気象概況は第 表及び第 図 風向頻度及び風向別平均風速は第 表 風配図は第 図のとおりである 山田地域気象観測所における平成 29 年の年間降水量は 1,444.0mm 年平均気温は 13.1 年平均風速は 2.2m/s 日照時間は 1,856.4 時

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1 第 3 章事業実施想定区域及びその周囲の概況事業実施想定区域及びその周囲における自然的状況及び社会的状況 ( 以下 地域特性 という ) について 環境要素の区分ごとに事業特性を踏まえ 計画段階配慮事項を検討するにあたり必要と考えられる範囲を対象に入手可能な最新の文献その他の資料により把握した 3.1 自然的状況 大気環境の状況 1. 気象の状況事業実施想定区域は福島県いわき市南部に位置する いわき市は浜通りに位置し 梅雨の時期と秋に雨が多く 夏も海からの涼しい風が吹く 冬季の積雪は少ない 事業実施想定区域に最寄りの地域気象観測所として山田地域気象観測所があり その概況と位置は第 表及び第 図のとおりである 第 表事業実施想定区域及びその周囲の地域気象観測所 観測所名所在地緯度経度海面上の高さ風速計の高さ 山田 いわき市山田町大谷 北緯 東経 地域気象観測所一覧 ( 平成 30 年 6 月 28 日現在 ) ( 気象庁 平成 30 年 ) より作成 25m 10m 地域気象観測所一覧 ( 平成 30 年 6 月 28 日現在 ) ( 気象庁 平成 30 年 ) より作成 第 図地域気象観測所の位置 (24)

2 気象概況は第 表及び第 図 風向頻度及び風向別平均風速は第 表 風配図は第 図のとおりである 山田地域気象観測所における平成 29 年の年間降水量は 1,444.0mm 年平均気温は 13.1 年平均風速は 2.2m/s 日照時間は 1,856.4 時間である 年 第 表 (1) 山田地域気象観測所の気象概況 ( 平成 21~29 年 ) 項目 気温 ( ) 風向 風速 (m/s) 降水量平均最大最高最低 (mm) 平均風速日平均日最高日最低風速風向 日照時間 ( 時間 ) 平成 21 年 16.2 ] 21.2 ] 11.9 ] ] 1,380.0 ] 1.9 ] 12.6 ] 北北西 1,335.9 ] 平成 22 年 , 北北西 1,794.8 平成 23 年 , 南東 1,931.2 平成 24 年 , 南東 1,914.6 平成 25 年 , 北北西 1,934.9 平成 26 年 , 北北西 1,993.1 平成 27 年 , 北西 1,882.4 平成 28 年 , 北北西 1,865.9 平成 29 年 , 北北西 1,856.4 注 : ] は統計を行う対象資料が許容範囲を超えて欠けている( 資料不足値 ) 値そのものを信用すること はできず 通常は上位の統計に用いないが 極値 合計 度数等の統計ではその値以上 ( 以下 ) である ことが確実である といった性質を利用して統計に利用できる場合がある 気象統計情報平年値 ( 気象庁 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) より作成 月 第 表 (2) 山田地域気象観測所の気象概況 ( 平成 29 年 ) 合計日最大 降水量 (mm) 気温 ( ) 風向 風速 (m/s) 最大 1 時間 10 分間 日平均 平均 日最高 日最低 最高最低 平均風速 最大風速 最大瞬間風速 風速風向風速風向 日照時間 ( 時間 ) 北西 20.4 北北西 北北西 24.6 北 北北西 22.9 北北西 北西 23.6 北北西 北西 18.5 北西 北北西 19.0 北 南南東 12.4 南南東 南東 11.6 東南東 南東 16.3 南東 ) 北北西 23.4 北西 北西 19.6 北北西 北北西 22.0 北北西 年 1, 北北西 24.6 北 1,856.4 注 : ) は統計を行う対象資料が許容範囲で欠けているが 上位の統計を用いる際は一部の例外を除いて正常値 ( 資料が欠けていない ) と同等に扱う ( 準正常値 ) 必要な資料数は 要素又は現象 統計方法により若干異なるが 全体数の 80% を基準とする 気象統計情報 ( 気象庁 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 (25)

3 ( ) 40 日平均日最高日最低 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 気温 (mm) 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 降水量 (m/s) 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 平均風速 ( 時間 ) 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 日照時間 気象統計情報 ( 気象庁 HP 閲覧日 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 第 図山田地域気象観測所の気象概況 ( 平成 29 年 ) (26)

4 風向 第 表山田地域気象観測所の風向頻度及び風向別平均風速 ( 平成 29 年 ) 季節 春季 ( 3~5 月 ) 夏季 ( 6~8 月 ) 秋季 ( 9~11 月 ) 冬季 ( 1,2,12 月 ) 年間 風向頻度 ( % ) 平均風速 ( m/s ) 風向頻度 ( % ) 平均風速 ( m/s ) 風向頻度 ( % ) 平均風速 ( m/s ) 風向頻度 ( % ) 平均風速 ( m/s ) 風向頻度 ( % ) 平均風速 ( m/s ) 北北東 北東 東北東 東 東南東 南東 南南東 南 南南西 南西 西南西 西 西北西 北西 北北西 北 静穏 合計 平均 欠測 注 :1. 静穏は 0.2m/s 以下である 2. 四捨五入を行っているため 各風向の出現頻度の合計が 100% にならないことがある 3. 頻度の 0 は出現しなかったことを示す 気象統計情報 ( 気象庁 HP 閲覧日: 平成 30 年 6 月 ) より作成 春季 N 30% 夏季 N 30% 年間 N 30% W m/s E W m/s E W m/s E 秋季 S N 30% 冬季 34.8 S N 30% S W m/s E W m/s E S S 注 :1. 風配図の実線は風向出現頻度 (%) 棒線は平均風速 (m/s) を示す 2. 風配図の中心円内の数字は 静穏率 ( 風速 0.2m/s 以下 %) を示す 気象統計情報 ( 気象庁 HP 閲覧日 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 第 図山田地域気象観測所の風配図 ( 平成 29 年 ) (27)

5 2. 大気質の状況福島県内の大気質の常時監視測定局数は 平成 28 年 3 月末時点で 一般環境大気測定局が 34 局 自動車排出ガス測定局が 3 局の計 37 局である 事業実施想定区域近傍の測定局として 一般環境大気測定局 ( 以下 一般局 という ) の上中田局 花ノ井局及び金山局が設置されており 測定項目は第 表 位置は第 図のとおりである 区分市測定局 第 表大気測定局の概要及び測定項目 ( 平成 28 年度 ) 用途地域 二酸化硫黄 浮遊粒子状物質 光化学オキシダント 二酸化窒素 一酸化窒素及び窒素酸化物 微小粒子状物質 非メタン炭化水素 メタン 上中田準工 一般局いわき市 花ノ井住 金山未 注 :1. は測定が行われていること - は行われていないことを示す 2. 用途地域については以下のとおりである 住 : 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 最終改正 : 平成 29 年 6 月 2 日 ) 第 8 条第 1 項第 1 号の用途地域のうち 第 1 種低層住居専用地域 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種中高層住居専用地域 第 2 種中高層住居専用地域 第 1 種住居地域 第 2 種住居地域 及び 準住居地域 ( 旧 第 1 種住居専用地域 第 2 種住居専用地域 及び 住居地域 ) に該当する地域準工 : 同条に定めるもののうち 準工業地域 未 : 同条に定めるもののうち いずれにも該当しない地域 大気汚染測定結果 ( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) 環境数値データベース ( 国立環境研究所 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 (28)

6 大気汚染測定結果( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 第 図大気測定局の位置 (29)

7 定局(1) 二酸化硫黄平成 28 年度の測定結果は第 表のとおりであり 環境基準に適合している また 平成 24~28 年度の年平均値の経年変化は 第 表及び第 図のとおりである 環境基準とその評価環境基準 :1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm 以下であり かつ 1 時間値が 0.1ppm 以下であること 短期的評価 :1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm 以下であり かつ 1 時間値が 0.1ppm 以下であること 長期的評価 :1 日平均値の年間 2% 除外値が 0.04ppm 以下であること ただし 1 日平均値が 0.04ppm を超えた日が 2 日以上連続しないこと 種別市測第 表二酸化硫黄の測定結果 ( 平成 28 年度 ) 名有効測定定時日数測間年平均値1 時間値が 0.1ppm を超えた日数とその割合 日平均値が 0.04ppm を超えた時間数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.04ppm を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.04ppm を超えた日数 日時間 ppm 時間 % 日 % ppm ppm 有 無 日 上中田 一般局いわき市花ノ井 金山 大気汚染測定結果( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 区分 市 測定局名 上中田 第 表二酸化硫黄の年平均値の経年変化 項目 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 一般局いわき市花ノ井年平均値 ppm 金山 大気汚染測定結果 ( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 (30)

8 (ppm) 上中田花ノ井金山 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 大気汚染測定結果( 平成 28 度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 第 図二酸化硫黄の年平均値の経年変化 (2) 浮遊粒子状物質平成 28 年度の測定結果は第 表のとおりであり 環境基準に適合している また 平成 24~28 年度の年平均値の経年変化は 第 表及び第 図のとおりである 環境基準とその評価環境基準 :1 時間値の 1 日平均値が 0.10mg/m 3 以下であり かつ 1 時間値が 0.20mg/m 3 以下であること 短期的評価 :1 時間値の 1 日平均値が 0.10mg/m 3 以下であり かつ 1 時間値が 0.20mg/m 3 以下であること 長期的評価 : 日平均値の年間 2% 除外値が 0.10mg/m 3 以下であること ただし 1 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続しないこと 種別市測第 表浮遊粒子状物質の測定結果 ( 平成 28 年度 ) 定局名有効測定定時日数測間年平均値1 時間値が 0.20 mg/m 3 を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.10 mg/m 3 を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.10 mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.10 mg/m 3 を超えた日数 日時間 mg/m 3 時間 % 日 % mg/m 3 mg/m 3 有 無 日 上中田 一般局いわき市金山 大気汚染測定結果 ( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 区分 市 第 表浮遊粒子状物質の年平均値の経年変化 測定局名 項目 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 上中田 一般局いわき市年平均値 mg/m 3 金山 大気汚染測定結果 ( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 (31)

9 (mg/m 3 ) 上中田金山 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 大気汚染測定結果 ( 平成 28 度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 第 図浮遊粒子状物質の年平均値の経年変化 (3) 光化学オキシダント 平成 28 年度の測定結果は第 表のとおりであり 環境基準に適合していない また 平成 24~28 年度昼間の 1 時間値の年平均値の経年変化は 第 表及び第 図のとおりである 環境基準とその評価環境基準 :1 時間値が 0.06ppm 以下であること 環境基準の評価 : 昼間 (5 時から 20 時まで ) の 1 時間値が 0.06ppm 以下であること 区分 一般局 第 表光化学オキシダントの測定結果 ( 平成 28 年度 ) 市 いわき市 測定局名 有効測定日数 測定時間 昼間の 1 時間値の年平均値 昼間の 1 時間値が 0.06ppm を超えた日数と時間数 昼間の 1 時間値が 0.12ppm 以上の日数と時間数 昼間の 1 時間値の最高値 昼間の日最高 1 時間値の年平均値 日時間 ppm 日時間日時間 ppm ppm 上中田 金山 大気汚染測定結果 ( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 第 表光化学オキシダントの昼間の 1 時間値の年平均値の経年変化 区分 市 測定局名 項目 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 一般局いわき市 上中田 昼間の1 時間値の年平均値 ppm 金山 大気汚染測定結果( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 (32)

