114 響に関連した研究としては インターネット依存という文脈での調査研究が多い 例えば 吉田 高井 元吉 五十嵐 2005 は携帯メール依存尺度を作成し 携帯メール依存が 情 動的な反応 過剰な利用 脱対人コミュニ ケーション の3因子で構成されることを 示し また これらの因子がいずれも依存に基

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1 11 SNS ストレス尺度の作成と SNS 利用動機の違いによる SNS ストレス1 2 岡 本 卓 也 信州大学人文学部 要約 本研究の目的は ソーシャルネットワーキングサービス Social Networking Service ; 以下 SNS と省略 利用時に感じているストレスの程度を測定する尺度の開発および 利用動機 と SNS ストレスの関係について検討することである 大学生1₃6名を対象とした調査 10代 60代の SNS ユーザーを対象とした調査の結果 投稿拡散不安ストレス 閲覧強要スト レス 社会的比較ストレス 友だち申請の拒絶ストレス SNS と現実のギャップストレ ス 過剰な繋がりストレス 背伸びストレス からなる₇因子26項目の尺度構成となった 感情状態尺度との関連性から尺度の妥当性が確認された また 社会的比較ストレスが精神 的健康に最も影響を与えている一方 SNS の利用時間はストレスに影響を与えていないこ となどが確認された キーワード SNS ストレス尺度 SNS 利用動機 精神的健康 問題 本研究の目的は ソーシャルネットワーキングサービス Social Networking Service ; 以下 SNS と省略 利用時に感じているストレスの程度を測定する尺度の開発および SNS スト レスと利用動機との関係について検討することである 近年 SNS は我々のコミュニケーションツールとして身近なものとなっている 総務省 2016 の調査によると 全世代でもその利用率は66.5% であり 20代に限定すれば利用率 は₉0% を超えている 一方で 総務省 201₃ 2014 の調査では SNS の利用時に対人関 係に悩んだり 負担に感じたりすることがある人の割合が過半数にのぼっていることも指摘 されている SNS を進んで利用していながらも その利用によって 自分が書いてしまっ た内容について 後から あれで良かったか などと悩む 総務省 201₃ など SNS の 利用に対してストレスを感じ 主観的幸福感を低下させていることが考えられる いわゆる インターネット パラドックス Kraut, Boneva, Cummings, Helgeson, & Crawford, 2002 ならぬ SNS パラドックスである SNS ストレスそのものを扱った研究は少なく SNS の利用が人の精神的健康に与える影 1 本研究は平成25年度電気通信普及財団の研究助成によって行われました 記して感謝の意を表します 2 本研究の一部は 著者の指導のもとに作成された信州大学人文学部2015年度卒業論文 吉村保奈美著 の 研究として行われました

2 114 響に関連した研究としては インターネット依存という文脈での調査研究が多い 例えば 吉田 高井 元吉 五十嵐 2005 は携帯メール依存尺度を作成し 携帯メール依存が 情 動的な反応 過剰な利用 脱対人コミュニ ケーション の3因子で構成されることを 示し また これらの因子がいずれも依存に基づく身体症状と関わりを持ち 自らの携帯 メール利用に対するこれらの側面の認知が 日常生活への不適応をもたらす可能性を示唆し ている また 現実生活において対人関係や社会的資源に恵まれる者は インターネット上でも社 交的に振る舞い インターネットを通して 現実生活での社会的関係をさらに広げ 深める ことができるが 現実生活におけるサポート量が乏しい者や 外向性の低い者は インター ネットの利用が周囲との関わりの希薄化 孤独感の増大をもたらすという指摘もある Kraut, Patterson, Lundmark, Kiesler, Tridas, & Scherlis, 1998 これらの研究は SNS が現在 ほど普及していない時期に行われているため SNS の利用に限定されたはおらずインター ネット全般の過剰な利用やインターネット全般への依存を中心とした議論となっている そ のため現在のように SNS 利用が一般化した状況を反映した研究とはいえないだろう SNS はその名の通り 社会的な関係性を前提としているサービスである 例えば小寺 200₉ は SNS の一つである mixi について mixi には 既存の関係の強化 知識 情報獲得 新た な出会い という機能的側面があり 携帯メールの代替として機能しているのではなく 新 たなコミュニケーション空間を提供している指摘している これらのことを踏まえると イ ンターネット利用のみを前提とした研究では SNS 利用に伴うストレスの研究には十分で ないと言えるだろう SNS の利用を前提とした研究としては Chou & Edge 2012 の研究がある 彼らは facebook の利用歴が長いほど あるいは facebook の利用量が多いほど 自分よりも他者の 方が幸せであると認知する傾向があることを示している SNS をはじめとしたコンピュー タ媒介型コミュニケーション computer-mediated communication CMC ではコミュニケー ションする相手の姿を直接見ることができないため 他者の印象形成はインターネットを通 じて提示されたわずかな情報を手がかりに行われる 特に CMC においては戦略的な自己 呈示が可能であるため 他者をより幸福な状態だと認知してしまいやすい そのため SNS 上に呈示された情報のみを参照して他者の印象を判断することが原因だと指摘している facebook の利用時間の長さは その他の変数を統制した場合にも 利用者の主観的幸福度を 下げるという指摘もある Kross, Verduyn, Demiralp, Park, Lee, Lin, Shablack, Jonides, & Ybarra, 201 国内の研究でも 総務省 201₃ 2014 SNS の依存度が高いものほど人間関係な どに不安を覚えることが指摘されているように SNS の利用に伴うネガティブな影響につ いては SNS の利用時間の長さや依存性に焦点を当てられ研究が行われてきた このような流れの中 facebook や SNS への依存度を測定する尺度も開発されている Andreassen, Torsheim, Brunborg, & Pallesen, 2012 Ellison, Steinfield & Lampe, 2007など し かし SNS ストレスの原因となっているのは SNS への依存だけとはいえず コミュニケー ションに伴う様々なストレスが想定され SNS 依存に留まらない SNS ストレスを測定する 尺度の作成が求められているといえるだろう SNS に限定されないインターネットの利用 時のストレスに関しては 河地 森脇 2012 によってインターネット利用上の不快な出来

