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アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

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Microsoft Word - リリース doc

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

Microsoft Word 年1月(リリース).doc

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

Microsoft Word - notes1401(小谷).docx

Microsoft Word - Notes①09.10(小谷).doc

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アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%

調査の実施背景 第二次世界大戦後の 1948( 昭和 23) 年に新民法が施行され 家族の概念は これまでの家父長制の直系制家族から夫婦制家族へと移行しました たとえば相続財産については 現行の民法では 兄弟姉妹で均等に相続するのが原則となっています しかし墳墓の継承については 民法第八九七条による

調査実施の背景 近年 ライフスタイルの多様化が著しく進んでいます 生涯未婚率が上昇し 単身世帯 一人親世帯も増加するなど 世帯構成が大きく変化しました また 25 歳から 39 歳の就業率が上昇し 共働き世帯も増加しました においては 管理職の積極的な登用が推進される一方で非正規社員の占める割合は高

調査実施の背景 2015 年 4 月から子ども 子育て支援新制度 以下 新制度 が施行され 保育事業の拡大が図られます そのため保育人材の確保が重要な課題となっており 保育士確保のための取組が強化されています しかし保育士のみでは必要量を満たせないことから 子育て分野で働くことに関心のある地域住民に

調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策ととも

Microsoft Word - Notes①10.04月(小谷)最終.doc

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

2007 年 10 月 子どもの生活に関するアンケート調査 より 学校教育に対する親の認識と子どもの関心 ~ 学校教育での学習に対して 非常に満足している 親はごく僅か ~ 第一生命保険相互会社 ( 社長斎藤勝利 ) のシンクタンク ( 株 ) 第一生命経済研究所 ( 社長小山正之 ) では 全国の

調査の実施背景 介護保険制度が 2000 年に創設されてから 10 年余りが過ぎました 同制度は 家族介護をあてにせずに在宅介護ができる支援体制を整えることを目的として発足されたものですが 実際には 介護の担い手としての家族の負担 ( 経済的 身体的 精神的負担 ) は小さくありません 今後 ますま

Microsoft Word 年10月(HP).doc

調査実施の背景 今日 様々な調査において 仕事上重要な能力の1つとして コミュニケーション能力 が上位にあげられています しかし 一言でコミュニケーション能力といっても 企業で求められるそれは多岐にわたり 具体的にどのような能力がどのような人で重要ととらえられ 各人においてそれぞれのコミュニケーショ

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

調査の背景と目的 健康長寿社会の実現がわが国の重要課題となる中 企業が人々の健康づくりに取り組むことを促す動きが広がっています また 健康経営 という観点から 企業が従業員の健康づくりに取り組んだり それを推進したりする動きもあります こうした動きと並行して 従業員の健康づくりへの取り組み状況等に関

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調査の実施背景 戦後 日本の平均寿命は飛躍的に延び 平成 年 7 月に厚生労働省が発表した 平成 年簡易生命表 によると 65 歳の平均余命は 男性は 8.86 歳 女性は.89 歳となっています 約 0 年あるセカンドライフをより有意義に 楽しく暮らすためには人生設計や事前の準備が必要なのではない

調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

調査の実施背景 近年の消費スタイルは 長引く不況下での節約志向の定着の中で 環境問題や節電が 心がけられたり 東日本大震災の復興支援を目的とした応援消費 支援消費が意識され るなど 単に 安くていいもの を基準としたコストパフォーマンスだけでは説明でき なくなってきています こうした動きの中で 消費

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

調査実施の背景 2015 年 1 月からの相続税における基礎控除の引き下げを前に 孫等への教育資金一括贈与の非課税制度に対する社会的反響が続いています 一般社団法人信託協会のとりまとめによれば この制度に基づく教育資金贈与信託の受託契約件数は取り扱い開始以降増加を続け 2014 年 9 月現在で 8

