5 第 2 章近代国家の形成と発展 1 立憲政治をめざして 4 王政復古と急進的改革 明治新政府の制度改革や富国強兵 殖産興業政策に着目して, 明治初期の国 家的統一過程を考察させる 文明開化による欧米文化の導入と, 国民の反応を理解させる 5 新たな対外関係の樹立と内乱の終結 明治初期の対外政策に

Similar documents
学習指導要領

学習指導要領

5 明治初期の諸改革 明治新政府が中央集権化を図るとともに 富国強兵 殖産興業政策の下で 廃藩置県 封建的身分制度の廃止 学制や徴兵令 地租改正などの諸改革を実施したことを知る 欧米文化が導入され 人々の生活が変化していったことを知る 明治初期の外交 清国と日清修好条規 朝鮮とは日朝修好条規が結ばれ

期末考査 テストのまとめ自分の現状の学力について確認させる定期テスト素点 欧米の列強の侵略 支配を受けたアジアの各地域の当時の状況を理解させる この時の欧米の支配が近代を通して続いたことを把握させる 自由主義 ナショナリズムの進展西ヨーロッパとアメリカの自由主義 ナショナリズムの高まり 科学技術の発

2-1_ pdf

年間授業計画09.xls

平成 30 年度年間授業計画 教科 : 地理歴史科目 : 世界史 A 校内科目名 : 世界史 A 対象年次 :1 2 単位 使用教科書 教材 教科書 現代の世界史 改訂版( 山川出版社 ) 補助教材 ニューステージ世界史詳覧 ( 浜島書店 ) 1 学期 2 学期 指導内容指導目標評価の観点 方法 <

教科 : 地理歴史科目 : 世界史 A 別紙 1 (1) 世界史へのいざない 学習指導要領ア自然環境と歴史歴史の舞台としての自然環境について 河川 海洋 草原 オアシス 森林などから適切な事例を取り上げ 地図や写真などを読み取る活動を通して 自然環境と人類の活動が相互に作用し合っていることに気付かせ

年間授業画 地理 歴史 2 年必修世界史 A( 理系 ) 数 2 2 年 56 組 書 教材世界史 A( 実教出版 ) プロムナード世界史 ( 浜島書店 ) 1 近代ヨーロッパの成立以後の近現代史を全世界的観点から体系的に理解させる 今日的な諸課題の解決の一助として歴史的理解 意識を習得させる 2

学習指導要領

学習指導要領

学習指導要領

指導内容科目世界史 A の具体的な指導目標評価の観点 方法 ユーラシアの諸文明 西アジア 西アジアにおける古代オリエント文明とイラン人の活動 アラブ人とイスラーム帝国の形成過程や文明の特質を理解する 5 ユーラシアの諸文明 ヨーロッパ 古代ギリシア ローマ文明 キリスト教を基盤とした東西ヨーロッパ世

平成 0 年度 (018 年度 ) 教科年間授業計画表 教科 地歴 科 日本史 A 目 年 1 本城 今井 日本史 A 現代からの歴史 ( 東京書籍 ) 図説日本史通覧 ( 帝国書院 ) 中校までの歴史習の上に 世界的視野に立った歴史認識を形成する 現代社会を形成してきた人間の営みとして歴史を正しく

平成 年度授業改善 ( 中学校社会 ) 第 2 学年社会科 ( 歴史的分野 ) 学習指導案 1 単元名 近代国家の歩みと国際社会 - 新しい価値観のもとで - ( 帝国書院 ) 2 単元について 本単元は, 学習指導要領の内容 (1) ウ及び (5) イを受け, 開国とその影響, 富国強

学習指導要領

①_学習指導案

Microsoft Word - 平成27年度1学期授業参観指導案.docx

学習指導要領

学習指導要領

中学校第 2 学年社会科学習指導案 日時 : 平成 29 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 第 2 学年 組 名学校 : 中学校授業者 : 1 単元名 欧米の進出と日本の開国 2 単元の目標 欧米諸国の近代化やアジア諸国への進出について関心をもち それらが日本に与えた影響や開国に至る過程について

