番号

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資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

東京都建築安全条例の見直しの考え方

1600 mm 1200 mm 1200 mm 1600 mm 2200 mm 1200 mm 大阪市建築基準法取扱い要領 2-30 特別避難階段の付室の取扱い 令第 123 条第 3 項 (1) 付室の最小幅員下記のような特別避難階段の付室内の最小幅員は 法定の廊下幅及び階段幅以上とする 非常用

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

鉄道建築ニュース用原稿 「シャッター」 070928   (社)日本シヤッター・ドア協会

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消防用設備・機械器具等に係る最近の検討状況等

2-21 踊場を共有する階段 令第 23 条令第 121 条府条例第 33 条 図 -1 図 -2 図 -3 UP DN UP DN 3F A 2F 1F DN UP DN UP w w w w 上図のような階段形式のものについては次の通り取り扱う ただし 図 -3 においては 縦方向に A の範囲

新旧対照表 (1/15)

隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

国土技術政策総合研究所 研究資料

第 28 条 居室の採光及び換気 屋外廊下に面した開口部の採光について 屋外階段前の開口部の採光について 採光補正係数 (1) 106 変更 81 採光補正係数 (2) 採光補正係数 (3) 線路敷の取扱い 109 削除 - 換気に有効な部分

工場立地法の概要

別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

動間仕切口長さ平面図可久留米市建築確認申請の手引き (2016 年版 ) 無窓の居室を区画する間仕切壁 関係条文法第 35 条の 3 逐条解説 P460 要 旨 無窓の居室を区画する間仕切壁は主要構造部として取扱い 耐火構造又は不燃材料で造ること 解説無窓の居室は 避難 救助活動が困難であり かつ

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( 第二面 ) 建築設備の状況等 1. 建築物の概要 イ. 階 数 地上 階 地下 階 ロ. 建築面積 m2 ハ. 延べ面積 m2 ニ. 検査対象建築設備 換気設備 排煙設備 非常用の照明装置 給水設備及び排水設備 2. 確認済証交付年月日等 イ. 確認済証交付年月日 昭和 平成 年 月 日 第 号

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

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保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

ポリカーボネート板に関する建築物の屋根への適用状況

資料2 保育所における屋外階段設置要件について

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

目次に記述する項目を以下に示す なお目次にはページ番号を記載すること 1. 建築物の概要 1.1 建築物概要 1.2 付近案内図 1.3 建築計画概要 1.4 設備計画概要 2. 防災計画基本方針 2.1 防災計画上の特徴 2.2 敷地と道路 2.3 避難階の位置 2.4 防火区画 防煙区画 2.5

第 3 章 1. の既往調査研究 1で紹介した 小規模多機能サービスに関する調査報告書 にも指摘されていたように 小規模多機能サービス事業所の整備にあたっては 建築基準法 消防法上の取り扱いの点で検討の余地を残している これに関して 2006 年 1 月に長崎県大村市の認知症高齢者グループホームで発

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

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第2章 事務処理に関する審査指針

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

としてまとめました 準備実験では 試験体の内外に 518 カ所の温度センサー ( 熱電対 ) と 41 カ所の熱流センサー ( 熱流束計 ) を設置して計測を行ったほか ビデオカメラを試験体内に 13 台 試験体外に 9 台設置して火災の様子を観察しました 2.2 準備実験より得られたこと木造 3

許可及び認定申請等

目次 ( )

番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第

第4 避難施設

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

大阪市再開発地区計画にかかる

178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

新千里西町B団地地区地区計画

2 病院次のいずれにも該当する病院のうち 相当程度の患者の見守り体制を有するもの ( 火災発生時の消火活動を適切に実施することができる体制を有するものとして総務省令で定めるもの ) 以外のもの ( ア ) 特定診療科名を有するもの ( イ ) 一般病床又は療養病床を有する病院 火災発生時の延焼を抑制