3 SNS ストレス尺度の作成と SNS 利用動機の違いによる SNS ストレス 115 事 ストレス体験 尺度も作成されている 彼女らは 大学生におけるインターネット利用 上の不快な出来事 ストレス体験 を収集し それをもとに尺度の作成を行っている その 結果 期待はずれの反応 自分への中傷 相手の誤解 相手のネガティブな反応 といった対人ストレス体験を中心とした尺度構成となっている この尺度は インターネッ ト利用の際におこるストレスを感じる出来事や不快な出来事を経験することが攻撃性の悪化 抑うつの悪化につながる 高比良 200₉ という視点から インターネット利用の際に生じ る 不快な出来事 についてその頻度を測定する尺度として作成されている そのため こ れらの体験が当事者にとってどの程度ストレスになっているのかという点については明らか にしておらず SNS ストレスを測定する尺度としては十分なものとはいえないだろう 以 上のことを踏まえ 本研究では SNS 利用時のストレスに関する尺度の作成を試みる 目的 1 また インターネット利用の動機によってインターネットの利用時のストレスに違いがあ るという指摘もなされている Bessiere, Kiesler, Kraut, & Boneva 2008 によれば イン ターネットでコミュニケーションを取ることが主観的幸福に影響を及ぼすかどうかは どの ようにインターネットを利用するか 誰とコミュニケーションを取るか に依存している また 総務省 201₃ の調査でも 新しい友だち作りを目的とし 出会ったことのない人と の交流を求める人とインターネット依存傾向の関連性が指摘されている 以上のことから 本研究では SNS ストレスと利用動機の関連についての検討を行う 目的2 研究1 大学生を対象とした尺度の作成 予備調査 SNS を利用している社会心理学分野の学生11名 男性7名, 女性4名 に対し SNS を 利用しているときに 嫌だ 不愉快だ 煩わしいと感じること について 自由記述で回答 を求めた 収集された項目数は114項目で 類似した項目や 明らかに SNS ストレスと関連 しない項目を削除した結果 最終的に41項目を SNS ストレス尺度の項目として選定した 方法 調査対象者は大学生1₃6名 男性₃₇名 女性₉₉名 平均年齢20.₃0歳 SD 1.2₃ であった 講義中に質問紙を配布し 回答を求めた 質問紙の構成 ⑴ SNS の利用実態 SNS Facebook, Twitter, mixi, LINE, GREE, Mobage への1日あたりの投稿回数 1日に閲 覧している時間を尋ねた ⑵ SNS の利用動機 Kross et al. 201 の SNS の利用動機項目を参考に 友だちとの関係を維持するため 新しい友達を探すため 良い出来事があったときに 友だちと共有するため 嫌な出来 事があったときに 友だちと共有するため 新しい情報を得るため について どの程度

4 116 当てはまるかを5件法 1. まったくあてはまらない 5. とてもよくあてはまる で 尋ねた ⑵ SNS ストレス尺度 予備調査で選定した41項目からなる SNS ストレス尺度を作成した SNS を利用している ときの気持ちにどの程度あてはまるかについて尋ねた 1. まったくあてはまらない 5. とてもよくあてはまる の5件法 ⑶ SNS 利用時の気分状態 SNS を利用しているときの感情状態について 坂野 福井 熊野 堀江 川原 山本 野村 末松 1₉₉4 の気分調査票から 因子ごとにそれぞれ負荷量の高い4項目を用い ど の程度あてはまるかについて4件法で尋ねた 1. まったくあてはまらない 4. 非常によく あてはまる 研究1の結果 SNS の利用状況 本調査における調査対象者の SNS の利用状況を Table1に示した LINE と Twitter を利用 している 閲覧 投稿している 人数が他の SNS に比べて多く 投稿回数や閲覧時間も他 の SNS に比べて多いことが示された mixi GREE Mobage を利用している人は少なく 特 に GREE Mobage は 投 稿 を し て い る 人 が い な か っ た そ の た め 以 降 の 分 析 で は facebook Twitter LINE のデータのみを使用した また 各 SNS の1日の投稿回数 1日 に閲覧している時間の分布に偏りがあったため 以降の分析では対数変換したデータを使用 する Table 1 各 SNS の利用形態と利用頻度 facebook twitter mixi LINE GREE Mobage 頻度 頻度 頻度 頻度 頻度 頻度 利用無し 閲覧のみ 閲覧 + 投稿 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 閲覧時間 分 /1 日 投稿回数 回 /1 日 SNS ストレス尺度の因子分析 Table2は 得られたデータに探索的因子分析 最尤法 プロマックス回転 を行った結果 である 最大因子負荷量が0.40未満のであった項目と複数の因子に0.40以上負荷している項 目を除いた結果 24項目で8因子が抽出された 削除された項目については Table3に示し た 第1因子は 一度投稿するとどこまで広がるか分からず不安である SNS への投稿は 誰にチェックされているのかわからないので不安になる などの項目から構成されるため 投稿拡散不安 と命名した 第2因子は 定期的にチェックしていないと大事な情報を見 落とすのではないかと不安になる SNS の情報を見ておかないと話題についていけない気

