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1 ( 平成 22 年度版 ) 新潟市橋梁定期点検要領 ( 概略点検抜粋版 ) 平成 23 年 1 月 新潟市土木総務課

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3 はじめに 2010 年 9 月現在 新潟市が管理する道路の橋梁数は約 4, 000 橋あり 高度経済成長期といわれる 1950 年代後半から 1970 年代前半に非常に多くの橋梁が建設された 当時建設された橋梁の寿命は 一般的に 50 年といわれており 10~20 年後には建設後 50 年以上の老朽化した橋梁数が飛躍的に増加することとなる 今後 公共投資の伸びが十分に期待できない現状では 中長期的な視点から効果的かつ効率的な維持管理を実施していくことが必要である そのためには 点検により既設の橋梁の状態を適切に把握し 予算規模に応じた維持管理計画 ( 長寿命化修繕計画 ) の策定が極めて重要となる こうした中で 新潟市では平成 18 年度から定期点検を実施してきた しかしながら 国の要領や新潟県の要領など様々な要領で実施してきたことから データ間の整合性に問題が生じていた また 市町村合併や政令指定都市化などにより 諸元データの整備状況も橋梁によって差があり 特に橋長 15m 未満の市道橋においては 維持管理を行う上で必要な基本的な情報が不足していた 以上から 新潟市の橋梁の実態に合った諸元データ収集方法 点検方法を設定するために 本要領 ( 案 ) を作成した

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5 - 目次 - I 概論 I-1 1 適用の範囲 I-2 2 用語の定義 I-3 3 定期点検の目的 I-5 4 定期点検の種別および頻度 I-7 5 跨線橋の点検について I-10 II 概略点検編 II-1 1 概略点検方法 II-2 2 点検の記録および納品方法 II-8 3 簡易健全度評価 ( 参考 ) II-13

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7 I 概論 I-1

8 1 適用の範囲 本要領は 新潟市が管理する一般国道 主要地方道 一般県道 市道などの橋梁の定期点検業務に適用する 解説 本要領は 新潟市が管理する一般国道 主要地方道 一般県道などの橋梁の定期点検業務に適用する なお 本要領は 定期点検業務に関して標準的な内容や現時点の知見で予見できる注意事項などについて規定したものである 一方 橋梁損傷の状況は 橋梁の構造形式 交通量及び供用年数 周辺環境などによって千差万別である このため 実際の点検にあたっては 本要領に基づき 個々の橋梁の状況に応じて定期点検の目的が達成されるよう 十分な検討を行う必要がある I-2

9 2 用語の定義 本要領では 次のように用語を定義する 維持管理 : 構造物の供用期間において 構造物の性能を保持するための全ての技術 的行為 点 検 : 構造物の現状を把握する行為の総称 定期点検 : 構造物の損傷状況を把握し損傷の判定を行うために 頻度を定めて定期 的に実施する点検をいう 近接目視および遠望目視を基本としながら 目的に応じて必要な点検機械 器具を用いて実施する詳細な点検をいう 近接目視 : 点検を行う部材に触れるほど近づいて目視することをいう 標準点検 : 高い健全度を保つ必要のある重要な橋梁について行う標準的な定期点検 をいう 概略点検 : 標準点検に比べて簡易な方法で行う定期点検をいう 定期パトロール : 過去の定期点検データを基に 構造物の損傷状況の変化を確認するため 年 1 回徒歩で実施する点検をいう 定期点検では 損傷状況を把握し損 傷の判定を行うが 定期パトロールでは 損傷状況の変化や緊急対応の 必要な損傷の有無など安全確認を行う 通常パトロール : 損傷の早期発見を図るために 道路の通常巡回として実施するもので 道路パトロールカー内からの目視を主体とした点検をいう 詳細調査 : 塩害など 補修などの必要性の判定や補修などの方法を決定するに際し て 損傷原因や損傷の程度をより詳細に把握するために実施する調査を いう 一般橋梁 : 下記の 特殊橋梁 塩害地区橋梁 第三者被害の可能性のある橋梁 小規模橋梁 のいずれにも該当しない一般的な橋梁をいう 特殊橋梁 : トラス橋 アーチ橋 エクストラドーズド橋の構造形式が特殊な橋梁を いう 塩害地区橋梁 : 飛来塩分により海洋性の塩害の損傷を受ける可能性のある橋梁をいう 第三者被害の可能性のある橋梁 : コンクリート部材からコンクリート片が落下することにより 第三者被害の可能性のある橋梁をいう 小規模橋梁 : 橋長 2.0m 以上 14.5m 未満の橋梁をいう 損 傷 : 構造物または部材が損なわれ傷つく事象 劣化 欠陥を含めた構造物または部材の機能低下の総称 変 状 : 形が変化した状態 必ずしも損傷とは限らない 欠 陥 : 構造物または部材に必要な性能が初期から欠けているコンクリートのひび割れやコールドジョイント 鋼材の溶接われなど 劣 化 : 時間の経過に伴って構造物または部材の各種の性能が低下する現象 L C C : ライフサイクルコストの略 構造物の計画 設計 建設に関する費用及 び供用期間中の維持管理費用 解体を含む更新費用などのトータルコス I-3

