第14章 キャリア教育

Similar documents
Taro-6学習指導案(事例①小学校

< 自己と 事象 とのつながり> 題材との出会いの場面において, やってみたいという思いや, どのようになっているのかなどの知的欲求を刺激するように, 実際の小物や写真などを提示し, 自分の生活を豊かにする楽しい小物について具体的なイメージを完成予想図として描き表していく そうすることで, 事象 (

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

<4D F736F F D208FAC8A778D5A E90B C692EB89C82E646F63>

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

とのできる児童がいる反面, 問題の意味がなかなか理解できない児童や自分の考えを言葉で表現することに抵抗が強い児童がいるなど個人差がある さらに, 個々の経験や理解度の差により, 題材への興味 関心や同じ時間内に取り組む課題の量にも差が生じている 本題材における事前アンケートでは, 次のような結果が得

< 家庭科 > 授業改善に向けて 1 家庭科における主体的 対話的で深い学び ( アクティブ ラーニング ) についてこれまで家庭科では, 実践的 体験的な活動を通して日常生活に必要な基礎的 基本的な知識 技能を身に付けるとともに, それらを活用して身近な生活の課題を解決しようと主体的に学習に取り組

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

事例 3 小 中連携を生かし, 確実な技能の習得を目指した事例 題材名はじめてみようソーイング 第 5 学年 C 快適な衣服と住まい (1) イ (3) イウ 1 題材の目標 手縫いによる目的に応じた縫い方について理解し, 適切にできる 製作に必要な用具の安全な使い方が分かる 学んだ技能を生かした小

解答類型

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

<4D F736F F D208FAC8A778D5A814589C692EB89C E814596EE93878E7793B188C4>

(1) 自分の成長と家族について, 次の事項を指導する ア自分の成長を自覚することを通して, 家庭生活と家族の大切さに気付くこと (1) 自分の成長と家族 の評価規準に盛り込むべき事項 2 学年間の学習に見通しをもち, 自分の成長と家族に関心をもって学習活動に取り組み, 家庭生活と家族の大切さに気付

Microsoft Word - t2gika1.doc

○家庭科 小5 わくわくミシン

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

3 題材の目標 < 家庭生活への関心 意欲 態度 > 身の回りの整理 整頓に関心をもつことができるようにす ごみを減らす方法や不用品の再利用に関心をもつことができるようにす < 生活を創意工夫する能力 > 自の持ち物の整理 整頓の仕方を工夫することができるようにす ごみを少なくする方法を考えたり 不

国語科学習指導案様式(案)

Microsoft Word - H27第5学年家庭科 評価規準(A4版).doc

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

( 書式 ) 平成 0 年度東京都立練馬特別支援学校年間指導計画 4 ねらい () 作品製作を通して 裁縫道具を安全に使えるようになる () 作る喜びを体験する () 手元を見て活動に取り組める時間を増やす (4) 調理道具を教員と共に正しく使用することができる 時間 使用教科書ら くっく (S プ

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

<共通テーマ>

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Taro-小学校家庭科学習指導案改訂

<4D F736F F D2089C692EB89C88E7793B188C481698F648CF58BB A2E646F63>

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

<4D F736F F D D E7793B188C AE979D814590AE82C682F BB82A482B682CC96BC906C82C982C882EB82A B8357>

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

<4D F736F F D A778D5A95DB8C9291CC88E789C881408E7793B188C42E646F63>

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

第5学年2組         家庭科学習指導案

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

<4D F736F F D2096EC967B8BB F918EAE8F4390B3816A81698AAE90AC94C5816A82DA82A982B52E646F63>

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

Taro-【HP用】指導案.jtd

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

Microsoft Word - h25-sogo-shirabasu.doc

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

Ⅱ 思考力思考力 判断力判断力 表現力等表現力等 評価評価のポイント 1 家庭科におけるにおける評価評価の観点観点の考え方 観点家庭科の観点趣旨この観点の評価は 思考 判断 表現 生活を創意工夫する能力 家庭生活について見直し, 身近な生活の課題を見付け, その解決を目指して生活をよりよくするために

いろいろな衣装を知ろう

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

5 月 クロスステッチ ( ピンクッション製作 ) ししゅう実習 裁縫道具 クロス布 ししゅう糸 ししゅう針 クロスステッチ ( ピンクッション製作 ) ピンクッション仕上げ ( なみ縫い 綿つめ まつり縫い ) 刺し子の方法について 裁縫道具 わた 名札 上 評価の観点下 評価の方法関心 意欲 態

