 年 度 の 農 林 水 産 省 の 補 助 事 業 として ( 独 ) 農 業 食 品 産 業 技 術 総 合 研 究 機 構 畜 産 草 地 研 究 所 の 蜜 蜂 の 研 究 者 大 学 の 研 究 者 や 各 地 の 養 蜂 家 が 共 同 で 取 りまとめたものです Q3 は 第 2 項 目 2013 年 度 被 害 報 告 に 2014 年 度 ( 平 成 26 年 度 ) 被 害 報 告 を 追 加 し 本 文 修 正 2014 年 度 の 知 見 ( 水 稲 開 花 期 以 外 の 事 例 周 辺 に 水 稲 が 栽 培 さ れていない 地 域 の 事 例 ) お よ び 関 係 者 への 対 応 に つ い て 記 載 さ れ た Q3. 日 本 では 農 薬 による 蜜 蜂 の 被 害 はどの 程 度 発 生 しているのですか 2013 年 度 から 蜜 蜂 の 被 害 事 例 について それ 以 前 よりも 詳 細 な 調 査 を 行 い 農 林 水 産 省 に 報 告 してもらうことにしました 蜜 蜂 の 被 害 を 減 らす 対 策 を 考 えるためには 被 害 の 発 生 状 況 をより 正 しく 知 り 被 害 の 発 生 要 因 を 明 ら かにする 必 要 があります 具 体 的 には 蜜 蜂 の 被 害 の 程 度 や 発 生 時 期 病 気 の 有 無 周 辺 での 作 物 の 栽 培 状 況 農 薬 の 使 用 状 況 などの 情 報 が 必 須 です 農 林 水 産 省 は 養 蜂 家 の 方 から 被 害 の 報 告 があった 場 合 の 調 査 手 順 や 調 査 項 目 をまとめました 2013 年 度 から 都 道 府 県 に 対 し この 手 順 に 基 づいて 養 蜂 を 担 当 する 部 局 と 農 薬 使 用 の 指 導 を 担 当 する 部 局 が 連 携 して 調 査 を 実 施 し 農 林 水 産 省 に 報 告 してもらうよう 協 力 をお 願 いしています 具 体 的 には まず 養 蜂 を 担 当 する 部 局 や 家 畜 保 健 衛 生 所 などが 被 害 の 状 況 ダニ ウイルスへの 感 染 の 有 無 などを 調 査 します その 結 果 農 薬 が 原 因 である 可 能 性 がある 場 合 は 農 薬 の 使 用 の 指 導 を 担 当 する 部 局 が 周 辺 農 地 の 農 薬 の 使 用 状 況 を 調 査 します この 調 査 結 果 は 毎 年 取 りまとめます また ある 程 度 以 上 の 事 例 が 集 まれば 農 薬 による 蜜 蜂 の 被 害 の 発 生 要 因 について 詳 細 な 解 析 を 行 い 被 害 を 低 減 する 対 策 の 検 討 に 活 用 します 2013 年 度 には 69 件 2014 年 度 には 79 件 の 被 害 の 報 告 がありました 2013 年 度 (2013 年 5 月 30 日 ~ 2014 年 3 月 31 日 ) 及 び 2014 年 度 (2014 年 4 月 1 日 ~ 2015 年 3 月 31 日 )に 蜜 蜂 の 被 害 について 都 道 府 県 から それぞれ 69 件 及 び 79 件 の 報 告 がありました 都 道 府 県 に 被 害 を 報 告 した 蜂 場 ( 養 蜂 家 が 巣 箱 を 置 いた 場 所 )に 被 害 発 生 当 時 置 かれていた 巣 箱 数 の 合 計 は 約 3,000 箱 で 前 年 の 8 ~ 9 月 の 全 国 の 巣 箱 数 (おおよそ 40 万 箱 )の 1 % 未 満 にあたります 2012 年 度 までの 10 年 間 では 毎 年 数 件 多 い 年 でも 10 件 程 度 の 報 告 でした ( ) 農 林 水 産 省 は 2013 年 5 月 に 蜜 蜂 の 被 害 をより 正 確 に 知 るために 行 政 に 連 絡 してもらう 蜜 蜂 の 異 常 の 状 況 を 明 確 にするとともに 養 蜂 家 に 対 して 異 常 を 報 告 してもらうよう 呼 びかけを 強 化 しました その 結 果 養 蜂 家 の 協 力 が 得 られたため これまでより 多 くの 事 例 が 報 告 されたものと 考 えています 専 門 家 によれば 農 薬 による 蜜 蜂 の 被 害 の 特 徴 は 巣 門 ( 巣 箱 の 入 り 口 )の 前 に 死 虫 が 観 察 されること であり 2014 年 度 の 報 告 では 約 5 割 の 事 例 において 最 も 多 い 死 虫 数 は1,000 ~ 2,000 匹 でした( 一 般 に 巣 箱 1 箱 当 たり 数 万 匹 の 蜜 蜂 がいるとされています) また 被 害 は 水 稲 の 開 花 期 に 多 く カメムシ 防 除 に 散 布 されたいろいろな 殺 虫 剤 を 水 田 に 飛 来 していた 蜜 蜂 が 直 接 浴 びたことが 原 因 であると 考 えます 2013 年 度 からは 被 害 の 報 告 とともに 瀕 死 または 腐 敗 の 有 無 等 から 判 断 して 死 後 間 もないと 考 えら れる 蜜 蜂 が 入 手 できる 場 合 には 農 薬 を 浴 びたかどうかを 知 るための 分 析 試 料 として 採 取 し 分 析 機 関 に 送 7

10 付 してもらうよう 依 頼 しています 2013 及 び 2014 年 度 は 提 供 された 蜜 蜂 の 死 虫 のサンプル 数 が 十 分 でなく カメムシ 防 除 に 用 いられる 殺 虫 剤 のうち どの 殺 虫 剤 が 蜜 蜂 の 被 害 を 生 じやすいかどうかを 推 定 するこ とはできませんでした また 2014 年 度 は 周 辺 に 水 稲 が 栽 培 されていない 地 域 及 び 水 稲 のカメムシ 防 除 の 時 期 以 外 でも 被 害 事 例 の 報 告 があり 巣 箱 の 前 で 採 取 された 蜜 蜂 の 死 虫 サンプルから 殺 虫 剤 の 成 分 が 検 出 されましたが 周 辺 で 使 用 された 殺 虫 剤 が 特 定 できなかったため 検 出 された 殺 虫 剤 と 周 辺 での 農 薬 使 用 との 因 果 関 係 は 分 か りませんでした 被 害 事 例 調 査 は 2015 年 度 も 引 き 続 き 実 施 していきますが 関 係 者 に 対 して 以 下 をあらためてお 願 いし ました 巣 箱 の 前 で 採 取 された 死 虫 のサンプル 数 を 集 められるよう 養 蜂 家 の 方 々に 試 料 提 供 の 重 要 性 を 理 解 し ていただくとともに 死 虫 の 採 取 が 可 能 なよう 被 害 に 気 がつき 次 第 速 やかに 都 道 府 県 に 連 絡 していただ くこと 都 道 府 県 は 被 害 発 生 の 連 絡 を 受 けた 後 できるだけ 早 く 現 地 調 査 を 実 施 し 死 虫 を 採 取 すること 都 道 府 県 は 水 稲 に 加 え 一 定 の 面 積 でまとまって 栽 培 されている あるいは 共 同 防 除 を 実 施 している 作 物 についても 被 害 時 期 に 散 布 された 農 薬 の 使 用 時 期 作 物 などのより 詳 細 な 情 報 を 把 握 すること 農 林 水 産 省 が 農 薬 の 使 用 に 伴 う 事 故 及 び 被 害 の 実 態 を 把 握 するため 農 薬 によるヒトの 中 毒 事 故 農 作 物 家 畜 水 産 動 物 の 被 害 などを 対 象 に 都 道 府 県 から 毎 年 報 告 を 受 けているものから 蜜 蜂 の 事 故 事 例 を 集 計 したものであり 蜜 蜂 の 被 害 の 把 握 を 目 的 として 行 った 調 査 ではありません ( 農 薬 の 被 害 に 伴 う 事 故 及 び 被 害 の 実 態 調 査 ) < 詳 細 は 以 下 をごらんください> 蜜 蜂 被 害 事 例 調 査 の 中 間 取 りまとめ 及 び 今 後 の 対 策 について ( 平 成 26 年 度 蜜 蜂 被 害 事 例 調 査 の 結 果 と 今 後 の 対 策 について ( 2. 水 道 水 中 における 農 薬 類 の 目 標 値 見 直 しに 関 する 意 見 の 募 集 について e-gov: 水 道 水 質 管 理 の 体 系 は 次 のとおり ( 平 成 27 年 4 月 1 日 施 行 ) 水 質 基 準 ( 51 項 目 水 道 法 第 4 条 ) 水 質 管 理 目 標 設 定 項 目 (26 項 目 ( 農 薬 類 1 項 目 を 含 む 平 成 15 年 局 長 通 知 ) 要 検 討 項 目 ( 47 項 目 平 成 15 年 審 議 会 答 申 ) 水 質 基 準 ( 51 項 目 ): 水 道 水 は 水 質 基 準 ( 記 載 省 略 )に 適 合 することが 必 要 1 一 般 細 菌 2 総 トリハロメタン 3 大 腸 菌 4 トリクロロ 酢 酸 5 カト ミウム 及 びその 化 合 物 6 シ フ ロモクロロメタン 7 フ ロモシ クロロメタン 8 水 銀 及 びその 化 合 物 9 フ ロモホルム 10 セレン 及 びその 化 合 物 11 ホルムアルテ ヒト 12 鉛 及 びその 化 合 物 13 亜 鉛 及 びその 化 合 物 14 ヒ 素 及 びその 化 合 物 15 アルミニウム 及 びその 化 合 物 16 六 価 クロム 化 合 物 17 鉄 及 びその 化 合 物 18 亜 硝 酸 態 窒 素 19 硝 酸 態 窒 素 及 び 亜 硝 酸 態 窒 素 20 シアン 化 合 物 イオン 及 び 塩 化 シ アン 8 21 シス-1,2-シ クロロエチレン 及 びト ランス-1,2-シ クロロエチレン 22 銅 及 びその 化 合 物 23 マンカ ン 及 びその 化 合 物 24 フッ 素 及 びその 化 合 物 25 塩 化 物 イオン 26 ホウ 素 及 びその 化 合 物 27 カルシウム マク ネシウム 等 ( 硬 度 ) 28 四 塩 化 炭 素 29 蒸 発 残 留 物 30 1,4-シ オキサン 31 陰 イオン 界 面 活 性 剤 32 ナトリウム 及 びその 化 合 物 33 シ ェオスミン

11 34 シ クロロメタン 35 2-メチルイソホ ルネオール 36 テトラクロロエチレン 37 非 イオン 界 面 活 性 剤 38 トリクロロエチレン 39 フェノール 類 40 ヘ ンセ ン 41 有 機 物 ( 全 有 機 炭 素 の 量 ) 42 塩 素 酸 43 ph 値 44 クロロ 酢 酸 45 味 46 クロロホルム 47 臭 気 48 シ クロロ 酢 酸 49 色 度 50 濁 度 51 臭 素 酸 水 質 管 理 目 標 設 定 項 目 ( 別 添 1 26 項 目 ): 水 道 水 中 での 検 出 の 可 能 性 があるなど 水 質 管 理 上 留 意 すべき 項 目 ( 目 標 値 は 省 略 ) 1 アンチモン 及 びその 化 合 物 2 マンカ ン 及 びその 化 合 物 3 ウラン 及 びその 化 合 物 4 遊 離 炭 酸 5 ニッケル 及 びその 化 合 物 6 1,1,1-トリクロロエタン 7 1,2-シ クロロエタン 8 メチル-t-フ チルエーテル 9 トルエン 10 有 機 物 等 ( 過 マンカ ン 酸 カリウ ム 消 費 量 ) 11 農 薬 類 * ( 目 標 値 は Σ 検 出 値 / 目 標 値 1 以 下 ) 12 臭 気 強 度 (TON) 13 亜 塩 素 酸 14 蒸 発 残 留 物 15 二 酸 化 塩 素 16 濁 度 17 シ クロロアセトニトリル 18 ph 値 19 抱 水 クロラール 20 腐 食 性 (ランケ リア 指 数 ) 21 フタル 酸 シ (2-エチルへキシル) 22 従 属 栄 養 細 菌 23 残 留 塩 素 24 1,1-シ クロロエチレン 25 カルシウム マク ネシウム 等 ( 硬 度 ) 26 アルミニウム 及 びその 化 合 物 農 薬 類 ( 水 質 管 理 目 標 設 定 項 目 別 添 物 質 ) の 対 象 農 薬 リスト: 各 水 道 事 業 者 等 がその 地 域 の 状 況 を 踏 まえて 測 定 する 農 薬 を 選 定 ( 目 標 値 は 省 略 ) D-D 2,2-DPA 2,4-D EPN MCPA アシュラム アセフェート アトラシ ン アニロホス アミトラス メトミノストロヒ ン メトリフ シ ン メフェナセット メフ ロニル モリネート 要 検 討 項 目 (47 項 目 ): 毒 性 評 価 が 定 まらないことや 浄 水 中 の 存 在 量 が 不 明 等 の 理 由 か ら 水 質 基 準 項 目 水 質 管 理 目 標 設 定 項 目 に 分 類 できない 項 目 ( 目 標 値 は 省 略 ) 1 銀 及 びその 化 合 物 2 フタル 酸 フ チルヘ ンシ ル 3 ハ リウム 及 びその 化 合 物 4 ミクロキスチン-LR 5 ヒ スマス 及 びその 化 合 物 6 有 機 すず 化 合 物 7 モリフ テ ン 及 びその 化 合 物 8 フ ロモクロロ 酢 酸 9 アクリルアミト 10 フ ロモシ クロロ 酢 酸 11 アクリル 酸 12 シ フ ロモクロロ 酢 酸 B-エストラシ オール 14 ブロモ 酢 酸 15 エチニル-エストラシ オール 16 シ フ ロモ 酢 酸 17 エチレンシ アミン 四 酢 酸 18 トリフ ロモ 酢 酸 19 エヒ クロロヒト リン 20 トリクロロアセトニトリル 21 塩 化 ヒ ニル 22 フ ロモクロロアセトニトリル 23 酢 酸 ヒ ニル 24 シ フ ロモアセトニトリル 25 2,4-シ アミノトルエン 26 アセトアルテ ヒト 27 2,6-シ アミノトルエン 28 MX 29 N,N-シ メチルアニリン 30 キシレン 31 スチレン 32 過 塩 素 酸 33 タ イオキシン 類 34 ハ ーフルオロオクタンスルホン 酸 35 トリエチレンテトラミン 36 ハ ーフルオロオクタン 酸 37 ノニルフェノール 38 N-ニトロソシ メチルアミン 39 ヒ スフェノール A 40 アニリン 41 ヒト ラシ ン 42 キノリン 43 1,2-フ タシ エン 44 1,2,3-トリクロロヘ ンセ ン 45 1,3-フ タシ エン 46 ニトリロ 三 酢 酸 47 フタル 酸 シ (n-フ チル) 9

12 3. 航 空 法 の 一 部 改 正 に 伴 う 農 薬 散 布 等 の 無 人 航 空 機 の 利 用 について 航 空 法 の 一 部 改 正 ( 平 成 27 年 12 月 10 日 施 行 ) (1) 航 空 法 上 の 無 人 航 空 機 の 定 義 重 量 が 200g 以 上 (2) 無 人 航 空 機 の 飛 行 ルール 1) 無 人 航 空 機 の 飛 行 にあたり 許 可 を 必 要 とする 空 域 航 空 機 の 侵 入 表 面 等 の 上 空 の 空 域 地 表 又 は 水 面 から 150m 以 上 の 高 さの 空 域 人 又 は 家 屋 の 密 集 している 地 域 の 上 空 ( 国 土 交 通 省 航 空 局 HP で 確 認 できる) 2) 無 人 航 空 機 の 飛 行 の 方 法 無 人 航 空 機 を 飛 行 させる 際 は 承 認 を 受 けた 場 合 を 除 き 以 下 の 方 法 で 飛 行 させる 日 中 において 飛 行 させる 無 人 航 空 機 及 びその 周 囲 を 目 視 により 常 時 監 視 する 人 又 は 物 件 との 間 に 30m の 距 離 を 保 って 飛 行 させる 多 数 のものが 集 合 する 催 しが 行 われている 場 所 の 上 空 で 飛 行 させない 火 薬 類 高 圧 ガス 引 火 性 液 体 凶 器 などの 危 険 物 を 輸 送 しない 機 体 から 物 件 を 投 下 しない ( 物 件 には 農 薬 肥 料 種 子 融 雪 剤 等 が 該 当 する) 3)その 他 上 記 1) 2)に 違 反 した 場 合 は 50 万 円 以 下 の 罰 金 を 科 す 国 土 交 通 大 臣 による 許 可 承 認 の 円 滑 かつ 迅 速 化 空 中 散 布 等 における 無 人 航 空 機 利 用 技 術 指 導 指 針 ( 平 成 27 年 12 月 3 日 )に 基 づき 機 体 散 布 装 置 の 認 定 登 録 オペレーターの 認 定 管 理 安 全 な 空 中 散 布 等 の 指 導 徹 底 等 の 安 全 対 策 が 講 じられているとして 両 局 長 通 知 において 簡 素 化 が 図 られている (1) 申 請 手 続 きの 簡 素 化 農 林 水 産 航 空 協 会 や 都 道 府 県 協 議 会 ( 無 人 ヘリコプター 協 議 会 )が 代 行 して 申 請 する ことができる など (2) 許 可 承 認 の 基 準 の 弾 力 化 農 林 水 産 航 空 協 会 による 性 能 等 の 確 認 を 受 け かつ 同 協 会 の 登 録 を 受 けた 機 体 につ いては 許 可 承 認 の 基 準 に 適 合 していると 判 断 し 個 別 の 審 査 は 不 要 とする 同 協 会 の 技 能 認 定 を 受 け 認 定 証 を 交 付 されている 者 についても 同 様 の 取 扱 いとする < 補 足 資 料 として 添 付 > 平 成 27 年 度 第 2 回 農 林 水 産 航 空 事 業 検 討 会 (H ) 資 料 より 抜 粋 (1) 空 中 散 布 等 を 目 的 とした 無 人 航 空 機 の 飛 行 に 関 する 許 可 承 認 の 取 扱 いに ついて( 概 要 ) ( 平 成 27 年 12 月 航 空 局 ) (2) 無 人 航 空 機 に 係 る 改 正 航 空 法 等 の 概 要 (3) 農 薬 の 空 中 散 布 等 による 蜜 蜂 被 害 の 軽 減 を 図 るための 情 報 の 活 用 について (27 消 安 第 4649 号 平 成 27 年 12 月 3 日 農 林 水 産 省 消 費 安 全 局 農 産 安 全 管 理 課 長 植 物 防 疫 課 長 ) 10

