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1 パブリックコメント手続き用 大阪市耐震改修促進計画 平成 20 年 3 月 大阪市 -1-

2 目次 1. はじめに 1 2. 計画の目標 (1) 目標 4 (2) 対象建築物 5 3. 耐震化の現状と課題 3-1. 想定される地震 (1) 阪神 淡路大震災の状況 7 (2) 発生が想定される地震の規模及び被害 建築物の耐震化の現状 (1) 住宅の耐震化の現状 12 (2) 民間特定建築物の耐震化の現状 14 (3) 市設建築物の耐震化の現状 耐震化が進まない要因 (1) 一般的な要因 18 (2) 大阪市における独自の要因 現行の支援策等 (1) 耐震化に係る補助事業等 21 (2) 耐震化に係る税制 24-2-

3 4. 今後取り組むべき主要な施策 4-1. 民間建築物 ( 住宅及び特定建築物 ) の耐震化の促進 (1) 住宅の耐震化 25 (2) 特定建築物の耐震化 市設建築物の耐震化の推進 普及啓発 情報提供の推進 計画の進行管理 36-3-

4 1. はじめに 平成 7 年 1 月 17 日に発生した阪神 淡路大震災 ( 兵庫県南部地震 ) では 6,434 人もの人命が奪われ 戦後の自然災害で最も大きな被害をもたらすこととなった このうち 地震による直接的な死者数は 5,502 人 さらにこの約 9 割の 4,831 人が住宅 建築物の倒壊や家具等の転倒によるものであったが その多くは昭和 56 年に改正された建築基準法による耐震基準 ( 以下 新耐震基準 という ) 以前に建築された住宅 建築物による被害であったことが判明しており 本来 豊かな市民生活を送るうえで基本的な要素であるべき住宅 建築物がその安全性を十分に確保しているとはいいがたい状況にあることが明らかとなっている その後も 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 平成 17 年 3 月の福岡県西方沖地震 さらには平成 19 年 7 月の新潟県中越沖地震など これまで大規模地震が起こりにくいとされてきた地域においても地震が頻発しており 昨今 大地震はいつどこで発生してもおかしくない状況にあるとの認識が広がっている 特に東南海 南海地震については 今後 30 年間に発生する確率が 50~70% と非常に高いと予測されるなど その切迫性が指摘されており 緊急的な対策を講じる必要があるほか 大阪市内を縦断する上町断層による直下型地震についても 今後 30 年間に発生する確率が 2~3% とされ 震度が 6 強を超えることが予測されている また 平成 17 年 3 月 国の中央防災会議において 今後 10 年で東海地震や東南海 南海地震等の想定死者数及び経済被害額を半減させる 地震防災戦略が策定された -1-

5 さらに 国土交通省の住宅 建築物の地震防災推進会議において 平成 17 年 6 月に提言 住宅 建築物の地震 防災対策の推進のために がとりまとめられ 住宅及び特定建築物について現状 75% の耐震化率を 10 年後に 9 割とすることが定められた 平成 18 年 1 月に 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 以下 耐震改修促進法 という ) が改正され 地方公共団体における耐震改修促進計画の策定による計画的な耐震化の推進 建築物の所有者等に対する指導等の強化 支援制度の充実といったことが盛り込まれるとともに 国土交通省より 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針 ( 以下 基本方針 という ) が示され 住宅及び特定建築物の耐震化率を平成 27 年までに 9 割とすることが目標とされた 以上を踏まえ 本市においても 都市の防災性を高め 地震による被害の軽減を図ることにより 市民の生命と財産を保護するため 本市が所有する市設建築物をはじめ 市内の住宅 建築物について耐震診断 耐震改修を計画的 総合的に促進するための指針として 大阪市耐震改修促進計画 ( 以下 本計画 という ) を策定するものである 新耐震基準 : 昭和 56 年 6 月導入 震度 5 強程度の中規模の地震に対してはほとんど損傷を受けず 極めてまれにしか発生しない大規模地震 ( 震度 6 強から震度 7 程度 ) に対しては 人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じないことを目標として定められた基準 -2-

6 < 国の動き > 中央防災会議 地震防災戦略 ( 平成 17 年 3 月 ) 住宅 建築物の地震防災推進会議提言 住宅 建築物の地震防災対策の推進のために ( 平成 17 年 6 月 ) 耐震改修促進法改正 ( 平成 18 年 1 月 ) 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針 大阪市の関連計画等 大阪市総合計画 ( 平成 18 年 1 月 ) 大阪市地域防災計画 ( 平成 20 年 3 月改訂 ) 密集住宅市街地整備推進戦略 ( 平成 20 年 2 月提言 ) 大阪府住宅 建築物耐震 10 ヵ年戦略プラン ( 平成 18 年 12 月 ) 大阪市耐震改修促進計画 -3-

