25~44歳の子育てと仕事の両立

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2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

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結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

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結婚白書 目次

2014年 20~40代の出産と子育て(第8回 結婚・出産に関する調査より)リリース

PowerPoint プレゼンテーション

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厚生労働省発表

日本医師会男女共同参画についての男性医師の意識調査 クロス集計

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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男女共同参画に関する意識調査

調査実施の背景 近年 ライフスタイルの多様化が著しく進んでいます 生涯未婚率が上昇し 単身世帯 一人親世帯も増加するなど 世帯構成が大きく変化しました また 25 歳から 39 歳の就業率が上昇し 共働き世帯も増加しました においては 管理職の積極的な登用が推進される一方で非正規社員の占める割合は高

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

コメコメ人生設計 アンケート結果

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 経済状況に関する事項

< 調査の概要 > 1. 調査対象 : 全国の 50~69 歳の男女のうち 下記 5. に該当する方 2. 調査方法 : インターネット調査 ( 株式会社マクロミルの登録モニター対象 ) 3. 調査時期 : 2018 年 2 月 9 日 ~2 月 14 日 4. 回収数 : 6,250 人 5. 回

(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

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リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

夫婦間でスケジューラーを利用した男性は 家事 育児に取り組む意識 家事 育児を分担する意識 などに対し 利用前から変化が起こることがわかりました 夫婦間でスケジューラーを利用すると 夫婦間のコミュニケーション が改善され 幸福度も向上する 夫婦間でスケジューラーを利用している男女は 非利用と比較して

「夫婦関係調査2017」発表

目次 Ⅰ 調査概要 1 1. 調査目的 1 2. 調査項目 1 3. 調査設計 1 4. 回収結果 1 5. 報告書の見方 1 Ⅱ 調査結果 2 1. 回答者の属性 2 (1) 性別 2 (2) 年代 2 (3) 結婚の状況 2 (4) 働き方 3 (5) 世帯構成 3 (6) 乳幼児 高齢者との同

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正社員はピンク色で示されています 未婚や既婚で子どもがいないときは ある程度正社員の割合は高いのですが 子どもが 3 歳以下のときからぐっと減りまして その後子どもの年齢が上がっていっても正社員の割合は上がってきません 子どもが大きくなると 働いている割合は徐々に上がっていきますが パート アルバイ

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策ととも


Microsoft Word - H29 結果概要

調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 日常生活に関する事項

電通総研、「若者×働く」調査を実施

< 調査概要 ( 経営者版 )> 調査期間 : 平成 29 年 8 月 2 日 ( 水 )~10 月 20 日 ( 金 ) 調査地域 : 全国 調査方法 : 当社営業職員によるアンケート回収 回答数 :13,854 部無作為に 5,000 サンプル ( 男性 :4,025 名 :975 名 ) を抽

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スライド 1

調査レポート

 第1節 国における子育て環境の現状と今後の課題         

第三章:保育士の就業・就職行動と意識

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第 1 章調査の概要 1 調査の目的 県民の結婚や子どもを持つこと 子育てに関する意識や現状を把握し 奈良県において子どもを 生み育てやすい環境づくりを進める取組を検討するための基礎資料を得ることを目的に実施した 2 調査の実施概要 (1) 調査対象 夫婦調査 : 平成 30 年 9 月 1 日現在

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第2回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

調査実施の背景 2015 年 4 月から子ども 子育て支援新制度 以下 新制度 が施行され 保育事業の拡大が図られます そのため保育人材の確保が重要な課題となっており 保育士確保のための取組が強化されています しかし保育士のみでは必要量を満たせないことから 子育て分野で働くことに関心のある地域住民に

スライド 1

第5回「仕事・会社に対する満足度」調査  

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3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

2008年 第4回 結婚・出産に関する調査

1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

調査結果詳細 1: 社会保険に関わる法改正の詳細を知っていた方は23% ( 図 1) 2016 年 10 に社会保険に関わる法律が改正されました 今回の法改正を知っているかについては 詳細を知っていた と回答した方は23% でした なんとなく知っていた (45%) 知らなかった (33%) が大半を

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第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

平成29年高齢者の健康に関する調査(概要版)

◎公表用資料

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第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

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離職経験は圧倒的に女性に多く 男性 5% に対して女性の 14% が離職経験ありと回答している 離職の理由 ( 複数回答 ) の第一位は男女ともに キャリアアップ ( 約 50%) であるが 2 番目に多い項目で男女で差があり 男性は 職務の内容 ( 研究テーマを含む ) (40%) であるのに対し

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

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出産・育児に関する実態調査(2014)

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質問 1 母の日 にプレゼントを贈りますか?( 回答者数 :6,916 名 ) 質問 2[ 贈る方への質問 ] プレゼントを贈る理由は何ですか?( 回答者数 :5,134 名 ) 贈る と回答した方は全体の 74.8% で 4 人に 3 人は 贈る と回答した 贈る理由として 日頃の感謝を伝えたいか

問 歳以下のお子さまがいる方にお聞きします 現在 子育てをサポートしてくれる人はいますか?( いくつでも ) 夫 ( パートナー ) 126 親 104 兄弟姉妹 31 祖父母 25 友達 18 ファミリーサポートセンター 4 エンゼルサポート 0 いない

電通総研、「女性×働く」調査を実施

全国におけるポジショニング

第 1 子出産前後の女性の継続就業率 及び出産 育児と女性の就業状況について 平成 30 年 11 月 内閣府男女共同参画局

「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

News Release

1 少子化に対する県民の問題意識 少子化に対する問題意識 約 9 割の人が少子化を問題であると回答しています 出生率低下に関する認識 原因 出生率低下の原因は 子育て費用の負担が大きい 安心して子育てできる社会制度が十分でない などと捉えられています 図表 1 少子化に対する問題意識 2.2% 2.

