火力部会補足説明資料目次 1. 地上 100m 地点と地上 10m 地点の風向の比較について 1 2. 有効煙突高さより低い上空逆転層を突き抜けない場合の着地濃度について 3 3. 内部境界層フュミゲーション発生時の予測について 4 4. 温排水の放水に伴う流速が内港側と外港側で違う理由について 1

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1 資料 平成 23 年 3 月 1 日 火力部会 新仙台火力発電所リプレース計画 環境影響評価準備書 補足説明資料 平成 23 年 3 月 東北電力株式会社

2 火力部会補足説明資料目次 1. 地上 100m 地点と地上 10m 地点の風向の比較について 1 2. 有効煙突高さより低い上空逆転層を突き抜けない場合の着地濃度について 3 3. 内部境界層フュミゲーション発生時の予測について 4 4. 温排水の放水に伴う流速が内港側と外港側で違う理由について 重要な植物種の移植又は播種計画について 陸域動植物の環境保全措置の修正について 発電所設備の視認量について 発電所関係車両台数の低減について 16 < 説明済み> < 大気環境 > 1. 建物ダウンウォッシュの対象となる範囲について 工事用資材等の搬出入 及び 資材等の搬出入 に伴う粉じん等の予測について 将来 3 号系列の利用率の設定根拠及び起動 停止頻度について 上層逆転層発生時の予測における逆転層下端 ( リッド ) 高度設定の考え方について 内部境界層フュミゲーション発生時の予測における風下方向の設定について 内部境界層フュミゲーション発生時の予測における内部境界層内の大気安定度について 排煙上昇過程を考慮した内部境界層フュミゲーションの予測について 内部境界層の有無による最大着地濃度の比較について 特殊気象条件下の予測における二酸化窒素のバックグラウンド濃度について LNG 船から排出されるばい煙による環境影響について 号機運転中の騒音レベルが 1,2 号機停止中より低い理由について 建設機械の騒音レベルの設定方法について 施設の稼働 に伴う騒音予測を,JIS Z8738 を用いて試算した場合について 34 < 水環境 > 14. 浚渫の範囲及び桟橋の構造について 外港放水期と内港放水期における温排水拡散範囲について 水温調査結果と温排水拡散予測結果の比較について 取水及び放水温度の測定位置について 41 < 自然環境 > 18. 陸域動物 植物の影響予測の修正について 創出する草地での外来種の扱いについて 緑化計画における海岸沿いの植栽樹木及び樹林の管理手法について ハヤブサの保全措置について ハヤブサの必要エネルギーの数値について 重要な動物種の生息環境の分布状況について ハヤブサの営巣場所の創出について 53 < 海生動植物 > 25. 植物プランクトン Skeletonema spp. の表記について 動 植物プランクトン及び卵 稚仔の採集方法について 56 < 温室効果ガス等 > 27. 発電設備の機種選定について 二酸化炭素排出量の算定根拠について 59 <その他 > 29. 排熱回収ボイラと煙突の構造について 60 1

3 1. 地上 100m 地点と地上 10m 地点の風向の比較について 本事業においては, 窒素酸化物の排出濃度, 排出量及び計算した1 時間値の着地濃度がリプレース前より減少することから, 発電所に係る環境影響評価における項目削除 手法簡略化の考え方について ( 原子力安全 保安院, 平成 16 年 ) の簡略化の考え方に従い高層気象観測及び上層気象観測を省略し, 上層の風向は, 図 2 の対象事業実施区域内の観測点 1における地上高 10mの観測結果を用いました 参考として, 平成 4~5 年に当社が上空の気象の状況を把握するため対象事業実施区域で実施した高層気象観測 ( 図 2の観測点 2) における地上 100m 地点 (3 号系列の煙突高さ ) のデータとその高層気象観測と同時刻に実施した地上気象観測 ( 図 2の観測点 3) の地上 10m 地点のデータを用いて, 風向の比較を行いました その結果, 相関は表 1 のとおりであり, ベクトル相関が 0.91, 風向の相関が 0.89 となっています また, 風配図は図 1 のとおりであり, 一方位程度のねじれの傾向がみられますが, 年 日平均値の寄与濃度は低濃度であること, 特殊気象条件下の寄与濃度は感度解析により予測していることなどから, 現況で同様なねじれがあった場合でも, 予測結果への影響は少ないと考えられます なお, 平成 4~5 年に実施した地上気象観測位置は図 2 の観測点 3であり, 今回 ( 平成 19~20 年 ) 実施した地上気象観測 ( 観測点 1) の位置とは異なります また, 両地点での 1 年間の地上気象観測データによる風配図は図 3 のとおりです 表 1 高層気象観測における地上 100m 地点と同時刻の地上 10m 地点の風の相関ベクトル相関風向の相関 注 :1. ベクトル相関及び風向の相関は, 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター, 平成 12 年 ) に記載されている以下の式で算出した ベクトル相関 = VAi VBi cosθi/ VAi VBi 風向の相関 =cos( θi/n) VAi, VBi : 風速の実測値 θi:vai,vbi のなす角 ( 風向の違い ) N: データ数 2. 対象データ数は,224 である 図 1 高層気象観測における地上 100m 地点と同時刻の地上 10m 地点の風配図 W NW (%) 20 N 15 NE E 地上 10m 地上 100m SW SE 注 : 対象データ数は,224 である S 高層気象観測 調査者 : 東北電力株式会社観測方法 : 低層レーウィンゾンデにより高度 1,500mまでの気温, 風向及び風速を 3 時間毎,1 日 8 回観測観測期間 : 平成 4 年 8 月 19~26 日, 平成 4 年 10 月 28 日 ~11 月 4 日平成 5 年 2 月 3~11 日, 平成 5 年 5 月 8~15 日 1

4 号機煙突1図 2 気象観測位置 対象事業実施区域 建屋2号機タービン 1 地上気象 ( 地上 10m) ( 現況気象観測年 : 平成 19~20 年の 1 年間 ) 外港放水口 発電所敷地境界 取水口 内港放水口 2 高層気象 ( 地上 ~1,500m まで 50m 毎 ) ( 平成 4~5 年の四季別に各 1 週間 ) 3 地上気象 ( 地上 10m) ( 高層気象観測年 : 平成 4~5 年の 1 年間 ) 仙台港 m 図 3 地上気象 ( 地上 10m) の年間風配図 高層気象観測年 ( 観測点 3) 現況気象観測年 ( 観測点 1) ( 平成 4 年 8 月 ~ 平成 5 年 7 月 ) ( 平成 19 年 10 月 ~ 平成 20 年 9 月 ) N 20% N 20% ( 準備書 P ) NW 10 NE NW 10 NE W SW S SE E 凡 例 風速階級 (m/s) ~ ~ 3.9 W 2.0 ~ 2.9 n= ~ 1.9 S n= ~ 0.9 SW SE E 注 : 円内の数字は, 上段が静穏 (0.4m/s 以下 ) の出現頻度 (%), 下段は欠測率 (%) を示す 2

5 2. 有効煙突高さより低い上空逆転層を突き抜けない場合の着地濃度について 逆転層下端 ( リッド ) 高度については, 準備書では, 有効煙突高さに設定しましたが, 参考として, 平成 4~5 年に実施した高層気象観測結果で有効煙突高さより低い場合の着地濃度を確認しました 有効煙突高さより低い上空逆転層について, 平成 4~5 年の高層気象観測データを 窒素酸化物総量規制マニュアル [ 新版 ] ( 公害研究対策センター 平成 12 年 ) に示される手法を用いて突き抜け判定を行った結果,48 ケース中 21 ケースが突き抜けないと判定されました この 21 ケースについて, 逆転層下端高度をリッドとした場合の着地濃度を計算した結果は, 表 1 のとおりであり, 最大の着地濃度は, 逆転層下端高度が煙突高さと同じ 100mのケースの ppm(8 月 23 日 12 時 ) です この場合でも将来環境濃度は, 表 2 のとおり ppm であり, 短期暴露の指針値 (1 時間値が 0.1~0.2ppm 以下 ) に適合しています 表 1 3 号系列の排煙が上空逆転層を突き抜けないと判定されたケースの着地濃度計算結果 年 月 日 時 煙突高さ煙突高さ CONCAWE 式に突き抜け可能逆転層下端高度最大着地地上逆転層寄与最大におけるにおけるよる有効煙な逆転層の上 予測に用いた濃度出現安定度上端高度着地濃度風向風速突高さ (m) 端高度有効煙突高さ 距離 (m) (ppm) (m/s) (m) (m) (km) H SE 7.3 C-D SSE 8.0 D S 1.7 D SW 1.0 D SE 1.4 D SE 1.9 B ESE 3.3 B ESE 3.3 D WNW 2.0 D SSW 2.5 D SSE 2.1 D SE 3.5 B SW 1.3 E NNE 1.4 B H S 1.9 G S 14.7 D S 19.7 D SSW 10.9 D NNE 6.6 D NNE 2.6 D SSW 5.5 D 注 :1. は, 最大となった着地濃度及びその気象条件等を示す 2. 最大着地濃度は,3-1 号及び 3-2 号の重合値である 3. 着地濃度の予測計算では, 地上安定度を上層の安定度に置き換えた 4.CONCAWE 式による有効煙突高さが逆転層の下端高度を超えるため, 下端高度を有効煙突高さ及び混合層高度として計算した 表 2 寄与最大着地濃度における将来環境濃度 予測項目 寄与最大着地濃度 ハ ックク ラウント 濃度 将来環境濃度 (ppm) (ppm) (ppm) a b c=a+b 短期暴露の指針値 1 時間暴露として二酸化窒素 ~0.2ppm 注 :1. 短期暴露の指針値は, 昭和 53 年の中央公害対策審議会の答申による短期暴露の指針値を示す 2. 寄与濃度は, 平成 4 年 8 月 23 日 12 時の気象条件における予測値で,3-1 号及び 3-2 号の重合値である 3. バックグラウンド濃度は, 対象事業実施区域から半径 10km 以内の一般局等 8 地点の平成 19 年 10 月 1 日 ~ 平成 20 年 9 月 30 日における二酸化窒素濃度の 1 時間値の最高値 ( 七郷 ) を用いた 3

6 3. 内部境界層フュミゲーション発生時の予測について 内部境界層フュミゲーション発生時の予測については, 準備書では, 地上の大気安定度を内部境界層が発達しやすい A~B-C として風速範囲を設定しましたが,C-D でも内部境界層が発生する可能性があるとのご指摘を踏まえ, 大気安定度の範囲を A~C-D に拡大した場合の内部境界層フュミゲーションについて, 検討を行いました その結果は以下のとおりであり, 評価書では, 安定度 A~C-D を条件とし, 表 4 のとおり修正します 1. 予測条件 (1) 内部境界層の出現頻度内部境界層の出現頻度について, 現況気象観測の 1 年間を対象に算出した結果は, 表 1のとおりであり, 安定度 A~B-C の場合が 9.0%, 安定度 A~C-D の場合が 14.2% となっています 内部境界層の出現条件 風向 : 海風の範囲 ( 時計回りに ENE~SSW) 大気安定度: A~B-C,A~C-D 時間帯: 昼間 時期 :3 月 ~11 月 ( 冬季を除く ) 表 1 内部境界層の風向別出現頻度対象期間 :1 年間 ( 通年 ) 大気安定度:A~B-C 風向観測高さ :10m 区 分 現況気象観測年 (H19.10~20.9) 参考 高層気象観測年 (H4.8~5.7) 大気安定度 :A~C-D 区 分 内部境界層の風向別出現頻度 (%) ENE E ESE SE SSE S SSW 合計 内部境界層の風向別出現頻度 (%) ENE E ESE SE SSE S SSW 合計 現況気象観測年 (H19.10~20.9) 参考 高層気象観測年 (H4.8~5.7) 注 : 出現頻度は, 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 4

7 (2) 風速範囲気象観測結果による風向別 大気安定度別の最大風速は表 2 のとおりであり, 準備書では大気安定度 A~B-C で最大風速 5.5m/s としていましたが, 大気安定度 A~C-D における海風 ( 風向 :ENE~SSW) の最大風速は 14.3m/s であることから, 感度解析の風速範囲は 1.0~14.3m/s としました 安定度風向 注 :1. 表 2 風向別 大気安定度別の上層風最大風速 ( 単位 :m/s) A A-B B B-C C C-D D( 昼 ) D( 夜 ) E F G 最大 N NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW 最大 は, 準備書において設定した最大風速の範囲を示す 2. は, 安定度 A~C-D において設定した最大風速の範囲を示す 5

