標準報酬制のしくみ.indd

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①共済組合の事業運営と掛金

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別紙 1 健康保険料 介護保険料 厚生年金保険料 子ども 子育て拠出金 1. 複数資金間での負担配分について (1) 複数の外部資金間での負担配分当該外部資金管理者間の調整により任意に負担割合等を決定する (2) 外部資金と経常費間での負担配分 A. 外部資金による常勤の雇用者に経常費による手当支給

(2) 掛金の算定ア組合員が負担すべき掛金は 支給された基本給及び諸手当などを合算した額から決定される標準報酬月額を標準として算定されます 標準報酬月額は以下の5つのタイミングにより決定 改定されます 種類対象者対象となる報酬決定 改定の時期申出法令 資格取得時決定 新たに組合員の資格を取得した者

短期給付の掛金率の改定について

(2) 報酬日額の算出方法休業給付の給付日額を算出する際の 標準報酬日額 の算定は 標準報酬月額の1/22 支給割合 となりますが 比較の対象となる 報酬日額 については 次表の区分に応じて算出します 報酬日額の算出方法 ( 手当等の金額に乗じる率 ) 区分手当等の種類算出に用いる率 日々の勤務に対

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

Q&A Q 育児休業から復帰した場合 いつの時点の標準報酬月額が適用されますか? また 育児休業等終了時改定との関係を教えてください A 子の出生日が属する月の前月が基準月となり その時点の標準報酬月額が適用されます 育児休業終了後 4 か月目に育児休業等終了時改定 ( 2) によって標準報酬月額が

●「高齢者医療運営円滑化等補助金《については、なぜ、本日の公開による再仕分けの対象事業に選定されたと認識しているか

休暇

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標準報酬等級表 28 年 10 月 ~ 標準報酬 等級 1 等級 短期給付 長期給付報酬月額月額退職等厚生年金年金給付 格差 円 円以上 円未満 円 , , ,000 短期給付 退職等年金 ~ 101,000 厚生年金 93,000 ~ 101,000

一組合員 ( 会員 ) 掛金 ( 負担金 ) 給付等とは 1 公立学校共済組合の組合員の範囲及び資格等 (1) 組合員の範囲 ( 法第 2 条 施行令第 2 条 ) 常時勤務の服することを要する地方公務員 ( 地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成 13 年法律第 143

記 1 標準報酬月額の決定に係る制度の概要 (1) 定時決定保険者等 ( 被保険者が 全国健康保険協会が管掌する健康保険の被保険者である場合は厚生労働大臣 健康保険組合が管掌する健康保険の被保険者である場合は当該健康保険組合をいう 以下同じ ) は 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 )

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Ⅱ 産前産後休業終了時改定の新設 ( 国共法第 条第 11 項及び第 1 項 ) 1. 改定の対象産前産後休業を終了した組合員が 当該休業を終了した日に当該休業に係る子を養育する場合において 共済組合に申出をしたときは 標準報酬の改定を行います ( 平成 6 年 月 1 日以後に終了した産前産後休業

4 標準報酬等級表 ( 平成 28 年 10 月 1 日現在 ) 標準報酬 等級 1 等級標準報酬報酬月額長期給付月額格差日額短期給付厚生年金退職等年金 円 円以上 円未満 円 円 1 88,000 ~ 93,000 4, ,000 93,000 ~ 101,000 10,00

<ワンストップサービスの実現 ( 公的年金給付総合情報連携システム )> 一元化後に始まる厚生年金業務の実施形態のこと 4つの実施機関が保有する被保険者の情報を 日本年金機構の管理システムを通じて互いにやりとりできるようにする また 厚生年金の相談 請求 届出等を全ての窓口 または一度の手続きで済ま

災害補償事務請求書等様式集

める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 初任給調整手当 ) 第 5 条育児短時間勤務をしている教職員の初任給調整手当の額は 給与規程第 13 条第 3

育児休業や 介護休業をする方を 経済的に支援します 育児休業給付の支給 介護休業給付の支給 育児休業等期間中の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の免除 育児休業等終了後の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の特例 3 歳未満の子を養育する期間についての年金額計算の特例 ( 厚生年金

< F2D30325F95BD8BCF8B8B975E8A7A93C197E192CA926D2E6A7464>

の対象外となります ( 年金には, 厚生年金部分と年金払い退職給付部分があり, この 場合, 厚生年金部分のみに養育特例が適用されます ) 2

大金問発第   号

, 原則としてこの支払基礎 月変算定や月変では 図表 2 標準報酬月額を決める報酬 分類 標準報酬月額の対象となるもの 標準報酬月額の対象とならないもの 基本給 ( 月給, 週給, 日給等 ) 傷病見舞金, 災害見舞金, 結婚祝金, 出張旅費, 通貨で支給されるもの 交際費, 大入袋, 解雇予告手当

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5 恩恵的に支給するものであっても 労働協約等に基づいて支給されるもの で 経常的 ( 定期的 ) に支払われる場合は 報酬等 に該当する 例 傷病手当金と給与の差額補填を目的とした見舞金 6 労働の対償として支給されるものであっても 被保険者が常態として受ける報酬以外のものは 報酬等 に含まれない

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公共鹿第1029号

平成16年度  算定基礎届について

5. 改正の要件 固定的賃金の変動 ( 給与体系の変動 ) があり 変動月以後継続した 3 ヶ月の支払基礎日数がすべて 17 日以上あるとき ( 短時間労働者は 11 日以上 ) 以下の 1~4 の全ての要件に該当すると 年間平均額による随時改定 ( 保険者算定 ) を提出することができます ( 被

標準報酬制の手引 平成 28 年 3 月 全国市町村職員共済組合連合会

1. 区分説明 ( 定時決定 随時改定等 ) 改定事由 =37( 随時改定等 ) の場合 入力必須 ( 定時決定の場合 入力不可 ) 1: 随時改定 ( 固定給与変動 ) 固定給与の変更により 2 以上の変動がある場合 2: 育児休業等終了時改定 育児休業等終了時改定の場合 1 以上の変動が対象 3

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事例 2 定時決定 が全て休職中だった場合 ( 定時決定の保険者算定 1) 従前のを報告 ( 直近ので決定 ) 2 企業コードは必ず記入 99 生年日性別 ツヨシ 企業 11 変更理由 改定年 従前改定年 元号 4 年 異動情報 異動年日 算定基礎 (1) 固定的給与非固定的

Taro-役員報酬規程( 改正)【機1完2可2】機構内限り

Microsoft Word - 2-2_随時改定保険者算定Q&A(別紙1)

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

平成16年度  算定基礎届について

一元化後における退職共済年金および老齢厚生年金の在職支給停止 65 歳未満の場合の年金の支給停止計算方法 ( 低在老 ) 試算表 1 年金と賃金の合算額が 28 万を超えた場合に 年金額の支給停止 ( これを 低在老 といいます ) が行われます 年金と賃金の合算額 (c) が 28 万以下の場合は

平成20年度

2 改正の概要 昇給又は降給などで固定的賃金に変動があった月以後の継続した3か月間の報酬の平均から算出した標準報酬月額 ( 通常の随時改定の計算方法により算出した標準報酬月額 ) と 1 昇給月又は降給月以後の継続した3か月の間に受けた固定的賃金の月平均額に 2 昇給月又は降給月前の継続した9か月及

役員報酬規程

はじめに 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 24 年法律第 63 号 以下 一元化法 という ) による厚生年金保険法 ( 昭和 29 年法律第 115 号 以下 厚年法 という ) 及び地方公務員等共済組合法 ( 昭和 37 年法律第 152 号