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H26記者発表【育介】

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Transcription:

25~44 歳の子育てと仕事の両立 - 出産 子育てに関する調査より - 2018 年 6 月 11 日 株式会社明治安田生活福祉研究所 ( 社長木島正博 ) は 2018 年 3 月に全国の 25~44 歳の男女 12,221 人を対象として 出産 子育てに関する調査 を実施しました 子育てと仕事の両立に不安を抱える人が多い現在 子育てと仕事 キャリアの両立を願う男女のなかには もっと社会や企業の理解 支援が必要と思う人も多いのではないでしょうか 本リリースでは 子育てと仕事の両立に取り組む既婚者および同じ職場で働く人たち双方の意識と実態について 調査で明らかになった最新の状況をご紹介します < 主な内容 > 5 ページ 夫の言い分 妻の認識 家事 子育ての分担割合に 夫婦間で認識のギャップあり ( 夫婦ともに正社員のケース ) 3.4 割 分 家事 子育てをしている夫は 2.5 割 分しかやってない 7 ページ 妊娠 出産を機に仕事をやめた理由のトップは? 子育てをしながら仕事を続けるのは大変だったから 5 割 8 ページ 末子が中学生以降の 女性の働き方の理想と現実 理想正社員でフルタイム勤務を希望現正社員でフルタイム勤務は実 2 割 10 ページ 産後休業後または育児休業後に仕事に復帰した後の仕事の満足度は? ( 復帰後のポスト 仕事の内容の変化別 ) 仕事が良いほうに変わった場合 仕事が全く同じだった場合 仕事が悪いほうに変わった場合 9 割 7 割 3 割 12 ページ 男性 女性 共働き夫婦が 子育てと仕事の両立のため 勤務先の制度に最も充実を望むこと 扶養手当等の支給 子育てのための勤務時間 勤務日数の短縮措置等 17 ページ 自分の職場で 子育てについて理解 協力してくれる人は? 19 ページ 育児休業取得の希望は? 20 ページ 育児休業を取得したくない理由は? 男性 女性 子育てを経験している男性の上司子育てを経験している女性の上司 子育てを経験している女性の同僚 5~6 割 4~6 割 4~5 割 男性 女性 7~8 割 8~9 割 男性 家計が苦しくなるから 妻が育児休業を取るから 女性 家事や子育てに自信がないから 家計が苦しくなるから ご照会先 明治安田生活福祉研究所生活設計研究部力石 ( チカライシ ) 横田 上條 木下川 ( キネカ ワ ) 本調査内容の引用 転載をご希望の場合は 下記までご連絡いただきますようお願いいたします 電話 :03(6261)6411 FAX:03(3511)3200 Eメール : chikaraishi@myilw.co.jp ma-kamijyou@myilw.co.jp 1

< 調査の概要 > (1) 調査対象 : 全国の 25~44 歳の男女 ただし 質問により対象の年齢層が異なる場合があります (2) 調査方法 : WEB アンケート調査 ( 株式会社マクロミル登録モニター対象 ) (3) 調査時期 : 2018 年 3 月 9 日 ~3 月 12 日 (4) 回収数 : 12,221 人 (5) サンプルの属性 現在 配偶者がいる人 現在 配偶者がいない人 結婚経験なし 離婚経験あり 計 子どもあり子どもなし子どもなし子どもあり 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳計 男性 454 309 515 1,278 女性 515 309 515 163 1,502 男性 515 309 515 1,339 女性 515 309 515 377 1,716 男性 515 309 515 1,339 女性 515 309 515 515 1,854 男性 515 309 515 1,339 女性 515 309 515 515 1,854 4,059 2,472 4,120 1,570 12,221 (6) サンプル数について この調査では 上記の属性ごとに相当数のサンプルを収集して分析を行なうことを目的と しています そのため 当資料では人口比などによる補正は行なっておりません 2

< 目次 > Ⅰ. 子育てと仕事 1. 家事 子育ての夫の分担割合 ~ 理想と現実 ~... 5ページ 夫の家事 子育て分担割合に 夫婦間で認識のギャップあり夫婦ともに正社員の共働き世帯における夫の分担割合の現実 夫の言い分: 3.4 割 分 家事 子育てをしている 妻の認識: 夫は 2.5 割 分しかやってない 2. 子どものライフステージ別に見る 女性の働き方... 7ページ 妊娠 出産を機に仕事をやめた理由のトップは 子育てをしながら仕事を続けるのは大変だったから 子どものライフステージ別に見る 女性の働き方 理想: 末子が未就園児の時は専業主婦 中学生以降は正社員でフルタイム勤務 現実: 末子が中学生以降も4 割が専業主婦 正社員でフルタイム勤務は2 割どまり 3. 育児休業から復帰後の仕事に対する満足度... 10 ページ 産後休業または育児休業から復帰後のポスト 仕事内容は 全く同じだった とする女性の7 割が 復帰後の仕事に 満足 育児休業から復帰後の年収は 変わらない とする女性の8 割が 復帰後の仕事に 満足 4. 子育てと仕事の両立のため 既婚者が望むこと... 12 ページ 子どもがいる既婚者が 子育てと仕事を両立させていくうえで 勤務先等の制度に充実を望むこと 男性: 扶養手当等の支給 女性: 子育てのための勤務時間 勤務日数の短縮措置等 Ⅱ. 子育てと仕事の両立をめぐる職場の意識と実態 1. 育児休業 時短勤務に関する職場の人の意識... 14 ページ 育児休業中 時短勤務者の仕事を代替することについて 持ちつ持たれつだから当然 と思う割合 子どもがいる既婚男性 女性 6~7 割 子どもがいない既婚男性 5~6 割 女性 3~5 割 未婚男性 4~5 割 女性 3~4 割 3

2. 子育て中の人が職場との関係で思うこと... 16 ページ 家事 子育てのために早く帰宅しようとする際に 職場の人の視線が冷たい 気になるのは 男性: 0~6 歳の子を持つ人のうち3 割 7 歳以上の子を持つ人のうち4 割 女性: 0~3 歳の子を持つ人のうち4 割 4 歳以上の子を持つ人のうち3 割 職場で子育てについて理解 協力してくれる人は 子育て経験がある同性の上司 同僚 子どもがいる既婚女性の7 割が これ以上家事 子育ての負担を増やしたくない 育児休業取得の希望は 男性 7~8 割 女性 8~9 割 育児休業を取得したくない理由 男性: 家計が苦しくなるから 妻が育児休業を取るから 女性: 家事や子育てに自信がないから 家計が苦しくなるから 4

