国語科学習指導案

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平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

*山下小研究誌.indb

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

第1学年国語科学習指導案

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

Taro-【HP用】指導案.jtd

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

第4学年  国語科学習指導案

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

Microsoft Word - 第2学年 国語科「つづき話をプログラミングで表そう」研究指導案.docx

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

第1学年国語科学習指導案

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

<小学校 生活科>

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

解答類型

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

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第○学年 ○○科指導計画

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

児童は, これらの 読みの観点 を使いながら, 物語のしくみや中心人物の心情の変化を捉える経験を積んできている しかし, 作品の価値や作者の思いに気付いたりすることは十分ではない (2) 教材観本単元で取り扱う教材は, 作者である小林豊氏がアフガニスタンを訪問した際の経験を基に書いた三部作の中から教

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

【授業 1】

書いたものを発表し合い 表現の仕方に着目して助言し合うこと 本単元では 経験したことや想像したことを基に俳句をつくり 互いに読み合う言語活動を行う 身近な情景や生活の中での出来事を捉え 俳句の特徴を生かした創作を行うことによって 言葉の調子やリズムに親しみ 凝縮した表現で捉える面白さや楽しさを味わわ

第1学年国語科学習指導案

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

りする活動には集中できない児童もいる そのために, ことばにこだわりを持って活動させるようにしてきた 例えば A 児は, 家に帰るとビデオやテレビを見て過ごし, 家族との会話が少ない状況である そのため語彙が少なく, 友だちとのつながりも薄くなり会話が広がらない コミュニケーションを取ることの楽しさ

5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

4 評価規準関 絵から想像したことをもとに物語を書くことに関心をもち 進んで取り組もうとしている書 絵を見て想像を膨らませながら 場面の様子や人物について考えている 想像したことをもとに 事柄の順序に沿って話の構成を考えている 場面の様子がよく分かるように人物の行動や会話のつながりを考えて物語を書い

第5学年1組 国語科学習指導案

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

第 2 学年 3 組国語科学習指導案 単元名 : いろいろなどうぶつのすづくりすごろく を作ろう ビーバーの大工事 単元について 指導者呉市立横路小学校西宮和子 本単元は, 小学校学習指導要領の C 読むこと ( 第 1 学年及び第 2 学年 )(1) イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

(1)

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

○数学科 2年 連立方程式

ICTを軸にした小中連携

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

第4学年算数科学習指導案

第○学年○組 学習指導案

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

第1学年国語科学習指導案

指導観指導にあたっては 基本となる回転技に取り組み 自己の能力に適した技が安定してできるようにするとともに 発展技にも挑戦できるようにする その際には 友達の動きを見て技のポイントに気づき 伝えあったりしながら意識して練習できるようにする 運動は 柔軟性が要求される運動であり 体を痛めたりうまく回れ

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

ように話す順序を考えて発表原稿をまとめ, 発表カードの大枠を完成させる ここで, 発表カードの内容をより充実させるために, 再度, ペアで発表カードを聞き合い, 質問し合う活動を通して, 発表原稿の付け加えを行い, 発表カードを完成させる 次に, 発表の練習に取り組む 発表練習に取り組む前に, 相手

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

Microsoft Word ~16第1学年1組国語科学習指導案 提出用

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

第1学年国語科学習指導案

3 指導観本単元では C 読むこと ウ場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化 情景など について 叙述を基に想像して読むこと の力を身につけさせることをねらいとしているそこで本単元では まず 3 年生の国語の教材 モチモチの木 で物語文の読み取り方を想起させる本学級は情景描写か

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

Taro-5年研究のまとめ

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

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Transcription:

国語科学習指導案 横浜市立千秀小学校指導者門倉野里子 単元名 教材名 絵とせりふを工夫して 一年生に伝えよう ~ お手紙 ~ 1 日時 場所平成 27 年 11 月 18 日 ( 水 )5 校時教室 少人数教室 2 学年 組第 2 学年 1 組 29 名 3 指導事項と言語活動 (1) 指導事項 語のまとまりや言葉の響きに気を付けて音読すること ( 読むことア ) 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら 内容の大体を読むこと ( 読むことイ ) 文の中における主語と述語との関係に注意すること ( 言語活動イーカ ) 場面の様子について 登場人物の行動を中心に想像を広げながら読むこと ( 読むことウ ) (2) 言語活動 音読発表会をする ( 言語活動例イ ) 二年生のこの時期は 単純な一斉音読に終始すると 細かい叙述をしっかり追いながら読むよりも 友達の声に合わせて気持ちをこめずに音読してしまう児童が見られるようになる そのような中で 簡単な動作もつけて演じる音読劇は 新鮮で学習意欲を喚起する言語活動である 本教材は二人の登場人物が個性豊かであり また 七割以上が会話文からなる作品である さらに 場面が がまくんの家 と かえるくんの家 の二場面という点からも 音読劇にするのにふさわしいと思い 本言語活動を設定した また 一年生に発表することによって 一年生にとって分かりやすく伝えるにはどのような表現をしたらよいのかを子どもたちに考えさせたい 相手意識をもって練習し 音読表現を高めることを目指したい 4 単元目標 場面の様子について 登場人物の行動や会話を中心に想像を広げながら読み 声の出し方などを工夫して音読劇をしようとする 手紙を書く楽しさを知り 物語の登場人物に言ってあげたいことを手紙に書こうとする 5 評価規準国語への関心 意欲 態度 1 自分が感じた物語のおもしろさが伝わるように 音読劇をしようとしている 読む能力 書く能力 言語についての知識 理解 技能 2 人物の様子や気 5 手紙のよさに気 6 主語と述語の関 持ちを想像し づいて 自分の 係を理解してい 物語の様子が伝 思いを手紙に書 る わるように工夫 いている して音読してい る - 1 -

