生活困窮者自立支援制度の全体像 自立相談支援事業 緊急に衣食住の確保が必要な人 一時生活支援事業 住居喪失者に対し一定期間 衣食住を提供 生活保護に至る前の段階から早期に支援 再就職のために居住の確保が必要な人 住居確保給付金 就職活動中の家賃費用を有期で支給 生活と就労に関する支援員を配置し 他施

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淀川区生活困窮者

三鷹市健康福祉総合計画2022

生活困窮者支援事業について 平成 28 年 11 月 14 日市長定例記者会見資料 2 さまざまな悩みを抱える生活困窮者 仕事はしたいけど 今日食べるものもないな 実施住居確保給付金必須事業安定的に就職活動を行うことができるよう, 有期で家賃相当額を支給 借金の返済 子どもの将来が心配だな 高知市生

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厚生労働省提出資料

地域子育て支援拠点事業について

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

平成 28 年度の貸付決定件数 1 平成 27 年度貸付 決定件数 2 平成 28 年 度貸付決定件 数 ( 速報値 ) 3 貸付決定件 数の増減 2-1 (%) 4 2 のうち 自立を利用し た件数 (%) 件 5 2 のうち 家計を利用し た件数 (%) 全資金合計 29,782 28,386-

6 市町村と連携した就職促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 就職活動の進め方 履歴書の書き方 面接対策 等をテーマにしたセミナーを市町村等実施地区の関係者と協力 連携して実施 ( 県内 15 地区 ) 7 新入社員向け職場定着促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 概ね入社後 1 年の若

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スライド 1

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再生の見通しなどを記載した 貸付あっせん書 を作成し, 本人の家計の状況や家計再生プ ラン等を貸付期間と共有し, 貸付の円滑 迅速な審査につなげる 7 業務の具体的な実施方法家計相談支援事業と自立相談支援事業は, アセスメントの結果や相談者の状況変化等の必要な情報を常に共有し, 適切に連携を図りなが

平成21年10月より、離職者であって就労能力及び就労意欲のある者のうち、住宅を喪失している者又は喪失するおそれのある者を対象として、6月間を限度として住宅手当を支給するとともに、住宅確保・就労支援員による就労支援等を実施し、住宅及び就労機会の確保に向けた支援を行います。 (手当の支給額は地域ごとに上限額が設定されます(生活保護の住宅扶助特別基準に準拠))  ○○市の場合  ○○円(単身世帯)  ○○円(複数世帯)

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(2) 第 3 段階ハローワーク徳島 ( 徳島市出来島本町 1 丁目 5 番地 ) 所管区域は 徳島市 名東郡 名西郡 4 具体的な業務内容 (1) 第 1 段階 駅のハローワーク で 国が直接実施しているサービスを 県の権限で実施する 具体的には 職業相談 職業紹介等の業務を 県の職員が執行できる

ホームレスへの自立支援のあり方について

置することとする (1) ファイナンシャルプランナーの資格を有する者 (2) その他 (1) に掲げる者と同等の能力または実務経験を有する者 ( 支援回数等 ) 第 9 条事業者は 事業を原則として月 2 回程度実施するものとし 1 回当たりの実施時間は4 時間を基準とする ( 支援の期間 ) 第

指定特定相談支援事業 指定障害児相談支援事業の指定に係る Q&A 注意事項事業の実施にあたっては, 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 や 児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 等を必ず確認

求職者と企業を繋ぐ支援ツールであるジョブ カードが 在職者 学生にも使いやすくなりました ジョブ カードは キャリア プランシート 職務経歴シート 職業能力証明シート で構成されており キャリアコンサルティング ( P23) 等の相談のもと生涯を通じた キャリア プランニング ( 職業生活設計 )

(1) 実施体制 岐阜県総合人材チャレンジセンターでの相談体制 岐阜県 本所 運営マネージャー 1 名 受付 事務担当者 1 名 総務 広報担当者 1 名 生活 就労相談員 3 名 求人開拓 UI ターン就職促進員 2 名 委託訓練就職支援員 1 名 再就職支援員 2 名 サテライトぎふ 事務 受付

