2 2) 保存条件 保存期間 保存形態 結果 蛍光灯下 2000Lux 1 ヵ月 ( 約 140 万 Lux hr) ガラス容器 密封 極限粘度の低下傾向がみられた その他の項目については変化なし その他 1 1) 試験 保存条件 保存期間 / 保存形態 結果 総光照射量 長期保存試験 5 14 ヵ

Similar documents
医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分クリンダマイシンリン酸エステル 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 原薬の安定水 性 1) 液性 (ph) 1

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版 有効成分 ニカルジピン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル20mg 日医工 日医工 後発医薬品 2 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル40mg 日医工 日医工 品目名 ( 製造販売業者 )

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

37 シロスタゾールOD 錠 50mg ケミファ 日本薬品工業 38 シロスタゾールOD 錠 50mg JG ダイト 39 シロスタゾールOD 錠 50mg マイラン マイラン製薬 40 シロスタゾールOD 錠 50mg トーワ 東和薬品 41 シロスタゾールOD 錠 50mg ツルハラ 鶴原製薬

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 溶出 検査 1 ジフェニドール塩酸塩錠 25mg CH 長生堂製薬 * 2 シュランダー錠 25mg 鶴原製薬 * 3 ジフェニドール塩酸塩錠 25mg TYK 武田テバ薬品 * 4 ジフェニドール塩酸塩錠 25mg タイヨー 武田テバファーマ

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 第 2 版 ( 初版 ) 有効成分 クエチアピンフマル酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 クエチアピン錠 25mg AA あすか製薬 後発医薬品 2 クエチアピン錠 25mg DSEP 第一三共エスファ 3

性 1) 液性 (ph) なし光なしその他 膜透過性 なし BCS Biowaiver option なし 薬効分類 131 眼科用剤 規格単位 0.1%5mL1 瓶 0.3%0.4mL1 個 0.3%5mL1 瓶 2

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 バンコマイシン塩酸塩散 0.5g サワイ 沢井製薬 # 2 バンコマイシン塩酸塩散 0.5g タイヨー 武田テバファーマ # 3 バンコマイシン塩酸塩散 0.5g ファイザマイラン製薬 # ー 4 バンコマイシン塩酸塩散 0.5g MEEK

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分ベンフォチアミン B6 B12 配合剤 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 1 ダイメジンスリービー配合カプセル

36 モサプリドクエン酸塩錠 5mg TSU 鶴原製薬 37 モサプリドクエン酸塩錠 5mg YD 陽進堂 38 モサプリドクエン酸塩錠 5mg ZE 全星薬品工業 39 モサプリドクエン酸塩錠 5mg アメル 共和薬品工業 40 モサプリドクエン酸塩錠 5mg イセイ コーアイセイ 41 モサプリ

2 有効成分名 添付文書及び審査報告書に基づき記載する 3 品目名 ( 後発医薬品 ) 添付文書及び審査報告書のほか薬価基準収載品目リストにより記載する 複数の品目がある場合は 個別医薬品コード (YJ コード ) 順に番号を振り 記載する ( 複数規格があっても 全規格まとめて YJ コード順とす

光 試験区分保存条件保存期間保存形態結果 苛酷試験 光 白色蛍光灯 120 万 lux hr ハ ラフィルムで 覆ったカ ラ ス容器 照射された表面の黄色への着色 並びに水分及び溶液の色の増加 膜透過性 その他 試験項目 : 外観 類縁物質 水分 定量 溶液の色 * ph * 旋光度 * IR スペ

品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 36 ロサルヒド配合錠 HD DK 大興製薬 37 ロサルヒド配合錠 HD EP 第一三共エスファ 38 ロサルヒド配合錠 HD FFP 富士フイルムファーマ 39 ロサルヒド配合錠 HD KO 寿製

36 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg YD 陽進堂 37 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg ZE 全星薬品工業 38 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg アメル 共和薬品工業 39 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg 杏林 キョーリンリメディオ 40 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30m

36 パロキセチン錠 20mg JG 日本ジェネリック 37 パロキセチン錠 20mg KN 小林化工 38 パロキセチン錠 20mg KO 寿製薬 39 パロキセチン錠 20mg KOG 日本薬品工業 40 パロキセチン錠 20mg NP ニプロ 41 パロキセチン錠 20mg TCK 辰巳化学