5 SNS ストレス尺度の作成と SNS 利用動機の違いによる SNS ストレス 117 Table 2 SNS ストレス尺度の探索的因子分析 最尤法 プロマックス回転 の結果 因子 第1因子 投稿拡散不安 α =.8 一度投稿するとどこまで広がるか分からず不安である.842 SNS への投稿は誰にチェックされているのか分からないの で不安になる 一度投稿すると完全には消すことができないので不安である.691 SNS に書き込むと 自分の行動を人に把握される気がして 気持ちが悪い 自分の投稿を見てほしい人以外にも見られてしまうのが嫌だ 第2因子 閲覧の強要 α =.78 定期的にチェックしないと大事な情報を見落とすのではない かと不安になる SNS の情報を見ておかないと話題についていけない気がす る 友だちの投稿はいつもチェックしないといけない気がする コメントに対してすぐに返信しなければ嫌われるのではない かと不安になる 友だちからのコメントに返信しないと他のことに集中できな い 第3因子 社会的比較 α =.88 楽しそうな投稿を見ると悲しくなることがある 楽しそうな投稿をみると嫉妬してしまう SNS を見ていると他人が自分よりも幸せそうだと感じる 第4因子 友だち申請の拒絶 α =.85 あまり親しくない人から友だち申請が来るのが不愉快である 関わりたくない人からの友だち申請にうんざりしている 面識のない人から友だち申請されると いやな気持ちになる 第5因子 投稿の不自由さ α =.69 友だちが増えすぎて自由に発言しにくい SNS では書きたいことが書けないと思うことが多い 第6因子 SNS と現実の違い α =.79 SNS と現実との しゃべり方の違いに戸惑ってしまう SNS と現実の人間関係の違いに悩んでしまう 第7因子 過剰な繋がり α =.71 常に SNS で人とつながっている気がして疲れる 常に他人の情報を見ていることに疲れる 第8因子 背伸び α =.78 SNS では自分を良く見せなければいけないような気がして 煩わしい 何か良いことを投稿しなければと無理に背伸びをしてしまう 因子間相関

6 118 がする などの項目から構成されるため 閲覧の強要 と命名した 第3因子は 楽しそ うな投稿を見ると悲しくなることがある 楽しそうな投稿を見ると嫉妬してしまう と いった項目から構成されていることから 自分と他者を比較することによって生起するネガ ティブな感情を示していると解釈し 社会的比較 と命名した 第4因子は あまり親し くない人から友だち申請が来るのが不愉快である 関わりたくない人からの友だち申請に うんざりしている といった項目から構成されるため 友だち申請の拒絶 と命名した 第5因子は 友だちが増えすぎて自由に発言しにくい SNS では書きたいことが書けない と思うことが多い といった項目から構成されるため 投稿の不自由さ と命名した 第 6因子は SNS と現実との しゃべり方の違いに戸惑ってしまう SNS と現実の人間関係 の違いに悩んでしまう といった項目から構成されるため SNS と現実の違い と命名し た 第7因子は 常に SNS で人とつながっている気がして疲れる 常に他人の情報を見て いることに疲れる といった項目から構成されるため 過剰な繋がり と命名した 第8 因子は SNS では自分を良く見せなければいけないような気がして煩わしい 何か良いこ とを投稿しなければと無理に背伸びしてしまう といった項目から構成されるため 自分の 良いイメージを意図的に表出しなければならないことを示していると解釈し 背伸び と 命名した また 因子間相関を算出したところ すべての因子間で弱 中程度の正の相関が 見られた α係数は.6₉.₈₈で 信頼性は高いといえる Table 因子分析の結果 削除された項目 SNS では何を言われるかわからないから怖い SNS で自分の個人情報を人に書かれるのではないかと不安だ SNS の機能がよくわからないので 利用するのが不安だ コメントに対して 返信するタイミングに悩んでしまう コメントをくれた人全員に返信しなければいけないかと思うと気が重い 興味のない情報が多すぎてわずらわしい 見たくもない他人のグチが目に入ってしまうのが苦痛だ 見知らぬ人からコメントされるのが怖い 自分の投稿に対する反応が気になって仕方ない 勝手に自分の写真を SNS 上に投稿されると不愉快だ 知られたくない自分の人間関係が知られてしまいそうで嫌だ 通知が頻繁に来るのでうっとうしい 投稿するときに友だちの反応を気にして内容を変えてしまうことがよくある 返信をしないと 後で何か言われそうで怖い 友だちからコメントされることが怖い 友だちから来たコメントに返信するのが面倒である 友だちが自分の投稿を読んでくれたかどうか気が気でない 次に 探索的因子分析の結果に基づき 8因子の上位に SNS ストレス因子をおく2次因 子モデルに対して確証的因子分析を行った その結果 モデルの適合度はχ2 25 =04.07 p<.01, AGFI=.81, CFI=.96, RMSEA=.05と概ね良好であった Figure 1 男女別の平均値および標準偏差は Tabale4の通りであった t 検定の結果, 投稿拡散不安 閲覧の強要 社会的比較 投稿の不自由さ において有意な差が認められた いずれも 第2因子の 友だちの投稿はいつもチェックしないといけない気がする は第6因子への負荷量も高い ことからパスを想定した

