学術 臨床記事 物理刺激が遅発性筋痛に及ぼす影響 各種物理刺激 (1 回施行 ) と SSP 刺激 (2 回施行 ) の検討 - 角谷和幸 1), 鶴浩幸 2) 1), 池内隆治 1) 明治国際医療大学基礎柔道整復学 Ⅰ 教室 2) 明治国際医療大学臨床鍼灸学教室 [ 抄録 ] 目的 われわれは,

Size: px
Start display at page:

Download "学術 臨床記事 物理刺激が遅発性筋痛に及ぼす影響 各種物理刺激 (1 回施行 ) と SSP 刺激 (2 回施行 ) の検討 - 角谷和幸 1), 鶴浩幸 2) 1), 池内隆治 1) 明治国際医療大学基礎柔道整復学 Ⅰ 教室 2) 明治国際医療大学臨床鍼灸学教室 [ 抄録 ] 目的 われわれは,"

Transcription

1 学術 臨床記事 物理刺激が遅発性筋痛に及ぼす影響 各種物理刺激 (1 回施行 ) と SSP 刺激 (2 回施行 ) の検討 - 角谷和幸 1), 鶴浩幸 2) 1), 池内隆治 1) 明治国際医療大学基礎柔道整復学 Ⅰ 教室 2) 明治国際医療大学臨床鍼灸学教室 [ 抄録 ] 目的 われわれは, 遅発性筋痛に対する効果的な治療法を明らかにするため, 負荷運動による遅発性筋痛を作成し,TENS,SSP, 手技療法, ホットパック等の物理刺激を施行し, 鎮痛効果のある刺激方法を模索している. 今回は種々の物理刺激を1 回施行した実験とSSP 刺激を2 回施行した実験におけるVASの変化と無刺激の対照群の変化を比較検討したので報告する. 方法 遅発性筋痛は実験 1 日目に非利き手側の上腕屈筋群に遠心性運動を負荷して作成した. 痛みの評価はVASを用い,1 日目から8 日目までと15 日目に測定した. 物理刺激を1 回施行した実験は,TENS4Hz 群,TENS110Hz 群,SSP4Hz 群,SSP110Hz 群, 手技群およびホットパック群の6 群に区分し, それぞれの刺激は2 日目に遅発性筋痛を作成した局所に施行した. 一方,SSP 刺激を2 回施行した実験は, 局所 4Hz 群, 局所 110Hz 群と遠隔部を刺激する遠隔 4Hz 群およびMIX 群 ( 局所 110Hzと遠隔部 4Hzの同時刺激 ) の4 群に区分した.SSP 刺激は1 日目の運動負荷直後と2 日目に施行した. 対照群は1 日目の負荷運動のみ行った. 結果 対照群の平均 VASの値は,1 日目 0mm ( 以下 mmを省略 ),2 日目は47と上昇し3 日目はピーク50となった. その後 4 日目 40,5 日目 28,6 日目 10と下降を示し8 日目 1,15 日目は0となった. 物理刺激を1 回施行した実験では, それぞれの刺激群の平均 VASの値は, 対照群とほぼ同様の数値で推移し, 有意差が認められなかった. 一方,SSP 刺激を2 回施行した実験では, 対照群と比較して, 局所 4Hz 群は2 日目のSSP 刺激後から5 日目まで, 局所 110Hz 群は2 日目のSSP 刺激後と3 日目, 遠隔 4Hz 群は2 日目のSSP 刺激後から6 日目まで,MIX 群は4 日目と5 日目において有意に低値を示した (p<0.05). 考察 今回の結果から, 物理刺激 1 回施行した実験においてVASの平均値の低下は散見されるが, 有意の変化は認められなかった. それに対してSSP 刺激を2 回施行した実験においては, 対照群と比較して有意に低値を示した. したがって,SSP 刺激は2 日目に1 回だけ施行するより,1 日目の運動負荷直後にも施行するほうが遅発性筋痛の痛みが抑制されることが示唆された. キーワード : 遅発性筋痛 ( Delayed Onset Muscle Soreness )

2 VAS ( Visual Analogue Scale ) 物理刺激 ( Physical Stimulation ) SSP ( Silver Spike Point ) 施行した. それぞれの群における被験者の身体的特 性を表 1 に示す ( 表 1) Ⅰ. 目的われわれは遅発性筋痛に対する効果的な治療法を明らかにするため, 運動負荷による遅発性筋痛を上腕屈筋群に作成し,TENS(Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation),SSP(Silver Spike Point) 刺激, 軽擦法と揉捏法を組み合わせた手技療法, ホットパックなど種々の物理刺激を施行して, 鎮痛効果のある刺激方法を模索している. 今回は, 各種物理刺激を1 回施行した群とSSP 刺激を2 回施行した群における VAS(Visual Analogue Scale) の変化を, 運動負荷のみで物理刺激を施行していない対照群と比較し, 検討したので報告する. Ⅱ. 実験方法 1. 対象および各実験群対象は日頃から運動習慣のない健康男性 74 名, 年齢 19.1±2.5 歳 ( 平均年齢 ±SD) で実験内容により被験者を区分した. 物理刺激を1 回施行した実験では,TENS 4Hz 群 (n=4),tens110hz 群 (n=5),ssp4hz 群 (n=7),ssp110hz 群 ( n=7), 手技群 (n=6) およびホットパック群 (n=5) の6 群に区分し, SSP 刺激を2 回施行した実験では, 局所 4Hz 群 (n=7), 局所 110Hz 群 (n=8), 遠隔 4Hz 群 (n=10) およびMIX 群 ( 局所 110Hz 遠隔部 4Hzの同時刺激,n=7) の4 群に区分した. 対照群 (n=8) は遅発性筋痛を作成するための遠心性運動負荷のみ行い,2 日目には SSP 刺激は行わず,20 分間の安静仰臥位のみ 表 1. 各群の身体的特性物理刺激 1 回施行群とSSP 刺激 2 回施行群における年齢, 身長および体重は, 一元配置分散分析を行った結果, 各群間に有意差を認めなかった (p<0.05). 数値は平均 ( 標準誤差 ) を現す. 2. 遅発性筋痛の作成法遅発性筋痛を作成するための負荷運動は実験 1 日目に行った. 運動機能評価と運動機能訓練が可能な装置 MYORET RZ-450( 川崎重工 ) を用いて対象側 ( 非利き手側 ) の肘関節最大屈曲筋力を測定し, その値の100% の負荷量で上腕屈筋群の遠心性運動を行わせた. 負荷運動時の可動域は肘関節屈曲 20 度から屈曲 120 度の間とし, 角速度は 60deg/secに設定した. 負荷運動は10 回を1 セットとし, セット間のインターバルを30 秒として3セット行わせた ( 図 1). 3. 各種物理刺激法物理刺激を1 回施行した実験の6 群においては, 遅発性筋痛を作成するための負荷運動は1 日目に行い,2 日目にそれぞれの物理刺激を遅発性筋痛の作成局所に施行し

3 た. TENS 刺激とSSP 刺激にはTRIMIX LINOS (Nihon Medix 社製 ) の低周波刺激装置を用いた ( 図 2). TENS 刺激は平板電極を遅発性筋痛作成側の上腕部に巻き, 被験者が最も気持ちよく感じる程度の刺激強度で20 分間の通電を行った ( 図 3). SSP 局所刺激の部位は, 結節間溝部と上腕二頭筋腱部を線で結んだ上中 1/3の部と中下 1/3の部の2 点とした ( 図 4). 刺激強度は, 痛み感覚が起こる直前の強度で20 分間の通電を行った. 手技群は, 上腕二頭筋筋腹上を, 被験者が気持ちよく感じる程度の強さで, 軽擦法 1 分間, 揉捏法 5 分間そして軽擦法 1 分間の手技で7 分間施行した ( 図 5). また, ホットパック群は上腕二頭筋部に被験者が最も心地良く感じる温度で20 分間のホットパック刺激を行った ( 図 6). 一方,SSP 刺激を2 回施行した実験においては,SSP 刺激は実験 1 日目の運動負荷直後と2 日目に行った. 局所刺激は前述の遅発性筋痛の作成局所に施行し, 遠隔刺激は両側の合谷穴 ( 手背部橈側, 第 2 中手骨長軸の中間点で橈側に取る ) と足三里穴 ( 下腿部前面, 腓骨頭の直下と脛骨粗面下端との中間点に取る ) を刺激部位とした ( 図 7).MIX 群では遅発性筋痛を作成した局所に110Hz, 遠隔部に4Hzで同時にSSP 刺激を20 分間施行した. 対照群は遅発性筋痛を作成するための負荷運動のみ行い,2 日目は,SSP 刺激は行わず20 分間の安静仰臥位のみ施行した. 図 1.MYORET RZ-450 遅発性筋痛を作成する為の負荷運動は実験 1 日目の刺激前に行った. 運動機能の評価 訓練が可能であるMYORET RZ-450( 川崎重工 ) を用いて肘関節最大屈曲筋力を測定し, その値の100% の負荷量で上腕屈筋群の遠心性運動を行わせた. 図 2. TRIMIX LINOS TENSとSSPの刺激装置はTRIMIX LINOSを使用した.TENS 刺激は平板状電極を使用し,SSP 刺激は専用の吸盤式 SSP 電極を用いた.

