5 伊江村の福祉の現状と将来のあり方に関して 意向調査を実施し その意向内容にそったシステムの概要設計書を作成した 調査報告書 参照メッシュネットワークを単独費用にて構築し 民泊受入民家の協力による実証実験を実施した 2. 目標の進捗状況 指標目標値 結果の 数値 達成状況 計測方法 出展等 雇用増

Similar documents
< 委託業務説明書 > 1. 平成 20 年度事業実施において明らかとなった課題公共事業により 豊かさをもたらしてきた本村は 1990 年代後半から 公共事業が減少に転じ 年を追うごとに失業する者や出稼ぎで島を出て行く者が相次ぎ 完全失業率が県内トップクラスとなった 過疎地域特有の少子高齢化について

たく BOX など利用件数 3. 達成状況が 又は の場合はその理由民泊事業で訪れる修学旅行生に対する取り組みを当初想定していたが 個人情報保護の観点から 学校側からの協力を得ることが難しく 一歩ずつ別の取り組みにより認知度を高めてきた 今後も継続的な取り組みを行なっていきたい

< 委託業務説明書 > 1 平成 20 年度事業実施において明らかとなった課題当初企画 予定していたとおり市民に使用しやすく 親しみが持て かつ利用価値が高い食育推進に資するポータルサイトの構築に努めてきた 食育情報の発信については 簡単に行うことができるようブログを活用した情報発信の仕組みの構築を

「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

4-(1)-ウ①


0-1表紙

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

Microsoft Word - 3

本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23


により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

スライド 1

第3節 重点的な取り組み


資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

平成18年度標準調査票

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加


周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮

Microsoft Word - 13 地域イントラ.doc

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

人 ) 195 年 1955 年 196 年 1965 年 197 年 1975 年 198 年 1985 年 199 年 1995 年 2 年 25 年 21 年 215 年 22 年 225 年 23 年 235 年 24 年 第 1 人口の現状分析 過去から現在に至る人口の推移を把握し その背

はじめに

持続可能な自治会活動に向けた男女共同参画の推進について(概要)

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

三鷹市健康福祉総合計画2022

第 次石巻市地域情報化基本計画 資料 公共施設予約 イベント等申込システムの整備 生涯学習課体育振興課.5 身近な手続きの電子申請化の推進 公共事業や物品調達に係る電子入札の導入 削除 電子入札は 入札執行に伴う各種手続きを電子メールで行うため 入札会場へ出向くことなく社内に居ながら入札への参加が可

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件


政策評価書3-3(4)

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

基本方針 2-1 観光資源の有効活用〇歴史 スポーツ 自然など 恵まれた観光資源を活用し 世界に向けた積極的な情報発信や意見交換の場の整備を行います 〇文化 芸術資源のデジタルアーカイブ 33 化により 資源の保護を進め インターネット上での有効活用も行います 2-2 活力ある産業〇ホームページ等の

北見市総合計画.indd

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

<4D F736F F F696E74202D E9197BF33817A959F89AA8CA78ACF8CF590558BBB82C9954B977682C88E7B8DF C4816A F4390B3>

また 今後も申請があったものから順次 審査を行い 情報開示が適切と判断されるサービスを認定していく予定です 医療情報 ASP SaaS 申請 :1 件 (1 事業者 ) No サービスの名称事業者の名称サービスの概要 1 カナミッククラウドサービス 株式会社カナミックネットワーク 介護業務において他

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F F696E74202D F B8817A93648AC E096BE8E9197BF E >

ÿþ

スライド 1

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) ,500 5, 観光客入込数 ( 人 ) 742,000 14,800 14,800 14,800 平成 31 年度 (4

ふくい経済トピックス ( 就業編 ) 共働き率日本一の福井県 平成 2 2 年 1 0 月の国勢調査結果によると 福井県の共働き率は % と全国の % を 1 1 ポイント上回り 今回も福井県が 共働き率日本一 となりました しかし 2 0 年前の平成 2 年の共働き率は

