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1 第 1 章総 則 ページ 1. 適用の範囲 適用示方書 指針等 用語の定義 用語の定義 字句の意味 設計の基本事項 地質調査データの利用 成果品作成要領 報告書の取りまとめ方 数量計算書の取りまとめ方 図面作成要領 適用の範囲 図面の大きさ 図面の標題 橋梁全体一般図の作成について 成果品の取りまとめ方 橋梁設計成果の電子ファイル化の仕様 橋梁実施計画説明表の作成 愛知県橋梁台帳システムデータ入力表の作成 END 1-22

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3 第 1 章 第 1 章総 則 1. 適用の範囲 (1) この手引きは愛知県の管理する, 一般国道および県道における支間 200m 以下の橋に適用する ただし, 支間 200m をこえる橋についても橋種, 構造形式, 架設地点の実状に応じ, 必要かつ適切な補正を行って, この手引きを準用してもよい 橋梁とは, 道路 鉄道 水路などの輸送路において, 障害となる河川 渓谷 湖沼 海峡 運河や道路 鉄道などの上方に輸送路を設けるためにつくられる構造物の総称である 一般に橋梁は, 上記の障害物上方を通過するために, それを横断するように設けられるが, このほか市街地の道路や鉄道で見られる高架橋等もこれに含まれる (2) 愛知県建設部で受託する橋梁の計画 設計 施工監督業務などについても, 委託者側の設計基準による他, この手引きを適用する (3) 次の各項目に掲げる場合は, この手引きによらなくてもよい 1) 大規模または特殊な工事で, 特別な配慮が必要な場合 2) 新技術, 新工法による場合 3) その他, この手引きによりにくい場合 2. 適用示方書 指針等 2.1 適用示方書 指針等は, 表 に示すものとする 1-1 平成 15 年 4 月

4 第 1 章 表 示方書 指針等 区分示方書 指針等発刊年月発刊者 政令 示方書 交通工学 橋梁 舗装 1. 道路構造令の解説と運用 ( 通達文による更新含む ) H16.02 ( 社 ) 日本道路協会 2. 改定解説 河川管理施設等構造令 H12.01 ( 社 ) 日本河川協会 3. 道路橋示方書 同解説 Ⅰ Ⅱ 共通編 鋼橋編 H14.03 ( 社 ) 日本道路協会 4. 道路橋示方書 同解説 Ⅰ Ⅲ 共通編 コンクリート橋編 H14.03 ( 社 ) 日本道路協会 5. 道路橋示方書 同解説 Ⅰ Ⅳ 共通編 下部構造編 H14.03 ( 社 ) 日本道路協会 6. 道路橋示方書 同解説 Ⅴ 耐震設計編 H14.03 ( 社 ) 日本道路協会 7. クロソイドポケットブック ( 改訂版 ) S49.08 ( 社 ) 日本道路協会 8. 自転車道等の設計基準解説 S49.10 ( 社 ) 日本道路協会 9. 立体横断施設技術基準 同解説 S54.01 ( 社 ) 日本道路協会 10. 道路照明施設設置基準 同解説 S56.04 ( 社 ) 日本道路協会 11. 視線誘導標設置基準 同解説 S59.10 ( 社 ) 日本道路協会 12. 道路標識設置基準 同解説 S62.01 ( 社 ) 日本道路協会 13. 道路緑化技術基準 同解説 S63.12 ( 社 ) 日本道路協会 14. 道路の交通容量 S59.09 ( 社 ) 日本道路協会 15. 道路反射鏡設置指針 S55.12 ( 社 ) 日本道路協会 16. 視覚障害者誘導用ブロック設置指針 同解説 S60.09 ( 社 ) 日本道路協会 17. 駐車場設計 施工指針同解説 H04.11 ( 社 ) 日本道路協会 18. 道路構造令の解説と運用 H16.02 ( 社 ) 日本道路協会 19. 防護柵の設置基準 同解説 H16.03 ( 社 ) 日本道路協会 20. 車両用防護柵標準仕様 同解説 H16.03 ( 社 ) 日本道路協会 21. 料金徴収施設設置基準 ( 案 ) 同解説 H11.09 ( 社 ) 日本道路協会 22. プレキャストブロック工法によるプレストレストコンクリートTげた道路橋設計 施工指針 H04.10 ( 社 ) 日本道路協会 23. 小規模吊橋指針 同解説 S59.04 ( 社 ) 日本道路協会 24. 道路橋耐風設計便覧 H03.07 ( 社 ) 日本道路協会 25. 橋の美 Ⅲ 橋梁デザインノート H04.05 ( 社 ) 日本道路協会 26. 鋼道路橋設計便覧 ( 昭和 55 年改訂版 ) S55.08 ( 社 ) 日本道路協会 27. 鋼道路橋施工便覧 S60.02 ( 社 ) 日本道路協会 28. コンクリート道路橋設計便覧 H06.02 ( 社 ) 日本道路協会 29. 杭基礎設計便覧 ( 改訂版 ) H04.10 ( 社 ) 日本道路協会 30. 杭基礎施工便覧 H04.10 ( 社 ) 日本道路協会 31. 鋼道路橋の細部構造に関する資料集 H03.07 ( 社 ) 日本道路協会 32. 道路橋支承便覧 H16.04 ( 社 ) 日本道路協会 33.- 鋼道路橋塗装便覧別冊資料 - 塗膜劣化度程度標準写真帳 H02.06 ( 社 ) 日本道路協会 34. 道路橋鉄筋コンクリート床版防水層設計施工資料 S62.01 ( 社 ) 日本道路協会 35. 道路橋の耐震設計に関する資料 H09.03 ( 社 ) 日本道路協会 36. 鋼橋の疲労 H09.05 ( 社 ) 日本道路協会 37. 既設道路橋の耐震補強に関する参考資料 H09.09 ( 社 ) 日本道路協会 38. コンクリート道路橋施工便覧 H10.01 ( 社 ) 日本道路協会 39. 道路橋の耐震設計に関する資料 (PC ラーメン橋 RC アーチ橋 PC 斜張橋等の耐震設計計算例 ) H10.01 ( 社 ) 日本道路協会 40. 鋼管矢板基礎設計施工便覧 H09.12 ( 社 ) 日本道路協会 41. 既設道路橋基礎の補強に関する参考資料 H12.02 ( 社 ) 日本道路協会 42. 鋼道路橋の疲労設計指針 H14.03 ( 社 ) 日本道路協会 43. 道路震災対策便覧 ( 震後対策編 ) H08.10 ( 社 ) 日本道路協会 44. 道路震災対策便覧 ( 震前対策編 ) 改訂版 H18.09 ( 社 ) 日本道路協会 45. 道路震災対策便覧 ( 震災復旧編 ) H14.04 ( 社 ) 日本道路協会 46. 鋼道路橋塗装 防食便覧 H17.12 ( 社 ) 日本道路協会 47. アスファルト舗装工事共通仕様書 ( 改訂版 ) H04.12 ( 社 ) 日本道路協会 48. 排水性舗装技術指針 ( 案 ) H08.11 ( 社 ) 日本道路協会 49. 舗装再生便覧 H16.02 ( 社 ) 日本道路協会 50. 転圧コンクリート舗装技術指針 ( 案 ) H02.11 ( 社 ) 日本道路協会 51. アスファルト混合所便覧 ( 平成 8 年度版 ) H08.10 ( 社 ) 日本道路協会 52. 舗装試験法便覧 S63.11 ( 社 ) 日本道路協会 53. 舗装試験法便覧別冊 ( 暫定試験方法 ) H08.10 ( 社 ) 日本道路協会 54. 耐流動アスファルト混合物 (piarc 技術委員会著 ) H09.01 ( 社 ) 日本道路協会 55. 舗装の構造に関する技術基準 同解説 H13.09 ( 社 ) 日本道路協会 56. 舗装設計施工指針 H18.02 ( 社 ) 日本道路協会 57. 舗装施工便覧 H18.02 ( 社 ) 日本道路協会 58. 環境改善を目指した舗装技術 (2004 年度版 ) H17.03 ( 社 ) 日本道路協会 59. 舗装の性能評価法- 必須および主要な性能指標の評価法編 - H18.01 ( 社 ) 日本道路協会 1-2

5 第 1 章 舗装 60. 舗装設計便覧 H18.02 ( 社 ) 日本道路協会 61. 道路土工要綱 H02.08 ( 社 ) 日本道路協会 62. 道路土工 - 土質調査指針 - S61.11 ( 社 ) 日本道路協会 63. 道路土工 - 施工指針 - S61.11 ( 社 ) 日本道路協会 64. 道路土工 - 軟弱地盤対策工指針 - S61.11 ( 社 ) 日本道路協会 65. 道路土工 - 排水工指針 - S62.06 ( 社 ) 日本道路協会 道路土工 愛知県引き等手66. 道路土工 -のり面工 斜面安定工指針- H11.03 ( 社 ) 日本道路協会 67. 道路土工 - 擁壁工指針 - H11.03 ( 社 ) 日本道路協会 68. 道路土工 -カルバート工指針- H11.03 ( 社 ) 日本道路協会 69. 道路土工 - 仮設構造物工指針 - H11.03 ( 社 ) 日本道路協会 70. 共同溝設計指針 S61.03 ( 社 ) 日本道路協会 71. 道路防雪便覧 H02.05 ( 社 ) 日本道路協会 72. 落石対策便覧 ( 改訂版 ) H12.06 ( 社 ) 日本道路協会 73. 落石対策便覧に関する参考資料 - 落石シュミレーション手法の調査研究資料 - H14.04 ( 社 ) 日本道路協会 76. 砂防設計の手引き H14.04 愛知県建設部 74. 道路構造の手引き H16.04 愛知県建設部 75. 河川 海岸事業の手引き S62.04 愛知県土木部 77. 人にやさしい街づくり整備指針 H06.04 愛知県民生部 1-3

6 第 1 章 表 参考図書 区分書籍名発刊年月発刊者 橋梁29. 橋梁架設工事の積算 H18 年度版日本建設機械化協会 地質調査40. 土質地質調査要領 H04.04 日本道路公団 年制定コンクリート標準示方書 規準編 H 年制定コンクリート標準示方書 施工編 H 年制定コンクリート標準示方書 舗装編 H 年制定コンクリート標準示方書 耐震性能照査編 H14.12 土木学会 年制定コンクリート標準示方書 構造性能照査編 H 年制定コンクリート標準示方書 維持管理編 H 道路設計要領 H12.04 ( 財 ) 道路保全技術センター 8. 建設省制定土木構造物標準設計の手引き - 第 1 巻 側こう 暗きょ類 H12.09 第 2 巻 擁壁類 H12.09 第 5 巻 横断歩道橋 地下横断歩道 改訂作業中 第 6~12 巻橋台 橋脚 改訂作業中 ( 社 ) 全日本建設技術協会 第 13~16 巻ポストテンション方式 PC 単純 T げた橋 H06.03 第 18~20 巻プレテンション方式 PC 単純床版橋 同 T げた橋 H08.03 第 23~27 巻単純プレートガーダー橋 H06.04 第 29~31 巻 H 型鋼橋 改訂作業中 9. 土木構造物設計ガイドライン土木構造物設計マニュアル ( 案 ) [ 土工構造物 橋梁編 ] 土木構造物設計マニュアル ( 案 ) に係わる設計 施工の手引き ( 案 ) [ ボックスカルバート 擁壁編 ] H11.11 ( 社 ) 全日本建設技術協会 10. 設計要領第二集 ( 橋梁建設編 橋梁保全編 ) 東日本高速道路 建設 H18.04 中日本高速道路 保全 H18.04 西日本高速道路 11. 鋼構造物設計基準 H15.10 名古屋高速道路公社 12. 塗装設計施工基準 H14.04 名古屋高速道路公社 13. プレキャスト連結げたの設計法に関する共同研究報告書 H04.02 建設省土木研究所 ( 社 ) フ レストレストコンクリート建設業協会 14. コンクリート橋の設計 施工の省力化共同研究報告書 (Ⅱ) H10.12 建設省土木研究所 15. 既設橋梁のノージョイント工法の設計施工手引き ( 案 ) H07.01 ( 財 ) 道路保全技術センター 16. コンクリート構造物補修 補強施工マニュアル H13.04 ( 財 ) 道路保全技術センター 17. 建設省道路橋の免震設計法マニュアル ( 案 ) H04.10 ( 財 ) 道路保全技術センター 18. 改訂鋼道路橋数量集計マニュアル ( 案 ) H15.07 ( 財 ) 建設物価調査会 19. プレキャストブロック工法によるプレストレストコンクリート建設省土木研究所 H07.12 道路橋設計 施工指針 ( 案 ) ( 社 )PC 建設業協会 20. 道路設計マニュアル H06.03 ( 財 ) 国土開発技術センター 21. デザインデータブック H18.04 ( 社 ) 日本橋梁建設協会 22. 床版工事設計施工の手引 H08.11 ( 社 ) 日本橋梁建設協会 23. 橋梁技術者のための塗装ガイドブック H12.03 ( 社 ) 日本橋梁建設協会 24. 溶融亜鉛めっき橋ガイドブック H10.02 ( 社 ) 日本橋梁建設協会 25.PC 道路橋計画マニュアル H07.10 ( 社 )PC 建設業協会 26.PC 連結げた橋設計の手引き ( 案 ) H10.06 ( 社 )PC 建設業協会 27. 鋼橋計画マニュアル H03.09 日本鋼構造協会 28. 鋼橋構造詳細の手引き H14.01 ( 社 ) 日本橋梁建設協会 30. 景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン H16.03 国土技術研究センター 31. 地盤調査法 H07.09 地盤工学会 32. 土質試験の方法と解説 ( 第 1 回改訂版 ) H12.03 地盤工学会 33. クイの鉛直載荷試験方法 同解説 ( 第 1 回改訂版 ) H14.05 地盤工学会 34. 杭の水平載荷試験結果の解釈と適用例 S58.10 地盤工学会 35. 土質調査試験結果の解釈と適用例 S54.08 地盤工学会 36. 岩盤力学 S50.07 土木学会 37. 軟岩, 調査設計施工の基礎と実例 S59.12 土木学会 38. 軟岩の簡易スレーキング試験法 S62.12 建設省土木研究所 39. 岩盤分類, 応用地質特別号 S59.08 日本応用地質学会 41. ボーリング柱状図作成要領 ( 案 ) S61.11 日本建設情報総合センター 1-4