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 第 2 版 ( 初版 ) 有効成分 アカルボース 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 アカルボース錠 50mg BMD ビオメディクス 後発医薬品 2 アカルボース錠 50mg JG 日本ジェネリック 3 アカルボー

37 モンテルカスト錠 5mg DSEP 第一三共エスファ 38 モンテルカスト錠 5mg EE エルメッドエーザイ 39 モンテルカスト錠 5mg KN 小林化工 40 モンテルカスト錠 5mg KO 寿製薬 41 モンテルカスト錠 5mg SN シオノケミカル 42 モンテルカスト錠 5mg T

36 ピタバスタチンCa 錠 2mg 杏林 キョーリンリメディオ 37 ピタバスタチンCa 錠 2mg ケミファ 日本ケミファ 38 ピタバスタチンCa 錠 2mg サワイ 沢井製薬 39 ピタバスタチンCa 錠 2mg サンド サンド 40 ピタバスタチンCa 錠 2mg 三和 三和化学研究所 4

36 ドネペジル塩酸塩錠 5mg アメル 共和薬品工業 37 ドネペジル塩酸塩錠 5mg オーハラ 大原薬品工業 38 ドネペジル塩酸塩錠 5mg 科研 シオノケミカル 39 ドネペジル塩酸塩錠 5mg 杏林 キョーリンリメディオ 40 ドネペジル塩酸塩錠 5mg ケミファ 日本ケミファ 41 ドネ

テイカ製薬株式会社 社内資料

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

<4D F736F F D F B F934890C3928D D67836F F81754E CF93AE8E8E8CB12E444F43>

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 粉砕時の安定性 8 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で 規格内 の変化を認めるいずれかの試験項目で 規格外 の変化を認める 評価基準 外

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 分割時の安定性 ( 湿度 ) 8 6. 分割時の安定性 ( 光 ) 粉砕時の安定性 12 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で

2003

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 分割時の安定性 9 6. 粉砕時の安定性 12 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で 規格内 の変化を認めるいずれかの試験項目で 規格外

<4D F736F F D208E9197BF342D312D B858C608B7A F18D908F912E646F63>

2003

日本標準商品分類番号 カリジノゲナーゼの血管新生抑制作用 カリジノゲナーゼは強力な血管拡張物質であるキニンを遊離することにより 高血圧や末梢循環障害の治療に広く用いられてきた 最近では 糖尿病モデルラットにおいて増加する眼内液中 VEGF 濃度を低下させることにより 血管透過性を抑制す

<4D F736F F F696E74202D D95698EBF B C8B4B8A698E8E8CB181698D828BB4816A44325F D9770>


IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

IF

Microsoft PowerPoint - PMDA径玺儻茬åfi†çł¸è«⁄告仟ç−¶æ³†_H29三å“−æœ� +å½fi报間帅;)_ä¼ıè�°å¾„ä¿®æ�£_ ppt [äº™æ‘łã…¢ã…¼ã…›]

ラベプラゾールナトリウム錠 10mg サンド の加速試験における安定性 保存条件 :40±1 75±5%RH 保存期間 :6 ヵ月 保存形態 :PTP 包装 アルミニウム袋入り 乾燥剤入り 測定項目 規格値 イニシャル 6 ヵ月後 確 定性反応 赤橙色を呈する 認 試 289nm~293nmに吸収の

グルコースは膵 β 細胞内に糖輸送担体を介して取り込まれて代謝され A T P が産生される その結果 A T P 感受性 K チャンネルの閉鎖 細胞膜の脱分極 電位依存性 Caチャンネルの開口 細胞内 Ca 2+ 濃度の上昇が起こり インスリンが分泌される これをインスリン分泌の惹起経路と呼ぶ イ

社内資料 ph 変動試験 セファゾリン Na 注射用 1g NP 2014 年 6 月ニプロ株式会社 セファゾリン Na 注射用 1g NP の ph 変動試験 1. 試験目的セファゾリン Na 注射用 1g NP は セファゾリンナトリウムを有効成分とするセファロスポリン系抗生物質製剤である 今回