7 2. 計画の目標 (1) 目標 本計画は 平成 18 年 1 月に改正された耐震改修促進法第 5 条第 7 項及び国の基本方針に基づき 策定するものである 策定にあたっては 中央防災会議で策定された 地震防災戦略 や地震防災推進会議での提言における 住宅及び特定建築物の耐震化率を 9 割とする目標を受け 本市においても 民間の住宅及び特定建築物の耐震化率を平成 27 年度までに 9 割とすることを目標とする また 市設建築物については 耐震改修計画を定め 計画的に耐震化を推進することとし 特に災害対策施設等について 計画的かつ重点的に耐震化を進め 平成 27 年度までの完了をめざす -4-

8 特定建築物耐震改修促進法第6条(2) 対象建築物 日常生活の場として多くの時間を過ごす 住宅 をはじめ 多数の者が利用する 特定建築物 や 市設建築物 については ひとたび地震が発生すると その耐震性が人命と密接に関わる建物である 本計画では 地震発生時における人的被害及び経済被害を減少させるため 国の基本方針を踏まえ これら 住宅 特定建築物 市設建築物 について 重点的に耐震化に取り組むものとする 住宅戸建 長屋 共同住宅 ( 分譲 賃貸 ) 等 特定建築物耐震改修促進法第 6 条に定められている建築物 第一号 多数の者が利用する一定規模以上の建築物 ( 学校 病院 百貨店 事務所 賃貸住宅等 ) 第二号 危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する建築物 第三号 地震によって倒壊した場合 その敷地に接する道路 の通行を妨げる建築物 本市では 耐震改修促進法第 6 条第三号における 敷地に接する道路 として 大阪市地域防災計画 における広域緊急交通路 地域緊急交通路 避難路を指定する -5-

9 市設建築物 市設建築物は 災害時に重要な役割を担うものであり 本計画では 区役所や消防署等の 災害応急対策活動に必要な施設 や 小中高等学校等の 避難所及び災害対策活動を支援する施設 保育所や危険物倉庫等の 人命及び物品の安全性の確保が特に必要な施設 等 ( 以下 災害対策施設等 という ) 及び市営住宅を対象とする 災害対策施設等 災害応急対策活動に必要な施設 ( 区役所 消防署 病院 浄水場 下水処理場 焼却工場等 ) 避難所及び災害対策活動を支援する施設 ( 小中高等学校 老人保健施設 大規模スポーツ施設等 ) 人命及び物品の安全性の確保が特に必要な施設 ( 危険物貯蔵 取扱施設 不特定多数の者が利用する施設等 ) その他の市設特定建築物 市営住宅 -6-

10 3. 耐震化の現状と課題 3-1. 想定される地震 (1) 阪神 淡路大震災の状況 阪神 淡路大震災における住宅の被害状況をみると 新耐震基準導入以前に建築されたものの被害が大きいことがわかる < 死因別死亡者数 > < 建築時期による被害状況 > 構成比死因件数 0% 20% 40% 60% 80% 100% 家屋 家具類等の倒壊による圧迫死と思われるもの火災によるもの及びその疑いのあるもの 4, % % 昭和 56 年以前 大破以上中破 小破軽微 無被害 その他 % 合計 5, % 昭和 57 年以降 平成 7 年度警察白書より 平成 7 年阪神 淡路大震災調査委員会中間報告 ( 建設省 ) より -7-

11 (2) 発生が想定される地震の規模及び被害 本市では 阪神 淡路大震災を教訓に 平成 9 年に直下型地震や海溝型地震による被害想定を行い 大阪市地 域防災計画 ( 震災対策編 ) を策定した その後 国の研究機関などにより 地震発生の確率や規模に関する調査研究が進められ 東南海 南海地震や上町断層帯地震など 本市に大きな影響を及ぼす地震について これまでの想定を上回る規模の地震想定がなされたことから 本市においても 大阪府及び府下市町村と共同し 大阪府自然災害総合防災対策検討委員会を設置し 平成 17 年度には地震動と液状化の予測を 平成 18 年度には建物被害 人的被害などの被害想定を行った (P.9~11 参照 ) なお 平成 19 年 11 月中央防災会議では 中部 近畿圏で発生が懸念される直下型地震の被害想定が公表された この想定では 上町断層帯地震による大阪府を中心とした被害は それぞれ最大時で 建物倒壊数が約 56 万棟 建物倒壊による死者数が約 34,000 人となっている -8-