大月ウエルネス ネットワーク事業における シルバー ICT 観光 農業 健康づくり による地域活性化 Abstract 中村文 a 森田健一 b 武本章 c a,b,c 東日本電信電話株式会社ビジネス & オフィス営業推進本部公共営業部 東京都港区港南 1-9-1NTT 品川 TWINS 山梨県大月

様式 重点項目 産業を担う人材確保対策の推進 雇用情勢の改善を背景に 就職相談者の減少が見込まれる中にあっても 本県産業の持続的な発展を図るため 優れた人材を確保していく必要があることから 県内外の学生や若年者をはじめとした幅広い世代 UI ターン希望者に対するきめ細かな支援により 人材確保を図りま

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

<4D F736F F F696E74202D C5817A8E9197BF332D8B9F8B8B91A B8CDD8AB B83685D>

県立水俣高等学校と地域や企業 国内外の大学等との連携を促進し 教育環境の充実 魅力的な原体験の場を創出することで 高校の魅力化を図り 市内外からの進学者の増加を図りながら 地域を担う人材を育成する さらに 自ら仕事を創り 新たな働き方を実践する人材等と交流 連携することで 将来的に水俣地域のみならず

構築等 相手国の意思決定が必要な政策面で懸念される点がある 今後 全体設計の実現に向け た強固な活動が期待される 4-1. 国際共同研究の進捗状況について本プロジェクトは統合データベースと観測評価システムの開発を第一段階とし 物理モデルの構築 シナリオ解析に基づく評価 システムと技術の開発へと順次進

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

山梨県地域医療再生計画 ( 峡南医療圏 : 救急 在宅医療に重点化 ) 現状 社保鰍沢病院 (158 床 ) 常勤医 9 名 実施後 社保鰍沢病院 峡南病院 (40 床 ) 3 名 市川三郷町立病院 (100 床 ) 7 名 峡南病院 救急の重点化 県下で最も過疎 高齢化が進行 飯富病院 (87 床

6光産業振興に向けた現状と課題 ( 東京の魅力の発信と多様な旅行者誘致の展開 ) 東京の旅行地としての魅力を効果の高い手法で海外に発信し その浸透を図ることが重要となっている そのため 国や地域ごとに旅行者の特性に応じた東京の魅力のPRと多様な形での旅行者誘致活動 ( プロモーション ) を進めるこ

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

<4D F736F F F696E74202D F C F E816A C835B83938E9197BF976C8EAE28382E323890E096BE89EF E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 鹿嶋市鹿島神宮周辺地区地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 鹿嶋市 3 地域再生計画の区域 鹿嶋市の区域の一部 ( 鹿島神宮周辺地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題 1 後継者不足の問題や商売としての魅力不足によ

1-(1) 中部電力 ( 株 ) 大日本印刷 ( 株 ) と共同で 歩道上の路上変圧器を活用した情報発信の実証実験を実施 ~1/24 国交省実証実験の対象地域に選定 ~ 1 国交省実証実験の対象地域に選定 先週木曜日(1/24) 国土交通省から 無電柱化に伴う一般国道の歩道上に設置されている電力設備

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

Microsoft Word - 資料3-4①.doc

発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

! 3

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

Microsoft Word - 東京文化資源区構想最終報告書 docx

2 研究開発項目 高信頼リモート管理技術の研究開発 (1) リモート管理プロトコルポータル リモート管理マネージャプロトコル仕様書の作成 およびエージェント向けリモート管理マネージャ API 仕様書の作成を行った (2) リモート管理マネージャ技術リモート管理マネージャ通信基盤基本設計書の作成とリモ

(Microsoft Word - \222\361\214\276.doc)

