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Transcription:

バリデーション算出用プログラム Validation-Support/Excel V1.8 の操作方法 第 8.2 版 2013.10.14

目次 1 Validation-Support/Excel について... 3 (1) Validation-Support/Excel の特徴... 3 (2) Validation-Support/Excel の使用方法... 3 (3) 使用上の注意点... 4 (4) 必要システムとマクロの利用方法... 4 (5) 免責 転載 配布について... 4 (6) セキュリティレベルの変更方法... 4 2 各分析シートの使用方法... 6 (1) 各シートの共通仕様... 6 (2) 目次シート... 6 (3) 併行精度シート... 7 (4) 室内精度シート... 8 (5) 正確さの評価シート... 9 (6) 相関分析シート... 11 1 標準主軸回帰... 11 2 Deming 回帰... 11 3 Bootstrap 法... 12 4 Altman の偏差図... 12 (7) 直線性シート... 14 (8) 検出限界と定量限界シート... 15 (9) 特異性 選択性シート... 16 (10) 報告書シート... 17 (11) 参考文献 :... 19 2

1 Validation-Support/Excel について本プログラムは 2011 年に出された日本臨床化学会クオリティマネジメント専門委員会 定量測定法に関するバリデーション指針 に従い Microsoft EXCEL 上でバリデーション関連の計算を容易に行うために開発したものである この指針に記載されていない機能も一部有しているため 定量測定法に関するバリデーション指針 をご確認の上ご使用ください (1) Validation-Support/Excel の特徴特徴としては データ入力と同時に分布型検討用のグラフや散布図等が描かれ グラフを確認しながらデータ処理ができることである これは 平均 標準偏差や回帰などの統計処理は データ集団が正規分布であることを前提としていることから 扱うデータの分布がどのようなものであるのかに注意する必要があるためである 特に 外れ値の混入に気づかずに誤ったデータ処理をしてしまう危険を避ける意味で 得られたデータの分布状況の検討は常に配慮が求められる 2 番目には 各シートには 解説セル があり そのセルにマウスを合わせると実施手順や注意点などが示されるようになっていることである 多くの分析値を間違いなく得られるよう解説している (2) Validation-Support/Excel の使用方法 目次シート の項目にアンダーラインのあるセルは クリックによって目的とするシートへ飛ぶので すぐに入力処理が可能である 各シートには サンプルデータが入っているので このデータを利用して 本ソフトの操作方法に慣れて頂きたい 何れのシートにおいても 青色セル は 入力可能範囲を示し それ以外の部分にはロック ( 保護処理 ) がかけられているので入力できない 青色セル に関しては 桁数の変更 書式の変更 条件付書式の変更および並べ替えは可能である なお 桁数の変更に伴いグラフの桁数も変更される また 各シートには 解説セル があり 各統計処理の方法や注意点が記載されている セルにマウスを合わせることで表示される 3

(3) 使用上の注意点各シートには あらかじめサンプルデータとして各種検討時のデータが入っている 実データを入力する際には 削除してから実行する また 他のシートからのデータコピー時には 編集 形式を選択して張り付け 張り付け方法を 値 として実行すること そのまま貼り付けてしまうと計算式 書式等までが張り付いてしまい 計算やグラフ化が行えなくなる可能性がある また 表入力の際には 空欄のデータがないように左上詰めで入力する なお データの中に数値ではなく 文字が含まれていることがある データの中に全角文字が入っていないか確認してデータ入力処理を行なう ワープロなどで作ったデータは もう一度キーボードから入力することが勧められる マクロボタンを押す際には グラフが選択されていないようにする シート上のセルが選択されていない場合正常な処理が行えない (4) 必要システムとマクロの利用方法基本ソフトウェア : 本ソフトは OSとして Windows XP / Vista / 7 / 8 上の Excel 2007 以降のシステムで動作する (Excel2003 以前のものでは マクロ処理に不具合が生じる ) (5) 免責 転載 配布についてこのソフトウェアを使用しての問題発生に関して 一切責任を問われないものとする また このプログラムはフリーウェアで自由に配布可能である ただし配布時は ファイルを改変しないこと (6) セキュリティレベルの変更方法 本プログラムを使用するためには マクロを有効にする必要がある 以下にその方法を 示す Excel 2007 / 2010 / 2013 では [Microsoft office] ボタンをクリックして [Excel のオプション ] ボタンをクリックする つづいて [ セキュリティセンター ] [ セキュリティセンター ] の設定進み [ マクロの設定 ] 警告を表示してすべてのマクロを無効にする(D) を選択する こうすることで 起動時の選択によってマクロ機能が使えるようになる Validation-Support/Excel 起動時には [ セキュリティの警告マクロを無効にされました ] が表示されるが オプションボタンを押して [ このコンテンツを有効にする ] を選択することで マクロが使用できるようになる ( 図参照 ) 4