7 SNS ストレス尺度の作成と SNS 利用動機の違いによる SNS ストレス Figure SNS ストレス尺度の確証的因子分析結果 二次因子モデル 女性の方がストレスの程度が高い Table 4 投稿拡散不安 閲覧の強要 社会的比較 友だち申請の拒絶 投稿の不自由さ SNS と現実の違い 過剰な繋がり 背伸び 各因子の男女別の平均値と標準偏差および t 検定の結果 平均 男性 SD 平均 女性 SD t値 p<.01, p<.05 SNS ストレス尺度得点と SNS 利用時の気分の相関分析 Table5は気分調査票の因子分析 最尤法 プロマックス回転 を行った結果である 因 子負荷量が0.40未満であった項目と複数の因子に0.40以上負荷している項目を除いた結果 16項目で5因子が抽出された 因子名は先行研究 坂野ら, 1₉₉4 に従い 第1因子は 興 奮 第2因子は 緊張 第3因子は 抑うつ 第4因子は 疲労感 第5因子は 爽快 感 と命名した 爽快感 のα係数は.46と低いこと および本研究の目的からは関連が 薄いことから 今後の分析からは省いた Table6は SNS ストレス尺度の各因子と気分調査票の各因子の相関係数である SNS スト

8 120 Table 5 気分調査票の因子分析 最尤法 プロマックス回転 の結果 因子 第1因子 興奮 α =.74 気分が高ぶってじっとしていられない 興奮している そわそわしている 将来のことをあれこれ考えてしまう いろんな思いが心をよぎる 第2因子 緊張 α =.61 気楽にやることができる 緊張している くつろいだ気分だ 第3因子 抑うつ α =.85 気分が沈んで憂うつである がっかりしている 気持ちがめいっている 第4因子 疲労感 α =.61 何もしたくない しらけている わけもなく疲れたような感じがする 第5因子 爽快感 α =.46 頭の中がすっきりしている 心静かな気分だ 因子間相関 レス尺度の 友だち申請の拒絶 因子と気分調査表の 興奮 因子 SNS ストレスの各因 子と気分調査票の 爽快感 因子の間以外のすべての因子間で有意な相関関係が認められた 一方で SNS の利用頻度と気分調査票の各因子との相関は Twitter の利用頻度が 緊張因 子と弱い負の相関が認められたのみで 他の因子間に有意な相関は認められなかった SNS ストレス尺度得点と SNS 利用動機の相関分析 Table7は SNS ストレス尺度の各因子と SNS の利用動機得点の相関係数である 友だち との関係を維持するため 良い出来事 悪い出来事を友だちと共有する という動機が多 くの SNS ストレスと正の相関が認められた

9 SNS ストレス尺度の作成と SNS 利用動機の違いによる SNS ストレス Table 6 SNS ストレス尺度と SNS 利用時の気分の相関係数 興奮 SNS ストレス SNS 利用 緊張 抑うつ 疲労感 0.41 投稿拡散不安 閲覧の強要 社会的比較 友だち申請の拒絶 投稿の不自由さ SNS と現実の違い 過剰な繋がり 背伸び FB 投稿数 FB 閲覧時間 Twi 投稿数 Twi 閲覧時間 LINE 投稿数 LINE 閲覧時間 Table 7 投稿拡散不安 閲覧の強要 社会的比較 友だち申請の拒絶 投稿の不自由さ SNS と現実の違い 過剰な繋がり 背伸び p <.01, p <.05 SNS ストレス尺度と SNS 利用動機の相関係数 友人関係 維持 新しい友だち 良い出来事 嫌な出来事 新しい情報 共有 共有 収集 p <.01, p <.05 研究1のまとめ 本研究の目的は SNS ストレス尺度を作成することであった 探索的因子分析の結果 投稿拡散不安 因子 閲覧の強要 因子 社会的比較 因子 友だち申請の拒絶 因 子 投稿の不自由さ 因子 SNS と現実の違い 因子 過剰な繋がり 因子 背伸び 因子からなる 8因子24項目の尺度が作成された Table 信頼性係数やデータの適合度 も十分な値を示していた SNS ストレス尺度と気分調査票の相関関係を検討したところ SNS ストレス尺度の各因 子と気分調査票の 興奮 緊張 抑うつ 疲労感 因子と有意な正の相関が見られた Table6 興奮 因子は 気分が高ぶってじっとしていられない 緊張因子 は 気楽 にやることが出来る 逆転項目 といった項目から構成されており 各 SNS ストレスが高 い人ほど SNS 利用時にリラックスしていないことを意味している 以上のことから妥当性

