KISHIDAIA, No.104, Mar タランチュラに 猛 毒 はない 池 田 博 明 2013 年 の 11 月 中 旬 のこと,テレビ 番 組 の 制 作 会 社 クリーク アンド リバー 社 のプロ デューサー, 宇 和 川 隆 氏 より 連 絡 があった. 危 険 な 毒

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1 KISHIDAIA Bulletin of Tokyo Spider Study Group No.104,Mar 目 次 池 田 博 明 :タランチュラに 猛 毒 はない... 1 貞 元 己 良 :じぇじぇ 南 三 陸 町 のクモ 採 集... 5 浅 間 茂 : 自 然 観 察 会 でのクモによる 環 境 評 価 新 海 明 :オオジョロウグモの 造 網 行 動 DRAGLINES 池 田 博 明 :ワイノジハエトリは 岡 山 県 でも 採 れていた 馬 場 友 希 田 中 幸 一 : 北 海 道 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 田 中 幸 一 : 佐 賀 県 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 大 澤 剛 士 安 達 瑞 紀 宇 佐 美 元 気 茶 園 真 理 子 : 福 井 県 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 田 中 幸 一 : 鹿 児 島 県 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 大 澤 剛 士 : 神 奈 川 県 箱 根 町 で 採 集 されたクモ III 馬 場 友 希 大 澤 剛 士 : 広 島 県 尾 道 市 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 大 澤 剛 士 : 大 分 県 玖 珠 郡 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 大 澤 剛 士 : 高 知 県 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 大 澤 剛 士 : 西 表 島 石 垣 島 で 採 集 されたクモ 須 黒 達 巳 :ワイノジハエトリの 新 たな 採 集 記 録 馬 場 友 希 大 澤 剛 士 村 上 勇 樹 : 小 笠 原 諸 島 母 島 のクモ 新 海 明 : ヨリメグモは Conculus だった って 知 ってましたか 笹 岡 文 雄 : 福 岡 県 福 岡 市 におけるトタテグモ 類 笹 岡 文 雄 : 伊 豆 諸 島 新 島 における 地 中 性 クモ 類 谷 川 明 男 大 西 裕 史 児 島 直 寿 関 谷 駿 : 口 永 良 部 島 のクモ 類 採 集 記 録 41 市 川 武 明 : 小 平 市 立 中 央 公 園 のクモ 須 黒 達 巳 : 沖 永 良 部 島 で 採 集 したクモ 谷 川 明 男 八 幡 明 彦 新 海 明 : 東 京 蜘 蛛 談 話 会 2013 年 度 合 宿 報 告 宮 城 県 南 三 陸 町 歌 津 周 辺 のクモ... 50

2 KISHIDAIA, No.104, Mar タランチュラに 猛 毒 はない 池 田 博 明 2013 年 の 11 月 中 旬 のこと,テレビ 番 組 の 制 作 会 社 クリーク アンド リバー 社 のプロ デューサー, 宇 和 川 隆 氏 より 連 絡 があった. 危 険 な 毒 蜘 蛛 の 代 名 詞 でもあるタランチュラが 実 はそれほど 強 い 毒 性 を 持 たない 蜘 蛛 であるということが 分 かったので, 関 西 テレビの 有 吉 弘 行 のダレトク!? という 番 組 で 取 り 上 げたい,ついてはその 裏 付 調 査 をしているとのこ とであった.その 後, 会 社 の 制 作 補 の 高 橋 立 志 氏 からも 連 絡 があり,バラエティ 番 組 で 使 う タランチュラの 毒 の 解 説 や 資 料 に 関 する 質 問 を 受 けた. ここで 言 う タランチュラ とは,ペットショップなどでも 売 られている 穴 居 性 のオオツ チグモ 科 のクモのことであり,タランチュラ コモリグモや, 舞 曲 タランテラのもととなっ たヨーロッパのジュウサンボシゴケグモのことではない. 私 はいわゆるタランチュラが 危 険 な 毒 蜘 蛛 ではないことは, 既 に 常 識 だと 思 っていたが, 質 問 を 聞 いてみると 決 してそうではないことが 分 かった. 従 来,クモの 毒 の 強 さは 実 際 より も 過 大 評 価 された 傾 向 があるため,クモの 毒 を 解 説 したときにも 医 学 的 な 危 険 性 に 関 しては, ほとんど 記 述 しなかったのだが( 池 田 2009),それでは 一 般 のひとの 関 心 には 答 えていな いのだった.ちょうどクモのヒトへの 危 険 度 に 関 する 新 しいレビューが 出 たこともあり (Nentwig and Nentwig 2013),この 機 会 に 調 べたことも 含 めて,タランチュラの 毒 性 について 紹 介 しておきたい. 質 問 1:タランチュラ=オオツチグモに 咬 まれたら 死 ぬこともあるというのは 間 違 いです か? 答 え:はい. 間 違 いです.ネントウィッヒらは 2013 年 の 総 説 ヒトを 死 に 至 らしめる 可 能 性 のあるクモ 毒 で, 死 亡 例 のあったクモ 毒 や 危 険 だと 誤 解 されているクモ 毒 を 解 説 して います.そのなかで, 大 形 のオオツチグモは<タランチュラ>と 呼 ばれ,ハリウッド イ メージでは,たいへん 危 険 な 生 き 物 ですが, 実 際 にはまったく 異 なります. 例 えばオースト ラリア 産 のオオツチグモに 咬 まれても 局 所 的 な 痛 みと 発 赤, 傷 の 程 度 に 応 じた 出 血 程 度 で, 重 症 にはなりません.ブラジルでの 91 のクモ 刺 咬 例 でもオオツチグモの 刺 咬 例 は 稀 で(1% 以 下 ), 傷 の 痛 みや 発 赤 で 治 まります とタランチュラの 刺 咬 で 重 篤 な 症 状 に 陥 った 例 がほ とんどないことを 紹 介 しています. 質 問 2:オオツチグモ 科 のクモは 世 界 で 何 種 類 いますか. 答 え:2013 年 初 めのハーツィッヒの 総 説 には 939 種 とありますが, 年 末 のプラトニック の 世 界 のクモ カタログには 950 種 記 載 されています. 南 米 大 陸 やアフリカ, 東 南 アジア, 中 国,オーストラリアと, 旧 ゴンドワナ 大 陸 に 当 たる 地 域 に 分 布 しています. 質 問 3:タランチュラのクモ 毒 を 注 射 されたマウスが 死 ぬ 実 験 を 見 たことがありますが, ヒトには 害 はないのでしょうか. 1

3 答 え: 私 も 30 年 ほど 前 にテレビでマウスが 死 ぬ 実 験 映 像 を 見 たことがあります. 報 告 例 によればオーストラリアでマウスに 致 死 的 な 毒 を 持 つ 種 類 やイヌに 致 死 的 な 毒 を 持 つ 種 類 (Phlogiellus sp., Selenocosmia sp.)がいます.しかし, 同 じクモがヒトには 致 死 性 は 無 く, 全 身 症 状 もないことが 報 告 されています(Ibister et al. 2003). 大 利 入 交 (1984) は クモ 刺 咬 症 の 症 状 Severity of Arachnidism を,Ⅰ 無 症 状 (symptomless),Ⅱ 軽 症 (mild type),Ⅲ 中 等 症 (moderate type),Ⅳ 重 症 (severe type)に 分 類 していま すが,この 英 語 と 同 じ 用 語 がオーストラリアで 痛 みの 症 状 Severity of pain 分 類 に 使 わ れています.それによると, 激 痛 Severe が 4 例 ( 刺 咬 部 位 は 指 2 例, 親 指 1 例,つま 先 1 例 ), 中 程 度 の 痛 み Moderate が 3 例 ( 刺 咬 部 位 は 指 2 例, 足 1 例 ), 痛 みな し Present が 2 例 でした. 全 身 症 状 が 見 られたのは1 例 で,Phlogiellus に 指 を 咬 まれて 痕 が 残 り 24 時 間 発 汗 が 見 られた 例 で 6 時 間 の 倦 怠 感 がありました. 他 には 全 身 症 状 の 出 た 例 はありません.イヌが 咬 まれた 7 例 では, 生 後 6 ケ 月 の 子 犬 も 4 年 目 の 親 犬 も 30 分 から 18 時 間 の 間 にすべて 死 亡 しました(イヌの 致 死 率 は 100%です). 質 問 4:インドのある 種 類 のタランチュラは 危 険 だという 話 を 聞 きましたが, 本 当 のとこ ろはどうなのでしょうか. 答 え: 大 きく 美 しいのでペット 愛 好 者 の 間 でも 人 気 のインディアン オーナメンタル ツ リー スパイダーというインドの 樹 上 性 タランチュラでは,ペット 飼 育 者 が 咬 まれて 重 症 化 した 例 が 複 数 報 告 されています.この 仲 間 はインドとスリランカに 生 息 するポエキロテリア 属 (Poecilotheria sp.)のタランチュラで,16 種 が 記 載 されています.P. regalis は 体 長 6 ~8cm,レッグ スパンは 16cm と 大 形 でメス 成 体 の 牙 の 長 さは 10mm もあります.メス 親 は 飼 育 器 内 で 8~12 年 も 生 きるとか.レガリスは 帝 王 を 意 味 します. Fuchs et al. (2014)の 症 例 報 告 では, 午 後 3 時 ごろ 救 急 車 で 運 ばれてきたのは 45 歳 の 男 性,ペットとして 飼 育 していた P.regalis メス(6 歳, 体 長 6cm)に 捕 食 中 に 前 夜 午 後 9 時 に 右 の 人 差 し 指 を 咬 まれました. 男 性 は 4 属 9 頭 のタランチュラを 飼 育 しており,2 年 前 に ブラジリアン ジャイアント ホワイト ニー タランチュラ Acanthoscurria geniculate に 咬 まれた 経 験 がありました.このときはハチに 刺 されたときの 焼 けるような 感 覚 だったそ うです. 病 院 に 来 たのは 咬 まれてから 半 日 以 上 たっており, 傷 痕 はやや 発 赤 しているくらいで,ほ とんど 見 えませんでした.やや 腫 れていましたが 局 所 痛 はなかったそうです. 咬 まれた 直 後 の 2 時 間 以 内 には 真 っ 赤 になり,どっと 汗 をかいたそうです.これらの 症 状 は 短 時 間 で 収 まりました. 咬 まれた 15 分 後 に 手 足 から 始 まって 腕 と 脚 に 拡 がる 重 大 な 筋 肉 の 痙 攣 が 起 こ りました. 救 急 室 で 患 者 は 全 身 の 痙 攣 がぶり 返 して, 胸 の 痛 みも 訴 えました.クレアチン キナーゼは 370U/L と 増 加 しました( 通 常 は 0~200U/L),ECG は 正 常 でした. 経 口 の ローラゼパムと 静 脈 注 射 でミダゾラム 2mgを 処 方 されて, 症 状 は 治 まり, 胸 の 痛 みも 消 え たそうです( 結 論 ではベンゾジアゼピンを 処 方 と 記 述 ). 脚 の 痙 攣 も 収 まりました.5 時 間 後, 患 者 は 帰 宅 できました.ただ, 三 週 間 ほど 手 の 痙 攣 が 完 全 になくなるまで, 毎 日 二 度 マ グネシウムを 飲 まなければならなかったそうです. 男 性 を 咬 んだクモの 方 は 怪 我 をした 様 子 はなかったのですが, 二 か 月 後 に 突 然 死 んだそう です. 文 献 によれば 1989 年 から 2013 年 までの 24 年 間 に,ポエキロテリアに 咬 まれた 記 録 は 26 例 あり, 飼 育 者 がまさか 自 分 のペットに 咬 まれるとは 思 わず, 予 想 外 の 動 きをしてしま ったとき,クモが 意 外 に 早 く 動 いてあわてた 飼 育 者 が 指 を 咬 まれるという 例 が 多 いといいま 2

4 す.ヒトの 死 亡 例 はありません. 症 例 は 筋 肉 の 痙 攣 がなかった 42%と, 痙 攣 があった 58% に 分 けられます. 痙 攣 のない 例 での 症 状 は, 局 所 の 腫 脹 (50%), 発 赤 (50%), 中 程 度 の 痛 み(73%), さらに 痒 みや 焼 けるような 感 覚, 悪 心, 発 汗, 膝 指 首 肩 の 硬 直, 胸 のこわばり, 呼 吸 の 重 さなど.1~4 時 間 で 症 状 は 消 えます. 痙 攣 のある 例 の 症 状 は, 局 所 の 腫 脹 (60%), 発 赤 (53%), 激 痛 (87%), 焼 けるよ うな 感 覚, 発 熱, 筋 肉 痛, 呼 吸 の 重 さ, 動 悸, 短 時 間 の 意 識 喪 失. 痙 攣 が 始 まるのは 咬 まれ て 平 均 10 時 間 後. 症 状 が 治 まるのは 平 均 7.6 日 後 (レンジは 1~14 日 間 ). 筋 肉 の 痙 攣 は 全 身 が 5 例, 体 の 主 要 部 分 が 4 例, 腕 または 脚 が 4 例 でした. 咬 まれたものの, 毒 液 が 注 入 されなかった 場 合 を ドライ バイト dry bite と 言 います. クモ 毒 素 データベースには 916 種 類 の 毒 素 が 登 録 されており,そのうちの 201 種 類 はオオ ツチグモのもの(1618 報 文 中,275 報 がオオツチグモ)ですが,ポエキロテリア 属 の 毒 素 化 合 物 はありません.この 仲 間 の 毒 液 は 他 の 大 形 種 より 量 が 多 いので,それが 重 症 化 の 原 因 になっているのかもしれません.ポエキロテリア 属 のクモは 普 通 はおとなしくて,すぐに 隠 れます. 恐 怖 を 感 じたクモは 前 脚 を 上 げて 威 嚇 姿 勢 を 取 りますが, 咬 むこともなく 逃 げ 足 の 速 いクモです. 旧 世 界 のタランチュラ 刺 咬 症 例 を 検 討 した 専 門 家 (Ahmed et al. 2009)は,タランチュ ラのうち 二, 三 の 属 はヒトへの 毒 性 が 強 い 種 がいる, 樹 上 性 の 種 類 の 方 が 毒 性 は 強 い 傾 向 が あるが 餌 を 早 く 麻 痺 させる 目 的 のためだろう,アメリカのタランチュラはアジアやアフリカ の 種 類 よりも 毒 性 が 弱 いと 結 論 しています. 質 問 5: 毛 を 飛 ばして 失 明 したという 話 を 聞 きましたが, 本 当 でしょうか. 答 え:クモが 腹 部 の 毛 を 飛 ばした 例 はありますが, 失 明 はしていません.ペット 飼 育 者 が タランチュラに 顔 を 接 近 させた 後 に 眼 に 異 常 を 感 じた 例 で, 眼 科 医 が 調 べてみると,クモの 飛 ばした 体 毛 が 角 膜 を 傷 つけていました. 防 衛 のための 威 嚇 行 動 としてタランチュラが 毛 を 飛 ばす 例 があり,ときどき 被 害 例 が 報 告 されています( 例 えば Blaikie et al. 1997). 最 近 の 例 はウェブ 上 や You tube にも 投 稿 されていました.チリアン ローズ タランチュラ やメキシカン レッド ニー タランチュラでの 被 害 例 があります. 質 問 6:タランチュラに 咬 まれた 傷 の 写 真 などありませんか. 答 え: 軽 症 が 多 いということで,わざわざ 傷 を 写 真 に 撮 るケースも 少 ないと 思 いますが, ウェブで 検 索 して 調 べてみますと, 中 指 (たぶん)の 腹 を 咬 まれた 症 例 の 傷 口 の 白 黒 写 真 が ありました(Ibister et al., 2003). 質 問 7:タランチュラの 毒 液 の 成 分 を 教 えて 下 さい. 答 え: 専 門 的 になりすぎますので, 最 新 の 総 説 (Herzig and King, 2013)を 参 考 にして 下 さい.タランチュラの 毒 素 成 分 は 毒 液 を 多 量 に 得 られることや,クモ 自 体 の 飼 育 が 容 易 で 長 命 なことから,もっとも 良 く 研 究 されており,その 種 類 も 作 用 も 多 様 であることが 知 られ ています. 参 考 文 献 池 田 博 明 2009.クモの 毒 を 科 学 する.Biophilia,5:1 5. 大 利 昌 久 入 交 敏 勝 1984.クモ 刺 咬 症 の 診 断 と 治 療.In: 現 代 皮 膚 科 学 大 系 第 8 巻 動 物 性 皮 膚 症 体 内 寄 生 性 皮 膚 症,Pp 中 山 書 店. 3

