Microsoft Word - 02手引(説明).doc

Similar documents
収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

二法人税法施行規則第六十一条の三第一号ロ及びハ並びに第二号ロ及びハ並びに第六十一条の五第一号ハ及びヘ並びに第二号ハ及びヘに掲げる勘定科目内訳明細書ホ別表に掲げる明細書 ( 当該明細書に記載されている事項又は記載すべき事項の内訳に係る部分に限る ) 四省令第五条第二項の規定により同項に規定する添付書面

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

事前確定届出給与に関する届出書

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

目次 改正の趣旨 1 改正の概要 1 申請に当たっての留意点 3 具体的な事例に基づく記載例 事例 1 定時株主総会の招集時期を特定の月とする場合 4 事例 2 定時株主総会の招集時期を議決権の基準日から3 月以内とする場合 6 略 語 法 所得税法等の一部を改正する等の法律 ( 平成 29 年法律

対応別表一覧表

平成 30 年 9 月国税庁法人番号 社会保障 税番号制度 マイナンバー制度 について 社会保障 税 災害対策分野において 行政手続の効率性 透明性を高め 国民にとって利便性の高い公平 公正な社会を実現することを目的として マイナンバー制度が導入されました 法人税及び地方

Microsoft Word - 本文.docx

連結法人の(法人事業税・法人都民税)の概要

第68回税理士試験 消費税法 模範解答(理論)

Microsoft Word - zeisyou6記載の手引.doc


. 減価償却の仕組みを理解する 60 定率法 定額法など減価償却の方法を理解しましょう. 有価証券の整理をする 68 有価証券一覧表に 購入売却のつど その取引内容を記載していくと 決算業務の際に便利です. 受取配当金を集計する 78 有価証券の整理後 受取配当金と源泉所得税を集計し 申告書作成の準

平成23年度税制改正の主要項目

9 試験研究費の額に係る法人税額の特別控除額 2 10 還付法人税額等の控除額 3 11 退職年金等積立金に係る法人税額 4 12 課税標準となる法人税額又は個別帰属法人税額及びその法人税割額 の5の欄 ) リース特別控除取戻税額( 別表 1(2) の5の欄又は別表 1(3)

移行認定の申請書類目次

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

1 納税義務者法人は 基準法人税額につき 復興特別法人税を納める義務があります ( 復興財源確保法 42) なお 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人についても 復興特別法人税を納めることとなる法人とみなすこととされています ( 復興財源確保法 411) ( 注 ) 法人税の納税義務の

1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

Microsoft Word - 連結納税と損益の通算2010_v3.docx

準用する政令第 6 条の 25 第 1 号に定める金額 11 市町村民税の 申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中間 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1)

( 復興特別法人税制度の具体的内容 ) 復興特別法人税制度の具体的な内容は 次のとおりです 1 納税義務者法人は 基準法人税額につき 復興特別法人税を納める義務があります ( 復興財源確保法 42) なお 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人は 法人とみなすこととされています ( 復興

11 市町村民税の申告書 空欄は 次のように記載します (1) 法人税の中間申告書に係る申告の場合は 中問 (2) 法人税の確定申告書 ( 退職年金等積立金に係るものを除きます ) 又は連結確定申告書に係る申告の場合は 確定 (3) (1) 又は (2) に係る修正申告の場合は 修正中間 又は 修正

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

試験研究費 9,, 7,, Check7 14,, 14,, Check8 7,, 2,, 14,, 6,, 6,, 税務弘報

「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

損金経理と積立金経理の違い ( 圧縮超過額がない場合の基本構造 ) 例 A 社は 50の国庫補助金を得て 100で機械を取得した なお A 社の経常利益は 100 である * 仕訳の違い ( 単位 : 百万円 ) 損金経理積立金経理 補助金受贈と機械取得時の仕訳 ( 両者とも同じ ) 現金預金 50