10 122 も十分にあるといえるだろう SNS ストレス尺度と SNS の利用目的との関連を見てみると Table6 友人との関係を 維持するため は SNS ストレス尺度の 過剰な繋がり 以外のすべての因子と有意な相関 が認められた 一方 新しい友だちを探すため は 閲覧の強要 社会的比較 背伸び と有意な相関が見られた このことから 現実の友人との関係維持を目的とする場合は多く の SNS 側面のストレスを感じやすい 一方 新しい友だち探し や 新しい情報を得るこ と などを目的としている場合はそれほど多くの SNS ストレスとは関連しないことなどが 分かる また 良い出来事 悪い出来事を友だちと共有する ことを目的としている場合 は 特に 社会的比較 との関連が強く 友人と出来事や感情を共有したいと考えている ユーザーは他者との比較によってストレスを感じていることが示された 現状の友人との関 係維持や友人と出来事や感情を共有したいと考えているユーザーは他者との比較によってス トレスを感じていることが示された 研究2 Web 調査による SNS ストレス調査 調査の概要 若年層の SNS 利用率が非常に高いこと 10代 ₇6.₃% 20代 ₉1.0% 総務省, 2014 から 研究1では 大学生のみを対象者として調査を行った しかし 近年では40代でも利 用率が60% を超え 若年層以外の年代でも利用が一般化しつつある このような現状を踏 まえ 研究2では 尺度の再検討を目的に10代から60代までの SNS 利用者を対象に再度調査 を行った 調査方法 2014年12月にクロス マーケティング社の登録会員から1₈歳から6₉歳までの男女を対象に 世代と性別ごとに50名ずつ割当てた 10代のみ25名ずつ 合計550名 平均年齢42.06歳 SD 14.₉4 を対象に調査を行った 調査項目 ① SNS FB Twitter 2ちゃんねる まとめブログ の投稿頻度および閲覧頻度について 自分の頻度に合わせて 1日に 回 週に 回 月に 回 年に 回 いずれかの回 答形式を選択させ さらに回数を尋ねた ② SNS の利用目的について調査1の項目に加え 総務省 201₃ を参考に2項目加えた 暇つぶしのため さみしさを まぎらわすた め ③調査1 予備調査 で作成した SNS ストレス尺度をもとに 表現の分かりにく かった項目を修正した4項目を加えた45項目 ④ SNS を利用しているときの気分について 坂野他 1₉₉4 の気分調査票の5因子 緊張と興奮 爽快感 疲労感 抑うつ感 不 安感 について因子負荷量の高い4項目ずつ計20項目

11 SNS ストレス尺度の作成と SNS 利用動機の違いによる SNS ストレス 12 研究2の結果 SNS の利用状況 Table8は SNS の利用頻度を1年間あたりの頻度に計算した基礎統計量である 閲覧 投 稿いずれにおいても Twitter が最も多い 分布に偏りがあることから 分析の際には 対数 変換した値を用いた また それぞれの投稿頻度は欠損値が多いことから今後の分析からは 除外した Table 8 facebook Twitter 2 ちゃんねる まとめブログ SNS の閲覧 投稿頻度 1年あたり の平均値および標準偏差 閲覧 回 / 年 投稿 回 / 年 閲覧 回 / 年 投稿 回 / 年 閲覧 回 / 年 投稿 回 / 年 閲覧 回 / 年 投稿 回 / 年 平均値 SD SNS ストレス尺度 気分調査票の因子分析 得られたデータに対して因子分析 最尤法 プロマックス回転 を行った 因子負荷量が 0.₃0未満であった項目を除いた結果 26項目で7因子が抽出された Table9 調査1での 投稿の不自由さ の2項目が負荷量の低さから削除された また モデルの適合度はχ2 164 = 05. p<.01, CFI =.98, RMSEA =.04であり基準を満たしていた 世代 性別の平均値は Table10の通りである 分散分析の結果 情報拡散不安 において 男性よりも女性が不安を感じていた F 1,5₃₈ =5.₇₃, p<.05, p η2.011 また 社会的 比較 において世代の主効果が認められた F 5,5₃₈ =₇.₃4, p<.01 p η2.06₃ 多重比較 の結果 10代と20代が50代と60代よりも社会的比較ストレスが高いことが示された 気分調査票の20項目について因子分析 最尤法 プロマックス回転 を行った結果 研究 1の 抑うつ感 疲労感 の2つの因子が一つの因子にまとまり 不安感 α =.₈₉ 抑 うつ疲労感 α =.₉₃ 緊張興奮 α =.₈1 爽快感 α =.₇₉ の4因子が抽出された 爽快感 については 本研究の目的から外れるため 今後の分析から除外した SNS ストレスと利用状況の関連の検討 Table11は SNS ストレス尺度の各因子および SNS 利用閲覧頻度と気分調査票の各因子と 相関係数である 2ちゃんねるの利用頻度と閲覧強迫をのぞくと いずれも有意な相関を示 さなかった SNS 利用動機と SNS ストレス尺度 SNS 利用動機の全ての項目間に有意な相関関係が認められたため 動機尺度の各因子得 点に対して Ward 法によるクラスタ分析を行い 回答者を分類した デンドログラムの推移