8 2. 予測計算準備書では, 風速条件を地上の安定度 A~B-C の時に出現する上層風速の範囲 (1.0~5.5m/s) として予測しました (P ,91 参照 ) 風速範囲を 1.0~14.3m/s とした場合の着地濃度の予測計算結果は, 表 3 のとおりです 風速範囲を拡大した場合の最大着地濃度は, 内部境界層外の大気安定度 F, 風速 11.6m/s, 内部境界層発達高度式の係数 9 の条件における ppm となっています なお, 熱的内部境界層の高度を表す Garratt(1992) の式の感度解析 ( 安達隆史, 山梨大学教育人間科学部紀要 Vol.5 No.2,2003) によれば, 内部境界層発達高度式の係数は, 風速 6m/s の場合が 1~7 となっていることから, 風速が 6m/s より大きい場合の係数は,8 以上にはならないものと考えられます 風速範囲 1.0~5.5 m/s ( 準備書 P ) 1.0~14.3 m/s ( 拡大風速 ) 表 3 内部境界層フュミゲーション発生時の予測計算結果 ( 最大着地濃度 ) 境界層内 A A 大気安定度 境界層外 E F E F 内部境界層発達高度式の係数 風速 (m/s) 注 :1. は, 最大となった着地濃度及びその気象条件等を示す 2. 寄与最大着地濃度は,3-1 号及び 3-2 号の重合値である 有効煙突高さ (m) 寄与最大着地濃度 (ppm) 寄与最大着地濃度出現距離 (km)

9 表 4(1) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測の修正内容 現行 ( 準備書 P ,91) (ⅱ) 予測条件 ⅱ) 気象条件内部境界層が発生する条件として, 感度解析を行うため, 以下の気象条件を設定した 大気安定度は, 日中の不安定時を想定した 風速条件は, 地上の大気安定度 A~B-C の時に出現する上層風 ( b. 年平均値の予測 で用いた地上 100m の風 ) の風速の範囲 (1.0~5.5m/s:0.1m/s 間隔 ) とした 内部境界層の内外の拡散パラメータは, 以下のとおりとした 内部境界層内 : 地上の大気安定度で最も不安定な A 内部境界層外 : 上層の大気安定度で安定となる E 及び F 内部境界層発達高度式の係数 a は, 以下の文献を参考に 6,8 及び 9 と設定した なお, 煙突は周辺のほぼ海岸線上に位置することから, 煙突位置から内部境界層が発達するものとした 修正後 (ⅱ) 予測条件 ⅱ) 気象条件内部境界層が発生する条件として, 感度解析を行うため, 以下の気象条件を設定した 大気安定度は, 日中の不安定時を想定した 風速条件は, 地上の大気安定度が A~C-D で, 陸域に向かう海風 ( 時計回りに EN E~SSW) の時に出現する上層風 ( b. 年平均値の予測 で用いた地上 100m の風 ) の風速の範囲 (1.0~14.3m/s:0.1m/s 間隔 ) とした 内部境界層の内外の拡散パラメータは, 以下のとおりとした 内部境界層内 : 地上の大気安定度で最も不安定な A 内部境界層外 : 上層の大気安定度で安定となる E 及び F 内部境界層発達高度式の係数 a は, 以下の文献を参考に 6,8 及び 9 と設定した また, 煙突は周辺のほぼ海岸線上に位置することから, 煙突位置から内部境界層が発達し, 風下方向は海岸線から内陸方向に直角であるとした なお, 地上気象観測を行った 1 年間における内部境界層の風向別出現頻度は, 第 表のとおりである 第 表 内部境界層の風向別出現頻度 内部境界層の出現条件 風 向 : 海風の範囲 ( 時計回りに ENE~SSW) 大気安定度:A~C-D 時間帯: 昼間 対象期間: 平成 19 年 10 月 ~11 月, 平成 20 年 3 月 ~9 月 ( 冬季を除く ) 項 目 地上風向 ENE E ESE SE SSE S SSW 合計 内部境界層の出現頻度 (%) 注 : 出現頻度は, 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 7

10 表 4(2) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測の修正内容 現行 ( 準備書 P ) ⅴ. 予測結果内部境界層フュミゲーション発生時の感度解析の結果, 大気安定度, 発達高度式の係数別に最大となった着地濃度及びその出現距離は, 第 表 (1) のとおりである 対象とした全ての気象条件を通しての 3 号系列による 1 時間値の最大着地濃度地点及び最大着地濃度は, 内部境界層外の大気安定度 F, 風速 1.0m/s, 内部境界層発達高度式の係数 a=9 の条件で, 対象事業実施区域から 4.2km の地点における ppm である また, バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度は, 着地濃度が最大となった気象条件で ppm である ( 第 表 (2)) 第 表 (1) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測結果 ( 最大着地濃度及び出現距離 ) 予測項目 大気安定度 内部境界層発達高度式の係数 風 速 最大着地濃度 最大着地濃度出現距離 境界層内境界層外 (m/s) (ppm) (km) 二 酸 E 化 A 窒 素 F 注 :1. は, 最大となった着地濃度及びその気象条件等を示す 2. 最大着地濃度は,3-1 号及び 3-2 号の重合値である 修正後 ⅴ. 予測結果内部境界層フュミゲーション発生時の感度解析の結果, 大気安定度, 発達高度式の係数別に最大となった着地濃度及びその出現距離は, 第 表 (1) のとおりである 対象とした全ての気象条件を通しての 3 号系列による 1 時間値の最大着地濃度地点及び最大着地濃度は, 内部境界層外の大気安定度 F, 風速 11.6m/s, 内部境界層発達高度式の係数 a=9 の条件で, 対象事業実施区域から 0.6km の地点における ppm である また, バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度は, 着地濃度が最大となった気象条件で ppm である ( 第 表 (2)) 第 表 (1) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測結果 ( 最大着地濃度及び出現距離 ) 予測項目 大気安定度 内部境界層発達高度式の係数 風 速 有効煙突高さ 最大着地濃度 最大着地濃度出現距離 境界層内境界層外 (m/s) (m) (ppm) (km) 二 酸 E 化 A 窒 素 F 注 :1. は, 最大となった着地濃度及びその気象条件等を示す 2. 最大着地濃度は,3-1 号及び 3-2 号の重合値である 8

11 表 4(3) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測の修正内容 現行 ( 準備書 P ) 修正後 第 表 (2) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測結果 ( 将来環境濃度 ) ( 単位 :ppm) バックグラ将来寄与濃度予測項目ウンド濃度環境濃度 a b a+b 二酸化窒素 注 :1. 寄与濃度は, 感度解析により最大となった着地濃度であり, 内部境界層外の大気安定度 F, 内部境界層発達高度式の係数 9, 風速 1.0m/s の気象条件時のもので,3-1 号及び 3-2 号の重合値である 2. 気象条件を変化させる感度解析により予測を行っており, 最大着地濃度発生日時が特定されないことから, バックグラウンド濃度は, 対象事業実施区域から半径 10km 以内の一般局 (7 局 ) 及び現地調査地点 ( 笠神 ) の平成 19 年 10 月 1 日 ~ 平成 20 年 9 月 30 日における二酸化窒素濃度の 1 時間値の最高値 ( 七郷 ) を用いた 第 表 (2) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測結果 ( 将来環境濃度 ) ( 単位 :ppm) バックグラ将来寄与濃度予測項目ウンド濃度環境濃度 a b a+b 二酸化窒素 注 :1. 寄与濃度は, 感度解析により最大となった着地濃度であり, 内部境界層外の大気安定度 F, 内部境界層発達高度式の係数 9, 風速 11.6m/s の気象条件時のもので,3-1 号及び 3-2 号の重合値である 2. 気象条件を変化させる感度解析により予測を行っており, 最大着地濃度発生日時が特定されないことから, バックグラウンド濃度は, 対象事業実施区域から半径 10km 以内の一般局 (7 局 ) 及び現地調査地点 ( 笠神 ) の平成 19 年 10 月 1 日 ~ 平成 20 年 9 月 30 日における二酸化窒素濃度の 1 時間値の最高値 ( 七郷 ) を用いた 注 : 準備書 P の f. 評価の結果 も同様に修正する 9

12 4. 温排水の放水に伴う流速が内港側と外港側で違う理由について 温排水の放水による放水口沖合約 50m における将来の海表面流速は, 内港側で 12cm/s, 外港側で 11cm/s と予測されました 内港側と外港側で流速に差が生じた理由は, 以下のとおりです 内港及び外港放水口の平面図を図 1 に示します 放水口の幅は, 内港放水口で 32m, 外港放水口で 50.6mであり, 内港放水口の幅は外港放水口に比べて狭くなっています このため, 温排水の放水に伴う流速は, 内港側が外港側に比べて速くなります なお, 準備書 (P ) に示した流速は放水口沖合約 50m の値であることから, 準備書では 放水口出口 と記載していましたが, 評価書では 放水口沖合約 50m に修正します 図 1 内港及び外港放水口平面図 10

13 5. 重要な植物種の移植又は播種計画について 対象事業実施区域の重要な植物種については, 工事実施前に専門家の助言を受けながら対象事業実施区域内に移植や播種する計画です その具体的な内容は, 以下のとおりです 1. 移植地重要な植物種の移植地は, 図 1 及び 2 に示す場所とする計画です 移植場所の選定に当たっては工事中及び将来とも改変しない場所とし, エノキ, ケヤキ等の樹木の移植地は, 将来樹林地となる予定の対象事業実施区域の北側を計画しております 草本等の移植地は, 現状で草地である東仙台変電所東側を計画しており, 砂浜を生育環境とするハマボウフウ等については, 草本等の移植地に砂地を整備し移植します また, ヨシ, ヒメガマについては, 対象事業実施区域に生育環境である湿地 水辺が常時存在しないため, 約 5km 離れた当社仙台火力発電所構内の水辺に移植する計画です 2. 移植又は播種方法 移植又は播種は, 生育環境, 生活形を考慮して表 1 に示す方法で実施します 表 1 移植又は播種の方法 場所 移植地 生育環境 生活形 種名 移植又は播種方法 対象事業実施区域 移植地 ( 樹木 ) 樹林地 木本エノキ, ケヤキ, オオシマザクラ, マルバシャリンバイ, モチノキ 個体を掘り採り, 移植地に植え付けます 移植地 ( 草本等 ) 草地 多年草, 木本テリハノイバラ, メドハギ, ツクシハギ, エゾタンポポ, ヒメヤブラン, ヤマアワ, アズマネザサ, ネズミノオ, ネジバナ越年草シロイヌナズナ, ヤハズエンドウ 個体を掘り採り, 移植地に植え付けます 種子を採取し, 移植地に播種します 仙台火力発電所 水辺 砂地整備箇所 路傍 空地 砂浜 湿地 水辺 越年草ナズナ コケリンドウ 多年草カゼクサ多年草ハマボウフウ, ハマヒルガオ, ウンラン, ケカモノハシ, コウボウムギ, コウボウシバ多年草ヨシ, ヒメガマ 個体数が少ない又は生育地が対象事業実施区域に限られるため, 確実に定着させるため以下の方法を併用します 1 種子を採取し, 移植地に播種します 2 個体を掘り採り, 移植地に植え付けて結実 種子散布させます 個体を掘り採り, 移植地に植え付けます 個体を掘り採り, 移植地の砂地に植え付けます 個体を掘り採り, 仙台火力発電所構内の水辺に植え付けます 11

14 3. 移植や播種後の管理移植や播種後は, 移植種以外の植物の抜き取りや必要に応じて撒水する等の管理を行うとともに, 生育状況を監視します なお, 工事終了後には, 対象事業実施区域に創出する草地, 砂地に, 移植地の植物から種子を採取して播種する計画です 図 1 移植地の位置 ( ヨシ, ヒメガマ以外 ) [ 将 来 ] 移植地 ( 草本等 ( 草本等 ) の模式図 ) 移植地 ( 樹木 ) 約 45m 草地, 路傍 空地を生育環境とする種の移植場所 東仙台変電所 対象事業実施区域 タービン建屋 点検スペース 約 10m 砂浜を生育環境とする種の移植場所は砂約 5m 地に整備 凡例区分 点検スペース 樹木植栽地 広葉樹林 クロマツ 広葉樹混交林 修景植栽 草地 芝地 草地 芝地 ( 点検スペース ) 砂地 m 図 2 移植地の位置 ( ヨシ, ヒメガマ ) N 仙台火力発電所 発電所構内の水辺 対象事業 実施区域 0 1 2km 12

