税法I(第01回)
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- ありみち たかにし
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1 租税法 ( 第 12 回 ) 2014 年度 ( 香川大学 ) 1
2 納税義務の成立と確定 該当事実の存在を理由に当然に ( 自動的に ) 発生 課税要件該当事実 労務提供 居住者 租税法律関係 ( 納税義務 ) 給与 納税義務は課税要件の充足により当然に成立する ( と考えられている ) 納税者が認識していなくても成立 納税義務の成立には, 行政官庁の行為 ( 行政行為 ) も不要 とはいえ, 発生した法律関係の処理には当事者の認識が不可欠! 2014 年度 ( 香川大学 ) 2
3 納税義務の成立と確定 通法第 15 条 : 国税を納付する義務 ( 源泉徴収による国税については, これを徴収して国に納付する義務 以下 納税義務 という ) が成立する場合には, その成立と同時に特別の手続を要しないで納付すべき税額が確定する国税を除き, 国税に関する法律の定める手続により, その国税についての納付すべき税額が確定されるものとする 2 納税義務は, 次の各号に掲げる国税 ( 第一号から第十二号までにおいて, 附帯税を除く ) については, 当該各号に定める時 に成立する 一 税 ( 次号に掲げるものを除く ) 暦年の終了の時 二源泉徴収による税利子, 配当, 給与, 報酬, 料金その他源泉徴収をすべきものとされているの支払の時 納税義務の成立 と 納税義務の確定 との区別 納税義務の成立時期は一定の事実の時点 ( なお, 通法第 15 条 2 項の定める時期は課税要件の充足の時点とは異なる ) しかし, 一定の国税の納付すべき税額の確定には, 法定の手続が必要 2014 年度 ( 香川大学 ) 3
4 納税義務の成立と確定 通法第 15 条 3 項 : 納税義務の成立と同時に特別の手続を要しないで納付すべき税額が確定する国税は, 次に掲げる国税とする 一税法第二編第五章第一節 ( 予定納税 )( 同法第百六十六条 ( 非居住者に対する準用 ) において準用する場合を含む ) の規定により納付すべき税 ( 以下 予定納税に係る税 という ) 二 源泉徴収による国税 特に手続を経ることなく, そのまま税額が確定する国税も存在 成立と同時に税額が確定するという形式 ( 自動確定方式 と呼ばれる ) が採用されているのであって, 成立の後に確定という流れは同じ その他の国税については, 税額を確定させるための手続が必要 申告納税方式 と 賦課課税方式 ( 通法第 16 条参照 ) 2014 年度 ( 香川大学 ) 4
5 納税義務の成立と確定 通法第 16 条 : 国税についての納付すべき税額の確定の手続については, 次の各号に掲げるいずれかの方式によるものとし, これらの方式の内容は, 当該各号に掲げるところによる 一申告納税方式納付すべき税額が納税者のする申告により確定することを原則とし, その申告がない場合又はその申告に係る税額の計算が国税に関する法律の規定に従つていなかつた場合その他当該税額が税務署長又は税関長の調査したところと異なる場合に限り, 税務署長又は税関長の処分により確定する方式をいう 二賦課課税方式納付すべき税額がもつぱら税務署長又は税関長の処分により確定する方式をいう 2 国税 ( 前条第三項各号に掲げるものを除く ) についての納付すべき税額の確定が前項各号に掲げる方式のうちいずれの方式によりされるかは, 次に定めるところによる 一納税義務が成立する場合において, 納税者が, 国税に関する法律の規定により, 納付すべき税額を申告すべきものとされている国税申告納税方式 二 前号に掲げる国税以外の国税賦課課税方式 2014 年度 ( 香川大学 ) 5
6 納税義務の成立と確定 自動確定方式が採用 ( 通法 153) 源泉徴収義務 ( 所法 6) 課税要件該当事実 課税要件の充足で成立, は同様 労務提供 納税義務 ( 所法 5I) 居住者 給与 申告納税方式が採用 ( 所法 121) 税額はどのように確定? 2014 年度 ( 香川大学 ) 6
7 納税義務の成立と確定 税法第 120 条 1 項 : 居住者は, その年分の総金額, 退職金額及び山林金額の合計額が第二章第四節 ( 控除 ) の規定による雑損控除その他の控除の額の合計額を超える場合において, 当該総金額 退職金額又は山林金額からこれらの控除の額を第八十七条第二項 ( 控除の順序 ) の規定に準じて控除した後の金額をそれぞれ課税総金額 課税退職金額又は課税山林金額とみなして第八十九条 ( 税率 ) の規定を適用して計算した場合の税の額の合計額が配当控除の額を超えるときは, 第百二十三条第一項 ( 確定損失申告 ) の規定による申告書を提出する場合を除き, 第三期 ( その年の翌年二月十六日から三月十五日までの期間をいう 以下この節において同じ ) において, 税務署長に対し, 次に掲げる事項を記載した申告書を提出しなければならない 通法第 21 条 1 項 : 納税申告書は, その提出の際におけるその国税の納税地 ( 以下この条において 現在の納税地 という ) を所轄する税務署長に提出しなければならない 2014 年度 ( 香川大学 ) 7
8 納税義務の成立と確定 課税要件該当事実 納税義務 ( 所法 5I) 労務提供 給与 申告によって納税額等が確定 居住者 確定申告書の提出 所轄税務署長 2014 年度 ( 香川大学 ) 8
9 申告納税方式 ( 税 ) 抽象的納税義務 具体的納税義務 仕入れ 1 年目 販売 200 期間終了 確定申告 2014 年度 ( 香川大学 ) 9
10 賦課課税方式 ( 個人住民税 ) 税 (1 年目 ) 個人住民税 (2 年目 ) 抽象的納税義務 具体的納税義務 具体的納税義務 1 年目 2 年目 仕入れ 販売 200 期間 確定 終了 申告 申告書 賦課決定 納税通知書 2014 年度 ( 香川大学 ) 10
11 自動確定方式 ( 源泉徴収義務 ) 源泉徴収義務 源泉徴収義務 抽象的納税義務 具体的納税義務 配当 50 納付 配当 50 納付 源泉徴収税額の控除 配当 50 配当 50 期間終了 確定申告 2014 年度 ( 香川大学 ) 11
12 納税義務の確定 訂正 通法第 24 条 : 税務署長は, 納税申告書の提出があつた場合において, その納税申告書に記載された課税標準等又は税額等の計算が国税に関する法律の規定に従つていなかつたとき, その他当該課税標準等又は税額等がその調査したところと異なるときは, その調査により, 当該申告書に係る課税標準等又は税額等を更正する 通法第 25 条 : 税務署長は, 納税申告書を提出する義務があると認められる者が当該申告書を提出しなかつた場合には, その調査により, 当該申告書に係る課税標準等及び税額等を決定する ただし, 決定により納付すべき税額及び還付金の額に相当する税額が生じないときは, この限りでない 通法第 26 条 : 税務署長は, 前二条又はこの条の規定による更正又は決定をした後, その更正又は決定をした課税標準等又は税額等が過大又は過少であることを知つたときは, その調査により, 当該更正又は決定に係る課税標準等又は税額等を更正する 2014 年度 ( 香川大学 ) 12
