特別支援 高等部

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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Microsoft Word - 社会科

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

国語科学習指導案

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

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自己紹介をしよう

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

資料5 親の会が主体となって構築した発達障害児のための教材・教具データベース

第1学年国語科学習指導案

作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

2、協同的探究学習について

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

4 展開計画 ( 全 5 時間 ) 時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 タンザニアを知ろう! No.1 アフリカの途上国 タンザニア という国について知る 興味を持ち どんな文化なのかどんな生活をしているのかを自ら調べようとする タンザニアについての基本的な情報を聞く ワークシートパワーポイント

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

第1学年国語科学習指導案

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

0630指導案A1

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

いろいろな衣装を知ろう

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

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第4学年算数科学習指導案

解答類型

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

H

Taro-【HP用】指導案.jtd

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

グリーン家の人々

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

Taro-12事例08.jtd

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

E 児 第 4 学年男児で, 軽度の知的障害がある 漢字はよく覚えているが, 書く字は雑でマスからはみ出ることが多い 漢字や文を読むことはできるが, 小さな声で音読したり発表したりする 自分の思いを話したり書いたりして表現することが難しい 昨年度, ローマ字を学習しているが, ほとんど覚えていなかっ

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

生徒の活動

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

の一部のみであるしたがって教科書の本文だけから小説 こころ の全体像を浮かび上がらせることは難しいしかし 掲載された部分だけでも 先生 と という二人の青年の揺れ動く こころ を描き 生徒たちを作品の中に引き込む力は群を抜いたものであると考える高校 3 年生である生徒たちは 心の葛藤というものを多く

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

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目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

Taro-5年研究のまとめ

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

今年度の校内研究について.HP

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

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第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

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第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

KABC Ⅱ 検査報告書作成日 : 年月日 1 氏名 : 男 女検査年月日 : 年月日生年月日 : 年月日 ( 歳 ) 検査者 : 学校 学年 : 2 相談内容 ( 主訴 ) 3 検査結果 1) 全般的な知的水準 ( 認知総合尺度 ) および習得度の水準 ( 習得総合尺度 ) 2) 認知面および習得

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

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高等部国語科学習指導案 日時平成 23 年 月 日対象都立 特別支援学校高等部第 1 学年 1 単元名 説明書 ~ 読んで やって 書いてみよう ~ 2 単元の指導目標 説明書を適切に読み取り 手順に従って操作す 説明書の形式や着目するべき項目を知 説明書におけるポイントを踏まえて説明書を作成す 3 単元の評価規準 観点単元の評価規準学習活動に即した具体的な評価規準 ア国語への関心 意欲 態度説明書を正確に読み 操作しようとしてい 1 説明書を読んで 操作しようとしてい 2 活動に最後まで取り組もうとしてい ウ書く能力 エ読む能力 オ言語についての 知識 理解 技能 形式に沿って書くことができ 説明書を正確に読み取 1 箇条書きなどの形 1 注意事項に着目し 式を用いて書いてい 読み取ってい 2 操作する順番を正 2 短い文で分かりや 確に押さえ 読み取っ すく書いてい てい 説明書の形式や着目するべき項目を知 1 順序を示すときには箇条書きの形式が有効なことを理解してい 2 短い文で書いてあるものは 読みやすいことを理解してい 4 指導観 (1) 単元観国語科の内容は 聞く 話す 読む 書く の三つの領域から構成され 2 段階で示されてい内容には 次のようにあ 2 段階 (3) 目的や意図などに応じて文章の概要や要点などを適切に読み取 本単元では 読む の領域から記された上記の内容を中心に扱う 自立した生活を送るためには 必要とする情報を的確に得たり 書くことで伝えたりすることが必要とな日常生活で使うことになる電化製品や器具 簡単な食品の作り方などの説明書はその一つであ説明書を読んで 適切に利用できるようになることは自立した生活を送る上で大切な力であまた 説明書を読んで操作ができるようになるだけでなく 取り扱い上の注意事項や故障した際の対処法などの記載から情報を得ることも必要なことであ単元を通じて 必要に応じて説明書を読んで対処する姿勢を身に付け以上のことから この単元を設定した

