効果的な健康づくり 施策検討プロジェクト

Similar documents
< F2D30358ED089EF8BB388E78EE58E9682C682CC98418C672E6A7464>

歯科中間報告(案)概要

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯


調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

Microsoft PowerPoint 資料1~4.pptx

第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

億万長者のいる街 いない街 ~ 申告所得税データから見た高額所得者の地域分布 ~ ( 統計集 Ⅵ) 大阪経済大学経済学部特任教授梅原英治 ( 目次 ) はじめに 1. データの出所 2. 統計集 ( はじめに ) 3. 統計集 ( 第 1 章 ) 4. 統計集 ( 第 2 章 ) 以上 統計集 Ⅰ

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

第2期データヘルス計画について

8 健康増進対策事業

平成26年度の保健事業結果

00.xdw

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

求する診療報酬明細書の件数 ( 入院以外 ) は 糖尿病や高血圧 心疾患などの生活習 慣病が約 4 割を占めている 生活習慣病患者が増加することにより 医療費は年々増 大していくことが考えられる 図 2 戸田市の医療費の推移 ( ウ ) 健康寿命の延伸県は健康寿命を 65 歳に達した県民が自立した生

資料 4-2 平成 26 年度における県の主な取組 野菜で健康大作戦事業 子ども健康促進事業について さあ始めよう! あおもり 健活 推進事業

11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

講演

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -


スライド 1

第3章「疾病の発症予防及び重症化予防 1がん」

第 5 号平成 31 年 3 月 28 日 発行 : 島根県幼児教育センター TEL: 平成 31 年度研修計画について 島根県幼児教育センター 2 年目を迎えます 平成 31 年度も島根県における幼児

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

第9æœ�島怹眄宛喨ㆧ宛必ㆧ㆓㇉佑ㆾ㆗ㅻㆾㆡㆥ㆑ã‡−訋çfl»ï¼‹éŸ²ç†½ã…»å®›å–¨ï¼›ï¼‹åœ°å��佑宖訋çfl»ã••ç¬¬ï¼fiæœ�島怹眄地å��ï¼›.xl

<4D F736F F D FBC8D5D8DEC90AC88C4816A8B438FDB91AC95F CC91E5894A2E646F6378>

<4D F736F F D208FAC93638CB48E7382CC8C928D4E919D90698C7689E696DA C82CC8D6C82A695FB2E646F63>

<4D F736F F F696E74202D DC58F49816A C815B A E815B8FD089EE205B8CDD8AB B83685D>

第 1 章 ヘルスプランぎふ 21 の基本的な考え方 1 計画策定の趣旨 ヘルスプランぎふ 21 は 岐阜県健康増進計画として平成 14 年 3 月に策定し その後平成 20 年度には 国が策定した 健康日本 21 と連動しながら メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の一次予防に重点をおいた

01 【北海道】

3_1heikinjumyoutokenkoujumyounogenjou

もくじ 第 1 章保健事業実施計画の基本的な考え方 1. 計画策定の背景と目的 1 2. 計画の位置付け 1 3. 計画の期間 1 第 2 章島根県の後期高齢者医療の状況 1. 島根県の人口と被保険者の推移 2 2. 将来推計人口 4 3. 平均寿命と健康寿命 6 4. レセプト統計からみる医療の状

<30322E92B28DB88C8B89CA82CC8A F E786477>

Microsoft Word 施策の推進方策(Ⅰ-1-2健康寿命の延伸_

問 3 問 2 で と回答した方は 上記対策で何を見て知ったか ( 複数回答可 ) % 問 4 問 2で と回答した方は 下記対策で利用したいまたは既に利用しているものは 問 4 何か ( 複数回答可 ) 特定健診 特定保健指導対策 10 (41.9%) がん ( 婦人

<4D F736F F D2095BD90AC E937889EE8CEC959F8E838E6D93998F438A778E918BE095E58F D802E646F6378>

( イ ) 現役世代の運動不足平成 24 年度実施の さいたま市健康に関する市民調査 において 男女共に 20 歳から64 歳の世代はその他の世代に比べ運動習慣のある人の割合が低い結果となっており この世代 ( いわゆる現役世代 ) の市民がいかに運動習慣を身につけるかが 本市の健康づくりにとって大

untitled

計画改訂の趣旨 社会構造が大きく変化し 少子高齢化が進む中 生活環境の改善や医療の進歩などにより 平均寿命が延びている一方で 肥満や糖尿病などの生活習慣病が増加しており 健康づくりや疾病予防の重要性はますます高まっています 子どもから高齢者まで すべての県民が 健やかな生活をおくるために ヘルスプロ