4 図 6. ホットパック刺激 上腕二頭筋部に被験者が最も心地良く感じる 温度で 20 分間のホットパック刺激を行った. 図 3.TENS 刺激 平板電極を上腕部に巻き, 被験者が最も気持ち よく感じる程度の電流で 20 分間の通電を行った. 図 4.SSP 局所刺激 SSP 局所刺激の部位は結節間溝部と上腕二頭筋腱部を線で結んだ上 1/3の部と下 1/3の部の2 点とした. 刺激強度は痛み感覚が起こる直前の強 度で 20 分間の通電を行った. 図 7. SSP 遠隔部刺激 SSP の遠隔部刺激は, 両側の合谷穴と足三里穴 の 4 点とした. 刺激強度は痛み感覚が起こる直 前の強度で 20 分間の通電を行った. 図 5. 手技療法刺激は被験者が気持ちよく感じる程度の強さで, 軽擦法 (1 分間 ), 揉捏法 (5 分間 ), 軽擦法 (1 分間 ) のながれで行った.

5 4. 遅発性筋痛の評価仰臥位で肘関節を数回程度屈伸した時の痛みをVASにより評価した. 物理刺激 1 回施行した実験におけるVASの測定は1 日目の運動負荷前 後と 2 日目の物理刺激前 後, 3 日目から8 日目までと15 日目に行った.SSP 刺激 2 回施行した実験におけるVAS 測定は,1 日目の運動負荷前 後とSSP 刺激直後,2 日目のSSP 刺激前 後,3 日目から8 日目までと15 日目に行った. 5. インフォームドコンセント 倫理委員会の承認被験者には本実験に先立ち, 予想される危険性, 実験の主旨および内容等を十分に説明し, 同意が得られた者のみを対象とした. なお, 本研究は明治国際医療大学倫理委員会において承認を得た上で実施した ( 受付番号 ). 6. 統計処理統計処理はStat View J-5.0 for Macintoshを用いて行った. 有意水準は5% 未満とした.VASによる対照群と各種物理刺激群の比較には, 反復測定分散分析を用いた. また, 反復測定分散分析により有意差が認められた場合は, 続いて多重比較検定を行った. また, 物理刺激を1 回施行した群と対照群, およびSSP 刺激を2 回施行した群と対照群とにおける被験者の身体的特徴の比較には一元配置分散分析を用いた ( 表 1). Ⅲ. 結果 1. 物理刺激 1 回施行実験のVASの変化 TENS4Hz 群のVAS 値 ( 平均 ± 標準誤差 ) を 以下に示す.TENS4Hz 群における実験 1 日目の運動負荷前は0±0 mm( 以下 mmを省略 ), 負荷後 10±3,2 日目のTENS 刺激前 37±12, 刺激後 43±20まで上昇しピーク値を示した. 3 日目 37±15と下降に転じ,4 日目 30±13, 5 日目 25±11,6 日目 13±7,7 日目 5±3, 8 日目 2±1,15 日目 0±0となった. TENS110Hz 群は,1 日目の運動負荷前は0 ±0, 負荷後 8±6,2 日目のTENS 刺激前 47± 11, 刺激後 37±9であった.3 日目は38±12 とピーク値を示した.4 日目からは26±11 と下降に転じ,5 日目 17±8,6 7 日目 2± 1,8 日目以後は0±0となった. SSP4Hz 群は,1 日目の負荷前は33±2, 負荷後 11±5,2 日目のSSP 刺激前 33±8, 刺激後は41±8まで上昇しピーク値を示した.3 日目 40±12,4 日目からは下降に転じ26±8, 5 日目 13±5,6 日目 8±2,7 日目 3±1,8 日目 1±0,15 日目 1±1となった. SSP110Hz 群は,1 日目の負荷前は10±0, 負荷後 10±5,2 日目のSSP 刺激前 37±10, 刺激後 35±8,3 日目は38±11まで上昇しピーク値を示した.4 日目からは下降に転じ33± 10,5 日目 19±7,6 日目 12±6,7 日目 8±5, 8 日目 5±3,15 日目 0±0となった. 手技群は,1 日目の負荷前 後はともに0 ±0,2 日目の刺激前 37±11, 刺激後 39±11, 3 日目は54±9まで上昇しピーク値を示した.4 日目からは下降に転じ45±10,5 日目 27±10,6 日目 13±6,7 日目 5±3,8 日目以後は0±0となった. ホットパック群は,1 日目の負荷前 後ともに0±0,2 日目の刺激前 40±14, 刺激後 49 ±9,3 日目は53±12まで上昇し, ピーク値を示した.4 日目 45±16,5 日目 25±12,6 日目 17±12,7 日目 2±2,8 日目以降は0±0

6 となった. 対照群における実験 1 日目の運動負荷前は0±0, 負荷後 4±4,2 日目の20 分間の安静前は43±5, 安静後 47±4,3 日目は50±7まで上昇しピーク値を示した. その後は徐々に下降し,4 日目 40±7,5 日目 28±7,6 日目 10±4,7 日目 4±2,8 日目 1±1,15 日目には運動負荷前値の0±0となった. 以上のように, 種々の物理刺激を2 日目に1 回施行した実験のVASの変化は, 無刺激の対照群と比較して, 平均値でやや低値を示すところもあるが, 有意な変化はみられなかった.( 図 8) 図 8. 物理刺激 1 回施行実験におけるVASの変化 目のSSP 刺激前は29±4とピーク値を示し, 刺激後は27±6であった.3 日目 23±4,4 日目 20±6,5 日目 17±6,6 日目 6±2,7 日目 2 ±1,8 日目 1±1,15 日目に0±0となった.2 日目のSSP 刺激後と3 日目は対照群と比較して有意に低値を示した (p<0.05). 遠隔 4Hz 群は,1 日目の負荷前は0±0, 負荷後 5±3,SSP 刺激後 4±2,2 日目のSSP 刺激前は14±4, 刺激後 17±4,3 日目 17±4,4 日目 17±6,5 日目 3±1,6 日目 1±0,7 日目と 8 日目および15 日目は0±0となった.2 日目のSSP 刺激前と3 日目から6 日目および 8 日目は, 対照群と比較して有意に低値を示した (p<0.05). MIX 群 ( 局所と遠隔部の同時刺激 ) は,1 日目の負荷前は0±0, 負荷後 4±2,SSP 刺激後 7 ±3,2 日目のSSP 刺激前 32±7, 刺激後 32±6, 3 日目 32±8,4 日目 18±5,5 日目 6±2,6 日目 1±1,7 日目と8 日目および15 日目は0 ±0となった.4 日目と5 日目は, 対照群と比較して有意に低値を示した (p<0.05)( 図 9). いずれの刺激群も対照群と比較して平均値でや や低値を示したが, 有意差はみられなかった. 2.SSP 刺激 2 回施行実験のVASの変化局所 4Hz 群は,1 日目の負荷前後とSSP 刺激後は0±0,2 日目のSSP 刺激前 14±5, 刺激後 13±5,3 日目 23±5,4 日目 17±2,5 日目 11±3,6 日目 2±1,7 日目と8 日目および 15 日目は0±0となった.2 日目のSSP 刺激前後と3 日目から5 日目は, 対照群と比較して有意に低値を示した (p<0.05). 局所 110Hz 群は,1 日目の運動負荷前 0±0, 負荷後 5±2,SSP 刺激後 9±3であった.2 日 図 9.SSP 刺激 2 回施行実験におけるVASの変化対照群と比較して, 局所 110Hz 群は実験 2~3 日目, 局所 4Hz 群は実験 2~5 日目, 遠隔 4Hz 群は実験 2~6 日目および8 日目,MIX 群は実験 4~5 日目において有意に低値を示した (p<0.05).

7 Ⅳ. 考察われわれのこれまでの研究というのは, 遅発性筋痛に対し効果的な治療法を明らかにするという目的を掲げ,TENSやSSP, 手技療法, ホットパックなど種々の物理刺激の施行により, 有効な刺激方法を模索してきた. 今回の研究では, 各種物理刺激を1 回施行した群とSSP 刺激を2 回施行した群におけるVASの変化を対照群と比較し再検討した. その結果, 各種の物理刺激を1 日目に1 回のみ施行した群は, 対照群と比較して有意差は得られなかったが,SSP 刺激を1 日目の運動負荷直後と2 日目に2 回施行した群では, 対照群と比較してVAS 値が有意に低値を示した. 以上のことから, 単純に刺激回数の増加が鎮痛効果を高めたとも考慮できる. しかしSSP 刺激 2 回施行した実験においては, 運動負荷直後にSSP 刺激を施行している. このことは未完成状態にある遅発性筋痛に対して,SSP 刺激の筋緊張の緩和作用や血流改善作用などが相乗的に影響し合い, 今後完成されるであろう遅発性筋痛に対して予防的に抑制効果が働いた可能性が考えられる. 文献 1)Ikeuchi T, Tsuru H, Nakanishi S, et al,: Effects of transcutaneous electrical nerve stimulation on delayed onset muscle soreness. Jpn. J. Phys. Fitness Sports Med 55 Suppl: S33-36, ) 角谷和幸, 池内隆治, 小田原良誠, 鶴浩幸, 北出利勝 :SSP 療法が遅発性筋痛の及ぼす影響. 慢性疼痛,26(1): ,2007 3) 池内隆治, 角谷和幸, 小田原良誠, 木村篤史, 鶴浩幸, 北出利勝 : 遅発性筋痛に及ぼす手技療法の影響. 東方医学,24 (4): 11-18,2008 4) 角谷和幸, 篠原昭二, 鶴浩幸, 北出利勝, 川村茂, 池内隆治, 小田原良誠 :SSP 刺激がDOMSに及ぼす影響 上腕二頭筋に作成したDOMSに対する局所刺激と遠隔部刺激の比較. 東方医学,25 (1): 49-56,2009 5) 池内隆治, 小田原良誠, 角谷和幸, 鶴浩幸, 北出利勝 :SSP 刺激が遅発性筋痛に及ぼす影響 SSP 刺激介入時期の違いによる検討. 慢性疼痛,28(1): ,2009 6) 角谷和幸, 池内隆治, 小田原良誠, 鶴浩幸, 北出利勝 :SSP 刺激が遅発性筋痛に及ぼす影響 局所 110Hzと足三里 合谷 4Hzの同時刺激に関する検討. 慢性疼痛,28(1): ,2009 7) 池内隆治, 鶴浩幸, 角谷和幸 : 遅発性筋痛の回復過程に及ぼすTranscutaneous Electrical Nerve Stmulationの影響. 東洋医学とペインクリニック,39 (3.4): 90-97,2009 8) 北出利勝, 河内明 : 効果的なSSP 療法の実践 ( その1). 東洋医学とペインクリニック,40(1-2): 24-33,2010 9) 池内隆治, 小田原良誠, 角谷和幸, 北出利勝 : 遅発性筋痛に及ぼす物理刺激の影響 反対側 SSP 刺激の影響. 柔道整復接骨医学,16(5): 416,2008