10 ト 補 修 : 建設時に構造物が保有していた程度まで 安全性あるいは使用性のうち 力学的な性能を回復させるための対策 ただし 第三者への影響の除去あるいは 美観 景観や耐久性の回復もしくは向上を目的とした対策も含む 補 強 : 建設時に構造物が保有していたよりも高い性能まで 安全性あるいは 使用性のうち力学的な性能を向上させるための対策 管理目標 : 橋梁の重要性や道路のネットワーク機能及び損傷に対するリスクなどを 考慮した橋梁の維持管理上目指すべき目標 I-4

11 3 定期点検の目的 定期点検の目的定期点検は 安全で円滑な交通の確保や 沿道 第三者への被害の防止を図るための橋梁に係る維持管理を効率的に行うために必要な情報を得ることを目的として実施し 以下の 標準点検 と 概略点検 に区別して行う 1) 標準点検標準点検は 損傷状況を可能な限り詳細に把握 評価し 健全度評価および点検データの記録 蓄積を行うことによって 劣化予測 LCC 分析 優先度評価 対策の検討など種々の項目に活用することを目的とする 2) 概略点検概略点検は 損傷状況を簡易な手法で把握 評価し 簡易健全度評価 および対策の検討を行えるデータとして 必要最小限の情報を収集することを目的とする 解説 点検 とは構造物の現状を把握する行為の総称であり 主に 定期点検 により行う 下図に点検を含めた状態把握の体系を示す 点 検 定期点検 標準点検 概略点検 状態把握 パトロール 緊急点検 通常パトロール 定期パトロール 現況調査 図 I-1 状態把握の体系 1) 定期点検定期点検は 一定の周期で計画的に行う点検であり 管理区分 ( 道路ネットワーク特性 橋梁の特性 ) に応じて標準点検または概略点検にて実施する 2) 標準点検標準点検では 損傷状況を可能な限り詳細に把握 評価し 健全度評価および点検データの記録 蓄積を行う これらデータを用いて 損傷状況の把握 健全度評価を経て 対策 ( 補修 補強または更新など ) の検討を行うほか 劣化予測を行い 劣化モデルの検討 LCC 分析などに活用することを目的とする したがって これ I-5

12 らの検討を可能とするような 点検部材 部位 損傷種類 損傷区分を定めている ( 詳細は標準点検編参照のこと ) 3) 概略点検概略点検では 標準点検に比べて簡易な点検データの記録 蓄積を行う これら概略点検のデータでは劣化予測等に活用しないこととし 損傷状況の把握 簡易健全度評価 および対策の検討を行えるデータとして 必要最小限の点検項目を定めている ( 詳細は概略点検編参照のこと ) 4) 標準点検と概略点検の区分橋梁の状態把握として 全ての橋梁に対して詳細な定期点検を頻繁に行えば最も安全である しかし 本市は 4000 橋と膨大な数の橋梁を管理しており 全てに対して詳細な点検を行うと費用が膨大となる また 橋梁は形式や架設環境等により発生する損傷の種類や位置が異なり 橋梁によっては多大な点検費用を費やして得られた情報が その橋梁の維持管理にとって過度な情報となることも考えられる そこで 本市では橋梁毎の管理目標を設定し その目標を達成するために必要な情報を効率的に収集できるように定期点検を 2 つの区分とした 標準点検は 予防保全や長寿命化を目指す重要度の高い橋梁に適用し 損傷を把握し 健全度評価を経て 対策の検討を行うだけでなく 劣化予測や LCC 分析などアセットマネジメントに活用できるデータを継続的に蓄積する仕組みとしている 一方で 概略点検は 主に小規模なコンクリート橋や BOX カルバートに適用し 橋梁の状態把握に必要な最小限のデータに限定して記録し 損傷の把握や簡易健全度評価から対策の検討を行うこととしている このように 標準点検と概略点検を区分することによって メリハリのある維持管理を行うものである 5) 緊急点検緊急点検は 国内外において橋梁の事故が発生した場合に 本市における類似橋梁に対して安全性を確認するため緊急的に行う点検をいう 6) 通常パトロール通常パトロールは日常巡回として 道路パトロールカーからの目視を主体としたパトロールをいう 7) 定期パトロール定期パトロールは原則として毎年行う計画的なパトロールをいう 前回の定期点検の損傷図や現況写真と比較して経年劣化や損傷発生の有無を確認することにより 定期点検を補完する ( 詳細は定期パトロール編参照のこと ) 8) 現況調査既往資料の不足を補うために 橋梁の損傷状況や環境などの現況を把握するために行う簡易な現況調査をいう I-6