12 124 Table 9 SNS ストレス尺度の因子分析 最尤法 プロマックス回転 の結果 F1 閲覧強迫 α.857 定期的に見ていないと大事な情報を見落とすのではないかと不安にな る 友だちの投稿はいつもチェックしないといけない気がする SNS の情報を見ておかないと 話題についていけない気がする 0.71 友だちからのコメントに返信しないと 他のことに集中できない コメントに対してすぐに返信しなければ嫌われるのではないかと不安 になる F2 情報拡散不安 α.885 一度投稿すると 情報がどこまで広がるか分からず不安である SNS への投稿は 誰にチェックされているのか分からないので不安に なる 一度投稿すると 完全には消すことができないので不安である SNS に書き込むと 自分の行動を人に把握される気がして気持ちが悪 い 自分の投稿を見てほしい人以外にも見られてしまうのが嫌だ F 友だち申請の拒絶 α 面識のない人から友だち申請されると いやな気持ちになる 0.07 あまり親しくない人から友だち申請が来るのが不愉快である 関わりたくない人からの友だち申請にうんざりしている F4 社会的比較 α.857 楽しそうな投稿を見ると嫉妬してしまう 楽しそうな投稿を見ると悲しくなることがある SNS を見ていると 他人が自分よりも幸せそうだと感じる 常に SNS で人とつながっている気がして疲れる 常に他人の情報を見ていることに疲れる F5 過剰な繋がり α.80 SNS を続けていると知られたくない人間関係が知られてしまいそうで 嫌だ F6 SNS と現実のギャップ α.84 SNS と現実との しゃべり方の違いに戸惑ってしまう SNS での馴れ馴れしさに戸惑ってしまう 実際に会ったときと SNS での態度のギャップに戸惑うことがある SNS と現実の人間関係の違いに悩んでしまう F7 背伸び α.848 何か良いことを投稿しなければと 無理に背伸びをしてしまう SNS では 自分を良く見せなければいけないような気がして煩わしい 0.07 充実した自分を SNS 上で演出するために 無理をしてしまうことがあ る 因子間相関

13 SNS ストレス尺度の作成と SNS 利用動機の違いによる SNS ストレス Table 10 過剰な繋がり 男性 女性 125 性 世代ごとの平均値と標準偏差 ギャップ 男性 閲覧強迫 女性 男性 情報拡散不安 女性 男性 女性 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 10 代 代 代 代 代 代 全体 背伸び 男性 10 代 20 代 0 代 40 代 50 代 60 代 全体 申請拒絶 女性 男性 社会的比較 女性 男性 女性 全体 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD 平均 SD Table 11 過剰な繋がり ギャップ 閲覧強迫 情報拡散 背伸び 申請拒絶 社会的比較 抑うつ感 緊張興奮 不安感 爽快感 SNS 閲覧頻度と SNS ストレスとの相関係数 FB TW ch まとめブログ p <.01, p <.05, + p <.10 から5つのクラスタを採用し 各クラスタの各尺度の標準得点を求めたところ 情報収集 型 n=₉₈ 暇つぶし型 n=101 消極利用型 n=₇5 友人関係維持型 n=1₇5 不 満解消型 n=101 と解釈できる5分類に分けられた Figure 2 いずれのストレスに対しても動機タイプの違いの主効果が認められた 多重比較の結果 全体的な傾向として 欲求解消型 友人関係維持型 が 情報収集型 や 消極的型 暇 つぶし型 に比べて ストレス得点が高い傾向であった Table 12 SNS ストレスが気分状態に与える影響 Table1 15は 動機タイプごとに SNS ストレスが SNS 利用時の気分状態 抑うつ 不 安 緊張 に与える影響について 重回帰分析を行った結果である 全体としては 社会的

14 126 Figure 2 クラスター分析に基づく回答者の分類と各ストレスの標準得点 Table 12 回答者のタイプごとの SNS ストレス得点 過剰な繋がり ギャップ 閲覧強迫 情報拡散 背伸び 申請拒絶 社会的比較 mean SD mean SD mean SD mean SD mean SD mean SD mean SD 情報収集型 暇つぶし型 消極的利用型 友人関係維持型 欲求解消型 F 4,545 値 p <.01, p <.05 Table 1 過剰な繋がり ギャップ 閲覧強迫 情報拡散不安 背伸び 申請拒絶 社会的比較 adj R2 SNS 利用動機別の不安感に対するストレスの影響 情報収集 暇つぶし 消極利用 友人関係 欲求解消 Table 14 SNS 利用動機別の抑うつ疲労感に対するストレスの影響 過剰な繋がり ギャップ 閲覧強迫 情報拡散不安 背伸び 申請拒絶 社会的比較 adj R2 情報収集 暇つぶし 消極利用 友人関係 欲求解消