高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に

高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に 高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に関節疾患 5 位が骨折 転倒であり 4,5 位はいずれも運動器が関係している 骨粗しょう症のメカニズムの解明

More information

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル 1mg は 1 カプセル中ロペラミド塩酸塩 1 mg を含有し消化管から吸収されて作用を発現する このことから

More information

3T MRI導入に伴う 安全規程の変更について

3T MRI導入に伴う 安全規程の変更について 3T MRI 導入に伴う 安全基準の変更について 2007 年 7 月 17 日 ( 火 ) ATR-Promotions 脳活動イメージングセンタ事業部正木信夫 現在の倫理 安全審査システム ATR 内の組織が fmri,meg を使う場合 倫理審査 ATR 倫理委員会 ( 人権 被験者選定手続 ) 安全審査 ATR-Promotions 安全委員会 ( 安全 ) 現在の倫理 安全審査システム ATR

More information

項目 表 1 被験者背景 全体男性女性 人数 ( 人 ) 年齢 ( 歳 ) 40.0 ± ± ± 12.2 平均値 ± 標準偏差

項目 表 1 被験者背景 全体男性女性 人数 ( 人 ) 年齢 ( 歳 ) 40.0 ± ± ± 12.2 平均値 ± 標準偏差 項目 表 1 被験者背景 全体男性女性 人数 ( 人 ) 10 5 5 年齢 ( 歳 ) 40.0 ± 9.5 42.8 ± 5.9 37.2 ± 12.2 平均値 ± 標準偏差 表 2-1 排便調査 ( 便通 便性 )( スコア ) の推移 項目単位摂取前摂取 2 週後経時 P 値 1) 便の形状 - 1.13 ± 0.42 0.804 ± 0.251 P = 0.021 * 2) 便の色 - 0.993

More information

Microsoft Word - Ⅲ-11. VE-1 修正後 3.14.doc

Microsoft Word - Ⅲ-11. VE-1 修正後 3.14.doc 平成 18 年度厚生労働科学研究費補助金 ( 循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業 ) 日本人の食事摂取基準 ( 栄養所要量 ) の策定に関する研究 主任研究者柴田克己滋賀県立大学教授 Ⅲ. 分担研究者の報告書 11. 高 α- トコフェロールあるいは高 γ- トコフェロール摂取に伴うビタミン E の 血中濃度変化と運動トレーニングの影響 分担研究者森口覚 山口県立大学教授 研究要旨ビタミン E

More information

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに吸収され 体内でもほとんど代謝を受けない頻脈性不整脈 ( 心室性 ) に優れた有効性をもつ不整脈治療剤である

More information

SSP療法

SSP療法 SSP 療法 SSP 療法は手軽に始められ かつ奥の深い低周波ツボ刺激療法です 筋筋膜性疼痛 肩凝り 腰痛などの治療にぜひお試し下さい 文献 資料もこちらで探せます (1)SSP 療法とは SSP 療法とは SSP 電極を " ツボ " に置き低周波通電を行うツボ表面刺激法 のことをいいます "SSP" と呼ばれる特殊な金属電極を用い " ツボ " を刺激点としているところが

More information

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにフェキソフェナジン塩酸塩は 第二世代抗ヒスタミン薬の一つであり 抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制すると共に ヒスタミンの H1 作用に拮抗することにより アレルギー症状を緩和する 今回 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg

More information

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2 ロスバスタチン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロスバスタチンは HMG-CoA 還元酵素を競合的に阻害することにより HMG-CoA のメバロン酸への変更を減少させ コレステロール生合成における早期の律速段階を抑制する高コレステロール血症治療剤である 今回 ロスバスタチン錠 mg TCK とクレストール 錠 mg の生物学的同等性を検討するため

More information

第76回日本皮膚科学会東京支部学術大会 ランチョンセミナー4 213年2月16日 土 京王プラザホテル 東京 座 長 日本大学医学部皮膚科学教室 教授 照井 正 先生 講 演1 アトピー性皮膚炎の多様な病態 角層バリア障害 フィラグリン遺伝子変異 から内因性アトピーまで 名古屋大学大学院医学系研究科皮膚病態学分野 教授 秋山 真志 先生 講演2 アトピー性皮膚炎に対する外用療法 ステロイド外用薬による

More information

II. 方法 VAS は左端 (Omm) には 痛みなし J, 右端. 遅発性筋痛の作成方法 (loomm) には これまで経験した最大の筋肉痛 実験には実験の趣旨を十分に説明し, インフォームドコンセントの得られた健常人 (n=26, 年齢 : 18'""'23 歳, 性別 ; 男 14 名女 1

II. 方法 VAS は左端 (Omm) には 痛みなし J, 右端. 遅発性筋痛の作成方法 (loomm) には これまで経験した最大の筋肉痛 実験には実験の趣旨を十分に説明し, インフォームドコンセントの得られた健常人 (n=26, 年齢 : 18''23 歳, 性別 ; 男 14 名女 1 明治械灸医学第 37 号 : 一圧痛点治療の有用性に関する比較試験 - す伊藤和憲, 河本真, 藤原仁美, 中野雄介, 山口路雄, 南波利宗, 西田麗代, 越智秀樹, 北小路博司 明治械灸大学 臨床誠灸医学 E 教室 要旨 : [ 目的 ] 遅発性筋痛に関する誠治療の効果は数多く検討されているが, 一定の見解は得られていない. そこで上腕屈筋群に遅発性筋痛を作成し, を検討した. [ 方法 ] 実験にはインフォームドコンセントの得られた健常人

More information

(Microsoft Word - \225\361\215\220\217\221.docx)

(Microsoft Word - \225\361\215\220\217\221.docx) 1/9 遅発性筋肉痛を伴わずに筋力および筋量を増加させる伸張性運動プログラムの確立 前大純朗, 山本正嘉, 金久博昭 鹿屋体育大学スポーツ生命科学系 1. 緒言階段や坂道を下る, あるいは動作の急激な減速や素早い切り替えしを行う際, 膝関節伸展筋群 ( 大腿四頭筋 ) は身体の動きにブレーキを掛ける様に働く. このようなブレーキを掛ける動作遂行時の大腿四頭筋の活動様式は, 筋が伸ばされながら力発揮する

More information

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI プロジェクト @ 宮崎県美郷町 熊本大学副島慶人川村諒 1 実験の目的 従来 信号の受信電波強度 (RSSI:RecevedSgnal StrengthIndcator) により 対象の位置を推定する手法として 無線 LAN の AP(AccessPont) から受信する信号の減衰量をもとに位置を推定する手法が多く検討されている

More information

調査 統計 歯科心身症患者における自律神経機能の評価 - 心拍変動に対する周波数解析を用いた検討 - 1, 三輪恒幸 * 天神原亮 ) 小笠原岳洋 ) 渡辺信一郎 ) 亀井英志 ) 1) 東京歯科大学臨床検査学研究室 ) 長栄歯科クリニック 抄録目的 : 長栄歯科クリニックでは 歯科心身症が疑われる

調査 統計 歯科心身症患者における自律神経機能の評価 - 心拍変動に対する周波数解析を用いた検討 - 1, 三輪恒幸 * 天神原亮 ) 小笠原岳洋 ) 渡辺信一郎 ) 亀井英志 ) 1) 東京歯科大学臨床検査学研究室 ) 長栄歯科クリニック 抄録目的 : 長栄歯科クリニックでは 歯科心身症が疑われる 歯科心身症患者における自律神経機能の評価 : 心拍変動 Title に対する周波数解析を用いた検討 三輪, 恒幸 ; 天神原, 亮 ; 小笠原, 岳洋 ; 渡辺, 信一郎 ; Author(s) 亀井, 英志 Journal 日本口腔検査学会雑誌, (1): 7-1 URL http://hdl.handle.net/13/19 Right Posted at the Institutional Resources

More information

テイカ製薬株式会社 社内資料

テイカ製薬株式会社 社内資料 テイカ製薬株式会社社内資料 アレルギー性結膜炎治療剤トラニラスト点眼液.5% TS TRANILAST Ophthalmic Solution.5% TS 生物学的同等性に関する資料 発売元 : 興和株式会社 製造販売元 : テイカ製薬株式会社 9 年 月作成 TSTR5BE9 ラット及びモルモットアレルギー性結膜炎モデルにおける生物学的同等性試験 Ⅰ. 試験の目的トラニラスト点眼液.5% TS および標準製剤の生物学的同等性をラット受動感作アレルギー性結膜炎モデル及びモルモット能動感作アレルギー性結膜炎モデルを用い薬力学的に検討した

More information

Medical3

Medical3 Chapter 1 1.4.1 1 元配置分散分析と多重比較の実行 3つの治療法による測定値に有意な差が認められるかどうかを分散分析で調べます この例では 因子が1つだけ含まれるため1 元配置分散分析 one-way ANOVA の適用になります また 多重比較法 multiple comparison procedure を用いて 具体的のどの治療法の間に有意差が認められるかを検定します 1. 分析メニュー

