日本農芸化学会中部支部 第 158 回例会 講演要旨集 受賞講演 シンポジウム 農芸化学分野における酵素 微生物のフロンティア研究 日時 : 平成 22 年 6 月 26 日 ( 土 )12 時 40 分 ~ 場所 : 石川県女性センター金沢市三社町 1 番 44 号代表電話 (076) 263-0
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- しなつ やぶき
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1 日本農芸化学会中部支部 第 158 回例会 講演要旨集 受賞講演 シンポジウム 農芸化学分野における酵素 微生物のフロンティア研究 日時 : 平成 22 年 6 月 26 日 ( 土 )12 時 40 分 ~ 場所 : 石川県女性センター金沢市三社町 1 番 44 号代表電話 (076) 金沢駅から徒歩 15 分無料駐車場あり (
2 日本農芸化学会中部支部第 158 回例会受賞講演 シンポジウム 農芸化学分野における酵素 微生物のフロンティア研究 日時 : 平成 21 年 6 月 26 日 ( 土 ) 12:40~ 場所 : 石川県女性センター金沢市三社町 1 番 44 号 プログラム 12:40-13:00 総会 13:05-14:35 受賞講演 ( 座長石川県大食科矢野俊博 後藤秀幸 ) 13:05-13:35 平成 22 年度日本農芸化学会技術賞 新奇蛋白質修飾酵素プロテイングルタミナーゼの発見と食品加工用酵素としての開発 山口庄太郎 天野仁 佐藤公彦 松原寛敬 ( 天野エンザイム ) 13:35-14:05 平成 22 年度日本農芸化学会奨励賞 枯草菌のクオラムセンシングフェロモンに見られる新規翻訳後修飾の解明 岡田正弘 ( 東北大院理 化 ) 14:05-14:35 平成 22 年度日本農芸化学会奨励賞 ホモポリアミノ酸の生合成に関する研究 濱野吉十 ( 福井県大 生資源 ) 14:50-16:50 シンポジウム 農芸化学分野における酵素 微生物のフロンティア研究 ( 座長石川県大食科海老原充 本多裕司 ) 14:50-15:10 石川での微生物 酵素研究 熊谷英彦 ( 石川県大 生資工研 ) 15:10-15:35 ヒトの糖質に作用するビフィズス菌のグリコシダーゼ ~ その作用と生理的意義 ~ 片山高嶺 ( 石川県大 生資工研 ) 15:35-16:00 改変型放線菌由来シトクロム P450 を用いた活性型ビタミン D の生産 榊利之 ( 富山県大工 生物工学 ) 16:00-16:25 超好熱菌酵素の機能 構造解析と応用 櫻庭晴彦 ( 香川大農 応生科 ) 16:25-16:50 乳酸菌バクテリオシン - 戦略的な探索 発見 活用とゼロエミッション PJ まで - 園元謙二 ( 九大院農院 生機科 ) 17:00-18:30 懇親会 ( 参加費 : 無料 ) 問合せ先鈴木隆元 ( 石川県立大学生物資源環境学部食品科学科 ) 石川県石川郡野々市町末松 Tel&Fax: [email protected]
3 新奇蛋白質修飾酵素プロテイングルタミナーゼの発見と食品加工用酵素としての開発 天野エンザイム 産業用酵素開発部 部長 山口庄太郎 天野エンザイム マーケティング推進室チームリーダー天野 仁 天野エンザイム 産業用酵素開発部 研究員 佐藤公彦 天野エンザイム フロンティア研究部 研究員 松原寛敬 はじめに食品用酵素市場において 蛋白質加工 修飾分野は 今後の成長が見込まれる領域である この分野においては 近年までもっぱらプロテアーゼが用いられてきた プロテアーゼは 機能性ペプチドの製造やアミノ酸系調味液製造用のほかに ペプチド結合の限定分解による蛋白質の溶解性 乳化特性 泡沫特性 凝固性などの機能性の向上にも用いられている チーズ製造におけるキモシン ( レンネット ) の利用も カゼインの限定分解による凝固性付与であり その例と言える 一方 プロテアーゼ以外の蛋白質修飾酵素としては 近年わが国において微生物から初めて見出された蛋白質架橋重合酵素トランスグルタミナーゼが 世界の食品産業に大きなインパクトを与えているのは周知の通りである 1. スクリーニングと発見我々は 食品加工分野において社会に貢献できる新たな酵素の提供を目指し 一連の蛋白質修飾酵素のスクリーニングに取りかかった 蛋白質に作用する酵素をリストアップし その中から反応がシンプルである 安全性の面から生体内での反応が知られているなどの観点からいくつかの酵素ターゲットを選び 並行してスクリーニングを行った その中から 蛋白質を脱アミドする酵素を土壌由来菌株から見出し 本酵素をプロテイングルタミナーゼ ( 以後 PG と呼ぶ ) と命名した PG は 高分子蛋白質に作用可能な世界で初めての微生物由来蛋白質脱アミド酵素であり 生産菌は Chryseobacterium に属する新菌種と同定され C.proteolyticum と命名した 2. 性質と構造本酵素は蛋白質中の Gln 残基を脱アミドして Glu 残基に変換する Protein-bound Gln + H 2 O Protein-bound Glu + NH 3 短鎖ペプチドより蛋白質や長鎖ペプチドに良く作用する カゼイン 小麦グルテンが良い基質であり 血清アルブミン オバルブミンなどには反応性が低い 蛋白質中の Asn 残基や他のアミド化合物には作用しない トランスグルタミナーゼは一級アミン非存在下では脱アミド活性を示すが 本酵素は カゼインへのモノダンシルカダベリンの取り込み活性は見られず 蛋白質架橋活性は有していなかった 本酵素は 分子量 20kDa 等電点 10 の単量体の酵素であり 305 アミノ酸からなるプレプロ体として合成され 185 アミノ酸からなる成熟体として分泌される 一次構造上 既知のデータベース中にホモロジーのあるものは見出されず X 線結晶構造解析からも新しい折り畳みを有する蛋白質であることが判明した ( 図 1) プロ体の構造解析にも成功し Cys42 を活性中心とする活性部位がプロ領域によって覆われていること またプロ領域の変異体の構造解析から基質 Gln の側鎖が基質結合ポケットに結合する様子を明らかにし 反応中間体の観察にも成功した 3. 作用と効果一般に 脱アミド化された蛋白質は 生じたカルボキシル基の増加により等電点が低下し より酸性域での溶解性が向上する これは 弱酸性域で不溶性である多くの食品蛋白質の 食品中 ( 多くが弱酸性域 ) での溶解性を向上させることを意味し 用途拡大が期待できる また 生じたカルボキシル基同士の分子内静電反撥力のため 蛋白質の高次構造がほぐれ その結果分子内に埋もれていた疎水性領域が分子表面へ暴露されると考えられる これによって その蛋白質に優れた乳化
4 剤 起泡剤としての機能性が付与される これらのことを各種の食品蛋白質を用いて実証した また 本酵素はトタンスグルタミナーゼと同じ Gln 残基をターゲットとするが それぞれの速度定数を比較すると 基質との親和性 触媒活性いずれも PG の方が高かった このことは 両者が共存した場合 PG 反応が優先して起こることを示す 実際 トランスグルタミナーゼによるカゼインの架橋反応中に本酵素を添加すると架橋反応が停止した この性質は トランスグルタミナーゼによるゲル形成において その反応を制御して望ましい物性のゲルを形成させることが出来ることを示す ( 表 1) 4. 工業化と安全性評価食品加工用酵素としての上市に際し 産業用酵素としては最高レベルの純度の酵素原体を 実用レベルのコストで製造する方法を確立し 製品化を実現した また 食品用として新しい酵素を提供するための安全性確認にも時間を費やした 生産菌について ラットを用いた病原性試験及びトキシン生産性試験を行い安全性を確認した 酵素剤については 三種類の変異原性試験及びラット 90 日反復投与試験を実施し 最大無毒性量と推定一日摂取量との比較から十分高い安全マージンが得られることを示した また蛋白質としてのアレルギー誘発性評価を行い そのリスクの低いことも証明した 2009 年 7 月 米国 FDA から GRAS Notice を得ることが出来た 日本の規制においては 食品用酵素は他の天然物由来の物質と共に 既存添加物 の位置づけであり 本既存添加物制度の導入以後に開発された新しい酵素は 他の化学物質添加物と同様に指定添加物のガイドラインに沿った審査を受ける必要がある PG は この新規指定要請を実施し審査を受けている最初の酵素であるばかりでなく 最初の天然物でもあり 食品業界に先駆的な役割を担っている 5. おわりに本開発により これまでに成し得なかった蛋白質の特異的な脱アミド化法を社会に提供することが出来た その過程で行っている新規指定添加物申請は 今後の新しい酵素や天然物の実用化に道を開くものであろう 一方 新奇な酵素蛋白質である PG の構造解析 触媒機構の解明を通じて 学術的にも貢献できたと思われる 今後も産業界 農芸化学会の発展に貢献できる新しい酵素の提供に微力を尽くして行きたい 最後に 本研究開発を進めるに当たり ご指導 ご支援いただきました諸先生方 共同開発先の皆様方に厚く御礼申し上げます 特に 本酵素発見当時からご理解いただき 食品蛋白質に対する作用の基礎的研究においてご指導いただきました京都大学大学院農学研究科農学専攻 松村康生教授には深く感謝いたします また 高次構造解析と作用機序の解明は同じく京都大学大学院農学研究科応用生命専攻 三上文三教授の下で行われたものであり 感謝いたします また 本研究開発の基礎研究 工業化から商品開発まで ご協力いただいた当社の数多くの皆様に御礼申し上げます 表 1. プロテイングルタミナーゼの食品への応用 蛋白質の機能性の向上 グルテン ドウの軟化 酵素的 HAP/HVP Ca/ 蛋白質溶解性の向上 蛋白質抽出効率の向上 蛋白質の低アレルケ ン化 トランスグルタミナーゼの反応制御 蛋白質中のグルタミン残基の定量 図 1. プロテイングルタミナーゼの高次構造 - 断面図 -
5 枯草菌のクオラムセンシングフェロモンに見られる新規翻訳後修飾の解明 東北大学大学院理学研究科 助教 岡田正弘 細菌にとって自らの集団密度は重要な外的環境の一つであり 細菌は細胞密度の変化に応答して様々な現象を引き起こす このような細胞密度依存的な遺伝子発現制御機構は 定足数という意味の " クオラム " という単語を用いてクオラムセンシングと呼ばれている 細菌は実に単純明快な方法で細胞密度を監視しており それは常に細胞外にフェロモンを分泌することである 言い換えれば 細菌は細胞密度をフェロモン濃度に置き換えて感知しているのである ( 図 1) このクオラムセンシングフェロモンは種特異的に作用し 一般にその化学構造は グラム陰性菌においてはアシルホモセリンラクトンであり グラム陽性菌ではペプチドである 図 1. クオラムセンシングの概略細菌の細胞密度が低いうちは細胞外に分泌されたフェロモンの濃度も低いので何も起こらない これに対し 細胞密度の上昇に伴って細胞外に分泌されたフェロモンの濃度も高くなり ある一定の閾値を超えた場合に細胞膜上のフェロモン受容体を介してクオラムセンシングが働き 形態変化など様々な現象が引き起こされる グラム陽性菌である枯草菌は バイオフィルムや胞子の形成 抗生物質の生産 DNA 形質転換を行うことが特徴として挙げられるが これらの現象はいずれもクオラムセンシングによって制御されている このなかの DNA 形質転換を主に誘導するフェロモンがオリゴペプチドである ComX フェロモンである 枯草菌はグラム陽性菌のモデル細菌として 網羅的な分子遺伝学的解析が行われており 形質転換における ComX フェロモンのシグナル伝達機構については既に詳細に解析されていた さらに 分子生物学的研究から ComX フェロモンは 菌株によって全く異なるアミノ酸配列を有しているものの 共通して未知の翻訳後修飾を受けたトリプトファン残基を含んでおり その修飾様式はイソプレニル化ではないかと推定されていた もしこれが本当ならば 新規な翻訳後修飾様式となるのだが ComX フェロモンに関する化学的研究は 遺伝学的解析とは対照的に全く進んでおらず 新規翻訳後修飾であることがほぼ明らかであるにもかかわらず 化学構造はおろか分子式すら確定していなかった そこで筆者らは RO-E-2 株由来の ComXRO-E-2 フェロモンの化学構造の決定を目的として研究を開始した 共同研究者らによって RO-E-2 株由来の comqxp クラスターを導入した大腸菌が作製され ComXRO-E-2 フェロモンの量的な供給がある程度可能となったのだが それでもなお ComXRO-E-2 フェロモンは不安定で回収率が低く 100 L 規模の培養によっても精製することが困難であると推測された そこで 筆者は LC/MS を用いた定量法を確立し それを指標に回収率の向上と精製条件の検討を重ねた 最終的にわずか 5 L の培養液から 0.20 mg の ComXRO-E-2 フェロモンを単離し 各種 NMR スペクトル解析により化学構造を決定した 続いて 計算化学的手法による立体配座解析により立体構造を推定した さらに 可能性の残された全ての立体異性体を含めた 4 種類の ComXRO-E-2 ペプチドをそれぞれ合成した結果 推定構造を有する ComXRO-E-2 ペプチドのみの NMR スペク