13 4 定期点検の種別および頻度 1) 定期点検の種別定期点検の種別は 管理区分 1~3 に該当する橋梁を 標準点検 管理区分 4 に該当する橋梁を 概略点検 で実施することを基本とする 2) 定期点検の頻度定期点検は 供用後 2 年以内に初回点検を行い 以降は 5 年に 1 回の頻度で実施することを基本とする START 管理区分 1~3 Yes 標準点検 (5 年間隔 ) No( 管理区分 4) 概略点検 (5 年間隔 ) 図 I-2 定期点検の種別および頻度 解説 1) 定期点検の種別定期点検の種別は 管理区分ごとに管理区分 1~3 に該当する橋梁を 標準点検 管理区分 4 に該当する橋梁を 概略点検 で実施することを基本とする 管理区分は 道路ネットワーク機能 橋梁の特性等の視点から下図の通り分類する I-7

14 道路ネットワーク 橋梁の特性を考慮した管理区分の調整 管理目標 緊急輸送道路 1 次に指定されている国県道交通量 台 / 日以上緊急輸送道路 2 次 3 次に指定されている国県道および市道交通量 5000~20000 台 / 日重要市道 ( 市内の拠点連絡の補完路など ) 交通量 1000~5000 台 / 日上記以外 特殊橋梁塩害区分に該当する PC 橋第三者被害の可能性が高い橋梁橋長 14.5m 以上上記以外特殊橋梁塩害区分に該当する PC 橋第三者被害の可能性が高い橋梁橋長 14.5m 以上上記以外 鋼橋多径間橋梁塩害区分に該当する RC 橋架替えが困難上記以外 管理区分 1 管理区分 2 管理区分 3 管理区分 4 損傷 劣化の発生を早期に検知 補修することで 橋梁の長寿命化をはかる 工事に伴う利用規制を最小限に抑える 損傷 劣化の発生を早期に検知 補修することで 橋梁の長寿命化をはかる 工事に伴う利用規制は受容できる 点検により発見した損傷 劣化を事後的に補修しながら道路機能を維持する 工事に伴う利用規制は受容できる 点検など最低限の維持管理によって橋梁の崩落を防止する 場合によっては重量規制や通行止めを行うことも視野に入れる 図 I-3 管理区分の分類 2) 定期点検の頻度 (1) 初回点検定期点検の初回 ( 初回点検 ) は 橋梁完成時点では必ずしも顕在化しない不良箇所など橋梁の初期欠陥を早期に発見することと 橋梁の初期状態を把握して その後の損傷の進展過程を明らかにすることを目的としている 初期欠陥の多くが供用後概ね 2 年程度の間にそのほとんどが現れるといわれているところから 供用後 2 年以内に行うものとした 初期欠陥の代表的なものの例には 次のようなものがある 初期欠陥が問題となって生じることのある変状例 : 塗装の剥がれや膨れ 伸縮装置の遊間不良 ボルトのゆるみ 排水不良 設計上の配慮不足や環境との不適合によって生じることのある変状例 : 異種金属接触による異常腐食 耐候性鋼材の異常腐食 排水不良 その他不測の現象や複合的な要因によって生じることのある変状例 : 風による部材の振動およびそれによる損傷 交通振動の発現 床版などコンクリート部材のひびわれ (2) 2 回目以降の定期点検頻度定期点検の頻度は 次回点検までの間に緊急的な対応が必要になる事態を避けるという観点と補修などの必要性の判定精度 ( 信頼性 ) の観点から定める 既往の点検実績によると 安全かつ円滑な交通の確保の観点から問題となるような変状が生じるのは竣工や補修などからの経過年数が 10 年を超えてからのことが多いが 一度損傷を生じた橋梁で 補修などの対策後 4~7 年で再度補修などが必要な損傷を生じる事例も報告されている また 直ちに補修するような緊急性はないと判定した場合には 次回の点検ま I-8