15 SNS ストレス尺度の作成と SNS 利用動機の違いによる SNS ストレス Table SNS 利用動機別の緊張興奮感に対するストレスの影響 情報収集 過剰な繋がり ギャップ 閲覧強迫 情報拡散不安 背伸び 申請拒絶 社会的比較 adj R 暇つぶし 0.28 消極利用 友人関係 欲求解消 p <.01, p <.05, p <.10 比較 に関するストレスを感じることが気分状態に強い負の影響を与えている 特に欲求解 消や暇つぶしを目的にしている場合 その傾向は顕著である 一方で情報収集や消極的利用 など 限られた利用目的 閲覧が中心 の場合 社会的比較ストレスの影響は少ない また 友人関係維持を目的とした場合には 過剰な繋がり ギャップ に関するストレスが気分 状態に強い負の影響を与えている 考察 SNS ストレス尺度について 本研究の第一の目的は SNS ストレスを測定するための尺度開発であった これまで SNS 利用におけるネガティブな影響に関しては 依存や過剰利用に焦点を当てられ研究が なされていたり インターネットストレスとして研究されるなど SNS が普及した現状を 反映した内容とはいえなかった そこで 大学生を対象とした調査 研究1 および10代 60代の SNS 利用者を対象とした調査 研究2 という2つの調査を通して SNS ストレス尺 度の作成を行った その結果 研究1の 投稿の不自由さ 因子が研究2では負荷量の低さ から因子として抽出されなかったことを除いて 2つの調査で同様の構造が確認され 最終 的には 投稿拡散不安ストレス 因子5項目 閲覧強要ストレス 因子5項目 社会的 比較ストレス 因子3項目 友だち申請の拒絶ストレス 因子3項目 SNS と現実の ギャップストレス 因子3項目 過剰な繋がりストレス 因子3項目 背伸びストレス 因子3項目の 7因子26項目の尺度構成となった 各因子とも 気分状態 抑うつ 不安 緊張 との相関も認められたことから 妥当な尺度構成がなされたと言えるだろう 投稿 の不自由さ 因子が抽出されなかった理由は 過剰な繋がり 因子と類似した概念であっ たためだと考えられる 投稿拡散不安ストレスは SNS に投稿をすることに対する不安について尋ねる項目に よって構成され 特に 一度投稿するとどこまで広がるか分からず不安である という項目 に負荷量が高く 不特定多数の人に自分の投稿を見られることに対する不安を示す因子とい える 閲覧強要ストレスは 定期的に見ていないと大事な情報を見落とすのではないかと不安 になる という情報の見落とし回避の強迫観念について尋ねる項目と コメントに対して

16 128 すぐに返信しなければ嫌われるのではないかと不安になる といったコメントへの返信の面 倒さに関する項目から構成されている 社会的比較ストレスと背伸びストレスは 類似した概念ではある しかし 社会的比較ス トレスの項目が 他者の投稿を見ることによって 相対的に自分が劣っていると感じてしま い 自尊感情が低下するという内容であるのに対して 背伸びストレスの項目は SNS で 自分の良い側面を演出しなくてはならないと感じるという内容の項目で構成されているよう に 比較した後にポジティブに自己呈示しようとする事に対する煩わしさという点で異なっ ている 過剰な繋がりストレスは 常に SNS で人とつながっている気がして疲れる 常に他人の 情報を見ていることに疲れる といった項目から構成されており 携帯電話やスマートフォ ンを持っていればいつでも SNS に接続できるという利便性が 過剰なまでの人との繋がり を促進していることを示す因子であると考えられる SNS と現実のギャップストレスと 友だち申請の拒絶ストレスは 前者が 既に友人関 係が作られている相手とのコミュニケーションに対する SNS と現実のギャップに関する内 容であるのに対して 後者は あまり親しくない人や距離をおきたい人との SNS 上でのコ ミュニケーションに対する反応である SNS 利用動機と SNS ストレス 本研究の第二の目的は SNS の利用動機と SNS ストレスの関係について検討することで あった 全体的な傾向として SNS 利用動機が欲求解消型や友人関係維持型の場合 各 SNS ストレスが高いことが示された Table12 一方で 暇つぶし型や消極的利用型の場合 は いずれの SNS ストレスも低い また 動機タイプごとに SNS ストレスが SNS 利用時の気分状態 抑うつ 不安 緊張 に与える影響について 重回帰分析を行った結果からは Table1 15 全体としては社会 的比較ストレスを感じることが気分状態に強い負の影響を与えていた 特に 欲求解消型や 暇つぶし型の場合 その傾向は顕著である 一方で情報収集や消極的利用など 限られた利 用目的の場合 社会的比較ストレスの影響は少なく 社会的比較ストレスを感じていながら も そのことが抑うつや不安感には直接繋がらないようである これらの利用動機に基づい た SNS 利用者は閲覧が中心であることに加え SNS を他者との交流の場として捉えていな いため 自己と他者の比較が重要な意味を持たないのであろう SNS 利用動機が友人関係維持型の場合には過剰な繋がりストレスや 現実とのギャップ ストレスが気分状態に比較的強い負の影響を与えていた 友人関係を維持するためには 対 面でのコミュニケーションだけではなく SNS 上でもコミュニケーションをとり続けるこ とを迫られたり SNS 上での過剰なコミュニケーションがゆえに 対面時とのギャップも 生じてしまうのであろう SNS 利用時間とストレス SNS ストレス尺度の各因子および気分調査票の各因子と SNS の利用頻度に関する各変数 との関連を検討した結果 2ちゃんねるの利用頻度と閲覧強迫のみで有意な相関が示された