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

平方・中野久木物流施設地区

条例解説6~11条

第2章第2節 第4~6

資料 2-3 障害者施設等の火災対策のあり方 ( 案 ) 1 認知症高齢者グループホーム火災を踏まえた課題 ⑴ 消防機関への通報について長崎市認知症高齢者グループホーム火災 ( 以下 本件火災 という ) では 自動火災報知設備の鳴動後に 火災通報装置の操作が行えず 施設からの通報がなされなかった

第2 令別表第1の取扱い

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

X 給湯機置場 206 男子更衣室 207 女子更衣室 階段 202 大型倉庫 203 WC 208 休憩室 205 女子 WC 204 男子 WC 201 廊下 R 遊戯室上部吹抜 209 見学通路 みんなの庭上部吹抜 屋上広場 機械置場 212 授乳室 213 給湯室

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1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

設計内容説明書 ( バリアフリー性 : 等級 3 対応 ) 専用部分 ( 第二面 ) 手すり 通路及び出入口の幅員 ( 日常生活空間 ) 寝室 便所及び浴室 ( 日常生活空間 ) 廊下階段 ( 開放されている側 ) 転落防止 手すり子 通路 出入口 ( バルコニー勝手口を除く ) 浴室 便所 特定寝

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

Microsoft Word - 平成 12 年 1399 号.doc

日影許可諮問(熊野小学校)

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第19 排煙設備

第 3 倉庫に係る防火安全対策 1 目的この基準は 近年 倉庫が大規模化し また 作業所的要素が出てくるなど特殊化する傾向が見られることから 倉庫に係る出火防止 延焼拡大防止 避難の安全確保等に係る具体的基準を定めたものである 2 指導対象この基準に基づき指導する防火対象物の範囲は次に掲げるものとす

「東京都建築安全条例の運用について(技術的助言)」に係る質問と回答について

省エネ適判部会 QA 集 ( 平成 30 年 4 月 1 日版 ) 制度等 番号表題質問回答公表日 開放性のある渡り廊下部分 (2) で接続されており 建築基準法上 一の建築物 (1~3) である場合 のそれぞれの部分を別の建築物と見なして計算してもよいか 建築基準法上 一の建築物であれ

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8 避難経路 避難経路とは 廊下 階段 避難上有効なバルコニーその他これに類するものをいう 直接外気に開放されていること 避難上支障のない幅員及び転落防止上有効な高さの手すり等を有し 60 cm以上の幅員を有していること 3 バルコニー等に設ける仕切板等の寸法は 概ね幅 600 mm 高さ 800

動車車庫については 隣地境界線又は同一敷地内の他の建築物との距離は2m 以上とし 各階の外周部に準不燃材料で造られた防火壁 ( 高さ1.5m 以上 ) を設けること (3m 以上の距離を確保した場合を除く ) に改める 号通知 記 2 自動火災報知設備の設置について の一部改正記 2 中

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 50 条及び第 52 条第 5 項の規定により, 周辺環境との調和のとれた斜面地建築物の敷地の利用を図り, もってその周辺における良好な居住環境の確保に資するため, 斜面地建築物の階数に

Data RC 環境の時代

基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

建築基準法第85条第4項の仮設建築物の許可基準

第 1 国等の建築物の小規模増改築に係る計画通知の除外 ( 法第 18 条第 2 項関係 ) 法第 6 条第 2 項における規定に鑑み 国等の建築物について 防火地域 準防火地域外に おいて増築 改築又は移転しようとする場合で その部分の床面積が 10 平方メートル以内 であるときは 計画通知を不要

建築物及びその敷地に関する事項 ( 第二面 ) 1. 地名地番 2. 住居表示 3. 防火地域 防火地域 準防火地域 指定なし 4. その他の区域 地域 地区 街区 5. 道路 イ. 幅員 m ロ. 敷地と接している部分の長さ m 6. 敷地面積 イ. 敷地面積 ( m2 )(1)( ) (2)(

江東区 「自転車条例」の手引

民泊の安全措置の手引き ~ 住宅宿泊事業法における民泊の適正な事業実施のために ~ 平成 29 年 12 月 26 日 ( 平成 30 年 3 月 29 日改訂 ) 国土交通省住宅局建築指導課

