識及び技能を活用して総合的に学習できるような教材である 家庭の食事や給食について振り返ってバランスよく食品を組み合わせて食事をとる大切さを理解させたり, 体に必要な栄養素の種類と働きを知り 1 食分の献立を考えさせたりする 栄養バランスを考えた 1 食分の献立を計画することは, 小学校での 2 年間

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小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

第 5 学年 組家庭科学習指導案 指導者 1 題材名 食べて元気! ご飯とみそ汁 2 題材設定の理由〇児童観本学級の児童は ゆでる 炒める という加熱調理において調理の基礎的 基本的な技能を身に付けている また 5 月の自然教室においては 事前に食品を3つのグループに分ける学習を実施し その後 栄養

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題戦争中の食事を体験しよう 2 関連教科等 単元名社会科 長く続いた戦争と人々のくらし 3 献立名麦ごはん めざし みそ汁 たくわん 4 ねらい戦争中の食糧不足の食事を通して 食糧不足の時代と今の時代の食生活の違いが分かる <

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

有り ) については, おもに食べる主食 は, パンが5 人, ごはんが3 人, コーンフレークが1 人, おもに食べる主菜 は, 肉, ハム, などが4 人, 豆腐, 納豆などが1 人, 食べないが3 人, おもに食べる副菜 は, みそ汁が4 人, 炒め物が2 人, サラダが1 人, 食べないが2

第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

解答類型

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う について知り ご飯のたき方を理解する 6 おいしいみそ汁の作り方の秘密を調べよう だしの有無やみそ汁の具の種類や切り方によってみそ汁の味や作り方が違うことを理解する 7 8 ご飯とみそ汁を作る計画を立てよう みそ汁の具の組み合わせや切り方 入れる順番等を考え ごはんとみそ汁を同時にできるように時

第2学年1組 家庭科学習指導案

Taro-6学習指導案(事例①小学校

( ( ) ) 3 題材の指導計画と評価計画 (1) 指導目標 毎日の食事や使われている食品に関心をもち バランスを考えた食事をしようとする 食品の栄養的な特徴や食品の組み合わせに関心をもつ ごはんとみそしるに関心をもち 調理することができる (2) 指導計画 5 年 12 時間 6 年 12 時間

(Microsoft Word - \225\266\217\221 8)

いて考え, 判断し, 実践している 解している 6 食育の視点 自の食生活を見つめ直し, よりよい食習慣を形成しようと努力すること ( 心身の健康 ) 食品の品質の良否を見け, 食品に含まれる栄養素やその働きを考え, 適切な選択をすること ( 食品を選択する能力 ) 7 学習計画 時 おやつの取り方

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名称や働きを覚えることだけに重点を置くのではなく 体に必要な栄養素を食事によって摂取していることに気付き 栄養を考えて食事することの大切さを理解させたい そのために 日常食べている給食の献立に含まれる栄養素の種類や働きを調べ発表したり 栄養を考えた食事をするにはどうしたらよいかを話し合ったりする活動

第 4 学年学級活動学習指導案 1 題材名 バランスよく食べよう ( キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食生活の形成 ) 2 題材について (1) 児童の実態 < 男子 11 名 女子 15 名計 26 名 > 本学級は 元気で明るい子どもたちが多い学級である 給食時間は 放送をよく聞いたり

芥川小学校5年家庭科 学習指導案

3. 題材の目標 (1) 米飯 みそ汁 並びにそれを中心とした 1 食分の食事のとり方に関心をもち よりよい食生活をしようとしている ( 家庭生活への関心 意欲 態度 ) (2) おいしい米飯とみそ汁の作り方を考えたり 自分なりに工夫したりしている ( 生活を創意工夫する能力 ) (3) 安全に気を

Microsoft Word - 技術・家庭科(家庭分野)

Taro-12事例08.jtd

~ ~ ~ おいしいご飯の炊き方について調べる 2 3 基本的なご飯の炊き方について知り, もっと知りたいことを出し合う インターネットを使った調べ方について知る 調べたことを情報カードに記録し, 出典を記す おいしいご飯を炊くための方法について調べ, 基本的な炊き方を理解している ( 発言 活動の