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

識及び技能を活用して総合的に学習できるような教材である 家庭の食事や給食について振り返ってバランスよく食品を組み合わせて食事をとる大切さを理解させたり, 体に必要な栄養素の種類と働きを知り 1 食分の献立を考えさせたりする 栄養バランスを考えた 1 食分の献立を計画することは, 小学校での 2 年間

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

< F2D8E9697E DC58F4994C5816A2E6A7464>

5 研究内容 衣生活 の研究を進めるにあたっての研究の柱を以下の3つとした 1 基礎 基本の定着 目標とする姿を設定し 自己評価をさせていく 適切な自己評価ができるように ワークシートを工夫していく 2 生活に活かせる工夫を取り入れた作品づくり 誰が いつ どんな場面で使うのか等の作品の活用場面を考

○数学科 2年 連立方程式

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

ICTを軸にした小中連携

< F2D87438FAC8A778D5A8E7793B188C42E6A7464>

(Microsoft Word - \211\271\212y\211\310\201i\340_\226{\224\362\222\271\202Q\201j.docx)

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

( ( ) ) 3 題材の指導計画と評価計画 (1) 指導目標 毎日の食事や使われている食品に関心をもち バランスを考えた食事をしようとする 食品の栄養的な特徴や食品の組み合わせに関心をもつ ごはんとみそしるに関心をもち 調理することができる (2) 指導計画 5 年 12 時間 6 年 12 時間

学習評価に関する本県の方針について

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>


gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

佐賀県教育センター 平成 24 年 2 月 1 日 新学習指導要領で評価が変わる! 新学習指導要領における学習評価の進め方 ( 中学校特別活動 ) 平成 24 年度から, 中学校では新学習指導要領が全面実施となります 新学習指導要領の趣旨を反映した学習評価の考え方については, 平成 23 年 7 月

7 指導と評価計画 次 第一次どのようにできているのかな 時 間 0.5 授 業 の 流 れ 評価規準と評価方法 重要 大切 学習活動 家庭科の 家庭生活への関心 生活を創意 生活の技能 家庭生活について 基礎 基本 意欲 態度 工夫する能力 の知識理解 身近な 布の特徴 布で作ら いろいろ 布を観

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

学習指導要領の趣旨を実現する授業づくりのポイント

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

Taro-12事例08.jtd

< F2D8CC295CA8CA48E7793B188C482512E6A7464>

第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒


2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

Taro-学級活動学習指導案.jtd

社会科学習指導案

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

<4D F736F F D F18CBE A D8D DC58F49816A39382E646F63>

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

第6学年 社会科学習指導案

Transcription:

家庭 家庭科の改訂のポイント 1 改訂の趣旨 子どもたちの発達の段階を踏まえ 学校段階に応じた体系的な目標や内容に改善する 家族と家庭に関する教育と子育て理解のための体験や高齢者との交流を重視する 食事の役割や栄養 調理に関する内容を一層充実するともに 消費の在り方及び資源や環境に配慮したライフスタイルの確立を目指す指導を充実する 実践的 体験的な学習活動 問題解決的な学習をより一層充実する 学校における学習と家庭や社会における実践との結び付きに留意する 2 目標のポイント衣食住などに関する実践的 体験的な活動を通して 日常生活に必要な基礎的 基本的な知識及び技能を身に付けるとともに 家庭生活を大切にする心情をはぐくみ 家族の一員として生活をよりよくしようとする実践的な態度を育てる 家庭生活を大切にする心情をはぐくみ 家庭生活への関心を高めるとともに 衣食住などの生活の営みの大切さに気付くことを重視 生活をよりよくしよう 生活をよりよくしようと工夫する能力と実践的な態度を重視 家庭科における言語活動のポイント 衣食住など生活の中の様々な言葉を実感を伴って理解する活動 沸騰 快適 触れ合い もみ洗いなど 言葉に触れる 観察 実験 実習 など実践的 体験 的活動を通して 驚きや感動 言葉が生活の中 で生きた言葉に なる 自分の生活における課題を解決するために 言葉や図表などを用いて生活をよりよくする方法を考えたり 説明したりするなどの学習活動 住まい方の工夫環境に配慮した生活の工夫 イ家ンタに族 ビュー 実調験べ 学観習察等 分かったこと を図表やグラ フにまとめる 発表し合い 生 活への活用の 仕方を考える - 46 -