12 活断層及び海溝型地震の長期評価一覧表 南海 断層等の名称 長期評価で予想した地震規模 ( マク ニチュート ) 今後 30 年の発生確率 東南海 M8.1 前後同時 60%~70% 程度 トラフ南海 M8.4 前後 M8.5 前後 50% 程度 上町断層帯 M7.5 程度 2%~3% 上町断層帯 2 生駒断層帯 3 有馬 高槻構造線 4 中央構造線 5 南海トラフ ( 海溝型 ) 生駒断層帯 M7.0~7.5 程度ほぼ 0%~0.1% 有馬 高槻断層帯 M7.5 程度ほぼ 0%~0.02% 4 中央構造線断層帯 M8.0 程度ほぼ 0%~0.3% 全国を概観した地震動予測地図 2007 年版 ( 地震調査研究推進本部地震調査委員会 ) 付録より km -9-

13 想定される被害 建物被害 東南海 南海地震 上町断層帯 生駒断層帯 有馬 高槻 中央構造線 ( 南海トラフ ) 地震 地震 断層帯地震 断層帯地震 全壊棟数 ( 棟 ) 半壊棟数 ( 棟 ) 木造 8, ,700 58,200 4, 非木造 ,100 4, 計 8, ,800 62,800 4, 木造 15,200 82,200 59,700 8,500 1,400 非木造 2,500 27,700 12,600 1, 計 17, ,900 72,300 9,700 1,700 合計 26, , ,100 14,400 2,400 建物倒壊による人的被害 死者数 ( 人 ) 100 8,200 1, 負傷者数 ( 人 ) 10,300 39,400 37,800 6,100 1,000 平成 18 年 10 月第 5 回大阪府自然災害総合防災対策検討委員会地震被害想定より 全 半壊棟数及び死者数 負傷者数については概数とするまた 人的被害はもっとも被害の大きい時間帯の数値を抜粋している -10-

14 震度予測 東南海 南海地震 上町断層帯地震 大阪市地震被害想定調査 ( 平成 17~18 年度 ) 大阪府自然災害総合防災対策検討委員会 ( 平成 17~18 年度 ) より -11-

15 3-2. 建築物の耐震化の現状 (1) 住宅の耐震化の現状 1 住宅の耐震化の現状 平成 19 年度時点で居住のある住宅は大阪市内に約 124 万戸あり そのうち約 4 割に当たる約 46 万戸が新耐震基準導入以前に建築された住宅である ( 昭和 58 年から平成 15 年までの住宅 土地統計調査から推計 ) この約 46 万戸の住宅のうち 新耐震基準導入以降に建築された住宅と同等の耐震性があると推定される住宅は約 16 万戸と推計され 昭和 57 年以降に建築された住宅約 78 万戸とあわせると耐震化率は約 76% となっている 耐震性がある住宅約 16 万戸を除いた残りの約 30 万戸 ( 居住のある住宅の約 24%) については耐震性が不十分とされ 耐震化を促進する必要がある 住宅の耐震化の現状 ( 平成 19 年度推計 ) 居住のある住宅 総住宅数 新耐震以降 ( 昭和 57 年以降 ) 新耐震以前 ( 昭和 56 年以前 ) 耐震性のある住宅 平成 19 年度耐震化率 耐震性を耐震性のうち満たす不十分な改修済住宅住宅 A B C D E F=C-D G=B+D H=G/A 1,238, , , ,900 12, , ,600 76% 木造戸建 247, , ,200 21,700 9, , ,900 52% 共同住宅等 991, , , ,200 3, , ,700 82% 木造戸建 : 木造及び防火木造の戸建住宅 共同住宅等 : 共同住宅 長屋 非木造戸建 その他の合計 -12-

16 建て方 構造別にみると 耐震性が不十分な 住宅は木造戸建住宅で約 12 万戸 共同住宅等で約 18 万戸あり 耐震化率はそれぞれ 52% 82% となっている なお 全国の耐震化率の平均は平成 15 年度時点で 75% とされており 同時点の本市の耐震化率 71% は 全国に比べ 4 ポイント低い水準 1,250,000 1,000,000 住宅の耐震化の経年変化 ( 昭和 58 年 ~ 平成 19 年 ) 約 91 万戸 居住のとなっている あ 334,630 - 耐震化率の推計方法 - 本計画では 国及び大阪府の推計方法に基づき 住宅の耐震化率を住宅総数に対する 耐震性のある住宅の割合として推計している 耐震性のある住宅 1 昭和 57 年以降の住宅 2 昭和 56 年以前の住宅のうち 耐震性があると推計 される住宅 ( 大阪府による 大阪府下の耐震診断結果より 耐震性があると判断された住宅の割合 ( 木造戸建 9%, 共同住宅等 42%) により推計 ) 3 昭和 56 年以前の住宅のうち 改修済みと推計され る住宅 ( 住宅 土地統計調査より ) る住宅数 ( 戸 ) 750, , ,000 0 共同住宅等 木造戸建住宅 46% 39% 398,810 13% 24, ,700 約 96 万戸 433,910 55% 49% 355,360 22% 37, ,610 約 104 万戸 550,420 64% 58% 315,370 28% 約 110 万戸 639,770 70% 48,300 71, ,190 65% 38% 116,600 約 119 万戸 732,990 77% 71% 46% 274, ,510 約 124 万戸 809,700 82% 76% 181, , , ,020 52% 119,500 昭和 58 年 昭和 63 年 平成 5 年 平成 10 年 平成 15 年 平成 19 年 推計 木造戸建 耐震性なし 木造戸建 耐震性あり 共同住宅等 耐震性あり共同住宅等 耐震性なし 共同住宅等 耐震性あり耐震化率 共同住宅等 耐震性不十分耐震化率 ( 木造戸建 ) 耐震化率 ( 共同住宅等 ) 木造戸建 耐震性あり耐震化率 ( 共同住宅等 ) 耐震化率木造戸建 耐震性不十分耐震化率 ( 木造戸建 ) 100% 80% 耐震 60% 化率 (%) 40% 20% 0% -13-