2 スプリンクラー設備の設置基準の見直し 消防法施行令第 12 条第 1 項関係 スプリンクラー設備を設置しなければならない防火対象物又はその部分に 次に掲げるもの 火災発生時の延焼を抑 制する機能を備える構造として総務省令で定める構造を有するものを除く で延べ面積が 275 m2未満のものが追加さ

(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

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することが適当であることから 本通達では 特定施設の敷地の用に供される土地等には 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものが該当することを明らかにしている なお 取得の時において特定施設

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の基準 ( 包括同意基準 ) 平成 30 年 9 月 28 日 加古川市都市計画部建築指導課

審査基準1(目次~設置単位)

27_建築確認(幼保連携)通知

第11回地域活性化WG 資料1-1(その2)

[ 例 1] 敷地の分割例 1270 m2の敷地を 135 m2ずつに分割する場合 270 m2 135 m2 135 m m2の敷地を 140 m2と 130 m2に分割する場合 270 m2 140 m2 130 m2 2

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目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

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金沢都市計画地区計画の変更

センタ-別記C-1号第二号様式(第一条の三、第二条、第三条関係)(A4)

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

目 次 平方北部物流施設地区地区計画計画書 1P 平方北部物流施設地区地区計画計画図 3P 平方北部物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

Transcription:

1 P101 火災室 について車路は非火災室のことだが 車室は火災室に該当するのか 火災室の想定について 図のように 防火設備により区画された 2 つの居室について 火 災時に閉鎖状態になる防火設備とは 煙感知の防火設備 ( シャッ ター幅 5m) のみか 面積区画の熱感知のシャッターは 火災初 期 ( 避難の覚知時 ( 避難開始時 )) には閉鎖していないと考えられ る ( 面積区画は検証法の適用除外に含まれていないので ) 車室は火災室に該当する 防火設備の閉鎖方法は熱感知連動か煙感知感動かを問わない なお 熱感知器で も直下で出火すれば 早期に防火シャッターは作動する 2 P101 P102 A2 A1 防火設備 居室からの出口 居室からの出口 3 P102 共同住宅に避難安全検証法を適用する場合 1 つの住戸全体を 1 つの居室と見なして検証してよいか 居室の範囲は利用実態を考慮することを基本としており 全体がワンルームなら全体を1つの居室と見なして検証をして構わないと思われるが 居室間が区画されている場合や メゾネット形式の場合は1つの居室と見なして検証を行うことはできない 1

居室 A1 と居室 A2 の間仕切壁が下地とも不燃でなく 開口部も防火設備でない場合でも 居室 A2 は居室ごとの避難検証が必要か 居室 A1 と居室 A2 を一室として検証することは可能か A1 A2 個々の場合と A1+A2 一体の場合の両方について検証する必要があ る 4 P102 A1 A2 5 P103 6 P103 病院の場合 適用対象外は病棟部分のみと考え その他の用途の階 ( 検査 医事 講堂 外来 食堂 ) は適用対象と考えてよいか 保育所は児童福祉施設等のように避難安全検証法の適用はできないか 病院の場合 病棟以外の用途の階についても 避難安全検証法は適用できない 自力で避難することが困難であると考えられる用途に対しては 避難安全検証法 は適用できない 7 P103 自治体によっては 避難安全検証法を工場に適用できないと聞いたことがあるが P103 歩行速度について (H12 建 倉庫や物流センターはどこに分類すればよいか 8 告 1441 号第 2 第 2 項 ) 9 10 P103 ( 1441 号第 2 第 2 項 ) P103 (43 44) 物販店舗の歩行速度は階段以外は 60(m/ 分 ) であるが 調理室や事務室など従業員専用の居室は 78(m/ 分 ) として計算することは可能か 1 歩行経路の測り方は 家具 机等の配置を考慮すべきか 2 経路の基点は 壁からどの程度か 告示に示されている居室等の その他これらに類する用途 として判断できないものは 避難安全検証法は適用できない 当ページの解説欄参照のこと 倉庫や物流センターが建築物に慣れた特定の人が利用する用途に該当するのであれば 学校 事務所その他これらに類する用途 の 階段以外の建築物の部分 (78m/ 分 ) として差し支えない 調理室や事務室など従業員専用の居室が 建築物に慣れた特定の人が利用する用途に該当するのであれば 学校 事務所その他これらに類する用途 の 階段以外の建築物の部分 (78m/ 分 ) として差し支えない 1 最大歩行距離となる測り方とすること 2 従来の仕様規定の歩行距離の測り方による よって各申請先と相談されたい 11 P104 扉の幅は 有効寸法か見付寸法か扉の幅ではなく出口として利用できる幅である 2