15 6. 陸域動植物の環境保全措置の修正について 準備書における陸域動植物の環境保全措置については, 地形改変に関する記載が不明確であったこと, 森林性や砂浜性の動植物への措置が不足していたことから, 表 1 及び表 2 のとおり評価書に記載します 表 1 陸域動物の環境保全措置の修正内容 現行 ( 準備書 P ) 修正後 2 予測及び評価の結果イ. 工事の実施, 土地又は工作物の存在及び供用 ( イ ) 造成等の施工による一時的な影響, 地形改変及び施設の存在 a. 環境保全措置造成等の施工による重要な種及び注目すべき生息地への一時的な影響, 並びに地形改変及び施設の存在に伴う重要な種及び注目すべき生息地への影響を低減するため, 以下の環境保全措置を講じる 既存の敷地を使用し, 新たな地形改変は行わない 工事関係者の工事区域外への不要な立ち入りは行わない 騒音及び振動の発生源となる建設機械は, 可能な限り低騒音 低振動型機械を使用する 既設設備跡地や作業等で一時的に使用した場所は, 使用終了後できるだけ速やかに草地の創出を行う ヒメオオメカメムシ, アカガネアオゴミムシ等の昆虫類の生息環境を確保するために, 改変箇所の草地の種子や表土等を用いて対象事業実施区域に草地を創出する 工事終了後は既設 1,2 号機跡地を草地にする等, 草地面積を極力確保し, 動物の生息環境の回復を図る 2 予測及び評価の結果イ. 工事の実施, 土地又は工作物の存在及び供用 ( イ ) 造成等の施工による一時的な影響, 地形改変及び施設の存在 a. 環境保全措置造成等の施工による重要な種及び注目すべき生息地への一時的な影響, 並びに地形改変及び施設の存在に伴う重要な種及び注目すべき生息地への影響を低減するため, 以下の環境保全措置を講じる 地形改変の範囲は, 既造成地である発電所敷地内とする 工事関係者の工事区域外への不要な立ち入りは行わない 騒音及び振動の発生源となる建設機械は, 可能な限り低騒音 低振動型機械を使用する 作業等で一時的に使用した場所は, 使用終了後できるだけ速やかに草地の創出を行う 森林性の重要な動物種の生息環境を確保するため, 対象事業実施区域に新たに樹林地を創出する 草地性の重要な昆虫類の生息環境を確保するために, 改変箇所の草地の種子や表土等を用いて対象事業実施区域に草地を創出する 砂浜性の重要な動物種の生息環境を確保するため, 対象事業実施区域に新たに砂地を設置する 改変箇所で確認されたテングチョウの食樹であるエノキは, 新たに創出する樹林地周辺に移植する 工事終了後は既設 1,2 号機跡地を草地にする等, 草地面積を極力確保し, 動物の生息環境の回復を図る 注 : 第 6 章環境影響評価の項目並びに調査, 予測及び評価の手法, 生態系 等の該当箇所についても, 同様に修正する 13

16 表 2 陸域植物の環境保全措置の修正内容 現行 ( 準備書 P ) 修正後 2 予測及び評価の結果イ. 工事の実施, 土地又は工作物の存在及び供用 ( イ ) 造成等の施工による一時的な影響, 地形改変及び施設の存在 a. 環境保全措置造成等の施工による重要な種及び重要な群落への一時的な影響, 並びに地形改変及び施設の存在に伴う重要な種及び重要な群落への影響を低減するため, 以下の環境保全措置を講じる 既存の敷地を使用し, 新たな地形改変は行わない 工事関係者の工事区域外への不要な立ち入りは行わない 既設設備跡地や作業等で一時的に使用した場所は, 使用終了後できるだけ速やかに草地の創出を行う シロイヌナズナ等の草地性の重要な植物種の生育環境を確保するため, 改変箇所の空地雑草群落の種子や表土等を用いて対象事業実施区域に草地を創出する 工事終了後は既設 1,2 号機跡地を草地にする等, 草地面積を極力確保し, 植物の生育環境の回復を図る 改変箇所のみに生育するコケリンドウ, ネズミノオについては, 工事の影響を受けない場所へ移植する 2 予測及び評価の結果イ. 工事の実施, 土地又は工作物の存在及び供用 ( イ ) 造成等の施工による一時的な影響, 地形改変及び施設の存在 a. 環境保全措置造成等の施工による重要な種及び重要な群落への一時的な影響, 並びに地形改変及び施設の存在に伴う重要な種及び重要な群落への影響を低減するため, 以下の環境保全措置を講じる 地形改変の範囲は, 既造成地である発電所敷地内とする 工事関係者の工事区域外への不要な立ち入りは行わない 改変箇所で確認された重要な植物種については, 工事の影響を受けない場所への移植又は播種を実施し, これらの種が活着又は生長するまで適切な維持管理を行う 作業等で一時的に使用した場所は, 使用終了後できるだけ速やかに草地の創出を行う 森林性の重要な植物種の生育環境を確保するため, 対象事業実施区域に新たに樹林地を創出する 草地性の重要な植物種の生育環境を確保するため, 改変箇所の草地の種子や表土等を用いて対象事業実施区域に草地を創出する 砂浜性の重要な植物種の生育環境を確保するため, 対象事業実施区域に新たに砂地を設置する 工事終了後は既設 1,2 号機跡地を草地にする等, 草地面積を極力確保し, 植物の生育環境の回復を図る 工事終了後は, 移植又は播種した植物の種子を対象事業実施区域の新たな生育環境へ播種する 注 : 第 6 章環境影響評価の項目並びに調査, 予測及び評価の手法, 生態系 等の該当箇所についても, 同様に修正する 14

17 7. 発電所設備の視認量について 準備書における景観の評価は, 現況写真と将来のフォトモンタージュを比較 ( 準備書 P ~25) し, 視認の程度の変化や周辺との色彩の調和等の観点から定性的に行いました 参考として, 現況写真及びフォトモンタージュから, 発電所設備の視認量を算出した結果は, 表 1のとおりであり, 視認量の変化はわずかとなっております なお, 海側の眺望点では視認量の増加がみられますが, 発電所の海岸沿いに工事で発生する掘削土を利用したマウンド緑化を設けることにより, 設備の視覚遮へい及び修景を図りました 眺望点 表 1 発電所設備の視認量の変化 発電所設備の割合 (%) 現状将来 1 仙台港多賀城地区緩衝緑地 マリンゲート塩釜 湊浜緑地海岸 松ヶ浜丸山地内 君ヶ岡公園 日和山 仙台港中央公園 フェリー航路 (a 地点 ) 注 :1. 発電所設備の視認量は,60 円錐内の視野構成において発電所設備が占める割合を示す 2. 眺望地点の位置は以下のとおりであり, フェリー航路は, 仙台港の入口に位置する a 地点について示した ( 準備書 P 参照 ) N 2 マリンゲート塩釜 5km 5 君ヶ岡公園 1 仙台港多賀城地区緩衝緑地 対象事業実施区域 4 松ヶ浜丸山地内 3 湊浜緑地海岸 7 仙台港中央公園 仙台港 a 8フェリー航路 6 日和山 0 1 2km 15

18 8. 発電所関係車両台数の低減について 工事中及び運転開始後における主要な自然と触れ合いの活動の場へのアクセスに及ぼす影響の低減については, 通勤における乗り合いの徹底等の措置を講じることとしています 参考として, 運転開始後の乗り合い通勤を行わない場合との 12 時間交通量の比較を行いました その結果は, 表 1 及び表 2 のとおりであり, 乗り合い通勤を行わない場合には, 発電所関係車両台数が 670 台から 1,048 台に増加し, 主要地方道塩釜七ヶ浜多賀城線における発電所関係車両の割合 ( 最大 ) は,8.6% から 12.8% に増加することになります 表 1 発電所関係車両の交通量 ( 定期点検時 ) 路線名 乗り合い通勤 小型車 大型車 合計 主要地方道塩釜七ヶ浜 行う 多賀城線 行わない ,048 注 : 交通量は, 人と自然との触れ合いの活動の主な活動時間帯である昼間 (7~ 19 時 ) における往復交通量を示す 表 2 予測地点における将来交通量 ( 定期点検時 ) 乗り合い通勤を行う場合( 準備書 P ) 予測地点 路線名 一般車両 ( 台 ) 発電所関係車両 ( 台 ) 合計 ( 台 ) 発電所関係車両の割合 小型車大型車合計小型車大型車合計小型車大型車合計 (%) A B 主要地方道塩釜七ヶ浜多賀城線 12, , , , , , , , 乗り合い通勤を行わない場合 予測地点 路線名 一般車両 ( 台 ) 発電所関係車両 ( 台 ) 合計 ( 台 ) 発電所関係車両の割合 小型車大型車合計小型車大型車合計小型車大型車合計 (%) A B 主要地方道塩釜七ヶ浜多賀城線 12, , ,048 13, , , , ,048 7, , 注 : 交通量は, 人と自然との触れ合いの活動の主な活動時間帯である昼間 (7~19 時 ) における往復交通量を示す 16

19 < 説明済み > 17

20 1. 建物ダウンウォッシュの対象となる範囲について 建物ダウンウォッシュ発生時の予測に用いた ISC-PRIME モデルにおいては, 図 1 のように, 建物に対して風上側に 2L *, 風下側に 5L, 両サイドに 1/2Lの範囲内に煙突があり, かつ, 煙突高さが建物高さの 2.5 倍以下の場合に, この建物の影響を計算するようになっています 本事業においては, 煙突高さが 100mであるため,LNGタンクが計算の高さ条件に該当 ( 高さ 54m>40m(100m/2.5)) し, 図 2 に示すとおり煙突が風下にあるときに建物ダウンウォッシュの計算対象となります 図 1 建物ダウンウォッシュの計算を行う範囲 平面図 風の流れ 1/2L 建物 煙突 1/2L 2L 5L 断面図 煙突 2.5 建物高さ 建物 *L: 建物の高さと風向軸に直角する建物の幅の小さい方 凡例計算対象となる煙突位置の範囲 1 図 2 本事業における煙突とLNGタンクの位置関係計算対象となる煙突位置の範囲 ( 水平方向 ) 2L 風の流れ 2 風の流れ 計算対象となる煙突位置の範囲 ( 水平方向 ) 5L 54m LNG タンク 100m 煙突 80m 190m 煙突位置 位置条件 (L=54m) 建物ダウンウォッシュの計算対象 : 対象, : 対象外 1LNG タンクの風上距離 190m>108m(2L) 2LNG タンクの風下距離 190m<270m(5L) 18

21 < 参考 : 建物ダウンウォッシュのイメージ > 煙突が建物の風下にあるとき 建物 煙突 煙突が建物の風上にあるとき 煙突 建物 19

22 2. 工事用資材等の搬出入 及び 資材等の搬出入 に伴う粉じん等の予測について 工事用資材等の搬出入 及び 資材等の搬出入 に伴う粉じん等については, 主要交通ルート ( 一般道路 ) の通行車両に伴う土砂粉じんを対象として, 以下の考え方により, 交通量を用いて影響予測を行いました 工事用資材等の搬出入 に伴う土砂粉じんの発生源としては, タイヤ等に付着した粉じんと既に路面上にある粉じんが考えられますが, 付着粉じんについては, 対象事業実施区域からの工事関係車両の出場にあたって適宜タイヤ洗浄を行うため, ほとんどないものと考えています 一般道路を走行する工事関係車両が路面上の粉じんを巻き上げる影響については, 巻き上げる粉じん量が交通量に比例すると考えて, 将来の交通量に占める工事関係車両台数をもって粉じん等の影響を予測しました また, 発電所運転開始後の資材等運搬車両による粉じん等の予測についても, 同様としました 20

