3. 生命保険料控除の改組 1 平成 24 年 1 月 1 日以後に締結した保険契約等 ( 新契約 ) に係る生命保険料控除は 新たに介護保険料控除を設け 一般生命保険 個人年金保険のそれぞれの適用限度額を 4 万円とし 合計適用限度額が 12 万円に引き上げる 2 平成 23 年 12 月 31

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1 平成 22 年度税制改正の概要 ( ポイント ) 池戸経営会計グループ 平成 22 年度の税制改正については 民主党政権に変わったことにより 公平 透明 納得 の原則の下 税制全般にわたる改革となっております 具体的には次のとおり 各般の税目にわたる所要の措置が講じられています 控除から手当へ 等の観点からの扶養控除の見直し 環境や健康等への影響に配慮した見直しとして タバコ税の税率の引き上げや暫定税率などの燃料及び車体課税の見直し 新しい公共 を支える市民公益税制の拡充 いわゆる 一人オーナー会社課税制度 の廃止 納税者の視点に立った租税特別措置等の見直し 個人所得課税関係 1. 扶養控除の見直し 1 所得控除から手当へ 等の観点から 子ども手当の創設とあいまって 年少扶養親族 (~15 歳 ) に対する扶養控除 (38 万円 ) を廃止 2 高校の実質無料化に伴い 16~18 歳までの特定扶養親族に対する扶養控除の上乗せ部分 (25 万円 ) を廃止 < 適用期日 > 平成 23 年分から適用 2. 非課税口座内の小額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置の創設金融所得課税の一体化の取組の中で個人の株式市場への参加を促進する観点から 平成 24 年から実地される上場株式等に係る税率の 20% 本則化にあわせて 次の非課税口座内の小額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置を導入する 1 非課税投資額 ~ 毎年 100 万円を上限に最大 300 万円 ( 未使用枠繰越不可 ) 2 保有期間 ~ 最長 10 年間 途中売却は自由 ( ただし売却分の再利用不可 ) 3 口座開設数 期間 ~ 年間 1 人 1 口座で平成 24 年 ~26 年までの 3 年間の各年 < 適用期日 > 平成 24 年から実地される上場株式等の 20% 本則税率化にあわせて導入

2 3. 生命保険料控除の改組 1 平成 24 年 1 月 1 日以後に締結した保険契約等 ( 新契約 ) に係る生命保険料控除は 新たに介護保険料控除を設け 一般生命保険 個人年金保険のそれぞれの適用限度額を 4 万円とし 合計適用限度額が 12 万円に引き上げる 2 平成 23 年 12 月 31 日以前に締結した保険契約等 ( 旧契約 ) は従前と同様の一般生命保険 個人年金保険それぞれの適用限度額 5 万円を適用する ( 注 ) 新 旧両方の契約の適用を受ける場合は 4 万円を限度 < 適用期日 > 平成 24 年分から適用 法人課税関係 1. 資本に関係する取引等に係る税制の整備企業グループを対象とした法制度や会計制度が定着しつつある中 税制においても持株会社制のような法人の組織形態の多様化に対応するとともに 課税の中立性や公平性等を確保する必要が生じていることから 資本に関係する取引等に係る税制の見直しを行う 1 100% グループ内の法人間の 譲渡取引の損益の繰延 寄付金の全額損金不算入 受贈益の全額益金不算入 現物分配 受取配当の益金不算入( 負債利子控除 ) 株式の発行法人への譲渡に係る損益の不計上 2 大法人 ( 資本金 5 億円以上 ) の 100% 子法人に対する中小企業向け特別措置の不適用 3 連結子法人の連結開始前欠損金の持込制限の見直し 4 解散による清算所得課税が廃止され 通常の所得課税を行う ( 期限切れ欠損金の損金算入可能 ) < 適用期日 >1の受取配当金益金不算入 2 3を除き 平成 22 年 10 月 1 日から適用 2. いわゆる 一人オーナー会社課税制度 の廃止特殊支配同族会社における業務主宰役員給与の損金不算入制度の廃止なお いわゆるオーナー給与に係る課税のあり方について 個人事業主との課税の不均衝を是正する必要があり 二重控除 の問題を解消するための抜本的措置を平成 23 年度改正で講じる < 適用期日 > 平成 22 年 4 月 1 日以後終了する事業年度分から適用

