Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

国語科学習指導案様式(案)

第1学年国語科学習指導案

<小学校 生活科>

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Taro-4年 総合 指導案(最終)

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

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Taro-5年研究のまとめ

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

いろいろな衣装を知ろう

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

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し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

社会科学習指導案

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解答類型

自己紹介をしよう

20情報【授業】

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

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平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

国語科学習指導案

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

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Microsoft Word - 社会科

第6学年 国語科学習指導案

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

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5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

第4学年算数科学習指導案

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 12 学校案内パンフレットを作ろう-共同編集・制作-

Taro-【HP用】指導案.jtd

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

Microsoft Word - imani ikiru kotoba sidoukeikaku.doc

指導観学習を進めるにあたって, 教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き, 視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい その際, 完成した新聞を廊下に掲示し, 全校のみんなに見てもらうことを伝え, 相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい そして, 新聞は

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

○数学科 2年 連立方程式

<小学校 生活科>

総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質 能力 表現力主体性 積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 千年の町をじまんしよう (70 時間 )

平成29年度 中学校国語科教育

指導方法等の改善計画について

第1学年国語科学習指導案

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

第○学年 ○○科指導計画

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Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

【授業 1】

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るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

Transcription:

第 5 学年 国語科学習指導案 1 単元名 情報を集めて提案しよう教材 ゆるやかにつながるインターネット ( 光村図書 5 年 ) 2 単元目標 ( は重点目標) インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えるために, 複数の本や文章を比べて 読み, 情報を多面的に収集しようとする ( 国語への関心 意欲 態度 ) 意見を述べた文章などに対する自分の考えをもつために, 事実と感想, 意見などとの関係を押 さえて読むことができる ( 読む能力 ) 本や文章などを読んで考えたことを交流し, 自分の考えとの共通点や相違点を踏まえて, 自分 の考えを広げたり深めたりすることができる ( 読む能力 ) 話し言葉と書き言葉との違いに気付くことができる ( 言語についての知識 理解 技能 ) 3 評価規準 国語への関心 意欲 態度 読む能力 言語についての知識 理解 技能 課題について考えるために 意見を述べた文章などに対する自分の考 話し言葉と書き言葉 複数の本や文章を比べて読 えをもつために, 事実と感想, 意見など との違いに気付いて み, 情報を多面的に収集し との関係を押さえて読んでいる ウ いる イ( ア) ようとしている ( 発言 ワークシート 提案資料 )( 発言 ワークシート) ( 行動観察 ) 書き手の考え方に注意して本や文章など を読み, 自分の考えとの共通点や相違点 を踏まえて, 自分の考えを広げたり深め たりしている オ ( 発言 ワークシート) 4 指導計画 (7 単位時間 ) 第一インターネットを使った経験について交流し, 学習計画を立てる ( 1 単位時間 ) 第 1 時インターネットを使った経験について交流し, インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えたことを提案する という課題を知り, 学習計画を立てる 第二自分の課題を見いだすために ゆるやかにつながるインターネット を読み, 調べて提案したいことを決める ( 2 単位時間 ) 第 1 2 時教材を インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えたことを提案する という視点で読み, 調べて提案したいテーマを決める ( 課外 ) 自分のテーマについて調べるために, 本や新聞記事などを読み, 集めた情報をワークシートに記録する 第三集めた情報を基に, 自分の考えをまとめる ( 2 単位時間 ) 第 1 2 時集めた情報やマインドマップの内容を基に, インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えたことをまとめる 第四 それぞれの意見を提案し合い, 学習を振り返る ( 2 単位時間 ) 第 1 時 グループごとに意見を提案し合い, 感想を交流する ( 本時 ) 第 2 時 評価カードを使い, 学習を振り返る

