給与支払報告書 提出上の注意事項 1 給与支払報告書を提出提出しなければならないしなければならない事業事業者平成 30 年中に俸給 給与 賃金 歳費 賞与 その他これらの性質を有する給与等を支払った者 給与支払報告書 ( 個人別明細書 ) は 市民税 県民税の課税資料となります 支払金額の多少を問わず すべての受給者 ( 年末調整の対象とならない者 ( 例えば 中途退職者 日雇 アルバイト等 ) を含む ) について提出してください 外国人労働者を雇用している場合も 必ず提出してください 国税において 前々年の支払調書等の提出が 1,000 枚以上のものは支払調書等の光ディスク等による提出が義務付けられており その場合 市民税 県民税においても 市町村に提出する給与支払報告書については eltax( エルタックス ) または光ディスク等により提出することが義務付けられています 光ディスク等により提出する場合は 事前に各市町村への申請書の提出が必要です なお 平成 30 年度税制改正により eltax( エルタックス ) または光ディスク等による提出義務の対象となるかどうかの判定基準となる その年の前々年に提出すべき支払調書等の枚数が 現行の 1,000 枚以上から 100 枚以上に引き下げられます ( 平成 33 年 1 月 1 日以後に提出すべき給与支払報告書から適用 ) 2 給与支払報告書の提出先受給者の平成 31 年 1 月 1 日現在の住所地 ( 居住地 ) の市町村です 提出期限は 平成 31 年 1 月 31 日 ( 木 ) です 3 特別徴収の完全実施完全実施について特別徴収とは 給与支払者が毎月給与を支給する際 納税者が納めなければならない市民税 県民税を天引きし 個人に代わって納めていただく制度です 神奈川県及び 神奈川県内の全市町村においては 平成 28 年度より原則としてすべての事業所の皆様に個人住民税の特別徴収をしていただいております 神奈川県統一基準 ( ) に該当する場合で 普通徴収切替理由書の提出とともに 個人別明細書の摘要欄への記載があった場合のみ普通徴収が認められます 1
普通徴収切替理由書は秦野市のホームページからダウンロードできます 神奈川県内統一基準 当面普通徴収を認める従業員の基準 1 他の事業所で 特別徴収を行っている方 ( 例 : 乙欄適用者 ) 2 給与が少額で 特別徴収税額の天引きができない方 ( 例 : 年間支給額が 100 万円以下 ) 3 給与の支払いが不定期な方 ( 例 : 給与の支払いが毎月でない ) 4 個人事業主の事業専従者で 専従者給与を受けている方 5 退職している又は5 月末までに退職予定の方 休職中の方 当面特別徴収しないことを認める事業者の基準 1 特別徴収すべき従業員の方が2 名以下 2 電算システム改修等のため 直ちに特別徴収することが困難 ( 別途 特別徴収実施困難理由届出書 の提出が必要です ) 4 普通徴収切替理由書記入上記入上の注意事項 秦野市 株式会社 企画 5 4 3 2 1 15 2
(1) 普 A は 事業所の総従業員数から 普通徴収を認める基準に該当する従業員数 ( 共に他市町村報告人員を含む ) を差し引いた結果 2 名以下である場合に該当します (2) 普 B は 2か所以上から給与の支払いを受けているため 年末調整の対象とならなかった方等が対象となります (3) 普 F のうち 退職予定者は 個人別明細書の摘要欄に退職予定日を必ず記載してください 普 F のうち 個人別明細書の 中退職 就職 欄に退職年月日が記載されている場合については 符号の記入の省略が可能です また 休職者とは 休職により平成 31 年 4 月 1 日現在で給与の支払いを受けない方に限ります (4) 特別徴収に該当する方と普通徴収に該当する方がある場合は 普通徴収切替理由書 を仕切紙として使用し 下図のように総括表や他の個人別明細書と合冊して提出してください (5) eltax 又は光ディスク等で給与支払報告書を提出される場合 普通徴収 切替理由書 の添付は不要ですが 摘要欄への符号記載及び普通徴収欄へのチ ェックは必要ですのでご注意ください 5 