目次 1 総則 1 (1) 本計画の位置づけ (2) 基本的な考え方 (3) 行政備蓄の対象人口 2 備蓄品目 5 (1) 食料 (2) 生活必需品 (3) 避難所資機材 3 備蓄目標 6 (1) 食料 (2) 生活必需品 (3) 避難所資機材 4 備蓄品計画 8 (1) 食料及び生活必需品 (2)

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目次 1. はじめに 2. 基本的な考え (1) 家庭内備蓄 (2) 企業内備蓄 (3) 流通在庫備蓄 3. 行政備蓄の果たす役割 4. 行政備蓄の対象人口の想定 5. 行政備蓄品目および目標数 (1) 食料等 (2) 生活必需品等 (3) 資機材 6. 行政備蓄品の保管について 7. 資料編年次整

家庭での災害用食品備蓄に活用ください

平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

★★★備蓄計画★★★

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ

4 災害時における他機関 他施設との協定の締結状況災害時に他機関 他施設との協定を結んでいる施設は 97 施設で 1 か所と締結している施設が多くありました 締結先は 地元自治会 町内会 病院 近隣施設 社会福祉施設 物流会社 福祉ネットワーク 市町村等でした 図 2 災害時における他機関 他施設と

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

1 地震等の大規模な災害や 新型インフルエンザ等の新型感染症の発生時には 食料供給の減少が予想されるほか 保存性の高い食料品を中心に食料品の需要が一時的に集中し 一部の食料品が品薄状態や売り切れ状態になるおそれがあります 平成 23 年 3 月に発生した東日本大震災では 物流の混乱等により 満足に食

基本事業評価シートA

- 目次 - 第 1 章総則 1 第 1 節計画策定の趣旨 1 第 2 節計画策定に当たっての考え方 1 第 3 節自助 共助 公助の基本的な役割 1 第 2 章自助 共助による備蓄 2 第 1 節県 2 第 2 節自主防災組織 4 第 3 節事業所 5 第 3 章公助による備蓄 調達 6 第 1

04 Ⅳ 2(防災).xls

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(1)時間外勤務について

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大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

夜久野ふれあいプラザ施設概要 保有施設 バリアフリー トイレ男女共用 - 毛布 テレビ ラジオ FAX スロープ 防災無線 - ブルーシート 12 タオル 300 枚 バスタオル 50 枚 懐中電灯 1 乾電池 ( 単一型 ) 6 カセットコンロ 2020 年 8 月 1 台 ダンボール間仕切りセッ

防災 減災に向けた取組 ( 砂川市 )

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北栄町耐震改修促進計画の目的等 目的 本計画は 町民生活に重大な影響を及ぼす恐れのある地震被害から 町民の生命 財産を保護するとともに 地震による被害を軽減し 社会秩序の維持と公共の福祉に資するため 建築物の計画的な耐震化を促進することを目的とします 計画の実施期間 本計画の実施期間は 国及び県の実

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

目次 1 はじめに P1 2 備蓄の基本方針 P1 3 自助 としての家庭内備蓄 P2 4 互助 としての地域内備蓄 P4 5 共助 としての事業所内備蓄 P5 6 公助 としての公的備蓄 P6 7 流通在庫備蓄 P8 8 共同備蓄物資 救援物資 P9 9 学校及び保育施設等の備蓄 P10 10 災

新規文書1

南海トラフ地震発生時の不安 南海トラフ地震が発生した場合 不安や危険に思うことは何ですか?( は 3 つまで ) 66.7% の人が 自宅の倒壊や損壊 49.2% の人が 家族等の安否やその確認手段 と答えています 自宅の

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上川口小学校 保有施設 バリアフリー 種別有無品目数量 トイレ男女共用 毛布 9 入浴シャワー設備 ガス器具 水利 避難所環境整備 男女分離 多目的 施設概要 ブルーシート 99 枚 タオル 30 シャワー 校舎にありバスタオル 5 浴槽 プロパン カセットコンロ 懐中電灯 1 校舎にあり乾電池 (

障害者 ( 児 ) 防災アンケートの主旨 アンケートの概要 Ⅰ 避難に関すること Ⅱ 情報伝達に関すること Ⅲ 避難所及びその環境に関すること Ⅳ 日頃の備えに関すること 障害者 ( 児 ) 防災アンケート < 配布用 >