第 6 学年社会科指導案 日時平成 24 年 10 月 17 日 ( 木 ) 児童男子 13 名女子 10 名計 23 名 指導者河野美恵 1 単元名平和で豊かな暮らしを目ざして 2 単元を展開するにあたって (1) 単元について本単元は, 新学習指導要領第 6 学年の内容 (1) のケ 日華事変,

<4D F736F F D208FAC5F8ED05F82555F88C08C7C8D E7397A797888CB48FAC8A778D5A81402E646F6378>

前に準備しておく ただし 膨大な資料をすべて読み解くことは不可能なため あらかじめ指導者側 ( 社会科担当 司書教諭 学校司書 ) で各学習課題に応じた複数の資料を選んでおく 資料を分析 選択する段階においては 学習課題をもっとも適切に解決できるもの また 事後の発表会を踏まえ もっとも効果的に相手

検証授業(歴史人物の扱い方)の学習指導案

「改訂版 世界史A(世A019)」教科書シラバス案

日B 314 高校日本史 改訂版

明治時代 大正時代 1914 年 サラエボ事件をきっかけに (1) が始まる 大戦中 日本は中国政府に対して (2) を認めさせる 1917 年には (3) が起こり レーニンの指導のもとシベリア出兵を退け 1922 年ソビエト

アメリカ合衆国の生活 文化 アメリカ合衆国とその周辺の自然環境にはどのような特徴があるのか 地形や気候の東西について注目し理解する アメリカの歴史と社会に対する関心と課題意識を高めて それを意欲的に追求し捉えようとする オーストラリア生活 文化 期末考査 オーストラリアとアジア太平洋との結びつきが強

社会科学習指導案

生徒手帳発注内訳について

明治時代 4 6 五箇条の御誓文 版籍奉還 学制 地租改正 富国強兵 沖縄 7 樺太 千島 0 交換 自由民権 大日本帝国憲法 治外法権 関税自主権 日清 下関 日露 ポーツマス 辛亥 八幡製鉄所 夏目漱石 野口英世 大正時代 4 年 サラエボ事件をきっかけに () が始まる 大戦中 日

第 2 学年 1 組 社会科学習指導案 平成 1 7 年 6 月 8 日 ( 水曜日 ) 第 5 時限 1 3 : 2 0 ~ 於 : 2 年 1 組教室 名南中学校森健二 1 単元近世から近代へ 2 単元について ( 1) 単元の意義 本単元 近世から近代へ で取り上げる江戸時代末期は, およそ

3年1類AC型世界史

指導にあたっては, 絵図や資料の読み取りを丁寧に行いたい 特にも, 導入ではペリー艦隊の来航の資料から, 当時の人々の驚きや思いなども想像させながら, 開国という新しい時代の幕あけであることを際立たせたい 後に学習する廃藩置県や四民平等などの諸改革によって政治や社会の仕組みが整っていったこと, 文明

科目名

205 年度年間授業計画社会 世界史 B( 理型 ) 学年 2 年 東京書籍 新選世界史 B 単位数 4 単位 帝国書院 明解世界史図説エスカリエ 学習目標学習方法 世界の歴史の大きな枠組みと流れを踏まえ ヨーロッパとアジアの近現代を中心に 日本の歴史や現代の諸課題と関連付けながら理解し 歴史の発展

年間指導計画

5 指導内容科目 の具体的な指導目標評価の観点 方法 ヨーロッパ世界の変容 近世ヨーロッパ世界の形成ヨーロッパ世界の拡大 十字軍遠征など ヨーロッパ世界の拡大後の変化について正しく理解する アジアの繁栄とヨーロッパの拡大を背景に 諸地域世界の結合が一層進展したこととともに ヨーロッパ諸国が主権国家体

