概要 2 1. エアコン 冷蔵庫 冷凍庫及び洗濯機 衣類乾燥機については 経過年数の推移に 過去と比較して特に変化は見られない ワイブル平均が最も大きい品目は冷蔵庫 冷凍庫 (15.8 年 ) 最も小さい品目は洗濯機 衣類乾燥機 (11.7 年 ) で 両者の差は 4.1 年となった ワイブル平均の

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目次 1. 指定引取場所の適正配置原則について 2.A B 両グループの指定引取場所の現状について 3. 指定引取場所の A B 共有化のメリットについて 4. 指定引取場所の A B 共有化に伴う統合のメリットについて 5. 指定引取場所の A B 共有化 統合について留意すべき点 6. 離島にお

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度 使用済家電 4 品目の経過年数等調査 216 年 5 月 みずほ情報総研株式会社

概要 2 1. エアコン 冷蔵庫 冷凍庫及び洗濯機 衣類乾燥機については 経過年数の推移に 過去と比較して特に変化は見られない ワイブル平均が最も大きい品目は冷蔵庫 冷凍庫 (15.8 年 ) 最も小さい品目は洗濯機 衣類乾燥機 (11.7 年 ) で 両者の差は 4.1 年となった ワイブル平均の大きさは 冷蔵庫 冷凍庫は増加傾向 エアコンは減少傾向にあり 洗濯機 衣類乾燥機には顕著な傾向は見られず 共通する動きが見られない 洗濯機は 種類別に差が見られるので 今後は種類別に重きを置いた調査 分析も検討する必要がある なお ブラウン管テレビは既に製造を終え またケーブルテレビのアナデジ変換も終了したことから 故障等による排出を前提としたワイブル分布に基づく分析には馴染まないため 分析を終了した また 液晶 プラズマ式テレビは 発売後の経過期間が短いため ワイブル分布に基づく分析を実施するに足るデータが得られていない 2. エアコン 冷蔵庫 冷凍庫及び洗濯機 衣類乾燥機についての H32 年度までの排出台数推計を行ったところ H27 年度からの増減は エアコンが約 4% 増 冷蔵庫 冷凍庫が約 2% 減 洗濯機 衣類乾燥機はほぼ横ばいとの結果となった 3. ブラウン管テレビの H28~H32 年度の総排出台数推計は 1,75 万台となった (@215 万台 / 年 )

調査内容 3 本調査は家電リサイクルにおける使用済家電 4 品目の平均排出年数 ( ワイブル平均 ) 1) 排出台数 2) 回収台数 3) 回収率 4) 等の基礎的な知見を得ることを目的とし 度より継続して実施されている 具体的には 使用済家電 4 品目について 以下の推計を実施している (1) 実績の推計 1 排出分布 ワイブル平均 平成 28 年 1 月において 家電リサイクル法の下で再商品化等実施者がリサイクルプラントで回収した使用済家電 4 品目の経過年数をサンプル調査により取得する ( サンプル数はAグループ Bグループのリサイクルプラントで同数とする ) このサンプルの経過年数と出荷台数( 統計値 ) より 排出分布 ( ワイブル分布を仮定した経過年数別の排出率 5) 及びワイブル平均を推計する 2 排出台数 回収率 排出分布と出荷台数より排出台数を推計し 排出台数と回収台数より回収率を推定する (2) 将来推計 ( 排出台数 回収台数 ) (1)1で推定した排出分布を所与とし 将来の出荷台数 回収率を想定した上で 将来( 平成 32 年度まで ) の使用済家電製品の排出台数及び回収台数を推計する 1) 平均排出年数 : 製品が製造されてから排出されるまでの平均的な経過年数 本調査では排出分布として仮定するワイブル分布の平均値で定義していることから過年度調査において ワイブル平均 と記してきたため 本資料でも以後はワイブル平均と記す 2) 排出台数 : 出荷から一定期間が経過した後に排出される使用済家電の台数 統計的な捕捉は不可 3) 回収台数 : 再商品化等実施者が運営するリサイクルプラントで回収された使用済家電の台数 4) 回収率 : 回収台数 排出台数 1 5) 排出率 : 経過年 t 年の排出率 = 経過年数 t 年の排出台数 t 年前の出荷台数