15 で対策が講じられないこともあり得るが 近年の大型車両の増加など橋梁を取り巻く損傷要因の急激な変化の可能性なども考慮すると 判定結果が信頼できる期間にも限りがある これらを考慮して 原則として 5 年以内に橋梁の状態の把握を行うこととした (3) 点検頻度の例外 特殊な点検方法 を採用する場合の標準点検( 主に特殊橋梁や長大橋梁など ) においては 点検コストが大きくなることから 以下の例外を適用できることとする 健全度が十分に高い場合建設後あるいは補修後概ね 5~10 年後などで 道路パトロールによる通常点検においても新たな損傷が認められず 健全度が十分に高いと考えられる橋梁の場合は 補修の必要性がほとんど無いものと考えられる このような段階の橋梁については 標準点検の間隔を 1~2 年延ばすか あるいは標準点検の代わりに損傷発生の有無を確認する定期パトロールにとどめて 点検費用のコスト縮減を行うことを検討できる ただし 定期パトロールにおいて損傷の発生を発見した場合は 直ちに標準点検を行う必要がある 塗装足場の利用が可能な場合鋼橋において塗替塗装時期と点検時期が近い場合は 点検時期を塗替塗装時期にあわせて 1~2 年程度の前倒しあるいは先送りを検討できるものとする これは 塗装足場を利用して点検を行えば 別途足場を設置したり 橋梁点検車を用意したりする必要がなくなり 点検コストの縮減が可能となるためである ただし 点検時期を先送りする場合は 橋梁の健全度に留意する必要がある 例えば 前回の点検において速やかに補修が必要と評価された部材の補修が行われていない場合は 損傷が進展しないよう 点検を先送りしてはならない また 塗装足場を利用して点検を行う場合は 塗装後ではなくケレン実施後に行うことを基本とする なぜなら先に塗装をしてしまうと 鋼部材に亀裂 破断 ボルトのゆるみ 脱落などの損傷があった場合 その後の点検で それらの損傷が発見できなくなる恐れがあるためである I-9

16 5 跨線橋の点検について 跨線橋 ( 跨線部 ) の点検については 鉄道管理者 (JR) に委託して実施することを基本とする 解説 跨線橋 ( 跨線部 ) の点検については 鉄道管理者 (JR) に委託して実施することを基本と する なお 実施時期についても鉄道管理者との協議の上 設定することとする 下記に跨線橋一覧を示す 表 I-1 跨線橋一覧 路線名 橋梁名 橋長 鉄道管理者 号 矢代田跨線橋 JR 東日本 号 夕映えの跨線橋 JR 東日本 3 新潟新発田村上線 馬越跨線橋 JR 貨物 4 新潟新発田村上線 馬越跨線橋歩道橋 JR 貨物 5 新潟新発田村上線 石山跨線橋 12.5 JR 貨物 6 新潟新発田村上線 石山跨線橋左歩道橋 30.6 JR 貨物 7 新潟新発田村上線 石山跨線橋右歩道橋 30.6 JR 貨物 8 新潟新津線 亀田跨線橋 22 JR 東日本 9 新津村松線 新津跨線橋 196 JR 東日本 10 新潟亀田内野線 ゆきよし跨線橋 JR 東日本 11 新潟大外環状線 豊栄東跨線橋 JR 東日本 12 新潟大外環状線 みずき野跨線橋 279 JR 東日本 13 白山停車場女池線 西跨線橋 JR 東日本 14 曾野木一日市線 岡山跨線橋 57 JR 東日本 15 中黒山 笠柳 笹山線 松影跨線橋 JR 東日本 16 嘉瀬蔵岡線 4 号 北山跨線橋 JR 東日本 17 東 5-94 号線 中島跨線橋 397 JR 東日本 18 明石紫竹山線 東跨線橋 JR 東日本 19 出来島上木戸線 1 号 本馬越中山跨線橋 JR 東日本 20 新明町 袋津線 亀田新橋 99.2 JR 東日本 21 新津 号線 花ふる公園跨線橋 JR 東日本 22 関屋堀割町平島線 青山跨線橋 20 JR 東日本 23 関屋堀割町平島線 青山跨線橋 ( 新潟側歩道橋 ) 20 JR 東日本 24 関屋堀割町平島線 青山跨線橋 ( 青山側歩道橋 ) 20 JR 東日本 25 五十嵐町線 内野五十嵐跨線橋 JR 東日本 I-10