第 20 号様式の記載について 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 堺市長に 1 通 ( 提出用及び入力用 ) を提

納税証明書を請求される方へ

B 事例 1: 日本赤十字社と公益財団法人公益法人協会ともに 所得控除方式 を適用し ffff た場合に還付される税金について 前提 1 寄附先の名称等 ( 弊協会の他に 東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄附したものと仮定 ) 名称金額備考 日本赤十字社 ( 東日本大震災義援金 ) 30,0

Microsoft Word - メルマガQ&A(23.8.1問2)利益剰余金の資本組入(父確認中)

<928D8B4C8E968D DE90458B8B A2E786C73>

連結納税基礎セミナー ~専門書では分からない実務上の留意点について~

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

企業会計の利益 法人税法上の所得金額 売上原価販売費一般管理費営業外費用特別損失 売上 営業外収益特別利益 損金の額原価費用損失の額 益金の額 ( 収益の額 ) 当期純利益所得の金額 2 益金の額に算入すべき金額とは何か益金の額に算入すべき金額とは 法人税法の規定や他の法令で 益金の額に算入する 又

第一法基通改正7

<88F38DFC E8F8A93BE92BC914F979D985F837D E815B816A>

Microsoft Word - 最新版租特法.docx

法人の減価償却制度の改正に関するQ&A

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

( 補助対象者 ) 第 3 条補助の対象となる中小企業者等は 次に掲げる要件を満たすものとする ただし 同様の補助金を既に受けたものは対象外とする ( 1 ) プロジェクトのウェブサイトでの公開等 仲介事業者が提供するサービスの利用に必要な契約を仲介事業者と締結していること ( 2 ) 県内に本店又

TAC2017.indb

法人税 faq

項番 項目名 入力文字基準 留意事項 7 日 2 8 収入金額 9 控除を受ける所得税額 10 参考 30

Microsoft Word - ③(様式26号)特別徴収実施確認・開始誓約書

適用時期 法人の平成 26 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度分の法人税について適用されます 改正措法附則案 使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例 ( 法人が支出した使途秘匿金の額に 40% の割合を乗じて計算した金額をその納付すべき法人

< F2D926E95FB90C596408E7B8D738B4B91A CC88EA959482F0>

利益積立金額第 10 章税法上の資本の部 第 2 節利益積立金額 利益積立金額とは 法人の所得の金額のうち留保されているものをいう ( 法 21 十八 ) この利益積立金額は 法人の所得として課税済みの金額であり それが株主等に配当等された場合には二重課税の調整を要し また 特定同族会社の留保金課税

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出


法人税 faq

(100分の9.7)

( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者

Microsoft Word - sample1.doc

第 6 号様式記載の手引 H この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します なお 事業税及び地方法人特別税に係る仮決算に基づく中間

1 基本項目 ⑴ 所轄税務署長給与の支払者の所在地 ( 住所 ) の所轄税務署名を入力します 所轄税務署が不明な場合 国税庁ホームページ にある 税務署を検索 で郵便番号等による検索ができますので 参照してください ⑵ 給与の支払者の法人番号この欄には 申告書を受理した給

欄記載のしかた留意事項 6 代表者自署押印 及び 経理責任者自署押印 この申告書の作成時における法人の業務を主宰している者及び経理の責任者 ( 外国法人にあっては この法律の施行地にある資産若しくは事業の管理又は経営の責任者及び経理の責任者 ) が自署し 押印します 2 以上の都道府県に事務所等を有

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 1 この明細書の用途この明細書は 法人が当期中に支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について課された所得税の額について 法第 68 条第 1 項 (( 所得税額の控除 ))( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 (( 復興特別所得税

10 解説 p1 ⑵⑶ ⑷ 11

間の初日以後 3 年を経過する日の属する課税期間までの各課税期間 6 高額特定資産を取得した場合の納税義務の免除の特例事業者 ( 免税事業者を除く ) が簡易課税制度の適用を受けない課税期間中に国内における高額特定資産の課税仕入れ又は高額特定資産に該当する課税貨物の保税地域からの引取り ( 以下 高