10 (ppm) 上中田 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 大気汚染測定結果 ( 平成 28 度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 第 図光化学オキシダントの昼間の 1 時間値の年平均値の経年変化 金 山 区分 (4) 二酸化窒素 平成 28 年度の測定結果は第 表のとおりであり 環境基準に適合している また 平成 24~28 年度の年平均値の経年変化は 第 表及び第 図のとおり である 環境基準とその評価環境基準 :1 時間値の 1 日平均が 0.04ppm から 0.06ppm までのゾーン内又はそれ以下であること 環境基準の評価 :1 日平均値の年間 98% 値が 0.06ppm を超えないこと 市 第 表二酸化窒素の測定結果 ( 平成 28 年度 ) 測定局名 有効測定日数 測定時間 年平均値 1 時間値の最高値 1 時間値が 0.2ppm を超えた時間数とその割合 1 時間値が 0.1ppm 以上 0.2ppm 以下の時間数とその割合 日平均値が 0.06ppm を超えた日数とその割合 日平均値が 0.04ppm 以上 0.06ppm 以下の日数とその割合 日平均値の年間 98% 値 98% 値評価による日平均値が 0.06 ppm を超えた日数 日時間 ppm ppm 時間 % 時間 % 日 % 日 % ppm 日 上中田 一般局いわき市金山 大気汚染測定結果 ( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 区分 市 測定局名 第 表二酸化窒素の年平均値の経年変化 項目 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 上中田 一般局いわき市年平均値 ppm 金山 大気汚染測定結果 ( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 (33)

11 (ppm) 上中田金山 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 大気汚染測定結果 ( 平成 28 度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 第 図二酸化窒素の年平均値の経年変化 (5) 一酸化窒素及び窒素酸化物 平成 28 年度の測定結果は第 表のとおりである また 平成 24~28 年度の年平均値の経年変化は 第 表及び第 図のとおり である 環境基準とその評価環境基準 : 設定されていない 区分 第 表一酸化窒素及び窒素酸化物の測定結果 ( 平成 28 年度 ) 市 測定局名 有効測定日数 測定時間 一酸化窒素 年平均値 1 時間 日平均値 値の最 の年間 高値 98% 値 有効測定日数 測定時間 窒素酸化物 年平均値 1 時間 日平均値 値の最 の年間 高値 98% 値 年平均値 NO2 NO+NO2 日時間 ppm ppm ppm 日時間 ppm ppm ppm % 上中田 一般局いわき市金山 大気汚染測定結果 ( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 区分 第 表一酸化窒素及び窒素酸化物の年平均値の経年変化 市 一般局いわき市 測定局名 上中田 金山 項目 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 一酸化窒素年平均値 ppm 窒素酸化物年平均値 ppm 一酸化窒素年平均値 ppm 窒素酸化物年平均値 ppm 大気汚染測定結果 ( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 (34)

12 (ppm) 上中田金山 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 大気汚染測定結果 ( 平成 28 度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 第 図 (1) 一酸化窒素の年平均値の経年変化 大気汚染測定結果 ( 平成 28 度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) より作成 第 図 (2) 窒素酸化物の年平均値の経年変化 (6) 大気汚染に係る苦情の発生状況 平成 28 年度環境等測定調査結果 ( 福島県 平成 29 年 ) によると 大気汚染に係 る苦情はいわき市で 16 件 古殿町で 0 件である (35)

13 3. 騒音の状況 (1) 環境騒音の状況事業実施想定区域及びその周囲における環境騒音の状況について 調査は実施されていない (2) 自動車騒音の状況 平成 29 年度環境等測定調査結果 ( いわき市 平成 29 年 ) によると 平成 29 年度の測定結果を基にした面的評価の結果 いわき上三坂小野線の環境基準達成率は 100% であった (3) 騒音に係る苦情の発生状況 平成 28 年度環境等測定調査結果 ( 福島県 平成 30 年 ) によると 騒音に係る苦 情はいわき市で 23 件 古殿町で 0 件である 4. 振動の状況 (1) 環境振動の状況事業実施想定区域及びその周囲における環境振動の状況について 調査は実施されていない (2) 道路交通振動の状況 事業実施想定区域及びその周囲における道路交通振動の状況について 調査は実施さ れていない (3) 振動に係る苦情の発生状況 平成 28 年度環境等測定調査結果 ( 福島県 平成 29 年 ) によると 振動に係る苦 情はいわき市で 6 件 古殿町で 0 件である (36)

14 3.1.2 水環境の状況 1. 水象の状況 (1) 河川事業実施想定区域及びその周囲の河川の状況は 第 図のとおりである 事業実施想定区域の北側には鮫川水系の二級河川である鮫川及び戸草川が 南側には鮫川水系の二級河川である荷路夫川等がある (2) 海域 事業実施想定区域及びその周囲に海域は存在しない 2. 水質の状況 (1) 河川の水質 事業実施想定区域及びその周囲では水質測定は実施されていない (2) 地下水の水質 水質年報( 平成 28 年度 ) ( 福島県 平成 30 年 ) によると 地下水の水質の状況を把握するため 平成 28 年度は福島県において概況調査が 55 地点 継続監視調査が 189 地点で実施されているが 事業実施想定区域及びその周囲においては調査は実施されていない (3) 水質に係る苦情の発生状況 平成 28 年度環境等測定調査結果 ( 福島県 平成 29 年 ) によると 水質汚濁に係 る苦情はいわき市で 9 件 古殿町で 0 件である 3. 水底の底質の状況 平成 28 年度環境等測定調査結果 ( 福島県 平成 29 年 ) によると 福島県では 水底の底質のダイオキシン類による汚染状況を調査している 事業実施想定区域及びその周囲に調査地点はないが 事業実施想定区域から約 15km 離れた鮫川橋で調査が実施されている 調査結果は第 表のとおりであり 環境基準を達成している 第 表底質のダイオキシン類調査結果 ( 平成 28 年度 ) 所在地水域名称地点名称 測定値 (pg-teq/g) 環境基準 いわき市鮫川鮫川橋 pg-eq/g 平成 28 年度環境等測定調査結果 ( 福島県 平成 29 年 ) より作成 (37)

15 国土数値情報 ( 河川データ ) ( 国土交通省国土政策局国土情報課 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 第 図河川及び水質調査地点の状況 (38)

16 3.1.3 土壌及び地盤の状況 1. 土壌の状況 (1) 土壌事業実施想定区域及びその周囲における土壌の状況は第 図のとおりである 事業実施想定区域は主に乾性褐色森林土壌及び褐色森林土壌からなっている (2) 土壌汚染 土壌汚染対策法に基づく要措置区域 形質変更時要届出区域( 平成 30 年 5 月 31 日現在 ) ( 環境省 HP 平成 30 年 ) によると 事業実施想定区域及びその周囲において 土壌汚染対策法 ( 平成 14 年法律第 53 号 最終改正 : 平成 29 年 6 月 2 日 ) に基づく要措置区域及び形質変更時要届出区域の指定はない (3) 土壌汚染に係る苦情の発生状況 平成 28 年度環境等測定調査結果 ( 福島県 平成 29 年 ) によると 土壌汚染に係 る苦情はいわき市及び古殿町ともに 0 件である 2. 地盤の状況 (1) 地盤沈下の状況 平成 28 年度全国の地盤沈下地域の概況 ( 環境省 平成 30 年 ) によると 事業実施想定区域及びその周囲において 地盤沈下は確認されていない (2) 地盤沈下に係る苦情の発生状況 平成 28 年度環境等測定調査結果 ( 福島県 平成 29 年 ) によると 地盤沈下に係 る苦情はいわき市及び古殿町ともに 0 件である (39)

17 土地分類基本調査土壌図 [ 竹貫 ] ( 福島県 平成 10 年 ) 土地分類基本調査土壌図 [ 川部 小名浜 ] ( 福島県 平成 6 年 ) より作成 第 図土壌図 (40)

18 3.1.4 地形及び地質の状況 1. 地形の状況事業実施想定区域及びその周囲における地形の状況は第 図のとおりである 事業実施想定区域内は一般斜面が多くを占め 一部に山頂緩斜面 山麓緩斜面 急斜面が分布している また 日本の典型地形 (( 財 ) 日本地図センター 平成 11 年 ) によると 第 表及び第 図のとおり 事業実施想定区域及びその周囲に 三株山 阿武隈高地 多賀山地 が存在する 第 表事業実施想定区域及びその周囲における地形の状況 ( 典型地形 ) 地形項目 名称 準平原遺物 残丘 隆起準平原 三株山 阿武隈高地 多賀山地 日本の典型地形 (( 財 ) 日本地図センター 平成 11 年 ) より作成 2. 地質の状況事業実施想定区域及びその周囲における表層地質の状況は第 図のとおりである 事業実施想定区域内は変成岩及び深成岩からなり 事業実施想定区域周囲には未固結堆積物及び固結堆積物等が分布している 3. 重要な地形 地質 日本の地形レッドデータブック第 1 集 第 2 集 ( 日本の地形レッドデータブック作成委員会 平成 年 ) において選定された保存すべき地形は存在しない また 事業実施想定区域及びその周囲における 文化財保護法 ( 昭和 25 年法律第 214 号 最終改正 : 平成 26 年 6 月 13 日 ) 福島県文化財保護条例 ( 昭和 45 年福島県条例第 43 号 ) 及び いわき市文化財保護条例 ( 昭和 43 年いわき市条例第 8 号 ) に基づく 地質に係る天然記念物は 第 表及び第 図のとおりであり 井戸沢断層 ( 塩ノ平断層 ) がある 第 表重要な地形 地質の状況 種類 名称 所在地 天然記念物 井戸沢断層 ( 塩ノ平断層 ) 田人町黒田字塩ノ平 指定文化財 ( いわき市 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) より作成 (41)

19 第 図地形分類図 土地分類基本調査地形分類図 [ 竹貫 ] ( 福島県 平成 10 年 ) 土地分類基本調査地形分類図 [ 川部 小名浜 ] ( 福島県 平成 6 年 ) より作成 (42)

20 日本の典型地形 (( 財 ) 日本地図センター 平成 11 年 ) より作成 第 図典型地形の状況 (43)

21 第 図表層地質図 土地分類基本調査表層地質図 [ 竹貫 ] ( 福島県 平成 10 年 ) 土地分類基本調査表層地質図 [ 川部 小名浜 ] ( 福島県 平成 6 年 ) より作成 (44)

22 いわき市へのヒアリング ( 平成 30 年 6 月 ) より作成 第 図重要な地形 地質の状況 (45)

23 3.1.5 動植物の生息又は生育 植生及び生態系の状況 1. 動物の生息の状況動物の生息の状況は 当該地域の自然特性を勘案し 事業実施想定区域及びその周囲を対象に 文献その他の資料により整理した 文献その他の資料の調査範囲は 第 図のとおり 事業実施想定区域が含まれる 2 次メッシュ (1/25,000 地形図の図郭割の範囲に該当 ) として 上遠野 上平石 橋場 磐城新宿 を 3 次メッシュ (5km メッシュ ) として を選定し 対象市町村については いわき市 古殿町 鮫川村を対象とした (46)

24 第 図文献その他の資料調査の範囲 (47)