17 II 概略点検編 II-1

18 1 概略点検方法 1.1 点検の方法 1) 基本的な点検方法概略点検では 徒歩あるいは 脚立 梯子などの使用により近接可能な箇所については近接目視とし 近接が困難な箇所については 遠望目視により実施することを基本とする 2) 写真撮影の方法点検時に損傷などを記録するための写真撮影は デジタルカメラ ( デジタルスチルカメラまたはデジタルビデオカメラ ) により撮影するものとする 有効画素数は 損傷の程度が確認できることを指標とする 解説 1) 基本的な点検方法概略点検における基本的な点検方法は 橋梁点検車などの機械を用いない徒歩による目視点検を基本とし 以下の方法で行うものとする 徒歩による近接目視( 橋梁路面上 橋梁下の高水敷 交差道路など ) 双眼鏡による遠望目視 図 II-1 現地における近接 遠望調査例 II-2

19 2) 写真撮影の方法点検調書を電子化して作成することから 損傷写真もデジタルカメラを用いて撮影することとする 以下に写真撮影に当たっての留意事項を示す 側面写真 路面写真 桁下写真は必ず撮影する 確認した点検項目ごとに必ず写真を撮影する ( 損傷が見られない場合でも代表写真を撮影する ) 部分的な損傷が見られた場合で 拡大写真でないと確認できない場合は 部材全体の写真と拡大写真の両方を撮影する 橋台や支承のように 複数存在する部材は 損傷の有無に関わらず可能限り全ての箇所の写真を撮影する 不要に有効画素数を大きくすると ファイル容量が大きくなり 操作性が低くなるため 適切な有効画素数を設定する 使用するカメラの画質を考慮し 130 万画素 ( ドット ) または 200 万画素 ( ドット ) 程度とする II-3

20 (裏面)リート頂版コンはく離や鉄筋の露出があるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能クト側壁コンクリ遊離石灰や漏水があるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能ー柵高欄 防錆びているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 護穴ぼこやひびわれがあるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 舗装装置水1.2 点検項目 概略点検では 対象橋梁ごとに必要最小限の情報が得られるよう 点検する部材に応じて 適切な項目に対して点検を実施しなければならない 解説 BOX カルバート及びコンクリート橋の点検項目を以下に示す 判定として 点検不能 を設けている点検項目があるが 桁下の水路が満水となっている場合等 安全性上やむを得ない場合のみ適用することし 点検不能 の判定を行う場合は その理由等を発注者に報告し了承を得ることとする なお 点検不能 箇所の追加調査等については 発注者と協議を行い 安全性等を踏まえその要否を検討することとする また 点検項目のうち該当する部材が無い ( 例 : 高欄が設置されていない ) 場合は その部材における点検項目の判定は不要 ( 判定欄を空欄 ) とする 表 II-1 点検項目 (BOX カルバート ) 着目箇所構造全体出入口に土砂等の堆積があるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 点検項目判定点検内容側面方向から見て橋全体がたわんだり 傾いているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 車両の進行方向からみてゆがんでいるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 路面上に段差があるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) ひびわれがみえるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 遊離石灰や漏水があるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 ひびわれがみえるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 はく離や鉄筋の露出があるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 異常な移動や傾斜 洗屈や沈下がみられるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 大きく変形しているか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 歩行者の通行に危険と思われる箇所があるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 排水ますが詰まっているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 排わだち掘れがあるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 排水管が壊れていて落下の恐れがあるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 II-4

