第 1 学年 2 組生活科学習指導案単元名 : つくろうあそぼう 1ねんせいばんおもちゃフェスティバルをひらこう 男子 14 名女子 14 名計 28 名 指導者小川美恵子単元について 本単元は, 小学校学習指導要領生活科の内容 (6) 自然や物を使った遊び (8) 生活や出来事の交流 を基に構成した 生活の変化に伴い, 児童の遊びは室内で個人または少人数で完成品や電子玩具, キットなどで遊ぶことが多くなり, 自ら工夫して遊びを楽しむ経験が少なくなってきている ここでは, 身近にある自然物や, 身近にあるものを利用して, 遊びに使うものを工夫してつくったり, 遊び自体を工夫したりすることが主な活動である そして, その過程を通して, 遊びの面白さや自然の不思議さに気付くとともに, みんなで遊びを楽しむことができるようにすることを目指している また, 人とのかかわりが希薄化している現在, よりよいコミュニケーションを通して, 情報の交換をし, 互いの交流を豊かにすることが求められている ここでは, 自分自身で体験したり活動したりして, 感じたことや気付いたり分かったりしたこと, 考えたこと, もっと知りたいと思ったことなどを伝え合い, 交流する活動が行われるようすることが大切である こうした楽しさを実感することが, 互いのことを理解しようと努力し合い, 協働的な関係を築くことにつながると考える 本学級の児童は,(6) 自然や物を使った遊び において,1 学期に シャボン玉大会を開こう の学習で, 身近にあるものを材料として, 自分の思いや願いをもって, シャボン玉をとばす道具つくりを経験している しかし, 自分の理想とする道具がつくれなかったり, 友達の道具のよさに気付き, 改良しようとしたり, 自分たちでいろいろな遊び方を考えたりするまでには至っていない また,(8) 生活や出来事の交流 においては, 一部の発言権のある児童に流され, 自分で考えようとせず, 人の考えを聞くだけであったり, 自分が伝えたいことをうまく言葉で表現できなかったりする児童もいる 課題を発見 解決する力 2 学期,2 年生が企画するおもちゃフェスティバルに招待される予定である その際,2 年生がつくったおもちゃで遊ぶことを通して, 手作りおもちゃで遊ぶ楽しさを感じたり,2 年生がくれる おもちゃの説明書 を手に取ったりすることで, 自分達も手作りおもちゃをつくってみたいと意欲をもつと考えられる そこで, 秋見つけで見つけた木の実や身近にあるものを使って, おもちゃや楽器をつくって遊ぶ 1 年生版おもちゃフェスティバル の計画を立てる 2 年生のおもちゃフェスティバルを参考に, 自分達が主体的に計画して, さらに楽しくしようと意欲をもたせていく 深く考える力 2 年生からもらったおもちゃの説明書や並行読書でおもちゃつくりの関する本の中からつくりた いものを決め集めた自然物や身の回りにあるものの中から, それらの特徴を生かしどのような形で利用で 小生 1 年 1
きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく遊べるように遊びのルールや約束を工夫するなかで, 情報の交換をし, 互いの交流を豊かにする 自分自身で体験したり活動したりして, 感じたことや気付いたり分かったりしたこと, 考えたこと, もっと知りたいと思ったことなどを伝え合い, 交流する活動が行われるようする 自己を理解する力おもちゃフェスティバルを通して気付いたことを振り返り, 自然物を利用して遊びに使うものをつくったり遊んだりすることの面白さや自然の不思議さ, 友達とかかわって遊ぶことの楽しさを伝え合うことで, 今後の生活に生かせるようにする 単元の目標及び内容について 2 年生から招待されたおもちゃフェスティバルにおいて, 手作りおもちゃで遊んだり, おもちゃ の説明書をもらったりすることで, 自分達で集めた自然物や身の回りにあるものに関心をもち, 遊 びに使うものを作ろうとしている 関心 意欲 態度 集めた自然物や身の回りにあるものの中から, 使ってみたいものを選び, 試したり, 見立てたりし ながら, おもちゃや楽器をつくったり, みんなが楽しく遊べるように, 約束やルールを考えたりし ている 思考 表現 単元を通して, 遊びの楽しさや遊びに使う道具をつくる面白さ, 自然の不思議さ, 友達とかかわって遊ぶことの楽しさに気付いている 気付き 単元の評価規準 関心 意欲 態度思考 表現気付き 集めた自然物や身の回り 集めた自然物や身の回り 遊びの楽しさや遊びに使 にあるものに関心をもち,2 にあるものの中から, 使って う道具をつくる面白さ, 自然 年生からもらったおもちゃ みたいものを選び, 試した の不思議さ, 友達とかかわっ 単元の の説明書や本を参考に遊び り, 見立てたりしながら, お て遊ぶことの楽しさに気付 評価規準 に使うものをつくろうとし もちゃや楽器をつくったり, いている ている みんなが楽しく遊べるよう に, 約束やルールを考えたり している 小生 1 年 2