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

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( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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平成 26 年度努力点 1 研究主題 作って食べて食への思いを高める常安の子 - 広げよう! 食育の輪 - 2 研究主題設定の理由本校では 平成 24~25 年度の2 年間に渡り できたよ自分で というテーマの基 やてみたい できるようになりたい 分かるようになりたい と 自分の意思で意欲的に学ぶ子

ŽÀ‘HŽ–—á2

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

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とのできる児童がいる反面, 問題の意味がなかなか理解できない児童や自分の考えを言葉で表現することに抵抗が強い児童がいるなど個人差がある さらに, 個々の経験や理解度の差により, 題材への興味 関心や同じ時間内に取り組む課題の量にも差が生じている 本題材における事前アンケートでは, 次のような結果が得

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

Microsoft Word - 社会科

4 単元の指導計画 ( 全 11 時間 本時 3/11 時間目 ) 次 時 主な学習活動 教師の支援 留意点 1 1 毎日食べている食事に関心をもち 栄養を考えた食事のとり方について考え 日常の食事や使われている食品に関心をもたせる る 2 2 五大栄養素の種類と働きについて理解する 食べ物のゆくえ

第14章 キャリア教育

食育に関するアンケート

平成 29 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 遊びの指導 生活単元学習 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 給食の食材や献立について知る バランスよく, 何でも食べる 必要な水分を上手に摂取する 食後の片付けができる しっ

5 本時の計画 (1) 本時のねらい 五大栄養素の分類表と例示した食事を比較することで 不足する栄養素を含むを追加し バランスの良い食事にすることができる ( 知識 理解 ) (2) 食育の視点 に含まれる栄養素やその働きを知り 栄養素のバランスの良い食事を考えることができる ( 心身の健康 )(

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント


Taro-事例②-1.jtd

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

名称未設定-1

Microsoft Word - t2gika1.doc

実践内容 (1) 視点 1 教育活動全体で推進できるよう 指導体制を整備し 食に関する指導の充実 を図る 1 食育全体計画の整備既存の食育全体計画を見直し 教科 学級活動における食に関する指導の時間を確保するとともに 栄養教諭とのティーム ティーティング ( 以下 TT) についても明記した また

目次 1 嗜好調査用紙 2 集計結果報告 ごはん または おかゆ について お菜 について 食事全般 について 3 病院の献立の中で おいしかった料理 4 病院の献立の中で まずかった料理 5 ご意見 ご要望 嗜好調査日 平成 26 年 2 月 18 日 ( 火 ) 調査対象者 の入院患者 配布数

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

日常的な食事に関する調査アンケート回答集計結果 ( 学生 ) 回収率 平成 30 年 12 月 1 日現在 134 人 問 1 性別 1 2 男性女性合計 % 97.0% 100.0% 3.0% 男性 女性 97.0% 問 4 居住状況 家族と同居一人暮らし

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4 ねらい お弁当作りを通じて 一食分の食事の内容について知り 自分で食事を作ろうとする意欲や態度を育てる 5 食育の視点題材名お弁当は 3 2 1! 食に関する指導の目標 食事の重要性心身の健康食品を選択する能力感謝の心社会性食文化 食事の重要性 自ら調理して食事の準備ができることは 健全な日常生

( 書式 ) 平成 0 年度東京都立練馬特別支援学校年間指導計画 4 ねらい () 作品製作を通して 裁縫道具を安全に使えるようになる () 作る喜びを体験する () 手元を見て活動に取り組める時間を増やす (4) 調理道具を教員と共に正しく使用することができる 時間 使用教科書ら くっく (S プ

Microsoft Word - ☆5章1栄養.doc

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

自己紹介をしよう

第4学年算数科学習指導案

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Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

2. 今年度の実践から 1 CS 給食試食会や保護者参加の授業での実践日常学級担任が感じていることや, 生活や食事の調査結果から, 当日の参加者や学年の課題をとりあげ資料を作成した 6 月 1 年保護者給食試食会排便や朝食内容の問題点 朝型の生活リズムの必要性 6 月 CS 給食試食会休日における牛