調査内容 4 (3) サンプル数本調査で利用したサンプル数は以下の通り エアコン ブラウン管式テレビ 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 液晶 プラズマ式テレビ Aグループ 53 259 529 15 53 Bグループ 53 26 53 1371 53 合計 16 519 159 2421 16 サンプル数は 原則として グループ別で同数としたが 洗濯機 衣類乾燥機についてはタイプ別の分析を実施するため B グループで取得したサンプルの全数を利用した 本調査の推計においては 使用済家電 4 品目は 出荷後 4 年以内にすべて廃棄されるものと仮定するため ブラウン管の A グループについては 1973 年製造の 1 サンプルを除いている 液晶 プラズマ式テレビについては A グループの 1 サンプルが 1995 年製のものであったが この年の出荷台数が ( 四捨五入の結果 となっている ) のため 推計時には除外している

品目別の推計項目 5 品目 (1) 実績の推計 (H13~H15 H17~H27) 排出分布 ワイブル平均 排出台数 回収率 (2) 将来推計 (H28~H32) 排出台数 回収台数 (1)(2) の排出台数推計時に仮定する排出分布 エアコン (A) 冷蔵庫 冷凍庫 (A) 洗濯機 衣類乾燥機 (A) 斜めドラム式洗濯機 (B) H13~H18 (A) ブラウン管式テレビ H19~ 液晶 プラズマ式テレビ 以下の 2 ケースで推計 洗濯機 衣類乾燥機のもの 斜めドラム式洗濯機のもの ブラウン管式テレビ (H18) のもの ブラウン管式テレビ (H18) のもの ( 注 ) : 実施 : 参考扱い : 推計不可 括弧内は推計方法 (27 ページ以降を参照 )

前年調査からの変更点 6 (1) 排出率に対する経過年数の変更 サンプル調査期間において 例えば製造年が 215 年 1 月 ~215 年 12 月の製品の排出率に対応する経過年数は 1. に ( 前年調査では.5 としていた ) 214 年 1 月 ~214 年 12 月の排出率に対応する経過年数を 2. に ( 前年調査では 1.5 としていた ) 修正した 過去データについても 遡及して修正した 結果として 排出分布が経過年数軸上を概ね.5 年右に平行移動し ワイブル平均も概ね.5 年増加した (2) 将来推計方法の変更 昨年度までは 出荷台数の予測を外生的に設定し 保有台数と排出台数を内生的に計算していた 今年度は 保有台数の予測を外生的に設定し 出荷台数と排出台数を内生的に計算した

実績の推計

ワイブル平均の推計結果 ( 度 ) 8 品目サンプル平均 ( 年 ) ワイブル平均 ( 年 ) ( 平均排出年数 ) 形状変数 エアコン 15.2(4.6) 15.3(4.7) 3.7 冷蔵庫 冷凍庫 15.9(6.9) 15.8(6.9) 2.5 洗濯機 衣類乾燥機 11.9(5.8) 11.7(5.6) 2.2 斜めドラム式洗濯機 8.5(2.8) < 9.2(2.8)> < 3.7 > ブラウン管式テレビ 16.3(5.) 13.6(5.6) 2.6 液晶 プラズマ式テレビ 8.4(2.5) ー ー ( 注 ) 括弧内は標準偏差 < > は参考値 ブラウン管式テレビの排出分布はH18 年度のもの

排出分布の推計結果 ( 度 ) 9 1.% 9.% 8.% エアコン 1.% 9.% 8.% 冷蔵庫 冷凍庫 7.% 7.% 排出率 6.% 5.% 4.% 排出率 6.% 5.% 4.% 3.% 3.% 2.% 2.% 1.% 1.%.% 1.% 9.% 8.% 7.% 5 1 15 2 25 3 35 4 経過年数 ブラウン管式テレビ.% 5 1 15 2 25 3 35 4 経過年数洗濯機 衣類乾燥機 1.% 9.% 8.% 7.% 排出率 6.% 5.% 4.% 3.% 2.% 1.%.% 5 1 15 2 25 3 35 4 経過年数 ブラウン管式テレビの排出分布は H18 年度のもの 排出率 6.% 5.% 4.% 3.% 2.% 1.%.% 5 1 15 2 25 3 35 4 経過年数