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132>

豚丹毒 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 23 年 2 月 8 日 ( 告示第 358 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した豚丹毒菌の培養菌液を不活化し アルミニウムゲルアジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称豚丹

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

<4D F736F F F696E74202D20362D AE98BC689F1939A C5817A FE394BC8AFA D44418CE394AD88E396F A926B B835E2E707074>

オキサゾリジノン系合成抗菌剤リネゾリド点滴静注液 リネゾリド注射液 配合変化表リネゾリド点滴静注液 組成 性状 1. 組成 本剤は 1 バッグ中 (300mL) に次の成分を含有 有効成分 添加物 リネゾリド 600mg ブドウ糖 g クエン酸ナトリウム水和物 クエン酸水和物 ph 調節

<4D F736F F F696E74202D A975E82C982E682E992E188DD8E5F94ED8CB18ED282F096CD82B582BD97D58FB08E8E8CB18FF08C8F82CC8D5C927A2E707074>

ヒアルロン酸Na関節注25mgシリンジ「テバ」

シプロフロキサシン

資料4-4 木酢液の検討状況について

スライド 1

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF31332D355F88E396F E397C38B408AED918D8D878B408D5C8CE394AD88E396F A926B8EF395748FF38BB52E B8CDD8AB B83685D>

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

( )_輸液製剤_ indd

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

MRS_T_IF_1509_08.indb

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

社内資料 ph 変動試験 テイコプラニン点滴静注用 400mg NP 2013 年 2 月 20 日ニプロ株式会社 テイコプラニン点滴静注用 400mg NP ~ph 変動試験 ~ 1/2

<4D F736F F D208F64835C815B90C3928D E A8D8795CF89BB955C5F E3389FC92F95F2E646F63>

<4D F736F F F696E74202D D355F88E396F E397C38B408AED918D8D878B408D5C8CE394AD88E396F A926B8EF395748FF38BB55F E B8CDD8AB B83685D>

動物用医薬品(医薬部外品)製造販売承認事項変更承認申請書

Taro-kv12250.jtd

<4D F736F F F696E74202D FA967B82CC96F28E9690A C982C282A282C42E >

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

試験デザイン :n=152 試験開始前に第 VIII 因子製剤による出血時止血療法を受けていた患者群を 以下のい ずれかの群に 2:2:1 でランダム化 A 群 (n=36) (n=35) C 群 (n=18) ヘムライブラ 3 mg/kg を週 1 回 4 週間定期投与し その後 1.5 mg/k

インタビューフォーム

(電子メール施行)

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

本資料は 厚生労働省保険局が運用している 診療報酬情報提供サービス 及び 社会保険診療報酬支払基金 で案内されている情報をもとに作成しています お知らせ ( 薬 )0 1 7 平成 26 年 12 月 11 日 医薬品マスターの改定について 今般 平成 26 年 12 月 11 日付け厚生労働省告示

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

標準コード一覧 平成 26 年 12 月 11 日にレセプト電算処理システム医薬品マスターに追加された商品名コードを新設しました 医科 窓口処理情報 について品名欄に記載した窓口処理情報処 15X-XXX:XXXXXX 薬剤 は 算定アシストソフトにおいて必要な情報です 当ソフトをご利用でないお客様

ジェネリック医薬品とは 内容 ジェネリック医薬品は 新薬 ( 先発医薬品 ) の特許期間を満了した 同じ有効成分を使った 品質 効き目 安全性が同等で 低価格な おくすりです とっきょきかん 1. ジェネリック医薬品とは 2. どうして低価格なの? 医療用医薬品 新薬 3. 効き目も安全性も同等 4

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

眼科用剤一覧表:1.抗菌薬

DRAFT#9 2011

豚繁殖 呼吸障害症候群生ワクチン ( シード ) 平成 24 年 3 月 13 日 ( 告示第 675 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した弱毒豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を凍結乾燥したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株

に著しい多様性がある 生体内に見られる長いコンドロイチン硫酸鎖には, 一本の鎖で均一にすべての二糖単位が同じ構造 ( 例 : コンドロイチン 6 硫酸構造 ) をしているものはほとんど存在せず, 多くの生化学や細胞生物学の教科書において誤解を与える記述がなされており, 注意を要する 医薬品としてのコ