7 第 1 章 1-21 平成 15 年 4 月

8 第 1 章 1-22

9 第 2 章 第 2 章橋梁計画 1. 基本事項 1.1 基本的考え方橋梁計画に当たっては, 以下に示す各要件を総合的に考慮のうえ決定するものとする (1) 橋梁建設予定の道路線形については, 地形条件を考慮して決定する必要がある 1) 道路と交差物 ( 河川, 道路, 鉄道など ) との交差角度は, できるだけ直角となるよう計画し, 支間長や橋長を短くし, 橋台および橋脚の斜角もできるだけ直角となるように計画することが望ましい 2) 橋梁部の平面線形は, できるだけ直線となることが望ましい やむをえず, 曲線となる場合にも大きな曲線半径を用い, 視距による拡幅や曲線による拡幅は, 避けることが望ましい (2) 橋梁計画の外部条件を満足する必要がある 1) 橋梁は, 交差物との条件を満足することが最重要なため, 交差物管理者と十分な協議を行って計画する 具体的には, 橋長, 支間, 橋台 橋脚の位置, けた下高, 基礎の根入れなどが挙げられる (3) 構造上安定であり, 十分な耐久性があるよう計画 設計を行う必要がある 1) 設計基準を満足する設計を行うことは, もちろんであるが, 図面あるいは完成橋梁を観る人に安心感を抱かせるようなプロポーションを創造することが重要である 2) 橋梁は, 長期間にわたって活用される公共物であるので, 十分な耐久性を確保する必要がある (4) 施工が確実に, 容易にできること, 事業工程に整合した施工ができることが必要である 1) 経済性や構造特性に差異がない場合には, 施工性の良好な橋梁が望ましい 2) 橋梁基礎構造の計画は, 施工性を十分に考慮して行う必要がある 基礎構造は, 直接地盤に接する構造物であり, 施工時に思わぬアクシデントに出くわすことがある 支持層の不陸があって杭が高止まりを起こしたり, 打抜きを想定した中間層で杭打設に苦慮したり, 予想外の巨れきでPHC 杭が割裂したという例である 3) 河川橋梁で, 渇水期施工の場合には, その期間に完了するような工事となるように, 構造や施工計画を検討しなければならない 4) 延長の長い高架橋では, 事業工程を十分に検討した上で, 施工順序を決定する必要がある (5) 道路機能として, 走行上の安全性 快適性が必要である 1) 橋梁上部構造は, 上路橋として計画することが望ましい 橋梁外部条件を満足できない場合は, 別形式の採用について検討する 2) 伸縮装置は, 走行中のショックや破損による補修など問題を生ずる可能性が大きい箇所である 伸縮装置の選定は, 慎重に行うものとする 経済性を考慮した上で可能であれば, 耐震性のみならず, 走行性からも上部構造の多径間連続化が望ましい (6) 周囲の景観に対し, 調和を図る橋梁を計画する必要がある 1) 景観的配慮とは, 橋梁構造物のおかれる周囲の自然環境, 都市環境との調和を図ることであり, また, 道路を利用する人々に対しても好感を与えるべく配慮することである 2) 景観のために構造上無理のある構造物を計画してはならないが, 不経済とならない範囲で景観に配慮することが望ましい 高欄や親柱といった橋梁の部品ではなく, 橋梁全体において丁寧な計画および設計が必要である 2-1 平成 15 年 4 月

10 第 2 章 1.2 橋梁計画 設計および調査の流れ 橋梁の計画 設計およびそれに関連する調査の流れは以下のとおりとする 1 地域交通網調査等 2 計画線調査 (1/10,000~1/25,000) 3 整備方針決定 地形調査 ( 空中写真測量 ) 4 概略設計 (1/2,500~1/5,000) 都市計画決定 5 路線測量 地質調査 ( 予備調査 ) 地形調査 ( 地上測量 ) 道路予備設計 一般的な橋梁の補助対象範 年 12 囲平成月 用地測量 地質調査 ( 本調査 ) 橋梁添架物調査 区域決定または変更 6 橋梁予備設計 橋梁詳細設計 計画協議 ( 他官庁 自治体 地元等 ) 1. 河川 2. 道路 3. 鉄道 4. 港湾運河 5. 湖沼 6. 公安委員会 7. 地下埋設物 8. 地元等 計画 設計 用地買収 施工 工事施工 管理台帳整備 供用開始 管理 図 橋梁計画 設計および調査の流れ 2-2

11 第 2 章 (2) 高架橋の橋長は, 一般的には図 に示すフローチャートにより決定するものとする ただし, 現場条件等でこのフローチャートによることが不合理な場合には, これによらなくてもよ い < 橋梁 > < 擁壁 盛土 > 橋台高さが 5m 程度となる位置でコントロールホ イントを考慮の上支間割を想定する 構造高 50cm 毎に構造形式の経済比較を行う 想定した支間割で最も経済的になる橋種を選定する 工費 道路計画高に応じて最も経済的な擁壁 盛土構造の単位延長当たりの工費を算出する 工費 選定した橋種の単位延長当たりの工費を橋台高 50cm 毎に算出する 道路計画高 道路計画高 工費 橋梁工費と擁壁 盛土工費を比較し, 経済的な構造が変わる道路計画高の位置を橋台位置として設定する 擁壁高 8m は地震の影響から 道路計画高 No 擁壁高さは 8m 以下か? Yes けた下余裕 1.5m 程度は管理上から けた下余裕は 1.5m 程度以上か? No Yes 擁壁高さが 8m となる位置を橋台位置とする けた下高さが 1.5m となる位置を橋台位置とする 決定した橋台位置で支間割を計画する No 想定した橋種, 工費は妥当か? Yes 橋長決定 図 高架橋の橋長決定フローチャート 2-25

12 第 2 章 3.3 交差物件との関係 河川の場合 (1) 橋台位置および橋長の決定堤防と地盤の区分は, 下図による 図 堤防と地盤の区分 河川の有堤部に設ける橋台の前面位置は, 図 3.3.2, 図 による 1) 河川幅 50m 以上の場合 図 河川幅 50m 以上の橋台位置 2) 河川幅 50m 未満の場合 図 河川幅 50m 未満の橋台位置 平成 15 年 4 月 2-26

13 第 3 章 表 板厚による鋼種選定基準 板厚 (mm) 鋼種 非構溶接SS400 SM400A SM400B SM400C 溶 SM490A SM490B 接 SM490C SM490YA 構 SM490YB SM520C 造 SM570 SMA400AW 用 SMA400BW SMA400CW SMA490AW 鋼 SMA490BW SMA490CW SMA570W (6) 高力ボルト高力ボルトは摩擦接合及び引張接合とし, トルシア形高力ボルト (S10T)M22 の使用を標準とする なお, トルシア形高力ボルトの使用に際しては, 道示 Ⅱ 鋼橋編 17.5 によるものとする 鋼材の許容応力度 (1) 構造用鋼材の許容軸方向引張応力度および許容曲げ引張応力度は, 表 1.2.3に示す値とする 表 許容軸方向引張応力度および許容曲げ引張応力度 (N/mm 2 ) 鋼種 SS400 SM490Y SM570 鋼材の SM400 SM490 SM520 SMA570W 板厚 (mm) SMA400W SMA490W 40 以下 をこえ 75 以下 をこえ 100 以下 (2) 構造用鋼材の許容軸方向圧縮応力度は, 道示 Ⅱ 鋼橋編 3.2 によるものとする (3) 構造用鋼材の許容せん断応力度および許容支圧応力度は, 道示 Ⅱ 鋼橋編 3.2 によるものとする 造用鋼3-11 平成 15 年 4 月

14 第 3 章 2.3 耐久性の検討 鋼橋の部材の設計にあたっては, 経年的な劣化による影響を考慮するものとする 防せい防食 鋼橋の防せい防食は下記を基本とする 表 に代表的な防せい防食法を示す 1 鋼橋の部材には, 腐食による機能の低下を防ぐため, 防せい防食を施すこと 2 鋼材の防食法の選定にあたっては, 各防食法の特性を把握した上で, 架橋環境条件や周辺環境との調和, 橋の部位及び規模, 部材の形状, 経済性 ( ライフサイクルコスト ), 維持管理の条件を考慮すること 3 鋼橋の設計にあたっては, 防せい防食法に応じて, 細部構造の形状及び材料の組合せ等について適切に配 慮すること 防食法 防食原理 劣化因子 防食材料 施工方法 構造, 施工上の制限 ( 原則 ) 外観 ( 色彩 ) 維持管理 塗一般塗装塗膜による環境遮断 紫外線, 塩分, 水分 ( 湿潤状態の継続 ) 表 鋼橋の代表的な防せい防食法装耐候性鋼材溶融亜鉛めっき金属溶射重防食塗装 塗膜による環境遮断とジンクリッチペイントによる防食紫外線, 塩分, 水分 ( 湿潤状態の継続 ) ちみつなさび層による腐食速度の低下 塩分, 水分 ( 湿潤状態の継続 ) 塗料 塗料 腐食速度を低下する合金元素の添加 スフ レーやはけ, ロ スフ レーやはけ, ロ 製鋼時に合金元素 ーラーによる塗付 ーラーによる塗付 を添加 温度, 湿度等施 温度, 湿度等施 滞水 湿気対策 工環境条件の制 工環境条件の制 限 限 色彩は自由 色彩は自由 色彩は限定 ( 茶褐 色 ) さびの発生や塗膜の消耗, 変退色の調査 塗膜劣化が進行した場合は塗替え さびの発生や塗膜の消耗, 変退色の調査 塗膜劣化が進行した場合は塗替え 異常なさびが形成されていないことの確認 腐食が進行した場合は塗装 による防食 亜鉛皮膜による環境遮断と亜鉛による防食 塩分, 水分 ( 湿潤状態の継続 ) 亜鉛 めっき処理槽への浸漬 ( めっき工場 ) めっき処理槽による寸法制限と熱ひずみ対策色彩は限定 ( 灰白色 ) 亜鉛層の追跡調査 亜鉛層の消耗後は塗装による防 食 溶射皮膜による環境遮断と亜鉛による防食 塩分, 水分 ( 湿潤状態の継続 ) 亜鉛, 亜鉛 アルミニウム溶射ガンによる溶射溶射ガンの運行上の制限 色彩は限定 ( 梨地状の銀白色 ) 亜鉛 アルミニウム層の追跡調査 溶射皮膜の消耗後は金属溶射もしくは 塗装による防食 複合防食 塗装との併用塗装との併用 注 )1. 印は実績が少なく 塗装にあたっては注意が必要である 2. 耐候性鋼材は JIS G3114(W 仕様 ) に規定する溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材を示す 3-12

15 第 3 章 (1) 防食設計鋼道路橋の防食設計は, 計画 ~ 設計 ~ 施工の各段階を通して行うことが必要であり, 各段階でそれぞれ適切な配慮を行い鋼道路橋の部材が腐食により早期に機能の低下をきたすことのないように十分注意して行うこと 図 に防食設計のフローを表 に鋼道路橋の代表的な防食法の適用環境比較を示す 防食法の選定 選定した防食法から要求される構造設計 選定した防食法の再評価 図 防食設計のフロー 表 鋼道路橋の代表的な防食法の適用環境比較 注 )1 本表は 確実な施工が行われた場合の適用環境区分を示す 確実な施工が行われなかった場合は耐久性が著しく低下することがある 2. 適用環境は主に飛来塩分の影響の有無により区分したものであり 凍結防止剤の影響は考慮していない 3. 温泉地帯等で亜硫酸ガス等塩分以外の腐食を促進する物質の影響を強く受ける環境では別途検討が必要である 4. 金属溶射の適用可能範囲は使用する溶射材料により異なる 亜鉛溶射皮膜は溶融亜鉛めっきと同じと考えられるが 亜鉛 アルミニウム合金溶射皮膜や擬合金溶射皮膜 アルミニウム溶射皮膜の適用可能範囲はもう少し広くなる 5. 適用可能範囲を超えた厳しい環境では 防食の耐用年数が短くなることから鋼道路橋ではその防食法の使用を極力避けるのが望ましい 3-13

16 第 3 章 (2) 塗装 1) 設計一般 1 塗装仕様は,LCC( ライフサイクルコスト ) 低減の観点から下記の重防食塗装系を基本とする 防食下地 : 耐食性に優れたジンクリッチペイント下塗り : 遮断性に優れたエポキシ樹脂塗料上塗り : 耐候性に優れたふっ素樹脂塗料 ( 都市内などでは防汚材料を用いることを検討する ) 2 環境との調和に配慮し 防せい顔料や着色顔料およびドライヤーに鉛やクロムなど有害な重金属を含む塗料は使用しないものとする このため 色相が一部制限されるので色彩設計で注意が必要である 3 作業者の健康を考慮し 発癌性の疑いのある物質を含有するタールエポキシ樹脂塗料は使用しないものとする 4 塗料は 鋼道路橋塗装 防食便覧 ( 平成 17 年 12 月 ): 日本道路協会 の付 Ⅱ-2( 付属資料 ) の鋼道路橋塗装用塗料標準に適合した塗料を使用するものとする 2) 防食設計塗装の防食設計は, 橋の架橋環境や維持管理体制 ( 長期管理計画 ) などに基づいて適切な塗装系を選定し, 塗装系の性能を確実に発揮させるための素地調整方法, 塗装方法, 塗替え周期などについて検討を行い, これらを決定するものである 塗装における防食設計は図 2.3.2に示すフローに基づいて行う 塗装仕様の選定 塗装仕様から要求される構造設計 選定した塗装仕様の再評価 図 塗装における防食設計フロー 3-14