Ⅰ. 子育てと仕事 1. 家事 子育ての夫の分担割合 ~ 理想と現実 ~ 夫の家事 子育て分担割合に 夫婦間で認識のギャップあり夫婦ともに正社員の共働き世帯における夫の分担割合の現実 夫の言い分: 3.4 割 分 家事 子育てをしている 妻の認識: 夫は 2.5 割 分しかやってない 夫婦ともに正社員の共働き世帯 夫の家事 子育て分担割合は 夫本人の言い分 3.4 割 妻の認識 2.5 割子どもがいる 25~44 歳の既婚者に 家事 子育てに関する夫の分担割合の理想と現実についてたずねました 理想とする夫の分担割合は 夫婦ともに正社員の共働き世帯の場合 夫本人も妻からも 5 割 が最も高く ( 男性 55.1% 女性 53.7%) 平均すると約 4 割 ( 男性 4.2 割 女性 4.3 割 ) です 夫が正社員 妻が非正社員の共働き世帯では 男性では 5 割 が 36.0% 女性では 4 割 32.6% 5 割 32.4% 平均も男性 3.7 割 女性 4.0 割と 夫婦ともに正社員の共働き世帯に比べて理想とする夫の分担割合は低くなっています 専業主婦の世帯では 男性では 5 割 が 28.9% 女性では 3 割 が 34.2% とそれぞれ最も割合が高くなりました 平均も男性 3.5 割 女性 3.6 割とさらに低くなっています 一方で 現実の夫の分担割合は 夫の言い分より妻の認識のほうが低くなっています 夫婦ともに正社員の共働き世帯では 夫の分担割合についての夫の言い分は 3 割 25.5% が最も高く 5 割 24.4% がほぼ同水準で続き 平均すると 3.4 割です これに対し 妻の認識によれば 夫の分担している割合は 1 割以下 30.1% が最も高く 2 割 28.2% がほぼ同水準で続き 平均すると 2.5 割と 夫の言い分に比べ低くなっています 同様に 夫は正社員 妻が非正社員の共働き世帯では 夫の言い分では 2 割 が 28.2% と最も高く 3 割 が 22.8% と続き 平均すると 2.8 割であるのに対し 妻の認識は 1 割以下 が最も高く (43.0%) 2 割 が 24.8% と続き 平均 2.1 割と夫の言い分よりやはり低くなっています 専業主婦の世帯については 夫正社員 妻非正社員の共働き世帯と同様の傾向となっています 妻は夫が思っているほど 家事 子育ての分担を夫が実際にしているとは感じておらず 夫と妻の間には認識のギャップがあるようです ( 図表 1) 5

図表 1 夫が担当する家事 子育ての割合の理想と現実 (25~44 歳の既婚者 : 夫婦の働き方の組み合わせ別 ) < 理想 > 男性 共働き世帯 (n= 483) ( 夫正社員 : 妻正社員 ) 5.2 7.5 14.7 15.7 55.1 1.9 平均値 ( 割 ) 4.2 共働き世帯 (n= 645) ( 夫正社員 妻非正社員 ) 5.6 14.3 25.6 17.1 36.0 1.6 3.7 専業主婦世帯 (n= 788) 6.5 19.7 28.7 13.7 28.9 2.5 3.5 女性 共働き世帯 (n= 309) 1.6 3.2 ( 夫正社員 : 妻正社員 ) 15.5 24.3 53.7 1.6 4.3 共働き世帯 (n= 540) 2.0 ( 夫正社員 妻非正社員 ) 6.7 23.3 32.6 32.4 3.0 4.0 専業主婦世帯 (n=1,136) 2.4 13.6 34.2 26.2 21.3 2.3 3.6 < 現実 > 男性 共働き世帯 (n= 483) ( 夫正社員 : 妻正社員 ) 11.6 20.7 25.5 12.0 24.4 5.8 3.4 共働き世帯 (n= 645) ( 夫正社員 妻非正社員 ) 21.6 28.2 22.8 9.8 14.9 2.8 2.8 専業主婦世帯 (n= 788) 24.9 30.2 20.6 9.3 11.2 3.9 2.7 女性 共働き世帯 (n= 309) ( 夫正社員 : 妻正社員 ) 30.1 28.2 23.6 6.8 6.1 5.2 2.5 共働き世帯 (n= 540) ( 夫正社員 妻非正社員 ) 43.0 24.8 16.1 8.5 4.3 3.3 2.1 専業主婦世帯 (n=1,136) 45.6 26.1 15.1 6.7 3.0 3.5 2.1 1 割以下 2 割 3 割 4 割 5 割 6 割以上 6

7 2. 子どものライフステージ別に見る 女性の働き方 妊娠 出産を機に仕事をやめた理由のトップは 子育てをしながら仕事を続けるのは大変だったから 子どものライフステージ別に見る 女性の働き方 理想 : 末子が未就園児の時は専業主婦 中学生以降は正社員でフルタイム勤務 現実 : 末子が中学生以降も 4 割が専業主婦 正社員でフルタイム勤務は 2 割どまり 第 1 子の妊娠 出産を機に仕事をやめた理由 子育てをしながら仕事を続けるのは大変だったから が 52.3% でトップ子どもがいる 25~44 歳の既婚女性に 第 1 子の妊娠 出産を機に仕事をやめた理由をたずねたところ 子育てをしながら仕事を続けるのは大変だったから が 52.3% と最も高くなっています 次いで 子育てに専念したかったから が 46.1% 自分の体や胎児を大事にしたいと考えたから が 41.8% と続きます ( 図表 2) 図表 2 第 1 子の妊娠 出産を機に仕事をやめた理由 ( 子どもがいる 25~44 歳の既婚女性 : 複数回答 ) 52.3 46.1 41.8 27.9 11.7 10.9 10.7 9.6 7.9 0 10 20 30 40 50 60 子育てをしながら仕事を続けるのは大変だったから子育てに専念したかったから自分の体や胎児を大事にしたいと考えたから職場の出産 子育ての支援制度が不十分だったから子どもの体調の悪いときなどに休むことが多かったから保育所など 子どもの預け先を確保できなかったから夫や家族などの家事 子育てのサポートが得られなかったから夫や家族が仕事を続けることに賛成しなかったから職場に復帰しても仕事の内容が出産前と異なりそうで不満だったから子どもがいる既婚女性 (n=1,139)