(2) 教材観本単元で扱う説明書は ゲームやプラモデルの説明書などで身近なものであそこで 読みを確実なものにし 注意事項や故障時の対応などについても知識を得ることができるようにしたい 実生活の上では 必要とする情報がどこに記載されているかを探し出す力も 説明書の読み方 では必要なことであ注意事項等の重要な項目はマークが付いていたり 字体が変更されていたりすこのことも合わせて指導をしていきたい 生徒の実態からは 具体物を用いた体験的な学習が有効であることから 説明書を読むだけでなく 実際に操作を伴った活動を行うことで理解を深めていきたい また 読む だけでなく 説明書を書く 活動を取り入れることで 読み取りのポイントをより明確にすそして 書く 場面では 生徒一人一人の好きなことや得意なことを書かせることで 本単元の学習に対する意欲や関心を高めることにつなげていく 5 年間指導計画における位置付け 国語科における各学期の主な学習内容は 以下のとおりであ 1 学期 2 学期 3 学期国語 主な内容 物語文 説明文 詩 短歌 6 単元の指導計画 (5 時間扱い ) 単元の流れ第 1 時で単元の活動を知り 活動に対する意欲 説明書の読解に対する興味 関心を高め第 2 3 時で個別に体験的な学習活動をすることで 読解を深め第 4 時で体験を基にして説明書の読解のポイントをまとめここでは 身近にある説明書 ( 電化製品など ) を多く取り上げるようにす説明書の形式や着目すべき項目を知第 5 時で 自分の好きなもの 得意なものを ポイントを踏まえて説明書という形でまとめ作成した説明書は文化祭で展示す 他教科とのつながり身近にある道具の説明書を読むことにより 理科 の内容と関連付けていく 日時次時数 学習活動 学習内容 12 月 5 日 ( 月 ) 第一次 第 1 時 ( 本時 ) 12 月 8 日 ( 木 ) 第 2 時 4 5 校時第第 3 時二 12 月 12 日 ( 月 ) 次第 4 時 12 月 16 日 ( 金 ) 19 日 ( 月 ) 第三次 第 5 時第 6 時 説明書を読んで やってみよう ( 全体 ) 説明書のポイント( 順序 注意事項 ) 説明書を読んで やってみよう ( 個別 ) 説明書の読み取り 操作( 順序 注意事項 ) 身近にある説明書探し 様々な説明書 説明書のポイント( 順序 注意事項 故障時の対応 保管方法 ) 説明書を書いてみよう 説明書のポイントを踏まえて書く( 順序 分かりやすく 短い文 )

7 単元に関する個々の生徒の実態と本時の目標 生徒 生徒の実態 本時の目標 指導の手だて 答えが明確な質問に対しては 説明書を読んで 説明書の絵や図を手 答えるが 考えや意思を問う質 操作す がかりにできるように 問に対しては 返答しないこと ワークシートに す A が多い 説明書を書こう とい説明書のポイント ポイントは分かりやう課題では 特にない というを書く すい簡単な言葉で示 反応が予想され す 説明文読解は小学校中学年程 度であ 特定のもの ( スーツやネクタ 二つの説明書を 課題を明確に示す イ ) に対して関心が強い 情緒 比較し 説明書の 的に不安定なことがあ学習 ポイントを考え B 内容に気持ちが向くと 積極的 ワークシートは 一 に発言をす ワークシートに つずつ確認して取り組 説明文読解は小学年中学年程 説明書のポイント む 度であ を書く 自閉傾向が強い 一斉授業の 説明書を読んで 具体物を操作するこ 中での音声言語でのやり取りは 操作す とで 興味 関心を高 理解できていないことが多い ワークシートに め C 体験的に行い 理解できた活動説明書のポイント ポイントは分かりやは集中して取り組むことができを書く すい簡単な言葉で示 す 説明文読解は単純なものでも 難しい 評価規準 ( 評価方法 ) ア1 2 エ1 2 オ1 2 ( ワークシート ) ア1 2 エ1 2 オ1 2 ( ワークシート ) ア1 エ1 オ1 ( ワークシート ) 以下 個人情報の関係で省略 WISC Ⅲの結果から考える手だて 参考文献 軽度発達障害の心理アセスメント WISC-Ⅲの上手な利用と事例 編著者上野一彦海津亜希子服部美佳子発行所株式会社日本文化科学社 第 Ⅲ 章 2 WISC-Ⅲの郡指数のプロフィールパターンによる解釈 を参照 生徒 FIQ 全検査 VIQ 言語性 PIQ 動作性 VC 言語理解 PO 知覚統合 FD 注意記憶 PS 処理速度 郡指数パターン A 57 57 66 55 72 68 72 3 B 81 77 89 76 87 103 92 7 C 49 46 64 49 63 94 75 13 以下 個人情報の関係で省略