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

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新たな津波浸水想定を踏まえた見直しの概要 資料 1-2 H23 の想定 対象断層県設置の有識者検討会設置の有識者検討会の検討の検討結果を踏まえた 4 断層 ( 日本海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方沖 ) 想定の手法土木学会の手法

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() 港南区の防災 箇条 港南区の防災 箇条は平成 年に定められましたが 初めて言葉を聞いた が% と最も多く 認知度は低くなっています 内容を知っており 箇条をもとに災害時の備えを実施している は% にとどまっています [ 性年代別防災五箇条認知度 ] 高齢者の方が認知度が高くなる傾向にあり 男女

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災害への備えと対応に関する意識・実態調査報告書

4 回答者属性 (1) 性別 人数割合 (%) 男性 女性 49.4% 0.4% 男性 5 女性 % 2 0.4% (2) 年代別 人数割合 (%) 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60~6

目次 1 はじめに 2 2 基本的な考え方について 3 3 備蓄及び調達イメージ 4 4 備蓄物資目標数量 5 5 備蓄品目 6 6 整備 ( 購入 ) 計画 7 7 備蓄物資の管理 9 8 市民による非常用持出品 10 9 事業所内備蓄について 救援物資について 備蓄倉庫の

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避難所講演資料

日本気象協会からのお知らせ 2019 年 9 月 11 日一般財団法人日本気象協会 トクする! 防災 (R) が各地の防災イベントにて ローリングストック 実践の啓発活動を推進 ~ 乳幼児ママ プレママの備蓄 防災に関するアンケート調査ではローリングストックの実践は 2 割にとどまる ~ 9 月は防

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

避難所名大江中学校住所大江町波美 40 番地避難所 No, 313 電話番号 収容人数 250 所管部署教育総務課浸水想定深なし土砂災害危険区域該当なし耐震改修基準に対応備蓄倉庫飲食料備蓄ありカギ保管場所総務部危機管理室 避難所担当職員 職員室 支所 位置図 土砂災害警戒区域土砂が到

災害時要援護者支援マニュアル策定ガイドライン

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品川区地域防災計画 概要版(平成29年修正)

上六人部会館 保有施設 バリアフリー FAX 種別有無品目数量 トイレ男女共用 - 毛布 90 枚 入浴シャワー設備 ガス器具 テレビ ラジオ 水利 避難所環境整備 スロープ 防災無線 炊事場所 エレベーター AED インターネット設備 ブルーシート 100 枚 タオル 300 枚 バスタオル 50

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

未曾有の被害をもたらした東日本大震災は 安全 安心な生活と それを守るための平素からの防災 減災への取り組みや投資の大切さを あらためて認識する機会となりました 東日本大震災から間もなく2 年が経とうとしています そこで 経済広報センターは 全国の様々な職種 世代により構成されている当センターの 社

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

Q. 断層帯の発生確率をおしえてください A. 地震調査委員会が発表した 立川断層帯の長期評価について ( 平成 15 年 8 月 7 日 ) によりますと 下記のような発生確率がでています 今後 30 年以内の地震発生確率 : 0.5%~2%( 1, 2) 今後 50 年以内の地震発生確率 : 0

の課題フェイズごとの食に関する問題 大規模な水害や地震が起きると ライフラインが寸断されたり家屋が倒壊 損傷したりして自宅で食事を摂ることができなくなります しばらくすると支援物資が運ばれてきますが 道路の寸断により時間がかかり食料が手に入りにくい状況も想定されます また 避難所や野外へ避難する人が

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(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周

H27年度3月

大正小学校 保有施設 バリアフリー 種別有無品目数量 トイレ男女共用 入浴シャワー設備 ガス器具 水利 避難所環境整備 炊事場所 シャワー 浴槽 プロパン カセットコンロ 井戸 保健 医務室 通気 換気設備 自動販売機 駐車可能台数 ヘリ離発着 スロープ AED 男女分離 多目的 プール 施設概要

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備蓄品リストの一例 ( その 1) 区分 品目 災害対策本部用 帰宅困難者用 徒歩帰宅者用 毛布 ( 防災用毛布 ) 全社員の 80%~90% 用途 備考 宿泊 生活 非常用食料 飲料水 寝袋 本部要員用 キャンピングマット 全社員の 80% 簡易トイレ トイレットペーパー 必要量 非常持ち出し袋