取組例3_京丹後市(藤村様分)ページ番号修正

おながわ_14.6月号

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求職者と企業を繋ぐ支援ツールであるジョブ カードが 在職者 学生に も使いやすくなりました ジョブ カードは キャリア プランシート 職 務経歴シート 職業能力証明シート で構成されており キャリアコンサルティング ( P19) 等の相談の もと生涯を通じた キャリア プランニング ( 職業生活設計

(*H27 年 7 月家賃分以降の取り扱い ) 住居確保給付金のしおり 離職によって住居を喪失又はそのおそれのある方へ ~ 住居確保給付金事業のご案内 ~ ぷらっとホーム世田谷は 世田谷区から委託を受け 世田谷区社会福祉協議会が運営しています

Microsoft PowerPoint - ひとり親家庭の支援について

調査結果概要 ( 旭川市の傾向 ) 健康状態等 子どもを病院に受診させなかった ( できなかった ) 経験のある人が 18.8% いる 参考 : 北海道 ( 注 ) 17.8% 経済状況 家計について, 生活のため貯金を取り崩している世帯は 13.3%, 借金をしている世帯は 7.8% となっており

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1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

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~ 目次 ~ 1. 住居確保給付金とは 1ページ 2. 住居確保給付金を受けるための要件は 2ページ 3. 住居確保給付金の申請に必要な書類は 4ページ 4. 住居確保給付金の申請から決定までの流れ 5ページ (1) 住宅を喪失している方の場合 5 ページ (2) 住宅を喪失するおそれのある方の場合

D-1-1 手続きは 傷病手当金は 病気休業中の健康保険加入者とその家族の生活を保障するための制度 で 被保険者が病気や業務外のけがのために働くことができず 事業主(会社)から給与 が受けられない場合に支給されます 手続き 傷病手当金の請求には 療養の事実についての担当医師の証明と 休業期間中の賃金

被保護世帯数 被保護人員 保護率の年次推移 生活保護受給者数は約 216 万人であり 平成 23 年に過去最高を更新して以降増加傾向が続いている 260 ( 万 ) 2.50 被保護世帯数 ( 世帯 ) 被保護人員 ( 人 )

Taro-非常勤嘱託員(障害者職業訓練支援員)募集のお知らせ

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1 総括 1-1 事業概要生活困窮者自立支援法の施行に伴い 座間市でも平成 27 年 4 月より生活困窮者自立支援事業 ( 以下 本事業 という ) に取り組んでいます 本事業は 生活困窮者自立支援指針 に基づき 必須事業である自立相談支援事業と住居確保給付金の支給に 任意事業の子どもの学習支援事業

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東日本大震災への対応 政府一体となって ハローワークを中心に被災者の就労を強力に支援 特別相談窓口での相談 ハローワークに特別相談窓口を設置 出張相談の様子 ( 福島労働局 ) 仮設住宅等への出張相談 仮設住宅等の入所者を対象として ハローワークからの出張相談を実施 雇用保険受給者実人員の推移 就職

280428能発0428第8号(1)

Ⅰ 改正について 児童扶養手当法の改正 Q&A ( 公的年金等と合わせて受給する場合 ) Q1 今回の改正の内容を教えてください A: 今回の改正により 公的年金等 * を受給していても その額が児童扶養手当の額 より低い場合には 差額分の手当が受給できるようになります 児童扶養手当 は 離婚などに

社会福祉協議会 公営住宅法第二条第十六号に規定する事業主体である又は 番号法別表第二の 27 の項 番号法別表第二の 30 の項 番号法別表第二の 31 の項 地方税法その他の地方税に関する法律及びこれらの法律に基づく条例による地方税の賦課徴収に関する事務であって主務省令で定めるもの 社会福祉法によ