Microsoft Word - 別紙4.doc

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第 8 条年俸制適用職員の特殊勤務手当は, 給与規程第 18 条の規定に準じて支給する ( 超過勤務手当 ) 第 9 条年俸制適用職員の超過勤務手当は, 給与規程第 21 条の規定に準じて支給する ( 休日給 ) 第 10 条年俸制適用職員の休日給は, 給与規程第 22 条の規定に準じて支給する (

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

第 4 条育児短時間勤務をしている職員の産業医手当の額は 給与規程第 12 条に定める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 扶養手当 ) 第 5 条育児

(3) 障害共済年金 退職老齢年金給付 給料との調整ア障害共済年金との支給の調整傷病手当金は 同一の傷病について障害共済年金の支給を受けることができるときは 支給されません ただし その支給を受けることができる障害共済年金の額 ( 当該障害共済年金と同一の給付事由に基づき国民年金法による障害基礎年金

社員給与規程

短時間労働者の適用拡大 新しい 4 分の 3 基準 に満たない場合であっても 平成 28 年 10 月 1 日以降 次のすべての要件に該当した場合は 短時間労働者の適用拡大の対象となります 週労働時間 20 時間以上 勤務期間 1 年以上 月額賃金 8.8 万円以上 学生でない 従業員 501 人

給与システム 定時決定処理における”こんなときには”

Microsoft Word - ④別紙4.doc

が必要となります (4) の算定のやり直しにより等に差額が生じた場合の取扱いについて ( 遡及適用 ) が遡及して変更が生じる場合は 変更前のと変更後のの差額を徴収します 2 期末手当等に係る (1) 期末手当等に係るの算定方法について 算定式 ( 標準賞与 ) 率 = 円 ( 円位未満切捨て )

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参考資料

Taro-別紙1(育児のための短時間勤務制度について)

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2 事務取扱の ( 様式 2) の裏面の 2 ( 変更前 ) 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支払基礎日数が17 日以上あればその月の報酬の合計額 平均額を記入してください 17 日以上の月がなければ 15 日以上の月の報酬の合

労災年金のスライド

Microsoft Word - 例規集(A4判).docx

スライド 1



3 職員が死亡したときは その月までの俸給を支給する 4 第 1 項又は第 2 項の規定により 支給する俸給は その月の現日数から休日の日数を引いた日数を基礎として 日割りによって計算する 5 職務手当及び特殊勤務手当は その支給要件の生じた日の属する月から支給し 消滅した日の属する月の翌月から支給

2 事務取扱の ( 様式 2) の裏面の 2 ( 変更前 ) 2 短時間就労者 ( パート アルバイト等 ) の場合は 本年 4 月 ~6 月の合計額 平均額 には 支払基礎日数が 17 日以上あればその月の報酬の合計額 平均額を記入してください 17 日以上の月がなければ 15 日以上の月の報酬の

34(30) 等級の 報酬月額 欄は 厚生年金保険の場合 605,000 円以上 と読み替えて下さい 4. 平成 27 年度における協会けんぽの任意継続被保険者の標準報酬月額の上限は 280,000 円です 5. 健康保険組合に加入する方の健康保険料額については 加入する健康保険組合へお問い合わせ下

題名

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VBA 社会保険 労働保険 のご利用について VBA 社会保険 労働保険 システムは 社会保険の算定基礎届 社会保険の月額変更届 社会保険の賞与支払届 労働保険の基礎賃金集計表 労働保険の概算確定申告書 ( 継続事業 ) を作成します 被保険者報酬月額算定基礎届総括表 被保険者賞与支払届総括表 およ

< 派遣 > 直接雇用者の健保等級適用者以外の算出方法を適用します ただし 年俸 月給 日給 時給の記載はそれぞれの単位の契約額と読み替えます 人件費単価一覧表 ( 専従者用 ) 人件費単価 YES NO チャート ( 専従月額単価用 ) (P.4) を参考にしてください < 直接雇用

例 3 男性医師 1 歳 配偶者産前休暇産後休暇復帰 復帰 今までは 配偶者がを取得している場合 を取得できませんでしたが 取得できるようになりました 職員は 当該子が 3 歳に達する日まで 病院助手等は 当該子が 1 歳 6か月に達する日までを取得することができます 職場復帰後の特に大変な時期に協

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

4 共済組合 共済組合は 組合員及びその家族の相互救済を目的とした社会保障制度です 病気 負傷 出産などに対する 短期給付事業 退職 障害または死亡に対する 長期給付事業 及び組合員の健康管理 福利厚生 診療所の運営 または貯金 貸付等を行う 福祉事業 の三つの主な事業を行っています 特許庁の職員と

他の公務員共済年金の期間がある方へ 過去に国家公務員共済組合等に加入されていた期間がある方で その期間の年金加入記録の移管が当共済組合にまだ行われていない方は その加入記録が表示されていないことがあります この場合 国家公務員共済組合等から年金加入記録が移管され次第 加入記録の整備を行いますので 詳

戦略的基盤技術高度化支援事業における労務費の計算に係る実施細則 ( 健保等級ルール ) 平成 24 年 3 月中小企業庁創業 技術課平成 24 年 4 月以降に実施される戦略的基盤技術高度化支援事業 ( 以下 本事業 という ) に係る労務費の算出方法を以下のとおり定めて運用する 事務の効率化や計算

厚生局受付番号 : 東海北陸 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東海北陸 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 ( 現在は B 社 ) における昭和 39 年 7 月 1 日から同年 10 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが必要である

3 保険者算定の追加の要件 ⑴ 業務の性質上例年発生することが見込まれる場合 とは 業種や職種の特性上 基本的に毎年 4 月 ~6 月が繁忙期に当たるため 4 月 ~6 月までの期間中の残業手当等が 他の期間と比べて多く支給されることなどを理由として 例年季節的な報酬変動の起こることが想定されること

(3) 標準報酬等級表 短期給付及び退職等年金給付に係る掛金 負担金の算定や給付金の算定の基礎となる標準報酬月額を決定する際に用いる 標準報酬等級表 は法に 厚生年金保険給付に係る保険料及び年金額の算定の基礎となる標準報酬月額を決定する際に用いる 標準報酬等級表 は厚年法に それぞれ規定されています

3 保険者算定の追加の要件 ⑴ 業務の性質上例年発生することが見込まれる場合 とは 業種や職種の特性上 基本的に毎年 4 月 ~6 月が繁忙期に当たるため 4 月 ~6 月までの期間中の残業手当等が 他の期間と比べて多く支給されることなどを理由として 例年季節的な報酬変動の起こることが想定されること

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

再任用と年金加入の関係をまとめると次のようになる ( 都道府県によって勤務形態は異なる ) 再任用の勤務形態フルタイム勤務 3/4 1/2 週の勤務時間 38 時間 45 分 29 時間 19 時間 15 分 共済年金 厚生年金 (2016 年 9 月 30 日まで ) 加入する年金 (2015 年

ときは 繰り上げて支給することができる 2 月の中途における採用又は給与額に異動を生じた場合は 発令の日から 退職又は死亡した場合はその日までその月の現日数により日割計算により給料を支給する 3 日給者については 当月末までを締め切り期間とし翌月 1 日に支給する 第 5 条次の各号に該当するときは

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迎える場合に, 教育 研究 診療等の業績, 専門的な知識 経験等を勘案して新たに算定し, 改定するものとする 3 前 2 項の規定により決定した業績基本給については, 学長が特に必要と認めた場合に, 役員会の議を経て, 学長が変更することができる ( 業績評価給 ) 第 8 条業績評価給は, 当該年

平成25年4月から9月までの年金額は

2 対象職員 (1) 特別職特別職の職員の給与に関する条例 ( 平成 26 年大阪市条例第 9 号 ) 第 1 条第 1 号から第 4 号及び第 6 号に規定する職員のうち本市から給与が支払われている者 (2) 一般職地方公務員法 ( 昭和 25 年法律 261 号 ( 以下 法 という )) 第