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6 給水車 災害の種類や規模 地域にもよりますが 徐々に給水車や応急用食料等が行き届くようになります 1 週間 発災後 1 週間分の備え 3 日分の備え +α ( 備蓄食料品等 ) 発災後 被害状況が拡大した場合には ライフラインも壊滅状態となり 電気は比較的 早く復旧する可能性が高いと想定されもの

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備蓄事前対策 防犯避難 救助用品救急 衛生用品飲料水非常用食料品 食事補助用品給食 品インデックスNo. 都道府県 政令指定都市 ( 市名 ) 条例名 施行 ( 改正含む ) 対象備蓄日数備蓄品の例 備蓄の量の目安 (1 人当たり ) 8 静岡県 静岡市 静岡市いのちを守る 防災 減災の推進に 関す

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

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白紙のページ

1 防災に関する意識 (1) 災害被害の具体的イメージ ( 複数回答, 上位 4 項目 ) 平成 25 年 12 月 地震 80.4% 竜巻, 突風, 台風など風による災害 48.1% 河川の氾濫 19.6% 津波 17.8% ( 複数回答 )

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調査概要 調査目的本調査は 今後の本市の防災施策の策定を進める上での基礎資料データの取得 震災後の自助 共助の取り組みの実態の把握を行い その結果を分析し 今後の防災施策に反映させることを目的とするものである また平成 22 年度の調査結果との比較を行い 東日本大震災前後での市民の災害 防災に関する

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2 地震 津波対策の充実 強化 (1) 南海トラフ地震や首都直下地震の被害想定を踏まえ 地震防災上緊急に整備すべき施設整備 津波防災地域づくりに関する法律 の実効性確保 高台移転及び地籍調査の推進など事前防災や減災に資するハード ソフトの対策を地方公共団体が重点的に進めるための財政上の支援措置を講じ

今治市地域防災計画とは 計画の目的 地域防災計画は 災害対策基本法第 42 条の規定に基づき 今治市防災会議が作成する計画であって 今治市に係わる災害に対して 市 県 防災関係機関が 市民の協力のもとに 災害対策を実施することにより 市民の生命 身体及び財産を災害から守ることを目的として定めています


(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

平成 30 年度第 9 回ネット モニターアンケート防災意識及び大規模地震発生時の行動について アンケートの趣旨名古屋市は 今後発生が危惧されている南海トラフ巨大地震などの大災害に備え 平成 27 年度 新たに防災危機管理局を設立し 市全体の防災対策を総合的かつ計画的に推進していくとともに 地域防災

4 被災生活の環境整備主な修正概要 避難所毎に運営マニュアルを作成し 避難所の良好な生活環境を確保するための運営基準等を明確にしておく 避難所運営マニュアルの作成 訓練等を通じて 住民の避難所の運営管理に必要な知識の普及に努める 県 DMAT( 災害時派遣医療チーム ) の活動終了以降の医療提供体制

第3回検討会_8.20豪雨災害における避難所の確保と運営に関する本市の対応等について

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遠別町防災備蓄計画 平成 26 年 3 月 遠別町

目次 1 総則 1 (1) 本計画の位置づけ (2) 基本的な考え方 (3) 行政備蓄の対象人口 2 備蓄品目 5 (1) 食料 (2) 生活必需品 (3) 避難所資機材 3 備蓄目標 6 (1) 食料 (2) 生活必需品 (3) 避難所資機材 4 備蓄品計画 8 (1) 食料及び生活必需品 (2) 避難所資機材 5 備蓄品倉庫 9 (1) 備蓄品倉庫について (2) 備蓄品倉庫の体制 6 家庭内備蓄の推進 10 7 流通在庫備蓄の推進 10