ワイブル平均 サンプル平均の経年変化 ( エアコン ) 1 エアコンのワイブル平均は減少傾向にある 17. 16.5 16. 15.5 15. 14.5 14. 13.5 16.8 16.3 16.2 15.8 15.8 ワイブル平均 16.8 16.1 15.5 y = -.782x + 17.52 R² =.3741 15.6 15.5 15.8 16.6 15.3 14.9 17. 16.5 16. 15.5 15. 14.5 14. 13.5 17. 14.7 14.5 14.4 16.5 16.8 16.3 16.2 16. 15.5 15. 14.7 14.5 14.4 14.5 14. 13.5 14.5 15.8 14.5 14.6 サンプル平均 y =.683x + 13.578 R² =.416 14.6 15.4 15.1 15.8 15.4 16.8 16.1 14.9 15. 15.4 15. 15.5 15.6 15.5 15.8 15.4 15.1 14.9 15. 15. 16.6 16.2 16.2 14.7 14.7 15.2 サンプル平均とワイブル平均の比較 サンプル平均 ワイブル平均 15.3 14.9 15.2

ワイブル平均 サンプル平均の経年変化 ( 冷蔵庫 冷凍庫 ) 11 冷蔵庫 冷凍庫はワイブル平均は増加傾向にある 17. 16.5 16. 15.5 15. 14.5 14. 13.5 13. 14.2 14.5 15.1 15.6 15.9 ワイブル平均 16.1 15.3 15.9 y =.111x + 13.542 R² =.5271 16.1 16.1 15.5 15.8 16.4 15.8 17. 16.5 16. 15.5 15. 14.5 14. 14. 14.2 13.5 13. y =.1318x + 12.722 R² =.7787 14.8 15.3 15.5 15.7 15.1 15.5 15.9 16. 15.5 16.4 15.9 15.9 17. サンプル平均 15.9 16.1 15.9 16.1 16.4 16.5 ワイブル平均 16.1 15.8 15.8 16. 15.6 15.5 16.4 15.3 15.5 15.1 15.3 15.5 15.7 15.9 16. 15.9 15.9 15. 15.5 15.5 14.5 14.2 15.1 14.5 14.8 14. 14.2 14. 13.5 13. サンプル平均 サンプル平均とワイブル平均の比較

ワイブル平均 サンプル平均の経年変化 ( 洗濯機 衣類乾燥機 ) 12 洗濯機 衣類乾燥機のワイブル平均は横ばいである 14. 13.5 13. 12.5 12. 11.5 11. 1.5 1. 12.3 12. 11.7 11.7 12.2 ワイブル平均 12.3 12.1 12.1 12.5 12.1 y = -.156x + 12.32 R² =.683 11.8 12.1 11.6 11.7 14. 13.5 13. 12.5 12. 11.5 11. 1.5 1. 14. 13.5 y =.144x + 11.897 R² =.424 12.4 12.5 12.1 11.9 11.7 11.8 12.3 12.4 12.8 13. ワイブル平均 12.8 12.5 12.5 12.3 12.4 12.3 12.4 11.9 12. 12.1 11.7 11.8 12.2 12.3 12.5 12. 12.1 12.1 11.5 11.7 11.7 11. 1.5 1. サンプル平均 12.3 12.1 12.4 11.8 11.9 サンプル平均とワイブル平均の比較 サンプル平均 12.3 12.1 12.4 11.811.9 12.1 12.1 11.8 11.611.7

ワイブル平均 サンプル平均の経年変化 ( ブラウン管式テレビ ) 13 ブラウン管式テレビは地上アナログ放送の停波の影響を受けて出荷が終了しており 以降は分析に必要なデータが揃わないため 推計を行っていない なお サンプル平均は P.293 の状況にあるため伸びている 16.5 15.5 14.5 13.4 13.3 13.5 12.5 11.5 1.5 9.5 13.1 13.4 ワイブル平均 13.6 y =.565x + 12.59 R² =.487 16.5 15.5 14.5 13.2 13.1 13.5 13. 12.5 11.5 1.5 9.5 17.5 16.5 15.5 サンプル平均 y =.197x + 9.816 R² =.5379 13.4 13.5 13.1 12.7 12.5 13. 13.7 14.6 15.6 15.5 16.3 サンプル平均とワイブル平均の比較 14.5 13.7 13.4 13.3 13.4 13.1 13.6 13.1 13.5 13. 12.7 13.2 13.4 13.5 12.5 12.5 13.113. 11.5 1.5 9.5 サンプル平均 ワイブル平均 14.6 16.3 15.6 15.5