25 (1) 動物相の概要動物の生息の状況は 当該地域の自然特性を勘案し 事業実施想定区域及びその周囲を対象に文献その他の資料により整理した 事業実施想定区域及びその周囲の動物相の概要を第 表に示す 哺乳類 19 種 鳥類 191 種 爬虫類 13 種 両生類 17 種 昆虫類 462 種 魚類 44 種及び底生動物 14 種の計 760 種が確認されている 分類 哺乳類 文献その他の資料名 第 表 (1) 動物相の概要 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 2 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 4 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 5 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 生物多様性情報システム- 基礎調査データベース検索 -( 第 6 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) レッドデータブックふくしまⅡ- 福島県の絶滅のおそれのある野生生物 -( 淡水魚類 / 両生 爬虫類 / 哺乳類 ) ( 福島県生活環境部環境共生領域自然保護グループ 平成 15 年 ) いわき市史自然 人文 ( いわき市 昭和 48 年 ) 確認種数 6 種 7 種 6 種 3 種 0 種 13 種 主な確認種 ヒメヒミズ ホンシュウヒミズ アズマモグラ キクガシラコウモリ アブラコウモリ ニホンザル ノウサギ ニホンリス ムササビ ツキノワグマ タヌキ キツネ テン イタチ ニホンアナグマ カワウソ ハクビシン イノシシ ニホンジカ (19 種 ) 鮫川村史第一巻 ( 鮫川村 平成 13 年 ) 13 種 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 2 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 55 種 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 3 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 55 種 鳥類 生物多様性情報システム-ガンカモ類の生息調査- 平成 20 年 ~ 平成 29 年調査結果 ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 環境省報道発表資料( 平成 16 年 8 月 31 日 )- 希少猛禽類調査 ( イヌワシ クマタカ ) の結果について- ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) レッドデータブックふくしまⅠ- 福島県の絶滅のおそれのある野生生物 -( 植物 昆虫類 鳥類 ) ( 福島県生活環境部環境共生領域自然保護グループ 平成 14 年 ) 平成 26 年度風力発電施設に係る渡り鳥 海ワシ類の情報整備委託業務報告書 ( 環境省自然環境局 平成 27 年 ) 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) 鳥類生息状況調査報告書 ( 福島県森林保全課 昭和 60 年 ) ふくしまの野鳥 ( 福島県森林整備課 平成 8 年 ) 14 種 1 種 22 種 0 種 2 種 33 種 111 種 ヤマドリ キジ コハクチョウ オシドリ マガモ カルガモ オナガガモ コガモ カイツブリ キジバト ゴイサギ アオサギ コサギ ジュウイチ ホトトギス ツツドリ アマツバメ イソシギ トビ オオタカ アオバズク ヤマセミ コゲラ アオゲラ チゴモズ カケス オナガ ヤマガラ イワツバメ ヒヨドリ エナガ キレンジャク ミソサザイ ムクドリ カワガラス クロツグミ シロハラ アカハラ ツグミ ルリビタキ オオルリ スズメ キセキレイ ビンズイ アトリ カワラヒワ ベニマシコ イカル ホオジロ アオジ等 (191 種 ) いわきの鳥 ( 戸澤章 平成 17 年 ) 88 種 いわき市史自然 人文 ( いわき市 昭和 48 年 ) 127 種 鮫川村史第一巻 ( 鮫川村 平成 13 年 ) 75 種 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 4 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 0 種 爬虫類 生物多様性情報システム- 基礎調査データベース検索 -( 第 5 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) レッドデータブックふくしまⅡ- 福島県の絶滅のおそれのある野生生物 -( 淡水魚類 / 両生 爬虫類 / 哺乳類 ) ( 福島県生活環境部環境共生領域自然保護グループ 平成 15 年 ) いわき市史自然 人文 ( いわき市 昭和 48 年 ) 0 種 1 種 11 種 アカウミガメ オサガメ ニホンイシガメ ニホンヤモリ ニホントカゲ ニホンカナヘビ シマヘビ アオダイショウ ジムグリ シロマダラ ヒバカリ ヤマカガシ ニホンマムシ (13 種 ) 鮫川村史第一巻 ( 鮫川村 平成 13 年 ) 8 種 (48)

26 分類 両生類 文献その他の資料名 第 表 (2) 動物相の概要 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 4 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 生物多様性情報システム- 基礎調査データベース検索 -( 第 5 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) レッドデータブックふくしまⅡ- 福島県の絶滅のおそれのある野生生物 -( 淡水魚類 / 両生 爬虫類 / 哺乳類 ) ( 福島県生活環境部環境共生領域自然保護グループ 平成 15 年 ) いわき市史自然 人文 ( いわき市 昭和 48 年 ) 鮫川村史第一巻 ( 鮫川村 平成 13 年 ) 確認種数 0 種 6 種 3 種 16 種 11 種 主な確認種 トウキョウサンショウウオ トウホクサンショウウオ ハコネサンショウウオ アカハライモリ アズマヒキガエル ニホンアマガエル タゴガエル ニホンアカガエル ヤマアカガエル トノサマガエル トウキョウダルマガエル ウシガエル ツチガエル ヌマガエル シュレーゲルアオガエル モリアオガエル カジカガエル (17 種 ) 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 2 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 2 種 昆虫類 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 4 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 生物多様性情報システム- 基礎調査データベース検索 -( 第 5 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) レッドデータブックふくしまⅠ- 福島県の絶滅のおそれのある野生生物 -( 植物 昆虫類 鳥類 ) ( 福島県生活環境部環境共生領域自然保護グループ 平成 14 年 ) ふくしまの生き物たち ( 福島民友新聞社 平成 17 年 ) 新 福島の蝶 ( 渡辺浩 平成 29 年 ) いわき市史自然 人文 ( いわき市 昭和 48 年 ) 70 種 69 種 4 種 3 種 54 種 383 種 オナガグモ オツネントンボ ギンヤンマ ヒメサナエ シオカラトンボ コカマキリ クツワムシ ツユムシ ヒガシキリギリス スズムシ エンマコオロギ トノサマバッタ ハネナガイナゴ ニホントビナナフシ ニイニイゼミ ヒメカメムシ ホシチャバネセセリ チャバネセセリ オナガシジミ オオウラギンスジヒョウモン モンキアゲハ モンキチョウ アオオサムシ コクワガタ コイチャコガネ ナミハナムグリ ルリオオキノコムシ フタスジハナカミキリ オオルリハムシ オオアオゾウムシ ヤマガタヒメバチ クロオオアリ ニホンミツバチ等 (462 種 ) 鮫川村史第一巻 ( 鮫川村 平成 13 年 ) 166 種 魚類 底生動物 合計 生物多様性情報システム - 基礎調査データベース検索 -( 第 4 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 生物多様性情報システム- 基礎調査データベース検索 -( 第 5 回動植物分布調査 ) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) レッドデータブックふくしまⅡ- 福島県の絶滅のおそれのある野生生物 -( 淡水魚類 / 両生 爬虫類 / 哺乳類 ) ( 福島県生活環境部環境共生領域自然保護グループ 平成 15 年 ) いわきの淡水魚 ( 永山茂雄 平成 5 年 ) いわき市史自然 人文 ( いわき市 昭和 48 年 ) 鮫川村史第一巻 ( 鮫川村 平成 13 年 ) いわき市史自然 人文 ( いわき市 昭和 48 年 ) 0 種 0 種 3 種 38 種 9 種 17 種 14 種 スナヤツメ北方種 ニホンウナギ コイ キンブナ ヤリタナゴ カネヒラ オイカワ ウグイ モツゴ ホンモロコ カマツカ ニゴイ ドジョウ シマドジョウ ギギ ギバチ ナマズ ワカサギ アユ ニジマス サクラマス ( ヤマメ ) カダヤシ イトヨ降海型 カジカ マハゼ ヨシノボリ類 チチブ カムルチー等 (44 種 ) ナミウズムシ ミヤマウズムシ カズメウズムシ ヌマエビ ヌカエビ テナガエビ スジエビ アメリカザリガニ サワガニ クロベンケイガニ アカテガニ ベンケイガニ モクズガニ アシハラガニ (14 種 ) 注 : 哺乳類 爬虫類 両生類 昆虫類 魚類及び底生動物の種名は 河川水辺の国勢調査のための生物リスト平成 29 年度 760 種 生物リスト ( 河川環境データベース国土交通省 平成 29 年 ) 鳥類の種名は 日本鳥類目録改訂第 7 版 ( 日本鳥 学会平成 24 年 ) に準拠した (49)

27 平成 26 年度風力発電施設に係る渡り鳥 海ワシ類の情報整備委託業務報告書 ( 環境省自然環境局 平成 27 年 ) によると 第 図のとおり 事業実施想定区域及びその周囲はガン類 ハクチョウ類の渡り経路となっていないことが示されている 生物多様性情報システム-ガンカモ類の生息調査- 平成 20 年 ~ 平成 29 年調査結果 ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) においては ガン カモ ハクチョウ類の渡来数が掲載されている 事業実施想定区域及びその周囲にある調査地点は 第 図のとおり 入遠野ダム 入遠野川 ( 落合橋 ) 高柴ダム 井戸沢- 鮫川地点 の計 4 地点であった 第 表のとおり 平成 20 年から平成 29 年までの調査において コハクチョウ オシドリ マガモ カルガモ カワアイサ等の計 14 種が確認されている 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) によると 第 図 ~ 第 図のとおり 事業実施想定区域の周囲において サシバ ( 秋季 ) の渡り経路が確認されている また 第 図 ~ 第 図に示す 環境省報道発表資料 ( 平成 16 年 8 月 31 日 )- 希少猛禽類調査 ( イヌワシ クマタカ ) の結果について- ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 及び 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) によると 事業実施想定区域及びその周囲では イヌワシの生息のメッシュは確認されていないがクマタカの生息のメッシュが確認されている 風力発電立地検討のためのセンシティビティマップ ( 環境アセスメントデータベース EADAS イーダス 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) によると 第 図のとおり対象事業実施区域及びその周囲は 注意喚起レベル C 及び 情報なし に該当する ただし 注意喚起レベルで 情報なし としたメッシュは 重要種が分布しておらず 集団飛来地もないことから 注意喚起レベルが低いと評価された場合だけでなく もともと鳥類の生息状況の情報そのものがない場合も含まれている ( 注意喚起メッシュの作成方法及びメッシュのランクについては 参考資料 : 地理情報システム(GIS): センシティビティマップについて ( 環境アセスメントデータベース EADAS イーダス 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) を参照 ) (50)

28 事業実施想定区域 平成 26 年度風力発電施設に係る渡り鳥 海ワシ類の情報整備委託業務報告書 ( 環境省自然環境局 平成 27 年 ) より作成第 図東北地方におけるガン類 ハクチョウ類の渡り状況 (51)

29 生物多様性情報システム-ガンカモ類の生息調査 - 平成 20 年 ~ 平成 29 年調査結果 ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) より作成 第 図ガンカモ類の調査地点 (52)

30 ナガガシハジ第 表ガン カモ ハクチョウ類の渡来数 調査地点名調査実施年オオハハククチチョョウコウオシガドリマモカルガガモコモオカドヨリシガガモヒモオモホロキンオクジロロハガジロホ( 単位 : 個体 ) サミモカワアイコアイサ井戸沢 - 鮫川地点 高柴ダム 入遠野ダム 入遠野川 ( 落合橋 ) 平成 20 年 10 平成 21 年 35 平成 22 年 9 平成 23 年 平成 24 年 9 平成 26 年 平成 27 年 2 4 平成 28 年 7 4 平成 29 年 平成 20 年 7 21 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年 平成 20 年 13 8 平成 23 年 6 平成 24 年 5 平成 25 年 7 平成 27 年 7 平成 28 年 2 10 平成 29 年 6 平成 25 年 30 平成 26 年 16 平成 27 年 4 16 平成 28 年 4 平成 29 年 13 注 :1. 調査は各年 1 月に行われている 2. 調査対象種のうち 確認されていない種については省いた 3. 調査実施年のうち ガン カモ ハクチョウ類が確認されていない年については省いた 4. カルガモは国内では留鳥とされているが 季節的に移動をすることがあるため記載することとした 5. : 調査地点名が井戸沢 ( 鮫川 ) であった しかし緯度経度が同一であったため 井戸沢 - 鮫川地点 とした 生物多様性情報システム - ガンカモ類の生息調査 - 平成 20 年 ~ 平成 29 年調査結果 ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 (53)