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

脳組織傷害時におけるミクログリア形態変化および機能 Title変化に関する培養脳組織切片を用いた研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 岡村, 敏行 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date URL http

<4D F736F F F696E74202D20312E B A4A8DC382CC8C6F88DC82C68A E707074>

配合変化表 2015 年 4 月改訂 電解質 キシリトール輸液 ( 維持液 ) クリニザルツ輸液

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

SW-0778_配合変化試験成績

B型肝炎治療における      バラクルード錠R0.5mgの製品情報         【簡易版】

後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン

日本医師会に寄せられる後発医薬品への意見 1 平成 27 年 3 月 29 日第 134 回日本医師会臨時代議員会に提出された質問 ( 抜粋 ) 後発医薬品 ( ジェネリック ) 使用は本当に医療費削減効果が あるのか? 厚生労働省は医療費のうち薬剤費の削減のためジェネリック医薬品の使用促進を進めて

Microsoft Word - ○ヒアロス関節注25mg IF201703_0207

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

第2章マウスを用いた動物モデルに関する研究

2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下, 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には, 添付文書に記載された情

2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

Transcription:

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 2018.3.16 初版有効成分ヒアルロン酸ナトリウム 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1 アダント関節注 25mg Meiji Se ika ファルマ 2 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ 沢井製薬 3 ヒアルロン酸ナトリウム関節注 25mg 日医工 日医工 4 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg 日新 日新製薬 ( 山形 ) 5 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg トーワ 東和薬品 6 ヒアロス関節注 25mg あゆみ製薬 7 アダントディスポ関節注 25mg Meiji Se ika ファルマ 8 ヒカミロンディスポ関節注 25mg 鶴原製薬 9 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mgシリンジ NP ニプロ 10 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mgシリンジ AFP シオノケミカル 11 ヒアルロン酸ナトリウム関節注 25mgシリンジ 日医工 日医工 12 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mgシリンジ テバ 武田テバファーマ 13 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mgシリンジ トーワ 東和薬品 1 アルツ関節注 25mg 生化学工業 2 スベニールバイアル関節注 25mg 中外製薬 3 アルツディスポ関節注 25mg 生化学工業 4 スベニールディスポ関節注 25mg 中外製薬 http://www.bbdb.jp http://www.bbdb.jp http://www.bbdb.jp 1) 解離定数 pka= 約 2.9(Mathews の方法 ) 2) 溶解度 水にやや溶けにくい ( 溶解度 :1.0 10-2 ~1.4 10-2 g/ml) 原薬の安定 1) 2) 水 なし 性 液性 (ph) なし 1) 2) 光 1 1) 苛酷試験保存条件保存期間 / 総光照射量人工太陽光 90 時間 (2 万 lx) (180 万 lx hr) 保存形態 開放ガラス シャーレ 結果 極限粘度の低下が認められた その他の項目については変化なし 1

2 2) 保存条件 保存期間 保存形態 結果 蛍光灯下 2000Lux 1 ヵ月 ( 約 140 万 Lux hr) ガラス容器 密封 極限粘度の低下傾向がみられた その他の項目については変化なし その他 1 1) 試験 保存条件 保存期間 / 保存形態 結果 総光照射量 長期保存試験 5 14 ヵ月 / 遮光 ポリプロピレン製ボトル 極限粘度の低下がみられたが 規格内であった その他の項目については変化なし 苛酷試験 25 75%RH 6 ヵ月 / 遮光 極限粘度の低下が認められた その他の項目については変化なし 40 75%RH 3 ヵ月 / 遮光 極限粘度の低下が認められた その他の項目については変化なし 2 2) 保存条件 保存期間 保存形態 結果 15 遮光 42 ヵ月 ガラス容器 密封 変化なし 室温 遮光 3 ヵ月 変化なし 40 遮光 6 ヵ月 極限粘度の低下傾向がみられた その他の項目については変化なし 膜透過性 なし BCS Biowaiver option なし 薬効分類 399 他に分類されない代謝性医薬品 規格単位 1%2.5mL1 管 1%2.5mL1 瓶 1%2.5mL1 筒 2