Microsoft office ボタン Excel 2007 のセキュリティーレベルの変更方法 起動時の画面 5

2 各分析シートの使用方法 (1) 各シートの共通仕様各シートには サンプルデータが入っている 何れのシートにおいても 青色セル は 入力可能範囲を示し それ以外の部分にはロック ( 保護処理 ) がかけられているので入力はできない 各シートには 解説 セルがあり 各統計処理の方法や注意点が記載されている セルにマウスを合わせることで表示される 極力マクロ処理を行わない方法で作成しているが Excelの使用上の制限からマクロを実施した方が効率的な場合は マクロ処理をしている マクロ処理を必要とするシートは 室内精度の分散分析 正確さの評価の計算及びグラフ化 相関分析シートのブートストラップ 分布型と反復切断法シートの分布型検定と反復切断実行および桁数変更ボタンの 6つがある (2) 目次シート目次シートでは Validation-Support/Excel で実施できるシートの紹介をしている また アンダーラインのあるセルにカーソルを合わせると 各分析方法の手順と解説を見ることができる セルの中でクリックすると目的のシートへハイパーリンクで飛ぶ機能もある シートの解説では 実施手順の順で解説を行う コメントの表示 6

(3) 併行精度シート併行精度は 従来同時再現性と言われていたものである 同一の方法 装置 オペレータで短時間のうちに測定を行った結果を入力する このシートでは数値だけの処理による解析間違いを避ける意味で ヒストグラムを作成するようになっている 30 例程のデータで分布を把握することは困難であるが 外れ値などの結果に大きく影響するデータの把握は可能である 併行精度は 測定法の精度の中で最も小さな値となるものであることから 以下に示す範囲以内であることが要求される 日本臨床化学会で定めた評価法 ( 許容誤差限界シート参照 ) 併行精度 CV(%) が 許容誤差限界シート の CVA (%) 以下であること試料濃度が基準範囲を超えて異常高値の場合は 5% を上限とする 低濃度 ( 低活性 ) 域の試料に置いては 許容誤差限界シート を参照 タイトル入力欄 解説セル データ入力欄 階級数入力欄 ヒストグラム表示 ( 曲線は正規分布の理論曲線を示す ) 7

(4) 室内精度シート ( シートは 3 種類の濃度に対応するため 3 つ用意している ) このシートは 長期安定な管理試料を用いて室内再現精度 ( 日間変動と日内変動 ) の評価と日常 精度管理データからの日常検査の 不確かさ 算出を行うためのものである 解析には分散分析法 を用い 日内変動と日間変動 ( 純日間変動 ) を分離して それぞれの精度を確認することができる 日常測定しているコントロール血清を解説に従い測定し 2 重測定値を入力後 [ 分散分析 ] ボタ ンを押すことによって 分散分析結果 グラフ化および結果判定を行う 結果の解釈 1 偏差平方和に赤字がある場合は 日内データに大きなバラツキがないかを確認 2 分散分析の P 値の判定結果から 日内変動と日間変動の関係を検定し 有意な 日間差の存在を確認する (F 検定で日差変動 < 日内変動の判定の場合は 日間 差変動は 0.00 とする ) 3 日本臨床化学会で定めた評価法に従い評価する ( 許容誤差限界シート参照 ) 室内精度の日内変動と日間変動が 許容誤差限界シート の表の CVA (%) と比 較して それ以下であること 試料濃度が基準範囲を超えて異常高値の場合は 5% を上限とする 低濃度 ( 低活性 ) 域の試料に置いては 表を参照 日内個体内変動が大きい項目 (TG,Fe など ) の判定には注意する 例題では 日内変動と日間変動の両誤差変動が認められた例である 日間差よりも日内差の 方が大きい結果であった 日内の測定に与える影響因子の見直しが必要な事例である ( この 例では冷蔵保存による管理試料の劣化が考えられた ) 日内変動は大きいものの 総合変動係数は 2.4% と基準を満たしている また コントロールに 記載されている拡張不確かさから 日常検査の不確かさは 7.27% であった 偏差平方和欄 日内変動 CV(%) と純日間変動 CV(%) 総合変動係数 F 検定による日内変動と日間変動の分散分析検定結果 室内再現精度グラフ 管理試料の表示値の入力 日常検査における拡張不確かさの結果 8