31 事業実施想定区域 事業実施想定区域 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) より作成 第 図 (1) ノスリの渡り経路 ( 春季 ) 事業実施想定区域 事業実施想定区域 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) より作成 第 図 (2) ノスリの渡り経路 ( 秋季 ) (54)

32 事業実施想定区域 事業実施想定区域 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) より作成 第 図 (1) サシバの渡り経路 ( 春季 ) 事業実施想定区域 事業実施想定区域 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) より作成 第 図 (2) サシバの渡り経路 ( 秋季 ) (55)

33 事業実施想定区域 事業実施想定区域 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) より作成 第 図 (1) ハチクマの渡り経路 ( 春季 ) 事業実施想定区域 事業実施想定区域 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) より作成 第 図 (2) ハチクマの渡り経路 ( 秋季 ) (56)

34 第 図イヌワシ分布メッシュ図 環境省報道発表資料( 平成 16 年 8 月 31 日 )- 希少猛禽類調査 ( イヌワシ クマタカ ) の結果について- ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) より作成 第 図クマタカ分布メッシュ図 環境省報道発表資料( 平成 16 年 8 月 31 日 )- 希少猛禽類調査 ( イヌワシ クマタカ ) の結果について- ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き ( 環境省 平成 23 年 平成 27 年修正版 ) より作成 (57)

35 第 図センシティビティマップ 風力発電立地検討のためのセンシティビティマップ ( 環境アセスメントデーターベース EADAS イーダス 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 (58)

36 参考資料 : 地理情報システム (GIS): センシティビティマップについて 注意喚起メッシュの作成方法 ( 環境アセスメントデータベース EADAS イーダス 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 重要種 まずバードストライクとの関連性が高い種や生息地の改変に鋭敏な種を 10 種選定し それぞれ程度の高い方から とランク付けを行いました 重要種の選定は はじめに環境省レッドリストから絶滅危惧種 野生絶滅種に記載されている 98 種を抽出しました 次に 生息環境と陸域風力の設置場所との関係 バードストライクの事例の有無 風車との関連性 (McGuinness et al.2015) 等から風力との関係が注目される重要種として 10 種を選定しました このうち 個体数が極小 個体数が少なく減少傾向 生息地が局所的で生息地の減少の影響が大きくかつ生息環境が特殊 のいずれかに該当するイヌワシ シマフクロウ チュウヒ オオヨシゴイ サンカノゴイをランク 3 とし それ以外の種については 国内でのバードストライクの事例が多いオジロワシをランク 2 事例が少ないもしくは関係が不明のクマタカ オオワシ タンチョウ コウノトリをランク 1 としました 最後に 重要種が分布している 10km メッシュにその重要種のランクを付け 10 種のメッシュを重ね合わせました 同一メッシュに複数の重要種が分布する場合には 最も大きいランクをそのメッシュに付けました 集団飛来地 集団飛来地については ガン類 ハクチョウ類 カモ類 シギ チドリ類 カモメ類 ツル類 ( ナベヅル マナヅル ) ウミネコの繁殖地 その他の水鳥類 海ワシ類及びその他の猛禽類を対象としました 水鳥類については はじめにラムサール条約湿地に指定されている場所の個体数データ ( モニタリングサイト 1000 調査 ) を基に 分類群ごとに個体数の基準を とランク付けました ( 個体数の多いものはランクが高くなります ) 同様に 海ワシ類は 2016 年のオオワシ オジロワシ一斉調査結果について ( オジロワシ オオワシ合同調査グループ,2016) の個体数データから 猛禽類は 平成 27 年度風力発電施設に係る渡り鳥 海ワシ類の情報整備委託業務報告書, 風力発電施設立地適正化のための手引きに関する資料 ( 環境省自然環境局野生生物課,2016) の個体数データから 個体数の基準をランク付けしました これらの基準を用いて 現地調査結果や文献による個体数データについて 10km メッシュごとにランクを付けました なお 集団飛来地のヒアリング調査結果の情報があるメッシュは一律ランク 1 を 集団飛来地に関連するラムサール条約湿地及び国指定鳥獣保護区は一律ランク 3 を付けています 重要種と集団飛来地の重ね合わせ 最後に メッシュごとに重要種と集団飛来地のランクを合計して メッシュのランクを決定しました ( 第 図 ) メッシュのランクに応じて 注意喚起レベルを決定しました ( 第 表 ) 第 図重要種と集団飛来地の メッシュの重ね合わせ 第 表メッシュのランクと 注意喚起レベル (59)

37 (2) 動物の重要な種動物の重要な種は (1) 動物相の概要 で確認された種について 第 表の選定基準に基づき 学術上または希少性の観点から選定した その結果は第 表のとおりであり 哺乳類 1 種 鳥類 63 種 爬虫類 7 種 両生類 6 種 昆虫類 28 種 魚類 8 種及び底生動物 1 種の合計 114 種が確認されている 動物の重要な種のうち 注目すべき動物として 以下の種が挙げられる 文化財保護法 ( 昭和 25 年法律第 214 号 最終改正 : 平成 26 年 6 月 13 日 ) に基づいて カワウソが特別天然記念物に ヒシクイ マガン オオワシが天然記念物に指定されている 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 ( 平成 4 年法律第 75 号 最終改正 : 平成 29 年 6 月 2 日 ) に基づいて オオワシ クマタカ ハヤブサは国内希少野生動植物種に指定されている 環境省レッドリスト 2018 ( 環境省 平成 30 年 ) において カワウソが絶滅として選定されており ウミスズメ チゴモズ オオウラギンヒョウモン ゼニタナゴ ホンモロコが絶滅危惧 IA 類に選定されている ふくしまレッドリスト 2017 年版 ( 福島県 平成 29 年 ) において カワウソ オオウラギンヒョウモンが絶滅として選定されており トウキョウサンショウウオ チャマダラセセリ クロシジミ ミヤマシジミ アサカミキリが絶滅危惧 Ⅰ 類に ウズラ タマシギ チゴモズ アカモズ ゼニタナゴが絶滅危惧 IA 類に選定されている 福島県野生動植物の保護に関する条例 ( 平成 16 年福島県条例第 23 号 ) において コアジサシ ゼニタナゴが特定希少野生動植物として選定されている (60)

38 1 文化財保護法 ( 昭和 25 年法律第 214 号 最終改正 : 平成 26 年 6 月 13 日 ) 福島県文化財保護条例 ( 昭和 45 年条例第 43 号 ) いわき市文化財保護条例 ( 昭和 43 年条例第 8 号 ) 古殿町文化財保護条例 ( 昭和 44 年条例第 9 号 ) 及び 鮫川村文化財保護条例 ( 昭和 46 年条例第 15 号 ) に基づく天然記念物 2 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 ( 平成 4 年法律第 75 号 最終改正 : 平成 29 年 6 月 2 日 ) 及び 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令 ( 平成 5 年政令第 17 号 最終改正 : 平成 30 年 1 月 31 日 ) に基づく国内希少野生動植物種等 3 環境省レッドリスト 2018 ( 環境省 平成 30 年 ) の掲載種 4 ふくしまレッドリスト 2017 年版 ( 福島県 平成 29 年 ) の掲載種 5 福島県野生動植物の保護に関する条例 ( 平成 16 年福島県条例第 23 号 ) に基づく特定希少野生動植物 第 表動物の重要な種の選定基準 選定基準特天 : 特別天然記念物天 : 天然記念物 国内 : 国内希少野生動植物種緊急 : 緊急指定種 EX: 絶滅 我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 EW: 野生絶滅 飼育 栽培下でのみ存続している種 CR+EN: 絶滅危惧 Ⅰ 類 絶滅の危機に瀕している種 ( 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合 野生での存続が困難なもの ) CR: 絶滅危惧 ⅠA 類 ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの EN: 絶滅危惧 ⅠB 類 ⅠA 類ほどではないが 近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの VU: 絶滅危惧 Ⅱ 類 絶滅の危険が増大している種 ( 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合 近い将来 絶滅危惧 Ⅰ 類 のカテゴリーに移行することが確実と考えられるもの ) NT: 準絶滅危惧 存続基盤が脆弱な種 ( 現時点での絶滅危険度は小さいが 生息条件の変化によっては 絶滅危惧 に移行する可能性のある種) DD: 情報不足 評価するだけの情報が不足している種 LP: 絶滅のおそれのある地域個体群 地域的に孤立している個体群で 絶滅のおそれが高いもの EX: 絶滅 我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 EW: 野生絶滅 飼育 栽培下でのみ存続している種 CR+EN: 絶滅危惧 Ⅰ 類 絶滅の危機に瀕している種 ( 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合 野生での存続が困難なもの ) CR: 絶滅危惧 ⅠA 類 ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの EN: 絶滅危惧 ⅠB 類 ⅠA 類ほどではないが 近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの VU: 絶滅危惧 Ⅱ 類 絶滅の危険が増大している種 ( 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合 近い将来 絶滅危惧 Ⅰ 類 のカテゴリーに移行することが確実と考えられるもの ) NT: 準絶滅危惧 存続基盤が脆弱な種 ( 現時点での絶滅危険度は小さいが 生息条件の変化によっては 絶滅危惧 に移行する可能性のある種) DD: 情報不足 評価するだけの情報が不足している種 LP: 絶滅のおそれのある地域個体群 地域的に孤立している個体群で 絶滅のおそれが高いもの特 : 特定希少野生動植物 希少野生動植物のうち 人為の影響により存続に著しい支障を来す事情が生じるなど 特に保護を図る必要があるもの 文献その他の資料 国指定文化財等データベース ( 文化庁 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 国 県指定文化財 ( 国 県別 ) ( 福島県教育委員会文化財課 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) いわき市の文化財 ( いわき市 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 文化財 ( 古殿町 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 及び 県 ( 村 ) 指定文化財一覧 ( 鮫川村 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令 ( 平成 5 年政令第 17 号 最終改正 : 平成 30 年 1 月 31 日 ) 環境省報道発表資料環境省レッドリスト 2018 の公表について ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) ふくしまレッドリスト ( 2017 年版 ) について ( 福島県 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 特定希少野生生物について ( 福島県生活環境部自然保護課 HP 閲覧 : 平成 30 年 7 月 ) (61)