ワイブル平均 サンプル平均の経年変化 ( 液晶 プラズマ式テレビ ) 14 液晶 プラズマ式テレビは 発売後の経過期間が短く 分析に足るデータが得られておらず 排出分布及びワイブル平均の推計を実施していないため サンプル平均のみを示す ( サンプルの経過年数調査は以降から実施 ) 12. 1. 8. 6. 4. 2. サンプル平均 y =.3979x - 2.476 R² =.9476 5.9 6.6 6.4 7. 7.6 7.7 8.4.

ワイブル平均の経年変化 15 ワイブル平均の大きさは 以降ではエアコンと冷蔵庫 冷凍庫が 16 年程度 洗濯機 衣類乾燥機が 12 年程度である 冷蔵庫 冷凍庫は増加傾向 エアコンは減少傾向にあり 洗濯機 衣類乾燥機には顕著な傾向は見られず 共通する動きは見られない 18. 17. 16. エコポイント制度実施期間 ( エアコン 冷蔵庫が対象 ) 消費税 8% 増税 ワイブル平均 15. 14. 13. 12. 11. 1. 平成 12 年 エアコン冷蔵庫 冷凍庫洗濯機 衣類乾燥機ブラウン管式テレビ

排出台数と回収率 ( エアコン ) 16 エアコンの排出台数は 過去の出荷台数の増加トレンドの影響により 増加トレンドにある 度の回収台数の増加は 5 月 ~ 3 月まで実施されたエコポイント制度の影響 度のそれは 4 月に実施された消費税増税前の駆け込み需要の影響と考えられる 1, エコポイント制度実施期間 消費税 8% 増税 1% 9, 9% 8, 8% 7, 7% 6, 5, 4, 3, 3% 34% 31% 33% 35% 31% 32% 31% 33% 47% 35% 34% 43% 6% 5% 31% 33% 4% 3% 2, 2% 1, 1% % 平成 12 年 台数 ( 千台 ) 出荷台数回収台数排出台数回収率

排出台数と回収率 ( 冷蔵庫 冷凍庫 ) 17 冷蔵庫 冷凍庫の排出台数は大きな変化は見られない 度の回収台数の増加は 5 月 ~ 3 月まで実施されたエコポイント制度の影響 度のそれは 4 月に実施された消費税増税前の駆け込み需要の影響と考えられる 6, エコポイント制度実施期間 1% 消費税 8% 増税 9% 5, 4, 3, 52% 6% 62% 65% 64% 61% 6% 59% 65% 73% 61% 62% 73% 8% 7% 6% 6% 6% 5% 4% 2, 3% 1, 2% 1% % 平成 12 年 台数 ( 千台 ) 出荷台数回収台数排出台数回収率

排出台数と回収率 ( 洗濯機 衣類乾燥機 ) 18 洗濯機 衣類乾燥機は排出台数は大きな変化は見られない 度の回収台数の増加は 4 月に実施された消費税増税前の駆け込み需要の影響と考えられる 6, 5, 75% 9% 8% 消費税 8% 増税 1% 4, 3, 39% 49% 53% 56% 59% 59% 58% 57% 63% 64% 65% 65% 66% 66% 7% 6% 5% 4% 2, 3% 1, 2% 1% % 平成 12 年 台数 ( 千台 ) 出荷台数回収台数排出台数回収率