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

第3節 重点的な取り組み

島根県福祉及び乳幼児等医療費助成事業受給対象者の現物給付化について 島根県 市町村における福祉及び乳幼児等医療費助成事業 ( 以下 地単医療費 ) に おける現物給付の対象を拡大し 受給対象者の利便性の向上を図ります (1) 現物給付化に伴う請求 支払の流れ 地単医療費受給対象者は4~5 頁参照地単

 

評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

<4D F736F F D2082AF82F182B182A491D18D4C32318E77906A8F4390B381698DC58F49816A2E646F63>

特定健診の受診率は毎年上昇しており 平成 28 年度は県平均よりも 7% 高い状況 となっていますが 国が示す目標値 60% を達成するには更なる工夫や PR が必要とな っています 長与町国保の医療費は平成 25 年度から上昇していましたが 平成 28 年度は前年度より約 3 億円減少し 1 人当

所掌業務①:研究関係

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

次世代ヘルスケア産業協議会第 17 回健康投資 WG 資料 6 職場における食生活改善の質の向上に向けて 武見ゆかり第 6 期食育推進評価専門委員会委員 ( 女子栄養大学教授, 日本栄養改善学会理事長 )

平成27年国勢調査結果(県速報)

厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業)

<4D F736F F F696E74202D208DA196EC90E690B E63589F EA98EA191CC92B28DB882DC82C682DF E392E B315D81408DA196EC205B8CDD8AB B83685D>

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

yokohamashi

Microsoft Word - (セット案とれ)【閣議後会見用】取組ペーパー

在宅要介護高齢者口腔ケア推進事業

(\212T\227v.xls)

茨城県食育推進計画―第三次―

振り返り評価シート

<4D F736F F F696E74202D20819A819A8AEE967B8C7689E68A C668DDA E312E A2E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F D F81798E9197BF94D48D A95CA8E B8CA782CC8EE691678FF38BB581698B6096B18B4C8DDA92F990B38CE3816A2E646

データヘルス計画 ~健康増進に向けた医療保険者の機能強化~

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

避難勧告等の具体的具体的な発令基準発令基準の策定策定にかかるにかかる県の主な取組状況等 年月日種別内容等 H17.3 内閣府が避難勧告等の判断 伝達マニュアル等策定ガイドライン作成 ( ) H 梅雨期及び台風期における防災態勢強化について ( ) H 梅雨期及び台風期における

(Microsoft Word - H27\213c\216\226\227v\216|\201i\217C\220\263\214\343\201j.doc)

< E C7689E A2E786477>

目次 個人住民税について 2 個人住民税の特別徴収のしくみ 2 1 給与支払報告書の提出 3 2 特別徴収義務者の指定 7 3 特別徴収の対象になる従業員 7 4 特別徴収税額の通知 7 5 特別徴収税額の天引き 8 6 特別徴収税額の納入 8 7 特別徴収税額に変更があった場合 8 8 従業員が退

<4D F736F F F696E74202D20332E8CFA90B6984A93AD8FC E18F8A93BE8D8297EE8ED293998F5A82DC82A B68A888E B8E968BC682CC8D6C82A695FB B8CDD8AB B83685D>

県民が がんに関する正しい知識を持ち生活習慣の改善を図るとともに 定期的 にがん検診を受ける習慣を持ち 自覚症状がある場合は早期に医療機関を受診する 等 県民が主体的にがん予防に取り組むための環境の整備を進めます 小 中学生や高校生のうちから 食生活 飲酒 喫煙等の生活習慣ががんに及ぼ す影響や が

Microsoft Word - ☆5章1栄養.doc

<4D F736F F F696E74202D DAA8CA7816A F8D E9197BF D8D87816A2E B8CDD8AB B83685D>

2

千葉県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 1 市区町村名 銚子市 2 人口 ( 1) 68,930 人平成 25 年 4 月 1 日現在 ( ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上人口 20,936 人 ( 高齢化率 30.37%) ( ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載

問 4: パートやアルバイトの従業員も特別徴収 ( 給与天引き ) しなければならないのですか? 答 4: パートやアルバイトの従業員であっても 答 3に該当する場合は特別徴収 ( 給与天引き ) しなければなりません ただし 今回の県内一斉実施に当たっては 以下に該当する場合は 当分の間 特別徴収