理想 末子が未就園児の時は専業主婦 中学生以降は正社員でフルタイム勤務 25~44 歳の既婚女性と 子どもが欲しい気持ちがある未婚女性に 子どものライフステージに応じて どのような働き方が理想的だと思うか をたずねたところ 既婚者 未婚者いずれも 末子が未就園児の時は 専業主婦 の割合が最も高く 子どもがいる既婚者は約 6 割となっています ( 子どもがいる既婚者 55.8% 子どもがいない既婚者 48.1% 未婚者 37.1%) その後 専業主婦 を理想とする割合は末子が保育園児 幼稚園児の時から低下し 末子が中学生以降の場合には子どもがいる既婚者で 11.0% 子どもがいない既婚者 未婚者では5~6% となります 一方で 正社員でフルタイム勤務 を理想とする割合は 末子が未就園児の時には既婚者 未婚者いずれも約 1 割だったのに対し 末子が保育園児 幼稚園児の時以降では その割合が上がり 末子が中学生以降になると それぞれのカテゴリーのなかで最も高くなりました ( 子どもがいる既婚者 39.8% 子どもがいない既婚者 45.4% 未婚者 51.5%)( 図表 3) 図表 3 理想の働き方 (25~44 歳の女性 ( 子どもがいない既婚者 未婚者については 子どもが欲 しいと思う人に限り質問 ): 未既婚別 子どものライフステージ別 ) 既婚者 子どもがいる 結婚から第 1 子出産まで (n=2,060) 末子が未就園児の時 (n=2,060) 末子が保育園児 幼稚園児の時 (n=2,060) 末子が小学生の時 (n=2,060) 10.2 2.6 11.0 2.9 18.8 57.2 19.8 28.7 5.0 10.2 29.8 6.1 8.3 7.2 55.8 30.2 21.1 30.8 15.7 0.1 1.5 0.3 0.6 子どもがいない 末子が中学生以降 (n=2,060) 結婚から第 1 子出産まで (n= 740) 末子が未就園児の時 (n= 740) 末子が保育園児 幼稚園児の時 (n= 740) 末子が小学生の時 (n= 740) 末子が中学生以降 (n= 740) 39.8 55.8 11.2 14.2 2.0 2.6 24.7 26.8 25.1 8.6 45.4 11.0 16.3 8.9 7.4 13.8 31.8 25.7 13.9 13.4 21.1 12.4 48.1 31.4 11.0 0.8 15.0 0.4 0.1 24.5 0.3 8.8 0.4 22.2 4.6 0.5 未婚者 結婚から第 1 子出産まで (n= 946) 61.3 9.0 10.8 6.9 11.4 0.6 末子が未就園児の時 (n= 946) 12.9 3.3 34.1 11.8 37.1 0.7 末子が保育園児 幼稚園児の時 (n= 946) 16.4 3.1 36.8 20.4 22.6 0.7 末子が小学生の時 (n= 946) 31.4 7.1 27.9 22.0 10.8 0.8 末子が中学生以降 (n= 946) 51.5 11.9 14.7 14.6 6.3 1.0 正社員でフルタイム勤務 非正社員でフルタイム勤務 正社員で短時間勤務 非正社員で短時間勤務 専業主婦 その他 8

現実 末子が中学生以降も4 割が専業主婦 正社員フルタイム勤務は2 割どまりそれでは 実際の女性の働き方はどうでしょうか 25~44 歳の既婚女性に 現在の働き方をたずねたところ 末子が未就園児の女性は 専業主婦 の割合が約 7 割 (73.4%) と最も高くなっています 理想どおりになれば ライフステージが進むにつれて 正社員でフルタイム勤務 が増え 末子が中学生以降には 専業主婦 が約 1 割までに低くなるはずです しかし 現実には 専業主婦 の割合は 末子が保育園児 幼稚園児 37.8% 末子が小学生 39.4% 末子が中学生以降 36.0% と いずれの場合でも約 4 割となっています 一方 末子が中学生以降の 正社員でフルタイム勤務 は 理想では4~5 割を占めていますが 現実には約 2 割 (18.4%) にとどまります 子育てと働き方について女性が考える理想と現実には大きな差があることがわかります ( 図表 4) 図表 4 現在の働き方 ( 子どもがいる 25~44 歳の既婚女性 : 子どものライフステージ別 ) 末子が未就園児 (n= 902) 2.5 7.6 3.7 8.5 73.4 4.2 末子が保育園児 幼稚園児 (n= 489) 14.9 8.8 7.4 30.1 37.8 1.0 末子が小学生 (n= 289) 7.6 6.62.4 41.2 39.4 2.8 末子が中学生以降 (n= 381) 18.4 14.2 5.8 25.2 36.0 0.5 正社員でフルタイム勤務 非正社員でフルタイム勤務 正社員で短時間勤務 非正社員で短時間勤務 専業主婦 その他 9

3. 育児休業から復帰後の仕事に対する満足度 産後休業または育児休業から復帰後のポスト 仕事内容は 全く同じだった とする女性の7 割が 復帰後の仕事に 満足 育児休業から復帰後の年収は 変わらない とする女性の8 割が 復帰後の仕事に 満足 復帰後の仕事満足度 復帰後のポスト 仕事内容によって満足度に大きな差本調査では 第 1 子の産後休業後または育児休業後に仕事に復帰した女性のうち 復帰後のポスト 仕事内容が 全く同じだった 人は 64.4% 悪いほうに変わった 人は 21.0% 良いほうに変わった 人は 14.5% となっています この女性たちに復帰した後の仕事に対する満足度についてたずねたところ 満足 と どちらかと言えば満足 と回答した割合を合わせると 復帰後のポスト 仕事内容が変わらなかった人で約 7 割です また 復帰後のポスト 仕事内容が良いほうに変わったと思う人で 満足 21.1% どちらかと言えば満足 65.8% であるのに対し 悪いほうに変わったと思う人では 満足 1.8% どちらかと言えば満足 26.1% とかなり低くなっています ( 図表 5) 図表 5 第 1 子の産後休業または育児休業から復帰後のポスト 仕事内容の変化と仕事満足度 ( 子どもがいる 25~44 歳の既婚 離別女性 : 第 1 子出産後の ポスト 仕事内容の変化の度合い別 ) 良いほうに変わった (n= 114) 21.1 65.8 10.5 2.6 全く同じだった (n= 505) 10.7 73.1% 62.4 24.2 2.8 悪いほうに変わった (n= 165) 1.8 26.1 50.3 21.8 満足どちらかと言えば満足どちらかと言えば不満不満 10