給与支払報告書提出後の異動給与支払報告書を特別徴収として提出した後に退職または転勤等があった場合 その者に関する給与所得者異動届出書を その事実が発生した月の翌月 10 日までに市町村の住民税担当課へ提出してください 1 月 1 日から4 月 30 日までの間に退職した者に未徴収税額がある場合は 一括徴収することが義務付けられています 6 住宅借入金等特別控除の給与支払給与支払報告書報告書へのへの記載記載について年末調整により住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合は 給与支払報告書 ( 個人別明細書 ) の 住宅借入金等特別控除の額の内訳 欄に必要事項を記入して 3
ください 居住開始年月日 欄には 入居年月日を記入してください 住宅借入金等特別控除区分 欄には 適用を受けている住宅借入金等特別控除の区分を次のように記入してください 住 一般の住宅借入金等特別控除の場合 認 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除の場合 増 特定増改築等住宅借入金等特別控除の場合 震 東日本大震災によって居住していた家屋が居住できなくなった場合で H23.1.1~H33.12.31 の間に新築や購入 増改築をした家屋に係る住宅借入金について 震災特例法第 13 条の2 第 1 項 住宅の再取得に係る住宅借入金等特別控除 の規定の適用を選択した場合住宅の取得や増改築などが特定取得に該当する場合は 住宅借入金等特別控除区分 に ( 特 ) と付け加えてください 特定取得とは 住宅の対価の額又は費用に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% で住宅を取得することです 市民税 県民税に住宅借入金等特別控除が適用になる方とは次の項目 (1) 及び (2) に該当する方です (1) 居住開始年月日平成 21 年 1 月 1 日から平成 33 年 12 月 31 日までの入居者 (2) 住宅借入金等特別控除適用前所得税額 < 住宅借入金等特別控除可能額 が成立する方 新規で住宅借入金等特別控除の適用を受ける方平成 30 年中に入居された方が新規で住宅借入金等特別控除を受けるためには 初年度については 確定申告が必要になります 詳細については 所管の税務署にお尋ねください 平成 19 年中または平成 20 年中に入居された方は 市民税 県民税の住宅借入金等特別控除対象外です 4
7 平成 31 年度以降の配偶者控除配偶者控除およびおよび配偶者特別控除配偶者特別控除の改正改正 参考参考 配偶者控除の改正 納税義務者 ( 扶養する人 ) に所得制限が設けられ 合計所得金額が 900 万円を超えると控除額が段階的に減額し 1,000 万円を超える場合は適用できません 配偶者特別控除の改正 配偶者の合計所得金額の上限が 123 万円まで拡大され それに合わせて控除額が変更されます また 納税義務者 ( 扶養する人 ) の合計所得金額が 900 万円を超えると控除額が段階的に減少し 1,000 万円を超える場合は従来どおり適用できません 注意点について 1. 今回の改正により 納税義務者 ( 扶養する人 ) の合計所得金額が 900 万円以下で 配偶者の方の合計所得金額が 90 万円以下の場合は 従来の所得控除額と同額になりますが 配偶者控除の要件は 従来どおり合計所得金額 38 万円以下であり 変更はありません 2. 今回の改正により 控除対象配偶者 の定義を改め 改正前の 控除対象配偶者 に該当するものは 同一生計配偶者 と名称を変更することとされました なお 納税義務者 ( 扶養する人 ) の合計所得が 1,000 万円超で 配偶者の合計所得金額が 38 万円以下の場合は 配偶者控除の対象とはなりませんが 同一生計配偶者 として障害者控除をとることができます 用語の定義 同一生計配偶者 受給者と生計を一にする配偶者 ( 青色事業専従者として給与の支払いを受ける人及び白色事業専従者を除きます 以下同様です ) で 合計所得金額が 38 万円以下である人 控除対象配偶者 同一生計配偶者のうち 合計所得金額が 1,000 万円以下である受給者の配偶者 5