<4D F736F F D E92B28DB88C8B89CA82CC8A F6F895F8E738F4390B3>

<4D F736F F D FC8D65817A8D4B93638C928D4E5F8C7689E68F912E646F63>

2014/5/31トークセッションプレゼン

1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス

<4D F736F F F696E74202D E9197BF D8D87816A2893C192E88C F4390B38CE3292E >

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

【人間文化】学生の確保の見通し等を記載した書類_170314

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

ライフステージ別に 個人 家庭 地域 企業 行政 それぞれの分野での取組を まとめました 基本施策 1 理解と関心を深めて食育推進 個人 家庭 地域 企業 家族と 食 について話をする 感謝の気持ちを込めて いただきます ごちそうさま を言う よく噛んで味わって食べる 買い物や調理 後片付け等 食事

要綱

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 ) 三重交通健康保険組合 平成 25 年 7 月

平成13-15年度厚生労働科学研究費補助金

島根県およびその周辺地域の地震活動 2018 年 4 月 1 日 ~30 日 [ 概況 ] 今期間 M0.5 以上を観測した地震は 2134 回 (3 月は 237 回 ) でした また 島根県内で震度 1 以上を観測した地震は 48 回でした 9 日 01 時 32 分島根県西部の地震 ( 深さ

A-○

統計トピックスNo.96 登山・ハイキングの状況 -「山の日」にちなんで-

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

中央労働災害防止協会発表

2017_001002

<4D F736F F F696E74202D E690B6817A368C8E3993FA81698BE0816A D89BF95D25F89898F4B90E096BE >

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

(様式第4)

PowerPoint プレゼンテーション

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

NEW版下_健診べんり2016_01-12

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

厚生労働科学研究費補助金 (地域健康危機管理研究事業)

Transcription:

1 効果的な健康づくり施策検討プロジェクト 参加県 (9 県 ) 山形県 福井県 山梨県 長野県 奈良県 鳥取県 島根県 高知県 熊本県 リーダー県 奈良県 政策アドバイザー 東京大学高齢者総合研究機構辻哲夫教授 プロジェクトの内容 我が国では 高齢化の進展により 住民の医療 介護需要が今後益々増加することに伴い 医療 介護従事者や家族の負担増を始め 医療費等社会全体の負担が増加すると予想されます 将来における社会全体の負担を軽減するためには 健康づくり の取組は重要な要素であり 県として 健康づくり を効果的に進めていく必要があります 本プロジェクトでは 健康づくりの 3 つの効果的な手法として 1 統計データの分析 2 ポピュレーションアプローチの実践 3IT の活用を提案していきます 研究会開催状況 第 1 回研究会 ( 平成 22 年 11 月 30 日 ) 第 2 回研究会 ( 平成 23 年 2 月 9 日 ) 第 3 回研究会 ( 平成 23 年 7 月 6 日 ) 第 4 回ふるさと知事会合 ( 中間報告 ) 1 ( 平成 23 年 8 月 3 日 )

効果的な健康づくり施策 の 3 つの手法 2 1 健康づくり施策を推進するためには 手法 1 統計データの分析 エビデンスに基づいた健康づくり施策の推進 なら健康長寿基礎調査 を実施し 健康寿命との関連分析などを行う ( 奈良県 ) 平均自立期間算出プログラム を活用 都道府県別の値を継続的に算出するシステムを H24 年度に構築 ( 島根県 ) P3 2 より多くの人々が 健康づくり を実践するためには 手法 2 ポピュレーションアプローチの実践 ポピュレーションアプローチ : 病気や不健康な人に対してのみならず 健康な方を含めた住民全体への 健康づくり施策 の普及啓発が重要であるという考え方 糖尿病予防の推進 に向け講演会 家族ワークショップの開催 民間産業や商店街との連携 ( 山形県 ) 特定健診受診率向上に向け医療機関との連携を図る ( 山梨県 ) 部局全体で関係機関 団体等に 食育強化キャンペーン への参加協力を依頼 ( 長野県 ) P4 県と後期高齢者医療広域連合が共同し 地域巡回指導 普及啓発事業 を開始 ( 奈良県 ) P5 高知県歯と口の健康づくり実態調査 を実施 この結果を踏まえ むし歯 歯周病等の予防啓発を行う ( 高知県 ) 3 若者の健康づくり意識をどのように醸成するためには 手法 3 IT で健康づくり パソコンや携帯電話を活用して 禁煙やウォーキング等健康づくりの普及啓発を行う みんなで歩こうプロジェクト において チーム部門 個人部門 イベント参加部門を設け幅広く参加者を募る ( 福井県 ) ネットを活用した 禁煙マラソン による禁煙の推進 ( 奈良県 ) P6 ケータイで健康づくりウォーキングシステム を構築 記念ウォーキング大会を開催する ( 鳥取県 ) P7