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2002 年 2 月 全国の 20~69 歳の男女 598 名に聞いた 外国人労働者に関する意識調査 第一生命保険相互会社 ( 社長森田富治郎 ) のシンクタンク ライフデザイン研究所 ( 所長千葉商科大学学長加藤寛 ) では 全国の 20 ~ 69 歳の男女 598 名を対象に標記についてのアンケ

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調査実施の背景 第一生命経済研究所は 生活者の意識や行動の現状と変化をとらえるため 1995 年より 今後の生活に関するアンケート を実施し ライフデザイン白書 を出版してまいりました 第 8 回目となる ライフデザイン白書 2015 ( ) では 家族 地域 消費 就労 健康 介護 人生設計 とい

調査の背景 埼玉県では平成 29 年度から不妊に関する総合的な支援施策として ウェルカムベイビープロジェクト を開始しました 当プロジェクトの一環として 若い世代からの妊娠 出産 不妊に関する正しい知識の普及啓発のため 願うときに こうのとり は来ますか? を作成し 県内高校 2 年生 3 年生全員

「学び直し」のための教育訓練給付制度の活用状況|第一生命経済研究所|的場康子

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

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3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

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5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

スライド 1

第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

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質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

自分がこだわりのある部分には 積極的にお金をかけたい (P.9) の学生では特に こだわり消費 への意識が高い 将来を見据える一方 必要と思うものには積極的に消費する姿勢あり 選ぶのが難しいモノを購入 契約するときに 情報を収集したり調べたりするのは面倒くさい (P.1) の学生でも半数近くが情報収

三世代で暮らしている人の地域 親子関係 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室的場康子 < 減り続ける > 戦後 高度経済成長を迎えた我が国においては 産業構造の変化により都市化 工業化が進む中で 多くの人が地方から都市に移動し核家族化が進んだ 低成長経済に移行した後

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「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要)1


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調査の実施背景 地震や風水害などの自然災害によって これまで多くのやが犠牲にな りました 今後起こりうる災害からこうした人々を守ることは喫緊の課題です 一般に 災害による被害を軽減するためには 行政による 公助 だけでなく自分や家 族による 自助 や地域等による 共助 が重要とされています 災害時要

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2) 親子関係 家族との生活に満足している について と の調査と比較した 図 12-2 に 示しているように の割合は 4 かとも増加傾向が見られた 日 本 米 中

全体60 代女性50 代男性10 代20 代男性性男30 代40 代男性性男50 代60 代男性性女10 代20 代女性性女30 代40 代女性性女レポート VOL.3 ~ 贈り物購入シーンでの通販利用実態 ~ 性別 年代別の年代別の通販利用率は? 贈り物 の購入で通販を利用する人はどの程度いるので

調査レポート

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Microsoft Word - ○Report白書1804修正3(北村).docx

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2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

NRC 日本人の食 調査とは 2 日本人の食の嗜好や食生活 に関する調査で 本篇は Part5 外 中 等の利 です 本篇で紹介する調査データは 月 &5 月調査と 月調査の2つです 4 月 &5 月調査は 外 中 の利 意識 を 11 月調査は 外食 中食の利 実態

無党派層についての分析 芝井清久 神奈川大学人間科学部教務補助職員 統計数理研究所データ科学研究系特任研究員 注 ) 図表は 不明 無回答 を除外して作成した 設問によっては その他 の回答も除外した この分析では Q13 で と答えた有権者を無党派層と定義する Q13 と Q15-1, 2 のクロ

1 施設で生活する高校生の本音アンケート 3 2 調査項目 4 3 施設で生活する高校生の自己肯定感について...5 (1) 一般高校生との比較 5 4 施設で生活する高校生の進路について.7 (1) 希望職種の有無と希望進路 7 (2) 性別 学年による進路の違い 8 5 施設で生活する高校生のア

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2005 年ファイル交換ソフト利用実態調査結果の概要 2005 年 5 月 31 日 目次 調査方法...2 ファイル交換ソフトの利用者数の実態 ファイル交換ソフトの利用率とその変化 ファイル交換ソフトの利用者数とその変化...5 ファイル交換の実態 利用されてい

