概要版 東海市中心市街地活性化基本計画 ~ 人と人をつなぎ 交流から生みだすにぎわい溢れるまちづくり ~ 2 愛知県東海市 平成 23 年 6 月 ( 平成 23 年 6 月 29 日認定 ) ( 平成 27 年 3 月 27 日第 4 回変更 )
東海市中心市街地活性化基本計画について 東海市では 東海市総合計画 や 東海市都市計画マスタープラン において 名鉄太田川駅周辺を本市の都市拠点と定め東海市の顔 玄関口としていくため 土地区画整理事業や連続立体交差事業 ( 鉄道の高架化 ) 市街地再開発事業を進めてきました こうした都市基盤整備事業とともに商業活動の活性化を図って この中心市街地を東海市の顔としてふさわしい にぎわい溢れるまちとするため 公共事業 民間事業など総合的かつ一体的に取組むために 東海市中心市街地活性化基本計画 を策定しました 計画期間 平成 23 年 6 月 ~ 平成 28 年 3 月 基本計画の計画期間は 中心市街地で現在取組んでいる公共施設等の整備がほぼ完了す る時期が平成 27 年であることや 活性化に向けた各事業の実施時期から考えて 平成 23 年 6 月 から平成 28 年 3 月までの 4 年 9 か月としました 中心市街地の区域 太田川駅を中心とした区画整理事業 市街地再開発事業 連続立体交差事業 ( 鉄道高架化 ) の事業区域を含み 都市機能や居住機能の誘導を図る上で活性化への効果の高い区域を設定しました 中心市街地
中心市街地 東海市 中心市街地 東海市 中心市街地の現状 居住人口の状況 東海市の人口は昭和 30~40 年 代の高度経済成長期に急激に増 加し大きな変動を見せた 昭和 35~40 年の人口増加は約 21,000 人でありこの 5 年間の増 加率は約 64.4% であった 続く 40~45 年の 5 年間の人口 増加は約 30,000 人であり 増加 率にしても約 57.2% を記録して いる その後 昭和 50 年以降は 微 増傾向が続き平成 12 年に 10 万人 を超えた後 年間約 1,000 人の増 加が続き 平成 21 年には 約 10 万 8 千人となっている 6000 5000 4000 3000 2000 1000 0 32,416 53,324 83,837 ( 人 ) 120,000 107,657 95,650 99,059 102,487 94,683 94,391 96,503 99,292 100,000 4,974 4,659 4,751 4,150 3,836 3,165 3,094 S35 S40 S45 S50 S55 S59 H1 H6 H11 H16 H21 中心市街地 東海市 東海市の人口推移と中心市街地の人口推移 一方 中心市街地においては 昭和 55 年に約 5,000 人だった人口が平成 21 年には約 3,000 人までになり 約 36.5% の減少となっている 80,000 60,000 40,000 20,000 0 商業活動の状況 市全体の卸売 小売業年間販売額は 平成 3 年の2,173 億円から平成 14 年の1,397 億円まで約 35.7% の減少となっている その後は一転して 平成 19 年に1,656 億円まで回復している 一方 中心市街地では平成 3 年の213 億円から平成 9 年の204 億円と大きな変動はなかったが 平成 14 年と平成 19 年に続けて急激な落ち込みがあり 平成 3 年に9.8% あった市全体に対するシェアも4.6% にまで落ち込んでいる 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 21,275 217,299 219,290 19,648 20,369 158,762 139,656 165,588 13,099 7,633 H3 H6 H9 H14 H19 中心市街地 東海市 ( 百万円 ) 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 東海市の卸売 小売業年間販売額と中心市街地の卸売 小売業年間販売額の推移 0
