PowerPoint Presentation

Transcription

1 放射線部門 HL7 メッセージ日本拡張 rev.c Konica Minolta Medical & Graphic Inc. R&D Center Development Division Hiroyuki KUBOTA 2009/5/22

2 今日のおはなし IHE-RAD のテクニカルフレームワークとの違い 対象となるプロファイル アクタとトランザクションの解釈 メッセージの詳細と必須項目 文字コード コネクタソンで採用したルール マスタコード 審査対象 2

3 日米の大きな差違 IHE のテクニカルフレームワーク 北米のワークフローに合わせたフレームワーク 日本の実情に合わない部分 ( 患者統合の運用や実施報告等 ) がある 日本拡張 HL7 メッセージのバージョンを臨床検査など他の分野と合わせる 北米 :HL7 メッセージバージョン 日本 :HL7 メッセージバージョン 2.5 マスタコードの整備 撮影コードは JJ1017Ver3.0 を採用し コネクタソンで使う範囲を指定 患者状態を表すコードは JAHIS 放射線データ交換規約 Ver2.1 から採用 読影依頼はコネクタソン向けに設定 3

4 IHE Profile SWF(Scheduled Workflow) 翻訳名 : 通常運用ワークフロー 放射線検査に関わるシステム間で患者情報やオーダ情報を持ち回り 撮影終了までのライフサイクルを管理する IHE-Jコネクタソン2006より実施情報の報告が追加 患者到着 実施報告 患者情報 オーダ情報 HIS (ADT) 患者情報 HIS (OP) オーダ情報 RIS () 患者情報 PACS (IM/IA) 画像情報 モダリティ (AM) オーダ情報 患者情報 PIR(Patient Information Reconciliation) 翻訳名 : 患者情報の整合性確保 仮の名前で撮影された患者等に対し 患者 ID をキーにした連携で患者情報 ( 患者名 性別 生年月日 ) をシステム間で同一の状態に保つ HIS (ADT) 新しい患者情報 HIS (OP) 新しい患者情報 RIS () 新しい患者情報 PACS (IM/IA) ADT:Admission Discharge Transfer OP:Order Placer DSS:Department System Scheduler OF:Order Filler IM:Image Manager IA:Image Archive AM:Acquisition Modality 4

5 SWF Actors & Transactions ADT OP 患者登録 IM/IA /PPSM AM Register/Admit 患者登録通知 Patient Patient Registration [RAD-1] Patient Registration[RAD-1] 患者登録通知 オーダ入力 Create Order Placer Order Management New[RAD-2] オーダ発行 Order Status Update [RAD-3] 患者到着通知 手続き予約とプロトコル割当 Schedule Procedure and/or Assign Protocol Procedure Scheduled[RAD-4] Modality Procedure Step In Progress[RAD-6] 予約された手続き Query Modality Worklist[RAD-5] ワークリストの取得 Modality Procedure Step In Progress[RAD-6] 検査開始 実施結果報告 Order Status Update [RAD-3] 検査開始 Modality Procedure Step Completed[RAD-7] 検査終了 Instance Availability Notification[RAD-49] 画像可用通知 Modality Images Stored [RAD-8] Modality Procedure Step Completed[RAD-7] Storage Commitment [RAD-10] 保存委託 Perform Acquisition 撮影実施検査終了 5

6 PIR Actors&Transactions ADT OP 患者登録 IM/IA /PPSM AM Register J.Doe 患者登録通知 Patient Patient Registration [RAD-1] Patient Registration[RAD-1] 患者登録通知 オーダ入力 Create Order Placer Order Management New[RAD-2] オーダ発行 手続き予約とプロトコル割当 Schedule Procedure and/or Assign Protocol Procedure Scheduled[RAD-4] 予約された手続き Query Modality Worklist[RAD-5] ワークリストの取得 患者情報変更 Patient Reconciliation J.Doe -> J.Smith Patient Update [RAD-12] 患者情報更新 Modality Procedure Step In Progress[RAD-6] 検査開始 Modality Procedure Step Completed[RAD-7] 検査終了 Modality Procedure Step In Progress[RAD-6] 検査終了 Modality Procedure Step Completed[RAD-7] 検査開始 Perform Acquisition 撮影実施 Patient Update [RAD-12] 患者情報更新 Patient Update [RAD-12] 患者情報更新 6