39 第 表 (1) 動物の重要な種 分類目名科名種名 選定基準 哺乳類 (1 種 ) ネコイタチカワウソ特天 EX 1 EX 鳥類 (63 種 ) キジ キジ ウズラ VU CR カモ カモ サカツラガン DD ヒシクイ 国天 VU NT マガン 国天 NT NT オシドリ DD NT トモエガモ VU NT シノリガモ LP 2 NT カツオドリ ウ ヒメウ EN EN ペリカン サギ ヨシゴイ NT VU ミゾゴイ VU EN ササゴイ NT アマサギ NT チュウサギ NT NT コサギ NT ツル クイナ クイナ NT ヒクイナ NT EN バン NT カッコウ カッコウ カッコウ NT ヨタカ ヨタカ ヨタカ NT NT チドリ チドリ タゲリ NT ケリ DD EN シロチドリ VU NT セイタカシギ セイタカシギ VU NT シギ ヤマシギ DD オオジシギ NT VU ホウロクシギ VU VU ツルシギ VU NT タカブシギ VU キョウジョシギ NT ハマシギ NT NT タマシギ タマシギ VU CR カモメ ズグロカモメ VU コアジサシ VU EN 特 ウミスズメ ウミスズメ CR NT タカ ミサゴ ミサゴ NT NT タカ オオワシ 国天 国内 VU EN ハイタカ NT NT オオタカ NT VU サシバ VU NT クマタカ 国内 EN EN フクロウ フクロウ オオコノハズク DD コノハズク VU フクロウ NT アオバズク VU ブッポウソウ カワセミ アカショウビン NT ヤマセミ NT ハヤブサ ハヤブサ チョウゲンボウ NT ハヤブサ 国内 VU VU スズメ サンショウクイ サンショウクイ VU NT カササギヒタキ サンコウチョウ NT モズ チゴモズ CR CR アカモズ EN CR ヒバリ ヒバリ NT ツバメ コシアカツバメ NT ヨシキリ オオヨシキリ NT コヨシキリ NT セッカ セッカ NT (62)

40 第 表 (2) 動物の重要な種 分類目名科名種名 鳥類 (63 種 ) 爬虫類 (7 種 ) 両生類 (6 種 ) 昆虫類 (28 種 ) 魚類 (8 種 ) 選定基準 スズメ ヒタキ マミジロ NT トラツグミ NT クロツグミ NT アカハラ NT コサメビタキ NT ホオジロ ホオアカ VU 有鱗 トカゲ ヒガシニホントカゲ NT タカチホヘビ タカチホヘビ DD ナミヘビ ジムグリ DD シロマダラ NT ヒバカリ NT ヤマカガシ NT クサリヘビ ニホンマムシ NT 有尾 サンショウウオ バンダイハコネサンショウウオ NT NT イモリ アカハライモリ NT NT 無尾 ヒキガエル アズマヒキガエル NT アカガエル ニホンアカガエル NT トウキョウダルマガエル NT NT アオガエル カジカガエル NT トンボ イトトンボ モートンイトトンボ NT カワトンボ アオハダトンボ NT ヤンマ カトリヤンマ VU サナエトンボ タベサナエ NT バッタ クツワムシ クツワムシ DD バッタ カワラバッタ NT クルマバッタ DD チョウ セセリチョウ ホシチャバネセセリ EN NT ギンイチモンジセセリ NT チャマダラセセリ EN CR+ EN ヘリグロチャバネセセリ NT シジミチョウ クロシジミ EN CR+ EN ヒメシジミ本州 九州亜種 NT ミヤマシジミ EN CR+ EN タテハチョウ ウラギンスジヒョウモン VU オオウラギンヒョウモン CR EX オオムラサキ NT シロチョウ ツマグロキチョウ EN NT ヤマキチョウ EN コウチュウ オサムシ アカガネオサムシ本州亜種 VU オサムシモドキ DD キベリマルクビゴミムシ EN コガネムシ アカマダラハナムグリ DD オオフタホシマグソコガネ DD カミキリムシ アサカミキリ VU CR+ EN ハムシ オオルリハムシ NT NT クロガネネクイハムシ NT ハチ ミツバチ クロマルハナバチ NT ヤツメウナギ ヤツメウナギ スナヤツメ北方種 VU EN ウナギ ウナギ ニホンウナギ EN DD コイ ドジョウ ドジョウ NT DD ヒガシシマドジョウ NT ホトケドジョウ EN VU ナマズ ギギ ギバチ VU EN サケ サケ サクラマス ( ヤマメ ) NT カサゴ カジカ カジカ EN 6 EN (63)

41 第 表 (3) 動物の重要な種 分類目名科名種名 選定基準 底生動物 (1 種 ) エビ テナガエビ テナガエビ DD 合計 29 目 59 科 114 種 4 種 3 種 66 種 98 種 1 種 注 :1. 選定基準は 第 表のとおりである 2. 種名 配列は原則として 哺乳類 爬虫類 両生類 昆虫類 魚類及び底生動物は 河川水辺の国勢調査のため の生物リスト平成 29 年度生物リスト ( 河川環境データベース国土交通省 平成 29 年 ) 鳥類は 日本鳥類 目録改訂第 7 版 ( 日本鳥学会 平成 24 年 ) に準拠した 3. は以下のとおりである 1: ニホンカワウソ本州以南亜種で掲載 2: 東北地方以北の繁殖個体群で掲載 3: 阿武隈高地のモリアオガエルで掲載 4: 福島県以南の太平洋系陸封型 本州のニホンイトヨで掲載 5: 太平洋系陸封型で掲載 6: 小卵型 (EN) 中卵型 (EN) 大卵型 (NT) で掲載 7: 大卵型 (EN) ウツセミカジカ ( カジカ小卵型 )(NT) で掲載 4. ミゾゴイについては 有識者ヒアリングにおいて新たに生息している可能性を確認したことにより追記した 5. タカチホヘビについては 有識者ヒアリングにおいて新たに生息している可能性を確認したことにより追記した 6. 有識者ヒアリングにより 生息が確認されていないものについては削除することとした 7. 有識者ヒアリングにおいて ニホントカゲはヒガシニホントカゲ ハコネサンショウウオはバンダイハコネサンショウウオ シマドジョウはヒガシシマドジョウと確認したことにより それぞれ重要種として選定した (3) 注目すべき生息地 事業実施想定区域及びその周囲には 注目すべき生息地は確認されなかった (64)

42 2. 植物の生育及び植生の状況 植物相及び植生の状況は 当該地域の自然特性を勘案し 事業実施想定区域及びその 周囲を対象として 文献その他の資料により整理した (1) 植物相の概要第 表に示す文献その他の資料により確認された事業実施想定区域及びその周囲の植物相の概要を第 表に示す 維管束植物 ( シダ植物及び種子植物 ) が 1,383 種確認されている 第 表文献その他の資料 ( 植物相 ) No. 文献その他の資料名調査範囲 1 レッドデータブックふくしま Ⅰ- 福島県の絶滅のおそれのある野生生物 -( 植物 昆虫類 鳥類 ) ( 福島県生活環境部環境共生領域自然保護グループ 平成 14 年 ) 2 福島県植物誌 (1987) ( 福島県植物誌編纂委員会 昭和 62 年 ) 3 いわき植物誌 ( 湯澤陽一 平成 26 年 ) 4 5 いわきの植物絶滅危惧種調査報告書 ( 福島県いわき市教育委員会 平成 4 年 ) いわきの植物分布限界種調査報告書 ( 福島県いわき市教育委員会 平成 3 年 ) 6 いわき市史 第五巻自然 人文 ( いわき市 昭和 48 年 ) 7 鮫川村史第一巻通史 民俗編 ( 鮫川村 平成 13 年 ) 鮫川村 8 フロラ福島 ( 福島県植物誌編纂委員会及び福島県植物研究会 昭和 57 年 ~ 平成 28 年 ) 対象メッシュ いわき市 いわき市田人 いわき市朝日山 いわき市御斉所峠 東白川郡鮫川村 東白川郡古殿町 東 白川郡三株山上平石 -3 上平石-4 上遠野 -1 上遠野-2 盤城新宿- 2 橋場-4 対象メッシュ 対象メッシュ いわき市 いわき市鮫川流域 いわき市四時川流域 事業想定区域及びその周囲 注 : 平成 6 年 4 月 1 日 東白川郡から石川郡古殿町となったため 文献記載のとおり 東白川郡古殿町 東白川 郡三株山 とした (65)

43 第 表植物相の概要 シダ植物 種子植物 分類 裸子植物 被子植物 双子葉類 離弁花類 合弁花類 単子葉類 合計 主な確認種 ヒカゲノカズラ イワヒバ ミズニラ トクサ ヒロハハナヤスリ ゼンマイ キジノオシダ ウラジロ カニクサ アホラゴケ イヌシダ フモトシダ クジャクシダ シシラン イノモトソウ イワトラノオ シシガシラ ホソバナライシダ ヤブソテツ ホシダ イヌワラビ オオクボシダ サンショウモ等 (146 種 ) モミ カラマツ アカマツ ヒメコマツ キタゴヨウ クロマツ スギ ヒノキ サワラ イブキ ハイネズ ネズ アスナロ イヌガヤ カヤ (15 種 ) サワグルミ ネコヤナギ ケヤマハンノキ ミズナラ ハルニレ ヤブマオ ツクバネ ヤドリギ ツクバネ オオイヌタデ ザクロソウ ツルナ スベリヒユ カワラナデシコ イヌビユ ホオノキ サネカズラ シキミ クスノキ フサザクラ カツラ レイジンソウ メギ アケビ ツヅラフジ ジュンサイ マツモ ドクダミ ヒトリシズカ ウスバサイシン ヤマシャクヤク サルナシ ヤブツバキ モウセンゴケ クサノオウ ナズナ ベンケイソウ ウツギ ヤマブキ ヌスビトハギ カタバミ ノウルシ イヌザンショウ ヌルデ チドリノキ イヌツゲ ヤブガラシ エイザンスミレ アマチャヅル ヤブニンジン等 (571 種 ) イワウチワ リョウブ イチヤクソウ バイカツツジ ヌマトラノオ ハクウンボク サワフタギ ヤチダモ ホソバツルリンドウ テイカカズラ ヤエムグラ マルバアサガオ スナビキソウ ムラサキシキブ イヌコウジュ ハシリドコロ フジウツギ ウンラン キツネノマゴ イワタバコ ナンバンギセル エゾオオバコ ツクバネウツギ レンプクソウ シデシャジン ナンブアザミ等 (317 種 ) アギナシ セキショウモ ヒルムシロ サガミトリゲモ シロバナエンレイソウ キツネノカミソリ ヤマノイモ コナギ ニワゼキショウ コウガイザキショウ ヤブミョウガ ヒロハイヌノヒゲ スズメノテッポウ ミミガタテンナンショウ アオウキクサ ヤマトミクリ コガマ ホクリクムヨウラン等 (334 種 ) 1,383 種 (2) 植生の概要事業実施想定区域及びその周囲の現存植生図を第 図に 凡例を第 表に示す 事業実施想定区域及びその周囲の植生の分布状況は 山地 丘陵地に樹林環境が広がっており 主にスギ ヒノキ植林で占められている その他の植生としてアオハダ-モミ群落 クリ-ミズナラ群落 アカマツ群落 イロハモミジ-ケヤキ群集 ヤナギ高木群落 クリ-コナラ群落 クサギ-アカメガシワ群落コナラ群落が分布している 樹林地以外ではススキ群団 伐採跡地群落 牧草地 ゴルフ場 芝地等が分布し 一部には 水田雑草群落 畑雑草群落等が分布している 事業実施想定区域の植生は 主にスギ ヒノキ植林 クリ-ミズナラ群集 クリ-コナラ群集が広がっている その他の植生としてアオハダ-モミ群落 アカマツ群落 伐採跡地群落 イロハモミジ-ケヤキ群集 ヤナギ高木群落 クサギ-アカメガシワ群落等がみられる (66)

44 自然環境 Web-GIS 植生調査 (1/2.5 万 ) 第 6-7 回 (1999~2012/2013~) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 7 月 ) 平成 29 年度自然環境保全基礎調査植生調査植生図作成業務 ( 東北ブロック 3) 提供データ ( 環境省自然環境局生物多様性センター 提供 : 平成 30 年 7 月 ) より作成 第 図 (1) 文献その他の資料調査による現存植生図 ( 全体 ) (67)

