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根断熱 水平天井有の仕様 室内の冷房による夏型結露 4 金属屋根 化粧スレートのケラバ部 軒先部 築後 20 年の物件の屋根替えを行ったところ ケラバ部 軒先部の劣化がみられた 北側の部位が劣化していた これは 雨水が南北とも浸入しているが 南側は日射により野地板が乾燥するのに対して 北側はその効果が少ないために劣化したもの 5 金属屋根の裏面の腐食 築後 20 年の金属屋根の裏面が腐食して錆びている 金属屋根材の裏面に結露水が付着して腐食を進めた 裏面はルーフィングと密着しているため乾燥が遅くなり 腐食の起きやすい環境である 不具合の事例をみると次のような傾向がみられる 1 北面野地板の結露水等による劣化 腐朽が多い ( 日射による乾燥が少ない ) 2 屋根材としては 化粧スレート 金属屋根という野地板に直接接する屋根材が多い ( 空気層が少ない ) 3 軒先 ケラバ部の野地板の劣化 腐朽が多い 4 屋根断熱で結露がおこった場合の野地板の腐朽は激しい 5 換気 通気不足による結露発生による野地板の劣化 腐朽が多い 6 雨水の浸入による複合的劣化もみられる 7 ルーフィングの防水性能の劣化により 結露水の野地板への浸入がみられる 図 5 野地板 ( 棟部 ) 結露により合板が腐朽している 図 6 断熱材通気層結露により合板が層状剥離をしている 図 7 野地上での結露水ルーフィングをはがしたところ野地上でも結露していた 図 8 金属屋根 ( パラペット ) パラペット部の合板も腐朽していた 図 9 野地板屋根断熱の断熱材を剥がしたところ 結露水により野地板が濡れている 図 10 化粧スレート ( 軒先 ケラバ部 ) 合板が腐朽によりボロボロとなっている 図 11 金属屋根 ( 軒先部 ) パラペットの日陰部分は霜が乾かない キャップの中側も濡れている 図 12 金属屋根の裏面腐食

3. 長寿命な屋根構造 ( 空気層有 ) について 平均寿命が 30 年と言われてきた日本の住宅では 屋根材の意味は 防水性とデザイン性でした しかし 長期優良住宅になり住宅寿命が延びた場合 屋根材に求められる意味は少し違ってきます それは 防水性とデザイン性だけでなく 住宅を長期に保つための性能です 屋根材の耐久性だけではなく 住宅の構造躯体 ( 壁 小屋組み ) の耐久性に与える影響を考える必要があります 屋根材と言っても様々な種類がありますが 構造から見た分類をしますと 屋根構造は大きく 2 種類に分 図 14 空気層有構造 ( 金属屋根の下に 10mm 空気層 ) 空気層があるため熱を住宅内部に伝えにくい 結露対策になる ( 躯体の耐久性向上 ) 4. エアーギャップシートとは 図 13 直張り構造 ( 金属屋根 ) 住宅内部に熱が伝わり易い 結露への対策が必要 けることができます まず 1 つは 屋根の下地材である野地板に直接施工する 直張り構造 です おもに 化粧スレート 金属屋根 シングル屋根 など 薄型の屋根材を施工する方法です この構造は安価ですが 屋根材と野地板が接しているため 屋根材からの熱が直接 構造躯体に伝わり易く 遮熱 断熱 湿気対策が必要となります もう 1 つは 空気層有構造 です 陶器瓦 や セメント瓦 のように野地板の上に桟木を設置して 屋根材との間に空気層を持たせた施工方法です この構造は施工手間やコストはかかりますが 屋根材からの熱が構造躯体には伝わりにくくなります 図 14 は金属屋根の下に 10mm の空気層を持たすことのできるエアーギャップシートが入った状態の図です このシートを使用することで 直張り構造 の金属屋根を長寿命な屋根構造にすることができます エアーギャップシートは 屋根材と野地板との間に10mmの空気層を確保することのできるルーフィングです ( 図 15 16) この空気層を設けることで 湿気 熱気 雨水の排出に効果があります 元来 ヨーロッパで図 15 エアーギャップシートは10 年以上前から金属屋根の下葺き材として使用されています ( 図 17) それを国内の要望 仕様に適合させるべく 国産を実現しました 図 16 エアーギャップシート断面図上部 : 立体網状体 ( 厚さ 10mm) 下部 : タイベックルーフライナー 構造としては 透湿防水ルーフィング ( タイベックルーフライナー ) の上面に立体網状体を熱接着して 4