13 納税義務の確定 訂正 課税要件該当事実 納税義務 ( 所法 51) 労務提供 給与 行政行為により納税額等が確定 居住者 申告義務があるにも拘らず, 申告期限内に申告せず 所轄税務署長 課税処分 ( 決定 )( 通法 25) 2014 年度 ( 香川大学 ) 13
14 納税義務の確定 訂正 課税要件該当事実 納税義務 ( 所法 51) 労務提供 税額等を訂正 ( 増額, 減額 ) 課税処分 ( 更正 )( 通法 26) 居住者 給与 税額等が誤って確定 所轄税務署長 確定申告書 ( 誤りあり ) の提出 2014 年度 ( 香川大学 ) 14
15 納税義務の確定 訂正 通法第 19 条 1 項 : 納税申告書を提出した者 は, 次の各号のいずれかに該当する場合には, その申告について第二十四条 ( 更正 ) の規定による更正があるまでは, その申告に係る課税標準等 又は税額等 を修正する納税申告書を税務署長に提出することができる 一先の納税申告書の提出により納付すべきものとしてこれに記載した税額に不足額があるとき 二 三 先の納税申告書に記載した純損失等の金額が過大であるとき 先の納税申告書に記載した還付金の額に相当する税額が過大であるとき 四先の納税申告書に当該申告書の提出により納付すべき税額を記載しなかつた場合において, その納付すべき税額があるとき 確定申告 ( 納税申告 ) を行った者による自己に不利な訂正 ( 修正申告 ) 自己に有利な訂正を自らの行為だけでは行うことはできない 他方, 更正は納税者の有利 不利どちらにも訂正が可能 ( 通法 23 参照 ) なお, 更正後の修正申告も可能であるし, 確定申告 ( 納税申告 ) を行わなかった者も, 決定後には修正申告が可能 ( 通法 192) 2014 年度 ( 香川大学 ) 15
16 納税義務の確定 訂正 課税要件該当事実 納税義務 ( 所法 51) 労務提供 給与 決定, 更正による場合も可 税額等を訂正 ( 増額のみ ) 修正申告 ( 通法 19) 居住者 税額等が誤って確定 所轄税務署長 確定申告書 ( 誤りあり ) の提出 2014 年度 ( 香川大学 ) 16
17 納税義務の確定 訂正 通法第 23 条 1 項 : 納税申告書を提出した者は, 次の各号のいずれかに該当する場合には, 当該申告書に係る国税の法定申告期限から五年 以内に限り, 税務署長に対し, その申告に係る課税標準等又は税額等 ( 当該課税標準等又は税額等に関し次条又は第二十六条 ( 再更正 ) の規定による更正 ( 以下この条において 更正 という ) があつた場合には, 当該更正後の課税標準等又は税額等 ) につき更正をすべき旨の請求をすることができる 一当該申告書に記載した課税標準等若しくは税額等の計算が国税に関する法律の規定に従つていなかつたこと又は当該計算に誤りがあつたことにより, 当該申告書の提出により納付すべき税額 ( 当該税額に関し更正があつた場合には, 当該更正後の税額 ) が過大であるとき 自己に有利な更正を行うよう税務署長 ( 税務官庁 ) に請求 ( 更正の請求 ) 税務署長が自己に有利な更正 ( 減額更正 ) を行うとは限らず, その場合には更正すべき理由がない旨の通知がなされる ( 通法 234) 確定申告 ( 納税申告 ) を行わず, 決定処分により納税義務が確定した者は, 更正の請求を原則として行えず 2014 年度 ( 香川大学 ) 17
18 納税義務の確定 訂正 納税義務 ( 所法 51) 更正の請求それ自体は納税義務を修正せず! 課税要件該当事実 労務提供 理由がある場合 更正の請求 ( 通法 23) 居住者 給与 税額等が誤って確定 減額更正所轄税務署長 確定申告書 ( 誤りあり ) の提出 2014 年度 ( 香川大学 ) 18
19 納税義務の確定 訂正 確定 ( 当初 ) 訂正 ( 税額等を増加 ) 訂正 ( 税額等を減少 ) 納税者税務署長 ( 税務官庁 ) 確定申告 ( 期限内 期限後 ) 修正申告 ( 従前の確定が必要 ) 更正の請求 ( 従前の申告が必要 ) 確定申告 決定 確定申告 更正 更正 確定申告 修正申告 更正 決定 修正申告 決定 更正 確定申告 更正の請求 決定 更正の請求 確定申告 更正 更正の請求 決定 ( 法定申告期限後に限る ) 更正 ( 重ねて実施することも可 ) 更正 ( 職権行使も可能 ) ( できない ) ( できる ) ( できる ) ( できる ) ( できる ) ( できる ) ( できない ( 原則 )) ( できる ) 2014 年度 ( 香川大学 ) 19
20 納税申告の無効の可能性 確定なし, ならより有利な確定申告が可能に 課税要件該当事実 納税義務 ( 所法 51) 労務提供 確定申告書 ( 再 ) 給与 意思表示に瑕疵があっても常に確定? 居住者 意思表示として一定の瑕疵あり 確定申告書の提出 所轄税務署長 2014 年度 ( 香川大学 ) 20
21 納税申告の無効の可能性 最判 S 民集 18 巻 8 号 1762 頁 ( 百選第 98 事件 ) 税法が右のごとく, 申告納税制度を採用し, 確定申告書記載事項の過誤の是正につき特別の規定を設けた所以は, 税の課税標準等の決定については最もその間の事情に通じている納税義務者自身の申告に基づくものとし, その過誤の是正は法律が特に認めた場合に限る建前とすることが, 租税債務を可及的速かに確定せしむべき国家財政上の要請に応ずるものであり, 納税義務者に対しても過当な不利益を強いる虞れがないと認めたからにほかならない 従って, 確定申告書の記載内容の過誤の是正については, その錯誤が客観的に明白且つ重大であって, 前記税法の定めた方法以外にその是正を許さないならば, 納税義務者の利益を著しく害すると認められる特段の事情がある場合でなければ, 所論のように法定の方法によらないで記載内容の錯誤を主張することは, 許されない 要素の錯誤に基づく無効 ( 民法 95) の主張は, 原則として不可 原則として, 更正の請求に依らなければならず, 錯誤の主張が認められるのは例外的 ( 容認事例として, 東京地判 S 行集 32 巻 4 号 661 頁 ) 2014 年度 ( 香川大学 ) 21
22 納税申告の無効の可能性 東京地判 S 行集 32 巻 4 号 661 頁 本件では, 土地譲渡の対価として原告の取得するものが本件新建物の一部と交換差金だけであることが明らかであったにもかかわらず, それが借地権に相当する部分のみの対価であって底地に相当する部分の対価を含んでいないという誤った判断をした税務係官が, 右判断を前提とした構成による修正申告書の下書きを作成してそれによる申告を強く指導したため, 原告がその誤りに気付くことなく, 右下書きを信頼して錯誤に陥ったものであり, 右錯誤については原告の立場として無理からぬものがあったというべく, その結果, 収入金額において三〇二九万四〇〇〇円の過大申告をしているのである このような事情の下においては, 右修正申告書の記載内容の錯誤が客観的に明白かつ重大であって, 法定の方法以外にその是正を許さないならば, 納税義務者の利益を著しく害すると認められる特段の事情がある場合に該当すると解するのが相当であり, 原告は, 本訴において, 本件修正申告のうち右過大申告部分について修正申告の無効を主張できるものというべきである 2014 年度 ( 香川大学 ) 22