排出台数と回収台数 ( 斜めドラム式洗濯機 ) 19 斜めドラム式洗濯機の排出台数は急速に増加 度は 3 万台 ~6 万台程度と推定される 斜めドラム式洗濯機の回収率が洗濯機 衣類乾燥機全体と同程度であると仮定すると 回収台数は度に 2 万台 ~4 万台程度と推定される 方式 A 洗濯機 衣類乾燥機の排出分布 ( 度のワイブル平均は 11.7 年 ) に基づく推計 8 1% 方式 B 斜めドラム式洗濯機の排出分布 ( 度のワイブル平均は 9.2 年 ) に基づく推計 8 1% 台数 ( 千台 ) 7 6 5 4 3 2 1 56% 59% 59% 58% 57% 63% 64% 65% 65% 75% 9% 8% 66% 66% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% 台数 ( 千台 ) 7 6 556% 59% 59% 58% 57% 4 3 2 1 63% 64% 65% 65% 75% 9% 8% 66% 66% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % % 出荷台数回収台数排出台数回収率 出荷台数回収台数排出台数回収率 ( 注 1) 方式 A と方式 B の推計方法については 27 28 ページを参照 ( 注 2) 回収率を洗濯機 衣類乾燥機と同じとして 推計した排出台数に回収率を乗じて回収台数を推計した

排出台数と回収率 ( ブラウン管式テレビ ) 2 ブラウン管テレビの排出台数は 7 月の地上アナログ放送終了の影響を受けて ~ に急激な増加がみられたが は大きく減少し その後も減少傾向となっている 25, 地上アナログ放送終了 1% 消費税 8% 増税 2, エコポイント制度実施期間 88% 78% 9% 8% 15, 1, 36% 41% 41% 43% 43% 46% 52% 61% 44% 66% 59% 58% 7% 6% 52% 5% 4% 3% 5, 2% 1% % 平成 12 年 台数 ( 千台 ) 出荷台数回収台数排出台数回収率

排出台数と回収率 ( 液晶 プラズマ式テレビ ) 21 液晶 プラズマ式テレビは 7 月の地上アナログ放送終了の影響を受けて ~ に急激な出荷台数の増加がみられた 3, 1% 消費税 8% 増税 25, 2, エコポイント制度実施期間 66% 地上アナログ放送終了 9% 8% 7% 台数 ( 千台 ) 15, 1, 31% 42% 6% 5% 4% 25% 27% 26% 26% 3% 5, 2% 1% % 平成 12 年 出荷台数回収台数排出台数回収率 液晶 プラズマ式テレビは度より調査対象としている

将来推計

将来の排出台数 回収台数の推計 ( エアコン 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥 ) 23 エアコンは徐々に度から平成 32 年度までに排出台数が約 4% 増加すると推計される これは出荷台数が 8 年代から 9 年代にかけて増加した影響である 冷蔵庫 冷凍庫の排出台数については 度から平成 32 年度までに約 2% の減少 洗濯機 衣類乾燥機については ほぼ横ばいと推計された 排出台数 消費税 8% 増税 回収台数 消費税 8% 増税 8, エコポイント制度実施期間 将来推計値 4, エコポイント制度実施期間 将来推計値 7, 3,5 6, 3, ( 単位 : 千台 ) 5, 4, 3, 2, ( 単位 : 千台 ) 2,5 2, 1,5 1, 1, 5 度 度 度 度度度度度度度度度度度度平成 28 年度平成 29 年度 エアコン冷蔵庫 冷凍庫洗濯機 衣類乾燥機 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 度 度 度 度度度度度度度度度度度度平成 28 年度平成 29 年度 エアコン冷蔵庫 冷凍庫洗濯機 衣類乾燥機 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度

将来の排出台数 回収台数の推計 ( 斜めドラム式洗濯機 ) 24 排出台数 回収台数は増加傾向となり 平成 32 年度の排出量は度の約 1.3~1.4 倍程度になると推計された 排出台数 消費税 8% 増税 将来推計値 回収台数 消費税 8% 増税 将来推計値 8 6 7 6 5 ( 単位 : 千台 ) 5 4 3 2 ( 単位 : 千台 ) 4 3 2 1 1 度 度 度 度 度 度 度 度度度 方式 A 度 度 方式 B 度 度 度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 度 度 度 度 度 度 度 度度度 方式 A 度 度 方式 B 度 度 度 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 方式 A: 洗濯機 衣類乾燥機の排出分布 ( 度のワイブル平均は 11.7 年 ) に基づく推計方式 B: 斜めドラム式洗濯機の排出分布 ( 度のワイブル平均は 9.2 年 ) に基づく推計