あります サイズとしては 幅 1m 長さ 15m( 働き13.5m2 / 本 ) となっています 立体網状体の材質はポリプロピレン 形状は 3 次元特殊網状体 厚さは10mmです 特徴は対面圧力に優れていま 図 17 ドイツの金属屋根 す ( 圧縮性能 :0.5mm 200kg/ m2 ) 網状体部分は透湿 通気性があります また 耐熱性 耐久性にも優れて います 金属屋根の下葺材として エアーギャップシートを 使用した場合の特長としては 1 遮熱があります 実 験棟 ( 西日本工業大学 小野研究室 ) で測定した所 網 状体の有無で小屋裏温度が約 5 低下しました ( 図 18)2 雨音の伝わりを低下させます 実験 ( 東洋大学 藤井研究室 ) で測定した結果 約 5デシベル下がりま す 金属屋根材と立体網状体が全面に接触すること により 耳障りのする高音が低音になるため 金属特 有の気になる雨音 金属鳴りを改善できます 3 空気層により 野地上の湿気を軒先から棟に排出できます ( 図 19) これは金属裏面の結露防止に効果があり 金属屋根材裏面の腐食を軽減できます 4 放射冷却による野地の低温化を和らげます そして 小屋裏温度低下を防ぎます 小屋裏湿度は低湿化します ( 図 20) そのため 野地板の結露軽減に繋がります 図 21 に空気層有無による北面野地上温度比較を示します 空気層無の屋根では 放射冷却によって外気温度より 3 低下しています 空気層有では外気温度より 5 高くなっています この差が空気層によって放射冷却の影響を和らげていることを示しています 空気層無では放射冷却により 野地板が外気温度よりも冷やされ結露しやすい状態と言えます 放射冷却は 野地板の東 西 南 北面すべてを同様に冷却します そのため 結露現象はどの方角面でも発生する可能性があります しかし 通常 東 南 西面は昼間日射により暖められるため 野地板が乾燥して 劣化 腐朽は起きにくいようです 長寿命な住宅の屋根は方位も考慮する必要があります 図 18 エアーギャップシートの遮熱効果 図 19 野地上湿度 ( エアーギャップシートによる排湿 ) 5

図 20 小屋裏温度湿度 ( エアーギャップシート有無 ) 図 21 北面野地上温度 ( 空気層有無の違い ) * 放射冷却 : 低温の周囲に電磁波 ( 主に赤外線 ) が放射されることにより 物体そのものの温度が下がる現象 冬季の晴れた夜間に極低温の宇宙空間に向けて熱が放射され 地上の物体温度が大きく下がります * 結露 : 露点以下の低温物体表面で水蒸気が水滴となる現象 夜間の放射冷却の結果 野地板が低温になると起こり易くなります 5. エアーギャップシートの施工手順施工手順は以下の通りです エアーギャップシートは幅 1m 長さ 15m で 1 巻になっており 一人で持ち運びできます 施工に際しては タイベックルーフライナーの施工要領を順守してください 図西日本工業大学小野研究所 ( 場所 : 愛知県半田市 ) 1 ルーフライナーを捨て貼りします 6