6 トルや生物活性が 天然フェロモンと一致した 以上の結果から ComXRO-E-2 フェロモンの絶対立体化学を含めた 化学構造を決定することができた ( 図 2) [1, 2] 図 2. ComXRO-E-2 フェロモンの化学構造 ComXRO-E-2 フェロモンはトリプトファン残基のインドール環の 3 位がゲラニル化されており さらに 新たにプロリン様の 5 員環が形成しているというユニークな化学構造であった この修飾様式はトリプトファン残基における新規翻訳後修飾であるだけでなく 翻訳後修飾によるゲラニル化の初の報告例であった 続いて ComXRO-E-2 フェロモンの構造活性相関研究を行った結果 修飾トリプトファン以外の他のアミノ酸残基は活性発現にそれほど重要ではないことが明らかとなった [3] 一方 修飾トリプトファン残基は立体化学を含めた厳密な化学構造が活性発現に必須であることが明らかとなった [3, 4] これは既知のシステインイソプレニル化ペプチドとは大きく異なった傾向で ComXRO-E-2 フェロモンにおけるゲラニル修飾が 単に細胞表面へのアンカーとしての役割だけでなく 受容体との特異的結合に直接関与していることが強く示唆された さらに 他の菌株由来の ComX フェロモンの化学構造の決定を行い ComX フェロモンの修飾様式が トリプトファン残基の環化を伴うゲラニル化とファルネシル化の2 種類であることを明らかにした [5, 6] この結果から ComX フェロモンの種特異的活性発現の要因は アミノ酸配列よりもむしろイソプレニル側鎖の炭素数であると考えられた 謝辞本研究は名古屋大学大学院生命農学研究科 生理活性物質化学研究室にて行われたものです 日本の農芸化学の伝統である " ものとり " を主体として研究を展開していき 名誉ある農芸化学奨励賞を受賞できたことは筆者にとって望外の喜びであります 興味深いテーマを与えて下さり 終始ご指導を頂きました坂神洋次教授に厚く御礼申し上げます また 小鹿一教授 松林嘉克准教授を初めとするスタッフの皆様 共に研究を行った研究室の諸氏 共同研究者である D. Dubnau 博士に感謝申し上げます 最後に ご推薦下さいました日本農芸化学会中部支部長小林哲夫教授 並びにご支援賜りました諸先生方に厚く御礼申し上げます 参考文献 [1] M. Okada, I. Sato, S.J. Cho, H. Iwata, T. Nishio, D. Dubnau, Y. Sakagami. Nat. Chem. Biol., 1, (2005). [2] M. Okada, I. Sato, S.J. Cho, D. Dubnau, Y. Sakagami. Tetrahedron, 62, (2006). [3] M. Okada, H. Yamaguchi, I. Sato, S.J. Cho, D. Dubnau, Y. Sakagami. Bioorg. Med. Chem. Lett., 17, (2007). [4] M. Okada, I. Sato, S.J. Cho, Y. Suzuki, M. Ojika, D. Dubnau, Y. Sakagami. Biosci. Biotechnol. Biochem., 68, (2004). [5] M. Okada, H. Yamaguchi, I. Sato, F. Tsuji, J. Qi, D. Dubnau, Y. Sakagami. Biosci. Biotechnol. Biochem., 71, (2007). [6] M. Okada, H. Yamaguchi, I. Sato, F. Tsuji, D. Dubnau, Y. Sakagami. Biosci. Biotechnol. Biochem., 72, (2008).
7 ホモポリアミノ酸の生合成に関する研究 濱野吉十 ( 福井県大 生資源 ) はじめに 天然に存在するホモポリアミノ酸は たった 2 種類しか知られていない すなわち 枯草菌が生産するポリ-γ-グルタミン酸 ( 納豆のネバネバ成分 ) とε-ポリ-L-リジン ( ε-pl) である 放線菌が生産するε-PL の化学構造は そのペプチド鎖長に多様性があることを除けば 極めて単純と言えるが その生合成メカニズムは長らく未解明のままであった 最近我々は ε-pl 合成酵素 (Pls) を同定し 本酵素が極めて新奇性の高い非リボソームペプチド合成酵素 ( NRPS) であることを明らかにした (Yamanaka K et al., Nat. Chem. Biol., 4, , 2008) さらに β-リジンのホモオリゴマー構造を有する抗生物質ストレプトスリシン (ST) について ST の生理活性におけるβ-リジンオリゴマー構造の重要性を明らかにすると共に (Hamano Y. et al, J. Biol. Chem., 281, , 2006) その生合成に関与する新規ペプチド合成酵素の存在を示唆している 本講演では これら新規アミノ酸ホモポリマー合成酵素の触媒機能について紹介する Pls の同定とその反応機構 放線菌 Streptomyces albulus の二次代謝産物として生産されるε-PL は L-リジンがイソペプチド結合でつながった 25~35 残基からなる直鎖状のアミノ酸ホモポリマーである Pls の活性は膜画分に認められたことから 膜画分からの各種クロマトグラフィーによる Pls の精製を種々検討した 精製には困難を極めたが SDS-PAGE 上で単一バンドとして精製することに成功し in vitro の反応においてε-PL の生成を確認した 本酵素の内部アミノ酸配列を決定し 定法に従って本酵素遺伝子 (pls 遺伝子 ) の取得を行った また 本遺伝子の破壊株はε-PL を生産しないことから 実際にε-PL 生合成遺伝子であることを明らかにした pls 遺伝子
8 産物 (Pls) のドメイン解析を行ったところ N 末側領域に基質アミノ酸の活性化 ( アデニル化 ) に関与する A-ドメイン そして 活性化アミノ酸の結合ドメインである T-ドメインが存在した これらドメインは ペプチド系抗生物質の生合成に関与する NRPS に認められるドメインであることから Pls は NRPS 関連酵素であることが判明した しかしながら NRPS のペプチド合成ドメインとして知られている C-ドメインと相同性を示すものは Pls には存在しておらず 興味深いことに NRPS としては初めての例となる 6 ケ所の膜貫通ドメインが見出された さらに これら膜貫通ドメインによって挟まれた 3 つのタンデムドメイン (C1- C2- C3-ドメイン ) が存在し これらドメインが L-リジンポリマー化におけるペプチド合成を触媒することが判明した ST 生合成におけるβ-リジンオリゴマー合成酵素 タンパク質合成阻害剤として知られている ST は その構造に 1~7 残基のβ-リジンからなるホモオリゴマーを有していることを特徴としており そのオリゴマー鎖長が長いほど ST の抗菌活性および細胞毒性が強くなることが知られている このように 生理活性に大きな影響を与えるβ-リジンオリゴマーについて その生合成メカニズムは大変興味深く その解明を試みた ST 生産菌である Streptomyces rochei NBRC12908 のゲノムライブラリーより ST 自己耐性遺伝子 (sttr 遺伝子 ) を含むゲノム断片を有するコスミドを取得した 本コスミドの全塩基配列を決定したところ NRPS 遺伝子を含む遺伝子群が見出され ST 生合成の一部に NRPS が関与していると推測された さらに 本コスミドを異種放線菌 Streptomyces lividans TK23 に導入した結果 ST 化合物を生産したことから このゲノム断片には ST の生合成に必要な全ての遺伝子セットが含まれていることを明らかにし また 全ての ST 生合成遺伝子を同定できた初めての例である ST 生合成遺伝子クラスター内に存在する 4 つの NRPS 遺伝子において A-ドメインは 3 つ存在する (NRPS 1 NRPS 3 NRPS 4) そこでこれら 3 つの A-domain の組換え酵素を構築し 各種アミノ酸における基質特異性を評価した その結果 NRPS4 がβ-リジンに特異的な活性を示した さらに オリゴマー合成に関与する他の酵素遺伝子を探索するために コスミド上の各遺伝子を破壊した破壊コスミドを構築し同じく S. lividans TK23 に導入し その導入株における ST 生産性を評価した その結果 NRPS1 遺伝子破壊コスミドの導入株において ST-F のみの生産を確認したことからオリゴマー合成への関与を強く示唆した そこで NRPS1 2 4 それぞれの組換え酵素を構築し in vitro でのβ-リジンオリゴマー合成を試みた その結果 これらの 3 つの酵素すべてを用いた条件でのみβ-リジンオリゴマーの合成が観察され これら 3 つの酵素がオリゴマー合成を触媒していることを明らかにした これまでに 通常知られている NRPS が繰り返し反応にてアミノ酸のホモオリゴマー化を触媒する例は報告されておらず 本酵素群は 新規ペプチド合成機構を有する NRPS 様酵素である可能性を見出すことができた
9 石川での微生物 酵素研究 熊谷英彦 ( 石川県大 生資工研 ) 京都大学を定年になって 石川県へ来て 7 年目です この間に公表されたデータを中心に微生 物と酵素に関する研究の紹介をしたいと思います 実際には 私がやった研究ではなく 私の周りの人たちがやった研究です 1) 大腸菌のγ-グルタミルトランスペプチダーゼ (GGT) に関する研究 GGT は グルタチオンを基質としてそのγ-グルタミル結合を加水分解する酵素でありまして 広く動植物 微生物に存在し 生体内で解毒や抗酸化 システイン供給などの重要な機能を果たしている酵素です 動物での研究が先行しましたが 動物の GGT は膜結合型であり 糖鎖が存在し結晶がとれず 構造解析が出来ませんでした 私達は 大腸菌にこの酵素を見つけ 活性中心アミノ酸残基を明らかにし 反応機構を解明しました さらに GGT の自己プロセッシングの機構も明らかにしました また この酵素の結晶構造解析に成功し γ-グルタミル酵素中間体の捕捉解析にも成功しました 反応機構や自己プロセッシングの機構解明も三次元構造のレベルでなされました またこの結果は ピロリ菌の GGT の構造解析にも役立ちました 2)Puu 代謝経路の発見と関連タンパク質の性質解明大腸菌には GGT 以外にγ-グルタミル化合物の分解活性があることに端を発し ポリアミンの一種であるプトレシンの新しい代謝経路を見つけることができました この経路では細胞外のプトレッシンが細胞内でγ-グルタミル化を経て全部で5 段階の酵素反応により コハク酸セミアルデヒドにまで分解されます この代謝経路に含まれるタンパク質の遺伝子は 7つの遺伝子を含むクラスターを作って存在しています これらのタンパク質は トランスポーターが1つ 転写調節因子が1つ あとは ATP 依存性 γ-グルタミルプトレシン (γ-gluput) 合成酵素 γ-gluput 酸化酵素など5 段階の酵素反応を触媒する酵素です この経路は細胞内でγ-アミノブチルアルデヒドの自然閉環を防ぎつつ 細胞外プトレシンを栄養源として利用するためのものと考えられます 3) 耐熱性セルラーゼに関する研究自然界に大量に存在する未利用バイオマス リグノセルローズの有効利用を目指して 耐熱性セルラーゼ群のクローニング 酵素の性質解明 耐熱性酵母での発現等を行って来ました 耐熱性酵母ではそのβ-グルコシダーゼの結晶構造解析に成功しました 以下は現在進行中でありますのでタイトルだけにします 4) 微生物アミノ酸脱炭酸酵素の研究と植物アルカロイドの微生物による生産 5) 豆腐ホエーでの乳酸菌培養とおからの乳酸菌発酵物の利用 6) 石川県の伝統発酵食品の微生物叢解析 機能性の顕在化 新規発酵食品 新規発酵プロセスの開発