12 P104 有効出口幅 B eff の計算を行う際の居室の出口幅 B room について 親子扉で子扉が上げ下げ錠等により 通常時も避難時においても開放されることが少ないと思われる場合は B room は通常通行する幅員のみと考えてよいか 貴見のとおり 非常時に特別な操作を必要とする部分は出口の幅として含まな い 13 P104 出口通過の扉は引き戸でもよいか また オートドア引き戸でもよいか 非常時に使えない場合は出口の幅として含まない 14 P105 ( 1441 号第 5) 避難開始時間 t start の計算において 当該階に居室が存在しない階 では 当該階各室床面積 A floor が 0 となってしまい階避難計算がで きない 当該階の廊下は排煙方式を検討しなくてもよいか A floor は 当該階の各室及び当該階に設けられた直通階段への出口を通らなければ避難することができない建築物の部分の床面積の合計である なお 駐車場や機械室等の居室以外の室についても 当ページの本文に掲げる在館者密度を参考にし 避難安全検証を行うことが望ましい 15 P105 実際の在館者から算出した密度を採用することは可能か 告示で定められている在館者密度を下回る値を採用することはできない ただし告示の在館者密度を上回る値を用いることは可能である 16 P106 発熱量について表 ( 十 ) の倉庫で物流センターの場合ピッキングや仕分け室でほとんど保管がない場合も 2,000 で行わなければならないのか ピッキングや仕分け室でほとんど保管がない倉庫については 室用途上の特徴や持ち込まれる可燃物の種類 量等を勘案して 倉庫その他の物品の保管の用に供する室 とは異なる室の種類に類するものとして差し支えない 17 P106 火災成長率について もっとも性能の低い材料ということになっているが 内装制限のかからない腰壁部分や巾木 廻り縁等の局所的な木部 あるいは床のカーペット類が木材になっている場合も 仕上げとしての対象となるのか 内装制限の対象とならない腰壁部分や廻り縁 床は対象とはならない ただし 内装制限の対象とならない部分についても 着火の恐れがある部分はできるだけ 不燃材料を用いることが望ましい 18 P106 積載可燃物の発熱量は このページの表に列挙されていない室は どのように判断すればよいか 告示の表に記載されていない用途については 室の用途上の特徴や持ち込まれる可燃物の種類 量等を勘案して 告示記載の用途に 類するもの として発熱量を算定する 3