高等学校学習指導要領比較対照表【地理歴史】

大単元名 Ⅰ. 日本のあゆみ時数 73 先人の業績や優れた文化遺産に興味 関心をもち, 日本の歴史上の主な事象を意欲的に調べ, 日本の歴史や伝統を大切にし, 国を愛する心情が育つようにする 地図や地球儀, 年表など, 日本の歴史に関する基礎的資料を効果的に活用し, 歴史事象の意味を広い視野から考え,

00[1-2]目次(責).indd

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

東京都立小平西高等校平成 29 年度年間授業計画 単元教材内容留意点教科 科目エーゲ ギリシア ヘレニズム文明地理歴史世界史 B ローマ文明とキリスト教西ヨーロッパ世界の成立とビザンツ帝国一十字軍と封建社会の衰退王権の伸長と中央集権国家 基礎的知識の定着を図る 高度で専門的な内容も与え 習への関心を

政経 311 政治・経済

Microsoft Word - 小・社会・田中.doc

01世界史A.xdw

年間授業計画(平成  年度)

スライド 1

07 年度シラバス 対象教科科目名単位 担当者 年生特進コース地歴世界史 A 必修 単位平井廣治 帝国書院 明解世界史 A 浜島書店 ニューステージ 習上の留意点 人権の尊重 ( 人権習 ) と平和の実現 ( 平和習 ) を目指し 近 現代史を中心とした世界史習を行います 歴史の知識の理解を基礎に

時間各時の目標学習活動第2. 研究テーマと授業デザインの基本的構想 石川先生は 自分の今までの実践に対する先のような思いから 主体性を持って歴史的な見方や考え方のできる生徒の育成 をテーマとし サブテーマを 生徒が興味を持つ授業デザインの模索 と設定して実践に入ることにされたのである そして 授業の

序章近代世界の成立とグローバリゼーションの諸段階 世界 商品交換 全地球 結合 500 年ほど前に始まった 近代化 それ以前の広大な地域の商品交換ネットワークは? モンゴル帝国の 世界 商品の生産は? Ⅰ グローバリゼーション とは グローバリゼーションと近代 グローバリゼーション 最近( 現代 )

前 7 (3) アジア諸国とヨーロッパの進出 ヨーロッパ各国がアジアに進出し 植民地を形 世界市場の形成 成したことを理解する また西欧列強のアジア進 イギリスのインド支配 出によって東アジア世界 日本 沖縄の社会も変 東南アジアとヨーロッパ 容したことを理解する 清の動揺 明治維新と東アジア (4

学習指導要領

授業実践計画 指導計画 (7 時間 ): 詳細については次頁に記載 ⑴ 日本と外国との関係を考え, 単元を貫く意識をもたせる ⑵ 明治中 後期, 大正期の社会的事象を調べ, 明 と 暗 について考える 日清 日露の戦争の 明 と 暗 2 不平等条約の改正時の 明 と 暗 1 生活や社会の変化の 明

平成 30 年度 教科 学科 使用教科書 1 学習の到達目標 No.4 地歴科目地理 A 単位数 2 学年 3 高等学校新地理 A 46 帝国地 A 303 発行者の番号 略称教科書の番号新詳高等地図 46 帝国地図 302 以下のことについて 年間を通して学ぶ 単元名項目学習のねらいと学習活動 (

社会科学習指導案 広島市立 小学校指導者 1 日時平成 20 年 10 月 日 ( ) 2 学年 組第 6 学年 組 3 単元明治維新をつくりあげた人々 4 単元設定の理由 (1) 社会の形成に参画する資質や能力を育成する社会科授業 社会の形成に参画する ということは, 計画や企画に参加するなど,