(100分の9.7)

PowerPoint プレゼンテーション

農業経営基盤強化準備金~農業者向けQ&A~

第 6 号様式記載の手引 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します なお 事業税及び地方法人特別税に係る仮決算に基づく中間申告は その税額が予定

(100分の9.7)

別添 2 租税特別措置法施行令第 39 条の25 第 1 項第 1 号に規定する厚生労働大臣が財務大臣と協議して定める基準を満たすものである旨の証明願平成年月日厚生労働大臣殿 租税特別措置法施行令第 39 条の25 第 1 項第 1 号に規定する厚生労働大臣が財務大臣と協議して定める下記の基準を満た

< F2D8B4C8DDA82CC8EE888F882AB816989FC90B38CE3816A2E6A7464>

今回の変更点 所得税H22.16(震災特例法対応)

【修正】07_別表五~.indd

第20号様式記載要領

< F2D B4C8DDA82CC8EE888F E82AF8D9E82DD>

用紙.indd

労働基準法が改正されます

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得から控除)編

< F2D93C192E894F A8893AE91A E7B8D7397DF>

欄記載要領注意事項 役員給与の損金不算入額 8 加算 の 10 1 と 留保 2 に記載します ロ納税充当金で消却した場合この明細書には記載しないで 別表五 ( 一 ) において 前期から繰り越された 仮払税金 の 減 2 にその消却した金額を 印を付して記載するとともに 納税充当金 27 の 減

(3) (1) 又は (2) に係る修正申告の場合は 修正中間 又は 修正確定 10 法人税法の規定によ 次に掲げる法人税の申告書を提出する法人の区分ごとに それ (1) 連結法人又は連結法 って計算した法人税額 ぞれに定める法人税の申告書の欄の金額を記載します 人であった法人は 記 1 (1) 別

連結納税の概要と税制改正の影響~実務上の留意点をふまえて~

Microsoft PowerPoint 寄附金控除制度概要.ppt

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

用語の意義 この FAQ において使用している用語の意義は 次のとおりです 用語 意義 所得税法 ( 所法 ) 所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) をいいます 所得税法施行令 ( 所令 ) 所得税法施行令 ( 昭和 40 年政令第 96 号 ) をいいます 改正所令 所得税法施行令の一

調査規則の改正 別紙案1・2

「平成20年版 法人税申告書の記載の手引」別表五(一)

Microsoft Word - 文書 1

派遣添付書類一覧(30年1月訂正)

品川区町会・自治会館等葬祭設補助金交付要綱

欄記載のしかた留意事項 7 この申告の基礎 法人税に係る修正申告 更正 決定又は再更正を基礎にして修正申告をする場合は 法人税に係る修正申告書を提出し 又は更正 決定若しくは再更正を受けた年月日 ( 当該法人が連結子法人である場合又は連結子法人であった場合には 当該法人との間に連結完全支配関係がある

欄 記載のしかた 留意事項 9 期末現在の資本金の額又は出資金の額 ( 解散日現在の資本金の額又は出資金の額 ) 期末 ( 中間申告の場合にあっては その計算期間の末日 ) 現在又は解散日現在における資本金の額又は出資金の額を記載します 資本金の額又は出資金の額は 法人税の明細書 ( 別表 5(1)

医療費控除が変わります!!! 1 領収書の提出等が不要となりました 2 明細書 ( 集計表 ) の提出が必要となりました 3セルフメディケーション税制が創設されました 医療費控除の明細書 ( 集計表 ) を提出することにより 医療費 の領収書の提出又は提示が不要となりました 医療費の領収書は 自宅で

