国内観光復興に向けた取組 3. 来てもらう ( 観光業における風評の払拭 )(4)1 県外からの旅行者の回復に向けた施策 (a) 福島県ならではのコンテンツを発信する これまでの取組内容 日本酒ツーリズム増進事業全国新酒鑑評会で 金賞受賞数が5 年連続で日本一に輝いた 福島県の酒蔵について スタンプ

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はじめに スノーリゾート地域の活性化は 国内外の旅行者がともに減少する冬期の観光振興を進める上で極めて重要であり 観光庁では平成 27 年から スノーリゾート地域の活性化に向けた検討会 を開催し スノーリゾート地域を取り巻く状況の調査 分析等を通じて 本年 4 月に今後の取組の方向性等について最終報

P.1 平成 28 年度タイ市場調査結果 北海道観光成 市場誘客促進事業 ( タイ市場 ) 概要編 公益社団法 北海道観光振興機構

平成 27 年度 観光庁関係 第 1 次補正予算 平成 27 年 12 月 観光庁

東北地域のインバウンドの現状 東北 6 県の外国人延べ宿泊人数の推移 東北 6 県の外国人延べ宿泊数は 震災前の平成 22 年の数値まで回復 東北地域の市場別延べ宿泊人数の推移 平成 27 年 1~11 月の延べ宿泊数は 平成 22 年同期比で台湾は増加 一方 韓国 香港は未だ回復傾向にない 250

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インバウンドプロモーション

資 料

元気です北海道 /Welcome! HOKKAIDO, Japan. キャンペーンについて 1 1 知ってもらう 北海道の秋冬の魅力について国内外へのきめ細かな情報発信 動画制作 現地でのプロモーションの支援 web サイト SNS インフルエンサー等を通じて 観光客の受入には支障はないことや北海道

関経連_事業報告書CS4.indd

Ⅰ 観光振興計画制定の背景 1 観光による地域振興 観光立国推進基本法 に基づき策定された 観光立国推進基本計画 の中で 観光立国の実現は地域経済の活性化 雇用機会の増大 国民の健康の増進 潤いのある豊かな生活環境の創造 国際相互理解の増進等の意義を有するものである と位置づけられています また 東

平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の 累計 100,000 人 112,000 人 52,200 人 4,500 千人 4,700 千人 1,250 千人 1,928 億円 1,997 億円 601 億円 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

第1号議案                         資料-1

第2号議案

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(5) 観光情報センター活動事業 県内の観光情報を内外に提供し 観光客の誘致促進を図る (6) 九州域内対策事業県内観光施設との連携による周遊 再来訪の仕掛け ( 紙媒体でのスタンプラリー レジャーチケットと絡めた企画 ) や WEB を活用した新しい形でのスタンプラリーを展開することで 九州域内か

6光産業振興に向けた現状と課題 ( 東京の魅力の発信と多様な旅行者誘致の展開 ) 東京の旅行地としての魅力を効果の高い手法で海外に発信し その浸透を図ることが重要となっている そのため 国や地域ごとに旅行者の特性に応じた東京の魅力のPRと多様な形での旅行者誘致活動 ( プロモーション ) を進めるこ

2 事業の名称及び内容 : 秋田犬 活用による観光地域づくり推進事業 秋田県 1. 秋田犬の里魅力アップ促進事業 (1) 交通機関や施設の受入体制整備 秋田犬の里 の空の玄関である大館能代空港や大館能代空港リムジンバス アクセス鉄道である秋田内陸線等について 案内の多言語化や秋田犬の車両ラッピング

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Index 1. 東北の現状 2. 業界や企業のこれまでの取組み 3. 観光振興への課題と対応策 4. 結びに 1

昇龍道フ ロシ ェクト 資料 3 昇龍道プロジェクトの 平成 31 年度活動方針 ( 案 ) 2019 年 3 月 8 日第 10 回昇龍道プロジェクト推進協議会

2 おもてなしの推進 本県を訪れた旅行者がやすらぎと感動を覚え 再び訪れたくなる魅力ある地域づくりを進めるため 地域への誇りと愛着に基づくおもてなしを県民総参加により推進します 1 満足度 ( アンケート調査で非常に満足と答えた観光客の割合 ) 45% 以上 2 リピーター率 67% 以上 おもてな