17 第 3 章 1 塗装仕様の選定 塗装系の分類 外面用塗装系 C-5 塗装系 一般環境に適用する A-5 塗装系 表 に示す 内面用塗装系 (D-5,D-6) 鋼床版けた用塗装系 (C-5,D-5) 継手部用塗装系 部材製作時に無機ジンクリッチペイントを塗布する a) 一般外面塗装系 表 一般外面塗装系 塗装系 特 徴 注意点 架橋地点の腐食環境の厳しさに十分耐えられ 構造物に汚れが目立つ場合, 土木 C-5 る防食性能を有し, 美観 景観性をできるだけ用防汚材料を上塗りに検討長期間保つための耐候性の良好なふっ素樹脂 上塗塗料を使用し全工場塗装とする A-5 下塗り塗料として鉛 クロムフリーさび止めペイントを使用し, 下塗りを工場塗装, 中塗り 上塗りを現場塗装とする 特に LCC を考慮する必要のない場合や,20 年以内に架替予定の場合に使用 工場塗装後,6 ヶ月以内に現場塗装 RC 床版桁には使用できない 塗替塗装時に鉛, クロムの飛散防止対策必要 b) 内面塗装系 表 内面塗装系 塗装系 特 徴 注意点 D-5 耐水性に優れた内面用変性エポキシ樹脂塗料を厚く塗布して塗膜の防食効果を長期間維持でき, 一般外面塗装系 C-5の場合に適用 色相は点検時の照明効果を良くするため明色仕上げとする 耐水性に優れた内面用変性エポキシ樹脂塗料 同 上 D-6 を厚く塗布して塗膜の防食効果を長期間維持 でき, 一般外面塗装系 A-5の場合に適用 c) 鋼床版裏面の塗装 表 鋼床版裏面の塗装 塗装系 特 徴 注意点 架橋地点の腐食環境の厳しさに十分耐えられ 構造物に汚れが目立つ場合, 土木 C-5 る防食性能を有し, 美観 景観性をできるだけ用防汚材料を上塗りに検討長期間保つための耐候性の良好なふっ素樹脂 上塗塗料を使用し全工場塗装とする D-5 d) 摩擦接合部の塗装 耐水性に優れた内面用変性エポキシ樹脂塗料を厚く塗布して塗膜の防食効果を長期間維持でき, 一般外面塗装系 C-5 の場合に適用 色相は点検時の照明効果を良くするため明色仕上げとする 摩擦接合継手の連結部では部材製作時に下表の仕様で無機ジンクリッチペイントを塗装するこ と 表 摩擦接合部の塗装 項 目 条 件 接触面片面あたりの最小乾燥塗膜厚 30μm 以上 接触面の合計乾燥塗膜厚 90から200μm 乾燥膜厚中の亜鉛含有量 80% 以上 亜鉛末の粒径 (50% 平均粒径 ) 10μm 程度以上 3-15

18 第 3 章 2) その他 1 新設溶融亜鉛めっき面の塗装仕様は その目的と周囲の塗装系との調和を考慮して選定する 塗装は工場塗装とし 外面用塗装仕様 (ZC-1) 内面用塗装仕様(ZD-1) とする 2 金属溶射面への塗装は非常に表面が多孔質であるため 塗膜にピンホールが生じやすいので封孔処理を確実に施すことが必要である また 塗装表面に凹凸が多くなるため仕上がり外観が劣る 3 コンクリート面への塗装仕様は 道路橋の塩害対策指針 ( 案 ) 同解説 (( 社 ) 日本道路協会 ) に準拠するが 美観 景観性および長寿命化の観点から 上塗り塗料は耐候性に優れたふっ素樹脂塗料とする 4 箱げたの上フランジなどのコンクリート接触部は さび汁による汚れを考慮し無機ジンクリッチペイントを30μm 塗布する (3) 耐候性鋼材 1) 適用範囲ここに規定する事項は,I 形断面, 箱形断面鋼けた橋に耐候性鋼材を使用する場合の設計に適用する 無塗装耐候性橋梁の設計 施工にあたっては, 鋼道路橋塗装 防食便覧 {H17.12( 社 ) 日本道路協会 } によるほか, 無塗装橋梁の手引き( 改訂版 ) {( 社 ) 日本橋梁建設協会 2006,8} を参考として行うとよい 2) 防食設計耐候性鋼材の使用を計画した場合にその橋に所定の性能を発揮させるために考慮すべき事項とその手順, 内容について表 に示す 表 耐候性鋼材の防食設計手順 手順環境条件の確認使用材料の選定景観への配慮細部構造の処置製作 架設条件の確認維持管理方法の提示 内容 建設地点の環境が耐候性鋼材に適しているかを確認する 鋼材 溶接材料 高力ボルトについて適正材料を選定する 耐候性鋼材特有の暗褐色が環境と調和するかを確認し さび汁などで外観上特別な配慮が必要かを検討する 防食に配慮した細部構造設計をする 防食と外観に配慮した製作法と架設法がとられることを確認する 点検 診断 維持 管理の方法を提示する 3) 使用可能な地域以下に示す条件すべてを満たす鋼橋には, 耐候性鋼材を無塗装で使用するものとする ただし 桁下空間の利用状況に応じて その適用は慎重に検討すること また 1 橋梁内での使い分けはしない ただし, 連続高架橋の場合には周辺地域の状況によりブロック分けをし, 各ブロック単位で判断する 1 上路式橋梁であること 2 架橋位置の飛来塩分量が, ガーゼ法 (JIS-2381) による0.05mdd 以下であること 表 飛来塩分量測定省略地域 地域区分太平洋沿岸部 飛来塩分量の測定を省略してよい地域海岸線から2kmを超える地域 3-16

19 第 3 章 3 架橋位置での凍結防止剤の散布量が, 過去の実績において 1 雪氷期間内で平均 2,000g/m 2 ( 固形 材 + 溶剤 ) 以下であること ただし, これ以下であっても路面凍結予想箇所 ( 道路維持課指定 ) の 内, 図 2.3.3, 図 のように凍結防止剤の影響が懸念される橋梁については, その採用を差 し控えるものとする 図 凍結防止剤の影響を受けるけた 図 耐候性鋼材の使用を避ける掘割りタイプ立体交差橋 4 架橋位置が水面あるいは植生からの湿気に対して下記の値を満足すること ( 対象水位はM.W.Lとする ) ⅰ) 川などの動水面では けた下フランジなどを水面上約 2.4m 以上離す ⅱ) 湖水など静水面では けた下フランジなどを水面上約 3m 以上離す 5 架橋される全延長が DID 区域外であること 6 架橋位置が 愛知県道路景観整備地区 等景観に配慮する地区 ( 第 8 章景観設計 ) に位置づけさ 4) 使用材料 れていないこと 1 構造用鋼材は,JISG3114 溶接用耐候性熱間圧延鋼材のうち,SMA400W,SMA490W,SMA570W を使用する ものとする ただし, 下記の部材は, 通常の橋梁と同じ材料を使用する 検査路 - 溶融亜鉛メッキ仕上げとする 床版コンクリートに埋め込まれる部材 ( 例, スラブ止め, 伸縮継手のリブ ) 箱げた内面は塗装仕様のため普通鋼材とする ただし 連結板は内面板と外面板とが同一形 状のものは製作架設上誤用を避けるため耐候性鋼材を使用する 2 飛来塩分量が多い環境では 耐塩分性を高めたニッケル系高耐候性鋼材の使用を検討する 3 フィラー板に用いる薄板は JIS 耐候性鋼材が入手し難い場合は 高耐候性圧延鋼材 SPA-H(JIS G3125) またはその相当品などを使用する 4 腐食代は考慮しないものとする 5 耐候性鋼板および形鋼の種類は, 市場性を考慮して設計すること 3-17

20 第 3 章 6 2 次部材については, 組立部材よりも形鋼を使用するのがよい 7 さび汁に対する処置耐候性鋼材の裸使用は, 当初数年間は, さび汁が飛散することを前提として橋の上の上下部構造の設計細目を検討しなければならない 耐候性鋼材を裸使用した場合, 安定さび層が形成されるまでの初期の段階では, さび汁が沈出飛散し, 付近を汚染するのでさび汁に対処した設計細目を検討しなければならない 8 一般的に鋼材は, 使用されている部材の位置, 形状, 面の向き等によって腐食の状態が異なるといわれている また, 耐候性鋼材の安定さび層の形成についても同様のことがいえる したがって, 裸使用橋梁の設計にあたっては, 以下に示す事象を出来るかぎり防止あるいは緩和するように構造細目を工夫するものとする 水たまり 有害な腐食要因の付着 結露 泥, ごみ等の堆積 雨水等の定常的な水みち 床版, 伸縮装置, 排水管等の損傷による漏水 9 高力ボルト現場接合に用いる高力ボルトは, 無塗装使用の S10TW M22 を標準とする なお, 無塗装仕様のトルシア形高力ボルト 六角ナット 平座金のセットは日本道路協会規格に合格するもので, かつ耐候性を付与するために主として,Cu,Cr,Ni: などを添加した耐候性ボルトを使用するものとする 10 耐候性鋼表面処理剤流出したさび汁により周辺を汚すことを抑制する必要がある場合には 耐候性鋼材に耐候性鋼用表面処理を施すものとする 5) 防食仕様 1 鋼 材 工場製作時のブラストは, 原板ブラストを基本とする 2 部分塗装 ⅰ) けたの端部けた端部及び中間支点の塗装範囲は図 のように けたの内側面で下部構造の天端上となる部分を目安とする 図 下部構造上の塗装範囲の例 ( 橋台 ) 地面との空間が取れずに風通しの悪い部位では図 に示す範囲について塗装範囲とする 3-18

21 第 3 章 図 地面が迫った地形での部分塗装凍結防止剤を散布する路線の橋では 地覆の不連続部や伸縮装置の損傷部より路面排水が落ち 外げた外面をぬらす場合があるため図 に示す範囲について塗装範囲とする 外面部の塗装仕様は C-5 塗装系とする 図 凍結防止剤を大量に散布する場合の部分塗装 ⅱ) 箱げたの内面耐候性鋼材の適用可能な環境とならないため 内面用塗装仕様 D-5を適用する ⅲ)RC 床版を持つ箱げたの上フランジ上面狭隘かつ閉塞された空間となりほとんど維持管理不可能であり 内面用塗装仕様 D-5を適用する 3 支承支承は亜鉛メッキ仕様, 塗装仕様 耐候性鋼仕様などがあるが 橋の端部の局部環境が悪いこと および取替えが困難であることを考えると塗装やめっきを施すなど十分に防食性能を高めておくのが良い 6) 構造設計上の留意点部材の位置関係や空間的な条件から耐候性鋼材に適した環境となりにくい箇所への配慮や 高力ボルト連結部のように局部的に狭隘な部分が生じたり滞水や塵埃の体積が生じやすい構造となる箇所への配慮が必要である 1 主げたの部材間のすき間 ( 母材のすき間 ) すき間間隔は 10~20mm 程度とする ただし 箱げたなどで雨水が浸入する可能性のある場合には けた上縁側だけをシールするなど工夫すること 2 連結板 主けたのウェブ及び下フランジの隙間をあけるとともに下フランジの下側の添接板を分割する 10~20 程度 図 ウェブ及びフランジの継手例 3-19

22 第 3 章 3 ボルトの配列 ボルト配置は 板相互間の密着をできるだけよくするためにボルト間隔をなるべく小さくし 格 子配列とする 最大中心間隔は 圧縮 引張に関わらず表 の小さい値とする また 最大縁端距離は最小縁端距離を下回らない範囲でなるべく小さくするのがよく 50mm を 越えないようにする 4 フィラー板 表 ボルトの最大中心間隔 ボルト 最大中心間隔 の呼び p g M t 12t M 千鳥の場合は 15t - 3 g 8 M ただし 12t 以下 ここに t: 外側の板または形鋼の厚さ ( mm ) p: ボルトの応力方向の間隔 ( mm ) g: ボルトの応力直角方向の間隔 ( mm ) できる限りフィラーを用いる連結は避けるものとする 5 伸縮継手の構造 非排水型を原則とする 7) 細部構造の留意点 1 排水装置 排水管に土砂などが詰まり継ぎ目から漏水しないよう, なるべく排水管は鉛直に配置すること 図 のようにすることが望ましいが, 凍結防止剤を散布する箇所においては, 地表近くまで排水 管で導くこととする 図 排水構造の例 ( 凍結防止剤を散布しない場合 ) 3-20

23 第 3 章 2 部材の継ぎ手又は, 水平面に雨水や結露水が滞水しないよう処置すること ( 鋼道路橋塗装 防食便覧 {H17.12( 社 ) 日本道路協会 } 参照 ) 外けた外側の下端部に 50mm 程度のスカーラップを設け, 滞水しないようにする 図 外側下端の例 ダストが隅に溜まらないようにスカーラップを大きくする 図 補剛材下端の例 図 ブラケット縦けた 横けた交差部の例 3 橋の添架物など けた側面に導水管などの添架物が設置され 極端に閉鎖的な空間が形成される場合は 添架物が鋼 材の環境に及ぼす影響について十分配慮すること 3-21

24 第 3 章 4 その他, 局部的な腐食の生ずる場合として異種金属の接触によるものがある 異種金属接触による 腐食は, 大気中の場合と水中, 土中の場合とでは著しく差があり, 大気中での腐食速度は水中などの腐 食速度に比べて 1 けたないしは 2 けた小さくなるのが普通である しかしながら, 鋼表面に塩類を含んだダストなどが付着し, しかも水分が含まれる場合は水中での 腐食と同じような腐食速度となることが多い 実際に影響のあるのは接触部を中心に 5~6cm の範囲と 考えられるが, 必要に応じて部分的な塗装などによる絶縁処理を行うのがよい 耐候性鋼材と他の金属などとの組合せの良否を表 に示す 表 耐候性鋼材と他の金属との組合せ 金属の名称 組合せ良否 摘 要 ステンレス鋼 塩類が付着している場合は接触している付近の安定錆ができ難い 鉛または鉛メッキ 同 上 黄銅および青銅 同上及び銅分のさび汁により付近が汚れる アルミニウム系の合金 但し, アルミニウム合金が著しく腐食する 亜鉛メッキ 但し, 亜鉛の部分の消耗が著しい 低合金鋼, 鋳銅, 鋳銅炭素銅 耐候性銅の表面が接触金属のさび汁で汚れることがある 8) 下部工天端の滞水防止策 できるだけ滞水が起こらないように維持管理作業等で支障がない範囲で十分に排水勾配を設けるこ ととする また 架設途中においても図 のように防止策を施すこと 図 架設時 ( 床版設置前 ) のさび汚れ防止策 3-22