育児休業から復帰後の仕事満足度 復帰後の年収が変わらない女性のうち8 割が満足本調査では 第 1 子の育児休業後に仕事に復帰した 25~44 歳の女性のうち 育児休業前の年収に対する復帰後の年収が 100%( 変わらない ) の人が約 40% 50~75% 未満 75 ~100% 未満 の人はそれぞれ約 25% となっています この女性たちに 育児休業から復帰後の仕事に対する満足度についてたずねたところ 復帰後の年収が 100%( 変わらない ) の人は 年収が減少した場合よりも仕事に対する満足度が高く 満足 14.7% どちらかと言えば満足 62.4% と 合わせて約 8 割の女性が満足と回答しています 復帰後に年収が減少した割合の高い人ほど 満足度は低くなっています ( 図表 6) 図表 6 第 1 子の育児休業から復帰後の年収変化と仕事満足度 ( 子どもがいる 25~44 歳の既婚 離別女性 : 育児休業前の年収を 100% とした場合の 復帰後の年収変化別 ) 50% 未満 (n= 42) 4.8 47.6 31.0 16.7 50~75% 未満 (n= 174) 5.7 50.0 37.9 6.3 75~100% 未満 (n= 155) 7.7 55.5 30.3 6.5 100%( 変わらない )(n= 266) 14.7 77.1% 62.4 18.4 4.5 満足どちらかと言えば満足どちらかと言えば不満不満 11

4. 子育てと仕事の両立のため 既婚者が望むこと 子どもがいる既婚者が 子育てと仕事を両立させていくうえで 勤務先等の制度に充実を望むこと 男性: 扶養手当等の支給 女性: 子育てのための勤務時間 勤務日数の短縮措置等 子どもがいる既婚者が 子育てと仕事を両立させていくうえで 勤務先等の制度に充実を望むこと現在働いている 25~44 歳の既婚者に 子育てと仕事を両立させていくうえで 勤務先等の制度に充実を望むことをたずねたところ 男性では 扶養手当等の支給 が 子どもがいる既婚者 35.3% 子どもがいない既婚者 31.9% と最も高くなっています 次いで 保育料補助等の支給 増額 子育てのための勤務時間 勤務日数の短縮措置等 年次有給休暇以外での休暇付与 が各々約 3 割と続きます 一方で 女性では 子育てのための勤務時間 勤務日数の短縮措置等 が 子どもがいる既婚者 53.2% 子どもがいない既婚者 46.0% と最も高くなっています 次いで 子どもがいる既婚者では 保育料補助等の支給 増額 が 33.1% 子どもがいない既婚者では 育児休業の取得可能期間延長 保険料補助等の支給 増額 育児休業期間中の一定程度の給与等の支給 優先的に預けることのできる保育所等の確保 在宅勤務制度 が約 3 割とほぼ同じ水準で続きます ( 図表 7) 図表 7 子育てと仕事を両立させていくうえで 勤務先等の制度に充実を望むこと ( 現在働いている 25~44 歳の既婚者 : 子どもの有無別 : 複数回答 ) 男性女性 21.0 24.8 育児休業の育児休業の取得可能期間延長取得可能期間延長 24.7 28.0 30.0 29.1 子育てのための勤務時間 子のの勤務 勤務日数の短縮措置等 53.2 46.0 20.2 25.9 29.3 28.4 31.3 27.9 35.3 31.9 17.7 19.1 在宅勤務制度在宅勤務制度年次有給休暇以外での休暇付与保育料補助等の保育料補助等の支給 増額支給 増額育児休業期間中の一定程度の給与等の支給扶養手当等の支給 25.9 26.0 23.5 19.4 33.1 27.9 25.5 26.8 15.1 14.1 子どもがいる既婚者 (n=1,973) 子どもがいない既婚者 (n=1,199) 10.5 13.3 7.6 8.0 15.0 14.8 優先的に預けることのできる保育所等の確保企業内の保育施設の設置設置特にない特にない 19.7 26.1 13.0 13.5 8.3 12.5 子どもがいる既婚者 (n= 854) 子どもがいない既婚者 (n= 761) 12

共働きで本人が非正社員の女性は 勤務時間 勤務日数の短縮措置へのニーズが高い 26.2 0.0 1.4 0.0 25.5 28.6 25.1 28.8 23.0 19.2 18.4 17.6 24.0 21.3 次に 子どもの有無にかかわらず 共働きの夫婦のうち夫が正社員である 30~39 歳の男 女に絞って 勤務先等の制度に充実を望むことを見てみると 夫婦ともに正社員として働 く男性では 子育てのための勤務時間 勤務日数の短縮措置等 の割合が 30 代前半 41.1% 30 代後半 34.3% と最も高くなっています また 夫正社員 妻非正社員の男性で は 30 代前半は 保育料補助等の支給 増額 37.6% と 扶養手当等の支給 36.7% が同 水準で 30 代後半では 扶養手当等の支給 が 37.8% と 各々最も高くなっています 一方 女性では 本人の働き方にかかわらず いずれの場合も 子育てのための勤務時 間 勤務日数の短縮措置等 が最も高く 夫婦ともに正社員で働く 30 代前半 49.1% 30 代後半 39.0% で 夫が正社員で本人は非正社員で働く妻の場合 30 代前半が 56.2% 30 代後半は 54.9% となっています ( 図表 8) 図表 8 子育てと仕事を両立させていくうえで 勤務先等の制度について充実を望むこと 14.3 10.9 14.5 10.5 7.3 7.9 7.7 7.5 5.9 12.7 20.3 17.6 30~34 歳夫正社員 妻正社員 (n= 287) 30~34 歳夫正社員 妻非正社員 (n= 229) 35~39 歳夫正社員 妻正社員 (n= 207) 35~39 歳夫正社員 妻非正社員 (n= 267) (30~39 歳の共働きの既婚者 : 夫が正社員のケース : 夫婦の現在の働き方別 : 複数回答 ) 男性 6.9 16.3 13.7 年次有給休暇以外での 20.2 休暇付与休暇付与 28.0 23.6 25.3 保育料補助等の支給 18.3 増額増額 20.0 12.8 8.9 13.1 育児休業期間中の一定程度の給与等の支給 5.1 8.9 7.5 8.9 扶養手当等の支給 年次有給休暇以外での休暇付与 34.1 20.1 27.5 21.3 保育料補助等の支給 41.1 増額増額 28.4 34.3 25.5 育児休業期間中の一定程度の給与等の支給 28.6 17.5 16.4 26.2 扶養手当等の支給 30.0 31.4 30.0 25.5 優先的に預けることのできる保育所等の確保 28.6 37.6 25.1 28.8 企業内の保育施設の設置設置 23.0 19.2 18.4 17.6 特にない 24.0 特にない 36.7 21.3 37.8 14.3 10.9 14.5 10.5 7.3 7.9 7.7 7.5 5.9 12.7 20.3 17.6 25.8 26.9 17.2 21.2 育児休業の取得可能 22.1 期間延長期間延長 30.3 31.0 38.4 子育てのための勤務時間 勤務日数の短縮措置等 20.7 26.7 在宅勤務制度 23.9 在宅勤務制度 30~34 歳夫正社員 妻正社員 (n= 優先的に預けることのできる 175) 30~34 歳保育所等の確保夫正社員 妻非正社員 (n= 203) 35~39 歳企業内の保育施設の夫正社員 妻正社員設置設置 (n= 146) 35~39 歳夫正社員 妻非正社員特にない特にない (n= 213) 女性 34.9 32.0 26.0 20.7 30.9 25.1 30.1 25.8 26.9 17.2 21.2 22.1 30.3 31.0 38.4 20.7 26.7 23.9 6.9 16.3 13.7 20.2 28.0 23.6 25.3 18.3 20.0 12.8 8.9 13.1 5.1 8.9 7.5 8.9 49.1 56.2 39.0 54.9 13