23 納税申告の無効の可能性 有利な訂正は, 更正の請求によるのが原則 課税要件該当事実 納税義務 ( 所法 51) 労務提供 確定申告書 ( 再 ) 給与 客観的に明白かつ重大でない限り確定 居住者 要素の錯誤に基づく 確定申告書の提出 所轄税務署長 2014 年度 ( 香川大学 ) 23
24 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 具体的納税義務 どの時点まで実施が可能? 課税期間 申告期間 期間終了 確定申告 法定申告期限 これ以降は期限後申告 2014 年度 ( 香川大学 ) 24
25 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 通法第 18 条 1 項 : 期限内申告書を提出すべきであつた者 は, その提出期限後においても, 決定があるまでは, 納税申告書を税務署長に提出することができる 通法第 35 条 2 項 : 次の各号に掲げる金額に相当する国税の納税者は, その国税を当該各号に掲げる日 までに国に納付しなければならない 一期限後申告書の提出により納付すべきものとしてこれに記載した税額又は修正申告書に記載した第十九条第四項第三号 ( 修正申告により納付すべき税額 ) に掲げる金額 ( その修正申告書の提出により納付すべき税額が新たにあることとなつた場合には, 当該納付すべき税額 ) その期限後申告書又は修正申告書を提出した日 同法第 72 条第 1 項 : 国税の徴収を目的とする国の権利 ( 以下この節において 国税の徴収権 という ) は, その国税の法定納期限 から五年間行使しないことによつて, 時効により消滅する 申告納税方式では, 法定納期限は法定申告期限と同じ ( 例 : 所法 128 条 ) 2014 年度 ( 香川大学 ) 25
26 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 この間では期限後申告が可能だった 具体的納税義務 法定納期限翌日から 5 年経過で徴収権は消滅 課税期間 申告期間 決定までの期間 期間終了 法定申告期限 確定申告 決定 法定納期限の翌日から徴収権の消滅時効が起算 法定納期限 具体的納期限 申告した翌日 2014 年度 ( 香川大学 ) 26
27 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 具体的納税義務 どの時点まで実施が可能? 課税期間 申告期間 期間終了 法定申告期限 決定 2014 年度 ( 香川大学 ) 27
28 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 通法第 35 条 2 項 2 号 : 更正通知書に記載された第二十八条第二項第三号イからハまで ( 更正により納付すべき税額 ) に掲げる金額 ( その更正により納付すべき税額が新たにあることとなつた場合には 当該納付すべき税額 ) 又は決定通知書に記載された納付すべき税額その更正通知書又は決定通知書が発せられた日の翌日から起算して一月を経過する日 通法第 70 条 1 項 : 次の各号に掲げる更正決定等は, 当該各号に定める期限又は日から五年 を経過した日以後においては, することができない 一 更正又は決定その更正又は決定に係る国税の法定申告期限 通法第 73 条 1 項 : 国税の徴収権の時効は, 次の各号に掲げる処分に係る部分の国税については, その処分の効力が生じた時に中断し, 当該各号に掲げる期間を経過した時から更に進行する 一更正又は決定その更正又は決定により納付すべき国税の第三十五条第二項第二号 ( 更正又は決定による納付 ) の規定による納期限までの期間 2014 年度 ( 香川大学 ) 28
29 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 税務署長が決定を行い得る期間 具体的納税義務 課税期間 申告期間 5 年間 ( 初日不算入 ) 期間終了 法定申告期限 決定 消滅時効が新たに起算 法定納期限の翌日から徴収権の消滅時効が起算 法定納期限 2014 年度 ( 香川大学 ) 具体的納期限 決定通知翌日から 1 ヶ月 29
30 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 具体的納税義務 納税義務の訂正 どの時点まで実施が可能? 課税期間 90 申告期間 期間終了 確定申告 法定申告期限 修正申告 2014 年度 ( 香川大学 ) 30
31 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 通法第 19 条 1 項 : 納税申告書を提出した者 は, 次の各号のいずれかに該当する場合には, その申告について第二十四条 ( 更正 ) の規定による更正があるまでは, その申告に係る課税標準等 又は税額等 を修正する納税申告書を税務署長に提出することができる 通法第 72 条 1 項 : 国税の徴収を目的とする国の権利 ( 以下この節において 国税の徴収権 という ) は, その国税の法定納期限 から五年間行使しないことによつて, 時効により消滅する 通法第 73 条 1 項 : 国税の徴収権の時効は, 次の各号に掲げる処分に係る部分の国税については, その処分の効力が生じた時に中断し, 当該各号に掲げる期間を経過した時から更に進行する 修正申告には, 更正の請求などと類似した期間制限が設けられていない 期限後も同様 修正申告は徴収権の消滅時効の中断事由に非該当 ( 通法第 73 条各号 ) 2014 年度 ( 香川大学 ) 31
32 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 具体的納税義務 納税義務の訂正 徴収権の消滅時効が完成しない間 課税期間 90 申告期間 5 年間 ( 初日不算入 ) 期間終了 確定申告 法定申告期限 修正申告 消滅時効はそのまま進行 法定納期限の翌日から徴収権の消滅時効が起算 法定納期限 具体的納期限 修正申告の日 2014 年度 ( 香川大学 ) 32
33 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 具体的納税義務 納税義務の訂正 税務署長が更正を行い得る期間 課税期間 90 申告期間 5 年間 ( 初日不算入 ) 期間終了 確定申告 法定申告期限 増額更正 消滅時効が新たに起算 法定納期限の翌日から徴収権の消滅時効が起算 法定納期限 2014 年度 ( 香川大学 ) 具体的納期限 更正通知翌日から 1 ヶ月 33
34 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 具体的納税義務 納税義務の訂正 課税期間 110 申告期間 期間終了 確定申告 法定申告期限 更正の請求 減額更正 どの時点まで実施が可能?? 2014 年度 ( 香川大学 ) 34