公益目的支出計画実施報告書 29 年度 (2017/4/1 から 2018/3/31 まで ) の概要 1. 公益目的財産額 10,097,432 円 2. 当該事業年度の公益目的収支差額 ((1)+(2) (3)) 10,213,503 円 (1) 前事業年度末日の公益目的収支差額 7,130,4

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

2. 本市の上期観光入込客数について平成 27 年度上期観光入込客数は 総数 377,300 人で 前年の 351,600 人より 25,700 人 7.3% の増となった その内訳として 道内客が 84,900 人で 前年の 94,200 人より 9,300 人 9.9% の減 道外客が 292,

中国韓国シアレーシアランスメリカネガルイツギリスナダ取組 ➀ 英語で通行止め情報をリアルタイム発信別紙 1 外国人ドライバーへのアンケートで 91% が道路の通行規制情報等の提供を重視 北海道地区道路情報 ( 英語サイト ) を開設し 道路の通行規制情報を提供 (PC スマホ) 英語サイトでは 外国

平成17年7月

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平成 30 年度上期観光入込客数状況について Ⅰ. 本市の上期観光入込客数の概要について 平成 30 年度上期観光入込客数は 総数 380,100 人で 前年の 399,700 人より 19,600 人 4.9% の 減となった (1) 道内客 道外客の状況 道内客が 98,200 人で 前年の 9

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域全体が観光で 稼ぐ 仕組みを構築していくため, 県域 DMOに必要な人材の育成 確保 活用 観光地ブランド化や宿泊施設の充実など魅力ある観光地域づくり 県産品の知名度向上や販路拡大による稼げる観光産業の振興 旅行博や訪日旅行商談会におけるPRな

企画書の審査結果表 業務名 : 特定した提案者及び代表者名 : 特定した提案者の住所 : 特定した日 : シンガポールにおけるFIT 向け情報発信事業に関する請負業務株式会社日本旅行九州法人支店支店長石本信二福岡市博多区博多駅前 3 丁目 2 番 1 号平成 29 年 6 月 26 日 企画書の評価

宮城県 ( 以下 県 という ) は, 平成 19 年 3 月に策定した 宮城の将来ビジョン に基づき, 観光を経済波及効果の大きい本県経済の成長のカギと位置づけ, 県民の参加のもと幅広い分野で観光振興施策を実施してきました その間, 平成 20 年に開催した 仙台 宮城デスティネーションキャンペー

観光部 事業報告(案)

度に引き続き中級レベルの接遇研修会を開催するほか 接遇講師を県内各地に派遣する出前 接遇研修会を開催するとともに これまで取り組んできた生産性向上のための観光産業にお ける業務改善の自発的な取り組みを支援する 4 国際観光推進外国人観光客の一層の誘客を図るため 台湾またはアセアン諸国における旅行博等

特定した及び代表者名 : 香港 広州における九州観光説明会及び商談会開催事業に関する請負業務 株式会社 JTB 九州代表取締役社長古田和吉 特定したの住所 : 福岡市中央区長浜 平成 29 年 6 月 27 日 企画書の評価 ( 2 社 ) 株式会社 JTB 九州 A 提案内容の優良性

目次 I. はじめに... 2 II. 観光復興のグランドデザイン 東北の観光復興の基本的な考え方 重視すべき市場 幅広い分野での交流の拡大... 4 III. 東北の観光に係る課題 インバウンドの現状と課題 国内旅行の

業務委託仕様書

Microsoft Word - 仕様書(北関東三県台湾誘客プロモーション業務 )

北海道ドライブ観光促進社会実験 実施結果 1 例N 3を表示凡アプリ利用者の属性 実験期間中 1,211 人の外国人観光客が北海道内でアプリ Drive Hokkaido! を利用 ( 実験期間中の全道の外国人レンタカー貸渡台数 19,543 台の約 6% に相当 ) 国 地域別では香港 シンガポー

マートシティ2020 年に向けた政策展開のポイント 訪都外国人旅行者の更なる誘致を目指し 東京 2020 大会とその先を見据えた戦略的な観光プロモーションを展開 多様な旅行者が安心かつ快適に観光を楽しめるよう 観光案内機能の充実や多言語対応の強化等 受入環境の整備を推進 ナイトライフ観光の取組や地域