派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

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夫婦間でスケジューラーを利用した男性は 家事 育児に取り組む意識 家事 育児を分担する意識 などに対し 利用前から変化が起こることがわかりました 夫婦間でスケジューラーを利用すると 夫婦間のコミュニケーション が改善され 幸福度も向上する 夫婦間でスケジューラーを利用している男女は 非利用と比較して

宗教的なもの にひかれる日本人 ISSP 国際比較調査 ( 宗教 ) から 世論調査部 ( 社会調査 ) 西久美子 はじめに NHK 放送文化研究所が参加している国際比較調査グループ,ISSP(International Social Survey Programme) 1) では今年度, I S

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

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調査実施の背景 当研究所では 2008 度に 消費者と企業のコミュニケーション - 顧客と供給者 の関係における消費者側の意識 - をテーマに扱い調査を行いました その結果 情報源が多様化し 情報量が膨大となった社会において 1 消費者はネットを中心に消費に関する多量な情報を収集しているものの 2ネ

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日本のプロ野球に対する関心を示した表 3.1 および図 3.1 をみると スポーツニュース で見る (52.9) に対する回答が最く テレビで観戦する (39.0) 新聞で結果を確 認する (32.8) がこれに続く また 特に何もしていない (30.8) も目立った 2) 性別とのクロス集計の結果

長く働き続けるための「学び直し」の実態と意識|第一生命経済研究所|的場康子

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

各質問項目の単純集計結果 設問 1. 性別 男性 女性 無回答 設問 2. 年齢 合計 ( 改 3) 代 代 代 代 代 1767

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25~34歳の結婚についての意識と実態

3 地域コミュニティ活動について 地域コミュニティ活動 への参加について よく参加している 時々参加している とい う回答は 55.4% となりました また 参加したことはない と回答された方以外を対象に 地域コミュニティ団体の課題と 思うもの を尋ねたところ 回答が多かったものは 以下のとおりです

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Microsoft Word - REPORT① 月号(水野).doc

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質問 1 敬老の日 のプレゼントについて (1) 贈る側への質問 敬老の日 にプレゼントを贈りますか? ( 回答数 :11,202 名 ) 敬老の日にプレゼント贈る予定の方は 83.7% となり 今年度実施した父の日に関するアンケート結果を約 25% 上回る結果となった 敬老の日 父の日 贈らない

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1. 概要 目的 大学生におけるクレジットカードの所有の有無とクレジットカードに関する意識を調査するため 回答者 :709 名 1 日本大学商学部 特殊講義金融サービス ビジネス 受講生 (2~4 年生 ) 2 明治大学国際日本学部 金融サービス演習 受講生 (2 年生 ) 3 白鷗大学経営学部 銀

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Microsoft Word - Report (北村)最終版2.docx

平成23年度

スライド 1

(2) あなたは選挙権年齢が 18 歳以上 に引き下げられたことに 賛成ですか 反対ですか 年齢ごとにバラツキはあるものの概ね 4 割超の人は好意的に受け止めている ここでも 18 歳の選択率が最も高く 5 割を超えている (52.4%) ただ 全体の 1/3 は わからない と答えている 選択肢や

Transcription:

全国の 40 歳から 74 歳までの男女 1,000 名に聞いた 日常生活における宗教的行動と意識調査 2006 年 6 月 ~ 年に 1 2 回程度は墓参りをしている 約 8 割 特定の宗教や宗派を信仰していない人 約 4 割 ~ 第一生命保険相互会社 ( 社長斎藤勝利 ) のシンクタンク ( 株 ) 第一生命経済研究所 ( 社長小山正之 ) では 全国に居住する 40~74 歳の男女 1,000 名を対象に 標記についてのアンケート調査を実施いたしました この程 その調査結果がまとまりましたのでご報告いたします 調査結果のポイント 年中行事の実施率 (P2~3) 年中行事で実施率が高いのは 初もうで (76.4%) お盆 (74.0%) 初もうで お彼岸 お盆 は実施率が高く国民的な年中行事として定着している 日ごろの宗教的行動 (P4~5) 年に 1 2 回程度は墓参りをしている (78.7%) をはじめ 仏壇や神棚に花を供えたり 手を合わせたりする (70.5%) 先祖や亡くなった肉親の霊をまつる (50.7%) など 慰霊的行動の実施率は高い 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている (59.5%) や この 1 2 年の間に 身の安全や商売繁盛 入試合格などを祈願しにいったことがある (50.1%) などの現世利益的行動も実施率が半数を超えている 信仰の度合い (P6~7) 特定の宗教や宗派を 信仰していない と回答した人は 44.2% 40~49 歳 では過半数の 51.1% が 信仰していない 信仰していない 人でも慰霊的行動の実施率は 59.4% であり 慰霊的行動は信仰に関わらずおこなわれている 仏壇や神棚の保有状況 (P8) 仏壇は全体の 50.0% が保有 神棚は全体の 34.3% が保有 宗教的態度 (P9) 宗教を信じていなくても 幸福な生活を送れる (80.4%) と考える人は多い 一方で 神や仏をそまつにすると ばちがあたる (71.3%) 信仰は死に直面した時の心の支えになる (64.8%) と考える人も多い < お問い合わせ先 > 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室広報担当 ( 室井 新井 ) TEL.03-5221-4771 FAX.03-3212-4470 アドレス http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi 本冊子は 当研究所から隔月発行している ライフデザインレポート 5-6 月号をもとに作成したものです レポートご希望の方は 左記の広報担当 またはホームページからお申し込みください

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 40 歳から 74 歳までの男女 2. サンプル数 1,000 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 10 月 25 日 ~2006 年 11 月 12 日 6. 有効回収数 ( 率 ) 944 名 ( 有効回収率 94.4%) 7. 回答者の属性 ( 単位 : 人 ) 40~49 歳 50~59 歳 60~69 歳 70~74 歳 合計 男性 139(30.2%) 136(29.5%) 139(30.2%) 47(10.1%) 461(100%) 女性 145(30.0%) 145(30.0%) 147(30.5%) 46( 9.5%) 483(100%) 1

年中行事の実施率 1 年中行事で実施率が高いのは 初もうで (76.4%) お盆 (74.0%) 初もうで お彼岸 お盆 は国民的な年中行事として定着している 図表 1 日ごろの宗教的行動 < 複数回答 > 0 20 40 60 80 100 初もうで 節分 57.6 80.2 76.4 83.8 バレンタイン 17.4 35.1 ひな祭り 34.2 58.4 花祭り 2.6 18.2 お彼岸 66.3 61.8 端午の節句 22.5 52.5 七夕 17.5 68.8 お盆 74.0 83.7 月見 17.1 44.3 クリスマス なし 0.4 2.0 62.9 63.2 年中行事について ととでそれぞれたずねました おこなっている年中行事は 上位に 初もうで (76.4%) お盆 (74.0%) が挙がりました ( 図表 1) ただし 実施率自体はに比べ低くなっています に比べて実施率が高いのは クリスマス (62.9% 63.2%) と バレンタイン (17.4% 35.1%) で なかでも バレンタイン の伸びは大きくなっています 逆に 子どもの行事としての色合いが濃い 七夕 (68.8 17.5 ポイント ) 端午の節句 (52.5 22.5 ポイント ) 月見 (44.3 17.1 ポイント ) 節分 (83.8 57.6 ポイント ) ひな祭り (58.4 34.2 ポイント ) は減少幅が大きくなっています 一方 初もうで (80.2 76.4 ポイント ) お彼岸 (66.3 61.8 ポイント ) お盆 (83.7 74.0 ポイント ) は減少幅が小さいうえ の実施率も高いことから 国民的な年中行事として定着している様子がうかがえます 2