13 11

14 12

15 13

16 14

17 15

18 4. 平 成 26 年 度 食 品 からのダイオキシン 類 一 日 摂 取 量 調 査 等 の 調 査 結 果 ( 平 成 27 年 10 月 5 日 公 表 ) 厚 生 労 働 省 HP: 平 成 26 年 度 厚 生 労 働 科 学 研 究 補 助 金 食 品 の 安 全 確 保 推 進 研 究 事 業 分 担 研 究 報 告 書 食 品 からの 塩 素 化 ダイオキシン 類 の 摂 取 量 調 査 に 関 する 研 究 塩 素 化 ダ イオキシン 類 のトータルダイエット 調 査 研 究 要 旨 マーケットバスケット 方 式 によるトータルダイエット(TD) 試 料 を 用 いて ダイオキシン 類 (PCDD/PCDFs 及 び Co-PCBs)の 国 民 平 均 一 日 摂 取 量 を 求 めた 国 民 健 康 栄 養 調 査 による 地 域 別 の 国 民 平 均 食 品 摂 取 量 に 基 づいて 食 品 を 購 入 し 飲 料 水 を 含 め 14 群 から 成 る TD 試 料 を 全 国 7 地 区 8 機 関 で 調 製 した ダイオキシン 類 濃 度 が 高 い 食 品 を 含 む 第 10 群 ( 魚 介 類 ) 及 び 11 群 ( 肉 卵 類 )については 各 機 関 がそれぞれ 各 3 セットの 試 料 を 調 製 し その 他 の 食 品 群 は 各 1 セ ットの 試 料 を 調 製 した 10 及 び 11 群 については 試 料 毎 にダイオキシン 類 を 分 析 し その 他 の 群 は 全 地 区 の 試 料 を 混 合 して 分 析 し ダイオキシン 類 の 一 日 摂 取 量 を 求 めた その 結 果 タ イオキシ ン 類 の 国 民 平 均 一 日 摂 取 量 は 0.69 ( 範 囲 :0.26~2.02)pg TEQ/kg bw/day と 推 定 された 10 群 ( 魚 介 類 )からのダイオキシン 類 摂 取 が 全 体 の 約 9 割 を 占 めていた 摂 取 量 推 定 値 の 平 均 は 日 本 の 耐 容 一 日 摂 取 量 (4 pg TEQ/kg bw/day)の 約 17%であった 摂 取 量 推 定 値 の 最 大 は 2.02 pg TEQ/kg bw/day であり 平 均 値 の 約 2.9 倍 となり 耐 容 一 日 摂 取 量 の 半 分 程 度 に 相 当 した 同 一 機 関 であっても 推 定 される 摂 取 量 に 1.2~7.6 倍 の 開 きがあり 10 群 に 含 まれている 魚 介 類 のダイオキシン 類 濃 度 が 大 きな 影 響 を 与 えた 第 1 群 : 米 米 加 工 品 第 2 群 : 米 以 外 の 穀 類 種 実 類 いも 類 第 3 群 : 砂 糖 類 菓 子 類 第 4 群 : 油 脂 類 第 5 群 : 豆 類 豆 加 工 品 第 6 群 : 果 実 果 汁 第 7 群 : 緑 黄 色 野 菜 第 8 群 : 他 の 野 菜 類 キノコ 類 海 草 類 第 9 群 : 酒 類 嗜 好 飲 料 第 10 群 : 魚 介 類 第 11 群 : 肉 類 卵 類 第 12 群 : 乳 乳 製 品 第 13 群 : 調 味 料 第 14 群 : 飲 料 水 ( 水 道 水 ) 図 ダイオキシン 類 摂 取 量 の 経 年 変 化 16

19 5. 農 薬 を 使 用 することができる 作 物 群 登 録 について ( 平 成 27 年 10 月 23 日 ) 農 薬 コーナー: 平 成 26 年 度 植 物 防 疫 事 業 検 討 会 配 布 資 料 17

20 6. ゴルフ 場 で 使 用 される 農 薬 に 係 る 平 成 26 年 度 水 質 調 査 結 果 ( 平 成 27 年 10 月 23 日 公 表 ) ( 別 紙 1) 都 道 府 県 別 の 水 質 調 査 結 果 環 境 省 HP: 都 道 府 県 調 査 ゴルフ 場 数 注 3 調 査 対 象 農 薬 数 注 総 検 体 数 注 1 注 2 注 3 調 査 検 体 数 指 針 値 超 過 検 体 数 北 海 道 44 (2) 3 57 (14) 466 (14) 109 (6) 0 (0) 青 森 県 1 (1) 4 (4) 4 (4) 0 (0) 0 (0) 岩 手 県 1 (1) 2 (2) 2 (2) 0 (0) 0 (0) 宮 城 県 5 (1) 71 (2) 165 (2) 5 (0) 0 (0) 秋 田 県 山 形 県 1 (1) 8 (8) 5 (5) 0 (0) 0 (0) 福 島 県 茨 城 県 6 (1) 20 (5) 31 (5) 18 (0) 0 (0) 栃 木 県 , 群 馬 県 2 (2) 22 (22) 17 (17) 0 (0) 0 (0) 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 3 (1) 23 (9) 42 (6) 24 (6) 0 (0) 神 奈 川 県 山 梨 県 長 野 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 2 (2) 10 (10) 11 (11) 0 (0) 0 (0) 福 井 県 岐 阜 県 5 (2) 26 (22) 37 (22) 0 (0) 0 (0) 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 3 (1) 27 (9) 37 (8) 12 (8) 0 (0) 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 , 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 2 (1) 3 (1) 5 (1) 0 (0) 0 (0) 徳 島 県 1 (1) 5 (5) 4 (4) 0 (0) 0 (0) 香 川 県 愛 媛 県 2 (2) 10 (10) 10 (10) 0 (0) 0 (0) 高 知 県 1 (1) 4 (4) 4 (4) 0 (0) 0 (0) 福 岡 県 佐 賀 県 (0) 0 (0) 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 2 (2) 11 (11) 11 (11) 8 (8) 0 (0) 鹿 児 島 県 沖 縄 県 全 国 計 (2) (24) 14 - (14) 10 17,328 (10) (136) 0 4,762 (0) (28) 0 0 (0) (0) 注 1 総 検 体 数 は (サンプル 数 調 査 成 分 数 )であり 調 整 池 や 場 外 の 水 域 等 で 採 取 されたものを 含 む 注 2 総 検 体 数 は 都 道 府 県 から 報 告 のあった 市 町 村 実 施 分 を 含 む 注 3 カッコ 内 の 数 字 は 地 方 環 境 事 務 所 が 調 査 ( 内 訳 )したものである 18

21 Ⅱ. 緑 の 安 全 管 理 士 会 (12 月 末 現 在 ) 1 平 成 27 年 度 緑 の 安 全 管 理 士 会 支 部 大 会 ( 兼 更 新 研 修 会 ) 11 月 19 日 ( 木 )の 関 東 支 部 大 会 1からの 開 催 で 平 成 28 年 1 月 22 日 ( 金 )の 近 畿 支 部 大 会 をもって 終 了 の 予 定 です 本 年 度 の 研 修 テーマは (1) 農 薬 をめぐる 最 近 の 動 向 (2) 農 薬 に 係 る 環 境 リ スクの 評 価 とリスク 管 理 (3) 農 薬 の 登 録 状 況 を 巡 る 話 題 ( 北 海 道 除 く) (4) 短 期 暴 露 ミツバチ 等 を 巡 る 最 近 の 話 題 としています なお 参 加 された 管 理 士 の 方 々の 意 見 や 要 望 をアンケート 形 式 で 把 握 して 次 年 度 の 研 修 会 への 反 映 に 努 めていますので ご 協 力 をお 願 いします 2 事 務 局 からのお 知 らせとお 願 い (1) みどりのたより に 平 成 27 年 度 植 物 防 疫 地 区 協 議 会 資 料 ( 抜 粋 )を 掲 載 配 布 平 成 27 年 11 月 12 日 から 12 月 4 日 の 間 農 林 水 産 省 は 農 政 局 単 位 に 都 道 府 県 の 植 物 防 疫 関 係 者 を 参 集 して 平 成 27 年 度 植 物 防 疫 地 区 協 議 会 を 開 催 して 最 近 の 情 勢 についての 情 報 提 供 各 都 道 府 県 からは 当 該 年 度 の 病 害 虫 発 生 状 況 農 薬 の 指 導 状 況 などについて 情 報 交 換 が 行 われました 植 物 防 疫 地 区 協 議 会 で 配 布 された 資 料 は 更 新 研 修 会 資 料 に 収 録 して 更 新 研 修 会 ( 兼 支 部 大 会 )の 参 加 者 へ 配 布 しています なお 同 地 区 協 議 会 資 料 ( 抜 粋 )を 本 郷 に 収 録 することで 更 新 研 修 会 の 不 参 加 者 や 後 半 ( 近 畿 中 四 国 九 州 )での 参 加 となる 管 理 士 の 方 々への 迅 速 な 伝 達 へ 改 めました [ 平 成 27 年 度 管 理 士 管 理 士 会 役 員 会 確 認 事 項 ] (2) みどりのたより へのご 意 見 ご 投 稿 をお 待 ちしています みどりのたより には 緑 の 安 全 管 理 士 の 皆 さんの 活 動 状 況 を 掲 載 して 相 互 の 情 報 交 換 あるいは 意 識 の 向 上 に 役 立 てたいと 考 えています 皆 さんの ご 意 見 記 事 写 真 などの 投 稿 をお 待 ちしております (3)メールアドレス 登 録 者 へのメールマガジンの 提 供 メールアドレスを 登 録 の 管 理 士 の 方 (12 月 :626 人 )には メールマガジン にて 発 生 予 察 情 報 や 農 薬 登 録 情 報 などを 平 成 27 年 は 41 回 発 信 しました 今 後 とも 提 供 できる 情 報 を 増 やすとともに 速 やかにお 届 けする 予 定 です 将 来 的 には 支 部 ( 地 域 ) 活 動 の 展 開 を 図 る 上 からも 会 員 相 互 の 連 絡 ネットワ ークの 構 築 は 重 要 と 考 えています 管 理 士 の 皆 様 には 趣 旨 をご 理 解 のうえ 連 絡 先 等 変 更 届 を 用 いてメールアドレスの 登 録 をお 願 いします なお 既 に 登 録 済 みの 方 は 不 要 です なお メールマガジンの 配 信 が 不 要 ( 停 止 )の 方 は 同 変 更 届 出 にその 旨 を 明 記 して 送 付 (FAX 電 子 メール 等 )して 下 さい [ 送 付 先 :FAX: Mail:midori-kanrishi@midori-kyokai.com] (4) 所 属 住 所 等 の 変 更 届 をお 届 け 下 さい 同 変 更 届 出 書 の 様 式 : 頁 みどりのたより 資 格 更 新 案 内 などは 届 出 の 住 所 に 送 付 していますが 宛 て 先 不 明 で 戻 る 件 数 が 少 なくありません 宛 先 不 明 が 連 続 (2 回 を 目 処 ) した 時 点 で 送 付 は 停 止 しています 勤 務 先 や 住 所 など 届 出 事 項 に 変 更 があ った 場 合 は FAX 電 子 メール 等 で 速 やかに 事 務 局 まで 連 絡 下 さい 19

22 なお 変 更 届 出 書 は 当 協 会 のホームページに 掲 載 しています [ 変 更 届 出 書 : (5) 緑 の 安 全 管 理 士 認 定 証 の 再 発 行 をお 受 けしています 認 定 証 (カード) を 紛 失 されて 再 発 行 を 希 望 される 方 は 当 会 のホーム ページ 掲 載 の 紛 失 等 再 発 行 願 い にご 記 入 の 上 写 真 2 枚 再 発 行 料 金 (3,000 円 )を 添 えて 事 務 局 まで 提 出 してください 不 明 な 点 は 事 務 局 にお 問 い 合 わせください [ 紛 失 等 再 発 行 願 い: (6) 緑 の 安 全 管 理 士 の 資 格 復 活 が 可 能 です 緑 の 安 全 管 理 士 の 資 格 更 新 ができなかった 方 で 資 格 復 活 (5 年 以 内 ) を 希 望 される 方 は 事 務 局 にご 相 談 下 さい 資 格 は 一 時 失 効 扱 いとなっていますが 事 由 によっては 次 年 度 の 更 新 研 修 会 への 参 加 などによる 資 格 復 活 の 救 済 措 置 を 講 じています (7) 平 成 28 年 度 緑 の 安 全 管 理 士 会 役 員 会 の 開 催 予 定 平 成 28 年 度 の 緑 の 安 全 推 進 協 会 総 会 は 平 成 28 年 6 月 18 日 ( 金 )を 予 定 しています なお 緑 の 安 全 管 理 士 会 役 員 会 は 同 6 月 22 日 ( 水 ) 午 後 の 予 定 とさせて 頂 きます Ⅲ. 緑 の 安 全 推 進 協 会 1. 平 成 27 年 度 緑 の 安 全 管 理 士 更 新 研 修 会 ( 兼 支 部 大 会 ) 支 部 名 開 催 日 支 部 名 開 催 日 支 部 名 開 催 日 支 部 名 開 催 日 北 海 道 11/24 関 東 1 11/19 東 海 北 陸 11/26 中 国 四 国 1/21 東 北 12/11 関 東 2 11/30 近 畿 1/22 九 州 沖 縄 1/20 (1) 認 定 証 等 の 発 送 まで 1 更 新 研 修 会 での 出 席 確 認 2 27 年 度 で 期 限 切 れとなる 認 定 証 (カード) の 返 納 3 資 格 更 新 研 修 会 受 講 申 込 書 4 写 真 (2 点 ) 5 更 新 料 支 払 いの 確 認 を 終 えた 順 に 6 新 規 認 定 証 書 認 定 証 (カード) 及 び 緑 の 安 全 管 理 士 の 手 引 き を 同 封 して 7 届 出 の 住 所 あてに 送 付 します (2) 旧 認 定 証 (カード) の 返 納 と 紛 失 している 場 合 届 出 様 式 : 頁 新 認 定 証 (カード) の 発 送 は 平 成 27 年 度 ( 同 28 年 3 月 31 日 )で 期 限 切 れとな る 旧 認 定 証 (カード) の 返 納 を 確 認 してからとなります 更 新 研 修 会 場 で 認 定 証 (カード) を 返 納 されてない 方 は 事 務 局 あてに 送 付 し て 下 さい なお 認 定 証 (カード) を 紛 失 している 場 合 は 紛 失 届 ( 再 発 行 を 抹 消 ) を 提 出 ( 写 真 手 数 料 は 不 要 FAX 可 )することで 返 納 に 代 えています [ 紛 失 等 再 発 行 願 い: 20

23 2.94 名 が 認 定 研 修 会 を 受 講 平 成 27 年 度 緑 の 安 全 管 理 士 ( 緑 地 ゴルフ 場 分 野 ) の 認 定 研 修 会 は 12 月 2 日 ~4 日 の 間 東 京 新 橋 の 共 栄 火 災 海 上 保 険 ( 株 ) 研 修 室 で( 受 講 生 94 名 ( 再 受 講 2 名 含 )) 開 催 されました 農 耕 地 分 野 では( 一 社 ) 日 本 植 物 防 疫 協 会 主 催 の 植 物 防 疫 研 修 会 が 9 月 28 日 ~10 月 2 日 の 間 同 協 会 会 議 室 で 開 催 されました 認 定 研 修 の 修 了 者 及 び 植 物 防 疫 研 修 修 了 者 で 緑 の 安 全 管 理 士 資 格 申 請 者 については 12 月 18 日 に 開 催 予 定 の 緑 の 安 全 管 理 士 認 定 審 会 の 審 査 を 経 て 緑 の 安 全 管 理 士 として 認 定 されます 最 近 は 不 合 格 者 が 若 干 名 でています 認 定 研 修 会 の 会 場 の 様 子 3 特 別 研 修 会 を 関 東 中 部 ( 名 古 屋 市 )で 開 催 本 研 修 会 は 緑 の 安 全 管 理 士 や 防 除 に 携 わられる 方 々の 技 能 及 び 信 頼 度 の 一 層 の 向 上 を 目 的 として 現 場 で 役 立 つ 病 害 虫 の 診 断 防 除 対 策 農 薬 の 適 正 使 用 に 関 する 情 報 の 提 供 を 共 催 する 農 薬 工 業 会 の 支 部 を 単 位 に 年 2カ 所 を 目 処 に 開 催 しています 平 成 27 年 度 は 関 東 地 区 と 中 部 地 区 で 開 催 を 予 定 しています (1) 関 東 地 区 の 開 催 内 容 < 開 催 済 み> 日 時 : 平 成 27 年 10 月 22 日 ( 木 ) 東 京 都 北 区 北 とぴあ テーマ:1 農 薬 飛 散 によるリスク 軽 減 に 向 けて 2 農 薬 の 製 品 に 関 する 安 全 情 報 の 提 供 について 3 現 場 で 役 立 つ 雑 草 の 診 断 と 防 除 対 策 4 現 場 で 役 立 つ 雑 草 イネの 発 生 状 況 とその 対 策 (2) 中 部 地 区 の 開 催 内 容 日 時 : 平 成 28 年 2 月 18 日 ( 木 ) 名 古 屋 市 愛 鉄 連 厚 生 年 金 基 金 会 館 テーマ( 予 定 ): 1 農 薬 飛 散 によるリスク 軽 減 に 向 けて 2 農 薬 の 空 容 器 残 農 薬 の 処 分 と 関 係 法 令 3 輸 出 用 茶 における 作 物 残 留 基 準 について 4 農 耕 地 非 農 耕 地 を 問 わず 帰 化 雑 草 等 の 問 題 雑 草 の 現 状 4 講 師 派 遣 事 業 について 農 薬 の 適 正 使 用 や 安 全 性 に 関 する 知 識 の 向 上 を 目 的 として 都 道 府 県 等 の 地 方 自 治 体 学 校 関 係 団 体 等 が 主 催 する 農 薬 適 正 使 用 の 研 修 会 などへ テーマに 応 じた 専 門 家 を 講 師 として 無 償 ( 旅 費 や 謝 礼 不 要 )で 派 遣 しています 平 成 27 年 度 は 事 業 紹 介 文 書 ( 農 薬 の 適 正 使 用 推 進 のために!)を 作 成 し 都 道 府 県 の 農 政 や 市 町 村 の 公 園 緑 化 関 係 者 などに 送 付 して 派 遣 事 業 を 含 めた 事 業 全 般 の 拡 大 を 図 っています 事 業 紹 介 文 書 を 見 た 方 などからの 問 い 合 わせも 増 えておりますが 平 成 27 年 21