のインバウンド事業 取組方針 インバウンドの回復を目指して, ハード ソフト両面で積極的に事業を展開する ハードとしては, 無料公衆無線 LAN(Wi-Fi) の充実や多言語案内板の整備など受入環境の整備促進を図る ソフトとしては, 台湾, 中国, 韓国, 香港を誘客の重点市場として, 現地で開催さ

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

熊本県北インバウンド推進業務委託基本仕様書 1 業務名 熊本県北インバウンド推進業務 2 業務の目的人口減少 少子高齢化が進展する中 観光 は旺盛なインバウンド需要の取込みによって交流人口を拡大させ 地域を活性化させる原動力となるもので 玉名市 山鹿市 菊池市 和水町 ( 以下 4 市町 という )

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域の核となる観光資源のブラッシュアップ等の取組と, その観光資源の魅力を伝える戦略的なプロモーション, 観光客のニーズに応える受入態勢の整備を連動させることにより, 観光客の誘致と周遊促進が一層図るとともに, 観光客の興味を刺激する 広島県の魅力

目的 川越市は 埼玉県の南西部に位置し 新河岸川の舟運や川越街道を通じた江戸との交流により発展してきました 蔵造りの町並みや時の鐘などの歴史的な観光資源に恵まれ 都心からのアクセスも良いことから 毎年多くの観光客が本市を訪れています このような中 本市では 平成 20(2008) 年に 川越市観光振

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( 別途 500 円にて購入可能 ) アンケートにご協力頂いた方の中から抽選で毎月 1 名様に島原のお土産 (10,000 円相当 ) をプレゼント 観光施設への入館や店舗での商品購入でスタンプを集めるとオリジナル缶バッジがもらえるスタンプラリー 販売価格 大人 1,000 円 小人 ( 小学 ~

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○ 訪日外国人旅行者の受け入れ環境整備事業

数値目標 年間観光客入込数 3% 増 ( 東三河地域 ) 現状 21,147 千人目標 21,781 千人オリジナルバスツアー乗車率 75% シャトルバス利用率 55% ( 平成 30 年度利用者合計 576 人 ) 制作したテレビ番組の視聴率各回 5.0% 以上 平成 30 年度の平均視聴率 6.

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事業の目的 ( 新 ) 長崎空港 24 時間化推進事業費 長崎空港の利用拡大を図るため 時間化を推進 新幹線 総合交通対策課予算額 58,784 千円 これまでフライト時間の制約により実現できなかった国際定期便等の誘致を図るため 空港の運用時間を拡大し 24 時間いつでも運航が可能な空港

平成17年

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

NO 事業名 事業区分 8 オーストラリア誘客促進事業 プロモーション強化事業 指標 目標 達成 英語版フェイスブック閲覧者増加数 ファムツアー参加予定者 千人 社.3 千人 社 本県英語版フェイスブックにおいて イベント後の閲覧者数が目標値を上回り 秋田への関心を高める上で効果的であった 旅行会社

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

資料5-2【北陸信越運輸局】150630昇龍道(広域合同有識者懇)

各位 2019 年 1 月 復興庁 新しい東北 交流拡大モデル事業報告会運営事務局 新しい東北 交流拡大モデル事業報告会開催のお知らせ 日頃より 復興庁事業にご理解いただき 厚く御礼申し上げます 復興庁では 東北への外国人旅行者の誘客につながる民間の新たな試みを支援する 新しい東北 交流拡大モデル事

Ⅰ ツーリズムの創造 発展 (1) ツーリズム企画推進事業 平成 30 年度事業計画 ( 案 ) 1 戦略的なツーリズム企画の推進 ( 担当 : 経営 ) ( 担当 : 地域 ) 事業企画委員会やツーリズム戦略会議等のもと 会員相互の連携により事業企画 推進を図るとともに 県や市町村等への事業企画等

PRESS RELEASE Tokyo Otaku Mode Inc. AAE Japan 株式会社 2014 年 8 月 5 日 Tokyo Otaku Mode 観光庁の訪日旅行促進事業に参加 海外の J-POP/ サブカルチャーファン向けに訪日プロモーションを実施 世界最大オンライン旅行サイト