配偶者の定義比較表 改正前 改正後 制限なし同一生計配偶者配偶者の合計所得金額 控除対象配偶者 制限なし 38 万円以下 配偶者の合計所得金額 38 万円以下 控除対象配偶者 1,000 万円以下 配偶者の合計所得金額 38 万円以下 配偶者特別控除 1,000 万円以下 配偶者特別控除 1,000 万円以下 の対象者 配偶者の合計所得金額 の対象者 配偶者の合計所得金額 38 万円超 76 万円未満 38 万円超 123 万円以下 参考 : 配偶者の範囲 ( 万円 ) 8 控除対象扶養親族の給与支払報告書給与支払報告書へのへの記入記入についてマイナンバー制度の導入により 平成 30 年度から被扶養者の氏名と個人番号の記入が必要となっています 扶養親族の数に加えて ( 源泉 特別 ) 控除対象配偶者 控除対象扶養親族 16 歳未満の扶養親族 のいずれか該当する欄に 扶養親族の氏名と個人番号を必ず記入してください また 扶養親族が国外に居住する非居住者である場合には 区分 欄に を記載してください 配偶者控除又は配偶者特別控除の対象となる配偶者については ( 源泉 特別 ) 控除対象配偶者 欄に氏名と個人番号を記入し 配偶者の合計所得金額を 配偶者の合計所得 欄に 配偶者控除の額又は配偶者特別控除の額を 配偶者 ( 特別 ) 控除の額 欄に記入してください 控除対象扶養親族もしくは 16 歳未満の扶養親族が 5 人以上いる場合は 5 6 人目以降の方の氏名を摘要欄に 個人番号を 5 人目以降の控除対象扶養親族の配偶者の合計所得金額85 同一生計配偶者 38 ( 老人 ) 控除対象配偶者 900 950 1,000 ( 万円 )
個人番号 欄もしくは 5 人目以降の 16 歳未満の扶養親族の個人番号 欄に記 入してください この際 氏名と個人番号との対応関係が分かるよう 名前と個 人番号の前に括弧書きの数字を付してください 同一生計配偶者 ( 控除対象配偶者を除く ) が障害者 特別障害者又は同居特別障害者に該当する場合は ( 源泉 特別 ) 控除対象配偶者 欄に氏名と個人番号を記入せずに 適用欄に配偶者の氏名及び同一生計配偶者である旨を記入してください ( 例 氏名 ( 同配 ) ) 8 控除対象扶養親族の区分 同居老親加算 老人扶養控除 一般扶養控除 特定扶養控除 一般扶養控除 年少扶養親族 ~S24.1.1 S24.1.2~ H8.1.1 H8.1.2~ H12.1.1 H12.1.2~ H15.1.1 H15.1.2~ H30.12.31 生年月日 控除対象扶養親族 扶養親族 7
9 給与所得控除について 給与収入 1,000 万円を超える場合の給与所得控除額について 平成 31 年度 ( 平 成 30 年分 ) は 220 万円に改正されました 収入金額 所得金額 651,000 円未満 0 円 651,000 円以上 ~ 1,619,000 円未満 収入金額 -650,000 円 1,619,000 円以上 ~ 1,620,000 円未満 969,000 円 1,620,000 円以上 ~ 1,622,000 円未満 970,000 円 1,622,000 円以上 ~ 1,624,000 円未満 972,000 円 1,624,000 円以上 ~ 1,628,000 円未満 974,000 円 1,628,000 円以上 ~ 1,800,000 円未満 収入金額 60% 1,800,000 円以上 ~ 3,600,000 円未満 収入金額 70%-180,000 円 3,600,000 円以上 ~ 6,600,000 円未満 収入金額 80%-540,000 円 6,600,000 円以上 ~10,000,000 円未満 収入金額 90%-1,200,000 円 10,000,000 円以上 収入金額 -2,200,000 円 印のある欄については 次の算式により計算した額を収入金額としてください 1 収入金額 4000( 小数点以下切り捨て ) 2 1 4000 印の欄については 小数点以下切り捨てです 8