期間 ( 年 ) 期間 ( 年 ) 島根県における システムによる算出結果の表示 ( 例 ) 平均自立期間要介護者率 : 2010(2010~2010)( 要介護 2~5) 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 島根県 島根県 松江市 松江市 安来市 安来市 雲南市 雲南市 奥出雲町 奥出雲町 飯南町 飯南町 出雲市 出雲市 大田市 大田市 平均自立期間 (65 歳男 ) 川本町 川本町 美郷町 美郷町 平均余命 : 2008_H20(2006 年 ~2010 年 ) 邑南町 浜田市 江津市 平均自立期間 (65 歳女 ) 邑南町 浜田市 江津市 益田市 益田市 津和野町 津和野町 吉賀町 吉賀町 隠岐の島町 隠岐の島町 海士町 海士町 西ノ島町 西ノ島町 知夫村 知夫村 要介護期間 自立期間 ( 島前 ) 要介護期間 自立期間 ( 島前 ) システムメニュー画面 65 歳平均自立期間 人口 要介護者率 : 2010(2010~2010)( 要介護 2~5) 平均余命 : 2008_H20(2006 年 ~2010 年 ) 男 平均余命 自立期間 要介護期間自立期間割合 島根県 18.83 17.11 1.72 90.86 松江圏域 18.81 17.20 1.61 91.45 雲南圏域 19.16 17.50 1.66 91.33 出雲圏域 19.05 17.20 1.85 90.31 大田圏域 18.78 17.12 1.66 91.15 浜田圏域 18.31 16.35 1.96 89.30 益田圏域 18.83 17.22 1.61 91.45 隠岐圏域 18.86 17.07 1.78 90.54 男 平均余命 自立期間 要介護期間自立期間割合 島根県 18.83 17.11 1.72 90.86 松江市 18.83 17.25 1.58 91.59 安来市 18.73 17.04 1.69 90.95 雲南市 19.14 17.40 1.74 90.91 奥出雲町 19.53 18.05 1.49 92.40 飯南町 18.41 16.88 1.52 91.72 出雲市 19.05 17.20 1.85 90.31 大田市 18.58 16.96 1.62 91.28 川本町 19.04 17.31 1.73 90.92 美郷町 18.27 16.53 1.74 90.48 邑南町 19.52 17.85 1.67 91.44 浜田市 18.42 16.48 1.94 89.47 江津市 18.08 16.08 2.00 88.93 益田市 18.79 17.05 1.74 90.74 津和野町 18.85 17.35 1.50 92.03 吉賀町 19.09 17.95 1.14 94.02 隠岐の島町 18.76 16.85 1.91 89.82 海士町 19.10 17.65 1.45 92.40 西ノ島町 19.13 17.23 1.90 90.07 知夫村 18.71 18.37 0.34 98.16 3 既存システムを基盤に 都道府県別健康寿命の算出と分析に関する研究 健康増進計画の評価や健康寿命延伸に向けた取り組みにつなげるため 都道府県別の健康寿命 ( 平均自立期間 平均余命等 ) を継続的に算出するシステムを構築する <23 年度 > (1) 他県から算出に必要なデータの提供を受ける (2) 島根県が開発し 平成 12 年度から運用している 健康指標算出プログラム を使用し 65 歳平均自立期間 平均余命等を算出する <24 年度 > (1) 算出結果の還元 (2 ) 地域差に関連する要因の分析

< 長野県 > 健康長寿ながの食育強化キャンペーン について < 目的 > 健康長寿ながのの実現をめざし 栄養 食生活の課題 3 つにテーマを絞り 関係機関 団体の幅広い協力を得て 食育に関する強化キャンペーンを実施し 広く県民へ普及啓発を図る < 取組のテーマ > 減塩する 野菜 果物を食べる 朝食を食べる < 実施期間 > 平成 23 年度 ~ 24 年度 < 平成 23 年度実績 > 県はキャンペーンの参加を呼びかけた機関 団体 8,658 か所にチラシ ポスターを配布し 普及啓発 県ホームページ プレスリリース マスコミ等利用した PR を実施 様々な給食施設では 給食だよりにキャンペーンのテーマについて掲載 テーマにあわせた献立を提供する等 工夫した取組を実施 保育所 小学校では 参観日に 栄養士がキャンペーンについて講話を実施 食生活改善推進員等の食育ボランティアは 地域で行う講習会等の調理実習で 減塩や野菜たっぷりメニュー 朝食メニューを実施し 具体的実践方法を伝達 長野県栄養士会では 小中学生を対象とした野菜たっぷりメニューのコンテストを実施 事業所等では 従業員にチラシを配布し ポスターを掲示 実施報告提出機関 団体 : 約 700 か所 < 平成 24 年度の取組目標 > キャンペーンに協賛し 県民に向けての具体的な実践活動を行う関係機関 団体 企業数 :800 か所以上 4