5 指導の立場 (1) 児童の実態について 略 (2) 単元について本単元は, インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えたことを提案するために, 集めた情報を基に自分の考えをまとめ, 交流する活動を通して, 自分の考えを広げたり深めたりすることをねらいとしている 教材 ゆるやかにつながるインターネット は, インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えさせる説明文である 人と人とのつながりという抽象的なテーマであるが, 本や新聞記事などで調べたり, インタビューをしたりしたことと自分の知識や経験とを関連付けて, 自分なりの考えをもつことのできる教材である ここでの学習は,1 月の単元 くらしやすさについて発表しよう ( 教材 天気を予想する ) の, 文中で使われた資料を用いた筆者の意図を考えて読む学習へと発展していく (3) 研究主題との関連について本校の研究主題 確かで豊かな読みや表現ができる子どもの育成 ~ 言語活動の工夫を通して ~ の具体化に向け, 本単元では指導事項 読むこと (1) ウ目的に応じて, 文章の内容を的確に押さえて要旨をとらえたり, 事実と感想, 意見などとの関係を押さえ, 自分の考えを明確にしながら読んだりすること ( 1) オ本や文章を読んで考えたことを発表し合い, 自分の考えを広げたり深めたりすること を受けて, 言語活動例の イ自分の課題を解決するために, 意見を述べた文章や解説の文章などを利用すること を取り上げ, 以下のように取り組む 第一では, 単元全体の見通しをもって学習を進めていくことができるようにする 児童はインターネットを使った経験について交流することを通し, インターネットを使うことの利点や注意点に気付くであろう そこで, インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えたことを提案しよう と投げ掛け, 相手や目的を明確にし, 文章に主体的に関わらせたい 第二では, 自分の課題を見いだすために教材 ゆるやかにつながるインターネット を読み, 調べて提案したいテーマを決める学習を通して, 事実と感想, 意見などとの関係を押さえて読む力 を身に付けることができるようにする まず, 筆者が取り上げている事例やそれに対する意見を押さえてワークシートにまとめる そして, インターネットを通じた人と人とのつながりについて友達に提案するために, さらに調べてみたいテーマを決める その後, 課外で本や新聞記事などを読み, 提案文を書く材料となる情報を集めるようにする 第三では, インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えたことを提案するために, 複数の本や新聞記事など, 今までに集めた情報を基に, 自分の考えを提案文にまとめる 第四では, 第三でまとめた資料を効果的に提示しながら, グループで自分の考えを提案する 児童は, 友達が調べた事例や友達の提案を聞き, インターネットを通じた人と人とのつ

ながりについて多面的にとらえたり, 自分の考えを広げたり深めたりすることができるであろう 学習を振り返ることで, 自分の考えを提案するために, 文章などを読んで必要な情報を集めて自分の考えを明確にし, 表現する力を身に付けることができたことを実感させたい また, 自分が文章を読んで発信した情報は, これからの生活の中で友達の役に立つものになるという思いをもち, ここでの学習が実生活に生きて働くことになるという実感をもたせたい 6 単元の構想 (7 単位時間 ) 児童の活動 教師の支援 個への支援 評価 インターネットを使った経験に インターネットを使った自分の経験や感想, 人から聞い 第 ついて交流し, 学習計画を立て たことについてマインドマップに書くことにより, 自分 一 る の考えをまとめるときに自分の知識や経験と関連付けることができるようにする マインドマップが書き進められない児童には, 学校や家 庭でインターネットを使ったときのことや, 友達や家族が経験したことについて例を挙げて尋ね, 想起しやすいようにする マインドマップの内容について発表し合うことにより, 友達の考えと自分の考えとの共通点や相違点を見付け, インターネットを使うことの利点や注意点についての情報を集めることができるようにする 読みの目的を意識したり, 学習計画を立てたりすることにより, 単元の見通しをもち, 学習に主体的に取り組むことができるようにする インターネットを通じた人と人とのつながりについて考えるために友達のマインドマップと比べ, 情報を多面的に収集しようとしている 国語への関心 意欲 態度 ( 行動観察 ワークシート) 教材を インターネットを通じ 筆者が取り上げた事例や感想, 意見などとの関係を押さ 第 た人と人とのつながりについて えて読むことにより, 自分の考えを提案するときの参考 考えたことを提案する という にすることができるようにする 視点で読み, 調べて提案したい 筆者の考えをとらえることができにくい児童には, 筆者 二 テーマを決める がいちばん伝えたいことは文章の初めか終わりに書いて ある場合が多いことを助言し, 教材から情報を取り出しやすくする 筆者が取り上げた事例や筆者の考えをワークシートにま とめることにより, 調べて提案したいテーマを明確にすることができるようにする 提案したいテーマを決めることにより, 課外や第三でも教材を繰り返し読んだり, 調べる目的に応じた情報を集めたりすることができるようにする 意見を述べた文章などに対する自分の考えをもつために, 事実と感想, 意見などとの関係を押さえて読んでいる 読む能力 ( 発言 ワークシート) 話し言葉と書き言葉との違いに気付いている 言語についての知識 理解 技能 ( 発言 ワークシート) 自分のテーマについて調べるた 提案文を書くために複数の本や新聞記事などを比べて読 めに本や新聞記事などを読み, むことにより, 課題に対して多面的に考えることができ 集めた情報をワークシートに記 るようにする 録する ( 課外 )