10 ヒトの糖質に作用するビフィズス菌のグリコシダーゼ - その作用と生理的意義 - 片山高嶺 ( 石川県大 生資工研 ) [ はじめに ] ビフィズス菌は健康なヒトの腸管に生息し 整腸作用や抗感染症作用など宿主に良い影響を及ぼすプロバイオティクスとして知られている また最近では 抗アレルギー作用や抗腫瘍作用なども報告されており 宿主腸管内での免疫調節機能の点からも注目されている ビフィズス菌は宿主の小腸下部から大腸に生息しているが 宿主が摂取した糖成分は宿主自身による消化吸収および消化管上部に生息する腸内細菌によって消費されてしまうため 本菌の生息する消化管下部には容易に分解し得る糖成分はほとんど届かない そのため ビフィズス菌は多種多様な糖質分解酵素 ( グリコシダーゼ ) を分泌生産して 難分解性とされる糖成分から栄養を獲得している 我々は 宿主腸管内における本菌の生息を理解するためには その特異な糖代謝経路を理解することが重要であると考えて研究を行ってきた その過程で ある種のビフィズス菌がヒト由来の糖質に作用する特異なグリコシダーゼ群を分泌発現していることを見出した 従来 ビフィズス菌は食餌性由来の難分解性オリゴ糖を利用して腸管内で生息していると考えられていたが 実はヒト自身が分泌する糖質を利用しているとも考えられ ヒトとビフィズス菌の共生 を考える上で新たなパラダイムとなった 本講演では 以下に述べる ヒトミルクオリゴ糖 の資化経路を中心に ビフィズス菌とヒト ( 特に乳児 ) との共生を支える分子基盤について紹介したい [ 母乳栄養児とビフィズス菌 およびヒトミルクオリゴ糖 ] 母乳栄養児の腸管は 生後速やかにビフィズス菌寡占状態になることが知られており ( ビフィズスフローラの形成 ) このことは乳児の腸管の発達や感染症からの防御に重要な役割を果たしている このビフィズス菌の選択的増殖には 母乳に含まれているオリゴ糖成分 ( ヒトミルクオリゴ糖 ) が関与していることが 50 年以上も前の研究から示唆されていたが その分子基盤は全く明らかとなっていなかった ヒトミルクオリゴ糖は ラクトース 脂質に次ぐ 3 番目に多い成分として母乳中に 10~20 g/l 程度含まれているが 乳児自身はこれを栄養とすることは出来ない 現在までに 100 種類を超えるヒトミルクオリゴ糖分子種が同定されており その主成分は 2 -フコシルラクトース ラクト-N-テトラオース ラクト-N-フコペンタオース I および ラクト-N-ジフコヘキサオース I であることが知られている このうち後者 3 種は1 型糖鎖とよばれる Galβ1,3GlcNAc 構造 ( ラクト-N-ビオース I 構造 ) を非還元末端側に有しており この構造は哺乳類の中でも人乳にのみ多量に含まれているこ
11 とが特徴である [ ビフィズス菌に特異的なヒトミルクオリゴ糖資化経路 ] 我々は Bifidobacterium bifidum や B. longum といったヒト乳幼児の腸管に生息するビフィズス菌が 1 型糖鎖構造を有するラクト-N-テトラオースをラクト-N-ビオース I とラクトースに分解する酵素ラクト-N-ビオシダーゼを分泌発現することを見出し 本酵素の構造機能解析を行った 一方 食品総合研究所の北岡らは B. bifidum や B. longum の細胞質よりラクト-N-ビオース I を加リン酸分解する酵素ラクト-N-ビオース I ホスホリラーゼを単離していた つまり これらのビフィズス菌は細胞外においてはラクト-N-ビオース I を遊離する酵素 および細胞内においてはラクト-N-ビオース I を代謝する酵素を有していることとなり このことからラクト-N-ビオース I を選択的に取り込むトランスポーターの存在が示唆された ラクト-N-ビオース I ホスホリラーゼ遺伝子の上流を調べたところ ABC トランスポーターをコードすると推察される遺伝子クラスターが存在しており 構造機能解析の結果 予想通りラクト-N- ビオース I トランスポーターであることが明らかとなった 次に これら酵素群の生理機能を調べる目的で 人乳より単離したミルクオリゴ糖混合物を炭素源として B. bifidum を培養し その上清中のオリゴ糖成分を解析した その結果 B. bifidum における1 型糖鎖の優先的な資化が確認された これらのことから ある種のビフィズス菌は 1 型ヒトミルクオリゴ糖に特異的な資化経路を有していること明らかとなった 注目すべきは ラクト-N-ビオシダーゼおよびラクト-N-ビオース I トランスポーターのホモログが これまで知られている腸内細菌ゲノム中ではビフィズス菌ゲノム中にしか存在しないこと および ビフィズス菌以外のほとんどの腸内細菌がラクト-N-テトラオースなどの1 型糖鎖構造を分解できないことである この事実は 母乳栄養児の腸管では何故ビフィズスフローラが速やかに形成されるのか という長年の疑問を解明する糸口となると考えている 本研究は 山本憲二先生 ( 京都大学 現石川県立大学 ) 北岡本光先生( 食品総合研究所 ) 浦島匡先生( 帯広畜産大学 ) 芦田久先生( 京都大学 ) および伏信進矢先生( 東京大学 ) と共に行われたものである
12 改変型放線菌由来シトクロム P450 を用いた活性型ビタミン D の生産榊利之 ( 富山県大工 生物工学 ) 1. はじめにシトクロム P450 は原核微生物から哺乳動物 高等植物にいたるまで生物界に広く存在するヘム酵素であり 最近のゲノム解析の結果から きわめて多種類のシトクロム P450 の存在が明らかになった 我々は放線菌 Streptomyces griseolus 由来の水溶性シトクロム P450 である CYP105A1 がビタミン D 3 に対して 25 位および 1α 位を水酸化して活性型ビタミン D 3 を生産することを見出した ( 図 1) 1) したがって CYP105A1 は実用的に魅力的なシトクロム P450 である しかし その活性はきわめて低く 実用化にはほど遠いものであったため 活性を上昇させることを試みた 進化工学的手法も有効な手段だと思われるが 我々は まず CYP105A1 の立体構造を明らかにし その構造に基づいて変異導入する方法を選択した 2. CYP105A の立体構造 CYP105A1 精製標品を用いて 2000 を超える条件を試みた結果 結晶化に成功した SPring-8 にてシンクロトロンにより X 線回折データの収集を行い 最高分解能 1.5A のデータを得た CYP105A1 は 13 本のα-へリックス (A-L)3つのβ-シートからなり 全体としては典型的なシトクロム P450 の形状 すなわち三角おにぎり形をしていることがわかった 2) 全体構造は P450 として最初に立体構造が解明された P450cam によく似ているが 基質の取り込みや基質結合に関与している領域は大きく異なっていた 3. CYP105A1 と基質のドッキングモデル基質結合型 CYP105A1 の結晶化が困難であったため 基質であるビタミン D 3 のドッキングモデルを作成した CYP105A1 はビタミン D 3 に対して 25 位および 1α 位水酸化活性を示すが 基質であるビタミン D 3 の近傍に存在するアミノ酸残基の中には Leu-180 Val-181 Ile-243 Ile-293 といった疎水性のアミノ酸残基のほかに 特徴的なアルギニン残基 (Arg-73 Arg-84 Arg-193) が存在することが明らかになった 4. 変異体のビタミン D 3 水酸化活性それぞれのアミノ酸残基について Ala 変異体を作製し 基質ビタミン D 3 1α,(OH)D 3 および 25(OH)D 3 に対する活性を測定した その結果 L180A V181A R193A I243A において著しい活性低下が認められ これらのアミノ酸残基が活性に重要な役割を果たしていると考えられる 一方 R73A や R84A においては 25 位水酸化活性および 1α 位水酸化活性ともに著しい上昇 (k cat /K m で 10~30 倍 ) が見られた ドッキングモデルから Arg193 はビタミン D 3 の 3 位の水酸基と何らかの相互作用をし得る距離に存在しており 基質の認識に重要な働きをしている可能性が示唆された 一方 Arg84 はビタミン D 3 の C 環および D 環の疎水性領域の近くに存在しており 正電荷をもつ側鎖部分が基質の結合に悪影響を与えている可能性が考えられた Arg73 はビタミン D 3 をはさんで Arg84 とは逆側で CD 環と相互作用している可能性が示唆され Arg84 と同様 側鎖部分が基質結合に悪影響を与えている可能性が考えられた 5. 二重変異体の活性 Arg73 および Arg84 について種々のアミノ酸に置換した変異体を作製し 活性を比較したところ それぞれ R73V および R84A が最大活性を示した 次に 二重変異体 R73V/R84A を作製し その活性を調べたところ 25 位水酸化活性は野生型の約 400 倍 1α 位水酸化活性は約 100 倍上昇
13 したことがわかった 3) 6. 二重変異体を発現する放線菌を用いた活性型ビタミン D の生産 CYP105A1 の二重変異体 R73V/R84A 遺伝子発現プラスミドを放線菌 S. lividans に導入し チオスプレプトンの添加により発現誘導した 基質ビタミン D 3 を添加 ( 終濃度 20 mg/l) したところ 経時的に基質ビタミン D 3 が減少し 25-ヒドロキシビタミン D 3 (25D 3 ) および 1α,25-ジヒドロキシビタミン D 3(1α,25D 3 ) が増加し 24 時間後における両者への変換率はそれぞれ 40% および 15% であった コントロール株ではこうした変換は見られなかったことから 放線菌内で発現した R73V/R84A が内在性の電子伝達系との相互作用により活性を発揮し ビタミン D 3 から 25D3 を経て 1α,25D 3 に変換したと考えられる 7. おわりに CYP105A1 の立体構造に基づき変異を重ねることにより 野生型の 400 倍以上高い活性 (25 位水酸化活性 ) をもつ変異体を作製することに成功した 今後 さらに高い活性を有する変異体の作製や培養条件の改良などにより生産性を向上させる予定である また 立体構造に基づき基質特異性や反応特異性の異なる新規酵素を創製することができれば 骨粗鬆症や癌などの治療薬として期待される新規ビタミン D 誘導体の生産に応用できる可能性がある 図 1 放線菌由来 CYP105A1 によるビタミン D 3 から活性型ビタミン D 3 への変換 参考文献 1) Sawada, N. et al.: Biochem Biophys Res Commun 320: (2004) 2) Sugimoto, H. et al.: Biochemistry 47: (2008) 3) Hayashi, K. et al.: Biochemistry 47: (2008)