25 第 3 章 (4) 溶融亜鉛メッキ 1) 設計一般溶融亜鉛メッキは, 架橋条件から塗装塗り替え作業が困難な箇所において検討するものとする ただし, 溶融亜鉛メッキは塩分に対しての防食性は劣ることから海岸部や飛来塩分の多い箇所, 及び凍結防止剤の巻上げの影響が予想される箇所についての使用は避けるものとする 設計の基本的な基準は, 道路橋示方書 Ⅱ 鋼橋編によるものとする したがって, 使用鋼材, 許容応力度, 使用板厚などは一般の塗装橋梁と同じである 1 腹板厚に対して, フランジの板厚がかなり厚くなる場合 ( 目安として,1:3 以上 ) や部材長が長い場合 ( 目安として,12m 以上 ) は, メッキによる部材のねじれ, 腹板のはらみが大きくなる 2 水平補剛材と垂直補剛材の配置は可能な限り腹板の片面に集中しないようにする ただし,I 桁の外桁は景観に配慮し同一方向とする 3 垂直補剛材の間隔は, メッキによる腹板のはらみ防止の観点からも考慮して決定するのが望ましく, 図のように b/a>1 とするのがよい 図 補剛材の取付間隔 4 メッキ可能な最大寸法は, 部材長さで 15.0m, 高さで 2.8m, 幅で 1.5m がおおよその限界である 2) 仕様 1JIS 規格 (JIS H 8641) 注 種類 1 種 2 種 表 JIS 規格 (JIS H 8641) 記号 付着量 硫酸銅試験回 数 HDZ A (g/m 2 ) - 4 回 HDZ B - 5 回 HDZ 以上 - HDZ 以上 - HDZ 以上 - HDZ 以上 - HDZ 以上 - 適用例 ( 参考 ) 厚さ5mm 以下の鋼材 鋼製品, 鋼管類, 径 12mm 以上のホ ルト ナットおよび厚さ2.3mmを超える座金類 厚さ5mmを超える鋼材 鋼製品, 鋼管類および鋳鍛造品類 厚さ1mm 以上 2mm 以下の鋼材 鋼製品, 径 12mm 以上のホ ルト ナットおよび厚さ2.3mmを超える座金類 厚さ2mmを超え3mm 以下の鋼材 鋼製品および鋳鍛造品類 厚さ3mmを超え5mm 以下の鋼材 鋼製品および鋳鍛造品類 厚さ5mmを超える鋼材 鋼製品および鋳鍛造品類 過酷な腐食環境下で使用される鋼材 鋼製品および鋳鍛造品類 1)HDZ 55 のめっきを要求されるものは, 素地の厚さ 3.2mm 以上であることが望ましい 3.2mm 未満の場合は事前に当事者間で協議すること 2) 表中適用例の欄で示す厚さおよび径は, 呼称寸法による 3) 過酷な腐食環境は, 海塩粒子濃度の高い海岸, 融雪材の散布される地域などをいう

26 第 3 章 2 めっき桁の標準付着量 (g/m 2 ) 表 めっき桁の標準付着量 (g/m 2 ) 部材名 規格 付着量 主桁, 対傾構, 横構, 連結版 HDZ 以上 支承 550 以上 高力ボルト 伸縮装置 排水金具 耐震部材 検査路 ( 主桁のチャンネル以外 ) HDZ 以上 厚さ3.2mm 未満の鋼材 普通ボルト 3) 防食設計 溶融亜鉛めっきを用いる場合は 表 の条件を満足する設計を行うこと ⅰ ⅱ ⅲ ⅳ ⅴ 表 亜鉛めっき採用の満足すべき条件架設される場所の環境条件が適している部材寸法が想定されるめっき工場のめっき浴槽に入る範囲であり その形状がめっき作業で良好な品質が確保されるか高力ボルトに F8T を用いる腹板板厚 tw とフランジ板厚 tf が I げたの場合 tw>(tf/3) 箱げたの場合 tw>(tf/2.5) を満足しているかダイヤフラム開口部が 30% 程度以上確保されているか 4) 設計上の留意点 1I 形断面けた 部材左右の非対称性を少なくし, また極端な断面変化や多くの材質変化は避けるのが望ましい フランジの最大板厚は 30mm 程度とし, 腹板厚との差が大きくならないように設計する 腹板厚は原則として塗装けたと同等とする 補剛材内けたの水平補剛材と垂直補剛材は互いに反対面になるよう, 取付けるものとする 内けたの水平補剛材は, 原則として対傾構間で2 分割するものとする

27 第 3 章 2 箱断面けた橋 箱断面けた橋は, その形状がメッキ施工に必ずしも適してはいないが, メッキ浴槽の大型化, メッ キ施工の技術的な向上により, 図 に示すフローチャートなどにより検討することで, 箱けたで もメッキが可能である 浸せき方法の検討 メッキ槽の寸法, クレーンの吊能力 箱けたの形状と直 曲線の区分 部材の重量 非分割構造 箱けたにおける分割 非分割の決定 分割構造 浸せき方法の検討 ウェブ方向より 上フランジ方向より 下フランジ方向より 分割形状の決定 フランジ中央 2 分割 フランジで 3 分割 ダイヤフラム開孔率の決定 継リブ 横リブの形状 配置 垂直 水平補剛材の形状 配置 空気抜き孔の有無, たれ切れの検討 変形防止の補強対策 分割部添接の設計 図 箱けた橋の検討フローチャート 部材の寸法制限非分割構造における箱断面寸法の目安長さ 15m 程度幅又は高さ 2.8m 未満高さ又は幅 1.5m 未満上記寸法を超える箱断面の場合は, 市場調査の上, 分割, 非分割を決定するものとする 設計上の留意点箱けたの形状によって変わるが, 非分割で有効な一般的な対策として, 上下フランジの板厚の差をできるだけ小さくする 腹板の水平補剛材を設計上必要とされているものよりもさらに一段追加する フランジの縦リブは, 圧縮側と引張側で同数程度に配置する ダイヤフラムの切欠率は, 四隅スカーラップを含めて断面の30% 以上とする その他, メッキ施工性を良くするために, 空気抜き孔, 亜鉛のたれ切れ孔などの細部における工夫が望ましい

28 第 3 章 設計上の留意点 5) 添接部の設計 ダイヤフラムの切欠率は四隅スカーラップを含めて 30% 以上とする トラス面および床組部材の取合いはできるだけ突き合せ方式として, 仕口部の部材からの突出巾 を小さくすることが望ましい 1 溶接亜鉛メッキ高力ボルト 溶接亜鉛メッキをする高力ボルトは JIS-B-1186 摩擦接合用高力六角ボルト, 六角ナット平座金 のセット の規格に準拠するものとし種類と等級は表 を標準とする 表 高力ボルトの種類と等級 セットの種類 機械的性質による等級組合せ ねじの呼び機械的性質トルク係数による種類の種類 ボルト ナット 座金 M20 1 種 A F8T F10 F35 M22 1 種 A F8T F10 F35 M24 1 種 A F8T F10 F35 溶接亜鉛メッキの規格は JIS-H-8641 の 2 種 HDZ-55 とする 2 接合面の処理 接合する材片の接触面は,0.4 以上のすべり係数が得られるように処理しなければならない

29 第 3 章 (5) 金属溶射 1) 設計一般鋼道路橋に対する金属溶射は鋼材に対して電気化学的に卑な電位を示す亜鉛 (Zn) アルミニウム(Al) その合金類などを溶融状の微粒子として鋼材表面に吹き付け 溶射皮膜の環境遮断作用および電気化学的防食作用によって鋼素地の防食を行う 防食性能やその耐久性 あるいは適用可能な環境は溶射に用いる金属材料の種類によっても異なるため 採用にあたっては 環境条件 使用条件等に応じた適切な金属材料と仕様を選定するものとする 表 に代表的な溶射金属の一般的な特性について示す 表 溶射金属の一般的な特性 2) 防食設計の手順防食設計では 良好な溶射皮膜を確実に得るために構造上の制約や施工条件の検討を行い 環境条件や適用部材の条件に応じて適切な溶射方式とその仕様を決定する 1 確認事項金属溶射の仕様決定にあたっての確認事項を表 に示す 2 適用環境 表 確認事項 確認事項 内 容 架設環境 塩分環境 製作部材 溶射施工性 ( 狭あい部 ) 高力ボルト防食仕様 継手性能の確保 景観への配慮 着色 特定の外観 現場施工条件 素地調整 溶射可能性 溶射は主として外気に暴露される外面部位に施工する 内面にも適用可能であるが 適切な条件 で施工が行える作業空間を確保できる範囲とする 表 適用環境 環 境 内 容 適した環境 飛来塩分が蓄積されない 注意が必要な環境 構造系に異種金属接触部がある 飛沫帯 自動車 工場などの排気ガスが滞留 床版からの漏水 コンクリートに埋め込まれる 適さない環境 凍結防止材を頻繁に散布する

30 第 3 章 3 使用材料 金属溶射の施工には溶射皮膜用として製造された線材 封孔処理剤を用いる また 動力工具ケ レンを行う工法を適用する場合 ( スィープブラストまたはブラストを含む ) は粗面形成材 上塗塗 装仕上げを適用する場合は塗料を使用する 4 防食仕様 防食仕様は環境条件を十分に考慮して選択することを原則とする 表 防食仕様 環 境 防食仕様 一般部 溶射後に溶射皮膜表面を封孔処理材で仕上げる 連結部 原則として本体と同じ仕様高力ボルトは溶融亜鉛めっきボルト (F8T) または 防錆処理高力ボルトに溶射施工困難箇所と同様な塗装とする 溶射施工困難箇所 下塗 : 有機ジンクリッチペイント 上塗 : 超厚膜形エポキシ樹脂塗料 5 景観への配慮色彩付与による景観対応が必要な場合 塗装仕上げを行う 3) 構造設計上の留意点溶射施工は鋼材の力学的性能に影響を生じることはなく 鋼材の規格 許容応力度 板厚範囲などは塗装橋梁と同じでよい 以下に橋の構造設計上の一般的な留意点を示す ⅰ) 溶射作業空間の確保ブラスト施工および溶射施工において良好な施工品質を確保するためには被処理面と一定の距離をおいてなるべく正対することが重要である したがって そのための作業空間 (1m 3 程度 ) をできる限り確保する ( 図 参照 ) 図 溶射の作業条件 ⅱ) 局部環境の細部構造溶射の防食性能を発揮させるためには 局部環境で湿気のこもりや 滞水を起こさない細部構造とする 1 高力ボルト摩擦接合連結部の設計 高力ボルトによる接合方式は摩擦接合とし 溶融亜鉛めっき高力ボルトは F8T を使用する 摩擦接合面に溶射を施工する場合はすべり係数が確保され所定の継手性能が得られることを確認すること

31 第 3 章 2 補剛材の設計 補剛材スカラップ部は溶射施工困難な部位であり 埋め戻すこと ( 疲労耐久性要確認 ) 垂直補剛材とフランジは溶接する ( 疲労耐久性要確認 ) 垂直補剛材と水平補剛材の取付け面は支障のない限り 図 のように腹板の両面に分けて取り付けるものとする 図 補剛材取付け面 垂直補剛材と水平補剛材を同じ面に取付ける場合は図 のように取り付けるものとする 図 補剛材の切欠き 3 横構の設計横構ガセットのように主けたフランジ部に近接した部材がある場合 取付け高さや方法を工夫する 4 部材自由端角部処理溶射皮膜がはく離しやすいので2R 以上の面取りを行う 5 支承および付属物 図 R 以上の面取り 表 防食仕様 支 承 溶射 + 塗装 仕様とする 検査路 排水装置 橋梁本体と同じ防食工法とする必要はなく 適切な防食 工法 仕様を採用する 付属物取付金具 本体と同じ防食仕様とする ボルトなどは異種金属接触に注意し 最適な防食仕様を 選択する

32 第 3 章 6 溶射困難箇所溶射困難箇所となる部位の扱いについては設計段階で十分な配慮が必要である 金属溶射は溶射装置 溶射材料によってそれぞれ溶射条件が決められている 溶射距離溶融した金属は液状の過冷却の状態で空気流に乗って 高速で素地に衝突し金属皮膜を形成する 溶射距離が遠いと 衝突時のエネルギーが弱く 溶滴温度が下がり密着力の低下や噴射粒子が拡散し粉塵や飛散ロスが多くなる 溶射距離が近すぎると溶射パターンが広がらず局部的に厚く着き 溶射皮膜が不均一になると共に 素材の表面温度が高くなり粗面形成材が熱劣化して溶射皮膜の剥離現象につながる恐れがある 被溶射面と溶射ガンの距離は 200 mmから 300 mmの範囲で施工する 溶射角度溶射角度は 素地に対して 90 から 45 の角度内で施工することが 最も効率良く溶射できる 溶射角度が 45 より小さくなると素地への付着効率が極端に低くなり溶射線材のロスが多くなると共に 溶射皮膜の表面凹凸が著しくなり素地への密着力も弱くなる 図 溶射困難箇所の例

33 第 3 章 2) 腹板は原則としてモーメントプレートとシアープレートを一体化した連結板を用いる 3) 引張連結部の孔引きは2 孔引きから始めることとし, 断面決定の際には引張側の孔引きを考慮した計算を行う ただし, 応力的には余裕がある場合は4 本引き,6 本引きについても検討し連結板を極力小さくする 図 引張連結部の孔引き形状 (6) 水平補剛材の省略連結部付近の短い水平補剛材を省略する場合は下記のような要領で照査を行うこと 腹板幅厚比(h/tw) Ⅰ 形断面げた主げた 2400/12=200(SM490Y) 箱形断面げた主げた 3000/15=200(SM490Y) 箱形断面げた横げた 2300/9=255.6(SM400) 図 より限界アスペクト比は α=0.53 となる α=0.51 水平補剛材が省略できる垂直補剛材間隔 α=a/hw 0.53 より a 0.53 hw Ⅰ 形断面げた主げた a =1272mm;a/2=636mm 箱形断面げた主げた a =1590mm;a/2=795mm 箱形断面げた横げた a =1173mm;a/2=586mm 図 水平補剛材の省略 3-57 平成 15 年 4 月