7 影響を受けるアクタ ADT 患者情報管理 Order Placer オーダ依頼者 Department Scheduler System/Order Filler オーダ実施者 Image Manager 画像サーバ 日本では ADT と OP が同じ HIS として実現されているケースもあるため 同一 HIS の場合は ADT-OP 間のトランザクションは必須としない 7

8 影響を受けるトランザクション Patient Registration 患者情報登録 Patient Update 患者情報更新 Placer Order Management 依頼者オーダ送信 Filler Order Management 実施者オーダ送信 Procedure Scheduled 画像撮影オーダ送信 Procedure Update 画像撮影オーダ更新 患者情報登録と患者情報更新は同じイベント ADT^A08 で送信 患者情報更新は複数の患者情報を統合する ADT^A40 を禁止 V2.31 の ORM メッセージから V2.5 の OMG メッセージに変更 日本では禁止 V2.31 の ORM メッセージから V2.5 の OMI メッセージに変更 同上 8

9 追加となるトランザクション Patient Accepted Notification 患者到着通知 Order Performed Notification 検査実施報告 患者受付時に ORU メッセージで送信 検査完了時に OMI メッセージで使用器材や実施者を送信 英語名は仮称です 言いふらさないでください w 9

10 OP と 間の HL7 メッセージ 患者情報通知 患者情報の変更をトリガに ADT から OP にメッセージ送信し ADT OP と 間で患者情報の整合性を保つ ADT( 患者情報通知メッセージ ) ACK( 患者情報通知応答メッセージ ) ADT からの ADT メッセージを受信する ADT 1 コネクト 2ADT 3ACK OP 放射線検査依頼 入力されたオーダ内容を元に OP でオーダ番号を付与し オーダ情報を に送信する OMG( 放射線検査依頼メッセージ ) ORG( 放射線検査依頼応答メッセージ ) OP でオーダ番号は採番してメッセージ作成 OP 1 コネクト 2OMG 3ORG ADT/ACKおよびOMG/ORGはOPから に対してコネクトした1セッション内で通信する からOPに対するコネクトはない 10

11 と IM/IA 間の HL7 メッセージ 患者情報通知 患者情報の変更をトリガに から IM/IA にメッセージ送信し と IM/IA 間で患者情報の整合性を保つ ADT( 患者情報通知メッセージ ) ACK( 患者情報通知応答メッセージ ) OP からの ADT メッセージを MSH のみ変更してメッセージ作成 1 コネクト 2ADT IM/IA 3ACK 放射線検査通知 OP からの OMG( 放射線検査依頼メッセージ ) を元に OF で検査インスタンス UID 受付番号等を補完し MWM 相当の情報を IM/IA に送信する OMI( 放射線検査通知メッセージ ) ORI( 放射線検査通知応答メッセージ ) 受付番号 検査インスタンス UID 採番 1 コネクト 2OMI 3ORI OP からの OMG メッセージを MSH を変更してメッセージ作成 IM/IA ADT/ACKおよびOMI/ORIはから IM/IAに対してコネクトした1セッション内で通信する IM/IAからに対するコネクトはない 11

12 と OP 間の HL7 メッセージ 患者到着通知 患者受付をトリガに から OP にメッセージ送信し OP で患者到着を把握する ORU( 患者到着確認通知メッセージ ) ACK( 患者到着確認通知応答メッセージ ) からの ORU メッセージを受信する 1 コネクト 2ORU 3ACK OP 検査実施報告 検査完了をトリガに でオーダ内容を元に実施内容を追記し 実施情報を OP に送信する OMI( 放射線検査実施報告メッセージ ) ORI( 放射線検査実施報告応答メッセージ ) からの OMI メッセージを受信する 1 コネクト 2OMI 3ORI OP ORU/ACKおよびOMI/ORIはOPから に対してコネクトした1セッション内で通信する OPからに対するコネクトはない 12