指導と評価の計画 全 8 時間 次時学習内容 一 1 二 2 三 3 四 4 5 6 7 五 8 2 年生が企画したおもちゃフェスティバルに参加する 遊び方やルールを守って, 楽しく遊ぶことができる おもちゃの説明書をもらう 課題の設定 (1) 学習の見通しをもつ おもちゃの説明書を読み, おもちゃ作りに興味をもち, 自分達でおもちゃをつくって遊ぶ計画を立てる 情報の収集 (1) 2 年生からもらったおもちゃの説明書やおもちゃつくりに関する本の中から, つくりたいおもちゃを選び, つくり方を調べる 整理 分析 (1) 集めた自然物や身の回りにあるものの中から, それらの特徴を生かしどのような形で利用できるか, 必要なものを取捨選択する まとめ 創造 表現 (4) 2 年生からもらったおもちゃの説明書やおもちゃつくりに関する本を参考に, 集めた自然物や身の回りにあるものの特徴を生かし, 試したり見立てたり工夫しながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, よいものにしようとする 本時 友達のアドバイスをもとに, 自分のおもちゃや楽器をよりよいものにしようと改良する おもちゃフェスティバルを開き実際に遊ぶ中で, みんなが楽しく遊べるように, 遊びのルールや約束を工夫する 振り返り (1) おもちゃつくりに関する本の並行読書 学びのモニタリング おもちゃフェスティバルを通して気付いたことを振り返り, 伝え合う 今後の生活の中で, どのようの生かせるか考える 評価 主思自評価規準評価方法 おもちゃ作りに興味をもち, 自分達でおもちゃをつくって遊ぶ計画を立てている 2 年生からもらったおもちゃの説明書やおもちゃつくりに関する本の中から, つくりたいおもちゃを選び, つくり方を調べている 集めた自然物や身の回りにあるものの中から, それらの特徴を生かしどのような形で利用できるか, 必要なものを取捨選択している 集めた自然物や身の回りにあるものの特徴を生かし, 試したり見立てたり工夫しながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくっている できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, よいものにしようとしている 友達のアドバイスをもとに, 自分のおもちゃや楽器を改良している 実際に遊ぶ中で, みんなが楽しく遊べるように, 遊びのルールや約束を工夫している 単元を通して, 遊びの楽しさや遊びに使う道具をつくる面白さ, 自然の不思議さ, 友達とかかわって遊ぶことの楽しさに気付いている 小生 1 年 3
本時の学習 (1) 本時の目標 できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, よりよいものにできる (2) 本時の評価規準 できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, よいものにしようとしている 思考力 (3) 本時の学習展開 (5 時間目 / 全 8 時間 ) 学習活動 主な発問 予想される児童の反応 思考の場の工夫 1 本時の学習課題を確認する めあて 指導上の留意事項 めざす児童の姿 努力を要する 状況と判断した児童への指導の手立て できたおもちゃや楽器を見せ合い, アドバイスし合って, よりよいものにしていくことを確認する 評価規準 観点 ( 評価方法 ) 本時で付けたい力 育成したい資質 能力 もっとよいおもちゃやがっきにするために, さくせんかいぎをひらこう!! 本時のゴールの見通し A: できたおもちゃや楽器を見せ合い, 進んで友達とアドバイスしあいながら, よいものにしようとしている B: できたおもちゃや楽器を見せ合い, 友達とアドバイスしあいながら, よいものにしようとしている 2 できたおもちゃや楽器を見せ合い, アドバイスしあう 友達の作品のよい点や, もっとよくなる点を見つけて教えてあげよう 思考の場の工夫評価する PMI シートに, 友達の作品のいい所, もっとよくなる所, おもしろい所を記入しながら, アドバイスする 3 全体で交流する 自分の作品に生かしたいところはどこですか 自分のおもちゃや楽器に取り入れたい, 友達のおもちゃや楽器の工夫点を見つけていくことを確認する お互いのおもちゃや楽器の共通点と相違点に着目して, 自分のおもちゃや楽器を改良する視点をもたせる 4 本時の学習を振り返る めざす児童の姿 ( 自分の作品と比べて自分の作品に生かそうとしていればよい ) 私のマラカスはドングリの実でしたが, 友達のマラカスはジュズ玉を入れていて, 音が違いました 何を入れたら一番いい音になるか他のものでも試してみたいです おもちゃフェスティバルに向けて, 作戦会議を生かして自分のおもちゃや楽器をつくり直すという次時の見通しをもたせる 友達の作品のよさに気付き, 改良に生かそうとしている できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, よいものにしようとしている 思考力 ( 発言 行動 ) 小生 1 年 4
(4) 板書計画よりよいおもちゃやがっきにするために, さくせんかいぎをひらこう!! <めあて> 友だちのおもちゃやがっきのよいてんやもっとよくなるてんをおしえてあげよう よいところ まねしたいところもっとこうしたらいいところおもしろいところ < ふりかえり > わたしのマラカスはドングリのみでしたが, さんのマラカスはジュズだまをいれてい て, おとがちがいました なにをいれたらいちばんいいおとになるか, ほかのものでもため してみたいです < 参考 > 学びのモニタリング 学しゅうのよてい ふりかえり 1 1 ねんせいばんおもちゃフェスティバルのけいかくをたてることができた 2 じぶんがつくってみたいおもちゃやがっきのつくりかたをしらべることができた 3 じぶんであつめたものをいかしてできるさくひんをきめることができた 4 じぶんであつめたものをいかしてさくひんをつくることができた 5 ともだちのさくひんのよいところやまねしてみたいところをみつけることができた 6 ともだちのアドバイスをいかして, さくひんをかいりょうできた 7 1 ねんせいばんおもちゃフェスティバルでルールをまもってなかよくあそべた < がくしゅうをふりかえって, こんごのせいかつにいかしていきたいこと > 8 小生 1 年 5