年中行事の実施率 2 50~64 歳 や 65~74 歳 では お盆 初もうで お彼岸 が実施利率の 1 位から 3 位を占める 図表 2 年中行事の実施率 ( 上位 6 項目 年齢層別 ) N 初もうでお盆クリスマス 40~49 歳 284 83.5 77.8 77.1 60.6 85.9 80.6 58.5 45.8 84.9 60.6 35.2 46.1 50~64 歳 415 78.1 74.9 84.3 75.7 63.4 61.2 67.2 62.9 81.9 53.7 11.8 33.7 65~74 歳 242 80.2 77.3 90.5 86.8 35.1 46.3 74.0 78.9 85.6 60.7 6.2 24.4 注 : 網掛けは 1 位の項目 下線は 2 位の項目 斜め字は 3 位の項目 お彼岸節分バレンタイン 年齢層別にみると 40~49 歳 では実施率が高い順に1 位が クリスマス 2 位が 初もうで 3 位が お盆 と 節分 となりました ( 図表 2) 50~64 歳 や 65~74 歳 では お盆 初もうで お彼岸 が 1 位から3 位を占めました お盆 や お彼岸 は 年齢層が下がるにつれての実施率が低くなっていますが 初もうで は 年齢層が下がるほど実施率がわずかながら高くなっています 3

日ごろの宗教的行動 1 年に 1 2 回程度は墓参りをしている (78.7%) をはじめ 仏壇や神棚に花を供えたり 手を合わせたりする (70.5%) 先祖や亡くなった肉親の霊をまつる (50.7%) など 慰霊的行動の実施率は高い 図表 3 日ごろの宗教的行動 < 複数回答 > 0 20 40 60 80 100 (%) 年に 1 2 回程度は墓参りをしている 78.7 仏壇や神棚に花を供えたり 手を合わせたりする 70.5 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている 59.5 先祖や亡くなった肉親の霊をまつる 50.7 この 1 2 年の間に 身の安全や商売繁盛 入試合格などを祈願しにいったことがある 50.1 この 1 2 年の間に おみくじをひいたことがある 37.9 決まった日に神社仏閣などにお参りに あるいは教会に礼拝に行く 聖書や経典など 宗教関連の本をおりにふれ読んでいる ふだんから礼拝 おつとめ 布教など宗教的なおこないをしている 11.4 11.0 16.4 このなかで該当するものは何もない 3.5 日ごろどんな宗教的行動を取っているかをたずねたところ 年に1 2 回程度は墓参りをしている (78.7%) が最も多く 仏壇や神棚に花を供えたり 手を合わせたりする (70.5%) 先祖や亡くなった肉親の霊をまつる (50.7%) という慰霊的行動の実施率が高いことが分かりました ( 図表 3) また 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている (59.5%) や この1 2 年の間に 身の安全や商売繁盛 入試合格などを祈願しにいったことがある (50.1%) などの現世利益的行動も実施率が半数を超えています 一方 決まった日に神社仏閣などにお参りに あるいは教会に礼拝に行く (16.4%) 聖書や経典など 宗教関係の本をおりにふれ読んでいる (11.4%) ふだんから礼拝 おつとめ 布教など宗教的なおこないをしている (11.0%) という自己修養的行動に関する項目は実施率が低い結果となりました 4