13 ADT 患者情報通知メッセージ ADT メッセージ HL7v2.3.1 と HL7v2.5 間の差異はない EVN は省略しない イベントコードは MSH-9 のメッセージ型に記述する MSH-9 の記載が少し変更された (ADT^A08 ADT^A08^ADT_A01) イベント番号は A08( 患者情報更新 ) のみ IHE-NA の ADT^A40 の Patient Merge は扱わない 基本形 PID メッセージサンプル PV1 MSH ^~ & RIS PACS ADT^A08^ADT_A01 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> EVN ^IHE 病院 PID 1234^^^^PI 東京 ^ 太郎 ^^^^^L^I~ トウキョウ^タロウ^^^^^L^P~TOKYO^TARO^^^^^L^A M 東京都港区虎ノ門 ^^^^ ^^H ^PRN^PH<cr> PV1 O 01^^^^^C ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^I 01 A5<cr> MSH EVN Check Point! EVN セグメントを省略しない! PID-3 は患者 ID^^^^PI で記述すること! PID-5 は第 7 8 成分に L^A もしくは L^I もしくは L^P が設定された名前があること OP->OF は L^P を OF IM は L^P と L^A を設定されていること PID のセグメントが途中改行されているのはスペースの問題です 13

14 ACK 患者情報通知応答メッセージ ACKメッセージ HL7v2.31とHL7v2.5 間の差異はない AA: 成功 AR: 拒絶 AE: 失敗で応答を返す イベント番号はA08( 患者情報更新 ) のみ 基本形 MSH MSA ERR メッセージサンプル ( 成功 ) MSH ^~ & PACS RIS ACK^A08^ACK_A01 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AA mn123 <cr> ADT ACK(AA) IM/IA メッセージサンプル ( 拒否 ) MSH ^~ & PACS RIS ACK^A08^ACK_A01 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AR mn123 <cr> ERR 207^ アプリケーション内部エラー E DB への登録に失敗しました 時間を置いて再送してください HD <cr> ADT ACK(AR) IM/IA 資源不足やシステムビジーなど受け手に問題があるため 再送をすれば AA が返ることもある メッセージサンプル( 失敗 ) MSH ^~ & PACS RIS ACK^A08^ACK_A01 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AE mn123 <cr> ERR 101^ 要求されたフィールドの消失 E PID-3は必須フィールドです 確認してください HD <cr> ADT ACK(AE) IM/IA 送り手のメッセージに問題があるため 修正しない限り 再送をしても AA が返ることはない Check Point! MSA-2 メッセージ制御 ID には応答の元となったメッセージのメッセージ制御 ID から記載する 14

15 OMG 放射線検査依頼メッセージ OMG メッセージ メッセージサンプル HL7 v2.5 で新設された一般オーダメッセージ 放射線オーダに限らず 検査オーダ一般に利用可能なメッセージ 数量 / タイミングを格納する TQ1 セグメントが追加 OBRセグメントの省略が不可なため ORC(NW) に対しても記述が必要 イベント番号は O19 のみ NW と PA と CH で繰り返し CH は複数設定可 MSH ^~ & HIS RIS OMG^O19^OMG_O19 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> PID ^^^^PI フクオカ ^ チヒロ ^^^^^L^P~ 福岡 ^ 千尋 ^^^^^L^I F 東京都港区虎ノ門 ^^^^ ^^H ^PRN^PH<cr> PV1 I E02^21^^^^N ^ 田中 ^ 一郎 ^^^^^^^L^^^^^I 04<cr> ORC NW ^ 高橋 ^ 和夫 ^^^^^^^L^^^^^I ^ 高橋 ^ 和夫 ^^^^^^^L^^^^^I 04^^^^^C 04^ 循環器科 <cr> TQ1 R<cr> OBR ^X 線血管撮影 ^JJ P ^ 高橋 ^ 和夫 ^^^^^^^L^^^^^I<cr> ORC PA ^ 高橋 ^ 和夫 ^^^^^^^L^^^^^I ^ 高橋 ^ 和夫 ^^^^^^^L^^^^^I 04^^^^^C 04^ 循環器科 <cr> TQ1 R<cr> OBR ^X 線血管撮影 ^JJ P ^ 高橋 ^ 和夫 ^^^^^^^L^^^^^I<cr> OBX 1 CE MD ^ 血液型 -ABO 式 ^L 01^A^L F<cr> OBX 2 CE 03-01^HBs 抗原 ^L 01^-^L F<cr> ORC CH ^ 高橋 ^ 和夫 ^^^^^^^L^^^^^I ^ 高橋 ^ 和夫 ^^^^^^^L^^^^^I 04^^^^^C 04^ 循環器科 <cr> TQ1 R<cr> OBR ^ 肺動脈.X 線血管撮影 ^JJ ^ 高橋 ^ 和夫 ^^^^^^^L^^^^^I <cr> OBX 1 ZRD &MED^ 肺動脈.X 線血管撮影 & 使用薬剤 ^JJ ^ イオメロン ml^L O<cr> 基本形 MSH PID PV1 ORC TQ1 OBR OBX Check Point! ORC-2 のオーダ番号は NW と PA が同じ値で CH は異なる値がセットされること OBR-4 の汎用サービス ID には JJ1017 のコードがセットされること 15