More information

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを シプロフロキサシン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを有し 上気道感染症 尿路感染症 皮膚感染症などに有効なニューキノロン系の合成抗菌剤である シプロキサン 錠

More information

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値 モンテルカストチュアブル錠 5mg TCK の生物学的同等性試験 ( 口中溶解後 水なし投与 ) バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにモンテルカストナトリウムは アレルギーのメディエーターの 1 つであるロイコトリエン (LT) の受容体の内 cyslt1 受容体を遮断する抗アレルギー薬である 今回 モンテルカストチュアブル錠 5mg TCK とキプレス チュアブル錠 5mg の生物学的同等性を検討するため

More information

< 方法 > 舌痛症が好発する更年期以降の女性患者を舌痛症群 同年代の健康女性を対照群として 下記のように唾液の性状や成分 血清抗酸化能の測定 ならびに全口腔法による味覚閾値検査を行い 2 群間の比較検討から 舌痛症患者の特徴的変化について検討した 1. 唾液の分泌量 性状と成分濃度の測定 1 唾液

< 方法 > 舌痛症が好発する更年期以降の女性患者を舌痛症群 同年代の健康女性を対照群として 下記のように唾液の性状や成分 血清抗酸化能の測定 ならびに全口腔法による味覚閾値検査を行い 2 群間の比較検討から 舌痛症患者の特徴的変化について検討した 1. 唾液の分泌量 性状と成分濃度の測定 1 唾液 学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 井村紘子 論文審査担当者 主査深山治久副査泰羅雅登 豊福明 論文題目 Characteristic changes of saliva and taste in burning mouth syndrome patients ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 舌痛症は舌を中心とした口腔粘膜の灼熱感を伴う慢性疼痛疾患であり 更年期以降の女性に多く 口腔乾燥や味覚障害

More information

健診の手引き_0707変.indd

健診の手引き_0707変.indd 3 3 3 3 4 4 4 4 4 4 5 6 6 7 7 7 7 7 8 8 8 8 8 8 8 9 9 9 9 9 9 10 10 10 10 10 11 11 11 11 11 11 11 11 11 12 12 12 12 12 12 12 13 13 13 13 13 13 13 14 14 14 14 14 15 15 15 15 16 16 16 16 17 17 17 18 18 18

More information

Microsoft Word - 【付録4】アンケート②結果.docx

Microsoft Word - 【付録4】アンケート②結果.docx Ⅰ. クロス集計 一人暮らしか否か と 各群 アンケート 2 分析結果 群 統制群 真心群 総計 はい 66 72 69 207 いいえ 18 18 16 52 無回答 2 0 0 2 総計 86 90 85 261 授業名 / 団体名 と 性別 授業名 / 団体名 性別 男性 女性 無回答 総計 Neopolis 5 5 0 10 purplum e 6 10 0 16 女子ラクロス部 0 30

More information

(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用

(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用 販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠等に関する基本情報 ( 一般消費者向け ) 商品名蹴脂粒食品の区分 加工食品 ( サプリメント形状 その他 ) 生鮮食品機能性関与成分名キトグルカン ( エノキタケ抽出物 ) 表示しようとする機能性本品はキトグルカン ( エノキタケ抽出物 ) を配合しており 体脂肪 ( 内臓脂肪 ) を減少させる働きがあります 体脂肪が気になる方 肥満気味の方に適しています

More information

P001~017 1-1.indd

P001~017 1-1.indd 1 クリアランスギャップの理論 透析量の質的管理法 クリアランスギャップ の基礎 はじめに標準化透析量 : Kt /V は, 尿素窒素クリアランス : K(mL/min), 透析時間 : t(min),urea 分布容積 体液量 (ml) から構成される指標であり, 慢性維持透析患者の長期予後規定因子であることが広く認識されている 1-3). しかし, 一方で Kt /V はバスキュラーアクセス (VA)

More information

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 長谷川智之 論文審査担当者 主査丸光惠副査星治 齋藤やよい 論文題目 Relationship between weight of rescuer and quality of chest compression during cardiopulmonary r

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 長谷川智之 論文審査担当者 主査丸光惠副査星治 齋藤やよい 論文題目 Relationship between weight of rescuer and quality of chest compression during cardiopulmonary r 学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 長谷川智之 論文審査担当者 主査丸光惠副査星治 齋藤やよい 論文題目 Relationship between weight of rescuer and quality of chest compression during cardiopulmonary resuscitation ( 論文内容の要旨 ) < 結言 > 心肺蘇生法 (CPR) は 最適な循環と酸素化の達成を目標として

More information

日本皮膚科学会雑誌第117巻第14号

日本皮膚科学会雑誌第117巻第14号 1 QOL 3 Visual analogue scale VAS 4 2 5 1 表 1 患者背景 背景因子 (n= 143) 例数 背景因子 (n= 143) 例数 性別 年齢 平均値 ±SD 50.4±15.6 最少 19 最高 86 男性 女性 30 歳未満 30~39 歳 40~49 歳 50~59 歳 60~69 歳 70 歳以上 98(68.5%) 45(31.5%) 13( 9.1%)

More information

婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M 図 1 調査前年 1 年間の ART 実施周期数別施設数 図 4 ART 治療周期数別自己注射の導入施設数と導入率 図 2 自己注射の導入施設数と導入率 図 5 施設の自己注射の使用目的 図 3 導入していない理由 図 6 製剤種類別自己注射の導入施設数と施設率 図 7 リコンビナント FSH を自己注射された症例の治療成績は, 通院による注射症例と比較し, 差があるか 図 10 リコンビナント FSH

More information

平成 17 年度岐阜県生活技術研究所研究報告 No.8 人間工学的手法による木製椅子の快適性評価と機能設計に関する研究 ( 第 8 報 ) 背もたれの最適な支持位置に関する検討 藤巻吾朗 *1 安藤敏弘 *1 成瀬哲哉 *1 坂東直行 *1 堀部哲 *2 Research on comfort ev

平成 17 年度岐阜県生活技術研究所研究報告 No.8 人間工学的手法による木製椅子の快適性評価と機能設計に関する研究 ( 第 8 報 ) 背もたれの最適な支持位置に関する検討 藤巻吾朗 *1 安藤敏弘 *1 成瀬哲哉 *1 坂東直行 *1 堀部哲 *2 Research on comfort ev 人間工学的手法による木製椅子の快適性評価と機能設計に関する研究 ( 第 8 報 ) 背もたれの最適なに関する検討 藤巻吾朗 安藤敏弘 成瀬哲哉 坂東直行 堀部哲 *2 Research on comfort evaluation and function design of wooden chair by ergonomic technique ( VIII ) An Estimation of the

More information

™…0ケ0ン0?トyム[f}

™…0ケ0ン0?トyム[f} 最小値に対応する強度 である 図5 での空漕ぎから開始し その後3分間ごとに 25W ずつ漸増させた 運動はオールアウト まで追い込まず 250W までは運動を継続す ることとし それ以上の強度で自由意志で運 動を終了することを条件とした HRV の解析 はハートレートモニター 801i Polar社製 を 用い RR 間隔を記録し HRV の解析は各運動 強度の後半2分間のデータを対象にして専用

More information

表紙.indd

表紙.indd 教育実践学研究 23,2018 1 Studies of Educational Psychology for Children (Adults) with Intellectual Disabilities * 鳥海順子 TORIUMI Junko 要約 : 本研究では, の動向を把握するために, 日本特殊教育学会における過去 25 年間の学会発表論文について分析を行った 具体的には, 日本特殊教育学会の1982

More information

要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 )

要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 ) 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 ) 成分名 ( 一般名 ) 塩酸リドカイン 販売名 0.5%/1%/2% キシロカイン 要望する医薬品要望内容 会社名 国内関連学会

More information

4 身体活動量カロリズム内に記憶されているデータを表計算ソフトに入力し, 身体活動量の分析を行った 身体活動量の測定結果から, 連続した 7 日間の平均, 学校に通っている平日平均, 学校が休みである土日平均について, 総エネルギー消費量, 活動エネルギー量, 歩数, エクササイズ量から分析を行った

4 身体活動量カロリズム内に記憶されているデータを表計算ソフトに入力し, 身体活動量の分析を行った 身体活動量の測定結果から, 連続した 7 日間の平均, 学校に通っている平日平均, 学校が休みである土日平均について, 総エネルギー消費量, 活動エネルギー量, 歩数, エクササイズ量から分析を行った ダウン症児童生徒の肥満予防に関する基礎的検討 ~ 身体活動量の測定をとおして ~ 学校教育専攻学校教育専修修教 09-003 伊藤由紀子 Ⅰ 研究の目的近年, 生活習慣の変化に伴い小児肥満も増加傾向を示し, 小児肥満の 70~80% は成人期に移行するとされ, 肥満は生活習慣病を引き起こす要因のひとつであるとされている したがって, 早期からの肥満予防支援の必要性が強く求められており, 現在では幼児期からの取り組みが有効であると認識されてきている

More information

データの取り扱いについて (原則)

データの取り扱いについて (原則) 中医協費 - 3 2 5. 1. 2 3 データの取り扱いについて 福田参考人提出資料 1. 総論 1 費用効果分析で扱うデータ 費用や効果を積算する際は 様々なデータを取り扱う データを取り扱う際の考え方を整理しておく必要がある (1) 評価対象の医療技術及び比較対照の医療技術の 費用 と 効果 を別々に積算する 費用効果分析の手順 (2) 評価対象の医療技術と比較対照の医療技術との増分費用効果比の評価を行う

More information

<4D F736F F D204B208C5182CC94E497A682CC8DB782CC8C9F92E BD8F6494E48A722E646F6378>

<4D F736F F D204B208C5182CC94E497A682CC8DB782CC8C9F92E BD8F6494E48A722E646F6378> 3 群以上の比率の差の多重検定法 013 年 1 月 15 日 017 年 3 月 14 日修正 3 群以上の比率の差の多重検定法 ( 対比較 ) 分割表で表記される計数データについて群間で比率の差の検定を行う場合 全体としての統計的有意性の有無は χ 検定により判断することができるが 個々の群間の差の有意性を判定するためには多重検定法が必要となる 3 群以上の比率の差を対比較で検定する方法としては

More information

ANOVA

ANOVA 3 つ z のグループの平均を比べる ( 分散分析 : ANOVA: analysis of variance) 分散分析は 全体として 3 つ以上のグループの平均に差があるか ということしかわからないために, どのグループの間に差があったかを確かめるには 多重比較 という方法を用います これは Excel だと自分で計算しなければならないので, 分散分析には統計ソフトを使った方がよいでしょう 1.