5 Ahmed, N., M. Pinkham and D. A. Warrell Symptom in search of a toxin: muscle spasms following bites by Old World tarantula spiders (Lampropelma nigerrimum, Pterinochilus murinus, Poecilotheria regalis) with review. QJM, 102: Blaikie, A., J. Ellis, R. Sanders and C. J. MacEwen Eye disease associated with handling pet tarantulas: three case report. BMJ, 314: Fuchs, J., M. von Dechend, R. Mordasini, A. Ceschi and W. Nentwig A verified bite and a review of the literature confirm Indian ornamental tree spiders (Poecilotheria species) as underestimated theraphosids of medical importance. Toxicon, 77: Herzig, V., G. F. King The neurotoxic mode of the action of venoms from the spider Theraphosidae. In: Nentwig, W. (Ed.) Spider Ecophysiology. Pp Springer, Berlin. Isbister, G.K., J. E. Seymour, M. R. Gray and J. Raven Bites by spiders of the family Theraphosidae in humans and canines. Toxicon, 41: Nentwig, W., Kuhn-Nentwig, L Spider venoms potentially lethal to humans. In: Nentwig, W. (Ed.) Spider Ecophysiology. Pp Springer, Berlin. 4

6 KISHIDAIA, No.104, Mar じぇじぇ 南 三 陸 町 のクモ 採 集 貞 元 己 良 はじめに 恒 例 2013 年, 東 京 クモ 談 話 会 の 合 宿 は 7 月 19 日 金 曜 日 から 7 月 21 日 日 曜 日 までの 日 程 で, 宮 城 県 本 吉 郡 南 三 陸 町 歌 津 町 で 行 われた. 例 の 如 く,これは 合 宿 報 告 ではなく 私 の 合 宿 感 想 文 である. 今 回, 合 宿 の 場 所 は 2 年 前 に 大 地 震 に 見 舞 われ 大 津 波 によって 街 ごと 壊 滅 した 地 域 の 一 部 で, 傷 跡 も 生 々しく 目 に 見 える 復 興 も 殆 ど 進 んでいない 場 所 であった. 原 発 のある 福 島 県 の 一 定 地 域 ほどマスコミ 等 に 注 目 されない 分, 復 興 支 援 が 遅 れている 感 は 歪 めなかった. 当 初 5 月 19 日 に 埼 玉 県 日 高 市 高 麗 本 郷 町 の 日 和 田 山 で 行 われている 今 年 度 の 東 京 クモ 談 話 会 観 察 採 集 会 に 参 加 した 時, 合 宿 に 参 加 したいと 意 思 表 示 する 工 藤 泰 恵 氏 から 貞 元 さん は 合 宿 に 行 きますか? と 問 われ, 被 災 地 でのクモ 採 集 合 宿 に 正 直 全 く 気 が 乗 らなかった 私 は 7 月 21 日 は 参 議 院 選 挙 の 投 票 日 です. 投 票 所 の 警 戒 とか 選 挙 違 反 の 取 り 締 まりなど, けっこう 仕 事 が 忙 しいので 今 年 の 合 宿 はパスします. と 答 えた. 昨 年 暮 れの 東 京 クモ 談 話 会 例 会 の 時 から 一 部 会 員 の 来 年 の 合 宿 は 東 北 の 被 災 地 で 行 いたい. との 話 を 聞 いており, なんで,そんな 所 で! という 気 持 ちが 強 かった. 合 宿 の 日 が 選 挙 投 票 日 と 重 なり, 同 時 にその 日 が 自 分 の 週 休 日 と 重 なったことから 勤 務 の 都 合 上, 当 然 出 勤 日 に 振 り 返 られると 判 断 できたので, 今 回 の 合 宿 には 都 合 良 く 参 加 できな い 理 由 が 出 来 ていた. 毎 年 の 事 ながら, 夏 休 みを 取 るとき 職 場 の 出 勤 人 員 の 調 整 で 幹 部 順 と か 先 輩 順 とか 若 い 人 が 先 にとか 色 々 意 見 が 交 錯 する. 今 年 は 担 当 の 上 司 が, 休 みを 希 望 者 か ら 募 り 話 し 合 いで 調 整 する と 建 設 的 な 方 法 で 決 める 事 になっていたハズなのに, 私 が 希 望 日 を 述 べたところ その 日 は 希 望 者 で 埋 まっております. と 言 われ 話 が 違 う. と 大 喧 嘩 になり, 売 り 言 葉 に 買 い 言 葉 から そんなこと 言 うなら, 選 挙 投 票 日 前 後 に 休 みを 入 れ るぞ. と 口 喧 嘩 した 上 司 に 暴 言 を 吐 いたところ 誰 もその 辺 は 休 みを 入 れていないので, 一 人 ぐらい 居 なくても 勤 務 に 支 障 が 出 ませんので 休 んで 下 さい. と 言 い 返 され, 唖 然 とす る 間 もなく 合 宿 参 加 が 可 能 となってしまった.こんな 理 由 で, 今 年 の 合 宿 に 参 加 することと なってしまった. さっそく 合 宿 幹 事 の 新 海 明 氏 に 合 宿 参 加 の 意 思 を 手 紙 で 送 り,その 後 の 返 送 便 でレンタ カーも 借 りて 来 るように 言 われた. 今 回 の 合 宿 の 担 当 者 は 例 の 如 く 谷 川 明 男 氏 八 幡 明 彦 氏 新 海 明 氏 の 三 老 人 であるが, 特 に 八 幡 氏 はこの 被 災 地 との 繋 がりが 強 く, 理 由 は 聞 い ていないが,この 町 に 骨 を 埋 める 覚 悟 で 復 興 支 援 活 動 を 行 っている.と 聞 いた. 1 日 目 7 月 19 日 金 曜 日 は, 東 北 新 幹 線 の 仙 台 駅 から 二 つ 先 の くりこま 高 原 駅 改 札 前 に 午 後 3 時 05 分 に 集 合 であった. 5

7 当 日, 私 は 朝 から 暇 だったので 平 日 でもあることから 自 宅 近 くの 総 武 線 快 速 で 津 田 沼 駅 か ら 一 番 電 車 に 乗 り, 東 京 駅 で 早 朝 二 番 目 発 の 東 北 新 幹 線 に 乗 り 込 んで 目 的 地 を 目 指 した.く りこま 高 原 駅 に 着 いたのは 午 前 10 時 15 分 ころで 降 りる 客 もまばらであった.さっそく 駅 舎 のロータリー 先 に 建 つトヨタ レンタリースへ 赴 き, 予 約 したレンタカーを 借 りた. 事 前 に 今 回 の 合 宿 参 加 人 数 が 20 名 程 で 4 台 の 車 に 分 乗 する,と 聞 いていたので,レンタカーの 普 通 サイズの 一 番 小 さいタイプの 車 両 では 荷 物 を 抱 えた 5 人 が 乗 るのは 大 変 厳 しいと 勝 手 に 判 断 し,ランク 上 の 車 両 を 用 意 してもらっていた. 結 果 的 に 私 が 借 りた 車 に 乗 ったのは 合 宿 参 加 中 で 一 番 小 柄 な 工 藤 泰 恵 氏 泉 宏 子 氏 水 山 栄 子 氏 のおばさん 会 員 達 で 内 装 の 広 い 車 を 借 りた 意 味 が 無 かったが,おばさん 達 には 快 適 に 過 ごせたであろう. 車 を 借 りた 私 は,さっそくカーナビを くりこま 高 原 山 頂 にセットし 案 内 されるまま 車 を 進 め,クモが 採 集 できそうな 地 点 を 幾 つか 目 で 追 い 記 憶 に 焼 き 付 けながら 山 頂 を 目 指 した. 下 界 は 快 晴 であったが 高 度 が 上 がっていくほど 霧 か 発 生 し, 高 原 山 頂 の 駐 車 場 に 車 を 停 めた 頃 は 雲 の 中 で 視 界 1 メートル 程 度 であった. 途 中 のコンビニで 買 った 弁 当 を 車 内 で 食 べ, 視 界 が 開 けるのを 待 った.30 分 ほどで 若 干 雲 も 切 れてきたように 見 えたので 高 原 を 巡 るル ートの 一 つを 選 択 し 脚 力 の 許 す 限 り 歩 き, 他 の 登 山 者 の 目 を 盗 みながらハンドソーティング でクモの 採 集 を 行 った. 高 原 のクモを 採 集 するには 時 期 が 早 すぎたと 感 じるとともに, 場 所 の 選 定 も 間 違 えたような 後 悔 も 感 じながら 約 2 時 間 の 採 集 活 動 を 終 え, 霧 雨 の 降 る くり こま 高 原 を 後 にした. 採 集 品 はハラビロアシナガグモの,オオツリガネヒメグモの, キンヨウグモ 幼 体,カバキコマチグモ 幼 体,ムツボシオニグモ 幼 体,ナミハグモ sp 幼 体, そしてボディ 真 っ 黒 パルプ 真 っ 黒 で 顕 微 鏡 のライトでも 判 別 不 可 能 なコモリグモ sp の の 7 種 であった. 午 後 2 時 半 頃 にくりこま 高 原 駅 に 着 いた 私 は, 日 差 しが 強 かったので 車 を 駅 舎 の 日 陰 部 分 に 駐 車 し 駅 舎 の 中 にある 土 産 売 店 で 会 社 と 自 宅 用 にお 土 産 用 の 菓 子 を 買 い,まとめて 発 送 し 集 合 時 間 までの 時 間 を 潰 した.その 後, 時 間 に 集 合 した 私 たちは 改 札 前 で 乗 る 車 の 割 り 振 りを 新 海 明 氏 が 行 い, 谷 川 氏 が 宿 への 道 路 地 図 をドライバー 担 当 者 に 渡 し, 各 々で 借 りた 車 のナビに 行 き 先 を 設 定 し, 合 宿 中 の 宿 となる 漁 師 民 宿 やすらぎ へ 向 けそれぞれ 勝 手 に 車 を 走 らせ 現 地 集 合 とした. くりこま 高 原 は 異 常 な 快 晴 で 日 差 しが 痛 いほどであったが, 南 三 陸 町 へ 向 かうまでの 約 1 時 間 30 分 の 間 に 天 気 が 急 変 し 雨 となり 気 温 も 相 当 に 下 がり 風 景 も 一 変 して 全 く 別 の 世 界 へワープしてきてしまった 感 じであった. 被 災 した 街 の 様 子 を 見 て 初 めて 何 をしにきた のか 目 的 を 失 う 感 覚 が 心 を 支 配 して 行 くようであった.カーナビも 最 終 目 的 地 を 失 い, 勝 手 に 案 内 表 示 を 終 了 してしまったので 途 方 に 暮 れるも, 出 発 地 くりこま 高 原 駅 で 散 会 す る 時 に 谷 川 氏 から 頂 いた 現 道 路 の 略 図 を 参 考 に, 原 色 の 色 を 失 った 街 の 目 標 物 のない 路 地 を 感 覚 だけで 走 り, 津 波 でアスファルトも 剥 がれた 道 を 進 んで 欄 干 も 無 くなった 形 ばかりの 橋 を 渡 って,そして 海 岸 線 の 遙 か 小 高 い 丘 の 上 に 建 つ, 唯 一 軒 だけ 被 災 を 免 れた 民 宿 を 発 見 した. 私 の 車 が 一 番 乗 りであったが, 他 の 車 がこの 場 所 を 発 見 できるか 心 配 になり 暫 く 宿 の 丘 の 上 から 下 を 見 ていたが, 急 な 坂 道 を 順 次 車 が 上 ってくるのが 見 えたので,ひとまず 安 心 した. 宿 の 玄 関 を 入 ると 上 がりの 右 隅 に 居 た 宿 の 主 人 様 の 人 が, 暗 い 声 で いらっしゃいませ. 言 うので,よく 顔 を 見 ぬまま あー,お 世 話 になります. と 声 高 に 元 気 に 答 えたところ, お 久 しぶりです. と 更 に 声 のトーンを 下 げて 宿 の 主 人 が 言 うので, 知 り 合 いは 居 ないハ ズと 思 いつつよく 見 たところ, 顎 には 長 い 白 髪 混 じりのヒゲ, 作 務 衣 をまとい 額 にはモスグ 6