Ⅱ. 子育てと仕事の両立をめぐる職場の意識と実態 1. 育児休業 時短勤務に関する職場の人の意識 育児休業中 時短勤務者の仕事を代替することについて 持ちつ持たれつだから当然 と思う割合 子どもがいる既婚男性 女性 6~7 割 子どもがいない既婚男性 5~6 割 女性 3~5 割 未婚男性 4~5 割 女性 3~4 割 育児休業中 時短勤務中の社員の仕事について自分が担当する場合にどう思うか? 正社員または非正社員として仕事をしている 25~44 歳の既婚者 未婚者に 育児休業中や子育てで時短勤務中の社員の仕事について自分が担当することになった場合の気持ち をたずねたところ 持ちつ持たれつだから当然 と思う人の割合は 男女ともに子どもがいる既婚者が最も多く ( 男性 61.7~65.4% 女性 55.5~70.2%) 子どもがいない既婚者( 男性 45.3~58.4% 女性 33.1~51.9%) 未婚者( 男性 35.4~45.7% 女性 28.6~42.5%) と続きます ( 図表 9) 図表 9 育児休業中 時短勤務などの社員の仕事について自分が担当することに対する気持ち ( 正 社員または非正社員として仕事をしている 25~44 歳の男女 : 未既婚別 ) < 男性 > 子どもがいる既婚者 25~29 歳 (n= 433) 62.8 34.6 2.5 30~34 歳 (n= 489) 65.4 32.3 2.2 35~39 歳 (n= 483) 61.7 36.2 2.1 40~44 歳 (n= 470) 61.7 36.0 2.3 子どもがいない既婚者 25~29 歳 (n= 293) 58.4 38.2 3.4 30~34 歳 (n= 285) 55.1 42.5 2.5 35~39 歳 (n= 274) 51.5 42.7 5.8 40~44 歳 (n= 267) 45.3 48.7 6.0 未婚者 25~29 歳 (n= 387) 45.7 43.7 10.6 30~34 歳 (n= 377) 39.0 52.0 9.0 35~39 歳 (n= 364) 38.2 50.5 11.3 40~44 歳 (n= 347) 35.4 53.3 11.2 持ちつ持たれつだから当然 事情はわかるし 協力するが 長期間の負担や過度の負担は避けたい あまり協力したくない 14

< 女性 > 子どもがいる既婚者 25~29 歳 (n= 181) 70.2 29.3 0.6 30~34 歳 (n= 211) 55.5 44.5 0.0 35~39 歳 (n= 197) 63.5 35.5 1.0 40~44 歳 (n= 230) 55.7 41.7 2.6 子どもがいない既婚者 25~29 歳 (n= 197) 50.8 47.7 1.5 30~34 歳 (n= 187) 51.9 45.5 2.7 35~39 歳 (n= 180) 40.6 53.9 5.6 40~44 歳 (n= 166) 33.1 58.4 8.4 未婚者 25~29 歳 (n= 412) 42.5 51.2 6.3 30~34 歳 (n= 400) 37.3 58.3 4.5 35~39 歳 (n= 400) 31.5 62.0 6.5 40~44 歳 (n= 392) 28.6 60.5 11.0 持ちつ持たれつだから当然 事情はわかるし 協力するが 長期間の負担や過度の負担は避けたい あまり協力したくない 15