PowerPoint プレゼンテーション

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

untitled

平成30年度県政世論調査

第 1 部 施策編 4

17日南市277_0324

<4D F736F F D208ED089EF959F8E C82A082E482DD928692B78AFA8C7689E E358C8E816A2E646F63>

第2節 茨木市の現況

<4D F736F F D D31837B C A C98C5782E9967B8CA782CC8D6C82A695FB2E646F63>

居宅介護支援事業者向け説明会

01 【北海道】

都市サービスの高度化アクションプラン 年には 4000 万人と想定される訪日外国人の方が 入国時から滞在 宿泊 買い物 観光 出国まで ストレスなく快適に過ごすことが可能となる ICT 基盤を整備することが重要 また東京大会以降の日本のレガシーとして実現を目指す 1 枚あれば電車 バス

総合行政ネットワーク-9.indd

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

平成 30 年度 熊本県老人クラブ連合会事業計画 Ⅰ 運動の基本方針 日本の総人口が減少傾向に転じる中 国立社会保障 人口問題研究所の推計によれば 65 歳以上人口は2020 年には3,600 万人に達すると推計されています この人口の増加傾向は今後さらに続き 2035 年頃には3,700 万人を超

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

<4D F736F F F696E74202D20288DB791D B836792B28DB88C8B89CA288CF68A4A94C529288A5497AA94C E93785F72312E >

基本事業評価シートA

板橋区版 AIP の構築に向けた取組に関する検討報告書 < 概要版 > 平成 28 年 2 月 板橋区

資料1 第1回会議のポイントについて

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

2 目次 1. 実証事業の全体概要 1.1 Androidスマートフォンへの利用者証明機能ダウンロード ( 仕組み ) 1.2 iosスマートフォンへの利用者証明機能ダウンロード ( 仕組み ) 1.3 システム検証と安全性対策検討 2. 利用者証明機能ダウンロードに関するシステム検証 2.1 An

このような団塊の世代が高齢期を迎えようとする中 高齢者も他の世代とともに地域を支えていくという考え方を基本として 団塊の世代を含む高齢者の活躍が期待されているところです 地域活動に関するアンケート ( 平成 20 年 3 月大阪市 ) によると 地域活動に 既に参加 または 今後参加したい と考えて

Transcription:

平成 20 年 3 月 31 日 平成 19 年度地域 ICT 利活用モデル構築事業成果報告書 実施団体名沖縄県伊江村 代表団体名 事業名称 情報 人 産業 が織りなす癒しと安心の民泊交流モデル = 民泊事業の活用と地域コミュニティを中心とした観光促進及び高齢者の安心安全を確保する = 1. 事業実施概要公共事業により 豊かさをもたらしてきた本村は 1990 年代後半から 公共事業が減少に転じ 本村では 年を追うごとに失業する者や出稼ぎで島を出て行く者が相次ぎ 完全失業率が県内トップクラスとなった また 過疎地域特有の少子高齢化については 本村でも例外ではなく 2000 年代に入って 少子高齢化率が急速に上昇しているのが現状である そのような状況下で 平成 15 年度から伊江村観光協会が修学旅行生を対象に取り組んでいる短期滞在型の民家体験泊事業 ( 以下 民泊事業 という ) が脚光を浴び 平成 18 年度地域づくり総務大臣賞を受賞するなど 本村にも明るい兆しが見え始めている この民泊事業を活用し 本村の課題解決に取り組んだ 1 民泊事業を利用する修学旅行生の予約数は 2 万人を超えているものの 観光協会の管理体制は 紙ベースとなっており 電子化されていない そこで 基幹系システムとして 民泊事業支援システムを構築し 予約管理や実績管理を行うほか 修学旅行生や保護者及び 受入民家が安心できるなど スムーズな運用とサービスの向上を図った 2 情報系システムとして 伊江村コミュニティプラットフォームを構築し 加入対象者の多くは 伊江村に訪れる修学旅行生で 受入民家を中心としたコミュニティを形成する 伊江村と他地域との交流の輪を広げると共に 伊江村へのIターンやJターンの可能性の拡大を図った 3 基幹業務系システムと情報系システムを結んだ連携システムにより 業務の効率化を図れるほか 受入民家や修学旅行生の安心安全を確保したサービスを提供する また 既存システムである地域イントラネット回線を活用し VPNを構築した上で 受入民家とオンライン接続を行った 4 現状の民泊事業について 修学旅行生やその家族又は先生 さらには受入民家に対し 不満な点や改良すべき点 継続してほしい点など 意向調査を実施した また この結果を集計 / 分析し 基幹業務系及び情報系のシステムに反映させた 1