34 第 3 章 (7) 板継ぎ溶接部 やむを得ず断面変化位置でフランジの突合わせ溶接を行う場合の板厚差は原則として 10mm 程度とするの が望ましい また, 腹板に溶接継手がある場合はその位置から 10cm 程度ずらす ( 図 ) 図 板継ぎ溶接部の構造 (8) 補剛材 1) 支点部の垂直補剛材とフランジは溶接するものとする 2) 支点部以外の垂直補剛材とフランジの取付け方は図 によるものとする 図 垂直補剛材の取付け方 3) 水平, 垂直補剛材の板厚は原則として 9mm 以上とする また, 取付けは片面内側配置とする 4) 水平補剛材の取付け位置は, それを 1 段用いる場合は 0.20b 付近,2 段用いる場合は 0.14b と 0.36b 付近とするのを原則とする 図 水平補剛材の位置 3-58

35 第 3 章 コンクリート コンクリートの設計基準強度は, 表 による 表 コンクリートの設計基準強度 (N/mm 2 ) プレキャストげた 場所打ち PC 橋 主げた 中詰 床版 地覆 壁高欄 けた高制約等の制約条件がある主げた プレテンション Tげた橋 げた 70 2 工場製品 (JIS A5313) スラブげた橋 ポストテンションげた ,60 プレキャストセグメント工法 固定支保工架設 張出し架設 箱げたの場合 2 やむをえない場合協議の上使用 鉄筋 鉄筋の材質は,SD295A を標準とする PC 鋼材の許容応力度 PC 鋼材の許容応力度は表 の値とする 表 PC 鋼材の許容応力度 応用度の状態 許容引張応力度 備 考 (1) プレストレッシング中 0.80σpu あるいは 0.90σpy のうち小さい方の値 σpu:pc 鋼材の引張強さ (2) プレストレッシング直後 0.70σpu あるいは 0.85σpy のうち小さい方の値 (N/mm 2 ) σpy:pc 鋼材の降伏点 (N/mm 2 ) (3) 設計荷重作用時 PC 0.60σpu あるいは 0.75σpy のうち小さい方の値 PC 鋼材の許容応力度条件によって算出した結果を表 に示す PC 鋼材の種類 鋼線8mm 鋼より線21.8mm 表 PC 鋼材の許容応力度の算出結果 (N/mm 2 ) 許容引張応力度 プレストレッシング中 プレストレッシング直後 設計荷重作用時 5mm SWPR1 7mm および SWPD1 9mm SWPR2 2.9mm(2 本より ) SWPR7A(7 本より ) SWPR7B(7 本より ) mm SWPR mm (19 本より ) 28.6mm 鋼A 種 2 号 SBPR785/ 棒1 号 SBPR930/ B 種 2 号 SBPR930/ 平成 15 年 4 月

36 第 3 章 コンクリートの許容応力度 プレストレストコンクリート部材に対する許容応力度は, 道示 Ⅲ コンクリート橋編 3.2 によるものとする PC 部材の場合, コンクリートの許容引張応力度は, 表 3.2.6, 表 によるものとする 表 プレストレストコンクリート構造に対する許容圧縮応力度 (N/mm 2 ) コンクリートの設計基準強度応力度の種類 フ レス 曲げ圧縮 (1) 長方形断面の場合 トレッシンク 応力度 (2)T 形および箱形断面の場合 直後 (3) 軸圧縮応力度 曲げ圧縮 (4) 長方形断面の場合 その他 応力度 (5)T 形および箱形断面の場合 (6) 軸圧縮応力度 表 プレストレストコンクリート構造に対する許容引張応力度 (N/mm 2 ) コンクリートの設計基準強度 応力度の種類曲(1) プレストレッシング直後 げ引(2) 活荷重および衝撃以外の主荷重 張主荷重および (3) 床版およびブロック工法におけ 主荷重に相当るブロック継目部の場合 応力度する特殊荷重 (4) その他の場合 (5) 軸圧縮応用度 表 従荷重及び従荷重に相当する特殊荷重を考慮した場合の プレストレストコンクリート構造に対する許容引張応力度 (N/mm 2 ) コンクリートの設計基準強度荷重の組合せ ) 主荷重 (P)+ 主荷重に相当する特殊荷重 (PP) + 温度変化の影響 (T) ) 主荷重 (P)+ 主荷重に相当する特殊荷重 (PP)+ 風荷重 (W) ) 主荷重 (P)+ 主荷重に相当する特殊荷重 (PP) + 温度変化の影響 (T)+ 風荷重 (W) ) 主荷重 (P)+ 主荷重に相当する特殊荷重 (PP) + 制動荷重 (BK) ) 主荷重 (P)+ 主荷重に相当する特殊荷重 (PP) + 衝突荷重 (CO) ) 活荷重及び衝撃以外の主荷重 + 地震の影響 (EQ) ) 風荷重 (W) ) 施工時荷重 (ER) 表 プレストレストコンクリート構造に対する許容斜引張応力度 (N/mm 2 ) コンクリートの設計基準強度応力度の種類 ) せん断力のみ又はねじりモーメント活荷重及び衝撃のみを考慮する場合 以外の主荷重 2) せん断力とねじりモーメントをともに考慮する場合 衝突荷重又は地 3) せん断力のみ又はねじりモーメント震の影響を考慮のみを考慮する場合 しない荷重の組 4) せん断力とねじりモーメントをとも合せに考慮する場合

37 第 4 章 (3) 鉄筋の最大長さ鉄筋の最大長さは 12m を原則とする ただし, 加工鉄筋を搬入する場合には輸送等の施工条件を考慮しなければならない また, 土留工内の積みおろしがある場合には, 別途考慮しなければならない (4) 最小鉄筋量鉄筋コンクリート部材の引張主鉄筋は, 次の条件をいずれも満たす量を配筋しなければならない 1 部材の軸方向引張主鉄筋は, その部材の終局曲げモーメントがコンクリートのひびわれモーメント以上となるように配筋しなければならない ただし, その部材の設計曲げモーメントの 1.7 倍がひびわれモーメント以下の場合にはこの規定によらなくてよい 2 柱や壁のように軸力を受ける部材の軸方向鉄筋量は, 軸方向力に対して計算上必要なコンクリート断面積の 0.8% 以上とする (5) 最大鉄筋量 1) 部材の軸方向引張主鉄筋量は, 部材の有効断面積の2% 以下とする 2) 柱や壁のように軸方向力を受ける部材の軸方向鉄筋量は, 部材の全断面積の6% 以下とする (6) 鉄筋の定着片持はりの固定部における鉄筋の定着は, 図 1.3.4のとおりとする 1. 上下から拘束されていない場合 2. 上下から拘束されている場合 (7) 鉄筋の継手 図 片持はりの固定部における鉄筋の定着長 1) 鉄筋を継ぐ場合は, 鉄筋の種類, 直径, 応力状態, 継手位置などを考慮して, 適切な継手を選ばなければ ならない また, 鉄筋の継手位置および継手方法は, 設計図に明示すものとする 重ね継手とガス圧接および機械式継手の使用区分は鉄筋径に応じ表 によることとする 表 鉄筋の継手の種別 鉄筋の径 10~ 重ね継手 ガス圧接 機械式継手 ガス圧接が3ヶ所以上になる鉄筋は, 施工性を考慮し, 重ね継手を1ヶ所設ける )D29 の鉄筋の継手の種別は 経済比較の上決定すること 4-11

38 第 4 章 2) 鉄筋に重ね継手を用いる場合の継手長は表 1.3.9, 表 によることを標準とする 表 鉄筋の重ね継手長 材料の組み合わせ 計算式 σsa/4τoa σck=18n/mm 2 鉄筋 SD /(4 1.2)=41.7 σck=24n/mm 2 鉄筋 SD /(4 1.6)=31.3 σsa: 鉄筋の許容引張応力度 (N/mm 2 ) τoa: コンクリートの許容付着応力度 (N/mm 2 ) 表 鉄筋の重ね継手長 (σck=24n/mm 2 SD345) 鉄筋径 計算値採用重ね継手長引張側圧縮側 D D D D D D29 重ね継手 or ガス圧接 - - D32 ガス圧接 - - D35 ガス圧接 - - D38 機械継手 - - D51 機械継手 - - 重ね継手長は,1cm 丸めに切上げるものとし, 圧縮側は 80% とする なお, 以下の場合上記のラップ長を使用しないため注意をすること 1 橋脚柱の帯鉄筋 中間帯鉄筋 (40φ) 2 底版のスターラップ (40φ) 3 橋台の堅壁を柱と同様に考える場合 (40φ) 3) 鉄筋の継手位置は, 原則として一断面に集中させてはならない また, 応力が大きい位置では, 鉄筋の 継手は設けないのが望ましい 配力筋を継ぐ場合も, 一断面に集中させないことが望ましい 鉄筋継手 位置をずらす場合は, 図 によることとする 図 鉄筋の継手位置引張鉄筋に重ね継手を用いる場合は上記継手長を確保し, 重ね継手部には, 継ぐ鉄筋 1 本の断面積の 1/3 以上の断面積を持つ横方向鉄筋を配置して補強する なお, この部分に配置されたスターラップや帯鉄筋は, 横方向鉄筋とみなして良い 例 ) 軸方向鉄筋 D35mm 以上の鉄筋を用いる場合軸方向鉄筋 D35 As = mm 2 必要横方向鉄筋量 As = 956.6/3 = mm 2 使用横方向鉄筋 D16@150 とすれば,198.6mm 本 = 1450 mm 2 As = mm 2 D35 の重ね継手 l= = mm 1100/ 本 4-12

39 第 4 章 たて壁 (1) たて壁の厚さは ( 胸壁厚 + 橋座幅 ) 一定とし, たて壁下部で断面をしぼらないことが望ましい ただし, 斜橋や曲線橋で, けたかかり長が著しく大きくなり, たて壁厚さが非常に厚くなる場合は, この限りではない (2) 設計上の留意点 1) 橋台のたて壁は, 片持ちばりとして設計してよい 2) たて壁断面の設計は軸方向力と曲げモーメントを考慮し, 複鉄筋断面として設計する 3) 鉛直方向主鉄筋量 ( 圧縮側 ) や配力鉄筋量の決定が, 地盤条件 ( 側方流動や液状化の可能性のある場合 ) や支承条件 ( 支承条件が弾性固定 ) により異なることに留意しなければならない (3) ひび割れ誘発目地の設置躯体幅が 15m 程度以上になる場合のたて壁には, ひび割れの制御を目的として, ひび割れ誘発目地を設けるものとする ひび割れ誘発目地を設ける場合は, 構造物の強度および機能を害さないように, その構造および位置を定めなければならない 1) ひび割れ誘発目地の間隔ひび割れ誘発目地の間隔は, 幅員方向に 4~5m 程度を目安とし, その断面欠損率は 20 パーセント以上とする なお, 断面欠損率は, 両表面の溝状欠損部の深さと断面内に埋設して付着を切った部分の壁厚方向幅の合計を元の壁厚で除した値で示す なお, この継目では鉄筋を切ってはならない 2) 止水処理ひび割れ誘発後の誘発目地部からの漏水を防止するため, 目地部の内部に止水板を設ける なお, 目地材と止水板から構成される製品が市販されており, これを用いると比較的安価に誘発目地を設置できる (4) 配筋要領 1) 軸方向鉄筋量 ( 圧縮鉄筋量 ):( 前面側鉛直方向鉄筋量 ) 前面側鉛直方向鉄筋量は, 背面側鉛直方向鉄筋量の 1/2 以上とする ただし, 常時に側方移動を起こすおそれのある橋台および橋に影響を与える液状化が生じると判断される地盤上にある橋台においては, 前面側鉛直方向鉄筋量は, 背面側鉛直方向鉄筋量と同じとする 4-31

40 第 4 章 2) たて壁の主鉄筋の配置橋台のたて壁の主鉄筋は, 図 2.2.7に示すように, 橋座補強鉄筋およびパラペットの背面側の主鉄筋との調整を行ったうえで, 定尺鉄筋を用いるのが望ましい また, たて壁の主鉄筋は 1 段配筋とするのが望ましい 図 配筋要領 平成 15 年 4 月 4-32

41 第4種第 3 級 第 4 章 図 踏掛版設置形状 (2) 設置の範囲踏掛版は, 橋台高さが 4m 以上の橋梁のうち, 橋梁規模に関係なく以下に示す条件のいずれかに該当する場合に設置するものとする ただし, 橋詰めが交差点等で設置することが構造上困難または好ましくない場合には設置しないものとする 1) 耐震設計における重要度がB 種の橋梁 2) 圧密や液状化による沈下が容易に想定され, 設計にもそれが配慮されている橋梁 (3) 踏掛版の長さ踏掛版を設置する場合には, その長さは 5m を標準とする (4) 踏掛版の設置幅 図 踏掛版の設置幅 踏掛版の幅は少なくとも車道および側帯相当幅を含む幅とする 3種第 表 側帯幅 (m) 道路区分 車道左側 中央帯部 第 1 級 第 2 級 第 4 級 第 3 級 第 5 級 - - 第 1 級 第 2 級 第 4 級 平成 15 年 4 月

42 第 4 章 (5) 踏掛版の標準形状踏掛版の設計は, 道示 Ⅲコンクリート橋編 に示す床版の設計に準じて行うものとし, 標準的な形状は図 とする 具体的な設計方法については, 道示 Ⅳ 下部構造編参考資料 2 を参照するとよい なお, 裏込め土砂の沈下が著しいと, 踏掛版に損傷が生じる可能性があるため, 裏込め土砂の十分な締固めや, 場合によっては地盤改良等の沈下防止対策を行う必要がある 図 踏掛版の標準形状 路面から踏掛版の上面までの土被りは,30cm を標準とした 踏掛版上の舗装は表層 + 基層を土工部と合わせ, それ以外は歴青安定処理とする 踏掛版の設計は踏掛版の長さの 70% を支間とした単純ばりとして行なう (6) 配筋要領 1 鉄筋のかぶりは 70mm 以上とする 2 引張主鉄筋, 引張側配力鉄筋の間隔は 150mm, 圧縮側鉄筋の間隔は 300mm 程度とする 3 引張側の配力鉄筋は引張主鉄筋の 1/4 以上とする ただし, 斜角を有する場合のうち, 斜角が 60 以上の場合は引張主鉄筋の 2/3 程度とし,60 未満の場合はその影響を別途考慮する 4 圧縮側の主鉄筋は引張主鉄筋の 1/3 以上とし, 配力鉄筋は引張側の 1/2 程度とする 4-40