の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

質問項目とてもそう思うまあまあそう思うあまり思わないそう思わない 欲しいもの と 必要なもの の区別ができる インターネットによる販売を利用している レシートは必ずもらって持ち帰る 家族に購入した商品について報告する (4)

(1) 自分の成長と家族について, 次の事項を指導する ア自分の成長を自覚することを通して, 家庭生活と家族の大切さに気付くこと (1) 自分の成長と家族 の評価規準に盛り込むべき事項 2 学年間の学習に見通しをもち, 自分の成長と家族に関心をもって学習活動に取り組み, 家庭生活と家族の大切さに気付

Taro-学級活動学習指導案.jtd

< 家庭科 > 授業改善に向けて 1 家庭科における主体的 対話的で深い学び ( アクティブ ラーニング ) についてこれまで家庭科では, 実践的 体験的な活動を通して日常生活に必要な基礎的 基本的な知識 技能を身に付けるとともに, それらを活用して身近な生活の課題を解決しようと主体的に学習に取り組

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 日時 : 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 東京都立 高等学校第 2 学年 組男子 名 1 単元名 体つくり運動 2 単元の目標 (1) 次の運動をとおして 体を動かす楽しさや心地よさを味わい 健康の保持増進や体力の向上を図り 目的に適した運

2 夜食 毎日夜食をとっている者は では 22.5%( 平成 23 年 23.9%) であり で % と割合が高い では 18.3%( 平成 23 年 25.2%) であり 40 歳代で割合が高い 図 夜食の喫食状況 (15 歳以上 性別 年齢階級別 )

ていく必要がある 本題材はその練習であるので 比べる商品の情報は 5 年生に判断しやすいものを精選し提示するように工夫する これらの学習内容を通して 商品に付いている品質表示や価格 鮮度などに関心をもつ消費者へ育ってほしい さらに 店舗に行かなくても商品を購入できる通信販売やネット販売 カード払いな

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

3 題材の目標 < 家庭生活への関心 意欲 態度 > 身の回りの整理 整頓に関心をもつことができるようにす ごみを減らす方法や不用品の再利用に関心をもつことができるようにす < 生活を創意工夫する能力 > 自の持ち物の整理 整頓の仕方を工夫することができるようにす ごみを少なくする方法を考えたり 不

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

< 自己と 事象 とのつながり> 題材との出会いの場面において, やってみたいという思いや, どのようになっているのかなどの知的欲求を刺激するように, 実際の小物や写真などを提示し, 自分の生活を豊かにする楽しい小物について具体的なイメージを完成予想図として描き表していく そうすることで, 事象 (

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

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Microsoft Word - 研究の概要他(西小) 最終

給食の時間における食に関する指導事例 ( 中学校第 3 学年 ) 1 主 題 納豆ネバネバで NEVER ザ 生活習慣病! ~ 発酵食品を食べよう ~ 2 関連教科等 単元名 理科 食べられなかったものはどうなるか 3 献立名 セルフ手巻きご飯 ( 麦ご飯 ) 一食納豆 ツナサラダ 焼き海苔 豚汁

食育に関するアンケート

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

5 研究内容 衣生活 の研究を進めるにあたっての研究の柱を以下の3つとした 1 基礎 基本の定着 目標とする姿を設定し 自己評価をさせていく 適切な自己評価ができるように ワークシートを工夫していく 2 生活に活かせる工夫を取り入れた作品づくり 誰が いつ どんな場面で使うのか等の作品の活用場面を考

hyoushi

お子さんの成長にあわせ お母さんの食生活を見直してみませんか? お子さんの成長にあわせて あなたの食生活をかえるチャンスがあります 3 か月 か月 か月

Transcription:

第 6 学年組家庭科学習指導案指導者 T1 T2 ( 学校栄養職員 ) 1 題材名まかせてね今日の食事 2 目標 自分の食生活を振り返り, 家族に喜ばれるおかずを作ろうとする 家族が喜ぶ 1 食分の献立とおかずについて考えたり, 食品を組み合わせて自分なりに工夫して作ったりする これまでの学習を生かして, 調理計画を立て, 安全や衛生に気を付けて調理することができる 食品の選び方やいろいろな調理の仕方を理解する 3 題材設定に当たって (1) 児童観児童の食事作りに関する実態を知るために, 以下のような調査を実施した 食に関するアンケート ( 平成 27 年 7 月 18 日実施 37 人 ) 1 調理実習は好きですか はい 35 人いいえ 2 人 2 一人でできますか ご飯を炊く 33 人みそ汁を作る 34 人 ( はいと答えた児童数 ) サラダを作る 32 人ゆで卵を作る 32 人目玉焼きを作る 31 人いり卵を作る 31 人野菜を炒める 31 人野菜をゆでる 31 人 3 1 食分の献立を一人で考えたことはありますか はい 3 人いいえ 34 人 4 家族の食事を作ったことはありますか よく作る 4 人たまに作る 27 人ない 6 人 5(4でよく作る, たまに作ると答えた児童 ) 何を作ったことがありますか ( 複数回答 ) 卵焼き, 目玉焼き, カレー, みそ汁, 野菜炒め, チャーハン, ハンバーグ, サラダ, 焼きそば, ぎょうざ, いり卵, ホットケーキ 5 食事作りで, 気をつけていることは何ですか ( 複数回答 ) 身支度や手洗い 味付けをおいしく 火や包丁の扱い 調味料の量や減塩 片付けまでやること 食材に火が通るようにする 盛りつけ 栄養のバランス本学級の児童は, 調理に対する関心は高く, 家庭でも調理経験のある児童も多い しかし, 日常的に調理しているというよりは, 家族が不在のときや手伝いとして調理している程度である しかも, 全く食事作りをしていない児童もいる また, 授業で実習したご飯と味噌汁, 卵料理や野菜炒めといった, どちらかというと手軽に短時間で調理できるメニューを家庭で実践していることが多い 食事作りでは, 簡単にできる 自分の好きな ものが中心で, 一食分の献立を考えて作った経験は少ない 包丁や火の扱いなどの安全面, 手洗いなどの衛生面, 調味料の量などに気を付けているといった回答が多く, 栄養のバランス 食材の鮮度や旬 に気を付けている児童はごく少数であった 食の大切さ がさまざまな場面で話題にのぼる中で, 本児童は, 低学年の頃から栄養教諭による給食ワンポイント指導や家庭科 学級活動等で食に関する指導を継続的に受けていることもあり, 三食きちんととること や 栄養のバランス, 食事の時間を大切に といった意識は高まってきていると感じる しかし, 授業の様子を見ると, 調理に関する技能や生活経験, 好き嫌いや食への関心などの個人差が大きいのが実情である 給食では, 偏食や残食もあり, 朝食は毎日欠かさず食べてはいるが, 時間や栄養バランスに課題がある児童も少なくない (2) 題材観本題材では日常の食事に関心をもち, 調和の良い食事のとり方が分かるようにするとともに,1 食分の食事を計画し, 簡単な調理ができるようになることをねらいとしている 第 5 学年で学習した ゆでる調理 や ごはんとみそ汁, 家族との団らん, 第 6 学年の 1 学期に学習した いためる調理 や 栄養バランスの良い朝食 などこれまで学習した知 - 1 -