(2)関係機関との連携・協力

Microsoft Word - 世界に歩み出した日本 展開案集

02○年間授業計画16地歴

目次 1. 調査概要 Page 2 2. 回答者属性 Page 3 3. 問 1. 地球儀を俯瞰する外交 Page 4 4. 問 2. 日本の国連安保理非常任理事国としての取組 Page 5 5. 問 3. 東アジアの安全保障政策 Page 6 6. 問 4. 女性参画推進における国際的取組 WAW


<4D F736F F D C78BE68CA4815B A082BD82DC2E646F63>

てない子へ配慮して学習を進めていきたい 資料の読み取り場面では 絵や写真などの資料を見つけることから始めて 文章資料の読み取りや複数の資料を関連付けて多面的に読みとることも目指したいと思う 本単元では まず資料を複数提示し その違いを比較検討させるなかで読み取りを深めたい また 読み取る視点を児童に

<92508F838F578C76955C81408EE88E9D82BF8E9197BF2E786C7378>

第6学年1組社会科学習指導案

GM OEM GM GM 24 GM 16 GM

KONNO PRINT

朝日 TV 2015/4/18-19 原発政策安倍内閣は 今後の電力供給のあり方について検討しているなかで 2030 年時点で 電力の 2 割程度を 原子力発電で賄う方針を示しています あなたは これを支持しますか 支持しませんか? 支持する 29% 支持しない 53% わからない 答えない 18%

平成 28 年度版 中学社会歴史未来をひらく 年間学習指導計画 評価計画 ( 案 ) 章節 学習項目学習のねらい社会的事象への関心 意欲 態度社会的な思考 判断 表現資料活用の技能社会的事象についての知識 理解 章の評価規準 第 1 章 歴史の移り変わりを考えよう 第 1 章歴史の移り変わりを考えよ


Microsoft Word - 三養基支部 報告 指導案

社会系(地理歴史)カリキュラム デザイン論発表

総論――日清戦争~韓国併合

第16講  第二次世界大戦とドイツの戦略(1)

教科 科目 単位数指導学年 教科書名 副教材名等 地歴 日本史 B 2 2 高校日本史 B ( 実教出版 ) 今日の日本社会の基礎である原始 古代から中世にかけての歴史的変遷 を 国家の成立 発展 社会体制の変化に注目させながら学習する 政治 経済 社会 文化の各方面の発展過程の歴史認識を養う 歴史

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

現代資本主義論

第 2 章 産業社会の変化と勤労者生活

第 6 学年 2 組 社会科学習指導案 平成 17 年 10 月 25 日 ( 火 ) 第 6 校時第 6 学年 2 組 ( 教室 ) 児童数男子 15 名女子 19 名計 34 名指導者伊澤昌二 1 小単元名明治維新をつくりあげた人々 2 小単元について (1) 小単元について本小単元は 小学校学

Microsoft Word 社会科6年②.doc

Microsoft Word - 10th_ippan_yuusyuu_ichinose.docx

2000 一橋大実戦模試・採点基準

「安倍政権の実績をマニフェスト評価」

PowerPoint プレゼンテーション

北方領土問題に関する特別世論調査 の要旨 平成 20 年 11 月 内閣府政府広報室 調査時期 : 9 日から 19 日調査対象 : 全国 20 歳以上の者 3,000 人有効回収数 ( 率 ):1,826 人 (60.9%) 1 北方領土問題の認知度 問題について聞いたことがあり, 問題の内容も知

3 明治国家の建設 ⑴ 明治初期の国際環境と条約改正 021 帝国主義論の諸相 022 対外進出の諸類型 第 1 産業革命と交通革命 イギリスの自由貿易帝国主義 タイムズ 1852年 3 月26日 イギリス総領事オールコックの外交論 026 イギ

代々木ゼミナール 2018|高校生コース|高1生~高3生

が 正答率は低かった 今後同じ形式の作題をする場合は 高等学校教科担当教員が指摘するように 文字以外の情報からも何らかの推測ができるように配慮すること 極力鮮明な画像を使用するように配慮することが必要である 第 2 問近世後期から明治初期までの時期における政治 社会について述べた文章を掲げ これを通