43 第 5 章 10.3 安全性の照査 (1) タイプA: 1) ゴム支承のせん断ひずみ rs 150% 2) 支承取付部材の応力度 σ σa 1.5 (2) タイプB: 1) ゴム支承のせん断ひずみ rs 250% 2) 支承取付部材の応力度 σ σs 支承の配置 支承の配置は設計で想定した条件に適合するように行う 支承の配置は,1 けたの伸縮,2 けた端の回転,3 地震時のけたと下部構造との相対変位を自由とする場合 にはそれを拘束しないようにする必要がある 支承の配置方向の 1 例を表 および図 に示す 表 支承の配置方向と回転方向 設置方向 固定可動設計 免震設計 分散設計回転方向直角方向固定全変位自由 直 橋 主けた方向 主けた方向 主けた方向 主けた方向 斜 橋 主けた方向 主けた方向 主けた方向 全方向自由 曲線橋 固定支承方向 任意の 1 方向 主けた方向 ~ 二等分角方向の 1 方向 全方向自由 折れけた橋 固定支承方向 任意の 1 方向 主けた方向 ~ 二等分角方向の 1 方向 全方向自由 バチけた 固定支承方向 任意の 1 方向 主けた方向 ~ 二等分角方向の 1 方向 全方向自由 図 支承移動方向例 5-49 平成 15 年 4 月

44 第 5 章 10.5 支承部の構造支承部の構造は, 支承のタイプにより各々求められる性能を有する必要がある (1) タイプA 1) ゴム支承本体の表面には厚さ 5mm 以上の被覆ゴムを設ける (2) タイプB 1) 支承本体と上下部構造は, 取り付け部材により確実に接合する 2) ゴム支承の上下面に, 厚さ 22mm 以上の上 下鋼板を設ける 3) ソールプレートおよびベースプレートの板厚は 22mm 以上とする 4) ゴム支承本体の表面には厚さ 5mm 以上の被覆ゴムを設ける また, 支承に取り付く上下部構造については, 地震力に抵抗できるように十分に補強するものとする 10.6 変位制限構造タイプA 支承を採用した場合に支承部と補完しあって, レベル2 地震動に対する慣性力に抵抗することを目的としたもので, 支承が損傷した場合に上下部構造間の相対変位が大きくならないようにする 設計に当っては以下の条件を満足するものとする 1) 設計遊間量以上の遊間量を確保するものとし, ジョイントプロテクターの機能を兼ねて用いてもよい ただし, 遊間量は伸縮装置の許容伸縮量を上回ってはならない 2) 支承の移動や回転等の機能を損なわないような構造とするものとする 3) 支承部の維持管理の障害とならないような構造のものとする 4) 落橋防止システムの機能を阻害するような位置に設けてはならない 5-50

45 第 6 章橋梁付属物 ページ 1. 伸縮装置 設計一般 平坦性 静穏性 耐久性 水密性 施工 維持管理 補修性 型式 設計荷重 設計伸縮量 地覆部の処理 橋台パラペット部の処理 樋水抜パイプの処理 塗装 橋面排水装置 設計一般 設計手順 設計条件 排水桝設置位置 流末処理 細部の検討 排水桝構造 排水管構造 床版防水層上排水処理 橋面工 橋面舗装 概要 橋面の舗装構成の基本 排水性舗装の採用 舗装構造で考慮する主な対策工類 舗装材料の種類および標準的な性状 コンクリート床版の舗装 鋼床版の舗装 標準的な舗装材料の評価 橋面 ( 車道部 ) の構造 概説 防水工材料の選定 床版面の構造細目 橋面 ( 歩道部 ) の構造 地覆および歩車道境界など 地覆 歩車道境界 親柱その他 防護柵 一般 防護柵設置 車両用防護柵 設置区間 種別の適用 設置方法 剛性防護柵 歩行者自転車用柵 設置区間

46 4.4.2 種別の適用 設置方法 橋梁用防護柵が床版部分に与える影響照査 歩行者自転車用柵を設置する場合 車両用防護柵を設置する場合 検査路 設計一般 構造細目 照明 設計一般 照明計画に際しての留意点 照明の設計 照明用器材 落下物防止柵 設計一般 形式の選定 添架物 設計一般 橋梁添架の許可基準 END 6-71

47 第 6 章 表 伸縮装置の設計に用いる乾燥収縮及びクリープ簡易低減係数 コンクリートの材令 ( 月 ) 低減係数 (β) 地覆部の処理 地覆部の非排水処理は図 を参考にするとよい 図 地覆部の非排水処理 1.6 橋台パラペット部の処理橋台パラペットに設置するジョイントにパラペットの鉄筋が当り, 設置困難となる場合がある このような場合には, パラペットの後打ちコンクリート部において配筋位置を変更するなどの配慮を行うものとする 1.7 樋水抜パイプの処理伸縮装置の樋の水抜きパイプは図 のように橋面排水の排水管などに接続するものとし 垂れ流しにしないこと 図 樋の水抜パイプ処理 1.8 塗装鋼製フィンガージョイントの標準的塗装系, 範囲は次の通りとする 1) 塗装は特に指示のない限り工場塗装する 2) 図 の部分は変性エポキシ樹脂塗料 (2 層 ) を用いる 無機ジンクリッチプライマー 160g/ m2 変性エポキシ樹脂塗料 410g/ m2 非排水型として弾性シール材を用いる場合, 伸縮装置のウェブ面 とシール材とは接着剤で固定しているが, 特に塗装系を変える必 要はない 無機ジンクリッチペイント 30μm 3) 主けたフランジおよび調整用フィラーとの接触面は厚膜ジンク塗 装を行う 4) 図のの部分はコンクリートとの接触面で, 原則として塗装は 行わないが, 通常, 製作から据え付け, コンクリート打設までの期 図 鋼製フィンガー標準塗装仕様 間が長くなる (5~6 ヶ月以上 ) ので, 工場で長ばく型プライマーを 塗布し, 現場で浮き錆を落としたのちコンクリートを打設するのがよい 6-3

48 第 6 章 2. 橋面排水装置 2.1 設計一般橋面排水は, 以下の性能を満足するよう, 適切な型式, 構造及び材料を選定する (1) 車両の走行安全性等に配慮して, 橋面の水をすみやかに排除できる構造とする (2) 橋の耐久性に配慮して, 構造各部は排水が確実に行える構造とする また, 床版上面に浸入した雨水等をすみやかに排除できる構造とする (3) 景観を損なわないよう可能な限り配慮する 2.2 設計手順排水装置の設計手順を図 2.2.1に示す 設計条件整理 ( 幅員構成, 集水幅, 縦横断勾配, 粗度係数, 降雨強度等 ) 排水桝設置位置の検討 ( 集水桝間隔計算, 基本事項照査 ) 流末処理 ( 垂れ流し形式, 誘導形式, 併用形式 ) 細部検討 排水管種類 適用範囲 排水管径 - 勾配 - 集水面積の関係 排水管支持金具 排水管屈曲部 排水管相互の接合部 排水桝, 排水管と橋体, 付属物, 下部工, 隣接橋との取合い 排水性舗装対応 床版水抜きパイプとの取合い 伸縮装置水抜きパイプとの取合い 図 排水装置の設計手順 2.3 設計条件 排水設計を行うにあたり表 の条件整理を行う 表 排水装置設計条件 設計条件 採用値 選定根拠 幅員構成 線形計算書より 通水断面は路肩部のみ 集水幅 線形計算書より 全幅員 横断勾配 線形計算書より 変化区間は 5m 間隔程度で照査 縦断勾配 線形計算書より 変化区間は 5m 間隔程度で照査 排水桝形式 FRP or SCW 床版形式 PC,RC=FRP, 鋼床版 =SCW マニングの粗度係数 アスファルト舗装の場合 ( 地表面により決定 ) 流出係数 0.90 アスファルト舗装の場合 ( 地表面により決定 ) 降雨強度 90 mm/h 3 年確率 平成 15 年 4 月 6-4

49 第 6 章 2.4 排水桝設置位置 (1) 排水桝設置に関する基本事項 1) 橋面の排水をすみやかに行うために, 路肩部分に必要な間隔で排水桝を設置するものとする ただし, 排水枡の設置間隔が非常に密になったり, 橋梁中央部の中央分離帯側で, 排水が必要な場合には縦断排水側溝を検討し採用することもできる 2) 排水枡の設置間隔は, 排水計算を行って決定することを基本とするが, 計算上必要な設置間隔で配置する場合においても,5m~20m の間隔で設置することが望ましい なお, 設置間隔が 5m 以下となる場合は, 交通量等を勘案し 別途検討のこと 1 個の排水桝の集水面積は,200m 2 以下とする ただし, 橋脚位置のみで排水枡を設置でき, 横引き管をなくせるなどメリットがある場合には別途とする また, 幅員の狭い橋梁 ( 有効幅員 6.5m 以下 ) においては,20m 以下にしばられなくてよいものとする 3) 排水管は維持管理の面から横引き管を極力なくすことが望ましい 4) 縦断曲線が凹となる場合にはその中央に必ず排水桝を放置しなければならない ( 図 2.4.1) 図 凹縦断最下部の設置位置 5) 緩和曲線区間および S 字曲線区間の変曲点付近に生ずる横断勾配が水平またはこれに近くなる箇所に は車道の両側に排水桝を設置しなければならない ( 図 2.4.2) 図 緩和曲線 S 字曲線区間の設置位置 6) 伸縮装置の上流部には, 桁端から 80cm 程度に設置しなければならない 7) 排水桝の表面は, 一般の舗装面より 20mm 程度低くして周囲の舗装に適当な勾配を付してすりつける また, 排水桝には, 水抜き穴を設け, 防水層上の排水ができるようにする 図 排水桝の据え付け位置 6-5

50 第 6 章 (2) 排水桝間隔計算排水桝の設置間隔は, 所定の通水断面において算出される流出量に対して流下可能な間隔を決定しなければばらない 以下の条件により計算を行い, 間隔を決定する 横断勾配, 縦断勾配, 集水幅のいずれかが変化する区間においては 5m 間隔程度で検討すること 1) 設計降雨強度 3 年確率として γ=90mm/h 2) 流出量の算出 1 Q 1 = c γ a ここに,Q 1 : 流出量 (m 3 /sec) c : 流出係数 (0.9 とする ) γ : 設計降雨強度 (=90mm/h) a : 集水面積 (m 2 )( 奥行き 1m 集水幅 ) 1 Q 2 =V A F= R 2/3 I 1/2 A F n 設計通水量は, 次式に算出する ここに,Q 2 : 流出量 (m 3 /sec) A : 通水断面 (m 2 ) F : 通水安全率で 0.8 とする R : 径深 (m),r=a/s I : 縦断勾配 n : 粗度係数 ( アスファルト舗装 0.013) S : 潤辺 (m) Q 2 L= Q1 3) 通水断面 ここに,L: 排水桝の設置間隔 通水断面は路肩部とする 図 通水断面 6-6

51 第 6 章 (6) その他下記の項目について考慮されているか確認する 排水桝, 排水管と橋体, 付属物, 下部工, 隣接橋との取合い排水管が設置できない部分はないか, 横構や対傾構などの部材と干渉していないか, 下部工や隣接橋との接合部はあっているか, 確認する また, 主桁と下部工 隣接橋との相対変位を吸収するために, 伸縮継手を設ける この時の設計移動量は, max{ 常時 ( 温度変化 ), 地震時 ( レベル1)}+ 下部工施工誤差 20mm とする 排水性舗装対応排水性舗装は主に層排水であるため, 一般に使用されている排水桝は側面 ( 排水層の面 ) からの水の流入口がないため, 図 のように流水方向の側面に切り込みなどを設け排水する 図 排水桝加工図 床版水抜きパイプとの取合い床版水抜きパイプによる排水が, 橋梁下に直接落とすことができない場合には, 排水管まで誘導する 伸縮装置水抜きパイプとの取合い伸縮装置部に水抜きパイプを設置した場合, 近接する排水管まで導水する 6-17 平成 15 年 4 月

52 第 6 章 床版防水層上排水処理 (1) 防水層上の排水処理防水層上の排水処理は次の処理方法を原則とし 必要に応じて床版水抜きパイプを設置する 排水桝に水抜き孔を設ける 舗装端部に導水パイプを設置する 1) 床版導水パイプの平面的な配置については, 図 に示すとおりとする 防水層の上に溜まった水は 舗装を劣化させる原因となるので速やかに排除しなければならない これまでは縦断勾配の最も低い伸縮装置の手前やサグ部などに排水桝や床版水抜きパイプ ( スラブドレーン同等品 ) を設置する等の工夫を施してきたが 必ずしもその効果が十分に発揮できず 舗装の劣化 損傷が見られた また 排水桝や床版水抜きパイプ ( スラブドレーン同等品 ) を多く設置することは床版の弱点となることから 導水パイプによる排水処理を原則とする 床版水抜きパイプ ( スラブドレーン同等品 ) は 極力設置しないが 橋梁の構造等により排水桝が最適な位置に設置できず明らかに滞水すると判断される箇所に設置する ( 伸縮装置の前面等図 ) ( 排水桝のみを設置した場合 ) ( 必要により床版水抜きパイプを設置した場合 ) 図 床版導水パイプの設置平面図 2) 導水パイプの設置位置 設置方法および規格等は次のとおりとすることを原則とする 設置位置 方法 1 横断勾配の低い側の地覆 壁高欄 縁石等の前面に設置する ( 図 参照 ) 2 伸縮装置の前面に設置する ( 図 ) 3 導水パイプは排水桝側面に孔を空け接続する ( 図 ) 防水上の滞水処理や舗装前の雨水処理のため 排水桝の前面に1 箇所と側面に1 箇所水抜き孔を設ける なお 水抜き孔は排水性を高めるため床版面より幾分下げた位置に設置する ( 図 ) 6-18

