IPSJ SIG Technical Report Vol.2014-GN-92 No.12 Vol.2014-SPT-9 No /5/16 1,a) 1,b) 2,c) Proposal of Triage Training System Using Dynamic Scenario

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きのこもちやま
5 years ago
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1 1,a) 1,b) 2,c) Proposal of Triage Training System Using Dynamic Scenario Change Misaki Hagino 1,a) Yuki Tayama 1,b) Ken-ichi Okada 2,c) 1. HMD Head Mounted Display 1 Graduate School of Science and Technology, Keio University 2 Faculty Science and Technology, Keio University a) misaki@mos.ics.keio.ac.jp b) tayama@mos.ics.keio.ac.jp c) okada@z2.keio.jp 1

2 START Simple Triage and Rapid Treatment SpO2 [1] START 4 [2] JR [3] [4] ETS [5] ETS VR [6], [7] [8] [9] 2.3 [10] AR HMD [11] SpO2 2

3 AR HMD 3.4 SpO

情報処理学会研究報告タグ色赤タグ色ごとの生体情報値はいいいえ (パターン I) はいいいえ (パターン II) いいえ (Pattern III) 脈拍数 10 以下 30 より上呼吸数 SpO2 1-50 50-180 50 以下 120 より上 1-50 20-180 はい 10-30 50-120 緑はい 10-30 50-120 黒いいえ 0 0 0% 黄図 1

4 情報処理学会研究報告タグ色赤タグ色ごとの生体情報値はいいいえ (パターン I) はいいいえ (パターン II) いいえ (Pattern III) 脈拍数 10 以下 30 より上呼吸数 SpO 以下 120 より上はい緑はい黒いいえ 0 0 0% 黄図 1 システム構成表 1 意識パターンがあり意識がある場合とない場合呼吸を制限する場合脈拍を制限する場合で分けている赤タグ傷病者を複数パターン用意することで同じ赤タグの中でも誰 4.1 システム構成を優先して治療搬送すべきか訓練者に考えさせるためで本システムは図 1 に示すようにトリアージオフィサーあるまた緑もしくは黄タグから赤タグに容態が変化しとインストラクタという二つの役割が存在するトリアーた場合を急変と定義する急変した傷病者に対して応急処ジオフィサー役は現場でトリアージの実施と本部への情置を行うことは災害現場における重要な医療活動と位置報伝達を行い単眼 HMD Wi-Fi カメラマイク iphone 