特別世論調査

科目名

4 指導観 (1) 単元観高等学校学習指導要領第 2 章第 3 節公民第 2 款第 3 政治 経済 2 内容 (2) 現代の経済には以下のように記述されている 現代の日本経済及び世界経済の動向について関心を高め 日本経済のグローバル化をはじめとする経済生活の変化 現代経済の仕組みや機能について理解さ

シラバス枠(地理A)

学習学期単元構成時数 学習指導 要領 3 共に生きる地球 16 (3) 1,2 三 1 世界とつながる日本 8 ア 2,3 学期 2 共に生きる世界をめざして 8 コラム 阪神 淡路大震災記念 人と防災未来センター の取り組み - イ コラム 未来の社会を君たちが変えるんだ - 2

[グループⅠ]公募仕様書案

第6学年3組 社会科学習指導案

008 しかし 自衛隊が最初から広く国民に受け入れられる存在だったかというと 決してそうではなかった 創設時から憲法違反という批判も受けながら 戦後の平和主義の中で苦しみつつ成長してきたというのが実態である かつては自衛官という存在自体を否定的に考える風潮もあったのである たとえば ノーベル文学賞を

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

学習内容

<4D F736F F D20926E97F08CF696AF89C828927C93E091B891A5816A2E646F6378>

Transcription:

狛江高等学校平成 30 年度教科 : 地理歴史科目日本史 A 年間授業計画 教科 : 地理歴史科目 : 日本史 A 単位数 : 2 単位対象学年組 : 第 1 学年 1 組 ~9 組教科担当者 :1 組 : 福元 2 組 : 福元 3 組 : 福元 4 組 : 福元 5 組 : 福元 6 組 : 福元 7 組 : 福元 8 組 : 福元 9 組 : 福元使用教科書 : 現代の日本史 A < 山川出版社 > 使用副教材 : 図説日本史通覧 < 帝国書院 > (2) 近代の日本と世界ア近代国家の形成と国際関係の推移第 1 章開国と維新 開国前後から第二次世界大戦終結までの政治や経済 国際環境 国民生活や文化の動向について相互の関連を重視して考察させる 4 1 明治維新の背景 開国前の日本と世界の現状を把握させる 大政委任と大政奉還について幕府と朝廷の関係を中心に理解させる 世界情勢を踏まえ, 開国に至る背景を説明できるか 不平等条約の内容を説明できるか また 締結された条約が日本にどう影響をもたらしたか理解しているか 4 2 西洋への開国 3 政治秩序の崩壊 鎖国状態にあった日本がなぜ開国に至ったかを考察させる 日米和親条約や日米修好通商条約を初めとする不平等条約に着目させ, その影響について理解させる 幕末の動乱における天皇を中心とする統一国家構想の芽生えから幕府の滅亡, 旧幕勢力の一掃に至るまでの経過を理解させる 日米和親条約 日米修好通商条約の締結, 開港による経済 社会の情勢変化に着目して, 幕末の政局への影響を考察できたか 公武合体, 尊王攘夷, 倒幕の動きに着目して, 権力構造の変化を理解できたか

5 第 2 章近代国家の形成と発展 1 立憲政治をめざして 4 王政復古と急進的改革 明治新政府の制度改革や富国強兵 殖産興業政策に着目して, 明治初期の国 家的統一過程を考察させる 文明開化による欧米文化の導入と, 国民の反応を理解させる 5 新たな対外関係の樹立と内乱の終結 明治初期の対外政策について, 欧米への対応と, アジアに対する外交政策の違いについて考察させる 近代化政策の反動としての士族反乱の失敗と, 言論による要求実現への転換を理解させる 中間考査 政府の強力な中央集権体制の志向のなか, 自由民権運動の始まりから近代国家の基盤が形成されていく過程を考察させる 廃藩置県 四民平等 徴兵制 秩禄処分 地租改正 殖産興業政策に着目して, 明治政府が中央集権体制を構築していく過程を考察できたか 近代化政策や欧米文化の導入について, 国民の間に受容と反発があったことを理解できたか 国境画定を含む明治初期の外交政策について, 欧米諸国への対応とアジア諸国への対応の違いを多面的 多角的にとらえられることができた 政府への不満 要求の実現が, 武力反抗から言論による抵抗に移行したことを判断できたか 国会開設要求の運動などにみられる国民の政治的関心の高揚と挫折の過程について考察できたか 6