公益社団法人松戸市シルバー人材センター臨時職員就業規程 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 公益社団法人松戸市シルバー人材センター ( 以下 センター という ) の臨時に雇用する者 ( 以下 臨時職員 という ) の就業に関して必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この規程において

カード NO G03 報告書 標準報酬報告書 概要 : 共済掛金 負担金の算定基礎となる標準報酬を登録 修正する報告書 提出するときは 1 資格取得時決定を実施すべき条件を満たしたとき 2 定時決定を実施すべき要件を満たしたとき 3 随時改定を実施すべき要件を満たしたとき 4 育児休業終了時改定を実

また 日額または時給での雇用契約者についても 時間単価が明らかであることから 同様に等 級単価適用者以外の者として取り扱う ( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等によ

Microsoft Word -

Taro-当初追加(扶養手当あり)新旧対照表jtd

育児休業Q&A

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ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

Transcription:

手当率制から標準報酬制へ 地方公務員共済組合では 給与から控除される共済組合の掛金をはじめ 傷病手当金や出産手当金などの短期給付および退職共済年金などの長期給付の算定の基礎については 手当率制 と呼ばれるしくみが採用されてきました このしくみでは 各組合員が納める掛金は 給料月額にみなし手当を加えた額に掛金率を乗じて得たものとなります このみなし手当は 実際に支給された額にかかわらず 給料月額の 25% を一律に手当額とみなして処理するものです 地方公務員共済組合におけるこの手当率制のしくみが 平成 27 年 10 月 1 日から実施される被用者年金制度の一元化にともなって 厚生年金保険 健康保険や国家公務員共済組合および私立学校教職員共済において実施されているものと同じ標準報酬制のしくみに移行することになります 具体的には 地方公務員共済組合における短期給付 ( 医療給付 ) と長期給付 ( 年金給付 ) のための掛金 組合員保険料や給付額等を算定するための基礎が 手当率制から標準報酬制に変更されます 短期給付事業 長期給付事業 福祉事業の 3 事業一体による効率的な事務処理の観点から 短期給付事業および福祉事業についても標準報酬制に移行します 標準報酬制の導入にあたって 標準報酬制では 給料月額と実際に支給された手当を合算した額が報酬とみなされ この報酬の額を決められた等級のいずれかに当てはめて標準報酬月額とし これに掛金率や保険料率を乗じて掛金額や保険料額を決めます 標準報酬制と手当率制との大きな違いは 給料月額 ( 基本給 ) が同じであっても 実際に支給される諸手当の額が違えば 標準報酬月額も異なる点です つまり 手当率制のしくみでは 給料月額 ( 基本給 ) が同じであれば手当額も同じで掛金も同じになりますが 標準報酬制のしくみでは 給料月額 ( 基本給 ) が同じであっても実際に支給される諸手当の額が異なれば標準報酬月額も異なり 結果的に掛金額や給付額も違ってきます 2

平成 27 年 10 月からの標準報酬に関する経過措置 平成 27 年 6 月時点の報酬で対応 平成 27 年 10 月 1 日から平成 28 年 8 月 31 日までについては 原則として平成 27 年 6 月に支給 された報酬に基づいて標準報酬月額が決定されることになります 平成 27 年 6 月 2 日から 8 月 31 日までの間に組合員資格を取得したときには 資格取得した月の翌月の報酬が標準報酬月額のもとになり 平成 27 年 9 月 1 日以後に組合員資格を取得したときには 資格取得日の報酬がもとになります 3

事務処理簡素化のための標準報酬制 標準報酬制では 組合員が受ける給料などのさまざまな報酬の月額は 事務処理を簡便にするために 区切りのよい幅で区分して設定された標準報酬月額に当てはめることによって処理されます この標準報酬月額の等級区分は 組合員が実際に受ける報酬の水準や分布などを勘案して設定されています まず 標準報酬月額には下限額と上限額とが定められています このうち上限額については 長期給付と短期給付とでは異なっています 被用者年金一元化後の地方公務員共済組合では 下限額は 長期給付の場合も短期給付の場合も98,000 円で同じですが 上限額は 長期給付の場合は620,000 円 短期給付の場合は1,210,000 円です そして 長期給付の標準報酬月額等級は 98,000 円から620,000 円までの間で30 等級に区分されており 短期給付の標準報酬月額等級は 98,000 円から1,210,000 円までの間で43 等級に区分されています 期末手当等については 標準報酬月額とは別に扱われ 期末手当等として実際に支払われた額の 1,000 円未満を切り捨てた額を標準期末手当等の額として事務処理をしています 期末手当等の場合 上限額は 短期給付では 540 万円 (1 年間 ) 長期給付では 150 万円 (1 回あたり ) となっています 期末手当等については下限はありません 短期給付の標準報酬月額等級表および標準期末手当等の額については 平成 28 年度から引上げが予定されています このように標準報酬制のもとでは 組合員 1 人ひとりの異なる報酬月額も 長期給付では 30 等級 短期給付では43 等級のいずれかの等級区分に振り分けられることになります そのため 保険料 掛金の算定などの事務処理が簡素化できることになります 標準報酬月額の決定と改定 標準報酬月額は まず就職 転職などにより組合員となったときに決められ その後は年 1 回の決まった時期に組合員全員の標準報酬月額の見直しが行われるほか 1 年の途中で報酬が大きく変動した場合には一定の要件を満たしたときに改定されることになっています このうち 組合員となったときの決定を資格取得時決定といい 年 1 回の決まった時期の見直しを定時決定 報酬が大きく変動したときの改定を随時改定といいます このほかに 育児休業等が終了したときの改定や産前産後休業が終了したときの改定があります これらについては 5. 標準報酬の決め方 で説明します 資格取得時決定定時決定随時改定育児休業等終了時改定産前産後休業終了時改定 組合員となったとき年 1 回の決まった時期の見直し報酬が大きく変動したとき育児休業等が終了した時点での改定産前産後休業を終了した時点での改定 4

標準報酬月額の対象となる報酬とは 報酬とは 金銭でも現物でも労働の対価として支払われるものすべてを含み 給料のほか 管理職手当 扶養手当 住居手当 通勤手当 時間外勤務手当なども含まれます ただし 3 か月を超える期間ごとに受けるもの たとえば 年 3 回以内で支給される期末手当などや 退職金や見舞金などの臨時的なものは報酬の範囲から除かれます 厚生年金保険法で見てみると 報酬とは次のように定義されています 報酬 賃金 給料 俸給 手当 賞与その他いかなる名称であるかを問わず 労働者が 労働の対償として受ける全てのものをいう ただし 臨時に受けるもの及び3 月を超える期間ごとに受けるものは この限りではない ( 厚生年金保険法第 3 条第 1 項第 3 号 ) 地方公務員共済組合では 報酬とは給料および諸手当のうち期末手当 勤勉手当などを除いたものとされています 対象となる報酬 対象となる報酬の内容を具体的に見てみると 給料表の給料月額 地域手当 特殊勤務手当 時間外勤務手当 宿日直手当 管理職員特別勤務手当 夜間勤務手当 休日勤務手当 管理職手当 扶養手当 住居手当 単身赴任手当 寒冷地手当 初任給調整手当 特地勤務手当 通勤手当などが報酬に該当します 一方 見舞金 弔慰金 退職手当 出張旅費 傷病手当金 年 3 回以内で支給される期末手当 勤勉手当などは 報酬に該当しません 現物支給は都道府県ごとの価額または時価で換算 通貨以外のもので報酬が支給される場合も 標準報酬の対象となる報酬に該当します 地方公務員共済組合では 食事 ( 給食 食券など ) 住宅 ( 職員住宅 寮など ) 通勤定期券 回数券などが現物で支給される場合も それらが労働の対償として支給される限り 報酬となります この場合 食事 住宅については 実際の支払額ではなく 厚生労働省告示で定められた都道府県ごとの 厚生労働大臣が定める現物給与の価額 によって報酬額に算入されます その他の衣服などは 時価で報酬額に算入されます 報酬となる現物 報酬に該当しない現物 食券 食事 職員住宅 寮 衣服 ( 勤務服でないもの ) 通勤定期券 ( 月額相当分金額 ) など制服 作業着 見舞品など 5