24 度 は 150 件 以 上 (26 年 度 実 績 142 件 )の 派 遣 を 目 標 に 活 動 中 ですので 管 理 士 の 皆 さんの 関 係 先 にもご 紹 介 をお 願 いします 派 遣 の 時 期 内 容 等 によっては 準 備 に 2 ヶ 月 程 度 が 必 要 です また 派 遣 で きる 研 修 会 の 規 模 ( 参 集 人 数 )は 20 名 以 上 を 目 安 としていますが 少 人 数 の 場 合 で も 対 応 できる 可 能 性 は 有 りますので ご 相 談 ください 本 事 業 の 詳 細 は 当 協 会 のホームページでご 覧 戴 けます お 問 い 合 わせ お 申 し 込 み 等 の 相 談 は 担 当 者 ( 石 島 )まで 電 話 番 号 : FAX: [ ishijima@midori-kyokai.com URL: kyokai.com//haken/] 5 農 薬 電 話 相 談 室 について 農 薬 の 使 用 者 現 場 で 適 正 使 用 の 指 導 をする 方 や 一 般 市 民 の 方 々からの 農 薬 に 関 しての 電 話 相 談 に 無 料 で 応 じています 農 薬 に 関 する 疑 問 や 質 問 など ど のような 内 容 でも 結 構 ですのでご 遠 慮 なくお 問 い 合 わせください 直 接 の 疑 問 質 問 など 以 外 にも この 問 題 については 何 処 に 問 合 せたら 良 いか? などについても 気 軽 にお 尋 ね 下 さい 可 能 な 限 りお 調 べして お 答 えします 管 理 士 の 皆 さんの 関 係 先 にも 電 話 相 談 室 についての ご 紹 介 をお 願 いします 相 談 電 話 : グリーン 農 薬 総 覧 2015 年 総 合 版 のご 案 内 総 合 版 は 隔 年 の 刊 行 で 本 版 は 2014 年 1 月 ~2014 年 12 月 における 新 規 登 録 適 用 拡 大 失 効 等 の 変 更 など 最 新 の 登 録 情 報 を 基 に 登 録 農 薬 の 全 てに 登 録 番 号 と 適 用 作 物 名 を 記 載 するとともに 樹 木 類 の 病 害 虫 及 び 雑 草 に 登 録 のある 農 薬 を 対 象 分 野 別 に 整 理 し 加 えて 家 庭 園 芸 用 の 品 目 についても 充 実 を 図 っています 協 会 のホームページ 出 版 物 案 内 では 概 要 のサンプルをPDFで 紹 介 しており 注 文 書 はダウンロードしてFAX( )で きます お 問 い 合 わせ お 申 込 みは 当 協 会 ( )まで [ 注 文 用 紙 : 7 農 薬 の 安 全 使 用 等 についての リーフレット [URL: 農 薬 工 業 会 と 連 携 して 農 薬 の 法 令 遵 守 役 割 安 全 性 の 確 保 適 正 使 用 危 被 害 防 止 方 法 等 を 易 しく 解 説 したリーフレットを 作 成 し 講 習 会 研 修 会 会 議 や 各 種 イ ベントに 出 席 の 方 々 農 薬 を 使 用 する 方 々 等 へ 配 布 し 活 用 していただけるように 支 援 しています リーフレットは 無 償 で 送 料 のご 負 担 もありません 現 在 配 布 中 のリーフレット 12 種 類 は 以 下 のようなものであり その 内 容 については 当 協 会 のホームページで 紹 介 していますので ご 覧 ください 22

25 平 成 27 年 に 発 行 した 2 種 ( 農 薬 使 用 のハテナにお 答 え よくわかる 農 薬 適 正 使 用 の ポイント)も 好 評 で 既 にそれぞれ 2 万 部 以 上 を 配 布 しております ご 希 望 の 方 は リーフレットの 種 類 必 要 数 使 用 目 的 配 布 対 象 送 付 先 ( 電 話 番 号 を 含 む)を 当 協 会 (FAX ) までお 送 りください また 管 理 士 の 皆 さんの 関 係 先 へもご 紹 介 をお 願 いします お 問 い 合 わせは 農 薬 相 談 室 ( )まで [URL: 訂 正 とお 詫 び みどりのたより 63 号 (H27.7.7) 21 頁 の ゴールド 認 定 証 発 行 対 象 者 :248 名 の 名 簿 につきまして 1993 年 取 得 者 (H22 年 ) 氏 名 の 訂 正 をお 願 いします 正 : 地 域 名 ( 埼 玉 ) 氏 名 : 八 和 田 徳 文 氏 正 : 地 域 名 ( 静 岡 ) 氏 名 : 吉 田 美 知 雄 氏 誤 : 地 域 名 ( 埼 玉 ) 氏 名 : 文 誤 : 地 域 名 ( 静 岡 ) 氏 名 : 雄 23

26 緑 の 安 全 管 理 士 連 絡 先 等 変 更 届 出 書 公 益 社 団 法 人 緑 の 安 全 推 進 協 会 内 緑 の 安 全 管 理 士 会 事 務 局 御 中 住 所 連 絡 先 ( 勤 務 する 事 業 所 所 属 会 社 等 ) 等 が 変 更 になりましたので お 届 けいたします 届 出 日 平 成 年 月 日 認 定 番 号 ( ) 氏 名 ( ) 変 更 前 の 勤 務 先 ( ) 下 記 の 変 更 事 項 に 〇 をつけてください 1 会 社 名 2 所 属 3 勤 務 先 4 住 所 5その 他 変 更 後 変 更 があった 事 項 についてのみご 記 入 ください 1. 勤 務 会 社 名 等 (ゴルフ 場 の 方 はゴルフ 場 名 を 記 入 ) 2. 経 営 母 体 名 (ゴルフ 場 の 方 のみ 記 入 ) 3. 所 属 部 署 及 び 支 店 名 又 は 営 業 所 名 等 勤 務 先 の 所 在 地 ( ) 必 ずご 記 入 ください ( 郵 便 の 送 付 先 を 記 入 ) TEL FAX 5. 自 宅 住 所 等 ( ) 必 ずご 記 入 ください TEL FAX ゴルフ 場 に 勤 務 の 場 合 1.にゴルフ 場 名 2.に 経 営 母 体 名 を 書 いてください 会 社 等 に 勤 務 の 方 は 1.に 勤 務 会 社 名 等 3.の 所 属 部 署 や 支 店 名 又 は 営 業 所 名 をも 記 入 してください 勤 務 先 がない 場 合 ( 退 職 自 営 等 )は 5.に 自 宅 住 所 等 として 当 協 会 と 連 絡 が 取 れる 連 絡 先 を 必 ず 書 いてください( 特 に 退 職 の 場 合 は 1. 勤 務 会 社 名 等 欄 に 退 職 と 記 入 して 5 の 自 宅 住 所 等 を 必 ず 記 入 してください) ご 届 出 いただいた 内 容 の 個 人 情 報 は 支 部 大 会 案 内 更 新 研 修 会 案 内 認 定 証 書 の 発 送 等 の 場 合 以 外 には 使 用 いたしません 緑 の 安 全 管 理 士 は 個 人 の 資 格 です 転 勤 退 社 等 により 連 絡 先 に 変 更 が 生 じた 場 合 には 速 やかにこの 届 出 書 をご 提 出 してください(FAX 可 ) 当 協 会 は 本 届 出 書 に 基 づき 貴 殿 の 緑 の 安 全 管 理 士 データの 変 更 を 行 います ご 提 出 が 遅 れますと 支 部 大 会 案 内 更 新 研 修 案 内 認 定 証 書 の 発 送 等 に 支 障 をきたす 事 になりますのでご 注 意 ください 送 付 先 : 公 益 社 団 法 人 緑 の 安 全 推 進 協 会 FAX: midori@midori-kyokai.com 24

27 緑 の 安 全 管 理 士 認 定 証 書 および 認 定 証 紛 失 等 再 発 行 願 い 申 請 年 月 日 平 成 年 月 日 写 真 貼 付 免 許 証 サイズ 認 定 番 号 ふりがな 氏 名 生 年 月 日 ( 昭 和 平 成 ) 年 月 日 生 勤 務 先 名 所 属 部 課 勤 務 先 住 所 ( - ) 勤 務 先 TEL/FAX TEL: FAX: 勤 務 先 自 宅 住 所 ( - ) 自 宅 TEL/FAX 自 宅 再 発 行 ( 紛 失 ) 類 名 1. 認 定 証 2. 認 定 証 書 ( 名 刺 サイズ 写 真 付 ) (B 5 サイズ 証 書 ) 再 発 行 ( 紛 失 ) 由 1. 紛 失 2. その 他 ( ) 分 野 別 1. 農 耕 地 2. 緑 地 ゴルフ 場 分 野 認 定 年 月 日 平 成 年 月 日 有 効 年 月 日 平 成 年 月 日 認 定 証 書 (B5 サイズ 証 書 ) 再 発 行 料 金 3,000( 送 料 込 み) 認 定 証 ( 名 刺 サイズ 写 真 付 き) 再 発 行 料 金 3,000( 送 料 込 み) 同 封 の 郵 便 振 替 用 紙 でお 振 込 み 下 さい ( 振 込 手 数 料 はご 負 担 ください ) 写 真 2 枚 送 付 のこと 1 枚 は 本 願 い 書 に 貼 付 もう1 枚 は 裏 に 氏 名 を 書 いて 裏 返 し クリップ 止 めして 同 封 送 付 先 : 公 益 社 団 法 人 緑 の 安 全 推 進 協 会 FAX: midori@midori-kyokai.com 25

28 平 成 27 年 度 植 物 防 疫 地 区 協 議 会 資 料 目 次 Ⅰ 平 成 27 年 度 の 主 要 病 害 虫 の 発 生 概 要 [ 略 ] Ⅱ 平 成 27 年 度 植 物 防 疫 事 業 のこれまでの 実 施 状 況 と 今 後 の 取 組 1 発 生 予 察 関 係 等 [ 略 ] 2 病 害 虫 防 除 関 係 (1) キウイフルーツかいよう 病 の Psa3 系 統 の 発 生 について [ 略 ] (2) 総 合 的 病 害 虫 雑 草 管 理 (IPM)の 普 及 定 着 について 1 (3) 地 域 特 産 作 物 (マイナー 作 物 )の 病 害 虫 防 除 に 使 用 できる 農 薬 の 適 用 拡 大 の 促 進 について 2 (4) 臭 化 メチル 全 廃 に 伴 う 土 壌 病 害 虫 及 び 収 穫 物 (くり)の 防 除 対 策 について 3 (5) 第 21 回 農 作 物 病 害 虫 防 除 フォーラムの 開 催 について [ 略 ] (6) 薬 剤 抵 抗 性 病 害 虫 対 策 について 4 (7) 農 林 水 産 航 空 事 業 について 6 (8) 農 産 物 輸 出 促 進 のための 新 たな 防 除 対 策 の 確 立 等 について 9 3 国 内 検 疫 対 策 (1) 重 要 病 害 虫 発 生 時 対 応 基 本 指 針 に 基 づく 対 応 について 11 (2) ウメ 輪 紋 ウイルスの 防 除 について 11 (3) ジャガイモシロシストセンチュウの 発 生 と 対 応 について 12 (4) ジャガイモやせいもウイロイド(PSTVd)によるダリア 苗 の 病 気 の 発 生 と 対 応 について 13 (5) 平 成 26 年 12 月 に 確 認 されたスイカ 果 実 汚 斑 細 菌 病 菌 の 対 応 について 14 Ⅲ 平 成 27 年 度 農 薬 関 係 事 業 の 実 施 状 況 と 今 後 の 取 組 1 農 薬 の 適 正 使 用 について 14 2 疑 義 資 材 の 対 応 について 32 3 販 売 禁 止 農 薬 の 回 収 について 39 5 登 録 状 況 40 6 生 産 流 通 40 7 残 留 農 薬 基 準 について 41 8 短 期 暴 露 評 価 の 導 入 に 伴 う 生 産 現 場 の 混 乱 を 防 ぐための 取 組 について 42 資 料 編 目 次 54 植 物 防 疫 課 資 料 編 [ 抜 粋 ] 55 農 産 安 全 管 理 課 資 料 編 [ 抜 粋 ] 68 26

29 Ⅰ 平 成 27 年 の 主 要 病 害 虫 の 発 生 概 要 [ 略 ] 2 病 害 虫 防 除 関 係 (1) キウイフルーツかいよう 病 Psa3 系 統 の 防 除 対 策 について [ 略 ] (2) 総 合 的 病 害 虫 雑 草 管 理 (IPM)の 普 及 定 着 について 1) 取 組 の 現 状 農 林 水 産 省 では IPMを 推 進 するため 平 成 17 年 9 月 に 推 進 の 基 本 的 考 え 方 を 取 りまとめた 総 合 的 病 害 虫 雑 草 管 理 (IPM) 実 践 指 針 を 公 表 するとともに 平 成 17 年 か ら 20 年 までの 間 作 物 別 の 具 体 的 な 取 り 組 み 内 容 を 取 りまとめた 国 の IPM 実 践 指 標 モデル を 順 次 公 表 した また 都 道 府 県 等 の 取 り 組 みを 支 援 するため 平 成 17 年 度 から 消 費 安 全 対 策 交 付 金 ( 病 害 虫 の 防 除 の 推 進 ) を 開 始 し 交 付 金 事 業 により 現 在 まで 38 都 府 県 で 264 件 の 実 践 指 標 の 策 定 等 を 進 めてきた( 平 成 27 年 度 実 施 計 画 を 含 む ) これにより 各 種 作 物 で 病 害 虫 被 害 の 軽 減 のみならず 生 産 資 材 のコスト 低 減 事 例 等 が 報 告 されている また 環 境 保 全 型 農 業 直 接 支 払 交 付 金 における 地 域 特 認 取 組 にI PMが 取 り 入 れられる 等 各 都 道 府 県 での 取 り 組 みが 進 んでいる 状 況 にある 2) 今 後 の 取 組 方 針 IPMの 取 り 組 みにおいて 病 害 虫 被 害 やコストの 低 減 について 事 例 報 告 が 行 われ てきているが 我 が 国 でその 環 境 保 全 効 果 については 定 量 的 な 評 価 の 報 告 はない このような 中 国 際 的 には OECDにおいてIPMの 取 組 指 標 開 発 の 議 論 が 開 始 され 我 が 国 にもIPM 推 進 に 関 する 情 報 提 供 が 求 められるとともに 国 内 では 農 林 水 産 省 委 託 研 究 プロジェクトにおいてIPMの 環 境 保 全 効 果 の 定 量 的 評 価 手 法 の 確 立 が 進 められてきた このため 平 成 27 年 度 から 当 省 委 託 研 究 プロジェクトの 研 究 成 果 であるIPMの 環 境 保 全 効 果 の 定 量 的 評 価 手 法 を 活 用 し 消 費 安 全 対 策 交 付 金 ( 病 害 虫 の 防 除 の 推 進 ) の 取 組 において 試 行 をお 願 いしているところであり 17 府 県 で 19 件 実 施 されて いる また 我 が 国 でIPMの 経 済 的 な 効 果 を 測 る 指 標 が 無 い 状 況 であることから 我 が 国 のIPMの 経 済 的 効 果 を 測 る 指 標 及 び 評 価 手 法 を 確 立 するために レギュラトリー サイエンス 新 技 術 開 発 事 業 IPMを 推 進 するために 必 要 な 経 済 的 効 果 の 指 標 及 び 評 価 手 法 確 立 委 託 事 業 に 今 年 度 から 平 成 29 年 度 までの3 年 間 の 予 定 で 取 り 組 んでい る これらにより IPMの 環 境 保 全 効 果 や 経 済 的 効 果 の 評 価 を 進 め 国 内 や 地 域 で のIPM 推 進 に 資 するとともに OECD 等 へIPMの 取 組 成 果 として 逐 次 報 告 する こととしている 3) 今 後 の 予 定 1 平 成 27 年 度 消 費 安 全 対 策 交 付 金 事 業 全 国 検 討 会 を 開 催 ( 平 成 28 年 2 月 頃 ) ( 議 題 案 ) 環 境 保 全 効 果 の 定 量 的 評 価 試 行 の 結 果 と 今 後 の 課 題 等 の 共 有 IPMの 環 境 保 全 効 果 の 定 量 的 評 価 手 法 開 発 に 関 する 委 託 プロジェクト 研 究 の 進 捗 状 況 について 指 標 生 物 種 の 確 認 に 関 する 講 習 会 全 国 でのIPM 取 組 状 況 について( 事 例 紹 介 ) 今 後 のIPM 推 進 に 向 けて( 意 見 交 換 ) 2 全 国 での IPM 取 組 状 況 ( 優 良 事 例 等 )の 収 集 農 水 省 HP での 公 表 ( 平 成 28 年 3 月 ) 1

30 4) その 他 引 き 続 き 各 都 道 府 県 においてはIPMの 取 組 事 例 の 収 集 に 努 め 各 地 方 農 政 局 等 で 取 りまとめると 共 に 各 農 政 局 管 内 での 情 報 の 発 信 共 有 等 に 努 める (3) 地 域 特 産 作 物 (マイナー 作 物 )の 病 害 虫 防 除 に 使 用 できる 農 薬 の 適 用 拡 大 の 促 進 について 生 産 量 の 少 ない 地 域 特 産 作 物 いわゆるマイナー 作 物 については 使 用 可 能 な 農 薬 が 少 ないことから 生 産 上 支 障 が 出 ることが 懸 念 されるため 必 要 な 農 薬 の 登 録 を 促 進 する 必 要 がある 植 物 防 疫 課 では 消 費 安 全 対 策 交 付 金 補 助 事 業 及 び 病 害 虫 防 除 農 薬 登 録 推 進 中 央 協 議 会 ( 旧 マイナー 作 物 農 薬 登 録 推 進 中 央 協 議 会 )によりマイナー 作 物 の 病 害 虫 防 除 に 使 用 できる 農 薬 の 適 用 拡 大 防 除 体 系 の 確 立 を 推 進 している 1) マイナー 作 物 の 主 な 農 薬 適 用 拡 大 の 実 績 ( 単 位 : 上 段 = 作 物 数 下 段 = 件 数 ) H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 合 計 農 薬 適 用 拡 大 数 ,445 ( 注 1) 農 薬 年 度 ( 例 :26 農 薬 年 度 :25 年 10 月 ~26 年 9 月 ) ( 注 2) 作 物 数 は 延 べ 数 ( 注 3) 件 数 は 作 物 - 病 害 虫 - 農 薬 の 組 合 せ ( 注 4)FAMIC 農 薬 検 査 部 提 供 資 料 より 集 計 登 録 拡 大 実 績 の 詳 細 については 農 林 水 産 省 ホームページ( /j/syouan/syokubo/gaicyu/index.html) 及 び 日 本 植 物 防 疫 協 会 ホームページの 関 係 者 専 用 サイト( 公 開 している 2) 27 年 度 の 取 組 状 況 1 地 域 特 産 作 物 への 農 薬 適 用 拡 大 加 速 化 事 業 農 薬 適 用 拡 大 の 取 組 に 当 たり 作 物 由 来 の 成 分 により 試 験 が 困 難 となる 等 の 技 術 的 な 課 題 が 生 じているマイナー 作 物 について 必 要 な 農 薬 適 用 拡 大 試 験 の 実 施 を 支 援 27 年 度 は 公 募 の 結 果 ホップ(ハダニ 類 べと 病 ) しそ 科 葉 菜 類 (ハダニ 類 ) 食 用 ぎく( 白 さび 病 ) しそ( 花 穂 )( 灰 色 かび 病 ) おけら(1 年 生 イネ 科 雑 草 (スズメ ノカタビラを 除 く)) 及 びかぼちゃ( 種 子 )(ヨトウムシ)の 提 案 が 採 択 され 試 験 を 実 施 中 なお 本 事 業 は 平 成 25 年 度 より 実 施 しており これまでの 事 業 実 施 及 び 登 録 拡 大 状 況 は 資 料 11 のとおり 現 在 本 事 業 を 拡 充 するため 薬 用 作 物 等 地 域 特 産 作 物 向 け 防 除 体 系 の 確 立 推 進 事 業 ( 平 成 28 年 度 ~30 年 度 補 助 率 : 定 額 )を 28 年 度 予 算 要 求 中 であり 1 農 薬 の 適 用 拡 大 ( 試 験 設 計 試 験 実 施 ) 及 び2 多 様 な 防 除 技 術 を 組 み 合 わせた 病 害 虫 防 除 体 系 の 確 立 に 対 する 支 援 を 事 業 内 容 としている( 資 料 12) 課 題 公 募 は 28 年 2 月 以 降 に 行 う 予 定 2 消 費 安 全 対 策 交 付 金 事 業 ( 病 害 虫 の 防 除 の 推 進 ) 基 幹 的 マイナー 作 物 について 病 害 虫 発 生 被 害 状 況 の 調 査 病 害 虫 の 効 果 的 な 防 除 技 術 の 確 立 等 を 行 い 多 様 な 防 除 技 術 を 組 み 合 わせた 総 合 的 病 害 虫 防 除 体 系 の 確 立 を 支 援 している 26 年 度 は 19 県 で 45 件 の 取 り 組 みがあり 27 年 度 は 17 府 県 において 約 40 件 の 取 り 組 みが 進 められている 3) 病 害 虫 防 除 農 薬 登 録 推 進 中 央 協 議 会 の 設 置 1 これまでの 経 緯 生 産 量 の 少 ないマイナー 作 物 ( 地 域 特 産 作 物 )については その 病 害 虫 や 雑 草 の 防 除 に 使 用 可 能 な 農 薬 が 少 なく 生 産 上 の 支 障 が 出 ることが 懸 念 されている 植 物 防 疫 課 では これらの 課 題 を 検 討 するためのひとつとして 平 成 15 年 3 月 から 関 係 機 関 団 体 による マイナー 作 物 農 薬 登 録 推 進 中 央 協 議 会 を 設 置 し 各 都 道 府 県 2