中心市街地活性化の方針 中心市街地活性化のコンセプト 人と人をつなぎ 交流から生みだすにぎわい溢れるまちづくり 中心市街地の活性化やまちのにぎわいとは 中心市街地に多くの人が住み ( 居住者 ) 多くの人が訪れること ( 来街者 ) により生まれるものと考えます こうした人々が相互に交流することが まちのにぎわいとなり 商業活動や文化活動の活性化にも繋がっていくものと考え 人々が互いに交流できるまちづくりを目指すことを中心市街地活性化のコンセプトとしました 中心市街地活性化の目標 中心市街地の課題 居住者や来街者の増加を図るため 住環境 交通環境の整備が必要 衰退した商業活動の活性化のため 消費者 商業者にとって魅力ある商業環境の整備が必要 東海市の顔 玄関口として 文化や様々な情報を発信していく環境の整備が必要 基本的方針 基本的方針 1 安全 安心で快適なまづくり 基本的方針 2 商業の活性化による魅力あるまちづくり 基本的方針 3 地域の顔としての役割をもつまちづくり 住みたくなるまちをつくる 訪れたくなるまちをつくる 目 標 目標 1 街なか居住の推進 ~ 住みたくなるまちづくり ~ 東海市全体では人口が増加していますが 中心市街地では減少しています これは 中心市街地に住むことの魅力が低下しているためと考えられ 中心市街地の活性化には人が住みたくなるようなまちの魅力を生み出す必要があると考えます 本基本計画では 各活性化事業の取組みによって まちの魅力を創出し 人々が中心市街地に住みたくなるまちづくりを目指すものであるので 街なか居住の推進 を活性化の目標としました 目標 2 来街者の回遊性の拡大 ~ 訪れたくなるまちづくり ~ 中心市街地の衰退とともに 中心市街地を訪れる人が減少していまする これは まちの活力 にぎわいが喪失しているためと考えられ 中心市街地の活性化には 人が訪れたくなるようなまちづくりを推進しなければならないと考えます 本基本計画では 各活性化事業の取組みによって 中心市街地を市民の交流拠点 にぎわいの拠点としていき 人々が訪れたくなるまちづくりを目指すものであるので 来街者の回遊性の拡大 を活性化の目標としました
中心市街地活性化に向けて 目標達成に向けた成果指標と目標値 目標 1 街なか居住の推進 ~ 住みたくなるまちづくり ~ 目標 2 来街者の回遊性の拡大 ~ 訪れたくなるまちづくり ~ 成果指標 1 中心市街地の居住人口の増加 現状値 ( 平成 22 年 4 月 ) 3,265 人 成果指標 2 歩行者 自転車通行量の増加 現状値 ( 平成 22 年 10 月 ) 1,174 人 目標値 ( 平成 28 年 4 月 ) 3,400 人 目標である 街なか居住の推進 の成果を確認するために 中心市街地エリアの居住人口の増加を成果指標とします 基本計画期間中に約 150 人の増加を目標とします 中心市街地活性化のための事業 目標値 ( 平成 28 年 10 月 ) 1,470 人 目標である 来街者の回遊性の拡大 の成果を確認するために 中心市街地エリア内で線路を横断する歩行者 自転車通行量を成果指標とします 基本計画期間中に約 300 人の増加を目標とします 市街地の整備改善に関する事業 東海太田川駅周辺土地区画整理事業 名和養父線 太田川駅北線 エコプロムナード 太田川駅東公共施設連絡通路 自転車駐車場 公園事業 ( 大田公園 ) 駅前広場 ( 駅西 ) 整備 50m 歩道整備 駅西歩道整備 下水道 ( 東海太田川駅周辺土地区画整理事業区域内 ) エコ推進事業 市街地再開発事業 ( 駅西地区複合施設 ) 名古屋鉄道常滑線等 ( 太田川駅付近 ) 連続立体交差事業 下浜田 5 号線始め 2 路線 居住環境の向上に関する事業 市街地再開発事業 ( 駅西地区複合施設 ) 大田街並みづくり事業 美化活動 交通機関に関する事業 駅前広場 ( 駅東 ) 整備 名古屋鉄道常滑線 ( 太田川駅付近 ) 連続立体交差事業 地域公共交通確保維持改善計画 放置禁止区域等標識等設置事業 商業活性化に関する事業 大規模小売店舗立地法の特例区域設定の要請 太田川駅前にぎわい創出 PR 事業 駅西地区商業施設誘致事業 中心市街地エリアマネジメント事業 地産地消にぎわい市場 事業 にぎわい創出イベントプロモート事業 