標準報酬制のしくみでは 組合員が実際に受ける報酬 ( 月額 ) は すべて 一定の幅で区分された標準報酬月額等級に当てはめられます そのうえで それぞれの等級ごとの標準報酬月額に対して保険料 掛金額が計算されます そして 短期給付の出産手当金や傷病手当金の額 将来受ける厚生年金の支給額など 給付に関わる額も この標準報酬月額をもとに計算されます 標準報酬制では 月給 週給 日給 時間給 年俸などさまざまな種類の報酬がすべて月額に換算されます この月額に換算されたものを報酬月額といい この報酬月額が各組合員ごとに標準報酬月額の等級に当てはめられて各組合員の標準報酬月額とされます つまり 報酬月額が決まれば標準報酬月額と等級が自動的に決まるしくみになっています 被用者年金一元化後の地方公務員共済組合の標準報酬等級では 長期給付の下限と短期給付の下限は同じになっており 上限のみ異なっています つまり 長期給付 ( 厚生年金保険給付および退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 )) の上限は第 30 級 ( 標準報酬月額 620,000 円 ) まで 短期給付の上限は第 43 級 ( 標準報酬月額 1,210,000 円 ) までとなっています 具体的に 地方公務員共済組合の標準報酬等級に基づいて報酬月額がどのように標準報酬月額に換算されるか見てみると 次のようになります 例 1 報酬月額が 95,800 円の場合 地方公務員共済組合の標準報酬等級では 101,000 円未満の報酬月額はすべて標準報酬月額 98,000 円 ( 第 1 級 ) とされています したがって 95,800 円の報酬月額は 標準報酬等級は第 1 級 標準報酬月額は98,000 円となります 言いかえると 101,000 円未満の報酬月額はすべて第 1 級 98,000 円の標準報酬月額となります 報酬月額 95,800 円 標準報酬等級 対象となる報酬月額の範囲長期給付標準報酬月額短期給付厚生年金退職等年金給付 101,000 円未満 第 1 級 第 1 級 第 1 級 98,000 円 101,000 円以上 107,000 円未満 第 2 級 第 2 級 第 2 級 104,000 円 107,000 円以上 114,000 円未満 第 3 級 第 3 級 第 3 級 110,000 円 114,000 円以上 122,000 円未満 第 4 級 第 4 級 第 4 級 118,000 円 122,000 円以上 130,000 円未満 第 5 級 第 5 級 第 5 級 126,000 円 6

例 2 報酬月額が 346,000 円の場合 報酬月額が346,000 円の場合には 330,000 円以上 350,000 円未満の範囲内にありますから 標準報酬等級は第 20 級 標準報酬月額は340,000 円となります 言いかえると 330,000 円以上 350,000 円未満の報酬月額は すべて第 20 級 340,000 円の標準報酬月額となります 報酬月額 346,000 円 標準報酬等級 対象となる報酬月額の範囲長期給付標準報酬月額短期給付厚生年金退職等年金給付 290,000 円以上 310,000 円未満 第 18 級 第 18 級 第 18 級 300,000 円 310,000 円以上 330,000 円未満 第 19 級 第 19 級 第 19 級 320,000 円 330,000 円以上 350,000 円未満 第 20 級 第 20 級 第 20 級 340,000 円 350,000 円以上 370,000 円未満 第 21 級 第 21 級 第 21 級 360,000 円 370,000 円以上 395,000 円未満 第 22 級 第 22 級 第 22 級 380,000 円 例 3 報酬月額が 953,000 円の場合 地方公務員共済組合の標準報酬等級では 長期給付 ( 厚生年金 退職等年金給付 ) の標準報酬月額は第 30 級の620,000 円が上限となっており 605,000 円以上の報酬月額はすべて第 30 級 620,000 円とされています しかし 短期給付では 605,000 円以上の報酬月額はさらに14 等級に区分されていますので 953,000 円の報酬月額は 短期給付では標準報酬等級は第 38 級 標準報酬月額は930,000 円になります 言いかえると 長期給付では605,000 円以上の報酬月額はすべて第 30 級 620,000 円の標準報酬月額となり 短期給付では905,000 円以上 955,000 円未満の報酬月額はすべて第 38 級 930,000 円の標準報酬月額となります 報酬月額 953,000 円 標準報酬等級 対象となる報酬月額の範囲長期給付標準報酬月額短期給付厚生年金退職等年金給付 605,000 円以上 635,000 円未満 第 30 級 第 30 級 第 30 級 620,000 円 635,000 円以上 665,000 円未満 第 31 級 650,000 円 665,000 円以上 695,000 円未満 第 32 級 680,000 円 695,000 円以上 730,000 円未満 第 33 級 710,000 円 730,000 円以上 770,000 円未満 第 34 級 750,000 円 770,000 円以上 810,000 円未満 第 35 級 790,000 円 810,000 円以上 855,000 円未満 第 36 級 830,000 円 855,000 円以上 905,000 円未満 第 37 級 880,000 円 905,000 円以上 955,000 円未満 第 38 級 930,000 円 955,000 円以上 1,005,000 円未満 第 39 級 980,000 円 1,005,000 円以上 1,055,000 円未満 第 40 級 1,030,000 円 1,055,000 円以上 1,115,000 円未満 第 41 級 1,090,000 円 1,115,000 円以上 1,175,000 円未満 第 42 級 1,150,000 円 1,175,000 円以上 第 43 級 1,210,000 円 7

