平成 29 年度世論調査 RDD 方式による電話法 報告書 2018 年 3 月 株式会社アダムスコミュニケーション
目次 1. 調査概要 Page 2 2. 回答者属性 Page 3 3. 問 1. 地球儀を俯瞰する外交 Page 4 4. 問 2. 日本の国連安保理非常任理事国としての取組 Page 5 5. 問 3. 東アジアの安全保障政策 Page 6 6. 問 4. 女性参画推進における国際的取組 WAW! 関連 Page 7 7. 問 5. 東京オリ パラ開催に向け世界にアピールすべき日本の魅力 Page 8 8. 問 6. 日本政府の自由貿易推進の方針と取組 Page 9 9. 問 7. 開発協力において優先すべき地域 Page 10 10. 問 8. 日米関係 Page 11 11. 問 9. 日中関係 Page 12 12. 問 10. 日露関係 Page 13 13. 問 11. 日韓関係 Page 14 14. 問 12. 中東地域への関与 Page 15 1
1 調査概要 調査方法 - RDD 方式による電話調査 固定電話と携帯電話の併用 RDD 方式 : 無作為な数字の組み合わせの電話番号をコンピュータで生成する方式 調査対象者 - 全国 47 都道府県に居住の 18 歳以上の男女 回収数 - 1,000 票 調査期間 - 2018 年 3 月 3 日 土 ~3 月 5 日 月 2
2 回答者属性 性別 年代 80 代以上 5.8% 18~19 歳 1.5% 20 代 女性 44.1% 男性 70 代 17.0% 8.8% 30 代 14.9% 55.9% 60 代 18.9% 40 代 16.8% 50 代 16.3% 居住地域 中国 5.3% 四国 3.5% 九州 沖縄 11.0% 東北 7.7% 北海道 4.1% 近畿 18.1% 関東 33.3% 中部 17.0% 3
問 1. 地球儀を俯瞰する外交 地球儀を俯瞰 ふかん する外交 の下, 安倍総理は就任以来, 延べ 135か国 地域を, 岸田前外務大臣 河野外務大臣は合わせて延べ124か国 地域を訪問しています このように, 国際社会における日本の存在感強化, 幅広いネットワーク構築を積極的に進める活動をどのように評価しますか 単数回答 安倍総理 岸田前外務大臣 河野外務大臣の 地球儀を俯瞰する外交 について 評価できる の計 評価できる 35.8% と どちらかと言えば評価できる 43.3% は約 8 割に達し 評価できない の計 評価できない 6.0% + どちらかと言えば評価できない 10.6% の 16.6% を大きく上回った わからない評価できない 4.3% 6.0% どちらかと言えば評価できない 10.6% どちらかと言えば評価できる 43.3% 評価できる 35.8% 4
問 2. 日本の国連安保理非常任理事国としての取組 2016 年から2017 年まで日本は国連安全保障理事会の非常任理事国を務め, 北朝鮮による核実験や弾道ミサイルの発射を受けた安保理決議の採択に貢献するなど, 様々な取組を行ってきました この間の安保理における日本の取組をどのように評価しますか 単数回答 国連安全保障理事会における 非常任理事国としての日本の取組について 評価できる 26.0% と回答した人は 全体の 4 分の 1 強にとどまったが どちらかと言えば評価できる 37.3% を加えると 6 割強の人が 評価できる としている 評価できない どちらかと言えば評価できない 21.9% + 評価できない 8.9% と回答した人は 3 割強であった わからない評価できない 5.9% 8.9% どちらかと言えば評価できない 21.9% 評価できる 26.0% どちらかと言えば評価できる 37.3% 5
問 3. 東アジアの安全保障政策 近年, 東アジア地域を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増していると 考えますか 単数回答 東アジア地域を取り巻く安全保障環境について 厳しさを増していると考えるかどうか尋ねたところ 約 6 割の人が とてもそう思う 57.9% とした ややそう思う 28.8% を加えると 9 割弱の人が そう思う と回答しており 大多数の人が 東アジア地域近辺の安全保障環境が 厳しさを増していると捉えている 全くそう思わない 1.7% あまりそう思わない 7.7% ややそう思う 28.8% わからない 3.9% とてもそう思う 57.9% 6