(5) 正確さの評価シートこのシートでは標準物質を測定し 表示値との比較を行う 8 種類までの標準物質 ( または標準物質の希釈試料 ) に対して評価を行うことが可能である 解説を確認して試料の準備 測定を行い 標準物質の表示値 拡張不確かさおよび測定結果を入力後 [ 計算およびグラフ化ボタン ] を押すことで 計算結果の表示とグラフ化が自動的に行われる 1 濃度のみの場合は 標準物質の認証値が平均値の 95% 信頼限界が収まっているかを評価する 信頼区間から外れた場合には 各測定値がバイアスの上限 5%(Na Cl 2mmol/L) 以内であれば良好と見なせる 3 種類以上の濃度の血清標準物質が得られる場合は 1 濃度の場合と同じく各濃度について評価し 比例系統誤差 一定系統誤差の検定結果を確認する また 医学的意志決定濃度については バイアスの上限 5%(Na Cl 2mmol/L) や許容限界シートを参照の上 判断を行い 正確性について判定する 結果の解釈 1 差のプロットが測定値の平均値の大きさにかかわらず ほぼ一様であることを確認する 2 極端に大きな差がある測定値は 外れ値ではないかを検討する 3 平均値の 95% 信頼区間に認証値が含まれているか否か また ( 測定値 - 目標値 ) を正確さの許容誤差限界 BA (%) と比較する BA (%) は個体内生理的変動 (CVI ) と個体間生理的変動 (CVG ) から求めた総変動の 1/4 以下と定められている < + 4 9

この例は Na について電解質の二次標準物質 (ISE CRS) を用いた検討結果である 認証値と測定値の平均値の 95% 信頼区間を評価グラフより確認することができる 検定結果では比例系統誤差 一定系統誤差も認められている バラツキに関しては 標準化残差グラフより極端値は認められない 差のグラフを見ると 濃度が高くなるにつれて低値傾向が読み取れる 臨床化学会が示した Na の許容誤差限界 BA (%) は 0.3% または 2mmol/L であることから 各濃度の許容誤差限界は次のようになる 低濃度試料 127.7mmol/L 0.3%=0.38 mmol/l 中濃度試料 141.3 mmol/l 0.3%=0.42 mmol/l または 2mmol/L 高濃度試料 156.5 mmol/l 0.3%=0.47 mmol/l この中で高濃度試料の Na の平均値が許容誤差限界を超えていたことから 測定値に偏り があると見なせる したがって 測定結果の偏りを修正する必要性があると考えられる 標準物質の表示値 標準物質の拡張不確かさ 測定結果 標準化残差 差および回帰グラフ表示 ( 軸オフ ションの変更可能 ) 比例系統誤差 一定系統誤差の検定結果の表示 標準物質の認証値に対する拡張不確かさと測定値の平均値の 95% 信頼区間を評価するグラフ 回帰式からの偏り Syx の算出結果 10