将来の排出台数 回収台数の推計 ( テレビ ) 25 ブラウン管式テレビの排出台数は度以降の減少傾向に引き続き 度以降も減少傾向である 平成 32 年度の排出台数は度の約 5 割になると推計された 逆に 液晶 プラズマ式テレビの排出台数は増加傾向であり 平成 32 年度の排出台数は度の約 1.8 倍になると推計された ( 単位 : 千台 ) 25, 2, 15, 1, 5, エコポイント制度実施期間 排出台数 地上アナログ放送終了 将来推計値 ( 単位 : 千台 ) 2, 18, 16, 14, 12, 1, 8, 6, 4, エコポイント制度実施期間 回収台数 地上アナログ放送終了 将来推計値 度 度 度 度 度 度 度 度 ブラウン管式テレビ 度 度 度 度 度 度 度 平成 28 年度 液晶 プラズマ式テレビ 平成 29 年度 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 2, 度 度 度 度 度 度 度 度 ブラウン管式テレビ 度 度 度 度 度 度 度 平成 28 年度 液晶 プラズマ式テレビ 平成 29 年度 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度

推計方法

排出分布 ワイブル平均の推計 1 27 ( 方法 A: 製品化後に十分な年数が経過した場合 ) 家電製品は 出荷後 4 年以内にすべて廃棄されるものと仮定し サンプルの経過年数データより 以下の式で排出率 (W i ) を推計する 39 WW ii = NN ii PP ii NN jj PP jj jj= W i : 経過年数グループ i の排出率 ( 年累計 ) N i : サンプル中の経過年数グループ i の個数 P i : 経過年数グループ i に相当する年の出荷台数 i: 経過年数グループ ( 経過年数が 年以上 1 年未満のものを とする ) 排出率 (W i ) を残存曲線 (R k ) に変換する RR = 1, RR kk = 1 kk 1 WW jj jj= R k : 残存分布 ( 経過年数 k の残存率 ) k: 経過年数 (kk > ) 残存分布 (R k ) に対して前後 3 年の移動平均による平滑化を 2 回行う 平滑化した残存曲線 (R k ) をワイブル分布に基づく以下の残存曲線に当てはめ 形状変数 (a) 尺度変数 (b) ワイブル平均 (L) を推計する RR tt = 1 FF tt = eeeeee tt aa L = a Γ 1 + 1/bb F(t): ワイブル累積分布関数 ( 経過年数 t の累積排出率 ) R(t): 経過年数 t 年の残存曲線 Γ: ガンマ関数 a: 尺度変数 b: 形状変数 L: ワイブル平均 ( 平均排出年数 ) t: 経過年数 当てはめは まず残存曲線を直線に変換し 直線の傾きからパラメータ b を推計する 次に残存曲線にパラメータ b を代入し 最小二乗法によりパラメータ a を推計する llll llll 1 RR(tt) = bb ln (tt) bb ln (aa) bb

排出分布 ワイブル平均の推計 2 28 ( 方法 B: 製品化から間もない場合 ) 製品化から間もない場合 合計で 1 と見なせる N i /P i が揃わないため 方法 A が適用できない そこで回収台数の実績 (S) に対し 回収率 (U) を仮定し 排出台数 (E) を推定する EE = SS UU E: 当該年における総排出台数 S: 当該年の回収台数の実績 U: 回収率 ( 仮定する ) 次に 排出台数 E にサンプルの経過年数別の台数割合 (N i /N) を乗じて 排出台数 E i を推定する EE ii = EE NN ii NN E i : 経過年数グループiの排出台数 ( 観測できない ) N: サンプルの総数 N i : サンプル中の経過年数グループiの個数 i: 経過年数グループ ( 経過年数が 年以上 1 年未満のものをとする ) E i をP i で除したものを 排出分布 (W i ) とする WW ii = EE ii PP ii W i : 経過年数グループ i の排出率 ( 年累計 ) P i : 経過年数グループ i に相当する年の出荷台数 以降は方法 A と同じである

ワイブル平均と サンプルの経過年数の平均値 との違い 29 サンプルの経過年数の平均値 ( 以下 サンプル平均 ) は出荷台数の多寡に影響されるが ワイブル平均 ( 平均排出年数 ) は出荷台数の多寡には影響されない 出荷台数 出荷台数 出荷台数 年 年 年 平均の年数 ワイブル平均 サンプル平均 平均の年数 ワイブル平均 = サンプル平均 平均の年数 サンプル平均 ワイブル平均 年 1 出荷台数の増加期 ( 例 ) エアコン 年 2 出荷台数の安定期 ( 例 ) 冷蔵庫 冷凍庫 年 3 出荷台数の減少期 ( 例 ) ブラウン管テレビ