17 (2) 民間特定建築物の耐震化の現状 1 民間特定建築物の耐震化の現状 平成 19 年度時点で 大阪市内には 耐震改修促進法第 6 条で定める 多数の者が利用する一定規模以上の建築物や危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する建築物 地震によって倒壊した場合その敷地に接する道路の通行を妨げる建築物に該当する 民間の特定建築物は約 33,000 棟あると推計される このうち昭和 57 年以降に建築されたもの 昭和 56 年以前に建築されたもので耐震性があるとされるものが 合わせて約 26,000 棟あり 耐震化率は約 79% となっている -14-

18 (3) 市設建築物の耐震化の現状 1 これまでの取り組み 市設建築物については 平成 7 年 3 月に 大阪市土木 建築構造物震災対策技術検討会 を設置し 構造物の耐震安全性の目標や設計手法等をまとめた これを踏まえ 市設建築物に求められる耐震性能 防災機能を明確にするとともに 耐震診断 改修手法についての基準を定め 災害対策施設等について耐震化を進めてきている 市営住宅については 阪神 淡路大震災での経験を踏まえ 平成 7~9 年度の 3 ヵ年で 構造形式ごとに代表的なタイプの住棟を対象に 耐震性能の把握を行った その結果 平成 8 年度から 5 ヵ年で 特に緊急に耐震改修が必要であると判断した 21 棟においてピロティ部分の耐震改修を実施した 平成 18 年 1 月に耐震改修促進法が改正されたことを受け 前回行った構造形式別の分類に加えて 建物ごとの平面形状や構造体の配筋状況等に基づいて より詳細な分類を行い 対象となる住棟の耐震診断を進めている -15-

19 2 耐震化の現状 市設建築物( 市営住宅を除く ) 約 9,600 棟のうち 災害対策施設等 に該当するものは 4,192 棟となっている このうち 3,463 棟については耐震性があり 耐震化率は約 83% となっている 災害対策施設等 のうち 災害応急対策活動に必要な施設 の耐震化率は 約 76% となっている (514 棟のうち 392 棟は耐震性がある ) 災害対策施設等 災害対策施設等の耐震化率 3,463 棟 ( 約 83%) 4,192 棟 0% 25% 50% 75% 100% 避難所及び災害対策活動を支援する施設 の耐震化率は 約 84% となっている (2,611 棟のうち 2,204 棟は耐震性がある ) 災害応急対策活動に必要な施設 避難所及び災害対策活動を支援する施設 392 棟 ( 約 76%) 514 棟 2,204 棟 ( 約 84%) 2,611 棟 人命及び物品の安全性確保が特に必要な施設 の耐震化率は 約 82% となっている (990 棟のうち 811 棟は耐震性がある ) 人命及び物品の安全性確保が特に必要な施設 その他の市設特定建築物 811 棟 ( 約 82%) 990 棟 56 棟 ( 約 73%) 0% 25% 50% 75% 100% 77 棟 その他の市設特定建築物 の耐震化率は約 73% となっている (77 棟のうち 56 棟は耐震性がある ) ( 凡例 ) 耐震性あり 注 ) 平成 20 年 2 月時点 耐震性不十分 -16-

20 市営住宅については 管理棟数約 2,000 棟のうち 新耐震基準導入以降に建築された住棟は約 600 棟あり さらに約 600 棟は建替えを実施していく予定である それ以外の約 800 棟のうち 約 250 棟は耐震性があると判断できる中層壁式住棟である 残りの約 550 棟については より詳細な分類により 耐震性能の把握を行っている -17-