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

10 生活保護の医療扶助について 生活保護制度では 困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して 医療扶助として医療を提供 医療扶助の対象者 生活保護受給者は 国民健康保険の被保険者から除外されているため ほとんどの生活保護受給者の医療費はその全額全額を医療扶助で負担医療扶助で負担 た

11月は『職業能力開発促進月間

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

現状と課題 1 自治体の知見 ノウハウを活用した効果的な就業支援が出来ない 求職者については 京都ジョブパークのカウンセリングを通じて 経歴や性格 希望などを丁寧に把握し また 企業については 日頃の商工行政を通じて 事業計画や経営者の個性 企業風土などを把握していることから 効果的で高い定着率が期

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第 2 節キャリア コンサルティングの理解 (4) キャリア コンサルタントの能力 Ⅰ キャリア コンサルティングの社会的意義に対する理解 1 社会 経済的動向とキャリア形成支援の必要性の認識 2 キャリア コンサルティングの役割の理解 3 キャリア コンサルティングを担う者の活動範囲と義務 ( 活

2016年 弾丸メールセミナー № 33 雇用保険法 高年齢再就職給付金

番号制度の実施に伴う社会保障関係システムの改修について 国 都道府県 市町村 市町村 医療保険者等 システム名 社会保険オンラインシステム 労災行政情報管理システム ハローワークシステム 障害者福祉システム 児童福祉システム 生活保護システム 国民年金システム 国民健康保険システム 後期高齢者医療シ

地千代田町福祉センター内に設置するものとする (3) 自立相談支援機関の名称本事業を実施する機関を自立相談支援機関 ( 以下 支援機関 という ) とし 名称については 神埼市生活自立支援センター とする 4 委託業務期間 平成 30 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日まで 5

取組例2_佐倉市(小林様分)

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

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京丹後市の    包括的な支援の取組

生活困窮者自立支援制度 施行1年目の取組み

区分

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会におけるこれまでの ( 目次 ) これまでの各回における議題の 特に議論いただきたい点 を基に整理 < 第 2 回部会関係 > (2-1) 自立相談支援のあり方について 1 1 自立相談支援のあり方全般 2 自立相談支援事業に生活困窮者をつなげる仕組み

寝屋川市母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 雇用の安定及び就職の促進を図るために必要な教育訓練に係る講座 ( 以下 講座 という ) を受講する母子家庭の母 又は父子家庭の父に対し 母子及び父子並びに寡婦福祉法 ( 昭和 39 年法律第 129 号 以下

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

一について人口密集地域であり 簡易宿所が密集する地域を抱えていることから 全国的に見てもいわゆるホームレスの数が多い地域であると推測される東京都(特別区の区域に限る ) 川崎市 横浜市 名古屋市及び大阪市における野宿生活者等の数について各地方公共団体に聴取したところ それぞれの地方公共団体で 野宿生

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平成29年度 障害者白書(PDF版)

資料8

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受講案内 募集期間 平成 29 年 1 月 4 日 ( 水 ) ~ 平成 29 年 1 月 31 日 ( 火 ) 訓練期間 平成 29 年 3 月 2 日 ( 木 ) ~ 平成 29 年 8 月 30 日 ( 水 ) 定員申込受講料応募資格その他 15 名 導入講習付きコース (2 月入所 ) によ

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平成26年版子ども・若者白書(概要)


地域産業活性化コース 厚生労働省採択事業 (H28 ~ 30 年度 ) 平成 29 年度 三重県地域活性化 雇用創造プロジェクト事業 地域産業 活性化コース 対象業種 食料品製造業 情報サービス業飲料 たばこ 飼料製造業 木材 木製品製造業 パルプ 紙 紙加工品製造業 印刷 同関連業 なめし革 同製

1 ハローワークとは 1

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電子申請ご利用のおすすめ 事業主が雇用する労働者に関して雇用保険関係手続きを行う場合 各種届出書を公共職業安定所長に提出する必要があります 提出方法には ハローワーク窓口に書類を提出していただく方法に加えて インターネットによる 電子申請 があります ぜひ電子申請をご利用ください 電子申請のメリット

