第 の現状章 1. 地域の特性 < の地形と面積 > 健康みま 1 は ( 平成 17) 年 3 月 1 日に旧美馬郡内の脇町 美馬町 穴吹町 木屋平村が合併してできた市です の西部に位置し 中央を東西に四国三郎 吉野川 が流れ その沿岸の平野部が主な可住地となっています 清らかな水と豊かな緑に囲まれた自然の美しい地域です 総面積 :367.38k m ( 県全体約 8.9) 可住地が 73.74k m ( 総面積の.1) < の人口 ( 平成 17 年 1 月 1 日現在 )> 人口 34,6 人 ( 男 16,348 人女 18,17 人 ) 世帯数 11,9 世帯 (.9 人 / 世帯 ) 竜王山 美馬町 46.44km 剣山 大滝山 脇町 111.9km 1.97 km穴吹川吉野川 穴吹町 18.88km 木屋平 < 全体の地域特性 > 気候は瀬戸内型気候に属し 年間を通じて比較的温暖な気候です 市内には歴史的資産が多く残されています うだつの町並み は 江戸から明治にかけて藍で栄えた往時を偲ばせる文化的価値の高い通りです うだつの町並み 産業別就業者は第 3 次産業が最も多く 第 次 第 1 次産業の順となっています ( 平成 17 年国勢調査 ) 第 1 次産業 14 第 次産業 31 平成 17 年産業別割合 第 3 次産業 農業は総農業数 3,314 戸あり 専業 477 戸 兼業 1,167 戸 自給的農家 1,67 戸となっています ( 農 ( 林 ) 業センサス ) 自給的農家 経営耕地面積が 3a 未満かつ農産物販売金額が 万円未満の農家をいいます 作物は大豆 かんしょが 果樹でははっさくや柿が多く作られています 商業は小売業が多く 業種構成では飲食料品が 4.1 その他 ( 医療品 化粧品 燃料等 ) 33.9 となっています ( の商業平成 16 年版 ) 総面積が広く 自動車が不可欠なため自動車保有率が高くなっています 7
健康みま 1. 人口 平成 17 年 1 月 1 日現在の人口は 34,6 人 ( 男 :16,348 人女 :18,17 人 ) となっており 合併後もの人口は年々減少し続けています 平成 1 年国勢調査と比較すると人口は,67 人減少しています 世帯数は 11,9 世帯であり平成 1 年と比較すると 4 世帯増加しています また 6 歳以上の人口は平成 17 年 1 月 1 日現在で 1,367 人であり 年々増加しています ( 人 ), 4, 人口の推移 1 歳未満 1~64 歳 6 歳以上 3,, 1, S 年 S6 年 H 年 H 7 年 H1 年 H17 年 資料 : 平成 17 年保健 衛生統計年報 も年々高齢化が進んでいます 6 歳以上の人が人口の 3 を占めています 年齢別人口数 ( 平成 17 年 1 月 1 日現在 ) 男性 7 歳以上 女性 7~74 歳 6~69 歳 6~64 歳 ~9 歳 4~49 歳 3~39 歳 ~9 歳 1~19 歳 ~9 歳 3 3 1 1 ( 人 ) 1 1 3 3 8 資料 : 平成 17 年保健 衛生統計年報
健康みま 1 3. 人口動態 出生率 ( 人口 1, 対 ) 1. 9. 8. 7. 9. 8.8 7. 9.3 9. 8.6 8.4 7.7 7.3 8.9 8.8 8.1 8 7.1 6.7 8.4 7.3 県と比較するとの出生率は低い状況にあります 年々減少傾向にあります 6..8. H1 年 H13 年 H14 年 H1 年 H16 年 H17 年 県と比較するとの死亡率は高い状況にあり 増加傾向にあります 出生率 ( 人口 1, 対 ) = 出生数 / 人口 1, 死亡率 ( 人口 1, 対 ) = 死亡数 / 人口 1, 14. 13. 1. 11. 1. 9. 8. 7. 死亡率 ( 人口 1, 対 ) 13. 13. 13.4 11. 11.3 11.6 1.7 1.3 1.3 9.7 9.7 9.6 8.6 7.7 7.7 7.8 8 8. H1 年 H13 年 H14 年 H1 年 H16 年 H17 年 資料 : 平成 1~17 年保健 衛生統計年報 9