35 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 通法第 23 条 1 項 : 納税申告書を提出した者は, 次の各号のいずれかに該当する場合には, 当該申告書に係る国税の法定申告期限から五年 以内に限り, 税務署長に対し, その申告に係る課税標準等又は税額等 ( 当該課税標準等又は税額等に関し次条又は第二十六条 ( 再更正 ) の規定による更正 ( 以下この条において 更正 という ) があつた場合には, 当該更正後の課税標準等又は税額等 ) につき更正をすべき旨の請求をすることができる 通法第 70 条 1 項 : 次の各号に掲げる更正決定等は, 当該各号に定める期限又は日から五年 を経過した日以後においては, することができない 一 更正又は決定その更正又は決定に係る国税の法定申告期限 更正の請求, 更正は, 法定申告期限の翌日から起算して 5 年以内に限り行うことができる 平成 23 年 11 月改正までは, 更正の請求は 1 年以内とされていた 通常の場合では, 職権による減額更正のみが可能な期間は存在しない 2014 年度 ( 香川大学 ) 35
36 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 具体的納税義務 納税義務の訂正 課税期間 110 申告期間 5 年間 ( 初日不算入 ) 期間終了 確定申告 法定申告期限 更正の請求 減額更正 2014 年度 ( 香川大学 ) 更正の請求の日の翌日から 6 ヶ月は可 ( 通法 70III) 36
37 納税義務の確定 訂正のタイムフロー 抽象的納税義務 具体的納税義務 納税義務の訂正 課税期間 110 申告期間 5 年間 ( 初日不算入 ) 期間終了 確定申告 法定申告期限 更正の請求 減額更正 2014 年度 ( 香川大学 ) 更正の請求の日の翌日から 6 ヶ月は可 ( 通法 703) 37
38 貸倒等による遡及的調整 A1 が無権代理 訴外 A1 訴外 A2 抵当権設定 (A2 所有 ) 訴外 B 抵当権設定 (B 所有 ) 連帯債務 A1 が無権代理 ( 可能性大 ) 課税を構成? 貸倒はどのように評価? 貸付 ( 遅延 ) 利息債権 他にめぼしい財産はなく, 元本債権の確認と引き換えに債権放棄 S28 中に発生,S36 中に放棄 最判 S49.3.8( 百選 96 事件 ) 2014 年度 ( 香川大学 ) 38
39 貸倒等による遡及的調整 所法第 64 条 1 項 : その年分の各種の金額 ( 事業の金額を除く ) の計算の基礎となる収入金額若しくは総収入金額 ( 不動産又は山林を生ずべき事業から生じたものを除く ) の全部若しくは一部を回収することができないこととなつた場合 には, 政令で定めるところにより, 当該各種の金額の合計額のうち, その回収することができないこととなつた金額 に対応する部分の金額は, 当該各種の金額の計算上, なかつたものとみなす 後年の貸倒により, 前年の課税が遡及的に修正 事業の計算, および 不動産又は山林を生ずべき事業から の総収入金額につき, 修正が排除されていることに注意 これらの場合には貸倒があった年の必要経費に算入 ( 所法第 51 条 2 項, 3 項 ) 貸倒が法定申告期限の翌日から 5 年以内に起こる保証はない この場合, 国税に関する法律の規定に従つていなかつた 場合に該当するにもかかわらず, 通法第 23 条 1 項では更正の請求ができない 2014 年度 ( 香川大学 ) 39
40 貸倒等による遡及的調整 所法第 152 条 : 確定申告書を提出し, 又は決定を受けた居住者 は, 当該申告書又は決定に係る年分の各種の金額につき第六十三条 ( 事業を廃止した場合の必要経費の特例 ) 又は第六十四条 ( 資産の譲渡代金が回収不能となつた場合等の計算の特例 ) に規定する事実その他これに準ずる政令で定める事実が生じたことにより, 国税通則法第二十三条第一項各号 ( 更正の請求 ) の事由が生じたときは, 当該事実が生じた日の翌日から二月以内に限り, 税務署長に対し, 当該申告書又は決定に係る第百二十条第一項第一号若しくは第三号から第八号まで ( 確定申告書の記載事項 ) に掲げる金額 ( 当該金額につき修正申告書の提出又は更正があつた場合には その申告又は更正後の金額 ) について, 同法第二十三条第一項の規定による更正の請求をすることができる この場合においては, 更正請求書には, 同条第三項に規定する事項のほか 当該事実が生じた日を記載しなければならない 通法第 23 条 1 項による期間制限を緩和 法定申告期限の翌日から起算して 5 年経過後でも 2 ヶ月は更正の請求が可 2014 年度 ( 香川大学 ) 40
41 貸倒等による遡及的調整 抽象的納税義務 具体的納税義務 この間は通法 23I に拘らず更正の請求が可 課税期間 申告期間 5 年間 ( 初日不算入 ) 2 ヶ月 ( 初日不算入 ) 未収利息 50 が雑に 期間終了 確定申告 法定申告期限 未収利息が貸倒 50 所法 641 により, 遡及的に減少 2014 年度 ( 香川大学 ) 41
42 更正の請求の期間制限の緩和 通法第 23 条 2 項 : 納税申告書を提出した者又は第二十五条 ( 決定 ) の規定による決定 ( 以下この項において 決定 という ) を受けた者は, 次の各号のいずれかに該当する場合 ( 納税申告書を提出した者については, 当該各号に定める期間の満了する日が前項に規定する期間の満了する日後に到来する場合に限る ) には, 同項の規定にかかわらず, 当該各号に定める期間において, その該当することを理由として同項の規定による更正の請求 ( 以下 更正の請求 という ) をすることができる 一その申告, 更正又は決定に係る課税標準等又は税額等の計算の基礎となつた事実に関する訴えについての判決 ( 判決と同一の効力を有する和解その他の行為を含む ) により, その事実が当該計算の基礎としたところと異なることが確定したとき その確定した日の翌日から起算して二月以内 一定の事由の場合には, 更正の請求の期間制限が緩和される さらに, 確定申告 ( 納税申告 ) を行わず, 決定により納税義務が確定した者でも, 上記事由があった場合には更正の請求が可能 ( 通法第 23 条 1 項と比較 ) 但し, 国税に関する法律の規定に従つていなかつた 場合である必要 2014 年度 ( 香川大学 ) 42
43 更正の請求の期間制限の緩和 抽象的納税義務 具体的納税義務 通法 232 による期間制限の緩和なし 課税期間 申告期間 5 年間 ( 初日不算入 ) 売上 50 が事業に 期間終了 確定申告 税法に遡及調整の規定なし 法定申告期限 契約の無効判決 2014 年度 ( 香川大学 ) 43