6 2 憲法の制定と議会の開設 大日本帝国憲法の成立と帝国議会のあり方を理解させる 憲法の特色, 技家と選挙の仕組み, 内閣のあり方などを通して, 戦前の立憲制の仕組みを理解できたか 3 東アジアの国際環境と条約改正問題 東アジアを巡る国際環境が変容するなか, 国家的課題であった不平等条約の改正交渉が進展した過程を考察させる 東アジアを巡る国際環境が変容するなか, 朝鮮への勢力拡大をめざした経過について考察させる 条約改正が, 法典整備など国内体制の確立だけでなく, 英露対立を背景にして進展した点を, 年表や地図から判断できたか 朝鮮を巡る対立が日清戦争の背景となった点を理解できたか 8 4 清国との戦い 日清戦争の経緯を朝鮮をめぐる国際情勢と関連させて考察させる 戦後の対外関係の変化や国内政治の展開を理解させる 清国における欧米諸国の勢力拡大の経緯を理解させる 朝鮮問題が日清戦争の背景となった経緯を理解できたか 賠償金のグラフから政府の対応を読み取れたか 地図から欧米列強の利害を読み取れたか

期末考査 5 藩閥 政党の対立と協力 立憲体制成立後から日露戦争に至るまでの国内政治の動きを, 政党と藩閥の対立 と協力の視点から考察させる 藩閥 政党 軍部 官僚 元老の関わりの中から, 立憲政治の特徴を理解できたか 7 6 ロシアとの戦い 開戦に至る国際関係や, 日露戦争の経過, 戦後の日本の国際的地位の変化を諸外国の動向と関連付けて考察させる 夏季休暇 開戦への過程を英露対立など世界情勢と関連付けて捉えることができたか 3 日露戦争が軍事力 経済力 工業力など国家の総力を結集して戦われた点を考察できたか

8 夏季休暇 0

9 ウ近代の追及 3 社会問題の発生 4 国民文化の形成 5 国民生活の変化 7 日露戦後の国際関係と日本 日露戦争の国際的影響について理解させる 戦後の植民地支配の推進と諸外国の反応について考察させる 戦後の国内政治 民衆の反応について考察する イ近代産業の発展と両大戦をめぐる国際情 明治初期から日清戦争にかけて資本主義の基礎ができた過程を考察させる 勢第 3 章産業化の推進と国民生活の変化 1 産業革命の進展 2 資本主義の確立とその特色 日清戦争後から日露戦争後に資本主義国家が確立していく過程を考察させる 近代産業の発展に伴う社会問題 ( 労働問題 公害問題 ) の発生と政府の対応について考察させる 伝統的な文化の上に欧米文化を摂取するなど二元性を持って成立した近代文化の特色について, 政治 経済 外交などの視点を持って考察させる 交通 通信手段やメディアの発達による生活圏の拡大, 産業化の進展による都市人口の増加につながったことを理解させる 日露戦争における日本の勝利がアジア諸国の民族独立や近代化運動を刺激したことを理解できたか 韓国併合や満州進出の動きは国民の対外意識や諸外国の対応の変化につながったことについて考察できたか 殖産興業政策を基礎に, 禁輸制度など産業基盤の整備が進み, 繊維産業の部門で産業革命が達成されたことを総合的に考察できたか 劣悪な労働条件に対する労働争議の頻発と社会主義運動の高まり, 社会運動への政府の対応に着目できたか 国民が主体的に文化の創造に取り組んできた姿勢を理解できたか 国民生活の変化を大きくつかむことができたか 7