地方公務員共済組合の標準報酬等級表 標準報酬等級 対象となる報酬月額の範囲長期給付標準報酬月額短期給付厚生年金退職等年金給付 101,000 円未満 第 1 級 第 1 級 第 1 級 98,000 円 101,000 円以上 107,000 円未満 第 2 級 第 2 級 第 2 級 104,000 円 107,000 円以上 114,000 円未満 第 3 級 第 3 級 第 3 級 110,000 円 114,000 円以上 122,000 円未満 第 4 級 第 4 級 第 4 級 118,000 円 122,000 円以上 130,000 円未満 第 5 級 第 5 級 第 5 級 126,000 円 130,000 円以上 138,000 円未満 第 6 級 第 6 級 第 6 級 134,000 円 138,000 円以上 146,000 円未満 第 7 級 第 7 級 第 7 級 142,000 円 146,000 円以上 155,000 円未満 第 8 級 第 8 級 第 8 級 150,000 円 155,000 円以上 165,000 円未満 第 9 級 第 9 級 第 9 級 160,000 円 165,000 円以上 175,000 円未満 第 10 級 第 10 級 第 10 級 170,000 円 175,000 円以上 185,000 円未満 第 11 級 第 11 級 第 11 級 180,000 円 185,000 円以上 195,000 円未満 第 12 級 第 12 級 第 12 級 190,000 円 195,000 円以上 210,000 円未満 第 13 級 第 13 級 第 13 級 200,000 円 210,000 円以上 230,000 円未満 第 14 級 第 14 級 第 14 級 220,000 円 230,000 円以上 250,000 円未満 第 15 級 第 15 級 第 15 級 240,000 円 250,000 円以上 270,000 円未満 第 16 級 第 16 級 第 16 級 260,000 円 270,000 円以上 290,000 円未満 第 17 級 第 17 級 第 17 級 280,000 円 290,000 円以上 310,000 円未満 第 18 級 第 18 級 第 18 級 300,000 円 310,000 円以上 330,000 円未満 第 19 級 第 19 級 第 19 級 320,000 円 330,000 円以上 350,000 円未満 第 20 級 第 20 級 第 20 級 340,000 円 350,000 円以上 370,000 円未満 第 21 級 第 21 級 第 21 級 360,000 円 370,000 円以上 395,000 円未満 第 22 級 第 22 級 第 22 級 380,000 円 395,000 円以上 425,000 円未満 第 23 級 第 23 級 第 23 級 410,000 円 425,000 円以上 455,000 円未満 第 24 級 第 24 級 第 24 級 440,000 円 455,000 円以上 485,000 円未満 第 25 級 第 25 級 第 25 級 470,000 円 485,000 円以上 515,000 円未満 第 26 級 第 26 級 第 26 級 500,000 円 515,000 円以上 545,000 円未満 第 27 級 第 27 級 第 27 級 530,000 円 545,000 円以上 575,000 円未満 第 28 級 第 28 級 第 28 級 560,000 円 575,000 円以上 605,000 円未満 第 29 級 第 29 級 第 29 級 590,000 円 605,000 円以上 635,000 円未満 第 30 級 第 30 級 第 30 級 620,000 円 635,000 円以上 665,000 円未満 第 31 級 650,000 円 665,000 円以上 695,000 円未満 第 32 級 680,000 円 695,000 円以上 730,000 円未満 第 33 級 710,000 円 730,000 円以上 770,000 円未満 第 34 級 750,000 円 770,000 円以上 810,000 円未満 第 35 級 790,000 円 810,000 円以上 855,000 円未満 第 36 級 830,000 円 855,000 円以上 905,000 円未満 第 37 級 880,000 円 905,000 円以上 955,000 円未満 第 38 級 930,000 円 955,000 円以上 1,005,000 円未満 第 39 級 980,000 円 1,005,000 円以上 1,055,000 円未満 第 40 級 1,030,000 円 1,055,000 円以上 1,115,000 円未満 第 41 級 1,090,000 円 1,115,000 円以上 1,175,000 円未満 第 42 級 1,150,000 円 1,175,000 円以上 第 43 級 1,210,000 円 8

標準報酬月額の決定の仕方および改定の仕方には 1 組合員資格を取得したときの 資格 取得時決定 2 年 1 回の決まった時期の組合員全員の見直しを行う 定時決定 31 年の途中で報酬が大きく変動したときに改定を行う 随時改定 4 育児休業等が終了したときの見直しとなる 育児休業等終了時改定 そして 5 産前産後休業が終了したときの見直しとなる 産前産後休業終了時改定 があります 上記の方法により算定することが困難であるとき または算定した結果が著しく不当であるときは 上記の方法にかかわらず 同様の職務に従事する職員の報酬月額その他の事情を考慮して組合が適当と認めて算定する額を報酬月額とすることとされています こうして決定または改定された標準報酬月額は それぞれの決定または改定にあたって給与支給機関となる所属機関または所属所による届出手続が必要となります そして これらの届出手続によって共済組合から標準報酬月額の決定が行われ 所属機関 所属所に標準報酬月額の決定通知が送付されます なお 標準報酬月額は 決定または改定された時期によって 使用される期間が異なっています 産前産後休業終了時改定 育児休業等終了時改定による標準報酬月額の有効期間は随時改定と同じ 地方公務員共済組合の組合員については 平成 27 年 10 月から平成 28 年 8 月までの経過措置により 原則として平成 27 年 6 月時点の報酬をもとに標準報酬月額が決定されます 9

就職や転職などによって組合員になったときには その資格を取得した日現在の報酬の額 ( 給料月額と諸手当を合わせた報酬額 ) によって標準報酬を決定することになっています これを資格取得時決定といいます 組合員の資格を取得した人がいるときは 週給などのように日給および月給以外の一定期間ごとに支給される報酬については 報酬額を支給される期間の総日数で除した額の30 倍に相当する金額をもって報酬月額とすることになっています なお 月の途中で資格取得した人の場合には 扶養手当や住居手当などのように月の初日に資格取得をしていたなら支給されていたはずの諸手当も含めて 報酬月額が算定されることになります さらに 転職などによって他の地方公務員共済組合から転入してきた人などの場合も この資格取得時決定によって標準報酬が決定されます 資格取得時決定により標準報酬月額が決定されると 組合員本人に標準報酬月額が通知されます この資格取得時決定によって決められた標準報酬月額は 組合員資格を取得した月が1 月 1 日から5 月 31 日までにある場合にはその年の8 月まで使用されます また 組合員資格を取得した日が6 月 1 日から12 月 31 日までの間にある場合は翌年の8 月まで使用されます 組合員の標準報酬月額は 通常は 実際に受けた報酬に合わせて毎年 9 月に決めなおされます これを定時決定といいます 定時決定にあたっては 給与支給機関である所属機関または所属所は毎年 各組合員の4 月 5 月 6 月の報酬を共済組合に届け出ます 定時決定により決められた標準報酬月額は その年の9 月から翌年の8 月まで使用されます 10

5. 標準報酬の決め方 この定時決定の届出の対象となるのは 7 月 1 日現在の全組合員です ただし 6 月 1 日以後に組合員となった人は 資格取得時決定 で翌年 8 月までの標準報酬月額が決まっているため この年の定時決定の対象とはなりません なお 次に説明する随時改定 育児休業等終了時改定や産前産後休業終了時改定によって 7 月から9 月までの間に標準報酬月額が改定される人はこの定時決定の対象外となります 4 月から 6 月までのうち対象月の報酬の平均月額を算出 報酬月額は 4 月 5 月 6 月の3か月間に支払われた報酬について 基本的には次のように計算されます 1 支払基礎日数が17 日未満の月は計算の対象から除きます 2 月々支給されるもので各月の報酬月額を計算します この場合 4 月から6 月までに期末手当等の支給があれば計算から除きます 3 対象月 ( 支払基礎日数が17 日以上 ) の報酬総額を対象月数で割ります 各月の報酬月額とは その月に実際に支払われた報酬をいい 支払基礎日数とは その報酬支払の計算の基礎になった日数をいいます たとえば 月給制で毎月 1 日から末日までを支払基礎日数としてその月の分の報酬をその月の21 日に支払う場合には 4 月の報酬月額は4 月 21 日支払額 4 月 1 日から4 月 30 日までの要勤務日 ( 週休日を除く ) が支払基礎日数となります なお 3 月の欠勤等による報酬の減額が4 月の報酬で調整される場合は 4 月の支払基礎日数から当該欠勤等の日数を差し引きます 支払基礎日数が 17 日未満の月は対象から除外 支払基礎日数が17 日未満の月は 報酬が通常の月とかけはなれる場合があることから 平均額計算の対象から除きます たとえば 5 月の支払基礎日数が17 日未満だった場合は 4 月と 6 月の2か月分で計算することになります 定時決定により決められた標準報酬月額は 9 月から8 月までの間に報酬が大幅に変動したときは決めなおされます これを随時改定といいます 随時改定は 固定的給与の変動 (12 頁参照 ) によって報酬月額が著しく変動を生じた場合 (2 等級以上変わったとき ) 定時決定を待たずに行われます 給与支払機関である所属機関または所属所は 随時改定に該当する組合員について 標準報酬の改定基礎届を共済組合に届け出ます この随時改定は 次の3つのすべてに該当するときに行われます 1 昇給 降給などで固定的給与に変動があったとき 2 変動月から3か月の間に支払われた報酬 ( 諸手当も含む ) の平均月額に該当する標準報酬月額と 従来の標準報酬月額との間に著しく変動 (2 等級以上の差 ) が生じたとき 3 3か月とも支払基礎日数が17 日以上であったとき 11