8 リーンのヘッドバンド 姿,ちょっと 汚 い 風 貌 で 背 景 の 木 製 下 駄 箱 に 同 化 しそうな 雰 囲 気 の 八 幡 明 彦 氏 であった. 正 に 被 災 地 を 身 体 全 体 で 表 現 している 様 であった. 気 を 取 り 直 し 宿 に 荷 物 を 置 き, 夕 食 までの 時 間 を 利 用 して 宿 の 周 囲 を 散 策 兼 採 集 に 出 てみ る. 宿 の 庭 で 針 葉 樹 の 葉 陰 でフタオイソウロウグモがオナガグモの 卵 のうに 取 り 付 いている 姿 が 見 えたので, 近 くで 大 きなカメラを 抱 えていた 浅 間 茂 氏 に おもしろいのが 見 られます よ.フタオがオナガの 卵 のうを 食 べているところです. と 言 ったところ, 浅 間 氏 は あっ, 本 当 だ.おもしろい 写 真 が 撮 れる. と 言 いながら 夢 中 で 写 真 を 撮 っていた.しかし,これ は 後 で 全 然 おもしろい 話 では 無 くなった. 夕 食 後 の 雑 談 の 中 で, 誰 かに 面 白 いクモ 居 た? と 質 問 された 時, 私 が 宿 の 庭 でフタオイソウロウがオナガの 卵 のうを 食 べていました. と 話 したところ, 浅 間 氏 がいきなり 会 話 に 割 って 入 り それは 嘘 です.たまたま, 一 緒 に 居 ただけです. と 完 全 否 定. 周 りの 人 たちは, 私 がどう 反 論 するか 興 味 津 々という 雰 囲 気 に なって,ただ 呆 然 とする 私 に,ちょっと 間 をおいて 池 田 博 明 氏 が それ,よく 見 ます. 野 外 でのイソウロウグモ 類 は 他 のクモの 卵 のうを 食 べます. と 助 け 船 を 出 してくれた.すると 浅 間 氏 は 苦 笑 いしながら 私 は, 貞 元 さんが 冗 談 を 言 っているのだと 思 いました. と 釈 明 していた. 浅 間 氏 にとって, 素 人 研 究 者 が 大 きい 顔 をしないでもらいたいと,いうところな のであろうか. 言 動 には 注 意 したいと 肝 に 銘 じた 一 幕 であった. 夜 間 観 察 は 第 1 日 目 にして 風 雨 が 強 く, 新 海 明 主 席 幹 事 も 外 の 様 子 を 見 て 躊 躇 している 様 子 が 見 て 取 れたので, 何 時 に 出 ますか. と 当 然 出 るでしょうという 態 度 を 示 したとこ ろ, 腹 決 めたらしく 7 時 に 宿 出 発. 私 の 車 に 乗 る 予 定 のおばさん 達 は, 雨 なので 体 調 を 考 慮 して キャンセルします. であった. 行 った 場 所 は 車 で 約 10 分 山 側 へ 入 った 歌 津 町 字 中 在 (なかざい)で, 海 岸 線 から 2~3 キロ 離 れた 津 波 の 最 終 到 達 地 点 と 説 明 を 受 けた. 国 道 から 脇 道 に 逸 れた 農 道 の 開 けた 場 所 に 車 を 置 き, 八 幡 氏 から 場 所 の 説 明 を 受 け 10 時 ま で 行 いましょう. と 言 う 新 海 幹 事 の 言 葉 に, 池 田 氏 が 雨 風 が 強 いので,9 時 までにしま しょう. との 提 案 に 新 海 氏 は 私 をチラっと 見 ながら 同 意 を 求 めるので, 小 声 で えっ, 10 時 がいい. と 言 ったものの 採 用 されず, 午 後 9 時 までと 決 まり 散 開 した. 珍 しいクモとしてはキシダグモ 系 のハシリグモで,こげ 茶 色 の 体 の 腹 部 両 脇 に 白 い 筋 が 一 本 入 る 個 体 で, 以 前 八 幡 氏 が 何 処 かで 発 表 していたクモと 同 一 のものを 採 集 した. 後 で 宿 に 帰 ってクモ 合 わせのとき, 私 が 採 ったのも 大 きかったが 八 幡 氏 は 更 に 一 回 り 大 きい 個 体 を 採 集 していた. 谷 川 氏 をもってしても 種 名 は 不 明.また, 当 夜 に 気 づいたことだが 夜 間 観 察 で 見 たオニグモはヤエンオニグモと 間 違 うほど 下 方 に 大 きな 円 網 を 張 る 個 体 が 多 く, 街 に 人 家 等 の 人 工 構 造 物 が 少 ないことから 山 の 林 縁 部 に 多 く 造 網 し, 総 ての 個 体 において 腹 部 背 面 中 央 部 に 一 本 の 緑 色 のたて 筋 が 入 っていた. 谷 川 氏 の 見 解 は 地 理 的 変 異 でしょうとのことだっ たが, 確 認 のため 成 体 の をサンプルとして 採 集 してきたが 既 存 のオニグモと 同 定 できた ので, 納 得 した. オニグモの 円 網 の 中 からミヤシタイソウロウグモが 同 居 していたので 採 集 してきたが, 宿 に 帰 りクモ 合 わせのとき 浅 間 氏 から 是 非, 見 たい. と 言 われ 多 数 のクモでグチャグチャ の 標 本 ビンの 中 からこれを 見 つけることができず, 翌 日 の 観 察 会 で 野 外 に 居 るのを 見 せる, と 約 束 させられ 納 得 してもらった.( 本 当 に 採 集 したのか 疑 っている 様 子 ) 宿 は 宿 泊 客 が 私 達 だけの 貸 切 りのハズだったが, 夜 間 観 察 から 帰 ってくると 他 に 宿 泊 客 が 居 るので 騒 がないで 欲 しい と 要 望 を 受 け,クモあわせの 後 の 宴 会 も 早 々に 切 り 上 げ 就 寝 となった. 7

9 2 日 目 朝,4 時 半 に 起 床. 部 屋 は 四 人 のたこ 部 屋 だったが 出 入 りに 支 障 がないように 扉 前 に 陣 取 っていたので,とりあえずトイレに 立 ち,そのまま 部 屋 に 戻 ることなく 玄 関 から 外 に 出 てベ ンチに 腰 掛 けて 思 案 に 暮 れていた. 空 模 様 は 時 折 小 雨 が 降 っては 止 み 降 っては 止 む 状 況 で 気 温 も 低 く 体 感 温 度 15 前 後 と 思 われた. 宿 が 丘 の 上 に 建 っていたことから 下 の 街 が 見 下 ろ せたが, 漁 村 である 痕 跡 は 海 に 浮 かぶ 僅 かな 漁 船 と 遠 くに 見 える 仮 設 の 市 場 だけで 人 家 は 皆 無 だった.そんな 被 災 地 を クモの 採 集 と 称 して 歩 けますか. 結 局, 着 替 えもせず 半 ズボ ン 半 袖 シャツ 姿 でガタガタ 震 え, 朝 食 時 間 と 呼 ばれるまで 呆 然 と 消 失 した 街 を 見 下 ろしなが ら 時 を 過 ごしてしまった. 朝 食 終 了 後, 午 前 8 時 に 全 員 が 着 替 え 一 端 宿 の 前 に 集 合. 約 1 時 間, 宿 の 女 将 さんから 被 災 の 体 験 談 を 拝 聴 する. 体 験 談 終 了 後, 私 の 前 に 立 っていた 工 藤 さんが 涙 目 で 振 り 返 り 私 たち,のう 天 気 にクモの 採 集 なんてしていてもいいのでしょうか. と 問 い 掛 けてきた. 私 も だから と 言 い 掛 けて 言 葉 に 詰 まり, 難 しい 問 題 であった. 街 には 揃 いのチョッキ を 着 たボランティア 活 動 の 方 々による 復 興 支 援 活 動 が 盛 んに 行 われていた. 私 たち 20 名 の 集 団 は 復 興 支 援 活 動 とは 無 縁 であった. 午 前 中, 天 気 は 回 復 し 一 点 快 晴 となった. 私 たち 4 台 の 車 は 連 なって 本 日 最 初 の 観 察 地 である 八 幡 明 彦 氏 の 住 居 のある 人 里 離 れた 谷 地 に 向 かった. 通 称, 正 確 には 名 前 が 無 いが 八 幡 氏 が 土 地 の 所 有 者 から 許 可 をもらってテント 小 屋 を 建 てているので, さえずりの 谷 と 勝 手 に 呼 んでいるらしい. この 谷 ではヤマオニグモとチュウガタコガネグモが 沢 山 見 られた. 幾 つかのヤマオニグモ の 円 網 の 中 にミヤシタイソウロウグモが 居 たので 標 本 ビンには 漬 けず 生 きたまま 管 ビンに 入 れ 浅 間 氏 に 見 せようと 思 っていたところ, 既 に 別 の 研 究 者 によって 生 息 場 所 を 教 わり 写 真 を 何 枚 も 撮 った. と 自 慢 するので, 自 分 の 採 集 したミヤシタイソウロウは 多 数 のクモで グチャグチャの 標 本 ビンの 中 に 入 れた.その 後, 浅 間 氏 が 撮 影 したミヤシタイソウロウグモ を 私 に 特 別 に 見 せる.と 言 うのでカメラの 裏 側 のデジタル 画 像 を 見 せてもらったところ, 自 慢 げに これだ! という 画 像 は 全 く 違 うもので,(また 人 を 陥 れようとするのか)と 思 いつつ, 浅 間 さん,これミヤシタイソウロウじゃなくてフタオイソウロウっぽい. と 申 し 向 けると, 何 だ!コイツという 顔 で そんなはずは 無 い, 他 にも 卵 のう 付 きも 有 るから 見 せてあげる. と 言 って 次 の 画 像 を 開 くとゴミが 周 囲 に 点 在 する 卵 のうと 一 緒 に 映 った 同 一 のクモが 撮 影 されていた. 卵 のうに 付 着 したゴミの 状 況 から,クモは 明 らかにツノナガイソ ウロウグモであった.しかし, 浅 間 氏 は 私 の 同 定 を 全 く 信 用 しないので 近 くに 居 た 池 田 博 明 氏 に 一 緒 に 画 像 を 見 て 頂 き, 池 田 氏 の 助 言 によりツノナガイソウロウグモと 確 定 した. 昼 食 は 一 端 街 の 外 れの 広 場 で 仕 出 し 弁 当 店 からの 配 達 を 待 ち, 町 に 戻 り 仮 設 商 店 街 で 飲 み 物 を 購 入 しトイレも 借 りた 後, 午 後 の 採 集 観 察 地 である 田 束 山 (たつがねさん) 登 山 道 の 一 つで 行 者 の 道 に 入 ったところで 食 事 となった. 車 を 止 めた 場 所 にトイレは 有 るものの 座 る 場 所 が 無 く 皆 は 土 の 山 道 に 座 り 込 んでいたが, 都 会 派 の 私 は 地 面 から 一 段 でも 高 い 場 所 を 求 め 歩 き 回 り, 切 り 株 を 見 つけ 腰 掛 けて 食 事 を 摂 った. 行 者 の 道 は 田 束 山 へ 至 る 途 中 に クモ 滝 という 滝 があるそうで, 八 幡 氏 が 勝 手 に 付 けた 名 前 と 疑 われていたが 断 じて 違 うと 釈 明 していた. 午 後 の 観 察 会 が 始 まって 直 ぐ 山 の 斜 面 林 の 間 で, 造 網 していたヤマオニグモの 網 の 中 にミヤシタイソウロウグモが 居 たので 直 ぐ 後 ろ に 居 た 浅 間 氏 にクモを 指 差 し, ミヤシタイソウロウグモです. と 教 えた.( 信 用 するか 否 かはあなた 次 第 です.) 8