愛知県労働協会中長期計画 ( 後期 ) 平成 29 年 3 月 第 1 中期計画 ( 後期 ) 策定の趣旨公益財団法人愛知県労働協会は これまで 勤労福祉会館等の管理運営事業のほか 労働関係情報の収集 提供等に関する事業 職業適性検査に関する事業などの県からの委託 補助事業及び労働教育事業などの自主

厚生労働省(職業能力開発行政)におけるキャリア教育の捉え方と関連する取組について

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宅地の補修工事に関する費用の貸付 被害建物に関する相談窓口 応急仮設住宅の提供 被災者生活再建支援金 住宅の応急修理制度 住宅の補修工事に関する費用の貸付 ( り災証明書の提出が必要です ) 被災家屋等

資料 4-2 リカレント教育 厚生労働省人材開発統括官若年者 キャリア形成支援担当参事官室 1

第 1 部 施策編 4

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

01 公的年金の受給状況

Transcription:

健康福祉委員会資料 平成 27 年 2 月 17 日 福祉部板橋福祉事務所 生活困窮者自立支援法に基づく事業の概要について 1 背景及び目的これまで諸制度の狭間に置かれてきた 生活保護に至る前の生活困窮状態にある人々への自立支援策を強化するため 生活困窮者自立支援法が第 2のセーフティネットの強化を目的として制定され 平成 27 年 4 月 1 日から施行される 板橋区では 生活困窮状態にある区民の自立を促進するため 支援の拠点となる いたばし生活仕事サポートセンター を設置し 関係機関との連携や他制度 他施策の活用も図りながら包括的な支援を行っていく 2 事業概要多様で複合的な問題を抱える生活困窮状態にある区民を支援するため 必須事業である 自立相談支援事業 住居確保給付金 のほか 家計相談支援事業 就労準備支援事業 学習支援事業 を専門性のある事業者へ委託し 実施する ⑴ いたばし生活仕事サポートセンター で一体的に実施する事業 委託 事業名事業内容主任相談支援員 相談支援員 就労支援員を配置し 主として生活に困窮する区民からの幅広い相談を受け 必要に応じて他機関 他制度を案内するほか 本人の申込みに 1 自立相談支援事業より アセスメントに基づく個別プランを作成し 生活困窮者自立支援法の各事業と他制度 他施策を活用した包括的な支援を行う 離職等により住居を失った求職中の区民に 求職期間中 2 住居確保給付金 ( 最長 9ヶ月 ) の家賃相当の給付金を支給する ( センターでは制度案内 申請受付 要件確認等を行い区へ取り次ぐ ) 家計相談支援員が家計に関する課題を分析し 家計管理 3 家計相談支援事業の提案や貸付制度の案内など家計の改善 自立に向けた総合的な支援を行う ⑵ いたばし生活仕事サポートセンター と連携して実施する事業 委託 事業名事業内容就労に向けた準備として 基礎的能力の形成支援 ( 生活 4 就労準備支援事業習慣の確立 就労に必要な能力の習得 ) や就労体験等のトレーニングを有期 (1 年以内 ) で行う センター内に配置する学習支援員による相談支援 家庭 5 学習支援事業訪問による保護者への働きかけやカウンセリング 子どもの居場所の開設と学習指導等を行う 一時生活支援事業は 都区共同事業 ( 路上生活者対策事業 ) として実施予定