23 3. 将来 3 号系列の利用率の設定根拠及び起動 停止頻度について 将来 3 号系列の利用率は, 定期点検等による停止期間 ( 表 1) を除いた年間運転日について, その日の需要が低下する夜間等を除いた時間を 100% 出力にて発電する計画 ( 図 1) として,70% と設定しました また, 利用率を 70% と設定した将来 3 号系列の起動および停止回数は, それぞれ年 2 回と想定しています 表 1 将来 3 号系列の利用率と年間停止期間 利用率 停止期間 70% 定期点検 70 日間 (3-1 号 ) 予防保全点検 10 日間 (3-2 号 ) 注 : 上記の翌年は,3-1 号について予防保全点検,3-2 号について定期点検を実施する 定期点検 : 電気事業法に基づく発電設備の自主点検 (2 年に 1 回 ) 予防保全点検 : ガスタービン翼, 燃焼器など, 常時高温にさらされる部品の自主点検 (2 年に 1 回 ) 図 1 将来 3 号系列の発電パターン ( 準備書 P ) (%) 図 1 稼動時の発電パターン 負荷 ( 時 ) 21

24 4. 上層逆転層発生時の予測における逆転層下端 ( リッド ) 高度設定の考え方について 上層逆転層発生時の予測における逆転層下端 ( リッド ) 高度については, 準備書では, 有効煙突高さに設定しました ( 準備書 P 参照 ) その設定理由は, 以下のとおりです 環境アセスメントの簡略化方法に関する調査( その 2)- 気象観測および大気質観測の簡略化のための手法提案 - ( 電力中央研究所報告 V06002,2006) では, 国内の 3 発電所における逆転層発生時について, 逆転層下端高度を 煙突高さの 2 倍 又は 有効煙突高さ に設定して地表濃度を計算し, 周辺測定局の観測値と比較しています その結果は図 1 のとおりであり, 逆転層下端高度が 煙突高さの 2 倍 では, 計算値が明らかに過大予測となることなどから, 上空の逆転層を突き抜けないと仮定する場合の逆転層下端高度は, 有効煙突高さにすることを提案しています この電中研報告書の提案のほか, 高層気象観測を行っている地点でも, 有効煙突高さより高い逆転層下端を予測対象としていることを踏まえ, 準備書における逆転層下端高度は, 有効煙突高さに設定しました なお, 平成 4~5 年の高層気象観測データを用いて, 有効煙突高さより低い上空逆転層の突き抜け判定を行った結果,48 ケース中 21 ケースが突き抜けないと判定されましたが, 上記の理由により, 逆転層下端高度は有効煙突高さに設定しました 図 1 逆転層発生時の観測値と計算値の比較 22 注 :1. 太線は 観測値 = 計算値, 細い実線は の回帰直線, 破線は の回帰直線を示す 2. 凡例は逆転層下端高度の設定を示す 逆転層を設定しないケース( ) において, 観測値が高い場合は過小予測になる 逆転層下端高度 = 煙突実高 (H 0 ) 2 に設定したケース ( ) では, 明らかに過大予測となる 逆転層下端高度 = 有効煙突高さ (He) に設定したケース ( ) では, ほとんどの事例で予測値が観測値を上回るが, 過大の程度は最大でも 10 倍を超えない 出典 : 環境アセスメントの簡略化方法に関する調査( その 2)- 気象観測および大気質観測の簡略化のための手法提案 - ( 電力中央研究所報告 V06002,2006)

25 電中研報告書の概要 国内の代表的な 3 発電所において共通の条件 ( 陸に向かう風向, 上空気温 > 地表気温, 等 ) から, 逆転層が発生している可能性のある時間を抽出している そして, 逆転層下端高度 を 煙突高さの 2 倍 又は 有効煙突高さ に設定して地表濃度を計算し, 周辺測定局の観測値と比較している その結果, 逆転層が発生している可能性のある全ての条件 (340 ケース ) を解析対象とし, そのうち各測定局の濃度上位 10 位を図 1 にプロットした結果, 逆転層下端高度 を有効煙突高さに設定すればほとんどの事例 (94%) において安全側 ( 計算値が観測を上回り ) で計算できると結論づけている 対象発電所: 石炭火力発電所 3 地点 対象大気質測定局:4 測定局 / 地点 図 1 のプロットデータ : 測定局ごとに濃度上位 10 位 (3 発電所 4 測定局 10 データ 114 データ ) 対象物質: 二酸化硫黄 解析対象の発電所及び大気環境測定局 ( 円の中心が発電所 ) A 発電所 B 発電所 C 発電所 出典 : 環境アセスメントの簡略化方法に関する調査 ( その 2)- 気象観測および大 測定局解析対象の時間数 a 18 b 24 c 16 d 45 測定局解析対象の時間数 a 44 b 37 c 24 d 16 測定局解析対象の時間数 a 39 b 52 c 4 d 21 出典 : 環境アセスメントの簡略化方法に関する調査( その 2)- 気象観測および大気質観測の簡略化のための手法提案 - ( 電力中央研究所報告 V06002,2006) 23

26 5. 内部境界層フュミゲーション発生時の予測における風下方向の設定について 内部境界層フュミゲーション発生時の予測については, 準備書では, 感度解析により行い, 風下方向は全て海岸線から内陸方向に直角であるとしました この風向設定の考え方については, 準備書 (P ) での記載が不十分であったことから, 評価書に追記します なお, 風向は, 感度解析に用いる海風の風速範囲を設定するために用いたものであり, 風向ごとの拡散予測は行っておりません 24

27 6. 内部境界層フュミゲーション発生時の予測における内部境界層内の大気安定度について 準備書では, 内部境界層内の大気安定度を最も不安定な A, 風速条件を地上の安定度 A~B-C の時に出現する上層風速の範囲 (1.0~5.5m/s) として予測しました (P ~91 参照 ) 安定度 Aの最大風速は, 表 1 のとおり,2.4m/s ですが, 風速が大きくなるほど有効煙突高さが低くなることから, 予測上の安全側を考慮して, 海風 ( 風向 :ENE~SSW) で安定度 A~B-C における最大風速 5.5m/s までの風速範囲 (1.0~5.5m/s) を用いて予測しました また,1.0~5.5m/s の風速で内部境界層内の安定度を B 又は B-C とした場合でも, 安定度 Aの場合と最大着地濃度は変わらないことを確認しております 安定度風向 表 1 風向別 大気安定度別の上層風最大風速 ( 単位 :m/s) A A-B B B-C C C-D D( 昼 ) D( 夜 ) E F G 最大 N NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW 最大 注 : は, 準備書において設定した最大風速の範囲を示す 25

28 7. 排煙上昇過程を考慮した内部境界層フュミゲーションの予測について 内部境界層フュミゲーション発生時の影響については, 準備書では,CONCAWE 式 ( 風速 2.0m/s 以上 ) により求めた有効煙突高さを用いて予測しています ( 準備書 P ~91 参照 ) 参考として, 排煙上昇過程を考慮した場合の内部境界層フュミゲーション発生時の影響について,Montgomery の式を用いて予測を行いました Montgomery の式 ΔH=(1/1000 Q H ) 1/3 u -1 f(x) ΔH: 排煙の上昇高さ (m) Q H : 排出熱量 (cal/s) u: 風速 (m/s) f(x): 中立 ( <dθ/dz ) ;f(x)=0.84x 0.56 (x 3,000m) 弱安定 (0.0016<dθ/dz ) ;f(x)=1.26x 0.49 (x 2,800m) 強安定 (0.0070<dθ/dz ) ;f(x)=4.64x 0.26 (x 1,960m) dθ/dz: 温位勾配 ( /m) 排煙と内部境界層の関係 ( 概念図 ) は, 図 1 のとおりです 準備書と同じ予測条件 ( 準備書 P 参照 ) により排煙上昇過程を考慮した二酸化窒素の着地濃度を予測した結果は, 表 1 のとおりであり,1 時間値の最大着地濃度は ppm となっています 図 1 排煙と内部境界層の関係 ( 概念図 ) 内部境界層外の安定度 E, 上層風速 5.5m/s の場合 注 : 煙突は周辺のほば海岸線上に位置することから, 煙突位置から内部境界層が発達するものとした 26

29 表 1 排煙上昇過程を考慮した内部境界層フュミゲーション発生時の予測計算結果 排煙上昇過程境界層内境界層外 なし ( 準備書 P ) 考慮 A A E F E F 内部境界層発達高度式の係数 風速 (m/s) 有効煙突高さ (m) 寄与最大着地濃度 (ppm) 寄与最大着地濃度出現距離 (km) 注 :1. は, 最大となった着地濃度及びその気象条件等を示す 2. 寄与最大着地濃度は,3-1 号及び3-2 号の重合値である 3. 排煙上昇過程の考慮にあたっては,Montgomeryの式の強安定を用いた 27

30 8. 内部境界層の有無による最大着地濃度の比較について 準備書における内部境界層フュミゲーション発生時の二酸化窒素の予測結果は, 対象とした気象条件ごとの最大着地濃度が ~0.0191ppm となっています ( 表 1) 参考として, 内部境界層が存在しない場合との比較を行った結果は, 表 1 のとおりであり, 内部境界層が存在する場合の最大着地濃度は, 存在しない場合の 3.0~8.3 倍となります 予測項目 表 1 内部境界層の有無による最大着地濃度の比較 内部境界層有 ( 準備書 P ) 内部境界層無有効煙突寄与最大寄与最大着地寄与最大寄与最大着地大気安定度内部境界層風速高さ着地濃度濃度出現距離着地濃度濃度出現距離発達高度式境界境界の係数 a b 層内層外 (m/s) (m) (ppm) (km) (ppm) (km) 二 酸 E 化 A 窒 素 F 注 :1. 寄与最大着地濃度は,3-1 号及び 3-2 号の重合値である 2. 内部境界層無 の最大着地濃度及び出現距離は, 内部境界層有 で最大着地濃度が出現した気象条件での予測計算結果であり, 大気安定度は境界層内の A を用いた 比 a/b 較 28

31 9. 特殊気象条件下の予測における二酸化窒素のバックグラウンド濃度について 特殊気象条件下の予測における二酸化窒素のバックグラウンド濃度については, 準備書では, 対象事業実施区域から半径 10km 以内の現況調査 8 地点 ( 図 1) の二酸化窒素濃度 (1 時間値 ) の最大値 0.073ppm を用いました ( 準備書 P 参照 ) このバックグラウンド濃度 (0.073ppm) を用いて予測した将来環境濃度は, 予測対象の特殊気象が発生する条件下ではない場合, 過大評価となる可能性がありますが, 最大着地濃度発生日時が特定できないことから ( 建物ダウンウォッシュを除く ), 予測上の安全側を考慮して設定しまし た なお, 参考として現況濃度が高くなった時の風向などの気象条件を確認するとともに, 特殊気象条件下の予測で着地濃度が最大となった気象条件における現況濃度の最高値を抽出しました 図 1 対象事業実施区域から半径 10km 以内の現況調査地点 N 利府町 利府 塩竈市 塩釜 七ヶ浜 多賀城 Ⅱ 多賀城市 笠神 七ヶ浜町 高砂 仙台市 七郷 中野 対象事業実施区域 10km 5km (1) 二酸化窒素の現況濃度が高くなった時の気象条件現況調査 8 地点における二酸化窒素濃度 (1 時間値 ) の上位データは, 表 1 のとおりであり, 冬季に多く出現しています 順位 表 1 年月日時地点 二酸化窒素濃度 (1 時間値 ) の上位データ対象期間 : 平成 19 年 10 月 ~20 年 9 月 二酸化窒素濃度 (ppm) 風向 対象事業実施区域の気象 上層風速 (m/s) 地上の大気安定度 1 平成 七郷 NE 2.4 B 七郷 WSW 2.1 B 七郷 NNE 5.0 F 塩釜 NE 2.4 B 七郷 NNE 2.0 D 高砂 ENE 4.2 F 高砂 ENE 6.9 E 七郷 W 3.2 G 七郷 NNW 5.2 F 七郷 E 3.1 B 塩釜 NW 4.0 F 注 : 上層風速は, 煙突頭頂部の推定風速を示す 29