2 等級以上の 所属機関 所属所は 随時改定に該当する組合員がいるときは すみやかに固定的給与変動月以後の3か月の報酬月額を届け出ます 4 月昇給の場合は 4 月 5 月 6 月に支払われた報酬月額を届け出ます このとき 報酬月額には 扶養手当 住居手当 管理職手当などの諸手当も含まれます 随時改定によって標準報酬月額が決めなおされた場合には その改定が1 月から6 月までの間に行われたときは その標準報酬月額はその年の8 月まで使用され 改定が7 月から12 月までの間に行われたときは その標準報酬月額は翌年の8 月まで使用されます 昇給 降給などが固定的給与の変動に該当 固定的給与とは 勤務実績に関係なく毎月支給額や支給率が決まっているものをいいます これに対して 勤務実績に応じて変動する報酬を非固定的給与と呼びます 固定的給与の変動には 次のようなケースが考えられます なお 時間外勤務手当の大幅な変動については 固定的給与の変動に含まれません 1 昇給 ( ベースアップ ) 降給 ( ベースダウン ) 2 給与体系の変更 ( 日給から月給への変更など ) 3 日給や時間給の基礎単価 ( 日当 単価 ) の変更 4 扶養手当 住居手当 管理職手当など固定的給与が変わったとき 固定的給与の例 非固定的給与の例 給料月額 扶養手当 通勤手当 住居手当 初任給調整手当 管理職手当 単身赴任手当 地域手当 時間外勤務手当 夜間勤務手当 特殊勤務手当 休日勤務手当 宿日直手当 管理職員特別勤務手当 寒冷地手当 一般的な例であり 各地方公共団体の給与条例等に基づき判断する必要があります 12

5. 標準報酬の決め方 著しい変動でも随時改定の対象外となる場合 固定的給与の変動がなく 非固定的給与の変動によって報酬の著しい変動が生じた場合には 随時改定の対象とはなりません また 固定的給与が変動して報酬の著しい変動が生じた場合であっても 次のような場合には随時改定の対象とはなりません 1 固定的給与が上がっても非固定的給与が下がり 結果として報酬が著しく下がった場合 2 固定的給与が下がっても非固定的給与が上がり 結果として報酬が著しく上がった場合 標準報酬月額の上限 下限に該当する場合の改定 随時改定を行う際の報酬の著しい変動は 標準報酬の等級に2 等級以上の差が生じた場合とされています そこで この2 等級以上の差というのを前提に随時改定が行われることを考えてみます その場合に問題となるのは 標準報酬月額には上限と下限があるので 大幅に報酬が変わっても2 等級の差が出ないことがあるということです たとえば 短期給付で第 42 級の場合あるいは長期給付で第 29 級の場合は どんなに報酬が上がっても2 等級の差が出ません そこで 下の表のように 1 改定前の標準報酬月額 欄に該当する人で 固定的給与の変動月以後引き続く3か月の報酬の平均月額が それぞれ 2 報酬の平均月額 の欄の額になった場合には 随時改定の対象となり 3 改定後の標準報酬月額 のように改定されます 昇給の場合 1 改定前の標準報酬月額 2 報酬の平均月額 3 改定後の標準報酬月額 短期給付 : 第 42 級 1,150,000 円 1,245,000 円以上短期給付 : 第 43 級 1,210,000 円 長期給付 : 第 29 級 590,000 円 635,000 円以上長期給付 : 第 30 級 620,000 円 第 1 級 98,000 円で報酬月額 93,000 円未満 101,000 円以上第 2 級 104,000 円 ( 以上 ) 降給の場合 1 改定前の標準報酬月額 2 報酬の平均月額 3 改定後の標準報酬月額 短期給付 : 第 43 級 1,210,000 円で報酬月額 1,245,000 円以上 長期給付 : 第 30 級 620,000 円で報酬月額 635,000 円以上 1,175,000 円未満短期給付 : 第 42 級 1,150,000 円 ( 以下 ) 605,000 円未満長期給付 : 第 29 級 590,000 円 ( 以下 ) 第 2 級 104,000 円 93,000 円未満第 1 級 98,000 円 以上のことを考慮して 報酬月額の変動で標準報酬の等級に2 等級以上の差が生じた場合を前提に 随時改定が行われる目安となる変動月以後 3か月間の報酬月額の合計額と平均額をまとめると 次の表のようになります 13

随時改定の目安となる報酬月額の合計額と平均額 ( 変動月以後 3 か月間の報酬の目安 ) 等級改定前の大幅に下がった場合大幅に上がった場合短期給付長期給付標準報酬月額合計額 ( 未満 ) 平均額 ( 未満 ) 合計額 ( 以上 ) 平均額 ( 以上 ) 第 1 級第 1 級 98,000 円 321,000 円 3 107,000 円 第 2 級第 2 級 104,000 円 279,000 円 93,000 円 342,000 円 114,000 円 第 3 級第 3 級 110,000 円 303,000 円 101,000 円 366,000 円 122,000 円 第 4 級第 4 級 118,000 円 321,000 円 107,000 円 390,000 円 130,000 円 第 5 級第 5 級 126,000 円 342,000 円 114,000 円 414,000 円 138,000 円 第 6 級第 6 級 134,000 円 366,000 円 122,000 円 438,000 円 146,000 円 第 7 級第 7 級 142,000 円 390,000 円 130,000 円 465,000 円 155,000 円 第 8 級第 8 級 150,000 円 414,000 円 138,000 円 495,000 円 165,000 円 第 9 級第 9 級 160,000 円 438,000 円 146,000 円 525,000 円 175,000 円 第 10 級第 10 級 170,000 円 465,000 円 155,000 円 555,000 円 185,000 円 第 11 級第 11 級 180,000 円 495,000 円 165,000 円 585,000 円 195,000 円 第 12 級第 12 級 190,000 円 525,000 円 175,000 円 630,000 円 210,000 円 第 13 級第 13 級 200,000 円 555,000 円 185,000 円 690,000 円 230,000 円 第 14 級第 14 級 220,000 円 585,000 円 195,000 円 750,000 円 250,000 円 第 15 級第 15 級 240,000 円 630,000 円 210,000 円 810,000 円 270,000 円 第 16 級第 16 級 260,000 円 690,000 円 230,000 円 870,000 円 290,000 円 第 17 級第 17 級 280,000 円 750,000 円 250,000 円 930,000 円 310,000 円 第 18 級第 18 級 300,000 円 810,000 円 270,000 円 990,000 円 330,000 円 第 19 級第 19 級 320,000 円 870,000 円 290,000 円 1,050,000 円 350,000 円 第 20 級第 20 級 340,000 円 930,000 円 310,000 円 1,110,000 円 370,000 円 第 21 級第 21 級 360,000 円 990,000 円 330,000 円 1,185,000 円 395,000 円 第 22 級第 22 級 380,000 円 1,050,000 円 350,000 円 1,275,000 円 425,000 円 第 23 級第 23 級 410,000 円 1,110,000 円 370,000 円 1,365,000 円 455,000 円 第 24 級第 24 級 440,000 円 1,185,000 円 395,000 円 1,455,000 円 485,000 円 第 25 級第 25 級 470,000 円 1,275,000 円 425,000 円 1,545,000 円 515,000 円 第 26 級第 26 級 500,000 円 1,365,000 円 455,000 円 1,635,000 円 545,000 円 第 27 級第 27 級 530,000 円 1,455,000 円 485,000 円 1,725,000 円 575,000 円 第 28 級第 28 級 560,000 円 1,545,000 円 515,000 円 1,815,000 円 605,000 円 第 29 級第 29 級 590,000 円 1,635,000 円 545,000 円 1,905,000 円 635,000 円 第 30 級第 30 級 620,000 円 1,725,000 円 1 575,000 円 1,995,000 円 665,000 円 第 31 級 650,000 円 1,815,000 円 605,000 円 2,085,000 円 695,000 円 第 32 級 680,000 円 1,905,000 円 635,000 円 2,190,000 円 730,000 円 第 33 級 710,000 円 1,995,000 円 665,000 円 2,310,000 円 770,000 円 第 34 級 750,000 円 2,085,000 円 695,000 円 2,430,000 円 810,000 円 第 35 級 790,000 円 2,190,000 円 730,000 円 2,565,000 円 855,000 円 第 36 級 830,000 円 2,310,000 円 770,000 円 2,715,000 円 905,000 円 第 37 級 880,000 円 2,430,000 円 810,000 円 2,865,000 円 955,000 円 第 38 級 930,000 円 2,565,000 円 855,000 円 3,015,000 円 1,005,000 円 第 39 級 980,000 円 2,715,000 円 905,000 円 3,165,000 円 1,055,000 円 第 40 級 1,030,000 円 2,865,000 円 955,000 円 3,345,000 円 1,115,000 円 第 41 級 1,090,000 円 3,015,000 円 1,005,000 円 3,525,000 円 1,175,000 円 第 42 級 1,150,000 円 3,165,000 円 1,055,000 円 3,735,000 円 1,245,000 円 第 43 級 1,210,000 円 3,345,000 円 2 1,115,000 円 1 第 30 級で報酬月額 635,000 円以上の場合は 3 か月の平均額が 605,000 円未満となったとき 2 第 43 級で報酬月額 1,245,000 円以上の場合は 3 か月の平均額が 1,175,000 円未満となったとき 3 第 1 級で報酬月額 93,000 円未満の場合は 3 か月の平均額が 101,000 円以上となったとき 14