More information

JMP による 2 群間の比較 SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2008 年 3 月 JMP で t 検定や Wilcoxon 検定はどのメニューで実行できるのか または検定を行う際の前提条件の評価 ( 正規性 等分散性 ) はどのメニューで実行できるのかと

JMP による 2 群間の比較 SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2008 年 3 月 JMP で t 検定や Wilcoxon 検定はどのメニューで実行できるのか または検定を行う際の前提条件の評価 ( 正規性 等分散性 ) はどのメニューで実行できるのかと JMP による 2 群間の比較 SAS Institute Japan 株式会社 JMP ジャパン事業部 2008 年 3 月 JMP で t 検定や Wilcoxon 検定はどのメニューで実行できるのか または検定を行う際の前提条件の評価 ( 正規性 等分散性 ) はどのメニューで実行できるのかというお問い合わせがよくあります そこで本文書では これらについて の回答を 例題を用いて説明します 1.

More information

Microsoft Word - planck定数.doc

Microsoft Word - planck定数.doc . 目的 Plck 定数 光電効果についての理解を深める. また光電管を使い実際に光電効果を観察し,Plck 定数および仕事関数を求める.. 課題 Hg- スペクトルランプから出ている何本かの強いスペクトル線のなかから, フィルターを使い, 特定の波長域のスペクトル線を選択し, それぞれの場合について光電効果により飛び出してくる電子の最高エネルギーを測定する. この測定結果から,Plck 定数 h

More information

ランニング ( 床反力 ) m / 分足足部にかかる負担部にかかる負担膝にかかる負担 運動不足解消に 久しぶりにランニングしたら膝が痛くなった そんな人にも脚全体の負担が軽い自転車で 筋力が向上するのかを調査してみました ロコモティブシンドローム という言葉をご存知ですか? 筋肉の衰えや

ランニング ( 床反力 ) m / 分足足部にかかる負担部にかかる負担膝にかかる負担 運動不足解消に 久しぶりにランニングしたら膝が痛くなった そんな人にも脚全体の負担が軽い自転車で 筋力が向上するのかを調査してみました ロコモティブシンドローム という言葉をご存知ですか? 筋肉の衰えや 週 3 回 1 日 30 分の自転車運動で ロコモ を予防! ランニング ( 床反力 ) 2 7 0 m / 分足足部にかかる負担部にかかる負担膝にかかる負担 運動不足解消に 久しぶりにランニングしたら膝が痛くなった そんな人にも脚全体の負担が軽い自転車で 筋力が向上するのかを調査してみました ロコモティブシンドローム という言葉をご存知ですか? 筋肉の衰えや関節の障害によって 歩けなくなるかもしれない

More information

No. 1 愛知学院大学 Ⅰ. 緒言 咀嚼行為による自律神経系への活動は 1 咀嚼筋が活動する時の交感神 経の興奮 2 唾液分泌や消化管刺激を生ずる副交感神経の活動 3 味覚や 匂いによる唾液分泌の条件反射があり その複雑性のために咀嚼行為が自 律神経のどの方向に働くかについては 異なった報告がある

No. 1 愛知学院大学 Ⅰ. 緒言 咀嚼行為による自律神経系への活動は 1 咀嚼筋が活動する時の交感神 経の興奮 2 唾液分泌や消化管刺激を生ずる副交感神経の活動 3 味覚や 匂いによる唾液分泌の条件反射があり その複雑性のために咀嚼行為が自 律神経のどの方向に働くかについては 異なった報告がある 学位論文内容の 要約 愛知学院大学 乙第号論文提出者宮澤洋子 論文題目 咀嚼行為の自律神経調節効果 : 若年女性におけるガム咀嚼効果の検討 No. 1 愛知学院大学 Ⅰ. 緒言 咀嚼行為による自律神経系への活動は 1 咀嚼筋が活動する時の交感神 経の興奮 2 唾液分泌や消化管刺激を生ずる副交感神経の活動 3 味覚や 匂いによる唾液分泌の条件反射があり その複雑性のために咀嚼行為が自 律神経のどの方向に働くかについては

More information

バイバルコロナリーステント 2015 年 1 月作成第 1 版本ステントは 非臨床試験において 条件付きで MRI 検査の危険性がない MR Conditional に該当することが立証されている 下記条件にて留置直後から MRI 検査を安全に施行することができる 静磁場強度 3 テスラ以下 空間勾

バイバルコロナリーステント 2015 年 1 月作成第 1 版本ステントは 非臨床試験において 条件付きで MRI 検査の危険性がない MR Conditional に該当することが立証されている 下記条件にて留置直後から MRI 検査を安全に施行することができる 静磁場強度 3 テスラ以下 空間勾 バイバルコロナリーステント 2015 年 1 月作成第 1 版本ステントは 非臨床試験において 条件付きで MRI 検査の危険性がない MR Conditional に該当することが立証されている 下記条件にて留置直後から MRI 検査を安全に施行することができる 静磁場強度 3 テスラ以下 空間勾配磁場 720 ガウス /cm 以下 15 分間の最大全身平均比吸収率 (SAR):2.9 W/kg

More information

NIRS は安価かつ低侵襲に脳活動を測定することが可能な検査で 統合失調症の精神病症状との関連が示唆されてきました そこで NIRS で測定される脳活動が tdcs による統合失調症の症状変化を予測し得るという仮説を立てました そして治療介入の予測における NIRS の活用にもつながると考えられまし

NIRS は安価かつ低侵襲に脳活動を測定することが可能な検査で 統合失調症の精神病症状との関連が示唆されてきました そこで NIRS で測定される脳活動が tdcs による統合失調症の症状変化を予測し得るという仮説を立てました そして治療介入の予測における NIRS の活用にもつながると考えられまし 2018 年 5 月 21 日 Tel:042-341-2711( 総務部広報係 ) 経頭蓋直流刺激 (tdcs) を用いた統合失調症に対する治療効果を近赤外線スペクトロスコピー (NIRS) で予測できることを世界で初めて発見 国立研究開発法人国立精神 神経医療研究センター (NCNP 東京都小平市理事長 : 水澤英洋 ) 精神保健研究所 ( 所長 : 中込和幸 ) 児童 予防精神医学研究部住吉太幹部長および成田瑞

More information

C. 研究結果 考察 1, 全国統計にみた自殺の次推移 ( 表 1 図 1) 1899~23 以降の全国人口動態統計からの推移をみてみると 第二次世界大戦前の自殺死亡率は 12~22 前後で大戦後よりも低値であった 一方 毎の全 人当たりのについても大戦前は 6~13 と大戦後に比較して低かった 全

C. 研究結果 考察 1, 全国統計にみた自殺の次推移 ( 表 1 図 1) 1899~23 以降の全国人口動態統計からの推移をみてみると 第二次世界大戦前の自殺死亡率は 12~22 前後で大戦後よりも低値であった 一方 毎の全 人当たりのについても大戦前は 6~13 と大戦後に比較して低かった 全 平成 16 度厚生労働科学研究費補助金 ( こころの健康科学研究事業 ) 自殺の実態に基づく予防対策の推進に関する研究分担研究報告書 自殺の実態に関する法医学的研究 - 東京都区部と茨城県の異状死体取り扱いデータを用いた自殺の実態調査と全国統計との比較 および精神疾患と自殺との関連 - 分担研究者山崎健太郎筑波剖検センター長 研究要旨目的 = 自殺の実態を把握するために 東京都区部と茨城県の検案データを基に

More information

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 花房俊昭 宮村昌利 副査副査 教授教授 朝 日 通 雄 勝 間 田 敬 弘 副査 教授 森田大 主論文題名 Effects of Acarbose on the Acceleration of Postprandial

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 花房俊昭 宮村昌利 副査副査 教授教授 朝 日 通 雄 勝 間 田 敬 弘 副査 教授 森田大 主論文題名 Effects of Acarbose on the Acceleration of Postprandial ( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 花房俊昭 宮村昌利 副査副査 朝 日 通 雄 勝 間 田 敬 弘 副査 森田大 主論文題名 Effects of Acarbose on the Acceleration of Postprandial Hyperglycemia-Induced Pathological Changes Induced by Intermittent

More information

経営戦略研究_1.indb

経営戦略研究_1.indb 56 経営戦略研究 vol.1 図 4 1971 年度入社と 1972 年度入社の複合的競争 徴である Ⅳ 昇格と異動に関する回帰分析 1 回帰分析の変数 ここでは高い資格に到達 昇格 した人がどのような異動傾向を有しているかを回帰分 析で推定する 資格毎に 理事 10 参事 9 主幹 2 級 8.5 副参事 8 主幹 3 級 7.5 主事 技師 7 E 等級主任 6 P 等級主任 5 P 等級 4