< 奈良県 > 地域巡回指導 普及啓発事業 についてー保険者の機能として健康増進を推進ー 健康長寿共同事業実行委員会 県と後期高齢者医療 広域連合が共同で設置 知事が副広域連合長 連携 に就任 (H24.4.1) 市町村 介護予防 検診事業と共催等 歯科医師歯科衛生士栄養士運動指導員 専門人材派遣 地域の実情に合わせて専門人材 指導内容をオーダーメード! 周知 協力依頼等 高齢者の症状に応じた 指導 普及啓発を実施 地域の歯科医師等による健診 指導 口腔診査 ( 義歯 咬合 嚥下状況等 ) 状況に応じ 個別 集団指導 栄養や運動機能に関する指導 啓発 低栄養改善などの栄養指導 転倒予防 脳トレなど 声かけ誘い合わせ 老人クラブ 地域の公民館等 参加促進 実施実績(H23 年度 ) : 12 市町村内 26 回延 581 名参加 大和郡山市 天理市 橿原市 五條市 御所市 宇陀市 田原本町 上牧町 河合町 黒滝村 上北山村 川上村 75 歳以上の参加率 54% 5 自治会 社協等

6 < 奈良県 > 奈良県版禁煙マラソンについて (1) 保健所を通じて各事業所 団体に禁煙マラソンへの参加を募集する ( 1 の対象者のみ ) (2) 参加団体ごとに マラソン開始前 終了時に講習会を開催する ( 1 の対象者のみ ) (3) 禁煙マラソン参加者に ID, パスワードを付与し 登録完了後メール配信がスタートされる (4) 掲示板等のシステムを利用してコミュニティを作り 参加者同士の情報交換や専門家等による支援を行う (5) 禁煙支援期間 3 か月の中で 参加者に対し禁煙状況等のアンケートを実施する ( 1 の対象者のみ ) (6) 禁煙状況調査 禁煙支援利用状況等をまとめ事業評価として報告書を作成する ( 1 の対象者のみ ) 参加者数の報告 結果分析 報告 県 禁煙支援プログラムの実施 参加申込 インターネット禁煙マラソン ( 業務委託 ) 禁煙支援 たばこについての学習 HP で医療相談 掲示板の利用 1 対象者 : 事業所等従業員 H23 年度実績 講習会参加者 (696 人 ) 禁煙マラソン参加者 (48 人 ) ネット支援 直接支援 講習会 アンケート調査等の 参加勧奨 企画調整 組ネみッ合トわ支せ援たと奈直良接県支版援を + H24 年度 奈良県健康長寿応援サイト すこやかネットなら http://www.sukoyakanet.pref.nara.jp からの申込みが可能になります すこやかネットなら からのお申込みは 奈良県在住の方もしくは 奈良県に勤務地のある方に限ります 保健所

< 鳥取県 > ケータイで健康づくりウォーキングシステム とりっぽ ( 歩 ) について 日頃の運動習慣の定着を図るため ケータイで健康づくりウォーキングシステム を H23 年度に構築 市町村推奨コースやウォーキング大会等のコースのほか 利用者独自のコースも登録可能で GPS 機能等を活用し歩行距離を記録 歩行距離年間ランキング上位者にはインセンティブを付与するなど 楽しみながらウォーキングに取り組んでいただく H24 年 4 月 28 日に記念大会を実施 えるざのケータイで健康づくりウォーキング記念大会 の開催 ( 県民が実際にシステムに登録されたコースを歩きながらシステム利用の体験ができる記念ウォーキング大会を開催 ) SUN-IN 未来ウォークにおけるタイアップイベントの実施 ( 県内で最も大きなウォーキング大会 SUN-IN 未来ウォーク を実際にシステムを利用しながら歩いてもらえる大会として実施してもらう ) 7