16 ORG 放射線検査依頼応答メッセージ ORG メッセージ メッセージサンプル ( 成功 ) HL7 v2.5 で新設された一般オーダ応答メッセージ HL7v2.31 の ORR メッセージとの差異は少ない AA: 成功 AR: 拒絶 AE: 失敗で応答を返す イベント番号は O20 のみ 基本形 MSH MSA ERR MSH ^~ & RIS HIS ORG^O20^ORG_O20 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AA mn123 <cr> OP OMG ORG(AA) メッセージサンプル ( 拒否 ) MSH ^~ & RIS HIS ORG^O20^ORG_O20 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AR mn123 <cr> ERR 207^アプリケーション内部エラー E DBへの登録に失敗しました 時間を置いて再送してください HD <cr> 資源不足やシステムビジーなど受け手に問題があるため 再送をすればAAが返ることもある OP OMG ORG(AR) メッセージサンプル ( 失敗 ) MSH ^~ & RIS HIS ORG^O20^ORG_O20 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AE mn123 <cr> ERR 102^ データ型エラー E OBR-4 がフォーマットエラーです 確認してください HD <cr> OP OMG ORG(AE) 送り手のメッセージに問題があるため 修正しない限り 再送をしても AA が返ることはない Check Point! MSA-2 メッセージ制御 ID には応答の元となったメッセージのメッセージ制御 ID から記載する 16

17 OMI 放射線検査通知メッセージ OMI メッセージ Check Point! HL7 v2.5 で新設された画像オーダメッセージ が AM 向けに発行した DICOM MWM の情報を HL7 で IM/IA に送るためのメッセージ OMG メッセージと同様に数量 / タイミングを格納する TQ1 セグメントが追加 OMI メッセージでは新たに DICOM 情報を格納する IPC セグメントが追加 OBR セグメントの省略が不可なため ORC(NW) に対しても記述が必要 イベント番号は O23 のみ IPC セグメントには MWM から DICOM 情報を転記する メッセージサンプル MSH ^~ & RIS PACS OMI^O23^OMI_O23 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> PID 1234^^^^PI 東京 ^ 太郎 ^^^^^L^I~ トウキョウ^タロウ^^^^^L^P M 東京都港区虎ノ門 ^^^^ ^^H ^PRN^PH<cr> PV1 O 01^^^^^C ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^I 01 A5<cr> 基本形 ORC NW ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^I 01^^^^^C<cr> MSH TQ1 R<cr> OBR ^X 線単純撮影 ^JJ P ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^I<cr> PID IPC A CR<cr> PV1 ORC PA ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^I 01^^^^^C<cr> ORC TQ1 R<cr> OBR ^X 線単純撮影 ^JJ P ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^I<cr> NWとPAとCHで TQ1 IPC A CR<cr> 繰り返し CHは OBR ORC CH ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^I 01^^^^^C<cr> 複数設定可 TQ1 R<cr> IPC OBR ^ 胸部.X 線単純撮影. 正面 (A P)^JJ ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^ I <cr> IPC A CR<cr> ORC CH ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^I 01^^^^^C<cr> TQ1 R<cr> OBR ^ 胸部.X 線単純撮影. 側面 (L R)^JJ ^ 大阪 ^ 花子 ^^^^^^^L^^^^^ I <cr> OBR(CH) のセグメントが途中改行されて IPC A CR<cr> いるのはスペースの問題です 17