腎不全糖尿病高血圧疾患不慮の事故性新生物腎不全糖尿病高血圧疾患不慮の事故性新生物健康みま 1 4. 標準化死亡比 1 1 悪標準化死亡比 ( 男性 )H13~17 心疾患肺炎肝疾患脳血管疾患脳出血脳梗塞自殺 を 1 として比較するとは男女ともに糖尿病による死亡比が非常に高くなっています 男性 :17 女性 :137 は男女ともに心疾患や脳血管疾患などの血管障害による疾患の死亡比が高くなっています 1 1 悪標準化死亡比 ( 女性 )H13~17 脳血管疾患脳出血脳梗塞肺炎肝疾患心疾患自殺 標準化死亡比とは 人口の年齢構成を補正して比較するための指標 と同じであれば 1 とする 資料 : 平成 17 年保健 衛生統計年報. 診療報酬明細書 ( レセプト ) の生活習慣病占有率 8 国保レセプトの生活習慣病占有率 () 男女 6 4 歳代から生活習慣病が発症しており 4 歳代で急増しています 1 歳以下 3 代 4 代 代 6 代 7 歳以上 資料 : 平成 17 年 9 月分国保レセプト レセプトとは 患者さん が受けた診療について 医療機関 が健保組合などに請求する医療費の明細書のことで 診療や処方した薬の費用が記載されている
6. 世代別の健康 乳幼児期 (~6 歳 ) の健康 健康みま 1 資料 : 平成 17 年度乳幼児健診問診票 乳児の市販の離乳食の使用状況 37.6 41.8 乳児期では乳児の が市販の離乳食をよく使っています 1 あまり使わない時々使うよく使う未把握 3 歳児では約 6 が肥満!! 1 幼児の肥満の状況 1.6 歳児 歳児 3 歳児 太りぎみやや太りすぎ太りすぎ その生活背景は? 生活習慣など ( 遅い起床就寝時間 不規則なおやつ むし歯 ) が原因になっているのでは 6 幼児の起きる時間 1 歳 6 ヵ月児 歳児 3 歳児 1.6 歳児 幼児のおやつの回数 13.9 8. 7.9 4 歳児 1.4 64.4 3. 3 歳児 14.9 66.4 18.3 7 時までに起きる 8 時までに起きる 9 時までに起きる 9 時以降に起きる 不明 4 6 8 1 1 回 回 3 回以上不明 ほとんどの幼児が 7 時以降に起きています 幼児の ~3 がおやつを 1 日 3 回以上食べています 8 6 4 1 時までに寝る 幼児の寝る時間 1 時 ~11 時に寝る 1 歳 6 ヵ月児 歳児 3 歳児 11 時までに寝る 不規則 不明 半数近くの幼児が夜 1 時以降に寝ています 6. 4... 3 歳児のむし歯の状況 48.3.19 1.43 3. う蝕保有率 一人平均う歯数. 本. 1. 1... 3 歳児ではう蝕保有率 一人平均う歯数が県より多くなっています 11
健康みま 1 学童期 (7~1 歳 ) の健康 小 中学生の約 1 が肥満 資料 : 小中学校養護部会より提供 肥満度はあわっこ ( 徳島 ) に基づく 3 小学校肥満度調査結果 3 中学校肥満度調査結果 1 小 1 小 小 3 小 4 小 小 6 合計 以上 3 以上 以上 3 未満 未満 1 中 1 中 中 3 合計 以上 3 以上 以上 3 未満 未満 4 高度肥満の推移 中学生の高度肥満 ( 以上 ) の割合は男女ともに県と比較すると高く 特に男子が高くなっています H1 H16 H17 男子 女子 男子 女子 小児生活習慣病が出現している 脇町内小学校血液検査結果男児 脇町内小学校血液検査結果女児 1 1 総コレス総コレ HDLC 中性テロール脂肪 動脈硬化指数 H16 H17 H18 血糖値 1 1 総コレス総コレ HDLC 中性テロール脂肪 動脈硬化指数 血糖値 H16 H17 H18 脇町内中学校血液検査結果男子 脇町内中学校血液検査結果女子 1 1 1 1 総コレス総コレ HDLC 中性テロール脂肪 動脈硬化指数 血糖値 総コレス総コレ HDLC 中性テロール脂肪 動脈硬化指数 血糖値 H16 H17 H18 H16 H17 H18 1 以前から血液検査を実施している脇町内小中学生の血液データをみると 総コレステロール値の高い児童が 1~ 低 HDLC(HDL コレステロール ) や高中性脂肪も認められ 脂質異常の割合が高くなっています また 血糖が高い児童も数名おり 血糖値が要医療の児童もいます