5 伊江村の福祉の現状と将来のあり方に関して 意向調査を実施し その意向内容にそったシステムの概要設計書を作成した 調査報告書 参照メッシュネットワークを単独費用にて構築し 民泊受入民家の協力による実証実験を実施した 2. 目標の進捗状況 指標目標値 結果の 数値 達成状況 計測方法 出展等 雇用増 3 名 4 名 雇用証明 企業誘致 1 社 1 社 役場への登録 3. 達成状況が 又は の場合はその理由 < 委託業務説明書 > 公共事業により 豊かさをもたらしてきた本村は 1990 年代後半から 公共事業が減少に転じ 本村では 年を追うごとに失業する者や出稼ぎで島を出て行く者が相次ぎ 完全失業率が県内トップクラスとなった また 過疎地域特有の少子高齢化については 本村でも例外ではなく 2000 年代に入って 少子高齢化率が急速に上昇しているのが現状である 事業計画時の課題 : 1. 少子高齢化及び人口の減少 ( 過疎化 ) 2. 若年層の失業率が県内トップ ( 雇用機会の創出 ) 3. 産業振興 ( 新産業の創出 ) 4. 高齢者福祉の拡充 解決方策伊江村では 専門的にコンピュータの操作を指導するコンピュータ教室や 村内の企業のシステム管理及びネットワーク管理など 伊江村での ICT 関連企業の必要性を説いてきたが なかなか起業する者は現れなかった しかし 伊江村が無線アイランド構想を掲げ取り組んでいる超高速衛星インターネットや FWA など 技術革新により無線が実用化レベルに達してきたこと 今回の事業にて 伊江村コミュニティプラットフォームが構築され 民泊民家はもちろんのこと 村民の加入が期待できることから 村内のICT 人口が拡大する可能性がある などを鑑み 19 年 1 0 月 伊江村にICT 企業 イーコム が誕生した さらに イーコムでは 4 人の若者を雇用しており 課題 2 及び3の解決の一端を担っている 今後 イーコムが村内の地域支援センター的存在となり 雇用も拡大可能となれ 2

ば 若者に人気のあるICT 企業ということで Uターン Iターン Jターンの可能性も期待できる また 長期的な視点で見ると 若年者が増加すれば 必然的に結婚 出産という流れができ 課題 1の解決にも繋がると言える 事業実施において明らかとなった課題 1メッシュネットの必要性今回 単独費用にてメッシュネットを構築し 4 軒の民泊受入民家の参加による実証実験を行った 実証実験に参加した民泊受入民家へ意向調査を行ったところ 思った以上に便利でした 特に収支決済システムでの税申告の部分が 簡単に利用できるのがよかった という回答があった この機能は セキュリティを保つため インターネットからはアクセスできない機能であり 今回 メッシュネットで接続を行った民家のみが利用できるシステムである このことから 事業の効果を最大限に発揮するためには メッシュネットの構築が必要である 2 高齢者サービスの必要性高齢者福祉サービスの重要性及び将来あるべき姿に関し 伊江村役場企画総務課 住民福祉課 環境保健課 伊江村社会福祉協議会 伊江村老人クラブ連合会 ケアマネージャ連絡会など 村内高齢者対策を担っている主要機関に対し調査を実施した 現状の福祉サービスに対し 必要なサービスを洗い出し 官民の役割分担を設定する必要性があることなどを確認したが 実際にどこで線引きをすべきかについては 今後の課題である 本年度事業において 調査を元に概要設計を行ったが 次年度は プロトタイプを構築し 試験サービスを行いながら検証すると共に 高齢者やその家族などから サービスの利便性などについてデータを収集し 実用化に向けた取り組みが必要である 2. 自立的 継続的運営の見込み自立的 継続的運営が可能な地域支援センターの設立を目指す 構築したSNSは しっかり管理運用しないと 寂れてしまうことから 更新作業を行う専門的人材が 必要となる 特に 民泊参加の修学旅行生の加入は 1 年で 2 万人 50% と仮定しても 1 万人が登録することになる よって 継続的な運営をするため 次のような運営体制を確立する 3