18 ORI 放射線検査通知応答メッセージ ORIメッセージ HL7 v2.5で新設された画像オーダ応答メッセージ HL7v2.31のORRメッセージとの差異は少ない AA: 成功 AR: 拒絶 AE: 失敗で応答を返す イベント番号はO24のみ 基本形 MSH MSA ERR メッセージサンプル ( 成功 ) MSH ^~ & PACS RIS ORI^O24^ORI_O24 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AA mn123 <cr> OMI ORI(AA) IM/IA メッセージサンプル ( 拒否 ) MSH ^~ & PACS RIS ORI^O24^ORI_O24 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AR mn123 <cr> ERR 207^アプリケーション内部エラー E DBへの登録に失敗しました 時間を置いて再送してください HD <cr> 資源不足やシステムビジーなど受け手に問題があるため 再送をすればAAが返ることもある OMI ORI(AR) IM/IA メッセージサンプル ( 失敗 ) MSH ^~ & PACS RIS ORI^O24^ORI_O24 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AE mn123 <cr> ERR 102^ データ型エラー E OBR-4 がフォーマットエラーです 確認してください HD <cr> OMI ORI(AE) IM/IA 送り手のメッセージに問題があるため 修正しない限り 再送をしても AA が返ることはない Check Point! MSA-2 メッセージ制御 ID には応答の元となったメッセージのメッセージ制御 ID から記載する 18

19 ORU 患者到着通知メッセージ ORU メッセージ (RIS HIS) 患者到着通知メッセージ が OP に患者受付を通知するメッセージ 基本形 MSH PID PV1 ORC OBR OBX メッセージサンプル MSH ^~ & RIS HIS ORU^R P 2.4 ~ISO IR87 ISO <cr> PID ^^^^PI 東京 ^ 太郎 ^^^^^L^I~ トウキョウ ^ タロウ ^^^^^L^P M <cr> PV1 O 10 <cr> ORC OK D12345^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L 10 <cr> OBR ^X 線単純撮影 ^JJ P D12345^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L F ^^^^^R Check Point! ORC-1 には OK をセットする OBR-25 結果状態には I( 到着確認 ) をセットする 19