6 研究主題とのかかわり 3 登場人物の行動や出来事から場面の様子を想像し お気に入りの場面を見つけている 4 自分の音読と友達の音読を聞き比べて 感想を深めている 栄区情報 視聴覚教育研究会研究主題 一人ひとりの子どもが 主体的に学びを高めるための情報 視聴覚教育 ~ 考える力 表現する力を育む情報教育のあり方 ~ その中でも今年度は 児童の思考を可視化できる手立てとして ICT がどのように寄与していけるかについて焦点を当てて研究を進めていく < テーマに迫るための手立て > 本学級では 聴覚情報ではなかなか理解できないことでも 文字や図など視覚的な支援で安心して学習に取り組める児童が多い また 自分の考えを整理してまとめたり 言葉にして伝えたりする活動が苦手な児童もいる そのため 日常的に大型テレビで動画教材の視聴で理解を助けたり 自分たちの活動場面の動画を見てふり返ったりしている その実績を経て今回は より児童の思考の可視化に焦点を当て 児童一人ひとりがとらえた お手紙 を 効果的に表現できるようにしていきたいと考える そこで お手紙 の深い読み取りを せりふの追加や挿絵の制作を通してさせていきたい そのために 教科書の挿絵を抜いたもので学習を進めていく 情景や心情を 深い読み取りのアウトプットとして 児童の表現ツールの一つとして タブレット を活用する タブレット と パソコン OHC の違いは 児童の描いた絵を思いのままに動かせるという点である 後述の指導計画 6 でグループ練習の方法を学ぶ時間を設け その中で 音読の内容に合わせてアップの位置から徐々にルーズにしていく等 絵の見せ方を指導していく 発表の場面では 操作する児童はグループに一人ずつだが グループでの練習の際に皆で触りながら相談させていく 今回の授業を通して いつもなかなか言葉で自分の思いを表現しきれない児童も 新たにせりふや場面の絵を工夫して考えていくことで さまざまな表現の仕方があることが分かり 他教科の学習にも生かしたいと考える - 2 -

7 指導と評価の計画 ( 読むこと 12 時間 ) 学習活動と内容 1 音読げき発表会をしよう という学習課題を設定し 学習の見通しをもつ 単元のめあてを確認する 範読を聞いて感想を発表し合う みんなで音読をする 2 お手紙 を読み 内容を整理する (1 2 の場面 ) 場所の移り変わりに着目して場面分けをする 誰が 何をするのか 何を言うのか に気を付け内容を確かめる 3 お手紙 を読み 内容を整理する (3 の場面 ) 誰が 何をするのか 何を言うのか に気を付け内容を確かめる 4 音読したい部分を決めて ( グループ決め ) 音読の工夫を考え 読み方や動き方などをノートやプリントに書き込む 読み方や動き方について書き込む 声の出し方と 動きの二つの視点で考える 5 自分で想像して 担当箇所の挿絵を紙に描く A4 の紙に鉛筆と色鉛筆で描く 評価規準と 指導の手だて情報 視聴覚機器 ( ) 音読劇を行うことに関心をもち 音読の工夫を考えながら学習に取り組もうとしている 1 範読を聞いた感想について 児童の思いを交流することができるようにする イラストがないお手紙のプリントを配り 自分だけの本を作る 場面ごとに人物の行動と会話を整理し 登場人物の行動を読み取っている 5 二人の会話文を対比させて 気持ちを読み取る それぞれの気持ちを想像させるようにする 声の出し方 動き以外にも間の取り方などでも表現が変わってくる 複数の児童に読ませることで 音読の工夫を考えていく 登場人物の行動や出来事から場面の様子を想像し お気に入りの場面を見つけている 3 読みたい場面と役について アンケートを取り 班を作る 人数に偏りがある場合は 第 2 希望を聞いて調整する 音読したい部分を決め 音読の工夫などを考えている 24 児童の考えた読み方が不十分なときは 本人の考えを尊重しながらも アドバイスをする 書き込んだ音読の工夫を OHC で見せ 共有する 場面を想像して 挿絵を描いている 1 がまくんとかえるくんが区別できるように 着ている服装の色や形は指定する 絵が苦手な児童や 表情が考えにくい児童には がまくんやかえるくんの表情の例を見せて その中から選ばせる 紙に枠を描いておき 大体の大きさは指定する 声の出し方 動きに加えてタブレットの使い方を練習の視点に加える - 3 -