品目別の出荷台数 3 ( 単位 : 千台 ) 1, エアコン ( 単位 : 千台 ) 7, 洗濯機 衣類乾燥機 9, 8, 7, 6, 5, 6, 4, 5, 4, 3, 3, 2, 2, 1, 昭和 5 年 昭和 55 年 昭和 6 年 平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 1, 昭和 5 年 昭和 55 年 昭和 6 年 平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 ( 単位 : 千台 ) 6, 冷蔵庫 冷凍庫 ( 単位 : 千台 ) 3, 合計全自動洗濯機ドラム式二槽式衣類乾燥機 テレビ 5, 25, 4, 2, 3, 15, 2, 1, 1, 5, 昭和 5 年 昭和 55 年 昭和 6 年 平成 2 年平成 7 年 平成 12 年 合計冷蔵庫冷凍庫 昭和 5 年 昭和 55 年 昭和 6 年平成 2 年平成 7 年平成 12 年 合計ブラウン管式テレビ液晶 プラズマ式テレビ

排出台数 回収率 ( 実績 ) 31 EE tt = WW ii tt PP tt ii 1 39 ii= UU tt = SS tt EE tt E(t):t 年の排出台数 U(t):t 年の回収率 W i (t):t 年の経過年数グループ i の排出率 ( 年累計 ) P(t):t 年の出荷台数 S(t) : t 年の回収台数 出荷台数 (P) (~ ) 排出分布 (W) 回収台数 (S) エアコン ( 一社 ) 日本冷凍空調工業会の国内出荷実績 本調査の推計値 家電製品協会資料 冷蔵庫 冷凍庫 本調査の推計値 家電製品協会資料 洗濯機 衣類乾燥機 ( 一社 ) 日本電気工業会の国内出荷実績 本調査の推計値以下の2ケースで推計 家電製品協会資料 斜めドラム式洗濯機 洗濯機 衣類乾燥機のもの ( 注 ) 斜めドラム式洗濯機のもの ブラウン管式テレビ 液晶 プラズマ式テレビ ( 一社 ) 電子情報技術産業協会の国内出荷実績 本調査の推計値 (H18 年以降は H18 年値 ) 本調査におけるブラウン管テレビの推計値 (H18 年以降は H18 年値 ) 家電製品協会資料 家電製品協会資料 ( 注 ) 斜めドラム式洗濯機は この区分で回収台数を捕捉していないため回収率は推計できない 逆に 回収率が洗濯機 衣類乾燥機全体と同じと仮定し 排出台数 回収率より回収台数を推計した

排出台数 回収台数 ( 将来推計 ) 32 39 EE tt = WW ii PP tt ii 1 ii= 39 SS tt ii=1 PP tt = RR ii+1 PP tt ii SS tt = CC tt HH(tt) RR 1 E(t):t 年の排出台数 W i :t 年の経過年数グループ i の排出率 ( 年累計 ) P(t):t 年の出荷台数 S(t):t 年における保有台数 ( 残存台数 ) R i : 残存率 C(t):t 年における保有率 H(t):t 年における世帯数 ( 国立社会保障 人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計 ( 全国推計 ) ) 保有率 (C) ( 平成 28 年 ~ 平成 32 年 ) 排出分布 (W) 回収率 (U) エアコン線形回帰により延長 H27 年値 H27 年値で横ばい 冷蔵庫 冷凍庫 H27 年値で横ばい H27 年値 H27 年値で横ばい 洗濯機 衣類乾燥機 H27 年値で横ばい H27 年値 H27 年値で横ばい 斜めドラム式洗濯機 H27 年値で横ばい 以下の 2 ケースで推計 洗濯機 衣類乾燥機 (H27 年値 ) 斜めドラム式洗濯機 (H27 年値 ) 洗濯機 衣類乾燥機と同じ ブラウン管式テレビ H27 年値で横ばい H18 年値 H27 年値で横ばい 液晶 プラズマ式テレビ H27 年値で横ばいブラウン管テレビの H18 年値 H27 年値で横ばい