2 軒先 ケラバに通気部材を留め付けます 3 ルーフィングと同様に施工します 4 貼り終わった状態です 5 吊り子は網状体の上から留めます 6 金属屋根材を通常通り施工します 7 網状体でテンションがかかりきれ いに施工できます 6. タイベック ルーフライナーとはエアーギャップシートの基布であるルーフィングには 旭 デュポンフラッシュスパンプロダクツ が製造販売する タイベック ルーフライナー が使用されています タイベック は高密度ポリエチレン 100% の強靭で耐久性のある不織布です 建材用途では引張引裂強度が大きく 耐水性 通気性に優れているなどの特徴を活かして 外壁材の内側の透湿 防水シートして 日本では約 30 年前に販売を開始し 透湿防水シートの代名詞となっています タイベック ルーフライナーは 2000 年に発売開始以来 既に 2 万棟以上の実績がありますが 住宅以外にも公共 民間の大型物件や寺社仏閣の建物にも幅広く使われています 透湿性能 一般的なルーフィング材は防水性能と釘穴止水性には優れていますが 透湿性能が低いため小屋裏及び野地面での結露被害のリスクが高くなります タイベック ルーフライナーは優れた透湿性で結露の発生を防止します また RC 躯体 ( 下地 ) の乾燥を促進させ 結露対策に有効です 耐久 耐熱性能 下葺き材も屋根材と同様に長期にわたる耐久性が要求されます タイベック ルーフライナーは 50 年相当の劣化促進試験でその優れた耐久性が確認されています また タイベック は低温に対してはマイナス 73 までは強靭性 柔軟性を保持します 高温 7

では 132 前後で収縮が顕著になりますが それまでは大きな物性の変化はありません したがって金属屋根の下葺き材としても最適です 釘穴止水性能 タイベック ルーフライナーの初期釘穴止水性は アスファルトルーフィングとほぼ同等です しかし加熱 常温を繰り返すサイクル試験をおこなった後に比較すると タイベック のほうが良い結果となっています これはタイベック が熱や水分による伸縮が少ないためと考えられます 遮熱性能 アスファルトルーフィングと比較して輻射熱の反射率が高いため 夏場の小屋裏温度を和らげます 野地板表面温度測定結果 試料 ルーフィングと野地板間の最高温度 ( ) タイベック ルーフライナー 50 アスファルトルーフィング 55 実験棟における自社測定測定時外気温 29 ( 晴れ ) 屋根材表面最高温度 64 ( 測定時 ) 7. エアーギャップシートの製品仕様 規格 品名入数働きエアーギャップシート幅 1m 長さ 15m 13.5m 2 /1 本 構造 立体網状体 透湿防水ルーフィング ( タイペック ルーフライナー ) 立体網状体 : 材質はポリプロピレン 形状は 3 次元特殊網状体 ( 厚み方向は 10mm) 特徴は 1 対面圧力にすぐれている 荷重が掛かっても変形が少なく空間を維持できる 2 網状体部分は浸透 通気性がある 3 耐熱性がある 4 耐久性がすぐれている ( 土木分野での実績がある ) 5 透湿防水ルーフィングとは熱接着してあり安心である 8

特徴 1 金属屋根素材における野地面通気 (D-AIR System) 野地と金属屋根素材との間に空間 (10mm) を作ることができるため野地面通気が可能になります 2 通気層による高断熱通気層による高断熱化を実現します 特に 夏の小屋裏の暑さを軽減できます 3 透湿シートと通気による結露防止透湿シートと野地面通気により屋根裏 野地の湿気を排出することができ 結露を防止し 長寿命な屋根を実現します 4 立体網状体による防音効果金属屋根材と立体網状体が全面に接触することにより 金属屋根材の雨音 膨張音を小さくします 5 作業の安全化重量が軽いため 作業効率がアップします また 立体網状体のグリップ力で滑りにくくなります 立体網状体はハサミ等で簡単にカットできます 問合せ先 エバー 本社東京都品川区西五反田 2-25-2 141-0031 TEL.03-5496-9530 神奈川営業所神奈川県川崎市宮前区野川 4075 府中営業所東京都府中市四谷 4-21-5 LLP( 有限責任事業組合 ) 屋根システム総合研究所東京ラボ東京都品川区西五反田 2-25-2 ( エバー株式会社内 ) 141-0031 TEL.03-5496-1985 FAX.03-5496-1986 服部猛 ( 販売提携先 ) 本社名古屋市中区錦 2-16-8 460-0003 TEL.052-231-8763 担当 : 山里東京支店東京都千代田区岩本町 1-3-2 101-0032 TEL.03-3851-7851 担当 : 越智 9