10 採 集 の 場 所 は, 左 が 斜 面 林 で 右 に 小 さな 川 が 暫 く 続 き 川 を 渡 る 橋 の 先 は, 川 から 離 れ 杉 林 内 を 通 り 左 に 大 きくカーブして 又 橋 を 越 えクモ 滝 に 続 く 道 が 有 るようであったが, 杉 林 内 か ら 先 は 道 が 急 な 登 坂 だったので 体 力 の 限 界 を 感 じ, 皆 が 最 終 的 にクモ 滝 へ 行 くのであれば 採 れるクモも 決 まってくると 思 われたので, 私 は 一 気 に 下 へ 降 り 車 を 停 め 食 事 をした 場 所 より も 下 に 行 き, 川 幅 の 広 がった 河 川 敷 を 中 心 にビーティングで 無 差 別 大 量 採 集 に 臨 んだ. 特 筆 する 採 集 品 としてはクロササヒメグモ,コアカクロミジングモ,ヒメヨツボシサラグモ,クロナンキングモ,チシマカニグモ,ツルサキフクログモ などであった. 久 々に 時 間 と 場 所 を 忘 れ, 体 力 の 限 界 に 挑 戦 した 採 集 活 動 を 行 い 大 いに 満 足 した. 午 後 4 時 頃, 一 端 宿 に 戻 った 私 たちは 自 由 行 動 となった. 何 人 かは 何 処 かへ 出 かけたよ うであったが, 私 は 街 に 戻 り 現 実 の 社 会 に 戻 された 感 が 強 く, 出 歩 く 気 分 になれず, 宿 の 広 間 で 宿 の 主 人 と 夕 食 の 声 が 掛 かるまで 色 々 雑 談 をして 時 間 を 潰 してしまった. 2 日 目 夜 間 観 察 夜 の 帳 が 下 りた 午 後 7 時,ほぼ 全 員 が 照 明 器 具 を 持 って 民 宿 の 前 に 集 合 していた. 本 日 2 日 目 から 参 加 予 定 の 中 西 亜 耶 氏 ( 最 近 結 婚 された)が, 近 くまで 来 ていると 連 絡 を 受 けた 谷 川 氏 がレンタカーを 飛 ばして 迎 えに 行 っていたので 誰 言 う 事 なく 皆 これを 待 っていた. 予 定 では 昼 過 ぎに 合 流 するハズであったが 交 通 機 関 の 乱 れから 到 着 が 遅 れたそうである. 午 後 7 時 半 を 過 ぎた 頃, 宿 の 明 かりを 目 指 して 暗 い 街 を 走 ってくる 車 が 到 着, 宿 の 庭 で 待 っていた 全 員 が 拍 手 と 歓 声 で 出 迎 え, 中 西 氏 の 到 着 を 喜 んだ. 若 い 娘 が 一 人,よくここまで 来 た,と いう 想 いであった. 未 だ 食 事 をしていないという 中 西 氏 を 谷 川 氏 が 宿 に 招 き 入 れ, 外 に 出 て いた 私 たちは 新 海 明 主 席 幹 事 引 率 により 夜 間 観 察 会 を 開 始 した. 観 察 会 の 場 所 は 宿 の 裏 手 に 宿 を 囲 むように 望 める 遊 歩 道 があり, 道 程 の 半 分 は 宿 の 所 有 す る 農 地 で 開 けた 見 晴 らしの 良 い 山 道 で,あとの 半 分 は 防 風 林 の 如 く 原 野 と 植 林 の 混 じった 山 道 であった. 普 通 に 歩 くと 15 分 も 有 れば 一 周 して 来 られる 距 離 であった. 私 は 意 識 的 に 最 後 に 登 り, 昼 間 中 晴 れていたことから 草 むらに 膝 を 着 くことが 出 来 たので ハンドソーティングテクを 駆 使 し, 一 匹 一 種 も 逃 すまいと 真 剣 に 採 集 に 取 り 組 んだ.この 場 所 は 津 波 の 被 害 を 受 けておらず 最 も 安 定 した 環 境 だったので, 思 わぬ 逸 品 が 採 集 できる 可 能 性 が 一 番 高 いと 感 じていた.しかし, 私 の 様 な 考 え 方 をする 人 は 他 にも 居 る. 長 野 県 の 珍 品 クモ 採 り 名 人 ( 職 人 )の 藤 澤 庸 介 氏 も,ふと 顔 を 上 げた 先 で 同 じような 事 をしていたのには 驚 いた.また, 少 し 離 れていたがハエトリグモ 専 門 の 池 田 博 明 氏 の 後 ろ 姿 も 見 た 様 な 気 がす る. 約 2 時 間 の 夜 間 観 察 時 間 も 道 程 の 半 分 で 費 やしていまい, 残 りは 後 ろ 髪 を 引 かれる 想 いで 後 押 さえの 谷 川 氏 に 無 言 のプレッシャーを 掛 けられつつ, 後 半 の 林 内 は 殆 ど 駆 け 足 状 態 で 通 り 過 ぎるだけだった. 採 集 品 で 特 筆 するものとして,ヨモギフクログモ と,ハイイ ロヒメグモ などがある.ハイイロヒメグモは のみを 採 集 していた 藤 澤 氏 に 差 し 上 げた. 観 察 会 終 了 後, 広 間 に 集 まりクモ 合 わせ 宴 会 となったが,クモ 合 わせの 時 に 又 しても 信 じ られないことが 起 きた.クモ 合 わせでは 池 田 博 明 氏 が 実 体 顕 微 鏡 を 持 参 してくれていたが, 若 手 女 子 研 究 者 の 輿 石 氏 が 採 集 したカニグモの 標 本 を 私 が 同 定 していて, このカニグモは 研 究 者 によって 和 名 の 呼 び 名 が 違 うのがヒントです. 昔 はシナカニグモとされていました. と 回 答 し,チュウカカニグモ 若 しくはカラカニグモと 答 えを 導 いて 盛 り 上 がっていたところ, 突 然, 浅 間 氏 が 私 ね, 福 島 で 変 なチュウカカニグモを 採 りました. 背 面 模 様 はチュウカだ が 外 雌 器 が 違 う. 今 回, 誰 かに 見 てもらおうと 思 って 持 ってきました. 是 非, 貞 元 さんに 同 定 してもらいたい. と 名 指 しして, 席 を 立 った. 私 は 正 直 に 申 し 上 げて えー! 私 の 同 定 9

11 なんか 全 然 信 用 していないのに, 何 で 私 に という 思 いが 強 かった. 暫 くして 戻 ってきた 浅 間 氏 は これです. と 言 いながら 自 分 で 実 体 顕 微 鏡 の 下 に 標 本 を 置 き, 貞 元 さん, 早 く 見 てください. と 急 かした. 私 は, 仕 方 なくレンズを 覗 き(あー!またこの 人, 私 を 陥 れようとしている.)と 感 じ, 傍 らにいた 池 田 博 明 氏 に 私,これ 普 通 のカニグモに 見 えま す. 池 田 さん,お 願 いします. と 小 声 で 助 けを 求 めた. 池 田 氏 は 私 の 求 めにハイハイと 頷 き,レンズを 覗 き 込 んで 一 言 これ, 普 通 のヤミイロカニグモです.チュウカカニグモでは ありません. と 一 喝 してくれた.しかし, 浅 間 氏 は 全 く 動 じず 平 然 と あっ, 間 違 えまし た.こっちです. と 言 いながらポケットからもう 1 本 の 標 本 ビンを 出 し, 中 身 をシャー レに 開 けて 貞 元 さん, 見 てください. と 申 し 向 けてきた. 流 石 の 私 も 怒 りが 込 み 上 げて きたが,ここは 冷 静 に, 冷 静 に. 一 呼 吸 おいて, 若 手 女 子 研 究 者 の 輿 石 氏 に なんだと 思 う. とレンズを 覗 き 込 む 様 に 促 した. 彼 女 は 暫 く 覗 き 込 んで 私 これチュウカカニグモだと 思 います. 私 が 採 集 したカニグモと 同 じだと 思 います. と 述 べた.その 回 答 を 聞 いて,どれ どれとレンズを 覗 いた 池 田 氏 が 間 違 いなく,チュウカカニグモです. 産 卵 間 近 で 腹 がパン パンに 膨 れているので 外 雌 器 も 間 延 びしたように 見 えますが, 間 違 い 有 りません. と 断 言 した.その 後, 私 もレンズを 覗 き 私 もチュウカカニグモと 思 います. と,のう 天 気 に 述 べたが, 浅 間 氏 は なんだ, 他 人 の 尻 馬 に 乗 っているだけで 自 分 の 意 見 ではないだろう. と 言 わんばかりの 顔 つきになっていたのは, 私 の 気 のせいだろうか. その 後 の 宴 会 の 途 中 で, 風 呂 の 入 浴 時 間 が 12 時 までと 決 められており 湯 船 と 洗 い 場 も 一 人 しか 入 れない 民 宿 の 風 呂 だったことから 私 は, 風 呂 入 ります. と 断 りを 入 れて 風 呂 に 入 って 一 日 の 疲 れを 洗 い 流 して 出 てきたが 長 風 呂 過 ぎたのか 既 に 宴 会 は 終 わっており, 皆 自 室 へ 引 き 上 げた 後 だった. えっ,もう 終 わりなの. 正 直, 正 拍 子 抜 けの 感 は 歪 めなか った. 3 日 目 朝 5 時 起 床. 昨 夜 行 けなかった 宿 の 裏 山 の 後 半 部 分 に 足 を 踏 み 入 れよう 考 えていたが, 天 気 は 変 わり 小 雨 がぱらつく 空 模 様 であった. 服 を 濡 らしたくない 思 いから 半 ズボン 半 袖 シ ャツ 姿 に 宿 の 下 駄 を 借 りて 裏 山 に 反 対 側 から 登 ったが,ヤブ 蚊 の 猛 攻 に 会 い 遭 えなくギブア ップ.それでもヨツボシワシグモの を 確 認 した. 朝 食 終 了 後, 天 気 は 回 復. 一 足 先 に 東 京 へ 帰 るという 新 海 明 幹 事 を 全 員 で 見 送 り, 午 前 9 時 に 宿 を 出 発. 一 路, 南 三 陸 鉄 道 の 歌 津 駅 舎 跡 の 駅 前 ロータリー 跡 に 設 置 された 仮 設 商 店 ( 福 幸 商 店 街 と 命 名 せれていた)でお 土 産 を 買 い, 形 ばかりの 復 興 支 援 を 企 画 するも 事 前 情 報 にミスがあり 午 前 10 時 開 店 であったため, 一 軒 も 開 店 しておらず.かろうじて 開 店 準 備 で 来 ていた 食 料 品 店 舗 の 方 に 店 を 開 けて 頂 き, 飲 み 物 だけを 購 入 する.この 場 所 で 昼 食 用 の 弁 当 を 各 自 に 配 布 し,それぞれ 割 り 当 てられた 車 に 積 み 込 み, 合 宿 最 後 の 観 察 地 田 束 山 山 頂 へ 向 け 出 発 した. 田 束 山 は, 標 高 512 メートルの 山 で 採 集 観 察 は 頂 上 から 約 50m 直 下 にある 計 仙 麻 大 嶋 神 社 ( 読 み 方 不 明, 地 図 帳 から 引 用 )の 見 晴 らし 駐 車 場 に 車 を 停 め, 昼 食 までの 約 2 時 間 ク モ 採 集 タイムとなった.この 日 は 日 差 しが 非 常 に 強 く, 足 も 自 ずと 日 陰 を 求 め 藪 の 中 に 入 る 傾 向 が 強 かった. 頂 上 に 至 る 道 路 は 最 近 整 備 されたらしく 土 留 めに 貼 り 付 けられた 芝 も 真 新 しい 状 態 であった.その 斜 面 を 見 ていると 一 定 の 間 隔 を 置 いて 直 径 約 10cm の 水 抜 き 用 パ イプが 設 置 されていたので, 懐 中 電 灯 でプラスチック 製 土 管 の 中 を 照 らしたところ 約 60cm 奥 に 足 の 長 いヒメグモが 数 頭 見 えた. 右 手 に 蓋 を 外 したアルコールの 入 ったビンを 持 ち, 目 10

12 標 を 定 め, 土 管 の 奥 いっぱいに 腕 を 伸 ばし 差 し 入 れて 天 井 を 滑 らせるように 手 前 に 引 いてき た.すると 見 事 なホラヒメグモ sp が 1 2 成 体 で,ビンの 中 に 入 っていた.このホラヒ メグモは 雄 のパルプの 構 造 がクリコホラヒメグモに 似 ていたが 地 理 的 隔 離 の 強 いクモなの で, 慎 重 に 判 断 し 谷 川 氏 に 後 日, 同 定 依 頼 のため 送 付 したところ 新 種 の 可 能 性 が 高 い. との 回 答 であったので, 標 本 は 預 けることにした. 他 には, 道 路 脇 の 草 原 に 地 表 面 すれすれ に 張 られていた 棚 状 の 網 があり, 大 きそうな 個 体 を 選 んで 採 集 したが, 北 の 傾 向 であるイナ ヅマクサグモで 亜 成 体 幼 体 であった. 若 手 研 究 者 の 輿 石 氏 は, 採 集 したイナヅマクサグ モが 採 集 の 際 に 逃 げ 込 んだ 逃 げ 道 は, 明 らかに 地 面 を 掘 って 窪 地 を 造 っていた. と 観 察 したようで, 今 後 の 研 究 のヒントを 得 たらしい. 昼 食 は, 車 で 山 の 頂 上 まで 上 がり 屋 根 のあるベンチで 摂 った.その 後, 集 合 写 真 を 撮 り, 帰 りの 電 車 が くりこま 高 原 駅 午 後 2 時 50 分 発 であったため, 時 間 の 余 裕 を 持 って 午 後 0 時 30 分 には 山 頂 を 出 発 し 一 路, 東 北 新 幹 線 の 駅 を 目 指 して 激 走 した. 午 後 2 時 前 に くりこま 高 原 駅 に 着 いた 私 は 同 乗 者 の 工 藤 氏 泉 氏 水 山 氏 と 別 れ, 実 は 帰 りの 電 車 も 約 1 時 間 遅 れの 新 幹 線 を 予 約 していた.それは, 事 前 の 調 べで 伊 豆 沼 が 近 くに 有 ることを 知 り, 以 前 谷 川 氏 らがハリゲコモリグモ 類 の 研 究 をした 場 所 と 確 信 は 持 てなかったが 地 名 が 同 じだったと 記 憶 していたので,レンタカーを 返 した 後 に 歩 いて 行 って みようと 思 っていた. 合 宿 中 に 谷 川 氏 本 人 に 聞 いたところ, 確 かに 懐 かしい, 想 い 出 の 地 です. と 述 べられていた. 若 手 研 究 者 の 輿 石 氏 も 合 宿 初 日 に くりこま 高 原 駅 に 早 く 着 い てしまったので, 歩 いて 行 ってきましたが 2 時 間 かかりました. と 述 べていたのを 聞 い ていたので,くりこま 高 原 駅 でレンタカーを 返 さず,そのままナビを 伊 豆 沼 にセットし て 目 的 地 を 目 指 した. 伊 豆 沼 にはバイパス 道 路 が 新 しく 整 備 されナビ 通 りではなかった 為, 進 路 を 迷 い 20 分 程 掛 かって 着 いた. 伊 豆 沼 は 驚 愕 するほどに 広 大 で, 渡 り 鳥 の 観 察 をする 場 所 であることを 案 内 表 示 で 知 った.サンクチャリーの 駐 車 場 に 車 を 入 れ, 施 設 の 屋 上 に 上 がって 伊 豆 沼 を 見 渡 し いった い 何 処 で 谷 川 さんは,コモリグモを 採 集 したのだろう. と 独 り 言 を 言 っていた.そこで 車 に 戻 り,ナビの 地 図 を 拡 大 して 人 の 居 ないような 場 所, 人 が 来 ないような 場 所, 水 辺 から 離 れた 緑 地 帯 など 総 合 的 に 勘 で 判 断 し, 湖 の 反 対 側 の 一 カ 所 にナビを 設 定 した. 約 20 後,あ と 少 しのところでハンドルを 左 に 大 きく 切 ったところ, 車 内 で 固 形 物 がゴロゴロ 転 がる 音 を 聞 いた. 一 端, 目 的 地 付 近 で 車 を 停 め, 車 内 を 検 索 したところ,カバーに 入 った 誰 かのデジ カメを 発 見 してしまった. 私 は 迷 った. 以 前 にも 合 宿 で 私 がレンタカーを 借 りて 返 納 すると き, 車 内 にあった 忘 れ 物 としてハンカチとかペットボトルカバー 等 があり, 後 日 車 に 乗 った 会 員 に 聞 いても 知 らない. と 言 われる 始 末.しかし,いま 持 って 行 けば 確 実 に 返 せるが, 伊 豆 沼 のクモは 断 念 しなければならない. 究 極 の 選 択. 仕 方 なし,と 思 案 に 暮 れていた が くりこま 高 原 駅 に 向 け 車 は 走 り 出 していた. 激 走 の 甲 斐 あって 新 幹 線 の 発 車 時 間 の 約 10 分 前 に 駅 に 着 いたが,おばさん 達 の 携 帯 番 号 を 知 らなかったので 改 札 口 に 行 き 駅 員 に 事 情 を 説 明 し 中 に 入 れて 頂 き,ホーム 上 を 探 すも 見 当 たらず.ホームにいた 駅 員 さんに 声 を 掛 けると 1 階 の 改 札 前 にある 待 合 室 に 居 ることが 多 い. と 情 報 を 得 たので, 行 き 違 いにな らぬ 事 を 願 いつつ 待 合 室 に 走 り 込 んだ.おばさん 達 3 人 はベンチに 腰 掛 け 歓 談 に 夢 中 であったが, 私 の 顔 を 見 るなり 唖 然 とした 表 情 に 変 わり, これ, 忘 れ 物 です. と 差 し 出 すデジカメに 水 山 氏 が 反 応 し, 何 事 もなかったような 落 ち 着 きで, あっ, 私 のだわ. と 特 に 探 していたという 様 子 もなく 一 件 落 着. 11