21 3-3. 耐震化が進まない要因 (1) 一般的な要因 内閣府が取りまとめた 住宅における地震被害軽減に関する指針( 平成 16 年 8 月 ) では 耐震化が進まない一般的な要因として以下の点が挙げられている 要因 1 費用 労力負担 2 技術的知識の不足 3ライフサイクルとの不適応 4 地震被害への意識の低さ 具体的な内容 耐震診断に要する費用を払えない 払いたくない 耐震改修( 補強計画や補強工事 ) に要する費用を払えない 払いたくない 耐震改修に伴う一時的な引越しや手間の多さが煩わしい 住宅の耐震化を行えば 人命がそれだけ安全になるということを知らない どこに 誰に相談してよいかがわからない 地元の工務店などに相談しても 明確な対応をしてくれない 耐震診断 耐震改修の一連の流れがわからない( 何をしていいのかがわからない ) 専門家に相談して説明されても あまり効果があるとは思えない 現状のままで長期的に居住し続ける確証がない( 将来の住替えなどもある ) 子育て 受験など費用 労力負担を避けたい事由がある( 今は実施したくない ) 高齢者世帯など今後の居住年限が限定されているため 長期的な安全を必要と感じない ( ここ数年なら大丈夫だろう どうせ自分の寿命がそれほど長くないから等 ) 地震被害により 人命を逸することの実感の無さ( 地震で死ぬわけがない ) 地震被害に関する臨場感の無さ( この地域は安全 自分は大丈夫 ) 5 効果のわかりにくさ 耐震改修工事後の効果がわからない ( 費用対効果が不明瞭なための敬遠 ) -18-

22 (2) 大阪市における独自の要因 本市は早くから市街化が進んでいたため 古くからの長屋や木造共同住宅が数多く残されており こうした住宅を中心に借家も多い これらの住宅は権利関係が輻輳しているために合意形成を図ることが困難であることに加え 居住者や地主 家主が高齢化していることも相まって 建替えや耐震改修が進んでいない 特に 長屋については 一戸のみの単独での耐震改修が他の住戸の耐震性能を低下させる恐れもあることから 耐震化が進みにくい状況にある また 借家の耐震改修についても 改修工事費が家主にとって大きな負担となるにもかかわらず 家賃収入で充当することが困難であるという理由等からあまり進んでいない 昭和 55 年以前の木造長屋 昭和 55 年以前の木造借家 A B 総住宅数 ( 戸 ) S55 以前の木造長屋 ( 戸 ) B/A A B 総住宅数 ( 戸 ) S55 以前の木造借家 ( 戸 ) B/A 全国 46,862, , % 全国 46,862,900 1,973, % 大阪市 1,186,900 32, % 大阪市 1,186,900 88, % 平成 15 年住宅 土地統計調査より -19-

23 さらに 市内には 戦災を免れたJR 大阪環状線外周部を中心として 老朽住宅の密集住宅市街地が広がっているが こうした市街地では 敷地が狭小で 前面道路が狭いことなどから建替えそのものがなかなか進んでおらず 結果として 耐震化率も全市と比較すると低い水準に留まっている 老朽木造住宅の分布 本市では 地震被害を最小限にとどめ かつ迅速な復旧 復興が可能な災害に強く安心して暮らせるまちづくりを推進するため 大阪市防災まちづくり計画 を平成 11 年度に策定し 面的な災害の可能性の高い市街地を 防災性向上重点地区 ( 約 3,800ha) として抽出し 公表している また 防災性向上重点地区 のうち 国の都市再生本部における密集市街地の整備方針も踏まえ 特に優先的な取り組みが必要な密集住宅市街地 ( 約 1,300ha) を平成 15 年 2 月に公表している 戦前長屋住宅 + 木造共同住宅の床面積 10,000 m2以上のメッシュ 戦前長屋住宅 + 木造共同住宅の床面積 5,000 m2 ~10,000 m2未満のメッシュ平成 13 年大阪市建物床面積調査より -20-

24 3-4. 現行の支援策等 平成 19 年度現在 (1) 耐震化に係る補助事業等 1 大阪市住宅 建築物耐震改修等補助事業 住宅の耐震診断 耐震改修を促進することにより 建物の倒壊等による被害を軽減し 安全な住まいづくりと防災性の高い安心なまちづくりを推進することを目的として 民間の戸建住宅 長屋及び共同住宅について耐震診断を行う場合や 木造の戸建住宅 長屋 共同住宅 マンションについて耐震改修を行う場合に 国や大阪府と連携し 住宅の所有者にその費用の一部を補助している 耐震診断費補助制度概要補助対象 : 一定の要件を満たす戸建 長屋 共同住宅等補助内容 : 木造住宅の場合耐震診断に要する費用の 9/10 以内 ( 補助限度額 4 万 5 千円 / 戸 診断費用限度額 1,000 円 / m2 ) : 非木造住宅の場合耐震診断に要する費用の 1/2 以内 ( 補助限度額 2 万 5 千円 / 戸もしくは 100 万円 / 棟 延べ面積による診断費用限度額有り ) -21-