2. 子育て中の人が職場との関係で思うこと 家事 子育てのために早く帰宅しようとする際に 職場の人の視線が冷たい 気になるのは 男性: 0~6 歳の子を持つ人のうち3 割 7 歳以上の子を持つ人のうち 4 割 女性: 0~3 歳の子を持つ人のうち4 割 4 歳以上の子を持つ人のうち 3 割 職場で子育てについて理解 協力してくれる人は 子育て経験がある同性の上司 同僚 子どもがいる既婚女性の7 割が これ以上家事 子育ての負担を増やしたくない 育児休業取得の希望は 男性 7~8 割 女性 8~9 割 育児休業を取得したくない理由 男性: 家計が苦しくなるから 妻が育児休業を取るから 女性: 家事や子育てに自信がないから 家計が苦しくなるから 家事 子育てのために早く帰宅しようとする際の上司 同僚の視線子どもがいて現在仕事をしている 25~44 歳の既婚者に 家事 子育てのために早く帰宅しようとする際に 職場の上司や同僚の視線が冷たい 気になるか をたずねたところ 男性は 末子の年齢が6 歳までの場合で どちらかと言えばあてはまる が約 3 割 末子が7 歳以上の場合は約 4 割 (38.6%) となっており 子どもの年齢が小学生以上になると 早く帰宅しづらいと感じる人が多いようです 一方 女性では 末子の年齢が0~3 歳の場合 どちらかと言えばあてはまる が約 4 割 (40.6%) であるのに対し 末子が4 歳以上の場合は約 3 割で 子どもの年齢が低いほうが早く帰宅しづらいと感じる人が多いようです ( 図表 10) 図表 10 家事 子育てのために早く帰宅しようとする際に 職場の上司や同僚の視線が冷たい 気になるか ( 子どもがいて現在仕事をしている 25~44 歳の既婚者 : 末子の年齢別 ) 男性 末子の年齢 0~3 歳 (n=1,113) 4~6 歳 (n= 375) 7 歳以上 (n= 485) 女性 末子の年齢 0~3 歳 (n= 426) 4~6 歳 (n= 145) 7 歳以上 (n= 283) 31.6 32.8 38.6 40.6 28.3 28.6 どちらかと言えばあてはまる 68.4 67.2 61.4 59.4 71.7 71.4 どちらかと言えばあてはまらない 16

職場で子育てについて理解 協力してくれる人は 子育て経験がある同性の上司 同僚それでは 職場で実際に子育てについて理解 協力してくれるのは どのような立場の人なのでしょうか 現在 子どもがいて正社員または非正社員として仕事をしている 25~44 歳の既婚者に 自分の職場で 子育てについて理解 協力してくれるのはどのような人か をたずねたところ 男性で最も割合が高いのは 子育てを経験している男性の上司 で 約 5 割となっています 次に 特にいない 子育てを経験している男性の同僚 がそれぞれ2~3 割と続きます 一方 女性で多いのは 子育てを経験している女性の上司 と 子育てを経験している女性の同僚 で それぞれ4~6 割です 子育てを経験している女性の上司 は 20 代後半 56.4% に対し 40 代前半 37.8% と 年齢層が低いほど割合は高く 子育てを経験している女性の同僚 は 20 代後半 44.2% に対し 40 代前半 54.3% と 年齢層が高いほど割合は高くなります また 子育てを経験している男性の上司 は約 3 割 特にいない は約 1 割と それぞれ男性より低くなっています 男女とも 自分の子育てに理解 協力してくれるのは 子育て経験のある同性の上司で 女性の場合は これに子育て経験のある同性の同僚が加わります ( 図表 11) 図表 11 自分の職場で 子育てについて理解 協力してくれるのはどのような人か ( 子どもがい 7.7 男性子どもがいる既婚者男性の上司 5.1 20.6 56.1 21.7 52.6 子育てを経験している 17.2 49.1 女性の上司 12.6 46.6 21.9 21.3 27.0 19.6 23.5 30.2 9.9 12.7 13.3 14.9 5.1 4.5 1.7 1.5 3.7 3.3 3.3 3.6 1.4 1.8 1.9 1.5 25~29 歳 (n= 433) 30~34 歳 (n= 489) 35~39 歳 (n= 483) 40~44 歳 (n= 470) て 現在正社員または非正社員として仕事をしている 25~44 歳の既婚者 複数回答 ) 20.6 56.4 子育てを経験している 21.7 47.9 男性の上司 17.2 40.1 37.8 12.6 10.4 8.3 子育てを経験していない 7.2 子育てを経験していない 9.5 女性の上司 7.7 7.6 男性の上司 5.1 7.0 20.6 子育てを経験している 21.7 男性の同僚 17.2 12.6 3.3 21.9 子育てを経験している 8.1 21.3 4.1 女性の上司 3.5 27.0 5.1 1.7 子育てを経験していない 4.5 子育てを経験していない 1.4 男性の同僚 1.7 1.5 女性の上司 1.5 1.7 21.9 子育てを経験している 21.3 女性の同僚 27.0 44.2 9.9 3.3 子育てを経験している 12.7 45.5 8.1 男性の同僚 13.3 50.8 4.1 14.9 54.3 3.5 3.7 4.4 子育てを経験していない 3.3 子育てを経験していない 9.0 女性の同僚 3.3 7.1 男性の同僚 3.6 5.7 9.9 特にいない特にいない 12.7 13.3 14.9 19.6 23.5 30.2 1.4 1.8 1.9 1.5 2.0 3.9 11.6 19.6 子育てを経験している 10.0 23.5 10.7 女性の同僚 14.8 30.2 30.4 子育てを経験している 32.2 女性の上司 32.0 26.1 5.15.0 4.56.2 子育てを経験していない 2.0 1.7 女性の上司 1.5 3.9 56.4 子育てを経験している 47.9 男性の同僚 40.1 37.8 3.7 8.3 3.3 9.5 子育てを経験していない 3.37.6 男性の同僚 3.67.0 1.7 1.4 1.4 1.8 1.5 1.9 1.7 1.5 25~29 歳 (n= 25~29 181) 歳 (n= 433) 4.4 子育てを経験していない 30~34 歳 (n= 30~34 211) 歳 (n= 489) 9.0 35~39 女性の同僚歳 (n= 35~39 197) 歳 (n= 483) 7.1 40~44 歳 (n= 40~44 230) 歳 (n= 470) 5.7 特にいない特にいない 7.7 女性子どもがいる既婚者男性の上司 5.1 11.6 10.0 10.7 14.8 子育てを経験している女性の同僚 子育てを経験していない女性の同僚 44.2 特にいない特にいない 45.5 50.8 54.3 2.0 3.9 8.3 9.5 7.6 7.0 3.3 8.1 4.1 3.5 1.7 1.4 1.5 1.7 4.4 9.0 7.1 5.7 11.6 10.0 10.7 14.8 40 37. 25~29 歳 (n= 181) 30~34 歳 (n= 211) 35~39 歳 (n= 197) 40~44 歳 (n= 230) 25~29 歳 (n= 433) 30~34 歳 (n= 489) 35~39 歳 (n= 483) 40~44 歳 (n= 470) 17 25~29 歳 (n= 181) 30~34 歳 (n= 211) 35~39 歳 (n= 197) 40~44 歳 (n= 230)