13 伊 豆 沼 へ,とって 返 す 時 間 はあるが, 採 集 している 時 間 がない.また 一 つ 宿 題 を 抱 え た 気 持 ちで, 駅 近 くのスーパーマーケットの 駐 車 場 に 車 を 入 れ 時 間 を 潰 して, 私 の 合 宿 は 終 わった. おわりに 南 三 陸 町 は 2005 年, 旧 志 津 川 町 と 旧 歌 津 町 が 合 併 し 人 口 も 1 万 7 千 余 名 であったが, 東 日 本 大 震 災 により 死 者 行 方 不 明 者 839 名 の 尊 い 命 が 奪 われ, 鉄 道 や 幹 線 道 路 も 失 われ, 現 在 も 人 が 住 む 環 境 ではない 街 並 であった. 私 たちが 宿 泊 した 民 宿 は 唯 一 海 岸 線 上 ありなが ら 小 高 い 丘 の 上 に 建 っていたため 津 波 被 害 は 免 れたものの 近 隣 住 民 の 避 難 所 となり, 多 くの 命 を 救 ったという 話 を 聞 いた. 八 幡 氏 は, 市 民 災 害 救 援 センターのボランティアとして 歌 津 町 に 入 り,その 後 同 センター の 支 援 活 動 が 終 了 した 後 も 一 人 残 り, 地 元 民 が 提 供 してくれた 休 耕 田 でテント 生 活.その 地 を さえずりの 谷 と 名 付 け, 地 元 子 供 達 のための 自 然 学 校 天 狗 の 山 学 校 を 主 宰 してい るそうである. 氏 名 も 八 幡 明 彦 ではなく 蜘 瀧 仙 人 (くもたきのりと)と 名 乗 っており, 合 宿 中 に 宿 の 主 人 と 2 人 で 雑 談 をしているとき 宿 の 主 人 は 八 幡 と 言 う 名 前 を 知 らず, 八 幡 氏 への 話 題 は 全 く 話 が 噛 み 合 わなかった. 後 になって 山 の 先 生 とか 仙 人 スパイ バー と 言 えば 八 幡 氏 を 指 す, 地 元 では 有 名 人 であることを 知 った.ちなみに 今 回 の 合 宿 参 加 男 性 陣 で 一 番 若 いのは, 自 称 仙 人 の 八 幡 氏 49 歳 であった. 東 京 クモ 談 話 会 の 合 宿 参 加 人 員 の 平 均 年 齢 は 年 々 上 がり, 現 在 50 歳 は 確 実 に 超 えている. 私 は クモの 研 究 をしている. と 周 囲 には 言 っているが, 実 は 学 者 ではないし 研 究 者 と して 数 多 くの 論 文 を 発 表 している 訳 でもない.ましてクモの 研 究 が 生 活 の 一 部 になっている 事 はなく, 私 生 活 を 犠 牲 にしない,むしろ 趣 味 の 延 長 線 上 でしかない. 八 幡 氏 のように 家 族 や 自 身 の 生 活 が 有 りながら, 総 てを 投 げ 捨 てて 街 のため 人 のため 自 分 の 人 生 そのものも 掛 け て 真 剣 に 復 興 支 援 を 頑 張 っている 方 の 横 で,のう 天 気 にクモの 採 集 をしている 自 分 がとても 滑 稽 に 見 えて 恥 ずかしい. 合 宿 は,この 場 所 で 採 集 活 動 をしなければいけない,と 義 務 感 を 感 じる 場 所 ではなかった. 少 なくとも 後 50 年 後 か 100 年 後 に 津 波 の 痕 跡 も 認 められなくな り, 人 々の 意 識 の 中 に 復 興 の 街 から 平 和 な 街 に 変 わって 久 しくなった 頃, 大 きな 顔 をして 採 集 活 動 を 行 いたい 場 所 である.と 思 うのが, 私 の 正 直 な 感 想 であった. 八 幡 氏 自 身 もこの 地 で クモの 研 究 はしておらず, 私 たちと 行 動 をともにすることによって 久 々に 網 とビンを 手 に 取 った,と 聞 いた. 民 宿 のご 主 人 や 女 将 さんは 二 代 目 若 夫 婦 とお 孫 さん 達 に 囲 まれ 家 族 に 亡 くなった 者 が 居 なかったことが 幸 いだった. と 話 されていたのが 印 象 に 残 ったが,クモの 合 宿 を 別 の 目 的, 今 回 は 復 興 支 援 と 称 して 街 に 対 する 理 解 と 少 しばかりの 支 援 活 動 だったと 思 うが,タイアップさせる 事 は 避 けて 頂 きたい. 何 か 違 う. と 心 に 引 っかかるモノを 感 じてしまった. 一 言 で 言 えば じぇじぇじぇ. である. 不 謹 慎 に 感 じた 方 が,おられましたら 謝 ります. 最 後 になりましたが, 今 回 の 合 宿 も 新 海 明 氏, 谷 川 明 男 氏 らが 中 心 となって 場 所 を 選 定 し, 気 持 ちよく 採 集 活 動 に 専 念 できる 環 境 作 りに 努 められました 事 に, 深 く 感 謝 申 し 上 げます. 12

14 KISHIDAIA, No.104, Mar 自 然 観 察 会 でのクモによる 環 境 評 価 浅 間 茂 はじめに 生 物 の 種 類 数 が 多 いことは, 一 般 にその 自 然 環 境 が 豊 かであることを 示 す.しかし,その 地 域 に 何 種 類 のクモが 生 息 しているかを 調 べるとしても, 調 査 場 所 の 調 査 方 法 調 査 時 期 調 査 担 当 者 調 査 人 数 調 査 回 数 によって 結 果 は 異 なってしまう. 筆 者 は 環 境 を 知 るひとつの 方 法 として, 長 年 に 渡 って, 千 葉 県 内 の 木 のワラ 巻 きに 取 り 組 んできた. 下 草 が 生 えていない 場 所 では, 隠 れ 場 所 がなくクモの 多 くの 種 類 と 個 体 数 が, 越 冬 場 所 としてワラ 巻 きを 利 用 する. 下 草 が 生 えており, 環 境 が 多 様 な 場 所 では 越 冬 場 所 が 他 に 多 くあり, 下 草 の 生 えていない 場 所 に 比 べて,ワラ 巻 き 内 のクモの 種 類 数 個 体 数 が 少 な かったりする. 冬 季 における 木 のワラ 巻 きは,クモの 越 冬 状 況 を 知 る 方 法 として,また 普 段 採 集 できないクモの 越 冬 場 所 を 利 用 した 採 集 方 法 としては, 活 用 できる.しかし,ワラ 巻 き のクモの 採 集 方 法 は, 採 集 された 種 類 により,その 場 所 の 自 然 環 境 を 知 ることには 少 しは 役 立 つかも 知 れないが,それだけでは 環 境 を 判 定 することは 難 しい. 環 境 別 クモ 相 については, 池 田 博 明 谷 川 明 男 (1996) 浅 間 茂 (1997),クモの 指 標 種 と しての 有 用 性 については 新 海 栄 一 (1998) 八 幡 明 彦 (2005)の 報 告 がある. 新 海 栄 一 氏 は, クモの 環 境 指 標 種 を 4 段 階 に 分 けて 報 告 している. 生 物 で 自 然 環 境 を 判 定 する 方 法 として, 環 境 省 が 実 施 している 水 生 生 物 による 水 質 の 判 断 や, 採 集 した 土 壌 動 物 から 環 境 を 知 る 方 法 ( 青 木 淳 一 1985)などがよく 知 られている. 本 稿 では 一 般 の 観 察 会 で,クモの 観 察 だけでなく, 観 察 したクモの 種 類 数 による 環 境 評 価 により, 生 物 が 生 息 する 環 境 を 考 え, 生 物 の 多 様 性 を 評 価 する 尺 度 を 紹 介 する. 方 法 今 まで 筆 者 が 実 施 してきたクモの 観 察 会 では,25 から 35 種 類 くらいの 種 類 数 が 観 察 で きた. 一 人 で 一 時 間 にどのくらいの 種 類 数 が 採 集 できるか,スィーピング 法 とハンドソーテ ィング 法 で, 千 葉 県 の 柏 市 にある こんぶくろ 池 で 実 施 した. 結 果 を 次 に 示 す. 調 査 日 採 集 時 間 :2010 年 10 月 14 日 15 時 30 分 ~16 時 30 分 方 法 :スィーピング 法 とハンドソーティング 法 で 採 集 し,75 %アルコールの 中 に 入 れ, 持 ち 帰 り 実 体 顕 微 鏡 で 同 定 した. 採 集 クモ 目 録 (F: 雌 成 体,M: 雄 成 体,f: 雌 亜 成 体,m: 雄 亜 成 体,y: 幼 体 ) Pholcidae ユウレイグモ 科 1. Pholcus crypticolens Bösenberg & Strand ユウレイグモ y 千 葉 生 態 系 研 究 所 13

15 Uloboridae ウズグモ 科 2. Hyptiotes affinis Bösenberg & Strand オウギグモ F Theridiidae ヒメグモ 科 3. Argyrodes bonadea (Karsch) シロカネイソウロウグモ my 4. Ariamnes cylindrogaster (Simon) オナガグモ m 5. Dipoena punctisparsa Yaginuma シモフリミジングモ F 6. Neospintharus fur (Bösenberg & Strand) フタオイソウロウグモ y 7. Parasteatoda tepidariorum (C.L.Koch) オオヒメグモ y 8. Rhomphaea sagana (Dönitz & Strand) ヤリグモ Fy Tetragnathidae アシナガグモ 科 9. Leucauge celebesiana (Walckenaer) オオシロカネグモ F 10. Leucauge subgemmea Bösenberg & Strand キララシロカネグモ F Nephilidae ジョロウグモ 科 11. Nephila clavata L.Koch ジョロウグモ M Araneidae コガネグモ 科 12. Araneus ventricosus (L.Koch) オニグモ y 13. Argiope amoena L.Koch コガネグモ y 14. Argiope bruennichi (Scopoli) ナガコガネグモ F 15. Argiope minuta Karsch コガタコガネグモ F 16. Cyclosa octotuberculata Karsch ゴミグモ y 17. Cyclosa sedeculata Karsch ヨツデゴミグモ Fm 18. Neoscona adianta (Walckenaer) ドヨウオニグモ FM 19. Neoscona punctigera (Doleschall) コゲチャオニグモ y Lycosidae コモリグモ 科 20. Pardosa astrigera L.Koch ウヅキコモリグモ y Pisauridae キシダグモ 科 21. Dolomedes sulfureus L.Koch イオウイロハシリグモ y Oxyopidae ササグモ 科 22. Oxyopes sertatus L.Koch ササグモ y Agelenidae タナグモ 科 23. Allagelena opulenta (L.Koch) コクサグモ F Clubionidae フクログモ 科 24. Clubiona sp. フクログモの 一 種 y Philodromidae エビグモ 科 25. Philodromus subaureolus Bösenberg & Strand アサヒエビグモ y 26. Tibellus japonicas Efimik シャコグモ Ff Thomisidae カニグモ 科 27. Diaea subdola O.P.-Cambridge コハナグモ 28. Ebrechtella tricuspidata (Fabricius) ハナグモ FM 29. Oxytate striatipes L.Koch ワカバグモ m 30. Tmarus rimosus Paik セマルトラフカニグモ y 31. Xysticus sp. ヤミイロカニグモの 一 種 fmy 14

16 Salticidae ハエトリグモ 科 32. Evarcha albaria (L.Koch) マミジロハエトリ FM 33. Helicius cylindratus (Karsch) コジャバラハエトリ F 34. Marpissa milleri (Peckham & Peckham) オオハエトリ F 35. Myrmarachne inermichelis Bösenberg & Strand ヤサアリグモ y 36. Phintella abnormis (Bösenberg&Strand) チャイロアサヒハエトリ y 37. Phintella linea (Karsch) メガネアサヒハエトリ FM こんぶくろ 池 は, 柏 の 北 西 部 の 工 業 地 域 と 公 園 に 隣 接 した 位 置 にある. 浅 い 地 下 水 位 がそ のまま 台 地 上 に 湧 水 となっている. 面 積 は 18.5 ヘクタールと 狭 いが,ズミ ヌマガヤ ク ロツバラなど 貴 重 な 植 物 が 見 られ, 良 好 な 自 然 状 態 が 保 たれている 場 所 である. 近 くには 柏 の 葉 公 園 国 立 ガンセンター 東 京 大 学 などがある. 今 までのクモの 観 察 会 の 経 験 と,このこんぶくろ 池 の 結 果 から, 次 のような 合 計 点 数 で, 環 境 評 価 ができるような 配 布 資 料 ( 図 1)を 作 成 した. 点 数 クモは 一 種 類 一 点 です.ただ 次 のクモはボーナス 点 がつきます. 5 点 コガネグモ( 大 きな 円 網 を 張 り, 環 境 の 良 い 草 原 に 生 息 ) 3 点 トリノフンダマシ 類 ( 山 地 性 のクモであるが, 林 縁 に 生 息.オオトリノフンダマシ トリノフンダマシ シロオビトリノフンダマシなど) クモによる 環 境 評 価 A(0~7 点 ) 植 物 の 生 えている 面 積 が 少 なく, 建 物 に 依 存 するクモが 生 息 している B(8~15 点 ) 市 街 地 であるが, 地 面 はコンクリートだけでなく, 草 が 生 えている. C(16~23 点 ) 建 物 の 隙 間 に 樹 木 が 見 られ, 草 が 生 えている. 都 市 の 中 の 公 園. D(24~31 点 ) 水 辺 など 湿 地 があり, 環 境 に 多 様 性 が 見 られる. 多 様 性 のある 公 園. E(32 点 以 上 ) 林 草 地 水 辺 があり, 良 い 自 然 環 境 を 保 っている. 自 然 公 園. 結 果 作 成 した 図 1 の 配 布 資 料 を 使 い, 自 然 環 境 を 評 価 するクモの 観 察 会 を, 二 回 実 施 した. 一 回 目 は, 千 葉 県 の NEC 我 孫 子 事 業 所 で 実 施 した.NEC は NEC グループ 環 境 経 営 行 動 計 画 の 柱 の 一 つに 生 物 多 様 性 保 全 の 貢 献 を 掲 げている.その 活 動 の 一 環 として 社 員 とその 家 族 を 対 象 に,クモの 観 察 会 を 2012 年 8 月 19 日 に 実 施 し, 約 50 名 の 家 族 が 参 加 した. NEC の 我 孫 子 事 業 所 内 の 敷 地 は, 面 積 が 広 く, 池 や 森 林 などが 残 されており, 環 境 省 絶 滅 危 惧 種 に 指 定 されているオオモノサシトンボが 生 息 している 池 もある. 池 周 辺 を 中 心 とし た 40 分 の 採 集 活 動 で 32 種 類 のクモが 採 集 された. 捕 まえ 確 認 した 後 は,クモをその 場 に 放 した. 確 認 した 種 は 次 の 通 りである. 15