25 耐震改修費補助制度概要 木造戸建住宅等 補助対象 : 一定の要件を満たす木造住宅 ( 戸建 長屋 共同住宅等 ) 補助内容 : 耐震改修に要する費用の約 15% ( 補助限度額 60 万円 / 戸 工事費限度額 32,600 円 / m2 ) マンション 補助対象 : 一定の要件を満たすマンション補助内容 : 耐震改修に要する費用の約 15% ( 工事費限度額 47,300 円 / m2 免震構造の場合 80,000 円 / m2 ) -22-

26 2 大阪市民間老朽住宅建替支援事業 耐震性 耐火性で課題を抱えている民間の老朽住宅を 一定の要件を満たす共同住宅や戸建住宅に建替える場 合 建設費補助や従前居住者家賃補助等の支援を実施している 特に優先的な取り組みが必要な密集住宅市街地( 約 1,300ha) などでは 補助要件の緩和や補助 融資内容の優遇を行っている 3NPO 団体との連携による普及啓発 NPO 団体と連携し 起震装置等を活用した体験型セミナーや個別相談会の実施 また 密集住宅市街地を対象とした耐震啓発チラシの全戸配布を行った -23-

27 (2) 耐震化に係る税制 1 所得税額の特別控除 平成 20 年 12 月 31 日までに 自らの居住の用に供する旧耐震基準 ( 昭和 56 年 5 月 31 日以前の耐震基準 ) により建築された住宅で 現行の耐震基準に適合しないものについて一定の耐震改修工事を行った場合に その年分の所得税から耐震改修に要した費用の 10% に相当する額 ( 上限 20 万円 ) の控除が受けられる 2 固定資産税の減免措置 昭和 57 年 1 月 1 日から所在する住宅について 平成 27 年 12 月 31 日までに一定の耐震改修を行った場合に 当該住宅に係る固定資産税 (1 戸あたり 120 m2相当分まで ) の 1/2 の減額が受けられる 3 事業用建築物の特別償却 旧耐震基準により建築された特定建築物について 平成 20 年 3 月 31 日までに耐震改修促進法の認定計画に基づく耐震改修工事を行った場合に 当該工事に伴って取得等をする建築部分について 10% の特別償却が認められる 4 住宅借入金等特別控除 平成 20 年 12 月 31 日までに 自らの所有する住宅について一定の耐震改修工事を行った場合に 10 年間にわたり年末の住宅ローン残高の 1%( 段階的に縮小 ) が所得税から控除される -24-

28 4. 今後取り組むべき主要な施策 4-1. 民間建築物 ( 住宅及び特定建築物 ) の耐震化の促進 (1) 住宅の耐震化 民間住宅については平成 27 年度における耐震化率を 90% とすることを目標とする 住宅の所有者は 自らが所有する建物の地震対策について 個人の生命 財産に及ぼす影響はもとより 周辺地域に及ぼす影響についても十分に認識し 自主的に耐震化に取り組むことを基本とする 本市はその取り組みに対し支援を行う -25-

29 目標耐震化率 90% を実現するために耐震化が必要となる住宅戸数については 居住世帯 住宅の耐震化の目標 の無い住宅も含めた総住宅戸数にて耐震化 の状況を推計すると 今後 8 年間で 約 10 万戸について耐震改修や建替促進等により 耐震化のスピードアップを図る必要がある 特に木造住宅については 耐震化率も低く 倒壊による圧死の恐れが高いことから 建 1,800,000 1,500,000 1,200,000 約 153 万戸 1,159,100 76% 約 167 万戸 1,293,300 1,293,300 84% 約 167 万戸 90% 120% 100% 80% 替えや耐震改修により 重点的に耐震化を進める 耐震改修に際しては 建物全体の耐震改修が困難な場合等には 段階的な改修等についても柔軟に対応し 耐震改修を促進する 住宅総数 ( 戸 ) 900, ,000 耐震性あり 自然更新による耐震化が見込まれる住宅 耐震改修及び建替促進等で耐震化のスピードアップを図る必要がある住宅 60% 40% 耐震化率 300,000 耐震性不十分 105, , ,400 20% 0 372, , ,500 平成 19 年度現状 平成 27 年度自然更新 平成 27 年度目標 0% -26-