付けられているため訓練シナリオで設定された時間に急を装着するインストラクタ役は本部でトリアージ状況変者が発生するように傷病者の生体情報を動的に変化させや傷病者の容態を把握し伝達された情報から訓練記録のる急変者が発生すると単眼 HMD 上に通知が表示され作成を行う訓練を開始する際は AR マーカを傷病者のトリアージオフィサー役はその指示に従って対応を行う代わりとして設置する訓練中にトリアージオフィサー役が Wi-Fi カメラを用いて仮想の傷病者である AR マーカを認識するとそのマーカに対応した傷病者の生体情報が 4.3 生体情報の変化による訓練シナリオの動的変化手法 4.2 節で説明したような傷病者の容態変化の再現に加え疑似的に生成され単眼 HMD 上に表示されるトリアー急変時や搬送者決定時における訓練者の対応に応じて訓ジオフィサー役は表示された情報から音声入力を用いて練シナリオそのものを動的に変化させることで訓練の再トリアージを実施するまた傷病者の急変や搬入搬送現性を高めることが可能となるシナリオの動的な変化のタスクが発生した際は表示される指示に従って対応をは急変や搬送等のタスクが発生してからの経過時間と急行い本部のインストラクタ役に音声入力を用いてそのタ変対応限界時刻搬送対応限界時刻に依存した条件分岐にスクに関するメッセージを作成し送信する傷病者の生より再現する急変対応限界時刻および搬送限界時刻は訓体情報はこれらのイベントに対するトリアージオフィサー練前に予め設定しておく図 2 に訓練者の行動によるシナの行動に応じて変化しその後の訓練のシナリオもまた動リオの変化例を示すシナリオで設定した急変時刻を迎え的に変化するインストラクタ役は届いたメッセージをると傷病者の生体情報は赤タグ相当の値に遷移しその確認しそれに伴う新しいタスクを訓練に追加することで後減少していくこの時急変対応限界時刻 A が経過する災害現場で実際に起こりうる様々な事態を再現できるまでに急変対応が行われた場合容態は安定する一方 A が経過するまでに急変対応が行われなかった場合図動的な傷病者情報の提示のように単眼 HMD の急変通知の表示が変化し生体情報優先度決定の際に重要となる呼吸数脈拍数 SpO2 値の値は継続して悪化する逆に急変対応が適切に行われといった生体情報を擬似的に生成するため順天堂大学医た傷病者は搬送までに猶予が生じたとして搬送限界時刻学部の救急救命医師とのディスカッションのもと各タグ B1 が B2 に更新される搬送限界時刻 B2 までに搬送の対色の値を表 1 のように決定したこの数値をもとに動的な応が行われた場合傷病者は病院に搬送されて適切な治療変化を再現するに当たり単位時間当たりにおける差分をを受けたとして容態が回復するしかしながら B2 まで呼吸数 10 回/分以下脈拍数 20 回/分以下 SpO2 1 に搬送の対応が行われなかった場合急変対応が適切に行以下にすることで実際には起こりえない急激な変化をわれたとしても搬送が間に合わなかったこととなり容態排除したまたそれぞれに限界値を設定し呼吸数は 50 が急激に悪化する急変対応が適切に行われなかった傷病回/分以下脈拍数は 150 回/分以下とした表 1 に示すよ者の搬送限界時間は B1 のままとなり B1 までに搬送出うに赤タグ相当の生体情報を発生させる場合には三つの来なかった場合も同様に容態は急激に悪化するこのよう 2014 Information Processing Society of Japan 4