家庭科における学習評価のポイント評価の観点については 現行の観点と変わらないが観点の趣旨については 改 善が図られているので 留意が必要である ( 下線部は改善された部分 ) 家庭生活への関心 意欲 態度 趣旨 衣食住や家族の生活などについて関心をもち その大切さに気付き 家 生活を創意工夫する能力 生活の技能 庭生活をよりよくするために進んで実践しようとする 自分の身近な生活とかかわらせて衣食住や家族の生活に関心をもつことができているか 自ら課題に取り組もうとしているか 衣食住を中心とした生活の営みを大切にしようとしているか 家族の一員として協力しようとしているかを評価する 学期末や学年末など ある程度長い区切りの中で子どもの変容を評価する 他の 3 つの観点とも密接にかかわっていることに留意する 趣旨 家庭生活について見直し 身近な生活の課題を見付け その解決を目指 して生活をよりよくするために考え自分なりに工夫している 家庭科で学習したことをもとに近隣の人々や身近な環境とのかかわりを考え 家庭生活について見直しているか 習得した知識や技能を活用して課題の解決を目指して考えたり工夫したりしているかについて評価する 結果としての創意工夫だけではなく 家庭生活に問題意識をもち 課題の解決を目指していろいろと考えてよい方法を得ようと自分なりに工夫する過程を含めて評価する 趣旨 日常生活に必要な衣食住や家族の生活などに関する基礎的 基本的な技 能を身に付けている 衣食住や家庭の生活などに必要な基礎的 基本的な技能について評価する 小学校で学習する基礎的 基本的な技能が中学校の学習に発展していくものとして明確に意識され 着実な定着につながることを目指している 家庭生活についての知識 理解 趣旨 日常生活に必要な衣食住や家族の生活などに関する基礎的 基本的な知 識を身に付けている 衣食住や家族の生活などに必要な基礎的 基本的な知識を身に付けているか 家庭生活を構成している要素がわかり その成り立ちや意味について理解して いるかについて評価する - 47 -

評価基準の設定事例 1 題材名 5 年 はじめてみようソーイング 2 題材について本題材では 形などを工夫し 布を用いて製作することを通して 生活に役立つ物の製作に関心をもち 製作に関する基礎的 基本的な知識及び技能を身に付けるとともに つくる楽しさを実感し 日常生活で活用する能力を育てることをねらいとしている 私たちは布で作った衣服や日用品を利用して生活している 針と糸を使い縫うことで 布を用いた簡単な日用品を製作したり 衣服のほころびを繕ったり ボタン付けなど衣服の手入れをしたりすることができる 本題材で 裁縫道具使っていろいろな縫い方 ボタン付けなどの基礎的な技能を身に付け それを生かして小物を製作することで学習したことを生活に生かす喜びを味わい 家庭生活をよりよくしようとする実践的態度を育てることができる 3 題材の目標身の回りの生活に役立つ 布を用いた物の製作に関心をもち 小物の製作に必要な材料や目的に応じた縫い方 製作手順について理解するとともに これらを生かして 製作計画を工夫し 小物を製作することができる 4 題材の評価規準 ( 国立教育政策研究所作成の 評価規準の設定例 ) 家庭生活への関心 意欲 態度 生活を創意工夫する力 生活の技能 家庭生活についての知識 理解 1 身の回りの生活に役立つ布を用いた物の製作に関心をもっている 2 製作に必要な材料や用具等を準備し 見通しをもって製作しようとしている 3 手縫いに関心をもち 目的に応じた縫い方で製作し その楽しさや製作する喜びを味わっている 1 家庭生活での布の活用について見直し 製作するものやその製作計画について考えたり 自分なりに工夫したりしている 2 手縫いを用いた直線縫いにより 目的に応じた縫い方について考えたり 自分なりに工夫したりしている 3 製作したものを自分の生活で活用し 改善点を考えたり 自分なりに工夫したりしている 1 なみ縫い 返し縫い かがり縫いなどができる 2 目的に応じた縫い方を用い 製作することができる 3 製作に必要な用具の安全な取扱いができる 1 製作に必要な材料や用具が分かり 製作手順について理解している 2 なみ縫い 返し縫い かがり縫いなどの縫い方について理解している 3 製作に必要な用具の安全な取扱いについて理解している - 48 -