14 超好熱菌酵素の機能 構造解析と応用 香川大学 農学部 応用生物科学科櫻庭春彦 1. はじめに色素依存性デヒドロゲナーゼは 電子伝達系などに連結して酸化還元反応を触媒する一群の酵素であり 糖 有機酸 アミノ酸など各種生体成分から電子を取り出す初発酵素として機能している また生体外では ジクロロフェノールインドフェノール (DCIP) やフェリシアン化カリウムなど人工の酸化還元色素にその電子を渡すことができる これらの酵素は 酸化還元色素をメディエータとして基質の電子を電極へ直接導入できることから バイオセンサーやバイオ電池の素子としての利用が期待されている しかしながら膜結合性の酵素が多く 総じて不安定であり応用研究は遅れている さらに 複合体を形成するなど複雑な構造をとるために 機能 構造解析例も少ないのが現状である 一方 90 以上の高温で生育可能な超好熱菌の酵素は 極めて耐熱性が高いだけでなく 有機溶剤や種々の薬品処理などに対しても高い安定性を示す 我々は 超好熱菌において色素依存性デヒドロゲナーゼをスクリーニングし これまでに L-プロリン D-プロリン D- 乳酸 糖などを基質とする安定性の高い酵素を見出している これらのうち 超好熱アーキアに分布する色素依存性 L-プロリンデヒドロゲナーゼ (PDH) について 最近の我々の研究成果を中心に述べる 2. Thermococcus profundus の色素依存性 L-プロリンデヒドロゲナーゼ (PDH) 数種の超好熱アーキアを培養し それらの細胞抽出液を用いて色素依存性デヒドロゲナーゼを検索した その結果 L-プロリンの脱水素反応を行う PDH を Thermococcales 目に属する超好熱アーキアに見出した そのなかで比活性が最も高かった T. profundus を選び 酵素の精製を行った この酵素は 膜結合性ではなく細胞抽出液中の可溶性画分に存在した 分子質量はゲルろ過法で約 120 kda SDS 電気泳動法により 4 種類の異なるバンドが検出され サブユニットの分子質量はそれぞれα: 54 β: 43 γ: 19 δ: 11 kda と算出されたので αβγδ 型へテロテトラマー複合体構造をとることが明らかになった 本酵素は 70ºC の熱処理や ph 4-10(50 ) の広い ph 領域で失活せず この種の酵素としては非常に高い安定性を示した 次に遺伝子クローニングを行い 全長の塩基配列を決定した αβγδの各サブユニットの遺伝子はクラスターを形成しており これと類似した遺伝子クラスターが Thermococcales 目のアーキアに特異的に存在することが明らかになった 3. Pyrococcus horikoshii の 2 種の色素依存性 L-プロリンデヒドロゲナーゼ複合体 PDH のスクリーニングの過程において P. horikoshii の Native 電気泳動後の活性染色では 移動度が大きく異なる 2 本の活性バンドが検出できた このことから 我々は P. horikoshii には Tp-PDH と同タイプの PDH に加えて 別に新規な PDH が存在すると予想した これら 2 種類の PDH( 電気詠動で移動度が小さい Ph-PDH1 と大きい Ph-PDH2) をそれぞれ細胞粗抽出液から精製し 両酵素の特徴を解析した その結果 移動度の大きい Ph-PDH2 が Tp-PDH と同様の 4 種類のサブユニットからなる酵素であり 移動度が小さい Ph-PDH1 は 56(α) と 43 kda(β) の 2 種類のサブユニットからなるα 4 β 4 のへテロオクタマー構造をとることが分かった このαとβの各サブユニットをコードする遺伝子もクラスターを形成し Thermococcales 目に共通に存在が認められた
15 4.Ph-PDH1 の X 線結晶構造解析と新規な電子伝達系の存在 X 線結晶構造解析の結果 Ph-PDH1 はαβヘテロダイマーが基本となる (αβ) 4 オクタマー構造をとることが明らかになった また FAD がβサブユニットに ATP がαサブユニットに存在し FMN がαβサブユニットの境界に存在することが明らかになった 構造解析の結果から 次のような電子伝達系が存在すると考えられる まず 1) 電子供与体の L-プロリンから 電子がβサブユニットの FAD に取り込まれ FADH 2 が形成される 2) 次に電子は FAD から 12A 離れ βとαサブユニットの接触面に位置する FMN へと伝達され さらにその FMN から 12A の距離にある α サブユニットのシステインクラスタードメインの鉄へと伝達される 3) 最終的に電子は α サブユニット中の疎水性に富むトリプトファンクラスタードメインに結合すると予想される未同定の電子受容体へと流れる なお α サブユニットに存在する ATP の役割については現在のところ不明であるが 電子伝達には直接関与せず 高次構造の保持に関係していることが予想される 5. 色素依存性デヒドロゲナーゼのバイオセンサーへの応用超好熱菌由来の色素依存性デヒドロゲナーゼを利用したバイオセンサーを作成したところ 常温下でのセンシングに十分利用可能であることや 常温生物の酵素に比べセンサーの加工時に酵素の劣化が起こりにくいことがわかってきた データベースによると 超好熱菌には数十種を越える色素依存性デヒドロゲナーゼの存在が示唆されているが 機能や構造についての知見は極めて少なく応用面の研究も始まったばかりである 安定性に優れた超好熱菌酵素の機能 構造解析が進展すれば バイオセンサーやバイオ電池素子の応用開発において新たな展開が期待できる
16 乳酸菌バクテリオシン - 戦略的な探索 発見 活用とゼロエミッション PJ まで - 園元謙二 1,2 善藤威史 1 ( 1 九大院 農 2 九大 バイオアーク ) 乳酸菌の中には バクテリオシンと総称される抗菌性ペプチドを生産するものが存在する 乳酸菌バクテリオシンは主にグラム陽性菌の生育を阻害し 発酵食品の保存性の向上に寄与していると考えられている 1) 乳酸菌バクテリオシンは一般の抗生物質と比べて低濃度で高い活性を示す一方 無味無臭で ヒトの体内の消化酵素で分解され 耐性菌を誘導しにくく さらには安全性の高い乳酸菌によって生産されることから 安全 安心な抗菌剤として食品保存をはじめ 近年では医療や畜水産分野などの多様な用途への利用が期待されている 実際に 最も代表的なバクテリオシンで 乳酸菌 Lactococcus lactis の一部の株が生産するナイシン A は世界 50 ヶ国以上で食品保存料として利用されている ナイシン A は 日本においても 2009 年 3 月 2 日に食品添加物として指定され 今後広く利用されることが予想される 2,3) 乳酸菌バクテリオシンにはさまざまなタイプのものがあり 多様なバクテリオシンを適材適所に利用することで より高度な微生物制御の実現が期待される そこで我々は 新奇バクテリオシン生産乳酸菌を探索し その結果見出された新奇バクテリオシンの構造や特性の解析を行っている また 乳酸菌バクテリオシンのさまざまな分野への応用にも取り組んでいる 新奇乳酸菌バクテリオシンの探索多様な新奇乳酸菌バクテリオシンを獲得するには バクテリオシンの迅速な評価方法が必要である そこで 抗菌スペクトルと分子量を指標とした方法を構築した 4,5) すなわち 乳酸菌分離株の培養液上清を試料とした 検定菌 10 株程度に対する抗菌スペクトルの統計学的評価と LC/MS による分子量決定から成る迅速スクリーニング法を確立した ( 図 1) 本法によって 多数の新奇バクテリオシン生産乳酸菌を得られた ( 表 1) 特に ナイシンに匹敵する強力な抗菌活性を有するラクティシン Q Lactococcus 属由来としては初めての環状バクテリオシン ラクトサイクリシン Q を見出した 図 1 新奇乳酸菌バクテリオシンの迅速スクリーニング法バクテリオシン生産乳酸菌の培養液上清レベルで新奇性の評価 ( 既知バクテリオシンとの判別 ) を行うことでスクリーニングの迅速化が図られる 新奇性の高いものについては さらに詳細に解析する 新奇バクテリオシンの構造 特性の解析 L. lactis QU 5 が生産する新奇バクテリオシン ラクティシン Q( 図 2) は ナイシン A と同様に広い抗菌スペクトルと強力な抗菌活性を有し ナイシン A などの多くのバクテリオシンが活性を失うアルカリ条件下を含む広い ph 条件下で安定であった 6) さらに ラクティシン Q は 特定のレセプターを必要とせず 細菌細胞膜に巨大な孔を形成して細胞内容物を流出させることで 強力な抗菌活性を示すことが明らかとなった 7,8) 一方 Lactococcus sp. QU 12 が生産する新奇バ 図 2 我々が見出した新奇乳酸菌バクテリオシンの構造ラクティシン Q は N 末端のメチオニンがホルミル化している ラクトサイクリシン Q は N 末端と C 末端のアミノ酸残基がペプチド結合した環状構造を有する クテリオシン ラクトサイクリシン Q( 図 2) は N 末端と C 末端のアミノ酸がペプチド結合した環状構造を有していた 9) 環状構造は抗菌活性に必須であり 高い熱安定性にも寄与していると考
17 えられる この種の環状抗菌ペプチドの作用機構や環化機構には不明な点が多く 現在 検討を進めている 将来的には このような多様なバクテリオシンの中から それらの特性を考慮し用途に応じた最適なバクテリオシンの選択が可能となることが期待される 表 1. 我々が見出した乳酸菌バクテリオシン (* 印は新奇バクテリオシン ) 菌種 株名 バクテリオシン 抗菌スペクトル 特徴 Lactococcus lactis QU 1 他 ナイシン Z 広い ランチビオティック Lactococcus lactis ナイシン Q* 広い ランチビオティック Lactococcus lactis QU 4 ラクトコッシン Q* L. lactis 特異的 2 ペプチド Lactococcus lactis QU 5 他 ラクティシン Q* 広い Lactococcus lactis QU 14 ラクティシン Z* 広い Lactococcus sp. QU 12 ラクトサイクリシン Q* 広い 環状 Enterococcus faecalis NKR-4-1 エンテロシン W* 広い 2 ペプチドランチビオティック Enterococcus faecium NKR-5-3 ブロコシン A, ペプチド Z* ペプチド B* ペプチド C* ペプチド D* 狭い広い中程度 ( 抗リステリア ) 狭い ( 生産誘導活性 ) Enterococcus faecium KU-B5 エンテロシン X* エンテロシン A, B 中程度 2 ペプチド中程度 ( 抗リステリア ) Enterococcus faecium WHE81 エンテロシン A, B 中程度 ( 抗リステリア ) Enterococcus mundtii QU 2 ムンジチシン 中程度 ( 抗リステリア ) Enterococcus durans QU 49 デュランシン TW49-M* 他 狭い 誘導ペプチドも存在 Pediococcus pentosaceus TISTR 536 ペディオシン PA-1 中程度 ( 抗リステリア ) Leuconostoc pseudomesenteroides QU 15 ロイコシン A, Q*, N* 中程度 ( 抗リステリア ) Weissella hellenica QU 13 ワイセリシン Y*, M* 中程度 乳酸菌バクテリオシン活用への取組み経済産業省 地域新生コンソーシアム研究開発事業等によってナイシンの利活用の基盤を確立し 手指用殺菌洗浄剤 ( 写真 1) 等を開発した 特に ナイシンの活性と安定性について 最適な配合剤の選択などを検討し 抗菌性の相乗効果なども確認され 既存品と同等以上の優れた製品が調製できた 10) また 医療分野や畜産分野等への展開も図っている 乳房炎は酪農経営の収益性を左右する重大な疾病であり ナイシンを利用写真 1 手指用殺菌洗浄剤した牛乳房炎の予防剤 治療剤を開発した ( 農林水産省 先端技術を活用した農林水産研究高度化事業 ) ナイシンとクエン酸などから成る乳房炎予防剤 ( 乳頭消毒剤 ) は規定時間以内 (60 秒 ) で 99.9% 以上の強力な殺菌効果を乳房炎原因菌に示した 11) ナイシンと油性軟膏から成る乳房炎治療剤 ( 乳房内注入剤 )( 写真 2) は 潜在性乳房炎および比較的経度の臨床型乳房炎に対して有効であり 抗生物質に代替する治療薬として期待される 12) 最近では 特に九州地方で廃棄処理方法が問題となっている焼酎蒸留粕を乳酸菌用の培地として利用し ナイシンの低コスト大写真 2 乳房炎治療剤量生産を試みている さらに ナイシン分離後の発酵残渣は機能性発酵調味液として使うことができ ものづくりと廃棄物有効利用を両立した環境調和型生産プロセスの実現 ( ゼロエミッション PJ) を展開中である ( 経済産業省 戦略的基盤技術高度化支援事業 ) 参考文献 1) 善藤ら 防菌防黴 37, (2009). 