生活困窮者自立支援制度の全体像 自立相談支援事業 緊急に衣食住の確保が必要な人 一時生活支援事業 住居喪失者に対し一定期間 衣食住を提供 生活保護に至る前の段階から早期に支援 再就職のために居住の確保が必要な人 住居確保給付金 就職活動中の家賃費用を有期で支給 生活と就労に関する支援員を配置し 他施策 制度も活用しながら包括的に支援 一人ひとりの状況に応じた支援計画を作成し 個別的 継続的に支援 地域のネットワークを強化 ( 分権的 創造的支援 ) 本人の状況に応じた支援 早期就労が見込まれる人 就労に一定期間を要する人 ハローワークとの一体的支援 自治体とハローワークによる一体的就労支 援 ( 福祉事務所への常設窓口設置による連携強化も ) 就労準備支援事業 就労に向けたスキルアップ等の準備 就労訓練事業 * すぐに一般就労が困難な場合 ( 民間事業者が主体 ) 直ちに一般就労が困難な者に対するトライ アル就労 ( 中間的就労 ) 情報とサービスの拠点 となるワンストップ型 家計から生活再建を考えるべき人 家計相談支援事業 家計再建に向けたきめ細かな相談 支援や資金貸付のあっせん の窓口 その他の支援が必要な人 関係機関 他制度 他施策による支援 基本は現金給付ではなく 自立に向けた人的支援を有期により提供 貧困の連鎖の防止 学習支援事業 生活困窮家庭の子どもに対する学習支援や保護者への助言 ( 生活保護受給世帯も対象 ) 上記は 新法が定める事業 を中心に記載しているが これ以外にも 様々な施策 制度を活用して 対象者の自立を支援する

継続就労 貯蓄 頼れる人 機関の存在 地域とのつながり 失業 廃業 債務 高齢 傷病 etc. どこに相談すればいいんだろう 第 1 のネット ハローワーク 雇用保険 年金保険 医療保険 その他 生活の再建 貧困の連鎖 解消 困窮リスクの増加 第 2 のネット 生活困窮者自立支援法 (H27.4.1 日施行 ) 求職者支援制度 貸付制度 etc. 第 3 のネット 生活保護制度 ( 福祉事務所 ) 板橋区自立支援プログラム就労 次世代 住宅支援金銭管理支援 etc. 困窮リスクの増加 まずは相談! これからのことを一緒に考えてくれる! 自立相談支援事業 いたばし生活仕事サポートセンター くらしやしごとの相談 1 課題の把握 スクリーニング 2 アセスメント プランの作成 3 サービス 提供 課題解決 4 フォローアップ 紹介 つなぎ 連携 包括的支援 社会資源 関係機関 福祉事務所 ハローワーク 社会福祉協議会 地域包括支援センター 民生 児童委員 消費者センター ライフライン事業者 若者サポートステーション 税 国保徴収窓口 医療機関 福祉施設 教育委員会 小中学校 法テラス etc. 新法に基づく支援 自立相談支援事業 ( 就労支援等 ) 住居確保給付金 家計相談支援事業 就労準備支援事業 学習支援事業 一時生活支援事業

いたばし生活仕事サポートセンターの概要 所在地 東京都板橋区板橋 3 丁目 6-17 SKT 板橋ビル 2 階 面積 140.28 m2 開所時間 午前 9 時 ~ 午後 7 時 支援員 1 主任相談支援員 (1 名 ) 2 相談支援員 (4 名 ) 3 就労支援員 (3 名 ) 4 家計相談支援員 (1 名 ) 各支援員は 専門の資格や業務経験のある者 また 国が実施する職種別の養成研修の受講が義務付けられている イメージ

学習支援事業の概要 事業目的 将来への希望と意欲の醸成 ( 自尊心 自信の回復 ) 高校への進学 と卒業 ( 中退防止 ) の実現 そして将来の就職 自立へつなげ 貧 困の連鎖 の解消を図る いたばし生活仕事サポートセンター自立相談支援機関主任相談支援員相談支援員 就労支援員 家計相談支援員 学習支援事業 受託法人 学習支援員 開設 情報提供 / 相談 傾聴 カウンセル 子どもの居場所 カウンセリング アセスメント 事業案内 諸制度の案内 子どもへの関わり方の助言 居場所への誘導 高校入試 進路相談 相談 児相 子家セン等との連携 意欲喚起 動機付け 学習指導 アウトリーチ チーム学習 学び直し 宿題支援 進路相談 子ども同士や支援員等 ケースワーカー 学校 との交流 関係機関 通所 夏季合宿 農業体験等 ボランティア体験 職場見学 イベント etc. 生活保護受給世帯 保護者子ども ( 中学生等 ) 生活困窮世帯