31 からマイナー 作 物 の 農 薬 登 録 を 希 望 する 地 域 の 要 望 を 取 りまとめるとともに 各 都 道 府 県 や 農 薬 メーカー 関 係 団 体 に 情 報 共 有 することにより 農 薬 登 録 に 必 要 なデ ータ 作 成 の 円 滑 な 実 施 マッチングなどに 取 り 組 んでいる 2 課 題 対 応 近 年 病 害 虫 防 除 や 農 薬 登 録 を 取 り 巻 く 情 勢 については 薬 用 作 物 等 の 地 域 特 産 作 物 の 生 産 拡 大 無 人 航 空 機 ( 産 業 用 無 人 ヘリコプターを 含 む )を 活 用 した 安 全 適 正 な 農 薬 散 布 の 推 進 短 期 暴 露 評 価 への 対 応 薬 剤 耐 性 病 害 虫 等 への 対 応 等 が 必 要 となっているものの 現 状 の マイナー 作 物 農 薬 登 録 推 進 中 央 協 議 会 の 中 で 対 応 が 困 難 な 課 題 が 多 く 存 在 している これらの 課 題 を 解 決 するため 従 来 の マイナー 作 物 農 薬 登 録 推 進 中 央 協 議 会 に 代 わり 病 害 虫 防 除 体 系 の 確 立 や 農 薬 登 録 の 推 進 を 目 的 として 新 たに 病 害 虫 防 除 農 薬 登 録 推 進 中 央 協 議 会 を 設 置 し 都 道 府 県 等 から 要 望 や 情 報 を 幅 広 に 収 集 し 関 係 者 で 共 有 するとともに 課 題 の 解 決 に 向 けた 技 術 的 な 対 応 の 検 討 や 都 道 府 県 等 への 情 報 提 供 等 を 行 うこととした 3 今 後 の 予 定 日 時 平 成 27 年 9 月 28 日 平 成 28 年 2~3 月 事 項 病 害 虫 防 除 農 薬 登 録 推 進 中 央 協 議 会 の 設 置 10 月 各 都 道 府 県 へ 平 成 28 年 度 農 薬 登 録 推 進 要 望 リスト( 暫 定 リスト) の 聞 き 取 り 11 月 中 暫 定 リストの 共 有 ( 資 料 15) 11 月 30 日 第 1 回 協 議 会 の 開 催 ( 本 省 ) 各 都 道 府 県 へ 暫 定 リストの 更 新 依 頼 (4) 臭 化 メチル 全 廃 に 伴 う 土 壌 病 害 虫 及 び 収 穫 物 (くり)の 防 除 対 策 について 1) 臭 化 メチル 全 廃 までの 経 緯 臭 化 メチル 剤 は 1992(H4) 年 の 第 4 回 オゾン 層 破 壊 物 質 に 係 るモントリオール 議 定 書 締 約 国 会 合 において オゾン 層 破 壊 物 質 として 指 定 された 我 が 国 は 土 壌 消 毒 用 途 は 平 成 24 年 末 収 穫 物 (くり) 用 途 は 平 成 25 年 末 で 全 廃 した 農 林 水 産 省 では 全 廃 までの 間 に 代 替 技 術 の 確 立 普 及 を 図 ってきた 2) 代 替 技 術 について 1 土 壌 消 毒 用 途 * 臭 化 メチル 剤 が 使 用 されていた 作 物 及 び 土 壌 病 害 虫 には 農 林 水 産 省 の 委 託 事 業 の 成 果 を 踏 まえ 何 れかの 有 効 な 防 除 対 策 を 講 じることが 可 能 となっている 26 年 度 は 各 産 地 の 栽 培 環 境 条 件 に 応 じた 代 替 技 術 の 導 入 が 進 むよう ( 国 研 ) 農 研 機 構 中 央 農 業 総 合 研 究 センターにおいて 技 術 講 習 会 の 開 催 を 通 じ 代 替 技 術 の 普 及 活 動 に 取 組 んでいるところ * 臭 化 メチルから 完 全 に 脱 却 した 産 地 適 合 型 栽 培 マニュアルの 開 発 2 収 穫 物 (くり) 用 途 収 穫 物 (くり) 用 途 として 農 薬 登 録 されているヨウ 化 メチル(くり 専 用 ヨウ 化 ヒュー ム)によるくん 蒸 が 平 成 26 年 から 実 施 されている ヨウ 化 メチルの 導 入 にあたっ ては 安 全 な 使 用 を 図 るため ヨウ 化 メチル 剤 推 進 協 議 会 が 作 成 している ヨーカ ヒューム 安 全 使 用 マニュアル に 沿 って 対 応 する 必 要 がある 具 体 的 には 1 安 全 使 用 講 習 会 の 受 講 2 協 議 会 の 基 準 に 合 致 するくん 蒸 施 設 整 備 が 求 められており 当 該 農 薬 の 購 入 にあたっては1 及 び2が 終 了 後 に 協 議 会 より 発 行 される 受 講 証 明 書 の 提 示 が 必 要 とされる 3

32 現 在 のヨウ 化 メチルの 導 入 状 況 は 平 成 25 年 まで 臭 化 メチルによるくん 蒸 を 行 っていた 約 60 産 地 のうち ヨウ 化 メチルくん 蒸 施 設 整 備 が 約 80 施 設 で 進 められ 当 該 施 設 での 作 業 者 を 対 象 とした 安 全 使 用 講 習 会 が 開 催 され 27 年 10 月 時 点 でほ ぼすべての 施 設 整 備 が 終 了 しており ヨウ 化 メチルによるくん 蒸 が 行 われている 一 方 ヨウ 化 メチル 以 外 の 代 替 技 術 ( 温 湯 消 毒 立 木 防 除 等 )の 導 入 を 検 討 実 施 している 産 地 もある 代 替 技 術 の 開 発 及 び 現 場 普 及 は 平 成 25 年 度 より 農 林 水 産 省 委 託 事 業 * で 実 施 しており 本 年 9 月 30 日 ( 水 )に 兵 庫 県 篠 山 市 内 で 温 湯 消 毒 及 び 乾 燥 に 関 する 技 術 講 習 会 を 開 催 した これまでに 得 られた 知 見 は 技 術 マニュア ルとして 公 表 しており 本 年 度 の 事 業 成 果 等 をふまえて 年 度 末 に 更 新 される 予 定 ( * クリのくん 蒸 処 理 から 脱 却 するクリシギゾウムシ 防 除 技 術 の 開 発 3) 今 後 の 取 組 について 27 年 度 末 に 土 壌 及 び 収 穫 物 (くり) 防 除 対 策 検 討 会 を 開 催 し 本 年 度 の 取 組 成 果 の 情 報 共 有 技 術 課 題 の 改 善 等 を 専 門 家 も 交 えて 検 討 を 行 う (5) 第 21 回 農 作 物 病 害 虫 防 除 フォーラムの 開 催 について [ 略 ] (6) 薬 剤 抵 抗 性 病 害 虫 対 策 について 1) 背 景 現 在 農 林 水 産 省 植 物 防 疫 課 では 農 作 物 有 害 動 植 物 防 除 実 施 要 綱 ( 昭 和 47 年 3 月 31 日 47 農 政 第 1233 号 ) 第 5の(2)に 基 づき 都 道 府 県 が 実 施 した 薬 剤 感 受 性 検 定 実 施 結 果 について 報 告 を 受 けており 平 成 22 年 度 及 び 23 年 度 の 検 定 実 施 状 況 を 一 般 社 団 法 人 日 本 植 物 防 疫 協 会 のホームページ 内 に 設 けられている 関 係 者 専 用 サイト( 以 下 関 係 者 サイト という )で 公 開 している また 当 課 が 平 成 23~25 年 度 に 実 施 した 都 道 府 県 の 薬 剤 抵 抗 性 病 害 虫 の 発 生 状 況 等 調 査 結 果 も 同 関 係 者 専 用 サイトで 公 開 して いる 農 薬 を 使 用 した 病 害 虫 防 除 を 的 確 に 行 うためには 薬 剤 抵 抗 性 に 関 する 情 報 が 重 要 で あることから 薬 剤 感 受 性 検 定 に 係 る 継 続 した 取 組 は 必 要 であり 都 道 府 県 のみなら ず 普 及 員 や 生 産 者 等 がより 活 用 できるよう 情 報 の 整 理 及 び 提 供 を 行 う 必 要 がある 2) 現 状 と 課 題 情 報 の 活 用 状 況 や 具 体 的 な 情 報 提 供 方 法 に 関 し 各 都 道 府 県 における 情 報 の 活 用 実 態 の 把 握 意 見 (1 薬 剤 感 受 性 検 定 結 果 の 共 有 方 法 2 関 係 者 サイトに 対 する 意 見 照 会 )を 聴 取 し 本 年 9 月 10 日 ( 木 )に 開 催 した 防 除 所 長 会 議 において 取 りまとめ 結 果 等 を 説 明 した 1 薬 剤 感 受 性 検 定 結 果 の 共 有 について ア 引 き 続 き 情 報 共 有 をする 必 要 性 について 必 要 性 あり 47 都 道 府 県 必 要 性 なし - いずれの 都 道 府 県 も 薬 剤 感 受 性 検 定 結 果 について 共 有 体 制 は 重 要 との 認 識 イ 各 都 道 府 県 で 情 報 をどのように 活 用 しているか ( 都 道 府 県 回 答 を 基 に 植 物 防 疫 課 で 集 計 複 数 回 答 あり ) 病 害 虫 診 断 や 防 除 指 導 防 除 指 針 の 作 成 参 考 31 件 各 地 の 状 況 把 握 15 件 薬 剤 感 受 性 検 定 の 対 象 病 害 虫 選 定 時 の 参 考 9 件 関 係 機 関 への 情 報 提 供 9 件 試 験 研 究 課 題 検 討 時 の 参 考 2 件 4

33 ウ 他 にどのような 情 報 を 掲 載 した 方 が 良 いですか? 具 体 的 な 検 定 手 法 判 定 基 準 等 15 件 薬 剤 抵 抗 性 病 害 虫 に 対 する 代 替 防 除 対 策 の 事 例 2 件 各 県 の 薬 剤 感 受 性 検 定 試 験 データ 2 件 薬 剤 抵 抗 性 病 害 虫 に 対 して 効 果 の 確 認 された 防 除 薬 剤 1 件 主 要 病 害 のレース 分 布 希 少 害 虫 及 び 主 要 害 虫 の 発 生 分 布 等 1 件 直 近 の 薬 剤 抵 抗 性 情 報 1 件 薬 剤 抵 抗 性 病 害 虫 の 発 生 状 況 について 色 分 けした 日 本 地 図 1 件 防 除 体 系 のデータ 1 件 病 害 虫 発 生 事 例 1 件 文 献 情 報 1 件 発 生 時 の 対 応 ガイドライン 1 件 エ その 他 ( 要 望 等 ) 関 係 者 サイトの 場 所 が 分 かりにくい 諸 外 国 での 薬 剤 抵 抗 性 個 体 の 発 生 状 況 についても 知 りたい 掲 載 しているファイルを 使 った 作 業 性 の 向 上 2 日 本 植 物 防 疫 協 会 の 関 係 者 サイトについて ア 引 き 続 き 関 係 者 のみ 共 有 で 良 いか ( 重 複 回 答 あり) 関 係 者 のみで 問 題 ない 37 都 道 府 県 広 く 公 開 する 方 がいい 7 府 県 無 回 答 3 県 主 な 意 見 オーソライズされた 情 報 でないため 誤 解 を 招 く 可 能 性 があるため 引 き 続 き 関 係 者 間 の 情 報 共 有 でよい 現 地 の 状 況 に 即 した 体 系 的 な 防 除 指 導 が 必 要 であり 国 都 道 府 県 等 植 物 防 疫 担 当 者 に 限 った 情 報 共 有 でよい 農 薬 メーカー 側 の 事 情 もあると 思 われるため 関 係 者 のみの 共 有 で 良 い JPP-NET 等 関 係 サイトへリンクを 貼 って 欲 しい WEB 上 では 情 報 開 示 の 相 手 を 制 限 すべきものでは 無 いと 考 える イ 技 術 的 な 情 報 を 追 加 掲 載 していきたいが どのような 情 報 が 必 要 か 薬 剤 ごとの 検 定 方 法 検 定 結 果 対 する 評 価 方 法 12 件 薬 剤 感 受 性 検 定 マニュアル 2 件 農 薬 情 報 1 件 農 薬 の 作 用 機 構 分 類 1 件 薬 害 事 例 1 件 天 敵 導 入 事 例 1 件 病 害 虫 画 像 ライブラリ 等 の 資 料 追 加 1 件 IPM 防 除 体 系 の 試 験 事 例 1 件 都 道 府 県 の 研 究 内 容 1 件 新 農 薬 実 用 化 試 験 成 績 書 1 件 海 外 飛 来 性 ウンカ 類 等 の 飛 来 状 況 データ 1 件 日 植 防 委 託 試 験 実 施 状 況 一 覧 1 件 学 報 研 究 成 果 報 告 に 至 らないものの 現 場 にとって 有 用 な 技 術 情 報 1 件 5

34 3) 今 後 の 対 応 薬 剤 感 受 性 検 定 結 果 は 引 き 続 き 植 物 防 疫 課 で 取 りまとめ 都 道 府 県 間 で 情 報 共 有 す ることとする なお 現 在 関 係 者 サイトに 掲 載 している 平 成 22 年 度 及 び 23 年 度 の 検 定 実 施 状 況 については 抵 抗 性 の 発 達 の 有 無 や 検 定 手 法 の 情 報 を 追 加 する 作 業 が 終 了 次 第 更 新 する 予 定 である また 平 成 24 年 度 以 降 の 検 定 実 施 状 況 についても 順 次 公 開 する 予 定 としている 今 後 掲 載 するべき 情 報 については 関 係 者 と 相 談 の 上 検 討 を 進 めることとしたい 薬 剤 感 受 性 検 定 マニュアル の 関 係 者 専 用 サイト 上 での 公 開 要 望 につい て 日 本 植 物 防 疫 協 会 へ 情 報 提 供 を 行 った 日 本 植 物 防 疫 協 会 研 究 農 場 における 薬 剤 耐 性 実 態 調 査 報 告 書 (H27.9 日 植 防 )を 関 係 者 専 用 サイトに 公 開 済 み 農 薬 の 作 用 機 構 分 類 は JPP-NETの 農 薬 登 録 情 報 等 でも 検 索 可 能 であることか ら 関 係 者 専 用 サイトでの 公 開 の 必 要 性 はないと 考 える 農 薬 情 報 は FAMIC の HP や JPP-NET で 公 開 されていることから 当 該 関 係 者 専 用 サイトに 掲 載 する 必 要 性 はないと 考 える 関 係 者 サイトの 存 在 については 定 期 的 に 植 物 防 疫 課 から 農 政 局 を 通 じて 周 知 を 図 るとともに サイトの 場 所 が 分 かりにくい 点 については 日 本 植 物 防 疫 協 会 へ も 情 報 提 供 する また 各 都 道 府 県 で 作 業 しやすい 様 式 (フィルター 抽 出 機 能 等 )でのファイル 掲 載 について 検 討 したい (7) 農 林 水 産 航 空 事 業 について [ 抜 粋 ] 1) 航 空 法 の 一 部 改 正 に 伴 う 許 可 承 認 申 請 手 続 き 等 について 1 航 空 法 の 一 部 改 正 について ア これまでの 経 緯 について 本 年 4 月 22 日 に 首 相 官 邸 屋 上 においてドローンが 発 見 された 事 案 を 踏 まえ 小 型 無 人 機 に 関 する 関 係 府 省 庁 連 絡 会 議 を 設 置 し 重 要 施 設 の 警 備 態 勢 の 強 化 策 及 び 運 用 ルール 法 規 制 の 在 り 方 等 について 検 討 を 進 めている 6 月 2 日 小 型 無 人 機 に 関 する 関 係 府 省 庁 連 絡 会 議 において 小 型 無 人 機 に 関 す る 安 全 安 心 な 運 航 の 確 保 等 に 向 けたルールの 骨 子 が 決 定 された 本 骨 子 においては 農 薬 散 布 や 森 林 管 理 における 小 型 無 人 機 の 活 用 といった 利 活 用 の 形 態 と 機 器 の 特 性 を 踏 まえたガイドラインの 策 定 等 の 取 組 を 民 間 団 体 に 促 す とされた イ 一 部 改 正 の 概 要 について 今 般 の 小 型 無 人 機 をめぐる 状 況 を 踏 まえ 本 年 の 通 常 国 会 において 航 空 法 の 一 部 改 正 法 案 が 提 出 され 9 月 4 日 に 成 立 し 12 月 10 日 に 施 行 されることとなった 航 空 法 の 一 部 改 正 により 産 業 用 無 人 ヘリコプターを 含 む 全 ての 無 人 航 空 機 が 航 空 法 の 規 制 対 象 となる( 玩 具 のような 超 軽 量 のものは 除 外 ) 農 薬 肥 料 の 散 布 や 播 種 等 のために 無 人 航 空 機 を 飛 行 させようとする 場 合 は 国 土 交 通 大 臣 の 事 前 許 可 承 認 を 受 けることが 必 要 となる ウ 関 係 省 令 及 び 通 知 に 関 するパブリックコメント 航 空 法 の 一 部 改 正 に 伴 い 航 空 法 施 行 規 則 の 一 部 を 改 正 する 省 令 や 無 人 航 空 機 の 飛 行 に 関 する 許 可 承 認 の 申 請 に 係 る 通 知 等 が 発 出 される 予 定 である 現 在 以 下 の2 件 について パブリックコメントが 行 われた (パブコメの 期 間 :9 月 16 日 ( 水 )~10 月 15 日 ( 木 )) 6