30 1 耐震診断の促進 耐震化のきっかけとなる耐震診断については 一般的な戸建住宅であれば 5,000 円程度の費用負担で実施できるよう自己負担を大幅に軽減するなど 平成 19 年度より補助制度の拡充を行ったところであり 引き続き制度の周知に努め 耐震診断の促進に努める 2 耐震改修の促進 耐震改修については 本来であれば地震発生時に人命及び財産に危害を及ぼすような建物の倒壊 崩壊を生じ させない建物全体の耐震改修 ( 上部構造評点 1.0 以上 ) が基本となる しかし 費用負担やライフステージの問題から困難な場合も多いことを踏まえ 現状よりも少しでも建物の耐震性を向上させ 地震発生時に最低限人命に影響を及ぼすような倒壊 崩壊を生じさせないために 段階的に補強を行う簡易な耐震改修に対する補助制度を実施する 同様に 費用負担の問題等から全体的な耐震改修が困難な場合に 寝室等の居住空間に限定して一部屋だけをシェルターのように補強する耐震改修や 1 階のみを上部構造評点 1.0 以上とする耐震改修に対する補助制度を実施する また 耐震改修は建物所有者にとっての費用負担が大きいにもかかわらず 補助金等の公的支援が不十分であることが指摘されており 耐震化へのインセンティブを強化し 耐震化のスピードアップを図るため 補助率を引き上げる 耐震改修に際しての費用負担を軽減するため 上記の簡易型やシェルター型の耐震改修も含めた本市の耐震改修費補助との政策連携型融資の創設について 住宅金融支援機構に要請するとともに 本市においても 融資 -27-

31 を受けるにあたっての負担を軽減することで耐震改修に対するインセンティブを与えるため 連携融資に対する支援策について検討する 上部構造評点 : 各階 各方向 (X Y) について 保有する耐力を必要耐力で除した値を算出したものの最小値 ( 木造住宅の耐震診断と補強方法 財団法人日本建築防災協会発行より ) 耐震診断のさらなる促進 簡易な耐震改修等への支援 耐震改修費補助率の引き上げ 住宅金融支援機構連携融資での支援 その他の施策の検討 耐震化のスピードアップ! -28-

32 (2) 特定建築物の耐震化 民間特定建築物については平成 27 年度における耐震化率を 90% とすることを目標とする 特定建築物の所有者は 自らが所有する建物の地震対策について 個人の生命 財産に及ぼす影響はもとより 周辺地域に及ぼす影響についても十分に認識し 自主的に耐震化に取り組むことを基本とする 民間特定建築物の耐震化を支援するため 耐震化の必要性や重要性などについて 所有者向けに耐震診断 耐震改修説明会を開催するなどの普及啓発を実施することにより 耐震化を促進するとともに 耐震改修促進法に基づき 所管行政庁として必要に応じて指導 助言 指示等を行う 企業のBCP(Business Continuity Plan: 事業継続計画 ) への認識の高まりから 建物所有者が企業等から建築物の耐震化を求められるケースが増えており 公共団体による顕彰は有効なインセンティブとなり得るものと考えられることから 特定建築物の耐震化の促進策として 耐震安全性の認定プレート交付制度などの顕彰制度を実施する -29-

33 4-2. 市設建築物の耐震化の推進 災害時に重要な役割を担う災害対策施設等及び市営住宅について 耐震改修計画を策定し 平成 27 年度までに計画的に耐震化を図る 災害対策施設等について 耐震改修計画を定め 計画的に耐震化を推進することとし 特に災害対策の指揮 情報伝達等の中枢拠点となる区役所や消火活動の拠点となる消防署 及び避難所に指定されている小中高等学校等について 重点的に耐震化を進め 平成 27 年度までの完了をめざす 市営住宅については 平成 27 年度を目標に 全住棟約 2,000 棟の耐震化率 90% の実現を図る 耐震性能の把握を進めている約 550 棟のうち 中層ラーメン構造の住棟については 戸境壁による直交効果等により 一定の耐震性を有するものと考えているが 建築構造に係る専門家等による委員会を設け 詳細な分析を行った上で 必要なものがあれば耐震改修を実施する また 高層住棟については より詳細な分類による耐震性能の把握に基づき 必要に応じて耐震改修を実施する -30-

34 ( 参考 ) (1) 大阪市住まい公社による取り組み 新耐震基準導入以前に建築された賃貸住宅で 耐震化が必要とされる住棟は現在 49 棟あり うち 34 棟は建替えに着手している 残りの住棟についても 原則として建替事業を計画的に実施することにより耐震化を図り 計画期間である平成 27 年度までに耐震化率概ね 90% の実現をめざす (2) 都市再生機構による取り組み 大阪市内にある 新耐震基準導入以前に建築された賃貸住宅で 耐震化が必要とされる住棟は現在 45 棟 ( 区分所有住棟除く ) あり 今後 ピロティ部分を有する住棟や耐震改修の必要性が高い住棟を優先に 早急に耐震改修等を進め 全体として 平成 27 年度までに耐震化率 90% 以上をめざす -31-