5. 標準報酬の決め方 3 歳未満の子を養育している組合員が育児休業等の終了後 勤務時間の短縮等により報酬が低下した場合には 随時改定に該当しなくても本人の申出により標準報酬月額が改定されます これを育児休業等終了時改定といいます これによって 育児休業等終了後の実際の報酬に応じた標準報酬月額に基づいて保険料 ( 掛金 ) 負担ができるようになります この育児休業等終了時改定により改定された標準報酬月額は その育児休業等の終了日の翌日から起算して2か月を経過した日の属する月の翌月が1 月から6 月までの間である場合にはその年の8 月まで使用され 2か月を経過した日の属する月の翌月が7 月から12 月までにある場合には翌年の8 月まで使用されます 育児休業等終了時改定では 育児休業等の終了日の翌日の属する月以後 3か月間の報酬月額の平均が標準報酬月額とされます たとえば 6 月 5 日に育児休業等を終了した場合には 6 月 7 月 8 月の3か月間の報酬月額の平均額によって9 月からの標準報酬月額が決められ 6 月 30 日に育児休業等を終了した場合には 7 月 8 月 9 月の報酬月額の平均額によって10 月からの標準報酬月額が決められます ただし 3か月間のうちに支払基礎日数が17 日未満の月がある場合には その月を除いた平均額に基づいて改定が行われます 育児休業等終了時改定は 本人の申出に基づき給与支払機関である所属機関または所属所が 報酬月額が変更した旨の届を共済組合に提出することによって行います 3 歳未満の子を養育している期間の特例 3 歳未満の子を養育している組合員の標準報酬月額が 養育期間前の標準報酬月額 ( 従前標準報酬月額 ) を下回る場合には 共済組合に申出をすれば 年金額計算の際には 養育期間前の高い標準報酬月額で計算されます この特例は 育児短時間勤務などの勤務形態の期間中に報酬が低くなったことによる将来の厚生年金保険の給付や退職等年金給付の額が低くなることを避けるための措置であるため 短期給付の算定の基礎となる標準報酬月額には適用されません 15

産前産後休業 ( 産前 42 日 ( 多胎妊娠の場合には98 日 ) 産後 56 日 ) 終了後に報酬が下がった場合には 随時改定に該当しなくても本人の申出により標準報酬月額が改定されます これを産前産後休業終了時改定といいます この産前産後休業終了時改定により改定された標準報酬月額は その産前産後休業の終了日の翌日から起算して2か月を経過した日の属する月の翌月が1 月から6 月までの間である場合にはその年の8 月まで使用され 2か月を経過した日の属する月の翌月が7 月から12 月までにある場合には翌年の8 月まで使用されます 産前産後休業終了時改定では 産前産後休業の終了日の翌日の属する月以後 3か月間の報酬月額の平均が報酬月額とされます たとえば 6 月 5 日に産前産後休業を終了した場合には 6 月 7 月 8 月の3か月間の報酬月額の平均額によって9 月からの標準報酬月額が決められ 6 月 30 日に産前産後休業を終了した場合には 7 月 8 月 9 月の報酬月額の平均額によって10 月からの標準報酬月額が決められます ただし 3か月間のうちに支払基礎日数が17 日未満の月がある場合には その月を除いた平均額に基づいて改定が行われます 産前産後休業終了時改定は 本人の申出に基づき給与支払機関である所属機関または所属所が 報酬月額が変更した旨の届を共済組合に提出することにより行います なお 産前産後休業に続けて育児休業等をとる場合には 産前産後休業と育児休業等とを1 つの休業とみなして 育児休業等の終了時に改定が行われます 逆に 育児休業等に続けて産前産後休業をとる場合には 育児休業等と産前産後休業を1つの休業とみなして 産前産後休業の終了時に改定が行われます 16

標準期末手当等の対象となる期末手当等とは 厚生年金保険では 報酬と並んで賞与も保険料賦課の対象となり 給付にも反映されることになっています 厚生年金保険法では 賞与について次のように定義されています 賃金 給料 俸給 手当 賞与その他いかなる名称であるかを問わず 労働者が労働の対償として受ける全てのもののうち 3 月を超える期間ごとに受けるものをいう ( 厚生年金保険法第 3 条第 1 項第 4 号 ) 公務員の場合には 賞与に該当するものに期末手当 勤勉手当などがあります 標準報酬制のもとでは 期末手当等については 標準報酬月額等級を適用せずに 実際に支給された期末手当等の1,000 円未満を切り捨てて標準期末手当等とし この額をもとに事務処理が行われます 標準期末手当等の決定 期末手当等が支給されたときには 標準報酬月額の場合と同率の組合員保険料率 掛金率による保険料 掛金を徴収することになります この場合 保険料 掛金の賦課対象となる期末手当等は1,000 円未満を切り捨てた標準期末手当等の額に標準報酬月額と同じ保険料率 掛金率を乗じて保険料額 掛金額を算定します 標準期末手当等の額には上限が設けられており 長期給付では1 回あたり150 万円 短期給付では年間 ( 毎年 4 月から3 月までの累計額 )540 万円とされています 短期給付においては 期末手当等の額が540 万円を超えた場合には その累計額が540 万円となるようにその月の標準期末手当等の額を決定し その年度は その月の翌月以後の期末手当等の標準期末手当等の額を0 円とします 17