More information

Microsoft Word - 第14回定例会_平田様_final .doc

Microsoft Word - 第14回定例会_平田様_final .doc クロスオーバー実験のデザインと解析 - テレメトリー法によ る QT/QTc 試験の実データを用いた検討 - II. クロスオーバー実験の統計解析 4) 有意差検定と信頼区間方式の解析の比較 平田篤由 薬理統計グループ安全性薬理チーム 要約 : ヒトの QT/QTc 評価試験における判断基準は,QTc 間隔の 95% 信頼区間の上限が 10ms を越えるかどうかである. 一方, 非臨床試験のイヌを用いたテレメトリー

More information

康度の評価を実施した また リーグ戦日前後を含む 3 日間における栄養調査を思い出し記述法を用いた調査票を回収した ボウリングプレー時の集中度と全身疲労感の主観的評価は 第 1 タームと第 2 ターム リーグ戦ゲーム前後に毎回測定を実施した 各ターム リーグ戦最終日にはプレー前の安静時において 唾液

康度の評価を実施した また リーグ戦日前後を含む 3 日間における栄養調査を思い出し記述法を用いた調査票を回収した ボウリングプレー時の集中度と全身疲労感の主観的評価は 第 1 タームと第 2 ターム リーグ戦ゲーム前後に毎回測定を実施した 各ターム リーグ戦最終日にはプレー前の安静時において 唾液 高齢者の生涯スポーツ実践における身体運動と組み合わせる牛乳飲用習慣の形成が免疫応答と認知機能へ及ぼす効果 北海道大学大学院教育学研究院人間発達科学分野 : 水野眞佐夫 1. 研究の目的本研究は 運動習慣が未形成である高齢者の男女を対象として 軽強度運動である生涯スポーツ実践の構築を目指した 26 週間にわたる健康ボウリング教室において 週 1 回のリーグ戦プレー時における牛乳飲用が及ぼす安静時の自律神経機能

More information

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文 博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文 目次 はじめに第一章診断横断的なメタ認知モデルに関する研究動向 1. 診断横断的な観点から心理的症状のメカニズムを検討する重要性 2 2. 反復思考 (RNT) 研究の歴史的経緯 4 3. RNT の高まりを予測することが期待されるメタ認知モデル

More information

Microsoft Word - cjs63B9_ docx

Microsoft Word - cjs63B9_ docx 日本人の年齢別推算糸球体濾過量 (egfr) の検討 ~ 協会けんぽ東京支部 76 万人の健診データから ~ 渋谷区医師会 望星新宿南口クリニック院長高橋俊雅 協会けんぽ東京支部保健グループ岡本康子 尾川朋子 目的 企画総務グループ馬場武彦 概要 推算糸球体濾過量 (egfr) は 慢性腎臓病 (CKD) の診断 治療に広く利用さ れているが 個々人の egfr を比較できる年齢別 egfr( 標準値

More information

nsg01-04/ky191063169900010781

nsg01-04/ky191063169900010781 β α β β α α β β β β β Ω Ω β β β β β α β δ β β β β A A β β β β 図 1 膵島内 β 細胞の電気的活動と膵島細胞内 Ca 2+ 濃度の変動. A は膵島内の β 細胞に微小電極 (300MΩ) を刺入して得た細胞内記録である. 実験中の細胞外灌流液は 36 に保たれた Krebs-Ringer-bicarbonate 溶液 (135mM Na

More information

する 研究実施施設の環境 ( プライバシーの保護状態 ) について記載する < 実施方法 > どのような手順で研究を実施するのかを具体的に記載する アンケート等を用いる場合は 事前にそれらに要する時間を測定し 調査による患者への負担の度合いがわかるように記載する 調査手順で担当が複数名いる場合には

する 研究実施施設の環境 ( プライバシーの保護状態 ) について記載する < 実施方法 > どのような手順で研究を実施するのかを具体的に記載する アンケート等を用いる場合は 事前にそれらに要する時間を測定し 調査による患者への負担の度合いがわかるように記載する 調査手順で担当が複数名いる場合には 参考 : 様式 2( 記載例 ) ( 研究責任者 ) ( 本会倫理審査委員会 ) 西暦年月日 研究計画書 ( 第版 ) 公益社団法人富山県薬剤師会倫理審査委員会委員長様 計画者 ( 研究責任者 ) 所属 : 職名 : 氏名 : 印 1. 研究の名称 : 2. 研究の実施体制 研究責任者名所属職名役割及び責任 薬局管理薬剤師 研究分担者名 所属 職名 役割及び責任 薬局 薬剤師 病院 科 病院薬剤部

More information

( 様式甲 5) 氏 名 渡辺綾子 ( ふりがな ) ( わたなべあやこ ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲 第 号 学位審査年月日 平成 27 年 7 月 8 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 学位論文題名 Fibrates protect again

( 様式甲 5) 氏 名 渡辺綾子 ( ふりがな ) ( わたなべあやこ ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲 第 号 学位審査年月日 平成 27 年 7 月 8 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 学位論文題名 Fibrates protect again ( 様式甲 5) 氏 名 渡辺綾子 ( ふりがな ) ( わたなべあやこ ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲 第 号 学位審査年月日 平成 27 年 7 月 8 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 学位論文題名 Fibrates protect against vascular endothelial dysfunction induced by paclitaxel

More information

運動負荷試験としての 6 分間歩行試験の特徴 和賀大 坂本はるか < 要約 > 6 分間歩行試験 (6-minute walk test; 6MWT) は,COPD 患者において, 一定の速度で歩く定量負荷試験であり, この歩行試験の負荷量は最大負荷量の約 90% に相当すると報告されている. そこ

運動負荷試験としての 6 分間歩行試験の特徴 和賀大 坂本はるか < 要約 > 6 分間歩行試験 (6-minute walk test; 6MWT) は,COPD 患者において, 一定の速度で歩く定量負荷試験であり, この歩行試験の負荷量は最大負荷量の約 90% に相当すると報告されている. そこ 運動負荷試験としての 6 分間歩行試験の特徴 和賀大 坂本はるか < 要約 > 6 分間歩行試験 (6-minute walk test; 6MWT) は,COPD 患者において, 一定の速度で歩く定量負荷試験であり, この歩行試験の負荷量は最大負荷量の約 90% に相当すると報告されている そこで, 6MWT は一定負荷試験であるか, 高負荷運動であるかを検証するため, 研究 1 は, 高齢者 22

More information

31608 要旨 ルミノール発光 3513 後藤唯花 3612 熊﨑なつみ 3617 新野彩乃 3619 鈴木梨那 私たちは ルミノール反応で起こる化学発光が強い光で長時間続く条件について興味をもち 研究を行った まず触媒の濃度に着目し 1~9% の値で実験を行ったところ触媒濃度が低いほど強い光で長

31608 要旨 ルミノール発光 3513 後藤唯花 3612 熊﨑なつみ 3617 新野彩乃 3619 鈴木梨那 私たちは ルミノール反応で起こる化学発光が強い光で長時間続く条件について興味をもち 研究を行った まず触媒の濃度に着目し 1~9% の値で実験を行ったところ触媒濃度が低いほど強い光で長 31608 要旨 ルミノール発光 3513 後藤唯花 3612 熊﨑なつみ 3617 新野彩乃 3619 鈴木梨那 私たちは ルミノール反応で起こる化学発光が強い光で長時間続く条件について興味をもち 研究を行った まず触媒の濃度に着目し 1~9% の値で実験を行ったところ触媒濃度が低いほど強い光で長時間発光した 次にルミノール溶液の液温に着目し 0 ~60 にて実験を行ったところ 温度が低いほど強く発光した

More information

10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ

10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ (ICD10: C91 C95 ICD O M: 9740 9749, 9800 9999) 全体のデータにおける 治癒モデルの結果が不安定であるため 治癒モデルの結果を示していない 219 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 52 52 53 31 29 31 26 23 25 1993 1997 1998 01 02 06 02 06 (Period 法 ) 21 17 55 54

More information

モリサワ多言語フォント (UD 新ゴハングル UD 新ゴ簡体字 UD 新ゴ繁体字 ) の可読性に関する比較研究報告 株式会社モリサワ 概要 モリサワはユニバーサルデザイン (UD) 書体を2009 年に市場投入して以来 多くのお客様の要望に応え フォントの可読性に関する比較研究を行ってきた エビデン

モリサワ多言語フォント (UD 新ゴハングル UD 新ゴ簡体字 UD 新ゴ繁体字 ) の可読性に関する比較研究報告 株式会社モリサワ 概要 モリサワはユニバーサルデザイン (UD) 書体を2009 年に市場投入して以来 多くのお客様の要望に応え フォントの可読性に関する比較研究を行ってきた エビデン モリサワ多言語フォント (UD 新ゴハングル UD 新ゴ簡体字 UD 新ゴ繁体字 ) の可読性に関する比較研究報告 株式会社モリサワ 概要 モリサワはユニバーサルデザイン (UD) 書体を2009 年に市場投入して以来 多くのお客様の要望に応え フォントの可読性に関する比較研究を行ってきた エビデンス ( 学術的研究結果 ) に裏付けられた当社 UD 書体は 幅広い分野で活用されている 今回 社会の多様化や訪日外国人の増加を背景に

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 65 歳以上の介護保険未申請者の 自覚的な嚥下機能と虚弱との関連 - 性差の観点から - 長崎嚥下リハビリテーション研究会山部一実 岩井冨美子佐世保市吉井地域包括支援センター西田隆宏長崎大学医歯薬学総合研究科地域リハビリテーション分野中尾理恵子 西原三佳 本田純久 背景 日本では 肺炎による死亡 は 65 歳以上から死因の第 4 位にランクインする重大な疾患である 特に高齢者の嚥下障害は 誤嚥性肺炎の引き金となりやすい