45 自然環境 Web-GIS 植生調査 (1/2.5 万 ) 第 6-7 回 (1999~2012/2013~) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 7 月 ) 平成 29 年度自然環境保全基礎調査植生調査植生図作成業務 ( 東北ブロック 3) 提供データ ( 環境省自然環境局生物多様性センター 提供 : 平成 30 年 7 月 ) より作成 第 図 (2) 文献その他の資料調査による現存植生図 ( 拡大 1) (68)

46 自然環境 Web-GIS 植生調査 (1/2.5 万 ) 第 6-7 回 (1999~2012/2013~) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 7 月 ) 平成 29 年度自然環境保全基礎調査植生調査植生図作成業務 ( 東北ブロック 3) 提供データ ( 環境省自然環境局生物多様性センター 提供 : 平成 30 年 7 月 ) より作成 第 図 (3) 文献その他の資料調査による現存植生図 ( 拡大 2) (69)

47 自然環境 Web-GIS 植生調査 (1/2.5 万 ) 第 6-7 回 (1999~2012/2013~) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 7 月 ) 平成 29 年度自然環境保全基礎調査植生調査植生図作成業務 ( 東北ブロック 3) 提供データ ( 環境省自然環境局生物多様性センター 提供 : 平成 30 年 7 月 ) より作成 第 図 (4) 文献その他の資料調査による現存植生図 ( 拡大 3) (70)

48 第 表 (1) 現存植生図凡例 植生区分図中 No. 凡例名凡例 No. ブナクラス域自然植生 1 アブラツツジ - イヌブナ群集 アオハダ - モミ群落 ブナクラス域代償植生 3 クリ - ミズナラ群落 アカシデ - イヌシデ群落 (Ⅴ) アカマツ群落 (Ⅴ) ニシウツギ - ノリウツギ群落 ススキ群団 (Ⅴ) 伐採跡地群落 ヤブツバキクラス域自然植生 9 イロハモミジ - ケヤキ群集 ヤナギ高木群落 (Ⅵ) ヤナギ低木群落 (Ⅵ) ヤブツバキクラス域代償植生 12 クリ - コナラ群落 クヌギ - コナラ群落 アカシデ - イヌシデ群落 (Ⅶ) ケヤキ群落 (Ⅶ) クサギ - アカメガシワ群落 アカマツ群落 (Ⅶ) クズ群落 ススキ群団 (Ⅶ) 伐採跡地群落 (Ⅶ) 河辺 湿原 沼沢地 砂丘植生 21 ヨシクラス ツルヨシ群集 植林地 耕作地植生 23 スギ ヒノキ植林 カラマツ植林 その他植林 ( 落葉広葉樹 ) 外国産樹種吹付地 竹林 ゴルフ場 芝地 牧草地 (71)

49 第 表 (2) 現存植生図凡例 植生区分図中 No. 凡例名凡例 No. 植林地 耕作地植生 30 路傍 空地雑草群落 放棄畑雑草群落 果樹園 畑雑草群落 水田雑草群落 放棄水田雑草群落 その他 36 市街地 緑の多い住宅地 造成地 開放水域 注 :1. 図中 No. は現存植生図内の番号に対応する 2. 凡例 No. は 生物多様性情報システム自然環境保全基礎調査植生調査 ( 植生自然度調査 ) ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 7 月 ) の現存植生図に示される 6 桁統一番号 ( 凡例コード ) を示す (72)

50 (3) 植物の重要な種及び重要な群落植物の重要な種及び重要な群落の選定基準を第 表に示す 植物の重要な種は (1) 植物相の概要 で確認された種について 選定基準に基づき 学術上または希少性の観点から選定した その結果は 第 表のとおりであり 5 類 79 科 183 種が確認されている 環境省レッドリスト 2018 ( 環境省 平成 30 年 ) において ツルキケマン アキノハハコグサが絶滅危惧 ⅠB 類に選定されている ふくしまレッドリスト 2017 年版 ( 福島県 平成 29 年 ) において ヒメキンポウゲ トチカガミが絶滅として選定されており スギラン サンショウモ ネバリタデ カゴノキ ヒキノカサ ハンゲショウ レンリソウ ミシマサイコ クサタチバナ フナバラソウ キセワタ ナミキソウ バアソブ モリアザミ アキノハハコグサ ヒメヒゴタイ オナモミ スブタ カワツルモが絶滅危惧 IA 類に選定されている 福島県野生動植物の保護に関する条例 ( 平成 16 年福島県条例第 23 号 ) において クマガイソウ コクランが特定希少野生動植物に指定されている 第 5 回自然環境保全基礎調査特定植物群落調査報告書 ( 環境庁 平成 12 年 ) において指定されている特定植物群落は 第 表及び第 図のとおりであり 事業実施想定区域及びその周囲には 御斉所山の照葉樹及び夏緑広葉樹混交林 及び 四時川のイヌブナ林 が分布している 植物群落レッドデータ ブック (NACS-J,WWF Japan 平成 8 年 ) に掲載されている指定群落は 第 表のとおりであり 事業実施想定区域及びその周囲には 御斉所山の森林 及び 四時川のイヌブナ林 がいわき市で 2 件指定されている (73)

51 第 表 (1) 植物の重要な種及び重要な群落の選定基準 選定基準 1 文化財保護法 ( 昭和 25 年法律第 214 号 最終改正 : 平成 26 年 6 月 13 日 ) 福島県文化財保護条例 ( 昭和 45 年条例第 43 号 ) いわき市文化財保護条例 ( 昭和 43 年条例第 8 号 ) 古殿町文化財保護条例 ( 昭和 44 年条例第 9 号 ) 及び 鮫川村文化財保護条例 ( 昭和 46 年条例第 15 号 ) に基づく天然記念物 特天 : 特別天然記念物天 : 天然記念物 絶滅のおそれのある野生国内 : 国内希少野生動植物種動植物の種の保存に関する緊急 : 緊急指定種法律 ( 平成 4 年法律第 75 号 最終改正 : 平成 29 年 6 月 2 日 ) 及び 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令 ( 平成 5 年政令第 17 号 最終改正 : 平成 30 年 1 月 31 日 ) に基づく国内希少野生動植物種等 環境省レッドリスト 2018 ( 環境省 平成 30 年 ) の掲載種 ふくしまレッドリスト 2017 年版 ( 福島県 平成 29 年 ) の掲載種 EX: 絶滅 我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 EW: 野生絶滅 飼育 栽培下でのみ存続している種 CR+EN: 絶滅危惧 Ⅰ 類 絶滅の危機に瀕している種 ( 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合 野生での存続が困難なもの ) CR: 絶滅危惧 ⅠA 類 ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの EN: 絶滅危惧 ⅠB 類 ⅠA 類ほどではないが 近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの VU: 絶滅危惧 Ⅱ 類 絶滅の危険が増大している種 ( 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合 近い将来 絶滅危惧 Ⅰ 類 のカテゴリーに移行することが確実と考えられるもの ) NT: 準絶滅危惧 存続基盤が脆弱な種 ( 現時点での絶滅危険度は小さいが 生息条件の変化によっては 絶滅危惧 に移行する可能性のある種) DD: 情報不足 評価するだけの情報が不足している種 LP: 絶滅のおそれのある地域個体群 地域的に孤立している個体群で 絶滅のおそれが高いもの EX: 絶滅 我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 EW: 野生絶滅 飼育 栽培下でのみ存続している種 CR+EN: 絶滅危惧 Ⅰ 類 絶滅の危機に瀕している種 ( 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合 野生での存続が困難なもの ) CR: 絶滅危惧 ⅠA 類 ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの EN: 絶滅危惧 ⅠB 類 ⅠA 類ほどではないが 近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの VU: 絶滅危惧 Ⅱ 類 絶滅の危険が増大している種 ( 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合 近い将来 絶滅危惧 Ⅰ 類 のカテゴリーに移行することが確実と考えられるもの ) NT: 準絶滅危惧 存続基盤が脆弱な種 ( 現時点での絶滅危険度は小さいが 生息条件の変化によっては 絶滅危惧 に移行する可能性のある種 ) DD: 情報不足 評価するだけの情報が不足している種 LP: 絶滅のおそれのある地域個体群 地域的に孤立している個体群で 絶滅のおそれが高いもの 文献その他の資料 国指定文化財等データベース ( 文化庁 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 国 県指定文化財 ( 国 県別 ) ( 福島県教育委員会文化財課 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) いわき市の文化財 ( いわき市 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 文化財 ( 古殿町 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 及び 県 ( 村 ) 指定文化財一覧 ( 鮫川村 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令 ( 平成 5 年政令第 17 号 最終改正 : 平成 30 年 1 月 31 日 ) 環境省報道発表資料環境省レッドリスト 2018 の公表について ( 環境省 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) ふくしまレッドリスト (2017 年版 ) について ( 福島県 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 重要な種 重要な群落 (74)

52 5 福島県野生動植物の保護に関する条例 ( 平成 16 年福島県条例第 23 号 ) に基づく特定希少野生動植物 6 第 5 回自然環境保全基礎調査特定植物群落調査報告書 ( 環境庁 平成 12 年 ) に掲載されている特定植物群落 7 植物群落レッドデータ ブック (NACS - J,WWF Japan 平成 8 年 ) に掲載の植物群落 第 表 (2) 植物の重要な種及び重要な群落の選定基準 選定基準 特 : 特定希少野生動植物 希少野生動植物のうち 人為の影響により存続に著しい支障を来す事情が生じるなど 特に保護を図る必要があるもの A: 原生林もしくはそれに近い自然林 B: 国内若干地域に分布するが 極めて稀な植物群落または個体群 C: 比較的普通に見られるものであっても 南限 北限 隔離分布等分布限界になる産地に見られる植物群落または個体群 D: 砂丘 断崖地 塩沼地 湖沼 河川 湿地 高山 石灰岩地等の特殊な立地に特有な植物群落または個体群で その群落の特徴が典型的なもの E: 郷土景観を代表する植物群落で 特にその群落の特徴が典型的なもの F: 過去において人工的に植栽されたことが明らかな森林であっても 長期にわたって伐採等の手が入っていないもの G: 乱獲 その他人為の影響によって 当該都道府県内で極端に少なくなるおそれのある植物群落または個体群 H: その他 学術上重要な植物群落 4: 緊急に対策必要 3: 対策必要 2: 破壊の危惧 1: 要注意 文献その他の資料 特定希少野生生物について ( 福島県生活環境部自然保護課 HP 閲覧: 平成 30 年 7 月 ) 第 5 回自然環境保全基礎調査特定植物群落調査報告書 ( 環境庁 平成 12 年 ) 植物群落レッドデータ ブック (NACS- J,WWF Japan 平成 8 年 ) 重要な種 重要な群落 (75)