記載データ一覧 品目名製造販売業者 BE 品質 1 アダント関節注 25mg Meiji Seik a ファルマ 2 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ 沢井製薬 3 ヒアルロン酸ナトリウム関節注 25mg 日 医工 日医工 4 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg 日新 日新製薬 ( 山形 ) 5 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg トーワ 東和薬品 6 ヒアロス関節注 25mg あゆみ製薬 7 アダントディスポ関節注 25mg Meiji Seik a ファルマ 8 ヒカミロンディスポ関節注 25mg 鶴原製薬 9 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ NP 10 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ AFP 11 ヒアルロン酸ナトリウム関節注 25mg シリ ンジ 日医工 12 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ テバ 13 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ トーワ ニプロ シオノケミカル 日医工 武田テバファーマ 東和薬品 再評価 記載対象外 純度 検査 注 ) BE は 生物学的同等性(BE) 試験結果を示し 印がついているものは本情報集にデータを掲載している 印の右に 印がついているものは動物試験のデータ 4~12 ページ 注 ) 品質再評価 は品質再評価結果通知が発出されている品目を示す 品質再評価は 内用固形製剤の溶出性を溶出試験で確認したものであり 注射剤は検討対象外である 13 ページ 注 ) 純度 は ジェネリック医薬品品質情報検討会での純度試験結果を示し 上記表中に番号の記載があるものは 試験を実施した品目である ( 上記表中の番号は 本情報集に掲載された純度試験結果中の番号と対応している ) 全品目で空欄となっている場合は 純度試験未実施である 一部が空欄となっている場合は 当該試験実施以降に承認された品目等である 14 ページ 注 ) 検査 は 後発医薬品品質確保対策事業検査結果を示し 上記表中に 印がついているものは検査を実施した品目である 全品目で空欄となっている場合は 検査未実施である 一部が空欄となっている場合は 当該検査実施以降に承認された品目等である 15 ページ 3

生物学的同等性(BE) 試験結果 1 < 参考 > 1) 関節軟骨に対する作用 1 正常ウサギ膝関節腔内投与により 軟骨表層への取り込みが認められた また ヒト変形性膝関節症軟骨 (in vitro) において 分布は時間とともに軟骨表層から全層へと広がり この軟骨内分布はプロテオグリカンの喪失部位と一致していた 2ウシ関節軟骨細胞のプロテオグリカン遊離に対する影響 (in vitro) 成熟ウシ関節軟骨から分離した軟骨細胞をヒアルロン酸 ( アダント関節注 25mg 及び標準製剤 ) の存在 (10 100 1000μg/mL) 非存在下に 48 時間培養し 培養液中へ遊離したプロテオグリカン量を測定した その結果 アダント関節注 25mg 及び標準製剤ともに ヒアルロン酸濃度 1000μg/mL でプロテオグリカンの遊離を有意に抑制した 3 ウサギを用いた変形性膝関節症モデル及び固定膝関節拘縮モデルにおいて 関節腔内投与により 軟骨の変性 を抑制し その程度は標準製剤と同等と考えられた 2) 関節可動域の改善作用ウサギを用いて固定膝関節拘縮モデルを作製し 膝関節固定術後 4 週目及びその後 3 日ごとにヒアルロン酸 ( アダント関節注 25mg または標準製剤 ) または生理食塩液を 0.1 ml/kg の用量で固定肢の関節腔内に投与した 400 g 負荷時の可動角度を 投与開始日 (0 日目 ) 2 8 14 21 及び 28 日に測定した結果 生理食塩液投与群に比較し アダント関節注 25mg 投与群では投与開始 2 日目以降 標準製剤投与群では投与開始 8 日目以降 28 日目まで可動角度の有意な増進がみられ 特に 14 日目以降はほぼ正常動物と同程度まで回復し 両製剤とも明白な治療効果が確認された またアダント関節注 25mg 投与群と標準製剤投与群間には有意差は認められず 可動角度の改善効果は同等であった 4