集めた情報やマインドマップの 教材に取り上げられた事実と筆者の感想, 意見などとの 第 内容を基に, インターネットを 関係を参考にして自分の考えをまとめることにより, 第 通じた人と人とのつながりにつ 二での学習を生かした読みができるようにする 三 いて考えたことをまとめる 今後, 自分たちがインターネットを通じてどのように人とつながりたいか, または, インターネットをどのよう に使うことが社会のためになるのかについて提案するための資料を準備することにより, 自分の考えを効果的に伝えることができるようにする 自分の考えをまとめることができにくい児童には, 調べて分かったこと, それについてどう思ったかを尋ね, 自分の考えを文章に表すよう助言する 意見を述べた文章などに対する自分の考えをもつために, 事実と感想, 意見などとの関係を押さえて読んでいる 読む能力 ( 発言 ワークシート) グループごとに意見を提案し合 前時までに準備した提案資料を使って提案することによ 第 い, 感想を交流する ( 本時 ) り, 相手に分かりやすく伝えることができるようにする 四 グループ内で2つのテーマについて話し合えるようにグループを作り, 多様な事例や意見を聞いて交流できるようにする グループでの交流後, 初めて知ったことや友達の提案と関連させて考えたことなどについてワークシートにまとめることにより, 自分の考えを広げたり深めたりするこ とができるようにする 自分の考えを深めることができにくい児童には, 取り上げられた事例の中で初めて知ったことを中心にまとめることを伝える 友達の提案を聞いて交流し, 自分の考えとの共通点や相違点を踏まえて, 自分の考えを広げたり深めたりしてい る 読む能力 ( 発言 ワークシート) 評価カードを使い, 学習を振り 振り返りカードを使って学習を振り返ることにより, こ 返る の学習を通して身に付いた力について自己評価すること ができるようにする

7 本時の活動 ( 第四の第 1 時 ) 目標 友達の提案を聞いて交流し, 自分の考えとの共通点や相違点を明らかにしながら, 自分 の考えを広げたり深めたりすることができる 学 習 活 動 支 援 と 評 価 1 前時の学習を振り返り, 前時までに準備した提案資料を見直し, 学習内容が想起できるよ 学習課題を確認する うにする 友達の提案を聞いて交流し, 自分の考えを広げたり深めたりしよう 2 自分の考えをグループ 司会者を中心に交流を進めることにより, 話し手と聞き手の双方 の友達に提案して交流し, 向のコミュニケーションが図れるようにする 自分の考えをまとめる 前時までに準備した提案資料を提示しながら提案することにより, <テーマ> 相手に分かりやすく伝えることができるようにする A インターネットをど 同じ趣味をもっている人とインターネットを通じて情報を交換 のように使って, ど しよう のように人とつなが 何かで困っている人の役に立てるよう, 自分が知っていること りたいか をインターネットを通じて知らせてあげよう B インターネットをど グループ内で2つのテーマについて話し合えるようにグループを のように使うことが, 作り, 多様な事例や意見を聞いて交流できるようにする 社会のためになるこ 自分が調べていないテーマについての意見を聞くときには, 筆者 となのか の考えや自分が知っていることと友達の意見とを比べながら聞く ことにより, 調べていないテーマについても自分の考えをもつことができるようにする 以下の3つの点についてワークシートに要点を書くことにより, 話し合いを活発にしたり, 交流後に自分の考えをワークシートにまとめるときの参考にしたりすることができるようにする 友達の提案を聞いて初めて知った事例 自分や筆者の意見と似ている点 自分や筆者の意見と違う点 まずAのテーマについて話し合った後,Bのテーマについて話し合う そして, 話し合ったことをもとに,2つのテーマの関連している点について話し合うことにより, 考えを深めることができるようにする グループでの交流後, 初めて知ったことや友達の提案と関連させて考えたことなどについてワークシートにまとめることにより, 自分の考えを広げたり深めたりすることができるようにする 友達の提案を聞いて, 自分が調べた事例の他に~という事例もあることが分かった 自分の考えと友達の考えを合わせて,~しようと思った 社会のためになるようにインターネットを使うには~することも大切だと思った 自分の考えを深めることができにくい児童には, 取り上げられた事例の中で初めて知ったことを中心にまとめることを伝える 友達の提案を聞いて交流し, 自分の考えとの共通点や相違点を踏まえて, 自分の考えを広げたり深めたりしている 読む能力 ( 発言 ワークシート) 3 本時のまとめをする 考えを広げたり深めたりすることができた児童を意図的に指名し, 友達の考えを聞いて, 学習の成果を共有することができるようにする 4 時の学習を知る 時は評価カードを使って学習を振り返ることを確認し, 学習の 見通しをもつことができるようにする