郡指数パターン 13 3 7 1 10 状態像として考えられることあ 言葉の理解や操作は苦手であ 視覚的な処理 絵や図の理解や操作は全般的に苦手であ であ 聴覚的な記憶( 複雑な言語を伴わないもの ) は得意であ 言葉の理解や操作は苦手であ 意であ 形を正確に捉えることや 聴覚的な記憶は苦手であ 継次的に処理することは得意であ支であ 聴覚的な処理 ことばの理解や操作は全般的に苦手であ えること 視覚的な記憶は得意 形の操作 空間的な情報の把握 処理は苦手であ 聴覚的な記憶 ( 複 視覚的な処理 聴覚的な記憶 ( 複 視覚的な処理 言葉の理解や操 雑な言語を伴わな 絵や図の理解や操 雑な言語理解を伴 絵や図の理解や操 作は得意であ いもの ) は得意で 作は全般的に得意 わないもの ) は得 作は全般的に得意 形を正確にとら 関連性の理解や 類推など 複雑な 処理は ( 聴覚 視覚 共に ) 苦手であ 覚えるべき内容 視覚的な手がか 一つずつ順を追 視覚的な手がか 言葉で説明を加 は 簡単な言葉で りを用い って説明す りを用い え 分かりやすく伝え 具体物を使用す 課題の内容を分 具体物を使用す 言葉で定義付け 援 かりやすく提示す の 課題の内容を明 実践させ 実践させ 覚えるべき内容 例確にす 覚えるべき内容 パターンを示す は 意味付けをし パターンを示す は 簡単な言葉で て 覚えやすくす 分かりやすく伝え 8 指導に当たって 導入で教員が得意なことを説明して見せることを通して 単元に対する興味 関心を高め 説明書を読み取る際に着目すべき項目を簡単にまとめ ポイントとして示す 説明書の実物を見せるときには 拡大して分かりやすく示す 読み取る活動を体験的に行うことにより 学習への興味 関心を高め 理解の促進を図 読み取る活動だけでなく 書いて人に伝える活動を入れることで 読みの定着を図 WISC-Ⅲの結果をもとにすることで 単元の設定 支援方法に客観性をもたせ 生徒の身近にあり 近い将来使うことになると思われる説明書を取り上げ 説明書のポイントは拡大した紙で 分かりやすく提示す 集団統率できるよう 生徒一人一人の実態を的確に把握するとともに 活動にめりはりを付け 肯定的 受容的な雰囲気を作ることで 活動に対する意欲を高め

9 配置図 ( グループ活動時 ) 黒 板 A G H I 教卓 B T1 C 教卓 F E D 10 本時 ( 全 5 時間中の第 1 時間目 ) (1) 本時の目標 単元の活動内容を知り 意欲を高め 説明書のポイントを知 (2) 本時の展開 は教員の発問 は予想される生徒の発言 は予想される生徒の反応 時間 学習内容と学習活動 挨拶をす 姿勢を正して行う 指導上の留意点 配慮事項 評価規準 ( 評価方法 ) 導 名前を呼ばれたら返事をす 健康状態等を確認す 入 本時の内容を明確にし 見通しをもてるようにす 5 本時の活動内容について話 目標を模造紙に書いて提示し 分かりやすくす 分 を聞く 説明書のポイントを知ろう 本時の目標を把握す と掲示をす グループに分かれる 3 グループに分け 説明書を読んで活動するこ 説明書を見ながら 作ってもらいます とを知説明書 2 を見て 拡大した説明書 2 を提示す各グループに配布す 展 作 説明書 2 を見ながらミルクセーキの作り方を把握す ア 1 開 40 分 作れない原因を考え 作ることができない 説明書があるのにどうして作れないのかな? シェイカーってなに? 道具の名前が分からない エ 1 どうやって作ればいいか分からない 読みにくい 何を言いたいのか分からない 注意することが分かりにくい 何に注目すれば良いの か分からない

生徒の発言を板書す 説明書 1 を読んで作 それでは もう一つ別の説明書ではどうだろう? 拡大した説明書 1 を提示す各グループに配布す 説明書 1 を見ながらミルクセーキを作 説明書 1 と 2 を比較し な ぜ分かりやすかったかを考え 作ることができる 説明書 2 と比較し 読みやすいポイントを生徒が考える ことができるように支援す板書の作れなかった原因を 見ながら 発言が出るように支援す 写真があったから どの道具を使うか分かった 番号があって順番が分かりやすかった 文章が短くて 分かりやすかった マークがあって 注意することがすぐ分かった ワークシートに説明書のポ イントをまとめ ワークシートを配布す 板書をもとに ポイントをまとめ まとめ 5 分 次回の内容を知 終了の挨拶を行う 図やイラストがあり 分かりやすい 順番が書いてあって 分かりやすい 短い文で分かりやすい 注意することが分かりやすい 全員が説明書を読んで活動することを伝え 姿勢を正して行う 11 板書計画 説明書 ~ 読んで やって 書いてみよう ~ 説明書のポイントを知ろう 説明書 1 分かりやすく書いたもの 説明書のポイント 1 2 3 4 作れなかった原因 生徒の発言を板書 説明書 2 分かりにくく書いたもの