識及び技能を活用して総合的に学習できるような教材である 家庭の食事や給食について振り返ってバランスよく食品を組み合わせて食事をとる大切さを理解させたり, 体に必要な栄養素の種類と働きを知り 1 食分の献立を考えさせたりする 栄養バランスを考えた 1 食分の献立を計画することは, 小学校での 2 年間のまとめとなる 学んだことをもとに, 家庭でも活用していける実践力を育てていきたいと考えている (3) 指導観 1 食分の食事を計画した経験がほとんどない児童にとっては, 夕食に適した料理やその調理方法をイメージすることは難しいと思われる そこで, 事前に家庭での食事内容や献立を立てる際の留意点などの情報を収集させたい さらに, 学習してきたことを実際に各家庭での実践に結びつけるために, 家族が喜ぶような献立作りをしたり, 楽しい食事にするための工夫を話し合ったりする 本題材では, 今までに学習した五大栄養素のはたらきと大切さを確認しながら学習を進めていく まず, 献立を立てることについて関心をもたせるために, 栄養バランスに課題のある食事を提示し, 問題点に気付かせる そこから, 栄養バランスの整った夕食の献立を考えることを題材として取り上げていきたい また, 望ましい食生活を送るためには, いろいろな食品を組み合わせて食べることが大切であることを認識させたい そして, 家庭との連携を図り, 考えた献立を実際に調理する機会を設けるなど, 学習を生かして家庭でも実践していこうという意欲を高めるようにしたい 4 題材の評価規準家庭生活への関心 意欲 態度 自分の食生活を振り返り, 家族に喜ばれるおかずを作ろうとしている 生活を創意工夫する能力家族が喜ぶ1 食分の献立とおかずについて考えたり, 食品を組み合わせて自分なりに工夫して作ったりしている 調理計画を立て, 安全や衛生に気を付けて調理するための基礎的 基本的な技能を身に付けている 家庭生活についての知識 理解食品の選び方やいろいろな調理の仕方を理解している 5 指導と評価の計画 (13 時間扱い ) 第 1 次献立を工夫し家族が喜ぶ食事を作ろう 11 時間評価規準 評価方法主な学習活動 内容家庭生活への関心生活を創意工夫生活の技能 1 2 3 4 5 食事に関心をもち, 食事の役割や大切さを理解することができる 1 日にとった食事を調べ, ご飯やパンを主食にしているときどのような組み合わせでおかずや汁物を食べているのか確認する 家庭ではどのような観点で献立を立てているのか調べて発表し, 確認する ゆでる と いためる を使ったおかずの調理計画を立て, 作ることができる 調理計画を立てる (1) 必要な材料と分量 (2) 材料の準備 購入 食品を購入するとき, 保存 意欲 態度 毎日の食事に関 心をもち, その 役割を考えて食 事を大切にしよ うとしている ( ノート 行動観察 ) 材料の選び方, 買い方に関心を もち, 適切に購 入しようとして いる ( ノート ) 生活の技能 する能力 家庭生活につい ての知識 理解 食事を作るた めには, 家族の ことや食べる人 のことを考えて 工夫することが 必要なことを理 解している ( ノート 発表 ) 調理に必要な 材料の種類, 分 量, 選び方, 調 理時間などを考 えた調理計画の 立て方を理解し ている - 2 -

するときの注意点 (3) 調理時間と調理方法 ( ノート ペーパーテスト ) 6 7 8 9 調理実習をする 1 食分の食事の計画を立て, 食品の栄養的なバランスや組み合わせを考えながら食事の計画を見直すことができる 家族のためにつくることを考え, テーマを決めて夕食の献立を考える 今まで学習したことを生かして, 自分が立てた夕食の献立を見直す いろいろな食品を組み合わせて食べることの意味や大切さを考える 米飯とみそ汁を 中心とした 1 食 分の食事の材料 や手順に関心を もち, これまで に習得した知識 及び技能を生か して, 家族が喜 ぶ食事を作ろう としている ( 行動観察 ワークシート ) 盛り付けや配 安全や衛生に膳に関心をも留意して, 手順ち, 楽しく食事よく調理がでをしようとしてきる いる ( ノート 行 ( 行動観察 ) 動観察 ) 米飯とみそ汁を中心とした 3つの食品群の食品がそろった1 食分の献立について考えたり, 自分なりに工夫したりしている ( ワークシート ) 材料の切り方, 味の付け方, 後片付けの仕方を理解している ( 行動観察 ) 1 食分の食事としてどのように食品を組み合わせて食べることがよいのかを理解している ( ワークシート 発表) 10 11 学習したことを生かして, 家 食事の取り方庭で実践できるように, 調理に関心をもち, 計画を立てる 栄養を考えた食 調理の時間や手順, 材料の分事にしようとし量などを考えて調理計画を立ている てる ( ノート 家庭で実践する 行動観察 ) 第 2 次食事をもっと楽しくしよう 栄養のバランスの良い1 食分の献立の立て方を理解している ( ペーパーテスト ワークシート ) 2 時間 6 食育の視点心身の成長や健康保持の増進の上で望ましい栄養や食事のとり方を理解し, 自ら管理していく能力を身に付ける ( 心身の健康 ) 7 本時の指導 (1) 目標 栄養のバランスや家族のことを考えて, 米飯とみそ汁を中心とした夕食の献立を立てたり, 工夫したりすることができる (2) 準備 資料栄養バランスに課題のある献立の写真, 掲示資料, 食品のグループ分けの表, 給食の献立表, 食材カード, 実物投影機, スクリーン, ワークシート, 付箋 (3) 展開学習活動 内容指導上の留意点 評価 個への配慮学級担任学校栄養職員 1 前時に考えた 1 食分の食事 ご飯と味噌汁を中心にした1 を振り返り, 本時の学習の見通食分の献立を見直すことを確しをもつ 認する 2 本時の課題を知る - 3 -