2) 善藤ら 乳業技術 59, (2009). 3) 益田ら ミルクサイエンス 59, (2010). 4) 澤ら 醸造協会誌 103, (2008). 5) Zendo et al., J. Appl. Microbiol., 104, (2008). 6) Fujita et al., Appl. Environ. Microbiol., 73, (2007). 7) Yoneyama et al., Appl. Environ. Microbiol., 75, (2009). 8) Yoneyama et al., Antimicrob. Agents Chemother., 53, (2009). 9) Sawa et al., Appl. Environ. Microbiol., 75, (2009). 10) 特開 ) 特願
18 平成 22 年度農芸化学会中部支部役員 ( 平成 22 年 6 月現在 ) 支部長 小林哲夫名古屋大学院生命農学研究科 名古屋市千種区不老町 Phone: , [email protected] 副支部長牧正敏名古屋大学院生命農学研究科 名古屋市千種区不老町 Phone: , [email protected] 副支部長山口庄太郎天野エンザイム株式会社 岐阜県各務原市テクノプラザ 1 丁目 6 番天野エンザイム株式会社岐阜研究所産業用酵素開発部 Phone: , Fax: , [email protected] 庶務幹事松林嘉克名古屋大学院生命農学研究科 名古屋市千種区不老町 Phone: , [email protected] 庶務幹事灘野大太名古屋大学大学院生命農学研究科 名古屋市千種区不老町 Phone: , [email protected] 会計幹事山篠貴史名古屋大学院生命農学研究科 名古屋市千種区不老町 Phone: , [email protected] 支部監事山上圭吾株式会社ミツカングループ本社 愛知県半田市中村町 2-6 株式会社ミツカングループ本社中央研究所 Phone: , Fax: , [email protected] 支部監事前島正義名古屋大学院生命農学研究科 名古屋市千種区不老町 Tel: , [email protected]
19 CSR J
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21 日本農芸化学会中部支部第 158 回例会要旨集平成 22 年 6 月発行 発行所日本農芸化学会中部支部 名古屋市千種区不老町名古屋大学大学院生命農学研究科内
表 1. 乳酸菌によって生産されるバクテリオシンの分類と代表例 クラス ( サブクラス ) 特徴代表例 クラス Ⅰ 異常アミノ酸を含む, ランチビオティックと総称される 5 kda 以下の低分子ペプチド, 耐酸性 耐熱性 ナイシン A, Z, Q ラクティシン 481 クラス Ⅱ 異常アミノ酸を含ま
石橋直樹 1 善藤威史 1 園元謙二 1, 2 1 九州大学大学院農学研究院 2 九州大学バイオアーキテクチャーセンター 1. はじめに 乳酸菌は 様々な抗菌物質を生産して競合す る微生物の生育抑制をすることで自身の増殖を有利に行っている 乳酸菌が生産する抗菌物質としては 乳酸をはじめとする種々の低分子有機酸が挙げられるが それ以外にもバクテリオシンと称される抗菌性ペプチドが知られている これら生物由来の天然抗菌物質
図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 免疫の要 NF-κB の活性化シグナルを増幅する機構を発見 - リン酸化酵素 IKK が正のフィーッドバックを担当 - 身体に病原菌などの異物 ( 抗原 ) が侵入すると 誰にでも備わっている免疫システムが働いて 異物を認識し 排除するために さまざまな反応を起こします その一つに 免疫細胞である B 細胞が
1. 背景血小板上の受容体 CLEC-2 と ある種のがん細胞の表面に発現するタンパク質 ポドプラニン やマムシ毒 ロドサイチン が結合すると 血小板が活性化され 血液が凝固します ( 図 1) ポドプラニンは O- 結合型糖鎖が結合した糖タンパク質であり CLEC-2 受容体との結合にはその糖鎖が
参考資料配布 2014 年 11 月 10 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人東北大学 血小板上の受容体 CLEC-2 は糖鎖とペプチド鎖の両方を認識 - マムシ毒は糖鎖に依存せず受容体と結合 - 本研究成果のポイント レクチンは糖鎖とのみ結合する というこれまでの考え方を覆す CLEC-2 受容体は同じ領域でマムシ毒とがんに関わる糖タンパク質に結合 糖鎖を模倣したペプチド性薬剤の設計への応用に期待
論文題目 腸管分化に関わるmiRNAの探索とその発現制御解析
論文題目 腸管分化に関わる microrna の探索とその発現制御解析 氏名日野公洋 1. 序論 microrna(mirna) とは細胞内在性の 21 塩基程度の機能性 RNA のことであり 部分的相補的な塩基認識を介して標的 RNA の翻訳抑制や不安定化を引き起こすことが知られている mirna は細胞分化や増殖 ガン化やアポトーシスなどに関与していることが報告されており これら以外にも様々な細胞諸現象に関与していると考えられている
報道発表資料 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - ポイント 異物センサー TLR のシグナル伝達機構を解析 インターフェロン産生に必須な分子 IKK アルファ を発見 免疫 アレルギーの有効
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - がんやウイルスなど身体を蝕む病原体から身を守る物質として インターフェロン が注目されています このインターフェロンのことは ご存知の方も多いと思いますが 私たちが生まれながらに持っている免疫をつかさどる物質です 免疫細胞の情報の交換やウイルス感染に強い防御を示す役割を担っています
大学院博士課程共通科目ベーシックプログラム
平成 30 年度医科学専攻共通科目 共通基礎科目実習 ( 旧コア実習 ) 概要 1 ). 大学院生が所属する教育研究分野における実習により単位認定可能な実習項目 ( コア実習項目 ) 1. 組換え DNA 技術実習 2. 生体物質の調製と解析実習 3. 薬理学実習 4. ウイルス学実習 5. 免疫学実習 6. 顕微鏡試料作成法実習 7. ゲノム医学実習 8. 共焦点レーザー顕微鏡実習 2 ). 実習を担当する教育研究分野においてのみ単位認定可能な実習項目
の活性化が背景となるヒト悪性腫瘍の治療薬開発につながる 図4 研究である 研究内容 私たちは図3に示すようなyeast two hybrid 法を用いて AKT分子に結合する細胞内分子のスクリーニングを行った この結果 これまで機能の分からなかったプロトオンコジン TCL1がAKTと結合し多量体を形
AKT活性を抑制するペプチ ド阻害剤の開発 野口 昌幸 北海道大学遺伝子病制御研究所 教授 広村 信 北海道大学遺伝子病制御研究所 ポスドク 岡田 太 北海道大学遺伝子病制御研究所 助手 柳舘 拓也 株式会社ラボ 研究員 ナーゼAKTに結合するタンパク分子を検索し これまで機能の 分からなかったプロトオンコジンTCL1がAKTと結合し AKT の活性化を促す AKT活性補助因子 であることを見い出し
( 図 ) IP3 と IRBIT( アービット ) が IP3 受容体に競合して結合する様子
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 6 月 23 日 独立行政法人理化学研究所 独立行政法人科学技術振興機構 細胞内のカルシウムチャネルに情報伝達を邪魔する 偽結合体 を発見 - IP3 受容体に IP3 と競合して結合するタンパク質 アービット の機能を解明 - 細胞分裂 細胞死 受精 発生など 私たちの生の営みそのものに関わる情報伝達は 細胞内のカルシウムイオンの放出によって行われています
創薬に繋がる V-ATPase の構造 機能の解明 Towards structure-based design of novel inhibitors for V-ATPase 京都大学医学研究科 / 理化学研究所 SSBC 村田武士 < 要旨 > V-ATPase は 真核生物の空胞系膜に存在す
創薬に繋がる V-ATPase の構造 機能の解明 Towards structure-based design of novel inhibitors for V-ATPase 京都大学医学研究科 / 理化学研究所 SSBC 村田武士 < 要旨 > V-ATPase は 真核生物の空胞系膜に存在するプロトンポンプである 複雑なサブユニット構造からなる超分子複合体であり 親水性の触媒頭部部分 (V1
生物時計の安定性の秘密を解明
平成 25 年 12 月 13 日 生物時計の安定性の秘密を解明 概要 名古屋大学理学研究科の北山陽子助教 近藤孝男特任教授らの研究グループは 光合 成をおこなうシアノバクテリアの生物時計機構を解析し 時計タンパク質 KaiC が 安定な 24 時 間周期のリズムを形成する分子機構を明らかにしました 生物は, 生物時計 ( 概日時計 ) を利用して様々な生理現象を 時間的に コントロールし 効 率的に生活しています
医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では 皮膚から侵入したアレルゲンが 食物アレルギー アトピー性皮膚炎 喘息 アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすきっかけになる
化粧品用コラーゲンの原料 現在は 魚由来が中心 かつては ウシの皮膚由来がほとんど BSE 等病原体混入の危険 人に感染する病原体をもたない アレルギーの問題は未解決 ( むしろ問題は大きくなったかもしれない ) アレルギーを引き起こす可能性 医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では
Microsoft Word - 研究報告書(崇城大-岡).doc
崇城 大学 生物生命学部 崇城大学 1999 年 九州大学農芸化学科卒業 生物生命学部 2004 年 同大学院生物資源環境科学府 応用微生物工学科 博士課程修了 准教授 2004 年 産業技術総合研究所 糖鎖工学研究センター研究員 岡 拓二 2008 年 崇城大学生物生命学部助教 2010 年 崇城大学生物生命学部准教授 糸状菌のガラクトフラノース含有糖鎖生合成に関わる 新規糖転移酵素遺伝子の機能解析
核内受容体遺伝子の分子生物学