10 第 4 章第一次世界大戦と大正デモクラシー 第一次世界大戦前後の世界情勢を踏まえて, 日本の中国進出, シベリア出兵 1 第一次世界大戦と日本の外交の経緯を考察させる 2 デモクラシーの高まりと政党 大正期の政党政治のあり方を考察させる 3 国際協調と軍縮の進展 ヴェルサイユ体制からワシントン体制に至る国際的協調体制の進展など国際環境 の推移を, 日本の立場に着目して考察させる 欧米からアジアに至るまで広い範囲の国際環境の推移に着目し, 第一次世界大戦と日本との関連を理解できたか 大正政変以降デモクラシー思想の浸透により政党勢力が国民統合の中心的役割を果たしていく過程を理解できたか パリ講和会議を機に起こった中国 朝鮮における民族運動の高揚に着目できたか ワシントン体制への日本の対応と協調外交について考察で 5 中間考査 4 政党政治の時代 護憲三派内閣以降, 二大政党による政党政治が昭和初期まで続いた意義を考察さ せる 第二次護憲運動 護憲三派内閣による普通選挙法 治安維持法の成立などに着目して政党政治を考察できたか

11 5 大戦中から戦後の経済と社会 第一次世界大戦が日本の社会経済に及ぼした影響について, 欧米 アジアとの関連に着目して考察する また, 戦後恐慌 関東大震災の影響について理解させる 民主主義的風潮による社会運動の動向を理解させる 6 都市化と大衆文化 労働者や都市中間層の拡大による大衆社会の基盤の成立に着目し, 都市化や国 民生活の変化を踏まえて, 市民文化の特色について考察させる 5 章第二次世界大戦と日本 1 昭和恐慌 関東大震災から昭和恐慌に至る国内経済の動揺について, 国内 国外の経済状況と対策に着目して理解させる 2 協調外交のゆきづまり 国家主義の台頭による軍部の政治的進出を踏まえて, 協調外交が挫折していく過 程を考察させる 3 満州事変から国際的孤立へ 世界情勢や軍部の政治的進出に着目して, 日本の国際的孤立の過程について考 察させる 大戦景気による産業構造の変化や労働者の増加など社会構造の変化について判断できたか 学問 芸術 出版 マスメディアなどを具体的に取り上げ, 欧米文化の関わりとその浸透度, 社会風潮との関連付けに着目することができた 金融恐慌 昭和恐慌を取り上げ, 背景となる関東大震災 金解禁 世界恐慌との関連を含めて理解できたか 山東出兵や統帥権干犯問題など軍部の政治的進出を背景に協調外交から積極外交へと転換していく過程を考察できたか 満州事変から国際連盟の脱退に至る日本の国際的孤立の過程について, 国内外対応を踏まえて考察できたか 8

期末考査 12 4 軍部の政治的台頭 国家主義が高揚するなかで, 五 一五事件から二 二六事件にかけて, 軍部の影響力が政治面 外交面で増大していく過程を考察させる 5 中国との戦い 日中戦争の勃発から太平洋戦争の突入に至る過程について, 国民生活の変化や 諸統制に着目して全体主義的な国家体制の進展を考察させる 政治家 財界人へのテロ事件や, 学問への思想的弾圧などを踏まえ, 軍部の政治関与が増大した過程を考察できたか 日中戦争の長期化に伴いすすめられた戦時体制下の経済統制と国民生活など, 様々な角度から考察できたか 6 第二次世界大戦と世界新秩序 第二次世界大戦について, 国家間の連携やその性格の相違を考察させる 連合国と枢軸国の性格の違 国内の総力戦体制の構築に向け, 新体制運動 大政翼賛会などが組織されたことをいやドイツ ソ連との提携の理解させる 過程について考察する 4 冬期休暇