(6) 相関分析シートこのシートは 正確さの評価の一つである多数の患者試料を用いた比較対照法との比較評価の行うためのものである 単に比較評価だけでなく 相関分析 回帰分析 ( 直線回帰 Deming の回帰 標準主軸回帰 ) および Mahalanobis 等確率楕円をグラフ表示する機能がある 特に方法間比較では基本的に従来からある直線回帰 ( 最小二乗法 ) は 前提条件として説明変数側に誤差がなく 回帰の周りデータ分布が正規分布であるしており 方法間比較のような x 軸 y 軸ともに誤差が基本的にあるデータに関して使用すべきではない したがって線形関係式である Deming の回帰 標準主軸回帰を使用して処理ができるようにしている また 2 群データを同時に作画することも可能であるため 2 種類の検討や濃度別の検討に利用できる 1 標準主軸回帰標準主軸回帰 (standard major axis regression) は 次式で表され 幾何平均回帰 (metric mean regression) とも呼ばれる この直線の特性として 常に等確率楕円長軸に一致することと 変数 xと変数 yの計測尺度の違いに対して頑強であることである 散布図上および視覚的にも両変数を平等に扱った関係式として理解しやすいものである = = S = (y y) S = (x x) a = y (b x) 2 Deming 回帰 Deming 回帰は 各点の x 軸方向の計測誤差 e x と y 軸方向の計測誤差 e y の間に差があるとして 次式の誤差分散比 λで補正して ( 誤差の少ないほうの変数によりウェイトを置いて ) 回帰式に対する標準偏差 s d が最小となるように回帰直線を求める 技術的誤差に関しては ランダマイズ 2 回測定法などから算出する = ( 各点の y 成分の技術誤差 ) ( 各点の x 成分の技術誤差 ) = = + ( ) + 4 2 11

3 Bootstrap 法関係式における傾き bと切片 aの信頼区間を推定する方法としては Bootstrap 法を採用する これは 患者検体を使用する場合 分布に正規分布を仮定することが難しいため 分布型によらない推定量を得るため使用するものである Bootstrap 法による 95% 信頼区間を求めるためには シートの上部にあるブートストラップ計算ボタンを押すことで得られる なお 乱数を使用して計算するものであるため 計算する度に多少異なるデータとなる 4 Altman の偏差図 このシートでは Altman の偏差図の表示機能もある Altman の偏差図は 2 つの測定値 の差が 測定系全体としてどうなっているかを作図によって評価するものである この例は 標準物質がない項目であるため 従来法との比較を行った例である 相関係数が r = 0.950 以下のような場合は 直線回帰式と線形関係式 (Deming 回帰 標準主軸回帰 ) に違いが認められるが ブートストラップによる 95% 信頼区間からすると有意な差は認められない また 低濃度域と高濃度域で直線性が異なっていることから 低濃度域と高濃度域を分けて解析を行った 従来法ではこの検査項目は 濃度が 8U 以上になると自動希釈が行われるシステムであることから 低濃度領域の第 1 群と高濃度領域の第 2 群との間で回帰式に違いが認められた Altman の偏差図では 値が大きくなるに従ってバラツキが大きくなっていることがうかがえる 標準偏差のガイド線は 0を含んでおり相加誤差は無いと思われるが バラツキが大きいためにこのような結果となったことも考えられる また 傾きは認められないので相乗誤差は無いと思われる 12

試薬名の入力 ブートストラップボタンを押すことで 線形回帰式の信頼区間が求められる 相関係数の表示 階級数の入力ヒストグラムに反映される λ の入力欄 測定結果の入力 標準主軸回帰 Deming 回帰 散布図とヒストク ラム データに変更が加えられた場合 にこのボタンを押して再計算 Altman の偏差図の判定法中心線からのバラツキが小さいほど 方法間の差が小さいと判断相加誤差がある場合は 中心線が0から偏り (95% 信頼区間に 0が含まれない ) 相乗誤差がある場合は 傾きのある図に 13

(7) 直線性シートこのシートは 直線範囲を評評価するためのシートである 多くの測定項目で高高濃度になると直線性が保たれなくなり低値に測定定されるため その限界を求めるために使用する 解説に従って高濃度試料の希釈系列を作り ( できれば複数回希釈系列を作成する ) 複数回測定してその被検試料理論論値と測定値を入力する 直線回帰式の傾きと切片が算出されグラフ化されると同時に直線線性を評価する分散分析表が作成される 結果は P < 0.001(0.1%) の場合に 直線性が認められない と判定する この例は CRPの直線性範範囲を求めたものである 2 回希釈系列を作成し 2 重測定を行い計 4 回の測定結果を得た 理論値および測定値を入力すると自動的にグラフ化および計算結果が得られる 作成されたグラフから極端値の存在や入力間違いなどをチェックする また グラフの実測値の平均均値 ( 黒 ) と予測式 ( 赤 ) からその一致度を確確認する 分散分析表では 残差分散散と準誤差分散の比からの F 統計量より有意確確率 0.0008 で 直線性が認められない 結果となったことから 最高濃度のデータすべてを削除し 再度有意確率をみると 0.4261 となったことから直線範囲を 0.0~32.0mg/dL とした 希釈系列の理論値を入力する 測定定結果を入力する 希釈系列を作成するためのサポートデータ 低値試料の濃度とと高値試料の濃度を入れると理論濃濃度が表示される ( この例では利用していない ) 回帰帰グラフの表示 直線線性の判定結果の表示 回帰式と分散分分析の結果が表示される 14