32 (2) 着地濃度が最大となった気象条件における二酸化窒素の現況濃度予測で着地濃度が最大となった気象条件における現況調査 8 地点の二酸化窒素濃度の最高値 (1 時間値 ) は表 2 のとおりです また, この濃度をバックグラウンド濃度に設定した場合の将来環境濃度の予測結果は, 表 3 のとおりです 項 表 2 目 煙突ダウンウォッシュ発生時 上層逆転層発生時 内部境界層フュミゲーション発生時 着地濃度が最大となった気象条件における二酸化窒素濃度の最高値 着地濃度が最大となった気象条件 1 上層風速:22.4m/s 上層大気安定度:C-D 上層風速:0.5m/s 上層大気安定度:D 上層風速:1.0m/s 地上大気安定度:A~B-C 1の気象条件における現況調査 8 地点の二酸化窒素濃度の最高値 (1 時間値 ) 0.009ppm H ,9 時, 多賀城 Ⅱ 0.025ppm H ,2 時, 七郷 0.049ppm H ,8 時, 中野 注 :1. 内は, 出現日時, 出現地点を示す 2. 煙突ダウンウォッシュについては, 上層風速 22.4m/s が観測されなかったため, 煙突ダウンウォッシュの発生条件となる上層風速 22.4m/s 以上の気象条件全てを対象とした 表 3 特殊気象条件下の将来環境濃度の予測結果準備書 (P ) 表 2の二酸化窒素濃度をバックグラウンドに設定した場合 区 分 煙突ダウンウォッシュ発生時建物ダウンウォッシュ発生時上層逆転層発生時内部境界層フュミゲーション発生時 寄与濃度 バックグ将来ラウンド環境濃度濃度 (ppm) (ppm) (ppm) a b c=a+b 短期暴露の指針値 1 時間暴露として 0.1~ 0.2ppm 区 分 煙突ダウンウォッシュ発生時建物ダウンウォッシュ発生時上層逆転層発生時内部境界層フュミゲーション発生時 寄与濃度 バックグ将来ラウンド環境濃度濃度 (ppm) (ppm) (ppm) a b c=a+b 短期暴露の指針値 1 時間暴露として 0.1~ 0.2ppm 30

33 10.LNG 船から排出されるばい煙による環境影響について LNG 船から排出されるばい煙については, 入港頻度が最大で 20 隻 / 年程度であり, 一時期に集中しないこと, 仙台港における入港船舶数 6,510 隻 ( 平成 20 年 ) と比較してわずかであることから, 予測対象としませんでした なお, 荷役時におけるLNG 船の窒素酸化物及び硫黄酸化物排出量は, 表 1 のとおりです 船舶規模 機 表 1 関 タービン 14 万 m 3 発電機 荷役時における LNG 船の窒素酸化物及び硫黄酸化物排出量 基数 煙突高さ (m) 燃料 燃料中の硫黄分 (%) 荷役時間 (h) 2 50 C 重油 燃料使用量 40t (0.93t/ h 基 ) 窒素酸化物 115 m 3 N (2.7m 3 N/h 基 ) 排出量 硫黄酸化物 620 m 3 N (14.4m 3 N/h 基 ) 注 :1. 排出量は 窒素酸化物総量規制マニュアル [ 新版 ] ( 公害研究対策センター, 平成 12 年 ) に基づき算出した 2. 燃料中の硫黄分は 窒素酸化物総量規制マニュアル [ 新版 ] に記載されているタンカーの補助ボイラの硫黄分 (%) を使用した 31

34 11.1 号機運転中の騒音レベルが 1,2 号機停止中より低い理由について 敷地境界における騒音の調査結果は表 1, 調査位置は図 1 のとおりです 調査を行った敷地境界は, 構造物の少ない資材置場に面し, 外部からの音が届きやすい立地条件となっていることや,1,2 号機停止中における日中と夜間の騒音レベルが同程度を示していることから,24 時間操業の隣接工場の騒音の影響を受けているものと考えられます このことから, 表 1 のとおり, 敷地境界における 1 号機運転中の騒音レベルが 1,2 号機停止中よりも低くなったのは, 隣接工場の操業の状況によって騒音レベルが変化したためと考えられます 表 1 区分調査期日 1,2 号機停止中 1 号機運転中 敷地境界における騒音の調査結果 (P ) 騒音レベル L A5 (db) 朝昼間夕夜間 平成 19 年 10 月 2 日 平成 20 年 5 月 8 日 図 1 敷地境界における騒音の調査位置 N 下水処理場 油化学工資材置場石場騒音調査地点 砂浜 対象事業実施区域 km 32

35 12. 建設機械の騒音レベルの設定方法について 建設機械の騒音レベルについては, 建設工事騒音予測モデル ASJ CN-Model2007 ( 日本音響学会建設工事騒音予測調査研究会報告, 平成 20 年 ) に基づき, 統計量の L A5 (5% 時間率騒音レベル ) とエネルギー平均の L Aeff ( 実効騒音レベル ) を設定しましたが, 非定常騒音, 分離衝撃騒音については,L A5 が示されていないことから,L Aeff をL A5 に代用しました また, 同文献に記載されていない建設機械については, 他の文献に記載のパワーレベルを L A5 とL Aeff に代用しました なお, 定常騒音とみなされるコンプレッサー, 発動発電機等の騒音レベルは, 常時一定としました これらの設定方法は, 表 1 のとおりです 表 1 建設機械の騒音諸元 ( 工事開始後 18 ヶ月目 ) 建設機械規格 33 稼働台数 ( 台 ) 騒音レベル (db) L A5,10m L Aeff,10m ウェルポイントポンプ kW クレーン装置付トラック 2~10t *1 81 *1 クローラクレーン 55~100t コンクリートポンプ車 110m 3 /h *1 79 *1 コンプレッサー 17m 3 /min ダンプトラック 4~10t *1 74 *1 トラック 2~10t 3 74 *1 74 *1 トラッククレーン 50~120t トレーラー 15t 3 74 *1 74 *1 バックホウ 0.2~0.8m ~78 71~74 フォークリフト 2t *1 81 *1 ブルドーザ 15~20t ホイールローダ 1.9~2.1m ポールトレーラー *1 74 *1 モルタルプラント 450l/min ユニック車 4t 2 81 *1 81 *1 ラフタークレーン 20~50t 空気圧縮機 18~19m 3 /min 杭打機 85t 5 91 *2 91 ウォータージェットプランジャー 14.7MPa 2 86 *1 86 *1 散水車 4t 2 74 *1 74 *1 水運搬ローリー 10t 1 74 *1 74 *1 大型ブレーカ 1300kg 6 92 *2 92 発動発電機 35~400kVA 油圧クレーン 450t 1 74 *1 74 *1 安全監視船 70PS 1 81 *1 81 *1 引船 500~1,000PS 5 86 *1 86 *1 起重機船 250t 交通船 180PS 1 62 *1 62 *1 杭打船 450t 1 91 *1 91 *1 潜水士船 3~5t 3 66 *1 66 *1 船外機船 70PS 1 62 *1 62 *1 揚描船 5t 2 86 *1 86 *1 *1: パワーレベルを代用した *2: 実効騒音レベル (L Aeff ) を代用した 出典 : 建設工事騒音の予測モデル ASJ CN-Model2007 ( 日本音響学会建設工事騒音予測調査研究会報告, 平成 20 年 ) 建設工事に伴う騒音振動対策ハンドブック ( 第 3 版 ) ( 社団法人日本建設機械化協会, 平成 13 年 ) 建設騒音及び振動の防止並びに排除に関する調査試験報告書 ( 建設省土木研究所, 昭和 54 年 ) 工事中の騒音に係る予測手法の開発 T87509 ( 財団法人電力中央研究所, 昭和 63 年 )

36 13. 施設の稼働 に伴う騒音予測を,JIS Z8738 を用いて試算した場合について 準備書における騒音予測には, これまでの発電所環境影響評価で多数の採用実績があり, 個別工場立地における騒音予測手法 ( 通商産業省立地公害局環境アセスメント騒音委員会編昭和 55 年 ) に示されている空気吸収と地表影響を含む音の減衰式を用いて計算しました ( 準備書 P ,130 参照 ) 騒音予測を行うために音の減衰を計算する方法は, 準備書で用いた手法のほかに JIS Z8738 で規定された式があり, 一例として, 予測地点での寄与度が最も大きい音源データ一点 ( 主変圧器 ( 立体音源 )) について両手法による騒音レベルを試算しました その結果は, 図 1 のとおりであり, 準備書の式と JIS の式ではほぼ同等の結果が得られました なお, 準備書と JIS の比較計算にあたっては,JIS が空気吸収の式のみのため, 準備書の計算と整合させるためには, 地表影響による減衰を含める必要があります 地表影響は ISO で規定されているので, それを使用しました 図 1 JIS Z8738 の式を用いた場合と準備書の式を用いた場合の騒音レベルの比較 騒音レベル (db) 主変圧器 ( 立体音源 ) 空気吸収等の算出式 50 JIS Z 準備書 (m) 距離 注 :1.JIS Z8738 の空気吸収による減衰量は, 気温 12.0, 湿度 75%( 地上観測による年平均値 ) 及び 1 気圧で計算した 2.ISO が点音源を前提としているため, 今回の比較計算の対象とした主変圧器は準備書で立体音源としているので, それを以下の式により立体音源の音圧レベル (SPL) を点音源のパワーレベル (PWL) に変換した PWL=SPL+10log(S) S: 音源の包絡面積 (m 2 )( 主変圧器 :13.9m 8.0m 高さ 8.4m) 3.ISO の地表影響については, 樹林地等の存在する予測地域であることから, 地盤係数 (G)=1 とした 地盤係数 :G=0[ 硬い地表面 ( コンクリート等 ) ]~G=1[( 多孔質な地表面 ( 草地, 樹林地等 ) ] 34

37 14. 浚渫の範囲及び桟橋の構造について 1. 浚渫範囲について海域工事の実施に当たっては浚渫範囲を最小限とするため, 桟橋を対象船舶が停泊可能な水深のある位置に構築することで, 桟橋工事における浚渫を行わない計画としました ( 準備書 P8.2-13) 一方, 深層取水設備については, 既設のフローティングフェンスの老朽化を踏まえ, 固定式カーテンウォールに変更するため, 構造の変更に伴い取水位置が水深の浅い場所に変わることから, 冷却水の取水水深の確保に必要な範囲を浚渫する計画としました ( 準備書 P8.2-5) 浚渫範囲は図 1 及び図 2 に示すとおりであり, 取水口付近で約 9,000m 3 を浚渫する計画 ( 準備書 P2.2-22) です 取水設備の概要を図 3 に示します 図 1 浚渫範囲 ( 準備書 P2.2-23) 取水口 断面 1 対象事業実施区域 浚渫範囲 桟橋 断面 2 断面 3 凡例浚渫範囲 m 35

38 図 2 浚渫範囲の詳細 浚渫範囲平面図 凡 例 浚渫範囲 浚渫範囲 断面 4 NO5 断面図 T.P.-0.84(L.W.L) = T.P.-3.24m T.P.-5.64m 浚渫範囲 断面 4 T.P 標高は T.P.( 東京湾平均海面 ) による 図 3 取水設備の概要 ( 準備書 P2.2-31) 深層取水設備 断面 1( 図 1) 36

39 2. 桟橋の構造について桟橋は, 杭式ドルフィン形式を採用し, その構造概要は図 4 のとおりです 図 4 桟橋の構造概要 断面 2( 図 1) 断面 3( 図 1) 37

40 15. 外港放水期と内港放水期における温排水拡散範囲について 復水器の冷却水は,5 月 ~9 月の期間は外港放水口から,10 月 ~4 月の期間は内港放水口から放水する計画です このため, 温排水拡散予測では, 外港放水期および内港放水期それぞれにおいて, 恒流 4 パターンによる拡散範囲を計算し, これらを包絡する範囲を準備書に記載しています 放水口, 流況ごとの温排水拡散予測結果は, 図 1 のとおりです 図 1(1) 放水口, 流況ごとの温排水拡散予測結果 ( 現状 ) N 多賀城市 現状: 外港放水期 ( 春 夏 ) 七ヶ浜町 対象事業 実施区域 内港放水口 外港放水口 取水口 仙台市 北東流 20cm/s 北東流 10cm/s 恒流なし 南西流 10cm/s 凡例 1 上昇範囲包絡線 ( 外港放水期 ) 0 1 2km N 多賀城市 七ヶ浜町 現状 : 内港放水期 ( 秋 冬 ) 対象事業 実施区域 内港放水口 外港放水口 取水口 仙台市 北東流 20cm/s 北東流 10cm/s 恒流なし 南西流 10cm/s 凡例 1 上昇範囲包絡線 ( 内港放水期 ) 0 1 2km 38