53 第 6 章 図 排水桝の水抜き孔の設置位置 導水パイプの規格 1 パイプの径は横断勾配の構造 集水桝の間隔等による集水面積を考慮し φ10~φ20 を標準とし選定する ( 図 ) 2 パイプの材質は 強度 経済性等を考慮し選定する 伸縮装置に沿って車道横断方向に設置する場合は 材質 施工方法等に特に注意するものとする ( 例 : テトロン繊維製管 亜鉛メッキスプリング管 ステンレススプリング管 ステンレス有孔管 ) ( 両勾配の場合 : 集水面積が少ない ) ( 片勾配の場合 : 集水面積が多い ) 図 集水パイプの規格 ( 例 ) (2) 境界部の処理 縁石や地震などと舗装の境界部には 適切な端部処理を行うことを原則とする 防水層をレベリング層まで立ち上げる 表層部に成形目地( 目地テープ等 ) を設置する 6-19

54 第 6 章 1) 縁石や地覆等と舗装との境界部では路面の水が浸透しやすく 防水層の弱点となる そのため防水層 をレベリング層まで立ち上げ表層部に成形目地を設置し 極力雨水等の浸入を防ぐものとする ( 図 ) 図 橋面舗装端部処理方法及び導水パイプの設置位置 2) 既設橋梁においてもレベリング層を設けることが望ましいが 橋梁の耐荷力や伸縮装置の関係でレベ リング層を設けることができない場合も 図 のとおり新設と同等な処理を施すものとする 図 既設橋梁における端部処理方法 ( レベリング層が設置できない場合 ) 6-20

55 第 6 章 (3) 床版水抜きパイプ 1) 床版水抜きパイプは,VP 管によることを標準とする 2) 床版水抜きパイプによる排水は, 水平方向排水管が設けられている場合はそれに接続するものとする 水平方向排水管がなく橋梁下に垂れ流しとする際には, 排水管から落ちる水滴の飛沫がけたや支承にかからないように配慮するものとする 具体的には, 床版下面から 5cm 程度突き出させることにより, 水滴が床版を伝うのを防ぐものとする また,VP 管の切り口を斜めにすることも効果的である 図 伸縮継手部の床版水抜き方法 図 床版水抜きパイプ詳細図 6-21

56 第 6 章 3. 橋面工 3.1 橋面舗装 概要橋面舗装は, 交通荷重や雨水, その他の気象作用などから橋梁の床版を保護するとともに, 交通車両の安全で快適な走行確保のため設けるものである したがって, 橋面舗装を決定するにあたっては, 一般部の舗装に比べ, 以下の理由等から耐久性がより高く, かつ補修が短時間で施工しうるなどの特別な配慮が必要になる 1 車両の走行位置が比較的限定され集中荷重を受ける 2 床版からの繰返し曲げ応力作用を受ける 3 床版との付着および馴染みの影響が大きい 4 床版構造によって局部的に応力作用が異なったり, 突起物が多くなっている 5 舗装内への雨水の浸透貯留を排除し, 床版への雨水の浸透を避ける 6 気温, 風, 日ざしなどの気象作用の急激な変化を受けやすい 7 補修にあたっての代替交通処理がむずかしい 本項では, 標準的な舗装構成について, 上記の点に配慮しながら, その選定の方向性を示す 舗装構造の設計期間は当面は 10 年とする 舗装の設計期間は 舗装設計施工指針平成 13 年 12 月日本道路協会 において, 主要幹線道路での設計期間を長くすることが望ましいとしている 現在改訂中の 道路構造の手引き の改訂方針を参考として, 適宜検討することが望ましい 設計期間のうち, とくに 10 年以上の設計期間を設定しようとする場合は, ライフサイクルコストについての検討を行う必要がある 舗装は過酷な条件下で使用されるものであり, 舗装材料は日々改善されているものの, その性能は完全に把握されているものではない 本項で標準的な舗装構成を示したが, これによれば供用中に問題が生じない等の保証は難しい また, 鋼床版においては最近縦方向のひびわれ等が発生している事例が多い 鋼床版においては舗装材料の慎重なる選定のみならず, 鋼床版自体の構造も舗装の曲げ性能に配慮したものにする必要がある 舗装構造は, 継続的な維持管理を行い, 必要に応じて補修を行っていくこと, 各地で行われている試験施工により得られた知見によりより良い構造となるように改良していくことが必要である 橋面の舗装構成の基本橋面舗装は, 原則として舗装厚を 8cm とし, 表層 基層 ( レベリング ) に分けてするものとする 各層の役割は以下のとおりである (1) 基層 ( レベリング ) 基層は路盤の上にあって, 表層に加わる荷重を分散して床版に伝達するとともに交通荷重によるせん断に抵抗させる役割をもっている部分である また, 表層に排水性舗装用混合物を用いる場合は特に防水性を考慮しなければならない (2) 表層表層は舗装の最上部にあって交通車輌による摩耗, 変形, はく離, 及びせん断に抵抗させる部分であり, すべりにくく, 安全かつ快適な走行を確保できるものでなければならない 標準的な舗装構成および使用材料は以下のようになる 平成 15 年 4 月 6-22

57 第 6 章 図 標準的な舗装構成 表 標準的な使用材料 鋼床版上 コンクリート床版上 表層 密粒アスコン密粒ギャップアスコン排水性舗装 基層 グースアスファルト砕石マスチック (SMA) 粗粒度アスコン密粒度アスコン 排水性舗装の採用 排水性舗装とは, 空隙率の大きいポーラスなアスファルト混合物を, 表層または表層および基層に用いて路面の雨水をこれらの層から排水する舗装をいう 従来, アスファルト舗装は耐久性を重視する観点から舗装体内に水を入れない構造で築造されてきた しかしながら, 近年雨水の地中への還元や降雨中の交通安全性の向上などの機能を追求した結果, 開粒型のアスファルト混合物を用いて透水可能な舗装が採用されるようになった わが国における透水型の舗装は, 舗装構造全体を透水層として雨水を路床に浸透させる透水性舗装と, 表層または表層 基層に透水性を持たせ側方から排水させる排水性舗装に大別できる 透水性舗装は1973 年頃から雨水の地中への還元を目的として主として歩道や軽交通道路等に採用され, また排水性舗装は1987 年頃から交通安全対策を目的として車道に採用されている 通常舗装と透水性舗装および排水性舗装の概念を図 3.1.2に示す 図 従来の舗装, 排水性舗装および透水性舗装の概念図 6-23 平成 15 年 4 月

58 第 6 章 降雨時の路面は, 滞水すると水はねやスモーキングあるいは高速走行時にはハイドロプレーニング現象が起こり易く排水性舗装の採用は車両の走行安全性には非常に有効である また, 排水性舗装は空隙率が高く, 車両のタイヤと舗装面の接触によるエアポンピング音の解消や駆動機関からの音を一部吸収する性能を持っており, 低騒音舗装として期待されている しかし, アスファルト混合物としては, 空隙率の大きな開粒度タイプのものを使用するのでその耐久性 ( 水による混合物のはく離, 混合物のはく脱, 空隙つぶれ, 空隙づまりなど ) を長期に確保することが困難とされている しかし, 道路公団や国土交通省等で積極的に採用され, 維持管理上の問題も漸次解消されているので愛知県においても, 橋梁前後で排水性舗装を適用している区間の橋梁においては, その採用を積極的に図るものとする (1) 長所主な長所は次のとおりである 1 湿潤路面上での高速交通におけるすべり摩擦抵抗の改善 2 ハイドロプレーニングの防止 3 降雨時の水はね, 水しぶきの減少 4 降雨時の路面表示の視認性の向上 5 夜間降雨時のライトの反射の減少 6 雨天時の交通渋滞の緩和 7 騒音の低減 (2) 短所短所については, まだ明らかになっていないものや異論のあるものも多いが, 主なものをまとめて列挙すると, 以下のとおりである 1 舗装としての強さがいくらか小さくなるので, サービス寿命が短く, 維持費がかさむ 2 路肩や路側への流末排水施設の装置が必要である 3 泥などの持込みの多い道路では, 空隙づまりにより, 長所と考えられる事柄の持続性が失われる 4 冬期の積雪, 凍結に対する維持について注意が必要である ( 除氷剤の散布量を密粒の路面より多くしなければならないとしている国もあるが, 交通の安全性には変わりがないというのが結論のようである ) 5 一般には密粒混合物よりはコスト高になる 6-24

59 第 6 章 床版面の構造細目 (1) 勾配コンクリートの使用橋面勾配が両勾配もしくは片勾配で, 床版 (PC 橋も含む ) の勾配を橋面勾配に合わせない場合は, 勾配コンクリート ( BB) を打設して高さの調整を行う 勾配コンクリート重量は, 部材の設計に考慮しておかなければならない 図 勾配コンクリートの設置 (2) 床版水抜きのための構造床版水抜きパイプについては, 図 に示すとおりとする (3) 排水性舗装の場合, 排水性能を保全できる様, 適切な位置に排水装置を設置するものとする 1) 床版水抜きパイプの設置は, 縦断 横断方向の低い側の橋梁端部に設置し, 路面上の帯水を防ぐようにするものとする また, 横断勾配の低い位置には縦断排水管を設置し, 排水桝位置まで水を導くようにするものとする 2) 床版水抜きパイプは, 水平方向排水管が設けられている場合はそれに接続するものとする 図 床版の標準的な排水構造等 6-43

60 第 6 章 3) RC 床版への水の浸透を防止するために, 端部目地処理を行う 4) 舗装内への水の浸透を防止することが必要な箇所には成形目地材を設ける 図 RC 床版の場合 図 鋼床版の場合 図 集水桝と導水装置の取り合い 6-44

61 第 6 章 図 集水桝と導水装置の取合い 3.3 橋面 ( 歩道部 ) の構造 (1) 歩道部の橋面舗装は, アスファルト舗装 ( 密粒度アスコン ) を使用する場合, 原則として舗装厚 3cm とし, 車道舗装との厚さ調整が必要な場合は調整コンクリートを使用するものとする 1) RC 床版 (PC 橋を含む ) 図 歩道部の橋面舗装 2) 鋼床版 ( 地覆等をコンクリート構造とする場合の例 ) 図 鋼床版での歩道部 6-45

62 第 6 章 基層にグースアスファルトを使用することもできる その場合は防水層を設けない 注 ) 歩車道境界工は現場打ちコンクリートが望ましい プレキャスト製品を使用する場合は定着 方法を別途検討すること 図 鋼床版の歩車道境界工 3.4 地覆および歩車道境界など地覆および歩車道境界の形状は図 3.4.1を標準とする 鋼橋のRC 床版の場合 σck=24n/mm 2 SD295A( 継手 30φ) PCげたの地覆 σck=24n/mm 2 SD295A( 継手 30φ) 一般に,2 車線歩道付道路の橋梁幅員では, 下記のようになる 地覆 (1) 地覆は, 図 に示す構造を標準とする 図 地覆および歩車道境界の形状 図 地覆の構造 平成 15 年 4 月 6-46

63 第 6 章 歩車道境界 (1) 歩車道境界は, 図 3.4.3(a) に示す構造を標準とする ただし,50m 未満の中小橋梁において防護柵を設置する条件に適合しない橋梁, または,50m 以上の橋梁において防護柵を設置しない場合については, 道路部との連続性を考慮する場合は, 歩車道境界形状を図 3.4.3(b) としてもよい 親柱その他 (1) 設置可否の目安 図 地覆形状図 橋梁規模 ( 主に橋長で判断する ) によって, 下記のように親柱その他の橋梁に関係するアクセサリーの 設置の可否目安とすることができる 表 設置可否の目安 L<15m 15m L<50m 50m L 1. 橋歴板 2. 橋名板 3. 親柱 4. 橋名案内板 ただし, 河川案内標識などで, 橋の名称が判る場合には, 橋名案内板は, 省略できる (2) 橋歴板 橋には, 橋歴板を取付けるのを原則とし, 橋名, 施工年月, 適用示方書, 橋の等級, 使用鋼材, 事業主 体および製作 施工会社名など将来の維持管理に最低限必要な事項を記載するものとする なお, 橋歴板の寸法等については図 を参考とするのがよい 図 橋歴板参考図 6-47 平成 15 年 11 月

64 第 6 章 (3) 親柱 1) 親柱は, 橋長 50m 以上の橋または景観上 歴史上設置することが望ましい橋に設けるものとする 2) 親柱には車両衝突等を考慮し, 親柱の天端 ( 路面から親柱の天端までの高さが 1.8m を超える場合は 1.8m の位置 ) に水平力 4tf/m を作用させて設計するのを原則とする ただし, 隅切り部や歩道部などで車両衝突の可能性の小さい箇所においては, 別途の荷重を考慮することもできる 3) 親柱の前面位置は, 車両の走行性および安全性を考慮し, 防護柵前面位置と合わせるものとする 4) 親柱と防護柵との隙間は,15cm 以下としなければならない それを超えるような隙間ができる場合は, 防護柵を延長するなどの安全対策を行うものとする 5) 河川を渡る橋梁の場合には,(4) で述べる 橋名板 を親柱につける例が多い (4) 橋名板 1) 橋名板の取付位置については, 図 1.4.5のとおりとする 図 橋名板の取付位置 2) 橋名をひらがなで表示する場合の濁点について, 橋 は はし とする 3) 竣工年月 は横書きの場合は アラビア数字, 縦書きの場合は, 漢数字 を用いるものとし, 平成 年 月竣工 と記載することを原則とする 図 竣工年月の記載例 6-48

65 第 6 章 4. 防護柵 4.1 一般橋梁用防護柵とは, 以下の3 種類をいう 車両用防護柵 車両の橋梁外への転落防止 歩行者自転車用柵歩行者等の橋梁外への転落防止 歩行者自転車用柵を兼用した車両用防護柵車両用防護柵に歩行者等の転落防止機能を付加 表 鋼製防護柵において基本とする色彩の標準マンセル値 基本色名称 標準マンセル値 ダークブラウン ( こげ茶色 ) 10YR2.0/1.0 程度 グレーベージュ ( 薄灰茶色 ) 10YR6.0/1.0 程度 ダークグレー ( 濃灰色 ) 10YR3.0/0.2 程度 防護柵の色については景観形成に配慮した適切な色彩とすること( 表 参照 ) なお, 設置基準, 性能, 設置方法等の詳細は 防護柵の設置基準, 同解説 ( 日本道路協会 ) と事務連絡 橋梁部の車両用防護柵の設置等について (H ) に従う 4.2 防護柵設置表 防護柵設置の基本的考え方 1. 歩道のない橋梁, 高架橋での設置の考え方 2. 片側歩道の橋梁, 高架橋での設置の考え方 3. 両側歩道の橋梁, 高架橋での設置の考え方 6-49