継続的な運営体制 地域支援センター 保健師診療所社会福祉協議会伊江村役場伊江島観光協会 一般高齢者一般者民泊受入民家民泊修学旅行生 要介護高齢者一人暮らし高齢者高齢者夫婦学校 旅行社 保護者 地域支援センターの業務内容 : 1. 村内インターネット利用者の支援業務住民参画の方策として 村広報誌及び防災行政無線等で呼びかけるほか IC T 教室を開催し ICTのスキルアップを図ると共に 親切丁寧なアフターフォローをすることで住民の積極的な参加を喚起する コンピュータ販売から指導 修理業務まで住民密着型のサービスを展開する 2. 村内事業所のシステムやネットワークの保守管理業務伊江村役場やJA 伊江支店 伊江島観光協会 伊江漁協 建設業者などのシステム保守管理業務を実施する 3. 伊江村コミュニティプラットフォームの運営および保守管理伊江村コミュニティプラットフォームのメンバーを増やすと共に 村内のコミュニティ形成者を育成し 伊江村ファンの拡大を図る 企業の広告を誘致する 伊江村コミュニティプラットフォームの更新作業の選任を雇用する 4. 基幹系及び情報系システムの活用者拡大民泊受入民家のインターネットの利用者育成を行う インターネット環境を提供し ISPとして活動する 5. 高齢者支援システムの構築 管理運営介護 福祉の識見を持った者を雇用する 元気で会話上手な高齢者を雇用する 4

< 実施体制説明書 > 伊江村地域活性化交流促進協議会 伊江村地域 I C T 検討委員会 伊江村 ( 企画総務課 住民課 福祉保健課 商工観光課 ) 村社会福祉協議会 ( 専門員 民生委員 ) 伊江島観光協会 アール イー アイ ( プロジェクトマネジメントテクニカルアドバイザー ) 情報システムヘルパー ( 民泊事業支援システム構築請負業者 ) 日本マイクロシステムズ ( 伊江村 SNS 構築請負業者 ) 5

2 各主体の役割 NO 名称役割 1 伊江村地域活性化交流促進協議会本プロジェクトの最終決定機関である 2 伊江村地域 ICT 検討委員会 本プロジェクトの方向性や妥当性を検証し システム構築のアドバイスを行う機関である 3 伊江村役場 企画総務課 環境保健課 住民福祉課と横の連携を図り その担当及び保健師からの意見を本プロジェクトの基盤として提案する 4 伊江島観光協会 民泊事業の推進者 システム構築のアドバイス 交流 長期滞在型への拡充構想の推進を図る 5 伊江村社会福祉協議会 高齢者支援システム構築のアドバイスを行う 地域支援センターと連携し 高齢者福祉の向上を図る 6 ( 株 ) アール イー アイ プロジェクトマネジメント 地域支援センターの運営等を行う システムの企画設計 保守管理 報告書作成 7 ( 株 ) 情報システムヘルパーアプリケーションシステムの開発及び現地工事を行う ( 民泊事業支援システム ) 8 ( 株 ) 日本マイクロシステムズアプリケーションソフト開発及び現地工事を行う ( 伊江村 SNS) 6

事業実施進行表 実施内容 11 月 12 月 H20 1 月 2 月 3 月 伊江村地域活性化交流促進協議会開催 地域 ICT 検討委員会開催 連絡会議開催 システム構成の検討 決定 3 社見積による業者選定 システム設計 システム稼働 報告書作成 その他 http://imensyori.net/ [ 伊江村 SNS( いめんしょり )] 7