3 国際課税関係 1. 外国子会社合算税制について いわゆる トリガー税率 を 20% 以下 に引き下げる等の見直しを行う 2. 情報交換ネットワークを迅速に拡充するとともに より効率的かつ円滑に情報の交換を行うため 根拠規定 ( 国内法 ) を整備する 資産課税関係 1. 住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の特例措置の拡充 1 経済対策のための時限措置として 適用対象者をその贈与を受けた年の合計所得金額が 2,000 万円以下の者とした上 非課税限度額 ( 改正前 500 万円 ) を次のように引き上げる イ. 平成 22 年中に住宅取得等資金の贈与を受けた者 1,500 万円ロ. 平成 23 年中に住宅取得等資金の贈与を受けた者 1,000 万円 2 相続時精算課税を選択した場合は 平成 22 年は 4,000 万円まで平成 23 年は 3,500 まで非課税 < 適用期日 > 平成 22 年 1 月 1 日から 23 年 12 月 31 日までの間の贈与に適用 2. 小規模宅地等の相続税の課税の特例の見直し相続人等による事業又は居住の継続への配慮という制度趣旨等を踏まえ 事業非継続 居住非継続の宅地等を適用対象から除外するなどの見直しを行う < 適用期日 > 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続又は遺贈から適用 3. 定期金に関する権利の評価方法等の見直し 1 定期金に関する権利の相続税及び贈与税の評価方法について 評価額が実際の受取金 額の現在価値と乖離していること等を踏まえ 次の見直しを行う イ. 給付事由が発生しているもの < 例 > 有期定期金の場合イからハのいずれか多い金額 ~ 次の イ解約返戻金相当額 ロ一時金相当額 ハ 1 年間に受けるべき金額 予定利率の複利年金現価率 ( 残在期間に応ずるもの ) ロ. 給付事由が発生していないもの 原則として 解約返戻金相当額 < 適用期日 > 上記イは原則として平成 23 年 4 月 1 日以降の 上記ロは平成 22 年 4 月 1 日 以降の相続 遺贈又は贈与からの適用 2 相続税の障害者控除について 平均寿命の伸長を踏まえ 次の見直しを行う 障害者控除の額 =6 万円 ( 特別障害者の場合は 12 万円 ) 85 歳 ( 改正前は 70 歳 ) に達するまでの年数 < 適用期日 > 平成 22 年 4 月 1 日以後の相続又は遺贈からの適用

4 消費課税関係 1. 揮発油税等の暫定税率について 1 従前の 10 年間の暫定税率は廃止する その上で 厳しい財政事情や 地球温暖化対策と の関係に留意する必要があること等から 当分の間現在の税率水準を維持する 2ただし 指標となるガソリン価格の平均が 連続 3 ヶ月にわたり lを越える事と 160 円 / なった場合には 燃料課税の本則税率を上回る部分の課税を停止する等の措置を実施 する 3 地球温暖化対策のための税については 今回 当分の間として措置される税率の見返し も含め 平成 23 年度実施に向け更に検討を進める 2. 自動車重量税に係る改正の概要自動車重量税については 車体の環境負荷に応じた複数税率を設定することにより 税負担の軽減を行う ハイブリット車等に本則税率を適用する 但し 平成 24 年 4 月末まではエコカー減税による免税対象 これ以外の車は本則税率の 2 倍の税率とする < 適用期日 > 平成 22 年 4 月 1 日から適用 3. たばこ税等の税率の引上げ たばこ税については 国民の健康の観点を明確にし 1,000 本当たり 3,500 円 ( 国税円 地方税 1,750 円 ) の税率の引上げを行う < 適用期日 > 平成 22 年 10 月 1 日から適用 市民公益税制 ( 寄附税制など ) 1. 認定 NPO 法人に係る措置の見直し国税庁が行う特定非営利活動法人の認定審査について 2 回目以降の認定は原則として 書面審査により行うこととし 適正性の確保については事後的な実地確認により行う 併せて 認定手続の簡素化等を図る 2. 所得税の寄附金控除の適用下限額の引下げ 所得税の寄附金控除の適用下限額を 2 千円 ( 改正前は 5 千円 ) に引き下げ 寄附金控除額 = その年中に支出した特定寄附金の合計額 -2 千円 ( 改正前は 5 千円 ) < 適用期日 > 平成 22 年分から適用 ( 総所得の 40% 相当額が限度 )

5 納税環境整備 納税罰則( 国税関係 ) の見直し課税の適正化を図り 税制への信頼を確保する観点から 租税に関する罰則 ( 国税関係 ) について 脱税犯及び秩序犯 ( 申告書の不提出 監査忌避等の行為 ) 税務職員の守秘義務違反の罪の罰金等の引上げ < 適用期日 > 平成 22 年 6 月 1 日以後にした違反行為について適用 租特透明化法について 租税特別措置の適用実態を明らかにし その効果を検証できる仕組みを構築するための法いわゆる 租特透明化法 ( 租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律 ) が 平成 22 年 3 月 24 日に可決成立した 税制改革の視点及び各主要課題の改革の方向性 平成 22 年度改正大綱 ( 平成 21 年 12 月 22 日閣議決定 ) では 税制改革の視点及び各主要 課題の改革の方向性についても規定している 税制改革の視点は次のとおり 納税者の立場に立って 公平 透明 納得 の三原則を常に基本とする 支え合い のために必要な費用を分かち合うという視点を大事にする 税制改革と社会保障制度改革とを一体的にとらえて その改革を推進する グローバル化に対応できる税制のあり方を考える 地域主権を確立するための税制を構築していく

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