日ごろの宗教的行動 2 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている や この 1 2 年の間に おみくじをひいたことがある 人の割合は女性の方がやや高い 図表 4 日ごろの宗教的行動 ( 性別 年齢層別 )< 複数回答 > 慰霊的行動現世利益的行動自己修養的行動 N 年に 1 2 回程度は 墓参りをしている 仏壇や神棚に花を供えたり 手を合わせたりする 先祖や亡くなった肉親の霊をまつる 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている この 1 2 年の間に 身の安全や商売繁盛 入試合格などを祈願しにいったことがある この 1 2 年の間 に おみくじをひいたことがある 決まった日に神社仏閣など にお参りに あるいは教会に礼拝に行く ふだんから礼拝 おつとめ 布教 など宗教的なおこないをしている 聖書や経典など 宗教関連の本をおりにふれ読んでいる このなかで該当するものは何もない 男性 459 78.6 67.3 50.3 54.0 49.2 33.8 18.5 9.6 9.2 4.1 女性 480 78.8 73.5 51.0 64.8 50.8 41.9 14.4 12.3 13.5 2.9 40~49 歳 283 68.2 55.5 33.2 59.7 50.5 44.5 15.2 7.4 6.4 5.7 50~64 歳 414 81.4 74.4 52.2 58.9 49.3 37.0 12.3 9.7 10.9 2.7 65~74 歳 242 86.4 81.4 68.6 60.3 50.8 31.8 24.8 17.4 18.2 2.5 注 : 網掛けは1 位の項目 下線は2 位の項目 斜め字は3 位の項目 性別でみると 現世利益的行動である 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている や この1 2 年の間に おみくじをひいたことがある 人の割合は女性の方がやや高くなっています ( 図表 4) 年齢層別にみると 仏壇や神棚に花を供えたり 手を合わせたりする や 先祖や亡くなった肉親の霊をまつる 人の割合は 年齢層が下がるにつれて低くなり 40~49 歳 と 65~74 歳 とでは実施率の差はいずれも 30 ポイント前後あります 40 代では 肉親の死に接した経験のある人が多くないのかもしれません 一方 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている や この1 2 年の間に 身の安全や商売繁盛 入試合格などを祈願しにいったことがある などの現世利益的行動の実施率は 年齢層では顕著な差は見られませんが この1 2 年の間に おみくじをひいたことがある 人は年齢層が下がるほど高くなる傾向にあり 40~ 49 歳 では 44.5% もいます 以上のことから 慰霊的行動には年齢層による実施率の違いがみられますが 現世利益的行動では女性でやや実施率が高いという程度で 年齢層による違いはみらないことがわかります 5

信仰の度合い 1 特定の宗教や宗派を 信仰していない と回答した人は 44.2% 40~49 歳 では過半数の 51.1% が 信仰していない 図表 6 信仰の度合い ( 性別 年齢層別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 (N=944) 8.9 21.8 22.7 44.2 2.4 男性 (N=461) 7.8 23.6 25.6 40.1 2.8 女性 (N=483) 9.9 20.1 19.9 48.0 2.1 6.0 40~49 歳 (N=284) 19.0 22.2 51.1 1.7 50~64 歳 (N=418) 7.9 21.3 21.5 46.9 2.4 65~74 歳 (N=242) 14.0 26.0 25.2 31.4 3.3 信仰しているどちらかといえば信仰していない無回答 どちらかといえば信仰している信仰していない 家の宗教 ( 法事やお葬式に関係のある宗教 宗派 ) の有無に関わらず 何か特定の宗教や宗派を信仰しているかどうかたずねたところ 信仰していない と回答した人が 44.2% と最多となりました ( 図表 6) 一方 信仰している と回答した人は 8.9% どちらかといえば信仰している 人は 21.8% で 何らかの宗教や宗派を信仰している人は合わせて 30.7% となりました 年齢層別にみると 年齢が下がるにつれて 信仰していない 人の割合が増え 40~49 歳 では過半数の 51.1% が 信仰していない と回答しました どちらかといえば信仰していない 人と合わせると この年代では 73.3% が信仰していないことになりますが 65 ~74 歳 でも 56.6% と半数以上が信仰していません 6