17 図 1. 配布資料 16

18 2012 年 8 月 19 日 NEC( 我 孫 子 ) クモ 観 察 会 採 集 確 認 リスト ユウレイグモ 科 1. ユウレイグモ( 幼 体 ) ウズグモ 科 2. カタハリウズグモ( 雌 成 体 ) ヤチグモ 科 3. ヤチグモ 属 の 一 種 (Coelotes sp.)( 幼 体 ) タナグモ 科 4. コクサグモ( 雄 亜 成 体 幼 体 ) コモリグモ 科 5. カイゾクコモリグモ 属 の 一 種 (Pirata sp.)( 幼 体 ) ヒメグモ 科 6. ニホンヒメグモ( 雌 成 体 ) 7. オオヒメグモ( 幼 体 ) 8. オナガグモ( 幼 体 ) 9. ムラクモヒシガタグモ( 雌 成 体 ) 10. シロカネイソウロウグモ( 雌 成 体 雄 成 体 ) 11 シモフリミジングモ( 雌 成 体 ) サラグモ 科 12. コサラグモの 一 種 ( 幼 体 ) アシナガグモ 科 13. アシナガグモ( 雌 成 体 幼 体 ) 14.トガリアシナガグモ( 幼 体 ) 15. キララシロカネグモ( 幼 体 ) 16. ウロコアシナガグモ( 幼 体 ) ジョロウグモ 科 17. ジョロウグモ( 幼 体 ) コガネグモ 科 18. ナガコガネグモ( 雄 成 体 雌 亜 成 体 幼 体 ) 19. コガタコガネグモ( 雌 亜 成 体 ) 20. ゴミグモ( 幼 体 ) 21. ヨツデゴミグモ( 幼 体 ) 22. ナカムラオニグモ( 雌 成 体 雄 成 体 ) 23. サツマノミダマシ( 雌 成 体 ) 24. ワキグロサツマノミダマシ( 雄 亜 成 体 ) カニグモ 科 25. ハナグモ( 幼 体 ) 26. アズチグモ( 雌 成 体 ) 27. キハダカニグモ( 幼 体 ) フクログモ 科 28. フクログモ 属 の 一 種 (Clubiona sp.)( 幼 体 ) ハエトリグモ 科 29. イナズマハエトリ( 雌 成 体 ) 30. メスジロハエトリ( 雄 成 体 雌 亜 成 体 幼 体 ) 31. ヨダンハエトリ( 幼 体 ) 32. アリグモ( 幼 体 ) * 取 り 逃 がしたので 採 集 されず 目 録 にはないが, 良 好 な 草 原 を 示 す 環 境 指 標 生 物 となるコ ガネグモも 目 撃 されている. 二 回 目 は, 千 葉 県 自 然 観 察 指 導 員 協 議 会 の 東 葛 地 区 の 研 修 会 として, 先 に 述 べた 柏 市 のこ んぶくろ 池 で クモから 環 境 を 知 る というテーマで,2012 年 9 月 27 日 に 観 察 会 を 実 施 した.30 名 の 参 加 者 は, 自 然 観 察 指 導 員 として 活 躍 している 自 然 に 対 してベテランの 人 た ちであり, 一 時 間 ほど 一 緒 に 歩 いてクモ 探 しをした. 見 つけたクモは 採 集 し, 最 後 のまとめ の 所 で 観 察 した 後 は, 見 つけた 場 所 に 放 した. 確 認 したクモは 37 種 類 である 年 9 月 27 日 こんぶくろ 池 クモ 観 察 会 採 集 確 認 リスト ユウレイグモ 科 1. ユウレイグモ( 幼 体 ) ウズグモ 科 2. オウギグモ( 幼 体 ) 3. マネキグモ( 幼 体 ) 4. カタハリウズグモ( 幼 体 ) 5. ウズグモ( 幼 体 ) ヒメグモ 科 6. ニホンヒメグモ( 雌 成 体 ) 7. チリイソウロウグモ( 雌 成 体 卵 嚢 ) 8. オナガグモ( 幼 体 ) 9. ムナボシヒメグモ( 幼 体 ) 10. フタオイソウロウグモ( 雌 成 体 卵 嚢 ) 11. オオヒメグモ( 幼 体 ) 12. ヤリグモ( 雌 成 体 卵 嚢 ) アシナガグモ 科 13. オオシロカネグモ( 雌 成 体 ) 14. コシロカネグモ( 雌 成 体 幼 体 ) 17

19 15. キララシロカネグモ( 雌 成 体 ) 16. アシナガグモ( 幼 体 ) ジョロウグモ 科 17. ジョロウグモ( 雄 成 体 雌 成 体 ) コガネグモ 科 18. ハツリグモ( 幼 体 ) 19. ナガコガネグモ( 雌 成 体 ) 20. コガタコガネグモ( 雌 成 体 ) 21. ヤマトカナエグモ( 卵 嚢 ) 22. ゴミグモ( 幼 体 ) 23. ヨツデゴミグモ( 雄 成 体 雌 成 体 幼 体 ) 24. サガオニグモ( 幼 体 ) 25. オオトリノフンダマシ( 雌 成 体 ) コモリグモ 科 26. ウヅキコモリグモ( 雌 成 体 ) 27. イモコモリグモ( 成 体 ) キシダグモ 科 28. イオウイロハシリグモ( 雌 成 体 ) タナグモ 科 29. コクサグモ( 雄 成 体 雌 成 体 ) ツチフクログモ 科 30. コマチグモの 一 種 ( 幼 体 ) エビグモ 科 31. シャコグモ( 幼 体 ) カニグモ 科 32. ハナグモ( 雄 成 体 雌 成 体 ) 33. ヤミイロカニグモの 一 種 ( 幼 体 ) ハエトリグモ 科 34. マミジロハエトリ( 雄 成 体 ) 35. チャイロアサヒハエトリ( 幼 体 ) 36. デーニッツハエトリ( 幼 体 ) 37. オオハエトリ( 雌 成 体 幼 体 ) NEC の 我 孫 子 事 業 所 では 合 計 32 点,こんぶくろ 池 ではボーナス 点 のオオトリノフンダ マシが 3 点 で 39 点 になり,いずれも 環 境 ランク E を 示 した.NEC ではコガネグモを 加 え ると 37 点 になる.いずれの 場 所 も 林 草 地 水 辺 があり, 良 い 自 然 環 境 を 保 っている 場 所 である. まとめ 環 境 が 多 様 であれば, 多 くの 種 類 の 生 物 の 生 息 が 見 られる.クモの 観 察 会 でも,クモを 通 して 環 境 を 考 える 方 法 のひとつとして,この 評 価 を 考 案 した. 特 に 子 供 たちが 多 い 観 察 会 で は, 各 自 がクモを 生 きたまま 採 集 することが, 積 極 的 に 観 察 会 に 参 加 する 成 功 の 秘 訣 である. ただそこで 名 前 だけでなく, 環 境 評 価 と 結 びつけると,クモが 生 息 する 環 境 に 目 を 向 けるき っかけになる.またこの 環 境 の 評 価 は, 観 察 会 で 指 導 者 が,クモにそう 詳 しくなくても, 種 類 数 で 環 境 を 知 る 観 察 会 が 実 施 できる.ボーナス 点 は 観 察 会 であるという 理 由 で,ある 意 味 で 遊 びの 面 も 含 んでいる.いずれも 分 かりやすいクモであるし, 環 境 の 関 わりを 考 えるクモ として,コガネグモとトリノフンダマシ 類 を 取 り 入 れた. 観 察 会 でのテーマのひとつとして,クモによる 環 境 評 価 を 今 後 とも 取 り 入 れていきたい. また 各 地 で 実 施 していただければ, 改 善 点 がいくつか 出 てくると 思 われる. 今 回 の 実 施 場 所 は,いずれも 環 境 が 良 好 に 保 たれている 場 所 であるが,39 点 と 37 点 (コガネグモを 含 める と)の 点 数 は 32 点 を 大 きく 超 えるため, 評 価 点 数 をやや 高 くし, 今 後 は 次 のように 変 更 した ものを, 実 施 していく 予 定 である. 環 境 評 価 は, 評 価 の 高 いものを A としたこと, 及 び 評 価 点 の 変 更 である. 点 数 クモは 一 種 類 一 点 です.ただ 次 のクモはボーナス 点 がつきます. 5 点 コガネグモ( 大 きな 円 網 を 張 り, 環 境 の 良 い 草 原 に 生 息 ) 3 点 トリノフンダマシ 類 ( 里 山 に 見 られるクモであり, 林 縁 に 生 息.オオトリノフンダマ シ トリノフンダマシ シロオビトリノフンダマシなど) 18

20 クモによる 環 境 評 価 A(36 点 以 上 ) 林 草 地 水 辺 があり, 良 い 自 然 環 境 を 保 っている. 自 然 公 園. B(26~35 点 ) 水 辺 など 湿 地 があり, 環 境 に 多 様 性 が 見 られる. 多 様 性 のある 公 園 C(16~25 点 ) 建 物 の 隙 間 に 樹 木 が 見 られ, 草 が 生 えている. 都 市 の 中 の 公 園 D( 8~15 点 ) 市 街 地 であるが, 地 面 はコンクリートだけでなく, 草 が 生 えている E( 0~ 7 点 ) 植 物 の 生 えている 面 積 が 少 なく, 建 物 に 依 存 するクモが 生 息 している 参 考 文 献 青 木 淳 一 土 壌 動 物. In: 指 標 生 物, 思 索 社. Pp 浅 間 茂 湾 岸 都 市 千 葉 市 のクモ 類. In: 湾 岸 都 市 の 生 態 系 と 自 然 保 護, 信 山 社 サイテク. Pp 池 田 博 明 谷 川 明 男 真 正 くも 類. In: 大 和 市 史 8( 上 ) 別 編 自 然, Pp , , , 新 海 栄 一 クモ 類 による 環 境 の 評 価. Kishidaia, 74: 八 幡 明 彦 クモのいる 自 然 環 境 を 守 るとはどういうことか. Acta Arachnologica, 4:

21 KISHIDAIA, No.104, Mar オオジョロウグモの 造 網 行 動 新 海 明 オオジョロウグモ Nephila pilipes の 網 構 造 に 関 しては, 幼 体 時 に 特 異 な 円 錐 状 の 迷 網 を 張 ること. 成 体 では 顕 著 な 三 重 網 構 造 が 見 られないことや,タテ 糸 の 分 枝 は 見 られるが 二 分 割 糸 はみられないことなどについて,かつて 報 告 したことがある( 新 海 1985). しかし,その 造 網 過 程 についての 詳 細 な 記 録 は 現 在 までなかった. 私 は 2004 年 6 月 にオオ ジョログモを 自 宅 で 飼 育 し,その 造 網 の 全 過 程 をほぼ 記 録 することができたので 報 告 する. 方 法 造 網 過 程 は,2004 年 6 月 19 日 の 早 朝 に 八 王 子 市 大 塚 にある 自 宅 の 部 屋 (5 畳 )に 放 し 飼 いにしていたオオジョロウグモで 観 察 した. このオオジョロウグモは 同 年 6 月 15 日 に 沖 縄 県 久 米 島 にて 谷 川 明 男 さんが 採 集 したメス 個 体 で, 体 長 は 23mm だった. 飼 育 中, 餌 は 1~2 日 おきに 屋 外 から 採 集 してきた 甲 虫 や 蛾 を 与 えた.また, 適 宜 霧 吹 き で 水 分 を 補 給 した. 観 察 にあたっては, 特 に 造 網 初 期 のワく 糸 と T 構 造 ( 新 海 1996) の 有 無 やタテ 糸 足 場 糸 ヨコ 糸 の 張 り 方 を 中 心 に,それらの 行 動 を 記 録 した. 造 網 の 開 始 と 終 了 の 時 刻 は 正 確 には 記 録 できなかったが, 造 網 の 初 期 過 程 と 気 付 いて 記 録 を 取 り 始 めた 時 刻 は 午 前 6 時 30 分 で, 午 前 8 時 30 分 ころには 造 網 を 終 了 した. 結 果 (1)ワク 糸 と 基 礎 タテ 糸 の 作 成 造 網 行 動 を 確 認 したのは 午 前 6 時 30 分 で,オオジョロウグモはすでに 数 本 の 糸 を 張 って おり, 糸 の 一 端 から 吊 り 下 がっていた.すでに 張 られていたこれらの 糸 を 基 礎 タテ 糸 と 名 付 けて, 時 計 まわりに1~4と 番 号 を 付 した( 図 1-1).ここから 左 下 方 に 1 本 ワク 糸 a を 張 り 渡 した.そして,このワク 糸 a を 戻 るときに a から1を 経 由 して 基 礎 タテ 糸 5を 張 っ た( 図 1-2). 次 に,オオジョロウグモは 右 側 の 基 礎 タテ 糸 4を 伝 って 外 方 向 に 歩 き 糸 を 固 定 したあとで 反 転 して, 再 び 基 礎 タテ 糸 4をこしき 方 向 へ 戻 り, 基 礎 タテ 糸 2と3を 歩 き ながらワク 糸 bを 作 成 した( 図 1-3). クモは 再 び 基 礎 タテ 糸 4を 伝 い,ここからこしき 部 を 経 て 基 礎 タテ 糸 5へとトラバースす る 時 に,T 構 造 となる 基 礎 タテ 糸 6とワク 糸 c を 作 成 した( 図 1-4).T 構 造 とは, 基 礎 タテ 糸 6とワク 糸 c が T 字 型 ( 図 1-4 では 逆 T になっている)になることから 名 付 けたも のである.さらに, 基 礎 タテ 糸 1からこしき 部 を 経 て 基 礎 タテ 糸 2へとトラバースして, 八 王 子 市 大 塚