21 主桁 床版(上部工)(1. 支承部付近 2. 支間中央付近 3. その他 ) 左記 1~3 のうち該当する番号を全て記入 支承本体や基部のコンクリートが壊れているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 橋台 橋脚遊離石灰や漏水があるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 高欄 防護錆びているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 柵伸縮大きな段差があるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 装置排水ますが詰まっているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 排水装置表 II-2 点検項目 ( コンクリート橋 ) 着目箇所 点検項目 点検内容 判定 側面方向から見て橋全体がたわんだり 傾いているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 橋全体 車両の進行方向からみてゆがんでいるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) ひびわれがみえるか (1. 橋軸方向 2 橋軸に対して直角方向 3. 格子状 4. その他 ) はく離や鉄筋の露出があるか遊離石灰や漏水があるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能左記 1~4 のうち該当する番号を全て記入無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 桁端部の状況 ( 写真のみ ) 判定はしなくてよい 錆びているか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 土砂が堆積しているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 ひびわれがみえるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 (1 平行方向 2. 直角方向 3. 格子状 4. その他 ) 左記 1~4 のうち該当する番号を全て記入 はく離や鉄筋の露出があるか 無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 桁端部と橋台が接しているか無し / 有り ( 全体的 )/ 点検不能 大きく変形しているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 歩行者の通行に危険と思われる箇所があるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 地覆はく離や欠損がみられるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 穴ぼこやひびわれがあるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 舗装わだち掘れがあるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 本体が損傷 ( 欠損など ) しているか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 ) 排水管が壊れていて落下の恐れがあるか無し / 有り ( 局部的 )/ 有り ( 全体的 )/ 点検不能 II-5

22 1.3 点検体制 概略点検は 2 級土木施工管理技士相当レベル以上の者が実施するものとする 解説 概略点検は 2 級土木施工管理技士相当レベルの者 が実施可能でかつ 橋梁の維持管理に必要な最小限のデータ取得に限定した点検であり 職員による実施も可能な内容である 1.4 安全対策 概略点検は 道路交通 第三者および点検に従事する者に対して適切な安全対策を実施して行わなければならない 解説 概略点検は供用下で行うことが多いことから 道路交通 第三者および点検に従事する者の安全確保を第一に 労働基準法 労働安全衛生法その他関連法規を遵守するものとする 主な留意事項は次のとおりである 1) ヘルメット 安全帯 安全チョッキを着用する 始業前にはこれらの点検を行う 2) 高さ 2m 以上の作業は 必ず安全帯を使用する 3) 梯子を昇降する場合は 下端を補助者に保持させ 物を持たない 4) 道路 通路上での作業は 必ず安全チョッキを着用する 5) 高所からの物の投げ下ろしはしない 6) 密閉場所での作業では酸欠状態を事前調査する 点検者の服装と持ち物を参考までに図 II-2 に示す II-6

23 図 II-2 持ち物と服装 II-7

24 2 点検の記録および納品方法 2.1 点検の記録 現地で確認した点検結果および撮影した写真を 発注者から受領したエクセルファイルに取りまとめる 解説 概略点検では 発注者から受領した対象橋梁の点検台帳エクセルファイルに点検結果および撮影した写真を以下の記入例に従って取りまとめる なお 記録する写真は最大 40 枚までとする II-8