標準報酬と保険料 掛金 標準報酬制のもとでは 給料月額と実際に支給された諸手当を合算した額によって標準報酬月額が決まり これに保険料率 掛金率を乗じて保険料 掛金が算定されます したがって 給料月額が同じであっても 実際に支給される諸手当の額が異なれば標準報酬月額も異なり 保険料 掛金も異なることになります 逆に 給料月額が異なっても 実際に支給される諸手当の額によっては 標準報酬月額の同じ等級の報酬月額の範囲内にあれば 標準報酬月額は同じになり 保険料 掛金も同じになります 標準報酬制のもとでは 保険料 掛金は 資格取得時決定 定時決定または随時改定などで決定または改定された標準報酬月額に 保険料率 掛金率を乗じて算定されます 標準報酬月額 保険料率 掛金率 = 保険料 掛金 標準報酬と給付 標準報酬月額は 短期給付 長期給付 ( 厚生年金 退職等年金給付 ) のための算定の基礎となるものです 短期給付の給付金 休業給付の種類手当率制の場合標準報酬制の場合 傷病手当金出産手当金 1 日につき給料日額 2/3 1.25 1 日につき標準報酬の日額 2/3 休業手当金 1 日につき給料日額 60/100 1 日につき標準報酬の日額 50/100 育児休業手当金介護休業手当金 1 日につき給料日額 40/100 1.25 1 日につき標準報酬の日額 40/100 * 育児休業手当金は 当分の間の措置として最初の 180 日は 67/100 残りの期間は 50/100 とされています 長期給付( 厚生年金保険 ) の給付 共済年金の年金額は 平均給与月額 ( 平成 15 年 3 月以前は平均給料月額 ) と組合員期間の月数と給付乗率によって算定されています 標準報酬制に移行後は 平均標準報酬額 ( 平成 15 年 3 月以前は平均標準報酬月額 ) と第 3 号厚生年金被保険者期間 ( 地方公務員共済組合員期間 ) の月数と給付乗率によって算定されます また 平成 27 年 9 月以前の組合員期間は 厚生年金保険法による厚生年金の被保険者期間とみなされ 地方公務員共済組合員期間の各月の掛金の標準となった給料の額に1.25を乗じた額は 厚生年金保険法による標準報酬月額とみなされ 掛金の標準となった期末手当等は 厚生年金保険法による標準賞与額とみなされます 18

地方公務員共済組合の標準報酬等級表および長期給付の保険料 掛金月額表 ( 組合員負担分 ) 標準報酬の等級 保険料 掛金 長期給付標準報酬標準報酬長期給付短期報酬月額月額日額給付厚生退職等退職等厚生年金年金年金給付年金給付 第 1 級第 1 級第 1 級 98,000 円 4,450 円 101,000 円未満 8,466 円 735 円 第 2 級第 2 級第 2 級 104,000 円 4,730 円 101,000 円以上 107,000 円未満 8,984 円 780 円 第 3 級第 3 級第 3 級 110,000 円 5,000 円 107,000 円以上 114,000 円未満 9,502 円 825 円 第 4 級第 4 級第 4 級 118,000 円 5,360 円 114,000 円以上 122,000 円未満 10,194 円 885 円 第 5 級第 5 級第 5 級 126,000 円 5,730 円 122,000 円以上 130,000 円未満 10,885 円 945 円 第 6 級第 6 級第 6 級 134,000 円 6,090 円 130,000 円以上 138,000 円未満 11,576 円 1,005 円 第 7 級第 7 級第 7 級 142,000 円 6,450 円 138,000 円以上 146,000 円未満 12,267 円 1,065 円 第 8 級第 8 級第 8 級 150,000 円 6,820 円 146,000 円以上 155,000 円未満 12,958 円 1,125 円 第 9 級第 9 級第 9 級 160,000 円 7,270 円 155,000 円以上 165,000 円未満 13,822 円 1,200 円 第 10 級第 10 級第 10 級 170,000 円 7,730 円 165,000 円以上 175,000 円未満 14,686 円 1,275 円 第 11 級第 11 級第 11 級 180,000 円 8,180 円 175,000 円以上 185,000 円未満 15,550 円 1,350 円 第 12 級第 12 級第 12 級 190,000 円 8,640 円 185,000 円以上 195,000 円未満 16,414 円 1,425 円 第 13 級第 13 級第 13 級 200,000 円 9,090 円 195,000 円以上 210,000 円未満 17,278 円 1,500 円 第 14 級第 14 級第 14 級 220,000 円 10,000 円 210,000 円以上 230,000 円未満 19,005 円 1,650 円 第 15 級第 15 級第 15 級 240,000 円 10,910 円 230,000 円以上 250,000 円未満 20,733 円 1,800 円 第 16 級第 16 級第 16 級 260,000 円 11,820 円 250,000 円以上 270,000 円未満 22,461 円 1,950 円 第 17 級第 17 級第 17 級 280,000 円 12,730 円 270,000 円以上 290,000 円未満 24,189 円 2,100 円 第 18 級第 18 級第 18 級 300,000 円 13,640 円 290,000 円以上 310,000 円未満 25,917 円 2,250 円 第 19 級第 19 級第 19 級 320,000 円 14,550 円 310,000 円以上 330,000 円未満 27,644 円 2,400 円 第 20 級第 20 級第 20 級 340,000 円 15,450 円 330,000 円以上 350,000 円未満 29,372 円 2,550 円 第 21 級第 21 級第 21 級 360,000 円 16,360 円 350,000 円以上 370,000 円未満 31,100 円 2,700 円 第 22 級第 22 級第 22 級 380,000 円 17,270 円 370,000 円以上 395,000 円未満 32,828 円 2,850 円 第 23 級第 23 級第 23 級 410,000 円 18,640 円 395,000 円以上 425,000 円未満 35,419 円 3,075 円 第 24 級第 24 級第 24 級 440,000 円 20,000 円 425,000 円以上 455,000 円未満 38,011 円 3,300 円 第 25 級第 25 級第 25 級 470,000 円 21,360 円 455,000 円以上 485,000 円未満 40,603 円 3,525 円 第 26 級第 26 級第 26 級 500,000 円 22,730 円 485,000 円以上 515,000 円未満 43,195 円 3,750 円 第 27 級第 27 級第 27 級 530,000 円 24,090 円 515,000 円以上 545,000 円未満 45,786 円 3,975 円 第 28 級第 28 級第 28 級 560,000 円 25,450 円 545,000 円以上 575,000 円未満 48,378 円 4,200 円 第 29 級第 29 級第 29 級 590,000 円 26,820 円 575,000 円以上 605,000 円未満 50,970 円 4,425 円 第 30 級第 30 級第 30 級 620,000 円 28,180 円 605,000 円以上 635,000 円未満 53,561 円 4,650 円 第 31 級 650,000 円 29,550 円 635,000 円以上 665,000 円未満 第 32 級 680,000 円 30,910 円 665,000 円以上 695,000 円未満 第 33 級 710,000 円 32,270 円 695,000 円以上 730,000 円未満 平成 27 年 10 月か 第 34 級 750,000 円 34,090 円 730,000 円以上 770,000 円未満 ら平成 28 年 8 月 第 35 級 790,000 円 35,910 円 770,000 円以上 810,000 円未満 までの厚生年金 の組合員保険料第 36 級 830,000 円 37,730 円 810,000 円以上 855,000 円未満率は 1 0 0 0 分の第 37 級 880,000 円 40,000 円 855,000 円以上 905,000 円未満 86.39 退職等第 38 級 930,000 円 42,270 円 905,000 円以上 955,000 円未満年金分掛金率は 第 39 級 980,000 円 44,550 円 955,000 円以上 1,005,000 円未満 1000 分の7.5と 第 40 級 1,030,000 円 46,820 円 1,005,000 円以上 1,055,000 円未満 なります ( いずれ 第 41 級 1,090,000 円 49,550 円 1,055,000 円以上 1,115,000 円未満 も組合員負担分 ) 第 42 級 1,150,000 円 52,270 円 1,115,000 円以上 1,175,000 円未満 第 43 級 1,210,000 円 55,000 円 1,175,000 円以上 * 標準報酬日額は 標準報酬月額の 22 分の 1 に相当する額を 10 円未満で四捨五入した額です 19