35 (ア) 航 空 法 施 行 規 則 の 一 部 を 改 正 する 省 令 案 (イ) 無 人 航 空 機 の 飛 行 に 関 する 許 可 承 認 の 申 請 審 査 要 領 ( 航 空 局 長 通 知 ) 2 農 薬 散 布 等 を 目 的 とした 無 人 航 空 機 の 飛 行 に 関 する 許 可 承 認 の 取 扱 いについて ア 無 人 航 空 機 を 利 用 した 農 薬 散 布 等 の 実 施 今 回 の 航 空 法 の 改 正 により 飛 行 の 禁 止 空 域 における 飛 行 及 び 定 められた 方 法 によらない 飛 行 については 航 空 機 の 航 行 の 安 全 並 びに 地 上 及 び 水 上 の 人 及 び 物 件 の 安 全 を 損 なうおそれがないと 国 土 交 通 大 臣 が 認 めた 場 合 のみ 可 能 とされてい る このため 無 人 航 空 機 から 物 件 の 投 下 ( 農 薬 散 布 等 ) 夜 明 け 前 の 飛 行 や 物 件 の 近 傍 での 飛 行 等 を 行 おうとする 場 合 については 国 土 交 通 省 に 申 請 し 国 土 交 通 大 臣 から 事 前 に 許 可 承 認 を 得 た 上 で 飛 行 させる 必 要 がある イ 産 業 用 無 人 ヘリコプターの 利 用 (ア) 利 用 状 況 農 林 水 産 分 野 においては 水 稲 の 農 薬 散 布 や 播 種 作 業 などに 産 業 用 無 人 ヘリ コプター( 積 載 重 量 :10kg 以 上 )が 活 用 されている その 利 用 状 況 については 平 成 26 年 度 において 登 録 機 体 数 が 約 2,700 台 登 録 オペレーター 数 が 約 12,000 人 となっており のべ 約 105 万 ヘクタールの 農 地 において 農 薬 散 布 等 が 行 われている (イ) 安 全 対 策 現 在 農 薬 散 布 等 に 利 用 されている 産 業 用 無 人 ヘリコプターについては 無 人 ヘリコプター 利 用 技 術 指 導 指 針 ( 平 成 3 年 4 月 22 日 付 け3 農 蚕 第 1974 号 農 蚕 園 局 長 通 知 以 下 指 導 指 針 という ) や 産 業 用 無 人 ヘリコプター 運 用 要 領 (( 一 社 ) 農 林 水 産 航 空 協 会 通 知 ) 等 に 基 づき 機 体 散 布 装 置 の 認 定 登 録 オペレーターの 認 定 管 理 安 全 な 空 中 散 布 の 指 導 徹 底 等 の 安 全 対 策 を 講 じた 上 で 指 針 に 定 める 運 行 基 準 等 に 定 めるところにより 農 薬 の 空 中 散 布 等 を 実 施 している ウ 許 可 承 認 の 申 請 手 続 きについて 農 林 水 産 省 及 び 国 土 交 通 省 では 無 人 ヘリコプター 利 用 技 術 指 導 指 針 ( 平 成 3 年 4 月 22 日 付 け3 農 蚕 第 1974 号 農 蚕 園 芸 局 長 通 知 ) ( 以 下 指 導 指 針 という ) 等 に 基 づき 産 業 用 無 人 ヘリコプターによる 農 薬 の 空 中 散 布 等 を 行 っている 場 合 は 生 産 者 や 事 業 実 施 者 が 行 う 許 可 承 認 の 手 続 が 過 重 にならないよう 申 請 手 続 きを 簡 素 化 することとして 通 知 を 発 出 する 予 定 (ア) 飛 行 計 画 の 記 載 事 項 許 可 承 認 に 必 要 な 記 載 事 項 を オペレーター 番 号 機 体 の 番 号 飛 行 させ る 日 時 ( 期 間 ) 場 所 ( 市 町 村 単 位 )とするなど 簡 素 化 (イ) 申 請 手 続 きの 簡 素 化 ( 一 社 ) 農 林 水 産 航 空 協 会 ( 以 下 農 水 協 という )や 無 人 ヘリコプター 協 議 会 等 が 各 防 除 実 施 者 が 行 う 申 請 手 続 きをまとめて 代 行 申 請 を 行 うことによ り 防 除 実 施 者 が 行 う 申 請 手 続 きの 負 担 を 軽 減 エ 指 導 指 針 の 改 正 航 空 法 の 改 正 により 現 行 の 指 導 指 針 についても 引 き 続 き 農 薬 の 空 中 散 布 が 適 切 に 実 施 できるように 必 要 な 改 正 を 行 うこととしている 7

36 2) ドローン 等 小 型 無 人 機 の 安 全 対 策 等 について 1 利 用 状 況 ア ドローン 等 の 小 型 無 人 機 については 農 林 水 産 分 野 において 中 山 間 地 域 にお ける 農 薬 散 布 や 生 育 調 査 等 での 利 活 用 が 期 待 されている イ 本 年 7 月 都 道 府 県 や 農 水 協 を 通 じ 小 型 無 人 機 の 使 用 事 例 の 報 告 を 求 めたと ころ 15 道 県 から 41 台 の 事 例 の 報 告 があった 2 現 行 の 取 扱 い 現 在 産 業 用 無 人 ヘリコプターを 除 くドローン 等 の 小 型 無 人 機 ( 積 載 重 量 :10 kg 未 満 )については 指 導 指 針 等 の 対 象 となっていない このことから 産 業 用 無 人 ヘリコプターと 同 様 小 型 無 人 機 の 安 全 対 策 や 運 行 航 基 準 等 を 策 定 する 必 要 がある 3 検 討 状 況 ( 資 料 25 26) 農 林 水 産 省 では 農 水 協 と 協 力 し 小 型 無 人 機 の 運 行 基 準 等 を 検 討 するため 次 のとおり 予 算 事 業 や 検 討 会 を 実 施 中 ア ドローン 等 小 型 無 人 機 による 農 薬 散 布 調 査 委 託 事 業 ( 農 水 省 ) イ 新 たな 農 林 水 産 業 用 回 転 翼 無 人 航 空 機 の 農 林 水 産 分 野 での 利 用 に 関 する 検 討 会 ( 農 水 協 ) 4 今 後 の 対 応 農 林 水 産 省 では 小 型 無 人 機 についても 産 業 用 無 人 ヘリコプターと 同 様 本 年 度 中 を 目 途 に 安 全 対 策 や 運 行 基 準 等 を 定 め 指 導 指 針 等 の 対 象 とすることとして 検 討 を 進 める 3) 事 故 情 報 の 報 告 状 況 1 無 人 ヘリコプターの 事 故 報 告 平 成 27 年 10 月 16 日 までに 報 告 のあった 本 年 度 の 無 人 ヘリ 事 故 情 報 は 以 下 の 合 計 47 件 であった 物 損 事 故 は 昨 年 度 と 同 様 架 線 への 接 触 による 事 故 が 大 部 分 を 占 めている ア 人 身 事 故 0 件 ( 前 年 1 件 ) イ 物 損 事 故 47 件 ( 前 年 46 件 ) 2 有 人 ヘリコプターの 事 故 報 告 有 人 ヘリについては 事 故 は 発 生 していない(8 年 間 無 事 故 ) 3 今 後 の 対 応 今 後 航 空 法 の 一 部 改 正 に 伴 い 人 身 事 故 ( 死 傷 につながる 甚 大 なもの)や 第 3 者 の 物 件 に 対 して 大 きな 損 壊 をもたらす 事 故 については 速 やかに 国 土 交 通 省 に 報 告 する 必 要 が 生 じた なお 農 林 水 産 省 植 物 防 疫 課 への 事 故 報 告 は これまでどおり 実 施 することと し 改 正 する 指 導 指 針 において これまで 報 告 事 項 としていなかった 無 人 航 空 機 の 飛 行 に 係 る 許 可 承 認 書 発 行 日 及 び 番 号 や 無 人 航 空 機 を 操 縦 していた 者 な どを 新 たに 追 加 した 様 式 に 変 更 することを 検 討 している 4) 無 人 ヘリコプターの 規 制 緩 和 平 成 26 年 4 月 15 日 航 空 機 製 造 事 業 法 施 行 令 が 改 正 され 無 人 ヘリの 総 重 量 ( 機 体 及 び 搭 載 物 )が 100kg から 150kg 以 上 に 引 き 上 げられた 今 後 開 発 される 無 人 ヘ リについては 農 薬 等 の 搭 載 量 が 増 加 や 肥 料 散 布 などの 多 目 的 な 利 用 が 期 待 される このため 今 年 度 より 無 人 ヘリコプター 重 量 規 制 緩 和 の 効 果 を 活 かした 新 たな 防 除 技 術 等 の 確 立 事 業 により これまでに 適 用 がなかった 野 菜 類 の 低 濃 度 多 量 散 布 方 法 による 防 除 水 稲 の 鉄 コーティング 種 子 及 び 農 薬 の 同 時 散 布 パン 中 華 麺 用 小 麦 の 肥 料 及 び 農 薬 の 同 時 散 布 の 運 行 基 準 等 を 新 たに 策 定 することとしている 8

37 5) 今 後 の 予 定 1 航 空 法 の 一 部 改 正 に 伴 う 許 可 承 認 申 請 手 続 きに 係 る 通 知 及 び 指 導 指 針 の 改 正 の 発 出 航 空 法 の 一 部 改 正 が 施 行 される 前 に 無 人 航 空 機 を 利 用 した 農 薬 散 布 等 に 係 る 許 可 承 認 手 続 きを 簡 素 化 することについての 通 知 を 発 出 するとともに 改 正 した 指 導 指 針 を 発 出 する 予 定 2 平 成 27 年 度 農 林 水 産 航 空 事 業 検 討 会 ( 第 2 回 )の 開 催 平 成 28 年 2 月 を 目 途 に 農 林 水 産 省 本 省 会 議 室 において 航 空 法 一 部 改 正 に 係 る 許 可 承 認 の 手 続 きの 周 知 航 空 事 業 の 実 績 平 成 28 年 度 以 降 の 事 故 防 止 のポイ ント 及 び 都 道 府 県 の 無 人 ヘリによる 散 布 の 優 良 事 例 の 共 有 等 を 行 う 予 定 3 事 故 情 報 の 整 理 公 表 平 成 27 年 度 の 事 故 の 発 生 状 況 と 事 故 防 止 のポイントを 整 理 し 航 空 事 業 検 討 会 で 検 討 後 平 成 28 年 3 月 に 公 表 する 6) その 他 平 成 26 年 度 農 林 水 産 航 空 事 業 の 実 施 状 況 (8) 農 産 物 輸 出 促 進 のための 新 たな 防 除 対 策 の 確 立 等 について 1) 近 の 情 勢 農 林 水 産 省 では 2020 年 に 農 林 水 産 物 食 品 の 輸 出 額 を 一 兆 円 規 模 に 拡 大 するとい う 目 標 の 具 体 化 に 向 け 現 場 の 意 見 等 も 踏 まえつつ 重 点 品 目 ごとに 目 標 額 や 重 点 国 地 域 を 定 めた 農 林 水 産 物 食 品 の 国 別 品 目 別 輸 出 戦 略 を 平 成 25 年 8 月 に 策 定 公 表 し PDCAサイクルに 基 づきながら オールジャパンで 輸 出 拡 大 に 取 り 組 むこととしている 平 成 26 年 より 農 林 水 産 省 では 輸 出 戦 略 に 基 づく 取 組 の 検 証 や オールジャパン での 実 効 性 のある 輸 出 拡 大 に 向 けた 取 組 体 制 等 について 議 論 を 行 うため 農 林 水 産 物 等 輸 出 促 進 全 国 協 議 会 の 下 各 重 点 品 目 の 団 体 等 で 構 成 する 輸 出 戦 略 実 行 委 員 会 ( 以 下 実 行 委 員 会 という )を 設 置 した 実 行 委 員 会 の 下 に 重 点 品 目 ごと 主 要 テーマごとに 部 会 を 設 置 し 品 目 ごとの 輸 出 戦 略 に 基 づく 取 組 の 検 証 等 を 行 うとともに 地 方 ブロック 意 見 交 換 会 を 全 国 9ブ ロックを 開 催 し 現 場 の 意 見 を 把 握 し 実 行 委 員 会 の 議 論 に 活 用 するなど 輸 出 拡 大 に 向 けた 取 り 組 みを 着 実 に 実 施 している 平 成 28 年 度 の 対 策 として 約 259 億 円 の 予 算 を 要 求 しており 輸 出 促 進 対 策 は 主 に 10 の 事 業 で 構 成 されている ( 参 考 )1 日 本 再 興 戦 略 2 農 林 水 産 物 食 品 の 国 別 品 目 別 輸 出 戦 略 3 輸 出 戦 略 実 行 委 員 会 4 平 成 28 年 度 予 算 概 算 要 求 の 概 要 ( 輸 出 促 進 関 連 ) 9

38 2) 農 産 物 輸 出 促 進 のための 新 たな 防 除 対 策 の 確 立 について 我 が 国 の 通 常 の 防 除 体 系 で 使 用 される 農 薬 の 中 には 輸 出 相 手 国 の 残 留 農 薬 基 準 が 我 が 国 の 基 準 に 比 べて 極 めて 低 いものや 基 準 値 が 決 定 されていないものが 多 く 存 在 し 結 果 として 輸 出 の 阻 害 要 因 となっている こうした 状 況 の 下 農 林 水 産 省 では 農 産 物 の 輸 出 促 進 を 図 るため 平 成 26 年 度 よ り 輸 出 重 点 品 目 について 輸 出 相 手 国 での 残 留 農 薬 基 準 が 設 定 されていない 農 薬 等 の 使 用 を 低 減 する 新 たな 防 除 体 系 を 確 立 し 産 地 へ 導 入 することを 目 的 とした 事 業 を 実 施 している 本 事 業 の 実 施 期 間 は 平 成 26~28 年 度 とし 以 下 の 重 点 品 目 を 対 象 としている 平 成 26 年 度 :いちご 煎 茶 ( 一 番 茶 ) 玉 露 平 成 27 年 度 :りんご( 有 袋 栽 培 ) かぶせ 茶 抹 茶 平 成 28 年 度 ( 予 定 ):りんご( 無 袋 栽 培 ) なし 柑 橘 類 平 成 26 年 度 の 成 果 については 輸 出 に 取 り 組 む 産 地 への 支 援 として 以 下 のとお り 1 産 地 説 明 会 の 開 催 2 病 害 虫 防 除 マニュアルの 作 成 を 行 った 1 輸 出 促 進 事 業 成 果 の 説 明 会 の 開 催 実 績 26 年 10 月 から 27 年 3 月 の 間 に 主 要 産 地 の 関 係 者 ( 県 の 行 政 担 当 普 及 担 当 及 び 試 験 研 究 担 当 並 びにJA 担 当 )を 対 象 に 開 催 いちご 10 回 約 350 名 参 加 茶 16 回 約 1,800 名 参 加 2 病 害 虫 防 除 マニュアルの 作 成 いちご 及 び 煎 茶 ( 一 番 茶 ) 玉 露 を 対 象 として 日 本 と 輸 出 相 手 国 の 残 留 農 薬 基 準 値 の 比 較 国 内 で 使 用 される 農 薬 の 残 留 実 態 化 学 合 成 農 薬 代 替 防 除 技 術 等 を 整 理 した 病 害 虫 防 除 マニュアルを 作 成 公 表 (8 月 18 日 プレス) 本 年 度 も 早 期 に 産 地 への 普 及 を 図 る 観 点 から 生 果 実 (りんご( 有 袋 栽 培 )) 茶 (かぶせ 茶 抹 茶 )を 対 象 として 品 目 別 に 希 望 のある 産 地 に 対 して 説 明 会 を 開 催 することとしている ( 参 考 )1 輸 出 相 手 国 の 残 留 農 薬 基 準 に 対 応 した 病 害 虫 防 除 マニュアル ( 参 考 )2 諸 外 国 における 残 留 農 薬 基 準 値 に 関 する 情 報 10

39 3 国 内 検 疫 対 策 (1) 重 要 病 害 虫 発 生 時 対 応 基 本 指 針 に 基 づく 対 応 について 1) 平 成 26 年 度 及 び 27 年 度 (10 月 21 日 現 在 )の 対 応 状 況 昨 年 度 は 指 針 に 基 づき 31 件 の 重 要 病 害 虫 の 発 生 が 報 告 され 都 道 府 県 の 協 力 の 下 植 物 防 疫 所 が 発 生 状 況 調 査 等 を 実 施 した 当 該 病 害 虫 は 発 生 状 況 から い ずれもまん 延 して 農 作 物 に 経 済 的 被 害 を 及 ぼすおそれが 低 いと 判 断 されたことか ら 緊 急 防 除 等 の 特 別 な 対 応 を 行 った 事 例 はなかった 1 報 告 件 数 平 成 26 年 度 :31 件 (うち 施 行 規 則 11 件 告 示 13 件 対 象 外 等 7 件 ) 平 成 27 年 度 :20 件 (うち 施 行 規 則 2 件 告 示 11 件 対 象 外 等 7 件 ) 施 行 規 則 :まん 延 した 場 合 に 有 用 な 植 物 に 損 害 を 与 えるおそれがあることが 明 らかである 有 害 動 植 物 ( 植 物 防 疫 法 施 行 規 則 ( 昭 和 25 年 農 林 省 令 第 73 号 ) 別 表 1 第 1の1 第 2の1) 告 示 :まん 延 した 場 合 に 有 用 な 植 物 に 損 害 を 与 えるおそれがないことが 確 認 されていない 有 害 動 植 物 ( 農 林 水 産 省 告 示 第 542 号 ( 平 成 23 年 3 月 7 日 ))のうち 我 が 国 未 発 生 のもの 2 報 告 機 関 平 成 26 年 度 : 都 道 府 県 9 件 研 究 機 関 ( 独 法 大 学 )9 件 一 般 等 13 件 平 成 27 年 度 : 都 道 府 県 11 件 研 究 機 関 ( 独 法 大 学 )4 件 一 般 等 5 件 2) 早 期 報 告 の 徹 底 1 未 同 定 段 階 での 報 告 重 要 病 害 虫 の 対 応 は 早 期 発 見 早 期 防 除 が 重 要 であることから 未 同 定 段 階 であっても 必 ず 植 物 防 疫 所 に 相 談 するよう 早 期 報 告 の 徹 底 を 願 う また 今 年 度 は 指 針 の 趣 旨 に 基 づき 学 会 等 で 報 告 する 前 に 植 物 防 疫 所 に 対 して 相 談 された 事 例 が3 件 あった 一 方 で 学 会 等 の 報 告 で 初 めて 発 生 が 確 認 さ れる 事 例 も1 件 あったことから 引 き 続 き 都 道 府 県 の 試 験 場 及 び 都 道 府 県 立 大 学 等 の 関 係 機 関 に 対 して 指 針 の 趣 旨 に 基 づき 新 規 病 害 虫 の 発 生 ( 疑 われる 場 合 も 含 む )に 係 る 情 報 提 供 を 促 していただきたい (2) ウメ 輪 紋 ウイルスの 防 除 について 1) 本 年 度 の 対 応 について 1 調 査 の 種 類 防 除 区 域 等 調 査 緊 急 防 除 の 防 除 区 域 及 びその 周 辺 の 果 樹 園 公 園 民 家 などを 対 象 とした 調 査 広 域 調 査 ⅰ 全 国 調 査 防 除 区 域 等 調 査 の 対 象 地 域 を 除 く 全 国 の 果 樹 母 樹 生 産 園 地 や 苗 生 産 地 域 果 樹 生 産 地 域 や 公 園 などを 対 象 とした 調 査 ⅱ 発 生 監 視 調 査 防 除 区 域 外 において 平 成 26 年 度 までの 調 査 で 感 染 した 植 物 を 確 認 した 園 地 及 びその 周 辺 の 果 樹 園 公 園 民 家 などを 対 象 とした 調 査 ⅲ 住 民 通 報 住 民 からの 通 報 に 基 づき 広 域 調 査 の 対 象 とならない 民 家 などを 対 象 とした 調 査 2 調 査 結 果 ア 防 除 区 域 等 調 査 の 概 要 東 京 都 では 9,809 園 地 36,317 本 の 調 査 を 実 施 し 342 園 地 454 本 の 感 染 植 物 を 確 認 した また 昭 島 市 (1 字 ) 八 王 子 市 (5 字 ) 福 生 市 (1 字 ) 奥 多 摩 町 (1 字 )では 3 年 間 の 調 査 が 終 了 し 根 絶 を 確 認 した 11