(8) 検出限界と定量限界シート このシートは 高感度測定が要求される免疫関連物質などの検出限界 (LoD: Limit of Detection) と定量限界 (LoQ: Limit of Quantitation) を求めるためのものである 検出限界 (LoD) は 被験物質を含まない検体を用いてブランク上限 (LoB: Limit of Blank) を求め 検出限界 (LoD) に近いと推定される濃度の検体を使用して算出した合成標準偏差 と合わせることによって計算される 定量限界 (LoQ) は 定量限界に近い濃度の試料を複数用意し 5 回程度の反復測定を実 施して回帰曲線を求め 許容限界 CV(10% 20% または任意 %) の点から推定する この例は CRP の LoD と LoQ を求めた事例である LoD は パラメトリックとノンパ ラメトリックとも同等な値で 0.0074 と推定できる LoQ は CV10% 点を採用すると 0.017 と考えられる LoD LoQ ともに外れ値の影響を大きく受けるため注意が必要である 詳細については 日本臨床化学会クオリティマネジメント専門委員会 : 定量分析法にお ける検出限界および定量限界の評価法 臨床化学 35:280-294 2006 を参照 パラメトリックとノンパラメトリックで推定した LoB の表示 ブランク値の分布をヒストグラムで表示 階級数の入力ヒストグラムに反映される LoB と LoD の関係を表すグラフ 青線の中央値が LoD となる パラメトリックとノンパラメトリックで推定した LoD の表示 CV10% 点と CV20% 点および任意の % 点の LoD の表示 各濃度の CV% 点と回帰曲線グラフ 15

(9) 特異性 選択性シート 測定への影響物質の影響度を見るためのシ - トである 影響物質の濃度と測定結果を入 力すると自動的に変化率 (%) と測定値がグラフ化される この例では ヘモグロビン添加濃度が 200mg/dL 以上のとき変化率が 10% を超えている ことから 許容範囲は 150mg/dL とする なお許容範囲は その項目の臨床的重要性や生 理的変動などによって変わる 解説セル 測定結果 影響物質の濃度 目標値に対する変化率を示す 10% 以上の変化があると赤字表示 16

(10) 報告書シートこのシートは これまで行ってきた検討をまとめたものである 精度 真度 正確さ 検出限界と定量限界 直線性 特異性選択性をまとめて表示することで これまでの検討結果の把握が容易となる このシートには ロックがかかっていないので 書式やレイアウト等の変更が自由に行えるようになっている 17

18

(11) 参考文献 : 1) 市原清志 : 臨床検査の分析能の比較評価法. 臨床化学 Vol.27, No.1, 21-49, 1998. 2) 細萱茂美 : 直線性の評価と試料希釈誤差補正法. 検査と技術 Vol.28, No.2, 131-134, 2000. 3) 細萱茂実, 尾崎由基男 : トレーサビリティーと不確かさの概念. 臨床検査増刊号 Vol.49, No.12, 1283-1288, 2005. 4) 細萱茂美, 尾崎由基男 : 一要因分散分析と精密度の正しい推定法. 臨床検査増刊号 Vol.49, No.12, 1289-1292, 2005. 5) 細萱茂美, 市原清志 : 検出限界と定量限界の設定法. 臨床検査増刊号 Vol.49, No.12, 1307-1312, 2005. 6) 市原清志 : 臨床検査の方法間比較. 臨床検査増刊号 Vol.49, No.12, 1315-1326, 2005. 7) 山本慶和, 細萱茂実, 桑克彦, 大沢進, 高木康 : 定量測定法に関するバリデーション指針. 臨床化学 Vol.40, No. 2, 149-157 19