問 4. 女性参画推進における国際的取組 WAW! 関連 日本は, 国内外において 女性が輝く社会 を実現するために,2014 年から 国際女性会議 WAW! ワウ! を毎年開催しています 日本のこのような取組を どのように評価しますか 単数回答 国際女性会議 WAW! の開催といった取組について 評価できる 28.4% とした人が 3 割弱 どちらかと言えば評価できる 39.4% とした人が 4 割弱で 合わせて 7 割弱の人が そういった取組を 評価できる としている 評価できない どちらかと言えば評価できない 18.4% + 評価できない 5.8% と回答した人は 24.2% であった 評価できない 5.8% わからない 8.0% 評価できるどちらかと言えば 28.4% 評価できない 18.4% どちらかと言えば評価できる 39.4% 7
問 5. 東京オリ パラ開催に向けて世界にアピールすべき日本の魅力 2020 年の東京オリンピック パラリンピック開催に向けて世界に アピールすべき日本の魅力は, 何だと思いますか 複数回答可 東京オリンピック パラリンピック開催に向けて世界にアピールすべき日本の魅力として 最も多く挙げられたものは 文化 67.7% であり 約 7 割の人がアピールすべき点であると回答した 技術 55.2% も 半数以上の人がアピールすべきであると回答している 社会 14.3% や 地方 17.1% はやや少なく 2 割以下にとどまった 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 67.7% チャー スポーツ 食など 文化 伝統文化 ポップカル 55.2% 海外展開など 技術 新幹線, インフラ 27.3% 製品など 製品 自動車, 工業 17.1% 14.3% 6.1% 地方 観光資源など 社会的価値観など 社会 民主主義, 礼節等の その他 2.3% あてはまるものはない 8
問 6. 日本政府の自由貿易推進の方針と取組 日本は, 自由で公正な貿易 投資ルールを世界に広げることが平和と繁栄の基礎で あるという考えの下, 自由貿易を推進していく方針です このような日本政府の 方針及び取組をどのように評価しますか 単数回答 評価できない わからない 自由貿易を推進していくという 日本政府の方針及び取組については 約 8 割の人が 評価できる とした その内訳は 評価できる が 35.7% どちらかと言えば評価できる が 41.8% で どちらかと言えば評価できる とした人の割合のほうがやや多い どちらかと言えば 評価できない 13.0% 3.5% どちらかと言えば 6.0% 評価できる 35.7% 評価できる 41.8% 9
問 7. 開発協力において優先すべき地域 日本の開発協力において, 特に優先すべき地域はどこだと思いますか 複数回答可 日本の開発協力において 特に優先すべき地域として 最も多く挙げられたものは 東南アジア 50.9% であり 半数以上の人が優先すべきであると回答した 次いで 南西アジア 32.7% アフリカ 23.2% が続く あてはまるものはない とした人が 14.9% いた 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 50.9% 東南アジア インドネシアなどの 32.7% 南西アジア インドなどの 14.8% 10.1% 11.0% 中央アジア カザフスタンなどの 大洋州 パプアニューギニアなどの 中東 23.2% アフリカ 10.0% 6.9% 14.9% 中南米 東欧 あてはまるものはない 10
問 8. 日米関係 米国においてドナルド トランプ政権が発足して 1 年が経ちましたが, 今後どのような分野における日米の関係強化を期待しますか 複数回答可 ドナルド トランプ政権との間で 今後関係強化を期待する分野として最も多く挙げられた分野は 安全保障 60.1% であり 次いで 経済 47.4% が多く挙げられた 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 60.1% 47.4% 18.5% 27.1% 32.4% 31.7% 10.0 5.2% 0.0 安全保障 経済 貿易 金融等 人的 文化的交流 環境 エネルギー テロ対策 軍縮 大量破壊兵器等の不拡散 あてはまるものはない 11