40 愛 知 県 では 1,429 園 地 4,495 本 の 調 査 を 実 施 し 109 園 地 237 本 の 感 染 植 物 を 確 認 した 大 阪 府 では 1,282 園 地 2,543 本 の 調 査 を 実 施 し 37 園 地 137 本 の 感 染 植 物 を 確 認 した 兵 庫 県 では 5,874 園 地 16,630 本 の 調 査 を 実 施 し 108 園 地 154 本 の 感 染 植 物 を 確 認 した イ 広 域 調 査 の 概 要 本 年 度 対 象 とした 47 都 道 府 県 8,967 地 点 125,735 本 の 調 査 を 実 施 した 結 果 7 都 府 県 13 市 区 町 48 園 地 で 175 本 の 感 染 植 物 を 確 認 した なお 岐 阜 県 池 田 町 及 び 神 戸 町 並 びに 愛 知 県 一 宮 市 の2 県 3 市 町 で 新 たに 感 染 植 物 を 確 認 した 4 緊 急 防 除 の 防 除 区 域 の 指 定 除 外 指 定 ア 愛 知 県 一 宮 市 ( 隣 接 する 江 南 市 を 含 む) 犬 山 市 大 口 町 及 び 扶 桑 町 は アブラムシ による 自 然 感 染 が 広 範 囲 であると 判 断 されたこと 等 から 感 染 植 物 から 半 径 500m の 範 囲 に 含 まれる 大 字 を 新 たに 防 除 区 域 に 指 定 する 方 針 イ 大 阪 府 河 内 長 野 市 及 び 富 田 林 市 は アブラムシによる 自 然 感 染 が 広 範 囲 であると 判 断 されたこと 等 から 感 染 植 物 から 半 径 500m の 範 囲 に 含 まれる 大 字 を 新 たに 防 除 区 域 に 指 定 する 方 針 除 外 ア 東 京 都 昭 島 市 (1 字 ) 八 王 子 市 (5 字 ) 福 生 市 (1 字 ) 及 び 奥 多 摩 町 (1 字 ) は 根 絶 確 認 調 査 の 結 果 3 年 間 の 調 査 が 終 了 し 根 絶 が 確 認 されたため 防 除 区 域 から 除 外 する 方 針 イ 兵 庫 県 伊 丹 市 (2 字 ) 及 び 宝 塚 市 (1 字 )は 宿 主 植 物 が 存 在 しない 地 域 又 は 近 隣 の 感 染 植 物 から 500m 以 上 離 れており かつ 3 年 間 感 染 植 物 が 確 認 されていな いため 防 除 区 域 から 除 外 する 方 針 2) 来 年 度 の 全 国 調 査 の 方 針 について 平 成 26 年 度 から3 年 計 画 で 実 施 している 全 国 調 査 について 最 終 年 となる 来 年 度 の 調 査 状 況 を 踏 まえ 来 年 度 の 検 討 会 において 調 査 の 終 了 を 協 議 する 予 定 である 全 国 調 査 終 了 後 の 対 応 として 侵 入 警 戒 については 植 物 防 疫 所 及 び 都 道 府 県 が 実 施 する 侵 入 警 戒 調 査 において 実 施 すること 検 討 している また 健 全 苗 の 供 給 に ついては 果 樹 母 樹 検 疫 制 度 の 導 入 の 是 非 を 検 討 しているところであり 今 後 制 度 の 検 討 に 資 するための 基 礎 調 査 を 行 う 予 定 であることから 調 査 実 施 の 際 には 協 力 をお 願 いする (3)ジャガイモシロシストセンチュウの 発 生 と 対 応 について 1) 経 緯 平 成 27 年 8 月 北 海 道 から 網 走 市 内 のばれいしょからジャガイモシロシストセン チュウと 疑 われる 線 虫 が 確 認 されたとの 報 告 があり 植 物 防 疫 所 による 同 定 の 結 果 我 が 国 未 発 生 のジャガイモシロシストセンチュウであることが 確 認 された 2) 発 生 範 囲 調 査 当 該 線 虫 の 発 生 範 囲 を 特 定 するため 道 と 連 携 し 網 走 市 内 及 び 近 隣 5 市 町 におい て 植 物 検 診 による 発 生 範 囲 調 査 を 実 施 した 結 果 当 初 本 線 虫 が 確 認 された 地 区 及 び その 隣 接 する 地 区 (2 大 字 6 筆 )で 本 線 虫 を 確 認 した 12

41 3) 当 面 のまん 延 防 止 対 策 本 線 虫 のまん 延 防 止 のため 本 線 虫 の 発 生 が 確 認 されたほ 場 を 含 む 大 字 を 対 象 地 区 として 我 が 国 既 発 生 のジャガイモシストセンチュウのまん 延 防 止 対 策 の 徹 底 を 指 導 するとともに ばれいしょ 等 の 区 域 外 への 移 動 に 際 しては 植 物 防 疫 官 による 移 動 前 検 査 を 実 施 している 4) 今 後 の 対 応 今 回 実 施 した 発 生 範 囲 調 査 は 植 物 検 診 の 調 査 適 期 を 過 ぎていたこと また 抽 出 調 査 であったことを 考 慮 し 引 き 続 き 発 生 範 囲 の 特 定 作 業 を 進 めることが 必 要 である このため 一 般 的 にばれいしょを 含 めた 輪 作 が 行 われている 北 海 道 の 栽 培 体 系 を 踏 まえ 対 象 地 区 及 びその 周 辺 において 今 秋 に 実 施 している 土 壌 調 査 と 本 線 虫 のばれ いしょの 根 への 付 着 時 期 に 実 施 する 植 物 検 診 を 組 み 合 わせた 調 査 を 来 年 以 降 も 継 続 することとしている また 当 該 線 虫 の 発 生 が 確 認 されていない 地 域 においては 引 き 続 き 都 道 府 県 が 実 施 する 発 生 予 察 事 業 の 調 査 等 により ばれいしょに 当 該 線 虫 やジャガイモシストセ ンチュウの 発 生 が 疑 われるものを 確 認 した 場 合 は 速 やかに 最 寄 りの 植 物 防 疫 所 に 報 告 願 う (4)ジャガイモやせいもウイロイド(PSTVd)によるダリア 苗 の 病 気 の 発 生 と 対 応 について 1) 経 緯 平 成 22 年 2 月 山 梨 県 の 花 き 栽 培 施 設 で 栽 培 中 のダリア 苗 ( )にジャガイモや せいもウイロイド(Potatospindletuberviroid(PSTVd))の 感 染 を 確 認 した このため 現 在 当 該 病 原 菌 の 根 絶 を 図 るため 感 染 苗 の 追 跡 調 査 を 行 うととも に 感 染 が 確 認 された 場 合 は 苗 の 廃 棄 を 含 む 防 除 を 実 施 している ( )PSTVd に 感 染 したダリア 苗 では 明 瞭 な 病 徴 は 確 認 されていない 2) これまでの 対 応 国 内 における PSTVd のまん 延 を 防 止 し 早 期 根 絶 を 図 るため 関 係 都 道 府 県 の 協 力 を 得 て 調 査 及 び 防 除 を 実 施 した 結 果 次 のことが 判 明 した 1 平 成 22 年 度 ~ 平 成 26 年 度 調 査 感 染 のおそれがある 延 べ 176 施 設 の 調 査 を 実 施 延 べ 52 施 設 で PSTVd に 感 染 したダリア 株 を 確 認 侵 入 源 と 推 定 される 外 国 産 ダリア 球 根 を 輸 入 した 栽 培 施 設 を 特 定 する とともに 当 該 施 設 から 球 根 が 移 動 した 施 設 を 追 跡 調 査 により 特 定 防 除 感 染 が 確 認 された 全 ての 施 設 において 感 染 株 及 び 感 染 のおそれがあ る 株 の 処 分 を 実 施 2 平 成 27 年 度 (10 月 27 日 現 在 ) 調 査 以 下 の 感 染 のおそれがある 20 施 設 のうち 10 月 21 日 までに 19 施 設 の 調 査 を 実 施 した この 結 果 4 施 設 で PSTVd に 感 染 したダリア 株 を 確 認 し 3 施 設 は 現 在 検 定 中 ⅰ 平 成 26 年 度 の 調 査 で PSTVd の 感 染 が 確 認 された 施 設 (3 施 設 ) ⅱ これまでに PSTVd の 感 染 が 確 認 された 施 設 のうち PSTVd の 潜 伏 の おそれがある 施 設 (2 施 設 ) ⅲ 平 成 26 年 度 の 調 査 で PSTVd の 感 染 が 確 認 された 施 設 から 過 去 に ダリア 株 が 譲 渡 された 施 設 等 (15 施 設 ) 防 除 感 染 が 確 認 された 施 設 では 順 次 感 染 植 物 の 処 分 を 行 うとともに 器 具 類 の 消 毒 等 適 切 な 防 除 を 講 ずるよう 指 導 13

42 3) 今 後 の 対 応 調 査 及 び 防 除 の 徹 底 により 昨 年 度 は2 施 設 で 清 浄 性 の 確 認 が 終 了 し 徐 々に 終 息 に 向 かっているが 追 跡 先 で 新 たな 感 染 も 確 認 されている 引 き 続 き 関 係 都 道 府 県 の 協 力 を 得 て 追 跡 調 査 を 実 施 し 感 染 株 を 特 定 するとともに 適 切 な 防 除 を 通 じて 国 内 における PSTVd の 根 絶 を 図 る 方 針 である なお 調 査 結 果 は 取 りまとめ 次 第 例 年 どおり 調 査 を 行 った 都 道 府 県 別 のデータを 農 林 水 産 省 のホームページで 公 表 する こととなるので 御 了 承 願 う (5) 平 成 26 年 12 月 に 確 認 されたスイカ 果 実 汚 斑 細 菌 病 菌 の 対 応 について 1) 経 緯 平 成 26 年 12 月 に キュウリ 苗 の 中 国 産 台 木 かぼちゃから 確 認 されたスイカ 果 実 汚 斑 細 菌 病 菌 について カボチャ 種 子 を 介 した 我 が 国 への 侵 入 を 防 止 するため 同 月 1 6 日 以 降 輸 入 時 に 遺 伝 子 診 断 による 検 定 を 実 施 している 一 方 輸 入 検 疫 を 強 化 する 以 前 に 本 菌 の 発 生 地 域 から 輸 入 されたかぼちゃ 種 子 に ついては 本 菌 が 付 着 している 可 能 性 が 否 定 できない 状 況 であった このことから スイカ 果 実 汚 斑 細 菌 病 菌 に 関 する 調 査 結 果 について ( 平 成 27 年 3 月 18 日 付 け 2 6 消 安 第 6292 号 農 林 水 産 省 消 費 安 全 局 植 物 防 疫 課 長 通 知 )により 少 なくとも 平 成 27 年 度 中 のカボチャ 及 びカボチャを 台 木 としたウリ 科 作 物 については 栽 培 期 間 中 に 本 病 の 疑 似 症 状 の 発 生 がないかどうか 注 意 するよう 要 請 したところである 2) 発 生 状 況 等 平 成 27 年 10 月 現 在 これまで 本 病 の 発 生 にかかる 疑 義 情 報 は 報 告 されていない 3) 今 後 の 対 応 昨 年 の 初 報 告 の 他 に 発 生 が 確 認 されなかったこと 輸 入 検 疫 は 引 き 続 き 対 応 を 強 化 していることを 踏 まえ 上 記 通 知 でお 願 いした 本 年 度 中 の 本 病 の 疑 似 症 状 の 発 生 に 注 意 する 体 制 については 今 後 通 常 の 侵 入 警 戒 調 査 において 監 視 する 体 制 へと 移 行 し て 問 題 ないと 考 えている ただし 万 が 一 本 病 の 疑 似 症 状 を 確 認 した 場 合 は 速 やかに 病 害 虫 防 除 所 又 は 植 物 防 疫 所 に 連 絡 するよう 引 き 続 き 生 産 者 等 に 対 して 指 導 願 う Ⅲ. 平 成 27 年 度 農 薬 関 係 事 業 の 実 施 状 況 と 今 後 の 取 組 1 農 薬 の 適 正 使 用 について (1) 農 薬 の 残 留 基 準 値 超 過 事 案 への 対 応 と 適 正 使 用 の 指 導 の 強 化 について 1) 現 状 平 成 18 年 のポジティブリスト 制 度 導 入 以 来 農 薬 の 適 正 な 使 用 の 指 導 のさらなる 徹 底 を 図 ってきたが 依 然 として 農 薬 残 留 基 準 値 を 超 過 する 事 例 が 散 見 される( 過 去 5 年 間 の 平 均 で 22 件 / 年 程 度 ) 基 準 値 超 過 の 原 因 としては ラベルの 未 確 認 による 適 用 の ない 作 物 への 農 薬 の 使 用 農 薬 の 使 用 履 歴 を 記 載 していなかったことによる 使 用 時 期 の 誤 り 散 布 器 具 の 洗 浄 が 不 十 分 であったことによる 別 の 作 物 に 使 用 した 農 薬 の 混 入 農 薬 のドリフト 等 が 報 告 されている( 別 紙 1-1) また 近 年 は 生 産 流 通 ルート 別 で は 農 産 物 直 売 所 など 農 協 を 経 由 しないルートで 販 売 される 農 産 物 における 基 準 値 超 過 も 多 くみられている 2) 発 生 時 の 対 応 このような 状 況 に 鑑 み 農 林 水 産 省 は 基 準 値 超 過 事 案 への 対 応 は 基 準 値 超 過 の 発 生 した 真 の 原 因 に 則 した 再 発 防 止 策 が 講 じられることが も 重 要 と 考 え まずは 徹 底 的 な 原 因 究 明 を 行 っていただくようお 願 いしているところである このような 事 案 が 発 生 し た 場 合 には 購 入 者 に 対 する 健 康 影 響 や 全 国 的 な 対 応 の 必 要 性 などの 観 点 から 別 紙 1 14

43 -2に 示 すとおり 状 況 の 確 認 や 必 要 に 応 じて 出 荷 の 自 粛 等 の 対 応 を 講 じていただくと ともに できるだけ 速 やかに 農 林 水 産 省 に 第 1 報 の 提 供 をお 願 いしたい なお 報 告 時 の 様 式 の 例 を 別 紙 1-3に 示 しているので これを 参 考 としていただきたい 3) 要 因 解 析 と 今 後 の 指 導 農 薬 の 使 用 履 歴 がない 場 合 は 農 薬 の 種 類 や 使 用 方 法 については 農 家 の 記 憶 に 頼 るほか なく 農 家 の 勘 違 いによる 誤 使 用 の 場 合 は 記 録 と 実 際 の 使 用 方 法 が 一 致 しないこともあ る 原 因 究 明 が 困 難 なケースもあると 考 えられるが 終 的 に 結 論 が 推 定 を 含 むものと なったり 原 因 を 一 つに 絞 りきれなかったとしても 類 似 の 事 例 が 蓄 積 することで 一 定 の 傾 向 が 見 えてくる 可 能 性 がある そのため 検 出 された 残 留 量 使 用 履 歴 その 他 周 辺 情 報 を 総 合 的 に 勘 案 して 当 該 残 留 基 準 値 超 過 事 案 の 発 生 原 因 として 説 得 力 のあるものであるかどうかを 検 討 した 上 で 調 査 結 果 をご 報 告 願 いたい 原 因 究 明 の 目 的 は 違 反 を 摘 発 して 農 業 者 を 罰 することではなく 同 じ 原 因 による 基 準 値 超 過 が 再 発 しないように 対 策 を 講 じることである その 発 生 原 因 や 再 発 防 止 対 策 等 の 情 報 を 全 国 の 関 係 者 間 で 共 有 し 同 じ 過 ちを 繰 り 返 さないようにすることが 重 要 であ る そのため 農 薬 対 策 室 は 都 道 府 県 の 担 当 者 からの 報 告 に 基 づき 基 準 値 超 過 事 案 の 発 生 した 状 況 やそれを 防 止 するためにとられた 対 策 について 全 ての 都 道 府 県 の 担 当 者 に 電 子 メールで 情 報 提 供 している なお 基 準 値 超 過 は 使 用 基 準 違 反 やドリフトや 防 除 器 具 の 洗 浄 不 足 など 農 薬 の 不 適 正 な 使 用 によってのみ 生 じるとは 限 らず 農 薬 登 録 の 際 に 想 定 していなかった 品 種 栽 培 体 系 使 用 方 法 などが 原 因 となることや 作 物 残 留 試 験 で 捉 えきれなかった 残 留 量 のばらつきが 原 因 となることも 否 定 できない このよう な 可 能 性 が 示 唆 された 場 合 は 国 において 使 用 基 準 又 は 農 薬 残 留 基 準 値 の 変 更 も 検 討 す ることとなる 4) 健 康 影 響 に 関 する 的 確 な 判 断 に 基 づく 回 収 出 荷 自 粛 等 基 準 値 超 過 の 判 明 した 農 産 物 の 回 収 や 出 荷 自 粛 等 の 措 置 は 通 常 は 都 道 府 県 の 保 健 衛 生 部 局 による 対 応 となるが 農 協 等 による 出 荷 前 検 査 で 基 準 値 超 過 事 案 が 判 明 した 場 合 には 当 該 農 産 物 の 食 品 としての 安 全 性 や 自 主 回 収 出 荷 自 粛 等 の 措 置 について 農 薬 担 当 部 局 の 見 解 を 求 められることも 考 えられる その 際 には 特 に ADI( 一 日 許 容 摂 取 量 ) や ARfD( 急 性 参 照 用 量 )が 小 さい 農 薬 の 場 合 や 残 留 濃 度 が 基 準 値 を 大 幅 に 超 過 する 場 合 には 以 下 に 留 意 が 必 要 である 慢 性 影 響 の 有 無 の 判 断 に 当 たっては 当 該 農 産 物 からの 農 薬 の 摂 取 量 と ADI の 単 純 比 較 でなく 基 準 値 超 過 のあった 品 目 以 外 の 食 品 からの 当 該 農 薬 の 平 均 的 な 摂 取 量 も 考 慮 する 必 要 短 期 影 響 の 有 無 の 判 断 に 当 たっては ARfD が 設 定 されている 農 薬 については 作 物 残 留 量 のばらつきや 当 該 農 産 物 を 一 度 に 大 量 に 摂 取 した 場 合 も 考 慮 して 短 期 経 口 暴 露 量 を 試 算 し ARfD との 比 較 が 必 要 なお 基 準 値 への 適 合 の 確 認 や 暴 露 量 の 試 算 に 当 たっては 農 薬 の 有 効 成 分 のほか その 代 謝 物 についても 分 析 が 必 要 な 場 合 もあるので 出 荷 前 の 自 主 検 査 を 行 う JA の 分 析 機 関 等 における 適 切 な 対 応 が 必 要 ( 農 薬 対 策 室 は 都 道 府 県 からの 要 請 があれば 上 記 の 試 算 等 に 協 力 する 用 意 ) (2) 農 薬 の 危 害 防 止 について 1) 農 薬 危 害 防 止 運 動 ( 農 薬 による 危 害 防 止 対 策 ) 戦 後 有 機 リン 剤 (パラチオン 等 )や 有 機 水 銀 剤 等 の 急 性 毒 性 の 強 い 農 薬 の 急 速 な 普 及 に 伴 い 農 薬 散 布 者 の 中 毒 事 故 が 相 次 いで 発 生 しため 昭 和 28 年 から 農 薬 の 使 15