1 総則 (1) 本計画の位置付け平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災は 地震の規模がマグニチュード 9.0 と日本観測史上最大の地震災害になりました さらに 地震に伴う津波や福島第一原子力発電所の事故により 東北地方を中心に 多数の死者 行方不明者 避難者が生じるとともに 建築物の倒壊や各種ライフラインの寸断 道路 鉄道等の基盤施設の損壊など未曾有の大災害をもたらしました この東日本大震災の発生は 国 地方公共団体等の住宅耐震化整備 避難施設 防潮堤等の整備 食料 資機材の備蓄 ハザードマップの作成など 各種防災対策の推進に大きな教訓を与えることとなりました また 全国の自治体では防災対策の基本となる地域防災計画の見直しが進められています 本町においても 津波避難計画の策定や海抜表示板の設置 緊急速報メールの導入等さまざまな減災ソフト対策に取り組み 平成 26 年度には地域防災計画の見直しを行う予定です このような取り組みのひとつとして 災害対策基本法に基づく遠別町地域防災計画に包括的に記載された備蓄体制の整備計画に基づき その具体的な個別計画として 遠別町防災備蓄計画 を策定するものです なお 本計画は今後新たな災害被害想定や国 北海道からの災害時備蓄指針等が示された場合には その都度検討し 修正等を行うこととします 1

(2) 基本的な考え方本計画における災害時の備蓄体制の構築については 1 自助 ( 自らの力で行う ) 2 共助 ( 事業者や自主防災組織等が助け合う ) 3 公助 ( 公的機関が支援を行う ) の考え方により実施することとします また 備蓄体制については 町が行う行政備蓄をはじめとして 町民による平時からの家庭内備蓄の促進や 流通在庫備蓄等の考え方を踏まえ 町民や行政が一体となって備蓄体制の整備を推進することを基本とします 上記の考え方に基づき 本計画においては 町が行う行政備蓄に関する計画について重点的に具体化するものであり 行政備蓄の整備に係る計画期間は 平成 26 年度から平成 28 年度までの 3 年間とします 参考 家庭内備蓄家庭内備蓄とは 町民が自らの家庭内において 3 日分以上の食料や飲料水の備蓄を行うなど 日頃から災害時に必要な物資を備えておくことをいいます 災害時には被災地域における流通機能が停止するなど 外部からの救援物資が届きにくい状態になることが想定されることから 各家庭における備蓄を促進していく必要があります 流通在庫備蓄流通在庫備蓄とは 地域の食料品店などの事業所等と町があらかじめ協定等を締結し 災害時に必要な物資 ( 食料や生活必需品等 ) を調達することをいいます この流通在庫備蓄を活用していくことによって 町全体の備蓄体制の構築に努めるとともに 平時から事業所等との協定書を積極的に締結することによって 円滑な物資の調達体制を確保していくことが必要です 行政備蓄行政備蓄とは 町が平時から行う食料等の備蓄をいいます 大規模な災害時には 家屋の倒壊 焼失等により 多数の避難者 負傷者が発生することが予想されることから 行政備蓄として平時から食料 生活必需品及び災害応急対策に必要な防災資機材等の備蓄行うことが必要です 2

(3) 行政備蓄の対象人口行政備蓄の対象人口は 想定される最大規模の災害として 北海道から公表された北海道太平洋沿岸に係る津波浸水予測に基づき作成した 遠別町津波避難計画 第 2 章 1の津波浸水予想地域の想定人口 (366 世帯 832 人 ) を行政備蓄の対象人口とし そのほか町民全員に対する食料及び生活必需品の備蓄については 町が行う行政備蓄に加え 家庭内備蓄 流通在庫備蓄によって複合的かつ重層的に備蓄体制 ( 表 1) を整備していくこととします 本計画においては 行政備蓄の対象人口の備蓄数量の算出を行うこととします また 年齢区分別に必要となる備蓄品については 表 2 の対象人数に基づき算出することとします 表 1 区分 家庭内備蓄流通在庫備蓄 行政備蓄 計 割 合 62% 10% 28% 100% 対象人口 1,815 人 292 人 832 人 2,939 人 表 2 区分 対象人数 備蓄品目 総対象人口 832 人 飲料水 毛布 寝袋 座布団 タオル 0 歳 7 人 粉ミルク 紙おむつ 1~2 歳 15 人 アルファ米等 ( おかゆ ) 紙おむつ 3~69 歳 566 人 アルファ米等 70 歳以上 246 人 アルファ米等 ( おかゆ ) 女性 (10~55 歳 ) 160 人 生理用品 施設入所者 70 人 紙おむつ 構成割合は住民基本台帳 (H25.12.1 現在 ) 及び特別養護老人ホーム入所者 (H26.1.31) 3