子どもがいる既婚女性の約 7 割が これ以上家事 子育ての負担を増やしたくない子どもがいて現在仕事をしている 25~44 歳の既婚者に 家事 子育てに携わっている日常のなかで 仕事に加えてこれ以上の家事 子育ての負担には耐えられないと思うか をたずねたところ 男女とも末子の年齢には関わりなく 男性は どちらかと言えばあてはまる が4~5 割に対し 女性は約 7 割となりました ( 図表 12) 図表 12 仕事に加えてこれ以上の家事 子育ての負担には耐えられないと思うか ( 子どもがいて現在仕事をしている 25~44 歳の既婚者 : 末子の年齢別 ) 男性末子の年齢 0~3 歳 (n=1,113) 4~6 歳 (n= 375) 7 歳以上 (n= 485) 45.6 44.3 45.8 54.4 55.7 54.2 女性末子の年齢 0~3 歳 (n= 426) 4~6 歳 (n= 145) 7 歳以上 (n= 283) 66.2 65.5 67.5 どちらかと言えばあてはまる 33.8 34.5 32.5 どちらかと言えばあてはまらない 18

育児休業取得の希望は 男性 7~8 割 女性 8~9 割子どもがいない 25~44 歳の既婚者 未婚者のうち 子どもが欲しい気持ちがある あった男女に対し 今後 子どもが生まれた場合に 育児休業を取得することについての気持ち をたずねたところ ぜひ育児休業を取得したい と できれば育児休業を取得したい を合わせると 男性 7~8 割 女性 8~9 割となっています ぜひ育児休業を取得したい 割合について見ると 男性よりも女性のほうが取得意欲は強く ( 男性約 2 割 女性 4~6 割 ) 女性のうちでは 30 代前半の子どもがいない既婚女性の取得意欲が最も強い (58.3%) ことがわかります ( 図表 13) 図表 13 今後 子どもが生まれた場合に 育児休業を取得することについての気持ち ( 子どもが欲しい気持ちがある あった 25~44 歳の男女 : 未既婚別 ) < 男性 > 子どもがいない既婚者 25~29 歳 (n= 284) 22.2 46.1 24.3 7.4 30~34 歳 (n= 281) 22.1 52.0 21.7 4.3 35~39 歳 (n= 241) 19.9 50.2 24.5 5.4 40~44 歳 (n= 215) 18.6 53.5 21.4 6.5 未婚者 25~29 歳 (n= 342) 19.9 56.1 20.5 3.5 30~34 歳 (n= 344) 22.1 54.9 19.8 3.2 35~39 歳 (n= 306) 17.6 52.9 21.9 7.5 40~44 歳 (n= 307) 18.9 55.7 17.9 7.5 ぜひ育児休業を取得したい できれば育児休業を取得したい あまり育児休業は取得したくない 育児休業は取得したくない < 女性 > 子どもがいない既婚者 25~29 歳 (n= 281) 50.2 42.3 2.1 5.3 30~34 歳 (n= 259) 35~39 歳 (n= 213) 41.3 58.3 45.5 34.7 3.93.1 2.8 10.3 40~44 歳 (n= 145) 未婚者 25~29 歳 (n= 393) 30~34 歳 (n= 367) 35~39 歳 (n= 327) 40~44 歳 (n= 245) 37.2 42.0 41.0 35.5 50.4 44.1 52.2 48.0 51.4 43.3 11.7 1.3 5.1 2.5 7.6 9.8 6.9 0.6 7.0 2.4 ぜひ育児休業を取得したい できれば育児休業を取得したい あまり育児休業は取得したくない 育児休業は取得したくない 19

育児休業を取得したくない理由子どもがいない 25~44 歳の既婚者 未婚者のうち あまり育児休業は取得したくない または 育児休業は取得したくない 人に 育児休業を取得したくない理由をたずねたところ 男性では 収入が減り家計が苦しくなるから の割合が最も高く ( 子どもがいない既婚者 64.4% 未婚者 58.1%) 次に 配偶者が育児休業を取るから ( 子どもがいない既婚者 38.6% 未婚者 17.9%) 自分の仕事を代替してくれる人がいないから ( 子どもがいない既婚者 28.8% 未婚者 30.4%) が続きます 一方 女性では 家事や子育てに自信がないから ( 子どもがいない既婚者 28.7% 未婚者 24.8%) と 収入が減り家計が苦しくなるから ( 子どもがいない既婚者 28.7% 未婚者 23.9%) がほぼ同水準で並びます また 未婚女性のほうが 職場での子育て支援制度が十分ではないという思いが強いようです ( 子どもがいない既婚者 4.3% 未婚者 11.1%) さらに 子どもがいない既婚女性よりも 未婚女性のほうが 育児休業を取ることで職場での評価や昇進 配属などで不利な扱いを受けそうだから の割合が高くなっており ( 子どもがいない既婚者 4.3% 未婚者 11.1%) 未婚女性としては 出産 子育てが職場における自分のキャリア形成に与える影響を不安視している様子がうかがえます ( 図表 14) 図表 14 育児休業を取得したくない理由 (25~44 歳の男女 : 未既婚別 複数回答 ) 64.4 58.1 男性 1 収入が減り家計が苦しくなるから 23.9 女性 28.7 38.6 17.9 2 配偶者が育児休業を取るから 0.0 2.6 10.2 11.6 3 保育所などの預け先や親などのサポートがあるから 8.5 9.4 19.3 15.8 4 職場が育児休業を取りにくい雰囲気だから 16.0 20.5 28.8 30.4 5 自分の仕事を代替してくれる人がいないから 22.3 21.4 9.8 8.8 11.2 9.1 6 職場に育児休業などの子育て支援の制度が整備されていないから 育児休業を取ることで職場での評価や昇進 7 配属などで不利な扱いを受けそうだから 4.3 11.1 4.3 11.1 7.1 9.4 8 家事や子育てに自信がないから 28.7 24.8 14.6 16.1 9.7 5.8 子どもがいない既婚者 (n= 295) 未婚者 (n= 329) 自分の役割や責任が大きく 9 長期間不在とはしたくないから 10 仕事を生きがいと考えているので できるだけ早く復職したいから 5.3 11.7 8.5 12.8 子どもがいない既婚者 (n= 94) 未婚者 (n= 117) 20