第 20 号様式記載の手引 1 この申告書の用途等 (1) この申告書は 仮決算に基づく中間申告 ( 連結法人以外の法人が行う中間申告に限ります ) 確定した決算に基づく確定申告及びこれらに係る修正申告をする場合に使用します (2) この申告書は 事務所又は事業所 ( 以下 事務所等 といいます )

期末現在の資本金等の額 次に掲げる法人の区分ごとに それぞれ次に定める金額を記載します (1) 連結申告法人以外の法人 ((3) に掲げる法人を除きます ) 法第 292 条第 1 項第 4 号の 5 イに定める額 (2) 連結申告法人 ((3) に掲げる法人を除きます ) 法第 292 条第 1

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

H30 記載の手引(溶込版)

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成

上場株式等の配当等に対する課税

会社税務のてびき目次 平成 28 年度 法人税関係税制改正のポイント 1 1 法人税は何にかかるか? 3 2 収益は どの時点で計上するか? 8 3 配当金を受け取ったときは? 15 4 売上原価を求める方法 19 5 売却した有価証券の損益を求める 24 コラム 1 社長が会社にお金を貸していたら

用紙.indd

Transcription:

Ⅰ 連結確定申告書の提出について 1 連結確定申告書の提出先及び提出期限連結親法人は 各連結事業年度終了の日の翌日から2 月以内に 納税地の所轄税務署長に対し連結確定申告書を提出しなければならないこととされています ( 法 81の22) なお 連結親法人が 次に掲げる理由により提出期限までに連結確定申告書を提出することができない常況にあると認められる場合には 提出期限の延長の特例を申請することにより 連結確定申告書の提出期限を2 月間延長することができます ( 法 81の24) 1 会計監査人の監査を受けなければならないことその他これに類する理由により決算が確定しないため 連結事業年度終了の日の翌日から2 月以内に連結確定申告書を提出することができない場合 2 連結子法人が多数に上ることその他これに類する理由により各連結事業年度の連結所得の金額若しくは連結欠損金額及び法人税の額の計算を了することができないため 連結事業年度終了の日の翌日から2 月以内に連結確定申告書を提出することができない場合ただし 特別の事情により連結事業年度終了の日の翌日から4 月以内に各連結事業年度の連結所得の金額若しくは連結欠損金額及び法人税の額の計算を了することができないことその他やむを得ない事情があると認められる場合には 税務署長が指定する月数の期間まで延長することができます ( 注 )1 提出期限の延長の特例を受けるためには 最初に適用を受けようとする連結事業年度終了の日の翌日から45 日以内に納税地の所轄税務署長へ申請書を提出する必要があります 2 1の申請書は 法第 75 条の2 ( 確定申告書の提出期限の延長の特例 ) の規定による確定申告書の提出期限の延長が認められていた法人であっても 改めて提出する必要があることに御注意ください 2 時価評価法人等の申告書等用紙について設立事業年度等の承認申請特例 ( 法 4の36) による申請に基づく場合における連結親法人の最初連結事業年度において 連結子法人が時価評価法人等に該当することにより その連結子法人の承認を受けた日を含む事業年度を連結申告ではなく単体申告を行うこととなるときは その連結子法人の所轄税務署に単体申告用の申告書等用紙の交付を申し出てください 3 消費税及び地方消費税について ⑴ 消費税及び地方消費税については 連結納税制度は適用されませんが 課税期間は法人税法上の事業年度とされているため ( 消費税法 191 二 地方税法 72の783) 連結事業年度に合わせて課税期間が変わる可能性があります 特に 連結納税を適用する前において親法人と課税期間が異なる期間となっていた子法人についてはその課税期間が変更され その変更後の課税期間に係る消費税及び地方消費税の確定申告が必要となりますので御注意ください ( 注 ) 法人税について連結確定申告書の提出期限の延長を認められている場合であっても 消費税及び地方消費税の確定申告書の提出期限については適用がないことに御注意ください ⑵ また 消費税及び地方消費税については 連結納税制度は適用されませんので 消費税及び地方消費税の確定申告書の用紙は連結親法人又は連結子法人のいずれであるかにかかわりなく 課税事業者に該当する法人に送付しています 1