20 OMI 放射線検査実施情報 Check Point! OBR-25 結果状態にはF( 最終結果報告 ) をセットする OMIメッセージ (RIS HIS) ZE1セグメントはPA/CHいずれかに装置を必須とする HL7 v2.5 で新設された画像オーダメッセージを実施情報に拡張 が OP に放射線検査実施情報を送るメッセージ が OP 向けに発行した DICOM MWM の情報を HL7 で OP に送ることも可能 OMI(RIS PACS) メッセージに ZE1 ZE2( 実施情報セグメント ) を追加 イベント番号は O23 のみ メッセージサンプル MSH ^~ & RIS HIS OMI^O23^OMI_O23 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> PID ^^^^PI 東京 ^ 太郎 ^^^^^L^I~ トウキョウ ^ タロウ ^^^^^L^P M 東京都虎ノ門 ^^^^ ^^H ^PRN^PH<cr> PV1 O 01^^^^^C ^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L^^^^^I 01^^^^^C ORC NW ^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L^^^^^I 01^^^^^C<cr> TQ1 1 R<cr> OBR ^X 線単純撮影 ^JJ P ^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L^^^^^I<cr> IPC A CR<cr> ORC PA ^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L^^^^^I 01^^^^^C<cr> TQ1 1 R<cr> OBR ^X 線単純撮影 ^JJ P ^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L^^^^^I<cr> IPC A CR<cr> ORC CH ^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L^^^^^I 01^^^^^C<cr> TQ1 1 R<cr> OBR ^ 胸部.X 線単純撮影. 正面 (A P)^JJ ^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L^^^^^ I <cr> ZE1 1 RS ^ 胸部.X 線単純撮影. 正面 (A P)^JJ TC-01^EM-01 G0002^ 田中 ^ 一 ^^^^^^^L^^^^^I DE-01 ^ 半切 ^L^1^SHT& 枚 &MR9P^1<cr> ZE2 1 60^kV 200^mA 0.04^s<cr> IPC A CR<cr> ORC CH ^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L^^^^^I 01^^^^^C<cr> TQ1 1 R<cr> OBR ^ 胸部.X 線単純撮影. 側面 (L R)^JJ ^ 中田 ^ 隆 ^^^^^^^L^^^^^I <cr> ZE1 1 RS ^ 胸部.X 線単純撮影. 側面 (L R)^JJ TC-01^EM-01 G0002^ 田中 ^ 一 ^^^^^^^L^^^^^I DE-01 ^ 半切 ^L^1^SHT& 枚 &MR9P^1<cr> ZE2 1 60^kV 200^mA 0.04^s<cr> IPC A CR<cr> 基本形 MSH PID PV1 ORC TQ1 OBR ZE1 ZE2 IPC ZE1およびZE2のセグメントが途中改行されているのはスペースの問題です 20

21 ORI 放射線検査実施情報応答メッセージ ORIメッセージ HL7 v2.5で新設された画像オーダ応答メッセージと同様 メッセージサンプル ( 成功 ) HL7v2.31のORRメッセージとの差異は少ない AA: 成功 AR: 拒絶 AE: 失敗で応答を返す イベント番号は O24 のみ 基本形 MSH MSA ERR MSH ^~ & RIS HIS ORI^O24^ORI_O24 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AA mn123 <cr> OMI ORI(AA) HIS メッセージサンプル ( 拒否 ) MSH ^~ & RIS HIS ORI^O24^ORI_O24 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AR mn123 <cr> ERR 207^アプリケーション内部エラー E DBへの登録に失敗しました 時間を置いて再送してください HD <cr> 資源不足やシステムビジーなど受け手に問題があるため 再送をすればAAが返ることもある OMI ORI(AR) HIS メッセージサンプル ( 失敗 ) MSH ^~ & RIS HIS ORI^O24^ORI_O24 mn123 P 2.5 ~ISO IR87 ISO <cr> MSA AE mn123 <cr> ERR 102^ データ型エラー E OBR-4 がフォーマットエラーです 確認してください HD <cr> OMI ORI(AE) HIS 送り手のメッセージに問題があるため 修正しない限り 再送をしても AA が返ることはない Check Point! MSA-2 メッセージ制御 ID には応答の元となったメッセージのメッセージ制御 ID から記載する 21

22 オーダ修正の方法 OMG OMI メッセージはオーダ修正がテストシナリオに含まれる OMG/OMI 等の内容修正は CA( 取消 ) を送って NW( 新規 ) を送信する CA( 取消 ) の際のオーダ番号は対象となる元のオーダ番号を用いる キャンセル電文の範囲 MSH-PID-PV1-ORC(CA)-TQ1-OBR-IPC までを送信することとし ORC(PA) 以下は省略する IPC は OMI の場合のみ Check Point! キャンセル時にはキャンセル対象の ORC(NW) のオーダ番号を ORC(CA) セットする キャンセル電文では ORC(CA) 分の ORC-TQ1-OBR-IPC をセットで送る 22

23 メッセージの送り方 制御文字 MLLP(RS-232C 時代の制御コード ) である 0B をメッセージ先頭に付与しない 改行と終端コード 改行コードは 0D 終端コードは 1C0D を必ず付ける 文字集合 1 バイトコードに ISO IR6(ASCII) 2 バイトコードに ISO IR87 を使用し JIS- X0202 の ESC で文字コード切替を行う 半角カナや補助漢字のための ISO IR13 や ISO IR159 は使用しない 文字コード エンコーディング方式は ISO (JIS コード ) を採用する エスケープ メッセージの区切り文字はエスケープして送信する : F ~: R ^: S &: T : E 23