核内受容体遺伝子の分子生物学 佐賀大学農学部 助教授和田康彦 本講義のねらい 核内受容体を例として脊椎動物における分子生物学的な思考方法を体得する 核内受容体遺伝子を例として脊椎動物における遺伝子解析手法を概観する 脊椎動物における核内受容体遺伝子の役割について理解する ヒトや家畜における核内受容体遺伝子研究の応用について理解する セントラルドグマ ゲノム DNA から相補的な m RNA( メッセンシ
報道発表資料 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - ポイント 亜鉛が免疫応答を制御 亜鉛がシグナル伝達分子として作用する 免疫の新領域を開拓独立行政法人理化学研究所 ( 野依良治理事
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 8 月 7 日 独立行政法人理化学研究所 国立大学法人大阪大学 栄養素 亜鉛 は免疫のシグナル - 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 - 私たちの生命維持を行うのに重要な役割を担う微量金属元素の一つとして知られていた 亜鉛 この亜鉛が欠乏すると 味覚障害や成長障害 免疫不全 神経系の異常などをきたします 理研免疫アレルギー科学総合研究センターサイトカイン制御研究グループと大阪大学の研究グループは
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酵素 : タンパク質の触媒 タンパク質 Protein 酵素 Enzyme 触媒 Catalyst 触媒 Cataylst: 特定の化学反応の反応速度を速める物質 自身は反応の前後で変化しない 酵素 Enzyme: タンパク質の触媒 触媒作用を持つタンパク質 第 3 回 : タンパク質はアミノ酸からなるポリペプチドである 第 4 回 : タンパク質は様々な立体構造を持つ 第 5 回 : タンパク質の立体構造と酵素活性の関係
<4D F736F F D B82C982C282A282C482512E646F63>
サンプル条件および固定化分子の選択 Biacoreの実験ではセンサーチップに固定化する分子をリガンド それに対して結合を測定する分子をアナライトと呼びます いずれの分子をリガンドとし アナライトとするかは 実験系を構築する上で重要です 以下にサンプルに適したリガンド アナライトの設計方法やサンプルの必要条件などをご紹介します アナライト リガンド センサーチップ (1) タンパク質リガンドとしてもアナライトとしても用いることができます
大学院委員会について
博士学位請求論文 審査報告書 審査委員 ( 主査 ) 農学部専任准教授村上周一朗 ( 副査 ) 農学部専任教授中島春紫 ( 副査 ) 農学部専任准教授前田理久 2014 年 1 月 17 日 1 論文提出者氏名高橋結 2 論文題名 ( 邦文題 ) ハイイロジェントルキツネザルの糞由来 Aspergillus niger E-1 株の有する xylanase に関する研究 ( 欧文訳 )Study on
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上原記念生命科学財団研究報告集, 26 (2012) 75. 哺乳類のゴルジ体ストレス応答の分子機構の解明 吉田秀郎 Key words: ゴルジ体, 小胞体, 転写, ストレス応答, 細胞小器官 兵庫県立大学大学院生命理学研究科生体物質化学 Ⅱ 講座 緒言細胞内には様々な細胞小器官が存在して細胞の機能を分担しているが, その存在量は細胞の需要に応じて厳密に制御されており, 必要な時に必要な細胞小器官が必要な量だけ増強される.
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 大道正英 髙橋優子 副査副査 教授教授 岡 田 仁 克 辻 求 副査 教授 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent trans
( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 大道正英 髙橋優子 副査副査 岡 田 仁 克 辻 求 副査 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent transforming growth factor- binding protein-4 is downregulated in breast
,...~,.'~ 表 2.6.2.2-26 試験管内 PAE 菌株薬剤 MIC (µg/ml) PAE (h) 1 MIC 4 MIC STFX 0.025 0.92 2.35 S. aureus FDA 209-P LVFX 0.20 0.68 2.68 CPFX 0.20 1.05 1.59 SPFX 0.10 0.35 1.07 STFX 0.025 2.33 1.14 E. coli KL-16
糖鎖の新しい機能を発見:補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する
糖鎖の新しい機能を発見 : 補体系をコントロールして健康な脳神経を維持する ポイント 神経細胞上の糖脂質の糖鎖構造が正常パターンになっていないと 細胞膜の構造や機能が障害されて 外界からのシグナルに対する反応や攻撃に対する防御反応が異常になることが示された 細胞膜のタンパク質や脂質に結合している糖鎖の役割として 補体の活性のコントロールという新規の重要な機能が明らかになった 糖脂質の糖鎖が欠損すると
57巻S‐A(総会号)/NKRP‐02(会長あいさつ)
β β β β β β β β β β シンポジウム 1 創薬物語 科学者としての喜びの瞬間 4 レボフロキサシンに至る創薬研究 よりよい薬を求めて 第一三共株式会社 研究開発本部 研究開発企画部 早川勇夫 レボフロキサシン クラビット 1 は 1993 年上市された世界初の光学活性のニューキノロン系抗菌薬 以 下 ニューキノロンと略 である 1 は 1985 年に上市されたラセミ体のオフロキサシン
博士学位論文審査報告書
5 氏 名満仲翔一 学 位 の 種 類博士 ( 理学 ) 報 告 番 号甲第 465 号 学位授与年月日 2017 年 9 月 19 日 学位授与の要件学位規則 ( 昭和 28 年 4 月 1 日文部省令第 9 号 ) 第 4 条第 1 項該当 学位論文題目腸管出血性大腸菌 O157:H7 Sakai 株に存在する Stx2 ファー ジにコードされた Small Regulatory RNA SesR
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多能性幹細胞を利用した毒性の判定方法 教授 森田隆 准教授 吉田佳世 ( 大阪市立大学大学院医学研究科遺伝子制御学 ) これまでの問題点 化学物質の人体および環境に及ぼす影響については 迅速にその評価を行うことが社会的に要請されている 一方 マウスやラットなど動物を用いた実験は必要ではあるが 動物愛護や費用 時間的な問題がある そこで 哺乳動物細胞を用いたリスク評価系の開発が望まれる 我々は DNA
の感染が阻止されるという いわゆる 二度なし現象 の原理であり 予防接種 ( ワクチン ) を行う根拠でもあります 特定の抗原を認識する記憶 B 細胞は体内を循環していますがその数は非常に少なく その中で抗原に遭遇した僅かな記憶 B 細胞が著しく増殖し 効率良く形質細胞に分化することが 大量の抗体産
TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE 1-3 KAGURAZAKA, SHINJUKU-KU, TOKYO 162-8601, JAPAN Phone: +81-3-5228-8107 報道関係各位 2018 年 8 月 6 日 免疫細胞が記憶した病原体を効果的に排除する機構の解明 ~ 記憶 B 細胞の二次抗体産生応答は IL-9 シグナルによって促進される ~ 東京理科大学 研究の要旨東京理科大学生命医科学研究所
く 細胞傷害活性の無い CD4 + ヘルパー T 細胞が必須と判明した 吉田らは 1988 年 C57BL/6 マウスが腹腔内に移植した BALB/c マウス由来の Meth A 腫瘍細胞 (CTL 耐性細胞株 ) を拒絶すること 1991 年 同種異系移植によって誘導されるマクロファージ (AIM
( 様式甲 5) 氏 名 山名秀典 ( ふりがな ) ( やまなひでのり ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲 第 号 学位審査年月日 平成 26 年 7 月 30 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Down-regulated expression of 学位論文題名 monocyte/macrophage major histocompatibility
官能基の酸化レベルと官能基相互変換 還元 酸化 炭化水素 アルコール アルデヒド, ケトン カルボン酸 炭酸 H R R' H H R' R OH H R' R OR'' H R' R Br H R' R NH 2 H R' R SR' R" O R R' RO OR R R' アセタール RS S
官能基の酸化レベルと官能基相互変換 還元 酸化 炭化水素 アルコール アルデヒド, ケトン カルボン酸 炭酸 ' ' ' '' ' ' 2 ' ' " ' ' アセタール ' チオアセタール -'' ' イミン '' '' 2 C Cl C 二酸化炭素 2 2 尿素 脱水 加水分解 ' 薬品合成化学 小問題 1 1) Al 4 は次のような構造であり, ( ハイドライドイオン ) の求核剤攻撃で還元をおこなう
2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果
2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果汁飲料 ) の飲用試験を実施した結果 アトピー性皮膚炎症状を改善する効果が確認されました なお 本研究成果は
New Color Chemosensors for Monosaccharides Based on Azo Dyes
New olor hemoenor for Monocchride ed on zo Dye 著者 : Nicol Diere nd Joeph R. Lkowicz 雑誌 : rg.lett. 1, 3 (4), 3891-3893 紹介者 : 堀田隼 1 年 1 月 7 日 ボロン酸の性質 1 ci-ジオールと環状エステルを形成する 環状エステルを形成すると ボロン酸の酸性度が高まる btrct
卵管の自然免疫による感染防御機能 Toll 様受容体 (TLR) は微生物成分を認識して サイトカインを発現させて自然免疫応答を誘導し また適応免疫応答にも寄与すると考えられています ニワトリでは TLR-1(type1 と 2) -2(type1 と 2) -3~ の 10
健康な家畜から安全な生産物を 安全な家畜生産物を生産するためには家畜を衛生的に飼育し健康を保つことが必要です そのためには 病原体が侵入してきても感染 発症しないような強靭な免疫機能を有していることが大事です このような家畜を生産するためには動物の免疫機能の詳細なメカニズムを理解することが重要となります 我々の研究室では ニワトリが生産する卵およびウシ ヤギが生産する乳を安全に生産するために 家禽
前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ
再発した前立腺癌の増殖を制御する新たな分子メカニズムの発見乳癌治療薬が効果的 発表者筑波大学先端領域学際研究センター教授柳澤純 ([email protected] TEL: 029-853-7320) ポイント 女性ホルモンが制御する新たな前立腺癌の増殖 細胞死メカニズムを発見 女性ホルモン及び女性ホルモン抑制剤は ERβ 及び KLF5 を通じ FOXO1 の発現量を変化することで前立腺癌の増殖
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タンパク質 ( 生化学 1) 平成 29 年 4 月 20 日病態生化学分野 分子酵素化学分野教授 山縣和也 生化学 1のスケジュール 4 月 20 日 講義開始 6 月 1 日 中間試験 9 月 25 日 生化学 1 試験 講義日程 内容は一部変更があります 講義資料 ( 山縣 吉澤分 ): 熊本大学病態生化学 で検索 ID: Biochem2 パスワード :76TgFD3Xc 生化学 1 の合否判定は
るが AML 細胞における Notch シグナルの正確な役割はまだわかっていない mtor シグナル伝達系も白血病細胞の増殖に関与しており Palomero らのグループが Notch と mtor のクロストークについて報告している その報告によると 活性型 Notch が HES1 の発現を誘導
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 奥橋佑基 論文審査担当者 主査三浦修副査水谷修紀 清水重臣 論文題目 NOTCH knockdown affects the proliferation and mtor signaling of leukemia cells ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 目的 : sirna を用いた NOTCH1 と NOTCH2 の遺伝子発現の抑制の 白血病細胞の細胞増殖と下流のシグナル伝達系に対する効果を解析した
生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ
の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 (1734) 1-3. 細胞膜について正しい記述はどれか 1 糖脂質分子が規則正しく配列している 2 イオンに対して選択的な透過性をもつ 3 タンパク質分子の二重層膜からなる 4
本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因
HbA1c 測定系について ~ 原理と特徴 ~ 一般社団法人日本臨床検査薬協会 技術運営委員会副委員長 安部正義 本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因 HPLC 法 HPLC 法原理 高速液体クロマトグラフィー 混合物の分析法の一つ 固体または液体の固定相 ( 吸着剤 ) 中で 液体または気体の移動相 ( 展開剤 ) に試料を加えて移動させ
60 秒でわかるプレスリリース 2008 年 2 月 19 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス反応を増強する重要分子 PDC-TREM を発見 - 形質細胞様樹状細胞が Ⅰ 型インターフェロンの産生を増幅する仕組みが明らかに - インフルエンザの猛威が続いています このインフルエンザの元凶であるインフルエンザウイルスは 獲得した免疫力やウイルスに対するワクチンを見透かすよう変異し続けるため 人類はいまだ発病の恐怖から免れることができません
( 続紙 1 ) 京都大学 博士 ( 薬学 ) 氏名 大西正俊 論文題目 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( 論文内容の要旨 ) 脳内出血は 高血圧などの原因により脳血管が破綻し 脳実質へ出血した病態をいう 漏出する血液中の種々の因子の中でも 血液凝固に関
Title 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 大西, 正俊 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2010-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/120523 Right Type Thesis or Dissertation
抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性
2012 年 1 月 4 日放送 抗菌薬の PK-PD 愛知医科大学大学院感染制御学教授三鴨廣繁抗菌薬の PK-PD とは薬物動態を解析することにより抗菌薬の有効性と安全性を評価する考え方は アミノ配糖体系薬などの副作用を回避するための薬物血中濃度モニタリング (TDM) の分野で発達してきました 近年では 耐性菌の増加 コンプロマイズド ホストの増加 新規抗菌薬の開発の停滞などもあり 現存の抗菌薬をいかに科学的に使用するかが重要な課題となっており
<4D F736F F D20322E CA48B8690AC89CA5B90B688E38CA E525D>
PRESS RELEASE(2017/07/18) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:[email protected] URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 造血幹細胞の過剰鉄が血液産生を阻害する仕組みを解明 骨髄異形成症候群の新たな治療法開発に期待 - 九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授
フェロセンは酸化還元メディエータとして広く知られている物質であり ビニルフェロセン (VFc) はビニル基を持ち付加重合によりポリマーを得られるフェロセン誘導体である 共重合体としてハイドロゲルかつ水不溶性ポリマーを形成する2-ヒドロキシエチルメタクリレート (HEMA) を用いた 序論で述べたよう
Synthesis of high Performance Polymeric Mediators and Evaluation of Biosensors based on them ( 高機能ポリマーメディエータを基盤としたバイオセンサー ) 氏名氷室蓉子 1. 緒言酵素は基質の酸化還元 脱水素反応などを触媒するが これらの反応は同時に電子授受反応でもある 酵素固定化型アンペロメトリックバイオセンサーは
タンパク質の合成と 構造 機能 7 章 +24 頁 転写と翻訳リボソーム遺伝子の調節タンパク質の構造弱い結合とタンパク質の機能
タンパク質の合成と 構造 機能 7 章 +24 頁 転写と翻訳リボソーム遺伝子の調節タンパク質の構造弱い結合とタンパク質の機能 タンパク質の合成 セントラル ドグマによると 遺伝子が持つ情報は タンパク質を合成することで発現 (Expression) される それは 2 段階の反応で進行する DNA 転写 (Transcription) DNA の塩基配列から mrna の塩基配列へ染色体の
平成24年7月x日
< 概要 > 栄養素の過剰摂取が引き金となり発症する生活習慣病 ( 痛風 動脈硬化や2 型糖尿病など ) は 現代社会における重要な健康問題となっています 近年の研究により 生活習慣病の発症には自然免疫機構を介した炎症の誘導が深く関わることが明らかになってきました 自然免疫機構は 病原性微生物を排除するための感染防御機構としてよく知られていますが 過栄養摂取により生じる代謝物にも反応するために 強い炎症を引き起こして生活習慣病の発症要因になってしまいます
グルコースは膵 β 細胞内に糖輸送担体を介して取り込まれて代謝され A T P が産生される その結果 A T P 感受性 K チャンネルの閉鎖 細胞膜の脱分極 電位依存性 Caチャンネルの開口 細胞内 Ca 2+ 濃度の上昇が起こり インスリンが分泌される これをインスリン分泌の惹起経路と呼ぶ イ
薬効薬理 1. 作用機序 アナグリプチンはジペプチジルペプチダーゼ -4(DPP-4) の競合的かつ可逆的な選択的阻害剤である インクレチンであるグルカゴン様ペプチド-1(GL P-1) 及びグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド (GI P) は グルコース依存的なインスリン分泌促進作用やグルカゴン分泌抑制作用等 ( 主にGLP-1の作用 ) を有するが 24) DPP-4により分解されて活性を失う
血糖値 (mg/dl) 血中インスリン濃度 (μu/ml) パラチノースガイドブック Ver.4. また 2 型糖尿病のボランティア 1 名を対象として 健康なボランティアの場合と同様の試験が行われています その結果 図 5 に示すように 摂取後 6 分までの血糖値および摂取後 9 分までのインスリ
血糖値 (mg/dl) 血中インスリン濃度 (μu/ml) パラチノースガイドブック Ver.4. 7. 摂取後の血糖値変化 パラチノースは小腸のイソマルターゼにより グルコースとフルクトースに分解され消化吸収されます この酵素反応はゆっくり進むため パラチノースの消化吸収速度は遅く スクロースの約 1/5 とされています 18) パラチノースは摂取した際の血液中へのグルコースの流入が穏やかであり
病原性真菌 Candida albicans の バイオフィルム形成機序の解析および形成阻害薬の探索 Biofilm Form ation Mech anism s of P at hogenic Fungus Candida albicans and Screening of Biofilm In
病原性真菌 Candida albicans の バイオフィルム形成機序の解析および形成阻害薬の探索 Biofilm Form ation Mech anism s of P at hogenic Fungus Candida albicans and Screening of Biofilm Inhibitors 平成 29 年度論文博士申請者倉門早苗 (Ku rak ad o, Sanae )
細胞の構造
大阪電気通信大学 5/8/18 本日の講義の内容 酵素 教科書 第 4 章 触媒反応とエネルギーの利用 酵素の性質 酵素反応の調節 酵素の種類 触媒の種類 無機物からなる無機触媒と有機物からなる有機触媒がある 触媒反応とエネルギーの利用 1 無機触媒の例 過酸化水素水に二酸化マンガンを入れると過酸化水素水が分解して水と酸素になる 2 有機触媒の例 細胞内に含まれるカタラーゼという酵素を過酸化水素水に加えると
Microsoft Word - 【広報課確認】 _プレス原稿(最終版)_東大医科研 河岡先生_miClear
インフルエンザウイルスの遺伝の仕組みを解明 1. 発表者 : 河岡義裕 ( 東京大学医科学研究所感染 免疫部門ウイルス感染分野教授 ) 野田岳志 ( 京都大学ウイルス 再生医科学研究所微細構造ウイルス学教授 ) 2. 発表のポイント : インフルエンザウイルスが子孫ウイルスにゲノム ( 遺伝情報 ) を伝える仕組みを解明した 子孫ウイルスにゲノムを伝えるとき 8 本のウイルス RNAを 1+7 という特徴的な配置
第6号-2/8)最前線(大矢)
最前線 免疫疾患における創薬標的としてのカリウムチャネル 大矢 進 Susumu OHYA 京都薬科大学薬理学分野教授 異なる経路を辿る 1つは マイトジェンシグナル 1 はじめに を活性化し 細胞増殖が促進されるシグナル伝達経 路 図1A 右 であり もう1つはカスパーゼやエ 神 経 筋 の よ う な 興 奮 性 細 胞 で は カ リ ウ ム ンドヌクレアーゼ活性を上昇させ アポトーシスが K