3) 痛抑制作用 イヌを用いた尿酸塩結晶誘発膝関節痛に対し 抑制作用が認められた ( インタビューフォームより ) 2 < 参考 > 1) ラット関節疼痛抑制作用 < 方法 > ラット (SD 系 雄性 ) の後肢関節腔内にヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ 標準製剤又は生理食塩液( コントロール群 ) を各々 0.05mL 投与し 30 分後にブラジキニンを投与して疼痛を誘発した 歩行動作の観察を行った後 下記の判定基準に基づき 疼痛の程度を5 段階に評点化した < 結果 > ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ 及び標準製剤投与群は コントロール群に比し 有意な関節疼痛抑制作用が認められた また 両製剤の疼痛抑制作用に有意な差は認められなかった 以上の結果より ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ と標準製剤は同等の薬理作用を有するものと判断した 5

2) ラット腱癒着防止作用 < 方法 > ラット (Wistar 系 雄性 ) の左後肢の深趾屈筋腱を半切し 腱癒着モデルを作成した ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ 標準製剤又は生理食塩液( コントロール群 ) を半切した腱周囲に 0.05mL 投与 ( 滴下 ) し 4 週間後に腱癒着の指標として関節の可動域を測定し 屈曲角度を求めた < 結果 > ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ 及び標準製剤投与群はコントロール群に比し 有意に屈曲角度が大きく 腱癒着の防止効果が認められた また 両製剤の腱癒着防止効果に有意な差は認められなかった 以上の結果より ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ と標準製剤は同等の薬理作用を有するものと判断した 3) ウサギ関節拘縮抑制作用 2,5) < 方法 > ウサギ ( 日本白色 雄性 体重 2.1~3.2kg) の右後肢関節を伸展位でギプス固定し 関節拘縮モデルを作成した ギプス除去後 ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ 標準製剤又は生理食塩液( コントロール群 ) を3 日間隔で右後肢の関節腔内に 0.2mL/kg の容量で投与した ギプス除去後 0 2 8 14 21 日目に関節拘縮の指標として 関節可動域を最大伸展角度と最大屈曲角度の差から求めた < 結果 > 6

コントロール群では 21 日目まで関節可動域はほぼ一定の値を示したのに対し ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ 及び標準製剤投与群では関節可動域の増加傾向を示し 21 日目では0 日目に比較して有意な関節可動域の増加が認められ 関節拘縮抑制作用を示した また 両製剤の間に有意な差は認められなかった 以上の結果より ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg サワイ と標準製剤は同等の薬理作用を有するものと判断した 3 なし ( インタビューフォームより ) 4 (1) 関節拘縮改善作用実験的関節拘縮モデル ( ウサギ ) の関節可動域を改善し 関節拘縮を抑制した 日本白色種雄性家兎 30 匹を 1 群 10 匹とし ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg 日新 群( 以下 試験製剤群 ) 標準製剤群 生理食塩液群の 3 群に分け 試験に供した 家兎の右後肢膝関節を伸展位でギプス固定し 14 日目にギプスを除去した ギプス除去直後から 3 日間隔で 固定側の膝関節腔内に各製剤を 0.1mL/kg 投与し 2 8 14 21 日目に関節可動域を測定した その結果 ギプス除去 2 日後から試験製剤群と標準製剤群において屈曲角度の増加が認められた Student の t - 検定による統計解析の結果 試験製剤群 標準製剤群ともに生理食塩液群との間で ギプス除去 2 日後において 5% 8 14 日後において 1% の危険率で有意差が認められた また 両製剤間にはいずれにおいても有意差は認められなかった (2) 疼痛抑制作用ブラジキニン誘発実験的関節疼痛モデル ( ラット ) に対し 滑膜等に存在する痛覚受容器を被覆し 発痛物質の作用を抑制し 鎮痛効果を示した SD 系雄性ラット 30 匹を 1 群 10 匹とし ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg 日新 群( 以下 試験製剤群 ) 標準製剤群 生理食塩液群の 3 群に分け 試験に供した ラットの右後肢膝関節腔内に各製剤を 0.05mL 投与し 投与後 0( 同時投与 ) 0.5 6 24 48 72 時間後に 2.7μM 7