参考 ( 遠別町津波避難計画第 2 章 ) 1 津波浸水予想地域の想定 地区 世帯数 人口 ( 人 ) 備 考 汐見町 90 194 錦町 94 195 1 区 139 297 2 区 11 21 本町 1 丁目 3 区 24 103 本町 1 丁目 * 施設入所者含む 富士見 4 11 海岸付近( 国道 232 号線から海岸にかけて ) 歌越 1 2 海岸線 啓明 1 2 海岸線 北里 2 7 海岸線 合計 366 832 4

2 備蓄品目 (1) 食料食料については 日常生活の主食に近い米飯を中心とし 避難生活をするにあたって必要と思われる次の物資を備蓄することとします 品目摘要粉ミルク乳幼児用として アレルギー対応型の粉ミルクを備蓄します アルファ米 ( おかゆ等 ) 幼児 高齢者用としておかゆを備蓄します また 食物アレルギーの方等への対応については アレルギー特定原材料を含まず摂取塩分が過多にならないよう 白かゆで対応することとします アルファ米 ( 五目御飯成人用として 栄養面でも優れている五目御飯等を備等 ) 蓄します 飲料水飲料用として ペットボトル型の飲料水を備蓄します 乾パン個々の食生活に対応するため 乾パンを備蓄します クラッカー個々の食生活に対応するため クラッカーを備蓄します (2) 生活必需品生活必需品については 避難生活を行う際に必要と思われる次の物資を備蓄します 毛布 寝袋 座布団紙おむつ ( 高齢者用 ) 紙おむつ ( 乳幼児用 ) 生理用品タオル (3) 避難所資機材避難所資機材については 各避難所において避難所生活や災害時の応急対策活動等 避難所運営等に必要と思われる防災資機材及び生活資機材を備蓄します 灯油ストーブ ( 電気不要タイプ ) 照明器発電機飲料水容器懐中電灯 防災ずきん 5

3 備蓄目標 (1) 食料 食料については832 人の食料供給対象人口に対し 1 日 3 食 3 日間分を基本 とし 以下のとおり備蓄を行うこととします 品目 対象 算出内容 数値目標 保存機関 粉ミルク 0 歳 1 回当たりの調乳量を 7 人 450g = 1 年 6 月 240ml( 粉換算 30g) とし 1 日 5 回 ( 粉換算 150g) 3 日分として 1 人当たり 450g を備蓄 3,150g 3,400g (850g 入り :4 缶分 ) アルファ 1~2 歳 1 人当たり 3 食 3 日分 15 人 3 食 3 日 5 年 米 ( おかゆ ) を備蓄 (1 食当たり 100g 程度 ) =135 食 200 食 アルファ米 ( 五目御飯等 ) 3~69 歳 1 人当たり 3 食 3 日分を備蓄 (1 食当たり 100g 程度 ) 566 人 3 食 3 日 =5,094 食 5,100 食 5 年 アルファ米 ( おかゆ ) 70 歳以上 1 人当たり 3 食 3 日分を備蓄 (1 食当たり 100g 程度 ) 246 人 3 食 3 日 =2,214 食 2,200 食 5 年 飲料水 全員 1 人当たり 1 日 1.0lの 3 日分を備蓄 832 人 1.0l 3 日 =2,496l 2,520l (5,040 本 /0.5 l) 5 年 乾パン 全員 1 人当たり 2 ケを備蓄 832 人 2 ケ = 5 年 1,664l 1,680 ケ クラッカ ー 全員 1 人当たり 2 ケを備蓄 832 人 2 ケ = 1,664l 1,680 ケ 5 年 6