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転写 1. タンパク合成における RNA の役割酵素誘導 2. RNA ポリメラーゼ鎖型への結合転写開始鎖延長転写終結真核生物の RNA ポリメラーゼ 3. 原核生物における転写制御プロモーターカタボライト ( 異化代謝産物 ) 抑制オペロン 4. 転写後修飾プロセシング RNA ポリメラーゼ ( 鎖型への結合 ) プロモーターに特異的に結合 大腸菌の代表的なプロモーターのセンス鎖の配列 RNA ポリメラーゼ
木村の有機化学小ネタ 糖の構造 単糖類の鎖状構造と環状構造 1.D と L について D-グルコースとか L-アラニンの D,L の意味について説明する 1953 年右旋性 ( 偏光面を右に曲げる ) をもつグリセルアルデヒドの立体配置が
糖の構造 単糖類の鎖状構造と環状構造.D と L について D-グルコースとか L-アラニンの D,L の意味について説明する 9 年右旋性 ( 偏光面を右に曲げる ) をもつグリセルアルデヒドの立体配置が X 線回折実験により決定され, 次の約束に従い, 構造式が示された 最も酸化された基を上端にする 上下の原子または原子団は中心原子より紙面奥に位置する 左右の原子または原子団は中心原子より紙面手前に位置する
細胞膜由来活性酸素による寿命延長メカニズムを世界で初めて発見 - 新規食品素材 PQQ がもたらす寿命延長のしくみを解明 名古屋大学大学院理学研究科 ( 研究科長 : 杉山直 ) 附属ニューロサイエンス研究セ ンターセンター長の森郁恵 ( もりいくえ ) 教授 笹倉寛之 ( ささくらひろゆき ) 研
細胞膜由来活性酸素による寿命延長メカニズムを世界で初めて発見 - 新規食品素材 PQQ がもたらす寿命延長のしくみを解明 名古屋大学大学院理学研究科 ( 研究科長 : 杉山直 ) 附属ニューロサイエンス研究セ ンターセンター長の森郁恵 ( もりいくえ ) 教授 笹倉寛之 ( ささくらひろゆき ) 研究員 ( 現所属 : 愛知医科大学 ) らの研究グループは 三菱ガス化学 ( 株 ) の池本一人 (
シトリン欠損症説明簡単患者用
シトリン欠損症の治療 患者さんへの解説 2016-3-11 病因 人は 健康を維持するために食物をとり 特に炭水化物 米 パンなど 蛋白質 肉 魚 豆など 脂肪 動物脂肪 植物油など は重要な栄養素です 栄養は 身体の形 成に また身体機能を維持するエネルギーとして利用されます 図1に 食物からのエ ネルギー産生経路を示していますが いずれも最終的にはクエン酸回路を介してエネル ギー ATP を産生します
2. 看護に必要な栄養と代謝について説明できる 栄養素としての糖質 脂質 蛋白質 核酸 ビタミンなどの性質と役割 およびこれらの栄養素に関連する生命活動について具体例を挙げて説明できる 生体内では常に物質が交代していることを説明できる 代謝とは エネルギーを生み出し 生体成分を作り出す反応であること
生化学 責任者 コーディネーター 看護専門基礎講座塚本恭正准教授 担当講座 学科 ( 分野 ) 看護専門基礎講座 対象学年 1 期間後期 区分 時間数 講義 22.5 時間 単位数 2 単位 学習方針 ( 講義概要等 ) 生化学反応の場となる細胞と細胞小器官の構造と機能を理解する エネルギー ATP を産生し 生体成分を作り出す代謝反応が生命活動で果たす役割を理解し 代謝反応での酵素の働きを学ぶ からだを構成する蛋白質
Microsoft PowerPoint マクロ生物学9
マクロ生物学 9 生物は様々な化学反応で動いている 大阪大学工学研究科応用生物工学専攻細胞動態学領域 : 福井希一 1 生物の物質的基盤 Deleted based on copyright concern. カープ分子細胞生物学 より 2 8. 生物は様々な化学反応で動い ている 1. 生命の化学的基礎 2. 生命の物理法則 3 1. 生命の化学的基礎 1. 結合 2. 糖 脂質 3. 核酸 4.
ン (LVFX) 耐性で シタフロキサシン (STFX) 耐性は1% 以下です また セフカペン (CFPN) およびセフジニル (CFDN) 耐性は 約 6% と耐性率は低い結果でした K. pneumoniae については 全ての薬剤に耐性はほとんどありませんが 腸球菌に対して 第 3 世代セフ
2012 年 12 月 5 日放送 尿路感染症 産業医科大学泌尿器科学教授松本哲朗はじめに感染症の分野では 抗菌薬に対する耐性菌の話題が大きな問題点であり 耐性菌を増やさないための感染制御と適正な抗菌薬の使用が必要です 抗菌薬は 使用すれば必ず耐性菌が出現し 増加していきます 新規抗菌薬の開発と耐性菌の増加は 永遠に続く いたちごっこ でしょう しかし 近年 抗菌薬の開発は世界的に鈍化していますので
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ミトコンドリア電子伝達系 酸化的リン酸化 (2) 平成 24 年 5 月 21 日第 2 生化学 ( 病態生化学分野 ) 教授 山縣和也 本日の学習の目標 電子伝達系を阻害する薬物を理解する ミトコンドリアに NADH を輸送するシャトルについて理解する ATP の産生量について理解する 脱共役タンパク質について理解する 複合体 I III IV を電子が移動するとプロトンが内膜の内側 ( マトリックス側
多様なモノクロナル抗体分子を 迅速に作製するペプチドバーコード手法を確立 動物を使わずに試験管内で多様な抗体を調製することが可能に 概要 京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻 植田充美 教授 青木航 同助教 宮本佳奈 同修士課程学生 現 小野薬品工業株式会社 らの研究グループは ペプチドバーコー
多様なモノクロナル抗体分子を 迅速に作製するペプチドバーコード手法を確立 動物を使わずに試験管内で多様な抗体を調製することが可能に 概要 京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻 植田充美 教授 青木航 同助教 宮本佳奈 同修士課程学生 現 小野薬品工業株式会社 らの研究グループは ペプチドバーコードという新しい標識を用いて遊離型の 抗体を試験管内で生産し 個体生体内での多様な抗体の結合能を有するモノクロナル抗体を迅速かつ簡単にス
平成 29 年度大学院博士前期課程入学試験問題 生物工学 I 基礎生物化学 生物化学工学から 1 科目選択ただし 内部受験生は生物化学工学を必ず選択すること 解答には 問題ごとに1 枚の解答用紙を使用しなさい 余った解答用紙にも受験番号を記載しなさい 試験終了時に回収します 受験番号
平成 29 年度大学院博士前期課程入学試験問題 生物工学 I から 1 科目選択ただし 内部受験生はを必ず選択すること 解答には 問題ごとに1 枚の解答用紙を使用しなさい 余った解答用紙にも受験番号を記載しなさい 試験終了時に回収します 受験番号 問題 1. ( 配点率 33/100) 生体エネルギーと熱力学に関する以下の問に答えなさい (1) 細胞内の反応における ATP 加水分解時の実際の自由エネルギー変化
報道発表資料 2007 年 8 月 1 日 独立行政法人理化学研究所 マイクロ RNA によるタンパク質合成阻害の仕組みを解明 - mrna の翻訳が抑制される過程を試験管内で再現することに成功 - ポイント マイクロ RNA が翻訳の開始段階を阻害 標的 mrna の尻尾 ポリ A テール を短縮
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 8 月 1 日 独立行政法人理化学研究所 マイクロ RNA によるタンパク質合成阻害の仕組みを解明 - mrna の翻訳が抑制される過程を試験管内で再現することに成功 - 生命は 遺伝子の設計図をもとにつくられるタンパク質によって 営まれています タンパク質合成は まず DNA 情報がいったん mrna に転写され 次に mrna がタンパク質の合成工場である
Microsoft PowerPoint - DNA1.ppt [互換モード]
生物物理化学 タンパク質をコードする遺伝子 (135~) 本 PPT 資料の作成には福岡大学機能生物研究室のホームページを参考にした http://133.100.212.50/~bc1/biochem/index2.htm 1 DA( デオキシリボ核酸 ) の化学的特徴 シャルガフ則とDAのX 線回折像をもとに,DAの構造が予測された (Watson & Crick 1953 年 ) 2 Watson
計画研究 年度 定量的一塩基多型解析技術の開発と医療への応用 田平 知子 1) 久木田 洋児 2) 堀内 孝彦 3) 1) 九州大学生体防御医学研究所 林 健志 1) 2) 大阪府立成人病センター研究所 研究の目的と進め方 3) 九州大学病院 研究期間の成果 ポストシークエンシン
計画研究 2005 2009 年度 定量的一塩基多型解析技術の開発と医療への応用 田平 知子 1) 久木田 洋児 2) 堀内 孝彦 3) 1) 九州大学生体防御医学研究所 林 健志 1) 2) 大阪府立成人病センター研究所 研究の目的と進め方 3) 九州大学病院 研究期間の成果 ポストシークエンシング時代のゲノム科学研究では 多因子性 遺伝性疾患の関連解析による原因遺伝子探索が最重要課題であ 1.
脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date URL http
脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2009-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/124054 Right Type Thesis or
別紙 < 研究の背景と経緯 > 自閉症は 全人口の約 2% が罹患する非常に頻度の高い神経発達障害です 近年 クロマチンリモデ リング因子 ( 5) である CHD8 が自閉症の原因遺伝子として同定され 大変注目を集めています ( 図 1) 本研究グループは これまでに CHD8 遺伝子変異を持つ
PRESS RELEASE(2018/05/16) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:[email protected] URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授と名古屋市立大学薬学研究科の喜多泰之助 教 白根道子教授 金沢大学医薬保健研究域医学系の西山正章教授らの研究グループは
記載例 : ウイルス マウス ( 感染実験 ) ( 注 )Web システム上で承認された実験計画の変更申請については 様式 A 中央の これまでの変更 申請を選択し 承認番号を入力すると過去の申請内容が反映されます さきに内容を呼び出してから入力を始めてください 加齢医学研究所 分野東北太郎教授 組
記載例 : ウイルス マウス ( 感染実験 ) ( 注 )Web システム上で承認された実験計画の変更申請については 様式 A 中央の これまでの変更 申請を選択し 承認番号を入力すると過去の申請内容が反映されます さきに内容を呼び出してから入力を始めてください 加齢医学研究所 分野東北太郎教授 組換えマウスを用いたヒト HSP90 遺伝子の機能解析 2012 5 2015 3 部分一致で検索可能です
統合失調症発症に強い影響を及ぼす遺伝子変異を,神経発達関連遺伝子のNDE1内に同定した
平成 26 年 10 月 27 日 統合失調症発症に強い影響を及ぼす遺伝子変異を 神経発達関連遺伝子の NDE1 内に同定した 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 研究科長 髙橋雅英 ) 精神医学の尾崎紀夫 ( おざきのりお ) 教授らの研究グループは 同研究科神経情報薬理学の貝淵弘三 ( かいぶちこうぞう ) 教授らの研究グループとの共同研究により 統合失調症発症に関連していると考えられている染色体上