53 第 表 (1) 植物の重要な種 No. 分類 科名 種名 選定基準 シダ植物 ヒカゲノカズラ スギラン VU CR 2 イワヒバ カタヒバ EN 3 ミズニラ ミズニラ NT NT 4 ハナヤスリ コヒロハハナヤスリ VU 5 キジノオシダ オオキジノオ VU 6 キジノオシダ VU 7 ウラジロ コシダ NT 8 フサシダ カニクサ NT 9 コケシノブ アオホラゴケ NT 10 コバノイシカグマ コバノイシカグマ VU 11 ミズワラビ タチシノブ VU 12 シシラン シシラン VU 13 イノモトソウ オオバノハチジョウシダ VU 14 イノモトソウ NT 15 チャセンシダ コバノヒノキシダ NT 16 オシダ ハカタシダ NT 17 キヨスミヒメワラビ NT 18 メヤブソテツ VU 19 マルバベニシダ NT 20 オオベニシダ NT 21 ヒメイタチシダ NT 22 ヒメカナワラビ NT 23 ヒメシダ ホシダ NT 24 ハシゴシダ NT 25 メシダ シケチシダ VU 26 ハコネシケチシダ EN 27 ヘラシダ NT 28 コガネシダ NT 29 ウラボシ サジラン VU 30 ヒメサジラン NT 31 ヒメウラボシ オオクボシダ VU 32 サンショウモ サンショウモ VU CR 33 裸子植物 ヒノキ ヒノキ NT 34 イブキ NT 35 離弁花類 ツチトリモチ ミヤマツチトリモチ VU VU 36 ヤナギ コゴメヤナギ VU 37 ブナ アラカシ NT 38 ツクバネガシ EN 39 イラクサ イラクサ NT 40 タデ ハルトラノオ NT 41 ヌカボタデ VU VU 42 ネバリタデ CR 43 ノダイオウ VU EN 44 ナデシコ ハマナデシコ NT 45 ナンブワチガイソウ VU VU 46 アカザ ハマアカザ NT 47 マツブサ サネカズラ NT 48 クスノキ カゴノキ CR 49 クスノキ DD 50 ヤブニッケイ NT 51 キンポウゲ レイジンソウ DD 52 フクジュソウ VU 53 イチリンソウ VU (76)

54 No. 分類科名種名 第 表 (2) 植物の重要な種 選定基準 離弁花類キンポウゲレンゲショウマ NT 55 カザグルマ NT EN 56 ヒメキンポウゲ VU EX 57 オキナグサ VU EN 58 ヒキノカサ VU CR 59 ツルキツネノボタン VU 60 バイカモ VU 61 セツブンソウ NT 62 シキンカラマツ EN 63 アケビムベ DD 64 ツヅラフジツヅラフジ NT 65 マツモマツモ VU 66 ドクダミハンゲショウ CR 67 ボタンヤマシャクヤク NT VU 68 ツバキサカキ NT 69 モウセンゴケコモウセンゴケ EN 70 ケシミチノクエンゴサク VU 71 ツルキケマン EN 72 ナガミノツルキケマン NT 73 アブラナハマハタザオ VU 74 ベンケイソウベンケイソウ EN 75 ユキノシタイワネコノメソウ VU 76 ムカゴネコノメ NT 77 タコノアシ NT NT 78 ヤシャビシャク NT NT 79 バラリンボク EN 80 アズマイバラ EN 81 ハマナス EN 82 ミヤマフユイチゴ NT 83 マメジャケツイバラ NT 84 フジキ VU 85 ケヤブハギ VU 86 ノアズキ EN 87 エゾノレンリソウ NT 88 レンリソウ CR 89 フウロソウコフウロ NT 90 トウダイグサノウルシ NT VU 91 カエデヒナウチワカエデ NT 92 ムクロジムクロジ DD 93 スミレシハイスミレ VU 94 セリミシマサイコ VU CR 95 ツボクサ VU 96 ハマボウフウ NT 97 マルバトウキ NT 98 合弁花類ツツジサツキ VU 99 ヤブコウジマンリョウ DD 100 モクセイヒイラギ NT 101 リンドウホソバツルリンドウ VU 102 ガガイモクサタチバナ NT CR 103 フナバラソウ VU CR 104 スズサイコ NT VU 105 キジョラン NT (77)

55 No. 分類科名種名 第 表 (3) 植物の重要な種 選定基準 合弁花類アカネオオハシカグサ DD 107 ムラサキスナビキソウ EN 108 クマツヅラハマゴウ EN 109 シソキセワタ VU CR 110 オカタツナミソウ NT 111 エゾタツナミソウ NT 112 ナミキソウ CR 113 ナス ヤマホロシ NT 114 ゴマノハグサヒナノウスツボ NT 115 ヒキヨモギ VU 116 イヌノフグリ VU EN 117 カワヂシャ NT NT 118 キツネノマゴハグロソウ NT 119 ハマウツボナンバンギセル VU 120 オオバコエゾオオバコ VU 121 スイカズラコバノガマズミ NT 122 マツムシソウマツムシソウ EN 123 キキョウバアソブ VU CR 124 キキョウ VU VU 125 キクエゾノコギリソウ EN 126 コハマギク VU 127 モリアザミ CR 128 シドキヤマアザミ DD 129 タカサブロウ EN 130 アキノハハコグサ EN CR 131 ヤナギタンポポ VU 132 コオニタビラコ VU 133 オオモミジガサ NT 134 オオニガナ NT 135 シュウブンソウ NT 136 ヒメヒゴタイ VU CR 137 コウリンカ VU EN 138 ネコノシタ DD 139 オナモミ VU CR 140 単子葉類オモダカアギナシ NT VU 141 ウリカワ EN 142 トチカガミスブタ VU CR 143 ヤナギスブタ VU 144 トチカガミ NT EX 145 ミズオオバコ VU VU 146 セキショウモ VU 147 ヒルムシロエゾノヒルムシロ VU 148 カワツルモ NT CR 149 イバラモホッスモ NT 150 サガミトリゲモ VU EN 151 ユリスズラン VU 152 イワギボウシ NT 153 アヤメヒメシャガ NT NT 154 カキツバタ NT VU 155 ホシクサイヌノヒゲ NT 156 イネササクサ NT 157 メダケ NT 158 サトイモミミガタテンナンショウ NT (78)

56 No. 分類科名種名 第 表 (4) 植物の重要な種 選定基準 単子葉類ミクリミクリ NT NT 160 ヤマトミクリ NT VU 161 カヤツリグサタチスゲ NT 162 モエギスゲ VU 163 ランシラン NT EN 164 ムギラン NT VU 165 エビネ NT VU 166 ギンラン NT 167 キンラン VU VU 168 クマガイソウ VU EN 特 169 セッコク VU 170 ハマカキラン VU EN 171 ベニシュスラン EN 172 ミズトンボ VU EN 173 ヒメノヤガラ VU EN 174 ホクリクムヨウラン VU 175 コクラン VU 特 176 アオフタバラン VU 177 ヨウラクラン VU 178 コケイラン VU 179 マツラン VU EN 180 モミラン VU VU 181 クモラン VU 182 ヒトツボクロ NT 183 ハクウンラン NT 合計 5 類 79 科 183 種 0 種 0 種 53 種 178 種 2 種 注 :1. 選定基準は 第 表のとおりである 2. 種名 配列は原則として 河川水辺の国勢調査のための生物リスト平成 29 年度生物リスト ( 河川環境 データベース国土交通省 平成 29 年 ) に準拠した 第 表事業実施想定区域及びその周囲の特定植物群落 市町村名名称選定基準 面積 (ha) いわき市御斉所山の照葉樹及び夏緑広葉樹混交林 H 24.8 四時川のイヌブナ林 H 注 : 選定基準は第 表のとおりである 第 5 回自然環境保全基礎調査特定植物群落調査報告書 ( 環境庁 平成 12 年 ) より作成 第 表事業実施想定区域及びその周囲の植物群落レッドデータ ブック指定状況 市町村名 名称 ランク いわき市 御斉所山の森林 1 四時川のイヌブナ林 1 注 :1. 選定基準は第 表のとおりである 2. 群落構成種の盗伐 盗掘などが原因で劣化 破壊が進行している植物群落の中で 場所 を公表することによってさらに状況が悪化するおそれがあると判断したものについては その場所の公表を避けた とされ 群落の生育場所は特定されていない 植物群落レッドデータ ブック (NACS-J,WWF Japan 平成 8 年 ) より作成 (79)

57 第 5 回自然環境保全基礎調査特定植物群落調査報告書 ( 環境庁 平成 12 年 ) 自然環境 Web-GIS 特定植物群落 ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) より作成 第 図特定植物群落 (80)

58 (4) 巨樹 巨木林 天然記念物事業実施想定区域及びその周囲における巨樹 巨木林の位置を第 表 天然記念物の位置を第 表及び第 図に示す 第 4 回自然環境保全基礎調査 - 日本の巨樹 巨木林 - ( 環境庁 平成 3 年 ) 第 6 回自然環境保全基礎調査巨樹 巨木林フォローアップ調査報告書 ( 環境省 平成 13 年 ) 生物多様性情報システム- 基礎調査データベース検索 -( 巨樹 巨木林調査 ) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 及び 巨樹 巨木林調査データベース ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) によると 巨樹 巨木林は 事業実施想定区域及びその周囲には 樹林 1 単木 1 の合計 2 件の巨樹 巨木林が分布している また 指定文化財 ( いわき市 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 及びいわき市へのヒアリング ( 平成 30 年 6 月 ) によると 天然記念物は事業実施想定区域及びその周囲には いわき市指定が 2 件分布している なお 事業実施想定区域において 巨樹 巨木林及び天然記念物は存在しない 第 表事業実施想定区域及びその周囲の巨樹 巨木林 市町区分名称樹種幹周 (cm) 樹高 (m) いわき市樹林八坂神社の二本スギスギ スギ 古殿町単木山の神様のモミモミ 第 4 回自然環境保全基礎調査 - 日本の巨樹 巨木林 - ( 環境庁 平成 3 年 ) 第 6 回自然環境保全基礎調査巨樹 巨木林フォローアップ調査報告書 ( 環境省 平成 13 年 ) 生物多様性情報システム- 基礎調査データベース検索 -( 巨樹 巨木林調査 ) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 巨樹 巨木林調査データベース ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) より作成 第 表事業実施想定区域及びその周囲の天然記念物 市指定名称指定年月日所在の場所 いわき市 市 御斎所山熊野神社社叢昭和 51 年 11 月 3 日田人町黒田字斉道 大平熊野神社のムクロジ サカキ群昭和 52 年 11 月 1 日遠野町大平字物見岡 指定文化財 ( いわき市 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 (81)

59 第 図天然記念物 指定文化財 ( いわき市 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) いわき市へのヒアリング ( 平成 30 年 6 月 ) より作成 (82)

60 3. 生態系の状況 (1) 環境類型区分事業実施想定区域及びその周囲の環境は 地形及び植生の状況から第 表のとおり 広葉樹林 針葉樹林 植林 乾性草地 湿性草地 市街地等 水辺 ( 河川 池沼 ) の 7 つの環境類型に区分される また 第 図のとおり 主に山地 丘陵地に広葉樹林 針葉樹林 植林 乾性草地が広がり 台地 段丘及び低地に湿性草地や市街地等が点在している なお 事業実施想定区域の環境は 山地 丘陵地に位置し 針葉樹林及び植林が広がっており 一部に広葉樹林と乾性草地が分布している 第 表環境類型区分の概要 類型区分 主な地形 植生区分 広葉樹林 アブラツツジ-イヌブナ群集 クリ-ミズナラ群集 アカシデ -イヌシデ群落( ブナクラス域代償植生 ヤブツバキクラス域代償植生 ) ニシキウツギ-ノリウツギ群落 イロハモミジ- ケヤキ群集 ヤナギ高木群落 ヤナギ低木群落 クリ-コナラ 群集 クヌギ-コナラ群集 ケヤキ群落 クサギ-アカメガシワ群落 果樹園 針葉樹林 山地 丘陵地 アオハダ-モミ群落 アカマツ群落 ( ブナクラス域代償植生 ヤブツバキクラス域代償植生 ) 植林 スギ ヒノキ植林 カラマツ植林 その他植林 ( 落葉広葉樹 ) 外国産樹種吹付地 乾性草地 ススキ群団 ( ブナクラス域代償植生 ヤブツバキクラス域代償植生 ) 伐採跡地群落( ブナクラス域代償植生 ヤブツバキクラス域代償植生 ) クズ群落 ゴルフ場 芝地 牧草地 路傍 空地雑草群落 放棄畑雑草群落 畑雑草群落 湿性草地 台地 段丘 ヨシクラス ツルヨシ群集 放棄水田雑草群落 水田雑草群落 市街地等 低地 竹林 市街地 緑の多い住宅地 造成地 水辺 ( 河川 池沼 ) その他 開放水域 注 : 植生区分は現存植生図 ( 第 図参照 ) による (83)