More information

ⅱ カフェイン カテキン混合溶液投与実験方法 1 マウスを茶抽出液 2g 3g 4g 相当分の3つの実験群と対照群にわける 各群のマウスは 6 匹ずつとし 合計 24 匹を使用 2 実験前 8 時間絶食させる 3 各マウスの血糖値の初期値を計測する 4 それぞれ茶抽出液 2g 3g 4g 分のカフェ

ⅱ カフェイン カテキン混合溶液投与実験方法 1 マウスを茶抽出液 2g 3g 4g 相当分の3つの実験群と対照群にわける 各群のマウスは 6 匹ずつとし 合計 24 匹を使用 2 実験前 8 時間絶食させる 3 各マウスの血糖値の初期値を計測する 4 それぞれ茶抽出液 2g 3g 4g 分のカフェ 第 26 回山崎賞 7 マウスにおける茶と血糖値変化の関係第 4 報 カフェイン カテキン混合溶液投与実験 静岡県立清水東高等学校理数科ネズミ班 2 年横道萌井鍋寛伸加藤夕利奈水野春花望月琴美 1. 実験の動機 目的血糖値の変化は私たちの健康と密接な関わりあいを持っている 近年では 糖の過剰摂取による慢性的な高血糖による糖尿病が社会問題になっている また 低血糖は目眩や昏睡を引き起こす 3 年前の先輩たちは血糖値の変化に着目し

More information

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 庄司仁孝 論文審査担当者 主査深山治久副査倉林亨, 鈴木哲也 論文題目 The prognosis of dysphagia patients over 100 years old ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 日本人の平均寿命は世界で最も高い水準であり

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 庄司仁孝 論文審査担当者 主査深山治久副査倉林亨, 鈴木哲也 論文題目 The prognosis of dysphagia patients over 100 years old ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 日本人の平均寿命は世界で最も高い水準であり 学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 庄司仁孝 論文審査担当者 主査深山治久副査倉林亨, 鈴木哲也 論文題目 The prognosis of dysphagia patients over 100 years old ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 日本人の平均寿命は世界で最も高い水準であり, 高齢者の人口は全人口の約 25% を占め, 介護の問題なども含め, 高齢化は深刻な問題である. 平均寿命の延伸とともに,100

More information

厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業)

厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業) 厚生労働科学研究費補助金 ( 循環器疾患 糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業 ) 分担研究報告書 健康寿命の全国推移の算定 評価に関する研究 評価方法の作成と適用の試み 研究分担者橋本修二藤田保健衛生大学医学部衛生学講座 教授 研究要旨健康寿命の推移について 平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加 ( 健康日本 21( 第二次 ) の目標 ) の達成状況の評価方法を開発 提案することを目的とした 本年度は

More information

小野寺孝一 三辺忠雄 小川耕平 山崎先也 /JLAS(vol.41,2013)11-18 トレーニングの効果判定 : トレーニングによる発揮筋力の改善を評価するため トレーニン グ前後において最大努力で 30 回の等速性下肢伸展を角速度 60 度 / 秒で行い 発揮筋力 (Nm) を 測定した トレ

小野寺孝一 三辺忠雄 小川耕平 山崎先也 /JLAS(vol.41,2013)11-18 トレーニングの効果判定 : トレーニングによる発揮筋力の改善を評価するため トレーニン グ前後において最大努力で 30 回の等速性下肢伸展を角速度 60 度 / 秒で行い 発揮筋力 (Nm) を 測定した トレ 研究紀要富山大学杉谷キャンパス一般教育第 41 号 (2013) JLAS(vol.41,2013) 寄稿論文 主観的強度を用いた最大下努力における筋力トレーニングの効果 小野寺孝一 三辺忠雄 小川耕平 山崎先也 1. 概要筋力トレーニングは競技者のパーフォーマンスを高めるためのみならず 高齢者のQOLの向上 介護予防 一般人の健康の維持増進の観点からも重要であり 必要性が認識されている 特に近年では本格的な高齢化社会を迎え

More information

助成研究演題 - 平成 23 年度国内共同研究 (39 歳以下 ) 重症心不全の集学的治療確立のための QOL 研究 東京大学医学系研究科重症心不全治療開発講座客員研究員 ( 助成時 : 東京大学医学部附属病院循環器内科日本学術振興会特別研究員 PD) 加藤尚子 私は 重症心不全の集学的治療確立のた

助成研究演題 - 平成 23 年度国内共同研究 (39 歳以下 ) 重症心不全の集学的治療確立のための QOL 研究 東京大学医学系研究科重症心不全治療開発講座客員研究員 ( 助成時 : 東京大学医学部附属病院循環器内科日本学術振興会特別研究員 PD) 加藤尚子 私は 重症心不全の集学的治療確立のた 助成研究演題 - 平成 23 年度国内共同研究 (39 歳以下 ) 重症心不全の集学的治療確立のための QOL 研究 東京大学医学系研究科重症心不全治療開発講座客員研究員 ( 助成時 : 東京大学医学部附属病院循環器内科日本学術振興会特別研究員 PD) 加藤尚子 私は 重症心不全の集学的治療確立のための QOL 研究 という題目で ファイザーヘ ルスリサーチ振興財団より助成をいただきました 本日はその結果を報告したいと思います

More information

簿記教育における習熟度別クラス編成 簿記教育における習熟度別クラス編成 濱田峰子 要旨 近年 学生の多様化に伴い きめ細やかな個別対応や対話型授業が可能な少人数の習熟度別クラス編成の重要性が増している そのため 本学では入学時にプレイスメントテストを実施し 国語 数学 英語の 3 教科については習熟

簿記教育における習熟度別クラス編成 簿記教育における習熟度別クラス編成 濱田峰子 要旨 近年 学生の多様化に伴い きめ細やかな個別対応や対話型授業が可能な少人数の習熟度別クラス編成の重要性が増している そのため 本学では入学時にプレイスメントテストを実施し 国語 数学 英語の 3 教科については習熟 濱田峰子 要旨 近年 学生の多様化に伴い きめ細やかな個別対応や対話型授業が可能な少人数の習熟度別クラス編成の重要性が増している そのため 本学では入学時にプレイスメントテストを実施し 国語 数学 英語の 3 教科については習熟度別クラス編成を実施している 本稿では さらにの導入へ向けて 既存のプレイスメントテストを活用したクラス編成の可能性について検討した 3 教科に関するプレイスメントテストの偏差値を説明変数

More information

安定性限界における指標と条件の影響 伊吹愛梨 < 要約 > 安定性限界は体重心 (COM) の可動範囲に基づいて定義づけられるが, 多くの研究では足圧中心 (COP) を測定している. 本研究は, 最大荷重移動時の COM 変位量を測定して COP 変位量と比較すること, 上肢 位置の違いが COP

安定性限界における指標と条件の影響 伊吹愛梨 < 要約 > 安定性限界は体重心 (COM) の可動範囲に基づいて定義づけられるが, 多くの研究では足圧中心 (COP) を測定している. 本研究は, 最大荷重移動時の COM 変位量を測定して COP 変位量と比較すること, 上肢 位置の違いが COP 安定性限界における指標と条件の影響 伊吹愛梨 < 要約 > 安定性限界は体重心 (COM) の可動範囲に基づいて定義づけられるが, 多くの研究では足圧中心 (COP) を測定している. 本研究は, 最大荷重移動時の COM 変位量を測定して COP 変位量と比較すること, 上肢 位置の違いが COP や COM の変位量に与える影響について検討することを目的とした. 対象は健常若年者 12 名とした.2

More information

2 4 診断推論講座 各論 腹痛 1 腹痛の主な原因 表 1 症例 70 2 numeric rating scale NRS mmHg X 2 重篤な血管性疾患 表

2 4 診断推論講座 各論 腹痛 1 腹痛の主な原因 表 1 症例 70 2 numeric rating scale NRS mmHg X 2 重篤な血管性疾患 表 2 4 診断推論講座 各論 腹痛 1 腹痛の主な原因 表 1 症例 70 2 numeric rating scale NRS 4 10 50 160 90mmHg691836.3 X 2 重篤な血管性疾患 表 2 72 73 表 1 腹痛をきたす疾患の緊急度と治療担当診療科による分類 1 2 3 4 5 表 2 3 血管性疾患と炎症性疾患の症状 腹膜刺激症状 表 1 表 3 74 75 表 3 腹膜刺激症状を修飾する因子

More information

解析センターを知っていただく キャンペーン

解析センターを知っていただく キャンペーン 005..5 SAS 問題設定 目的 PKパラメータ (AUC,Cmax,Tmaxなど) の推定 PKパラメータの群間比較 PKパラメータのバラツキの評価! データの特徴 非反復測定値 個体につき 個の測定値しか得られない plasma concentration 非反復測定値のイメージ図 測定時点間で個体の対応がない 着目する状況 plasma concentration 経時反復測定値のイメージ図

More information

TDM研究 Vol.26 No.2

TDM研究 Vol.26 No.2 測定した また Scrは酵素法にて測定し その参考基 r =0.575 p

More information

- 日中医学協会助成事業 - 肺炎球菌ワクチンに対する免疫応答性の日中間における比較に関する研究 研究者氏名教授川上和義研究機関東北大学大学院医学系研究科共同研究者氏名張天托 ( 中山大学医学部教授 ) 宮坂智充 ( 東北大学大学院医学系研究科大学院生 ) 要旨肺炎球菌は成人肺炎の最も頻度の高い起炎

- 日中医学協会助成事業 - 肺炎球菌ワクチンに対する免疫応答性の日中間における比較に関する研究 研究者氏名教授川上和義研究機関東北大学大学院医学系研究科共同研究者氏名張天托 ( 中山大学医学部教授 ) 宮坂智充 ( 東北大学大学院医学系研究科大学院生 ) 要旨肺炎球菌は成人肺炎の最も頻度の高い起炎 -39- - 日中医学協会助成事業 - 肺炎球菌ワクチンに対する免疫応答性の日中間における比較に関する研究 研究者氏名教授川上和義研究機関東北大学大学院医学系研究科共同研究者氏名張天托 ( 中山大学医学部教授 ) 宮坂智充 ( 東北大学大学院医学系研究科大学院生 ) 要旨肺炎球菌は成人肺炎の最も頻度の高い起炎菌であり 65 歳以上の高齢者や慢性心肺疾患を有する患者では肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されている