22 図 1.ワク 糸 と 基 礎 タテ 糸 の 作 成 の 過 程. 箇 所 目 のT 構 造 となる 基 礎 タテ 糸 7とワク 糸 d を 作 った( 図 1-5). 同 様 に, 基 礎 タテ 糸 2から 基 礎 タテ 糸 4へとトラバースして 3 つ 目 のT 構 造 の 基 礎 タテ 糸 8とワク 糸 b を 作 成 した.この 時 に,それ 以 前 に 張 ってあったワク 糸 bを 壊 した( 図 1-6). ここまでが,ワク 糸 と 基 礎 タテ 糸 の 作 成 過 程 であり, 時 刻 は 午 前 6 時 55 分 だった.この 時 点 でワク 糸 は 4 本 (a~d), 基 礎 タテ 糸 は 8 本 (1~8) 張 られていた.ただし,その 後 の 構 造 を 見 ると 基 礎 タテ 糸 3はワク 糸 の 一 部 とみなした 方 がよいかも 知 れない( 図 1-6). (2)タテ 糸 と 足 場 糸 の 作 成 オオジョロウグモは 引 き 続 きタテ 糸 を 付 け 加 え 続 けた.ただし,ここからのタテ 糸 は 今 ま 21

23 図 2. 分 枝 の 作 成 の 過 程. 図 3. 分 枝 と 足 場 糸 の 作 成 の 過 程. での 基 礎 タテ 糸 の 作 り 方 とほとんどの 場 合 で 異 なっていた. クモはまず,こしき 部 から 基 礎 タテ 糸 5 を 伝 いながらワク 糸 a まで 移 動 した( 図 2).こ の 時 に 糸 疣 から 引 き 出 してきた 糸 がタテ 糸 9となり,これをワク 糸 の 一 点 アに 固 定 した.そ して,ワク 糸 上 を 少 し 右 下 にずれ,ここに 糸 を 固 定 した(イ).さらに, 今 引 いてきたタテ 糸 9を 伝 いながらこしき 部 へと 戻 った.この 時 にイ 点 より 再 びタテ 糸 10が 張 られていった. この 時 に 張 られたタテ 糸 9と10をタテ 糸 セット 1 とする.これが,ジョロウグモ 属 で 知 ら れた 分 枝 ( 新 海 1982)と 呼 ばれる 構 造 で,こしき 部 からワク 糸,そして 再 びこしき 部 へと 戻 る 1 過 程 で,タテ 糸 を 2 本 ずつ 作 成 するものである. 次 に 左 上 方 にY 構 造 (Foelix 1982)とか 二 次 ワク 糸 ( 吉 倉 1987)と 呼 ばれるワク 糸 と タテ 糸 からなる 構 造 を 作 成 した. 詳 細 に 述 べると,クモはまず 基 礎 タテ 糸 1をたどり,ワク 22

24 図 4.ヨコ 糸 作 成 時 の 各 脚 の 使 い 方 ( 腹 面 から 見 たようす). 方 向 のウ 点 にこしき 部 からひいてきた 糸 を 固 定 した.これがタテ 糸 11となる.そこから, 糸 を 引 き 出 しながらタテ 糸 1を 伝 ってこしき 方 向 へ 戻 る 際 に,こしきから 引 いてきたタテ 糸 11 のエ 点 にこの 糸 を 一 度 固 定 し,そこから 再 び 糸 を 引 きながらこしき 経 由 でタテ 糸 5からワク 糸 a へ 行 った.そして,ワク 糸 a 上 のオ 点 に 引 いてきた 糸 をつけた.この 造 網 過 程 も 基 本 的 に T 構 造 の 作 成 のそれと 同 じだった. 次 にオ 点 からカ 点 まで 移 動 し,ここからタテ 糸 11 を 伝 いながらタテ 糸 12を 張 ってこしきへ 戻 った.このとき 出 来 たタテ 糸 11と12がタテ 糸 セッ ト 2 となる( 図 2).つづいて,クモはそのほぼ 反 対 方 向 にタテ 糸 セット 3 を 作 成 した( 図 2)( 以 下, タテ 糸 セット を 略 す).そして, 図 3 に 示 すように 4 から 10 までを 張 っ た 後 に 足 場 糸 の 作 成 を 始 めた.クモは 10 を 張 った 後 で,こしき 部 に 戻 ると 反 時 計 まわりに 回 転 しながらタテ 糸 に 足 場 糸 を 固 定 しながら,こしき 部 を 一 周 して 8 の 付 近 で 回 転 の 方 向 を 時 計 まわりに 変 えた.そして,2 と 7 の 間 で 止 まりここから 11 を 作 成 した.このように して, 足 場 糸 をこしき 部 からワク 糸 方 向 に 螺 旋 状 に 取 り 付 けていったが,このときにすでに 張 られていたタテ 糸 の 間 隔 が 大 きく 開 いていると,そこにタテ 糸 のセット( 分 枝 )を 付 け 加 えていった.23 までのタテ 糸 セットが 取 り 付 けられた 段 階 で 時 刻 は 午 前 7 時 14 分 だった ( 図 3).その 後, 足 場 糸 だけ 4 周 張 り(これは 周 回 せずに 振 り 子 状 運 動 によって 作 成 された), 午 前 7 時 19 分 に 足 場 糸 の 取 り 付 けを 終 了 した.この 時 点 でのタテ 糸 の 総 数 はワ ク 部 で 63 本 だった. そして,15 秒 ほどここで 止 まり,ワク 糸 方 向 へ 腹 部 をずらしヨコ 糸 の 作 成 を 開 始 した. ジョロウグモの 網 で 観 察 されたタテ 糸 の 二 分 割 糸 ( 新 海 1982)はオオジョロウグモの 網 では 観 察 できなかった. (3)ヨコ 糸 の 作 成 ヨコ 糸 の 作 成 は 普 通 の 円 網 やジョロウグモの 場 合 と 同 じで, 外 ワク 側 から 内 側 に 向 かって 張 られていった. 最 初 の 6 周 目 までのヨコ 糸 は 螺 旋 状 とならず, 振 り 子 状 運 動 によって 網 面 上 を 左 右 に 動 きながら 張 った.そして,その 後 は 螺 旋 状 にヨコ 糸 を 取 り 付 けていった. ヨコ 糸 作 成 のときの 歩 脚 の 使 い 方 を 以 下 に 詳 述 する( 図 4).クモが 左 より 右 方 向 にヨコ 糸 を 取 り 付 けていく 場 合 に, 右 1~3 脚 ( 図 4 ではクモの 腹 面 から 見 ているため 左 側 となる) はタテ 糸 や 足 場 糸 にかけて 体 をささえていた. 右 4 脚 は 糸 疣 よりヨコ 糸 を 引 き 出 すのに 用 23

25 図 5. 分 枝 作 成 時 にワク 糸 で 糸 をずらす 方 向 の 規 則 性. 右 側 と 左 側 の 矢 印 の 向 きに 注 目. いられていた. 左 1,2 脚 は( 図 4 では 右 側 )は 進 行 方 向 にあるタテ 糸 や 足 場 糸 を 探 るのに 使 われていた.そして, 左 3,4 脚 は 1 本 のタテ 糸 を 上 下 でつかみ, 糸 疣 に 引 き 寄 せて,こ こにヨコ 糸 を 接 着 させた. 右 から 左 方 向 に 進 む 場 合 には,これらの 動 作 が 左 右 対 称 に 逆 にな るわけである. また,ヨコ 糸 作 成 中 の 午 前 7 時 30 分 から 同 33 分 にかけてワク 糸 の 付 け 直 し( 補 強 とも 考 えられた)も 観 察 した.クモはヨコ 糸 張 りを 中 断 して,ワク 糸 へ 移 動 しこの 上 を 歩 きなが ら,さらにその 外 側 に 新 たなワク 糸 を 張 り 足 した. その 後 クモは 再 びヨコ 糸 作 成 に 戻 り, 前 述 の 行 動 を 繰 り 返 しながらヨコ 糸 を 張 り 続 けた. 足 場 糸 はジョロウグモと 同 様 にヨコ 糸 作 成 の 過 程 で 取 り 外 されることはなかった. ヨコ 糸 張 りがちょうど 終 了 した 時 刻 は,その 場 を 離 れていたために 確 認 していないが,お よそ 午 前 8 時 30 分 頃 と 思 われた. 完 成 した 網 の 大 きさは,タテ 径 が 50cmで,ヨコ 径 が 40cmほどだった. 考 察 ジョロウグモとオオジョロウグモの 網 構 造 の 比 較 やジョロウグモの 造 網 過 程 については すでに 報 告 した( 新 海 1982,1985).しかし,オオジョロウグモの 造 網 過 程 についての 記 録 は 現 在 までなかった. 今 回, 飼 育 下 ではあるが 造 網 過 程 を 初 期 からほぼすべて 記 録 する ことができた.ただし, 図 3 や 図 5 に 描 いたタテ 糸 は 分 枝 を 中 心 としており, 基 礎 タ テ 糸 は 描 かなかった.このため,ワク 部 でのタテ 糸 数 は 63 本 になっていない.また,タテ 糸 とワク 糸 の 作 成 についても 一 部 作 成 過 程 を 見 逃 した 部 分 もあった. 近 縁 のジョロウグモと 比 較 すると,ジョロウグモで 観 察 できた 分 枝 ( 足 場 糸 からタテ 糸 を 伝 いワク 糸 へ 行 くときに 1 本 のタテ 糸 が 張 られ, 戻 るときにさらにもう 1 本 のタテ 糸 が 作 られること. 新 海 (1982)では 1 動 作 で 2 本 のタテ 糸 と 呼 んだもの)が 存 在 した 24

26 ことや, 足 場 糸 がヨコ 糸 作 成 後 にも 切 られることなく,そのまま 残 されている などの 点 では 同 一 だった.しかし, 二 分 割 糸 ( 新 海 1982) の 作 成 行 動 がオオジョロウグモでは 欠 落 していた. オオジョロウグモのワク 糸 とタテ 糸 作 成 の 初 期 過 程 も 初 めて 確 認 することができた.その 結 果,オニグモ 類 が 張 る 円 網 作 成 の 過 程 で 観 察 された T 構 造 ( 新 海 1996) がオオジョ ロウグモの 場 合 にも 存 在 することが 判 った.ジョロウグモの 造 網 の 初 期 過 程 は 観 察 していな いので,ジョロウグモ 属 すべてにこの 行 動 がみられるかは 不 明 である. また, 今 回 の 報 告 では ワク 糸 と 基 礎 タテ 糸 を 張 る 過 程 と 分 枝 にあたるタテ 糸 セット を 張 る 過 程 を 区 別 した.すなわち, 同 じタテ 糸 でもワク 糸 の 作 成 と 同 時 に 進 行 で 作 られる タテ 糸 ( 基 礎 タテ 糸 )と, 足 場 糸 の 作 成 と 同 時 に 張 られるタテ 糸 (タテ 糸 セット,すなわち 分 枝 )が 存 在 することが 判 明 した. 前 者 の 基 礎 タテ 糸 は 円 網 作 成 の 際 の 基 礎 構 造 に 相 当 するものと 考 えられ,このタテ 糸 は 本 質 的 にはワク 糸 と 相 同 である 可 能 性 がある. 一 方, 後 者 すなわち 分 枝 のタテ 糸 は 足 場 糸 を 出 発 点 としてこしき 部 からワク 部,そして 再 びこし き 部 へと 戻 る 過 程 で 2 本 ずつ 張 られる(タテ 糸 セットで 作 成 される)もので, 前 者 と 基 本 的 に 作 成 行 動 が 異 なっていた. これら 両 者 のタテ 糸 作 成 法 の 相 違 が 何 を 意 味 するのかは 現 在 のところは 不 明 であるが, 今 後 のさらに 詳 細 な 造 網 行 動 の 比 較 調 査 により,コガネグモ 上 科 における 円 網 構 造 の 多 様 性 が どのような 過 程 で 生 じてきたかを 解 明 する 手 がかりになるかもしれない. 次 に,クモ 類 が 重 力 方 向 を 感 知 することは, 垂 直 円 網 で 頭 胸 部 を 下 に 向 けて 占 座 する 多 く のクモ 類 で 確 認 できる.たとえば 木 枠 格 子 の 中 に 円 網 を 張 らせ,これを 上 下 逆 さ,すなわち 頭 胸 部 を 上 にしておく.しばらくすると,クモは 頭 胸 部 を 下 向 きに 定 位 しなおすことが 知 ら れている( 吉 倉 1982). 造 網 過 程 でも 重 力 を 感 知 しながら 作 成 すると 考 えられる 観 察 例 がある.トリノフンダマシ 類 の 中 令 以 降 のメスは, 水 平 な 同 心 円 状 の 円 網 を 張 ることが 知 られている.アカイロトリノ フンダマシの 造 網 過 程 では, 粘 糸 (ヨコ 糸 )は 造 網 の 基 礎 となる 1 本 のタテ 糸 から 左 右 交 互 に 半 周 ずつ 張 られていく.このときに,この 基 礎 となる 1 本 のタテ 糸 はどの 網 において も 最 下 方 に 位 置 するものであることがわかっている( 新 海 1992).このタテ 糸 は, 網 を 壊 すときに retreat( 隠 れ 家 )との 間 に 1 本 だけ 残 される 糸 でもあった.アカイロトリノフン ダマシは,こしき 部 で 各 タテ 糸 に 触 れながら 重 力 を 感 知 し, 最 下 方 にある 1 本 のタテ 糸 を 選 択 するのである. オオジョロウグモの 造 網 過 程 を 詳 しく 調 べたところ, 分 枝 を 作 成 するときに,こしき 部 か らワク 糸 におり,ここに 引 いてきた 糸 を 固 定 する( 図 2,ア 点 ).そして,ワク 糸 上 で 腹 部 を 少 しずらして, 別 の 1 点 に 再 び 固 定 した( 図 2,イ 点 ).このときに,ア 点 からイ 点 へと 腹 部 をずらす 方 向 に 明 らかな 規 則 性 がみられた.すなわち, 円 網 の 左 側 はかならずア 点 から イ 点 へ, 右 側 ではかならずキ 点 からク 点 へとずらしたのである( 図 2).これをタテ 糸 セッ トすべてについて 印 したものが 図 5 である.つまり, 左 右 ともに 上 方 から 下 方 へと 腹 部 を ずらしていることがわかる( 図 5 の 矢 印 の 方 向 に 注 目 してほしい).これは,オオジョロ ウグモも 重 力 方 向 を 感 知 しながら 造 網 することを 示 す 証 拠 のひとつになるだろう. 引 用 文 献 Foelix, R. F., Biology of Spiders. 306pp. Harvard Univ., Cambr., Massachusetts and Lond.,England. 新 海 明 1982.ジョロウグモの 網 の 構 造 の 再 検 討 (1).Atypus,80:

27 新 海 明 1985.ジョロウグモとオオジョロウグモの 網 構 造 の 比 較 によるジョロウグモ 属 の 由 来 の 一 考 察.Acta arachnol., 34: 新 海 明 1992.アカイロトリノフンダマシの 網 構 造 および 造 網 行 動 について.Atypus,100: 新 海 明 誰 も 知 らなかった!? 円 網 の 張 り 方.Kishidaia, 70: 吉 倉 真 1982.クモの 不 思 議.210p, 岩 波 書 店, 東 京. 吉 倉 真 1987.クモの 生 物 学.613p, 学 会 出 版 センター, 東 京. 26

28 KISHIDAIA, No.104 Mar DRAGLINES ワイノジハエトリは 岡 山 県 でも 採 れていた 池 田 博 明 ワイノジハエトリ Marpissa mashibarai Baba 2013 は 馬 場 友 希 氏 により, 山 口 県 秋 吉 台 を 基 準 標 本 にして 記 載 された 種 である. 他 に 東 京 でも 採 集 されていることから 本 州 各 県 に 生 息 していることが 期 待 される. 本 種 の 岡 山 県 の 標 本 を 野 嶋 宏 一 氏 が 採 集 したものを 受 け 取 っていたので,そのデータを 報 告 する. 採 集 地 点 : 岡 山 県 邑 久 郡 錦 海 塩 田, 採 集 日 :1993 年 6 月 6 日 3,1993 年 6 月 27 日 1 ( 亜 成 体 ). 山 口 県 の 標 品 のオスの 腹 背 部 は 赤 褐 色 という 記 載 だが, 岡 山 県 の 成 体 オス 標 品 は 3 頭 ともメス 同 様 で 白 い. 本 種 の 特 徴 は 小 形 で 腹 部 が 細 長 く, 腹 背 中 央 には 雌 雄 とも 1 本 の 黒 い 縦 スジがあること. 成 体 オスの 体 長 は 3.3mm,3.8mm,4.1mm, 亜 成 体 メスの 体 長 は 3.8mm. 北 海 道 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 田 中 幸 一 (( 独 ) 農 業 環 境 技 術 研 究 所 ) 採 集 日 採 集 地 の 略 号 新 ひだか 2013/6/6 北 海 道 日 高 郡 新 ひだか 町 静 内 農 屋 ( N, E) 平 取 2013/6/7 北 海 道 沙 流 郡 平 取 町 貫 気 別 ( N, E) 採 集 者 : 田 中 幸 一, 同 定 者 : 馬 場 友 希 1.Crustulina guttata (Wider 1834) シラホシオオノヒメグモ 新 ひだか: 1M 2.Yunohamella yunohamensis (Bösenberg & Strand 1906) ユノハマヒメグモ 新 ひだか: 1M 3.Neriene radiata (Walckenaer 1842) シロブチサラグモ 平 取 : 1F 4.Leucauge subgemmea Bösenberg & Strand 1906 キララシロカネグモ 平 取 : 1y 5.Tetragnatha extensa (Linnaeus 1758) ハラビロアシナガグモ 平 取 : 1F 6.Neoscona adianta (Walckenaer 1802) ドヨウオニグモ 新 ひだか: 2y 7.Plebs sachalinensis (S. Saito 1934) カラフトオニグモ 新 ひだか: 1F 8.Oxyopes licenti Schenkel 1953 クリチャササグモ 平 取 : 1F 9.Clubiona tsurusakii Hayashi 1987 ツルサキフクログモ 新 ひだか: 1F 10.Ebrechtella tricuspidata (Fabricius 1775) ハナグモ 新 ひだか: 3M1y, 平 取 : 1y 11.Lysiteles coronatus (Grube 1861) アマギエビスグモ 新 ひだか: 1F 12.Tmarus piger (Walckenaer 1802) トラフカニグモ 新 ひだか: 5M2F 13.Xysticus croceus Fox 1937 ヤミイロカニグモ 新 ひだか: 1M 27

29 KISHIDAIA, No.104, Mar DRAGLINES 14.Carrhotus xanthogramma (Latreille 1819) ネコハエトリ 新 ひだか: 2M1F 15.Sibianor pullus (Bösenberg & Strand 1906)キレワハエトリ 新 ひだか: 1M2y 佐 賀 県 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 田 中 幸 一 (( 独 ) 農 業 環 境 技 術 研 究 所 ) 採 集 日 : 2013/10/2 採 集 地 : 佐 賀 県 小 城 市 小 城 町 池 上 ( N, E) 採 集 者 : 田 中 幸 一, 同 定 者 : 馬 場 友 希 1.Tetragnatha maxillosa Thorell 1895 ヤサガタアシナガグモ 1M4F1y 2.Tetragnatha nitens (Audouin 1826) ヒカリアシナガグモ 2M1F ( 佐 賀 県 新 記 録 ) 3.Tetagnatha praedonia L.Koch 1878 アシナガグモ 1F 福 井 県 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 1 大 澤 剛 士 1 安 達 瑞 紀 2 宇 佐 美 元 気 2 茶 園 真 理 子 2 1( 独 ) 農 業 環 境 技 術 研 究 所, 2 福 井 県 立 大 学 2013 年 5 月 20 日, 21 日 に 福 井 県 にてクモ 類 を 採 集 する 機 会 を 得 た. 県 内 新 記 録 となる 種 も 複 数 得 られたので, その 採 集 リストを 掲 載 する. F はメス 成 体, M はオス 成 体, y は 幼 体 を 表 す. 県 内 新 記 録 となる 種 には 印 を 付 した. 採 集 地 ( 緯 度 経 度 )の 略 号 2013 年 5 月 20 日 原 福 井 市 原 目 町 ( N, E) 2013 年 5 月 21 日 足 福 井 市 足 羽 上 町 ( N, E) 月 福 井 市 月 見 ( N, E) 藪 今 立 郡 池 田 町 薮 田 ( N, E) 寺 今 立 郡 池 田 町 寺 谷 ( N, E) 谷 今 立 郡 池 田 町 谷 口 ( N, E) 採 集 者 略 号 : 安 達 MA, 宇 佐 美 GU, 大 澤 TO, 茶 園 MC, 馬 場 YB 同 定 者 : 馬 場 友 希 1. Asperthorax communis Oi 1960 ザラアカムネグモ 谷 : 1F YB 2. Doenitzius peniculus Oi 1960 デーニッツサラグモ 月 : 1F YB 3. Hylyphantes graminicola (Sundevall 1830) 28

30 KISHIDAIA, No.104 Mar DRAGLINES クロナンキングモ 原 : 1F YB, 寺 : 1F YB 4. Nematogmus sanguinolentus (Walckenaer 1842) チビアカサラグモ 藪 : 1F YB 5. Neriene brongersmai van Helsdingen 1969 チビサラグモ 谷 : 1F YB 6. Turinyphia yunohamensis (Bösenberg & Strand 1906) ユノハマサラグモ 原 : 1F YB 7. Metleucauge yunohamensis (Bösenberg & Strand 1906) メガネドヨウグモ 寺 : 1F TO 8. Tetragnatha maxillosa Thorell 1895 ヤサガタアシナガグモ 原 : 1F YB 9. Tetragnatha praedonia L. Koch 1878 アシナガグモ 原 : 2F1M YB 10. Tetragnatha squamata Karsch 1879 ウロコアシナガグモ 原 : 1M YB 11. Tetragnatha yesoensis S. Saito 1934 エゾアシナガグモ 原 : 2F1M YB 12. Acusilas coccineus Simon 1895 ハツリグモ 原 : 1M YB 13. Araneus tsurusakii Tanikawa 2001 カラオニグモ 寺 : 1F GU 14. Araniella yaginumai Tanikawa 1995 ムツボシオニグモ 原 : 2F YB, 寺 : 1F MC 15. Cyclosa argenteoalba Bösenberg & Strand 1906 ギンメッキゴミグモ 原 : 1M YB 16. Cyclosa monticola Bösenberg & Strand, 1906 ヤマゴミグモ 原 : 1F YB, 月 : 1F YB 17. Hypsosinga sanguinea (C. L. Koch 1844) シロスジショウジョウグモ 藪 : 1F YB, 寺 : 1F MA 18. Larinioides cornutus (Clerck 1757) ナカムラオニグモ 藪 : 1F YB 19. Plebs sachalinensis (S. Saito 1934) カラフトオニグモ 谷 : 1F YB 20. Pardosa agraria Tanaka 1985 イナダハリゲコモリグモ 原 : 1M YB 21. Pardosa astrigera L. Koch 1878 ウヅキコモリグモ 藪 : 1M YB, 寺 : 1F GU 22. Trochosa ruricola (De Geer 1778) アライトコモリグモ 原 : 1F YB 23. Anahita fauna Karsch 1879 シボグモ 寺 : 1y YB 24. Cheiracanthium lascivum Karsch 1879 ヤマトコマチグモ 寺 : 1M YB 25. Gnaphosa kompirensis Bösenberg & Strand 1906 メキリグモ 寺 : 1M MA 26. Lysiteles coronatus (Grube 1861) アマギエビスグモ 寺 : 1M MC 27. Oxytate striatipes L. Koch 1878 ワカバグモ 原 : 1F YB 28. Evarcha albaria (L. Koch 1878) マミジロハエトリ 原 : 1F YB, 藪 : 1F1M1y YB 29. Heliophanus ussuricus Kulczyński 1895 ウスリーハエトリ 藪 : 2F3M2y YB 30. Mendoza canestrinii (Ninni in Canestrini & Pavesi 1968) オスクロハエトリ 原 : 1y YB, 藪 : 1y YB 31. Mendoza elongata (Karsch 1879) ヤハズハエトリ 寺 : 1F YB 32. Phintella arenicolor (Grube 1861) マガネアサヒハエトリ 藪 : 1M YB, 寺 : 1M YB 33. Plexippoides doenitzi (Karsch 1879) デーニッツハエトリ 原 : 1F YB 謝 辞 採 集 に 協 力 していただいた 水 口 亜 樹 氏 ( 福 井 県 立 大 学 生 物 資 源 学 研 究 科 )に 御 礼 申 し 上 げる. 29

31 KISHIDAIA, No.104, Mar DRAGLINES 鹿 児 島 県 で 採 集 されたクモ 馬 場 友 希 田 中 幸 一 (( 独 ) 農 業 環 境 技 術 研 究 所 ) 採 集 日 : 2013/10/17 採 集 地 : 鹿 児 島 県 肝 属 郡 美 並 大 隅 町 佐 多 馬 籠 ( N, E) 採 集 者 : 田 中 幸 一, 同 定 者 : 馬 場 友 希 1.Anelosimus crassipes (Bösenberg & Strand 1906) アシブトヒメグモ 1y 2.Chrysso octomaculata (Bösenberg & Strand 1906) ヤホシヒメグモ 2F 3.Gnathonarium exsiccatum (Bösenberg & Strand 1906) ニセアカムネグモ 2M 4.Pachygnatha tenera Karsch 1879 ヒメアシナガグモ 1M 5.Tetragnatha maxillosa Thorell 1895 ヤサガタアシナガグモ 4y 6.Neoscona theisi (Walckenaer 1842) ホシスジオニグモ 2M 7.Pardosa pseudoannulata (Bösenberg & Strand 1906) キクヅキコモリグモ 2y 8.Ebrechtella tricuspidata (Fabricius 1775) ハナグモ 4y 9.Phintella linea (Karsch 1879) メガネアサヒハエトリ 1M 神 奈 川 県 箱 根 町 で 採 集 されたクモ III 馬 場 友 希 大 澤 剛 士 (( 独 ) 農 業 環 境 技 術 研 究 所 ) 採 集 日 :2013/8/2-4 採 集 地 : 神 奈 川 県 足 柄 下 郡 箱 根 町 箱 根 ビジターセンター~ 大 涌 谷 周 辺 ( N, E) 採 集 者 : 大 澤 剛 士, 同 定 者 : 馬 場 友 希 1. Chrysso scintillans (Thorell 1895) コガネヒメグモ 1F 2. Neriene longipedella (Bösenberg & Strand 1906) アシナガサラグモ 1M1F 3. Neriene nigripectoris (Oi 1960) ムネグロサラグモ 1F 4. Leucauge subblanda Bösenberg & Strand 1906 コシロカネグモ 1F 5. Leucauge subgemmea Bösenberg & Strand 1906 キララシロカネグモ 1F 6. Argiope bruennichi (Scopoli 1772) ナガコガネグモ 1y 7. Pardosa astrigera L. Koch 1878 ウヅキコモリグモ 1M4F1y 8. Allagelena opulenta (L. Koch 1878) コクサグモ 1y 9. Diaea subdola O. P.-Cambridge 1885 コハナグモ 1F 10. Xysticus croceus Fox 1937 ヤミイロカニグモ 1F 11. Evarcha albaria (L. Koch 1878) マミジロハエトリ 1F 12. Yaginumaella striatipes (Grube 1861) ウススジハエトリ 1M 30

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