44 用 機 会 が 多 くなる 6 月 ~ 8 月 に 主 に 農 薬 散 布 者 への 危 害 を 防 止 することを 目 的 とし て 国 ( 農 林 水 産 省 厚 生 労 働 省 及 び 環 境 省 ) 都 道 府 県 特 別 区 等 が 連 携 し 農 薬 危 害 防 止 運 動 を 実 施 してきた 本 運 動 では 農 薬 取 締 法 や 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 等 の 関 係 法 令 の 規 定 に 基 づいた 遵 守 事 項 や 農 薬 の 性 質 等 に 関 する 正 しい 知 識 を 普 及 させることにより 農 薬 の 適 正 な 販 売 使 用 及 び 保 管 管 理 並 びに 農 薬 の 使 用 時 における 周 辺 環 境 への 配 慮 についての 周 知 徹 底 に 取 り 組 んでいただいている しかしながら 依 然 として 土 壌 くん 蒸 剤 の 取 扱 い 不 注 意 による 使 用 者 や 周 辺 住 民 へ の 被 害 農 薬 の 不 適 切 な 管 理 に 起 因 する 中 毒 事 故 等 が 発 生 している 特 に 土 壌 くん 蒸 剤 の 取 扱 い 不 注 意 や 保 管 管 理 不 良 による 被 害 は 各 地 で 発 生 しており 危 害 防 止 運 動 以 外 で も 通 知 の 発 出 や 研 修 会 の 開 催 等 により 使 用 者 へ 注 意 喚 起 を 実 施 している 都 道 府 県 もある ことから 各 都 道 府 県 においては 他 都 道 府 県 における 取 組 も 参 考 にしつつ 引 き 続 き 事 故 防 止 に 努 めていただきたい 2) 住 宅 地 等 における 農 薬 使 用 1 住 宅 地 通 知 の 概 要 学 校 公 園 街 路 樹 並 びに 住 宅 地 に 近 接 する 農 地 等 において 農 薬 を 使 用 するとき は 農 薬 の 飛 散 を 原 因 とする 住 民 等 の 健 康 被 害 が 生 じないようにすることが 必 要 このため 農 薬 を 使 用 する 者 が 遵 守 すべき 基 準 を 定 める 省 令 ( 平 成 15 年 農 林 水 産 省 環 境 省 令 第 5 号 ) 第 6 条 において 住 宅 地 周 辺 における 農 薬 使 用 に 当 たって 飛 散 防 止 のために 必 要 な 措 置 を 講 じるよう 努 めるべき 旨 を 規 定 取 組 みを 徹 底 するため 平 成 25 年 4 月 26 日 に 以 下 の 内 容 を 加 え 新 たに 住 宅 地 等 における 農 薬 使 用 について (25 消 安 第 175 号 環 水 大 土 発 第 号 農 林 水 産 省 消 費 安 全 局 長 環 境 省 水 大 気 環 境 局 長 通 知 )を 制 定 ア 住 宅 地 等 における 農 薬 使 用 に 際 しての 遵 守 事 項 の 指 導 なるべく 農 薬 を 散 布 しない 病 害 虫 管 理 の 実 施 予 防 散 布 及 び 現 地 混 用 の 回 避 飛 散 低 減 対 策 の 実 施 農 薬 使 用 前 の 周 辺 住 民 等 への 周 知 の 実 施 等 イ 地 方 公 共 団 体 が 行 う 病 害 虫 防 除 における 取 組 の 推 進 植 栽 管 理 の 委 託 業 務 仕 様 書 に 住 宅 地 通 知 の 遵 守 を 規 定 農 薬 を 使 用 する 業 務 を 委 託 する 際 の 入 札 要 件 に 農 薬 管 理 指 導 士 等 を 規 定 ウ 相 談 窓 口 の 設 置 等 の 体 制 整 備 周 辺 住 民 等 からの 相 談 に 関 係 部 局 が 相 互 に 連 携 して 対 応 できるよう 相 談 窓 口 の 設 置 等 の 体 制 を 整 備 2 都 道 府 県 が 管 理 する 施 設 における 取 組 都 道 府 県 が 管 理 する 施 設 における 取 組 の 実 施 状 況 について 調 査 を 実 施 した その 結 果 全 ての 都 道 府 県 において 都 道 府 県 が 管 理 する 施 設 における 病 害 虫 防 除 が 住 宅 地 通 知 を 遵 守 して 実 施 されるよう 取 り 組 まれていた しかしながら 必 ずしも 管 理 する 全 ての 施 設 を 対 象 とした 取 組 とはなっていなかった 調 査 結 果 を 全 都 道 府 県 に 共 有 するので 他 都 道 府 県 の 取 組 を 参 考 に 取 組 の 対 象 と する 施 設 の 範 囲 拡 充 等 住 宅 地 通 知 の 遵 守 の 更 なる 徹 底 を 図 るようお 願 いする 3 他 部 局 との 連 携 全 ての 都 道 府 県 において 相 談 窓 口 が 設 置 され 関 係 部 局 が 連 携 して 対 応 する 体 制 が 整 備 されていた 今 後 相 談 窓 口 に 寄 せられた 相 談 の 内 容 等 について 調 査 を 行 い 情 報 共 有 するので 当 事 者 間 の 仲 介 や 対 応 について 助 言 する 際 等 の 参 考 にしていただき たい 16

45 4 研 修 等 農 林 水 産 省 農 薬 対 策 室 としても 環 境 省 農 薬 環 境 管 理 室 と 連 携 し 関 係 省 庁 での 住 宅 地 通 知 の 周 知 状 況 の 聞 きとり 必 要 に 応 じた 更 なる 周 知 をお 願 いしているところであ る また これまでも 農 政 局 及 び 都 道 府 県 等 が 主 催 する 講 習 会 研 修 会 において 住 宅 地 通 知 に 係 る 説 明 に 講 師 として 職 員 の 派 遣 を 行 っている 今 後 もご 相 談 があれば 講 師 の 派 遣 を 検 討 するので 農 政 局 都 道 府 県 においては 講 習 会 研 修 会 の 積 極 的 な 開 催 をお 願 いしたい (3) 蜜 蜂 への 危 害 防 止 対 策 平 成 25 年 5 月 EUは 蜜 蜂 への 危 害 を 防 止 するため ネオニコチノイド 系 農 薬 の 使 用 の 一 部 を 暫 定 的 に 制 限 することを 決 定 した これを 受 け これらの 農 薬 に 対 する 関 心 が 高 まったことに 応 え 蜜 蜂 への 危 害 を 防 止 することを 目 的 として 我 が 国 で 行 ってい る 取 組 の 内 容 を 同 年 8 月 26 日 にQ&Aの 形 式 で 農 林 水 産 省 のホームページに 掲 載 した 本 Q&Aは 農 林 水 産 省 が 平 成 27 年 6 月 に 公 表 した 平 成 26 年 度 蜜 蜂 被 害 事 例 調 査 の 結 果 と 今 後 の 対 策 について の 内 容 を 反 映 し 同 年 9 月 に 改 訂 した 1) 基 本 的 考 え 方 欧 米 では 女 王 蜂 や 幼 虫 だけを 残 して 働 き 蜂 がいなくなる いわゆる 蜂 群 崩 壊 症 候 群 (CCD)が 報 告 されており ネオニコチノイド 系 農 薬 との 関 係 が 疑 われている が 我 が 国 ではこのような 現 象 は 見 られていない また ネオニコチノイド 系 農 薬 は 害 虫 のみならず 蜜 蜂 に 対 しても 影 響 を 与 えるものであることは 事 実 であるが 我 が 国 の 稲 作 において 米 の 商 品 価 値 を 著 しく 低 下 させるカメムシの 防 除 が 重 要 である 中 防 除 効 果 に 優 れており また カメムシ 防 除 に 使 われる 他 の 系 統 の 農 薬 に 比 べ 人 や 水 生 生 物 に 対 する 安 全 性 等 の 観 点 から 利 点 があること カメムシ 防 除 に 使 われる 農 薬 の 中 で 蜜 蜂 への 悪 影 響 が 少 ない 代 替 剤 がないことか ら 現 時 点 では 蜜 蜂 の 被 害 ができるだけ 生 じないようにしながら 使 用 していくこ とが 適 当 である このため 蜜 蜂 の 被 害 が 水 稲 のカメムシ 防 除 の 時 期 に 多 く 報 告 されていることを 踏 ま え ネオニコチノイド 系 農 薬 も 含 め 農 薬 を 使 用 する 場 合 は 農 家 と 養 蜂 家 との 間 で 巣 箱 の 設 置 場 所 や 農 薬 の 使 用 時 期 などの 情 報 を 共 有 し 巣 箱 の 退 避 などの 対 策 を 講 じるよ う 指 導 していくことが 重 要 である さらに 各 種 農 薬 の 蜜 蜂 への 悪 影 響 の 程 度 人 や 水 生 生 物 への 影 響 などのデータを 収 集 しているところであり その 結 果 も 考 慮 した 上 で 農 薬 による 蜜 蜂 の 死 亡 を 減 少 させ る 効 果 のある 対 策 が 明 らかとなれば 改 めてお 知 らせする 2) 被 害 事 例 に 関 する 調 査 報 告 について 農 薬 の 使 用 が 蜜 蜂 に 及 ぼしている 影 響 を 正 しく 理 解 するためには 試 験 研 究 の 結 果 だ けでなく 実 際 に 発 生 する 蜜 蜂 の 被 害 事 例 について 農 薬 による 被 害 の 可 能 性 を 検 討 す るための 十 分 かつ 詳 細 な 情 報 を 収 集 していくことが 重 要 である このため 農 薬 による 蜜 蜂 被 害 の 全 国 的 な 状 況 を 正 確 に 把 握 し 被 害 の 発 生 要 因 を 踏 まえた 被 害 防 止 対 策 の 検 討 に 資 するため 平 成 25 年 5 月 に 蜜 蜂 の 被 害 事 例 に 関 する 調 査 報 告 について を 通 知 し 平 成 25 年 から 平 成 27 年 度 までの 3 年 間 蜜 蜂 の 被 害 事 例 のうち 農 薬 の 関 与 が 疑 われるものについて 蜜 蜂 被 害 と 周 辺 作 物 の 作 付 け 状 況 農 薬 の 使 用 状 況 との 関 連 性 等 の 情 報 を 収 集 することとしたところ 本 調 査 については 平 成 27 年 度 まで 継 続 して 実 施 し できるだけ 多 くの 知 見 を 収 集 送 付 された 死 亡 虫 については FAMIC にて 順 次 農 薬 分 析 を 行 う 予 定 17

46 ある 程 度 の 情 報 が 集 まった 時 点 で 蜜 蜂 の 被 害 の 発 生 要 因 について 地 域 や 農 薬 の 使 用 実 態 事 前 周 知 などの 対 策 の 有 無 等 を 踏 まえ 解 析 に 取 り 組 む 3) 平 成 26 年 度 蜜 蜂 被 害 事 例 調 査 の 結 果 と 今 後 の 対 策 について 本 調 査 において 平 成 26 年 度 ( 平 成 26 年 4 月 1 日 ~ 平 成 27 年 3 月 31 日 )に 報 告 のあった 被 害 事 例 の 取 りまとめを 行 い 同 年 6 月 23 日 に 公 表 した 養 蜂 家 に 対 する 呼 びかけを 強 化 した 結 果 平 成 26 年 度 には 79 件 の 被 害 事 例 が 報 告 ( 平 成 25 年 度 は 69 件 ) 平 成 25 年 度 と 同 様 被 害 事 例 は 水 稲 の 開 花 期 に 多 く 水 稲 のカメムシ 防 除 に 使 用 し た 農 薬 ( 殺 虫 剤 )を 蜜 蜂 が 直 接 浴 びたことが 原 因 の 可 能 性 ただし どの 殺 虫 剤 が 蜜 蜂 被 害 を 生 じさせやすいかは 推 定 できず 周 辺 に 水 稲 が 栽 培 されていない 地 域 及 び 水 稲 のカメムシ 防 除 の 時 期 以 外 でも 被 害 事 例 が 報 告 殺 虫 剤 成 分 が 検 出 周 辺 で 使 用 された 殺 虫 剤 が 特 定 できなかった 平 成 25 年 度 に 比 べ 平 成 26 年 度 に 被 害 件 数 が 減 少 した 都 道 府 県 の 取 組 を 調 査 した ところ 被 害 を 受 けた 養 蜂 家 が 巣 箱 の 設 置 場 所 を 変 えた 農 家 が 使 用 農 薬 を 飛 散 しに くい 剤 型 ( 粒 剤 )に 変 更 した 等 の 事 例 あり 本 取 りまとめ 結 果 を 踏 まえ 1 都 道 府 県 に 対 し 以 下 の 内 容 の 通 知 を 発 出 蜜 蜂 が 殺 虫 剤 を 浴 びないよう カメムシ 防 除 の 行 われる 水 稲 開 花 期 とその 前 後 ( 開 花 期 直 前 から 開 花 期 後 2 週 間 程 度 )に 向 け 引 き 続 き 養 蜂 家 と 農 家 が 都 道 府 県 等 を 経 由 して 情 報 を 共 有 するとともに 周 辺 を 水 田 に 囲 まれた 場 所 には できるだけ 巣 箱 の 設 置 を 避 けること 等 の 対 策 の 徹 底 周 辺 で 水 稲 が 栽 培 されていない 地 域 等 においても 殺 虫 剤 が 検 出 された 事 例 があった ことから 水 稲 以 外 の 一 定 の 面 積 でまとまって 栽 培 されている あるいは 共 同 防 除 を 実 施 している 作 物 についても 情 報 交 換 を 推 進 さらなる 情 報 共 有 を 図 るため 水 稲 のカメムシ 防 除 で 多 く 使 用 されている 無 人 ヘリ コプターで 農 薬 を 散 布 する 者 が 提 出 した 実 施 計 画 に 基 づき その 情 報 を 都 道 府 県 を 通 じて 養 蜂 組 合 等 に 提 供 2 26 年 度 に 被 害 が 多 かった 都 道 府 県 と 意 見 交 換 を 行 い 優 良 な 取 組 事 例 を 参 考 に 地 域 の 実 態 に 合 わせた 取 組 を 推 進 するよう 助 言 指 導 3 農 薬 メーカーに 対 して 通 知 を 発 出 し 農 薬 ラベルを 見 た 農 業 者 が 養 蜂 家 との 情 報 交 換 を 徹 底 できるよう 農 薬 の 使 用 上 の 注 意 事 項 についての 見 直 しを 要 請 4 平 成 27 年 度 も 引 き 続 き 調 査 を 継 続 し 水 稲 に 加 え まとまって 栽 培 されている あるいは 共 同 防 除 を 実 施 している 作 物 についても 被 害 時 期 に 使 用 された 農 薬 のよ り 詳 細 な 情 報 の 把 握 や 死 亡 虫 試 料 の 採 取 への 協 力 を 要 請 5 試 験 研 究 機 関 において 蜜 蜂 の 水 田 への 飛 来 を 低 減 する 技 術 の 開 発 花 粉 や 水 田 水 を 経 由 した 農 薬 暴 露 の 可 能 性 などの 調 査 研 究 を 引 き 続 き 実 施 通 知 で 示 した 方 法 による 情 報 交 換 の 徹 底 や 地 域 の 実 態 に 合 わせた 対 策 に 努 めていた だくとともに 引 き 続 き 調 査 への 協 力 をお 願 いする 18

47 残 留 基 準 値 超 過 及 び 使 用 基 準 違 反 事 例 ( 平 成 27 年 4 月 ~ 平 成 27 年 9 月 末 現 在 ) 品 目 農 薬 名 区 分 検 出 値 (ppm) 基 準 値 (ppm) 原 因 別 紙 1-1 きゅうり フルチアニル 殺 菌 剤 未 測 定 0.2 使 用 基 準 を 超 える 濃 度 の 希 釈 液 を 散 布 した 残 留 農 薬 濃 度 を 測 定 していないため 基 準 値 を 超 過 し ていたかどうかは 不 明 ミニトマト フルチアニル 殺 菌 剤 ラベルを 確 認 せずに 適 用 のないミニトマトに 使 用 した にがうり フェンバレレート 殺 虫 剤 0.02( 作 残 基 準 値 超 過 はなし) 0.50 散 布 器 具 の 洗 浄 不 足 が 原 因 と 考 えられる こまつな EPN 殺 虫 剤 0.31 及 び 特 定 できず 防 除 器 具 を 洗 浄 せずに 使 用 した 事 実 は 認 められた が 原 因 を 特 定 することはできなかった えだまめ チアクロプリド 殺 虫 剤 特 定 できず 別 紙 1-1 参 考 1 残 留 農 薬 基 準 超 過 及 び 使 用 基 準 違 反 事 例 ( 平 成 26 年 4 月 ~ 平 成 27 年 3 月 末 現 在 ) 品 目 農 薬 名 区 分 検 出 値 (ppm) 基 準 値 (ppm) レタス ホスチアゼート 殺 虫 剤 ラベルを 確 認 せずに 適 用 の 無 いレタスに 使 用 した 原 因 ピーマン アセタミプリド 殺 虫 剤 0.09 ( 作 残 基 準 値 超 過 は なし) 1 ラベルを 確 認 せずに 使 用 基 準 を 超 える 濃 度 の 希 釈 液 を 散 布 し た 使 用 基 準 違 反 はあったが 作 残 基 準 値 超 過 はなし ピーマン グルホシネート 除 草 剤 別 の 容 器 に 移 し 替 えていた 除 草 剤 を 茎 葉 散 布 できる 薬 剤 だと 思 い 込 み 使 用 した トマト MEP (フェニトロチオン) 殺 虫 剤 なすに 散 布 した 後 トマトにも 同 じ 使 用 基 準 で 使 用 できると 思 い 込 み ラベルを 確 認 せずにトマトに 使 用 した しそ MEP (フェニトロチオン) 殺 虫 剤 特 定 できず 隣 接 する 圃 場 で 使 用 した 農 薬 が 飛 散 したことが 原 因 の 一 つとし て 疑 わしいが 詳 細 な 情 報 がなく 原 因 を 特 定 することはできな かった しそ ミクロブタニル 殺 菌 剤 2 1 しそ ピリダベン 殺 虫 剤 えだまめ EPN 殺 虫 剤 特 定 できず 隣 接 する 圃 場 で 使 用 した 農 薬 が 飛 散 したことが 原 因 の 一 つとし て 疑 わしいが 詳 細 な 情 報 がなく 原 因 を 特 定 することはできな かった 農 薬 の 使 用 履 歴 を 記 載 しておらず 農 薬 使 用 後 使 用 基 準 より 短 い 期 間 で 収 穫 した 特 定 できず 器 具 の 洗 浄 不 足 隣 接 する 圃 場 からの 飛 散 等 が 原 因 の 一 つとし て 疑 わしいが 詳 細 な 情 報 がなく 原 因 を 特 定 することはできな かった ばれいしょ シフルメトフェン 殺 虫 剤 隣 接 する 圃 場 で 使 用 した 農 薬 が 飛 散 した 疑 い 19