ブラジキニンを 0.05mL 投与し このときの歩行状態を判定基準に従い評点し 疼痛に対する抑制効果を比較検討した その結果 薬剤投与直後から 試験製剤群と標準製剤群において ブラジキニン誘発疼痛に対する抑制作用が認められた Student の t- 検定による統計解析の結果 試験製剤群 標準製剤群ともに 生理食塩液群に対して 薬剤投与直後から 1% の危険率で有意差が認められた また 両製剤間にはいずれにおいても有意差は認められなかった ( インタビューフォームより ) 5 < 参考 > 関節可動域増加作用及び疼痛抑制作用雄性ウサギ実験的変形性関節症モデル (1 群 10 匹 ) におけるヒアルロン酸 Na 関節注 25mg トーワ 及び標準製剤 ( 注射剤 0.1mL/kg) の膝関節可動域の増加作用 及び雄性ラット実験的関節疼痛モデル (1 群 10 匹 ) におけるヒアルロン酸 Na 関節注 25mg トーワ 及び標準製剤( 注射剤 0.05mL) の疼痛抑制作用を比較検討した 本剤及び標準製剤は いずれも関節拘縮改善作用及び関節疼痛抑制作用を示し 生物学的に同等であると判断された 6 < 参考 > ヒアロス関節注 25mg 生物学的同等性試験において 本剤は標準製剤との生物学的同等性が確認された イヌ尿酸関節疼痛モデルを用いて 本剤 1 シリンジ (2.5mL 精製ヒアルロン酸ナトリウムとして 25mg) 及び標準製剤の関節疼痛抑制作用における生物学的同等性を検討した イヌの膝関節腔内に本剤及び標準製剤を投与し 30 分後に尿酸塩結晶を投与 その後 1 時間ごとに 6 時間まで投与肢の負重測定及び跛行観察を行った結果 統計学的に本剤及び標準製剤との差はなく イヌ尿酸関節疼痛モデルにおける関節疼痛抑制作用は生物学的に同等であった ウサギ膝関節の装具固定によるモデルを用いて 本剤及び標準製剤の関節軟骨変性及び関節拘縮に対する抑制作用を検討した 固定開始時より週 2 回 5 週間本剤及び標準製剤を 0.1mL/kg の割合で膝関節腔内に投与し 週 1 回関節可動域の測定 投与終了後膝関節を解剖し 関節軟骨及び滑膜組織について病理組織学的検査を行った結果 統計学的に本剤及び標準製剤との差はなく ウサギ膝関節の装具固定によるモデルにおける関節軟骨変性抑制作用及び関節拘縮抑制作用は生物学的に同等であった 8

7< 参考 > 1) 関節軟骨に対する作用 1 正常ウサギ膝関節腔内投与により 軟骨表層への取り込みが認められた また ヒト変形性膝関節症軟骨 (in vitro) において 分布は時間とともに軟骨表層から全層へと広がり この軟骨内分布はプロテオグリカンの喪失部位と一致していた 2ウシ関節軟骨細胞のプロテオグリカン遊離に対する影響 (in vitro) 成熟ウシ関節軟骨から分離した軟骨細胞をヒアルロン酸 ( アダント関節注 25mg 及び標準製剤 ) の存在 (10 100 1000μg/mL) 非存在下に 48 時間培養し 培養液中へ遊離したプロテオグリカン量を測定した その結果 アダント関節注 25mg 及び標準製剤ともに ヒアルロン酸濃度 1000μg/mL でプロテオグリカンの遊離を有意に抑制した 3 ウサギを用いた変形性膝関節症モデル及び固定膝関節拘縮モデルにおいて 関節腔内投与により 軟骨の変性 を抑制し その程度は標準製剤と同等と考えられた 2) 関節可動域の改善作用ウサギを用いて固定膝関節拘縮モデルを作製し 膝関節固定術後 4 週目及びその後 3 日ごとにヒアルロン酸 ( アダント関節注 25mg または標準製剤 ) または生理食塩液を 0.1 ml/kg の用量で固定肢の関節腔内に投与した 400 g 負荷時の可動角度を 投与開始日 (0 日目 ) 2 8 14 21 及び 28 日に測定した結果 生理食塩液投与群に比較し アダント関節注 25mg 投与群では投与開始 2 日目以降 標準製剤投与群では投与開始 8 日目以降 28 日目まで可動角度の有意な増進がみられ 特に 14 日目以降はほぼ正常動物と同程度まで回復し 両製剤とも明白な治療効果が確認された またアダント関節注 25mg 投与群と標準製剤投与群間には有意差は認められず 可動角度の改善効果は同等であった 9