More information

旗影会H29年度研究報告概要集.indb

旗影会H29年度研究報告概要集.indb 高齢者のサルコペニア対策におけるタマゴ摂取の意義 京都女子大学家政学部食物栄養学科 教授田中清 緒言ロコモティブシンドローム ( 以下ロコモ ) は加齢に伴う運動器障害であり 要介護 要支援の重要な原因 健康寿命短縮の大きな要因である ロコモの構成疾患のうち 骨粗鬆症については治療薬が多数開発され 栄養面からの研究も多数存在するが 変形性関節症 サルコペニアに関しては研究報告が乏しい サルコペニアは

More information

表 Ⅲ 40 背景 (n=426) 患者性別 女性 ; 度数 (%) 178(46.1) 患者年齢 平均値 (SD), 中央値 70.5(12.2),72 遺族年齢 平均値 (SD), 中央値 58.4(13.4),59 遺族性別 女性 ; 度数 (%) 258(66.5) 遺族の患者との続柄 配偶

表 Ⅲ 40 背景 (n=426) 患者性別 女性 ; 度数 (%) 178(46.1) 患者年齢 平均値 (SD), 中央値 70.5(12.2),72 遺族年齢 平均値 (SD), 中央値 58.4(13.4),59 遺族性別 女性 ; 度数 (%) 258(66.5) 遺族の患者との続柄 配偶 12 死前喘鳴を生じた終末期がん患者の 家族に対する望ましいケア 清水 陽一 * 宮下 光令 ** 森田 達也 *** サマリー 目的 本研究の目的は 死前喘鳴に 関する家族の経験と 家族の辛さに関連 する要因を明らかにすることである た 考察 患者の苦痛を緩和するための ケアをすること 吸引をするかしないか 結果 辛さを感じていた家族が について医師や看護師とよく相談するこ 91 対応の改善の必要性を感じていた

More information

当院人工透析室における看護必要度調査 佐藤幸子 木村房子 大館市立総合病院人工透析室 The Evaluation of the Grade of Nursing Requirement in Hemodialysis Patients in Odate Municipal Hospital < 諸

当院人工透析室における看護必要度調査 佐藤幸子 木村房子 大館市立総合病院人工透析室 The Evaluation of the Grade of Nursing Requirement in Hemodialysis Patients in Odate Municipal Hospital < 諸 当院人工透析室における看護必要度調査 佐藤幸子 木村房子 大館市立総合病院人工透析室 The Evaluation of the Grade of Nursing Requirement in Hemodialysis Patients in Odate Municipal Hospital < 諸言 > 近年 透析患者数は毎年 1 万人ずつ増加しているといわれており 2008 年度におけるわが国の透析患者数は

More information

宗像市国保医療課 御中

宗像市国保医療課 御中 平成 20 年度 特定保健指導 積極的支援 アクアドームプログラム報告書 1 1. はじめに 標準的な健診 保健指導プログラム ( 確 定版 ) ( 平成 19 年 4 月厚生労働省健康 局 ) に 医療制度改革大綱 ( 平成 17 年 12 月 1 日政府 与党医療改革協議会 ) を踏まえ 生活習慣病予防の徹底 を図るため 平成 20 年 4 月から 高齢者の医療の確保に関する法律により 医療保険者に対して

More information

2 14 The Bulletin of Meiji University of Integrative Medicine 7 8 V ,15 16,17 18,19 20,21 22 Visual analogue scale VAS Advanced trai

2 14 The Bulletin of Meiji University of Integrative Medicine 7 8 V ,15 16,17 18,19 20,21 22 Visual analogue scale VAS Advanced trai 14 1-11 2015 20 23 2 Visual analogue scale 15 10 P 0.001 P 0.01 Key words acupuncture static visual acuity dynamic visual acuity Advanced trail making test fliker fusion frequency Received October 30;

More information

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 八木茂典 論文審査担当者 主査 副査 大川淳 秋田恵一 森田定雄 論文題目 Incidence and risk factors for medial tibial stress syndrome and tibial stress fracture in hi

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 八木茂典 論文審査担当者 主査 副査 大川淳 秋田恵一 森田定雄 論文題目 Incidence and risk factors for medial tibial stress syndrome and tibial stress fracture in hi 学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 八木茂典 論文審査担当者 主査 副査 大川淳 秋田恵一 森田定雄 論文題目 Incidence and risk factors for medial tibial stress syndrome and tibial stress fracture in high school runners ( 論文内容の要旨 ) 要旨目的ランナーにおけるシンスプリントと脛骨疲労骨折は発生頻度の高いスポーツ障害である

More information

<4D F736F F D20824F C8E AAA93AA8CBE814596DA8E9F2E646F63>

<4D F736F F D20824F C8E AAA93AA8CBE814596DA8E9F2E646F63> 2 中小事業所における交代制勤務者の高血圧症等心血管系障害の基礎的研究 研究者 ( 代表者 ) 清水聡小川赤十字病院内科部長 宮崎大学医学部社会医学講座公衆衛生学分野大学院生 -85- 中小事業所における交代制勤務者の高血圧症等心血管系障害の基礎的研究小川赤十字病院清水聡 要旨 中小事業所では 交代制勤務者 ( シフトワーカー ) が数多く それらは 睡眠障害のみならず 高血圧症等心血管系の問題を抱えていることが多い

More information

地域包括支援センターにおける運営形態による労働職場ストレス度等の調査 2015年6月

地域包括支援センターにおける運営形態による労働職場ストレス度等の調査 2015年6月 地域包括支援センターにおける運営形態による労働職場ストレス度等の調査 調査報告書 2015 年 6 月 目次 2 章基本調査と運営形態について... 1 2-1 基本情報と運営形態... 1 2-2 職場 勤務状況と運営形態について... 4 3 章地域包括ケアシステムへの意識と運営形態について... 9 4 章労働職場ストレス度と運営形態... 11 2-1 基本情報と運営形態 2 章基本調査と運営形態について

More information

協会けんぽ加入者における ICT を用いた特定保健指導による体重減少に及ぼす効果に関する研究広島支部保健グループ山田啓介保健グループ大和昌代企画総務グループ今井信孝 会津宏幸広島大学大学院医歯薬保健学研究院疫学 疾病制御学教授田中純子 概要 背景 目的 全国健康保険協会広島支部 ( 以下 広島支部

協会けんぽ加入者における ICT を用いた特定保健指導による体重減少に及ぼす効果に関する研究広島支部保健グループ山田啓介保健グループ大和昌代企画総務グループ今井信孝 会津宏幸広島大学大学院医歯薬保健学研究院疫学 疾病制御学教授田中純子 概要 背景 目的 全国健康保険協会広島支部 ( 以下 広島支部 協会けんぽ加入者における ICT を用いた特定保健指導による体重減少に及ぼす効果に関する研究広島支部保健グループ山田啓介保健グループ大和昌代企画総務グループ今井信孝 会津宏幸広島大学大学院医歯薬保健学研究院疫学 疾病制御学教授田中純子 概要 背景 目的 全国健康保険協会広島支部 ( 以下 広島支部 という ) では 特定保健指導実施率向上対策として 平成 22 年度から積極的支援の対象者に ICT

More information

株主通信:第18期 中間

株主通信:第18期 中間 19 01 02 03 04 290,826 342,459 1,250,678 276,387 601,695 2,128,760 31,096 114,946 193,064 45,455 18,478 10,590 199,810 22,785 2,494 3,400,763 284,979 319,372 1,197,774 422,502 513,081 2,133,357 25,023

More information

1003shinseihin.pdf

1003shinseihin.pdf 1 1 1 2 2 3 4 4 P.14 2 P.5 3 P.620 6 7 8 9 10 11 13 14 18 20 00 P.21 1 1 2 3 4 5 2 6 P7 P14 P13 P11 P14 P13 P11 3 P13 7 8 9 10 Point! Point! 11 12 13 14 Point! Point! 15 16 17 18 19 Point! Point! 20 21

More information

ワタベウェディング株式会社

ワタベウェディング株式会社 1 2 3 4 140,000 100,000 60,000 20,000 0 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 5 6 71 2 13 14 7 8 9 10 11 12 1 2 2 point 1 point 2 1 1 3 point 3 4 4 5 6 point 4 point 5 point 6 13 14 15 16 point 17

More information

株主通信 第16 期 報告書

株主通信 第16 期 報告書 10 15 01 02 1 2 3 03 04 4 05 06 5 153,476 232,822 6,962 19,799 133,362 276,221 344,360 440,112 412,477 846,445 164,935 422,265 1,433,645 26,694 336,206 935,497 352,675 451,321 1,739,493 30,593 48,894 153,612

More information

p01.qxd

p01.qxd 2 s 1 1 2 6 2 POINT 23 23 32 15 3 4 s 1 3 2 4 6 2 7003800 1600 1200 45 5 3 11 POINT 2 7003800 7 11 7003800 8 12 9 10 POINT 2003 5 s 45700 3800 5 6 s3 1 POINT POINT 45 2700 3800 7 s 5 8 s3 1 POINT POINT

More information

untitled

untitled 1 2 3 4 5 6 7 Point 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 29,979 41,972 31,726 45,468 35,837 37,251 24,000 20,000 16,000 12,000 8,000 4,000 0 16,795 22,071 20,378 14 13 12 11 10 0 12.19 12.43 12.40

More information