6 グループでの練習の仕方や タブレットによる効果的な絵の見せ方を練習する タブレットを使う時の約束を知る 実際にタブレットを操作しながら 練習をする 練習では 全員がタブレットを操作する 発表の場では タブレットを操作する児童を二人いるナレーターで分担する 7 グループで音読劇の練習を行い 感想やアドバイスを伝える 1~6 班それぞれの班で練習をする タブレットの効果的な使い方を考えて グループで協力して音読劇の練習を行っている 2 絵をタブレットで写真にとり タブレットに取り込んでおく タブレットを二台使い 二つの教室 (2 の 1 教室 隣の少人数教室 ) に分かれて練習をする タブレットを用いて 挿絵をアップやルーズにしたり 動かしたりして実際に練習する 読み方の工夫に気を付けて グループで協力して音読劇の練習を行っている 2 音読の工夫について 感想やアドバイスを伝え合っている 4 大きな声だけでなく 小さな声も使うことで表現の幅が広がることを指導する 上手な読み方や気持ちを表現している動きについて 教師が褒めたり 児童同士で評価し合ったりできるようにする 8 2 つの班で音読劇の練習を行い ペア学習をし 感想やアドバイスを伝える 本時 友達のアドバイスや読み方を聞き 音読のしかたを工夫し直して練習する 9 前時の録画したビデオを使い 自分達の音読劇を見る チームごとに発表へ向けて練習をする 10 1 年生への発表のリハーサルをする 11 音読発表会を行い 感想を伝え合う 1 年生へ 音読劇の練習を行い 友達のアドバイスから音読の仕方を改善することができる 2 会話文だけでなく 地の文にも二人の気持ちや場面の様子が表れていることを提示し 読み方の工夫ができるようにする 同じところを選んだ児童同士がペアを組み 感想やアドバイスを伝え合う 聞き手に工夫した部分と理由を伝えてから中間発表をする 友達のアドバイスから音読の仕方を改善することができる 2 1 年生への発表に向けて よりよいものを作るように励ます 読み方の工夫に気を付けて グループで協力して音読劇の発表を行っている 2 12 お手紙 の登場人物に向けて手紙を書き 学習を振り返る 相手と目的を意識して手紙の形式で描いている 4-4 -

< 場の設定 >2 の 1 教室 黒板 TV 発表が終わったら学びあいスペースへ 発表班の児童 机タブレット タブレットを操作する児童 聞き手の児童は椅子に座って聞く ( 机あり ) 学びあいスペース < 場の設定 > 少人数教室 ( 隣の教室 ) 黒板 TV 発表班の児童 机タブレット タブレットを操作する児童 聞き手の児童は椅子に座って聞く ( 机あり ) - 5 -

8 本時目標音読劇の練習を行い 友達のアドバイスから音読の仕方を改善することができる 9 本時展開 (8/12) 学習活動と内容 1 本時の課題を確認する 2 学習課題を確認する 評価規準と指導の手だて ( ) 情報 視聴覚機器 ( ) これまでの学習を振り返り 本時のめあてを確認する ペアれんしゅうをして アドバイスをもらい 音読のしかたをくふうしよう 3 自分の考えた読み方の工夫に気をつけて 音読劇の練習をする ( 中間発表 ) 少人数教室 2 5 班で練習 ( 交互に発表し アドバイスをし合う ) 2 の 1 教室 1 4 班で練習 3 6 班で練習 ( 交互に発表し アドバイスをし合う アドバイスは学びあいスペースで行う ) 自分のめあてをプリントに書き ペアの児童に明示する がまくんの落ち込んでいる気持ちが伝わるように もっと悲しい声で読みたい かえるくんの様子が分かるように 動きをつけて読みたい タブレットでアップの練習をしたい 発表を聞き終わったら 感想やアドバイスをカードに書く 発表者は もらったアドバイスをもとにペアで練習をする ペア練習が終わったら もう一度班で音読劇をする 4 自分が改善できたところや頑張ったことをカードに記入する 前時までに 読み方の工夫を書き込んできたことを確かめ 本時は それらを中心に音読の練習をすることを確かめる 発表する場に応じて 相手に届く声の大きさで練習するように促す ペアの児童には めあてに対してのアドバイスをするように指導する 児童が描いたイラストをタブレットでテレビに映しだす アップとルーズを効果的に使えるように支援する 上手な読み方について 教師が褒めて価値づけたり 児童同士で評価し合ったりして よりよい音読劇を目指していく 同じところを選んだ児童同士がペアを組み 感想やアドバイスを伝え合う ビデオで発表を撮影しておき 次時に自分の改善を振り返る 音読劇の練習を行い 友達のアドバイスから音読の仕方を改善することができる 2 5 次時の学習について確認をする - 6 -