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平成 29 年 5 月現在 租税特別措置法 ( 昭和三十二年三月三十一日法律第二十六号 ) 抜粋 ( 特定中小会社が発行した株式の取得に要した金額の控除等 ) 第三十七条の十三 平成十五年四月一日以後に 次の各号に掲げる株式会社 ( 以下この条及び 次条において 特定中小会社 という ) の区分に応じ当該各号に定める株式 ( 以下この条及び次条において 特定株式 という ) を払込み ( 当該株式の発行に際してするものに限る
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第 6 章更正 決定 賦課決定 及び徴収などの期間制限 第 1 節期間制限の概要 1 期間制限の趣旨国税の法律関係において 国の行使し得る権利をいつまでも無制限に認めていては 納税者の法的安定が得られないばかりでなく 国税の画一的執行も期し難くなるので これに対処するため 賦課権及び徴収権などに関する期間制限が設けられている その内容は 大量かつ反復的に行われる国税の賦課及び徴収を画一的かつ速やかに処理する必要があること及び国の債権の消滅時効が原則として5
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第三節 更正 決定等 一更正又は決定 1 更正 決定 再更正 1 3 更正 決定 再更正 税務署長は 納税申告書の提出があった場合において その納税申告書に記載された課税標準等又は税額等の計算が国税に関する法律の規定に従っていなかったとき その他当該課税標準等又は税額等がその調査したところと異なるときは その調査により 当該申告書に係る課税標準等又は税額等を更正する ( 通法 4) 注 1 平成 年度改正により次の規定が除かれたが
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議案第 39 号 松戸市市税条例等の一部を改正する条例の制定について 松戸市市税条例等の一部を改正する条例を別紙のように定める 平成 28 年 12 月 6 日提出 松戸市長本郷谷健次 提案理由 地方税法等の改正に伴い 市民税に係る特定一般用医薬品等を購入した場合 の医療費控除の特例及び延滞金の計算期間に関する規定等を整備するため 松戸市市税条例等の一部を改正する条例 ( 松戸市市税条例の一部改正
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二十三相続財産に係る譲渡所得の課税の特例 第五章第二節二十三 相続財産に係る譲渡所得の課税の特例 1 相続財産に係る取得費への相続税額の加算相続又は遺贈 ( 贈与者の死亡により効力を生ずる贈与を含む 以下同じ ) による財産の取得 ( 相続税法又は租税特別措置法第 70 条の5 農地等の贈与者が死亡した場合の相続税の課税の特例 若しくは第 70 条の7の3 非上場株式等の贈与者が死亡した場合の相続税の課税の特例
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議案第 116 号 新座市税条例等の一部を改正する条例 ( 新座市税条例の一部改正 ) 第 1 条新座市税条例 ( 昭和 30 年新座市条例第 1 号 ) の一部を次のように改正する 第 19 条中 及び第 2 号 を 第 2 号及び第 5 号 に 当該各号に掲げる を 第 1 号から第 4 号までに掲げる期間並びに第 5 号及び第 6 号に定める日までの に改め 同条第 2 号中 第 48 条第
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復興増税と平成 23 年度税制改正案の一部が成立しました!! 平成 23 年 11 月 30 日に 東日本大震災からの復興施策としての復興増税 ( 法人税及び所得税などの 臨時増税 ) と 平成 23 年度税制改正案のうち一部 ( 法人税率の引き下げや中小法人の軽減税率の引 き下げなど ) が国会で成立し 平成 23 年 12 月 2 日に公布 施行されました 成立している主な改正事項 企業関係個人
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議案第 208 号 静岡市税条例等の一部改正について 静岡市税条例等の一部を改正する条例を次のように定める 平成 28 年 9 月 8 日提出 静岡市長田辺信宏 静岡市税条例等の一部を改正する条例 ( 静岡市税条例の一部改正 ) 第 1 条 静岡市税条例 ( 平成 15 年静岡市条例第 102 号 ) の一部を次のように改正する 第 10 条中 及び第 2 号 を 第 2 号及び第 5 号 に 当該各号
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第 5 章国税の還付及び還付加算金 第 1 節国税の還付 学習のポイント 1 国税の還付金等とはどのようなものか 2 充当とはどのようなものか 1 還付金等の種類国税の還付には 還付金の還付と過誤納金の還付の二種類があり 還付金と過誤納金を併せて還付金等という ( 通 561) ⑴ 還付金還付金は 国税に関する法律において 予定 ( 中間 ) 的に納付することが義務付けられている税額が後日確定額を超えることとなった場合などに還付するものである
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欠損金の繰越控除と繰戻還付に係る留意点企業会計上 損失が発生すればそれはその事業年度かぎりのことで その金額が他の年度の損益計算に影響を与えることはありません 税務上の所得計算も 単年度ごとに益金から損金を控除して行いますが ある年度の欠損金を他の年度の所得金額と通算せず所得の発生した年度にだけ課税するのは 企業資本の維持の観点から問題が残ります そこで法人税法では ある事業年度に生じた欠損金について
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厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律平成 21 年 5 月 1 日法律第 37 号 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律等の一部を改正する法律平成 22 年 4 月 28 日法律第 28 号 改正前 ( 保険給付遅延特別加算金の支給 ) 第二条社会保険庁長官は 厚生年金保険法による保険給付を受ける権利を有する者又は当該権利を有していた者
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租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及び第三号に掲げるものにあつては エネルギーの使用の合理化等に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成三十年法律第四十五号 ) の施行の日 ) から平成三十二年三月三十一日までの期間 ( 第三項において