情報処理学会研究報告図 2 訓練者の行動によるシナリオ変化例図 4 メッセージ作成の流れセージを作成することとした図 4 にメッセージを作成する一連の流れを示す初期画面時にメッセージと入力すると a の画面に遷移し数字や選択項目自体を音声で入力していく画面上部のピンク色の場所に表示されているのは今までにどのような項目を選んできたのかを示し作

トを選択するだけでメッセージが完成するためトリアー化させることで訓練者に自身の行動が引き起こした結果ジオフィサーはハンズフリー状態を維持したまま容易に本を体験させることが可能である部と情報共有できる 4.4 音声を用いたメッセージ作成システム 4.

5 情報処理学会研究報告図 2 訓練者の行動によるシナリオ変化例図 4 メッセージ作成の流れセージを作成することとした図 4 にメッセージを作成する一連の流れを示す初期画面時にメッセージと入力すると a の画面に遷移し数字や選択項目自体を音声で入力していく画面上部のピンク色の場所に表示されているのは今までにどのような項目を選んできたのかを示し作成しているメッセージのイメージが湧きやすくなっている入力を進めると c の画面のようにメッセージが出来上がりはいと入力することで本部に送信するまた b お図 3 単眼 HMD に表示される急変通知よび c の画面で戻ると入力すると最初のメッセージ作成画面に戻るこのように音声で番号やアルファベッに訓練者の対応とその結果から訓練シナリオを動的に変トを選択するだけでメッセージが完成するためトリアー化させることで訓練者に自身の行動が引き起こした結果ジオフィサーはハンズフリー状態を維持したまま容易に本を体験させることが可能である部と情報共有できる 4.4 音声を用いたメッセージ作成システム 4.5 災害対策本部インタフェース訓練中に急変や搬送といったイベントが発生した際ト図 5 にインストラクタ役が用いる本部画面を示すリアージオフィサーはタスク対応後に本部にメッセージを本部では訓練で使用している災害シナリオの詳細を作成する実際に災害現場の医療従事者が本部に伝達す METHANE [12] に沿って表示するまた画面下部にべき事項として以下の 3 つがあるは訓練開始からの時間およびその時点で災害現場に存在す急変情報る傷病者の生体情報の値を表示するシナリオで設定さいつ急変したのか対応を適切な時間内に行えたのかれたタスクの発生時刻には図 6 に示すように各傷病者のといった情報である急変者の存在や対応の有無を知欄が変化する同様に急変者の発生時には対象となる傷ることでその傷病者の容態の変化を追いつつ現場に病者の生体情報が赤く変化する訓練中に新しい傷病者が対して適切な指示を出すことが可能になる現場に搬入された場合はその傷病者の生体情報が一覧に搬入情報追加されるまたトリアージオフィサー役からメッセー災害現場に存在する傷病者数に関する情報である全ジを受信した場合は新着メッセージがあることを通知す体の傷病者数や増減を知ることで災害の規模を把握るメッセージの内容は図 5 画面上部のメッセージ記録し適切な搬送先を決定することが可能になるをクリックすることで確認できるこの図 7 下部には急搬送情報変者と搬送者を新たにシナリオに書き込むボタンがありどの傷病者をいつ搬送したのかといった情報である訓練中の任意の時間に新たなタスクをシナリオに反映させこれにより病院到着時に適切な処置を行う手はずをることが可能であるまた図 8 に示すトリアージ実施状あらかじめ整えることができる況確認画面では各傷病者に対してトリアージを開始したそこでトリアージオフィサーのトリアージ実施を妨げ時刻終了した時刻トリアージの所要時間といった情報ずにこれらの情報を本部に伝達するために選択式のメッを確認できるこの情報を元にどういう順序でどうト 2014 Information Processing Society of Japan 5

情報処理学会研究報告図 5 災害対策本部画面図 9 訓練環境における傷病者の配置とタスクに独立しており i シナリオの動的変化あり ii 現場と本部の間の情報共有システムありの訓練と i シナリオの動的変化なし ii

験者は大学生大学院生 10 組 20 人を二つのグループにわけそれぞれの訓練を実施した使用した訓練シナリオは複数の自動車による交通事故であり傷病者は赤タグが 2 人黄タグが 3 人緑タグが 1 人黒タグが 0

分後の傷病者搬入の 2 つであり残りの 3 つのタ図 7 メッセージ履歴画面スクに関してはインストラクタ役が追加するものとする 3 分後急変者が 1 人発生黄 1 人) インストラクタ役は開始 7 分後に 1

赤タグおよび急変者の中から搬送者を 1 人選択 9 分後タスク 2 急変者が 1 人発生黄 1 人インストラクタ役は開始 12 分後に 1 人搬送可能になるタスク 3 を追加図 8 トリアージ実施状況確認画面 12

評価実験提案システムを用いた訓練を通して i シナリオの動的変化および ii 災害現場と本部の間の情報共有システムの二つの機能について評価したこれらの機能はお互い 2014 Information Processing