ウインターイルミネーション事業 商店の誘致 ( 知多半島の物産販売店の誘致 ) 人材育成セミナー 観光 物産の情報発信 山車まつり事業 観光マップ作成 50m 歩道を活用した他地区のイベントとの連携 商品開発事業 大田からくり時計整備事業 高校生によるまちづくり課題研究授業 大学生のまちづくり参加 都市福利施設の整備に関する事業 太田川駅西地区文化施設 地域交流施設整備 ( 駅前再開発ビル内 ) いきいき元気推進事業 観光物産プラザ 太田川駅前トイレ等整備事業 地方都市リノベーション推進施設 ( 文化教育施設 ) 整備事業 大学連携事業
太田川駅周辺の整備 大型商業施設平成 14 年に閉店したユニーの所有地と名鉄換地を活用し 大型商業施設の建設が計画されています 中心市街地の商業の核として 活性化の牽引となることが期待されています 50m 歩道の整備太田川駅改札口を出てすぐ東へ幅 50m 長さ約 200m の歩道を整備します ここは 中心市街地に人々が集える場 憩いの場としての空間を形成して にぎわいの拠点としていきます 具体的には 地産地消にぎわい市場 やフリーマーケットの開催 四季を通した各種のイベント開催を計画しています ユニー所有地高架下駐輪場 名古屋鉄道換地 太田川駅 駅改札口 交番 総合病院 50m 歩道 土地共同利用予定 公共駐車場駅周辺の公共施設等の利便性を高めるため約 200 台の駐車場を平成 23 年 4 月から稼働しています 駅西地区再開発事業 高架下商業施設駅前広場高架下駐輪場 ( ロータリー ) ソラト太田川 ( 商業施設 ) 寺院 ( 子育て総合支援センター 市民活動センター ) 山車蔵 公民館 マンション (130 戸 ) 公共駐車場 駅前広場 ( ロータリー ) の整備太田川駅の東には バス タクシーや一般車での送迎に便利な駅前広場を整備します 市内最大の交通結節点にふさわしく便利な駅前広場としていきます 文化施設の整備駅西地区に建設する再開発ビルに大ホール ( 約 1,000 席 ) を中心とした文化施設を整備します ここは 東海市の 文化の顔 創造の発信拠点 としていき 市民が文化芸術を身近のものと感じられる施設としていきます 大型商業施設 ( ソラト太田川 ) 駅東地区に 1 2 階に商業施設 3 階に公共施設 ( 子育て総合支援センター 市民活動センター ) が入った大型商業施設 ( ソラト太田川 ) が営業を開始しています
活性化事業の実施箇所 エコプロムナー 下浜田 5 号線始め 2 路線 駅西地区商業施設誘致事 大規模小売店舗立地法の特例区域設定の要 駅前広場 ( 駅西 ) 整 太田川駅西地区文化施設整備 ( 駅前再開発ビル内 ) 市街地再開発事業 ( 駅西地 太田川駅前トイレ等整備事 50m 歩道整備美化活動山車まつり事業太田川駅前にぎわい創出 PR 事業 地産地消にぎわい市場 事業にぎわい創出イベントプロモート事業ウィンターイルミネーション事 50m 歩道を活用した他地区のイベントとの連 日本福祉大学東海キャンパ ス ( 仮称 ) 整備事業 駅西歩道整備 中心市街地エリアマネジメント事 名和養父線 太田川駅北 いきいき元気推進事 公園事業 ( 大田公園 ) 大田からくり時計整備事 駅前広場 ( 駅東 ) 整 エコ推進事 地域公共交通確保維持改善事業 太田川駅東公共施設連絡通路商店の誘致 ( 知多半島の物産販売店の誘観光 物産の情報発観光物産プラ自転車駐車場 名古屋鉄道常滑線等 ( 太田川駅付近 ) 連続立体交差事 区画整理地区内での事業 中心市街地活性化区域 土地区画整理区域 東海太田川駅周辺土地区画整理事 その他エリア全体での事業 大田街並みづくり協定 下水道 ( 東海太田川駅周辺土地区画整理区域内 ) 放置禁止区域等標識等設置事業 高校生によるまちづくり課題研究授業 大学生のまちづくり参加 商品開発事業 観光マップ作成 人材育成セミナー 大学連携事業
連絡先 476-8601 愛知県東海市中央町一丁目 1 番地東海市役所環境経済部商工労政課産業振興推進 G TEL 052-603-2211 0562-33-1111 ( 内線 565) E-mail shoukou@city.tokai.lg.jp