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資産課税個人事業者の事業用資産に係る納税猶予制度の創設 個人事業者の事業承継税制が 10 年間の時限措置として新たに創設される 認定相続人 受贈者が 青色申告の承認を受けていた個人事業者から 相続等又は贈与によりその個人事業者の事業の用に供されていた 特定事業用資産 を取得し 事業を継続していく場合には その取得した特定事業用資産の課税価格に対応する相続税又は贈与税の全額について その納税を猶予する
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復興特別所得税に伴う理論マスタ - の追加 税 13 1 ー 1 納税義務者 Ⅳ その他 ( 復興特別所得税 )( 復興財確法 8 10 12 13) 1 納税義務者上記 Ⅰに掲げる所得税の納税義務者は 復興特別所得税の納税義務がある 2 課税標準復興特別所得税の課税標準は その年分の基準所得税額とする 3 基準所得税額基準所得税額とは 上記 Ⅱに掲げる所得につき計算した所得税の額 (
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Ⅱ 上場株式等の配当等に対する課税 第 1 上場株式等の配当等に係る配当所得の課税の特例の創設等 1 上場株式等の配当等に係る配当所得の申告分離課税制度の創設居住者等が 平成 21 年 1 月 1 日以後に支払を受けるべき上場株式等の配当等を有する場合において その上場株式等の配当等に係る配当所得の課税方法について 総合課税 に代えて 申告分離課税 の適用を受けようとする旨の記載のある確定申告書を提出したときは
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租税特別措置法 ( 昭和三十二年三月三十一日法律第二十六号 ) 抜粋 ( 特定の取締役等が受ける新株予約権等の行使による株式の取得に係る経済的利益の非課税等 ) 第二十九条の二会社法 ( 平成十七年法律第八十六号 ) 第二百三十八条第二項若しくは会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律 ( 平成十七年法律第八十七号 ) 第六十四条の規定による改正前の商法 ( 明治三十二年法律第四十八号 以下この項において
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国税通則法施行令の一部を改正する政令平成二十三年十二月二日政令第三百八十二号 新目次第七章国税の更正 決定等の期間制限 ( 第二十九条 第三十条 ) 第七章の二国税の調査 ( 第三十条の二 第三十条の四 ) 旧目次第七章国税の更正 決定等の期間制限 ( 第二十九条 第三十条 ) ( 更正の請求 ) ( 更正の請求 ) 第六条 ( 省略 ) 第六条 ( 同左 ) 2 更正の請求をしようとする者は その更正の請
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平成 23 年度税制改正税制改正の主要項目 平成 23 年 11 月 30 日成立経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律について 及川会計事務所税理士及川小四郎
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議案第 29 号 あきる野市税賦課徴収条例の一部を改正する条例 上記の議案を提出する 平成 2 9 年 3 月 31 日 提出者 あきる野市長澤井敏和 提案理由 地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律 ( 平成 29 年法律第 2 号 ) 等の施 行に伴い 規定を整備する必要がある あきる野市税賦課徴収条例の一部を改正する条例あきる野市税賦課徴収条例 ( 平成 7 年あきる野市条例第 3
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資料 2-1 和光市国民健康保険条例の一部を改正する条例を定めることについて 目的 市の国民健康保険の基本的な運営方針について 3 年を一期とした事業計画を策定し 安定的な財政運営を行っていくことを明文化したものです その他 平成 3 0 年度からの国民健康保険制度改正に伴う所要の改正を行うものです 内容 1 (1) 和光市国民健康保険事業計画の策定平成 3 0 年度から 3 年を一期とした和光市国民健康保険事業計画を定め
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第一七四回閣第一五号租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案 ( 目的 ) 第一条この法律は 租税特別措置に関し 適用の実態を把握するための調査及びその結果の国会への報告等の措置を定めることにより 適用の状況の透明化を図るとともに 適宜 適切な見直しを推進し もって国民が納得できる公平で透明性の高い税制の確立に寄与することを目的とする ( 定義 ) 第二条この法律において 次の各号に掲げる用語の意義は
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法人税の申告期限延長の特例の適用を受けるに当たっての留意点 平成 29 年 4 月 18 日経済産業省経済産業政策局企業会計室 平成 29 年度税制改正においては 攻めの経営 を促すコーポレートガバナンス税制の一環として 企業と株主 投資家との充実した対話を促すため 上場企業等が定時総会の開催日を柔軟に設定できるよう 企業が決算日から3ヶ月を越えて定時総会を招集する場合 総会後に法人税の確定申告を行うことを可能とする措置が講じられました
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第十六章 相続財産に係る譲渡所得の課税 の特例 ( 措法 39) 相続税の課税の対象となった相続財産を 相続又は遺贈 ( 贈与者の死亡により効力の生ずる贈与を含みます 以下この項において同じ ) により取得した後一定の期間内に譲渡した場合の譲渡所得の計算については 相続税額のうち一定の金額を その譲渡した資産の取得費に加算して その資産の譲渡所得金額の計算上控除することができます これを 相続財産に係る譲渡所得の課税の特例
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相続した財産を譲渡した場合の税務 坂本和則相談部東京相談室花野稔相談部大阪相談室 相続した財産 ( 不動産や株式など ) を譲渡し 相続税の納税資金を捻出する場合があります 特に譲渡する株式が非上場株式である場合は 譲渡しようとしても流通性が乏しく また買取資金を用意する関係などからも その株式を発行会社に買取ってもらうケースが多いと思われます そうしたケースをはじめ 財産の譲渡による所得には 原則として所得税と住民税が課税されますが