5 題材の指導計画及び評価基準 (8 時間取扱い ) 次学習活動指導上の関創技知評価基準及び評価方法 1 ( 1 時間 ) 2 ( 4 時間 ) 3 ( 3 時間 ) 本時 1 / 3 身の回りから手作りの物を見つけ 小物づくりの計画を立てる 針と糸を使って玉結び 玉どめ 名前の縫い取りをする なみ縫い 返し縫い かがり縫いの練習をする (2 時間 ) ボタンの付けかた方を理解し ボタンを付ける 自分が作ろうとする小物には どんな縫い方が必要か理解し 製作計画を立てる 小物の製作をする (2 時間 ) 手作りの小物をつくるためには 何ができるようにならなければならないかをとらえさせる 玉結び 玉どめ 名前の縫い取りを使って フェルトでミニ作品を制作させることで 技能の定着を図る オリジナルの布巾やフェルトのミニ作品を製作することで いろいろな縫い方の技能の定着を図る 書画カメラを使ってボタンを付けるときの手元を拡大し ボタンの付け方の理解を促す 自分が作りたい小物の 大きさ 縫い方 手順が分かるような製作計画を立てるようにする 関心 意欲 態度 12 ( 行動観察 学習シート ) 自分の課題を把握し 自分が作りたい小物づくりの学習計画を立て シートに記述している 知識 理解 13 ( 観察 ミニテスト ) 製作に必要な用具の安全な取扱い方について理解し 安全に取り扱っている 生活の技能 1 玉結び 玉どめ 名前の縫い取りができている 知識 理解 2 なみ縫い 返し縫い かがり縫いの仕方を理解し 製作に取り入れている 生活の技能 2 なみ縫い 返し縫い かがり縫いができている 生活の技能 1 正しい付け方でボタンを付けることができている 創意工夫 1 ( 学習シート 発表 ) 自分が作りたい小物の大きさ 目的に応じた縫い方 手順が分かるように製作計画を立てシートに記述している 関心 意欲 態度 13 手縫いに関心をもち 目的 に応じた縫い方で意欲的 に製作している 生活の技能 23 製作に必要な用具の安全 な取扱いができ これまで 学習した縫い方等を使っ て小物を製作している - 49 -

6 本時の学習 (6/8 時間 ) (1) 目標 自分が製作したい小物を決め 既習の縫い方等の技能を用いた製作計画を 立てることができる (2) 展開過程時間 学習活動 指導上の 評価 備考 導 5 1 基本的な縫い方の名前入やその特徴について振り返り 学習課題をつかむ 縫い方とその特徴を発表させる 徹底指導 ( ポイント ) 1これまで学習してきた縫い方や 縫い方の名前や特徴を確認する 2 縫い方の名前や特徴を書いた図や 作品例を参考にして考えさせる 小物作りの製作計画を立てよう 本時の学習の進め方を確認する ( 製作計画立案 話合い 見直し ) 展 35 2 小物の製作計画を立て 能動型学習 ( ポイント ) 作品例 開 る 1 子どもたちが作ろうとしている 学習シー (1) 製作計画を書く 小物に必要な段階標本等を準備 ト 段階 デザイン 大きさ し 子どもたちがそれらを活用し 標本 縫い方 て目的に応じた縫い方や適切な 作る手順 手順を考えることができるよう 言語活動 ( 設定の意図 ) これまで学習した縫い方 ( なみ縫い 返し縫い かがり縫い ) のどれをどこになぜ使うのか また どのような手順で製作するのかを製作計画に書き込ませることによって 小物製作における課題解決の能力を育む ティッシュペーパー入れを 作りたいな 縫いしろの部分を考えてお かないといけないな 取り出し口の部分は じょ にする 2 次時 ( 製作の段階 ) はGT( 保護者や地域の方 ) が来校することを知らせ GTが見ても縫い方や手順がよく分かるように書く という目的意識をもたせるようにする 生活を創意工夫する能力 1 ( 学習シート 発言 ) B 基準自分が作りたい小物の大きさ 目的に応じた縫い方 手順が分かるように製作計画を立てシートに記述している うぶに縫う必要がある A 基準 ( 例 ) 小物の大きさや縫い方 ししゅうをするのは どの 手順について 計画を立てた理由や 段階がいいかな 作業のポイントまでシートに記入 している - 50 -

B 基準に達しない児童に対しての手立て 作品例や段階標本を提示しながら個別指導し 作品のイメージや製作の手順等をつかませる 友達同士で教え合うように促す グループ内で 同種類の小物を計画している者で (2) 製作計画について話し 合う 言語活動 ( 意図 ) 小物の製作目的や工夫点 ( 縫い方や手順など ) について視点をしぼって話し合うことで 見直しの視点を明確にするとともに 製作活動への意欲を高める 発表者の製作計画が全員に見えるように書画カメラで提示する なぜこのような縫い方 手順などにしたのかを発表させ 製作者の工夫が分かるようにする 友達の製作計画のよさに目を向けさせるようにする 書画カメ ラ (3) 自分の製作計画を見直す この部分は 返し縫いにして丈夫にする必要があるな 飾りにボタンを付けるのもおもしろいな 話合いで出されたよさや工夫点 を板書に整理し 見直しに生かせ るようにする 整 5 3 本時の学習を振り返り 本時の学習を振り返り 製作計画 理 次時の予告を聞く を立てる際のポイントを押さえる 次時は この製作計画を基に小物 作りをすることを告げ 意欲を高 める - 51 -