25 橋梁コード路線名橋梁名 点検箇所 橋全体 主桁 床版 ( 上部工 ) 支承 橋台 橋脚 高欄 防護柵 地覆 舗装 伸縮装置 排水装置 概略点検調書 ( コンクリート橋 ) 点検年月日 2009/8/27 線 点検年次 H21 橋 点検実施業者 ( 株 )コンサルタント 点検項目 ( チェック項目 ) 点検内容 判定簡易無し有り ( 局部的 ) 有り ( 全体的 ) 点検不能健全度 写真番号 側面から見て橋全体がたわんだり 傾いているか 1 健全車両の進行方向からみてゆがんでいるか 1 ひびわれがみえるか 2,3,4 (1. 橋軸方向 2. 橋軸に対して直角方向 3. 格子状 4. その他 ) はく離や鉄筋の露出があるか 損傷あ 7 判定は プルダウン機り遊離石灰や漏水があるか 2,3,4 (1. 支承部付近能 2. 支間中央付近を用いて選択す 3. その他 ) 桁端部の状況る ( 写真のみ ) 7,8,9,10 錆びているか 2 本体や基部のコンクリートが壊れているか 簡易健全度は自動判健全 2 土砂が堆積しているか 定される 2 ひびわれがみえるか 5,6 (1. 平行方向 2. 直角方向 3. 格子状 4. その他 ) はく離や鉄筋の露出があるか 健全 5,6 遊離石灰や漏水があるか 5,6 桁端部と橋台が接しているか 7,8,9,10 大きく変形しているか 11,12 錆びているか 損傷あり 11,12 歩行者の通行に危険と思われる箇所があるか 11,12 はく離や欠損が見られるか 健全 13,14 穴ぼこやひびわれがあるか 1 健全わだち掘れがあるか 1 大きな段差があるか 損傷あ 15,16 本体が損傷 ( 欠損など ) しているか り 15,16 排水ますが詰まっているか 排水管が壊れていて落下の恐れがあるか 健全度所見欄 上記, チェック項目で不明点や気になることがあれば 自由に記載する 該当する部材が無い場合は判定し その他, 問題と思われる損傷や 特異な構造などがあれば記入する ( その場合 撮影した写真の番号を明示すること ) ない エクセルファイルの行や列の追加 セルの結合などは絶対 に行わないこと 問題と思われる損傷や, 特異な構造 など不明点や気なることがあれば 所見欄にコメントを記入する 損傷あり 判定内容の根拠となる損傷写真番号を入力する ( 複数必要な場合は, 複数の番号を入力する ) 図 II-3 概略点検調書 ( 記入例 ) II-9

26 図 II-4 概略点検調書 ( 記入例 ) II-10

27 図 II-5 概略点検調書 ( 記入例 ) II-11

28 2.2 納品する電子データ 発注者から受領したエクセルファイルに点検結果を取りまとめ 受領時のファイル名 フォルダ構成で納品する 解説 以下に点検の記録および納品手順を示す 1) 概略点検台帳のダウンロードおよび配布 ( 発注者 ) 発注者は 橋梁データベースから点検対象橋梁の概略点検台帳エクセルファイルをダウンロードし CD-R 等の電子媒体で点検業者に配布する 対象橋梁の点検台帳をダウンロード DB 橋梁データベース 点検業者に配布 2) 点検結果の入力点検業者は 発注者から受領した対象橋梁の点検台帳エクセルファイルに点検結果および撮影した写真を取りまとめる 受領した点検台帳エクセルファイルに点検結果を記録し 上書き保存する 3) 点検データの納品点検業者は 受領時のフォルダ構成 ファイル名で納品する ( ファイル名の変更は厳禁 ) II-12

29 3 簡易健全度評価 ( 参考 ) 概略点検では 点検項目ごとに損傷の有無を判定すると 表 II-3 の区分による簡易健全 度が自動的に判定される仕組みとする 但し 判定結果が 要注意 とならなった場合においても 点検者が安全性を損なう可 能性があると判断した場合は 所見欄にその旨を記録し 発注者に報告することとする 表 II-3 簡易健全度区分 区分 判 定 の 内 容 健全 損傷が認められない 損傷あり 何らかの損傷が生じている 要注意 安全性を損なう可能性のある損傷がある 解説 概略点検対象の橋梁は 小規模橋梁のコンクリート橋および BOX カルバートであり それらは 橋全体を対象とした対策や更新を前提とした管理を想定している 従って 損傷の量 ( 面 発生損傷種類 ) や洗掘 沈下による橋梁の傾き等の安全性に関わる特定の損傷に着目し 以下のフローによる簡易な健全度を自動判定することとした 但し 判定結果が 要注意 とならなった場合においても 点検者が安全性を損なう可能性があると判断した場合は 所見欄にその旨を記録し 発注者に報告することとする 何らかの損傷が発生しているか YES 発生している損傷は右記に該当するか NO 健全 点検不能 箇所が 1 つでもある場合は 点検不能 と判定 NO 損傷あり 要注意 と判定する橋梁 ( 橋体 ) 側面から見て橋全体がたわんだり 傾いている 車両の進行方向から見てゆがんでいる はく離や鉄筋の露出が全体的に生じている ( 橋面 ) 高欄 防護柵に歩行者の通行に危険と思われる箇 YES 要注意 所がある 伸縮装置 路面に大きな段差が生じている 図 II-6 簡易健全度判定フロー II-13

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