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ViewPoint 営 平成 30 年 1 月 1 日より新税制スタート! 配偶者控除 と 配偶者特別控除 の改正 福田和仁部東京室 平成 29 年度税制改正において就業調整を意識せずにすむ環境づくりを指向し 配偶者控除と配偶者特別控除の見直し が行われました 所得税は平成 30 年分から 住民税は平成 31 年度分から適用されます 今回は 特に給与所得者に対する影響などを踏まえ 改正の概要を解説します
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More information役員の債務保証料 1. 概要オーナー社長の場合は 自社の銀行借入金に代表者個人が連帯債務保証をしている場合があります このような場合は 法人からオーナー個人に債務保証料 ( 信用保証料 ) を支払うことが出来ます 当然 会社では法人税の計算上で損金計上することが出来ます 2. 注意点 (1) 債務保
平成 22 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 UP!Consulting Up Newsletter 役員の債務保証料 保証債務を履行した場合の特例 http://www.up-firm.com 1 役員の債務保証料 1. 概要オーナー社長の場合は 自社の銀行借入金に代表者個人が連帯債務保証をしている場合があります このような場合は 法人からオーナー個人に債務保証料 ( 信用保証料 ) を支払うことが出来ます
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2017 年 ( 平成 29 年 )6 月 30 日 差押禁止債権制度の見直しに関する具体的検討について 弁護士阿多博文 当部会の第 5 回会議 ( 同年 3 月 10 日開催 ) では, 日本弁護士連合会の201 7 年 1 月 20 日付け 財産開示制度の改正等民事執行制度の強化に伴う債務者の最低生活保障のための差押禁止債権制度の見直しに関する提言 を配布していただき, 小職において, その簡単な紹介をしたところである
More information●自転車競技法及び小型自動車競走法の一部を改正する法律案
第一八〇回閣第二一号自転車競技法及び小型自動車競走法の一部を改正する法律案 ( 自転車競技法の一部改正 ) 第一条自転車競技法 ( 昭和二十三年法律第二百九号 ) の一部を次のように改正する 目次中 第五十五条 を 第五十五条の四 に改める 第七条第一項中 逸脱して を 超えて に改め 同条第二項を削る 第八条に次の一項を加える 3 第一項の車券については これに記載すべき情報を記録した電磁的記録
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議案第 51 号 小野市税条例の一部を改正する条例の制定について 小野市税条例の一部を改正する条例を別紙のように定める 平成 29 年 11 月 27 日提出 小野市長蓬萊 務 ( 提案理由 ) 地方税法の一部改正による (51) 小野市税条例の一部を改正する条例 第 1 条小野市税条例 ( 昭和 30 年小野市条例第 10 号 ) の一部を次のように改正する 第 33 条第 4 項中 第 36 条の2
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厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の 特例等に関する法律の施行状況に関する報告 平成 31 年 1 月 ( 第 22 回 ) 厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律 ( 平成 19 年法律第 131 号 ) 第 15 条の規定に基づき 地方年金記録訂正審議会が年金記録の訂正の答申を行ったもの等についての同法の施行状況に関して政府が報告するものであり 平成 20 年 7 月から行っているものであって
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補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律 ( 昭和 30 年法律第 179 号 )( 抜粋 ) 第一章総則 ( この法律の目的 ) 第一条 この法律は 補助金等の交付の申請 決定等に関する事項その他補助金等に係る予算 の執行に関する基本的事項を規定することにより 補助金等の交付の不正な申請及び補助金等の不正な使用の防止その他補助金等に係る予算の執行並びに補助金等の交付の決定の適正化を図ることを目的とする
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所得税ゼミナール NO.2 ( 株式の譲渡 ) 税理士法人いさやま会計 税理士菊島義昭 0 株式等に係る譲渡所得等 ( 分離課税 ) の概要株式等に係る譲渡所得等とは 株式 出資金等の有価証券の譲渡により生じる所得をいい 他の所得と区分して税金を計算する 申告分離課税 となっている また 株式等に係る譲渡所得等は 上場株式等 と 一般株式等 に課税の取扱上区分する 上場株式等の売買については 特定口座制度があり
More information5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的
仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) について 1 条例制定の趣旨 債権 とは 仙台市が保有する金銭の給付を目的とする権利のことで 市税や国民健康保険料 使用料 手数料 返還金 貸付金など様々なものを含みます そして 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理を 債権管理 といい 具体的には 納付通知書の送付や台帳への記録 収納状況の管理 滞納になった場合の督促や催告 滞納処分 強制執行 徴収の緩和措置等の手続きを指します
More information与等の支払者 ) から毎年最初に給与等の支払を受ける日の前日までに 次に掲げる事項を記載した申告書を 当該給与等の支払者を経由して その給与等に係る所得税の納税地 第一章第五節 の所轄税務署長に提出しなければならない ( 法 1941 措法 41の162 41の172 規 731) ( 一 ) 当該
第三章給与所得者の各種申告書と各種所得控除 第一節 給与所得者の各種申告書 一申告書の種類と所得控除の種類 給与所得者が 月々の源泉徴収の際あるいは年末調整の際に各種の所得控除を受けるために必要な申告書及び申告することによって受けられる所得控除の種類は 次のものがある 申告書の種類所得控除の種類 月々の源泉徴収の際に控除 年末調整の際に控除 給与所得者の保険料控除申告書 給与所得者の扶養控除等申告書