問 9. 日中関係 昨年 11 月に 2 度の日中首脳会談が実現し, また, 本年は日中平和友好条約締結 40 周年を迎えます こうした中で, 日中両国はいかなる分野で協力を 推進すべきと考えますか 複数回答可 日中両国が 協力を推進すべき分野として最も多く挙げられた分野は 環境問題や公衆衛生 疾病対策 47.7% であり 約半数の人が推進すべきと回答した 他の項目についても 2~3 割の人が協力を推進すべきであると回答しているが 少子高齢化や社会福祉 16.8% を挙げた人は少なく 2 割に満たなかった いずれも協力すべきでない 5.0% は わずかであった 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 47.7% 疾病対策 環境問題や公衆衛生 36.9% 39.8% 経済 貿易 投資 金融等 食の安全 16.8% 少子高齢化や社会福祉 34.9% 38.1% 26.0% 互理解の促進 人的 文化的交流や国民間の相 海洋 安全保障 地球規模 グローバルな課題 5.0% 2.4% いずれも協力すべきでない あてはまるものはない 12
問 10. 日露関係 日本政府は, アジア太平洋地域におけるパートナーとしてふさわしい関係構築を 対ロシア外交の基本方針としていますが, 日露両国はいかなる分野で協力を 推進すべきと考えますか 複数回答可 日露両国が 協力を推進すべき分野として最も多く挙げられた分野は 北方領土問題の解決 64.0% であり 他の分野と比較して大変高い いずれも協力すべきでない 3.2% は ごくわずかであった 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 64.0% 38.7% 28.4% 37.5% 23.3% 3.2% 2.5% 北方領土問題の解決 エネルギー資源の確保 経済 貿易 投資等 安全保障 人的 文化的交流 いずれも協力すべきでない あてはまるものはない 13
問 11. 日韓関係 日本はいかなる分野で韓国との協力を推進すべきと考えますか 複数回答可 日本と韓国が 協力を推進すべき分野としては 歴史問題の解決 45.5% と 竹島問題の解決 45.1% が ほぼ同じ割合で多く挙げられた 安全保障 36.9% についても 4 割弱の人が協力を推進すべきと回答した 反面 1 割以上の人が いずれも協力すべきでない 13.5% と回答している 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 24.4% 含む経済 金融 経済連携協定 E P A を 36.9% 関する協力を含む 安全保障 北朝鮮問題に 30.1% 人的 文化的交流 45.1% 45.5% 竹島問題の解決 歴史問題の解決 13.5% いずれも協力すべきでない 2.3% あてはまるものはない 14
問 12. 中東地域への関与 日本は中東地域において, 経済面のみならず, 紛争の終結や対立の解消に向けた政治的関与を強化し, その平和と安定に一層の役割を果たしていく考えです 日本政府の中東地域への政治的 経済的関与についてあなたの考えに最も近いものを1つ選んでください 単数回答 日本政府の中東地域への政治的 経済的関与について 約 8 割の人が 強化すべき 政治的 経済的関与を強化すべき 33.8% + 政治的関与を強化すべき 10.8% + 経済的関与を強化すべき 35.1% と回答しており 関与を強化すべきであるという考えをもった人が多い 特に 経済的関与を強化すべき 政治的 経済的関与を強化すべき 33.8%+ 経済的関与を強化すべき 35.1% と回答した人は 約 7 割にのぼった いずれも関与を 強化すべきでない 14.8% わからない 5.5% 経済的関与を強化すべき 35.1% 政治的 経済的関与を強化すべき 33.8% 政治的関与を強化すべき 10.8% 15