4 連結確定申告書等の用紙の送付について次に掲げる連結確定申告書等の用紙は それぞれ次に掲げるものを 連結親法人の所轄税務署から連結親法人あてに送付しています ⑴ 連結確定申告書 1 連結確定申告書別表一の二 2 連結申告書別表セット ( 別表二から別表十六㈥までの別表のうち主要なもの ) ⑵ 個別帰属額及びその計算の基礎を記載した書類 1 個別帰属額等の一覧表 2 ( 連結親法人分 ) 3 個別帰属額等届出書付表セット ( 別表四の二付表から別表十六㈥までの別表のうち主要なもの )( 連結親法人分 ) ⑶ 勘定科目内訳明細書 ( 連結親法人分 ) 勘定科目内訳明細書セット申告に当たり ⑴1 連結確定申告書別表一の二 及び⑵2 ( 連結親法人分 ) 以外の用紙につき税務署から送付した用紙以外の用紙を使用しているため 翌連結事業年度以降 送付が不要な場合には 連結確定申告書別表一の二及びの 別表等送付要否 欄の 否 欄に をしてください なお 翌連結事業年度以降 別表等の送付を 否 とされた場合でも ⑴1 ⑵2 及び法人事業概況説明書については 引き続き税務署から送付した用紙により提出してください 5 連結確定申告書の添付書類連結確定申告書には 連結親法人及び連結子法人の次に掲げる書類を添付します 1 貸借対照表及び損益計算書 2 損益金処分表 3 勘定科目内訳明細書 4 個別帰属額及びその計算の基礎を記載した書類 5 組織再編成に係る契約書等の写し 6 組織再編成に係る主要な事項の明細書 7 特別償却の適用を受ける場合の明細書 ( 特別償却限度額の計算に関する付表 ) 及び圧縮記帳の適用を受ける場合の収用証明書など連結確定申告書に添付することが適用の要件とされている書類 ( 以下 明細書 証明書等 といいます ) 6 個別帰属額及びその計算の基礎を記載した書類個別帰属額及びその計算の基礎を記載した書類は 各連結法人ごとに作成し 連結確定申告書に添付することとなります この連結確定申告書への添付に際しては 各連結法人ごとに作成した個別帰属額及びその計算の基礎を記載した書類を取りまとめ その表紙として個別帰属額等の一覧表を付してください ( 7 連結確定申告書の添付書類の編てつ順について を参照してください ) ⑴ 個別帰属額を記載した書類は を使用して作成し 連結確定申告書に添付します なお 連結子法人分の作成に当たっては 連結子法人が本店又は主たる事務所の所在地の所轄税務署長に届け出るの写しを使用することとして差し支えありません ⑵ 個別帰属額の計算の基礎を記載した書類の作成に当たっては 連結確定申告書の別表の写しを使用することとして差し支えありません なお 連結子法人分については 添付を省略することができます 2