信仰の度合い 2 信仰していない 人でも慰霊的行動の実施率は 59.4% 慰霊的行動は信仰に関わらずおこなわれている 図表 7 宗教的行動 ( 信仰の度合い別 )< 複数回答 > 慰霊的行動現世利益的行動自己修養的行動 N 年に 1 2 回程度は墓参りをしている 仏壇や神棚に花を供えたり 手を合わせたりする 先祖や亡くなった肉親の霊をまつる 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている この 1 2 年の間に 身の安全や商売繁盛 入試合格などを祈願しにいったことがある この 1 2 年の間に おみくじをひいたことがある 決まった日に神社仏閣などにお参りに あるいは教会に礼拝に行く ふだんから礼拝 おつとめ 布教など宗教的なおこないをしている 聖書や経典など 宗教関連の本をおりにふれ読んでいる このなかで該当するものは何もない 信仰している 84 76.2 83.3 59.5 57.1 47.6 15.5 44.0 63.1 54.8 0.0 どちらかといえば信仰している どちらかといえば信仰していない 205 89.8 86.3 65.4 70.7 60.0 42.9 25.9 16.6 16.1 2.0 214 79.0 72.0 50.9 62.1 54.2 39.7 14.0 1.4 5.6 3.3 信仰していない 414 74.2 59.4 40.1 52.4 43.0 39.4 7.5 2.4 2.4 5.3 注 : 網掛けは最も多い項目 下線は最も少ない項目 次に信仰の度合い別に宗教的行動の実施率をみてみました ( 図表 7) 信仰している 人の実施率が目立って高かったのは ふだんから礼拝 おつとめ 布教など宗教的なおこないをしている 聖書や経典など 宗教関連の本をおりにふれ読んでいる 決まった日に神社仏閣などにお参りに あるいは教会に礼拝に行く といった自己修養的行動でした 一方 年に1 2 回程度は墓参りをしている については信仰の有無や度合いによる実施率の差はそれほどないうえ 仏壇や神棚に花を供えたり 手を合わせたりする ことについても 信仰していない 人でも実施率は 59.4% にのぼっており 慰霊的行動は信仰に関わらずおこなわれているといえます また この1 2 年の間に おみくじをひいたことがある 割合は 信仰している 人で最も低く 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている この1 2 年の間に 身の安全や商売繁盛 入試合格などを祈願しにいったことがある 人の割合は 信仰している 人より どちらかといえば信仰していない 人の方が高くなりました つまり 現世利益的行動と信仰の度合いとは関連はあまりみられません 7

仏壇や神棚の保有状況 仏壇は全体の 50.0%( 仏壇のみ 27.9%+ 仏壇も神棚もある 22.1%) 神棚は全体の 34.3%( 神棚のみ 12.2%+ 仏壇も神棚もある 22.1%) が保有している 図表 5 仏壇や神棚の保有状況 0% 20% 40% 60% 80% 100% 20.8 14.8 51.0 13.1 0.3 27.9 12.2 22.1 37.5 0.3 仏壇のみ神棚のみ仏壇も神棚もある ( あった ) 仏壇も神棚もない ( なかった ) 無回答 仏壇や神棚の保有状況について ととでそれぞれたずねました は 仏壇も神棚もあった と回答した人が 51.0% と最も多くなりましたが では 仏壇も神棚もない と回答した人が 37.5% と最も多く 仏壇も神棚もある と回答した人は 22.1% しかいませんでした ( 図表 5) の保有状況をみると 仏壇は全体の 50.0%( 仏壇のみ 27.9%+ 仏壇も神棚もある 22.1%) 神棚は全体の 34.3%( 神棚のみ 12.2%+ 仏壇も神棚もある 22.1%) となっています 8