資料 5-2 クールジャパンの推進 平成 27 年 1 月 26 日 総務省

現状 課題 海外の消費者ニーズを踏まえ 更なる高付加価値化を実現すべく 日本産酒類のブランド力と品質を向上させます 国内外で高い評価を受けた 高付加価値な酒類が輸出される傾向にある 今までの傾向を踏まえ 日本産酒類の高付加価値化を進めるとともに 海外において製造されている酒類との差別化を図ることが課

東北観光推進機構の取り組みについて 一般社団法人東北観光推進機構 日本を訪れる外国人旅行者は ここ数年急拡大を続けており 十年前に733万人であった旅行者数が 昨年には2,400万人を超えるまでになっています 国は 観光を低迷する日本経済脱却のための成長戦略 と捉え 官民を挙げた様々な取り組みを行な

第2章マレーシア人海外旅行市場の現状

リサーチ Press Release 報道関係者各位 2015 年 10 月 27 日 アウンコンサルティング株式会社 インバウンド PPC 取組み状況調査台湾 旅行業界編 ~ 日系企業のインバウンド取組み状況は?~ アジア 8 拠点で SEM( 検索エンジンマーケティング ) サービス インターネ

Ⅱ 地域マネジメントの推進 県域版 DMO の機能を効果的に発現するため 商品企画や販売 マーケティング機能などの強化を図るとともに 域内 DMO 組織や観光協会 関係団体等との連携を強化し 県内観光の発展をサポートする (1)DMO 推進事業 1 商品企画 販売機 能の強化 ( 新 ) おんせん県

平成 30 年訪日外客数 出国日本人数 2018 Visitor Arrivals & Japanese Overseas Travelers 日本政府観光局 (JNTO) Japan National Tourism Organization(JNTO) 訪日外客数 Visitor Arrival

北海道復興支援キャンペーン「旅をチカラに!絶品絶景-HOKKAIDO-」を実施!~JR東日本は北海道エリアへの復興支援に取り組みます~


外国人旅行者の受入環境の整備に関する行政評価・監視_参考資料

Beauty & Health (2) コンテンツの件数造成するコンテンツは 以下のようなものを合計 50 件とする コンテンツ候補について その概要を添えて提案すること 1 アクティビティ体験地域ならではのガストロノミー体験コンテンツや 豊富な自然や歴史的な景観を活かしたスポーツ体験 スポーツ観戦

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4-(1)-ウ①

平成 30 年訪日外客数 出国日本人数 2018 Visitor Arrivals & Japanese Overseas Travelers 日本政府観光局 (JNTO) Japan National Tourism Organization(JNTO) 訪日外客数 Visitor Arrival

新潟県の国際観光戦略について 令和元年 5 月 14 日 第 8 回新潟活性化サロン 新潟県観光局国際観光推進課

平成17年7月

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 5-2(3) に記載 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業まち ひと しごと創生寄附活用事業に関連する寄附を行なった法人に対する特例 ( 内閣府 ): A2007 (1) 事業名 : 勝山市まちなか誘客プロジェクト ( 拠点文化財改修

手ぶら観光 に関する制度概要 共通ロゴマークの掲出認定 手ぶら観光 共通ロゴマーク 平成 30 年 3 月末日現在 222 箇所を認定 手ぶら観光共通ロゴマーク認定を受けるメリット 1 共通ロゴマークを掲出して外国人旅行者へ PR が可能 手ぶら観光補助事業 手ぶら観光カウンターの開設 改修費用 設

観光立国の実現に向けた政府の取組 26 年 12 月 観光立国推進基本法を制定 28 年 1 月 観光庁設置 212 年 3 月 観光立国推進基本計画を閣議決定 213 年 6 月 観光立国実現に向けたアクション プログラム策定 7 月 タイ マレーシア向けビザ免除 213 年 12 月 訪日外国人

昇龍道プロジェクトの展開 昇龍道プロジェクトとは 昇龍道ミッションとして地域一体となったプロモーション 平成 24 年 7 月 25~28 日中国市場向け : 上海 杭州 平成 25 年 5 月 13~15 日台湾市場向け : 台北 平成 26 年 2 月 22~26 日タイ市場向け ( 予定 )

平成29年度 ビジット・ジャパン地方連携事業実施方針

< 商談会の様子 > < 国際旅展 > < スマートフォンのアプリ > 2 豪州旅行博出展等による情報発信事業 < セールスシートを活用したプレゼン > オーストラリア シドニーで開催された旅行博に出展し スキー旅行関係者及び一般旅行者に対して東北のスキーリゾートを中心に 温泉 食など東北の冬の魅力