41 図 1(2) 放水口, 流況ごとの温排水拡散予測結果 ( 将来 ) N 多賀城市 七ヶ浜町 将来 : 外港放水期 ( 春 夏 ) 対象事業 実施区域 内港放水口 外港放水口 取水口 仙台市 北東流 20cm/s 北東流 10cm/s 恒流なし 南西流 10cm/s 凡例 1 上昇範囲包絡線 ( 外港放水期 ) 0 1 2km N 多賀城市 七ヶ浜町 将来 : 内港放水期 ( 秋 冬 ) 対象事業 実施区域 内港放水口 外港放水口 取水口 仙台市 北東流 20cm/s 北東流 10cm/s 恒流なし 南西流 10cm/s 凡例 1 上昇範囲包絡線 ( 内港放水期 ) 0 1 2km 39

42 16. 水温調査結果と温排水拡散予測結果の比較について 水温調査結果と温排水拡散予測結果の比較は, 図 1 のとおりです 調査結果による拡散範囲は, 温排水拡散予測結果に比べて十分小さく, 放水口の前面にとどまっています 図 1 水温調査結果と温排水拡散予測結果の比較 N 多賀城市 現状 : 外港放水期 ( 春 夏 ) 七ヶ浜町 対象事業 実施区域 内港放水口 外港放水口 取水口 仙台市 凡例 温排水拡散予測結果 (1 上昇範囲 ) 春季の水温調査結果 (1 上昇範囲 ) 夏季の水温調査結果 (1 上昇範囲 ) 0 1 2km N 多賀城市 現状 : 内港放水期 ( 秋 冬 ) 七ヶ浜町 対象事業 実施区域 内港放水口 外港放水口 取水口 仙台市 凡例 温排水拡散予測結果 (1 上昇範囲 ) 秋季の水温調査結果 (1 上昇範囲 ) 冬季の水温調査結果 (1 上昇範囲 ) 0 1 2km 40

43 17. 取水及び放水温度の測定位置について 現状の取放水温度の測定位置については, 自治体との公害防止協定により, 取放水口からそれぞれ約 50m 沖の表層において測定しております ( 図 1) リプレース後の取放水温度の測定位置については, 取水温度は深層取水設備により深層から取水した海水温度を測定するため除塵装置入口付近において, 放水温度は内港放水口と外港放水口に分岐する前の合流槽において測定する計画です ( 図 1) なお, リプレース後の公害防止協定に取放水温度が規定される場合には, 上記測定位置を基本に自治体と協議する予定です 41

44 図 1 取放水温度測定位置 取水温度測定位置 除塵装置 ( トラヘ リンク スクリーン, ハ ースクリーン図 1-1 ) 取放水温度計測位置 外港放水口 取水口 内港放水口 A-A 断面図 取水口から約 50m の沖合いの表層 深層取水設備 外港放水口 : 温度測定位置 ( 現状 ) : 温度測定位置 ( 将来 ) 合流槽 放水温度測定位置 内港放水口 : 温度計測位置 A-A 断面図 合流槽 放水口から約 50m の沖合いの表層 42

45 18. 陸域動物 植物の影響予測の修正について 陸域動物及び陸域植物の影響予測について, 種の特性と環境保全措置を踏まえ, より適切な表現に修正し, 表 1 及び表 2 のように評価書に記載します 主な生息環境草地樹林地 表 1 陸域動物の影響予測の修正内容 (1/2) 種名現行 ( 準備書 P ~41) 修正後 アズマモグラ, ノウサギ 本事業により対象事業実施区域における生息地は改変されるため, 工事期間中は生息地が一時的に減少する しかし, 北側の芝地は緑地とする計画であることから, 工事の実施及び施設の存在による生息地への影響は少ないものと予測する 水域 ミサゴ < 繁殖地への影響 > 現地調査では, 対象事業実施区域上空で飛翔のみを確認したが, 繁殖期に対象事業実施区域周辺への餌運び等の繁殖に関わる行動が確認されなかったため, 対象事業実施区域及びその周辺に営巣地はないと考えられることから, 工事の実施及び施設の存在による繁殖地への影響はないものと予測する < 採餌場への影響 > 現地調査では, 対象事業実施区域外の海上で狩り行動を 3 回確認したが, 対象事業実施区域では確認されなかったことから, 工事の実施及び施設の存在による採餌場への影響はほとんどないものと予測する 本事業により対象事業実施区域における生息地は改変されるため, 工事期間中は生息地が一時的に減少する しかし, 対象事業実施区域近傍にも生息環境が存在すること, 工事終了後は北側の芝地を緑地とする計画であることから, 工事の実施及び施設の存在による生息への影響は少ないものと予測する < 繁殖地への影響 > 現地調査では, 対象事業実施区域上空で飛翔のみを確認したが, 繁殖期に対象事業実施区域周辺への餌運び等の繁殖に関わる行動が確認されなかったため, 対象事業実施区域及びその周辺に営巣地はないと考えられることから, 工事の実施及び施設の存在による繁殖地への影響はないものと予測する < 採餌場への影響 > 現地調査では, 対象事業実施区域外の海上で狩り行動を 3 回確認したが, 対象事業実施区域では確認されなかったことから, 工事の実施及び施設の存在による採餌場への影響はほとんどないものと予測する 以上のことから, ミサゴの生息環境に及ぼす影響はほとんどないものと予測する 樹林地 モズ < 繁殖地への影響 > 現地調査では, 対象事業実施区域で 止まり行動を確認したが, 繁殖期に は確認されていないため, 対象事業 実施区域に営巣地はないと考えられ ることから, 工事の実施及び施設の 存在による繁殖地への影響はないも のと予測する < 採餌場への影響 > 現地調査では, 対象事業実施区域で 採餌行動は確認されず, 対象事業実 施区域はモズの主要な採餌場ではな いと考えられることから, 工事の実 施及び施設の存在による採餌場への 影響はほとんどないものと予測す る 以上のことから, モズの生息環境に及ぼす影響はほとんどないものと予測する 以上のことから, ミサゴの生息に及ぼす影響はほとんどないものと予測する < 繁殖地への影響 > 現地調査では, 対象事業実施区域で止まり行動を確認したが, 繁殖期には確認されていないため, 対象事業実施区域に営巣地はないと考えられることから, 工事の実施及び施設の存在による繁殖地への影響はないものと予測する < 採餌場への影響 > 現地調査では, 対象事業実施区域で採餌行動は確認されず, 対象事業実施区域はモズの主要な採餌場ではないと考えられることから, 工事の実施及び施設の存在による採餌場への影響はほとんどないものと予測する 以上のことから, モズの生息に及ぼす影響はほとんどないものと予測する 43

46 主な生息環境草地 草地砂地 水辺 表 1 陸域動物の影響予測の修正内容 (2/2) 種名現行 ( 準備書 P ~45) 修正後 ヒメオオメカメムシ, アカガネアオゴミムシ オオハサミムシ, コスナゴミムシダマシ, トビイロヒョウタンゾウムシ ヨツモンコミズギワゴミムシ 本事業により対象事業実施区域の生息地は改変されるため, 工事期間中は生息地が一時的に減少する しかし, 改変箇所の草地の種子や表土等を用いて対象事業実施区域に草地を創出する計画であることから, 工事の実施及び施設の存在による生息地への影響は少ないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生息地は改変されるため, 工事期間中は生息地が一時的に減少する しかし, 改変箇所の草地の種子や表土等を用いて対象事業実施区域に草地を創出する計画であることから, 工事の実施及び施設の存在による生息地への影響は少ないものと予測する 本種は調査地域内の水辺周辺に生息すると考えられるが, 対象事業実施区域には水辺環境が存在しないため, 対象事業実施区域は主要な生息環境ではないと考えられることから, 工事の実施及び施設の存在による生息地への影響はほとんどないものと予測する 樹林地 コエンマムシ 本種の主要な生息環境は森林であり, 確認した個体は対象事業実施区域に隣接するクロマツ植林から侵入してきた可能性が高く, 対象事業実施区域が主要な生息環境ではないと考えられることから, 工事の実施及び施設の存在による生息地への影響はほとんどないものと予測する 樹林地 テングチョウ 対象事業実施区域には樹林が存在しないため, 対象事業実施区域は本種の主要な生息環境ではなく, 確認した個体は対象事業実施区域周辺から侵入してきた可能性が高いと考えられることから, 工事の実施及び施設の存在による生息地への影響はほとんどないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生息地は改変されるため, 工事期間中は生息地が一時的に減少する しかし, 対象事業実施区域近傍にも生息環境が存在すること, 工事中に作業等で一時的に使用した場所は, 使用終了後できるだけ速やかに草地の創出を行い, 生息環境の消失期間の短縮を図ること, 工事終了後は改変箇所の草地の種子や表土等を用いて対象事業実施区域に草地を創出する計画であることから, 工事の実施及び施設の存在による生息への影響は少ないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生息地は改変されるため, 工事期間中は生息地が一時的に減少する しかし, 対象事業実施区域近傍にも生息環境が存在すること, 工事中に作業等で一時的に使用した場所は, 使用終了後できるだけ速やかに草地の創出を行い, 生息環境の消失期間の短縮を図ること, 工事終了後は対象事業実施区域に新たに砂地を設置し生息環境を確保することから, 工事の実施及び施設の存在による生息への影響は少ないものと予測する 本種は水辺環境に生息するが, 対象事業実施区域には水辺がなく, 確認した個体は対象事業実施区域近傍の沼から飛来した可能性が高いこと, 対象事業実施区域近傍に生息環境が存在することから, 工事の実施及び施設の存在による生息への影響はほとんどないものと予測する 本種は樹林地に生息するが, 対象事業実施区域には樹林地がなく, 確認した個体は対象事業実施区域に隣接する樹林地から侵入した可能性が高いこと, 対象事業実施区域近傍に生息環境が存在すること, 対象事業実施区域に新たに樹林地を創出し生息環境を確保することから, 工事の実施及び施設の存在による生息への影響はほとんどないものと予測する 本事業により食樹であるエノキの生育地が消失する このため, 工事実施前に改変箇所で確認されたエノキは新たに創出する樹林地周辺に移植することから, 工事の実施及び施設の存在による生息への影響はほとんどないものと予測する 44