48 ほうれんそう インドキサカルブ 殺 虫 剤 隣 接 する 圃 場 で 使 用 した 農 薬 が 飛 散 した 疑 い 特 定 できず ほうれんそう インドキサカルブ 殺 虫 剤 防 除 器 具 を 洗 浄 せずに 使 用 した 事 実 は 認 められたが 原 因 を 特 定 することはできなかった 特 定 できず ほうれんそう シメコナゾール 殺 菌 剤 防 除 器 具 を 洗 浄 せずに 使 用 した 事 実 は 認 められたが 原 因 を 特 定 することはできなかった チンゲンサ クロロタロニル(TPN) 殺 菌 剤 散 布 器 具 の 洗 浄 不 足 が 原 因 の 一 つと 考 えられる 作 物 への 飛 散 防 止 対 策 を 講 じずに 散 布 した 後 使 用 基 準 より 短 にら ペンディメタリン 除 草 剤 い 期 間 で 収 穫 した 特 定 できず ほうれんそう クレソキシムメチル 殺 菌 剤 防 除 器 具 を 洗 浄 せずに 使 用 した 事 実 は 認 められたが 原 因 を 特 定 することはできなかった 特 定 できず みずな クレソキシムメチル 殺 菌 剤 防 除 器 具 を 洗 浄 せずに 使 用 した 事 実 は 認 められたが 原 因 を 特 定 することはできなかった 使 用 時 期 定 植 前 に 使 用 方 法 全 面 土 壌 混 和 で 使 用 すべきと いちご ホスチアゼート 殺 虫 剤 ころ 畝 面 のみへ 処 理 して 混 和 により 使 用 した 特 定 できず きんかん EPN 殺 虫 剤 防 除 器 具 を 洗 浄 せずに 使 用 した 事 実 は 認 められたが 原 因 を 特 定 することはできなかった トマト シフルメトフェン 殺 虫 剤 ラベルを 確 認 せずに 適 用 の 無 いトマトに 使 用 した 別 紙 1-1 参 考 2 残 留 農 薬 基 準 超 過 及 び 使 用 基 準 違 反 事 例 ( 平 成 25 年 4 月 ~ 平 成 26 年 3 月 末 現 在 ) 品 目 農 薬 名 区 分 検 出 値 (ppm) 基 準 値 (ppm) こまつな イソキサチオン 殺 虫 剤 特 定 できず こまつな テブフェンピラド 殺 虫 剤 特 定 できず しゅんぎく アトラジン 除 草 剤 リーフレタス クロロタロニル (TPN) 原 因 散 布 器 具 の 洗 浄 不 足 除 草 剤 と 殺 虫 剤 殺 菌 剤 で 同 じ 散 布 器 具 を 用 いていた 殺 菌 剤 隣 接 する 圃 場 で 使 用 した 農 薬 が 飛 散 した 疑 い リーフレタス プロチオホス 殺 虫 剤 隣 接 する 圃 場 で 使 用 した 農 薬 が 飛 散 した 疑 い プラム マラソン 殺 虫 剤 - - なす グリホサート 除 草 剤 - - 台 木 に 用 いたももに 登 録 があるためプラムにも 使 用 できると 思 いこみ 適 用 表 を 確 認 せずに 使 用 した 別 の 容 器 に 移 し 替 えていた 除 草 剤 を 展 着 剤 だと 思 い 込 み 使 用 した はくさい オキサミル 殺 虫 剤 ピーマン フェントエート 殺 虫 剤 セルリー アラクロール 除 草 剤 レタスを 栽 培 予 定 でレタスに 適 用 のある 農 薬 を 使 用 した 圃 場 でレタスで はなくはくさい( 適 用 なし)を 栽 培 した 特 定 できず 散 布 器 具 の 洗 浄 不 足 隣 接 する 圃 場 からの 飛 散 他 作 物 にフェントエー トを 散 布 後 手 袋 を 替 えずにピーマンを 収 穫 した 等 の 原 因 が 考 えられ る 適 用 は 無 く 使 用 していない 散 布 器 具 の 洗 浄 不 足 が 原 因 と 考 えられ る 20

49 にんじん アセフェート 殺 虫 剤 適 用 は 無 く 使 用 していない 散 布 器 具 の 洗 浄 不 足 が 原 因 と 考 えられ る なす EPN 殺 虫 剤 ラベルを 確 認 せずに 適 用 の 無 いなすに 使 用 した ゆず EPN 殺 虫 剤 ラベルを 確 認 せずに 適 用 の 無 いゆずに 使 用 した ほうれんそう アセフェート 殺 虫 剤 15 6 特 定 できず 農 薬 使 用 回 数 のカウント 方 法 を 誤 認 し 適 用 の 無 い 時 期 に 適 用 の 無 い 方 法 で 農 薬 を 使 用 したことが 原 因 の 一 つとして 疑 わしい ピーマン EPN 殺 虫 剤 かぶ( 葉 ) クロチアニジン 殺 虫 剤 かぶ( 葉 ) ブロッコリー クロロタロニル (TPN) 殺 菌 剤 終 有 効 年 月 を 過 ぎた 農 薬 を 使 用 したため 購 入 当 時 は 適 用 があった が 購 入 から 使 用 するまでの 間 に 適 用 が 削 除 され 残 留 農 薬 基 準 が 一 律 基 準 に 変 更 されていた だいこんに 適 用 があり 使 用 者 はかぶにも 適 用 があると 思 い 込 み ラベ ルを 確 認 せずに 適 用 の 無 いかぶに 使 用 した だいこんに 適 用 があり 使 用 者 はかぶにも 適 用 があると 思 い 込 み ラベ ルを 確 認 せずに 適 用 の 無 いかぶに 使 用 した アゾキシストロビンマンゼブ メタラキシル 殺 菌 剤 - - ラベルを 確 認 せずに 適 用 の 無 いブロッコリーに 使 用 した カリフラワー アゾキシストロビンマンゼブ メタラキシル 殺 菌 剤 - - ラベルを 確 認 せずに 適 用 の 無 いカリフラワーに 使 用 した チンゲンサイ メタアルデヒド 殺 虫 剤 はくさい キャベツに 適 用 があり 使 用 者 はチンゲンサイにも 適 用 があると 思 い 込 み ラベルを 確 認 せずにチンゲンサイに 使 用 した ぶどう エトフェンプロックス 殺 虫 剤 特 定 できず 自 家 用 の 撰 果 場 内 で 使 用 した 衛 生 害 虫 用 殺 虫 剤 ( 有 効 成 分 エトフェンプ ロックス)が 出 荷 用 ダンボールにかかり そこに 詰 めたぶどうに 付 着 した ことが 原 因 の 一 つとして 疑 わしい しゅんぎく ベンチオカーブ 除 草 剤 隣 接 する 圃 場 で 使 用 した 農 薬 が 飛 散 した 疑 い さといも フルトラニル 殺 菌 剤 前 作 に 使 用 した 農 薬 が 土 壌 中 に 残 留 していた 疑 い にら ダイアジノン 殺 虫 剤 粒 剤 でにらに 適 用 があるため 水 和 剤 にも 適 用 があると 思 い 込 み ラベ ルを 確 認 せずに 適 用 の 無 いにらに 使 用 した ほうれんそう ジクロルボス 殺 虫 剤 隣 接 する 圃 場 で 使 用 した 農 薬 が 飛 散 した 疑 い ほうれんそう メタミドホス 殺 虫 剤 隣 接 する 圃 場 で 使 用 した 農 薬 が 飛 散 した 疑 い にら ペンディメタリン 除 草 剤 しゅんぎく トルフェンピラド 殺 虫 剤 使 用 基 準 を 超 える 濃 度 の 希 釈 液 を 作 物 への 飛 散 対 策 を 講 じずに 散 布 した 特 定 できず 器 具 の 洗 浄 不 足 が 原 因 の 一 つとして 疑 われるが 散 布 器 具 の 詳 細 な 情 報 がなく それだけが 原 因 であると 特 定 することはできなかった めいけな クロロタロニル (TPN) 殺 菌 剤 ラベルを 確 認 せずに 適 用 のない 使 用 時 期 に 使 用 した めいけな オキシン 銅 殺 菌 剤 ラベルを 確 認 せずに 適 用 の 無 い 女 池 菜 に 使 用 した 別 紙 1-1 参 考 3 残 留 農 薬 基 準 超 過 事 例 ( 平 成 24 年 4 月 ~ 平 成 25 年 3 月 末 日 ) 品 目 農 薬 名 区 分 検 出 値 (ppm) 基 準 値 (ppm) 原 因 ( 公 表 用 ) かぶ( 葉 ) ルフェヌロン 殺 虫 剤 隣 接 する 作 物 に 使 用 した 農 薬 がかぶ( 葉 )に 飛 散 した 疑 い 21

50 エンダイブ クロルフェナピル 殺 虫 剤 防 除 器 具 の 洗 浄 不 足 きゅうり クレソキシムメチル 殺 菌 剤 特 定 できず さやいんげん トルフェンピラド 殺 虫 剤 県 は 隣 接 する 作 物 に 使 用 した 農 薬 が 飛 散 したことが 原 因 と 判 断 したが 国 は 栽 培 状 況 から 適 用 外 使 用 に 順 ずると 判 断 にら シラフルオフェン 殺 虫 剤 隣 接 する 水 稲 に 使 用 した 農 薬 がニラに 飛 散 した 疑 い えだまめ EPN 殺 虫 剤 だいこん メプロニル 殺 菌 剤 えだまめ チアメトキサム 殺 虫 剤 特 定 できず 適 用 外 使 用 の 可 能 性 は 低 いが 防 除 器 具 の 洗 浄 不 足 隣 接 すつ 作 物 からの 飛 散 が 原 因 の 一 つとして 疑 わしい 特 定 できず だいこんに 適 用 があり 適 正 に 使 用 している 特 定 できず 適 用 の 通 りに 使 用 されていた は 種 前 の 使 用 であり 直 接 の 原 因 は 不 明 はくさい フルトラニル 殺 菌 剤 特 定 できず はくさいに 適 用 はなく 使 用 はしていない 防 除 器 具 の 洗 浄 不 足 前 作 のしょ うがに 使 用 したものが 土 壌 を 介 して 残 った 可 能 性 隣 接 するブロッコリーに 使 用 した 際 器 具 に 残 っていた 当 該 剤 が 飛 散 した 可 能 性 などがある かぶ( 根 ) DEP(トリクロルホン) 殺 虫 剤 しゅんぎく ジノテフラン 殺 虫 剤 しゅんぎく ボスカリド 殺 菌 剤 いちご DDVP(ジクロルボス) 殺 虫 剤 特 定 できず 適 用 がある 剤 を 適 正 に 使 用 していた 特 定 できず 適 用 がある 剤 を 適 正 に 使 用 していた 防 除 器 具 の 洗 浄 不 足 が 原 因 の 一 つと して 疑 わしいが 検 出 された 濃 度 から 器 具 の 洗 浄 不 足 だけが 原 因 とは 判 断 できない 特 定 できず 適 用 はなく 使 用 していない 前 作 のキュウリに 使 用 しており しゅんぎく 定 植 の 一 ヶ 月 前 に 使 用 しているため 土 壌 を 介 してしゅんぎくに 残 留 した 可 能 性 な どがある 特 定 できず DDVPは 失 効 しており 市 場 に 出 荷 されたDDVPは 有 効 期 限 が 切 れている DDVPを 代 謝 物 とするDEPに 適 用 があるが DDVP,DEPともに 使 用 の 記 録 はない 残 留 濃 度 から 不 適 正 使 用 が 原 因 の 一 つとして 疑 われる しゅんぎく クロチアニジン 殺 虫 剤 こまつな ホスチアゼート 殺 虫 剤 0, 特 定 できず 適 用 はなく クロチアニジン 及 びクロチアニジンを 代 謝 物 とするチアメトキサム 剤 の 使 用 はなかった 前 作 に 使 用 しているため 土 壌 を 介 してしゅんぎくに 残 留 した 可 能 性 などがある 特 定 できず 適 用 はなく 使 用 していない 前 作 のキュウリに 使 用 しているため 土 壌 を 介 し てしゅんぎくに 残 留 した 可 能 性 などがある 22

51 別 紙 1-4 平 成 26 年 度 蜜 蜂 被 害 事 例 調 査 の 結 果 と 今 後 の 対 策 について 平 成 27 年 6 月 消 費 安 全 局 1. 蜜 蜂 被 害 事 例 調 査 の 結 果 農 林 水 産 省 は 平 成 25 年 度 から 3 年 間 の 予 定 で 都 道 府 県 の 畜 産 部 局 及 び 農 薬 部 局 に よる 蜜 蜂 の 被 害 事 例 に 関 する 調 査 を 実 施 本 調 査 結 果 は 平 成 26 年 度 (H26.4.1~H )に 報 告 のあった 被 害 事 例 について 取 りまとめたもの 被 害 の 状 況 被 害 報 告 のあった 79 件 の 蜂 場 に 置 かれていた 巣 箱 数 ( 約 3,300 箱 )は 8~9 月 の 全 国 の 巣 箱 数 (42 万 箱 )の 約 0.8%にあたる うち 59 件 (75%)が 7 月 中 旬 ~9 月 中 旬 に 発 生 巣 門 前 に 1,000 匹 / 箱 以 上 の 死 虫 が 観 察 された 65 件 のうち 2,000 匹 / 箱 以 下 のものが 半 数 以 上 を 占 めていた 1 万 匹 / 箱 を 超 える 被 害 は 3 件 みられた 59 件 被 害 の 発 生 規 模 別 件 数 (n =65 ) 1 巣 箱 当 たりの 死 虫 数 1,000 匹 以 上 のもの 今 回 報 告 された 被 害 においては 死 虫 数 が 多 い 事 例 死 虫 が 確 認 できない 事 例 において も 働 き 蜂 のほとんどが 女 王 蜂 や 幼 虫 などを 残 したまま 突 然 いなくなり 蜜 蜂 の 群 れが 維 持 できなくなってしまう 蜂 群 崩 壊 症 候 群 (CCD) の 懸 念 を 生 じさせる 事 例 は 確 認 されなかった ( 参 考 情 報 ) 一 般 的 に 一 つの 巣 箱 には 数 万 匹 の 蜜 蜂 がおり 巣 の 蜜 蜂 の 数 に 多 少 の 減 少 が 生 じても 養 蜂 家 の 飼 養 管 理 により 蜂 群 は 維 持 回 復 されている 平 成 26 年 の 蜜 蜂 の 飼 育 戸 数 は 約 9,300 戸 <25 年 度 の 状 況 > 調 査 期 間 中 (H25.5/30~H26.3/31)に 69 件 の 被 害 事 例 が 報 告 うち 90%が 7 月 中 旬 から 9 月 中 旬 に 発 生 巣 門 前 に 1,000 匹 / 箱 以 上 の 死 虫 が 観 察 された 65 件 のうち 2,000 匹 / 箱 以 下 のものが 60% 以 上 1 万 匹 / 箱 を 超 える 被 害 は 3 件 CCD の 懸 念 を 生 じさせる 事 例 は 確 認 されず 23

52 蜜 蜂 被 害 と 農 薬 との 関 係 被 害 が 発 生 した 79 件 のうち 37 件 で 死 虫 が 採 取 され 分 析 したところ 26 件 の 死 虫 か ら LD 50 値 ( 半 数 致 死 量 )の 1/10 程 度 ~LD 50 値 を 超 える 高 い 値 で ネオニコチノイド 系 殺 虫 剤 ピレスロイド 系 殺 虫 剤 フェニルピラゾール 系 殺 虫 剤 マクロライド 系 殺 虫 剤 が 検 出 された これらは 当 該 殺 虫 剤 に 暴 露 したことが 被 害 の 原 因 の 可 能 性 があると 考 え られた 死 虫 が 採 取 された 37 件 のうち 22 件 が 水 稲 のカメムシ 防 除 時 期 のもので 15 件 が 水 稲 の 栽 培 がない 地 域 や 水 稲 のカメムシ 防 除 時 期 以 外 のものであった 26 年 度 蜜 蜂 被 害 事 例 調 査 で 高 い 値 が 検 出 された 殺 虫 剤 成 分 系 統 農 薬 名 主 な 使 用 可 能 な 作 物 検 出 件 数 * ネオニコチノイド 系 クロチアニジン 水 稲 果 樹 野 菜 等 13 (4 成 分 ) 延 べ 18 件 チアメトキサム 水 稲 果 樹 野 菜 等 1 ジノテフラン 水 稲 果 樹 野 菜 等 3 イミダクロプリド 水 稲 果 樹 野 菜 等 1 ピレスロイド 系 (1 成 分 ) 2 件 エトフェンプロックス 水 稲 果 樹 野 菜 等 2 フェニルピラゾール 系 エチプロール 水 稲 だいず 果 樹 等 5 (2 成 分 ) 7 件 フィプロニル 野 菜 花 き 等 2 マクロライド 系 (1 成 分 ) 1 件 スピノサド 野 菜 果 樹 等 1 28 水 稲 のカメムシ 防 除 時 期 の 被 害 事 例 * 重 複 あり 被 害 が 発 生 した 79 件 の 蜂 場 のうち 61 件 の 蜂 場 の 周 辺 で 水 稲 が 栽 培 されていた うち 42 件 は 開 花 期 で 10 件 は 開 花 期 前 後 のカメムシ 防 除 の 行 われる 時 期 ( 開 花 期 直 前 及 び 開 花 期 後 2 週 間 程 度 )だった <25 年 度 の 状 況 > 被 害 発 生 蜂 場 69 件 のうち 61 件 で 周 辺 に 水 稲 が 栽 培 そのうち 46 件 が 開 花 期 これら 52 件 のうち 60% 以 上 で 被 害 が 発 生 する 直 前 に 周 辺 で 水 稲 のカメムシ 防 除 の 殺 虫 剤 散 布 が 行 われていたとの 報 告 があった 24