(2) 生活必需品 生活必需品については 3 日分以上を目標に 以下のとおり備蓄を行うことと します 品目 対象 算出内容 数値目標 毛布 寝袋全員 - 毛布 832 枚 寝袋 832 個 座布団 各 840 枚 紙おむつ ( 乳幼児用 ) 0~2 歳 1 人当たり 1 パック (S サイズ 78 枚 M サイズ 63 枚 L サイズ 54 20 人 1 パック=20 パック 1 人 1 日当たり 8 枚を目安として約 7 日分に相当 枚 ) を備蓄 紙おむつ ( 高齢者用 ) 施設入所者 1 人当たり 1 パック (M サイズ 20 枚 L サイズ 17 枚 ) を備蓄 70 人 2 パック=140 パック 1 人 1 日当たり 6 枚を目安として約 6 日分に相当 生理用品 女性 (10 1 人当たり 1 パック 160 人 2 パック=320 パック ~55 歳 ) (30 枚 ) を目安として備蓄 1 人 1 日当たり 8 枚を目安として約 7 日分に相当 タオル 全員 1 人当たり 5 枚を備蓄 832 人 5 枚 =4,160 枚 4,200 枚 (3) 避難所資機材 資機材については 指定避難所 4カ所の避難所開設を想定し 以下のとおり 備蓄を行うこととします 品目 算出内容 数値目標 灯油ストーブ ( 電池式 ) 4 避難所 28 台 28 台 発電機 4 避難所 9 台 9 台 照明器 4 避難所 18 台 18 台 懐中電灯 4 避難所 80 本 80 本 飲料水容器 ( ポリタンク :10l 用 ) - 500 個 防災ずきん ( 幼児センター 遠別小学校 ) - 220 枚 7

4 備蓄計画 (1) 食料及び生活必需品食料及び生活必需品の備蓄は 平成 26 年度から 3 年間で行っていくこととします 基本的には 各年度において保存期間を考慮しながら 予算の範囲内で均等に年次的に備蓄することとします また 保存期限が 1 年を切った食料については 地域での避難訓練や自主防災組織の研修などで配布し 地域での活用に資することによって 防災意識の高揚を図ります ( 備蓄品購入計画表については 別紙のとおり ) (2) 避難所資機材避難所資機材の備蓄は 平成 26 年度から 3 年間で整備を行っていくこととします ( 備蓄品購入計画表については 別紙のとおり ) 8

5 備蓄品倉庫 (1) 備蓄品倉庫について指定避難所 3 ケ所付近に年次計画で備蓄品倉庫を設置します 災害時 備蓄物資の供給対象者に対し すみやかに必要な物資が適宜配分できるよう 災害時の指定避難所等に分散して物資を配備する環境を整備します (2) 備蓄品倉庫の体制 被害想定が本町地区に想定しているため すみやかに必要な物資が適宜配分 できる体制を構築します 食料及び生活必需品 及び 避難所資機材 本町地区 遠別小学校備蓄品倉庫 遠別農業高等学校備蓄品倉庫 幼児センター( 遠別小学校 ) 備蓄品倉庫 農業振興センター( 施設内 ) 9

6 家庭内備蓄の推進 家庭内備蓄の意義や必要性について 広報誌や自主防災組織等を通じて 町民に対して継続的に啓発を行っていくこととします 家庭内備蓄の広報に際しては 3 日分以上の食料や 1 人 1 日 3l 以上の飲料水の備蓄を呼びかけていくとともに 災害発生時にすぐに取り出せる場所に保管するよう併せて呼びかけていきます 家庭で用意することが望ましいもの 食料等主食アルファ米 レトルト食品 米 インスタント麺 ビスケット クラッカーなど主菜 副菜缶詰 ( 魚介類 肉類 野菜類 シチュー類 ) 乾燥食品 ( 切り干し大根 干し椎茸 高野豆腐 ひじき わかめ 昆布など ) 梅干 らっきょう 漬物など汁物スープ類 ( みそ汁 わかめスープ コーンポタージュなど ) 調味料砂糖 塩 みそ しょうゆ コンソメなど嗜好品あめ チョコレート スナック菓子 果物缶詰 ふりかけなど飲料水ミネラルウォーター お茶 スポーツドリンク 野菜ジュースなど 資機材等携帯ラジオ 懐中電灯 軍手 タオル ウェットティッシュ 使い捨てカイロ 番倉庫など 7 流通在庫備蓄の推進当町では 流通業界等の業者と協定を締結し 災害時に必要な物資を調達することとしていますが 今後は コンビニエンスストアなど協定を締結し 流通在庫備蓄が有効に機能する体制づくりを推進します 参考 流通在庫備蓄に関する協定一覧協定締結先協定の内容北海道コカ コーラボトリング ( 株 ) 災害時における情報の発信及び在庫飲料の無償提供天塩の國会議相互援助協力に関す災害時における応急措置及び復旧に必る協定 ( 豊富町 幌延町 天塩町 要な自治体間の相互援助協力中川町 遠別町 ) 10

平成 26 年 3 月策定 遠別町防災備蓄計画 ( 遠別町総務課 )