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香川県後期高齢者医療広域連合職員の育児休業等に関する条例平成 19 年 1 月 15 日条例第 11 号改正平成 20 年 8 月 11 日条例第 6 号平成 22 年 6 月 24 日条例第 5 号平成 29 年 3 月 30 日条例第 4 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 地方公務員の育児休業等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 110 号 以下 育児休業法 という ) に基づく職員の育児休業等に関し必要な事項を定めるものとする
More information枚方市税条例施行規則 ( 昭和 50 年 5 月 1 日規則第 19 号 ) より抜粋 ( 貧困による市民税の減免 ) 第 9 条の2 条例第 47 条第 1 項第 1 号に規定する減免理由による減免は 市民税の納税義務者が申請の日に生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定による
個人の市 府民税の減免参考条例等 枚方市税条例 ( 平成 14 年 12 月 16 日条例第 27 号 ) より抜粋 ( 市民税の減免 ) 第 47 条市長は 次の各号のいずれかに該当するもので特に必要があると認めるものに対し 市民税を減免することができる (1) 生活保護法の規定による保護を受ける者 (2) 当該年において所得が皆無となったため生活が著しく困難となった者又はこれに準ずると認められる者
More information投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額
(5) 課税上の取扱い 投資主及び投資法人に関する一般的な課税上の取扱いは以下のとおりです なお 税制等が改正された場合には 以下の内容が変更になることがあります 1 個人投資主の税務ア. 利益の分配に係る税務個人投資主が投資法人から受け取る利益の分配 ( 利益を超える金銭の分配のうち一時差異等調整引当額の増加額に相当する金額を含みます ) は 株式の配当と同様に配当所得として取り扱われます したがって
More information(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉
朝霞市ひとり親家庭等の医療費の支給に関する条例 平成 4 年 10 月 17 日条例第 28 号 改正 平成 6 年 9 月 30 日条例第 21 号平成 9 年 9 月 30 日条例第 26 号平成 10 年 6 月 24 日条例第 24 号平成 12 年 12 月 25 日条例第 58 号平成 13 年 9 月 27 日条例第 17 号平成 17 年 6 月 24 日条例第 10 号平成 17
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第 17 多数当事者 1 連帯債務 ( 変更 ) 民法第 432 条債務の目的がその性質上可分である場合において 法令の規定又は当事者の意思表示によって数人が連帯して債務を負担するときは 債権者は その連帯債務者の一人に対し 又は同時に若しくは順次に全ての連帯債務者に対し 全部又は一部の履行を請求することができる ( 改正前民法 432 条 ) 数人が連帯債務を負担するときは 債権者は その連帯債務者の一人に対し
More information申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成
申告所得税関係手続名帳票名被相続人の国税に関する書類の受領に係る相続人代表者の指定死亡した者の平成年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告書付表 ( 兼相続人の代表の届出者指定届出書 ) 被相続人の国税に関する書類の受領に係る相続人代表者の指定死亡した者の平成年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告書付表 ( 兼相続人の代表の変更の届出者指定届出書 ) 延払条件付譲渡に係る所得税額の延納の許可の申請延払条件付譲渡に係る所得税額の延納の許可申請書
More informationと事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192
深谷市ひとり親家庭等医療費支給に関する条例 平成 18 年 1 月 1 日条例第 134 号 ( 目的 ) 第 1 条この条例は ひとり親家庭又は養育者 ( 以下 ひとり親家庭等 という ) に対し 医療費の一部を支給することにより ひとり親家庭等の生活の安定と自立を支援し もってひとり親家庭等の福祉の増進を図ることを目的とする ( 定義 ) 第 2 条この条例において 児童 とは 満 18 歳に達した日の属する年度の末日までにある者又は20
More information作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘
災害損失の繰戻しによる法人税額の還付 ( 法人税法第 80 条第 5 項 ) 及び仮決算の中間申告による所得税額の還付 ( 同法第 72 条 第 4 項 第 78 条 ) の適用を受ける場合の申告書等の記載例 この記載例では 1 災害損失の繰戻しによる法人税額の還付 ( 法人税法 805) 2 仮決算の中間申告による所得税額の還付 ( 法人税法 724 78) の適用を受ける場合の 申告書 還付請求書及び各種明細書の記載例を設例に基づき示しています
More information今回の変更点 所得税H22.16(震災特例法対応)
1 震災特例法の内容震災特例法のうち 平成 22 年分所得税申告に関係する措置の内容は次のとおりです 2 システムの対応内容 震災特例法の施行を受け システムでは次の対応を行いました 1.1 雑損控除の特例 詳細 2.1 帳票追加の対応 (4 帳票 ) 詳細 震災による住宅や家財などの損失の金額について 納税者の選択により 平成 22 年分所得での適用が可能とされました 東日本大震災の被災者の方用の次の
More informationⅢ 納付 [Q10] 申告 納付等の期限の延長が認められた場合 延滞税 利子税はどのようになりますか また 加算税は賦課されますか 7 [Q11] 今般の北海道胆振東部地震により被害を受けましたが 納税の猶予はどのような場合に受けることができますか 8 [Q12] 納税の猶予の 相当の損失 とはどの
平成 30 年 9 月の北海道胆振東部地震により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 10 月札幌国税局 平成 30 年 9 月の北海道胆振東部地震により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につ きまして 照会の多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 問合せ先に関するご案内 このFAQについて お知りになりたいことがありましたら 電話相談センターをご利用ください
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