35 4-3. 普及啓発 情報提供の推進 1( 仮称 ) 大阪市耐震改修支援機構の設立 大阪市内の住宅及び特定建築物の耐震化をより一層促進するため 学識経験者や各種専門家団体 NPO 団体 住まい関連の公的セクター等と連携し 様々な普及啓発を行うとともに建物所有者が安心して住まいの耐震改修を任せられる事業者の紹介等の活動を推進する組織として ( 仮称 ) 大阪市耐震改修支援機構を設立する ( 仮称 ) 大阪市耐震改修支援機構 学識経験者 各種専門家団体 セミナー 相談会等の普及啓発 NPO 団体 建物所有者等 住まい関連の公的セクター 安心して任せられる 事業者紹介 大阪市 -32-

36 2 セミナーや相談会等の実施 地震による被害の大きさや住まいの耐震化等について講義形式のセミナーや起震装置 起震車を活用した体験型のセミナー 個別相談会等を開催し 様々な地震対策について普及啓発を行う 大阪建築物震災対策推進協議会と連携を図り 普及啓発をはじめとし 技術者向け講習会や応急危険度判定士育成のための講習会など 耐震関連事業をより効果的に実施する また 地元組織への出前講座や防災教育での講師派遣等においても 建築関係団体等との連携を図りながら実施に努める 3 建物倒壊等の地震被害に対する認識の向上 建物の倒壊や道路の閉塞等の地震被害に対する認識を高めてもらうため 建物の耐震性の調査や道路の現況調査を実施し 広く市民に情報発信することにより 耐震意識の向上を図る 4 建築基準法による勧告又は命令 特定行政庁と連携し 必要に応じて 建築基準法第 10 条に基づく勧告又は命令を行い 安全性の確保を図る -33-

37 5 相談窓口における情報提供 建物所有者が耐震診断や耐震改修を実施するにあたって必要となる情報を的確に提供するため 大阪市立住まい情報センター の窓口において 耐震関連の相談 情報提供を積極的に行うとともに 補助制度の窓口となる 大阪市住まい公社 において 補助制度に関連する相談や情報発信を実施する 6 リフォーム等にあわせた耐震改修の誘導 リフォームやバリアフリー工事はあわせて耐震改修を行う好機であり 手間やコストの面から考えても効果的であることから リフォーム等にあわせた耐震改修が普及するようリフォーム事業者団体等と連携し リフォーム窓口やバリアフリー改修窓口及び各種イベントにおいて 積極的に相談 情報提供を行い 耐震改修への誘導を図る 特に 地震発生時において迅速な避難が非常に困難であると想定される高齢者や要介護者にとって 住宅の耐震化は重要な問題であるため ケアマネージャー等の福祉関係実務者等と連携するなどし 耐震診断 改修への誘導を図る 7 地域レベルの防災力向上 区役所と連携した取り組みや町会等の地元組織へ出向いた普及啓発 防災教育等により 地域コミュニティに働きかけ 地域防災力の向上や防災に関する知識の向上に努める -34-

38 8 家具転倒防止策の推進 阪神 淡路大震災では 建物が倒壊しなくても家具等が転倒して下敷きになったり 通路をふさいで避難が遅れるなどの被害が発生した 屋内における被害を防ぎ 屋外への安全な避難を確保するため 家具の固定用具や固定方法等 転倒防止策について パンフレット等により 積極的な普及啓発を行う 9 建物部材の落下及びブロック塀の倒壊対策 地震により 天井の落下 外壁タイル等の剥落 外壁に取り付けられた広告板等の落下 窓や食器棚等のガラスの破損 落下 飛散 ブロック塀の倒壊等が起こると 落下物等の下敷き被害が発生することや 住戸外への安全な避難に支障をきたす恐れがある このような落下物等による被害を未然に防止するため パンフレット等による普及啓発に努めるとともに 防災週間等において安全点検等の指導に努める -35-

39 耐震化を促進するためのその他の事項計画の進行管理 平成 27 年度における耐震化の目標 ( 耐震化率 90%) の達成に向けて 住宅及び特定建築物の耐震化の状況 目 標の達成状況について適宜把握に努める 計画期間( 平成 20 年度 ~27 年度 ) の中間時点 ( 平成 23 年度 ) を目途に 本計画に基づく施策の実施状況及び耐震化の目標の達成状況について検証を行う また 計画の内容に影響を与える社会 経済情勢の変化や社会ニーズ 市民ニーズの変化 関連計画 制度等の策定 改定状況等についても把握し 必要に応じて目標値等を見直す -36-

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