24 マスターコードの種類 撮影コード CH の OBR-4 に撮影コード (32 桁 ) をセットする ^ テキスト ^JJ NW と PA の OBR-4 には撮影コードの先頭 3 桁 +0 埋め 13 桁 (16 桁 ) をセットする ^ テキスト ^JJ P 患者プロファイル 患者の身体情報をセットする 読影依頼 読影の優先度を通常 / 緊急 またはなしでセットする 歩行状態 患者の歩行状態をセットする コネクタソンでは検査種 + 手技でグループにしているため 3 桁 実施情報 使用物品の種類とコードをセットする コネクタソンで使われるコードとテキストです 画面で確認を行います 24

25 マスタコード ~ 撮影コード ~ JJ1017ver3.0 からの抜粋したコネクタソン用 OBR-4 の第 1 成分 X 線単純撮影 X 線透視 X 線 CT 検査 MRI 検査 超音波検査 胸部立位正面 (P A) 腹部仰臥位正面 (A P) 頭部正面 (A P) 右手部正面 R 造影検査腹部 造影検査胸部 頭部仰臥位 造影胸部 頚椎仰臥位 (1H) 骨盤仰臥位 (1H) 甲状腺経皮的超音波検査 99A 心臓経皮的超音波検査 99A 腹部経皮的超音波検査 99A 両腎臓経皮的超音波検査 99A B 胎児経皮的超音波検査 99A 両乳房経皮的超音波検査 99A B

26 マスタコード ~ 患者プロファイル ~ 患者状態と読影依頼 (OBX) 項目 OBX-2( 型 ) OBX-3( コード ) OBX-5( 値 ) OBX-6( 単位 ) OBX-11 身長 / 体重 身長 CWE 数値 cm F 体重 CWE 数値 kg F 患者状態 聴覚障害 CWE コード F 言語障害 CWE コード F 視覚障害 CWE コード F 運動障害 CWE コード F 意識障害 CWE コード F コードの取りうる値は SV: 重度 / MO: 中程度 / MI: 軽度 読影依頼 読影依頼 CWE READ コード F コードの取りうる値は XREAD001: 通常 /XREAD002: なし / XREAD003: 緊急 26

27 マスタコード ~ 歩行状態 & 実施情報 ~ 歩行状態 (OBR-30) 歩行状態 独歩車椅子ストレッチャーポータブル WALK WHIC CART PORT 使用物品種別 (ZE1-8) 使用物品種別 フィルム薬品 DE-01 DE-02 使用物品 (ZE1-9) 使用物品 半切 1001 オムニパーク イオメロン 蒸留水 イソジン液

28 コネクタソンルール ~ その 1~ 不必要な区切り文字を削除 例えば PV2 セグメント PV2 例えば PV1 セグメント PV1 O 例えば PID-3 フィールド ^^^^PI^^^^^ 例えば NDL 型 1000&NAKATA&TAKASHI&&&& 日付型 / 日時型 DT 型 YYYYMMDD の 8 桁必須 TS 型 YYYYMMDD の 8 桁 YYYYMMDDHHMMSS の 14 桁 YYYYMMDDHHMMSS.SSS の 18 桁 これらは禁止とします! 空も含めて 0,8,14,18 のいずれかを使います! 28

29 コネクタソンルール ~ その 2~ 他に審査対象となる部分 ORC-13 入力場所 オーダの入力場所として 入院時には病棟 ^ 病室 ^ ベッドまでの記述が可能 ORC-17 入力組織 依頼者の入力組織として C^ 診療科を記述 ORC-29 オーダタイプ オーダ時の入院 / 外来区分 OBR-7 検査日 オーダの OMG/OMI では予定としての検査日時 実施報告の OMI では実績としての検査日時 29

30 ご清聴ありがとうございました 30