66 第 6 章 4.3 車両用防護柵 設置区間 表 に車両用防護柵の設置区間を示す 表 車両用防護柵の設置区間 乗員の人的被害の防止 第三者への人的被害 ( 二次被害 ) の防止 歩道のない橋梁 高架の路側 歩道のない橋梁 高架の路側, 歩道のある橋梁 高架の歩車道境界 1 路外の危険度が高く, 必要と認められる区間 路側 2 海, 湖, 川, 沼地, 水路などに近接する区間で 1 鉄道等, 他道路などと立体交差または近接区間 必要と認められる区間 分離帯 1 原則として分離帯を有する高速自動車国道, およびこれに類する自動車 専用道路の本線部の全線 2 走行速度の高い区間で, 縦断勾配または線形条件が厳しく, 対向車線へ の車両の逸脱による事故を防止するため, 特に必要と認められる一般道 路区間 歩車道境界 1 走行速度の高い区間などで, 歩行者等の危険度が高く, その保護のため 必要と認められる区間 ランク1 ランク2 ランク1 ランク2 ランク3 一般区間 重大な被害が発生する 一般区間 重大な被害が発生する 新幹線などと交差また おそれのある区間 おそれのある区間 は近接する区間 ランク 2 以外 逸脱すれば当事者が過度の傷害を受けるおそれのある区間 1 路側高さが 2m~4m の 1 路側高さが 4m 以上の橋梁で水深 1.5m 以下橋梁の水域との交差 近接 2 水深 1.5m 以上の水域区間との交差 近接区間 ランク 2,3 以外 二次被害が発生すれば重大なものとなるおそれのある区間 二次被害が発生すれば極めて重大なものとなるおそれのある区間 1 大都市近郊鉄道, 地 1 新幹線との交差近接方幹線鉄道交差近接区間区間 2 ガスタンク等危険物 2 高速 自専道との交貯蔵施設などとの近差近郊区間接区間 3 走行速度が特に高く, かつ交通量の多い分離帯区間 4 その他重大被害のおそれのある区間 事務連絡 歩道を有する橋梁で, 線形が直線であっても, 気象特性等によって路面凍結が生じやすくスリップ事故が多発する恐れがある橋梁については, 歩車道境界に車両用防護柵を設置する等の対策を行うこと これに該当する橋梁は, 気象特性によりおおむね渥美半島及び豊橋平野以外の区域とするが, 当該橋梁の設置位置, 付近の既存橋梁の凍結状況も考慮して対策の実施を決定すること その他 1 事故が多発する道路, または多発するおそれのある道路で防護柵の設置によりその効果があると認められる区間 2 幅員, 線形等道路及び交通の状況に応じて必要と認められる区間 ( 車道幅員が急に狭くなっている区間, 急カーブなど線形条件が厳しい区間 ) 3 気象条件により特に必要と認められる区間 ( 濃霧による視界不良, 強風によるハンドル誤操作など ) 6-50

67 第 6 章 種別の適用 表 区間区分と種別の適用ランクランク1 ランク2 ランク3 重大な被害が発生するおそれ新幹線などと交差または区間区分一般区間のある区間近接する区間二次被害が発生すれば極二次被害が発生すれば重大な二次被害の重大性右記以外の区間めて重大なものとなるお区間区分のものとなるおそれのある区間それのある区間基本的考え方逸脱すれば当事者が過度の傷乗員の安全性右記以外の区間 - 害を受けるおそれのある区間大都市近接鉄道, 地方幹線鉄道交差近接区間高速 自専道との交差近接区間新幹線との交差近接区間二次被害の重大性右記以外の区間走行速度が特に高く, かつ交通ガスタンク等の危険物貯量の多い分離帯区間蔵施設との近接区間などその他重大被害のおそれのある区間 種別の適用60km/h 以上 B,Bm,Bp A,Am,Ap 乗員の安全性 右記以外の区間 路外に大きな落差があるなど乗員の安全性からみて極めて危険な区間 高速 80km/h 以上 SB,SBm SS,SSm A,Am 自専道 60km/h 以下 SC,SCm SA,SAm その他道路 50km/h 以下 C,Cm,Cp B,Bm,Bp SB,SBp,SBm 設置方法 (1) 種類の選定車両用防護柵は, 原則としてたわみ性防護柵を選定するものとする ただし, 幅員の狭い分離帯など防護柵の変形を許容できない区間などに設置する場合においては, 必要に応じて剛性防護柵を選定することができる ただし, 橋梁端部に環境面での配慮などによって遮音壁が必要となる場合には, 剛性防護柵を設置するものとする (2) 構造および材料 車両用防護柵の路面から防護柵上端までの高さは, 原則として,60cm 以上 100cm 以下とする 歩車道境界用車両防護柵は, ボルトなどの突起物, 部材の継目などにより歩行者等に危害を及ぼすことのない形状とするなど歩行者等に配慮した形状を計画する必要がある 車両防護柵に用いる金属材料のうち, 錆または腐食が生じる材料は,JIS 規格または同等以上の効果を有する方法により防錆 防食処理を施すものとする (3) 設置要領 車道側地覆部 防護柵の高さは車道面から防護柵上端まで 100cm とする 歩行者の転落防止機能を有する場合は防護柵の高さを 110cm とし, 歩行者等が容易にすり抜けれないものとする 防護柵を定着する地覆の幅は 60cm, 高さは路面から 25cm を標準とする 防護柵と地覆端までの距離は 25cm を標準とする 地覆への定着方法は, ベースプレート方式を使用する 図 防護柵設置例 (1) 6-51

68 第 6 章 歩車道境界部 防護柵の高さは車道面から防護柵上端まで 70~100cm とする 防護柵を定着する地覆の幅は 50cm, 高さは路面から 20cm を標準とする 地覆への定着方法は, ベースプレート方式を使用する 路肩縮小をしている場合の地覆幅は別途検討を行うこと 剛性防護柵 図 防護柵設置例 (2) (1) 剛性防護柵は, 鉄筋コンクリート壁式を標準とする (2) 鉄筋コンクリート壁の構造諸元は, 下記を標準とする 1) 鉄筋コンクリート壁の頂部には, 表 に示す水平荷重が働くものとする 表 防護柵種別と衝突荷重 種別 ( 衝突条件 1) 衝撃度衝突 (kn) (kj) 単スローブ型フロリダ型直壁型 SC(25t-50km/h-15 度 ) SB(25t-65km/h-15 度 ) SA(25t-80km/h-15 度 ) SS(25t-100km/h-15 度 ) 許容応力度の割増しは 50% とする 2 曲線部とは, 道路中心で R=150m 未満の場合である 3 端部, 継目部とは, 防護柵の端部および膨張目地端から 2m の区間である 2) 標準断面は次のとおりとする 遮音壁等を壁高欄上部に設置する場合の壁高欄天端厚は 30cm を標準とする ただし, 用地幅などの制約があり, 30cm 確保できない場合には,25cm でもよいものとする (25cm でも物理的には, 遮音壁は設置できる ) 図 剛性防護柵標準断面 図 剛性防護柵標準配筋図 6-52

69 第 6 章 (3) 連続げたの剛性防護柵の目地は中間支点付近に膨張目地 (t=10mm) を, また支間部には間隔 10m 程度で 収縮目地 (V カット ) を設置する 4.4 歩行者自転車用柵 設置区間 下記のいずれかに該当する区間においては, 歩行者自転車用柵を設置するものとする (1) 歩行者等の転落防止を目的として路側または歩車道境界に歩行者自転車用柵を設置する区間 (2) 歩行者等の横断防止などを目的として歩車道境界に歩行者自転車用柵を設置する区間 種別の適用 歩行者自転車用柵は, 表 に示す設計強度に応じて, 以下の種別に区分する 種別 設計強度 N/m 垂直荷重水平荷重 P 転落防止横断防止 SP 980 2,500 転落防止 設置方法 (1) 構造および材料 表 種別毎の設計強度 設置目的備考 荷重は, 防護柵の最上部に作用するものとする このとき, 種別 P にあっては, 部材の耐力を許容限度として設計することができる 歩行者等の転落防止を目的として設置する場合の防護柵高さは, 路面から柵上端までの高さは, 原則 して,110cm を標準とする 歩行者等の横断防止などを目的として設置する防護柵高さは, 路面から柵上端までの高さは,70~80cm を標準とする 歩行者自転車用柵は, ボルトなどの突起物, 部材の継目などにより歩行者等に危害を及ぼすことのな い形状とするなど歩行者等に配慮した形状を計画する必要がある また, 転落防止を目的として設置 する柵の桟間隔および部材と路面との間隔は, 歩行者のすり抜けを考慮して 15cm 以下とする 歩行者自転車用柵に用いる金属材料のうち, 錆または腐食が生じる材料は,JIS 規格または同等以上の 効果を有する方法により防錆 防食処理を施すものとする (2) 設置要領 歩道側地覆覆部 柵の高さは歩道路面から高欄上端まで 110cm とする 柵を定着する地覆の幅は 40cm, 高さは歩道路面より 10cm を標 準とする 柵の地覆への定着方法は, アンカーボルト方式を使用するのが 望ましい 歩行者の転落防止機能を有する構造とし, 縦桟型を原則とする 図 歩行者自転車用柵の標準寸法 6-53

70 第 6 章 4.5 橋梁用防護柵が床版部分に与える影響照査 歩行者自転車用柵を設置する場合歩行者の寄り掛かり等により水平推力が外側へ作用するものとして床版の安全性を照査する (1) 照査荷重 水平力 P=2.5kN/m 作用高さ H=1.10m( 路面より ) (2) 荷重の組合せ高欄推力 + 歩道等の等分布荷重 (3) 許容応力度割増しは行わない 車両用防護柵を設置する場合支柱式の場合は, 地覆に設けるのを原則とする やむを得ず支柱を直接床版に定着する場合には, 衝突による作用モーメントが床版に分散して作用する構造とすること (1) 照査荷重 1) 支柱式車両用防護柵支柱最下端断面の支柱の抵抗モーメントを柱間隔で割った値を床版に均等に端モーメントとして作用させる 2) 鉄筋コンクリート壁式車両用防護柵壁下端の設計に用いた作用モーメントを床版に端モーメントとして作用させる (2) 許容応力度道示 鋼橋編 3.1 の規定を適用して割増しする 6-54

71 第 6 章 b) 用地に余裕がない場合 図 照明配置例 (2) c) プルボックス閉口補強 図 プルボックス開口補強例 表 鉄筋表例 (1 箇所当り ) 種別 径 長さ 本数 B1 D B2 D B3 D 注 ) 伸縮カップリングは伸縮装置詳細図に図示すること 図 アンカー参考図 6-65 平成 15 年 4 月

72 第 6 章 7. 落下物防止柵 7.1 設計一般 (1) 落下物防止柵落下物防止柵は, 鉄道または主要な道路と交差する跨線橋, 跨道橋に設置する なお, 主要な道路とは原則として2 車線以上とするが, 設置の有無は当該道路管理者との協議の上決定すること (2) 設置範囲交差物件管理者と協議の上決定する なお,JR 東海においては設置範囲の基準があるので以下に示す また,JR 東海以外についても参考とし, 協議の上決定すること (3) 設置方法高欄に箱抜きまたはアンカーボルト締結とする (4) 設置範囲の計算 (JR 東海 ) 新幹線と, 立体交差または近接並行する道路区間で, 車道面がレール面より高い道路および車道面レール面と同じかまたはこれより低くその高低差が 1.5m 未満の道路で, 自動車道の積荷が線路内へ転落するそそれのある箇所に設置する 積荷転落防止工は, 地形, 道路線形および新幹線と道路との交差角度を考慮し, 下記の算定式により算出した延長を設置する 一般算定式 :L=l 1 +l 2 +l 3 -l 4 L: 外側軌道中心より, 自動車の進入側の設置延長 (m) 反対側の設置延長はL/2とする l 1 =V 0 2H g cosθ l 1 : 道路橋軸方向の積荷転落水平距離 (m) V 0 : 衝突速度 (m/sec) ( 衝突速度は, 防護柵設置基準 同解説 表 に記載されている衝突速度とする ) H: 道路面上 3.8m の点からレール面までの高さ (m) g: 重力加速度 (9.8/sec 2 ) θ: 落下物の路外逸脱角度 (15 ) l 2 :4.0/sin α l 2 : 線路の建築限界 + 余裕 (m) ( 積荷の落下点と軌道中心の離れで, 通常の場合は施工基面の肩までの離れとし, 新幹線の場合は 4.0m を基本とした ) α: 新幹線と道路の交差角度 ( 度 ) l 3 :(l 1 +l 2 -l 4 ) tanθ/tan α l 3 : 新幹線と道路の交差角度による軌道の変位分 (αが 90 以上の場合は,l 3 =0 とする ) l 4 :Y/tan α Y: 車道外側線と防護柵設置箇所までの離れ (m) 6-66

73 第 6 章 図 設置範囲 6-67 平成 15 年 4 月

74 第 6 章 7.2 形式の選定 (1) 跨道橋落下防止柵の型式 跨道橋の落下防止柵の型式は図 のとおりとする (2) 新幹線以外の鉄道を跨線する場合 図 本線 ( 橋梁, 高架 ) と道路との交差 新幹線以外の鉄道を跨線する場合の型式は, 図 のとおりとする 図 本線 ( 橋梁, 高架 ) と新幹線以外の鉄道との交差 (3) 新幹線を跨線する場合新幹線を跨線する場合の型式は, 新設に設置する場合は図 7.2.3のとおり遮蔽板構造タイプとする ただし, 高さ 4.1mの自動車の通行が可能な箇所については,4.1mの高さとする 図 本線 ( 橋梁, 高架 ) と新幹線との交差 ( 新設橋の場合 ) 6-68

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