47 主な生育環境草地シロイヌナズナ, テリハノイバラ, メドハギ, ツクシハギ, ヤハズエンドウ, エゾタンポポ, ヒメヤブラン, ヤマアワ, アズマネザサ, ネジバナ, コケリンドウ, 象ネズミノオ事業実施区域種で路傍 空地 のみ確認された表 2 陸域植物の影響予測の修正内容 種名現行 ( 準備書 P ~39) 修正後 ナズナ, カゼクサ 砂浜ハマボウフウ, ハマヒルガオ, ウンラン, ケカモノハシ, コウボウムギ, コウボウシバ 樹林地エノキ, ケヤキ, オオシマザクラ, マルバシャリンバイ, モチノキ 湿地 水辺 ヨシ, ヒメガマ 本事業の実施により対象事業実施区域の生育地が消失するが, 対象事業実施区域に草地を創出し生育環境の回復を図ること, 草地の創出はできるだけ速やかに行い生育環境の消失期間の短縮を図ることから, 工事の実施及び施設の存在による影響は少ないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生育地が消失するが, 対象事業実施区域に草地を創出し生育環境の回復を図ること, 草地の創出はできるだけ速やかに行い生育環境の消失期間の短縮を図ること, 改変箇所の個体について, 工事の影響を受けない場所へ移植する計画であることから, 工事の実施及び施設の存在による影響は少ないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生育地が消失するが, 発電所の運転開始後は路傍, 空地等の生育環境ができることから, 工事の実施及び施設の存在による影響は少ないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生育地が消失するが, 対象事業実施区域には砂浜はなく, 本種の主要な生育環境ではないものの, 対象事業実施区域の草地の多くは砂地であり本種の生育環境の一部になっていると考えられるため, 対象事業実施区域に空地雑草群落の表土等を用いて草地を創出し生育環境の回復を図ること, 草地の創出はできるだけ速やかに行い生育環境の消失期間の短縮を図ることから, 工事の実施及び施設の存在による影響は少ないものと予測する 本事業により, 対象事業実施区域の生育地が消失するが, 対象事業実施区域には森林はなく, 本種の主要な生育環境ではないと考えられることから, 工事の実施及び施設の存在による影響は少ないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生育地が消失するが, 対象事業実施区域には湿地はなく, 本種の主要な生育環境ではないと考えられることから, 工事の実施及び施設の存在による影響は少ないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生育地が消失する このため, 工事実施前に改変箇所で確認された個体は専門家の助言を受け適地に移植又は播種すること, 工事中に作業等で一時的に使用した場所は, 使用終了後できるだけ速やかに草地の創出を行い, 生育環境の消失期間の短縮を図ること, 工事終了後は改変箇所の草地の種子や表土等を用いて対象事業実施区域に草地を創出し生育環境の回復を図るとともに, 移植又は播種した植物の種子をその草地へ播種することから, 工事の実施及び施設の存在による影響は少ないものと予測する 対本事業により対象事業実施区域の生育地が消失する このため, 工事実施前に改変箇所で確認された個体は専門家の助言を受け適地に移植又は播種すること, 工事終了後は路傍, 空地等の生育環境ができることから, 工事の実施及び施設の存在による影響は少ないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生育地が消失する このため, 工事実施前に改変箇所で確認された個体は専門家の助言を受け適地に移植すること, 工事終了後は対象事業実施区域に新たに砂地を設置し生育環境を確保するとともに, 移植した植物の種子をその砂地へ播種することから, 工事の実施及び施設の存在による影響は少ないものと予測する 本事業により対象事業実施区域の生育地が消失する このため, 工事実施前に改変箇所で確認された個体は新たに創出する樹林地周辺に移植することから, 工事の実施及び施設の存在による影響はほとんどないものと予測する 本種の生育環境である湿地 水辺は対象事業実施区域に常時存在しないが, 本事業により確認個体が消失する このため, 工事実施前に改変箇所で確認された個体は約 5km 離れた当社仙台火力発電所構内の水辺に移植することから, 工事の実施及び施設の存在による影響はほとんどないものと予測する 45

48 19. 創出する草地での外来種の扱いについて 草地の創出にあたっては, 改変箇所の空地雑草群落の種子や表土を用いるため, 現在, 空地雑草群落に生育するセイタカアワダチソウ等の外来種が, 創出した草地に生育する可能性があります 対象事業実施区域及びその周辺には多数の外来種が生育しているため, 対象事業実施区域から外来種を完全に排除することは困難ですが, 創出する草地での外来種の生育を抑えるため, 以下の対策を実施する計画です ( 種子 表土採取時の対策 ) 空地雑草群落からの種子の採取は, 原則として手作業で行い, 外来種からは採取しません 表土は, 空地雑草群落のなかでも外来種が少ない場所から採取します ( 草地創出時の対策 ) 草地創出箇所に種子の播種, 表土の覆土を実施した後, 草地が成立するまでの間は, 外来種の除去に努めます 46

49 20. 緑化計画における海岸沿いの植栽樹木及び樹林の管理手法について 緑化計画は, 緑化計画に関する事項 ( 準備書 P2.2-38) 及び環境保全措置の検討の経緯及び結果 ( 準備書 P8.2-4) に記載しているように, 海岸沿いにはマウンドを設け, 海側を耐潮性に優れたクロマツとマルバシャリンバイ等の低木, 背後をクロマツと広葉樹の混交林とする計画です 植栽樹種は, 周辺の樹林に自生する高木のクロマツ, エノキ, ヤマザクラ, 低木のヒサカキ, マルバシャリンバイ等の種を用いることとしています また, 樹林の管理については, 生息空間の確保や美観の維持に必要な最小限の管理として, 枯死した樹木の補植や樹上にからまるクズの除去等を行う計画です 47

50 21. ハヤブサの保全措置について ハヤブサの営巣地と採餌のための解体場所についての保全措置の考え方は, 以下のとおりです 1. 営巣地 (1) ハヤブサが営巣する人工構造物の状況国内外の文献によれば, 人工構造物で営巣したハヤブサの巣の位置 ( 高さ ), 巣の大きさの事例は, 表 1 のとおりです また, Raptors in Human Landscapes (David M.Bird,1996) によれば, 繁殖成功の要素として, 巣の下の幼鳥の止まり場所も重要であると記載されています 新設する 3 号系列の煙突の構造については, 既設の煙突のほか, 山口県や福岡県の煙突の事例等を踏まえ, 巣の位置 ( 高さ ), 巣の大きさなど詳細を検討して参ります 都市建物種類 山口県小野田市 表 1 人工構造物でのハヤブサの営巣状況 巣の位置 ( 高さ ) 発電所煙突 ( 巣箱設置 ) 50m 巣の大きさ繁殖年繁殖成否 幅 :80cm 奥行き :55cm 高さ :40~50cm 平成 13 年 ~ 18 年平成 12 年平成 13 年平成 14 年平成 16 年 巣立ち 巣立ち 福岡県北九州工場煙突の鉄枠約 30m 幅 :30cm 巣立ち奥行き :50cm 巣立ち前に落下死市 巣立ち 工場建物 20m 不明 平成 17 年 巣立ち 新潟県新潟市 新潟県庁 約 70m 不明 平成 14 年 産卵前 平成 16 年 巣立ち大阪府泉大津ホテルのベラン約 65m 幅 : 約 50cm 平成 17 年 産卵まで市ダ奥行き : 約 100cm 平成 18 年 巣立ち 宮城県石巻市 公共施設のひさし 約 9m 不明 平成 17 年 巣立ち ロンドン国会議事堂約 50m 幅 :50cm 奥行き :50cm 幅 :99cm 奥行き :145cm 平成 22 年 巣立ち 平成 3 年 産卵前 55m 平成 4 年 - 孵化までは確認平成 2 年 失敗幅 :80cm 53m 平成 3 年 - 孵化までは確認サンフランシ奥行き :60cm 橋平成 5 年 巣立ちスコ昭和 63 年 - 孵化までは確認幅 :400cm 平成元年 - 孵化までは確認 67m 奥行き :90cm 高さ :50cm 平成 2 年 - 孵化までは確認平成 3 年 - 孵化までは確認注 : ; 繁殖成功, ; 繁殖失敗,-; 不明, ; その他 泉大津ハヤブサ レポート 2006 ( 日本野鳥の会大阪支部, 平成 18 年 ) Raptors in Human Landscapes (David M.Bird,1996) 等より作成 (2) 対象事業実施区域周辺における営巣可能な場所平成 18 年の予備調査では, 隣接工場重油タンクへの餌運び等の行動が確認されており, 同タンクで営巣した可能性が高く, 対象事業実施区域周辺でも営巣する場所はあるものと考えております 48

51 (3) 天敵による繁殖阻害の状況平成 18 年から平成 21 年までの調査では, ハヤブサの繁殖を脅かす天敵であるカラスやトビがハヤブサの巣に入る等の繁殖を阻害する行動は, 確認されませんでした (4) 対象事業実施区域及びその周辺で営巣が確認されない場合の対策対象事業実施区域及びその周辺でハヤブサの営巣が確認されない場合には, 専門家の指導 助言を得て, 追加の環境保全措置を検討します 2. 解体場所ハヤブサが獲物を解体して採餌する行動は, 図 1 に示す対象事業実施区域及び隣接工場の煙突の上部や階段踊り場 ( 約 60~160m 地点 ), 隣接工場の重油タンクの上部 ( 約 30m 地点 ) の平らな場所で確認されています 本事業により既設の煙突は撤去されますが, 周辺には隣接工場の煙突や重油タンクが存在すること, 新設する 3 号系列の煙突の外観を既設の煙突とほぼ同じ構造とする計画であることから, ハヤブサの解体場所は継続して残るものと考えられます 図 1 ハヤブサの解体場所 N 煙突 重油タンク 既設煙突 ( 営巣地 ) 対象事業実施区域 m 49

52 22. ハヤブサの必要エネルギーの数値について 準備書 第 表ハヤブサに必要なエネルギー量及び餌量 の計算過程は, 表 1 のとおりであり, 連続計算を行い, 項目ごとに結果を整数表記しましたが, 項目ごとに整数化して計算する方法に修正し, その結果を評価書に記載します 表 1 ハヤブサに必要なエネルギー量及び餌量の計算過程準備書 第 表 項目修正計算過程結果の表記 1 日に必要なエネルギー Y= Y= = =409 Y/a= / Y/a=409/ 日の必要量 = =62 餌営巣期 (120 日 ) の Y/a 120 日 = Y/a 120 日 = 必要量 = =7,440 量非営巣期 (240 日 ) Y/a 240 日 = ,856 Y/a 240 日 = の必要量 = =14,880 第 表 現行 ( 準備書 P ) ハヤブサに必要なエネルギー量及び餌量 ハヤブサの必要エネルギー ハヤブサの生存に必要な餌量 (1 羽当たり ) 生重量 1 日に必要な 餌 ( 鳥類 ) の生 1 日の必要量 営巣期 (120 日 ) 非営巣期 (240 日 ) ( 平均体重 ) エネルギー 重量 1g 当たり の必要量 の必要量 のエネルギー W Y=5.45W a Y/a Y/a 120 日 Y/a 240 日 850g 409kJ 6.60kJ/g 62g 7,428g 14,856g ( ドバト 0.2 羽分 ) ( ドバト 28 羽分 ) ( ドバト 56 羽分 ) 注 :1. ハヤブサの生重量は, 日本動物大百科 3 鳥類 Ⅰ ( 樋口広芳他, 平成 9 年 ) より引用した 2.1 日に必要なエネルギー換算式及び餌 ( 鳥類 ) 生重量 1g 当たりのエネルギー値は, 鳥類の食物連鎖と住環境に関する一 考察 ( 青島正和, 平成 12 年, 大成建設技術研究所報第 33 号 ) より引用した 第 表 修正後ハヤブサに必要なエネルギー量及び餌量 ハヤブサの必要エネルギー ハヤブサの生存に必要な餌量 (1 羽当たり ) 生重量 1 日に必要な 餌 ( 鳥類 ) の生 1 日の必要量 営巣期 (120 日 ) 非営巣期 (240 日 ) ( 平均体重 ) エネルギー 重量 1g 当たり の必要量 の必要量 のエネルギー W Y=5.45W a Y/a Y/a 120 日 Y/a 240 日 850g 409kJ 6.60kJ/g 62g 7,440g 14,880g ( ドバト 0.2 羽分 ) ( ドバト 28 羽分 ) ( ドバト 56 羽分 ) 注 :1. ハヤブサの生重量は, 日本動物大百科 3 鳥類 Ⅰ ( 樋口広芳他, 平成 9 年 ) より引用した 2.1 日に必要なエネルギー換算式及び餌 ( 鳥類 ) 生重量 1g 当たりのエネルギー値は, 鳥類の食物連鎖と住環境に関する一 考察 ( 青島正和, 平成 12 年, 大成建設技術研究所報第 33 号 ) より引用した 50

53 23. 重要な動物種の生息環境の分布状況について 対象事業実施区域の緑地は, 工事により一時的にほぼ全域を使用するため, 重要な動物種の生息地が消失し, この間は近傍の樹林地や草地等が生息地になると考えられます 参考として, 対象事業実施区域近傍における重要な動物種の生息環境の分布について, 周辺約 1km の現地調査による現存植生図から抽出しました その結果は, 図 1 及び表 1 のとおりであり, 対象事業実施区域には草地 芝地が合計で約 11.1ha 分布しているのに対し, 周辺には草地, 樹林地, 砂地, 水辺が合計で約 66.0ha 分布しております 表 1 重要な動物種の生息環境の分布面積 生息環境の分布面積 (ha) 主な種名対象事業実施区域生息環境対象事業実施区域周辺現状将来 草地 芝地アズマモグラ樹林地ノウサギ 草地 芝地 ヒメオオメカメムシアカガネアオゴミムシ オオハサミムシ草地 芝地コスナゴミムシダマシ砂地トビイロヒョウタンゾウムシ 水辺 ヨツモンコミズギワゴミムシ 樹林地 コエンマムシテングチョウ 注 :1. 主な生息環境に該当すると考えられる現存植生 ( 準備書 P ) は以下のとおりである 草地 芝地 ; オギ群落, アイアシ群落, ヤブガラシ群落, 畑雑草群落, 放棄畑雑草群落, 空地雑草群落 ( 高茎 ), 空地雑草群落 ( 低茎 ) 及び人工緑地 ( 芝地 ) 樹林地 ; ウラジロガシ群落, シロダモ群落, コナラ群落, ケヤキ群落, ヤダケ群落, アズマネザサ群落, スギ 植林, アカマツ植林, クロマツ植林及びハリエンジュ群落 砂地 ; 砂丘植生及び自然裸地 ( 海崖を除く ) 水辺 ; ヨシ群落, 水田雑草群落及び放棄水田雑草群落 2. 主な生息環境別の面積は, 以下のとおりである 分布面積 (ha) 主な生息環境対象事業実施区域対象事業実施区域周辺現状将来 草地 芝地 樹林地 砂地 水辺 合計