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計

本政府観光局 (JNTO) とは 正式名称 独 政法 組織 国際観光振興機構 ( 国 交通省観光庁所管 ) 通称 本政府観光局 (JNTO) 主な業務 職員 : 105 ( 国内 68 海外 37 ) その他海外現地職員 41 国内 : 本部 ( 東京 ) 海外 : 14 事務所 平成 27 年 4

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Microsoft Word - 【H 現在版】■ガイドラインv8.doc

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5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課


また帯広地域は 十勝地区のバス会社とタクシー会社が連携して 十勝圏二次交通活性化推進協議会 を立ち上げ 路線バスとタクシーで巡る域内観光コースを設定して運用している 十勝地域の公共交通機関を観光地めぐりに活かす試みは 地域公共交通機関の活性化にもつながり 住民にもメリットのある試みであると共に 帯広

02インド

2019 年 1 月 31 日 2019 年 4 月から伊豆エリアにて実施する日本初の観光型 MaaS 実証実験の詳細が決定 - 専用アプリケーション Izuko で国内外観光客の利便性向上と地域活性化を目指します- 東京急行電鉄株式会社東日本旅客鉄道株式会社株式会社ジェイアール東日本企画 東京急行

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

資料 3 高山市における地方誘客に関する取り組み 高山市のインバウンド誘客 ( 戦略 ) のこれまで 訪日外国人旅行者の更なる地方誘客に向けて 岐阜県高山市市長國島芳明 平成 29 年 5 月 16 日 1

平成 25 年 2013 年 2013 加賀市観光 加賀市観光統計 統計 長期推移 大聖寺川 流し舟 舟 片山津温泉 花火大会 山中温泉 鶴仙渓川床 川床 加佐の岬 岬 山代温泉 大田楽 =========================== 目 次 ========================

平成 29 年 1 月 25 日 北海道ドライブ観光パス社会実験 ( 仮称 ) のパートナーを募集! ~ 民間アプリを活用し外国人レンタカー利用者のデータを収集 ~ 北海道開発局では 平成 29 年度に 北海道ドライブ観光パス社会実験 ( 仮称 ) を実施する予定です 今般 スマートフォンのアプリケ

参考資料2:外国人向けの交通サービス状況 | 成田国際空港アクセス交通実態調査

Transcription:

風評払拭 リスクコミュニケーション強化戦略に基づく観光庁の取組 平成 30 年 7 月 5 日 観光庁

国内観光復興に向けた取組 3. 来てもらう ( 観光業における風評の払拭 )(4)1 県外からの旅行者の回復に向けた施策 (a) 福島県ならではのコンテンツを発信する これまでの取組内容 日本酒ツーリズム増進事業全国新酒鑑評会で 金賞受賞数が5 年連続で日本一に輝いた 福島県の酒蔵について スタンプラリーによって周遊の楽しさを付加した企画を展開 これまでは 花 温泉 文化 歴史 日本酒 について各々実施 400,000 300,000 200,000 100,000 周遊企画参加者数推移 ( 人 ) 0 8,951 156,154 370,004 316,604 H25 年 H26 年 H27 年 H28 年 今後の取組内容 日本酒 / 酒蔵 のスタンプラリー冊子に 食 温泉施設 の情報も盛り込んだパンフレットを作成し 現地の観光周遊を促進するための情報発信を実施 観光地ブランド周遊観光推進事業 : 福島県における観光関連復興支援事業 ( 平成 30 年度 ) により実施予定 スノーコンテンツのプロモーション JR 只見線 ( 只見線第一橋梁 ) をプロモーションするための動画作成 紹介するための多言語 HP 作成 オーストラリア観光プロモーション事業 : 東北観光復興対策交付金 ( 平成 30 年度 ) により実施予定 JR 只見線プロモーション事業 : 東北観光復興対策交付金 ( 平成 30 年度 ) により実施予定 平成 30 年も福島県の日本酒は全国新酒鑑評会において金賞受賞数が最多となり 史上初の 6 年連続日本一 1

