第 6 学年国語科学習指導案 平成 22 年 7 月 14 日 ( 水 ) 第 5 校時小平市立学園東小学校第 6 学年 1 組児童数 25 名 研究主題 伝え合い学び合う子どもたち 国語科の 話す 聞く 活動を通して 高学年分科会テーマ 思いや考えを伝え合う力を伸ばす指導法の工夫 目指す児童像 自分の思いや考えを聞き手にわかりやすく伝える子 話し手の思いや考えを理解しながら聞く子 1 単元名相手の意図を聞き取り 自分の主張を伝えよう 教材名 学級討論会をしよう 2 単元の目標 賛否が分かれる問題について それぞれの意見の長所 短所を分析的に考え 相手を説得する話し方を工夫したり 相手の論点を聞き取ったりして自分の考えを深める 3 単元について児童にとって討論会は初めての経験である どのような準備をして討論会を開き どのような手順で討論を進めていくかを学習していく 本単元の討論会では 結論を導き出すことをねらっているのではない 一つのテーマについて 自分の立場や主張したいことを相手にわかりやすく 体験したことや具体例を挙げながら話すこと また 相手の主張を自分の考えとくらべながら聞くことが学習目標となる 1 年生から積み上げてきた話す 聞く 話し合う力がすべて生かされることになる単元である 4 評価基準 関心 意欲 態度 討論会の形式に興味をもち 話し合うことに意欲をもっている 話す 聞く力 自分の考えを聞き手にわかりやすく話すことができる 話し手の主張を その理由を考えながら聞き 理解することができる 討論会の進行方法を理解し 自分の考えや理由をはっきりさせて討論することができる 書く力 討論会で深まった自分の考えを書くことができる
5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児童がいる一方で 自分を表現することを苦手としていたり 話したいことはあるが表現力が十分でないためにうまく伝えられなかったりする児童も少なくない また 友達の考えや意見を聞くことのよさを感じられない児童もいる アンケートから Q:2 人で話すこと Q: グループで話すこと Q: みんなの前で話すこと Q: 話し合い Q: 聞くこと 2 人で話すこと グループで話すことのよさは味わえているが みんなの前で話すことについては 緊張する 自信がないなどの理由で苦手意識が強い 話し合いでは いろいろな人の意見を聞けるからという理由でと答える児童が多かったが 話し合いの場面で自分の意見を主張する児童は数人に限られがちである
(2) 主題に迫るための手だて ( 授業改善のポイント ) 国語科の学習の中で テーマ選び互いの考えを聞くことのよさが感じられ 活発に討論が行えるよう 討論会のテーマを決める際 クラス全体で話し合い 児童の興味 関心の高いテーマを設定した グループでの話し合い討論会のテーマを決め はじめの主張 予想される質問と答え 最後の主張の論点等 討論会に向けて事前に準備をする その際 自分たちの考えを深めるために グループの友達の考えや意見のよい点に着目しながら話し合うことができるように指導する また 事前に準備をしておくことによって グループ内での役割分担を明確にし 自信をもって討論会に参加できると考えた 司会モデルの提示討論を進める上で 司会の果たす役割は大きい 司会モデルを提示し クラス全体で共有することによって 自信をもって司会をすることができると考えた IC レコーダーの活用討論会でのやりとりを客観的に振り返るために IC レコーダーを活用する 日常的な活動の中で 朝の会 帰りの会でのスピーチ話す場を増やし 伝えることに慣れさせる テーマを設定し ペアと時間を決めて対話 ( 回転寿司 ) だれとでも話せるように また 盛り上げるような聞き方ができるように練習させる 各教科での話し合い活動話す 聞く場面を増やし そのよさを感じさせることで 話す 聞く技術を練習させる 6 指導と評価の計画 (6 時間扱い ) 展開時学習活動指導上の留意点評価の内容 第一次第二次1 2 3 4 5 6 ( 本時 ) 討論会とその流れについて知る 討論会に向けて準備する 討論会の計画を立てる 討論会のねらいや準備 進め方を理解させる 教材文の話題をもとに 討論会の流れを考えさせる 討論会での役割分担を知らせる 司会モデルを提示し 討論の進め方について理解させる 討論会での役割を考えさせる 話題を決め 各グループで話し合いながら討論会の準備をさせる 討論会を行う 役割をはっきりさせ 討論を進めていけるよう助言する いろいろな論点で進められるように助言する 関討論会の形式に興味をもち 話し合うことに意欲をもっている 話 聞討論会の進め方を理解することができる 関討論会のねらいや進め方をつかみ 見通しをもって準備できる 話自分の考えを聞き手にわかりやすく話すことができる 聞話し手の考えを理解しながら聞くことができる 書討論会を通して深まった自分の考えを書くことができる
7 本時の学習 (6/6 時間 ) (1) ねらい 自分の考えを聞き手にわかりやすく話すことができる 話し手の考えを理解しながら聞くことができる (2) 展開 過程学習活動指導上の留意点と評価 ( ) 導入 (5 分 ) 1 討論会のねらいを確認する 前時までの討論会で振り返った内容を思い出す 討論会の流れを確認する 本時のねらいを確認する 自分の考えをはっきりさせてえをはっきりさせて討論討論しようしよう 展開 (35 分 ) 2 討論会を行う 役割を確認し 討論会を行う (1) 初めの主張を行う * 肯定グループ 初めの主張をする * 否定グループ 初めの主張をする (2) 質問をまとめる * 各グループで質問したいことを相談し 質問者を決める (3) 質疑応答をする * それぞれのグループへの質問をする * 討論グループは質問について話し合う 聞くグループは 肯定 否定の立場に分かれて意見交換をする * 質疑応答 討論をする (4) 最後の主張をまとめる * 肯定グループ 否定グループは グループ内で話し合いながら 最後の主張をまとめる * 聞くグループは 今日の討論から考えたことをまとめる (5) 最後の主張をする 討論グループの全員が発言できるよう 役割分担をさせる 聞くグループの児童も討論に参加し 積極的な発言につながるようグループ内で意見交換をする 論点を整理しながら 討論できるよう板書を工夫する 意見が出ないときや論点がそれたときに 司会をサポートする いろいろな視点で討論できるように促す すべての児童が参加できるよう 拍手やうなずき等をするよう助言する 討論グループには グループと個人で振り返りをさせる 自分の考えを聞き手にわかりやすく話すことができる ( 発表 観察 ) 話し手の考えを理解しながら聞くことができる ( 発表 観察 ワークシート ) まとめ (5 分 ) 4 まとめ 討論を振り返り 感想を交流する 録音した討論の様子を聞きながら振り返らせるために IC レコーダーを活用する 討論会のよかったところを全体で共有する
>>しよう自(3) 板書計画 話学<< 聞 くす友自と日と分達分いいききのののの方やテ考す考考ャーええさ使えっーマをを>シをてプよわくかはきペ聞りっいやき字てンてすりをもシ理く伝さ書よル解しえ論せくいを持よよして討と境かうう よき 使 環う(4) 資料 < 討論のテーマと予想される論点 ( 肯定 : 否定: )> 1 3D は必要か リアルさ 芸術 表現 だれでも楽しめる便利さ 脳や体への影響 環境への負荷 金額 2 子どもたちだけで遠くに出かけるのはよいか 楽しさ 世の中を知る 自分の力で解決する力 安全面 事件事故に巻き込まれる可能性 3 シャープペンシルを持ってきてもよいか 削る必要がない便利さ 筆箱に1 本でよい便利さ 環境に優しい 遊ぶ人がいる 筆圧が弱くなる < 今級討論会を
(5) ワークシート