54 図 1 重要な動物種の主な生息環境 ( 現状 ) N 対象事業実施区域境界から約 1km 対象事業実施区域 km 凡 例 主な生息環境 対象事業実施区域 分布面積 (ha) 対象事業実施区域周辺 草地 芝地 樹林地 砂地 水辺 合計

55 24. ハヤブサの営巣場所の創出について 既設の煙突で営巣が確認されたハヤブサの保全措置の一つとして, 準備書では 新設する 3 号系列の煙突はハヤブサが営巣可能な構造とする としておりますが, 具体的には以下のとおり計画しております 3 号系列の煙突に創出するハヤブサの営巣場所は, 現状の営巣地及び文献を踏まえて表 1 のとおり, 設置位置, 構造等を計画しました 営巣場所の位置は図 1 のとおりであり, 高さは現状の高さ等を踏まえ地上高約 73mと 57mとし, 向きは現状及び文献から南向き ( 北側 ) とし, 営巣場所に出入りし易い外側の 2 箇所 (3-1 号,3-2 号の各 1 本 ) とします 営巣場所の構造は図 2 のとおりであり, 雛の落下防止, 餌の解体場, 幼鳥の羽ばたき場とし *1 てエプロンを設置するとともに, ビルのテラスに産卵した卵が転がり繁殖に失敗した事例を踏まえ, 産座を設ける *2 などの措置を講じる計画です 参考文献 *1: ハヤブサの詩 ( 松村俊幸, 平成 14 年 ) *2: 泉大津ハヤブサ レポート 2006 ( 日本野鳥の会大阪支部, 平成 18 年 ) 位置 営巣空間 その他 項目文献 高さ 9~70m 約 76m 表 1 営巣場所の概要 新仙台火力発電所 現状将来設定理由 約 73m 約 57m 巣の向き 多くは南 南 南西 (3-1 号 ) 南東 (3-2 号 ) 奥行き 50~145cm 約 50cm 約 50cm 約 34cm 高さ 40~50cm 約 50cm (73m 地点 ) 約 50cm (57m 地点 ) 幅 30~400cm 約 30~50cm 約 100cm 雛の落下防止対策等 止まり場, エプロンの設置 なし 約 30cm のエプロンを設置 現状と同程度の 73m 地点では, 営巣空間の高さが煙突の構造上から 34cm となり, 文献等に比べやや低いため,57m 地点 ( 営巣空間の高さ 50cm) にも設置する 現状及び文献を踏まえ南西と南東向きに設置する 現状及び文献と同等の大きさを確保する 雛の巣立ち時の羽ばたきや餌の解体場として, 下部の台座を大きくして, 空間を確保する 図鑑日本のワシタカ類 ( 森岡照明他, 平成 7 年 ) 泉大津ハヤブサ レポート 2006 ( 日本野鳥の会大阪支部, 平成 18 年 ) Raptors in Human Landscapes (David M.Bird,1996) 等より作成 53

56 状営巣場所現図 1 営巣場所の位置 ( 平面図 ) 将約 76m ( 西側 ) ( 東側 ) ( 平面図 ) 煙突 営巣場所 来約 73m 煙突 図 2 営巣場所の構造 ( 将来 ) 煙突 約 57m 3-2 号 3-1 号 : 営巣場所 3-2 号 3-1 号 雨よけの屋根 雨よけ及び目隠しの壁 換気穴 約 50cm 開口部 : 約 50cm 排水穴 約 80cm 約 34cm(73m 地点 ) 約 50cm(57m 地点 ) 落下防止等のエプロン 産座 止まり場になるパイプ 54

57 25. 植物プランクトン Skeletonema spp. の表記について 準備書では Skeletonema spp. と表記しましたが, 評価書では Skeletonema costatum complex の表記に修正します 55

58 引き上げ採集層(表層)き上げ集層(下層26. 動 植物プランクトン及び卵 稚仔の採集方法について 動 植物プランクトン及び卵 稚仔の現地調査 ( 準備書 P ,P ,P ) について, 試料は表層と下層の 2 層から採集しており, その採集方法は, 図 1 及び図 2 に示すとおりです なお, 試料の採集層については, 表 1 のとおり評価書に追加記載します 図 1 動 植物プランクトンの採集方法 ( 概要 ) 動物プランクトン 海表面垂引下き上げ開口部を縦にして引き上げるため, 動物プラ採水層ンクトンは採集されな ( 表層 ) 開口部 植物プランクトン 採海表面引き上げ垂下海面下 0.5m 下)北原式定量ネット引海表面まで引き上げる 垂開口部 海面下 5m 採集層を鉛直方向に曳網し, 開口部から動物プランクトンを採集する 海面下 20m 又は海底上 1m 垂採水層 ( 下層 ) 下まるち型改良ネット バンドーン採水器 ゴム蓋 ( 閉じた状態 ) 採水層でゴム蓋を閉じて採水し, 引き上げ海面下 5m 又は海底上 1m 図 2 卵 稚仔の採集方法 ( 概要 ) 船速 1m/s, 曳網 10 分間 ( 約 600m) 採集層 ( 表層 ) 海面下 0.65m 海表面 採集層 ( 下層 ) まるち型改良ネット 海面下 5m 56

59 表 1 動 植物プランクトン及び卵 稚仔の調査方法の記載の修正内容 現行修正後 ( 準備書 P ) ニ. 動物プランクトン ( ロ ) 現地調査 d. 調査方法北原式定量ネット ( 口径 22.5cm, 側長 80cm, 網目 NXX13) を用いて, 鉛直曳きにより試料を採集し, 沈殿量を測定した後, 種の同定と個体数の計数を行った ニ. 動物プランクトン ( ロ ) 現地調査 d. 調査方法北原式定量ネット ( 口径 22.5cm, 側長 80cm, 網目 NXX13) を用いて, 表層 ( 海面下 5m 0m 又は海底上 1m 海面下 0m) 及び下層 ( 海面下 20m 5m 又は海底上 1m 海面下 5m) の 2 層 ( 水深 5m 以浅の調査地点 3, 8,9 では表層の 1 層のみ ) において鉛直曳きにより試料を採集し, 沈殿量を測定した後, 種の同定と個体数の計数を行った ( 準備書 P ) ホ. 卵 稚仔 ( ロ ) 現地調査 d. 調査方法まるち型改良ネット ( 口径 130cm, 側長 450cm, 網目 NGG54) を用いて, 船速 1m/s で 10 分間水平曳きを行って試料を採集し, 種の同定と個体数の計数を行った ( 準備書 P ) ハ. 植物プランクトン ( ロ ) 現地調査 d. 調査方法バンドーン採水器 ( 採水容量 6l) を用いて, 表層及び下層から採水し, 海洋観測指針 ( 気象庁, 平成 11 年 ) に定められた方法によるクロロフィル a 量の測定を行うとともに, 種の同定と細胞数の計数を行った ホ. 卵 稚仔 ( ロ ) 現地調査 d. 調査方法まるち型改良ネット ( 口径 130cm, 側長 450cm, 網目 NGG54) を用いて, 表層 ( 海面下 0.65m) 及び下層 ( 海面下 5m) の 2 層 ( 水深 5m 以浅の調査地点 3,8,9 では表層の 1 層のみ ) において船速 1m/s で 10 分間水平曳きを行って試料を採集し, 種の同定と個体数の計数を行った ハ. 植物プランクトン ( ロ ) 現地調査 d. 調査方法バンドーン採水器 ( 採水容量 6l) を用いて, 表層 ( 海面下 0.5m) 及び下層 ( 海面下 5m, 水深 5m 以浅の調査地点 3,8,9 では海底上 1m) の 2 層から採水し, 海洋観測指針 ( 気象庁, 平成 11 年 ) に定められた方法によるクロロフィル a 量の測定を行うとともに, 種の同定と細胞数の計数を行った 57

60 27. 発電設備の機種選定について 新仙台火力リプレース計画においては, 当面, 大幅な需要増が見込めない状況下にあり, 現在の電源 設備構成を維持することが適切と考えていることから, 出力規模を既設 1,2 号設備 (95 万 kw) と同程度の 98 万 kw とする計画としております 機種については, 現在採用可能なラインナップの中で, 最新の 1,600 級ガスタービンでは, 1 軸あたりの出力が約 70 万 kw と大きく本計画に合致しないため,1,400 級ガスタービン (1 軸あたりのコンバインド出力約 40 万 kw) の中でも最高水準の熱効率を達成した当社仙台火力 4 号機に導入したタイプ (1, 万 6 千 kw) を改良したものを 2 基構成 (49 万 kw 2 基 ) にすることといたしました (P8.2-3) 熱効率については, 仙台火力 4 号機が約 58%( 低位発熱量基準 ) と, 同じクラスの中でも最高水準の熱効率を達成しておりますが, 本計画では更なる熱効率向上を図るため, ガスタービンの動静翼に最新の冷却技術を適用すること等により, ガスタービン入口温度を仙台 4 号の 1,440 から 1,450 へ 10 上昇させ, 約 59%( 低位発熱量基準 ) を達成させる計画であります これにより,CO 2 排出原単位は仙台 4 号の 0.362kg-CO 2 /kwh から 0.352kg-CO 2 /kwh へ低減させることが可能となり, 実行可能な範囲で最大限の効果を追求しております (P8.2-16) 58

61 28. 二酸化炭素排出量の算定根拠について 準備書に記載の二酸化炭素排出量は, 以下のとおりで算出しております 1. 算出条件項目 諸元 根拠 プラント出力 980MW 準備書記載値 年間利用率 70% 準備書記載値 年間発電量 6,009,360,000kWh/ 年間 準備書記載値 (60.1 億 kwh/ 年間 ) 年間燃料使用量 781,642,719kg/ 年間 準備書記載値 ( 約 79 万 t/ 年間 ) 燃料発熱量 ( 高位発熱量 ) 排出係数 54.6MJ/kg kg-C/MJ 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令 ( 平成 18 年経産省 環境省令第 3 号 ) 別表 1 液化天然ガス (LNG) より 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令 ( 平成 18 年経産省 環境省令第 3 号 ) 別表 1 液化天然ガス (LNG) より 2. 計算式 (1) 発電量 1kWh あたりの二酸化炭素排出量 = 二酸化炭素排出係数 [kg-co2/mj] 燃料発熱量 [MJ/kg] 年間燃料使用量 [kg/ 年間 ]/ 年間発電量 [kwh/ 年間 ] =( /12)[kg-CO2/MJ] 54.6[MJ/kg] 781,642,719[kg/ 年間 ]/ 6,009,360,000[kWh/ 年間 ] = kg-CO2/kWh (2) 年間の二酸化炭素排出量 = 年間発電量 [kwh/ 年間 ] 1kWh あたりの二酸化炭素排出量 [kg-co2/kwh] =6,009,360,000[kWh/ 年間 ] 0.352[kg-CO2/kWh] =2,115,295t-CO2/ 年間 212 万 t-co2/ 年間 59

62 29. 排熱回収ボイラと煙突の構造について 新仙台火力 3 号系列 排熱回収ボイラ 煙突構造図 ( 側面より ) ( 後方より ) GL+37,450 GL+39,900 GL±0 オレンジ排熱回収ボイラ 緑 赤 荷重位置 支持鉄骨 60

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