宗教的態度 80% 以上の人が 宗教を信じていなくても 幸福な生活を送れる と回答 一方で 神や仏をそまつにすると ばちがあたる (71.3%) 信仰は死に直面した時の心の支えになる (64.8%) と考える人も多い 図表 8 宗教的態度 ( そう思う まあそう思う の合計 性別 年齢層別 ) 全体 男性 (N=461) 性別 女性 (N=483) 40~49 歳 (N=284) 年齢層別 50~64 歳 (N=418) 65~74 歳 (N=242) 霊魂観念 向宗教性 加護観念 死後の世界はあると思う 人は死んでも繰り返し生まれ変わるものだ 神や仏をそまつにすると ばちがあたる 死者の供養をしないとたたりがあると思う 仏様や神様を信心して願いごとをすれば いつかその願いごとがかなえられる 宗教心がある人は 心が豊かだと思う 信仰をもつことによって 人生の目標が与えられる どんなに科学が進んでも 人間は信仰がなければ幸せになれない 信仰は 死に直面した時の心の支えになる 宗教を信じていなくても 幸福な生活を送れる 氏神の祭りは 地域の結びつきを高めるのに必要である お盆などの宗教的行事には親しみを感じる 観音さんやお不動さんに親しみを感じる 41.9 38.6 45.1 56.3 35.6 35.9 28.1 23.9 32.1 43.0 23.7 18.2 71.3 67.2 75.1 82.4 66.3 66.9 41.9 39.7 44.1 52.4 38.5 35.6 40.6 38.4 42.6 48.6 35.2 40.5 41.2 41.6 40.8 33.1 38.2 55.8 48.5 49.7 47.2 48.3 45.0 54.5 29.2 32.1 26.3 27.5 26.3 36.0 64.8 63.8 65.8 67.6 62.0 66.5 80.4 78.7 82.0 82.1 81.8 76.1 65.6 65.1 66.0 66.2 61.9 71.1 69.1 69.4 68.8 63.4 67.4 78.5 57.7 61.4 54.0 47.6 59.3 66.5 注 : 網掛けは全体平均より 5 ポイント以上高い項目 下線は全体平均より 5 ポイント以上低い項目 向宗教性 5 項目 加護観念 3 項目 霊魂観念 5 項目の計 13 質問を設定し 宗教的態度についてたずねました ( 図表 8) 全体の回答率が最も高いのは 宗教を信じていなくても 幸福な生活を送れる (80.4%) でしたが 性別 年齢層別では顕著な差はありません しかし 神や仏をそまつにすると ばちがあたる (71.3%) 信仰は死に直面した時の心の支えになる (64.8%) という質問に対して肯定的な考えを持っている人は多くなっています なかでも 神や仏をそまつにすると ばちがあたる については 男性より女性で 年齢層では 40~49 歳 で肯定する人が多くなっています 9

研究員のコメント 今回の調査対象者では 年に1 2 回程度は墓参りをしている 仏壇や神棚に花を供えたり 手を合わせたりする 先祖や亡くなった肉親の霊をまつる といった慰霊的行動の実施率が高い結果となりました しかし 慰霊的行動の実施率は 40 代では 50 歳以上と比較すると大きく落ち込む傾向が見られました また 魔よけやお守り おふだなどの縁起物を自分の身のまわりに置いている この 1 2 年の間に 身の安全や商売繁盛 入試合格などを祈願しにいったことがある などの現世利益的行動は 年齢に関わらず実施率は半数程度ありました 慰霊的行動や現世利益的行動は 信仰の度合いと関連があまりなく 日ごろの宗教的行動として定着している様子がうかがえます 宗教的態度の因子としては 霊魂応報 向宗教性 加護 の3つが検出されました 年齢が上がるにつれて 加護 観念は強くなりますが 霊魂応報 観念は弱くなっていきます また すべての因子で因子得点の高い人は 信仰の度合いが高い傾向が見られたものの 信仰の度合いを規定する要因は 向宗教性 因子だけでした 以上のことから 私たちの多くは創設宗教の信仰とは別の次元で 宗教 的 観念を持ち 宗教 的 行動をおこなっている様子が浮き彫りになりました 特に 死者儀礼としての慰霊的行動は創設宗教と結び付けられることが多いですが こうした意識は 霊魂応報 や 加護 など 信仰とは別個の概念で捉える必要があると思われます ( 研究開発室主任研究員小谷みどり ) 10