教育旅行再生に向けた取組 3. 来てもらう ( 観光業における風評の払拭 )(4)2 上記 1 のうち 教育旅行の回復に向けた施策 (a) 東日本大震災前に福島県への教育旅行の実績があった地域 学校への働きかけを行う これまでの取組内容 教育旅行魅力発信強化事業被災地において 最先端研究施設の見学や地元の方々との意見交換等を通じ 対話型で学ぶ教育旅行モニターツアーやその展開 教育旅行モニターツアー年度別実績 校数 ( 人数 ) H28 2(35) H29 6(144) コミュタン福島 ホープツーリズムの代表的なコース J ヴィレッジ モニターツアー参加校が 2 回目以降は自費で実施する傾向が高く 自走している (H28~29:2 校 H29 ~30:3 校 ) 今後の取組内容 実施内容や風景 参加生徒の感想などをまとめた冊子を作成し 震災前に福島県への教育旅行の実績があった地域 学校への配布やキャラバン活動などを支援モニターツアー実施校の生の声や口コミを発信し 新たな地域等での実施校拡大を支援教育旅行の回復を進めるべく 引き続き教育旅行再生に向けたモニターツアーを実施 教育旅行事業 : 福島県における観光関連復興支援事業 ( 平成 30 年度 ) により実施予定 2

東北デスティネーション キャンペーンの実施 3. 来てもらう ( 観光業における風評の払拭 )(4)3 海外からの旅行者の回復に向けた施策 (a) 全世界を対象としたデスティネーションキャンペーンとして 知名度向上のための東北の魅力発信や外国のメディア 旅行業者の招聘等 福島県を含めた東北を対象としたプロモーションを実施する 知名度向上 東北で撮影し 東北観光の魅力を発信 < 平成 29 年度実績 > 韓国 中国 台湾 タイ及び米豪の著名人を東北に招請し 平成 30 年 1 月 ~3 月に CNN SNS 特設サイト等で情報発信 メディア 旅行会社の招請 東北におけるイベント開催時のほか 世界的なイベントの機会を活用した招請やツアー造成を促進 < 平成 29 年度実績 > 雪と文化の世界観光会議 の機会を活用して 海外旅行会社 メディア等計 40 名を山形県を含む東北地方へ招請 招請期間平成 30 年 2 月 1 日 ~7 日 著名人を起用したテーマ別映像を用いた東北地域の訪日プロモーション事業 < インフルエンサー招請 > 豪州におけるメディア インフルエンサーを通じた東北地域の訪日プロモーション事業 < メディア招請 > 等 上記事業にて 海外のインフルエンサー及び現地メディアを裏磐梯や会津武家屋敷等を含む福島県へ招請 ( 戦略を踏まえて強化する取組内容 ) 特に 欧米豪市場からの知名度向上のため 上質な雪が体験できるスノーリゾートや武士道を始めとした伝統文化や歴史について取り上げ CNN 等のグローバルメディアやSNS 等を活用した効果的な情報発信を実施 アジア市場においては これまでの取組により成果が現れつつあるが 主に韓国 香港についてはインバウンド回復が遅れているため これらの市場向け風評被害払拭事業を強化するなど 集中的なプロモーションを実施 送客促進 オンライン旅行会社と連携した東北旅行の情報発信や 販促キャンヘ ーンの実施 東北の空港への新規就航 増便等の機会に販売促進のための共同広告を実施 < 平成 29 年度実績 > 台湾 ( 桃園 ) から花巻 / 山形 / 青森 / 秋田空港へのチャーター便 (14 往復 28 便 ) ( 共同広告期間 9 月 26 日 ~11 月 2 日 ) 裏磐梯猫魔スキー場 全世界的に東北への誘客を強力に促進影響力を持つ人物を起用した映像を 3