61 第 図環境類型区分 自然環境 Web-GIS 植生調査 (1/2.5 万 ) 第 6-7 回 (1999~2012/2013~) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 7 月 ) 平成 29 年度自然環境保全基礎調査植生調査植生図作成業務 ( 東北ブロック 3) 提供データ ( 環境省自然環境局生物多様性センター 提供 : 平成 30 年 7 月 ) より作成 (84)

62 (2) 生態系の概要地域の生態系 ( 動植物群 ) を総合的に把握するために 文献その他の資料おいて確認された事業実施想定区域及びその周囲の環境及び生物種より 生物とその生息環境の関わり また 生物相互の関係について生物種等を選定し 食物連鎖の概要として整理した 食物連鎖模式図を 第 図に示す 事業実施想定区域及びその周囲の山地 丘陵地には スギ ヒノキ植林といった常緑針葉樹の植林とイロハモミジ-ケヤキ群集 クリ-コナラ群落といった広葉樹林 アオハダ-モミ群落の針葉樹林が広がっている 低地には 水田雑草群落の湿性草地が点在している 事業実施想定区域の山地 丘陵地にはスギ ヒノキ植林の植林 アオハダ-モミ群落の針葉樹林が広がっている 事業実施区域の尾根を境界に植生の分布の変化もみられる これらのことから事業実施想定区域及びその周囲の生態系は 樹林環境 ( 広葉樹林 針葉樹林 植林 ) 草地環境( 乾性草地 湿性草地 ) を基盤として成立しているものと考えられる 陸域の生態系では イロハモミジ-ケヤキ群集 アオハダ-モミ群落 牧草地 ゴルフ場 芝地に生育する植物を生産者として 第一次消費者としてはチョウ類 コウチュウ類等の草食性の昆虫類が 第二次消費者としてはオサムシ類 トンボ類等の肉食性昆虫類等が存在する また 第三次消費者としてはニホンリス等の草食性の哺乳類 カケス等の小鳥類 カエル類等の両生類が 第四次消費者としては タヌキ等の哺乳類 ヘビ類等の爬虫類が存在する さらに これらを餌とする消費者として キツネ等の哺乳類 クマタカ等の猛禽類が存在すると考えられる 水域の生態系では 水生植物等を生産者として 第一次消費者としては小型の水生昆虫 底生動物 マガモ カルガモ等の草食性の草食性鳥類が 第二次消費者としてトンボ類等の肉食性水生昆虫類や雑食性魚類が存在する また 第三次消費者としてはウナギ サクラマス ( ヤマメ ) 等の肉食性魚類が存在する さらに これらを餌とする消費者として ミサゴ等の魚食性の鳥類が存在すると考えられる (85)

63 第 図食物連鎖模式図 (86)

64 (3) 重要な自然環境のまとまりの場事業実施想定区域及びその周囲の自然環境について 重要な自然環境のまとまりの場の抽出を行った 抽出された重要な自然環境のまとまりの場及び事業実施想定区域との位置関係は それぞれ第 表及び第 図のとおりである 第 表重要な自然環境のまとまりの場 No. 重要な自然環境のまとまりの場抽出理由 1 福島県自然環境保全地域 2 保安林 3 特定植物群落 4 天然記念物 5 自然植生 自然的社会的諸条件からみてその区域における自然環境を保全することが特に必要な地域として指定された区域である 水源涵養林や土砂崩壊防止機能を有する緑地等 地域において重要な機能を有する自然環境である 自然環境保全基礎調査において定められた 特定植物群落選定基準 に該当する植物群落である いわき市文化財保護条例 ( 昭和 43 年条例第 8 号 ) において定められた 天然記念物である 環境省植生図におけるヨシクラス ツルヨシ群落 アブラツツジ-イヌブナ群集 アオハダ-モミ群落 イロハモミジ- ケヤキ群集 ヤナギ高木群落 ヤナギ低木群落といった自然草原及び自然林であり 山地 丘陵地に分布する自然植生である (87)

65 第 図重要な自然環境のまとまりの場 自然環境 Web-GIS 植生調査 (1/2.5 万 ) 第 6-7 回 (1999~2012/2013 ~ ) ( 環境省 HP 閲覧: 平成 30 年 7 月 ) 平成 29 年度自然環境保全基礎調査植生調査植生図作成業務 ( 東北ブロック 3) 提供データ ( 環境省自然環境局生物多様性センター 提供 : 平成 30 年 7 月 ) 国土数値情報 ( 自然保全地域データ ) ( 国土交通省国土政策局国土情報課 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 磐城森林計画区第 5 次国有林野施業実施計画図平成 30 年度樹立全 16 片の内第 5 片 第 6 片 ( 関東森林管理局 平成 30 年 ) ふくしま森まっぷ ( 福島県 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 指定文化財 ( いわき市 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) いわき市へのヒアリング ( 平成 30 年 6 月 ) より作成 (88)

66 3.1.6 景観及び人と自然との触れ合いの活動の状況 1. 景観の状況事業実施想定区域はいわき市の東南部に位置し 急峻で山岳が連なり 起伏が多い自然豊かな地域である いわき市では 良好な自然景観を守り 文化的な景観を育て 美しく魅力のある景観を創造し 潤いと安らぎのある豊かな生活環境の確保に寄与することを目的に いわき市の景観を守り育て創造する条例 ( 平成 12 年いわき市条例第 70 号 ) を策定している (1) 主要な眺望点の分布及び概要 事業実施想定区域及びその周囲の主要な眺望点としては 第 表及び第 図 のとおりである 第 表主要な眺望点 名称概要 標高 842m で 古殿町で最も高い山 中腹は高原になっており 春には桜 夏にはキャンプや避暑 秋には紅葉 冬には遠く富士山を望む三株山ことができる 山頂には展望台があり 福島空港 小名浜港 マリンタワー 太平洋 磐梯山のほか 冬の空気の澄んだ晴れた日には 遠く富士山を望むこともできる いわき市と鮫川村の境にそびえる標高 796.9m の山 山頂からは西に朝日山阿武隈山系や八溝山系 那須連峰を望み 東にいわき地方の山並みが見え 条件がよければ遠くに太平洋が見える うつくしま百名山の一つでもある 明神山は農耕の神として崇められ明神山ている信仰の山で 多祁神社が祀られている 修験者の修行の場であったと言われており 太平洋や阿武隈山地の山々が一望できる 5 月末頃にはヤマツツジが楽しめる また コア仏具山ジサイの群生が所々にあり 湿原ではミソハギが大群落をつくっている ふるさと富士百名山に選ばれた山で 親子 3 代で登れる山 として登山道が整備されている 標高 306m ほどで 1 時間程度で登ることが滝富士できるうえ 山頂からは南に菊多浦の海 北は上遠野盆地が一面に広がっている ふくしまの旅 ( 福島県観光復興推進委員会 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) いわき市観光情報サイト ( いわき観光まちづくりビューロー HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 景観スポット ( 古殿町 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) 自然 ( 遠野地域づくり振興協議会 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) より作成 (89)

67 ふくしまの旅 ( 福島県観光復興推進委員会 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) いわき市観光情報サイト ( いわき観光まちづくりビューロー HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 景観スポット ( 古殿町 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) 自然 ( 遠野地域づくり振興協議会 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 第 図主要な眺望点 (90)

68 (2) 景観資源 第 3 回自然環境保全基礎調査自然環境情報図 ( 環境庁 平成元年 ) による景観資源は 第 表及び第 図のとおりである 第 表自然景観資源 区分 非火山性高原 名称 鹿面平 鎌倉岳 三株山 非火山性孤峰 鶴石山 朝日山仏具山浅見川渓谷小松川渓谷 峡谷 渓谷 鮫川渓谷 四時川渓谷花園渓谷湿原亀谷地湿原 第 3 回自然環境保全基礎調査自然環境情報図 ( 環境庁 平成元年 ) より作成 (91)

69 第 3 回自然環境保全基礎調査自然環境情報図 ( 環境庁 平成元年 ) より作成 第 図自然景観資源 (92)

70 2. 人と自然との触れ合いの活動の場の状況事業実施想定区域及びその周囲における 人と自然との触れ合いの活動の場の状況は第 表及び第 図のとおりである 第 表人と自然との触れ合いの活動の場 名称概要 明神山 田人ふれあいの里キャンプ場 うつくしま百名山の一つ 農耕の神として崇められている信仰の山で 多祁神社が祀られている 多祁神社 ( 里宮 )~ 多祁神社 ( 奥宮 )~ 頂上 ~ 天狗の足跡は 所要時間約 1 時間 30 分のコース 一般国道 289 号沿いにある公営キャンプ場 トイレ棟 炊事棟がある 戸草渓谷 水量豊かな戸草川によって変化に富んだ景観がつくり出されている渓谷 才鉢 ~ 二階滝 ~ 二岐の滝 ~ 壺の滝 ~ 家老沢の滝 ~ 堀切の滝 ~ 貝泊は 所要時間約 2 時間のコース 一般県道 390 号 ( 才鉢前山線 ) が路肩崩壊 落石の危険により通行止めのため 現在入渓できない状況 いわき市文化 観光施設 ( いわき市役所 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) いわき市観光情報サイト ( いわき観光まちづくりビューロー HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) ふくしまの旅 ( 福島県観光復興推進委員会 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 (93)

71 いわき市 文化 観光施設 いわき市役所HP 閲覧 平 成30 年6 月 いわき市観光情報サイト いわき観光まちづくりビュー ローHP 閲覧 平成30 年6 月 ふくしまの旅 福島県観光復興推進委員会HP 閲覧 平 成30 年6 月 より作成 第 図 人と自然との触れ合いの活動の場の状況 (94)

72 3.1.7 一般環境中の放射性物質の状況事業実施想定区域及びその周囲における 平成 29 年度の空間放射線量測定結果は第 表 測定地点は第 図のとおりである なお 事業実施想定区域及びその周囲において公共用水域及び沢水等の放射性物質濃度測定は実施されていない 第 表空間放射線量測定結果 ( 平成 29 年度 ) ( 単位 :µsv/h) 市測定機器調査地点平均値 いわき市 可搬石住多目的集会所 空間線量旧いわき市立石住小学校 可搬貝泊多目的集会所 空間線量旧いわき市立貝泊小学校 空間線量旧いわき市立貝泊中学校 空間線量旧いわき市立田人第一小学校荷路夫分校 空間線量旧いわき市立田人第二小学校 可搬入旅人集会所 空間線量田人おふくろの宿 可搬いわき南警察署田人駐在所 空間線量 ( 統合前 ) いわき市立田人中学校 空間線量いわき市立田人小学校 空間線量田人保育所 可搬いわき市田人支所 注 : 固定型や可搬型モニタリングポストは 空気吸収線量率マイクログレイ毎時で測定しており 出典元では 環境放射線モニタリング指針 ( 原子力安全委員会 ) に基づき 1 マイクログレイ毎時 =1 マイクロシーベルト毎時として換算し 実効線量を表示している 放射線モニタリング情報 ( 原子力規制委員会 HP 閲覧 : 平成 30 年 6 月 ) より作成 (95)

73 放射線モニタリング情報 ( 原子力規制委員会 HP 閲覧: 平成 30 年 6 月 ) より作成 第 図空間放射線量測定地点 (96)

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