17 SNS ストレス尺度の作成と SNS 利用動機の違いによる SNS ストレス 129 Table 6 12 欧米での研究では インターネットや SNS の利用量の多さが抑うつや孤独 感の増大 主観的幸福感の低下と関連することを示す知見があるが e.g. Kraut, et. al., 1998 ; Kross et al., 201 本研究では利用時間とストレスや抑うつとの関連はほとんど認められ なかった 利用時間などよりも どのような目的から SNS を利用しているのかということ の方が 強い影響力を持っていた いくら長時間利用していようと 情報収集型のように 対人コミュニケーションの場として捉えていなければ ストレスにはならないのだろう ただし利用頻度に関するデータは分布に偏りが認められているためという可能性も捨てき れない また 今回の調査では一時点における SNS 利用量とストレスを検討したに過ぎず 長期的な調査によって SNS 利用頻度の変化と SNS ストレス 抑うつ感の変化を検討するこ とにより SNS の利用量が精神的健康に及ぼす影響を明確にできると考えられる 引用文献 Andreassen, C. S., Torsheim, T., Brunborg, G. S., Pallesen, S. (2012). The bergen facebook addiction scale. Psychological Reports, 110⑵, Bessiere, K., Kiesler, S., Kraut, R., & Boneva, B. S. (2008). Effects of internet use and social resources on changes in depression. Information, Community & Society, 11⑴, Chou, H. T. G., & Edge, N. (2012). They are happier and having better lives than I am : the impact of using Facebook on perceptions of others' lives. Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking, 15⑵, Ellison, N. B., Steinfield, C., & Lampe, C. (2007). The benefits of Facebook "friends : " Social capital and college students use of online social network sites. Journal of Computer-Mediated Communication, 12, 河地由恵 森脇愛子 2012 大学生におけるインターネット利用上の不快な出来事 ストレス体 験 尺度の作成 帝京大学心理学紀要 小寺敦之 200₉ 若者のコミュニケーション空間の展開 : SNS mixi の利用と満足および携帯 メール利用との関連性 情報通信学会誌 27⑵ Kraut, R., Patterson, M., Lundmark, V., Kiesler, S., Tridas, M., & Scherlis, W. (1998). Internet paradox : A social technology that reduces social involvement and psychological well-being? American Psychologist, 5, Kraut,R., S., Boneva, B., Cummings, J., Helgeson, V., & Crawford, A. (2002). Internet paradox revisited. Journal of Social Issues, 58, 4₉-₇4. Kross E., Verduyn P., Demiralp E., Park J., Lee D. S., Lin N., Shablack H., Jonides J., Ybarra O. (201). Facebook use predicts declines in subjective well-being in young adults. PLoS ONE, 8⑻, e 坂野雄二 福井知美 熊野宏昭 堀江はるみ 川原健資 山本晴義 野村忍 末松弘行 1₉₉4 新しい気分調査票の開発とその信頼性 妥当性の検討 総務省 201₃ 平成24年 心身医学 4⑻ 62₉-6₃₉ 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 http : // 2016年10月₃1日アクセス 総務省 2014 中学生のインターネットの利用状況と依存傾向に関する調査 http : //

18 年10月₃1日アクセス 総務省 2016 平成2₇年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 http : // gaiyou.pdf 2016年10月₃1日アクセス 高比良美詠子 200₉ インターネット利用と精神的健康 三浦麻子 森尾博昭 川浦康至 編 イ ンターネット心理学のフロンティア 個人 集団 社会 誠信書房 20-5₈ 吉田俊和 高井次郎 元吉忠寛 五十嵐祐 2005 インターネット依存および携帯メール依存の メカニズムの検討 認知 行動モデルの観点から 平成15年度電気通信普及財団研究調査報告 書 1₇6-1₈₃

19 11 Developing the Social Networking Service Stress Scale and analyzing the relation between SNS motivations and subjective wellbeing ABSTRACT The purposes of this study were (1) to develop the Social Networking Service (SNS) Stress Scale, and (2) to analyze the relation between SNS motivations and subjective wellbeing. First, we developed the SNS Stress Scale consisting of seven factors : social comparison, obligation to check, request rejection, gap between online and offline, staying online for a long time, overextension, and fear of diffusion. Second, we conducted an internet survey with SNS users. The results showed that (1) the stress of social comparison decreases wellbeing, (2) an SNS user aiming to maintain friendship feels increased stress and decreased wellbeing than others, () for an SNS user aiming to maintain friendship, the negative effect of staying online for a long time is stronger on depression tendency than other factors, and (4) SNS usage duration is not correlated with well-being/depression. KEYWORDS : Social Networking Service (SNS), SNS Stress, Psychological health 2016年10月₃1日受理 12月1₃日掲載承認

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