家族の心も体も喜ぶ, 献立にしよう 3 献立の見直しの手順や課題の見付け方を知る (1) 担任の考えた献立を見て, 気付いたことや改善した方が良いと思う点を発表する (2) 栄養職員の話を聞く 1 見直しのポイント 栄養面 家族の好み 色どり 旬の食材 2 工夫 改善の仕方 4 前時に自分が立てた献立の見直しをする (1) 自分の献立について, 栄養のバランス等を見直して改善する (2) 良い点, 改善点などを付箋に記入して, グループでアドバイスし合う (3) 自分で再度見直す 前時に立てた献立の例として 1つの献立を紹介する 栄養のバランスに課題のある献立 担任の立てた献立を, 食品のグループ分けの表に入れながら栄養のバランスを確認する 食品を3つのグループに分けて, 栄養バランスを確認する 今までに学習した調理方法 ( ゆでる いためる ゆでてからいためる ) を使って, 自分 1 人で作れるおかずを入れるとよいことを確認する チェックリストをもとに見直すよう助言する どのように改善して良いか分からない児童には, 足りない栄養素を一緒に確認し, 給食献立表の中から主菜を探し出したり, 料理カードの使用を促したりする ご飯とみそ汁を中心とした 3 つのグループの食品のそろった 1 食分の献立について考えたり, 自分なりに工夫したりしている ( ワークシート ) 献立見直しのポイントについて説明する 1 栄養のバランスはどうか 2 家族の好み, 旬, 色どり等はどうか 担任が立てた献立の栄養面で, どこのバランスが悪いのか, どのような食品やおかずを足した方が良いのかを確認する 食品を3つのグループに分けて, 足りない食品や多すぎる食品があることを知ることで, 改善が必要なことを気付かせる 調理場で献立を決める際の順番や気を付けていることを知らせる みそ汁の具を工夫したり, 副菜の材料を増やしたりするなど, 献立の栄養のバランスを整えるための助言をする いろいろな食品を組み合わせて食べることの意味や大切さを伝える 偏った栄養素や不足している栄養素など栄養のバランスについて理解できていない児童やグループを中心に支援していく 給食献立表の中から足りない栄養素が取れるものを一緒に確認し, アドバイスする 5 見直した献立について発表する 6 本時の学習を振り返り, 次時の学習内容を知る 課題に沿って献立を見直すことのできた児童に, 見直したポイントとその理由が分かるように献立を発表させる 今日学んだことを生かして, 次時は家庭でつくるための計画を立てることを伝える 栄養のバランスが良く, しっかり見直しができたことを称賛する さらによくなるポイントがあればアドバイスする 自分の健康を守るために, 献立の作成で学んだことを食生活に生かしていく - 4 -

- 5 - 必要があることを伝える 本時の学習で良かったことを称賛し, 次時への意欲をもたせる