3) 痛抑制作用 イヌを用いた尿酸塩結晶誘発膝関節痛に対し 抑制作用が認められた ( インタビューフォームより ) 8 < 参考 > (1) 関節拘縮改善作用ウサギを用いた実験で長期間固定による後足膝関節可動域の低下に対し ヒカミロンディスポ関節注 25mg 及び標準製剤はともに有意な改善作用が認められた また両製剤間において 有意な差は認められなかった (2) 疼痛抑制作用 ラットのブラジキニン誘発疼痛に対し ヒカミロンディスポ関節注 25mg 及び標準製剤はともに有意な抑制作用 を示した また両製剤間において 有意な差は認められなかった 9 < 参考 > 1. ウサギ固定関節モデルを用いた薬効薬理による生物学的同等性試験ウサギ固定関節モデルにおける関節拘縮ならびに軟骨変性に対する効果は ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ NP と先発品投与群間には有意差が認められなかったことから ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ NP 及び先発品は同等の効果を有することが明らかとなった 2. イヌ関節疼痛モデルを用いた薬効薬理による生物学的同等性試験ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ NP 投与群及び先発品投与群では陰性対照群と比較して負重率の低下抑制及び跛行の悪化の抑制が観察され 関節疼痛の発生の抑制が認められ これらの両抑制効果は陰性対照群と比較して統計的に有意差が認められた また この抑制効果はヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ NP および先発品の両投与群間で有意差が認められず 同等の効果であることが確認された ( 社内資料より ) 10

10 11 なし なし 12 < 参考 > (1) 疼痛抑制作用ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ テバ ( 試験製剤 ) 標準製剤及び生理食塩液( コントロール ) を それぞれ 0.05mL( 精製ヒアルロン酸ナトリウムとして 0.5mg) ラット膝関節腔内に投与した その後 ブラディキニン生理食塩液溶液を投与して疼痛反応を惹起させたところ 試験製剤及び標準製剤はコントロールに対して有意に疼痛抑制作用を示し また両製剤間に有意差は認められなかった (2) 関節拘縮改善作用ヒアルロン酸 Na 関節注 25mg シリンジ テバ ( 試験製剤 ) 標準製剤及び生理食塩液( コントロール ) を それぞれ 0.05mL( 精製ヒアルロン酸ナトリウムとして 0.5mg) ラット実験的関節拘縮モデルの膝関節腔内に投与し 関節可動域を測定したところ 試験製剤及び標準製剤はコントロールに対して有意に関節拘縮改善作用を示し また両製剤間に有意差は認められなかった 11 ( インタビューフォームより )

13 < 参考 > (1) 膝関節疼痛に対する作用ビーグル犬膝関節疼痛モデル (1 群 3 匹 ) におけるヒアルロン酸 Na 関節注 25 mgシリンジ トーワ と標準製剤 ( 注射液 25 mg ) の左右後肢にかかる体重の負荷量並びに跛行の程度を比較検討した 本剤及び標準製剤は ブラジキニン誘発膝関節疼痛を抑制し 両剤の作用は同程度であると考えられた (2) 固定膝関節に対する作用ウサギ固定膝関節モデル (1 群 10 匹 ) におけるヒアルロン酸 Na 関節注 25 mgシリンジ トーワ と標準製剤 ( 注射液 25 mg ) の左右後肢膝関節可動域を比較検討した 本剤及び標準製剤は ギプス固定による膝関節の拘縮に対する改善作用を示し 両剤の作用においても有意差は認められなかった 12

品質再評価 ( 医療用医薬品品質情報 ( オレンジブック )) 記載対象外 13

純度試験結果 ( ジェネリック医薬品品質情報検討会 ) なし 14

後発医薬品品質確保対策事業検査結果 なし 15

分析法 ( 純度試験 ) なし 16

関連情報 なし 引用情報 1) スベニールディスポ関節注 25mg/ バイアル関節注 25mg( 製造販売元 : 中外製薬株式会社 ) 医薬品インタビューフォーム (2017 年 1 月改訂 第 10 版 ) 2) アルツ関節注 25mg/ ディスポ関節注 25mg( 製造販売元 : 生化学工業株式会社 ) 医薬品インタビューフォーム (2016 年 8 月改訂 第 12 版 ) 17