また 連結親法人分の作成及び添付に当たっては 次の点に御注意ください 1 個別帰属額に係る明細書 ( 各別表の付表 ) だけでなく その個別帰属額を算出するために必要な別表も添付する必要があります 例えば 外国税額控除を適用する連結親法人にあっては 別表六の二㈡付表各連結法人の外国税額の控除に関する明細書 の 連結控除限度個別帰属額 9 の欄の金額の計算において 別表六の二㈡連結事業年度における外国税額の控除に関する明細書 の 連結控除限度額 16 の欄の金額が必要となるため 別表六の二㈡付表 だけでなく 別表六の二㈡ も併せて添付することとなります このことは 別表七の二付表一連結欠損金当期控除前の連結欠損金個別帰属額の調整計算に関する明細書 別表七の二付表二連結欠損金個別帰属額に関する明細書 などについても同様です 2 別表の一部に個別帰属額に係る記載欄が設けられている別表については その個別帰属額に係る記載欄だけでなく それ以外の欄についても記載します 例えば 別表八の二連結事業年度における受取配当等の益金不算入に関する明細書 にあっては 株式等の種類ごとに連結グループでの益金不算入額などが個別帰属額の計算に必要となるため 個別帰属額の計算 以外の各記載欄につき その連結所得の金額の計算において記載した金額を転記します このことは 別表六の二㈠連結事業年度における所得税額の控除に関する明細書 別表十四の二連結事業年度における寄附金の損金算入に関する明細書 などについても同様です 3 連結親法人と連結子法人のすべてが記載される別表については 連結親法人以外の記載欄を消さずに添付してください 例えば 連結グループで損金算入限度額が設けられている 別表十五の二交際費等の損金算入に関する明細書 にあっては 個別帰属損金不算入額 20 の欄の計算の基礎となる 損金不算入額 4 の欄の算出に各連結法人の支出交際費等の額の合計額が必要であるため 連結法人のすべてにつき 5 から 19 までの各欄を記載します このことは 別表七の二付表一連結欠損金当期控除前の連結欠損金個別帰属額の調整計算に関する明細書 及び 別表七の二付表二連結欠損金個別帰属額に関する明細書 についても同様です 7 連結確定申告書の添付書類の編てつ順について連結確定申告書の添付書類については 個別帰属額等の一覧表 を表紙として 連結親法人及び各連結子法人ごとに次の順に並べた上で 連結確定申告書に添付して提出してください 連結確定申告書 添付書類 表紙 連結親法人分 連結子法人分 明細書 証明書等 別表 別表四の二付表 別表四の二 別表二 別表一の二 個別帰属額等の一覧表 組織再編成に係る書類 勘定科目内訳明細書 損益金処分表 貸借対照表 損益計算書 別表 ( 四の二付表等 ) 組織再編成に係る書類 勘定科目内訳明細書 損益金処分表 貸借対照表 損益計算書 ( 注 )1 添付書類の連結子法人分については 各連結子法人ごとに 以降同じ順で並べてください 2 上図では 連結子法人分の個別帰属額の計算の基礎を記載した書類 ( 申告書別表 ) の添付を省略しています (6 ⑵ を参照してください ) 3

Ⅱ 個別帰属額等の届出書の提出について 1 個別帰属額等の届出書の提出先及び提出期限連結子法人は 各連結事業年度の連結確定申告書の提出期限までに 連結子法人の本店又は主たる事務所の所在地の所轄税務署長に個別帰属額等の届出書 (1 2 個別帰属額の計算の基礎を記載した書類 ) を提出しなければならないこととされています ( 法 81の25) 2 個別帰属額等の届出書用紙の送付について連結子法人が提出する個別帰属額等の届出書用紙については 連結子法人の所轄税務署から連結子法人あてに次に掲げるものを送付しています 1 2 個別帰属額等届出書付表セット ( 別表四の二付表から別表十六㈥までの別表のうち主要なもの ) 届出に当たり 2の用紙につき税務署から送付した用紙以外の用紙を使用しているため 翌連結事業年度以降 送付が不要な場合には の 別表等送付要否 欄の 否 欄に をしてください なお 翌連結事業年度以降 別表等の送付を 否 とされた場合でも 1 及び法人事業概況説明書については 引き続き税務署から送付した用紙により提出してください ( 注 ) 連結子法人の個別帰属額等の届出書用紙の送付先 ( 連絡先 ) については その送付先として連結親法人の納税地を登録することにより 連結子法人の所轄税務署から連結親法人あてに送付することができます 今後 連結子法人が提出する個別帰属額等の届出書用紙の送付先を連結親法人の納税地とする場合には 連結子法人の所轄税務署長に異動届出書 ( 連絡先の登録 ) を提出してください 3 個別帰属額等の届出書の添付書類個別帰属額等の届出書には 次に掲げる書類を添付します 1 貸借対照表及び損益計算書 2 損益金処分表 3 勘定科目内訳明細書 4 組織再編成に係る契約書等の写し 5 組織再編成に係る主要な事項の明細書 ( 注 ) Ⅰ5に掲げる連結確定申告書の添付書類のうち7の明細書 証明書等については その明細書 証明書等が連結子法人に係るものである場合には 個別帰属額等の届出書にその写しを添付してください なお 規則第 37 条の6 第 10 号から第 12 号まで ( 外国税額控除を受けるための書類 ) の書類のうち連結子法人に係るものは 連結確定申告書に添付することに代えて その連結子法人の個別帰属額等の届出書に添付することもできます その際には 連結確定申告書の別表六の二㈡にその旨を記載してください 4 個別帰属額の計算の基礎を記載した書類個別帰属額の計算の基礎を記載した書類の作成に当たっては 連結確定申告書の別表の写しを使用することとして差し支えありませんが 添付を省略することはできません この点 Ⅰ6⑵と異なりますので御注意ください また 作成及び添付に当たっては 次の点に御注意ください 1 個別帰属額に係る明細書 ( 各別表の付表 ) だけでなく その個別帰属額を算出するために必要な別表も添付する必要があります 4