健康みま 1 青年期 (16~39 歳 ) の健康 資料 : 健診データ 生活習慣病予備群の人が増加している 妊娠時の尿糖の状況 年次 H1 3.6 H16 3.3 H17 41.7 H18 38 4 6 8 1 平成 17 18 年の妊娠届け出者で 結果を把握している妊婦では半数近くが妊娠中の検尿結果で尿糖 (±~) が出現しています 尿糖 (-) 尿糖 (±~) 未把握 6 H19 年度メンズ (19~39 歳 ) 健診結果 6 レディース (19~39 歳 ) 健診結果 H17 H18 4 4 腹囲 BMI 収縮期拡張期中性脂肪 HDL 空腹時 HbA1c 血圧血圧血糖 腹囲 BMI 収縮期 血圧 拡張期中性脂肪 HDL 空腹時 血圧 血糖 HbA1c 男性では肥満 + 血圧 脂質 糖代謝異常の人が多く見られます 女性では男性に比べて肥満 血圧 脂質異常の人は少ないですが糖代謝異常の人が多く見られます BMI 評価グラフ 壮年期 (4~64 歳 ) の健康 生活習慣病の発症!! 資料 : 平成 17 年度基本健康診査健診データ 糖代謝判定評価グラフ 1 肥満 低体重 正常 BMI とは肥満度をみる指数 体重 ( kg ) ( 身長 (m) 身長 (m)) で表し 以上を超えると肥満となる 1 要医療 要指導 正常 血圧判定評価グラフ 1 重症高血圧 中等度高血圧 軽症高血圧 正常高値 正常 H17 年度の基本健康診査の結果を県と比較すると は肥満 糖代謝 血圧異常の人の割合が多くなっています 13
壮年期 (4~64 歳 ) の健康 壮年期 男性の健診受診者が少ない 健康みま 1 資料 : 平成 17 年度基本健康診査平成 17 年 9 月分国保レセプト平成 19 年 月分介護保険データ 基本健康診査受診者年齢別状況男性 H16 H17 人 6 人 基本健康診査受診者年齢別状況女性 H16 H17 6 4 4 4~49 歳 ~9 歳 6~64 歳 6~69 歳 7~74 歳 7 歳以上 4~49 歳 ~9 歳 6~64 歳 6~69 歳 7~74 歳 7 歳以上 H17 年度基本健康診査年齢別受診者 9 1 4 17 4~49 歳 ~9 歳 6~64 歳 6~69 歳 7~74 歳 7 歳以上 1 受診者の年代をみると 4~64 歳の受診者が少なく また 男女を比較すると男性の受診者が少ない状況です 生活習慣病の発症 重症化と生活習慣病から起こる血管障害の出現 3 インスリン治療者の割合 ( 国保の糖尿病治療者 )H17.9 月分 男 女 介護保険第 号被保険者原因疾患別状況 (H19. 月 ) 脳血管疾患 47 1 4 歳代 歳代 6 歳代 4 歳代の糖尿病治療者の がインスリン治療を受けています 早世した人の死因別割合 (H17 年 ) 脳血管疾患 11 心疾患 13 糖尿病 7 糖尿病 14 介護保険の第 号被保険者で介護保険サービスを利用している人の原因疾患をみると生活習慣病の血管障害によるものが 6 を占めています 総コレステロール細胞膜やホルモンの材料になるなど血液中の重要な脂肪ですが 多すぎると動脈硬化につながります HDL コレステロール血液中の余分なコレステロールを肝臓に運ぶ役割があり 善玉コレステロール と呼ばれています 中性脂肪ブドウ糖が不足した場合に補うエネルギー源ですが増えすぎると肥満につながります 14 血糖血液中のブドウ糖 ( 血糖 ) が多い状態が糖尿病です HbA1c( グリコヘモグロビン ) は~3ヶ月前か早世 (6 未満の死亡 ) の原因となった主要疾患をみるらの血糖を知るための検査です と生活習慣病から起こる血管障害が3 を占めています