6 情報処理学会研究報告図 5 災害対策本部画面図 9 訓練環境における傷病者の配置とタスクに独立しており i シナリオの動的変化あり ii 現場と本部の間の情報共有システムありの訓練と i シナリオの動的変化なし ii 現場と本部の間の情報共有システムなしの訓練を実施し比較を行った訓練はトリ図 6 タスク発生時の本部画面アージオフィサー役とインストラクタ役の 2 人 1 組でトリアージ実施から情報共有訓練記録の作成を行った被験者は大学生大学院生 10 組 20 人を二つのグループにわけそれぞれの訓練を実施した使用した訓練シナリオは複数の自動車による交通事故であり傷病者は赤タグが 2 人黄タグが 3 人緑タグが 1 人黒タグが 0 人の計 6 人であるこれは実際に順天堂大学医学部浦安病院で行われたトリアージ訓練のレポートを参考にしたまた発生するタスクは以下の通りであるこのうちあらかじめ登録されているものは 3 分後の急変発生と 5 分後の傷病者搬入の 2 つであり残りの 3 つのタ図 7 メッセージ履歴画面スクに関してはインストラクタ役が追加するものとする 3 分後急変者が 1 人発生黄 1 人) インストラクタ役は開始 7 分後に 1 人搬送可能になるタスク 1 を追加 5 分後傷病者が 2 人新しく搬入赤 1 人黄 1 人インストラクタ役は開始 9 分後に傷病者が 1 人急変するタスク 2 を追加 7 分後タスク 1 赤タグおよび急変者の中から搬送者を 1 人選択 9 分後タスク 2 急変者が 1 人発生黄 1 人インストラクタ役は開始 12 分後に 1 人搬送可能になるタスク 3 を追加図 8 トリアージ実施状況確認画面 12 分後タスク 3 赤タグおよび急変者の中から搬送者を 1 人選択リアージ活動を行ってきたかを訓練中や訓練後に振り返ることが可能となる 5. 評価実験提案システムを用いた訓練を通して i シナリオの動的変化および ii 災害現場と本部の間の情報共有システムの二つの機能について評価したこれらの機能はお互い 2014 Information Processing Society of Japan トリアージオフィサー役は図 9 に示すように A から H の AR マーカを順番に認識し単眼 HMD 上の指示に従ってトリアージを実施するその際に傷病者の急変搬入搬送といったタスクの通知が単眼 HMD 上に表示されるため以下のように対応を行う急変対応急変した傷病者の AR マーカを認識し一定時間経過 6

7 ID HMD AR ID HMD 3 HMD (sec) (sec) (%) (%) 40 0 HMD % 7

8 5 (sec) (10 ) [1], ER,, [2] The Triage Tag, Critical Illness and Trauma Foundation, Inc., [3],,, JR, vol. 13 no. 1 pp. 8 14, [4] Triage Training, Fuji City, g htm [5],,!,,, vol. 17, no. 3, pp , [6] Kizakevich, P., Furberg, R., Hubal, R., Frank, G., Virtual Reality Simulation for Multicasualty Triage Training, Interservice/Industry Training, Simulation, and Education Conference (I/ITSEC), pp. 1 8, [7] Rui, Y., Bin, C., Fengru, H., Yu, F., Using Collaborative Virtual Geographic Environment for Fire Disaster Simulation and Virtual Fire Training, Geoinformatics (GEOIN- FORMATICS), th, International Conference, pp. 1 4, [8] Bartoli, G., Bimbo, A.D., Faconti, M., Ferracani, A., Marini, V., Pezzatini, D., Seidenari, L., Zilleruelo, F., Emergency Medicine Training with Gesture Driven Interactive 3D Simulations. Proceedings of the 2012 ACM workshop on User experience in e-learning and augmented technologies in education (UXeLATE 2012), pp , [9] Zadow, U.V., Buron, S., Harms, T., Behringer, F., Sastmann, K., Dachselt, R., SimMed: combining simulation and interactive tabletops for medical education, In Proc. CHI 2013, ACM Press, pp , [10] Hagino, M., Ando, Y., Okada, K., Disaster Relief Training System Using Electronic Triage with Voice Input, International Workshop on Informatics (IWIN2013), pp , [11],,,,,, (DICOMO2013), pp , [12] MAJOR INCIDENT MANAGEMENT SYS- TEM, Emergency Medicine Society of South Africa, 8

IPSJ SIG Technical Report Vol.2015-GN-95 No.16 Vol.2015-SPT-13 No /5/15 1,a) 1,b) 2,c) Proposal of a Triage Training System Taking User Profici

IPSJ SIG Technical Report Vol.2015-GN-95 No.16 Vol.2015-SPT-13 No /5/15 1,a) 1,b) 2,c) Proposal of a Triage Training System Taking User Profici 1,a) 1,b) 2,c) Proposal of a Triage Training System Taking User Proficiency Into Consideration Yuki Tayama 1,a) Ryuga Kato 1,b) Ken-ichi Okada 2,c) 1. [1][2] [3] 1 Graduate School of Science and Technology,