1 7 太平洋戦争 8 日本の敗北 (3) 現代の日本と世界ア現代日本の政治と国際社会 6 章占領下の日本 1 占領政策の展開 2 戦後民主主義の定着 3 政治 経済の発展 日中戦争の長期化と国際関係の悪化が, 米英諸国との戦争に拡大していった過程を考察させる 東南アジア地域における戦争の推移, 占領地帯での軍政のあり方と住民の反応について考察させる 戦局の悪化に伴う勤労動員 強制連行 学徒出陣 学童疎開などの措置を考察させる この戦争がもたらした惨禍に着目して, 平和で民主的な国際社会の実現につとめる重要性を認識させる 戦後の世界秩序を踏まえ, 占領政策及び民主化政策と, それに伴う諸改革について, その経過と内容を考察させる 戦後政治の動きを踏まえて, 集大成となる日本国憲法制定の意義を理解させる 民主主義の定着に向け, 教育制度の改革が実施されると同時に, 敗戦により日本人の価値観に大きな影響があった点を理解させる 戦後政治の動きと, 経済の安定化を求める施策を関連付けて考察させる 満州事変 日中戦争から太平洋戦争まで戦域の拡大と性格の相違を考察できたか 戦争末期における国民生活の荒廃とその背景を考察できたか 5 GHQにおける諸政策が, 対日占領政策に基づくとともに, 日本の国民の戦争に対する反省に支えられて実施されたことに気付くことができたか 急激な価値観の転換は, 混乱を伴いながらも受け入れられていったことを理解できたか

2 8 章現代の世界と日本 1 激動する世界 2 国内政治の再生編 3 アジア 太平洋地域と日本 4 21 世紀の課題 4 孤立の回復 東アジア情勢の変化を踏まえ, 連合国による占領が終結し, 日本が独立した意義を考察させる 連合国による日本の占領が終結したことと, その後の日米関係の継続について, 様々な国の立場から考察させる イ経済の発展と国民生活の変化 7 章日本の自立と経済成長 1 55 年体制の成立 2 安保体制の日本 3 高度成長の光と影 独立後の日本国内政治について, 衆議院を保守 革新の二大勢力が占める 55 年体制が成立した意義を考察させる 日本の国際連合加盟の経緯を理解させる 自民党内閣が長期継続するなか, アメリカ 大韓民国 中華人民共和国との関係に着目 して, 日本の外交 政治の動向を考察させる 朝鮮特需による経済復興とその後の高度経済成長について, 経済の国際化の側面に着目して考察させる 消費革命による社会の変貌と経済成長がもたらしたひずみである社会問題について考 ドル = ショック, 石油危機を踏まえて, 先進国首脳会議が開かれた意義を考察させる 冷戦の終結 ドイツの統一 ソ連の崩壊を踏まえて, 世界構造の変化について考察させる 石油危機を乗り越え, 経済大国としての道を歩み始めた日本の状況を多面的 多角的に 1980 年代以降の国内状況について, 経済状況 地域協力のあり方を踏まえて多面的 多角的に捉えさせる 同時多発テロ以降の国際協力のあり方や, 地域環境問題に対して考察させる 東アジア情勢の変化と占領政策の転換を日米関係と関連付けて理解できたか 冷戦構造下の日本で,55 年体制により, 安定した保守政権が成立した意義を理解できたか 新安保 日韓基本条約などを取り上げ, 外交 政治の再編過程を把握できたか 特需景気の影響などを踏まえ, 日 本の動きを考察できたか 先進国首脳会議が, その後世界的な問題解決の場となったことに気付くことができたか 55 年体制が崩壊し, 政治 バブル経済から平成不況へとすすんだ経済状況などを把握できたか 6

学年末考査 分野史へのアプローチ 答案返却 近現代史のまとめ 3 4 春季休暇