観光コンテンツの磨き上げ 発信 ~ スノーリゾート ~ 福島県を含むスノーリゾート地域の活性化に向けた今後の具体的な取組を官民が連携して推進するため 昨年 10 月 6 日 スノーリゾート地域の活性化推進会議 を設置 - 会議では 効果的なプロモーション手法の事例として JNTO 運営費交付金で支援を行った 豪州での旅行博出展及び現地旅行会社と出展自治体による共同セミナー開催の取組について事例紹介 - 東北観光復興対策交付金では 出展への支援 及び 受入環境整備 を実施 両者の相乗効果による福島県への豪州のスキー市場取込に向けた取組を推進 スノーリゾート地域の活性化推進会議 の設置 - アクションプログラムにおける取組内容 - モデル事業のあり方 - その他のスノーリゾート地域の活性化に関する推進方策等 30 年度も引き続き会議を開催し 今後の取組について検討 効果的なプロモーション手法の事例紹介 ~ 現地でのスノーコンテンツの訴求 ~ 豪州市場において 現地の消費者 旅行会社を対象にスノーデスティネーションとしての日本を PR( 福島県からは AIZU SKI AREA がブース出展 ) 1 一般消費者向け旅行博出展 SNOW TRAVEL EXPO 2017 出展 2017/05/21 シドニー 2017/05/28 メルボルン 2 旅行会社向けセミナー JAPAN SNOW&ADVENTURE TRAVEL MART 開催 2017/05/23 シドニー 2017/05/25 メルボルン 3 スノーリゾート紹介パンフレットの刷新 東北観光復興対策交付金を活用した取組内容 オーストラリア観光プロモーション (H28 年度 ) 冬季スキーヤー誘客促進実証事業 デジタルプロモーション事業 現地スキー博出展事業 現地日本博等出展事業 福島県観光 物産セミナー開催事業 外国人向けふくしまファンクラブ参加促進事業 (H29 年度 ) 通信環境整備を活用した豪州スキーヤー誘客実証実験事業 オーストラリア現地スキー博等における観光 PR 事業 ( 左記旅行博 ) 福島県オーストラリアファムトリップ実施事業 (H30 年度 ) 現地スキー博出展事業 現地日本博等出展事業 冬季スキーヤー誘客促進事業 ( 通信フリー促進事業 ) 夏季オーストラリア人誘客促進事業 福島県内のスキー場 :22 カ所 福島県におけるオーストラリアからの宿泊者数 (H28 H29 比 )1 月 :500% 2 月 :673% 4

観光コンテンツの磨き上げ 発信 ~JR 只見線 ~ 近年 台湾を中心に 雪景色 や 紅葉 が外国人観光客の注目を集めている JR 只見線については 平成 23 年 7 月豪雨による被災からの復旧 ( 上下分離による復旧 ) とあわせて沿線地域の資源をキラーコンテンツとして磨き上げることで 福島県さらには東北全体のインバウンド増加につなげる - 東北観光復興対策交付金 : プロモーションによる魅力発信による誘客 - 被災後も JR 東日本が 地域の要望を踏まえつつ 被災していない区間でイベント列車の運行を行うなど 様々な利用促進策を実施 被災区間復旧後の利活用策については 沿線自治体等が平成 30 年 3 月に沿線自治体等が 只見線利活用計画 をとりまとめ 今後 関係者間で協力して 利活用策の具体化を検討 東北観光復興対策交付金を活用した取組 JR 只見線の復旧に向けた取組と利用促進策 復旧に向けた取組 < 参考 : 復旧後の上下分離スキーム > 多言語ウェブサイトの構築 地域資源を盛り込んだプロモーション動画作成 平成 29 年 6 月 19 日 福島県と JR 東日本の間で上下分離方式 ( 右図参照 ) により鉄道復旧することで合意 調査 設計 準備工事等を経て 本年 6 月より鉄道復旧工事を開始 本年 6 月 15 日に行われた起工式の様子 利用促進策の例 ラッピング列車や団体列車の運行 車内誌で奥会津を特集 只見線利活用計画の策定 (H30.3) 沿線自治体等が策定 只見線が日本一の 地方創生路線 として何度でも乗りたい 訪れたいと思える路線 地域となることを目指す 重点プロジェクトとして企画列車運行 車内体験学習等を位置付け 観光客に人気の只見川第一橋梁ビュースポット ( 沿線道の駅 尾瀬街道みしま宿 近傍 ) ( 参考 : 鉄道軌道整備法の一部を改正する法律 平成 30 年 6 月 15 日成立 ) 黒字鉄道事業者の赤字路線に対しても 一定の要件を満たす場合には 鉄道の災害復旧費用に対する助成を可能に 補助割合は 1/4 以内 ( 地域の交通の状況 事業構造の変更による経営の改善等を勘案して特に必要な場合は1/3 以内 ) 5