19 P107 2 階建の物販店舗で 排煙設備を除外する場合 階避難安全検証法のみで可能か 全館避難安全検証法は不要か 階避難安全検証法を用いることにより その階の排煙設備の規定は適用除外とな る 20 P107 避難時間の計算法と煙降下時間の計算法で ルート B と C を混在させることは可能か 不可能である ただし ルート C においては 適切な検証方法であれば どのような検証方法を用いてもよい 21 P107 22 その他 階避難安全検証法を適用する場合 部分的な緩和 ( 例えば会議室の排煙緩和 ) の適用はできるか 12 以上の直通階段の設置義務のない建物の場合 避難安全検証法を適用することは可能か 2 複数の直通階段がある場合 直通階段までの歩行距離は居室毎に任意に階段を選び 歩行距離を決めてよいか 階段毎に各居室までの歩行距離を算出し 不利側で検証を行うべきか それとも自由でよいか ( どの階段に逃げるかは検証しにくいため 最悪を想定すべきではないか ) 階避難安全検証法は 階全体を対象としており 階の一部分だけに適用すること はできない 1 可能である 2 複数の直通階段がある場合 直通階段への出口の一に達する歩行距離は 階に存する者から最も近い位置にある直通階段への出口までの歩行距離の長さである 23 その他 避難安全検証法を既存の建築物に対して適用できるか ( 改修 増築等の既存不適格建築物の確認の為 ) また 新築以外の大規模の修繕等にも適用できるか 既存の建築物に対しても避難安全検証法を適用することは可能である 24 その他 重複距離 1/2 のベースは 仕様規定 (30m.50m(+10)) どおりか あるいは 階避難最大歩行距離 ( 性能規定による歩行距離 ) か 避難安全検証法により避難安全性能が確かめられても 令 121 条 3 項は適用除外とされておらず 仕様規定のとおりである 25 その他 26 その他 仕様規定では 500 m2毎に防煙区画が必要だが ルート B では 1500 m2毎に防煙区画すれば足りるのか 貴見のとおり 1500 m2以内毎に防煙区画を行えばよい ただし 有効に排煙が行えるように 適切な大きさで防煙区画を行い 排煙口を設けることが望ましい 1 階部分 ( 途中階を含む ) に大規模のロビー エントランスホールがある場合の排煙免除や防煙区画面積 (500 m2以上 1,500 m2以下 ) の検証については 全館避難安全検証が必要か 途中階との竪穴区画が確保されている場合は 1 階部分のみを対象とした階避難安全検証法により 1 階部分の階避難安全性能が確かめられれば 1 階部分について 排煙設備や防煙区画面積の規定の適用除外を行うことは可能である 4

27 その他 特別避難階段の付室に設ける排煙設備を適用除外にした場合の階避難の歩行距離 l は 付室の前室まででよいか 貴見のとおりである ( 本書 P43 を参照のこと ) 1 室 1 直通階段が室に直接面している計画の場合 直接階段に 面している扉 ( 出口 ) の最大幅のものは使えなくなるので この ような計画の場合避難安全検証は行えないのか 1 室 1 直通階段が室に直接面している計画の場合 避難安全検証法は適用でき ない 28 その他 29 30 1442 号第 3 第 2 項 1441 号第 8 第 1 項 (P102) 階段室の面積 A st について 階高が高く 二重 三重廻りの階段の場合の面積はどうするのか 居室 ( 火災室 ) を (FIX) ガラスで間仕切った場合 限界煙層高さ (Hlim) を算入する際 壁として扱うのか それとも単なる開口部なのか 直下階までの段床面積の合計となる 開口部として扱う よって限界煙高さは開口部上端の高さとし (Hlim= 開口高さ ) 煙等発生量は火災室で発生した煙が全て漏れるものとする 5

31 1441 号第 8 第 1 項 第 8 令第 129 条の 2 第 3 項第五号に規定する当該火災室において発生した火災により生じた煙又はガスが当該階の各居室 ( 当該火災室を除く ) 当該火災室として除けるのは 居室 のみか 非居室 も除けるか 居室のみである 32 1441 号第 8 第 2 項第二号 告示二の表にある 令 112 条 14 項 2 号に規定する防火設備が設けられている場合 の壁は天井までの壁でよいか あるいは 躯体であるスラブまで達するものとしなければならないか 天井までの壁でよい ただし 天井裏を通じて煙が容易に伝播しない措置をあわせて講じることが望ましい 33 1441 号第 4 第 3 項第一号 排煙量 E を求める際の A s について ( 当該有効開口部の開放 に伴い開放される ) とあるが 自然排煙開口が 30m 以内に 2 ヶ所ある場合 オペレーター等で連動して開放されるものでな ければ A s として合計できないということか 連動して開放される開口部については面積を合計することができる 34 1441 号第 4 第 3 項第一号 防煙区画における防煙壁は天井面から 30cm 以上下方に突出した垂れ壁とあるが 基準法の垂れ壁の 50cm 以上との相違について 避難安全検証法においては 垂れ壁の下端と開口部の位置関係に応じて より詳細に防煙垂れ壁による排煙効果を算定している ( ビルディングレター 2001 年 2 月号 ) 6