生活保護受給者等就労自立促進事業 ( 厚生労働省事業 ) 1 事業の趣旨労働局 ハローワークと地方公共団体との協定等に基づく連携を基盤として 厚生労働省が平成 23 年度から 福祉から就労 支援事業を開始した これを発展的に解消のうえ 生活保護受給者を含め広く生活困窮者を対象として就労による自立を促進するために新たに創設した事業 (H25 年度 ~) 2 対象者生活保護受給者 児童扶養手当受給者 住宅支援給付受給者その他の困窮者 就労意欲があり就労準備の必要のない人が対象 3 支援期間 6ヶ月 (3ヶ月延長可) 4 窓口公共職業安定所 ( ハローワーク ) 自治体の福祉事務所内に設置している常設窓口はこの事業のサテライト窓口 5 支援内容 ⑴ ハローワークのナビゲーターによる個別の就職支援 カウンセリング キャリアの棚卸し 履歴書作成 面接指導 個別求人開拓とマッチング 職業紹介 フォローアップ ( 在籍確認 職場定着指導 ) ⑵ 福祉事務所の就労支援相談員やケースワーカーは 担当ナビゲーターの支援と必要に応じた就労準備支援など他の就労支援プログラムの導入を行う ( チーム支援 ) 6 その他アクションプラン (H22 年 12 月 28 日閣議決定 ) に基づき 福祉事務所など地方公共団体の施設内に公共職業安定所の常設窓口を設け 一層の連携強化を図っている また 福祉事務所への定期的な巡回相談も実施している 生活保護受給者の就労支援板橋区被保護者就労支援プログラム (A~F) 住宅支援給付事業 ( 国の補助事業 ) 1 背景リーマンショック (H20 年 ) を契機に仕事と住まいを同時に失った人々への救済策として 厚生労働省がH21 年から住宅手当緊急特別措置事業を創設し H25 年度から住宅支援給付事業として実施 H27 年度から生活困窮者自立支援法に位置づけ 住居確保給付金 として継続 2 支給対象離職 廃業等により経済的に困窮し 自宅の所有権等を失い 又は家賃支払いが困難となった 65 歳未満の者 ( 生活保護受給前の段階 ) 生活の基盤確保と住所不定状態 ( 就職の阻害要因 ) の解消 3 支給要件 1 離職 事業廃止から 2 年経過していない 2 世帯の資産 収入が基準以内 3 公共職業安定所に求職の申込みをし 誠実かつ熱心に期間の定めのない労働契約又は期間の定めが6ヶ月以上の労働契約による就職を目指した求職活動を行うこと 4 支給内容家賃相当 ( 住宅扶助基準額を超える場合は当該額 ) の給付金を原則 3ヶ月 ( 最長 9ヶ月まで延長可 ) 支給生活困窮者 ( 生活保護の前段階 ) の就労支援生活困窮者自立支援法による就労支援 (H27 年 4 月開始 ) 自立相談支援事業 1 就労支援員によるカウンセル 職業紹介 履歴書作成 面接指導等 2 就労自立促進事業の活用 A 就労支援相談員による支援 カウンセリング 履歴書作成 面接指導等 B 無料職業紹介事業 職業紹介 求人開拓 就職後の定着支援 C ケースワーカーによる支援 D 就労意欲喚起 就労に向けたトレーニング 被保護者就労準備支援事業 E 社会参加支援 就労のための下地づくり トレーニング( 委託事業 ) F 就労自立促進事業 ハローワークのナビゲーターによる職業紹介 マッチング 一時生活支援事業 衣食住の提供 就労準備支援事業 就労に向けたトレーニング 住居確保給付金 住居の確保 就労訓練事業 トライアル就労 一体的に実施 就労準備支援事業 被保護者就労準備支援事業