例えば 外国税額控除を適用する連結子法人にあっては 別表六の二㈡付表各連結法人の外国税額の控除に関する明細書 の 連結控除限度個別帰属額 9 の欄の金額の計算において 別表六の二㈡連結事業年度における外国税額の控除に関する明細書 の 連結控除限度額 16 の欄の金額が必要となるため 別表六の二㈡付表 だけでなく 別表六の二㈡ も併せて添付することとなります このことは 別表七の二付表一連結欠損金当期控除前の連結欠損金個別帰属額の調整計算に関する明細書 別表七の二付表二連結欠損金個別帰属額に関する明細書 などについても同様です 2 別表の一部に個別帰属額に係る記載欄が設けられている別表については その個別帰属額に係る記載欄だけでなく それ以外の欄についても記載します 例えば 別表八の二連結事業年度における受取配当等の益金不算入に関する明細書 にあっては 株式等の種類ごとに連結グループでの益金不算入額などが個別帰属額の計算に必要となるため 個別帰属額の計算 以外の各記載欄につき その連結所得の金額の計算において記載した金額を転記します このことは 別表六の二㈠連結事業年度における所得税額の控除に関する明細書 別表十四の二連結事業年度における寄附金の損金算入に関する明細書 などについても同様です 3 連結親法人と連結子法人のすべてが記載される別表については 他の連結法人の記載欄を消さずに添付してください 例えば 連結グループで損金算入限度額が設けられている 別表十五の二交際費等の損金算入に関する明細書 にあっては 個別帰属損金不算入額 20 の欄の計算の基礎となる 損金不算入額 4 の欄の算出に各連結法人の支出交際費等の額の合計額が必要であるため 連結法人のすべてにつき 5 から 19 までの各欄を記載します このことは 別表七の二付表一連結欠損金当期控除前の連結欠損金個別帰属額の調整計算に関する明細書 及び 別表七の二付表二連結欠損金個別帰属額に関する明細書 についても同様です 5 個別帰属額等の届出書の編てつ順について 個別帰属額等の届出書については を表紙として 個別帰属額の計算の基礎を記載した書類及び 添付書類を次の順に並べた上で提出してください 個別帰属額等の届出書 個別帰属額の計算の基礎を記載した書類 明細書 証明書等 ( 写 ) 別表 別表四の二付表 添付書類 組織再編成に係る書類勘定科目内訳明細書損益金処分表貸借対照表 損益計算書 5